JP2004149130A - 紐体、およびループ部形成部材 - Google Patents

紐体、およびループ部形成部材 Download PDF

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Takao Shibata
孝夫 柴田
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Abstract

【課題】例えば古新聞などを束ねるときに使用する紐体について、縛る作業が簡単で確実に行えるようにするとともに、再生処理に際して除去の必要もないようにすること。
【解決手段】長さ方向の端部1aを長さ方向中間部1b側に折り返して沿わせ、ループ状のループ部2を形成するとともに、該ループ部2の基部における上記端部1aまたは中間部1b側には、上記ループ部2を縮径変形すべく摺動可能に対向部位を保持する保持部3を形成した紐体1。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば古紙回収等に用いるのに適した紐体に関する。
【0002】
【従来の技術】
新聞紙等の古紙は一般に合成樹脂製のテープで束ねられて回収されている。回収された古紙は、パルプ再生されることになるが、まず第1に、界面活性剤や酸、アルカリ等の薬品や機械力を使って古紙を繊維状にほぐして印刷されたインクを繊維より剥離する離解が行われる。
【0003】
このとき、古紙を束ねているテープなどは除去されることになっているが、手間もかかる上にミスもあるため、完全に取り除くことは不可能で、どうしても混ざってしまう。混入したテープ等は異物なって、続いての除塵処理に負担がかかるなど、再生処理に際して大きな不都合となる。
【0004】
このため、紙製の紐も存在するが、この紐は柔軟性がなく結びにくい上に、きつく結ぼうとすると切れてしまうこともある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、縛る作業が簡単で確実に行えるようにするとともに、再生処理に際して除去の必要もないようにすることを主たる課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのための手段は、長さ方向の端部を長さ方向中間部側に折り返して沿わせ、ループ状のループ部を形成するとともに、該ループ部の基部における上記端部または中間部側には、上記ループ部を縮径変形すべく摺動可能に対向部位を保持する保持部を形成した紐体であることを特徴とする。
【0007】
すなわち、紐体には縮径可能なループ部を形成しているので、紐体を古紙などの束ねるべき物品に掛け渡して巻き付け、紐体の他端部側を上記ループ部に通して、物品を紐体できつく縛った状態にしてループ部を縮径し締め付ければ、紐体で緊結した状態となる。余った他端部は、他の部分に縛ったり絡み付けたり適宜処理すればよい。
【0008】
前記保持部は、紐体自体を縛って、または結んで形成するもよいが、端部または中間部側に固定する固定部と、対向部位を摺動可能に束ねる摺動許容部とを有する保持部材の取り付けで形成するとよい。該保持部材は、具体的には例えば、紐体に巻き付け可能な長さのテープ状に形成するとともに、一方の端部には紐体に巻き付けて固定する固定部を形成し、該固定部の隣接部位には、上記紐体の他の部位を沿わせて紐体にループ状のループ部を形成した状態に摺動可能に束ねる摺動許容部を形成し、他方の端部には、上記固定部または摺動許容部の外側面に固定する巻き付け固定部を形成して構成するとよい。
【0009】
また、前記ループ部の縮径が中間部側を引っ張ったときに行われるようにすべく上記端部に保持部を形成するとよい。
【0010】
さらに、前記紐体と保持部材を、パルプ化可能な紙を原料にして形成するとよい。
【0011】
別の手段は、紐体に巻き付け可能な長さのテープ状に形成するとともに、一方の端部には紐体に巻き付けて固定する固定部を形成し、該固定部の隣接部位には、上記紐体の他の部位を沿わせて紐体にループ状のループ部を形成した状態に摺動可能に束ねる摺動許容部を形成し、他方の端部には、上記固定部または摺動許容部の外側面に固定する巻き付け固定部を形成したループ部形成部材であることを特徴とする。
好ましくは、パルプ化可能な紙を原料にして形成するとよい。
【0012】
