JP2001069260A - 無線通信ユニット、バッテリユニット、充電装置および携帯端末 - Google Patents

無線通信ユニット、バッテリユニット、充電装置および携帯端末

Info

Publication number
JP2001069260A
JP2001069260A JP2000178965A JP2000178965A JP2001069260A JP 2001069260 A JP2001069260 A JP 2001069260A JP 2000178965 A JP2000178965 A JP 2000178965A JP 2000178965 A JP2000178965 A JP 2000178965A JP 2001069260 A JP2001069260 A JP 2001069260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
wireless communication
communication unit
external
microcontroller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000178965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4176290B2 (ja
Inventor
Masaaki Fukumoto
雅朗 福本
Shoichiro Ishigaki
昭一郎 石垣
Toshiaki Sugimura
利明 杉村
Hirotaka Nakano
博隆 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2000178965A priority Critical patent/JP4176290B2/ja
Publication of JP2001069260A publication Critical patent/JP2001069260A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4176290B2 publication Critical patent/JP4176290B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一電話番号のまま使用目的に応じた最適操
作機構を選択可能にし、複数の汎用情報機器間でメール
ログや電話帳等を相互参照できるようにする。 【解決手段】 線通信ユニット10は、無線送受信が可
能な無線通信機構10aと、所定のオペレーティングシ
ステムのファイル形式でファイルが保管される汎用メモ
リ機構10bとを有している。そして、コンパクトフラ
ッシュ(登録商標)タイプII等の汎用性の高い外部コネ
クタ13に外部情報機器が接続されると、その外部情報
機器から通信制御や汎用メモリ機構10bに対するファ
イルの読み出しおよび書き込みが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信ユニッ
ト、この無線通信ユニットに電力を供給するバッテリユ
ニット、このバッテリユニットを充電する充電装置、お
よび無線通信ユニットを装着可能な携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話や簡易型携帯電話システ
ム(パーソナル・ハンディホン・システム、以下PHS
という)等の無線通信を利用した電話が普及するととも
に、従来のノート型パーソナルコンピュータ等の情報端
末に比べてより小型・軽量な携帯型情報端末が開発され
ている。このような携帯型情報端末としては、様々なタ
イプのものが開発されており、いわゆるPDA(パーソ
ナル・ディジタル・アシスタント)等として多用されて
いる。このような状況下で、通常の音声通信やFAX/
データ通信に加え、情報サービス提供者(IP)が提供す
る各種オンラインサービスや電子メールの閲覧、インタ
ーネット接続等を携帯型の通信端末によって行うことが
できるようになっている。
【0003】ところで、音声通話や電子メールの操作、
もしくはウェブ(Web)ブラウザによる画像参照操作で
は、それぞれに求められる操作スタイルが大きく異なっ
ている。このため、いずれかの操作スタイルを優先した
形態の一体型複合機などにおいては、他の操作スタイル
での操作性が悪くならざるを得なかった。一方、使用者
が各操作スタイルに適した機器を複数所有することも考
えられるが、携帯電話やPHSをはじめとする従来の無
線通信装置にあっては、電話番号(無線通信用の識別番
号)が機器毎に与えられているため、各操作スタイル毎
に電話番号が設定されてしまう。
【0004】そこで、特開平10−173799号公
報、特開平11−65725号公報及び特開平5−34
7574号公報には、電話番号(ID)を含んだ無線通
信装置を携帯端末に対して着脱可能に設ける技術が開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の公報に記載された装置は、基本的に広域無線モデムと
して動作する通信機能部を本体に対して着脱可能にした
程度のものであるか、もしくはページャとして機能する
程度のものである、つまり接続された端末の無線装置と
して機能するだけである。従って、例えばある端末に接
続された無線装置が受信したメールを他の端末で参照、
加工等する場合、2つの端末間をケーブル等で接続して
データの授受を行う必要があり、複数の機器間で各種情
報を共有するといったことは実質的には困難であった。
【0006】本発明は、このような問題点を解消すべく
なされたものであり、単一の電話番号等の識別番号(I
D)を維持しながら、使用目的に応じて操作機器を選択
可能とすることにより操作性を向上させるとともに、複
数の機器間でメールログや電話帳等のデータを汎用ファ
イルとして相互参照を容易に行える無線通信ユニット、
