JP2004151558A - 電子装置、電子装置の駆動方法及び電子機器 - Google Patents

電子装置、電子装置の駆動方法及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】発光期間を短縮することのできる電子装置、電子装置の駆動方法及び電子機器を提供する。
【解決手段】1回目の走査線の選択動作時、奇数番目の走査線上の赤及び緑用画素回路20R,20Gにデータ信号を供給し、青用画素回路20Bにリセット電圧を供給する。又、データ線駆動回路12は、偶数番目の走査線上の赤及び緑用画素回路20R,20Gにリセット電圧を供給し、青用画素回路20Bにデータ信号を供給する。2回目の走査線の選択動作時、データ線駆動回路12は、奇数番目の走査線上の赤及び緑用画素回路20R,20Gにリセット電圧を供給し、青用画素回路20Bにデータ信号を供給する。又、データ線駆動回路12は、偶数番目の走査線上の赤及び緑用画素回路20R,20Gにデータ信号を供給し、青用画素回路20Bに対してリセット電圧を供給する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子装置、電子装置の駆動方法及び電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電気光学装置として有機EL素子を用いた電気光学装置が、低消費比電力、高視野角、高コントラスト比で他の装置より優れているとして注目されている。この種の有機EL素子を用いた電気光学装置には、ゲート端子にデータ信号に応じた電圧を印加することによりトランジスタの導通状態を制御して、有機EL素子に供給する電流量を設定して輝度階調を制御する方式がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
国際公開第WO98/3640号パンフレット
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、1フレームを全て発光期間として使用すると、特に動画表示の際の輪郭が不鮮明になるなどの動画劣化現象が視認されることがある。
【0005】
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的の一つは発光期間の短縮を図ることのできる電子装置、電子装置の駆動方法及び電子機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明における電子装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の単位回路と、を備えた電子装置において、前記複数の走査線のうち一つが選択された時、前記複数の単位回路のうち、該選択された走査線に接続された一連の単位回路の中から、第1のグループの単位回路には前記複数のデータ線のうち前記第1のグループの単位回路に接続されたデータ線を介してデータ線を供給し、第2のグループの単位回路には前記データ信号を供給しないデータ線駆動回路を含む。
【0007】
これによれば、複数の走査線の中から一つが選択された時、データ線駆動回路は、その選択された走査線に接続された一連の単位回路の中から、第1のグループの単位回路にはデータ信号が供給され、第2のグループの単位回路には前記データ信号を供給しない。その結果、データ信号の供給が集中することがなく分散されるため、データ線駆動回路の負荷を軽減することができる。
【0008】
この電子装置において、前記データ線駆動回路が、前記第1のグループの単位回路に前記データ信号を供給している期間に、前記第2のグループの単位回路はリセットされる。
【0009】
これによれば、第2のグループの単位回路はリセットされる。その結果、単位回路のリセット動作が集中することがなく分散される。
この電子装置において、前記第2のグループの単位回路のリセットは、リセット信号を供給することにより行なわれる。
【0010】
これによれば、リセット信号を供給する手段の負荷を軽減させることができる。
この電子装置において、前記リセット信号は、複数のデータ線を介して前記第2のグループの単位回路に供給される。
【0011】
これによれば、リセット信号は、データ信号を供給するデータ線を介して単位回路に供給されるので、回路規模を小さくすることができる。
この電子装置において、前記リセット信号は、電圧信号として供給される。
【0012】
これによれば、電圧信号を生成する信号生成回路の負荷は軽減される。
この電子装置において、前記第1のグループの単位回路が、前記複数の走査線を介して供給される走査信号によって次に選択される時は、前記第1のグループの単位回路にはデータ信号が供給されない。
【0013】
これによれば、前記第1のグループの単位回路にはデータ信号が供給されないとき、第2のグループの単位回路にデータ信号を供給させることができる。
本発明における電子装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の単位回路と、を備えた電子装置において、前記複数の走査線の中から一つが選択された時、その選択された走査線に接続された一連の単位回路の中から、データ信号を供給する第1のグループの単位回路とリセット信号を供給する第2のグループの単位回路を選択し、前記第1のグループの単位回路にはデータ信号を供給し、前記第2のグループの単位回路にはリセット信号を供給するための選択信号を生成する制御回路と、前記制御回路からの選択信号に基づいて前記複数のデータ線にデータ信号又はリセット信号のいずれか一方を出力させるデータ線駆動回路とを備えた。
【0014】
これによれば、複数の走査線の中から一つが選択された時、制御回路によってデータ線駆動回路は、その選択された走査線に接続された一連の単位回路の中から、第1のグループの単位回路にはデータ信号が供給され、第2のグループの単位回路にはリセット信号が供給される。その結果、リセット信号の供給が集中したり、データ信号の供給が集中したりすることがなく分散されるため、データ線駆動回路の負荷を軽減することができる。
【0015】
この電子装置において、次の新たな走査線が一つ選択された時、その新たに選択された走査線に接続された一連の単位回路のうち、一つ前の走査線の選択時にデータ信号が供給されていたデータ線と接続されている単位回路はリセットされる。
【0016】
これによれば、次の新たな走査線が一つ選択された時、その新たに選択された走査線に接続された一連の単位回路のうち、一つ前の選択時にデータ信号が供給されていたデータ線と接続されている単位回路にはリセット信号が供給され、一つ前の選択時にリセット信号が供給されていたデータ線と接続されている単位回路にはデータ信号が供給される。その結果、リセット信号の供給及びデータ信号の供給がさらに分散されることから、データ線駆動回路の負荷をさらに軽減することができる。
【0017】
この電子装置において、前記リセット信号は電圧信号として供給される。
これによれば、電圧信号を生成する信号生成回路の負荷は軽減される。
この電子装置において、前記第1のグループの単位回路が、前記複数の走査線を介して供給される走査信号によって次に選択される時は、前記第1のグループの単位回路にはデータ信号が供給されない。
【0018】
これによれば、前記第1のグループの単位回路にはデータ信号が供給されないとき、第2のグループの単位回路にデータ信号を供給させることができる。
こ電子装置において、走査線の選択は、隣合う位置にある走査線を一方向から順番に選択する。
【0019】
これによれば、隣合う位置にある走査線を一方向から順番に選択して行く際、リセット信号の供給及びデータ信号の供給を分散でき、データ線駆動回路の負荷を軽減することができる。
【0020】
この電子装置において、走査線を選択は、少なくとも一つ前に選択した走査線と隣合う位置にある走査線以外の走査線を選択する。
これによれば、一つ前に選択した走査線と隣合う位置にある走査線以外の走査線を選択して行く際、リセット信号の供給及びデータ信号の供給を分散でき、データ線駆動回路の負荷を軽減することができる。
【0021】
この電子装置において、データ信号は多値である。
これによれば、各走査線を選択して多値のデータ信号の供給する場合、その多値のデータ信号の供給を分散させることができる。
【0022】
この電子装置において、単位回路は、電子素子を含み、対応する走査線が選択されている時、対応するデータ線からのデータ信号が入力され、そのデータ信号に基づいて駆動される電子素子を含む。
【0023】
これによれば、電気素子の動作及び停止を短時間で完了させることができる。この電子装置において、単位回路は、走査線が選択されたとき導通する第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタを介して供給されるデータ信号を電荷量として保持する容量素子と、前記容量素子に保持された電荷量に基づいて導通状態が制御される第2のトランジスタとからなり、前記電子素子は、前記導通状態に相対した電流量が供給される電流駆動素子とからなる。
【0024】
これによれば、電流駆動素子の動作及び停止を短時間で完了させることができる。
この電子装置において、データ信号は電圧又は電流として供給される。
【0025】
これによれば、電圧値又は電流値によりなる多値のデータ信号によって第1のトランジスタの導通状態が決まる。例えば、データ信号が多値のデータ信号の場合、第1のトランジスタの導通状態は多値のデータ信号で決まる。
【0026】
