JP2004152107A - 座標入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、操作軸を傾倒操作する操作者の指がスリップすることなく、操作軸を確実に傾倒操作してセンサ基板を確実に歪ませることができる座標入力装置を提供すること。
【解決手段】本発明の座標入力装置は、柱状の操作軸2と、この操作軸2の一端部側を一面側に固着したセンサ基板3と、このセンサ基板3の他面側に設けた複数個の歪み検出素子4とを備え、操作軸2は、一端部側を円柱部2aからなる円柱状に形成し、一端部と反対側の他端部側を角柱部2bからなる角柱状に形成した。そして、操作軸2を金属で形成し、センサ基板3をセラミックで形成している。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の座標入力装置は、柱状の操作軸2と、この操作軸2の一端部側を一面側に固着したセンサ基板3と、このセンサ基板3の他面側に設けた複数個の歪み検出素子4とを備え、操作軸2は、一端部側を円柱部2aからなる円柱状に形成し、一端部と反対側の他端部側を角柱部2bからなる角柱状に形成した。そして、操作軸2を金属で形成し、センサ基板3をセラミックで形成している。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は座標入力装置に係わり、パソコン等の入力機器に使用して好適な歪み検出素子を用いた座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パソコン等の入力機器として使用される座標入力装置は、図4に示すように、弾性を有する矩形状で平坦状のセンサ基板21が配設され、このセンサ基板21の中央部には円柱状の操作軸22が固着されている。
前記操作軸22は、セラミック等の硬質部材からなり、径寸法が異なる2段形状に形成され、下部の小径部22aがセンサ基板21に接着剤等で固着され、上部の大径部22bが操作部となっている。
そして、大径部22bを操作者の指等で水平方向に押圧操作することにより、操作軸22が傾倒し、この操作軸22の傾倒で、センサ基板21が歪むようになっている。
また、センサ基板21の下部には空洞部23aを有する取付台23が配設され、センサ基板21の隅部に形成した固定部24によって、センサ基板21が取付台23に固着されている。
【0003】
また、センサ基板21の対角線上で操作軸22を取り付けた部分の周囲には、第1の歪み検出素子25、25’と第2の歪み検出素子26、26’とが4方向に等間隔で配設されている。
前記センサ基板21は、第1、第2の歪み検出素子25、25’、26、26’を形成した部分の下方が空洞部23aになっているので、操作軸22の傾倒操作で容易に弾性変形させることができる。
【0004】
このような従来の座標入力装置は、操作軸22を傾倒操作してセンサ基板21が歪むと、この歪みに連動して第1、第2の歪み検出素子25、25’、26、26’の抵抗値が変化する。この抵抗値の変化を図示しない制御部が検出することにより、操作軸22の傾倒方向および傾倒量が検出可能になっている。
そして、操作軸22の傾倒方向および傾倒量に対応して、例えばパーソナルコンピュータ等のディスプレー上のカーソルを所望の位置に移動できるようになっている。
【0005】
【特許文献】
特開平 7−174646号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したような従来の座標入力装置は、操作軸22の操作部である大径部22bが円柱状のために、大径部22bの中心から若干ずれた外周部を直接指等で水平方向に加重を加えて傾倒操作しようとすると、指が外周部をスリップして操作軸22を確実に傾倒操作できなくなるおそれがあった。
また、この対策として、大径部22bに摩擦係数の大きなゴムキャップ(図示せず)等をかぶせることも考えられるが、大径部22bが円柱状のために、大径部22bにかぶせたゴムキャップに操作荷重を加えると、ゴムキャップが回転するおそれがあった。
【0007】
また、大径部22bにかぶせたゴムキャップを接着剤等で固着する方法もあるが、この方法だと組立に時間が掛かると共に、ゴムキャップが摩耗したときに摩耗したゴムキャップを交換できなくなる問題があった。