これに電力を供給するバッテリユニット、これを充電す
る充電装置、該無線通信ユニットを備えた携帯端末を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
無線通信用の識別番号を有し、外部と無線通信を行う無
線通信手段と、記憶手段と、前記無線通信手段および前
記記憶手段を制御するマイクロコントローラとを具備
し、前記マイクロコントローラは、外部ユニットに接続
されているとき、前記外部ユニットが前記無線通信手段
により外部と無線通信を行うための制御を行う手段と、
前記外部ユニットに接続されているとき、前記外部ユニ
ットが前記記憶手段を所定のオペレーティングシステム
のファイルシステムとして使用するための制御を行う手
段と、前記無線通信手段が、前記外部ユニットからの指
示もしくは前記マイクロコントローラからの指示により
前記記憶手段を使用して通信を行うための制御を行う手
段とを具備することを特徴とする無線通信ユニットを提
供する。請求項2に係る発明は、前記無線通信手段、前
記記憶手段および前記マイクロコントローラを搭載する
筐体部を具備し、前記筐体部は、外部ユニットに対して
着脱自在であり、外部ユニットに装着されることにより
当該外部ユニットが前記マイクロコントローラに接続さ
れるように構成されてなることを特徴とする請求項1に
記載の無線通信ユニットを提供する。請求項3に係る発
明は、前記マイクロコントローラは、前記記憶手段に記
憶されたアドレス情報を使用して発呼動作を行うための
制御を行う手段を具備することを特徴とする請求項1に
記載の無線通信ユニットを提供する。請求項4に係る発
明は、前記マイクロコントローラは、前記外部ユニット
に接続されているとき、前記無線通信手段が前記外部ユ
ニットからの指示により前記記憶手段に記憶されたアド
レス情報を使用して発呼動作を行うための制御を行う手
段とを具備することを特徴とする請求項1に記載の無線
通信ユニットを提供する。請求項5に係る発明は、前記
マイクロコントローラは、前記無線通信手段の受信情報
を前記記憶手段に格納するための制御を行う手段を具備
することを特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニッ
トを提供する。請求項6に係る発明は、前記マイクロコ
ントローラは、前記無線通信手段が前記記憶手段に記憶
された情報を送信するための制御を行う手段を具備する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニットを
提供する。請求項7に係る発明は、前記マイクロコント
ローラにおける前記外部ユニットとのインタフェース
は、PCカードスタンダード形式もしくはコンパクトフ
ラッシュ形式であることを特徴とする請求項1に記載の
無線通信ユニットを提供する。請求項8に係る発明は、
前記外部ユニットに接続されているとき、、前記マイク
ロコントローラおよび前記無線通信手段は、PCカード
スタンダード形式もしくはコンパクトフラッシュ形式の
外部インターフェースを有する標準モデムとして動作す
ることを特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニット
を提供する。請求項9に係る発明は、前記外部ユニット
に接続されているとき、、前記マイクロコントローラお
よび前記記憶手段は、PCカードスタンダード形式もし
くはコンパクトフラッシュ形式の外部インターフェース
を有するATAフラッシュディスクとして動作すること
を特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニットを提供
する。請求項10に係る発明は、前記外部ユニットに接
続されているとき、、前記マイクロコントローラ、前記
無線通信手段および前記記憶手段は、標準モデムおよび
ATAフラッシュディスクとしての機能を有するマルチ
ファンクション形式のPCカードもしくはコンパクトフ
ラッシュカードとして動作することを特徴とする請求項
1に記載の無線通信ユニットを提供する。請求項11に
係る発明は、前記マイクロコントローラは、標準モデム
として機能する前記無線通信手段からのコマンドにした
がってATAフラッシュディスクとして機能する前記記
憶手段に対してデータの読み書きを行う読み書き手段を
さらに具備することを特徴とする請求項9に記載の無線
通信ユニットを提供する。請求項12に係る発明は、前
記無線通信手段からの前記コマンドは、標準ATモデム
の拡張形式であることを特徴とする請求項10に記載の
無線通信ユニットを提供する。請求項13に係る発明
は、前記無線通信手段および前記記憶手段は、複数の動
作モードで動作することが可能であり、前記無線通信手
段および前記記憶手段の動作モードを切り替える切替手
段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の
無線通信ユニットを提供する。請求項14に係る発明
は、前記識別番号を記憶した識別番号記憶手段をさらに
具備し、前記識別番号記憶手段を取り替え可能にしたこ
とを特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニットを提
供する。請求項15に係る発明は、前記識別番号記憶手
段は、前記識別番号を記憶したメモリカードであること
を特徴とする請求項14に記載の無線通信ユニットを提
供する。請求項16に係る発明は、前記マイクロコント
ローラは、前記外部ユニットとの間で音響データの授受
を行う音響データインターフェースを有していることを
特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニットを提供す
る。請求項17に係る発明は、前記マイクロコントロー
ラは、前記外部ユニットとの間で文字または図形に関す
るデータの授受を行う文字図形データインターフェース
