JP2004153737A - 音声記録方法および音声再生方法並びに電子カメラ - Google Patents
音声記録方法および音声再生方法並びに電子カメラ Download PDFInfo
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Abstract
【課題】光学読取可能な情報コード形態の音声情報を取得する際に、一回の読み取りでより多くの情報を得ることが可能になる音声記録方法および音声再生方法並びに電子カメラを提供する。
【解決手段】光学読取可能な情報コード形式の音声コード14を画像形成媒体12上に複数の色(例えばRGB)で多重記録することにより、単色の音声データコードの場合よりも多くの音声情報を記録でき限られた記録スペースに多くの情報量を乗せることが可能になる。CCDが搭載されたカメラ10を用いて音声コード14を読み込み、画像処理を施すと、一つ画像データから複数の画像データが得られ、色別の画像データから音声データを復元できる。多重記録された音声データコードの読取装置として電子カメラを使用して一度の撮影で得られる画像形式の音声データからより多くの音声データを得ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】光学読取可能な情報コード形式の音声コード14を画像形成媒体12上に複数の色(例えばRGB)で多重記録することにより、単色の音声データコードの場合よりも多くの音声情報を記録でき限られた記録スペースに多くの情報量を乗せることが可能になる。CCDが搭載されたカメラ10を用いて音声コード14を読み込み、画像処理を施すと、一つ画像データから複数の画像データが得られ、色別の画像データから音声データを復元できる。多重記録された音声データコードの読取装置として電子カメラを使用して一度の撮影で得られる画像形式の音声データからより多くの音声データを得ることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は音声記録方法および音声再生方法並びに電子カメラに係り、特に音声を取り扱うデジタルカメラに好適な音声の記録方法および再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラにボイスメモ等の情報記録機能および音声再生機能が組み込まれている製品が一般化している。通常は一枚の静止画に対応付けられた音声データをカメラが記録し、記録された音声データはカメラの音声再生機能により再生される。
【0003】
特許文献1に開示された情報記録再生システムでは、音声等のオーディオ情報、カメラ等から得られる映像情報およびパソコン等から得られるデジタルコード等のいわゆるマルチメディア情報を光学的に読み取り可能なドットコードとして画像や文字と一緒に紙等の媒体上に記録している。そして、ペン型情報再生装置を用いてドットコードを読み込み、音声情報はペン型情報再生装置に取り付けられたイヤホン等の音声出力器に出力し、映像はペン型情報再生装置に接続されたCRT等の表示装置に出力し、また、デジタルコードはペン型情報再生装置に接続されたプリンター等の出力装置に出力するようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−231466号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された情報記録再生システムでは、ドットコードを読み取るための専用読取装置を必要とする。また、読取装置の読取ヘッドの大きさや読取ヘッドの分解能といった読取装置の能力によって一回の読み取りで取得できる情報量が決まってしまうため、大量の情報を読み取るためには読取装置を走査させたり、あるいは読取を数回に分けたりする必要がある。
【0006】
本発明はこのような事情を鑑みてなされたもので、光学読取可能な情報コード形態の音声情報を取得する際に、一回の読み取りでより多くの情報を得ることが可能になる音声記録方法および音声再生方法並びに電子カメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明に係る音声記録方法は、デジタル音声データを複数の色からなる光学読取可能な画像形式の情報コード形態に変換する信号変換工程と、前記信号変換工程によって生成された前記複数の色からなる光学読取可能な画像形式の音声データコードを画像形成媒体上に形成するコード形成工程と、を含むことを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、色を変えた音声データコードを画像形成媒体上に多重記録することにより、単色の音声データコードの場合よりも多くの音声情報を記録できる。したがって、多色化によって限られた記録スペースに多くの情報量を乗せることができ、情報量の飛躍的な増大、情報密度の向上が可能になる。さらに音声の高音質化、記録時間の長時間化が可能である。
【0009】
なお、デジタル音声データは、マイクロフォンから得られた音声信号を変換したものでもよいし、電子楽器などの電子音源から人工的に生成されたものであってもよい。
【0010】
また、一般的には色相によって色の違いを表現するが、本発明では色相、彩度、明度の三要素のうち少なくとも一つの要素が異なるものは異なる色として扱うことが可能である。
【0011】
画像形成媒体とは、音声データコードが形成される媒体を意味し、音声データコードが印刷される用紙、プレートその他の印刷媒体や、音声データコードが映出されるCRT、液晶ディスプレイその他の画像表示装置などを包含するものである。
【0012】
前記目的を達成するために本発明に係る音声記録方法は、複数のデジタル音声データに対してそれぞれ異なる色を関連付ける色関連付け工程と、前記複数のデジタル音声データをそれぞれ前記関連付けされた色からなる光学読取可能な画像形式の情報コード形態に変換する信号変換工程と、前記信号変換工程によってそれぞれ異なる色で表現された複数の音声データコードを合成して単一の画像形成媒体上に形成するコード形成工程と、を含むことを特徴としている。
【0013】
複数のデジタル音声データとは、例えば、一つの音声データを、時系列に沿って分割されたもの、音チャンネル別に分けられたものあるいは周波数帯域に分割されたもの等がある。
【0014】
本発明に係る音声再生方法は、複数の色で表現された光学読取可能な画像形式の音声データコードを撮像手段によって撮像する工程と、前記撮像手段を介して取得した前記音声データコードの画像データを色分解する工程と、前記色分解された音声データコードの画像データから音声データを復元する工程と、前記復元された音声データを再生し、聴き取り可能な音声として出力する工程と、を備えたことを特徴としている。
【0015】
本発明によれば、複数の色で表現された音声データコードの画像データを色分解し、一つの画像データから複数の画像データが得られ、さらにそれぞれの画像データから音声を復元される。したがって、一つの画像形式の音声データから複数の音声を復元でき、さらに、聴き取り可能な音声として再生が可能になる。
【0016】
本発明の一態様に係る音声再生方法は、前記複数の色は、前記撮像手段に用いられる色分解フィルタの色と同色であることを特徴としている。
【0017】
前記目的を達成するために本発明に係る電子カメラは、光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段を介して取得したカラー画像データを記録媒体に記録する画像記録制御手段と、を有する電子カメラであって、前記撮像手段で撮影して得られた画像データを色分解する画像処理手段と、前記画像処理手段により分解された色別の画像データから音声データを復元する信号処理手段と、を備えたことを特徴としている。
【0018】
本発明によれば、カメラに備えられた画像処理手段によって、複数の色で表現された画像を色分解し、信号処理手段により画像データから音声を復元することができ、カメラを音声情報読取装置、音声再生装置として使用することが可能になる。
【0019】
本発明の一態様に係るカメラは、前記信号処理手段は、前記色別の画像データからそれぞれ音声データを復元し、これら音声データを再構成して一つの音声データを生成することを特徴としている。
【0020】
再構成とは、音声データが時系列に分割されているときは時系列順に配列し、音チャンネルで分割されているときには同時間化の処理を行い、また、周波数帯域分割されているときには帯域合成を行う等である。
【0021】
また、本発明のさらに他の態様によれば、生成した音声データを再生し、聴き取り可能な音声として出力する音声出力手段を備えたことを特徴としている。
【0022】
かかる態様によれば、カメラを音声再生装置として利用することができる。
【0023】
上記構成の電子カメラにおいて、生成した音声データをデジタル音声ファイルとして前記記録媒体に記録する音声記録制御手段を備えたる態様が好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る音声表示方法および音声再生方法並びに電子カメラの好ましい実施の形態について説明する。
【0025】
図1は光学読取可能な情報コード形式に記録された音声データコードをカメラにより取得する様子を示した図である。なお、図1上の音声データコードは本実施形態における音声データコードの概念を示している。
【0026】
カメラ10は被写体の光学像をデジタル画像データに変換して記録するデジタルカメラであって、音声再生機を備えている。
【0027】
符号12で示した画像形成媒体(例えば用紙)にはメッセージ等の音声が光学読取可能な形式にコード化された二次元コード(以下音声コードと記載)14が形成されている。
【0028】
音声コード14はRデータ14A、Gデータ14B、Bデータ14Cが合成されている。Rデータ14A、Gデータ14B、Bデータ14Cの詳細については後述する。