この電子装置において、電流駆動素子はEL素子である。
これによれば、EL素子の発光動作及び発光停止動作を短時間で完了させることができる。
【0027】
この電子装置において、EL素子は発光層が有機材料で構成されている。
これによれば、有機EL素子の発光動作及び発光停止動作を短時間で完了させることができる。
【0028】
本発明における電子装置の駆動方法は、複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の単位回路と、を備えた電子装置の駆動方法において、前記複数の走査線のうち一つを選択する時、前記複数の単位回路のうち、前記選択される走査線に接続された一連の単位回路の中から、第1のグループの単位回路と第2のグループの単位回路とに区分し、前記第1のグループの単位回路には前記データ線を介してデータ線を供給し、前記第2のグループの単位回路には前記データ信号を供給しないようにした。
【0029】
これによれば、複数の走査線の中から一つが選択された時、その選択された走査線に接続された一連の単位回路の中から、第1のグループの単位回路にはデータ信号が供給され、第2のグループの単位回路には前記データ信号を供給しない。その結果、データ信号の供給が集中することがなく分散される。
【0030】
この電子装置の駆動方法において、前記第1のグループの単位回路に前記データ信号を供給している期間に、前記第2のグループの単位回路をリセットさせるようにした。
【0031】
これによれば、第2のグループの単位回路はリセットされる。その結果、単位回路のリセット動作が集中することがなく分散される。
この電子装置の駆動方法において、前記第2のグループの単位回路のリセットは、リセット信号を供給することにより行なわれる。
【0032】
これによれば、リセット信号を供給する手段の負荷を軽減させることができる。
この電子装置の駆動方法において、前記リセット信号は、複数のデータ線を介して前記第2のグループの単位回路に供給させる。
【0033】
これによれば、リセット信号は、データ信号を供給するデータ線を介して単位回路に供給されるので、回路規模を小さくすることができる。
この電子装置の駆動方法において、前記リセット信号は、電圧信号として供給される。
【0034】
これによれば、電圧信号を生成する信号生成回路の負荷は軽減される。
この電子装置の駆動方法において、前記第1のグループの単位回路が、前記複数の走査線を介して供給される走査信号によって次に選択される時は、前記第1のグループの単位回路にはデータ信号が供給されない。
【0035】
これによれば、前記第1のグループの単位回路にはデータ信号が供給されないとき、第2のグループの単位回路にデータ信号を供給させることができる。
本発明における電子装置の駆動方法は、複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の単位回路と、を備えた電子装置の駆動方法において、前記複数の走査線のうち一つを選択する時、前記複数の単位回路のうち、前記選択される走査線に接続された一連の単位回路の中から、第1のグループの単位回路と第2のグループの単位回路とに区分し、前記第1のグループの単位回路には前記データ線を介してデータ線を供給し、前記第2のグループの単位回路にはリセット信号を供給する。
【0036】
これによれば、複数の走査線の中から一つが選択された時、その選択された走査線に接続された各単位回路の中から、第1のグループの単位回路にはデータ信号が供給され、第2のグループの単位回路にはリセット信号が供給される。その結果、リセット信号の供給が集中したり、データ信号の供給が集中したりすることがなく分散されるため、リセット信号及びデータ信号を生成する回路の負荷を軽減することができる。
【0037】
この電子装置の駆動方法において、次の新たな走査線が一つ選択された時、その新たに選択された走査線に接続された一連の単位回路のうち、一つ前の走査線の選択時にデータ信号が供給されていたデータ線と接続されていた単位回路はリセットさせる。
【0038】
これによれば、次の新たな走査線が一つ選択された時、その新たに選択された走査線に接続された各単位回路のうち、一つ前の選択時にデータ信号が供給されていたデータ線と接続されている単位回路にはリセット信号が供給され、一つ前の選択時にリセット信号が供給されていたデータ線と接続されている単位回路にはデータ信号が供給される。その結果、リセット信号の供給及びデータ信号の供給がさらに分散される。
【0039】
この電子装置の駆動方法において、前記走査線の選択は、隣合う位置にある走査線を一方向から順番に選択する。
これによれば、隣合う位置にある走査線を一方向から順番に選択して行く際、リセット信号の供給及びデータ信号の供給を分散できる。
【0040】
この電子装置の駆動方法において、走査線を選択は、少なくとも一つ前に選択した走査線と隣合う位置にある走査線以外の走査線を選択する。
これによれば、一つ前に選択した走査線と隣合う位置にある走査線以外の走査線を選択して行く際、リセット信号の供給及びデータ信号の供給を分散できる。
【0041】
本発明における電子機器は、上記の電子装置を実装した。
これによれば、各走査線を選択して行く際のデータ信号及びリセット信号の供給を分散でき、電力負荷を低減でき安定し高速動作か可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
リセット期間にリセット電圧を保持キャパシタに印加する方式では、1フレームの画像を表示する場合、データ書き込み動作がある期間に集中する。図9は、画面表示のおける各走査線の発光期間とリセット期間を示すタイムチャートである。Y1〜Yn(nは自然数であって、説明に便宜上図ではn=6としている)は各走査線を示す。T1はセット期間(データ信号を各画素回路に入力する期間)を示し、T2はリセット期間を示す。従って、各走査線Y1〜Y6はセット期間T1とリセット期間T2の時に走査線駆動回路にて選択される。
【0043】
また、セット期間T1において、その選択された走査線上に接続した各画素回路にそれぞれデータ信号生成回路から階調に対応したデータ信号が供給される。さらに、リセット期間T2において、その選択された走査線上に接続した各画素回路にそれぞれリセット電圧生成回路からリセット電圧が印加される。従って、発光期間T3はセット期間T1の開始時からリセット期間T2の開始時までとなる。
【0044】
図9が示すように、走査線駆動回路にて、走査線Y1から走査線Y6まで一つずつ順番に走査線を選択し、その選択期間(セット期間T1)中にその選択された走査線上の各画素回路に階調に対応したデータ信号を書き込む。このとき、階調に対応したデータ信号が書き込まれ画素回路の有機EL素子は発光する。そして、走査線Y6までの階調に対応したデータ信号の書き込みが終了、即ち、1フレームの書き込みが終了すると、走査線駆動回路は、走査線Y1から走査線Y6まで一つずつ順番に走査線を選択し、その選択期間(リセット期間T2)中にその選択された走査線上の各画素回路にリセット電圧を書き込む。このとき、リセット電圧が書き込まれ画素回路の有機EL素子は消光する。そして、走査線Y6までのリセット動作が終了すると、前記と同様な動作をして階調に対応したデータ信号を書き込み、そして、リセット電圧の書き込みを行う動作を繰返して画像を表示する。
【0045】
ところで、図9から明らかなように、走査線Y1〜Y6が走査線Y1から走査線Y6まで一つずつ順番に選択されるため、各走査線Y1〜Y6のセット期間T1が短い期間Tpに集中する。また、同様に、各走査線Y1〜Y6のリセット期間T2も短い期間Trに集中する。この短い期間Tp,Trにそれぞれ階調に対応したデータ信号の書き込みやリセット電圧の書き込みが集中すると、データ信号生成回路やリセット電圧生成回路の負荷が大きくなる。
【0046】
そこで、本実施形態では、データ信号生成回路やリセット電圧生成回路の負荷を軽減し、延いては発光期間の短縮を図ることのできる有機ELディスプレイ10を説明する。
【0047】
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1は、電子装置としての有機ELディスプレイ10の回路構成を示すブロック回路図を示す。図2は、表示パネル部とデータ線駆動回路の内部回路構成を示すブロック回路図を示す。図3は、画素回路の内部回路構成を示す回路図を示す。
【0048】
図1において、有機ELディスプレイ10は、表示パネル部11、データ線駆動回路12、走査線駆動回路13、メモリ回路14、発振回路15、電源回路16及び制御回路17を備えている。
【0049】
有機ELディスプレイ10の表示パネル部11及び各回路12〜17は、それぞれが独立した電子部品によって構成されていてもよい。例えば、各回路12〜17が1チップの半導体集積回路装置によって構成されていてもよい。また、表示パネル部11及び各回路12〜17の全部若しくは一部が一体となった電子部品として構成されていてもよい。例えば、表示パネル部11に、データ線駆動回路12と走査線駆動回路13とが一体的に形成されていてもよい。表示パネル部11及び各回路12〜17の全部若しくは一部がプログラマブルなICチップで構成され、その機能がICチップに書き込まれたプログラムによりソフトウェア的に実現されてもよい。
【0050】
