JP2004150187A - 防犯サムターン - Google Patents

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Abstract

【課題】針金等によるサムターンの回転を阻止できるとともに、押圧操作のみによっては既存サムターンへの回転入力が行えない防犯サムターンを得る。
【解決手段】防犯サムターン11において、既存サムターンの摘みに被着されこの摘みの回動中心と同軸の軸部29が突設された後付け摘み13と、軸部29の先端に抜脱不能に外挿され軸部29に回動自在になるとともに軸線方向に移動自在となり軸部基端方向への移動によって後付け摘み13と相対回転不能となる円形状のダイヤル15と、軸部29に設けられダイヤル15の回動に節度感を生じさせるとともにダイヤル15の軸部基端方向への移動を規制する一方、所定の回転角度でこの移動の規制を解除して後付け摘み13とダイヤル15とを相対回転不能にするクリック17とを設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉の施解錠操作に用いられる既存のサムターンを覆う後付けの防犯サムターンに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば扉に設けられる施錠装置は、屋外側に表出させたシリンダー錠の鍵孔に、合鍵(キー)を挿入して回動操作することにより、扉の木口より進退させたデッドボルトを扉枠に設けたストライクに係合・係合解除して施解錠を行うとともに、屋内側からは、サムターンの摘みを回動操作するのみで、デッドボルトを進退させて、扉の施解錠を簡便に行えるようにしている。
【0003】
ところが、近年、ポスト口や、機械工具によって開けた小さな穴から棒や針金等を挿入し、回転操作の容易なサムターンに係止して回転させ、施錠装置を解錠する不正解錠が増えている。
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
【0004】
【特許文献1】
実公平4−40362号公報
【0005】
このようなサムターンに針金等を係止して回転させることを防止するものに例えば上記特許文献1に開示されるサムターン用防犯カバーがある。
この防犯カバー1は、図8,図9に示すように、サムターン2が嵌入する嵌入孔3が形成されているとともに、回転時に円状軌跡2bを描くサムターン2の外面2aを覆う部分が、円状軌跡に沿う円形状に形成されている。そして、嵌入孔3内に螺入してサムターン2の側面に当接し、両側から挟持するセットスクリュー4,4が設けられている。
このような構成からなる防犯カバー1は、嵌入孔3にサムターン2を挿入することで、サムターン2に防犯カバー1を覆うように被せる。その後セットスクリュー4,4を螺入させて締め付けることで、防犯カバー1をサムターン2に固定する。従って、サムターン2に被せた防犯カバー1によって、針金等を係止させて回転させることが難しくなる。
【0006】
また、上記した防犯カバーの別態様として、図10に示すように、防犯カバー1を、取付部5及び本体部6から構成したものが開示されている。取付部5は、上記の防犯カバー1の外形を手での操作が容易となるように形成し、本体部6が係止する係止突部5aを設けている。取付部5は、サムターン2に被せた状態で、サムターン2を容易に回転させることができる。また、本体部6は、係止突部5aに係止可能な係止部6aを有している。
このようにすることで、係止作業という簡単な作業で、防犯カバー1の着脱が行える。さらに係止部6aで本体部6が空転することにより、針金等を係止させて回転させることが不可能となる。
【0007】
さらに、上記した防犯カバーの別態様として、図11に示すように、係止部6a内に、係止突部5aとの間にバネ部材8を設け、本体部6側の外周縁に複数の係合凹部5bと、この係合凹部5bに係合可能な係合凸部6bとを設けたものが開示されている。
