JP2004147144A - 電池内蔵カードアダプタおよび電池内蔵カードアダプタシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カードアダプタ200には、電池201、制御機構202、及びスイッチ203が設けられており、端末装置300と制御機構202を接続するライン210、制御機構202と電池201を接続するライン213、制御機構202とスイッチ203を接続するライン212、及び制御機構202とデータ通信カード100を接続するライン211が更に設けられている。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池内蔵のカードアダプタにデータ通信カード単体と専用インターフェイスを接続することにより、無線で音声通信、又はデータ通信を行う電池内蔵カードアダプタ、又は、このカードアダプタと端末装置を接続して無線で音声通信、又はデータ通信を行うに際し、この端末装置から、前述のカードアダプタに内蔵されている充電式電池に対して充電し、データ通信カードに電力を供給する電池内蔵のカードアダプタ、および電池内蔵カードアダプタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、データ通信カードとしては、無線による通信機能を備えたCFカード(Compact Flash Card)が知られている。このCFカードは、例えば、パーソナルコンピュータや情報携帯端末等の端末装置に設けられたCFカードスロットに挿入したり、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードスロット対応型の端末装置の場合には、カードアダプタを介して端末装置に挿入することにより、例えば、無線基地局及び公衆回線を介して、前記端末装置と接続している通信相手や特定の無線ネットワーク上の通信相手との間で、無線による通信を行うようにするものである。
【0003】
又、近年では、端末装置に音声通信機能を備え、データ通信と音声通信の両方に対応するものがある。但し、このCFカードでは、カードスロットにおいてデータ信号と制御信号との授受が行われるため、音声信号の授受を専用インターフェイス(例えばマイクジャック等)を利用して行うようになっている。また、携帯性を良くする為に、データ通信カードを携帯電話機型アダプタに装着することにより、携帯式電話機能を有するものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−265856号公報(第6−7頁、第5−6図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、データ通信と音声通信のいずれを行う場合においても、データ通信カードを駆動する電源は、データ通信カードを接続する端末装置から供給されている。その為、データ通信カードを使用するには、データ通信カードの接続先である端末装置から、データ通信カードに電力を供給する必要があり、データ通信カードとカードアダプタとを接続しただけの状態では、データ通信若しくは音声通信することはできない。また、特開平8−265856号公報で提案されている携帯電話機型アダプタでは、携帯電話機型アダプタに内蔵されている電池からデータ通信若しくは音声通信する為の電力をデータ通信カードに供給することはできるが、携帯電話機型アダプタは端末装置に接続できる構造にはなっていないため、端末装置から携帯電話機型アダプタに内蔵されている電池を充電することができず、携帯電話機型アダプタ専用の充電器が必要となる。又、端末装置から、直接、データ通信カードに電力を供給することもできない。
【0006】
このような問題を鑑みて、本発明は、端末装置と接続するためのカードアダプタに電池を内蔵し、別途充電器を用意することなく、当該カードアダプタを端末装置に装着することにより、カードアダプタに自動的にあるいは任意に充電を行うことができるとともに、端末装置から取り外しても、データ通信カードとカードアダプタと専用インターフェイスのみでの通信および通話が可能となる電池内蔵カードアダプタおよび電池内蔵カードアダプタシステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカードアダプタは、アンテナを有し、アンテナを介して外部の通信機器との間で無線によるデータ通信と音声通話を行うデータ通信カードを保持するアダプタ本体と、アダプタ本体に内蔵された電池と、電池の電力を前記データ通信カードに伝送する電池電力伝送手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】
この構成によると、データ通信に必要な電力が、カードアダプタ本体に内蔵された電池からデータ通信カードへ供給される。尚、上記電池は充電式電池であっても良い。
【0009】
又、本発明のカードアダプタは、アンテナを有し、アンテナを介して外部の通信機器との間で無線によるデータ通信と音声通話を行うデータ通信カードを保持するとともに、データ通信カードと一体となって電子機器に着脱されるアダプタ本体と、アダプタ本体に内蔵された充電式電池と、電子機器から充電式電池に電力を伝送する充電手段と、電子機器からデータ通信カードに電力を伝送する電子機器電力伝送手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
この構成によると、データ通信カードが挿入されたアダプタ本体は、データ通信カードを保持した状態で、データ通信カードと一体となって通信機器に装着され、当該通信機器から充電式電池、又はデータ通信カードへの電力供給が可能となる。
【0011】
又、本発明のカードアダプタは、アダプタ本体に搭載された選択スイッチと、データ通信カードと一体となってアダプタ本体が電子機器に挿入されている場合に、選択スイッチの状態に応じて、充電手段により電子機器から充電式電池に電力が伝送されることにより充電式電池が充電される状態と、電子機器電力伝送手段により電子機器からデータ通信カードに電力が伝送される状態とを切り替える制御手段とを有することを特徴とする。
