JP2004148593A - 電動射出成形機の表示装置 - Google Patents

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隆 山崎
Haruyuki Kobayashi
治幸 小林
Jun Koike
純 小池
Yukio Iimura
幸生 飯村
Hiroshi Katsuta
弘 勝田
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Abstract

【課題】モータ負荷率のバラツキをなくし、しかも確実にその内容を視認することができること。
【解決手段】電動射出成形機20に備えられた各サーボモータの成形工程1サイクル間のトルクを計測することにより各サーボモータの成形工程1サイクルのモータ負荷率を算出し、この成形工程1サイクルのモータ負荷率を複数回平均することにより複数サイクルの平均負荷率を算出し、この複数サイクルの平均負荷率を表示する表示部11に表示するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
本発明は、射出成形機の成形条件に関する各種の設定やモニタ値を表示する射出成形機の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の射出成形機のマンマシンインタフェースとして機能する表示装置において、表示器の表示画面を2分割して一方をメイン画面とし、他方をサブ画面とする。そして、メイン画面には、該射出成形機の成形条件設定に要する画面表示データ及び該射出成形機からのモニタリングデータ等を表示し、サブ画面には、メイン画面領域と独立して随時表示したいモニタリングデータ等の各種データを表示するようにして、射出成形機の成形条件設定や運転状況の確認が効率よく行なえるようにしたものは、既に知られている(特許文献1)。
【0003】
また、射出成形機の各モータの1成形サイクル当たりの平均負荷率を演算し、この各モータの平均負荷率を表示部に同時に表示させたものが知られている(特許文献2)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−145947号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平9−262889号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1においては、サブ画面に射出成形機の各モータの平均負荷率を同時に表示するものの構成とはなっていないため、射出成形機の各モータの平均負荷率を一目瞭然に視認することはできなかった。
【0007】
さらに、特許文献2では、射出成形機の各モータの1成形サイクル当たりの平均をモータ負荷率として演算しているため、各モータの1成形サイクル当たりのモータ負荷率にバラツキがあると、モータ負荷率をオペレータに正確に伝達することはできないという問題が発生する。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、モータ負荷率のバラツキをなくし、しかも確実にその内容を視認することができる電動射出成形機の表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電動射出成形機の表示装置は、電動射出成形機に備えられた各サーボモータの成形工程1サイクル間のトルクを計測することにより前記各サーボモータの成形工程1サイクルのモータ負荷率を算出し、この成形工程1サイクルのモータ負荷率を複数回平均することにより複数サイクルの平均負荷率を算出する複数サイクル平均負荷率算出手段と、この複数サイクル平均負荷率算出手段で算出された複数サイクルの平均負荷率を表示する表示部とを具備したことを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の発明は、成形工程1サイクルのモータ負荷率を複数回平均することにより複数サイクルの平均負荷率を算出し、それを表示するようにしたので、モータ負荷率のバラツキをなくし、確実に平均負荷率を視認することができる。
【0011】
請求項2記載の電動射出成形機の表示装置は、請求項1記載の表示部は前記電動射出成形機のマンマシンインタフェースとして機能するとともに、その表示画面は2分割され、このうちの一方の表示画面を専用のメイン画面とし、他の残りの表示画面を専用のサブ画面とするように構成されており、前記複数サイクル平均負荷率算出手段で算出された複数サイクルの平均負荷率はこのサブ画面に表示されることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、成形工程1サイクルの平均負荷率を複数回平均することにより複数サイクルの平均負荷率を算出し、それをサブ画面に表示するようにしたので、モータ負荷率のバラツキをなくすと共に運転状態の確認を効率良く行なうことができる。
