JP2004171201A - 座標入力装置 - Google Patents

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伸児 平野
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Abstract

【課題】本発明は、ネジ締め時のトルクが均一になるように管理する必要がなくて、高精度に操作軸の傾倒方向および傾倒量を検出可能な座標入力装置を提供すること。
【解決手段】本発明の座標入力装置のセンサ基板3は、他面側にスペーサ部材5が配設され、このスペーサ部材5と共に一面側が取付板1に取り付けされ、
センサ基板3には、取付板1に取り付けるための取付孔3aと歪み検出素子4に接続するための配線パターン4aとが形成され、センサ基板3とスペーサ部材5との間の取付孔3a周囲には、所定厚さのリング状スペーサ3eが形成され、このリング状スペーサ3eは、厚さが少なくとの配線パターン4aより厚く形成されている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は座標入力装置に係わり、パソコン等の入力機器に使用して好適な歪み検出素子を用いた座標入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パソコン等の入力機器として使用される座標入力装置は、図4、5に示すように、コマ状の操作桿21が配設されており、この操作桿21は、剛性の高い鋼材で形成され、円柱状の操作軸21aと、この操作軸21aに加えられる外力を圧力に変換するための上下面がフラットな円板部21bと、円板部21bのフラットな下面の中央部から下方に突出する柱状の電極接触突起部(図示せず)とから構成されている。
また、操作桿21の下部には、操作桿21の円板部21bと外径が略同寸法に形成されて円環状の圧電素子22が配設されている。この圧電素子22は、円環状の圧電セラミクスからなり、圧電素子22の中央部に操作桿21の電極接触突起部が挿通可能な孔22aが貫通形成され、上面にグランド電極となる導電性の電極面22bが形成され、下面に4分割された導電性の4個の個別電極22cとが形成されて構成されている。
【0003】
また、圧電素子22を保持するためのホルダ23は、樹脂材からなり、外形が3角形状に形成され、中央部に圧電素子22を収納可能な丸孔23aと、3角形の隅部には、後述するアイソレータ27の中空ポスト部27aが嵌入可能な固定孔23bがそれぞれ形成されている、
また、ホルダ23の丸孔23aと対向する下面側には、フレキシブル基板からなる基板24が配設されており、この基板24は、圧電素子22の4個の個別電極22cと対向する部分に、4分割された電極部24aがそれぞれ形成されている。また、4個の電極部24aに囲まれた中央部には、小径のグランド電極部24bが形成され、このグランド電極部24bに操作桿21の電極接触突起部が当接可能になっている。
【0004】
また、基板24は、それぞれの電極部24aおよびグランド電極部24bに接続されて配線パターン24cが形成され、この配線パターン24cの先端部が端子部24dとなり、この端子部24dが外部の制御回路(図示せず)に接続されて、圧電素子22の電位の変化を検出可能になっている。
また、基板24を載置して保持可能なベースプレート25は、ホルダ23と外形が同じ3角形状に形成され、中央部には、基板24のグランド電極部24bと操作桿21の電極接触突起部(図示せず)とを常時安定的に接触させるための逃げ孔25aが形成されている。
また、ベースプレート25は、ホルダ23の3個の固定孔23bが対向する位置にそれぞれネジ孔25bが形成されている。
【0005】
また、ホルダ23の上部には、操作桿21の円板部21bを介して圧電素子22を均等な押圧力で押圧するための保持板26が配設されており、この保持板26は、外形がホルダ23と同じ3角形状に形成され、中央部に操作桿21の操作軸21aが挿通可能な挿通孔26aが形成されている。
また、保持板26には、ホルダ23の3個の固定孔23bが対向する位置に、固定孔26bがそれぞれ形成され、この固定孔26bに後述するアイソレータ27の中空ポスト部27aが嵌入可能になっている。
【0006】
また、アイソレータ27は、中空ポスト部27aとフランジ部27bと貫通孔27cとを有し、中空ポスト部27aが保持板26の固定孔26bとホルダ23の固定孔23bとに嵌入可能になっている。また、貫通孔27cには、ネジ28が挿通可能になっている。