【発明の効果】
上述のようにこの発明の紐体は、縮径変形可能なループ部を設け、このループ部は、保持部が保持する対向部位より下の位置を引っ張ることで、縮径変形して紐体を締め付けることができる。締め付けた後は、余った部分を適宜縛ったり絡み付けたりして処理する。上記縛りは、ループ部により既に締め付けられているので、簡単に行えばよい。このため従来のように力を込めて引っ張ったり押えたりしなくとも緊結することができ、束ねたりする作業は容易であるとともに、一体性の高い束ねが確実に行え、紐体が千切れたりすることも抑制できる。
【0013】
またこの発明のループ部形成部材によれば、既存の、あるいは別体の紐体に対して取り付けて、紐体にループ部を形成することにより、上述のように縛りやすく確実な緊結ができる紐体を得ることができる。
【0014】
しかも、古紙を縛る紐体として使用する場合には、上記ループ部を有した紐体やループ部形成部材、およびループ部形成部材を取り付ける紐体を、パルプ化可能な紙、換言すればリサイクル可能な紙、さらに言えば異物を含まないか異物が少ない材料で形成すれば、従来のように紐体を解かずに縛ったままの状態で古紙の再生処理が行える。作業が容易になるとともに、異物の混入を極力抑えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、紐体1の斜視図を示し、この紐体1は例えば積層物を束ねたりするのに適したものであり、緊結しやすいように縮径変形可能なループ部2を設けている。ループ部2は、紐体1の長さ方向の端部1aを長さ方向中間部1b側に折り返して形成するとともに、ループ部2の基部には縮径変形のための保持部としてループ部形成部材3を取り付けている。
【0016】
紐体1は、適宜の材料、適宜の断面形状に形成するとよいが、この例では、紙、特に再生紙を用いて断面円形に形成している。形成は、細長テープ状の紙に撚りをかければよい。
【0017】
上記ループ部形成部材3を取り付けたループ部2の基部は、図2に示したような断面構造となる。すなわち、折り返した端部1aとこれの対向部位は平行に並ぶが、上記端部1aの方にループ部形成部材3の一端部が固定され、ループ部形成部材3の残りの部分で、上記対向部位を長さ方向に摺動可能に束ねている。つまり、上記ループ部形成部材3の下から延びている長い方、つまり中間部1b側を引っ張ることで、ループ部2が縮径変形する。
【0018】
図3はループ部形成部材3の斜視図であり、ループ部形成部材3は、揃えた紐体1に巻き付け可能な長さ、具体的には少なくともおよそ2周くらい巻き付け可能な長さに形成し、一方の端部には、紐体1の端部1aに巻き付けて固定する固定用粘着部4を形成している。ループ部形成部材3の幅は、並列した紐体1の並列状態を充分に保ち得るように、紐体の径の何倍もの適宜寸法に設定する。
【0019】
上記固定用粘着部4は粘着剤の塗布により形成し、1本の紐体1に少なくとも1周は巻き付けられる長さに形成している。
【0020】
この固定用粘着部4の隣接位置、すなわち長さ方向の中間位置には、粘着剤を有しない摺動許容用非粘着部5を形成している。この摺動許容用非粘着部5の長さは、揃えた紐体を保持できる長さに設定する。好ましくは、2本の紐体1を少なくとも1周は巻ける長さに設定する。
【0021】
摺動許容用非粘着部5に隣接する他方の端部には、上記固定用粘着部4または摺動許容用非粘着部5の外側面に固定する巻き付け用粘着部6を形成し、紐体1を束ねた巻き付け状態を保持できるように形成している。長さは強固に固定できる長さであればよい。
【0022】
またこのループ部形成部材3も紙で形成し、より好ましくは、和紙のように柔らかくねばりのある材料がよい。
【0023】
ループ部形成部材3の固定用粘着部4と巻き付け用粘着部6を保護するため、例えば図3に示したように離型紙7を備えておく。
【0024】
図4はループ部形成部材3の取り付け方を示し、まず紐体1の端部1aに、ループ部形成部材3の固定用粘着部4を巻き付けるとともに((a)→(b))、端部1aを中間部1b側に折り返して細長形状の穴を有したループ部2を形成する((b)→(c))。そして摺動許容用非粘着部5をループ部2の基部に巻き付けて紐体1を2本揃えた後、巻き付け用粘着部6でその巻き付け状態を維持する((c)→(d))。上記巻き付けは中間部1b側の摺動が行えるように緩めに行う。