【0029】
音声コード14の形式にはバーコード、ドットコード等があるが、音声コード14は音声情報を表すことが可能であればよく、任意の文字列、任意の数字列等、何れの形式でもよい。
【0030】
本例の音声コード14は画像形成媒体12たる用紙上にカラー印刷されており、バー(色が付けられた部分)、スペース(白い部分)の太さ、パターンが意味(情報)を持っている。
【0031】
図2は音声コード14の拡大図である。
【0032】
音声コード14は赤色で表示されたRデータ14A、緑色で表示されたGデータ14B、青色で表示されたBデータ14Cから構成されている。前記Rデータ14A、Gデータ14B、Bデータ14Cはそれぞれ異なるデータであり、同じコード化の規則によりコード形態になっている。
【0033】
前記Rデータ14A、Gデータ14B、Bデータ14Cの例を挙げると、多チャンネル音声の各チャンネル音声である形態や、時系列データを分割したデータである形態などがある。また前記Rデータ14A、Gデータ14B、Bデータ14Cは、異なる写真に添付するボイスメッセージのように、独立したデータの形態でもよい。
【0034】
前記音声コード14は前記Rデータ14A、Gデータ14B、Bデータ14Cを重畳させて一つの画像とし、画像形成媒体12上にカラー印刷されている。
【0035】
本実施形態では音声コード14の色表現にRGBカラー画像表現を用いたが、音声コード14の色表現はRGBカラー画像表現に限定されず、撮像系のカラーフィルターにシアン、マゼン、イエローによるCMYフィルターを使用した場合には、音声コード14の色表現はCMYカラー画像表現を用いることが好ましい。よって、音声コード14の色表現は読取装置のカラー認識能力や画像形成媒体の表示特性に合わせた色表現を用いるとよい。
【0036】
また、本実施形態ではデータの区別方法を色により行ったが、階調(輝度)による区別方法も考えられる。
【0037】
画像形成媒体12には音声コード14の他に、音声コード14の領域を示す領域マーカー16および中心合わせ用マーカー(以下中心マーカーと記載)18が形成されている。領域マーカー16および中心マーカー18は音声コード14と区別できる形状、大きさ、色である。
【0038】
領域マーカー16は撮影時の画角合わせに使用され、中心マーカー18は中心合わせおよび焦点合わせに利用される。
【0039】
画像形成媒体12の材質は紙に限定されず、音声コード14、領域マーカー16、中心マーカー18をカメラ10でカラー撮影可能であれば金属や樹脂等でもよい。またCRTディスプレイや液晶モニタに表示させる形態も可能である。
【0040】
図3乃至図7はカメラ10の外観を示す正面図、背面図、平面図、底面図、および右側面図である。
【0041】
図3に示すカメラ10の前面には、沈胴式の撮影レンズ20、ファインダー窓21、ストロボ22、ストロボ調光センサー23、セルフタイマーランプ24、マイク26が設けられている。
【0042】
また、カメラ10の前面には、前記撮影レンズ20の沈胴位置で開閉されるレンズバリア28(図8参照)が設けられている。なお、図3では、レンズバリア28が開放された状態を示している。
【0043】
図4に示すカメラ10の背面には、ファインダー30、モードダイヤル32、右キー34、左キー36、上下レバー37、メニュー/実行キー38、キャンセル/戻るキー40、表示キー42および液晶モニタ44が設けられている。
【0044】
モードダイヤル32は、カメラの機能(モード)を変更する手段であり、モードダイヤル32を回動操作することにより、静止画撮影を行う撮影モード、撮影した画像を再生する再生モード、音声付き動画撮影を行うムービーモード、画像無しの音声記録を行うボイスレコーダモードに設定できる。また静止画撮影後にその画像と関連付けて音声を記録するボイスメモ機能を有している。
【0045】
右キー34および左キー36は、それぞれ再生モード時に1コマ逆送りボタン、1コマ順送りボタンとして機能し、あるいは、メニュー画面にてカーソルを右左に移動させるボタンとして機能する。
【0046】
また、上下レバー37は再生機能や撮影時のズーム機能における倍率調整用ズームキー等として用いられる。
【0047】
メニュー/実行キー38は各モードの通常画面からメニュー画面へ遷移させる時、あるいは、選択内容の確定、処理の実行(確認)指示の時などに使用される。
【0048】
キャンセル/戻るキー40はメニューから選んだ項目の取り消し(キャンセル)や一つ前の操作状態に戻る時などに使用される。
【0049】
表示キー42は液晶モニタ44をON/OFF操作したり、再生方法や再生中のコマ番号等の表示/非表示を切り替えたりするための操作手段である。
【0050】
液晶モニタ44は、電子ビューファインダーとして使用できるとともに、撮影した画像やカメラに装填されたメモリカードから読み出した再生画像等を表示することができる。また、液晶モニタ44は、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、ストロボ発光の有無、マクロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数表示等の情報も表示される。
【0051】
図5に示すカメラ10の上面には、電源スイッチを兼ねたモード設定スイッチ46およびレリーズボタン48が設けられている。
【0052】
モード設定スイッチ46は、図5上でツマミが右方向に移動する時にはロックされ、ツマミが左方向に移動する時にはロックされないスライドスイッチであり、前記ツマミが右方向に移動してロックされると、オーディオモードを設定し、前記ツマミが左方向に移動する毎にカメラモードとカメラ内電源をOFFにするOFFモードとを交互に設定する。
【0053】
レリーズボタン48は2段階式に構成され、レリーズボタン48を軽く押して止める「半押し(S1 =ON)」の状態で自動ピント合わせ(以下AFと記載)および自動露出制御(以下AEと記載)が作動してAFとAEをロックし、「半押し」から更に押し込む「全押し(S2=ON)」の状態で撮影が実行される。レリーズボタン48は、静止画の記録開始の指示を与える手段であるとともに、動画の録画ボタン(録画スタート/ストップボタン)およびボイスレコーダモード下での録音ボタン(録音スタート/ストップボタン)として兼用される。
【0054】
図6に示すカメラ10の底面には、メモリカード(スマートメディア)のスロットカバーを兼ねた電池カバー50、および三脚ねじ穴52が設けられている。
【0055】
図7に示すカメラ10の右側面(グリップと反対側の側面)には、音声/映像出力端子(ラインOUT)54、リモコン端子56、デジタル(USB)端子58、電源入力端子60、スピーカー62が設けられている。
【0056】
図8はカメラ10の内部構成を示したブロック図である。
【0057】
同図において、中央処理装置(CPU)70は、本カメラシステムを統括制御する制御部である。CPU70は、モードダイヤル32、モード設定スイッチ46、レリーズボタン48等からの指示信号の入力に基づいてカメラ10内の各回路の動作を制御する。
【0058】
ROM71にはCPU70が処理するプログラムおよび制御に必要な各種データ等が格納されている。RAM73は画像処理領域の他、CPU70が各種の演算処理等を行う作業用領域を有している。
【0059】
撮影レンズ20を通過した光は、図示せぬ絞りによって光量が調節された後、CCDイメージセンサ(以下CCDと記載)74に入射する。CCD74の受光面には、フォトセンサが平面的に配列され、各センサに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列形態で配置されている。
【0060】
本例では、RGB原色カラーフィルタ型のCCD(単板式)を用いているが、マゼンタ(Ma)、イエロー(Ye)、グリーン(G)、シアン(Cy)の補色カラーフィルタ型のCCDを用いてもよい。また、プリズムによる色分解光学系を搭載し、RGBの各色毎にそれぞれ撮像デバイスを設ける態様(複板式)もある。
【0061】
撮影レンズ20を介してCCD74の受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。なお、CCD74は、シャッターゲートパルスのタイミングによって各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。
【0062】
このようにして蓄積された信号電荷は、その信号電荷に応じた電圧信号として順次読み出される。CCD74から順次読み出された電圧信号は、相関二重サンプリング回路(CDS回路)76に加えられ、ここで各画素ごとのR、G、B信号がサンプリングホールドされるともに増幅され、A/D変換器78に加えられる。A/D変換器78は、CDS回路76から順次加えられるR、G、B信号をデジタル信号に変換して画像信号処理回路80に出力する。
【0063】
画像信号処理回路80は、A/D変換器78から加えられる点順次のR、G、B信号を同時式に変換する同時化処理、ホワイトバランス調整、ガンマ補正、輝度/色差信号処理(YC処理)等の所定の画像処理を行う。画像信号処理回路80で処理された画像データはRAM73に格納される。撮影画像を表示出力する場合、RAM73から画像データが読み出され、このデータが内部バス85を介して画像再生処理回路86に転送される。
【0064】
画像再生処理回路86に送られたデータは、画像再生処理回路86およびビデオエンコード回路88を介して表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換された後、液晶モニタ44に出力されるとともに、音声/映像出力端子54に出力される。CCD74から出力される画像信号によってRAM73内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が液晶モニタ44に供給されることにより、CCD74を介して入力する画像がリアルタイムに液晶モニタ44に表示される。撮影者は、液晶モニタ44に映し出される画像(スルー画)、或いはファインダー30によって撮影画角を確認できる。