を有していることを特徴とする請求項1に記載の無線通
信ユニットを提供する。請求項18に係る発明は、前記
無線通信手段および前記記憶手段に電力を供給するバッ
テリをさらに具備することを特徴とする請求項1に記載
の無線通信ユニットを提供する。請求項19に係る発明
は、前記記憶手段は、少なくとも1種類以上の外部ユニ
ットに対応するプログラムを記憶しており、前記マイク
ロコントローラは、外部ユニットが接続された場合に、
この外部ユニットに対応する前記プログラムを前記記憶
手段から読み出して当該外部ユニットに供給することを
特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニットを提供す
る。請求項20に係る発明は、接続された外部ユニット
を識別する外部ユニット識別手段をさらに具備し、外部
ユニットが接続された場合に、前記外部ユニット識別手
段が接続された外部ユニットを識別し、前記マイクロコ
ントローラは、この識別された外部ユニットに対応する
前記プログラムを前記外部ユニットに供給することを特
徴とする請求項19に記載の無線通信ユニットを提供す
る。請求項21に係る発明は、請求項1ないし20のい
ずれかに記載された無線通信ユニットに電力を供給する
バッテリユニットであって、前記無線通信ユニットに電
力を供給する蓄電池と、前記蓄電池を搭載し、前記無線
通信装置を装着可能な電源筐体部と、前記電源筐体部が
前記無線通信装置に装着された時に、前記無線通信ユニ
ットと外部装置との間でデータを伝送するデータ伝送手
段とを具備することを特徴とするバッテリユニットを提
供する。請求項22に係る発明は、前記データ伝送手段
は、前記外部装置との間でデータの授受を行うPCカー
ド形式のインターフェースを有しており、前記外部装置
および前記無線通信ユニットが装着された場合に、前記
無線通信ユニットをマルチファンクションPCカードも
しくは所定の動作モードのPCカードとして動作させる
ようにしたことを特徴とする請求項21に記載のバッテ
リユニットを提供する。請求項23に係る発明は、請求
項21または22に記載のバッテリユニットに電力を供
給する充電装置であって、前記バッテリユニットの前記
蓄電池を充電する充電手段と、前記バッテリユニットの
前記データ伝送手段と外部装置との間でデータを伝送す
る第2の伝送手段とを具備することを特徴とする充電装
置を提供する。請求項24に係る発明は、請求項22に
記載のバッテリユニットに電力を供給する充電装置であ
って、前記バッテリユニットの前記蓄電池を充電する充
電手段と、前記バッテリユニットの前記データ伝送手段
と外部装置との間でデータを伝送する第2の伝送手段と
を具備しており、前記第2の転送手段は、PCカードス
ロットを有していることを特徴とする充電装置を提供す
る。請求項25に係る発明は、前記無線通信ユニットを
装着した前記バッテリユニットが接続された場合に、前
記無線通信ユニットを標準モデムもしくはATAフラッ
シュディスクとして動作させる読み書き手段をさらに具
備することを特徴とする請求項24に記載の充電装置を
提供する。請求項26に係る発明は、請求項1ないし2
0のいずれかに記載の無線通信ユニットを着脱自在に装
着した携帯端末であって、前記無線通信ユニットと、前
記無線通信ユニットの前記記憶手段に記憶された情報に
基づいて、前記無線通信手段による通信動作を制御する
通信制御手段と、前記無線通信ユニットの前記記憶手段
に記憶された情報を出力する出力手段とを具備すること
を特徴とする携帯端末を提供する。請求項27に係る発
明は、請求項1ないし20のいずれかに記載の無線通信
ユニットを着脱自在に装着した携帯端末であって、前記
無線通信ユニットと、音声入力手段および音声出力手段
を有する音声通話手段と、前記無線通信ユニットの前記
記憶手段に記憶された情報に基づいて、前記無線通信手
段による通信動作を制御する通信制御手段と、前記音声
通話手段および通信制御手段の動作に応じて前記無線通
信ユニットの前記記憶手段に対してファイルの書き込
み、および読み出しを行うファイル管理手段と、前記記
憶手段に記憶された情報を出力する出力手段とを具備す
ることを特徴とする携帯端末を提供する。請求項28に
係る発明は、請求項1ないし20のいずれかに記載の無
線通信ユニットを着脱自在に装着した携帯端末であっ
て、前記無線通信ユニットと、キーボードを有する図形
文字入力手段と、情報を表示する表示手段と、前記図形
文字入力手段から入力される情報および前記無線通信ユ
ニットの前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、前
記無線通信手段による通信動作を制御する通信制御手段
と、前記図形文字入力手段から入力される情報および前
記無線通信ユニットの前記記憶手段に記憶された情報を
前記表示手段に表示出力させる出力手段とを具備するこ
とを特徴とする携帯端末を提供する。請求項29に係る
発明は、請求項1ないし20のいずれかに記載の無線通
信ユニットを着脱自在に装着した携帯端末であって、前
記無線通信ユニットと、ポインティングデバイスおよび
表示手段を有する入出力手段と、前記入出力手段から入
力される情報および前記無線通信ユニットの前記記憶手
段に記憶された情報に基づいて、前記無線通信手段によ
る通信動作を制御する通信制御手段と、前記入出力手段
から入力される情報および前記無線通信ユニットの前記
記憶手段に記憶された情報を前記表示手段に表示出力さ
せる出力手段とを具備することを特徴とする携帯端末を
提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0009】A.第1実施形態 A−1.本実施形態に係る無線通信ユニット まず、図1は本発明の第1実施形態に係る無線通信ユニ
ット10の外観を示す斜視図である。同図に示すよう
に、この無線通信ユニット10は、ほぼ直方体状の筐体
11と、筐体11に設けられたアンテナ12および外部