表示パネル部11は、図2に示すように、列方向に沿ってのびるデータ線X1〜Xm(mは自然数)と、行方向に沿ってのびる複数の走査線Y1〜Yn(nは自然数)との交差部に対応する位置に配列された複数の単位回路としての画素回路20を有している。つまり、各画素回路20は、その列方向に沿ってのびる複数のデータ線X1〜Xmと、行方向に沿ってのびる複数の走査線Y1〜Ynとの間にそれぞれ接続されることにより、各画素回路20はマトリクス状に配列されている。各画素回路20には電子素子または電流駆動素子としての有機EL素子21を有している。有機EL素子21は、駆動電流が供給されることによって発光する発光素子である。
【0051】
本実施形態では、画素回路20には、赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20Bの3種類の画素回路からなる。赤用画素回路20Rには有機材料で構成された発光層から赤色の光を放射する有機EL素子21を有している。緑用の画素回路20Gには有機材料で構成された発光層から緑色の光を放射する有機EL素子21を有している。青用画素回路20Bには有機材料で構成された発光層から青色の光を放射する有機EL素子21を有している。そして、赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20Bを一つの組としてその1組が1画素を構成している。
【0052】
そして、図2に示すように、本実施形態では、1画素を構成する赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20Bは、各行においてそれぞれ赤用画素回路20R、緑用画素回路20G、青用画素回路20Bの順番を列方向に繰り返しながら配置されている。そして、このように配置された赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20Bは、その列方向に沿って配置されるデータ線X1〜Xmと、行方向に沿ってのびる複数の走査線Y1〜Ynとの間にそれぞれ接続される。従って、データ線X1,X4,X7,……は赤用画素回路20Rが接続され、データ線X2,X5,X8,……は緑用画素回路20Gが接続され、データ線X3,X6,X9,……は青用画素回路20Bが接続される。又、赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20Bは、列方向に沿ってのびる電源線L1とそれぞれ接続されている。
【0053】
データ線X1〜Xmにおいて、赤用画素回路20Rが接続される前記データ線には、多値のデータとしての赤用データ信号IDRとリセット信号としてのリセット電圧Vrが供給される。又、データ線X1〜Xmにおいて、緑用画素回路20Gが接続される前記データ線には、多値のデータとしての緑用データ信号IDGとリセット電圧Vrが供給される。さらに、データ線X1〜Xmにおいて、青用画素回路20Bが接続される前記データ線には、多値のデータとしての青用データ信号IDBとリセット電圧Vrが供給される。尚、各画素回路20R,20G,20B内に形成される後記するトランジスタは、通常は薄膜トランジスタ(TFT)で構成している。
【0054】
図3は、各画素回路20R,20G,20Gの回路構成を示す。各画素回路20R,20G,20Gは、第2のトランジスタとしての駆動トランジスタQd、第1のトランジスタとしての第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1、Qsw2、開始トランジスタQst、及び、容量素子としての保持キャパシタC1を有している。駆動トランジスタQdはPチャネルFETより構成されている。第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1、Qsw2及び開始トランジスタQstはNチャネルFETよりなる構成されている。
【0055】
駆動トランジスタQdは、ドレインが開始トランジスタQstを介して前記有機EL素子21の陽極に接続され、ソースが電源線L1に接続されている。電源線L1には、前記有機EL素子21を駆動させるための駆動電圧Voelが供給されている。前記駆動トランジスタQdのゲートと電源線L1との間には、保持キャパシタC1が接続されている。
【0056】
また、駆動トランジスタQdのゲートは、前記第1スイッチングトランジスタQsw1のドレインに接続されている。第1スイッチングトランジスタQsw1のソースは、第2スイッチングトランジスタQsw2のドレインと接続されている。又、第2スイッチングトランジスタQsw2のドレインは前記駆動トランジスタQdのドレインと接続されている。さらに、第2スイッチングトランジスタQsw2のソースは、データ線Xmに接続されている。
【0057】
又、第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2のゲートには、走査線Ynを構成する第1副走査線Yn1が接続されている。そして、第1副走査線Yn1から出力されてくるHレベル(ハイレベル)の第1走査信号SCn1によって第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2がオンされるようになっている。さらに、開始トランジスタQstのゲートには、走査線Ynを構成する第2副走査線Yn2が接続されている。そして、第2副走査線Yn2から出力されてくるHレベルの第2走査信号SCn2によって開始トランジスタQstはオンされるようになっている。
【0058】
今、第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2がオフ状態にある。また、開始トランジスタQstもオン状態にある。さらに、保持キャパシタC1はリセット電圧Vrにリセットされリセット電荷量に保持されている。この状態では、駆動トランジスタQdは、そのゲートがソースより高電位になっているためオフ状態になっている。尚、リセット電圧Vrは、前記駆動電圧Voelより高い電圧値にしてもよいが、リセットするには、Voel−Vth(Vthは駆動トランジスタQdの閾値電圧)以上のリセット電圧として用いればよい。この実施形態では、リセット電圧Vrは前記駆動電圧Voelと同電位にしているが、有機EL素子の場合、発光色によって用いられるEL材料が異なるため、おのずと駆動電圧Voelも異なるが、各色の駆動電圧Voelに対応させてリセット電圧を設定している。
【0059】
この状態から、Hレベルの第1走査信号SCn1とLレベルの第2走査信号SCn2が出力される。第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2が第1走査信号SCn1に応答してオンすると、データ線Xmから赤、緑及び青用データ信号IDR,IDG,IDBが画素回路20R,20G及び20Bに供給され、データ信号IDR,IDG,IDBに応じた電荷量が保持キャパシタC1に保持される。
【0060】
その結果、駆動トランジスタQdのゲートに印加される電圧は、赤、緑及び青用データ信号IDR,IDG,IDBに基づいて設定した輝度階調に基づく電圧となる。
【0061】
続いて、第1走査信号SCn1がHレベルからLレベル(ローレベル)になるとともに、第2走査信号SCn2がLレベルからHレベルになる。開始トランジスタQstがこの第2走査信号SCn2に応答してオンすると、駆動トランジスタQdは設定されたゲート電圧に対応した導通状態となり、そのゲート導通状態に相対した駆動電流が有機EL素子21に供給される。有機EL素子21は、供給される駆動電流に基づいて設定した輝度階調で発光する。
【0062】
Hレベルの第1走査信号SCn1とLレベルの第2走査信号SCn2が出力される。これによって、第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2がオンし、開始トランジスタQstがオフする。第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2がオンすると、データ線Xmから赤、緑及び青用データ信号IDR,IDG,IDBに代わってリセット電圧Vrが保持キャパシタC1に供給される。保持キャパシタC1にリセット電圧Vrが供給されると、保持キャパシタC1はリセット電荷量にリセットされる。これにより、駆動トランジスタQdは、そのゲートとソースとがほぼ同電位となりオフ状態となり、有機EL素子21への電流の供給が遮断される。有機EL素子21は、駆動電流が遮断されると発光を停止する。なお、この場合、開始トランジスタQstをオフさせたが、十分に有機EL素子21を非発光の状態にするために、オンさせた状態で実施してもよい。
【0063】
そして、第1走査信号SCn1がLレベルになるとともに、第2走査信号SCn2がHレベルになると、第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2がオフするとともに開始トランジスタQstがオン状態となる。これによって、保持キャパシタC1はリセット電荷量にリセットされた状態で次の発光期間の開始を待つ。なお、この場合、開始トランジスタQstをオンさせたが、十分に有機EL素子21を非発光の状態にするために、オフさせて実施してもよい。
【0064】
データ線駆動回路12は、前記各データ線X1〜Xmに対して単一ライン駆動回路30を備えている。各単一ライン駆動回路30は、各データ線X1〜Xmを介してそれぞれ対応する赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20Bにそれぞれの前記赤、緑及び青用データ信号IDR,IDG,IDBを供給する。赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20Bは、このデータ信号IDR,IDG,IDBに応じて同画素回路20R,20G,20Bの内部状態(保持キャパシタC1の電荷量)が設定されると、これに応じて有機EL素子21に流れる電流値が制御される。