本発明は前述したような問題点に鑑みてなされたもので、操作軸を操作する操作者の指がスリップし難くて、操作軸を確実に傾倒操作してセンサ基板を確実に歪ませることができる座標入力装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の解決手段として本発明の座標入力装置は、柱状の操作軸と、この操作軸の一端部側を一面側に固着したセンサ基板と、このセンサ基板の他面側に設けた複数個の歪み検出素子とを備え、前記操作軸は、前記一端部側を円柱状に形成し、前記一端部と反対側の他端部側を角柱状に形成したことを特徴とする。
【0009】
また、前記課題を解決するための第2の解決手段として、前記操作軸は金属からなり、前記センサ基板はセラミックからなることを特徴とする。
【0010】
また、前記課題を解決するための第3の解決手段として、前記歪み検出素子は、前記一面側に固着した操作軸と対向する前記他面側の位置に、一部を位置させた状態で形成されていることを特徴とする。
【0011】
また、前記課題を解決するための第4の解決手段として、前記歪み検出素子は、前記操作軸を中心として角度が90°の等間隔に区切られた前記他面側の4箇所に形成したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における本発明の座標入力装置を図面に基づいて説明する。図1は本発明の座標入力装置の分解斜視図であり、図2は本発明に係わる歪み検出素子を説明する拡大図であり、図3は本発明の座標入力装置の斜視図である。
まず、本発明の座標入力装置は、パソコン等のキーボード装置に取り付けられており、例えばディスプレー上のカーソル等を任意の位置に移動操作可能になっている。
【0013】
このような本発明の座標入力装置の1実施の形態を、図1〜図3に基づいて説明すると、最上部には、外形が略矩形状の取付板1が配設されている。この取付板1は、金属板からなり、中央部には後述する操作軸2を挿通させるための円形状の挿通孔1aが貫通形成されている。
前記挿通孔1aの周囲には、例えばパソコン等のキーボード装置のシャーシ(図示せず)下面に固定するための3個のネジ孔から固定部1bと、後述する支持板6を下面側にネジ止めして取り付けるための3個のネジ孔からなる取付部1cとが形成されている。
【0014】
前記3個の固定部1bは、取付板1の図示左側の一端部寄りの手前側と奥側とに2個形成されていると共に、取付板1の図示右側の他端部寄りの略中央部に1個形成されている。
また、3個の取付部1cは、取付板1一端部寄りの略中央部に1個形成されていると共に、他端部寄りの手前側と奥側に2個形成されている。
【0015】
また、取付板1の一端部寄りの2個の固定部1bより内側には、後述するプリント基板7を取り付けるための2個のPCB取付ネジ1dが形成されている。
また、挿通孔1aを挟んだ取付板1の手前側と奥側には、それぞれのネジ孔より小径の位置決め孔1eが2個形成されている。
また、挿通孔1aから挿通する操作軸2は、下方の一端部側が円柱状に形成されて円柱部2aとなっており、上方の他端部側が角柱状に形成されて角柱部2bとなっている。
【0016】
また、操作軸2は、金属からなり、ヘッダー加工、あるいは焼結加工で製造しているので、円柱部2a、角柱部2bを同時に加工することができ、低コストで製造できる。
前記操作軸2は、円柱部2a側がセンサ基板3の一面側の略中央部に、例えば熱硬化性の接着剤等で直立状に固着されている。そして、図3に示すように、操作軸2を固着したセンサ基板3を取付板1に取り付けると、操作軸2は、挿通孔1aの略中央部に位置して、角柱部2bが取付板1よりも上方に突出するようになっている。
【0017】
また、操作軸2は、角柱部2bに、例えば植毛キャップ(図示せず)等をかぶせることにより、操作者が操作軸2を指等で操作してもスリップし難くすることができると共に、操作軸2を操作する指の感触を良くすることができる。
また、センサ基板3に固着する側が円柱状の円柱部2aになっているので、操作軸2に加えられる水平方向の操作加重がどの方向から加えられても、センサ基板部3を確実に高精度に歪ませることができる。
【0018】
前記センサ基板3は、外形が矩形状に形成され、材質はアルミナ等の耐熱性セラミック材からなり、周囲の環境温度が大きく変化しても、膨張、あるいは収縮等がほとんどない、温度特性に優れた材料からなっている。
また、センサ基板3には、取付板1の3個の取付孔1cと対向する位置に3個の貫通孔からなる取付孔3aが形成され、PCB取付孔1d、1dと対向する位置にPCB取付孔3b、3bが形成され、位置決め孔1e、1eと対向する位置に位置決め孔3c、3cがそれぞれ形成されている。
