JP2004153401A - 携帯電話機、省電力方法およびプログラム - Google Patents

携帯電話機、省電力方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電池の電圧値低下時においても、電話以外の電話帳やスケジューラなどの機能を使用可能にする携帯電話機を提供する。
【解決手段】基地局を介して外部の電話機と通信するための無線部110と、無線部110より電流消費量の少ない機能が動作可能な電圧値である規定値を予め格納し、その規定値よりも電池の電圧値が小さいことを示すフラグ情報を格納するための不揮発メモリ102と、電池の電圧値を測定し、その電圧値をデジタルデータに変換するA/Dコンバータ105と、A/Dコンバータ105から電池の電圧値の情報を受信すると、受信した電圧値と規定値を比較し、電圧値が規定値より小さい場合、不揮発メモリ102にフラグ情報を格納するとともに無線部110に供給する電源をオフにするプロセッサ101とを有する構成である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話としての機能の他に、電話帳などの機能を備えた携帯電話機、携帯電話機の省電力方法、および携帯電話機で実行されるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機には、高機能化により、電話機能だけでなく、電話帳の機能を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、電話帳だけでなく、スケジュール管理のためのスケジューラの機能を備えたものもある。操作者は、携帯電話機を常に持ち歩き、携帯電話機で電話をかけることがなくても、電話帳およびスケジューラを利用することが多い。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−28150号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の携帯電話機では、電池が切れた場合、携帯電話機の電話帳を利用できなくなるため、電話番号を調べることができず、公衆電話など他の電話機があっても電話をかけることができなくなる。また、スケジューラを使用できなくなるため、スケジュール表を開くことができず、予定を確認できなくなる。このように、電話帳およびスケジューラを利用できなくなると、非常に不便になるという問題がある。操作者には、携帯電話機の電話機能を利用できなくても、電話帳およびスケジューラを利用できるようにしたいという要望がある。
【0005】
上記問題に対して、携帯電話機の電池切れを未然に防ぐために、電池の残り容量を電圧値から推測して操作者に知らせるための工夫がなされている。しかし、電池の残り容量を電圧値から推測する場合、周囲の温度、負荷、経年変化などのさまざまな要因で、正確に推測するのは困難である。
【0006】
特に、電池が低電圧になった時に電源をしばらくオフ状態にした後、電源をオンすると、充電をしていないにもかかわらず電圧値が回復していることがある。この場合、電池の電圧値が一旦回復しているが、実際は残り容量が少なくなっており、電話の通信のための無線部を動作させてしまうと、自分の位置を登録するための信号を基地局に定期的に送信するだけで電流を多く消費し、電池容量が早く低下する。
【0007】
また、携帯電話機の製品として動作可能な時間を保証するために、最大負荷を考慮して、強制的に本体の電源を切る電圧となる電池切れ判定電圧が高めに設定されている。そのため、電池の低電圧時に、無線部を動作させると、電池の消耗を早めて、電圧が電池切れ判定電圧まですぐに低下してしまうという問題があった。
【0008】
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、電池の電圧値低下時においても、電話以外の電話帳やスケジューラなどの機能を使用可能にする携帯電話機、省電力方法、および携帯電話機で実行されるプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の携帯電話機は、基地局を介して外部の電話機と通信するための無線部と、
前記無線部より電流消費量の少ない機能が動作可能な電圧値である規定値を予め格納し、該規定値よりも電池の電圧値が小さいことを示すフラグ情報を格納するための不揮発メモリと、
前記電池の電圧値を測定し、該電圧値をデジタルデータに変換するA/Dコンバータと、