【0065】
各単一ライン駆動回路30は、図3に示すように、データ電流生成回路30aとリセット電圧生成回路30bを備えている。データ電流生成回路30aは、第1スイッチQ11を介してそれぞれ対応する各データ線X1〜Xmに接続された画素回路20(20R,20G,20B)にそれぞれの赤、緑及び青用データ信号IDR,IDG,IDBを供給する。尚、データ電流生成回路30aが生成する赤、緑及び青用データ信号IDR,IDG,IDBは多値であって、本実施形態では、64通りの電流値が生成されるようになっている。
【0066】
リセット電圧生成回路30bは、第2スイッチQ12を介してそれぞれ対応する各データ線X1〜Xmに接続された画素回路20(20R,20G,20B)にリセット信号としてのリセット電圧Vrを供給する。リセット電圧Vrは、前記駆動電圧Voelと同電位であって、画素回路20(20R,20G,20B)の保持キャパシタC1の電荷量を所定の状態(リセット電荷量)に設定するための電圧である。
【0067】
第1スイッチQ11は、NチャネルFETより構成され、選択信号を構成する第1のゲート信号G1によってオン・オフされる。第2スイッチQ12は、PチャネルFETより構成され、選択信号を構成する第2のゲート信号G2によってオン・オフされる。従って、第1及び第2スイッチQ11,Q12をそれぞれオン・オフ制御することによって、赤、緑及び青用データ信号IDR,IDG,IDBとリセット電圧Vrのいずれかを各データ線X1〜Xmに供給することができる。
【0068】
そして、本実施形態では、各単一ライン駆動回路30は、対応する赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20B毎に供給する信号(データ信号とリセット電圧)を相違させている。詳述すると、赤及び緑用画素回路20R,20Gの単一ライン駆動回路30がそれぞれ赤及び緑用データ信号IDR,IDGを出力するとき、青用画素回路20Bの単一ライン駆動回路30はリセット電圧Vrを出力する。反対に、赤及び緑用画素回路20R,20Gの単一ライン駆動回路30が共にリセット電圧Vrを出力するとき、青用画素回路20Bの単一ライン駆動回路30は青用データ信号IDBを出力するようになっている。
【0069】
つまり、1つの走査線が選択されたとき、その走査線上に接続された各赤及び緑用画素回路20R,20G(第1のグループの単位回路に相当)に赤及び緑用データ信号IDR,IDGがそれぞれ供給されるとき、その走査線上に接続された各青用画素回路20B(第2のグループの単位回路に相当)にはリセット電圧Vrが供給される。そして、次に、該走査線が新たに選択されたとき、その走査線上に接続された各赤及び緑用画素回路20R,20Gにリセット電圧Vrが供給され、その走査線上に接続された各青用画素回路20Bには青用データ信号IDBが供給される。
【0070】
さらに、各単一ライン駆動回路30は、順番に走査線Y1〜Ynが選択される際、奇数番目の走査線の赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20Bと、偶数番目の走査線上に接続される赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20Bとで、供給する信号(データ信号とリセット電圧)を変更させている。詳述すると、一つ前に選択された走査線上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gに赤及び緑用データ信号IDR,IDGが供給された場合は、次に選択された走査線上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gには、リセット電圧Vrを供給するようになっている。反対に、一つ前に選択された走査線上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gにリセット電圧Vrが供給された場合は、次に選択された走査線上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gには、赤及び緑用データ信号IDR,IDGを供給するようになっている。
【0071】
この場合、一つ前に選択された走査線上の各青用画素回路20Bにリセット電圧Vrが供給された場合は、次に選択される走査線上の青用画素回路20Bには青用データ信号IDBが供給される。反対に、一つ前に選択された走査線上の各青用画素回路20Bに青用データ信号IDBが供給された場合は、次に選択される走査線上の青用画素回路20Bにはリセット電圧Vrが供給される。
【0072】
走査線駆動回路13は、前記複数の走査線Y1〜Ynの中の1本を適宜選択して1行分(一連)の画素回路群を選択する。本実施形態では、走査線駆動回路13による選択方法は、図2において、走査線Y1→走査線Y2→……→走査線Ynの順番で選択する。走査線Y1〜Ynは、第1副走査線Y11〜Yn1と第2副走査線Y12〜Yn2から構成されている。第1副走査線Y11〜Yn1から第1走査信号SC11〜SCn1を、第2副走査線Y12〜Yn2から第2走査信号SC12〜SCn2を出力する。
【0073】
そして、Hレベルの第1走査信号SCn1によって選択された走査線Yn上の各画素回路20R,20G,20Bの第1及び第2スイッチングトランジスタQsw1,Qsw2をオンされる。すると、その時の第1,第2スイッチQ11,Q12の状態で各データ線X1〜Xmを介してそれぞれ対応する赤、緑及び青用データ信号VDR,VDG,VDB又はリセット電圧Vrが画素回路に供給される。
【0074】
Hレベルの第2走査信号SCn2によって選択された走査線Yn上の各画素回路20R,20G,20Bの開始トランジスタQstはオンされると、その画素回路20R,20G,20Bの有機EL素子21は発光する。
【0075】
メモリ回路14は、コンピュータ18から供給される画像データを記憶する。発振回路15は、基準動作信号を有機ELディスプレイ10の他の構成要素に供給する。電源回路16は有機ELディスプレイ10の各構成要素の駆動電源を供給する。
【0076】
制御回路17は、前記表示パネル部11及び各回路12〜16を統括制御する。制御回路17は、表示パネル部11の表示状態を表す前記メモリ回路14に記憶した画像データを、各有機EL素子21の発光の階調を表すマトリクスデータに変換する。マトリクスデータは、1行分の画素回路群を選択するために前記第1及び第2走査信号SC11〜SCn1,SC12〜SCn2を出力する走査線Y1〜Ynを指定するための走査線制御信号CTSを含む。又、マトリクスデータは、選択された画素回路群の有機EL素子21の輝度を設定するための前記赤、緑及び青用データ信号IDR,IDG,IDBを決定するデータ線制御信号CTDを含む。そして、走査線制御信号CTSは、走査線駆動回路13に供給する。また、データ線制御信号CTDは、データ線駆動回路12に供給される。
【0077】
そして、制御回路17は、走査線Y1〜Ynの選択動作を2回選択することによって1フレームの画像が形成されるようにデータ線駆動回路12及び走査線駆動回路13を制御するようになっている。制御回路17は、1フレームの画像を表示するための1回目の走査線Y1〜Ynの順番選択動作をする。このとき、奇数番目の走査線上の赤及び緑用画素回路20R,20Gに対してデータ信号IDR,IDGを出力し、青用画素回路20Bに対してリセット電圧Vrを出力させる前記ゲート信号G1,G2を生成しデータ線駆動回路12に出力する。一方、偶数番目の走査線上の赤及び緑用画素回路20R,20Gに対してリセット電圧Vrを出力し、青用画素回路20Bに対してデータ信号IDBを出力させる前記ゲート信号G1,G2を生成しデータ線駆動回路12に出力する。
【0078】
制御回路17は、2回目の走査線Y1〜Ynの選択動作の際、奇数番目の走査線上の赤及び緑用画素回路20R,20Gに対してリセット電圧Vrを出力し、青用画素回路20Bに対してデータ信号IDBを出力させるための前記ゲート信号G1,G2を生成しデータ線駆動回路12に出力する。一方、偶数番目の走査線上の赤及び緑用画素回路20R,20Gに対してデータ信号IDR,IDGを出力し、青用画素回路20Bに対してリセット電圧Vrを出力させる前記ゲート信号G1,G2を生成しデータ線駆動回路12に出力する。
【0079】
次に、上記のように構成した有機ELディスプレイ10の作用を制御回路17に基づく走査線駆動回路13の走査線の選択動作に従って説明する。尚、説明を容易にするために、6本の走査線Y1〜Y6からなる有機ELディスプレイ10を例にして説明する。図4は、6本の走査線Y1〜Y6の第1及び第2副走査線Y11〜Y61,Y12〜Y62に出力される第1及び第2走査信号SC11〜SC61,SC12〜SC62のタイミングチャートを示す。
【0080】
図4に示すように、走査線駆動回路13は、Hレベルの第1走査信号SC11〜SC61(Lレベルの第2走査信号SC12〜SC62)を、予め定めた時間Tsだけ順番に出力する。これによって、走査線Y1〜Y6は、走査線Y1→走査線Y2→走査線Y3→走査線Y4→走査線Y5→走査線Y6の順番で選択される。
【0081】