【0012】
この構成によると、データ通信カードと一体となってアダプタ本体が電子機器に挿入される。この際、選択スイッチが充電式電池への充電モードを選択した場合は、制御手段において充電手段が選択されて作動し、充電用の電力が、電子機器から充電式電池へ供給され、充電式電池の充電が行われる。一方、選択スイッチがデータ通信カードへの電力供給モードを選択した場合は、制御手段において電子機器電力供給手段が選択されて作動し、データ通信に必要な電力が、電子機器からデータ通信カードへ供給される。
【0013】
又、本発明のカードアダプタは、制御手段には充電式電池の電力をデータ通信カードに伝送する電池電力伝送手段が更に設けられており、データ通信カードと一体となったアダプタ本体が電子機器から挿脱されている場合には、電池電力伝送手段により充電式電池からデータ通信カードに電力が伝送される状態に制御手段が切り替えるように、選択スイッチが作動することを特徴とする。
【0014】
この構成によると、データ通信カードと一体となったアダプタ本体が電子機器から挿脱される。この際、制御機構が電池電力伝送手段により、充電式電池からデータ通信カードに電力が伝送される状態に切り替えるように、選択スイッチが作動し、データ通信に必要な電力が、アダプタ本体に内蔵された充電式電池からデータ通信カードへ供給される。
【0015】
又、本発明のカードアダプタは、アダプタ本体は選択手段を有しており、データ通信カードと一体となってアダプタ本体が電子機器に挿入されている場合に、選択手段は、充電手段により電子機器から充電式電池に電力が伝送されることにより充電式電池が充電される状態と、電子機器電力伝送手段により電子機器からデータ通信カードに電力が伝送される状態とを切り替えることを特徴とする。
【0016】
この構成によると、データ通信カードと一体となってアダプタ本体が電子機器に挿入される。この際、選択手段が充電式電池への充電モードを選択した場合は、選択手段において充電手段が選択されて作動し、充電用の電力が、電子機器から充電式電池へ供給され、充電式電池の充電が行われる。一方、選択手段がデータ通信カードへの電力供給モードを選択した場合は、選択手段において電子機器電力供給手段が選択されて作動し、データ通信に必要な電力が、電子機器からデータ通信カードへ供給される。
【0017】
又、本発明のカードアダプタは、選択手段には充電式電池の電力をデータ通信カードに伝送する電池電力伝送手段が更に設けられており、データ通信カードと一体となったアダプタ本体が電子機器から挿脱されている場合には、選択手段が、電池電力伝送手段により充電式電池からデータ通信カードに電力が伝送される状態に切り替えることを特徴とする。
【0018】
この構成によると、データ通信カードと一体となったアダプタ本体が電子機器から挿脱される。この際、選択手段が、電池電力伝送手段により充電式電池からデータ通信カードに電力が伝送される状態に切り替えるため、データ通信に必要な電力がカードアダプタ本体に内蔵された充電式電池からデータ通信カードへ供給される。
【0019】
又、本発明のカードアダプタシステムは、アンテナを有し、アンテナを介して外部の通信機器との間で無線によるデータ通信と音声通話を行い、着信待ち受け状態において、外部の通信機器からのデータ信号及び音声信号の着信を通知する着信通知機能を備えた通信カードと、通信カードを保持するアダプタ本体と、アダプタ本体に内蔵された充電式電池と、充電式電池の電力をデータ通信カードに伝送する電池電力伝送手段とを備えたカードアダプタと、通信カードに接続されたイヤホンマイクと、イヤホンマイクに設けられ、着信通知機能により着信が通知された後、着信待ち受け状態を通話状態にする手動スイッチを有することを特徴とする。
【0020】
この構成によると、データ通信に必要な電力はカードアダプタ本体に内蔵された充電式電池から通信カードへ供給される。又、着信待ち受け状態において、外部の通信機器からデータ信号、及び音声信号の着信があると、通信カードの着信通知機能により、使用者に当該着信が通知される。当該通知後に、使用者はイヤホンマイクに接続された手動スイッチをオンにすることにより、着信待ち受け状態を通話状態にすることができる。
【0021】
又、本発明のカードアダプタシステムは、アンテナを有し、アンテナを介して外部の通信機器との間で無線によるデータ通信と音声通話を行うとともに、特定の発呼先を登録しておく記憶手段を備えた通信カードと、通信カードを保持するアダプタ本体と、アダプタ本体に内蔵された充電式電池と、充電式電池の電力をデータ通信カードに伝送する電池電力伝送手段とを備えたカードアダプタと、通信カードに接続されたイヤホンマイクと、イヤホンマイクに設けられ、記憶手段に登録された特定の発呼先を呼び出して通話状態にする手動スイッチを有することを特徴とする。
【0022】
この構成によると、アダプタ本体には通信カードのみが装着されており、アダプタ本体は通信カードと一体となっているため、電池電力伝送手段により、充電式電池から通信カードに電力が伝送される状態に切り替わる。従って、データ通信に必要な電力が、カードアダプタ本体に内蔵された充電式電池から通信カードへ供給される。又、アダプタ本体に通信カードのみを装着した状態において、使用者はイヤホンマイクに設けられた手動スイッチをオンにすることにより、記憶手段に登録されている特定の発呼先の電話番号等を呼び出すことが可能になるため、当該特定の発呼先との通話が可能となる。
【0023】
又、本発明のカードアダプタシステムは、電子機器は特定の発呼先を記憶しておく発呼先記憶部を有し、カードアダプタは発呼先記憶部から記憶手段に発呼先データを伝送する発呼先伝送手段を有し、通信カードと一体となってアダプタ本体が電子機器に挿入されている場合に、発呼先伝送手段により発呼先記憶部から記憶手段に発呼先データが伝送され、記憶手段に登録された特定の発呼先が書き換えられることを特徴とする。
【0024】
この構成によると、発呼先伝送手段により、発呼先記憶部に記憶された複数の発呼先データが発呼先記憶部から記憶手段に伝送され、記憶手段に登録された特定の発呼先が書き換えられる。
【0025】