コネクタ13と、筐体11の側面に設けられたモード選
択スイッチ14とを備えている。
【0010】無線通信ユニット10は、外部ユニットに
装着して使用することができる。外部コネクタ13は、
この無線通信ユニット10を外部ユニットに装着するた
めのコネクタである。外部ユニットは、無線通信ユニッ
ト10と接続された状態において、この無線通信ユニッ
ト10と協働して無線通信の処理および無線通信ユニッ
ト10内のメモリ情報の読み出し/読み書きの処理を行
うことができる。外部ユニットは、例えば携帯端末の本
体部(端末本体)であってもよい。あるいは、この外部
ユニットは、無線通信ユニット10とデータの授受が可
能な非携帯型を含む様々な外部情報機器であってもよ
い。
【0011】携帯端末とは、例えば次のような端末をい
う。 a.無線通信により一般電話回線網に接続可能な携帯電
話もしくは簡易型携帯電話システム(PHS:Personal
Handy-phone System) b.広域もしくは局所の無線による送受信が可能な携帯
型移動通信端末その他の移動通信用端末 c.通信機能はないが無線通信ユニット10との接続に
よりデータの入力もしくは出力または入出力双方が可能
な携帯型の端末
【0012】また、携帯端末の本体部とは、無線通信ユ
ニット10と接続されることにより携帯端末を構成する
機能モジュールであり、無線通信ユニット10と協働し
て無線通信及びメモリ情報の読み出し又は読み書きの処
理を行うことができる部分である。この本体部は無線通
信ユニット10とは別体の機能モジュールとして構成さ
れたものを含む。なお、携帯端末および外部情報機器の
具体例については後述する。
【0013】アンテナ12は、例えばPHSアンテナで
ある。このアンテナ12は、筐体11の先端部に設けら
れている。
【0014】外部コネクタ13は、例えばコンパクトフ
ラッシュ・タイプII(Compact Flash Type II)のよう
な汎用性の高いコネクタである。この外部コネクタ13
は、上述した携帯端末および外部情報機器などの外部ユ
ニットとの間でデータの授受を行う外部インターフェー
スを構成している。なお、無線通信ユニット10の外部
インターフェースは、コンパクトフラッシュ・タイプII
に限定されないことはいうまでもなく、PCカード・ス
タンダード(PC Card Standard)等に準拠したものであ
ってもよい。ここで、PCカード・スタンダードとは、
JEIDA(Japan Electronics Industry Development
Association:日本電子工業振興協会)と米国PCMC
IA(Personal Computer Memory Card International
Association)が共同で制定した規格である。このPC
カード・スタンダードでは、受け容れるカードの厚さが
異なるタイプI、タイプII、タイプIII、タイプIV等が規
定されている。コンパクトフラッシュ(Compact Flas
h)・タイプのコネクタは、PCカード・スタンダード
に対応したコネクタよりも更に小型で、タイプIIは縦横
が42.8 x 36.4、厚さが5.0(mm)である。このタイプI
Iのコネクタを外部コネクタ13として採用することに
より、装置の小型化が容易となる。
【0015】ところで、汎用のコンパクトフラッシュ及
びPCカードのインターフェースにおいては、アナログ
音声の伝送は行えない。従って、無線通信ユニット10
および外部ユニット間において音声信号を伝達する際に
は、送信側において音声信号を一旦符号化してから、コ
ンパクトフラッシュおよびPCカードスタンダードイン
ターフェースを通じて、無線通信ユニット10から外部
ユニットへ、あるいは外部ユニットから無線通信ユニッ
トへ符号化された音声信号を送信する。この後、符号化
された音声信号を受信側で復号することで、音声信号を
得ることができる。この場合、符号化の手法としては、
標準的なボイス・モデム(Voice Modem)において用い
られているPCMやADPCM(Adaptive Differentia
l PulseCode Modulation)等の他に、GSMやPDC、
さらにはPHS等の携帯電話で用いられているような様
々な方式を用いることができる。さらに、符号化手法を
無線通信ユニット10の無線部分の符号化手法(例え
ば、PHSなら4bit-ADPCM)と一致させることで、符
号化および復号のプロセスを簡略化することができ、機
器の小型化の点で有利である。なお、外部コネクタ13
以外に筐体11の一部に音声信号伝達用のコネクタを設
けるようにしてもよい。この場合には、アナログ音声を
含めた他の信号形態で音声信号を無線通信ユニット10
と外部ユニットとの間で送受することができる。
【0016】次に、図2は、無線通信ユニット10の構
成を示すブロック図である。同図に示すように、無線通
信ユニット10の筺体11の内部には、無線送受信部
(TRX)21、マイクロコントローラ(MC)22、
メモリ(MEM)23及びID格納機構(IDB)24
が搭載されている。
【0017】アンテナ(AT)12及び無線送受信部2
1は、広域もしくは局所の無線通信、例えばPHSによ
る送受信が可能な無線通信機構(無線通信手段)10a
を構成している。この無線通信機構10aは、無線通信
用の識別番号を有し、外部と無線通信を行う無線通信手
段である。無線通信用の識別番号については後述する。
【0018】マイクロコントローラ22は、無線通信ユ
ニット10の制御中枢をなすものであり、主要な機能と
して次のものを有している。 a.外部ユニットに接続されているとき、外部ユニット
が無線通信機構10aにより外部と無線通信を行うため
の制御を行う機能 b.外部ユニットに接続されているとき、外部ユニット
がメモリ23およびID格納機構24を所定のオペレー
ティングシステムのファイルシステムとして使用するた
めの制御を行う機能 c.無線通信機構10aが、外部ユニットからの指示も
