JP2004150914A - 交流信号測定器 - Google Patents

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久 岩瀬
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Abstract

【課題】実効値を求めるための実効値演算区間を表示することにより、ゼロクロス検出が正しくおこなわれたかどうかを認識することができる交流信号測定器を提供する。
【解決手段】入力信号からデジタルデータを生成し、このデジタルデータに基づき所定の演算処理を行うと共に波形データを生成する交流信号測定器において、
前記演算処理に使用した前記デジタルデータに対応する波形データに対して、関連付けした識別情報を生成する識別情報作成手段を有し、
波形表示する際に、前記識別情報に基づき前記演算処理に使用した部分を所定の表示形態で表示することを特徴とする交流信号測定器。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交流信号測定器に関し、特に波形表示範囲のうち演算に使用した範囲を識別できるように表示する交流測定器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、入力信号の瞬時値やこれに各種演算処理を施して得られた各種測定値を求める交流信号測定器では、入力信号の立ち上がりを検出するゼロクロス検出器で、入力信号の立ち上がりから予め定められた一定時間後の最初の立ち上がりまでの区間の実効値を測定するものがある(例えば特許文献1)。
【0003】
図4は、従来における交流信号測定器の例を示した構成図である。
図4では、従来の交流信号測定器で実効値の測定を行う場合について説明する。
【0004】
図4において、入力回路1は被測定信号である入力信号を正規化する。A/D変換器2は入力回路1により正規化されたアナログ値をディジタル値に変換しA/Dデータを出力する。
サンプリングクロック発生回路8はA/D変換器2の変換タイミングを決めるサンプリングクロックを発生する。ゼロクロス検出器7は入力信号がゼロ点に対し負側から正側に変化した時にハイレベルを出力し、正側から負側に変化した時ローレベルを出力する。
【0005】
DSP(DIGITAL SIGNAL PROCESSOR)3はA/D変換器2のA/Dデータとゼロクロス検出器7の出力から、実効値演算を行うと共に、A/D変換器2のA/Dデータから波形表示用の表示データを作成し、メモリ4へ格納する。
メモリ4は、実効値演算結果と波形データとがDSP3により書き込まれ、CPU(Central Processing Unit)5が読み出すための一時置き場となる。CPU5はメモリ4から実効値演算結果と波形データを読み出し、表示器6に実効値と波形を表示させる。表示器6はCPU5の制御により実効値と波形を表示する。
【0006】
DSP3が実効値演算、波形データ作成を行う対象となる時間は、固定またはユーザの選択となる。この時間をA/Dデータの取り込み時間とする。例えば、A/Dデータ取り込み時間が50msecとした時には50msec間の入力信号の入力波形とその時間内の入力信号の実効値を表示する。
【0007】
図5は、従来の実効値演算結果と入力波形の表示例を示した図である。
図5の下段はA/Dデータ取り込み時間の入力信号の波形を示し、上段の数値は実効値を示している。
【0008】
また、実効値演算式は次の通りであり、ゼロクロス検出器7からの出力信号により平均される区間が決められる。
【数1】
Figure 2004150914
ここで、u(n)はA/D変換器2のA/Dデータである。iはA/Dデータの取り込み時間内で、最初のゼロクロス検出器7の検出信号がローレベルからハイレベルの切り替わった時(ゼロクロスを検出した時)の出力データの順番(i番目)を示し、u(n)のnとなる。jはA/Dデータ取り込み時間内での最後のゼロクロス検出器7の検出信号がローレベルからハイレベルの切り替わった直前のA/Dデータの順番(j番目)を示しu(n)のnとなる。
【0009】
つまり、実効値演算はA/Dデータ取り込み時間内での最初のゼロクロス検出器のローレベルからハイレベルの切り替わったところから、最後のゼロクロス検出器のローレベルからハイレベルの切り替わった直前までの区間のデータから算出される。この区間を実効値演算区間とする。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−055128号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来の構成では、実効値演算区間がゼロクロス検出器により決まるが、入力信号にノイズが重畳されていると、正しいゼロクロス検出が行われない場合があり、このような場合では、正しくゼロクロス検出が行われたかどうかを、使用者が知ることができないため、間違った測定結果を得ながらそれを知ることができないという問題があった。