また、センサ基板3の図示左側の一端部には、4個の半田ランド部3dがそれぞれ形成され、後述するプリント基板7の半田ランド部7dに半田付け可能になっている。
【0019】
また、センサ基板3の他面側である下面には、図2に示すように、矩形状の歪み検出素子4が複数個(4個)形成されている。この歪み検出素子4は、耐熱性があるサーメット系からなる抵抗体を印刷等により形成し、その後レーザトリミングで抵抗値のバラツキが調整されている。
前記歪み検出素子4は、センサ基板3の一面側に固着した操作軸2と対向する他面側の位置に、一部を位置させた状態で形成されている。
また、歪み検出素子4は、操作軸2を中心として角度が90°の等間隔に区切られたセンサ基板3の他面側の4箇所に形成されている。
【0020】
そして、センサ基板3には、歪み検出素子4に接続して配線パターン4aが引き回しされ、この配線パターン4aがセンサ基板3の一端部側に形成した半田ランド部3dに接続されている。このようなセンサ基板3は、後述する支持板6によって取付板1の下面側に取り付けられており、挿通孔1aから挿通して立設する操作軸2に水平方向の荷重を加えて傾倒操作すると、歪み可能な厚さに形成されている。
即ち、センサ基板3は、操作軸2を操作者が指等で傾倒操作すると、歪み検出素子4を形成した部分を容易に歪ませることができるようになっている。
【0021】
また、センサ基板3の下部には形状が略3角形状で所定厚さの絶縁フィルムからなるスペーサ5が配設されている。このスペーサ5は、上方の4個の歪み検出素子4が対向する部分の略中央部を打ち抜いて逃げ孔5aが形成されいる。
そして、逃げ孔5aによって、歪み検出センサ4を形成した部分のセンサ基板3と、後述する支持板6との間に所定の隙間ができるので、操作軸2を傾倒操作すると、センサ基板3が確実に歪むようになっている。
【0022】
また、スペーサ5の3角形状のそれぞれの隅部には、それぞれ取付孔5bが形成され、この取付孔5bは、取付板1の取付部1cと対向する位置に形成されている。また、スペーサ5には、取付板1の位置決め孔1eと対向する位置に位置決め溝5cが形成されている。
また、スペーサ5の下部には、金属板等からなる支持板6が配設されており、この支持板6と取付板1との間にスペーサ5とセンサ基板3とを狭持して支持可能になっている。
【0023】
前記支持板6は、矩形部6aとこの矩形部6aから突出する三角形状の突部6bとが形成され、取付板1の取付部1cと対向する位置にそれぞれ取付孔6cが形成されている。
そして、取付板1と支持板6との間にセンサ基板3とスペーサ5とを狭持した状態で、支持板6をネジ9で取付板1に締め付け可能になっている。
また、支持板6の矩形部6aには、取付板1の位置決め孔1eと対向する位置に、位置決め孔1eに嵌合可能な2個の位置決め突起6dが突出形成されている。
【0024】
また、本発明の座標入力装置の最下部には、プリント基板7が配設されておりこのプリント基板7は、図示右側に取付板載置部7a、7aが形成され、この取付板載置部7a、7aには、取付板1のPCB取付ネジ1dと対向する位置に取付孔7b、7bがそれぞれ形成されている。
前記プリント基板7は、取付板載置部7a、7aに挟まれた部分が三角状に切り欠きされて凹部7cが形成され、この凹部7cに支持板6の突部6bが位置可能になっている。
【0025】
また、凹部7b近傍のプリント基板7の表面には、4個の半田ランド部7dが形成されて、この半田ランド部7dにセンサ基板3の半田ランド部3dを位置合わせすることにより、それぞれが半田付け可能になっている。
また、プリント基板7には、複数のチップ抵抗、あるいはチップコンデンサ、あるいは半導体等の電子部品Pが面実装されて搭載されている。
そして、4個の半田ランド部7dと複数の電子部品Pとが、プリント基板7に形成した配線パターン(図示せず)に接続されて、歪み検出素子4の抵抗値の変化を検出して外部に検出信号を出力可能な制御部となっている。
【0026】
このような構成の本発明の座標入力装置の組立は、まず、支持板6上にスペーサ5および操作軸2を固着したセンサ基板3を載置する。
この時、支持板6の位置決め突起6d、6dに、スペーサ5の位置決め溝5c、5cおよびセンサ基板3の位置決め孔3c、3cが嵌合する。