しくはマイクロコントローラ11において発生する指示
によりメモリ23やID格納機構24を使用して通信を
行うための制御を行う機能
【0019】マイクロコントローラ22によって上記機
能aが営まれる結果、無線通信機構10aは、外部コネ
クタ(CN)13及びマイクロコントローラ22を通じ
て接続された外部ユニットからは通常の標準ATモデム
(Standard AT Modem)として認識される。従って、無
線通信ユニット10が接続された外部ユニットは、標準
ATモデムを搭載した情報機器と同様の動作を行うこと
ができる。
【0020】メモリ23及びID格納機構24は、マイ
クロコントローラ22によって上記bの機能が営まれる
ことにより、外部ユニットが所定のオペレーティングシ
ステムにより汎用ファイル管理を行うことができる汎用
メモリ機構(記憶手段)10bとして動作する。そし
て、メモリ23が主として汎用メモリとして使用され
る。
【0021】マイクロコントローラ22および外部コネ
クタ13は、PCカード・スタンダードもしくはコンパ
クトフラッシュ・タイプII形式の外部インターフェース
を外部ユニットに対して提供する。この外部インタフェ
ースを提供するための信号処理や制御は、マイクロコン
トローラ22によって行われる。無線通信機構10a及
び汎用メモリ機構10bは、この外部インタフェースを
介して、各種の外部ユニットに接続され、外部ユニット
のための標準モデム及びATA(AT Attachment)フラ
ッシュディスクとして動作する。このとき無線通信ユニ
ット10は、接続された外部ユニットからは、例えば標
準モデム及びATAフラッシュディスク(ATA Flash Di
sk)の両機能を併有したマルチファンクション・コンパ
クトフラッシュ・タイプII(Multi-function Compact F
lash Type II)のカードとして認識される。従って、無
線通信ユニット10が接続された例えばパーソナルコン
ピュータなどの外部ユニットは、この外部ユニットに内
蔵されたメモリ等の記憶装置と同様に汎用メモリ機構1
0bを使用することができる。ここで、フラッシュディ
スク(Flash Disk)は大容量の不揮発性メモリを持ち、
かつ、PCカードスロットに直接挿入可能なストレージ
系PCカードであり、ATAフラッシュディスクはAT
A(AT Attachment)に準拠したものである。また、A
TA(AT Attachment)はANSI(American National
Standard Institute)で規格化が進んでいるIDE(I
ntegrated Drive Electronics)の規格である。
【0022】ID格納機構24は、筐体11より十分に
小さいメモリカード(識別番号記憶手段)、例えば筐体
11に着脱することができるSIMカードもしくは小型
メモリカードと、筐体11に設けられ、このメモリカー
ド等が差し込まれる図示せぬスロットとから構成され
る。スロットに差し込まれたSIMカードもしくは小型
メモリカードの内部には、電話番号もしくは無線通信機
構10aの識別コード等のID情報(無線通信用の識別
番号)が格納されている。このSIMカードもしくは小
型メモリカード内部のID情報は、無線通信ユニット1
0の外部コネクタ13等を介して外部ユニットにより参
照もしくは読み書きされ、読み取られたID情報を用い
て無線通信ユニット10の無線通信機構10aを動作さ
せるようになっている。ここで、SIM(Subscriber I
dentification Module)カードとは、各ユーザ端末の電
話番号やその他特定の無線通信用の識別番号(加入者の
ID情報)を格納し、無線通信サービスへのアクセスを
可能にするモジュールである。従って、スロットに差し
込むメモリカード等を交換することにより、この無線通
信ユニット10を複数の識別番号に対応させるきことが
でき、汎用性をより高めることが可能となる。
【0023】マイクロコントローラ22は、無線通信機
構10aによる無線通信を行うために必要な信号処理を
行いながら、例えば受信情報や通信に伴って発生した情
報を所定のオペレーティングシステムに対応したファイ
ル形式で汎用メモリ機構10bに書き込んだり、あるい
は汎用メモリ機構10b内のメモリ情報を無線通信機構
10bにより送信することができる(上記機能c)。従
って、汎用メモリ機構10b内の電話帳や電子メールの
ログファイル等は、ATAフラッシュディスク上の汎用
ファイルとして、無線通信ユニット10が接続される外
部ユニットから自由に読み書きが可能である。従って、
携帯端末や外部情報機器などの外部ユニットからの操作
で電話帳へのアクセス、自局番号表示、電子メール作成
・送信等が実現できる。ここで、所定のオペレーティン
グシステムとは、汎用メモリ機構10bを用いて汎用フ
ァイル管理が可能なもの、例えばMS-DOS、MS−Win
dows(登録商標)、Mac OS(登録商標)又は
UNIX(登録商標)などとして知られるオペレーティ
ングシステムをいう。
【0024】次に、汎用メモリ機構10bに格納された
情報の内容について説明する。図3は、汎用メモリ機構
10bにおけるファイル構造の一例である。同図におい
て、システムエリア31は、外部ユニットに対して、一
部のデータ(例えばID情報)の読み出しのみを許容し
ている。本実施形態において、システムエリア31に格
納されたID情報を外部ユニットが読み出す具体的な方
法としては、無線通信ユニット10を標準ATモデムと
して認識し、拡張ATコマンド(拡張されたATコマン
ド)を用いて当該ID情報を読み出す方法と、無線通信
ユニット10をATAフラッシュディスクとして認識
し、当該ID情報を自ユニットのファイルシステム中の
読み出し専用ファイルとして読み出す方法が用意されて
いる。なお、端末の製造者(メーカ)や通信事業者(キ
ャリア)は、特別な手順を踏むことで、システムエリア
31にデータを書き込むことができる。