【0012】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、実効値を求めるための実効値演算区間を表示することにより、ゼロクロス検出が正しくおこなわれたかどうかを認識することができる交流信号測定器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は次の通りの構成になった電力測定装置である。
【0014】
(1)入力信号からデジタルデータを生成し、このデジタルデータに基づき所定の演算処理を行うと共に波形データを生成する交流信号測定器において、
前記演算処理に使用した前記デジタルデータに対応する前記波形データに対して、関連付けした識別情報を生成する識別情報作成手段を有し、
波形表示をする際に、前記識別情報に基づき前記演算処理に使用した部分を所定の表示形態で表示することを特徴とする交流信号測定器。
【0015】
(2)前記所定の演算処理は実効値演算であって、
前記入力信号の立ち上がりを検出するゼロクロス検出器を有し、
前記入力信号の立ち上がりから予め定められた一定時間後の最初の立ち上がりまでの区間の実効値を演算すると共に、
前記ゼロクロス検出器の検出信号に基づいて、前記実効値の演算区間の前記波形データに前記識別情報を関連付けすることを特徴とする(1)に記載の交流信号測定器。
【0016】
(3)前記所定の表示形態は、異なるサイズの点による表示、異なる色による表示およびマークを付加した表示の少なくともいずれか1つであることを特徴とする(1)または(2)に記載の交流信号測定器。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例を示した構成図である。本実施例では本発明の交流信号測定器で実効値測定行う場合について説明する。
尚、図1で前出の図と同様のものは同様の符号を付けてその部分の説明は省略する。
【0018】
図1において、DSP30は、被測定信号である入力信号をA/D変換したA/D変換器2のA/Dデータとゼロクロス検出器7の出力から、実効値演算を行うと共に、A/Dデータから波形表示用の波形データを作成し、メモリ40へ格納する。
詳細には、ゼロクロス検出器7は入力信号がゼロ点に対し負側から正側に変化した時にハイレベルを出力し、正側から負側に変化した時ローレベルを出力し、入力信号の立ち上がりから予め定められた一定時間後の最初の立ち上がりまでの区間(実効値演算区間)の実効値を演算する。
フラグ作成手段31は、DSP30内に設けられ、波形データに対して実効値演算区間のデータか否かを示すフラグデータをメモリ40に格納していく。このフラグ作成手段31が請求の範囲でいう識別情報作成手段である。
【0019】
図2は、メモリに格納されたデータの内容を示した説明図である。
図2において、右欄にメモリのアドレスを表示し、左欄に各アドレスに格納されたデータの内容を示している。
【0020】
アドレス「0000H」に格納される「実効値」は測定された実効値である。アドレス「0001H」には「波形データ(1)」が格納され、アドレス「0003H」には、「波形データ(2)」が格納されて、以降1アドレス置きに波形データ(n)が格納されていきアドレス「03E9H」に「波形データ(501)」が格納される。
【0021】
波形データ(1)〜(501)は、波形の構成要素を表し、波形データ(1)は波形表示エリアの左端に配置されるデータで、波形データ(2)は波形データ(1)の右隣に配置され、波形データ(501)は右端に配置されるデータであり、これらの波形データが連なって波形を表示するもので、本実施例では501点のデータから波形表示が行われるものとしている。
【0022】
また、アドレス「0002H」に「波形データ(1)の実効値演算区間フラグ」が格納され、アドレス「0004H」には「波形データ(2)の実効値演算区間フラグ」が格納されて、以降1アドレス置きに波形データ(n)の実効値演算区間フラグが格納されていきアドレス「03EAH」には「波形データ(501)の実効値演算区間フラグ」が格納される。これにより、波形データ(1)〜(501)に対して実効値演算区間のデータか否かを示すフラグデータが格納される。つまり、波形データと波形データの実効値演算区間フラグが交互にメモリ内に格納されることとなる。
【0023】