尚、本発明のカードアダプタシステムにおいては、アンテナを有し、アンテナを介して外部の通信機器との間で無線によるデータ通信と音声通話を行い、着信待ち受け状態において、外部の通信機器からのデータ信号及び音声信号の着信を通知する着信通知機能を備えるとともに、特定の発呼先を登録しておく記憶手段を備えた通信カードと、通信カードを保持するアダプタ本体と、アダプタ本体に内蔵された充電式電池と、充電式電池の電力をデータ通信カードに伝送する電池電力伝送手段とを備えたカードアダプタと、通信カードに接続されたイヤホンマイクと、イヤホンマイクに設けられ、着信通知機能により着信が通知される前は、記憶手段に登録された特定の発呼先を呼び出して通話状態にし、着信通知機能により着信が通知された後は、着信待ち受け状態を通話状態にする手動スイッチを有することを特徴とする構成としても良い。
【0026】
この構成によると、データ通信に必要な電力はカードアダプタ本体に内蔵された充電式電池から通信カードへ供給される。又、着信待ち受け状態において、外部の通信機器からデータ信号、及び音声信号の着信があると、通信カードの着信通知機能により、使用者に当該着信が通知され、使用者はイヤホンマイクに接続された手動スイッチをオンにすることにより、着信待ち受け状態を通話状態にすることができるとともに、着信が通知される前の状態においては、使用者はイヤホンマイクに設けられた手動スイッチをオンにすることにより、記憶手段に登録されている特定の発呼先の電話番号等を呼び出すことが可能になるため、当該特定の発呼先との通話が可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかるカードアダプタシステムの構成を示す斜視図である。尚、カードアダプタ200の使用状態を理解しやすくするために、図1にはデータ通信カード100、及び、端末装置300がカードアダプタ200と共に示されており、データ通信カード100をカードアダプタ200に装着して使用する場合を示している。
【0028】
図1において、カードアダプタ200は、アダプタ本体205を有しており、当該アダプタ本体205の側面206には接続用コネクタ207が設けられている。カードアダプタ200は、端末装置300に設けられたカードアダプタ用スロット(図示せず)に接続用コネクタ207が設けられた側面206を挿入して使用するものである。カードアダプタ200としては、例えば、PCカードがよく知られている。
【0029】
カードアダプタ200が挿入される端末装置300は、例えば、パーソナルコンピュータや情報携帯端末等からなる電子機器であり、データ通信のためのデータ信号と音声通信のための音声信号の入出力と、通信相手との通信に必要な制御信号の設定とが行われるものである。この制御信号には、通信相手を指定する信号(例えば回線接続情報のための信号)と、データ通信と音声通信とのどちらを行うかを指定する信号とがある。但し、制御信号は、端末装置300と他の端末装置との間で通信を行う際に、前記端末装置300において予め設定されるものである。また、通信相手である他の端末装置には、例えば、無線基地局および公衆回線を介して接続された他の端末装置や、特定の無線ネットワーク上の他の端末装置等がある。
【0030】
又、アダプタ本体205の一側面には、データ通信カード100を挿入可能なデータ通信カード用スロット208が設けられており、当該データ通信用スロット208にデータ通信カード100が挿入されることにより、アダプタ本体205がデータ通信カード100を保持する構成となっている。このデータ通信カード用スロット208の突き当たりの位置には、データ通信カード100に設けられた接続用コネクタ101と接続可能なデータ通信カード接続用コネクタ209が設けられている。
【0031】
カードアダプタ200に挿入されるデータ通信カード100はアンテナ102を有しており、当該アンテナを介して外部の通信機器との間で無線によるデータ通信と音声通話を行うものである。アダプタ本体205は、当該データ通信カード100を保持した状態で、データ通信カード100と一体となって端末装置300に着脱される。
【0032】
図2は、本発明の第1の実施形態にかかるカードアダプタシステムの概略構成を示すブロック図である。
【0033】
図2に示す様に、カードアダプタ200には、電池201が設けられている。この電池201は、図1に示す様に、カードアダプタ本体205に内蔵されており、例えば、リチウムポリマー電池等からなる充電式電池である。又、カードアダプタ200には、制御機構202とスイッチ203が設けられており、端末装置300と制御機構202を接続するライン210、制御機構202と電池201を接続するライン213、制御機構202とスイッチ203を接続するライン212、及び制御機構202とデータ通信カード100を接続するライン211が更に設けられている。
【0034】
この制御機構202は、ライン210と213を介して端末装置300から電池201に電力を伝送する充電手段214と、ライン210と211を介して端末装置300からデータ通信カード100に電力を伝送する電子機器電力伝送手段215と、ライン211と213を介して電池201の電力をデータ通信カード100に伝送する電池電力伝送手段216を有する。
【0035】
スイッチ203は、カードアダプタ本体205に搭載されており、当該スイッチ203の状態に応じて、制御機構202が、充電手段214により端末装置300から電池201に電力が伝送されることにより電池201が充電される状態と、電子機器電力伝送手段215により端末装置300からデータ通信カード100に電力が伝送される状態とを切り替える。尚、スイッチ204は、機械的なスイッチでも構わないし、端末装置300からの制御信号によるものでも構わない。
【0036】