【0065】
モードダイヤル32によって撮影モードが設定されると、液晶モニタ44に被写体選択画面が表示される。前記被写体表示画面では「ノーマル」と「コード」を選択することができる。右キー34あるいは左キー36を操作してどちらか一方を選び、メニュー/実行キー38の押下により選択を確定する。
【0066】
上記被写体選択により「ノーマル」を選択した場合には、通常の写真撮影が行われる。レリーズボタン48が押されると(S2=ON)、撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられる。CPU70は、この指示信号の受入に呼応して、記録用の画像データの取り込みを開始する。なお、CPU70は、撮影動作に先立ち、レリーズボタン48の半押し(S1 =ON)に応動してAF制御およびAE制御を行う。すなわち、CPU70はCCD74から得られる画像データに基づいて焦点評価演算やAE演算などの各種演算を行い、その演算結果に基づいてレンズ駆動用モータ90のドライバ92を制御し、撮影レンズ20を合焦位置に移動させる一方、図示せぬアイリス駆動部を制御して絞りを適正絞り値に設定するとともにCCD74の電荷蓄積時間を制御する。また、CPU70は、必要に応じてストロボ発光制御を行う。
【0067】
レリーズボタン48全押し(S2=ON)に応動して取り込まれた画像データは、YC処理その他の所定の信号処理を経てRAM73に格納される。CPU70は圧縮伸長処理回路94にコマンドを送り、これにより圧縮伸長処理回路94は、RAM73上に取り込まれた画像データ(輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb)を所定のフォーマット(例えば、JPEG方式) に従って圧縮する。圧縮されたデータは、メディアコントロール回路96を介してメモリカード98に記録される。
【0068】
本例のカメラ10では、画像データを保存する手段として、例えばスマートメディア(Solid−State Floppy Disk Card)が適用される。記録メディアの形態はこれに限定されず、PCカード、コンパクトフラッシュ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどでもよく、電子的、磁気的、若しくは光学的、又はこれらの組み合わせによる方式に従って読み書き可能な種々の媒体を用いることができる。使用される媒体に応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。異種、同種の記録メディアを問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。リムーバブルメディアに限らず、カメラ10に内蔵された記録媒体(内部メモリ)であってもよい。
【0069】
カメラ10には撮影後(記録前)に撮影結果を液晶モニタ44に表示して、その撮影画像を記録するか否かをユーザーが選択できるようにした機能(プレビュー機能)が設けられている。ユーザーは、セットアップメニュー画面において、プレビュー機能の有効/無効を指定することができる。プレビュー機能が「有効」の場合、撮影直後に撮影画像が表示され、当該画像の記録を容認する場合は、ユーザーはメニュー/実行キー38を押下して、「記録OK」の指示を入力する。この指示入力に応動して撮影画像がメモリカード98に書き込まれる。また、液晶モニタ44に表示された撮影画像の記録を希望しない場合、ユーザーはキャンセル/戻るキー40を押下して「記録取消」の指示を入力する。この指示入力に応動して撮影画像の記録処理が取り消される。
【0070】
また、静止画の撮影後に一定時間内の音声を記録できるボイスメモ機能を有している。静止画の撮影モード(オート撮影モード、またはマニュアル撮影モード)におけるメニュー画面でボイスメモ機能のON/OFFを選択できるようになっている。
【0071】
ボイスメモ機能ONが選択されている場合、撮影を実行して画像データをメモリカード98に書き込み終わると、液晶モニタ44には記録画像を背景とする録音スタンバイ画面が表示される。録音スタンバイ画面でキャンセル/戻るキー40を押下した場合、ボイスメモ録音を実行せずに、通常の撮影画面に遷移する。
【0072】
一方、レリーズボタン全押し(S2=ON)でボイスメモ録音を開始し、その後レリーズボタン48の半押し(S1=ON)で録音を完了する。ここでメニュー/実行キー38を押下すると音声データをメモリカード98に書き込む処理が実行される。録音中にキャンセル/戻るキー40を押下した場合は録音がキャンセルされ、録音スタンバイ画面に戻る。
【0073】
録音が一定時間(例えば30秒間)を超えると録音は強制的に終了され、液晶モニタ44には録音終了画面が表示される。ここでメニュー/実行キー38を押下すると、録音内容がメモリカード98に書き込まれる。録音のやり直しを希望する場合には、キャンセル/戻るキー40を押下して録音スタンバイ画面に戻す。こうしてボイスメモ機能による音声記録が完了すると、通常の撮影モードに復帰して、撮影が可能となる。
【0074】
また、被写体選択において「コード」を選択した場合には、音声コード読み込みが行われる。
【0075】
音声コード読み込みでは、まず、音声コード14をカメラ10の撮像手段により撮影する。撮影された音声コード14は所定の信号処理を施され、音声データ画像としてRAM73に一時記憶される。
【0076】
ここで、CPU70はROM71に格納されたデコードプログラムを起動し、RAM73に記憶された前記音声データ画像を読み出す。読み出された音声データ画像は音声データに変換され、再度RAM73に格納される。
【0077】
この時、カメラ10の記録操作がなされると、前記音声データはメモリカード98に記録され、また再生操作がなされると、前記音声データはカメラの再生機能により音声再生される。
【0078】
図9は音声コード読み込みの制御を示したフローチャートである。
【0079】
モードダイヤル32により撮影モードが選択されると(ステップS10)、被写体選択において通常の写真撮影を行う「ノーマル」あるいは音声コード撮影を行う「コード」のどちらかを選択する(ステップS12)。「ノーマル」が選択されると、通常の写真撮影を行う(ステップS14)。
【0080】
一方、「コード」が選択されると、CPU70はROM71に格納されたデコードプログラムを起動し(ステップS16)、図10に示すとおり、液晶モニタ44には撮影モード表示120にコード撮影状態を示す「コード」が表示され、また、画角合わせマーカー122および中心合わせマーカー124が表示される。
【0081】
後述する、コード撮影が行われると(図9のステップS20)、音声データが生成される(ステップS24)。
【0082】
音声データが生成されると、液晶モニタ44には、図11に示す音声再生選択画面128が表示される。音声再生選択画面128において音声再生を行うあるいは音声再生を行わないの何れかを選択する(図9のステップS26)
音声再生選択画面128において「いいえ」を選択すると、音声処理回路100にてWAVE形式等所定の音声ファイル形式に変換され(ステップS28)、メディアコントロール回路96を介してメモリカード98に記録される(ステップS30)。
【0083】
また、音声再生選択画面128において「はい」(音声再生を行う)を選択すると、カメラ10に備えられた音声再生機能により、音声が再生される(ステップS32)。
【0084】
音声再生が終了すると、液晶モニタ44は、図12に示す音声データ処理選択画面130が表示され、再生した音声をメモリカード98に記録するか、再生した音声を消去するかを選択する(図9のステップS34)。
【0085】
音声データ処理選択画面130において「いいえ」を選択すると、該音声データは消去され、カメラ10の制御は被写体選択(ステップS12)に遷移する。
【0086】
一方、音声データ処理選択画面において「はい」(再生した音声を記録する)を選択すると、音声データは音声処理回路100に転送され、音声処理回路にてWAVE形式等所定の音声ファイル形式に変換され(ステップS28)、メモリカード98に記録される(ステップS30)。
【0087】
図13を用いてコード撮影(図9のステップS22)の制御を説明する。
【0088】
図9の被写体選択(ステップS12)において「コード」が選択されると(図13のステップS100)、液晶モニタ44には図10に示す撮影モード表示(「コード」)120および画角合わせ用枠122、中心合わせ用枠124が表示される(図13のステップS102)。
【0089】
レリーズボタン48半押し(S1=ON)が行われると(ステップS104)、AE、AF、AWB(オートホワイトバランス)制御および所定の信号処理が行われる(ステップS106)。
【0090】
ここで、音声コード(画像)からR画像、G画像、B画像が抽出され(ステップS107)、それぞれ画像形式ファイルとして、一時RAM73に格納される(ステップS108)。
【0091】
次に、撮影レンズ20の合焦検出が行われる(ステップS110)。合焦検出は音声コード14が形成された画像形成媒体12に形成された中心合わせ用マーカー18と液晶モニタ44に表示された中心合わせ用枠124が重なるようフレームを合わせ、中心合わせ用マーカー18に撮影レンズ20が合焦するかを検出する。
【0092】
撮影レンズ20の合焦が検出されない場合には、図14に示す合焦警告表示150が液晶モニタ44に表示され(図13のステップS112)、カメラの制御はレリーズボタン48半押し(S1=ON)待ち状態に遷移する。
【0093】