この状態のセンサ基板3上に取付板1を載置すると、センサ基板3から出っ張った支持板6の位置決め突起6d、6dに位置決め孔1e、1eが嵌合すると共に、取付板1の挿通孔1aから操作軸2が挿通して直立する。
【0027】
この状態の支持板6の3個の取付孔6cにネジ9をそれぞれ挿通して、取付板1の取付部1cにネジ締めすると、センサ基板3とスペーサ5とが、取付板1と支持板6とに狭持されて一体化されてセンサユニットが組み立てられている。
このように組み立てられたセンサユニットにプリント基板7を取り付けるには、支持板6の三角状の突部6bをプリント基板7の凹部7bに位置させて、取付板1のPCB取付ネジ1dを形成した部分をプリント基板7の取付板載置部7aに載置する。
【0028】
そして、プリント基板7の取付孔7bと取付板1のPCB取付ネジ1dとを位置合わせして、ネジ9でプリント基板7を取付板1にネジ締めすることにより、図3に示すような、本発明の座標入力装置が組み立てられている。
また、センサ基板3の半田ランド部3dとプリント基板7の半田ランド部7dとが半田8で接続されて、操作軸2を傾倒操作することによる歪み検出素子4の抵抗値の変化を制御部が検出可能になっている。
【0029】
このように組み立てられた本発明の座標入力装置は、取付板1の上面を、例えばパソコン等のキーボード装置側のシャーシ(図示せず)の下面側に位置させて、3個の固定部1bをシャーシにネジ止めしてキーボード装置に取り付けられている。そして、シャーシから上方に挿通する操作軸2は、角柱部2bの上端部が複数のキースイッチ(図示せず)間から上方に突出するようになっている。
このような本発明の座標入力装置を用いたキーボード装置等は、操作軸2近傍のシャーシ上に複数のキースイッチを配置することができる。そのために、シャーシの面積を有効活用でき、小型化が可能である。
【0030】
前述したような座標入力装置の操作は、キースイッチ間から突出する操作軸2に、操作者が指等で水平方向の傾倒荷重を加えると、センサ基板3が歪んで、歪み検出素子4の抵抗値が変化する。
この歪み検出素子4の抵抗値の変化をプリント基板7の制御部が検出することにより、パソコン等のディスプレー上のカーソルを所望の位置に移動させることができる。
【0031】
このような本発明の座標入力装置は、操作軸2の円柱部2a側をセンサ基板3に固着しているので、水平方向の傾倒荷重が、角柱部2bの対角線方向、あるいは側面方向のどちらから加わったとしても、センサ基板3を確実に歪ませることができる。また、操作軸に加える傾倒荷重の大きさに対応して、センサ基板3の歪み量が変わるようになっている。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の座標入力装置の操作軸は、一端部側を円柱状に形成し、一端部と反対側の他端部側を角柱状に形成して一端部側をセンサ基板に固着したので、操作軸に加えられる水平方向の傾倒荷重の方向がどの方向から加わっても、センサ基板を確実に歪ませることができる。
【0033】
また、操作軸は金属からなり、センサ基板はセラミックからなるので、操作軸をヘッダー加工あるいは焼結加工等で製造することにより、操作軸が円柱部と角柱部とを有する異形状であっても、容易に製造でき、コストダウンが可能である。
また、センサ基板をセラミックとすることで、温度特性に優れており、周囲が高温になっても歪み検出素子の抵抗値変化を小さくおさえることができる。
【0034】
また、歪み検出素子は、一面側に固着した操作軸と対向する他面側の位置に、一部を位置させた状態で形成されているので、操作軸を傾倒操作することによりセンサ基板を確実に歪ませることができ、歪み検出素子の抵抗値を確実に変化させることができる。
【0035】
また、歪み検出素子は、操作軸を中心として角度が90°の等間隔に区切られた他面側の4箇所に形成したので、更に確実に歪み検出素子の抵抗値を変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座標入力装置の分解斜視図である。
【図2】本発明に係わる歪み検出素子を説明する拡大図である。
【図3】本発明の座標入力装置の斜視図である。
【図4】従来の座標入力装置を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 取付板
1a挿通孔
1b 固定部
1c 取付部
1d PCB取付ネジ
1e 位置決め孔
2 操作軸
2a 円柱部
2b 角柱部
3 センサ基板