次に、以上の様に構成されたカードアダプタシステムの動作について、図1、及び図2を用いて説明する。まず、図1において、アダプタ本体205のデータ通信カード用スロット208に、データ通信カード100が挿入され、このデータ通信カード用スロット208に設けられたデータ通信カード接続用コネクタ209とデータ通信カード100に設けられた接続用コネクタ101とが接続される。データ通信カード100が挿入されたアダプタ本体205は、当該データ通信カード100を保持した状態で、データ通信カード100と一体となって端末装置300に設けられたカードアダプタ用スロット(図示せず)に装着され、アダプタ本体205の側面206に設けられた接続用コネクタ207と、端末装置300に設けられた接続用コネクタ(図示せず)とが接続される。この様に、カードアダプタ200を介して、データ通信カード100と端末装置300の接続がなされ、データ通信カード100、電池201、及び端末装置300の間での電力の伝送が可能となる。
【0037】
次に、上記接続がなされた場合、図2に示したカードアダプタシステムにおけるスイッチ203の選択操作により、電力の供給に関して2種類のモード切替を行うことができる。即ち、データ通信カード100と一体となってアダプタ本体205が端末装置300に挿入されると、端末装置300から電池201、又はデータ通信カード100への電力供給が可能となるが、スイッチ203が電池201への充電モードを選択した場合は、制御機構202において充電手段214が選択されて作動し、充電用の電力が、制御機構202、ライン210、213を介して端末装置300から電池201へ供給され、電池201の充電が行われる。この際、端末装置300からデータ通信カード100への電力供給を行う電子機器電力供給手段215の作動が禁止され、端末装置300からデータ通信カード100への電力供給のための接続は遮断される。
【0038】
一方、スイッチ203がデータ通信カード100への電力供給モードを選択した場合は、制御機構202において電子機器電力供給手段215が選択されて作動し、データ通信に必要な電力が、制御機構202、ライン210、211を介して端末装置300からデータ通信カード100へ供給される。この際、端末装置300から電池201への電力供給を行う充電手段214の作動が禁止され、端末装置300から電池201への電力供給のための接続は遮断される。
【0039】
データ通信カード100が挿入され、データ通信カードと一体となったアダプタ本体205を、端末装置300から挿脱すると、端末装置300との接続が解除されるが、この際、制御機構202が、電池電力伝送手段216により、電池201からデータ通信カード100に電力が伝送される状態に切り替えるように、スイッチ203が作動する。従って、データ通信に必要な電力が、制御機構202、ライン211、213を介して、カードアダプタ本体206に内蔵された電池201からデータ通信カード100へ供給されることになる。
【0040】
以上、説明した様に、本実施形態においては、充電手段214、電子機器電力伝送手段215、及び、電池電力伝送手段216を有する制御機構202を設けるとともに、充電手段214により端末装置300から電池201に電力が伝送されることにより電池201が充電される状態と、電子機器電力伝送手段215により端末装置300からデータ通信カード100に電力が伝送される状態とを切り替えるスイッチ203を設けている。従って、アダプタ本体205が、データ通信カード100を保持した状態で、データ通信カード100と一体となって端末装置300に装着されている場合に、スイッチ203の選択操作により、電力の供給に関して、充電手段214により端末装置300から電池201に電力が伝送されることにより電池201が充電される状態と、電子機器電力伝送手段215により端末装置300からデータ通信カード100に電力が伝送される状態の2種類のモードの切替を容易に行うことができるとともに、消費電力のムダを抑えることができる。又、カードアダプタ200専用の充電器が不要となるとともに、端末装置300から、直接、データ通信カード100に電力を供給することも可能となる。
【0041】
又、データ通信カード100と一体となったアダプタ本体205が、端末装置300から挿脱されている場合は、制御機構202が、電池電力伝送手段216により電池201からデータ通信カード100に電力が伝送される状態へ切り替えるように、スイッチ203が作動し、データ通信に必要な電力がカードアダプタ本体205に内蔵された電池201からデータ通信カード100へ供給されることになる。従って、データ通信と音声通信のいずれを行う場合においても、データ通信カード100を駆動する電力を、データ通信カード100が接続される端末装置300から供給する必要がなくなるため、データ通信カードとカードアダプタとを接続しただけの状態で、データ通信若しくは音声通信を行うことが可能となる。
【0042】
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。図3は、本発明の第2の実施形態にかかるカードアダプタシステムの概略構成を示すブロック図である。尚、第2の実施形態にかかるカードアダプタシステムの外観構成については、図1で説明した第1の実施形態にかかるカードアダプタシステムの外観構成と同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
【0043】
図3に示す様に、本発明の第2の実施形態にかかるカードアダプタ500は、図2に示した制御機構202、スイッチ203、及びライン212が設けられておらず、その代わりに選択機構501が設けられている点以外は第1の実施形態にかかるカードアダプタ200と全く同様の構成となっている。
【0044】
この選択機構501は、第1の実施形態における制御機構202と同様に、ライン210と213を介して端末装置300から電池201に電力を伝送する充電手段214と、ライン210と211を介して端末装置300からデータ通信カード100に電力を伝送する電子機器電力伝送手段215と、ライン211と213を介して電池201の電力をデータ通信カード100に伝送する電池電力伝送手段216を有する。
【0045】