一方、撮影レンズの合焦が検出されると、マーカー検出が行われる(ステップS114)。マーカー検出では、液晶モニタ44に表示された画角合わせ用枠122と画像形成媒体12に表示された領域マーカー16が重なっているかを検出する。画角合わせ用枠122と領域マーカー16が重ならない場合には、図15に示すマーカー警告表示160が液晶モニタ44に表示され(図13のステップS116)、カメラ10の制御はレリーズボタン48半押し(S1=ON)待ち状態に遷移する。
【0094】
画角合わせ用枠122と領域マーカー16が重なると、レリーズボタン48全押し(S2=ON)により(ステップS118)、RAM73に格納されたR画像、G画像、B画像は画像信号処理回路80に読み出され(ステップS120)、R画像、G画像、B画像は音声データR音声、G音声、B音声に変換される(ステップS122)。
【0095】
前記音声データR音声、G音声、B音声が時系列にそって分割されたものであれば、前記音声データR音声、G音声、B音声は時間順に並べられ、また、周波数帯域に分割されたものであれば、帯域合成を行う等、前記音声データR音声、G音声、B音声は一つの音声ファイルに合成され(ステップS124)、R音声、G音声、B音声が合成された音声ファイルが生成されると(図9のステップS24)カメラの処理は図9の再生選択に遷移する(ステップS32)。
【0096】
カメラ10がムービーモードに設定されると、音声付きの動画記録が可能となる。レリーズボタン48の押下(S2=ON)によって録画動作がスタートし、もう一度レリーズボタン48を押下(S1 =ON)すると録画動作が停止する。レリーズボタン48を押下継続している期間、録画動作を行い、押下解除により録画を停止するようにしてもよい。動画データは、例えば、モーションJPEG形式によってメモリカード98に記録される。
【0097】
カメラ10がボイスレコーダモードに設定されると音声記録が可能となる。レリーズボタン48の全押し(S2=ON)で録音を開始し、その後レリーズボタン48の半押し(S1 =ON)で録音を停止する。これにより、レリーズボタン48の操作音が記録されないようになっている。マイク26を介して入力された音声信号は、音声処理回路100に入力される。音声処理回路100は、入力した音声信号をデジタル信号に変換するとともに、所定のファイル形式(例えば、WAVE形式) に変換する。こうして得られた音声データは、メディアコントロール回路96を介してメモリカード98に記録される。
【0098】
図19はメモリカード98のディレクトリ(フォルダ)構造を示す図である。図19に示したディレクトリ名およびファイル名は、一例であり適宜変更可能である。
【0099】
ルート(root)ディレクトリの下に、画像ファイル格納用ディレクトリ(DCIM)が形成されている。画像ファイル格納用ディレクトリ(DCIM)の下層には、複数のサブディレクトリ「100 _fuji」、「101 _fuji」…が形成されており、ディレクトリ毎に分類して画像ファイルを保存することができる。
【0100】
また、記録されたデータには記録形式に従ったファイル名が自動的に付けられる。例えばJPEG形式で記録された静止画ファイルは「DSCF****.jpg」というファイル名(ただし****は4桁の数字列)で記録され、WAVE形式で記録されたされた音声ファイルは「****.wav」というファイル名で記録される。
【0101】
ファイル名は記録時にCPU70によって自動付与される。また、ファイル名の4桁の番号は、原則として、重複なく連番で付与される。
【0102】
コード撮影の結果、一回の読み取り(撮影)で複数のファイルが生成された場合には、ファイル名中4桁の数字列は連続番号が付与される。
【0103】
モード設定スイッチ46によってカメラモードが設定され、モードダイヤル32によって再生モードが選択されると、メモリカード98に記録されている最終コマのファイルがメディアコントロール回路96を介して読み出される。最終コマのファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画像ファイルの圧縮データは、圧縮伸長処理回路94を介して非圧縮のYC信号に伸長される。
【0104】
伸長されたYC信号は、画像再生処理回路86およびビデオエンコード回路88を介して表示用の信号に変換され、液晶モニタ44に出力されるとともに、音声/映像出力端子54に出力される。
【0105】
これにより、液晶モニタ44にはメモリカード98に記録されている最終コマのコマ画像が表示され、また、音声/映像出力端子54にテレビ受像機(不図示)が接続されている場合には、テレビ受像機に最終コマのコマ画像が表示される。
【0106】
その後、右キー34が押されると順方向にコマ送りされ、左キー36が押されると逆方向にコマ送りされる。そして、コマ送りされたコマ位置の画像ファイルがメモリカード98から読み出され、上記と同様にしてコマ画像が液晶モニタ44に再生される。最終コマのコマ画像が表示されている状態で順方向にコマ送りされると、メモリカード98に記録されている第1コマ目の画像ファイルが読み出され、1コマ目のコマ画像が液晶モニタ44やテレビ受像機その他の画像表示装置に再生される。
【0107】
再生対象ファイルが動画ファイルの場合には、動画の先頭コマが代表画像として表示され、動画再生開始の指示を受け付ける画面になる。また、再生対象ファイルが音声ファイルの場合には、液晶モニタ44上に音声ファイルであることを示す所定の図像が表示され、音声再生開始の指示を受け付ける画面になる。音声再生開始の指示を入力すると、メモリカード98から音声ファイルが読み出され、音声処理回路100により音声信号に変換された後、スピーカー62又はリモコン端子56に接続されるヘッドホン(不図示)を介して音声として出力される。
【0108】
上記の如く構成されたカメラ10では、複数の色で表示され、情報コード形式に変換された音声コード14は、カラー画像としてカメラ10に取り込むことができる。取り込まれた画像データはカメラ10に備えた画像処理機能によりR画像、G画像、B画像のように分解され、カメラ10に備えられた信号処理機能および音声復元機能によりR画像、G画像、B画像はそれぞれ音声データR音声、G音声、B音声(音声形式の信号)のように変換される。またR音声、G音声、B音声はカメラ10内で合成され一つの音声データを生成することができる。したがって、カメラ10を音声コード14の読取装置および音声再生装置として利用することができる。
【0109】
上記にはデジタルカメラにおける実施形態を開示したが、本発明の適用範囲はデジタルカメラに限定されず、ムービーカメラにも適用可能である。
【0110】
また、音声コード14の読取装置としてはイメージスキャナーあるいはカラー複写機等を利用する形態が考えられる。
【0111】
【発明の効果】
本発明によれば、色を変えた音声データコードを画像形成媒体上に多重記録することにより、単色の音声データコードの場合よりも多くの音声情報を記録できる。多色化によって限られた記録スペースに多くの情報量を乗せることができ、情報量の飛躍的な増大、情報密度の向上が可能になる。電子カメラを用いて、多重記録された音声データコードを読み込み、色分解すると、一つ画像データから複数の画像データを得ることができる。さらに、電子カメラを用いて画像データから音声データを復元できるので、音声データコードの読取装置として電子カメラを使用して一度の撮影で得られる音声データコードからより多くの音声を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカメラにより光学読取可能な情報コード形式に記録された音声データコードを取得する様子を示す図
【図2】光学読取可能な情報コード形式に記録された音声データコードの拡大図
【図3】本発明の実施形態に係るカメラの正面図
【図4】本発明の実施形態に係るカメラの背面図
【図5】本発明の実施形態に係るカメラの上面図
【図6】本発明の実施形態に係るカメラの底面図
【図7】本発明の実施形態に係るカメラの右側面図
【図8】本発明の実施形態に係るカメラの電気的構成を示すブロック図
【図9】音声コードの読み込みの制御を示したフローチャート
【図10】コード撮影状態を示す液晶モニタの表示を示す図
【図11】音声データコード読み込み状態における音声再生選択画面を示す図
【図12】音声データコード読み込みにおける音声データ処理選択画面を示す図
【図13】コード撮影の制御を示したフローチャート
【図14】音声データコード読み込み状態における合焦警告画面を示す図
【図15】音声データコード読み込み状態におけるマーカー警告画面を示す図
【図16】メモリカードのディレクトリ構想を示す図
【符号の説明】
10…カメラ、12…画像形成媒体、14…音声コード、14A…Rデータ、14B…Gデータ、14C…Bデータ、20…撮影レンズ、44…液晶モニタ、54…音声/映像出力端子、62…スピーカー、70…CPU、71…ROM、73…RAM、80…画像信号処理回路、98…メモリカード、S16…デコードプログラム起動、S22…コード撮影、S28…圧縮・形式変換、S30…記録、S32…再生出力、S122…音声コードをR画像、G画像、B画像に分解、S124…R画像、G画像、B画像をR音声、G音声、B音声に変換、S206…R音声、G音声、B音声を合成
【発明の属する技術分野】
本発明は音声記録方法および音声再生方法並びに電子カメラに係り、特に音声を取り扱うデジタルカメラに好適な音声の記録方法および再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラにボイスメモ等の情報記録機能および音声再生機能が組み込まれている製品が一般化している。通常は一枚の静止画に対応付けられた音声データをカメラが記録し、記録された音声データはカメラの音声再生機能により再生される。
【0003】