3a 取付孔
4 歪み検出素子
4a 配線パターン
5 スペーサ
6 支持板
6c 取付孔
6d 位置決め突起
7 プリント基板
8 半田
9 ネジ
【発明の属する技術分野】
本発明は座標入力装置に係わり、パソコン等の入力機器に使用して好適な歪み検出素子を用いた座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パソコン等の入力機器として使用される座標入力装置は、図4に示すように、弾性を有する矩形状で平坦状のセンサ基板21が配設され、このセンサ基板21の中央部には円柱状の操作軸22が固着されている。
前記操作軸22は、セラミック等の硬質部材からなり、径寸法が異なる2段形状に形成され、下部の小径部22aがセンサ基板21に接着剤等で固着され、上部の大径部22bが操作部となっている。
そして、大径部22bを操作者の指等で水平方向に押圧操作することにより、操作軸22が傾倒し、この操作軸22の傾倒で、センサ基板21が歪むようになっている。
また、センサ基板21の下部には空洞部23aを有する取付台23が配設され、センサ基板21の隅部に形成した固定部24によって、センサ基板21が取付台23に固着されている。
【0003】
また、センサ基板21の対角線上で操作軸22を取り付けた部分の周囲には、第1の歪み検出素子25、25’と第2の歪み検出素子26、26’とが4方向に等間隔で配設されている。
前記センサ基板21は、第1、第2の歪み検出素子25、25’、26、26’を形成した部分の下方が空洞部23aになっているので、操作軸22の傾倒操作で容易に弾性変形させることができる。
【0004】
このような従来の座標入力装置は、操作軸22を傾倒操作してセンサ基板21が歪むと、この歪みに連動して第1、第2の歪み検出素子25、25’、26、26’の抵抗値が変化する。この抵抗値の変化を図示しない制御部が検出することにより、操作軸22の傾倒方向および傾倒量が検出可能になっている。
そして、操作軸22の傾倒方向および傾倒量に対応して、例えばパーソナルコンピュータ等のディスプレー上のカーソルを所望の位置に移動できるようになっている。
【0005】
【特許文献】
特開平 7−174646号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したような従来の座標入力装置は、操作軸22の操作部である大径部22bが円柱状のために、大径部22bの中心から若干ずれた外周部を直接指等で水平方向に加重を加えて傾倒操作しようとすると、指が外周部をスリップして操作軸22を確実に傾倒操作できなくなるおそれがあった。
また、この対策として、大径部22bに摩擦係数の大きなゴムキャップ(図示せず)等をかぶせることも考えられるが、大径部22bが円柱状のために、大径部22bにかぶせたゴムキャップに操作荷重を加えると、ゴムキャップが回転するおそれがあった。
【0007】
また、大径部22bにかぶせたゴムキャップを接着剤等で固着する方法もあるが、この方法だと組立に時間が掛かると共に、ゴムキャップが摩耗したときに摩耗したゴムキャップを交換できなくなる問題があった。
本発明は前述したような問題点に鑑みてなされたもので、操作軸を操作する操作者の指がスリップし難くて、操作軸を確実に傾倒操作してセンサ基板を確実に歪ませることができる座標入力装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の解決手段として本発明の座標入力装置は、柱状の操作軸と、この操作軸の一端部側を一面側に固着したセンサ基板と、このセンサ基板の他面側に設けた複数個の歪み検出素子とを備え、前記操作軸は、前記一端部側を円柱状に形成し、前記一端部と反対側の他端部側を角柱状に形成したことを特徴とする。
【0009】
また、前記課題を解決するための第2の解決手段として、前記操作軸は金属からなり、前記センサ基板はセラミックからなることを特徴とする。
【0010】
また、前記課題を解決するための第3の解決手段として、前記歪み検出素子は、前記一面側に固着した操作軸と対向する前記他面側の位置に、一部を位置させた状態で形成されていることを特徴とする。
【0011】
また、前記課題を解決するための第4の解決手段として、前記歪み検出素子は、前記操作軸を中心として角度が90°の等間隔に区切られた前記他面側の4箇所に形成したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における本発明の座標入力装置を図面に基づいて説明する。図1は本発明の座標入力装置の分解斜視図であり、図2は本発明に係わる歪み検出素子を説明する拡大図であり、図3は本発明の座標入力装置の斜視図である。