また、操作桿21の操作軸21aには、操作軸21aの操作性向上のために、ゴム等からなるキャップ29が被せられている。
【0007】
このような構成の従来の座標入力装置は、ベースプレート25上に基板24とホルダ23とを載置し、ホルダ23の中央部の丸孔23aに圧電素子22を収納すると共に、この圧電素子22上に操作桿21の円板部21bを載置する。
その後、ホルダ23および操作桿21の円板部21b上に保持板26を載置すると、操作桿21の操作軸21aが挿通孔26aから挿通して立設される。
その後、保持板26とホルダ23のそれぞれの固定孔26b、23bにアイソレータ27の中空ポスト部27aを嵌入する。そして、アイソレータ27の貫通孔27cにネジ28を挿入し、ベースプレート25のネジ孔25bにネジ止めする。このネジ28をネジ孔25bにネジ止めするときは、一定のネジ締めトルクでネジ28がネジ締めされて、操作桿21の円板部21bを介して圧電素子22の全域に対して均一に圧力が加わるように、バランス良くネジ止めするようになっている。
【0008】
このように組み立てられた従来の座標入力装置の操作は、操作桿21の操作軸21aを一方向に傾倒操作することにより、円板部21bが圧電素子22の一方側を押圧して、押圧された側の圧電素子22の電位が変化する。この電位の変化による信号が配線パターン24cから外部の制御部(図示せず)に伝達されて、操作桿21の傾倒方向および傾倒量を検出可能になっている。
そして、操作桿21の傾倒方向および傾倒量に対応して、例えばパーソナルコンピュータ等のディスプレー上のカーソルを所望の位置に移動するようになっている。
【0009】
【特許文献】
特開平 9−237152号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したような従来の座標入力装置は、圧電素子22の全域に対して圧力が均一になるように、3個のネジ28のネジ締めトルクが一定になるようにネジ止めしなければならなかった。
そのために、ネジ締め時に用いるネジ締め工具に、ネジ締めトルクが所定値になったらスリップするように設定された特殊なものを用いていたので、組立に時間が掛かりわずらわしかった。
【0011】
また、特殊なネジ締め工具を用いても、ネジ締め工具がネジ28に対して斜めになったりすると、ネジ締めトルクがバラツキ、圧電素子22の全域に対して均一な圧力を加えることができず、操作桿21の傾倒方向、あるいは傾倒量を高精度に検出できなくなるおそれがあった。
本発明は前述したような問題点に鑑みてなされたもので、ネジ締め時のトルクが均一になるように管理する必要がなくて、高精度に操作軸の傾倒方向および傾倒量を検出可能な座標入力装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の解決手段として本発明の座標入力装置は、柱状の操作軸を一面側に固着したセンサ基板と、このセンサ基板の他面側に設けた複数個の歪み検出素子と、前記センサ基板を取り付け可能な取付板とを備え、前記センサ基板は、前記他面側にスペーサ部材が配設され、このスペーサ部材と共に前記一面側が前記取付板に取り付けされ、
前記センサ基板には、前記取付板に取り付けるための取付孔と前記歪み検出素子に接続するための配線パターンとが形成され、前記センサ基板と前記スペーサ部材との間の前記取付孔周囲には、所定厚さのリング状スペーサが配設され、このリング状スペーサは、前記厚さが少なくとの前記配線パターンより厚く形成されていることを特徴とする。
【0013】
また、前記課題を解決するための第2の解決手段として、前記リング状スペーサは、前記配線パターンと同材質の部材からなると共に前記センサ基板に一体形成されていることを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
【0014】
また、前記課題を解決するための第3の解決手段として、前記スペーサ部材は、前記センサ基板に形成した前記歪み検出素子の当接を防ぐために、前記歪み検出素子と対向する部分に逃げ孔を形成したことを特徴とする。
【0015】
また、前記課題を解決するための第4の解決手段として、前記取付板に、前記センサ基板と前記スペーサ部材とを狭持して支持可能な支持板を配設したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における本発明の座標入力装置を図面に基づいて説明する。図1は本発明の座標入力装置の分解斜視図であり、図2は本発明に係わる歪み検出素子を説明する拡大図であり、図3は本発明の座標入力装置の斜視図である。