特許文献1に開示された情報記録再生システムでは、音声等のオーディオ情報、カメラ等から得られる映像情報およびパソコン等から得られるデジタルコード等のいわゆるマルチメディア情報を光学的に読み取り可能なドットコードとして画像や文字と一緒に紙等の媒体上に記録している。そして、ペン型情報再生装置を用いてドットコードを読み込み、音声情報はペン型情報再生装置に取り付けられたイヤホン等の音声出力器に出力し、映像はペン型情報再生装置に接続されたCRT等の表示装置に出力し、また、デジタルコードはペン型情報再生装置に接続されたプリンター等の出力装置に出力するようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−231466号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された情報記録再生システムでは、ドットコードを読み取るための専用読取装置を必要とする。また、読取装置の読取ヘッドの大きさや読取ヘッドの分解能といった読取装置の能力によって一回の読み取りで取得できる情報量が決まってしまうため、大量の情報を読み取るためには読取装置を走査させたり、あるいは読取を数回に分けたりする必要がある。
【0006】
本発明はこのような事情を鑑みてなされたもので、光学読取可能な情報コード形態の音声情報を取得する際に、一回の読み取りでより多くの情報を得ることが可能になる音声記録方法および音声再生方法並びに電子カメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明に係る音声記録方法は、デジタル音声データを複数の色からなる光学読取可能な画像形式の情報コード形態に変換する信号変換工程と、前記信号変換工程によって生成された前記複数の色からなる光学読取可能な画像形式の音声データコードを画像形成媒体上に形成するコード形成工程と、を含むことを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、色を変えた音声データコードを画像形成媒体上に多重記録することにより、単色の音声データコードの場合よりも多くの音声情報を記録できる。したがって、多色化によって限られた記録スペースに多くの情報量を乗せることができ、情報量の飛躍的な増大、情報密度の向上が可能になる。さらに音声の高音質化、記録時間の長時間化が可能である。
【0009】
なお、デジタル音声データは、マイクロフォンから得られた音声信号を変換したものでもよいし、電子楽器などの電子音源から人工的に生成されたものであってもよい。
【0010】
また、一般的には色相によって色の違いを表現するが、本発明では色相、彩度、明度の三要素のうち少なくとも一つの要素が異なるものは異なる色として扱うことが可能である。
【0011】
画像形成媒体とは、音声データコードが形成される媒体を意味し、音声データコードが印刷される用紙、プレートその他の印刷媒体や、音声データコードが映出されるCRT、液晶ディスプレイその他の画像表示装置などを包含するものである。
【0012】
前記目的を達成するために本発明に係る音声記録方法は、複数のデジタル音声データに対してそれぞれ異なる色を関連付ける色関連付け工程と、前記複数のデジタル音声データをそれぞれ前記関連付けされた色からなる光学読取可能な画像形式の情報コード形態に変換する信号変換工程と、前記信号変換工程によってそれぞれ異なる色で表現された複数の音声データコードを合成して単一の画像形成媒体上に形成するコード形成工程と、を含むことを特徴としている。
【0013】
複数のデジタル音声データとは、例えば、一つの音声データを、時系列に沿って分割されたもの、音チャンネル別に分けられたものあるいは周波数帯域に分割されたもの等がある。
【0014】
本発明に係る音声再生方法は、複数の色で表現された光学読取可能な画像形式の音声データコードを撮像手段によって撮像する工程と、前記撮像手段を介して取得した前記音声データコードの画像データを色分解する工程と、前記色分解された音声データコードの画像データから音声データを復元する工程と、前記復元された音声データを再生し、聴き取り可能な音声として出力する工程と、を備えたことを特徴としている。
【0015】
本発明によれば、複数の色で表現された音声データコードの画像データを色分解し、一つの画像データから複数の画像データが得られ、さらにそれぞれの画像データから音声を復元される。したがって、一つの画像形式の音声データから複数の音声を復元でき、さらに、聴き取り可能な音声として再生が可能になる。
【0016】
本発明の一態様に係る音声再生方法は、前記複数の色は、前記撮像手段に用いられる色分解フィルタの色と同色であることを特徴としている。
【0017】
前記目的を達成するために本発明に係る電子カメラは、光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段を介して取得したカラー画像データを記録媒体に記録する画像記録制御手段と、を有する電子カメラであって、前記撮像手段で撮影して得られた画像データを色分解する画像処理手段と、前記画像処理手段により分解された色別の画像データから音声データを復元する信号処理手段と、を備えたことを特徴としている。
【0018】
本発明によれば、カメラに備えられた画像処理手段によって、複数の色で表現された画像を色分解し、信号処理手段により画像データから音声を復元することができ、カメラを音声情報読取装置、音声再生装置として使用することが可能になる。
【0019】
本発明の一態様に係るカメラは、前記信号処理手段は、前記色別の画像データからそれぞれ音声データを復元し、これら音声データを再構成して一つの音声データを生成することを特徴としている。
【0020】
再構成とは、音声データが時系列に分割されているときは時系列順に配列し、音チャンネルで分割されているときには同時間化の処理を行い、また、周波数帯域分割されているときには帯域合成を行う等である。
【0021】
また、本発明のさらに他の態様によれば、生成した音声データを再生し、聴き取り可能な音声として出力する音声出力手段を備えたことを特徴としている。
【0022】
かかる態様によれば、カメラを音声再生装置として利用することができる。
【0023】
上記構成の電子カメラにおいて、生成した音声データをデジタル音声ファイルとして前記記録媒体に記録する音声記録制御手段を備えたる態様が好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る音声表示方法および音声再生方法並びに電子カメラの好ましい実施の形態について説明する。
【0025】
図1は光学読取可能な情報コード形式に記録された音声データコードをカメラにより取得する様子を示した図である。なお、図1上の音声データコードは本実施形態における音声データコードの概念を示している。
【0026】
カメラ10は被写体の光学像をデジタル画像データに変換して記録するデジタルカメラであって、音声再生機を備えている。
【0027】
符号12で示した画像形成媒体(例えば用紙)にはメッセージ等の音声が光学読取可能な形式にコード化された二次元コード(以下音声コードと記載)14が形成されている。
【0028】
音声コード14はRデータ14A、Gデータ14B、Bデータ14Cが合成されている。Rデータ14A、Gデータ14B、Bデータ14Cの詳細については後述する。
【0029】
音声コード14の形式にはバーコード、ドットコード等があるが、音声コード14は音声情報を表すことが可能であればよく、任意の文字列、任意の数字列等、何れの形式でもよい。
【0030】
本例の音声コード14は画像形成媒体12たる用紙上にカラー印刷されており、バー(色が付けられた部分)、スペース(白い部分)の太さ、パターンが意味(情報)を持っている。
【0031】
図2は音声コード14の拡大図である。
【0032】
音声コード14は赤色で表示されたRデータ14A、緑色で表示されたGデータ14B、青色で表示されたBデータ14Cから構成されている。前記Rデータ14A、Gデータ14B、Bデータ14Cはそれぞれ異なるデータであり、同じコード化の規則によりコード形態になっている。
【0033】
前記Rデータ14A、Gデータ14B、Bデータ14Cの例を挙げると、多チャンネル音声の各チャンネル音声である形態や、時系列データを分割したデータである形態などがある。また前記Rデータ14A、Gデータ14B、Bデータ14Cは、異なる写真に添付するボイスメッセージのように、独立したデータの形態でもよい。
【0034】
前記音声コード14は前記Rデータ14A、Gデータ14B、Bデータ14Cを重畳させて一つの画像とし、画像形成媒体12上にカラー印刷されている。
【0035】
本実施形態では音声コード14の色表現にRGBカラー画像表現を用いたが、音声コード14の色表現はRGBカラー画像表現に限定されず、撮像系のカラーフィルターにシアン、マゼン、イエローによるCMYフィルターを使用した場合には、音声コード14の色表現はCMYカラー画像表現を用いることが好ましい。よって、音声コード14の色表現は読取装置のカラー認識能力や画像形成媒体の表示特性に合わせた色表現を用いるとよい。
【0036】
また、本実施形態ではデータの区別方法を色により行ったが、階調(輝度)による区別方法も考えられる。
【0037】
画像形成媒体12には音声コード14の他に、音声コード14の領域を示す領域マーカー16および中心合わせ用マーカー(以下中心マーカーと記載)18が形成されている。領域マーカー16および中心マーカー18は音声コード14と区別できる形状、大きさ、色である。
【0038】
領域マーカー16は撮影時の画角合わせに使用され、中心マーカー18は中心合わせおよび焦点合わせに利用される。
【0039】
画像形成媒体12の材質は紙に限定されず、音声コード14、領域マーカー16、中心マーカー18をカメラ10でカラー撮影可能であれば金属や樹脂等でもよい。またCRTディスプレイや液晶モニタに表示させる形態も可能である。
【0040】
図3乃至図7はカメラ10の外観を示す正面図、背面図、平面図、底面図、および右側面図である。
【0041】