まず、本発明の座標入力装置は、パソコン等のキーボード装置に取り付けられており、例えばディスプレー上のカーソル等を任意の位置に移動操作可能になっている。
【0013】
このような本発明の座標入力装置の1実施の形態を、図1〜図3に基づいて説明すると、最上部には、外形が略矩形状の取付板1が配設されている。この取付板1は、金属板からなり、中央部には後述する操作軸2を挿通させるための円形状の挿通孔1aが貫通形成されている。
前記挿通孔1aの周囲には、例えばパソコン等のキーボード装置のシャーシ(図示せず)下面に固定するための3個のネジ孔から固定部1bと、後述する支持板6を下面側にネジ止めして取り付けるための3個のネジ孔からなる取付部1cとが形成されている。
【0014】
前記3個の固定部1bは、取付板1の図示左側の一端部寄りの手前側と奥側とに2個形成されていると共に、取付板1の図示右側の他端部寄りの略中央部に1個形成されている。
また、3個の取付部1cは、取付板1一端部寄りの略中央部に1個形成されていると共に、他端部寄りの手前側と奥側に2個形成されている。
【0015】
また、取付板1の一端部寄りの2個の固定部1bより内側には、後述するプリント基板7を取り付けるための2個のPCB取付ネジ1dが形成されている。
また、挿通孔1aを挟んだ取付板1の手前側と奥側には、それぞれのネジ孔より小径の位置決め孔1eが2個形成されている。
また、挿通孔1aから挿通する操作軸2は、下方の一端部側が円柱状に形成されて円柱部2aとなっており、上方の他端部側が角柱状に形成されて角柱部2bとなっている。
【0016】
また、操作軸2は、金属からなり、ヘッダー加工、あるいは焼結加工で製造しているので、円柱部2a、角柱部2bを同時に加工することができ、低コストで製造できる。
前記操作軸2は、円柱部2a側がセンサ基板3の一面側の略中央部に、例えば熱硬化性の接着剤等で直立状に固着されている。そして、図3に示すように、操作軸2を固着したセンサ基板3を取付板1に取り付けると、操作軸2は、挿通孔1aの略中央部に位置して、角柱部2bが取付板1よりも上方に突出するようになっている。
【0017】
また、操作軸2は、角柱部2bに、例えば植毛キャップ(図示せず)等をかぶせることにより、操作者が操作軸2を指等で操作してもスリップし難くすることができると共に、操作軸2を操作する指の感触を良くすることができる。
また、センサ基板3に固着する側が円柱状の円柱部2aになっているので、操作軸2に加えられる水平方向の操作加重がどの方向から加えられても、センサ基板部3を確実に高精度に歪ませることができる。
【0018】
前記センサ基板3は、外形が矩形状に形成され、材質はアルミナ等の耐熱性セラミック材からなり、周囲の環境温度が大きく変化しても、膨張、あるいは収縮等がほとんどない、温度特性に優れた材料からなっている。
また、センサ基板3には、取付板1の3個の取付孔1cと対向する位置に3個の貫通孔からなる取付孔3aが形成され、PCB取付孔1d、1dと対向する位置にPCB取付孔3b、3bが形成され、位置決め孔1e、1eと対向する位置に位置決め孔3c、3cがそれぞれ形成されている。
また、センサ基板3の図示左側の一端部には、4個の半田ランド部3dがそれぞれ形成され、後述するプリント基板7の半田ランド部7dに半田付け可能になっている。
【0019】
また、センサ基板3の他面側である下面には、図2に示すように、矩形状の歪み検出素子4が複数個(4個)形成されている。この歪み検出素子4は、耐熱性があるサーメット系からなる抵抗体を印刷等により形成し、その後レーザトリミングで抵抗値のバラツキが調整されている。
前記歪み検出素子4は、センサ基板3の一面側に固着した操作軸2と対向する他面側の位置に、一部を位置させた状態で形成されている。
また、歪み検出素子4は、操作軸2を中心として角度が90°の等間隔に区切られたセンサ基板3の他面側の4箇所に形成されている。
【0020】
そして、センサ基板3には、歪み検出素子4に接続して配線パターン4aが引き回しされ、この配線パターン4aがセンサ基板3の一端部側に形成した半田ランド部3dに接続されている。このようなセンサ基板3は、後述する支持板6によって取付板1の下面側に取り付けられており、挿通孔1aから挿通して立設する操作軸2に水平方向の荷重を加えて傾倒操作すると、歪み可能な厚さに形成されている。