【0025】
このようにしてループ部形成部材3を取り付けて形成したループ部2は、図4(e)に示したようにループ部形成部材3の下に延びる中間部1b側を引っ張ると、ループ部2が縮径変形する。仮想線で示したように紐体1の他端部1cをループ部2に通した状態で縮径変形すると、紐体1を締め付けることができる。
【0026】
すなわち、このように構成した紐体1を用いて古新聞等の積層した物品8を縛るには、図5に示したように、物品8の必要な位置にに掛け渡して巻きつけた後、両端部を相互に結合するが、この結合は、上述の如くループ部2に紐体1の他端部1cを通した後ループ部2を縮径変形する。
【0027】
具体的には図6に示したように、ループ部2に通した紐体1の他端部1cを逆方向に引っ張れば、紐体1はその長さ方向に沿って物品8上を摺動する。そしてループ部2の基部は端部方向に移動して物品を締め付けるとともに、ループ部2は縮径し紐体1の他端部1c側を締める。余った他端部1cは、紐体1自体に結んだり、絡めたり、切断したりして適宜処理すればよい。
【0028】
このように縛る作業は簡単である。しかも、紐体1を引っ張ることによりループ部2の縮径が行えるので、きつく縛り付けることが容易である。また、結び目を作って縛る場合と異なり、紙製の紐体1が不測に千切れてしまうようなこともなくすことができる。
【0029】
その上、紐体1もループ部形成部材3も、異物を含まないパルプ化可能な紙で形成しているので、従来のように紐体1を解かずに縛ったままの状態で古紙の再生処理が行える。このため、作業が容易になるとともに、異物の混入を極力抑えることができる。
【0030】
また上記ループ部形成部材3があれば、既存の紙製の紐体や、適宜の材料からなる別体の紐体に対して取り付けて、紐体1にループ部2を形成することにより、上述のように縛りやすく確実な緊結ができる紐体を得ることができる。
【0031】
上記一実施の形態におけるループ部形成部材3は、この発明の保持部および保持部材に対応し、
固定用粘着部4は、固定部に対応し、
摺動許容用非粘着部5は、摺動許容部に対応し、
巻き付け用粘着部6は、巻き付け固定部に対応するも、この発明は上記構成のみに限定されるものではない。
【0032】
例えばループ部形成部材3は、図7に示したように、紐体1の中間部1b側に対して固定して、端部1aを摺動可能に保持するもよい。端部1aを引っ張ることでループ部2を縮径変形できる。この場合には端部1aがループ部形成部材3から抜けてしまわないように、例えば結び目1dを形成したり、適宜部材を保持したりしておくとよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】紐体の斜視図。
【図2】図1のA−A部切断端面図。
【図3】ループ部形成部材の斜視図。
【図4】ループ部形成部材の取り付け状態および作用を示す説明図。
【図5】使用状態の説明図。
【図6】作用の説明図。
【図7】他の例に係るループ部の正面図。
【符号の説明】
1…紐体
1a…端部
1b…中間部
2…ループ部
3…ループ部形成部材
4…固定用粘着部
5…摺動許容用非粘着部
6…巻き付け用粘着部

Claims (4)

  1. 長さ方向の端部を長さ方向中間部側に折り返して沿わせ、ループ状のループ部を形成するとともに、
    該ループ部の基部における上記端部または中間部側には、上記ループ部を縮径変形すべく摺動可能に対向部位を保持する保持部を形成した
    紐体。
  2. 前記保持部を、前記端部または中間部側に固定する固定部と、対向部位を摺動可能に束ねる摺動許容部とを有する保持部材の取り付けで形成した
    請求項1に記載の紐体。
  3. 紐体に巻き付け可能な長さのテープ状に形成するとともに、一方の端部には紐体に巻き付けて固定する固定部を形成し、
    該固定部の隣接部位には、上記紐体の他の部位を沿わせて紐体にループ状のループ部を形成した状態に摺動可能に束ねる摺動許容部を形成し、
    他方の端部には、上記固定部または摺動許容部の外側面に固定する巻き付け固定部を形成した
    ループ部形成部材。
  4. パルプ化可能な紙を原料にして形成した
    請求項1、請求項2、または請求項3に記載の紐体またはループ部形成部材。
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