図3に示すカメラ10の前面には、沈胴式の撮影レンズ20、ファインダー窓21、ストロボ22、ストロボ調光センサー23、セルフタイマーランプ24、マイク26が設けられている。
【0042】
また、カメラ10の前面には、前記撮影レンズ20の沈胴位置で開閉されるレンズバリア28(図8参照)が設けられている。なお、図3では、レンズバリア28が開放された状態を示している。
【0043】
図4に示すカメラ10の背面には、ファインダー30、モードダイヤル32、右キー34、左キー36、上下レバー37、メニュー/実行キー38、キャンセル/戻るキー40、表示キー42および液晶モニタ44が設けられている。
【0044】
モードダイヤル32は、カメラの機能(モード)を変更する手段であり、モードダイヤル32を回動操作することにより、静止画撮影を行う撮影モード、撮影した画像を再生する再生モード、音声付き動画撮影を行うムービーモード、画像無しの音声記録を行うボイスレコーダモードに設定できる。また静止画撮影後にその画像と関連付けて音声を記録するボイスメモ機能を有している。
【0045】
右キー34および左キー36は、それぞれ再生モード時に1コマ逆送りボタン、1コマ順送りボタンとして機能し、あるいは、メニュー画面にてカーソルを右左に移動させるボタンとして機能する。
【0046】
また、上下レバー37は再生機能や撮影時のズーム機能における倍率調整用ズームキー等として用いられる。
【0047】
メニュー/実行キー38は各モードの通常画面からメニュー画面へ遷移させる時、あるいは、選択内容の確定、処理の実行(確認)指示の時などに使用される。
【0048】
キャンセル/戻るキー40はメニューから選んだ項目の取り消し(キャンセル)や一つ前の操作状態に戻る時などに使用される。
【0049】
表示キー42は液晶モニタ44をON/OFF操作したり、再生方法や再生中のコマ番号等の表示/非表示を切り替えたりするための操作手段である。
【0050】
液晶モニタ44は、電子ビューファインダーとして使用できるとともに、撮影した画像やカメラに装填されたメモリカードから読み出した再生画像等を表示することができる。また、液晶モニタ44は、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、ストロボ発光の有無、マクロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数表示等の情報も表示される。
【0051】
図5に示すカメラ10の上面には、電源スイッチを兼ねたモード設定スイッチ46およびレリーズボタン48が設けられている。
【0052】
モード設定スイッチ46は、図5上でツマミが右方向に移動する時にはロックされ、ツマミが左方向に移動する時にはロックされないスライドスイッチであり、前記ツマミが右方向に移動してロックされると、オーディオモードを設定し、前記ツマミが左方向に移動する毎にカメラモードとカメラ内電源をOFFにするOFFモードとを交互に設定する。
【0053】
レリーズボタン48は2段階式に構成され、レリーズボタン48を軽く押して止める「半押し(S1 =ON)」の状態で自動ピント合わせ(以下AFと記載)および自動露出制御(以下AEと記載)が作動してAFとAEをロックし、「半押し」から更に押し込む「全押し(S2=ON)」の状態で撮影が実行される。レリーズボタン48は、静止画の記録開始の指示を与える手段であるとともに、動画の録画ボタン(録画スタート/ストップボタン)およびボイスレコーダモード下での録音ボタン(録音スタート/ストップボタン)として兼用される。
【0054】
図6に示すカメラ10の底面には、メモリカード(スマートメディア)のスロットカバーを兼ねた電池カバー50、および三脚ねじ穴52が設けられている。
【0055】
図7に示すカメラ10の右側面(グリップと反対側の側面)には、音声/映像出力端子(ラインOUT)54、リモコン端子56、デジタル(USB)端子58、電源入力端子60、スピーカー62が設けられている。
【0056】
図8はカメラ10の内部構成を示したブロック図である。
【0057】
同図において、中央処理装置(CPU)70は、本カメラシステムを統括制御する制御部である。CPU70は、モードダイヤル32、モード設定スイッチ46、レリーズボタン48等からの指示信号の入力に基づいてカメラ10内の各回路の動作を制御する。
【0058】
ROM71にはCPU70が処理するプログラムおよび制御に必要な各種データ等が格納されている。RAM73は画像処理領域の他、CPU70が各種の演算処理等を行う作業用領域を有している。
【0059】
撮影レンズ20を通過した光は、図示せぬ絞りによって光量が調節された後、CCDイメージセンサ(以下CCDと記載)74に入射する。CCD74の受光面には、フォトセンサが平面的に配列され、各センサに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列形態で配置されている。
【0060】
本例では、RGB原色カラーフィルタ型のCCD(単板式)を用いているが、マゼンタ(Ma)、イエロー(Ye)、グリーン(G)、シアン(Cy)の補色カラーフィルタ型のCCDを用いてもよい。また、プリズムによる色分解光学系を搭載し、RGBの各色毎にそれぞれ撮像デバイスを設ける態様(複板式)もある。
【0061】
撮影レンズ20を介してCCD74の受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。なお、CCD74は、シャッターゲートパルスのタイミングによって各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。
【0062】
このようにして蓄積された信号電荷は、その信号電荷に応じた電圧信号として順次読み出される。CCD74から順次読み出された電圧信号は、相関二重サンプリング回路(CDS回路)76に加えられ、ここで各画素ごとのR、G、B信号がサンプリングホールドされるともに増幅され、A/D変換器78に加えられる。A/D変換器78は、CDS回路76から順次加えられるR、G、B信号をデジタル信号に変換して画像信号処理回路80に出力する。
【0063】
画像信号処理回路80は、A/D変換器78から加えられる点順次のR、G、B信号を同時式に変換する同時化処理、ホワイトバランス調整、ガンマ補正、輝度/色差信号処理(YC処理)等の所定の画像処理を行う。画像信号処理回路80で処理された画像データはRAM73に格納される。撮影画像を表示出力する場合、RAM73から画像データが読み出され、このデータが内部バス85を介して画像再生処理回路86に転送される。
【0064】
画像再生処理回路86に送られたデータは、画像再生処理回路86およびビデオエンコード回路88を介して表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換された後、液晶モニタ44に出力されるとともに、音声/映像出力端子54に出力される。CCD74から出力される画像信号によってRAM73内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が液晶モニタ44に供給されることにより、CCD74を介して入力する画像がリアルタイムに液晶モニタ44に表示される。撮影者は、液晶モニタ44に映し出される画像(スルー画)、或いはファインダー30によって撮影画角を確認できる。
【0065】
モードダイヤル32によって撮影モードが設定されると、液晶モニタ44に被写体選択画面が表示される。前記被写体表示画面では「ノーマル」と「コード」を選択することができる。右キー34あるいは左キー36を操作してどちらか一方を選び、メニュー/実行キー38の押下により選択を確定する。
【0066】
上記被写体選択により「ノーマル」を選択した場合には、通常の写真撮影が行われる。レリーズボタン48が押されると(S2=ON)、撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられる。CPU70は、この指示信号の受入に呼応して、記録用の画像データの取り込みを開始する。なお、CPU70は、撮影動作に先立ち、レリーズボタン48の半押し(S1 =ON)に応動してAF制御およびAE制御を行う。すなわち、CPU70はCCD74から得られる画像データに基づいて焦点評価演算やAE演算などの各種演算を行い、その演算結果に基づいてレンズ駆動用モータ90のドライバ92を制御し、撮影レンズ20を合焦位置に移動させる一方、図示せぬアイリス駆動部を制御して絞りを適正絞り値に設定するとともにCCD74の電荷蓄積時間を制御する。また、CPU70は、必要に応じてストロボ発光制御を行う。
【0067】
レリーズボタン48全押し(S2=ON)に応動して取り込まれた画像データは、YC処理その他の所定の信号処理を経てRAM73に格納される。CPU70は圧縮伸長処理回路94にコマンドを送り、これにより圧縮伸長処理回路94は、RAM73上に取り込まれた画像データ(輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb)を所定のフォーマット(例えば、JPEG方式) に従って圧縮する。圧縮されたデータは、メディアコントロール回路96を介してメモリカード98に記録される。
【0068】
本例のカメラ10では、画像データを保存する手段として、例えばスマートメディア(Solid−State Floppy Disk Card)が適用される。記録メディアの形態はこれに限定されず、PCカード、コンパクトフラッシュ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどでもよく、電子的、磁気的、若しくは光学的、又はこれらの組み合わせによる方式に従って読み書き可能な種々の媒体を用いることができる。使用される媒体に応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。異種、同種の記録メディアを問わず、複数の媒体を装着可能な構成にしてもよい。リムーバブルメディアに限らず、カメラ10に内蔵された記録媒体(内部メモリ)であってもよい。