即ち、センサ基板3は、操作軸2を操作者が指等で傾倒操作すると、歪み検出素子4を形成した部分を容易に歪ませることができるようになっている。
【0021】
また、センサ基板3の下部には形状が略3角形状で所定厚さの絶縁フィルムからなるスペーサ5が配設されている。このスペーサ5は、上方の4個の歪み検出素子4が対向する部分の略中央部を打ち抜いて逃げ孔5aが形成されいる。
そして、逃げ孔5aによって、歪み検出センサ4を形成した部分のセンサ基板3と、後述する支持板6との間に所定の隙間ができるので、操作軸2を傾倒操作すると、センサ基板3が確実に歪むようになっている。
【0022】
また、スペーサ5の3角形状のそれぞれの隅部には、それぞれ取付孔5bが形成され、この取付孔5bは、取付板1の取付部1cと対向する位置に形成されている。また、スペーサ5には、取付板1の位置決め孔1eと対向する位置に位置決め溝5cが形成されている。
また、スペーサ5の下部には、金属板等からなる支持板6が配設されており、この支持板6と取付板1との間にスペーサ5とセンサ基板3とを狭持して支持可能になっている。
【0023】
前記支持板6は、矩形部6aとこの矩形部6aから突出する三角形状の突部6bとが形成され、取付板1の取付部1cと対向する位置にそれぞれ取付孔6cが形成されている。
そして、取付板1と支持板6との間にセンサ基板3とスペーサ5とを狭持した状態で、支持板6をネジ9で取付板1に締め付け可能になっている。
また、支持板6の矩形部6aには、取付板1の位置決め孔1eと対向する位置に、位置決め孔1eに嵌合可能な2個の位置決め突起6dが突出形成されている。
【0024】
また、本発明の座標入力装置の最下部には、プリント基板7が配設されておりこのプリント基板7は、図示右側に取付板載置部7a、7aが形成され、この取付板載置部7a、7aには、取付板1のPCB取付ネジ1dと対向する位置に取付孔7b、7bがそれぞれ形成されている。
前記プリント基板7は、取付板載置部7a、7aに挟まれた部分が三角状に切り欠きされて凹部7cが形成され、この凹部7cに支持板6の突部6bが位置可能になっている。
【0025】
また、凹部7b近傍のプリント基板7の表面には、4個の半田ランド部7dが形成されて、この半田ランド部7dにセンサ基板3の半田ランド部3dを位置合わせすることにより、それぞれが半田付け可能になっている。
また、プリント基板7には、複数のチップ抵抗、あるいはチップコンデンサ、あるいは半導体等の電子部品Pが面実装されて搭載されている。
そして、4個の半田ランド部7dと複数の電子部品Pとが、プリント基板7に形成した配線パターン(図示せず)に接続されて、歪み検出素子4の抵抗値の変化を検出して外部に検出信号を出力可能な制御部となっている。
【0026】
このような構成の本発明の座標入力装置の組立は、まず、支持板6上にスペーサ5および操作軸2を固着したセンサ基板3を載置する。
この時、支持板6の位置決め突起6d、6dに、スペーサ5の位置決め溝5c、5cおよびセンサ基板3の位置決め孔3c、3cが嵌合する。
この状態のセンサ基板3上に取付板1を載置すると、センサ基板3から出っ張った支持板6の位置決め突起6d、6dに位置決め孔1e、1eが嵌合すると共に、取付板1の挿通孔1aから操作軸2が挿通して直立する。
【0027】
この状態の支持板6の3個の取付孔6cにネジ9をそれぞれ挿通して、取付板1の取付部1cにネジ締めすると、センサ基板3とスペーサ5とが、取付板1と支持板6とに狭持されて一体化されてセンサユニットが組み立てられている。
このように組み立てられたセンサユニットにプリント基板7を取り付けるには、支持板6の三角状の突部6bをプリント基板7の凹部7bに位置させて、取付板1のPCB取付ネジ1dを形成した部分をプリント基板7の取付板載置部7aに載置する。
【0028】
そして、プリント基板7の取付孔7bと取付板1のPCB取付ネジ1dとを位置合わせして、ネジ9でプリント基板7を取付板1にネジ締めすることにより、図3に示すような、本発明の座標入力装置が組み立てられている。
また、センサ基板3の半田ランド部3dとプリント基板7の半田ランド部7dとが半田8で接続されて、操作軸2を傾倒操作することによる歪み検出素子4の抵抗値の変化を制御部が検出可能になっている。
【0029】