この1回目の選択動作において、奇数番目に選択される走査線Y1,Y3,Y5に対して、データ線駆動回路12の各単一ライン駆動回路30のうち、赤及び緑用画素回路20R,20Gとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からHレベルのゲート信号G1,G2が出力される。又、青用画素回路20Bとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からLレベルのゲート信号G1,G2が出力される。従って、選択された走査線Y1,Y3,Y5上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gには、それぞれ赤及び緑用データ信号IDR,IDGが供給される。又、選択された走査線Y1,Y3,Y5上の各青用画素回路20Bには、リセット電圧Vrが供給される。
【0082】
一方、偶数番目に選択される走査線Y2,Y4,Y6に対して、データ線駆動回路12の各単一ライン駆動回路30のうち、赤及び緑用画素回路20R,20Gとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からLレベルのゲート信号G1,G2が出力される。又、青用画素回路20Bとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からHレベルのゲート信号G1,G2が出力される。従って、選択された走査線Y2,Y4,Y6上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gには、それぞれリセット電圧Vrが供給される。又、選択された走査線Y2,Y4,Y6上の各青用画素回路20Bには、青用データ信号IDBが供給される。
【0083】
従って,それぞれ赤及び緑用データ信号IDR,IDGが供給された赤及び緑用画素回路20R,20Gの有機EL素子21は発光動作を行う。一方、リセット電圧Vrが供給された青用画素回路20Bの有機EL素子21は発光動作を停止する。
【0084】
1回目の選択動作が完了すると、直ちに、2回目の選択動作が行われる。走査線駆動回路13は、1回目と同様に、Hレベルの第1走査信号SC11〜SC61(Lレベルの第2走査信号SC12〜SC62)を、予め定めた時間Tsだけ順番に出力する。これによって、走査線Y1〜Y6は、1回目と同様に、走査線Y1→走査線Y2→走査線Y3→走査線Y4→走査線Y5→走査線Y6の順番で選択される。
【0085】
この2回目の選択動作において、奇数番目に選択される走査線Y1,Y3,Y5に対して、データ線駆動回路12の各単一ライン駆動回路30のうち、赤及び緑用画素回路20R,20Gとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からLレベルのゲート信号G1,G2が出力される。又、青用画素回路20Bとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からHレベルのゲート信号G1,G2が出力される。従って、選択された走査線Y1,Y3,Y5上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gには、それぞれリセット電圧Vrが供給される。又、選択された走査線Y1,Y3,Y5上の各青用画素回路20Bには、青用データ信号IDBが供給される。
【0086】
一方、偶数番目に選択される走査線Y2,Y4,Y6に対して、データ線駆動回路12の各単一ライン駆動回路30のうち、赤及び緑用画素回路20R,20Gとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からHレベルのゲート信号G1,G2が出力される。又、青用画素回路20Bとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からLレベルのゲート信号G1,G2が出力される。従って、選択された走査線Y2,Y4,Y6上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gには、それぞれ赤及び緑用データ信号IDR,IDGが供給される。又、選択された走査線Y2,Y4,Y6上の各青用画素回路20Bには、リセット電圧Vrが供給される。
【0087】
従って,それぞれ青用データ信号IDBが供給された各青用画素回路20Bの有機EL素子21は発光動作を行う。一方、リセット電圧Vrが供給された各赤及び緑用画素回路20R,20Gの有機EL素子21は発光動作を停止する。
【0088】
2回目の選択動作が完了すると、1つの画像データに基づく表示動作が終了する。そして、次の画像データによる画像表示を前記と同様な動作を行う。
次に、上記のように構成した有機ELディスプレイ10の特徴を以下に記載する。
【0089】
(1)本実施形態によれば、1回目の各走査線が順番に選択される時、奇数番目の走査線上の赤及び緑用画素回路20R,20Gに対してデータ信号IDR,IDGをそれぞれ供給し、青用画素回路20Bに対してリセット電圧Vrを供給する。又、データ線駆動回路12は、偶数番目の走査線上の赤及び緑用画素回路20R,20Gに対してリセット電圧Vrを供給し、青用画素回路20Bに対してデータ信号IDBを供給する。
【0090】
続いて、2回目の各走査線が順番に選択される時、データ線駆動回路12は、奇数番目の走査線上の赤及び緑用画素回路20R,20Gに対してリセット電圧Vrを供給し、青用画素回路20Bに対してデータ信号IDBを供給する。又、データ線駆動回路12は、偶数番目の走査線上の赤及び緑用画素回路20R,20Gに対してデータ信号IDR,IDGを供給し、青用画素回路20Bに対してリセット電圧Vrを供給する。
【0091】
従って、1フレームの画像を表示するとき、リセット電圧Vrの供給が集中したり、データ信号IDR,IDG,IDBの供給が集中したりすることがなく分散されるため、データ電流生成回路30a及びリセット電圧生成回路30bの負荷を軽減することができる。特に、本実施形態のように、データ信号が電流信号である場合には、データ伝送に時間がかかることがあるが、本実施形態では、一つのデータ線に注目してみれば、データ信号とリセット電圧とが交互に供給されるため、次のデータ信号の生成または準備期間を設けることができる。
【0092】
(2)本実施形態では、データ電流生成回路30aの負荷を軽減させることができることから、負荷が軽減された分、大きめの電流値のデータ信号IDR,IDG,IDBを供給できる。その結果、データ線X1〜Xmの配線容量による動作の遅延を低減することができ、時間Tsを短くすることができる。
【0093】
(3)本実施形態では、大きめのリセット電圧Vrを供給できる。その結果、データ線X1〜Xmの配線容量による動作の遅延を低減することができ、時間Tsを短くすることができる。
【0094】
(4)本実施形態では、保持キャパシタC1は高電位のリセット電圧Vrによって事前にリセット電荷量に充電した状態にするようにしたので、少なくとも画素回路に対しては、一種のプリチャージとしての機能している。従って、データ線X1〜Xmの配線容量の影響はおさえられ、保持キャパシタC1は、データ信号IDR,IDG,IDBを供給する時、短時間に所定の電荷量(データ値)に到達する。その結果、短時間に有機EL素子21を設定した輝度階調で発光させるたり発光停止させたりすることができる。
【0095】
(5)本実施形態は、1フレームの期間を、発光期間と使用(ホールド駆動)するより、パルス的に駆動させる。これによって、発光期間を短くすることができることから、動画特性が改善でき動画の表示品位を向上させることができる。
【0096】
(6)本実施形態では、リセット電圧Vrをデータ信号IDR,IDG,IDBを供給するデータ線を使って、それぞれ赤、緑、及び青用画素回路20R,20G,20Bに供給するようにしたので、リセット電圧Vrを供給するための専用の配線を設けなくて済みその分回路規模を小さくでき、開口率を上げることができる。
【0097】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図5に従って説明する。本実施形態は、電子回路又は単位回路としての画素回路20が第1実施形態と相違する。従って、その相違する部分について詳細に説明する。
【0098】
図5は、赤、緑、及び青用画素回路20R,20G,20Gの電気回路を示す。図5に示すように、各画素回路20R,20G,20Bは、駆動トランジスタQd、第1のトランジスタとしてのスイッチングトランジスタQsw1及び容量素子としての保持キャパシタC1を備えている。駆動トランジスタQdはPチャネルFETにて構成されている。スイッチングトランジスタQsw1はNチャネルFETにて構成されている。
【0099】
駆動トランジスタQdは、ドレインが前記有機EL素子21の陽極に接続され、ソースが駆動電圧Voelが印加されている電源線L1に接続されている。駆動トランジスタQdのゲートには保持キャパシタC1が接続されている。その保持キャパシタC1の他端は前記電源線L1に接続されている。各画素回路20R,20G,20BのスイッチングトランジスタQsw1のゲートは、対応する走査線Y1〜Ynにそれぞれ接続されている。又、スイッチングトランジスタQsw1は、ドレインがデータ線X1〜Xmに接続され、ソースが前記駆動トランジスタQdのゲートとともに保持キャパシタC1に接続されている。
【0100】