【0013】
請求項3記載の電動射出成形機の表示装置は、請求項1あるいは2記載の表示部には、電動射出成形機に備えられた各サーボモータの複数サイクルの平均負荷率が同時にグラフ表示されることを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、電動射出成形機に備えられた各サーボモータの複数サイクルの平均負荷率を一目瞭然に理解することができる。
【0015】
請求項4記載の電動射出成形機の表示装置は、請求項3記載の前記グラフ表示は負荷率に応じて色が変化されることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、電動射出成形機に備えられた各サーボモータの複数サイクルの平均負荷率を色分けしたグラム表示で表示するようにしたので、各サーボモータの複数サイクルの平均負荷率の大小を確実に視認することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、電動式射出成形機のマンマシンインタフェースとして機能する表示装置に本発明を適用した場合である。
【0018】
図1は本実施の形態の要部構成を示すブロック図であり、本実施の形態において、表示装置10は、操作パネル11、入力信号コントローラ12、メモリ部13、画面表示コントローラ14及びVRAM(Video Random Access Memory)15等によって構成されている。
【0019】
操作パネル11には、CRTディスプレイ,液晶ディスプレイ等の画面表示部を有する表示器111と、複数のキーボタンが配設されたキーボード112とが設けられている。表示器111の画面略全域には、タッチパネルセンサ113が設けられている。その画面は、中央より上方で横方向に2分割されており、下側の広い領域をメイン画面領域Mとし、上側の狭い領域をサブ画面領域Sとしている。メイン画面領域Mには、射出成形機20の成形条件設定に要する画面表示データ及び射出成形機20からのモニタリングデータ等が表示される。また、サブ画面領域Sには、メイン画面領域Mと独立して随時表示したいモニタリングデータ等の各種データが表示される。
【0020】
このサブ画面領域Sには、図3に示すようにキーボード112のキー操作とは関係なく、当該サブ画面領域Sの表示を切換える複数のサブ画面選択ボタン31〜36が表示されている。サブ画面選択ボタン31〜36は、「現在値」,「温度」,「モニタテーブル」,「生産」,「モータ負荷率」,「非表示」等からなる。
【0021】
ここで、サブ画面選択ボタン「現在値」31がタッチ操作されると、サブ画面領域Sには、現在の射出成形機20の状態すなわち射出時間、冷却時間、中間時間、スクリュ位置、ダイプレートの位置、押出位置、射出圧/背圧、型締力、スクリュ回転数等が表示される。この状態で、サブ画面領域S内の任意の箇所がタッチ操作されると、サブ画面領域Sは図3のサブ画面選択ボタンの画面に戻る。
【0022】
同様に、サブ画面選択ボタン「温度」32がタッチ操作されると、ホッパの位置に対応する温度,偏差温度などがサブ画面領域Sに表示され、サブ画面選択ボタン「モニタテーブル」33がタッチ操作されると、ショット番号に対応した充填時間、計量時間、取出時間、サイクル時間、最小クッション、保圧切換、射出開始、スクリュ回転数等がサブ画面領域Sに表示され、サブ画面選択ボタン「生産」34がタッチ操作されると、現在までのショット数、そのうちの良品ショット数、残ショット数、総生産数、良品数、不良品数、残生産数、稼働率、ロット達成率、不良率、生産残時間等がサブ画面領域Sに表示される。
【0023】
また、サブ画面選択ボタン「モータ負荷率」35がタッチされると、図5のフローチャートを参照して詳細な動作は後述するが、電動射出成形機に備えられた各サーボモータの成形工程1サイクル間のトルクを計測することにより前記各サーボモータの成形工程1サイクルの平均負荷率が算出し、この成形工程1サイクルの平均負荷率を複数回平均することにより複数サイクルの平均負荷率を算出し、複数サイクルの平均負荷率がグラフ表示される。さらに、グラフ表示の横に複数サイクルの平均負荷率が数値で表示される。
【0024】
サブ画面選択ボタン「非表示」36がタッチ操作された場合には、サブ画面領域Sは非表示画面となる。
【0025】
キーボード112には、図2に示すように、「型締・押出」、「射出・計量」、「温度」、「生産」、「モニタ」、「診断」、「支援」、「記録」、「画面ガイド」、「アラーム」、「設定」、「表示」の各キーボタンが配設されている。このうち、「型締・押出」キーボタンB1は、単独で操作されると、型締・押出工程の成形条件に関する各種設定値の現在値及び型締・押出工程稼動時のモニタリングデータ等をメイン画面領域Mに表示させるものとして機能する。