このような構成とすれば、本体部6を常に取り付けたままとしておくことができる。すなわち、常時は係止突部5aと係止部6aとで本体部6が空転し、サムターン2を回転させたいときは、本体部6を手で押圧し、係合凸部6bを取付部5の係合凹部5bに係合させ、この係合状態のまま本体部6を回転させることにより、サムターン2を回転させることができた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8,図9に示した防犯カバーは、外形が円筒体形状であるため、サムターンに被せた場合、本来小判形状であることからその回転位置によって視認できたサムターンの施錠状態又は非施錠状態を視認不能にしてしまい、施解錠の操作性を低下させる問題があった。
また、図10に示した防犯カバーは、サムターンを回転操作可能にする取付部と、この取付部に対し空転しかつ着脱可能となる本体部とから構成されているため、脱着した本体部の保管管理が煩雑となり、本体部を紛失する虞もあった。
さらに、図11に示した防犯カバーは、サムターンを回転させたいときは、本体部を任意の回転位置で押圧すればよいため、何らかの方法により押圧が可能となれば、サムターンの回転が可能となり、防犯性を十分に高めることができなかった。
【0009】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その第一の目的は、針金や棒等によるサムターンの回転を阻止できるとともに、押圧操作のみによっては既存サムターンへの回転入力が行えない防犯サムターンを提供し、防犯性のさらなる向上を図ることにある。また、その第二の目的は、着脱部材が不要であり、且つサムターンの回転位置が容易に視認できる防犯サムターンを提供し、操作性の向上を図ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項1記載の防犯サムターン11は、既存サムターンの摘み19に被着され該摘み19の回動中心と同軸の軸部29が突設された後付け摘み13と、
前記軸部29に外挿され該軸部29に回動自在となる円形状のダイヤル15と、
前記ダイヤル15の所定の回転角度位置で、前記後付け摘み13と前記ダイヤル15とを前記相対回転不能にする連結手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の防犯サムターン11は、既存サムターンの摘み19に被着され該摘み19の回動中心と同軸の軸部29が突設された後付け摘み13と、
前記軸部29の先端に抜脱不能に外挿され該軸部29に回動自在になるとともに軸線方向に移動自在となり軸部基端方向への移動によって該後付け摘み13と相対回転不能となる円形状のダイヤル15と、
前記ダイヤル15の軸部基端方向への移動を規制する一方、所定の回転角度で該移動の規制を解除して前記後付け摘み13と前記ダイヤル15とを前記相対回転不能にする連結手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の防犯サムターン11は、既存サムターンの摘み19に基端が被着され且つ該摘み19の回動中心と同軸の軸部29が先端に突設された後付け摘み13と、
前記軸部29の基端側に固設され該軸部の周囲に配設される歯部35と、
前記軸部29の先端に抜脱不能に外挿されて前記歯部35を覆い該軸部29に回動自在になるとともに軸線方向に移動自在な少なくとも一つの円形状のダイヤル15と、
該ダイヤル15の内周に形成され該ダイヤル15の前記軸部基端方向への移動によって前記歯部35に嵌合する嵌合歯部56と、
前記ダイヤル15の軸部基端方向への移動を規制する一方、所定の回転角度で該移動の規制を解除して前記歯部35と前記嵌合歯部56とを嵌合可能とする連結手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の防犯サムターン11は、請求項2又は3に記載の防犯サムターンにおいて、
前記ダイヤル15の軸部基端方向への移動規制を解除する前記ダイヤル15の回転角度位置を示す表示手段79を備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の防犯サムターン11は、請求項1,2,3,4のいずれか1つに記載の防犯サムターンにおいて、