実効値演算区間フラグのフラグデータは、波形データ(1)〜(501)が実効値演算区間の波形データならば、例えば1が格納され、実効値演算区間の波形データでないならば、例えば0が格納される。図1に戻って、このメモリ40に格納されるフラグデータはDSP30内のフラグ作成手段31が作成する。CPU50は、メモリ40に格納されている実効値と、波形データ(1)〜(501)から波形を表示器60に表示させるとともに、フラグデータが0か1かにより波形データが実効値演算区間のものか否かを判断し、実効値演算区間の波形データには、識別できるような表示を行う。表示器60はCPU50の制御により実効値と波形を表示する。
【0024】
尚、このフラグ作成手段31は、DSP30内に設けたがDSP30の外部に他のプロセッサなどの制御手段により構成してもよい。
また、フラグデータは、波形データと異なるアドレスに格納したが、波形データにフラグデータを付加するようにして同一のアドレスに格納してもよく、波形データに関連付けされていればよい。さらに、フラグデータは、0、1のような数値データに限るものではなく、実効値演算区間のデータであることが特定できるような目印のようなものであればよい。
【0025】
図3は、本発明の表示例を示した図である。
図3において、m番目の波形データ(m)の実効値演算区間フラグデータが1であれば波形データ(m)は例えば大きい点で表示し、実効値演算区間フラグが0の波形データ(m)は例えば小さい点で表示する。
【0026】
これにより、実効値演算区間の波形は太線で表示され、使用者は実効値演算区間が波形のどの部分であるか知ることができる。
従って、表示波形のどの区間から演算された実効値であるかがわかり、入力信号に重畳しているノイズで正しくないゼロクロス検出が行われた場合、入力信号の周期と一致しない区間が実効値演算区間として太線になるため、測定値の間違いを知ることかできる。
【0027】
尚、表示される波形に、実効値演算区間を示す情報として実効値演算区間の部分だけ線の太さを変えたが、これに限定するものではなく、表示する線(点の連なり)の色を変えたり、区間の始めと終わりのデータにマーキングする等のどの区間から演算された実効値であるかがわかるような表示であればよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、以下のような効果がある。
【0029】
請求項1に記載の発明によれば、入力信号からデジタルデータを生成し、このデジタルデータを用いて演算処理や波形データの生成を行う際に、その演算に使用したデジタルデータに対応する波形データに識別情報を関連付ける。これにより、波形表示するときに演算区間を識別できるように表示することが可能となる。
【0030】
請求項2に記載の発明によれば、実効値を測定する場合に、表示波形のどの区間から演算された実効値であるかがわかり、入力信号に重畳しているノイズで正しくないゼロクロス検出が行われた場合、入力信号の周期と一致しない区間が実効値演算区間として識別可能に表示されるため、測定値の間違いを知ることかできる。
【0031】
請求項3に記載の発明によれば、演算区間を異なるサイズの点による表示、異なる色による表示およびマークを付加した表示等で表現することにより、識別表示を容易に実現でき視認性を向上させることができる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した構成図である。
【図2】メモリに格納されたデータの内容を示した説明図である。
【図3】本発明の表示例を示した図である。
【図4】従来における交流信号測定器の例を示した構成図である。
【図5】従来の実効値演算結果と入力波形の表示例を示した図である。
【符号の説明】
30 DSP
31 フラグ作成手段
40 メモリ
50 CPU
60 表示器

Claims (3)

  1. 入力信号からデジタルデータを生成し、このデジタルデータに基づき所定の演算処理を行うと共に波形データを生成する交流信号測定器において、
    前記演算処理に使用した前記デジタルデータに対応する前記波形データに対して、関連付けした識別情報を生成する識別情報作成手段を有し、
    波形表示をする際に、前記識別情報に基づき前記演算処理に使用した部分を所定の表示形態で表示することを特徴とする交流信号測定器。
  2. 前記所定の演算処理は実効値演算であって、
    前記入力信号の立ち上がりを検出するゼロクロス検出器を有し、
    前記入力信号の立ち上がりから予め定められた一定時間後の最初の立ち上がりまでの区間の実効値を演算すると共に、
    前記ゼロクロス検出器の検出信号に基づいて、前記実効値の演算区間の前記波形データに前記識別情報を関連付けすることを特徴とする請求項1に記載の交流信号測定器。
  3. 前記所定の表示形態は、異なるサイズの点による表示、異なる色による表示およびマークを付加した表示の少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の交流信号測定器。
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