【0025】プログラムエリア32には、少なくとも一
種類の外部情報機器コントロール用の情報が格納されて
いる。ユーザは、特定の手順を踏むことでこの情報の読
み書きを行うことができる。ここで、外部情報機器コン
トロール用の情報とは、例えば電話(音声通話)モジュ
ール用、キーボード型モジュール用、パッド型モジュー
ル用等の各種外部情報機器に対応するプログラムやパッ
チ情報(パッチを当てるための変更・修正情報)等であ
る。無線通信ユニット10が外部情報機器などの外部ユ
ニットに接続され、両者のハンドシェイクによってその
外部情報機器の形式が判定されたとき、プログラムエリ
ア32内のその外部情報機器に対応したプログラムやパ
ッチ情報が外部情報機器にダウンロードされて、外部情
報機器の機能変更のために使用される。また、接続され
た外部情報機器の形式を判定するため、無線通信ユニッ
ト10のマイクロコントローラ22は、外部情報機器の
識別コードもしくはその外部情報機器に設けられた切替
スイッチの操作位置を識別する識別手段として機能す
る。これにより、無線通信ユニット10と特定の外部情
報機器とが結合されたとき、識別手段としてのマイクロ
コントローラ22がその特定の外部情報機器を検出する
ことで、上述した制御が可能となる。なお、外部情報機
器のコントロール手法を公開することで、ユーザによる
外部情報機器の動作変更や、自作の外部情報機器の接続
が可能となる。また、無線通信ユニット10と外部情報
機器が接続されたときにその外部情報機器を識別する手
段を、無線通信ユニット10側のマイクロコントローラ
22ではなく、外部情報機器側のコントローラに設ける
ようにしてもよい。
【0026】ユーザエリア33は、外部ユニット側から
自由に読み書き可能な領域であり、電話帳や電子メール
のログファイル等のユーザデータを格納する。外部ユニ
ット側からユーザエリア33へのアクセス方法として、
無線通信ユニット10は、所定のオペレーティングシス
テムによる通常のアクセス(汎用ファイルへのファイル
アクセス)方法と、拡張ATコマンドによるアクセス方
法とを許容している。
【0027】前者のアクセス方法ではファイルの読み書
きのみならず、記録媒体の初期化操作も許容されてお
り、ユーザが外部ユニットの所定のオペレーティングシ
ステムを用いてメモリ機構10b(無線通信ユニット1
0)に対して通常の初期化操作を行うと、ユーザエリア
33のみが初期化される。すなわち、システムエリア3
1及びプログラムエリア32内のデータは保持され、ユ
ーザエリア33内のデータのみが消去される。なお、本
実施形態においては電話帳を含むユーザデータをユーザ
エリア33内に格納するようにしたが、電話帳等の一部
の重要なユーザデータをプログラムエリア32に書き込
み、上記通常のフォーマット操作により消去されないよ
うにしてもよい。
【0028】一方、後者のアクセス方法は、マルチファ
ンクションを許容しない外部ユニット側から利用可能な
アクセス方法であり、例えば、電話帳のファイル名を
“TELDIC.CSV”とした場合に、ユーザは外部ユニット側
から「AT@@FILE//USER/TELDIC.CSV」等といった拡張さ
れたATコマンドを入力することにより、電話帳ファイ
ル内のデータ(すなわち電話帳データ)を読み出すこと
ができる。つまり、無線通信ユニット10が外部ユニッ
ト側からATAフラッシュディスクとして認識されてい
ない場合でも、標準ATモデムとして認識されていれ
ば、外部ユニット側からユーザエリア33へのアクセス
が可能となっており、無線通信ユニット10の利便性の
向上が図られている。なお、本実施形態では、電話帳の
ファイル形式を一般的なデータファイル形式であるCS
V形式とすることで汎用性の向上を図っている。
【0029】図2に戻り、モード選択スイッチ(SW)
14は、無線通信ユニット10の動作モードをモデムや
フラッシュディスクとしての各機能モードあるいはマル
チファンクションモードに設定するスイッチである。ユ
ーザは、このモード選択スイッチ14を操作することに
より、一部のPDA等やパソコンのように、マルチファ
ンクションカードをサポートしない外部ユニットに対し
ても、無線通信ユニット10をモデムもしくはATAフ
ラッシュディスクとして認識させることができる。この
場合においても、上述したようにATコマンドの拡張等
によって、モデム部から一部のファイル(電話帳等)へ
の最低限のアクセスを可能にすることで、無線通信ユニ
ット10の利便性を高めることができる。
【0030】以上説明したように、本実施形態に係る無
線通信ユニット10は、アンテナ12及び無線送受信部
21からなる無線通信機構10aと、メモリ23及びI
D格納機構24からなる汎用メモリ機構10bとが、両
機構間に介在するマイクロコントローラ22と共に一体
的に結合されて構成されており、外部ユニットに対し分
離及び接続可能になっている。この際、無線通信ユニッ
ト10は、外部ユニットに対して汎用性の高い外部イン
ターフェースを提供する。外部ユニットは、この外部イ
ンタフェースを介することにより、汎用メモリ機構10
bに所定のオペレーティングシステムのファイル形式で
データを保管し、参照することができる。従って、所定
のオペレーティングシステムを有する多種の情報機器を
外部ユニットとして無線通信ユニット10に接続するこ
とができる。また、きわめて容易な無線通信ユニット1
0の差し替え作業のみで、無線通信ユニット10の接続
相手である外部ユニットを変えることができるので、複
数の情報機器間でID情報やユーザ情報、あるいは電子
メールや音声メールのログ等を共有することができる。
【0031】また、ケースバイケースで、好適な操作ス
タイルを有する外部情報機器を選択して接続するという
無線通信ユニット10の使い方もある。例えば、電話な
どの音声通話を主体とする場合には、従来のハンドセッ
トスタイルの外部情報機器(第4実施形態参照)と組み
合わせることで、快適な操作を実現できる。