前記軸部29から半径方向外側に付勢されて設けられ、前記ダイヤル15の回動に節度感を有して進退するクリック17を備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の防犯サムターン11は、既存サムターンの摘み19に基端が被着され且つ該摘み19の回動中心と同軸の軸部29が先端に突設された後付け摘み13と、
前記軸部29の基端側に固設され外周に複数の歯部35を有した星型板33と、
前記軸部29の先端に抜脱不能に外挿されて前記星型板33を覆い該軸部29に回動自在になるとともに軸線方向に移動自在な少なくとも一つの円形状のダイヤル15と、
該ダイヤル15の内周に形成され該ダイヤル15の前記軸部基端方向への移動によって前記星型板33に嵌合する星型凹部55と、
前記軸部29から半径方向外側に付勢されて設けられ該星型凹部55の各歯状凹部56に節度感を有して進退するクリック17と、
前記星型凹部55の少なくとも一つの歯状凹部56を軸線方向に深くして形成され該クリック17が軸線に沿う方向で進入することで、前記星型板33と前記星型凹部55とが嵌合する前記ダイヤル15の軸部基端方向への移動を可能とする掘下げ部85と、
該掘下げ部85の位置に対応する前記ダイヤル15の回転角度位置を示す表示手段79と、
を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項7記載の防犯サムターン11は、請求項1,2,3,4,5,6のいずれか1つに記載の防犯サムターン11において、
前記軸部29の先端面に回転位置表示手段75が設けられ、
前記ダイヤル15には、該回転位置表示手段75を透視可能な透明材からなる表示窓77が嵌着されていることを特徴とする。
【0017】
請求項8記載の防犯サムターン11は、請求項1,2,3,4,5,6,7のいずれか1つに記載の防犯サムターン11において、
前記軸部29と前記ダイヤル15とが、円周方向に設けられた複数の転動体61を介して回動自在に挿着されていることを特徴とする。
【0018】
この防犯サムターン11では、着脱部材が不要になり、且つ針金や棒等を用いた場合のダイヤル15への引っ掛かりが防止され、しかも、ダイヤル15を空回りさせて、既存サムターンへの回転力の入力が阻止できるようになる。これに加えて、既存サムターンへ回転力を入力するには、所定の回転角度位置にて行う、或いは所定の回転角度位置に合せた後にダイヤル15を軸部基端方向へ押圧しなければならないが、ダイヤル15は所定の回転角度のみで移動の規制が解除されることから、従来のサムターン用防犯カバーのような単なる押圧操作のみによっては、既存サムターンへ回転力が入力されなくなる。つまり、ダイヤル15による後付け摘みへの入力可能回転位置が探りづらくなる。
【0019】
また、クリック17を設けることで、ダイヤル15の回転に節度感を得られ、操作感を向上させる。さらに、表示手段79により、ダイヤル15の回転角度位置を容易に視認でき、正規な操作者は、その操作である施解錠を確実に行うことが可能となる。また、この防犯サムターン11では、後付け摘み13及びダイヤル15に覆われることで視認できなくなった既存サムターン摘み19の回転位置が、回転位置表示手段75を介して視認可能となり、ダイヤル15を使用した際の通常操作時における施解錠が容易となる。
【0020】
さらに、この防犯サムターン11では、軸部29とダイヤル15との接触荷重が複数の転動体61に分散され、軸部29に対してダイヤル15が低摩擦で回動することとなり、例えばダイヤル15に半径方向内側の荷重を加えながら、ダイヤル15を高速回動させることによる軸部29の連れ回りを阻止でき、このような不正手段による解錠が不能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る防犯サムターンの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る防犯サムターンの分解斜視図、図2は図1に示した防犯サムターンの分解側面図、図3は図1に示した防犯サムターンの組立て縦断面図、図4は図3のA−A断面図、図5は図3のB−B断面図、図6は図3のC−C断面図、図7は図3に示した防犯サムターンのダイヤル押込み状態の縦断面図である。