前記A/Dコンバータから前記電池の電圧値の情報を受信すると、受信した電圧値と前記規定値を比較し、該電圧値が前記規定値より小さい場合、前記不揮発メモリに前記フラグ情報を格納するとともに前記無線部に供給する電源をオフにするプロセッサと、
を有する構成である。
【0010】
この場合、前記電池がはずされたことを検出する電池はずれ検出手段と、
前記電池が充電されたことを検出する充電検出手段とを備え、
前記プロセッサは、
本体の電源がオンされると、前記A/Dコンバータから受信した前記電池の電圧値と前記規定値を比較し、該電圧値が前記規定値より大きければ、前記電池がはずされたか否かを前記電池はずれ検出手段に確認すると共に前記電池が充電されたか否かを前記充電検出手段に確認し、前記電池がはずされてなく、かつ前記電池が充電されていなければ、前記不揮発メモリに前記フラグ情報が格納されているか否かを調べ、前記フラグ情報が格納されている場合、前記無線部に供給する電源をオフ状態に維持することとしてもよい。
【0011】
一方、上記目的を達成するための本発明の省電力方法は、基地局を介して外部の電話機と通信するための無線部、および不揮発メモリを有する携帯電話機における省電力方法であって、
予め、電池の電圧値を測定し、該電圧値をデジタルデータに変換するA/Dコンバータを備え、
前記不揮発メモリに前記無線部より電流消費量の少ない機能が動作可能な電圧値である規定値を格納し、
前記A/Dコンバータから前記電池の電圧値の情報を受信すると、受信した電圧値と前記規定値を比較し、
受信した電圧値が前記規定値より小さければ、前記不揮発メモリに前記規定値よりも電池の電圧値が小さいことを示すフラグ情報を格納するとともに前記無線部に供給する電源をオフにするものである。
【0012】
この場合、予め、前記電池がはずされたことを検出する電池はずれ検出手段と、
前記電池が充電されたことを検出する充電検出手段とを備え、
本体の電源がオンされると、前記A/Dコンバータから受信した前記電池の電圧値と前記規定値を比較し、
前記電池の電圧値が前記規定値より大きければ、前記電池がはずされたか否かを前記電池はずれ検出手段に確認すると共に前記電池が充電されたか否かを前記充電検出手段に確認し、
前記電池がはずされてなく、かつ前記電池が充電されていなければ、前記不揮発メモリに前記フラグ情報が格納されているか否かを調べ、前記フラグ情報が格納されている場合、前記無線部に供給する電源をオフ状態に維持することとしてもよい。
【0013】
また、上記目的を達成するための本発明のプログラムは、基地局を介して外部の電話機と通信するための無線部、および不揮発メモリを有する携帯電話機に備えたプロセッサに実行させるためのプログラムであって、
予め、電池の電圧値を測定し、該電圧値をデジタルデータに変換するA/Dコンバータを備え、
前記不揮発メモリに前記無線部より電流消費量の少ない機能が動作可能な電圧値である規定値を格納し、
前記A/Dコンバータから前記電池の電圧値の情報を受信すると、受信した電圧値と前記規定値を比較し、
受信した電圧値が前記規定値より小さければ、前記不揮発メモリに前記規定値よりも電池の電圧値が小さいことを示すフラグ情報を格納するとともに前記無線部に供給する電源をオフにする処理を前記プロセッサに実行させるものである。
【0014】
この場合、予め、前記電池がはずされたことを検出する電池はずれ検出手段と、
前記電池が充電されたことを検出する充電検出手段とを備え、
本体の電源がオンされると、前記A/Dコンバータから受信した前記電池の電圧値と前記規定値を比較し、
前記電池の電圧値が前記規定値より大きければ、前記電池がはずされたか否かを前記電池はずれ検出手段に確認すると共に前記電池が充電されたか否かを前記充電検出手段に確認し、
前記電池がはずされてなく、かつ前記電池が充電されていなければ、前記不揮発メモリに前記フラグ情報が格納されているか否かを調べ、前記フラグ情報が格納されている場合、前記無線部に供給する電源をオフ状態に維持する処理を前記プロセッサに実行させることとしてもよい。
【0015】
(作用)
上記のように構成される本発明では、電池の電圧値が規定値より小さくなると、無線部に供給する電源をオフにするため、操作者は、無線部の動作を必要とする電話機能を利用できなくても、無線部より電流消費量の少ない電話帳やスケジューラの機能を利用できる。
【0016】