【0069】
カメラ10には撮影後(記録前)に撮影結果を液晶モニタ44に表示して、その撮影画像を記録するか否かをユーザーが選択できるようにした機能(プレビュー機能)が設けられている。ユーザーは、セットアップメニュー画面において、プレビュー機能の有効/無効を指定することができる。プレビュー機能が「有効」の場合、撮影直後に撮影画像が表示され、当該画像の記録を容認する場合は、ユーザーはメニュー/実行キー38を押下して、「記録OK」の指示を入力する。この指示入力に応動して撮影画像がメモリカード98に書き込まれる。また、液晶モニタ44に表示された撮影画像の記録を希望しない場合、ユーザーはキャンセル/戻るキー40を押下して「記録取消」の指示を入力する。この指示入力に応動して撮影画像の記録処理が取り消される。
【0070】
また、静止画の撮影後に一定時間内の音声を記録できるボイスメモ機能を有している。静止画の撮影モード(オート撮影モード、またはマニュアル撮影モード)におけるメニュー画面でボイスメモ機能のON/OFFを選択できるようになっている。
【0071】
ボイスメモ機能ONが選択されている場合、撮影を実行して画像データをメモリカード98に書き込み終わると、液晶モニタ44には記録画像を背景とする録音スタンバイ画面が表示される。録音スタンバイ画面でキャンセル/戻るキー40を押下した場合、ボイスメモ録音を実行せずに、通常の撮影画面に遷移する。
【0072】
一方、レリーズボタン全押し(S2=ON)でボイスメモ録音を開始し、その後レリーズボタン48の半押し(S1=ON)で録音を完了する。ここでメニュー/実行キー38を押下すると音声データをメモリカード98に書き込む処理が実行される。録音中にキャンセル/戻るキー40を押下した場合は録音がキャンセルされ、録音スタンバイ画面に戻る。
【0073】
録音が一定時間(例えば30秒間)を超えると録音は強制的に終了され、液晶モニタ44には録音終了画面が表示される。ここでメニュー/実行キー38を押下すると、録音内容がメモリカード98に書き込まれる。録音のやり直しを希望する場合には、キャンセル/戻るキー40を押下して録音スタンバイ画面に戻す。こうしてボイスメモ機能による音声記録が完了すると、通常の撮影モードに復帰して、撮影が可能となる。
【0074】
また、被写体選択において「コード」を選択した場合には、音声コード読み込みが行われる。
【0075】
音声コード読み込みでは、まず、音声コード14をカメラ10の撮像手段により撮影する。撮影された音声コード14は所定の信号処理を施され、音声データ画像としてRAM73に一時記憶される。
【0076】
ここで、CPU70はROM71に格納されたデコードプログラムを起動し、RAM73に記憶された前記音声データ画像を読み出す。読み出された音声データ画像は音声データに変換され、再度RAM73に格納される。
【0077】
この時、カメラ10の記録操作がなされると、前記音声データはメモリカード98に記録され、また再生操作がなされると、前記音声データはカメラの再生機能により音声再生される。
【0078】
図9は音声コード読み込みの制御を示したフローチャートである。
【0079】
モードダイヤル32により撮影モードが選択されると(ステップS10)、被写体選択において通常の写真撮影を行う「ノーマル」あるいは音声コード撮影を行う「コード」のどちらかを選択する(ステップS12)。「ノーマル」が選択されると、通常の写真撮影を行う(ステップS14)。
【0080】
一方、「コード」が選択されると、CPU70はROM71に格納されたデコードプログラムを起動し(ステップS16)、図10に示すとおり、液晶モニタ44には撮影モード表示120にコード撮影状態を示す「コード」が表示され、また、画角合わせマーカー122および中心合わせマーカー124が表示される。
【0081】
後述する、コード撮影が行われると(図9のステップS20)、音声データが生成される(ステップS24)。
【0082】
音声データが生成されると、液晶モニタ44には、図11に示す音声再生選択画面128が表示される。音声再生選択画面128において音声再生を行うあるいは音声再生を行わないの何れかを選択する(図9のステップS26)
音声再生選択画面128において「いいえ」を選択すると、音声処理回路100にてWAVE形式等所定の音声ファイル形式に変換され(ステップS28)、メディアコントロール回路96を介してメモリカード98に記録される(ステップS30)。
【0083】
また、音声再生選択画面128において「はい」(音声再生を行う)を選択すると、カメラ10に備えられた音声再生機能により、音声が再生される(ステップS32)。
【0084】
音声再生が終了すると、液晶モニタ44は、図12に示す音声データ処理選択画面130が表示され、再生した音声をメモリカード98に記録するか、再生した音声を消去するかを選択する(図9のステップS34)。
【0085】
音声データ処理選択画面130において「いいえ」を選択すると、該音声データは消去され、カメラ10の制御は被写体選択(ステップS12)に遷移する。
【0086】
一方、音声データ処理選択画面において「はい」(再生した音声を記録する)を選択すると、音声データは音声処理回路100に転送され、音声処理回路にてWAVE形式等所定の音声ファイル形式に変換され(ステップS28)、メモリカード98に記録される(ステップS30)。
【0087】
図13を用いてコード撮影(図9のステップS22)の制御を説明する。
【0088】
図9の被写体選択(ステップS12)において「コード」が選択されると(図13のステップS100)、液晶モニタ44には図10に示す撮影モード表示(「コード」)120および画角合わせ用枠122、中心合わせ用枠124が表示される(図13のステップS102)。
【0089】
レリーズボタン48半押し(S1=ON)が行われると(ステップS104)、AE、AF、AWB(オートホワイトバランス)制御および所定の信号処理が行われる(ステップS106)。
【0090】
ここで、音声コード(画像)からR画像、G画像、B画像が抽出され(ステップS107)、それぞれ画像形式ファイルとして、一時RAM73に格納される(ステップS108)。
【0091】
次に、撮影レンズ20の合焦検出が行われる(ステップS110)。合焦検出は音声コード14が形成された画像形成媒体12に形成された中心合わせ用マーカー18と液晶モニタ44に表示された中心合わせ用枠124が重なるようフレームを合わせ、中心合わせ用マーカー18に撮影レンズ20が合焦するかを検出する。
【0092】
撮影レンズ20の合焦が検出されない場合には、図14に示す合焦警告表示150が液晶モニタ44に表示され(図13のステップS112)、カメラの制御はレリーズボタン48半押し(S1=ON)待ち状態に遷移する。
【0093】
一方、撮影レンズの合焦が検出されると、マーカー検出が行われる(ステップS114)。マーカー検出では、液晶モニタ44に表示された画角合わせ用枠122と画像形成媒体12に表示された領域マーカー16が重なっているかを検出する。画角合わせ用枠122と領域マーカー16が重ならない場合には、図15に示すマーカー警告表示160が液晶モニタ44に表示され(図13のステップS116)、カメラ10の制御はレリーズボタン48半押し(S1=ON)待ち状態に遷移する。
【0094】
画角合わせ用枠122と領域マーカー16が重なると、レリーズボタン48全押し(S2=ON)により(ステップS118)、RAM73に格納されたR画像、G画像、B画像は画像信号処理回路80に読み出され(ステップS120)、R画像、G画像、B画像は音声データR音声、G音声、B音声に変換される(ステップS122)。
【0095】
前記音声データR音声、G音声、B音声が時系列にそって分割されたものであれば、前記音声データR音声、G音声、B音声は時間順に並べられ、また、周波数帯域に分割されたものであれば、帯域合成を行う等、前記音声データR音声、G音声、B音声は一つの音声ファイルに合成され(ステップS124)、R音声、G音声、B音声が合成された音声ファイルが生成されると(図9のステップS24)カメラの処理は図9の再生選択に遷移する(ステップS32)。
【0096】
カメラ10がムービーモードに設定されると、音声付きの動画記録が可能となる。レリーズボタン48の押下(S2=ON)によって録画動作がスタートし、もう一度レリーズボタン48を押下(S1 =ON)すると録画動作が停止する。レリーズボタン48を押下継続している期間、録画動作を行い、押下解除により録画を停止するようにしてもよい。動画データは、例えば、モーションJPEG形式によってメモリカード98に記録される。
【0097】
カメラ10がボイスレコーダモードに設定されると音声記録が可能となる。レリーズボタン48の全押し(S2=ON)で録音を開始し、その後レリーズボタン48の半押し(S1 =ON)で録音を停止する。これにより、レリーズボタン48の操作音が記録されないようになっている。マイク26を介して入力された音声信号は、音声処理回路100に入力される。音声処理回路100は、入力した音声信号をデジタル信号に変換するとともに、所定のファイル形式(例えば、WAVE形式) に変換する。こうして得られた音声データは、メディアコントロール回路96を介してメモリカード98に記録される。
【0098】
図19はメモリカード98のディレクトリ(フォルダ)構造を示す図である。図19に示したディレクトリ名およびファイル名は、一例であり適宜変更可能である。
【0099】
ルート(root)ディレクトリの下に、画像ファイル格納用ディレクトリ(DCIM)が形成されている。画像ファイル格納用ディレクトリ(DCIM)の下層には、複数のサブディレクトリ「100 _fuji」、「101 _fuji」…が形成されており、ディレクトリ毎に分類して画像ファイルを保存することができる。