なお、本明細書中において、基端方向とは既存サムターンに向かう方向をいい、先端方向とは軸部の突出する方向をいうものとする。
【0022】
本実施の形態による防犯サムターン11は、その主要な構成として、図1に示す後付け摘み13と、ダイヤル15と、クリック17とを有している。
後付け摘み13は、図2に示す既存サムターンの摘み19に、基端が被着される。この被着は、基端部に形成した円形状の基台部21の基端面に、摘み19の嵌入する嵌入溝23を形成し、この嵌入溝23に貫通するメネジ25に、止めネジ27を螺合することにより、止めネジ27の先端を摘み19に圧接して行われる。この止めネジ27には、六角穴付きネジが好適となる。なお、この被着には、粘着テープや接着剤が使用されてもよい。
【0023】
後付け摘み13の基台部21には摘み19の回動中心と同軸の軸部29が突設され、軸部29は円柱状に形成される。なお、この軸部29の外周には、後述する転動体を装着するための軸線方向の装着溝31が、円周方向等間隔で複数、本実施の形態では4つ形成されている。
【0024】
また、後付け摘み13の軸部29の基端側周囲には星型板33が固設され、星型板33は外周に複数、例えば10個程度の歯部35を有している。星型板33は、所定の厚みを有することで、基台部21の先端面から突出している。
【0025】
本実施の形態では、ダイヤル15は、基端側ダイヤル37と、先端側ダイヤル39との二つのダイヤルからなる。なお、発明に係る防犯サムターンは、ダイヤルが一つであってもよく、或いは二つ以上の複数であってもよい。
【0026】
ダイヤル15は、基端側ダイヤル37,先端側ダイヤル39の順で軸部29に挿入される。軸部29に挿入された基端側ダイヤル37と先端側ダイヤル39とは、基端側ダイヤル37の先端外周に形成した周溝41にCリング43を外嵌し、このCリング43を先端側ダイヤル39の基端内周に形成した係止溝45に係止することで、軸線方向の移動が規制されて且つ相対回転可能に連結される。
【0027】
基端側ダイヤル37の基端側にはフレア部49が形成され、フレア部49は星型板33を覆っている。また、先端側ダイヤル39の基端側にはフレア部51が形成され、フレア部51は基端側ダイヤル37の先端外周を覆っている。つまり、先端側ダイヤル39と基端側ダイヤル37とは、図3に示すように、オーバーハングしている。すなわち、基端側ダイヤル37と先端側ダイヤル39との間隙が、半径方向に直線的に形成されないようになっている。これにより、例えば基端側ダイヤル37と先端側ダイヤル39との間隙に紐等をくい込ませ、軸部29への接触を直接可能にすることが阻止されている。
【0028】
基端側ダイヤル37及び先端側ダイヤル39の基端側には星型板33に嵌合する星型凹部55が形成されている。基端側ダイヤル37は、軸部29に対して回動自在になるとともに軸線方向に移動自在となっている。基端側ダイヤル37は、軸部基端方向へ移動されることによって、星型板33に星型凹部55を嵌合させて、すなわち星型板33の各歯部35に、星型凹部55を構成する嵌合歯部としての歯状凹部56が嵌合することで後付け摘み13と相対回転不能となる。
【0029】
後付け摘み13の基台部21,基端側ダイヤル37,先端側ダイヤル39の外形状は、全て円形状となっている。これにより、針金等による引っ掛かりが防止できるようになっている。
【0030】
軸部29の外周に形成されたそれぞれの装着溝31には図4に示す棒状の転動体(ころ)61が装着され、基端側ダイヤル37と先端側ダイヤル39とはこの転動体61を介して回動自在に軸部29に挿着される。このような転動体61を介在させることにより、軸部29とダイヤル15との接触荷重が複数の転動体61に分散され、軸部29に対してダイヤル15が低摩擦で回動することとなり、例えばダイヤル15に半径方向内側の荷重を加えながらの回転、或いはダイヤル15を高速回動させることによる軸部29の連れ回りが阻止できるようになっている。
【0031】