まず、本発明の座標入力装置は、パソコン等のキーボード装置に取り付けられており、例えばディスプレー上のカーソル等を任意の位置に移動操作可能になっている。
【0017】
このような本発明の座標入力装置の1実施の形態を、図1〜図3に基づいて説明すると、最上部には、外形が略矩形状の取付板1が配設されている。この取付板1は、金属板からなり、中央部には後述する操作軸2を挿通させるための円形状の挿通孔1aが貫通形成されている。
前記挿通孔1aの周囲には、外部の例えばパソコン等のキーボード装置側のシャーシ(図示せず)の下面側に取付板1を固定するための3個のネジ孔からなる固定部1bと、後述するセンサ基板3を支持板6で取付板1の下面側に取り付けるための3個のネジ孔からなる取付部1cとが、所定の間隔をもって形成されている。
【0018】
また、固定部1bは、取付板1の図示左側の一端部寄りに寸法Aの間隔で形成された2個と、取付板1の図示右側の他端部寄りの略中央部に形成された1個とで合計3個形成されている。
また、取付部1cは、取付板1の図示右側の他端部寄りに寸法Bの間隔で形成された2個と、取付板1の一端部寄りの略中央部で寸法Aの間隔で形成された2個の固定部1b、1b間に形成された1個とで合計3個形成されている。
即ち、固定部1bと取付部1cとは、寸法Aの間隔の2個の固定部1b、1bの間に1個の取付部1cが位置し、寸法Bの間隔の2個の取付部1c、1cの間に1個の固定部1bを位置させた状態で、挿通孔1a周囲に所定の間隔をもってそれぞれ3個形成されている。
【0019】
また、取付板1の一端部側には、寸法Aの2個の固定部1bより内側で挿通孔1a寄りの位置に、後述するプリント基板7を取り付けるための2個のPCB取付ネジ孔1d、1dが形成されている。
また、取付板1の一端部と他端部との間の中間部付近で、挿通孔1aを挟んだ手前側と奥側の位置には、固定部1bおよび取付部1cより小径のハーフパンチ加工された2個の突き出し部1eが形成されている。
この突き出し部1eは、図示上面側が凹み形成されて下面側が所定高さに突き出し形成されている。
また、挿通孔1aから上方に挿通されて立設する操作軸2は、下方の一端部側が円柱状に形成されて円柱部2aとなっていると共に、上方の他端部側が角柱状に形成されて角柱部2bとなっている。
【0020】
また、操作軸2は、金属からなり、ヘッダー加工、あるいは焼結加工等で製造しているので、円柱部2aと角柱部2bとを同時に加工することができる。
前記取付板1の下面側には、センサ基板3が取付可能になっており、このセンサ基板3の一面側である上面の略中央部に、操作軸2の円柱部2a側が、例えば熱硬化性の接着剤等で直立状に固着されている。
そして、図3に示すように、操作軸2を固着したセンサ基板3を取付板1の下面側に取り付けると、操作軸2は、挿通孔1aの略中央部に位置して、角柱部2bが取付板1よりも上方に突出するようになっている。
【0021】
また、操作軸2は、角柱部2bに、例えば植毛キャップ(図示せず)等をかぶせることにより、操作者が操作軸2を指等で操作してもスリップし難くすることができると共に、指に伝わる操作軸2の操作感触を良くすることができる。
また、センサ基板3に固着する側が円柱状の円柱部2aになっているので、操作軸2に加えられる水平方向の操作荷重がどの方向から加えられても、センサ基板部3を確実に高精度に歪ませることができる。
【0022】
前記センサ基板3は、外形が矩形状に形成され、材質はアルミナ等の耐熱性セラミック材からなり、周囲の環境温度が大きく変化しても、膨張、あるいは収縮等がほとんどない、温度特性に優れた材料からなっている。
また、センサ基板3には、取付板1の3個の取付部1cと対向する位置に3個の貫通孔からなる取付孔3aが形成され、PCB取付ネジ孔1d、1dと対向する位置にPCB取付孔3b、3bが形成されている。
また、突き出し部1e、1eと対向する位置で、センサ基板3の互いに対向する側辺には、半円状の切り欠き部3c、3cが形成されて、突き出し部1eを切り欠き部3cに嵌合させることにより、センサ基板3と取付板1とが位置決め可能になっている。
また、センサ基板3の図示左側の一端部には、4個の半田ランド部3dが形成され、後述するプリント基板7の半田ランド部7dに半田付け可能になっている。