又、本実施形態のカードアダプタシステムにおけるデータ通信カード100、カードアダプタ500、及び端末装置300の接続方法は、上記第1の実施形態において、図1、図2を用いて説明した内容と同様である。即ち、まず、図1において、アダプタ本体505のデータ通信カード用スロット208に、データ通信カード100が挿入され、このデータ通信カード用スロット208に設けられたデータ通信カード接続用コネクタ209とデータ通信カード100に設けられた接続用コネクタ101とが接続される。データ通信カード100が挿入されたアダプタ本体505は、当該データ通信カード100を保持した状態で、データ通信カード100と一体となって端末装置300に設けられたカードアダプタ用スロット(図示せず)に装着され、アダプタ本体505の側面206に設けられた接続用コネクタ207と、端末装置300に設けられた接続用コネクタ(図示せず)とが接続される。この様に、カードアダプタ500を介して、データ通信カード100と端末装置300の接続がなされ、データ通信カード100、電池201、及び端末装置300の間での電力の伝送が可能となる。
【0046】
次に、上記接続がなされた場合、図1に示したアダプタ本体505に設けられた選択機構501の作用により、電力の供給に関して2種類のモード切替を行うことができる。即ち、データ通信カード100と一体となってアダプタ本体505が端末装置300に挿入されると、端末装置300から電池201、又はデータ通信カード100への電力供給が可能となるが、選択機構501が電池201への充電モードを選択した場合は、選択機構501において充電手段214が選択されて作動し、充電用の電力が、選択機構501、ライン210、213を介して端末装置300から電池201へ供給され、電池201の充電が行われる。この際、端末装置300からデータ通信カード100への電力供給を行う電子機器電力供給手段215の作動が禁止され、端末装置300からデータ通信カード100への電力供給のための接続は遮断される。
【0047】
一方、選択機構501がデータ通信カード100への電力供給モードを選択した場合は、選択機構501において電子機器電力供給手段215が選択されて作動し、データ通信に必要な電力が、選択機構501、ライン210、211を介して端末装置300からデータ通信カード100へ供給される。この際、端末装置300から電池201への電力供給を行う充電手段214の作動が禁止され、端末装置300から電池201への電力供給のための接続は遮断される。
【0048】
データ通信カード100が挿入され、データ通信カードと一体となったアダプタ本体505を、端末装置300から挿脱すると、端末装置300との接続が解除されるが、この際、選択機構501が、電池電力伝送手段216により、電池201からデータ通信カード100に電力が伝送される状態に切り替える。従って、データ通信に必要な電力が、選択機構501、ライン211、213を介して、カードアダプタ本体505に内蔵された電池201からデータ通信カード100へ供給されることになる。
【0049】
以上、説明した様に、本実施形態においては、充電手段214、電子機器電力伝送手段215、及び、電池電力伝送手段216を有する選択機構501を設けることにより、充電手段214により端末装置300から電池201に電力が伝送されることにより電池201が充電される状態と、電子機器電力伝送手段215により端末装置300からデータ通信カード100に電力が伝送される状態と切り替えることができる。従って、アダプタ本体505が、データ通信カード100を保持した状態で、データ通信カード100と一体となって端末装置300に装着されている場合に、選択機構501の選択機能により、電力の供給に関して、充電手段214により端末装置300から電池201に電力が伝送されることにより電池201が充電される状態と、電子機器電力伝送手段215により端末装置300からデータ通信カード100に電力が伝送される状態の2種類のモードの切替を容易に行うことができるとともに、消費電力のムダを抑えることができる。又、カードアダプタ500専用の充電器が不要となるとともに、端末装置300から、直接、データ通信カード100に電力を供給することも可能となる。
【0050】
又、データ通信カード100と一体となったアダプタ本体505が、端末装置300から挿脱されている場合は、選択機構501の選択機能により、電池電力伝送手段216により電池201からデータ通信カード100に電力が伝送される状態へ切り替え可能となるため、データ通信に必要な電力がカードアダプタ本体505に内蔵された電池201からデータ通信カード100へ供給されることになる。従って、データ通信と音声通信のいずれを行う場合においても、データ通信カード100を駆動する電力を、データ通信カード100が接続される端末装置300から供給する必要がなくなるため、データ通信カードとカードアダプタとを接続しただけの状態で、データ通信若しくは音声通信を行うことが可能となる。
【0051】
以下、本発明の第3の実施形態について図面を参照して説明する。図4は、本発明の第3の実施形態にかかるカードアダプタシステムの構成を示す斜視図である。尚、本実施形態は、アダプタ本体505にデータ通信カード700のみを装着する構成であり、データ通信カード700と一体となったアダプタ本体505は、端末装置には装着されていない状態となっている。又、前述の第2の実施形態で説明した構成要素と同一のものに関しては、同一の符号を付してある。
【0052】
図4において、カードアダプタ500は、アダプタ本体505を有しており、図4では図示していないが、アダプタ本体505の一側面には、図1で示したデータ通信カード用スロット208が設けられており、当該データ通信用スロット208にデータ通信カード700が挿入され、アダプタ本体505がデータ通信カード700を保持した状態となっている。
【0053】
カードアダプタ500に挿入されるデータ通信カード700は、上記第1、及び第2の実施形態におけるデータ通信カード100と同様に、アンテナ702を有しており、当該アンテナを介して外部の通信機器との間で無線によるデータ通信と音声通話を行うものである。又、当該データ通信カード700には専用インターフェイスとしてイヤホンマイク710が接続されており、本実施形態においては、当該イヤホンマイク710を通話手段として用いている。又、イヤホンマイク710には、手動の着呼スイッチ711が設けられており、他の端末装置から音声信号の着信があった場合に、当該着信スイッチ711をオンにすることにより、通話が可能となるものである。尚、上述の第1、第2の実施形態と同様に、カードアダプタ500には、電池201が設けられており、この電池201は、図4に示す様に、カードアダプタ本体505に内蔵されている。