基端側ダイヤル37及び先端側ダイヤル39には軸部29を貫通させる貫通穴63,65が形成されている。先端側ダイヤル39の貫通穴65は、先端側ダイヤル39の先端面で、段付穴67となって開口されている。この段付穴67には軸部29の先端面が表出する。段付穴67に表出した軸部29の先端面には小円板状のキャップ69がキャップビス71によって固着される。キャップ69は、軸部29と一体固定される一方、段付穴67の内部に遊嵌されている。
【0032】
後付け摘み13と基端側ダイヤル37との間には圧縮バネ73が配設され、圧縮バネ73は基端側ダイヤル37及び先端側ダイヤル39を、軸部29の先端方向に向けて付勢している。軸部29の先端側に付勢された基端側ダイヤル37及び先端側ダイヤル39は、先端側ダイヤル39の段付穴67に配置されたキャップ69によって、軸部29からの抜脱が規制される。
【0033】
キャップ69の表面、すなわち、軸部29の先端面には、回転位置表示手段である表示シール75が貼着される。本実施の形態では、図1に示すように、直線状の標示とされている。さらに、段付穴67には、表示シール75を透視可能な透明材からなる表示窓77が嵌着されている。
【0034】
また、基端側ダイヤル37,先端側ダイヤル39の外周には、軸線方向に長い表示手段としてのマーク79,79が形成されている。これらマーク79,79は、好ましくは印刷などの手段で設けられ、各ダイヤル37,39の外周面に対し凸状或いは凹状とならないように形成される。
【0035】
軸部29には、半径方向に穿設した二つの収容孔81,81が穿設され、この収容孔81には規制手段を構成するクリック17が収容される。クリック17は、クリックピン83aと、クリックピン83aと収容孔底部との間に配設される圧縮バネ83bとからなる。クリックピン83aは、圧縮バネ83bによって、半径方向外側へ付勢されている。
【0036】
基端側のクリックピン83aは、図6に示すように、軸部29に挿着された基端側ダイヤル37の星型凹部55に半径方向外側に向かって当接する。先端側のクリックピン83aは、図5に示すように、同じく軸部29に挿着された先端側ダイヤル39の星型凹部55に半径方向外側に向かって当接している。各クリックピン83aは、星型凹部55の各歯状凹部56に当接して進退することで、節度感(クリック感)を生じさせるようになっている。
【0037】
ここで、基端側ダイヤル37及び先端側ダイヤル39における星型凹部55の少なくとも一つの歯状凹部56には、この歯状凹部56を軸線方向に深くして形成した掘下げ部85が形成されている。したがって、この掘下げ部85にクリックピン83aが一致した歯状凹部56では、クリックピン83aが掘下げ部85に進入可能となり、ダイヤル15(基端側ダイヤル37及び先端側ダイヤル39)が軸部基端方向へ移動できる。換言すれば、掘下げ部85が形成された以外の歯状凹部56にクリックピン83aが配置された状態では、ダイヤルは軸部基端方向へ移動が規制されるようになっている。すなわち、これらクリック17と歯状凹部56(星型凹部55)と堀下げ部85とで連結手段を構成する。
【0038】
クリックピン83aが掘下げ部85に一致する回転位置は、予め設定したマーク79,79の位置、本実施の形態では上、により知ることができる。基端側ダイヤル37は、この移動により、星型凹部55が星型板33に嵌合可能となる。したがって、クリックピン83aは、ダイヤル15の軸部基端方向への移動を規制する一方、所定の回転角度で該移動の規制を解除して、後付け摘み13と基端側ダイヤル37とを相対回転不能にする。
【0039】
なお、基端側ダイヤル37に形成した掘下げ部85は、基端側ダイヤル37を軸部29に挿通する際、すなわち、組立時に挿通させることから、基端側のクリックピン83aを通過しなければならないため、図示のようにテーパ状に形成することが好ましい。
【0040】
軸部29の先端面にキャップ69を固定することで、一体に組みつけられた後付け摘み13,基端側ダイヤル37,及び先端側ダイヤル39は、化粧リング91によって、後付け摘み13と、基端側ダイヤル37の一部とが覆われる。化粧リング91は、摘みワッシャー93を介して、後付け摘み13のフランジ部95に当接した化粧バネ97によって扉面99に押圧されるようになっている。