そして、データ線X1〜Xmにおいて、赤用画素回路20Rが接続される前記データ線には、多値のデータ信号としての赤用データ信号VDRが供給される。又、データ線X1〜Xmにおいて、緑用画素回路20Gが接続される前記データ線には、多値データとしての緑用データ信号VDGが供給される。さらに、データ線X1〜Xmにおいて、青用画素回路20Bが接続される前記データ線には、多値データとしての青用データ信号VDBが供給される。
【0101】
各データ線X1〜Xmに接続されるデータ線駆動回路12の単一ライン駆動回路30は、データ電流生成回路30aに代えてデータ電圧生成回路40aが設けられている。データ電圧生成回路40aは、それぞれの各画素回路20R,20G,20Gに対して多値データ信号としての赤、緑及び青用データ信号VDR,VDG,VDBを出力する。そして、データ線Xmは、第1スイッチQ11を介してデータ電圧生成回路40aに接続されるとともに、第2スイッチQ12を介して前記リセット電圧生成回路30bに接続される。
【0102】
そして、本実施形態では、前記実施形態と同様に、各単一ライン駆動回路30は、順番に走査線Y1〜Ynが選択される際、奇数番目の走査線の赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20Bと、偶数番目の走査線上に接続される赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20Bとで、供給する信号(データ信号とリセット電圧)を変更させている。詳述すると、一つ前に選択された走査線上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gに赤及び緑用データ信号VDR,VDGが供給された場合は、次に選択された走査線上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gには、リセット電圧Vrを供給するようになっている。反対に、一つ前に選択された走査線上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gにリセット電圧Vrが供給された場合は、次に選択された走査線上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gには、赤及び緑用データ信号VDR,VDGを供給するようになっている。
【0103】
この場合、一つ前に選択された走査線上の各青用画素回路20Bにリセット電圧Vrが供給された場合は、次に選択される走査線上の青用画素回路20Bには青用データ信号VDBが供給される。反対に、一つ前に選択された走査線上の各青用画素回路20Bに青用データ信号VDBが供給された場合は、次に選択される走査線上の青用画素回路20Bにはリセット電圧Vrが供給される。
【0104】
走査線駆動回路13は、前記複数の走査線Y1〜Ynの中の1本を適宜選択して1行分の画素回路群を選択する。そして、走査線駆動回路13は、走査線Y1→走査線Y2→……→走査線Ynの順番で選択する。走査線駆動回路13は、走査線Y1〜Ynから走査信号SC1〜SCnを出力する。
【0105】
そして、Hレベルの走査信号SC1〜SCnによって選択された走査線Y1〜Yn上の各画素回路20R,20G,20BのスイッチングトランジスタQsw1がオンされると、その時の第1,第2スイッチQ11,Q12の状態で各データ線X1〜Xmを介してそれぞれ対応する赤、緑及び青用データ信号VDR,VDG,VDB又はリセット電圧Vrが保持キャパシタC1に保持される。
【0106】
次に、上記のように構成した画素回路20R,20G,20Bを有した有機ELディスプレイ10の作用を走査線駆動回路13の走査線の選択動作に従って説明する。尚、説明を容易にするために、6本の走査線Y1〜Y6からなる有機ELディスプレイ10を例にして説明する。図6は、6本の走査線Y1〜Y6に出力される走査信号SC1〜SC6のタイミングチャートを示す。
【0107】
図6に示すように、走査線駆動回路13は、Hレベルの走査信号SC1〜SC6を、予め定めた時間Tsだけ順番に出力する。これによって、走査線Y1〜Y6は、走査線Y1→走査線Y2→走査線Y3→走査線Y4→走査線Y5→走査線Y6の順番で選択される。
【0108】
この1回目の選択動作において、奇数番目に選択される走査線Y1,Y3,Y5に対して、データ線駆動回路12の各単一ライン駆動回路30のうち、赤及び緑用画素回路20R,20Gとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からHレベルのゲート信号G1,G2が出力される。又、青用画素回路20Bとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からLレベルのゲート信号G1,G2が出力される。従って、選択された走査線Y1,Y3,Y5上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gには、それぞれ赤及び緑用データ信号VDR,VDGが供給される。又、選択された走査線Y1,Y3,Y5上の各青用画素回路20Bには、リセット電圧Vrが供給される。
【0109】
一方、偶数番目に選択される走査線Y2,Y4,Y6に対して、データ線駆動回路12の各単一ライン駆動回路30のうち、赤及び緑用画素回路20R,20Gとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からLレベルのゲート信号G1,G2が出力される。又、青用画素回路20Bとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からHレベルのゲート信号G1,G2が出力される。従って、選択された走査線Y2,Y4,Y6上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gには、それぞれリセット電圧Vrが供給される。又、選択された走査線Y2,Y4,Y6上の各青用画素回路20Bには、青用データ信号VDBが供給される。
【0110】
従って,それぞれ赤及び緑用データ信号VDR,VDGが供給された赤及び緑用画素回路20R,20Gの有機EL素子21は発光動作を行う。一方、リセット電圧Vrが供給された青用画素回路20Bの有機EL素子21は発光動作を停止する。
【0111】
1回目の選択動作が完了すると、直ちに、2回目の選択動作が行われる。走査線駆動回路13は、1回目と同様に、Hレベルの走査信号SC1〜SC6を、予め定めた時間Tsだけ順番に出力する。これによって、走査線Y1〜Y6は、1回目と同様に、走査線Y1→走査線Y2→走査線Y3→走査線Y4→走査線Y5→走査線Y6の順番で選択される。
【0112】
この2回目の選択動作において、奇数番目に選択される走査線Y1,Y3,Y5に対して、データ線駆動回路12の各単一ライン駆動回路30のうち、赤及び緑用画素回路20R,20Gとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からLレベルのゲート信号G1,G2が出力される。又、青用画素回路20Bとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からHレベルのゲート信号G1,G2が出力される。従って、選択された走査線Y1,Y3,Y5上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gには、それぞれリセット電圧Vrが供給される。又、選択された走査線Y1,Y3,Y5上の各青用画素回路20Bには、青用データ信号VDBが供給される。
【0113】
一方、偶数番目に選択される走査線Y2,Y4,Y6に対して、データ線駆動回路12の各単一ライン駆動回路30のうち、赤及び緑用画素回路20R,20Gとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からHレベルのゲート信号G1,G2が出力される。又、青用画素回路20Bとデータ線を介して接続された単一ライン駆動回路30には制御回路17からLレベルのゲート信号G1,G2が出力される。従って、選択された走査線Y2,Y4,Y6上の各赤及び緑用画素回路20R,20Gには、それぞれ赤及び緑用データ信号VDR,VDGが供給される。又、選択された走査線Y2,Y4,Y6上の各青用画素回路20Bには、リセット電圧Vrが供給される。
【0114】
従って,それぞれ青用データ信号VDBが供給された各青用画素回路20Bの有機EL素子21は発光動作を行う。一方、リセット電圧Vrが供給された各赤及び緑用画素回路20R,20Gの有機EL素子21は発光動作を停止する。
【0115】
2回目の選択動作が完了すると、1つの画像データに基づく表示動作が終了する。そして、次の画像データによる1フレームの画像表示を前記と同様な動作を行う。
【0116】
次に、上記のように構成した有機ELディスプレイ10の特徴を以下に記載する。
(1)本実施形態によれば、前記実施形態と同様に、1フレームの画像を表示するとき、リセット電圧Vrの供給が集中したり、データ信号VDR,VDG,VDBの供給が集中したりすることがなく分散されるため、データ電圧生成回路40a及びリセット電圧生成回路30bの負荷を軽減することができる。
【0117】
(2)本実施形態では、データ電圧生成回路40aの負荷を軽減させることができることから、負荷が軽減された分、大きめの電圧値のデータ信号VDR,VDG,VDBを供給できる。その結果、データ線X1〜Xmの配線容量による動作の遅延を低減することができ、時間Tsを短くすることができる。