【0023】
また、センサ基板3の他面側である下面には、図2に示すように、所定厚さで矩形状の歪み検出素子4が複数個(4個)形成されている。この歪み検出素子4は、耐熱性があるサーメット系からなる抵抗体を印刷等により形成し、その後レーザトリミングで抵抗値のバラツキが調整されている。
前記歪み検出素子4は、センサ基板3の一面側に固着した操作軸2と対向する他面側の位置に、一部が位置するように形成されている。
また、歪み検出素子4は、センサ基板3の他面側に、操作軸2を中心として角度が90°の等間隔の位置に4個形成されている。
【0024】
そして、センサ基板3には、歪み検出素子4に接続する4本の配線パターン4aが所定厚さに形成されて引き回しされ、センサ基板3の一端部側に形成した半田ランド部3dに接続されている。
また。センサ基板3の3個の取付孔3a周囲には、取付孔3aの直径寸法より内径寸法が大きい円環状のリング状スペーサ3eが形成されている。このリング状スペーサ3eは、厚さが配線パターン4aより厚く形成されているが、歪み検出素子4より薄くても良い。
即ち、リング状スペーサ3eは、厚さが少なくとも配線パターン4aより厚く形成されていれば良い。前記配線パターン4aは、リング状スペーサ3eに重ならないように引き回しされている。
また、リング状スペーサ3eは、配線パターン4aと同材質の部材からなり、配線パターン4aを印刷形成時に同時に形成されるようになっている。
また、センサ基板3には、互いに対向する切り欠き部3cの内側に、後述する支持板6の位置決め突起6dが嵌合可能な位置決め孔3f、3fが貫通形成されている。
【0025】
このようなセンサ基板3は、取付板1の下面側に、後述する支持板6に狭持されて支持され、挿通孔1aから挿通して立設する操作軸2に水平方向の荷重を加えて傾倒操作すると、操作軸2周辺、即ち歪み検出素子4を形成した部分が容易に歪み可能な厚さに形成されている。
また、センサ基板3の下部には、形状が略3角形状で所定厚さの絶縁フィルムからなるスペーサ部材5が配設されている。このスペーサ部材5は、センサ基板3に形成した4個の歪み検出素子4が対向する部分が、円形状に打ち抜きされて逃げ孔5aが形成されいる。
即ち、スペーサ部材5は、歪み検出素子4と対向する部分が、逃げ孔5aによって開放されているので、操作軸2を傾倒操作すると、歪み検出素子4を形成した部分のセンサ基板3を確実に歪ませることができるようになっている。
【0026】
また、スペーサ部材5の3角形状のそれぞれの隅部には、取付孔5bがそれぞれ形成され、この取付孔5bは、取付板1の取付部1cと対向する位置に形成されている。そして、センサ基板3に形成したリング状スペーサ3eがスペーサ部材5の取付孔5b周囲に位置するようになっている。
そのために、後述する支持板6でスペーサ部材5を狭持すると、センサ基板3の下面とスペーサ部材5との間にリング状スペーサ3eの厚さ分の隙間が形成される。このことにより、センサ基板3に形成した配線パターン4aとスペーサ5との間に隙間ができて、配線パターン4aがスペーサ5に圧接されることがない。
【0027】
また、スペーサ部材5には、センサ基板3の位置決め孔3f、3fと対向する位置に位置決め溝5c、5cが形成され、この位置決め溝5c、5cに後述する支持板6の位置決め突起6dが嵌合可能になっている。
また、スペーサ部材5の下部には、金属板等からなる支持板6が配設されており、この支持板6と取付板1との間でスペーサ部材5とセンサ基板3とを狭持して支持可能になっている。
【0028】
前記支持板6は、矩形部6aとこの矩形部6aから図示左方向に突出する三角形状の突部6bとが形成され、取付板1の取付部1cと対向する位置にそれぞれ取付孔6cが形成されている。
そして、取付板1と支持板6との間に、センサ基板3とスペーサ部材5とを狭持した状態で、支持板6をネジ9で取付板1の取付部1cに締め付け可能になっている。また、支持板6の矩形部6aには、2個の位置決め突起6dがセンサ基板3の位置決め孔3fおよびスペーサ部材5の位置決め溝5cに嵌合可能な位置に形成されている。
【0029】
また、本発明の座標入力装置の最下部には、プリント基板7が配設されておりこのプリント基板7は、図示右側にセンサユニット載置部7a、7aが形成され、このセンサユニット載置部7a、7aには、取付板1のPCB取付ネジ孔1dと対向する位置にそれぞれ取付孔7b、7bが形成されている。