【0100】
また、記録されたデータには記録形式に従ったファイル名が自動的に付けられる。例えばJPEG形式で記録された静止画ファイルは「DSCF****.jpg」というファイル名(ただし****は4桁の数字列)で記録され、WAVE形式で記録されたされた音声ファイルは「****.wav」というファイル名で記録される。
【0101】
ファイル名は記録時にCPU70によって自動付与される。また、ファイル名の4桁の番号は、原則として、重複なく連番で付与される。
【0102】
コード撮影の結果、一回の読み取り(撮影)で複数のファイルが生成された場合には、ファイル名中4桁の数字列は連続番号が付与される。
【0103】
モード設定スイッチ46によってカメラモードが設定され、モードダイヤル32によって再生モードが選択されると、メモリカード98に記録されている最終コマのファイルがメディアコントロール回路96を介して読み出される。最終コマのファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画像ファイルの圧縮データは、圧縮伸長処理回路94を介して非圧縮のYC信号に伸長される。
【0104】
伸長されたYC信号は、画像再生処理回路86およびビデオエンコード回路88を介して表示用の信号に変換され、液晶モニタ44に出力されるとともに、音声/映像出力端子54に出力される。
【0105】
これにより、液晶モニタ44にはメモリカード98に記録されている最終コマのコマ画像が表示され、また、音声/映像出力端子54にテレビ受像機(不図示)が接続されている場合には、テレビ受像機に最終コマのコマ画像が表示される。
【0106】
その後、右キー34が押されると順方向にコマ送りされ、左キー36が押されると逆方向にコマ送りされる。そして、コマ送りされたコマ位置の画像ファイルがメモリカード98から読み出され、上記と同様にしてコマ画像が液晶モニタ44に再生される。最終コマのコマ画像が表示されている状態で順方向にコマ送りされると、メモリカード98に記録されている第1コマ目の画像ファイルが読み出され、1コマ目のコマ画像が液晶モニタ44やテレビ受像機その他の画像表示装置に再生される。
【0107】
再生対象ファイルが動画ファイルの場合には、動画の先頭コマが代表画像として表示され、動画再生開始の指示を受け付ける画面になる。また、再生対象ファイルが音声ファイルの場合には、液晶モニタ44上に音声ファイルであることを示す所定の図像が表示され、音声再生開始の指示を受け付ける画面になる。音声再生開始の指示を入力すると、メモリカード98から音声ファイルが読み出され、音声処理回路100により音声信号に変換された後、スピーカー62又はリモコン端子56に接続されるヘッドホン(不図示)を介して音声として出力される。
【0108】
上記の如く構成されたカメラ10では、複数の色で表示され、情報コード形式に変換された音声コード14は、カラー画像としてカメラ10に取り込むことができる。取り込まれた画像データはカメラ10に備えた画像処理機能によりR画像、G画像、B画像のように分解され、カメラ10に備えられた信号処理機能および音声復元機能によりR画像、G画像、B画像はそれぞれ音声データR音声、G音声、B音声(音声形式の信号)のように変換される。またR音声、G音声、B音声はカメラ10内で合成され一つの音声データを生成することができる。したがって、カメラ10を音声コード14の読取装置および音声再生装置として利用することができる。
【0109】
上記にはデジタルカメラにおける実施形態を開示したが、本発明の適用範囲はデジタルカメラに限定されず、ムービーカメラにも適用可能である。
【0110】
また、音声コード14の読取装置としてはイメージスキャナーあるいはカラー複写機等を利用する形態が考えられる。
【0111】
【発明の効果】
本発明によれば、色を変えた音声データコードを画像形成媒体上に多重記録することにより、単色の音声データコードの場合よりも多くの音声情報を記録できる。多色化によって限られた記録スペースに多くの情報量を乗せることができ、情報量の飛躍的な増大、情報密度の向上が可能になる。電子カメラを用いて、多重記録された音声データコードを読み込み、色分解すると、一つ画像データから複数の画像データを得ることができる。さらに、電子カメラを用いて画像データから音声データを復元できるので、音声データコードの読取装置として電子カメラを使用して一度の撮影で得られる音声データコードからより多くの音声を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカメラにより光学読取可能な情報コード形式に記録された音声データコードを取得する様子を示す図
【図2】光学読取可能な情報コード形式に記録された音声データコードの拡大図
【図3】本発明の実施形態に係るカメラの正面図
【図4】本発明の実施形態に係るカメラの背面図
【図5】本発明の実施形態に係るカメラの上面図
【図6】本発明の実施形態に係るカメラの底面図
【図7】本発明の実施形態に係るカメラの右側面図
【図8】本発明の実施形態に係るカメラの電気的構成を示すブロック図
【図9】音声コードの読み込みの制御を示したフローチャート
【図10】コード撮影状態を示す液晶モニタの表示を示す図
【図11】音声データコード読み込み状態における音声再生選択画面を示す図
【図12】音声データコード読み込みにおける音声データ処理選択画面を示す図
【図13】コード撮影の制御を示したフローチャート
【図14】音声データコード読み込み状態における合焦警告画面を示す図
【図15】音声データコード読み込み状態におけるマーカー警告画面を示す図
【図16】メモリカードのディレクトリ構想を示す図
【符号の説明】
10…カメラ、12…画像形成媒体、14…音声コード、14A…Rデータ、14B…Gデータ、14C…Bデータ、20…撮影レンズ、44…液晶モニタ、54…音声/映像出力端子、62…スピーカー、70…CPU、71…ROM、73…RAM、80…画像信号処理回路、98…メモリカード、S16…デコードプログラム起動、S22…コード撮影、S28…圧縮・形式変換、S30…記録、S32…再生出力、S122…音声コードをR画像、G画像、B画像に分解、S124…R画像、G画像、B画像をR音声、G音声、B音声に変換、S206…R音声、G音声、B音声を合成
Claims (8)
- デジタル音声データを複数の色からなる光学読取可能な画像形式の情報コード形態に変換する信号変換工程と、
前記信号変換工程によって生成された前記複数の色からなる光学読取可能な画像形式の音声データコードを画像形成媒体上に形成するコード形成工程と、
を含むことを特徴とする音声記録方法。 - 複数のデジタル音声データに対してそれぞれ異なる色を関連付ける色関連付け工程と、
前記複数のデジタル音声データをそれぞれ前記関連付けされた色からなる光学読取可能な画像形式の情報コード形態に変換する信号変換工程と、
前記信号変換工程によってそれぞれ異なる色で表現された複数の音声データコードを合成して単一の画像形成媒体上に形成するコード形成工程と、
を含むことを特徴とする音声記録方法。 - 複数の色で表現された光学読取可能な画像形式の音声データコードを撮像手段によって撮像する工程と、
前記撮像手段を介して取得した前記音声データコードの画像データを色分解する工程と、
前記色分解された音声データコードの画像データから音声データを復元する工程と、
前記復元された音声データを再生し、聴き取り可能な音声として出力する工程と、
を含むことを特徴とする音声再生方法。 - 前記複数の色は、前記撮像手段に用いられる色分解フィルタの色と同色であることを特徴とする請求項3記載の音声再生方法。
- 光学像を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段を介して取得したカラー画像データを記録媒体に記録する画像記録制御手段と、を有する電子カメラであって、
前記撮像手段で撮影して得られた画像データを色分解する画像処理手段と、
前記画像処理手段により分解された色別の画像データから音声データを復元する信号処理手段と、
を備えたことを特徴とする電子カメラ。 - 前記信号処理手段は、前記色別の画像データからそれぞれ音声データを復元し、これら音声データを再構成して一つの音声データを生成することを特徴とする請求項5記載の電子カメラ。
- 生成した音声データを再生し、聴き取り可能な音声として出力する音声出力手段を備えたことを特徴とする請求項5または6記載の電子カメラ。
- 生成した音声データをデジタル音声ファイルとして前記記録媒体に記録する音声記録制御手段を備えたことを特徴とする請求項5、6または7記載の電子カメラ。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2005059643A1 (en) * | 2003-12-19 | 2005-06-30 | Creative Technology Ltd | Digital still camera with audio decoding and coding, a printable audio format, and method |
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US8442262B2 (en) | 2003-12-19 | 2013-05-14 | Creative Technology Ltd. | Method and system to process a digital image |
-
2002
- 2002-11-01 JP JP2002319255A patent/JP2004153737A/ja active Pending
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