また、本発明では、本体の電源をオンしたとき、電池の電圧値が規定値より大きければ、電池がはずされたか、電池が充電されたかを調べ、電池がはずされていなくて、かつ電池が充電されていなければ、フラグ情報が格納されているかを調べ、フラグ情報が格納されている場合、無線部に電源が供給されない。そのため、電池の電圧値が一時的に回復して規定値より大きくなったとしても、無線部に電源が供給されず、操作者は無線部より電流消費量の少ない電話帳やスケジューラの機能を利用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の携帯電話機の特徴は、電池容量が低下して出力電圧が低くなったとき、電池の電圧値が所定の値より小さいことを示すフラグ情報を格納し、フラグ情報が格納されている場合には、通信のための無線部を使用できなくすることである。
【0018】
本発明の携帯電話機の実施例について説明する。なお、以下では、本発明の省電力に関連する部分について説明し、通常の電話および電子メールの機能に関する構成の説明は省略する。
【0019】
図1は本発明の携帯電話機の一構成例を示すブロック図である。
【0020】
本実施例の携帯電話機は、電話帳およびスケジューラの情報を格納するための不揮発メモリ102と、電話番号およびスケジュール表を表示するための表示部112と、基地局を介して他の電話機と通信するための無線部110と、各部を制御するMPU101と、操作者がMPU101に指示を入力するための操作部107と、各部に必要な電源を供給する電源回路103と、電源回路103に接続された電池104とを有する構成である。
【0021】
不揮発メモリ102は電源が切れても格納された情報を保存する。また、予め無線部110の電源をオフにする判定電圧値となる規定値を格納し、電池の電圧値が規定値より小さいことを示すフラグ情報をMPU101から受信すると格納する。電池の電圧値が規定値になると、電池の残り容量は、電流消費量の多い無線部110を動作させることはできないが、電流消費量の少ない電話帳およびスケジューラの機能のうち少なくともいずれか一つを利用可能にする。
【0022】
電源回路103は、電池の電圧値をデジタル変換するA/Dコンバータ105と、電池交換の際に電池がはずされたことを検出する電池はずれ検出手段106とを有する。
【0023】
A/Dコンバータ105は信号線108を介してMPU101と接続される。A/Dコンバータ105は、無線部110が動作している間、定期的に電池の電圧値を測定し、測定した電圧値をデジタルデータにしてMPU101に送出する。
【0024】
電池はずれ検出手段106は信号線109を介してMPU101と接続される。電池はずれ検出手段106は揮発性メモリ(不図示)を備え、この揮発性メモリは通電中に予め決められた情報を格納する。電池がはずされると、揮発性メモリに格納されていた情報が消えるため、MPU101は、決められた情報を揮発性メモリから読み出せなくなることで、電池がはずされたことを認識する。
【0025】
MPU101は、プログラムを格納するためのメモリ(不図示)と、プログラム制御により所定の処理を実行するプロセッサ(不図示)とを有する。
【0026】
MPU101は、A/Dコンバータ105から電池の電圧値のデジタルデータを受け取ると、不揮発メモリ102に格納された規定値と電圧値を比較し、電圧値が規定値より小さい場合、電圧値が規定値より小さくなったことを示すフラグをセットするために、上記フラグ情報を不揮発メモリ102に格納する。
【0027】
また、電池はずれ検出手段106の揮発性メモリ(不図示)に決められた情報が格納されているか否かを調べ、決められた情報が格納されていなければ、電池はずれがあったと認識し、決められた情報を揮発性メモリに改めて格納する。
【0028】
なお、携帯電話機は、電池104が充電されたことを検出する充電検出手段(不図示)を備える。図に示さないコネクタ部に、充電器が接続され、充電器が電池を充電すると、充電検出手段が充電動作を検出する。また、MPU101から電池が充電されたか否かを問い合わせる旨の信号を受け取ると、充電動作を検出していた場合、電池が充電された旨の信号をMPU101に送出する。
【0029】
操作部107は電源スイッチ(SW)および番号入力キーなどのボタンを備えている。
【0030】
次に、上述した構成の携帯電話機による動作手順を説明する。
【0031】
図2は電源オン時における本実施例の携帯電話機の動作手順を示すフローチャートである。
【0032】