【0041】
上記のように構成される防犯サムターン11を、既存サムターンの摘み19に取り付けるには、既存サムターンの摘み19を施錠状態とし、化粧リング91,後付け摘み13,基端側ダイヤル37,及び先端側ダイヤル39が一体に組み立てられた防犯サムターン11を、既存サムターンの摘み19へと押込む。
【0042】
次いで、化粧リング91に開いている止め穴101から後付け摘み13の基台部21に止めネジ27を螺合し、六角レンチで締めることにより、後付け摘み13を既存サムターンの摘み19に固定する。
最後に、化粧リング91の止め穴101に、化粧キャップ103を圧入して防犯サムターン11の取り付けが完了する。
【0043】
次に、このようにして、既存サムターンの摘み19に取り付けられた防犯サムターン11の動作を説明する。
防犯サムターン11は、基端側ダイヤル37と先端側ダイヤル39とのそれぞれの星型凹部55の歯状凹部56に、クリックピン83aが当接することで、ダイヤル15の回動に伴い個々の歯状凹部56に反応してクリック感が生じる。
【0044】
この状態で、基端側ダイヤル37、先端側ダイヤル39、及び化粧リング91は、自由に回動自在となる。
その一方、ダイヤル15(基端側ダイヤル37,先端側ダイヤル39)は、クリックピン83aが掘下げ部85に一致していないため、軸線方向には移動不能となる。
【0045】
解錠操作時には、個々のダイヤル15(基端側ダイヤル37,先端側ダイヤル39)のマーク79,79を上に合わせる。すると、個々のダイヤル15(基端側ダイヤル37,先端側ダイヤル39)の掘下げ部85が、クリックピン83aと一致し、クリックピン83aが掘下げ部85に進入可能となる。すなわち、ダイヤル15が軸部29の基端方向へ移動可能となる。この状態で、基端側ダイヤル37と先端側ダイヤル39とを、図7に示すように、押込む。
【0046】
すると、基端側ダイヤル37の星型凹部55が後付け摘み13の星型板33に嵌合し、ダイヤル15と後付け摘み13との相対回転が規制されて、後付け摘み13、すなわち、既存サムターンの摘み19が解錠回転可能となる。
【0047】
施錠操作は、この解錠操作と同様にして行うことができる。
【0048】
この際、基端側ダイヤル37と先端側ダイヤル39とは、相対回転可能となって一体に連結されているため、いずれか一方のマーク79のみを上に合わせたのみでは、軸線方向の移動が不能となる。つまり、基端側ダイヤル37と先端側ダイヤル39との双方のマーク79,79を上方にて一致させなければ、押込みが行えないこととなる。このことから、マーク79,79が視認できない手探りによる不正解錠では、歯部35が10個である場合、10桁が2枚となることからその組合せとして最大100回の位置あわせをしなければ、押込みが行えないようになっている。
【0049】
このように、上記したこの防犯サムターン11によれば、着脱部材が不要になり、且つ針金や棒等を用いた場合のダイヤル15への引っ掛かりが防止され、しかも、ダイヤル15を空回りさせて、既存サムターンへの回転力の入力が阻止できるようになる。これに加えて、既存サムターンへ回転力を入力するには、ダイヤル15を軸部基端方向へ押圧しなければならないが、ダイヤル15は所定の回転角度のみで移動の規制が解除されることから、従来のサムターン用防犯カバーのような単なる押圧操作のみによっては、既存サムターンへ回転力が入力されなくなる。つまり、ダイヤル15による既存サムターンへの入力可能回転位置が探りづらくなる。
【0050】
また、後付け摘み13、ダイヤル15に覆われることで視認できなくなった既存サムターンの摘み19の回転位置が、表示シール75、表示窓77を介して視認可能となり、ダイヤル15を使用した通常操作における施解錠が容易となり、操作性の低下することがない。
【0051】