【0118】
(3)本実施形態では、大きめのリセット電圧Vrを供給できる。その結果、データ線X1〜Xmの配線容量による動作の遅延を低減することができ、時間Tsを短くすることができる。
【0119】
(4)本実施形態では、保持キャパシタC1は高電位のリセット電圧Vrによって事前にリセット電荷量に充電した状態にするようにしたので、少なくとも画素回路に対しては一種のプリチャージとして機能している。従って、データ線X1〜Xmの配線容量の影響はおさえられ、保持キャパシタC1は、データ信号VDR,VDG,VDBを供給する時、短時間に所定の電荷量(データ値)に到達する。その結果、短時間に有機EL素子21を設定した輝度階調で発光させるたり発光停止させたりすることができる。
【0120】
(5)本実施形態は、1フレームの期間を、発光期間と使用(ホールド駆動)するより、パルス的に駆動させる。これによって、発光期間が短くすることができることから、動画特性が改善でき動画の表示品位を向上させることができる。
【0121】
(6)本実施形態では、リセット電圧Vrをデータ信号VDR,VDG,VDBを供給するデータ線を使って、それぞれ赤、緑、及び青用画素回路20R,20G,20Bに供給するようにしたので、リセット電圧Vrを供給するための専用の配線を設けなくて済みその分回路規模を小さくでき、開口率を上げることができる。
【0122】
(第3実施形態)
次に、第1実施形態で説明した電子装置としての有機ELディスプレイ10の電子機器の適用について図7に従って説明する。有機ELディスプレイ10は、モバイル型のパーソナルコンピュータ、携帯電話、デジタルカメラ等種々の電子機器に適用できる。
【0123】
図7は、モバイル型パーソナルコンピュータの構成を示す斜視図を示す。図7において、パーソナルコンピュータ60は、キーボード61を備え本体部62と、前記有機ELディスプレイ10を用いた表示ユニット63を備えている。この場合でも、有機ELディスプレイ10を用いた表示ユニット63は前記実施形態と同様な効果を発揮する。その結果、パーソナルコンピュータ60は、欠陥の少ない画像表示を実現することができる。
【0124】
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
○前記第1及び第2実施形態では、走査線Y1〜Ynを順番に選択する際、データ線駆動回路12は、奇数番目の各画素回路20R,20G,20Bと、偶数番目の各画素回路20R,20G、20Bとで、供給する信号(データ信号とリセット信号)を交互に変更した。これを、走査線Y1〜Ynを順番に選択する各回において、奇数番目及び偶数番目の走査線の各画素回路20R,20G、20Bに対して信号(データ信号とリセット信号)を交互に変更しないで実施してもよい。
【0125】
○前記第1及び第2実施形態では、赤及び緑用画素回路20R,20Gと、青用画素回路20Bとの間で供給する信号を変えていた。これを、緑及び青用画素回路20G,20Bと、赤用画素回路20Rとの間で供給する信号を変えたり、赤及び青用画素回路20R,20Bと、緑用画素回路20Gとの間で供給する信号を変えて実施してもよい。
【0126】
○前記第1及び第2実施形態では、走査線Y1〜Ynを2回選択することによって、1フレームの画像を表示するようにした。これを、走査線Y1〜Ynを3回以上選択するようにして、1フレームの画像を表示するようにしてもよい。そして、3回の選択で1フレームの画像を表示する場合、各回毎に選択される各走査線において、赤、緑、及び青用画素回路20R,20G、20Bのうち、1つの画素回路についてのみが、データ信号が供給され、残る2つの画素回路にリセット信号が供給されるようにしてもよい。
【0127】
もちろん、最初に選択された走査線については、赤用画素回路20Rに赤用データ信号が、次に選択された走査線については、緑用画素回路20Rに緑用データ信号が、次に選択された走査線については、青用画素回路20Bに緑用データ信号が供給されるように交互にデータ信号を変更するように実施してもよい。
【0128】
○前記第1実施形態では、走査線Y1〜Ynの選択は、順次走査(プログレッシブ走査)であった。これを、飛び越し走査またはインターレース走査で実施してもよい。図8は、飛び越し走査で、第1実施形態の表示パネル部11に形成された各有機EL素子21を制御する場合の第1及び第2走査信号SC11〜SCn1,SC12〜SCn2のタイミングチャートを示す。尚、説明の便宜上、走査線を6本とし、その6本の走査線Y1〜Y6の第1及び第2副走査線Y11〜Y61,Y12〜Y62に第1及び第2走査信号SC11〜SC61,SC12〜SC62が出力されるものとする。
【0129】
この場合、1フレームが2サブフレームから構成される。最初のサブフレームでは、走査線Y1→走査線Y3→Y5→走査線Y2→走査線Y4→走査線Y6の順番で走査線を選択する。次のサブフレームでは、走査線Y2→走査線Y4→走査線Y6→走査線Y1→走査線Y3→走査線Y5の順番で選択される。
【0130】
そして、各サブフレームのなかにおいて、奇数番目に選択される走査線の赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20Bと、偶数番目に選択される走査線上に接続される赤、緑及び青用画素回路20R,20G,20Bとで、供給する信号(データ信号とリセット電圧)を変更させるようにする。
【0131】
このように実施することによって、前記第1実施形態と同様な効果を奏する。同様に、第2実施形態の画素回路20からなる有機ELディスプレイ10も、上記した飛び越し走査やインターレース走査で実施してもよい。
【0132】
○前記第1及び第2実施形態では、単位回路として画素回路20に具体化して好適な効果を得たが、有機EL素子21以外の例えばLEDやFED、電子放出素子、プラズマ素子等の発光素子、液晶素子のような電気光学素子(電子素子)を駆動する単位回路に具体化してもよい。RAM等の記憶装置に具体化してもよい。
【0133】
○前記第1及び第2実施形態では、画素回路20R,20G,20Bの電流駆動素子として有機EL素子21について具体化したが、無機EL素子に具体化してもよい。つまり、無機EL素子からなる無機ELディスプレイに応用しても良い。
【0134】
○前記第1及び第2実施形態では画素回路20R,20G,20Bには、多値のデータ信号を供給したが、これに代えて時分割、面積階調等のデジタル駆動させる駆動方法に応用してもよい。
【0135】
○前記第2実施形態では、データ電圧生成回路40aとリセット電圧生成回路30bをそれぞれ別々に設けたが、データ信号VDR,VDG,VDBとリセット電圧Vrを1つの回路で生成することができる電圧生成回路で実施してもよい。この場合、電圧生成回路を共用するので、その分だけ回路規模を小さくすることができる。
【0136】
○前記実施形態では、3色の有機EL素子21に対して各色用の画素回路20R,20G,20Bを設けた有機ELディスプレイであったが、1色からなるEL素子の画素回路からなるELディスプレイに応用しても良い。
【0137】
○前記各実施形態では、一方の赤及び緑用画素回路20R,20G(第1のグループの単位回路)にデータ信号を供給している間、他方の青用画素回路20B(第2のグループの単位回路)をリセットさせるようにした。これを、第1のグループの単位回路がデータ信号を供給している間、第2のグループの単位回路をリセットさせないで実施してもよい。この場合、データ線駆動回路の負荷を軽減することができる。
【0138】
○前記各実施形態では、データ線駆動回路12に設けた単一ライン駆動回路30のリセット電圧生成回路30bで生成したリセット電圧Vr(リセット信号)をデータ線を介して画素回路20(単位回路)に供給し、同画素回路20(単位回路)をリセットさせたが、データ線を介さないで、専用の配線を介してリセット電圧Vr(リセット信号)を供給し画素回路20(単位回路)をリセットさせるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を説明するための有機ELディスプレイの回路構成を示すブロック回路図。
【図2】同じく表示パネル部の内部回路構成を説明するための回路図。
【図3】同じく画素回路とデータ線駆動回路の内部回路構成を説明するための回路図。
【図4】同じく走査線の選択を説明するためのタイミングチャート。
【図5】第2実施形態を説明するための画素回路とデータ線駆動回路の内部回路構成を示す回路図。
【図6】同じく走査線の選択を説明するためのタイミングチャート。
【図7】第3実施形態を説明するためのモバイル型パーソナルコンピュータの構成を示す斜視図。
【図8】本発明の別例における走査線の選択を説明するためのタイミングチャート。
【図9】走査線の選択を説明するためのタイミングチャート。
【符号の説明】
10 電子装置としての有機ELディスプレイ
11 表示パネル部
12 データ線駆動回路
13 走査線駆動回路
14 メモリ回路
17 制御回路
20 画素回路
20R 単位回路としての赤用画素回路
20G 単位回路としての緑用画素回路
20B 単位回路としての青用画素回路
21 有機EL素子
30 単一ライン駆動回路
30a 電流生成回路
30b リセット電圧生成回路
60 電子機器としてのパーソナルコンピュータ
Y1〜Yn 走査線
X1〜Xm データ線
CTD データ線制御信号
CTS 走査線制御信号
SC1〜SCn 走査信号
Qd 第2のトランジスタとしての駆動トランジスタ