【0026】
また、「射出・計量」キーボタンB2は、単独で操作されると、射出・計量工程の成形条件に関する各種設定値の現在値及び射出・計量工程稼動時のモニタリングデータ等をメイン画面領域Mに表示させるものとして機能する。
【0027】
入力信号コントローラ12には、前記キーボード112のキーボタンが押圧操作されたことによって当該キーボード112から出力される信号と、前記表示器111の画面がタッチ操作されたことによってタッチパネルセンサ113から出力される信号とが入力される。入力信号コントローラ12は、キーボード112及びタッチパネルセンサ113からの信号を解析して、その結果を前記画面表示コントローラ14または射出成形機20のコントローラ21に供給するものとなっている。
【0028】
メモリ部13には、前記表示器111のメイン画面領域Mに表示されるメイン画面表示データを記憶するメイン画面表示データメモリ131、サブ画面領域Sに表示されるサブ画面表示データを記憶するサブ画面表示データメモリ132が形成されている。
【0029】
画面表示コントローラ14には、入力信号コントローラ12から画面表示要求指令が入力される。画面表示コントローラ14は、入力信号コントローラ12からの画面表示要求指令に基づき、メイン画面表示データメモリ131に記憶されているメイン画面表示データとサブ画面表示データメモリ132に記憶されているサブ画面表示データとを読み出す。また、射出成形機コントローラ21から射出成形機20の成形条件設定値やモニタリングデータを取り込んでメイン画面表示データ及びサブ画面表示データを編集し直す。そして、編集後のメイン画面表示データ及びサブ画面表示データをVRAM15に転送するものとなっている。
【0030】
VRAM15には、前記画面表示コントローラ14から転送されるメイン画面表示データ及びサブ画面表示データが上書き格納される。このVRAM15に格納された最新の表示データが表示器111のメイン画面領域M及びサブ画面領域Sに表示される。
【0031】
射出成形機20は、型締装置や射出装置等の駆動機構としてサーボモータを用いた電動式射出成形機であって、射出成形機コントローラ21の制御により設定される成形条件に従い、型閉じ、ロックアップ、射出、計量、冷却、型開き、押出の各成形工程を1サイクルとして射出成形加工を行なうものである。
【0032】
射出成形機コントローラ21は、例えば成形加工品毎に設定された成形パターン別に、成形条件に関する各種の設定値を記憶した成形設定ファイル22を備えている。そして、いずれかの成形パターンが選択されると、そのパターンに対応した成形条件の設定値を成形設定ファイル22から読出し、この設定値に基づいて射出成形機20の成形加工動作を制御する。このとき、射出成形機20の成形工程における稼動状態と、シリンダ温度,金型温度,射出速度,スクリュ回転数等の種々のモニタリングデータをリアルタイムで管理する。また、成形工程においてシーケンス制御される入出力の状態もリアルタイムで管理する。
【0033】
また射出成形機コントローラ21は、入力信号コントローラ12を介して設定値の変更要求があると、その要求に応じて設定値を変更し、変更後の設定値に基づいて射出成形機20の成形加工動作を制御する。そして、入力信号コントローラ12を介して設定値の変更確定要求があると、最新の設定値を成形設定ファイル22に上書き保存するものとなっている。
【0034】
このように構成された本実施の形態においては、例えば、キーボード112の「射出・計量」キーボタンB2が単独で操作されると、図4に示すように、表示器111のメイン画面領域Mには、射出・計量工程の成形条件に関する各種設定値の現在値及び射出・計量工程稼動時のモニタリングデータ等が表示される。
【0035】
また、サブ画面領域Sのサブ画面選択ボタン「モータ負荷率」35がタッチされると図4のようにサブ画面領域Sには、同時に電動式射出成形機が備えている4つのサーボモータの複数サイクルの平均負荷率がグラフ表示されると共に平均負荷率の数値が横に表示される。以下、この動作について図5のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0036】
射出成形機コントローラ21は、サブ画面選択ボタン「モータ負荷率」35がタッチされると、図5のフローチャートに示した処理により電動式射出成形機が備えている4つのサーボモータの複数サイクルの平均負荷率Paveを算出し、画面表示コントローラ14に出力する。
【0037】
まず、初期設定が行われる(ステップS1,S2)。つまり、j=0,Po=0、i=0、So=0とされる。
【0038】