【0032】電子メールの場合では、受信(閲覧)に比
べて送信(作成)を行う比率が少ない。そこで、常時は
携帯に適した閲覧専用のキーボード等を有しない小型外
部装置(第7実施形態参照)と組み合わせてメールの閲
覧と簡単な操作(マーク付けや削除等)を行う。一方、
返信の際には小型キーボードやタブレットを装備したメ
ール用外部ユニット(第5および第6実施形態)に繋ぎ
変える。これにより快適に文章入力を行い、返信を行う
ことができる。また、自宅のパーソナルコンピュータ等
のPCカードスロットに無線通信ユニット10を差し込
んでもよい。この場合、大量のメール閲覧や、より快適
な文章入力を行うことも可能である。
【0033】このように、本実施形態に係る無線通信ユ
ニット10によれば、単一の電話番号やそれに関連する
ID情報を汎用メモリ機構10b内に保持したまま、操
作目的に応じて複数種類の端末本体のうちから、操作ス
タイルの好ましいものを外部ユニットとして選択して接
続し使用することができる。別の言い方をすれば、共通
の無線通信ユニット10と複数種類の端末本体部(外部
ユニット)により、複数種類の携帯端末のうち所望のも
のを構成することができる。そして、これらの複数の携
帯端末間でメールログや電話帳等を汎用ファイルとして
相互参照することができる。従って、従来の一体型複合
機のように何れかの端末形態を選択することで、特定の
操作に関する操作性が悪くなるといった問題がない。
【0034】また、本実施形態によれば、モード切替ス
イッチ14によって無線通信ユニット10の動作モード
をモデムやフラッシュディスクとしての各機能モードあ
るいはマルチファンクションモードに設定することがで
きる。従って、マルチファンクションカードに非対応の
PDAやパソコン等、外部ユニットとして接続可能な機
器の範囲をより拡大し、汎用性を高めることができる。
さらに本実施形態によれば、無線通信ユニット10内に
おいて、無線通信手段10aからマイクロコントローラ
22を介して汎用メモリ機構10bへのアクセスを行う
ことができる。従って、汎用メモリ機構10bに記憶さ
れた住所録を参照して無線通信手段10aにより発呼を
行ったり、無線通信手段10aによってメールを受信し
て汎用メモリ機構10bに格納するといった処理を、外
部ユニットを介することなく実行することができる。
【0035】なお、上述した無線通信ユニット10は、
他の機器から電源が供給されて動作するようになってい
るが、小型バッテリ等を内蔵させるようにしてもよい。
このようにすれば、後述するバッテリユニット等を装着
しなくても接続された外部情報機器の消費電力を低減す
ることができる。また、外部ユニットと接続されていな
い場合にも、無線通信ユニット10単体で電子メールの
自動受信を行うことができる。
【0036】B.第2実施形態 図4は本発明の第2実施形態に係るバッテリユニット、
および上記無線通信ユニット10の外観を示す斜視図で
ある。同図に示すように、このバッテリユニット40は
筐体41を備えており、この筐体41には、無線通信ユ
ニット10を装着することが可能な切り欠き状のスロッ
ト44が形成されている。スロット44の両端側には、
それぞれ充電の要否を切り替える充電選択用スイッチ4
5と、充電状態を表示するインジケータとしてのLED
46が設けられている。スロット44の底部には、無線
通信ユニット10をスロット44に装着した際に、無線
通信ユニット10の外部コネクタ13と接続されるコネ
クタ47が配置されている。また、筐体41におけるス
ロット44と反対側の部分には、PCカード形式のコネ
クタ48が設けられており、バッテリユニット40は一
般的なPDAやノート型パーソナルコンピュータのPC
カードスロットに挿入することができる。
【0037】ここで、図5はバッテリユニット40の構
成を示すブロック図である。同図に示すように、バッテ
リユニット40は、バッテリ制御部(BMU)42およ
びバッテリ(BT)43を有しており、バッテリ43か
らバッテリ制御部42、コネクタ(CN2)47を介し
て無線通信ユニット(CM)10に電力が供給されるよ
うになっている。バッテリ制御部42は、充電選択用ス
イッチ(SW2)45の設定に基づいてバッテリ43に
充電を行うか否かを制御するものであり、充電を行って
いる場合には、LED46を発光駆動してその旨をユー
ザに知らせる。
【0038】コネクタ47とコネクタ(CN3)48は
接続されており、これによりバッテリユニット40はコ
ネクタ47に接続される無線通信ユニット10とコネク
タ48に接続されるPDA等の外部機器との間でデータ
を伝送することができる所定形状のアダプタ機構として
機能する。このアダプタ機構により、無線通信ユニット
10をマルチファンクションPCカードもしくは上述し
たモード切替スイッチ14(図2参照)で指定された任
意の動作モードのPCカードとして動作させることがで
きる。ここで、「所定形状」とは、例えばPCカード・
スタンダードのタイプII、タイプIII又はタイプIVであ
り、その場合、縦横が85.6mm x 54.0 mm、厚さがそれぞ
れ5.0mm(タイプII)、10.5mm(タイプIII)、16.0mm
(タイプIV)である。具体的には、無線通信ユニット1
0を装備した状態で、バッテリユニット40をPCカー
ドスロットに挿入すると、外部情報機器から無線通信ユ
ニット10は、例えば標準モデム及びATAフラッシュ
として機能するマルチファンクションPCカードとして
認識される。
【0039】このような構成のバッテリユニット40に
無線通信ユニット10を装着すれば、上述した無線通信
ユニット10を直接外部情報機器に接続した場合と同じ
動作を行うことができる。さらに、無線通信ユニット1
0の動作電力はバッテリユニット40内のバッテリ43
から供給されるので、電源に余裕のない小型の携帯端末
(PDA)でも長時間の動作が可能となる。
【0040】また、ノート型パーソナルコンピュータ