Qsw1 第1のトランジスタとしての第1スイッチングトランジスタ
Qsw2 第1のトランジスタとしての第2スイッチングトランジスタ
Ts 時間
G1 選択信号としての第1のゲート信号
G2 選択信号としての第2のゲート信号
Vr リセット信号としてのリセット電圧
VDR,IDR 多値のデータ信号としての赤用データ信号
VDG,IDG 多値のデータ信号としての緑用データ信号
VDB,IDB 多値のデータ信号としての青用データ信号

Claims (29)

  1. 複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の単位回路と、を備えた電子装置において、
    前記複数の走査線のうち一つが選択された時、前記複数の単位回路のうち、該選択された走査線に接続された一連の単位回路の中から、第1のグループの単位回路には前記複数のデータ線のうち前記第1のグループの単位回路に接続されたデータ線を介してデータ信号を供給し、第2のグループの単位回路には前記データ信号を供給しないデータ線駆動回路を含むこと、
    を特徴とする電子装置。
  2. 請求項1に記載の電子装置において、
    前記データ線駆動回路が、前記第1のグループの単位回路に前記データ信号を供給している期間に、前記第2のグループの単位回路はリセットされること、
    を特徴とする電子装置。
  3. 請求項2に記載の電子装置において、
    前記第2のグループの単位回路のリセットは、リセット信号を供給することにより行なわれること、
    を特徴とする電子装置。
  4. 請求項3に記載の電子装置において、
    前記リセット信号は、複数のデータ線を介して前記第2のグループの単位回路に供給されること、
    を特徴とする電子装置。
  5. 請求項3又は4に記載の電子装置において、
    前記リセット信号は、電圧信号として供給されること、
    を特徴とする電子装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の電子装置において、前記第1のグループの単位回路が、前記複数の走査線を介して供給される走査信号によって次に選択される時は、前記第1のグループの単位回路にはデータ信号が供給されないこと、
    を特徴とする電子装置。
  7. 複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の単位回路と、を備えた電子装置において、
    前記複数の走査線の中から一つが選択された時、その選択された走査線に接続された一連の単位回路の中から、データ信号を供給する第1のグループの単位回路とリセット信号を供給する第2のグループの単位回路を選択し、前記第1のグループの単位回路にはデータ信号を供給し、前記第2のグループの単位回路にはリセット信号を供給するための選択信号を生成する制御回路と、
    前記制御回路からの選択信号に基づいて前記複数のデータ線にデータ信号又はリセット信号のいずれか一方を出力させるデータ線駆動回路と
    を備えたことを特徴とする電子装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一つに記載の電子装置において、次の新たな走査線が一つ選択された時、その新たに選択された走査線に接続された一連の単位回路のうち、一つ前の走査線の選択時にデータ信号が供給されていたデータ線と接続されている単位回路はリセットされること、
    を特徴とする電子装置。
  9. 請求項7に記載の電子装置において、
    前記リセット信号は、電圧信号として供給されること、
    を特徴とする電子装置。
  10. 請求項7乃至9のいずれか一つに記載の電子装置において、
    前記第1のグループの単位回路が、前記複数の走査線を介して供給される走査信号によって次に選択される時は、前記第1のグループの単位回路にはデータ信号が供給されないこと、
    を特徴とする電子装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一つに記載の電子装置において、
    前記走査線の選択は、隣合う位置にある走査線を一方向から順番に選択することを特徴とする電子装置。
  12. 請求項1乃至10のいずれか一つに記載の電子装置において、
    前記走査線を選択は、少なくとも一つ前に選択した走査線と隣合う位置にある走査線以外の走査線を選択することを特徴とする電子装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一つに記載の電子装置において、
    前記データ信号は多値であることを特徴とする電子装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか一つに記載の電子装置において、
    前記単位回路は、電子素子を含み、対応する走査線が選択されている時、対応するデータ線からのデータ信号が入力され、そのデータ信号に基づいて駆動される電子素子を含むことを特徴とする電子装置。
  15. 請求項14に記載の電子装置において、
    前記単位回路は、
    走査線が選択されたとき導通する第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタを介して供給されるデータ信号を電荷量として保持する容量素子と、
    前記容量素子に保持された電荷量に基づいて導通状態が制御される第2のトランジスタとからなり、前記電子素子は、
    前記導通状態に相対した電流量が供給される電流駆動素子と
    からなることを特徴とする電子装置。
  16. 請求項1乃至13にいずれか一つに記載の電子装置において、
    前記データ信号は電圧又は電流として供給されることを特徴とする電子装置。
  17. 請求項15に記載の電子装置において、
    前記電流駆動素子はEL素子であることを特徴とする電子装置。
  18. 請求項17に記載の電子装置において、
    前記EL素子は、発光層が有機材料で構成されていることを特徴とする電子装置。
  19. 複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の単位回路と、を備えた電子装置の駆動方法において、
    前記複数の走査線のうち一つを選択する時、前記複数の単位回路のうち、前記選択される走査線に接続された一連の単位回路の中から、第1のグループの単位回路と第2のグループの単位回路とに区分し、前記第1のグループの単位回路には前記データ線を介してデータ信号を供給し、前記第2のグループの単位回路には前記データ信号を供給しないようにしたことを特徴とする電子装置の駆動方法。
  20. 請求項19に記載の電子装置の駆動方法において、
    前記第1のグループの単位回路に前記データ信号を供給している期間に、前記第2のグループの単位回路をリセットさせるようにしたことを特徴とする電子装置の駆動方法。
  21. 請求項20に記載の電子装置の駆動方法において、
    前記第2のグループの単位回路のリセットは、リセット信号を供給することにより行なわれることを特徴とする電子装置の駆動方法。
  22. 請求項21に記載の電子装置の駆動方法において、
    前記リセット信号は、複数のデータ線を介して前記第2のグループの単位回路に供給させることを特徴とする電子装置の駆動方法。
  23. 請求項21又は22に記載の電子装置の駆動方法において、
    前記リセット信号は、電圧信号として供給されることを特徴とする電子装置の駆動方法。
  24. 請求項19乃至23のいずれか一つに記載の電子装置の駆動方法において、
    前記第1のグループの単位回路が、前記複数の走査線を介して供給される走査信号によって次に選択される時は、前記第1のグループの単位回路にはデータ信号が供給されないことを特徴とする電子装置の駆動方法。
  25. 複数の走査線と、複数のデータ線と、複数の単位回路と、を備えた電子装置の駆動方法において、
    前記複数の走査線のうち一つを選択する時、前記複数の単位回路のうち、前記選択される走査線に接続された一連の単位回路の中から、第1のグループの単位回路と第2のグループの単位回路とに区分し、前記第1のグループの単位回路には前記データ線を介してデータ線を供給し、前記第2のグループの単位回路にはリセット信号を供給することを特徴とする電子装置の駆動方法。
  26. 請求項19乃至25のいずれか一つに記載の電子装置の駆動方法において、
    次の新たな走査線が一つ選択された時、その新たに選択された走査線に接続された一連の単位回路のうち、一つ前の走査線の選択時にデータ信号が供給されていたデータ線と接続されていた単位回路はリセットさせるようにしたことを特徴とする電子装置の駆動方法。
  27. 請求項19乃至26のいずれか一つに記載の電子装置の駆動方法において、
    前記走査線の選択は、隣合う位置にある走査線を一方向から順番に選択することを特徴とする電子装置の駆動方法。
  28. 請求項19乃至26のいずれか一つに記載の電子装置の駆動方法において、
    前記走査線を選択は、少なくとも一つ前に選択した走査線と隣合う位置にある走査線以外の走査線を選択することを特徴とする電子装置の駆動方法。
  29. 請求項1〜18のいずれか一つに記載の電子装置を実装したことを特徴とする電子機器。
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