ここで、図6は電動式射出成形機に備えられてる4つのサーボモータの内の1つのサーボモータの成形工程1サイクルのトルク変化を示す図である。図6に示すように変動するサーボモータトルクの1サンプリング時間ΔtあたりのモータトルクをモニタとしてTiとする(ステップS3)。つまり、図6に示すようにサーボモータの成形工程1サイクルはn個のΔtに分解される。
【0039】
次に、そのトルクTiを積算する(ステップS4)。つまり、Si=Si−1+Ti*Δtとする。
【0040】
次に、iを更新する(ステップS5)。つまり、i=i+1とする。そして、1サイクル終了したかが判定される(ステップS6)。この判定はi=nとなったかを判定している。このステップS6で「NO」と判定されている間は前述したステップS3,S4の処理が繰り返し行われる。
【0041】
ところで、ステップS6の判定で「YES」と判定された場合には、1サイクルの平均トルクTave、ユニット最大電流Ao−p、ユニット最大電流Ao−pの実効値換算値Aがそれぞれ算出される(ステップS7,S8,S9)。
【0042】
つまり、TaveはステップS7に記載されているようにSi/Tcの平方根、Ao−p=Tave*UNIT(ここで、UNITはサーボ定数)、AはステップS9で示すように、Ao−pを2の平方根で除算した値として算出される。
【0043】
さらに、モータ負荷率Pjが算出される(ステップS10)。
【0044】
ここで、Pj=Pj−1+(A/Arms)*100として算出される。ここで、Armsはモータ定格電流である。
【0045】
そして、j=j+1とされる(ステップS11)。
【0046】
次に、j=3となったかが判定される(ステップS12)。
【0047】
つまり、3サイクル分のこのステップS12で「NO」と判定された場合には、前述したステップS2以降の処理が繰り返し行なわれる。
【0048】
そして、3サイクルのモータ負荷率が算出するとステップS12で「YES」と判定され、3サイクルのモータ負荷率を平均した平均負荷率Paveが算出される(ステップS13)。
【0049】
このようにして、電動射出成形機に備えられたサーボモータの成形工程1サイクルのモータ負荷率を3回、つまり3サイクル分平均することにより、平均負荷率Paveが算出される。
【0050】
この算出された平均負荷率Paveデータは画像表示コントローラ14を介してサブ画像表示データメモリ132に送られて記憶される。そして、平均負荷率PaveデータはVRAM15にサブ画面表示データとして書き込まれる。このサブ画面表示データとしては、各サーボモータの3サイクルの平均負荷率をグラフ表示し、そのグラフ表示の横にその平均負荷率Paveを数値で表示するためのデータである。
【0051】
この結果、図4のサブ画面領域Sに、型締め用のサーボモータの3サイクルの平均負荷率Paveがグラフ表示されると共に、その横に平均負荷率Pave「70」が表示される。さらに、射出用のサーボモータの3サイクルの平均負荷率Paveがグラフ表示されると共に、その横に平均負荷率Pave「35」が表示される。さらに、押出用のサーボモータの3サイクルの平均負荷率Paveがグラフ表示されると共にその横に平均負荷率Pave「50」が表示される。さらに、計量用のサーボモータの3サイクルの平均負荷率Paveがグラフ表示されると共にその横に平均負荷率Pave「20」が表示される。ところで、射出成形機コントローラ21において、各サーボモータの3サイクルの平均負荷率Paveを算出する際に、最初の2サイクルまでは平均するのに必要な3トイクル分のモータ負荷率が算出されていない。従って、最初の2サイクルまでは、1サイクルだけのモータ負荷率P1が平均負荷率Paveとして、1サイクルと2サイクルのモータ負荷率P1とP2との平均が平均負荷率Paveとして画像表示コントローラ14を介してサブ画像表示データメモリ132に送られて記憶される。
【0052】
なお、平均負荷率Paveは3サイクルのモータ負荷率の平均であるが、平均負荷率Paveは1サイクル毎に更新されるため、サブ画面領域Sに表示される平均負荷率Paveのグラフ表示及び数値も1サイクル毎に切り替えられる。
【0053】
以上のように、サブ画面選択ボタン「モータ負荷率」35がタッチされると、型締め、射出、押出、計量用の各サーボモータの3サイクルの平均負荷率Paveがサブ画面領域Sにグラフ表示されると共にその横に平均負荷率Paveが同時に表示されるので、オペレータは各サーボモータの運転状態の確認を一目瞭然に行なうことができる。
【0054】
さらに、表示される平均負荷率は電動射出成形機に備えられたサーボモータの3サイクルのモータ負荷率の平均である平均負荷率Paveであるので、モータ負荷率のバラツキを抑えることができる。
【0055】
また、平均負荷率が表示されるサブ画面領域Sは、メイン画面領域Mとは独立して表示されるので、メイン画面領域Mの表示状態に係らず、確実に平均負荷率Paveを確認することができる。