なお、上記実施の形態では、マーク79を、単純を位置を示すものとしたが、このマーク79を数字や文字などで表してもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る防犯サムターンによれば、既存サムターンの摘みに被着され軸部が突設された後付け摘みと、軸部に外挿されこの軸部に回動自在となる円形状のダイヤルと、ダイヤルの所定の回転角度位置で後付け摘みとダイヤルとを相対回転不能にする連結手段とを備えたので、着脱部材を不要にし、且つ針金や棒等を用いた場合のダイヤルへの引っ掛かりを防止し、しかも、ダイヤルを空回りさせて、既存サムターンへの回転力の入力を阻止することができる。また、既存サムターンへ回転力を入力するには、ダイヤルを所定の回転角度位置に合せなければならないので、単なる回転等の操作のみによっては既存サムターンへ回転力を入力することができない。つまり、ダイヤルの後付け摘みへの入力可能回転位置を探りづらくすることができる。この結果、着脱部材を不要にすることで操作性を向上させ、しかも、防犯性をさらに向上させることができる。
【0053】
また、本発明に係る防犯サムターンによれば、既存サムターンの摘みに被着され軸部が突設された後付け摘みと、軸部の先端に抜脱不能に外挿され軸部基端方向への移動によって後付け摘みと相対回転不能となる円形状のダイヤルと、ダイヤルの軸部基端方向への移動を規制する一方、所定の回転角度で当該移動の規制を解除するクリックとを備えたので、着脱部材を不要にし、且つ針金や棒等を用いた場合のダイヤルへの引っ掛かりを防止し、しかも、ダイヤルを空回りさせて、既存サムターンへの回転力の入力を阻止することができる。また、既存サムターンへ回転力を入力するには、ダイヤルを軸部基端方向へ押圧しなければならないが、ダイヤルは所定の回転角度のみで移動の規制が解除されるので、単なる押圧操作のみによっては既存サムターンへ回転力を入力することができない。つまり、ダイヤルの後付け摘みへの入力可能回転位置を探りづらくすることができる。この結果、着脱部材を不要にすることで操作性を向上させ、しかも、防犯性をさらに向上させることができる。
【0054】
また、本発明の防犯サムターンによれば、複数の歯部を有した星型板が軸部の基端側に固設され、ダイヤルの内周に、ダイヤルの軸部基端方向への移動によって星型板に嵌合する星型凹部が形成され、星型凹部の少なくとも一つの歯状凹部に、クリックの進入する掘下げ部が形成されているので、ダイヤルの軸部基端方向への移動を規制する一方、所定の回転角度でのみ、クリックを掘下げ部へ進入させて移動の規制を解除できる。すなわち、単なる押圧操作のみによっては既存サムターンへの回転力の入力を行えなくすることができる。これにより、ダイヤルの後付け摘みへの入力可能回転位置を探りづらくすることができ、防犯性を向上させることができる。
【0055】
さらに本発明の防犯サムターンによれば、軸部の先端面に回転位置表示手段が設けられ、ダイヤルには、回転位置表示手段を透視可能な透明材からなる表示窓が嵌着されているので、後付け摘み、ダイヤルに覆われることで視認できなくなった既存サムターン摘みの回転位置を、回転位置表示手段を介して知ることができ、操作性を向上させることができる。
【0056】
また、本発明の防犯サムターンによれば、軸部とダイヤルとが、円周方向に設けられた複数の転動体を介して回動自在に挿着されるので、軸部に対してダイヤルが低摩擦で回動することとなり、例えばダイヤルに半径方向内側の荷重を加えながら、ダイヤルを高速回動させることによる軸部の連れ回りを阻止でき、このような不正手段による解錠を防止して、防犯性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防犯サムターンの分解斜視図である。
【図2】図1に示した防犯サムターンの分解側面図である。
【図3】図1に示した防犯サムターンの組立て縦断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】図3のC−C断面図である。
【図7】図3に示した防犯サムターンのダイヤル押込み状態の縦断面図である。
【図8】従来の防犯カバーの扉への取り付け状態を示す斜視図である。
【図9】図8に示した防犯カバーの内部状態を表す断面図である。
【図10】図8に示した防犯カバーの別態様を表す部分破断側面図である。
【図11】図8に示した防犯カバーのさらに別態様を表す部分破断側面図である。
【符号の説明】
11…防犯サムターン
13…後付け摘み