図2に示すように、操作者が電源SWを押して電源をオンさせると(ステップS200)、MPU101は、A/Dコンバータ105に電池の電圧値のデジタルデータを要求する旨の信号を送出する。そして、A/Dコンバータ105から電圧値のデジタルデータを受け取ると、不揮発メモリ102に格納された規定値と電圧値を比較する(ステップS201)。電圧値が規定値以上であれば、電池はずれ検出手段106に電池はずれがあるか否かを調べ(ステップS202)、電池はずれ検出手段106の揮発性メモリ(不図示)に決められた情報が格納されている場合は、電池がはずされなかったと認識し、電池交換がなかったものと判断する。
【0033】
続いて、MPU101は、充電検出手段(不図示)に電池が充電されたか否かを問い合わせる旨の信号を送出する(ステップS203)。充電検出手段(不図示)から電池が充電された旨の信号を受け取らなければ、不揮発メモリ102にフラグ情報が格納されているか否かを調べ(ステップS204)、不揮発メモリ102にフラグ情報が格納されている場合は、フラグがセットされていると判断し、無線部110を電源オフにした状態に維持する(ステップS205)。その後、無線部110の電源をオンすることなく、電話帳およびスケジューラを含むシステムを起動させる(ステップS206)。なお、ステップS205の後、操作者が電話をかけようとして、無線部110を動作させようとすると、MPU101は、無線部110が動作しないことを通知するためのメッセージとして、例えば、「発信できません」を表示部112に表示させる。
【0034】
一方、上記ステップS202で、MPU101は、電池はずれ検出手段106の揮発性メモリ(不図示)に決められた情報が格納されていない場合は、電池がはずされたと認識し、充電された電池と交換されたと判断し、不揮発メモリ102にフラグ情報が格納されていればフラグ情報を消去する(ステップS207)。また、上記ステップS203で、MPU101は、充電検出手段(不図示)から電池が充電された旨の信号を受け取った場合、不揮発メモリ102にフラグ情報が格納されていればフラグ情報を消去する(ステップS207)。ステップS207の後、MPU101は、無線部110を初期化して無線部110の電源をオンする(ステップS208)。
【0035】
上記ステップS204で、MPU101は、不揮発メモリ102にフラグ情報が無く、フラグがセットされていないと判断すると、無線部110を初期化して無線部110の電源をオンする(ステップS208)。
【0036】
上記ステップS208の後、MPU101は、電話帳およびスケジューラを含むシステムを起動させる(ステップS206)。
【0037】
なお、図2に示したステップS201で、MPU101は、電池の電圧値が規定値より小さければ、電源との接続を遮断する処理となる電源断処理を行い(ステップS209)、動作を終了する(ステップS210)。
【0038】
次に、着信待ち状態における本実施例の携帯電話機の動作手順について説明する。
【0039】
図3は着信待ち状態における本実施例の携帯電話機の動作手順を示すフローチャートである。
【0040】
MPU101が、図2に示したステップS208で無線部110を初期化して電源をオンすると、無線部110は、起動し(ステップS206)、図3に示すステップS300で動作を開始する。
【0041】
MPU101は、不揮発メモリ102にフラグ情報が格納されているかを調べ(ステップS301)、フラグ情報が格納されていない場合、フラグがセットされていないと判断し、無線部110を発着信可能な状態にする。
【0042】
MPU101は、位置を登録するための登録信号の基地局への発信を無線部110に開始させる(ステップS302)。無線部110に定期的に登録信号を発信させるため、通信が終了しないことを認識し(ステップS303)、続いて、電池の電圧値のデジタルデータを要求する旨の信号をA/Dコンバータ105に送出する。A/Dコンバータ105から上記デジタルデータを受け取ると、不揮発メモリ102に格納された規定値と比較し(ステップS304)、電圧値が規定値以上の場合、ステップS303に戻る。
【0043】
一方、ステップS304で、電圧値が規定値より小さい場合、MPU101は、フラグをセットするために、フラグ情報を不揮発メモリ102に格納し(ステップS305)、登録信号を発信するなど、基地局と通信する無線部110の動作を終了させる(ステップS306)。
【0044】
なお、上記ステップS301で、不揮発メモリ102にフラグ情報が格納されている場合、MPU101は、フラグがセットされていると判断し、無線部110の動作を終了させる(ステップS307)。
【0045】
次に、操作者が電話をかける場合の携帯電話機の動作手順について図3を用いて説明する。なお、以下では、上述の着信待ち状態における携帯電話機の動作手順と同様な部分は、その詳細な説明を省略する。