【0054】
図5は、本発明の第3の実施形態にかかるカードアダプタシステムの概略構成を示すブロック図である。尚、本実施形態にかかるカードアダプタシステムは、図3に示した端末装置300が設けられておらず、その代わりにデータ通信カード700にイヤホンマイク710、及び着信スイッチ711が設けられている点以外は第2の実施形態にかかるカードアダプタシステムと全く同様の構成となっている。即ち、本実施形態にかかるカードアダプタ500については、図3で説明した第2の実施形態にかかるカードアダプタ500と全く同様のものである。
【0055】
本実施形態におけるカードアダプタシステムにおいては、上述のごとく、アダプタ本体505にデータ通信カード700のみを装着する構成であり、データ通信カード700と一体となったアダプタ本体505は、端末装置には装着されていない状態となっているため、上記第2の実施形態において説明した様に、選択機構501が、電池電力伝送手段216により、電池201からデータ通信カード700に電力が伝送される状態に切り替える。従って、データ通信に必要な電力が、選択機構501、ライン211、213を介して、カードアダプタ本体505に内蔵された電池201からデータ通信カード100へ供給されることになる。
【0056】
アダプタ本体505にデータ通信カード700のみを装着した状態においては、データ通信カード700は着信待ち受け状態に入っている。当該データ通信カード700は着信通知機能を有しており、上記待ち受け状態にて他の端末装置からデータ信号、及び音声信号の着信があると、データ通信カード700の着信通知機能により、使用者に当該着信を通知し、当該通知後に使用者はイヤホンマイク710に装着された着信スイッチ711をオンにすることにより、着信待ち受け状態が通話状態になり、通話が可能となる。尚、データ通信カード700が備える当該着信通知機能は、例えば、イヤホンマイク710からの着信音やLEDによる点灯等、使用者にデータ信号や音声信号の着信を知らせることができるものであれば、どのような態様のものでも構わない。
【0057】
又、本実施形態においては、データ通信カード700にイヤホンマイク710が設けられており、当該イヤホンマイク710に着信スイッチ711が設けられているが、当該イヤホンマイク710、及び着信スイッチ711をカードアダプタ500に設ける構成としても良い。更に、カードアダプタ500に着信通知回路(スピーカー、LED、バイブレータ等)を設けて着信状態を知らせることも可能である。
【0058】
以上、説明した様に、本実施形態においては、アダプタ本体505にデータ通信カード700のみを装着した状態において、選択機構501の選択機能により、電池電力伝送手段216により電池201からデータ通信カード700に電力が伝送される状態へ切り替えられるため、データ通信に必要な電力がカードアダプタ本体505に内蔵された電池201からデータ通信カード700へ供給されることになる。従って、データ通信カード700を端末装置に接続し、データ通信カード700の駆動に必要な電力を当該端末装置から供給する必要がなくなるため、データ通信カード700とカードアダプタ500のみで、着呼通話を行うことが可能となる。
【0059】
以下、本発明の第4の実施形態について図面を参照して説明する。図6は、本発明の第4の実施形態にかかるカードアダプタシステムの構成を示す斜視図である。尚、本実施形態は、アダプタ本体805にデータ通信カード900のみを装着する構成であり、データ通信カード900と一体となったアダプタ本体805は、端末装置には装着されていない状態となっている。又、前述の第2、第3の実施形態で説明した構成要素と同一のものに関しては、同一の符号を付してある。
【0060】
図6において、カードアダプタ800は、アダプタ本体805を有しており、図6では図示していないが、アダプタ本体805の一側面には、図1で示したデータ通信カード用スロット208と同様のデータ通信カード用スロットが設けられており、当該データ通信用スロット208にデータ通信カード900が挿入され、アダプタ本体805がデータ通信カード900を保持した状態となっている。
【0061】
カードアダプタ800に挿入されるデータ通信カード900は、上記第1、及び第2の実施形態におけるデータ通信カード100と同様に、アンテナ902を有しており、当該アンテナを介して外部の通信機器との間で無線によるデータ通信と音声通話を行うものである。又、当該データ通信カード900には専用インターフェイスとしてイヤホンマイク910が接続されており、本実施形態においては、当該イヤホンマイク910を通話手段として用いている。又、イヤホンマイク910には、手動の発呼スイッチ911が設けられており、当該発呼スイッチ911をオンにすることにより、特定の相手の連絡先を発呼し、通話が可能となるものである。尚、上述の第1、第2の実施形態と同様に、カードアダプタ800には、電池201が設けられており、この電池201は、図6に示す様に、カードアダプタ本体805に内蔵されている。
【0062】
図7は、本発明の第4の実施形態にかかるカードアダプタシステムの概略構成を示すブロック図である。図7に示す様に、本実施形態にかかるカードアダプタシステムは、図3、及び図5にて説明した第2、第3の実施形態にかかるカードアダプタシステムとほぼ同様の構成となっているが、前述の発呼スイッチ911がイヤホンマイク910に設けられている点以外に、カードアダプタ800に発呼先伝送手段217とライン230、231が設けられている点、データ通信カード900にメモリ901が設けられている点、及び、端末装置600に発呼先記憶部601が設けられている点が異なっている。
【0063】