【0056】
なお、平均負荷率Paveのグラフ表示は、モノクロではなく、カラー表示にしても良い。この場合に、平均負荷率Paveの大きさに応じて色を変化させるようにする。
【0057】
つまり、図7(A)に示すように平均負荷率Paveが90%未満の場合には緑、図7(B)に示すように90〜100%の場合には黄色、図7(C)に示すように100%以上の場合には赤表示にする。
【0058】
このように、平均負荷率Paveのグラフ表示を色分けすることにより、平均負荷率の大小を確実に視認することができる。
【0059】
なお、上記した実施の形態では、平均負荷率Paveの算出を3サイクルの平均をとることにより算出したが、3サイクルに限らず複数であればその数は何回であっても良い。
【0060】
また本発明は、電動式射出成形機のマンマシンインタフェースとして機能する操作パネル11の表示器111に限定されるものではなく、例えば油圧式射出成形機のマンマシンインタフェースとして機能する操作パネルの表示器にも適用できるものである。また、成形工程の1サイクルも、前記実施の形態のものに限定されるものではない。
【0061】
この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0062】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、成形工程1サイクルのモータ負荷率を複数回平均することにより複数サイクルの平均負荷率を算出し、それを表示するようにしたので、モータ負荷率のバラツキをなくし、確実に平均負荷率を視認することができる。
【0063】
請求項2記載の発明によれば、成形工程1サイクルのモータ負荷率を複数回平均することにより複数サイクルの平均負荷率を算出し、それをサブ画面に表示するようにしたので、モータ負荷率のバラツキをなくすと共に運転状態の確認を効率良く行なうことができる。
【0064】
請求項3記載の発明によれば、電動射出成形機に備えられた各サーボモータの複数サイクルの平均負荷率を一目瞭然に理解することができる。
【0065】
請求項4記載の発明によれば、電動射出成形機に備えられた各サーボモータの複数サイクルの平均負荷率を色分けしたグラム表示で表示するようにしたので、各サーボモータの複数サイクルの平均負荷率の大小を確実に視認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の要部構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態において操作パネルに設けられるキーボードを示す模式図。
【図3】同実施の形態におけるサブ画面領域に表示される画面選択ボタンを示す図。
【図4】同実施の形態における表示器の表示状態を示す図。
【図5】同実施の形態に係る平均負荷率の算出処理を説明するフローチャート。
【図6】同実施の形態に係るサーボモータトルクの成形工程1サイクルの波形図。
【図7】同実施の形態に係るグラフ表示の色分けを示す図。
【符号の説明】
10…表示装置
11…操作パネル
111…表示器
112…キーボード
113…タッチパネルセンサ
12…入力信号コトンローラ
13…メモリ部
14…画面表示コントローラ
15…VRAM
20…射出成形機
21…射出成形機コントローラ
M…メイン画面領域
S…サブ画面領域

Claims (4)

  1. 電動射出成形機に備えられた各サーボモータの成形工程1サイクル間のトルクを計測することにより前記各サーボモータの成形工程1サイクルのモータ負荷率を算出し、この成形工程1サイクルのモータ負荷率を複数回平均することにより複数サイクルの平均負荷率を算出する複数サイクル平均負荷率算出手段と、
    この複数サイクル平均負荷率算出手段で算出された複数サイクルの平均負荷率を表示する表示部とを具備したことを特徴とする電動射出成形機の表示装置。
  2. 前記表示部は前記電動射出成形機のマンマシンインタフェースとして機能するとともに、その表示画面は2分割され、このうちの一方の表示画面を専用のメイン画面とし、他の残りの表示画面を専用のサブ画面とするように構成されており、
    前記複数サイクル平均負荷率算出手段で算出された複数サイクルの平均負荷率はこのサブ画面に表示されることを特徴とする請求項1記載の電動射出成形機の表示装置。
  3. 前記表示部には、電動射出成形機に備えられた各サーボモータの複数サイクルの平均負荷率が同時にグラフ表示されることを特徴とする請求項1あるいは2記載の電動射出成形機の表示装置。
  4. 前記グラフ表示は負荷率に応じて色が変化されることを特徴とする請求項3記載の電動射出成形機の表示装置。
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