前記プリント基板7は、センサユニット載置部7a、7aに挟まれた部分が三角状に切り欠きされて凹部7cが形成され、この凹部7cに支持板6の突部6bが位置可能になっている。
【0030】
また、凹部7b近傍のプリント基板7の表面には、4個の半田ランド部7dが形成されて、PCB取付ネジ孔1d、PCB取付孔3b、センサユニット載置部7aをネジ9で締め付けることにより、プリント基板7とセンサ基板3のそれぞれの半田ランド部7d、3dが対向する位置に位置決めされて、それぞれが半田付け可能になっている。
また、プリント基板7には、複数のチップ抵抗、あるいはチップコンデンサ、あるいは半導体等の電子部品Pが面実装されて搭載されている。
そして、4個の半田ランド部7dと複数の電子部品Pとが、プリント基板7に形成した配線パターン(図示せず)に接続されて、歪み検出素子4の抵抗値の変化を検出して外部に検出信号を出力可能な制御部となっている。
【0031】
このような構成の本発明の座標入力装置の組立は、まず、支持板6の位置決め突起6d、6dに、スペーサ部材5の位置決め溝5c、5cおよびセンサ基板3の位置決め孔3f、3fを位置合わせして、支持板6上にスペーサ部材5および操作軸2を固着したセンサ基板3を載置する。
次に、取付板1の突き出し部1e、1eをセンサ基板3の切り欠き部3c、3cに嵌合させて、センサ基板3上に取付板1を載置すると、取付板1の挿通孔1aから操作軸2が挿通して直立する。
【0032】
この状態の支持板6の3個の取付孔6cに、ネジ9をそれぞれ挿通して取付板1の取付部1cにネジ締めすると、センサ基板3とスペーサ部材5とが、取付板1と支持板6とに狭持されて一体化されて、センサユニットが組み立てされる。この時のセンサ基板3の下面側とスペーサ部材5との間には、リング状スペーサ3eの厚さに相当する寸法の隙間が形成されている。
このように組み立てられたセンサユニットをプリント基板7に取り付けるには、支持板6の三角状の突部6bをプリント基板7の凹部7bに位置させて、取付板1のPCB取付ネジ孔1d、およびセンサ基板3のPCB取付孔3bを形成した部分をプリント基板7のセンサユニット載置部7aに載置する。
【0033】
その後、プリント基板7の取付孔7bと取付板1のPCB取付ネジ孔1dおよびセンサ基板3のPCB取付孔3bとを位置合わせして、ネジ9でプリント基板7を取付板1にネジ締めすると共に、センサ基板3の半田ランド部3dとプリント基板7の半田ランド部7dとを半田8で接続することにより、図3に示すような、本発明の座標入力装置が組み立てられている。
このように組み立てられた本発明の座標入力装置は、センサ基板3の取付孔3a周囲のリング状スペーサ3eにより、ネジ9を強く締め付けても、配線パターン4aがスペーサ5に当接せず、センサ基板3に歪みが発生しないので、ネジ9の締め付けによって、歪み検出素子4が歪むようなことがない。
【0034】
このように組み立てられた本発明の座標入力装置は、取付板1の上面側を、例えばパソコン等のキーボード装置側のシャーシ(図示せず)の下面側に位置させて、3個の固定部1bをシャーシにネジ止めすることにより、キーボード装置等に取り付けられている。
そして、シャーシから上方に挿通する操作軸2は、角柱部2bの上端部が複数のキースイッチ(図示せず)間に突出して位置するようになっている。
このような本発明の座標入力装置を取り付けた、例えばキーボード装置は、シャーシの下面側に取付板1を固定しているので、操作軸2近傍のシャーシ上に複数のキースイッチを配置することができる。そのために、シャーシの面積を有効活用でき、小型化が可能である。
【0035】
前述したような本発明の座標入力装置の操作は、複数のキースイッチ間に位置する操作軸2に、操作者が指等で水平方向の傾倒荷重を加えることにより、センサ基板3が歪み、この歪みによって歪み検出素子4の抵抗値が変化する。
この抵抗値の変化をプリント基板7の制御部が検出することにより、パソコン等のディスプレー上のカーソルを所望の位置に移動させることができるようになっている。
この時、センサ基板3は、取付板1を介してキーボード装置のシャーシに固定されているので、キースイッチを押圧操作してシャーシが歪んだとしても、この歪みがセンサ基板3に伝わるのを防止することができる。
【0036】