端末装置600に設けられた発呼先記憶部601には、複数の特定発呼先の電話番号等のデータが記憶されており、当該発呼先記憶部601に記憶されている発呼先は、端末装置600にて書き換え可能となっている。データ通信カード900に内蔵されているメモリ901には、特定の発呼先の電話番号等が記憶されており、当該メモリ901に記憶されている発呼先の書き換えは、データ通信カード900が挿入され、当該データ通信カード900と一体となったアダプタ本805を、端末装置600に挿入し、カードアダプタ800に設けられた発呼先伝送手段217、ライン230、231を介して、端末装置600にて行われる。即ち、発呼先伝送手段217は、発呼先記憶部601に記憶された複数の発呼先データを、当該発呼先記憶部601からメモリ901に伝送され、メモリ901に登録された特定の発呼先が書き換えられる。
【0064】
本実施形態におけるカードアダプタシステムにおいては、上述のメモリ901に登録された特定の発呼先の書き換えを行う際には、データ通信カード900と一体となったアダプタ本805を、端末装置600に挿入するが、当該書き換えを行わない時は、アダプタ本体805にデータ通信カード900のみを装着し、データ通信カード900と一体となったアダプタ本体805は、端末装置600には装着されていない状態となっている。従って、上記第2、第3の実施形態において説明した様に、選択機構501が、電池電力伝送手段216により、電池201からデータ通信カード900に電力が伝送される状態に切り替えるため、データ通信に必要な電力が、選択機構501、ライン211、213を介して、カードアダプタ本体805に内蔵された電池201からデータ通信カード700へ供給されることになる。
【0065】
アダプタ本体805にデータ通信カード900のみを装着した状態においては、使用者はイヤホンマイク910に装着された発呼スイッチ911をオンにすることにより、メモリ901に登録されている特定の発呼先の電話番号を呼び出すことができるため通話状態となり、当該特定の発呼先との通話が可能となる。
【0066】
以上、説明した様に、本実施形態においては、アダプタ本体805にデータ通信カード900のみを装着した状態において、選択機構501の選択機能により、電池電力伝送手段216により電池201からデータ通信カード900に電力が伝送される状態へ切り替えられるため、データ通信に必要な電力がカードアダプタ本体805に内蔵された電池201からデータ通信カード900へ供給されることになる。従って、データ通信カード900を端末装置に接続し、データ通信カード900の駆動に必要な電力を当該端末装置から供給する必要がなくなるため、データ通信カード900とカードアダプタ800のみで、発呼通話を行うことが可能となる。
【0067】
尚、本実施形態においては、データ通信カード900とカードアダプタ800のみで発呼通話を行う場合について説明したが、第3の実施形態において説明した着呼機能を加味することで、発着呼機能を有するカードアダプタシステムを構築することも可能である。即ち、図7に示した特定の発呼先を登録しておくメモリ901を備えたデータ通信カードに、第3の実施形態において説明したデータ通信カード700が有する外部の通信機器からのデータ信号及び音声信号の着信を通知する着信通知機能を加味するとともに、イヤホンマイク910に第3の実施形態において説明した手動の着呼スイッチ711を更に設け、着信通知機能により着信が通知される前は、使用者はイヤホンマイク910に装着された発呼スイッチ911をオンにすることにより、メモリ901に登録されている特定の発呼先の電話番号を呼び出すことができるため通話状態となり、上記待ち受け状態にて他の端末装置からデータ信号、及び音声信号の着信があり、データ通信カード900の着信通知機能により着信が通知された後は、使用者はイヤホンマイク910に装着された着信スイッチ711をオンにすることにより、着信待ち受け状態が通話状態となる構成としても良い。尚、着呼スイッチ711と発呼スイッチ911の両方の機能を有する別個の手動スイッチを、イヤホンマイク910に設ける構成としても良い。
【0068】
又、本実施形態においては、データ通信カード900にメモリ901が内蔵されているが、複数の発呼先の電話番号等のデータを記憶したメモリをカードアダプタ800に内蔵するとともに、当該メモリに記憶された複数の発呼先の電話番号等から特定の発呼先を選択する機能をカードアダプタ800に設ける構成としても良い。
【0069】
【発明の効果】
以上、説明した様に、本発明によれば、端末装置と接続するためのカードアダプタに電池を内蔵することにより、別途充電器を用意することなく、端末装置に装着することによりカードアダプタに自動的にあるいは任意に充電を行うことが可能となる。又、カードアダプタに電池を内蔵することにより、端末装置から取り外しても、データ通信カードとカードアダプタと専用インターフェイスのみでの通信および通話が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の第1の実施形態にかかるカードアダプタシステムの構成を示す斜視図である。
【図2】は、本発明の第1の実施形態にかかるカードアダプタシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図3】は、本発明の第2の実施形態にかかるカードアダプタシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図4】は、本発明の第3の実施形態にかかるカードアダプタシステムの構成を示す斜視図である。
【図5】は、本発明の第3の実施形態にかかるカードアダプタシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図6】は、本発明の第4の実施形態にかかるカードアダプタシステムの構成を示す斜視図である。
【図7】は、本発明の第4の実施形態にかかるカードアダプタシステムの概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 データ通信カード
102 アンテナ
200 カードアダプタ
201 電池
202 制御機構