【0046】
図3に示したステップS302で、操作者が操作部107を操作して電話帳に登録した所定の番号に電話をかけると、MPU101は、無線部110に所定の番号の情報を発信させる。その後、基地局を介して相手先の電話と通信接続され、操作者が通話を始めると、MPU101は、定期的に通信が終了したかを確認する(ステップS303)。
【0047】
MPU101は、通信が終了していないことを確認する度に、電池の電圧値のデジタルデータを要求する旨の信号をA/Dコンバータ105に送出する。A/Dコンバータ105から上記デジタルデータを受け取ると、不揮発メモリ102に格納された規定値と比較し(ステップS304)、電圧値が規定値以上の場合、ステップS303に戻る。
【0048】
上記ステップS304で、電圧値が規定値より小さい場合、MPU101は、フラグ情報を不揮発メモリ102に格納する(ステップS305)。
【0049】
一方、ステップS303で、MPU101は、通信圏外への移動による通信の異常終了、および操作者のオンフック操作による通信の正常終了などにより、通信が終了したことを確認した場合、無線部110の動作を終了させる(ステップS307)。
【0050】
なお、ステップS305でフラグがセットされた後、操作者が携帯電話機を操作して発信させようとしても、フラグがセットされているため、ステップS301で無線部110は動作を終了し、発信できない。
【0051】
上述のようにして、無線部110による動作中に定期的に電池の電圧値を測定し、電圧値が規定値より小さくなると、フラグ情報を不揮発メモリ102に格納するとともに、無線部110の動作を終了させて無線部110の電源をオフにしている。そのため、電話を利用できなくても、電話帳を利用して他の電話機で電話をかけることができ、スケジューラにより予定を確認することができる。
【0052】
また、上述のようにして、無線部110の動作を終了させると、電池には内部抵抗が存在するため、無線部動作の分の負荷が減って電流が少なくなり、電池の電圧値が回復して規定値より大きくなる。このように電圧値が回復しても、上述のように、無線部110の電源をオンせずにオフ状態を維持するため、電話帳やスケジューラなどの他の機能が利用可能となる。
【0053】
さらに、例えば、スケジューラを用いてアラームを鳴らす場合、電池の残り容量が、アラームを鳴らせても、無線部を動作できないとき、以下のようにしてアラームを鳴らすことが可能となる。アラームを鳴らす時刻をセットした後、セットした時刻になって電源がオンすると、上述したように、フラグがセットされているため、無線部を動作させないため電池の電圧値が電池切れ判定電圧まで低下することなく、スケジューラが起動し、アラームを鳴らすことができる。
【0054】
なお、上記実施例では、フラグがセットされると無線部110をオフ状態に維持することとしたが、上記実施例による省電力手段だけでなく、表示部112に備えたバックライトの最大輝度を低くすること、および操作者による操作部107のボタン操作時に鳴らす確認音を鳴らさなくすることなどの手段を組み合わせてもよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載する効果を奏する。
【0056】
本発明では、電池の電圧値が所定の値より小さくなると、フラグ情報を格納し、操作者が電話をかけようとしても、フラグ情報が格納されていれば、無線部の電源をオフ状態に維持する。そのため、電話帳やスケジューラなどの電話以外の機能が利用可能となる。
【0057】
また、一時的に電池の電圧値が回復して規定値より大きくなっても、フラグ情報が格納されているため、無線部の電源をオフ状態に保ち、電話帳やスケジューラなどの電話以外の機能が利用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話機の一構成例を示すブロック図である。
【図2】電源オン時における本発明の携帯電話機の動作手順を示すフローチャートである。
【図3】着信待ち状態における本実施例の携帯電話機の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 MPU
102 不揮発メモリ
103 電源回路
104 電池
105 A/Dコンバータ
106 電源はずれ検出手段
107 操作部
108、109 信号線
110 無線部
112 表示部

Claims (6)

  1. 基地局を介して外部の電話機と通信するための無線部と、