15…ダイヤル
17…クリック
19…既存サムターンの摘み
29…軸部
33…星型板
35…歯部
55…星型凹部
56…歯状凹部(嵌合歯部)
61…転動体
75…回転位置表示手段(表示シール)
77…表示窓
79…表示手段(マーク)
85…掘下げ部

Claims (8)

  1. 既存サムターンの摘みに被着され該摘みの回動中心と同軸の軸部が突設された後付け摘みと、
    前記軸部に外挿され該軸部に回動自在となる円形状のダイヤルと、
    前記ダイヤルの所定の回転角度位置で、前記後付け摘みと前記ダイヤルとを前記相対回転不能にする連結手段と、
    を備えたことを特徴とする防犯サムターン。
  2. 既存サムターンの摘みに被着され該摘みの回動中心と同軸の軸部が突設された後付け摘みと、
    前記軸部の先端に抜脱不能に外挿され該軸部に回動自在になるとともに軸線方向に移動自在となり軸部基端方向への移動によって該後付け摘みと相対回転不能となる円形状のダイヤルと、
    前記ダイヤルの軸部基端方向への移動を規制する一方、所定の回転角度で該移動の規制を解除して前記後付け摘みと前記ダイヤルとを前記相対回転不能にする連結手段と、
    を備えたことを特徴とする防犯サムターン。
  3. 既存サムターンの摘みに基端が被着され且つ該摘みの回動中心と同軸の軸部が先端に突設された後付け摘みと、
    前記軸部の基端側に固設され該軸部の周囲に配設される歯部と、
    前記軸部の先端に抜脱不能に外挿されて前記歯部を覆い該軸部に回動自在になるとともに軸線方向に移動自在な少なくとも一つの円形状のダイヤルと、
    該ダイヤルの内周に形成され該ダイヤルの前記軸部基端方向への移動によって前記歯部に嵌合する嵌合歯部と、
    前記ダイヤルの軸部基端方向への移動を規制する一方、所定の回転角度で該移動の規制を解除して前記歯部と前記嵌合歯部とを嵌合可能にする連結手段と、
    を備えたことを特徴とする防犯サムターン。
  4. 請求項2又は3に記載の防犯サムターンにおいて、
    前記ダイヤルの軸部基端方向への移動規制を解除する前記ダイヤルの回転角度位置を示す表示手段を備えたことを特徴とする防犯サムターン。
  5. 請求項1,2,3,4のいずれか1つに記載の防犯サムターンにおいて、
    前記軸部から半径方向外側に付勢されて設けられ、前記ダイヤルの回動に節度感を有して進退するクリックを備えたことを特徴とする防犯サムターン。
  6. 既存サムターンの摘みに基端が被着され且つ該摘みの回動中心と同軸の軸部が先端に突設された後付け摘みと、
    前記軸部の基端側に固設され外周に複数の歯部を有した星型板と、
    前記軸部の先端に抜脱不能に外挿されて前記星型板を覆い該軸部に回動自在になるとともに軸線方向に移動自在な少なくとも一つの円形状のダイヤルと、
    該ダイヤルの内周に形成され該ダイヤルの前記軸部基端方向への移動によって前記星型板に嵌合する星型凹部と、
    前記軸部から半径方向外側に付勢されて設けられ該星型凹部の各歯状凹部に節度感を有して進退するクリックと、
    前記星型凹部の少なくとも一つの歯状凹部を軸線方向に深くして形成され該クリックが軸線に沿う方向で進入することで、前記星型板と前記星型凹部とが嵌合する前記ダイヤルの軸部基端方向への移動を可能とする掘下げ部と、
    該掘下げ部の位置に対応する前記ダイヤルの回転角度位置を示す表示手段と、
    を備えたことを特徴とする防犯サムターン。
  7. 請求項1,2,3,4,5,6のいずれか1つに記載の防犯サムターンにおいて、
    前記軸部の先端面に回転位置表示手段が設けられ、
    前記ダイヤルには、該回転位置表示手段を透視可能な透明材からなる表示窓が嵌着されていることを特徴とする防犯サムターン。
  8. 請求項1,2,3,4,5,6,7のいずれか1つに記載の防犯サムターンにおいて、
    前記軸部と前記ダイヤルとが、円周方向に設けられた複数の転動体を介して回動自在に挿着されていることを特徴とする防犯サムターン。
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