205 アダプタ本体
208 データ通信カード用スロット
214 充電手段
215 電子機器電力伝送手段
216 電池電力伝送手段
217 発呼先伝送手段
300 端末装置
500 カードアダプタ
501 選択機構
505 アダプタ本体
601 発呼先記憶部
700 データ通信カード
702 アンテナ
710 イヤホンマイク
711 着呼スイッチ
800 カードアダプタ
805 アダプタ本体
900 データ通信カード
902 アンテナ
910 イヤホンマイク
911 着呼スイッチ
Claims (11)
- アンテナを有し、前記アンテナを介して外部の通信機器との間で無線によるデータ通信と音声通話を行うデータ通信カードを保持するアダプタ本体と、前記アダプタ本体に内蔵された電池と、前記電池の電力を前記データ通信カードに伝送する電池電力伝送手段とを具備したことを特徴とするカードアダプタ。
- 前記電池が充電式電池であることを特徴とする請求項1に記載のカードアダプタ。
- アンテナを有し、前記アンテナを介して外部の通信機器との間で無線によるデータ通信と音声通話を行うデータ通信カードを保持するとともに、前記データ通信カードと一体となって電子機器に着脱されるアダプタ本体と、前記アダプタ本体に内蔵された充電式電池と、前記電子機器から前記充電式電池に電力を伝送する充電手段と、前記電子機器から前記データ通信カードに電力を伝送する電子機器電力伝送手段とを具備することを特徴とするカードアダプタ。
- 前記アダプタ本体に搭載された選択スイッチと、前記データ通信カードと一体となって前記アダプタ本体が前記電子機器に挿入されている場合に、前記選択スイッチの状態に応じて、前記充電手段により前記電子機器から前記充電式電池に電力が伝送されることにより前記充電式電池が充電される状態と、前記電子機器電力伝送手段により前記電子機器から前記データ通信カードに電力が伝送される状態とを切り替える制御手段とを有することを特徴とする請求項3に記載のカードアダプタ。
- 前記制御手段には前記充電式電池の電力を前記データ通信カードに伝送する電池電力伝送手段が更に設けられており、前記データ通信カードと一体となった前記アダプタ本体が前記電子機器から挿脱されている場合には、前記電池電力伝送手段により前記充電式電池から前記データ通信カードに電力が伝送される状態に前記制御手段が切り替えるように、前記選択スイッチが作動することを特徴とする請求項4に記載のカードアダプタ。
- 前記アダプタ本体は選択手段を有しており、前記データ通信カードと一体となって前記アダプタ本体が前記電子機器に挿入されている場合に、前記選択手段は、前記充電手段により前記電子機器から前記充電式電池に電力が伝送されることにより前記充電式電池が充電される状態と、前記電子機器電力伝送手段により前記電子機器から前記データ通信カードに電力が伝送される状態とを切り替えることを特徴とする請求項3に記載のカードアダプタ。
- 前記選択手段には前記充電式電池の電力を前記データ通信カードに伝送する電池電力伝送手段が更に設けられており、前記データ通信カードと一体となった前記アダプタ本体が前記電子機器から挿脱されている場合には、前記選択手段が、前記電池電力伝送手段により前記充電式電池から前記データ通信カードに電力が伝送される状態に切り替えることを特徴とする請求項6に記載のカードアダプタ。
- アンテナを有し、前記アンテナを介して外部の通信機器との間で無線によるデータ通信と音声通話を行い、着信待ち受け状態において、前記外部の通信機器からのデータ信号及び音声信号の着信を通知する着信通知機能を備えた通信カードと、
前記通信カードを保持するアダプタ本体と、前記アダプタ本体に内蔵された充電式電池と、前記充電式電池の電力を前記データ通信カードに伝送する電池電力伝送手段とを備えたカードアダプタと、
前記通信カードに接続されたイヤホンマイクと、
前記イヤホンマイクに設けられ、前記着信通知機能により着信が通知された後、前記着信待ち受け状態を通話状態にする手動スイッチを有することを特徴とするカードアダプタシステム。 - アンテナを有し、前記アンテナを介して外部の通信機器との間で無線によるデータ通信と音声通話を行うとともに、特定の発呼先を登録しておく記憶手段を備えた通信カードと、
前記通信カードを保持するアダプタ本体と、前記アダプタ本体に内蔵された充電式電池と、前記充電式電池の電力を前記データ通信カードに伝送する電池電力伝送手段とを備えたカードアダプタと、
前記通信カードに接続されたイヤホンマイクと、
前記イヤホンマイクに設けられ、前記記憶手段に登録された特定の発呼先を呼び出して通話状態にする手動スイッチを有することを特徴とするカードアダプタシステム。 - 前記電子機器は特定の発呼先を記憶しておく発呼先記憶部を有し、前記カードアダプタは前記発呼先記憶部から前記記憶手段に発呼先データを伝送する発呼先伝送手段を有し、前記通信カードと一体となって前記アダプタ本体が前記電子機器に挿入されている場合に、前記発呼先伝送手段により前記発呼先記憶部から前記記憶手段に発呼先データが伝送され、前記記憶手段に登録された特定の発呼先が書き換えられることを特徴とする請求項9に記載のカードアダプタシステム。
- アンテナを有し、前記アンテナを介して外部の通信機器との間で無線によるデータ通信と音声通話を行い、着信待ち受け状態において、前記外部の通信機器からのデータ信号及び音声信号の着信を通知する着信通知機能を備えるとともに、特定の発呼先を登録しておく記憶手段を備えた通信カードと、
前記通信カードを保持するアダプタ本体と、前記アダプタ本体に内蔵された充電式電池と、前記充電式電池の電力を前記データ通信カードに伝送する電池電力伝送手段とを備えたカードアダプタと、
前記通信カードに接続されたイヤホンマイクと、
前記イヤホンマイクに設けられ、前記着信通知機能により着信が通知される前は、前記記憶手段に登録された特定の発呼先を呼び出して通話状態にし、前記着信通知機能により着信が通知された後は、前記着信待ち受け状態を通話状態にする手動スイッチを有することを特徴とするカードアダプタシステム。
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