    前記無線部より電流消費量の少ない機能が動作可能な電圧値である規定値を予め格納し、該規定値よりも電池の電圧値が小さいことを示すフラグ情報を格納するための不揮発メモリと、
    前記電池の電圧値を測定し、該電圧値をデジタルデータに変換するA/Dコンバータと、
    前記A/Dコンバータから前記電池の電圧値の情報を受信すると、受信した電圧値と前記規定値を比較し、該電圧値が前記規定値より小さい場合、前記不揮発メモリに前記フラグ情報を格納するとともに前記無線部に供給する電源をオフにするプロセッサと、
    を有する携帯電話機。
  2. 前記電池がはずされたことを検出する電池はずれ検出手段と、
    前記電池が充電されたことを検出する充電検出手段とを備え、
    前記プロセッサは、
    本体の電源がオンされると、前記A/Dコンバータから受信した前記電池の電圧値と前記規定値を比較し、該電圧値が前記規定値より大きければ、前記電池がはずされたか否かを前記電池はずれ検出手段に確認すると共に前記電池が充電されたか否かを前記充電検出手段に確認し、前記電池がはずされてなく、かつ前記電池が充電されていなければ、前記不揮発メモリに前記フラグ情報が格納されているか否かを調べ、前記フラグ情報が格納されている場合、前記無線部に供給する電源をオフ状態に維持する請求項1記載の携帯電話機。
  3. 基地局を介して外部の電話機と通信するための無線部、および不揮発メモリを有する携帯電話機における省電力方法であって、
    予め、電池の電圧値を測定し、該電圧値をデジタルデータに変換するA/Dコンバータを備え、
    前記不揮発メモリに前記無線部より電流消費量の少ない機能が動作可能な電圧値である規定値を格納し、
    前記A/Dコンバータから前記電池の電圧値の情報を受信すると、受信した電圧値と前記規定値を比較し、
    受信した電圧値が前記規定値より小さければ、前記不揮発メモリに前記規定値よりも電池の電圧値が小さいことを示すフラグ情報を格納するとともに前記無線部に供給する電源をオフにする省電力方法。
  4. 予め、前記電池がはずされたことを検出する電池はずれ検出手段と、
    前記電池が充電されたことを検出する充電検出手段とを備え、
    本体の電源がオンされると、前記A/Dコンバータから受信した前記電池の電圧値と前記規定値を比較し、
    前記電池の電圧値が前記規定値より大きければ、前記電池がはずされたか否かを前記電池はずれ検出手段に確認すると共に前記電池が充電されたか否かを前記充電検出手段に確認し、
    前記電池がはずされてなく、かつ前記電池が充電されていなければ、前記不揮発メモリに前記フラグ情報が格納されているか否かを調べ、前記フラグ情報が格納されている場合、前記無線部に供給する電源をオフ状態に維持する請求項3記載の省電力方法。
  5. 基地局を介して外部の電話機と通信するための無線部、および不揮発メモリを有する携帯電話機に備えたプロセッサに実行させるためのプログラムであって、
    予め、電池の電圧値を測定し、該電圧値をデジタルデータに変換するA/Dコンバータを備え、
    前記不揮発メモリに前記無線部より電流消費量の少ない機能が動作可能な電圧値である規定値を格納し、
    前記A/Dコンバータから前記電池の電圧値の情報を受信すると、受信した電圧値と前記規定値を比較し、
    受信した電圧値が前記規定値より小さければ、前記不揮発メモリに前記規定値よりも電池の電圧値が小さいことを示すフラグ情報を格納するとともに前記無線部に供給する電源をオフにする処理を前記プロセッサに実行させるためのプログラム。
  6. 予め、前記電池がはずされたことを検出する電池はずれ検出手段と、
    前記電池が充電されたことを検出する充電検出手段とを備え、
    本体の電源がオンされると、前記A/Dコンバータから受信した前記電池の電圧値と前記規定値を比較し、
    前記電池の電圧値が前記規定値より大きければ、前記電池がはずされたか否かを前記電池はずれ検出手段に確認すると共に前記電池が充電されたか否かを前記充電検出手段に確認し、
    前記電池がはずされてなく、かつ前記電池が充電されていなければ、前記不揮発メモリに前記フラグ情報が格納されているか否かを調べ、前記フラグ情報が格納されている場合、前記無線部に供給する電源をオフ状態に維持する処理を前記プロセッサに実行させるための請求項5記載のプログラム。
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