このように組み立てられた本発明の座標入力装置は、取付板1の上面を、例えばパソコン等のキーボード装置側のシャーシ(図示せず)の下面側に位置させて、3個の固定部1bをシャーシにネジ止めしてキーボード装置に取り付けられている。そして、シャーシから上方に挿通する操作軸2は、角柱部2bの上端部が複数のキースイッチ(図示せず)間から上方に突出するようになっている。
このような本発明の座標入力装置を用いたキーボード装置等は、操作軸2近傍のシャーシ上に複数のキースイッチを配置することができる。そのために、シャーシの面積を有効活用でき、小型化が可能である。
【0030】
前述したような座標入力装置の操作は、キースイッチ間から突出する操作軸2に、操作者が指等で水平方向の傾倒荷重を加えると、センサ基板3が歪んで、歪み検出素子4の抵抗値が変化する。
この歪み検出素子4の抵抗値の変化をプリント基板7の制御部が検出することにより、パソコン等のディスプレー上のカーソルを所望の位置に移動させることができる。
【0031】
このような本発明の座標入力装置は、操作軸2の円柱部2a側をセンサ基板3に固着しているので、水平方向の傾倒荷重が、角柱部2bの対角線方向、あるいは側面方向のどちらから加わったとしても、センサ基板3を確実に歪ませることができる。また、操作軸に加える傾倒荷重の大きさに対応して、センサ基板3の歪み量が変わるようになっている。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の座標入力装置の操作軸は、一端部側を円柱状に形成し、一端部と反対側の他端部側を角柱状に形成して一端部側をセンサ基板に固着したので、操作軸に加えられる水平方向の傾倒荷重の方向がどの方向から加わっても、センサ基板を確実に歪ませることができる。
【0033】
また、操作軸は金属からなり、センサ基板はセラミックからなるので、操作軸をヘッダー加工あるいは焼結加工等で製造することにより、操作軸が円柱部と角柱部とを有する異形状であっても、容易に製造でき、コストダウンが可能である。
また、センサ基板をセラミックとすることで、温度特性に優れており、周囲が高温になっても歪み検出素子の抵抗値変化を小さくおさえることができる。
【0034】
また、歪み検出素子は、一面側に固着した操作軸と対向する他面側の位置に、一部を位置させた状態で形成されているので、操作軸を傾倒操作することによりセンサ基板を確実に歪ませることができ、歪み検出素子の抵抗値を確実に変化させることができる。
【0035】
また、歪み検出素子は、操作軸を中心として角度が90°の等間隔に区切られた他面側の4箇所に形成したので、更に確実に歪み検出素子の抵抗値を変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座標入力装置の分解斜視図である。
【図2】本発明に係わる歪み検出素子を説明する拡大図である。
【図3】本発明の座標入力装置の斜視図である。
【図4】従来の座標入力装置を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 取付板
1a挿通孔
1b 固定部
1c 取付部
1d PCB取付ネジ
1e 位置決め孔
2 操作軸
2a 円柱部
2b 角柱部
3 センサ基板
3a 取付孔
4 歪み検出素子
4a 配線パターン
5 スペーサ
6 支持板
6c 取付孔
6d 位置決め突起
7 プリント基板
8 半田
9 ネジ
Claims (4)
- 柱状の操作軸と、この操作軸の一端部側を一面側に固着したセンサ基板と、このセンサ基板の他面側に設けた複数個の歪み検出素子とを備え、前記操作軸は、前記一端部側を円柱状に形成し、前記一端部と反対側の他端部側を角柱状に形成したことを特徴とする座標入力装置。
- 前記操作軸は金属からなり、前記センサ基板はセラミックからなることを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
- 前記歪み検出素子は、前記一面側に固着した操作軸と対向する前記他面側の位置に、一部を位置させた状態で形成されていることを特徴とする請求項1、または2記載の座標入力装置。
- 前記歪み検出素子は、前記操作軸を中心として角度が90°の等間隔に区切られた前記他面側の4箇所に形成したことを特徴とする請求項3記載の座標入力装置。
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