また、本発明の説明では、リング状スペーサ3eをセンサ基板3に印刷等で一体形成した物で説明したが、リング状スペーサ3eは、所定厚さの絶縁フィルム等を打ち抜いて形成し、センサ基板3とスペーサ部材5との、それぞれの取付孔3a、5bを囲むように配設したものでも良い。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の座標入力装置の取付板のセンサ基板には、取付板に取り付けるための取付孔と歪み検出素子に接続するための配線パターンとが形成され、前記センサ基板と前記スペーサ部材との間の取付孔周囲には、所定厚さのリング状スペーサが配設され、このリング状スペーサは、厚さが少なくとの配線パターンの厚さより厚く形成されているので、支持板をネジ締めして取付板との間にセンサ基板とスペーサ部材とを狭持しても、リング状スペーサによってセンサ基板に形成した配線パターンがスペーサに当接することがなく、操作軸に傾倒荷重を加えない初期状態におけるセンサ基板の歪みを防止することができる。
そのために、歪み検出素子の歪みを高精度に検出することができる。
【0038】
また、リング状スペーサは、配線パターンと同材質の部材からなると共にセンサ基板に一体形成されているので、配線パターンを印刷形成時にリング状スペーサを同時に形成することができ、リング状スペーサの製造が容易である。
【0039】
また、スペーサ部材は、センサ基板に形成した歪み検出素子の当接を防ぐために、歪み検出素子と対向する部分に逃げ孔を形成したので、歪み検出素子がスペーサに当接することがなく、初期状態における歪み検出素子の歪みを防止できる。
【0040】
また、取付板に、センサ基板とスペーサ部材とを狭持して支持可能な支持板を配設したので、支持板でセンサ基板とスペーサ部材とを確実に取付板に狭持して取り付けることができる。
そのために、操作軸の傾倒操作により、センサ基板を確実に歪ませることができ、このセンサ基板の歪みを歪み検出センサが高精度に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座標入力装置の分解斜視図である。
【図2】本発明に係わる歪み検出素子を説明する拡大図である。
【図3】本発明の座標入力装置の斜視図である。
【図4】従来の座標入力装置の分解斜視図である。
【図5】従来の座標入力装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 取付板
1a挿通孔
1b 固定部
1c 取付部
1d PCB取付ネジ孔
1e 突き出し部
2 操作軸
2a 円柱部
2b 角柱部
3 センサ基板
3a 取付孔
4 歪み検出素子
4a 配線パターン
5 スペーサ部材
6 支持板
6c 取付孔
6d 位置決め突起
7 プリント基板
8 半田
9 ネジ

Claims (4)

  1. 柱状の操作軸を一面側に固着したセンサ基板と、このセンサ基板の他面側に設けた複数個の歪み検出素子と、前記センサ基板を取り付け可能な取付板とを備え、前記センサ基板は、前記他面側にスペーサ部材が配設され、このスペーサ部材と共に前記一面側が前記取付板に取り付けされ、
    前記センサ基板には、前記取付板に取り付けるための取付孔と前記歪み検出素子に接続するための配線パターンとが形成され、前記センサ基板と前記スペーサ部材との間の前記取付孔周囲には、所定厚さのリング状スペーサが配設され、このリング状スペーサは、前記厚さが少なくとの前記配線パターンより厚く形成されていることを特徴とする座標入力装置。
  2. 前記リング状スペーサは、前記配線パターンと同材質の部材からなると共に前記センサ基板に一体形成されていることを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
  3. 前記スペーサ部材は、前記センサ基板に形成した前記歪み検出素子の当接を防ぐために、前記歪み検出素子と対向する部分に逃げ孔を形成したことを特徴とする請求項1または2記載の座標入力装置。
  4. 前記取付板に、前記センサ基板と前記スペーサ部材とを狭持して支持可能な支持板を配設したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の座標入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007292677A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Nitta Ind Corp 歪みゲージ型センサ

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