等、電源に余裕のある外部機器を用いる場合には、充電
選択用切替スイッチ45を切り替えることで、無線通信
ユニット10の動作電力を外部機器から供給するととも
に、バッテリ43の充電をも同時に行うことができる。
なお、無線通信ユニット10を装着しない状態でバッテ
リユニット40をPCカードスロットや充電モジュール
に差し込んだ場合でも、バッテリ43の充電を行うこと
ができる。また、スイッチ45を切り替えることで、バ
ッテリ43の電力を他の機能モジュールや外部機器に与
えることができるようにしてもよい。
【0041】第2実施形態に係るバッテリユニット40
は、無線通信ユニット10の動作用バッテリ及びPCカ
ード型アダプターとして動作可能である。従って、この
バッテリユニット40および無線通信ユニット10を携
帯端末に接続すれば、電源容量に余裕のない携帯端末で
長時間の操作を行うことが可能となる。一方、接続され
る外部機器側の電源容量に余裕のある場合は逆にバッテ
リを充電することもできる。
【0042】C.第3実施形態 図6は本発明の第3実施形態に係る充電装置の外観を示
す斜視図である。同図に示すように、この充電装置60
は、上述したバッテリユニット40のバッテリ43を充
電するためのものであり、その筐体61にはバッテリユ
ニット40が挿入可能なPCカードスロット62が設け
られている。
【0043】ここで、図7は充電装置60の構成を示す
ブロック図である。同図に示すように、この充電装置6
0は、筐体61(図6参照)の内部に配置されるPCカ
ードコントローラ(PCCC)63、充電コントローラ
(CHC)64と、PCカードスロット62(図6参
照)の底部に配置されるコネクタ(CN4)65と、筐
体61の外面に配置される切替スイッチ(SW3)66
と、電源用のACアダプタ(ACA)67とを備えてい
る。
【0044】充電コントローラ64は、コネクタ65に
接続されたバッテリユニット40に対する充電を制御す
るコントローラである。PCカードコントローラ63
は、コネクタ65に接続されたPCカード(バッテリユ
ニット40が差し込まれた場合には、PCカードとして
認識される無線通信ユニット10)の読み出し・書き込
み処理を行うものである。切替スイッチ66は、後述す
る外部インターフェースの選択等を切り替えるスイッチ
である。
【0045】また、充電装置60には、USBコネクタ
(USBC)68、シリアルコネクタ(SERC)69
およびSCSIコネクタ(SCSIC)71が外部イン
ターフェースとして設けられる。これによりコネクタ6
5に差し込まれたPCカードとして認識される無線通信
ユニット10と、USBコネクタ68、シリアルコネク
タ69またはSCSIコネクタ71に接続された外部機
器との間でデータを伝送することができる。なお、充電
装置60に設けた上記外部インターフェースは一例であ
り、標準シリアル、USBおよびIEEE1394の外
部シリアルインターフェース、およびSCSIや汎用パ
ラレルポートによる外部インターフェースを設けるよう
にすればよい。ここで、USBは、ユニバーサルシリア
ルバス(Universal Serial Bus)、IEEE1394は
シリアルインターフェースの規格、SCSI(Small Co
mputer System Interface)は並列信号を扱う標準イン
ターフェースである。
【0046】この構成の下、無線通信ユニット10が装
着されたバッテリユニット40がPCカードスロット6
2に挿入されると、バッテリユニット40内のバッテリ
43が充電される。また、USBコネクタ68、シリア
ルコネクタ69またはSCSIコネクタ71に外部機器
を接続した場合、接続した外部機器から無線通信ユニッ
ト10が標準モデムもしくはATAフラッシュディスク
として動作させることが可能である。具体的には、シリ
アルコネクタ69に外部機器を接続した場合、無線通信
ユニット10は標準無線モデムとして認識され、シリア
ルコネクタ69に接続した外部機器からは標準無線モデ
ム、標準ATAフラッシュカードまたはその両者として
認識される。また、SCSIコネクタ71に接続された
外部機器からは、標準ATAフラッシュカードとして認
識される。
【0047】このように充電装置60の外部インターフ
ェースに接続される外部機器側には、ドライバソフトウ
ェアを用いることなく、上述したように無線通信ユニッ
ト10を動作させることができるが、特別なソフトウェ
アを用いることで、さらに多くの機能を持たせることも
可能となる。例えば、SCSIコネクタ71に接続した
機器から無線通信ユニット10を無線モデムとして動作
させる等も可能となる。
【0048】上述した標準無線モデムおよびATAフラ
ッシュカードなどの動作モードや、どの外部インターフ
ェースを選択するかなどは、切替スイッチ66を操作す
ることにより選択するようにすればよい。これにより使
用者は任意の動作モードを選択することができる。ま
た、切替スイッチ66を設けない、または無設定状態を
使用者が設定することを可能とした場合には、上述した
無線通信ユニット10のモード選択スイッチ14(図2
参照)により選択された動作モードに従うようにしても
よい。
【0049】第3実施形態に係る充電装置60にバッテ
リユニット40を挿入すれば、バッテリユニット40の
バッテリ43を充電するとともに、バッテリユニット4
0に挿入されたPCカード(PCカードとして認識され
る無線通信ユニット10も含む)に対してPCカードコ
ントローラ(読み書き手段)63が書き込み・読み取り
処理を行うことができる。つまり、バッテリユニット4
0を充電すると同時に、汎用PCカードのリーダライタ
(Reader/Writer)として動作することも可能である。
また、外部インターフェースにパーソナルコンピュータ
等の外部機器を接続すれば、充電を行いながら、この外
部機器からバッテリユニット40に装着された無線通信
ユニット10を無線モデムやATAフラッシュディスク
として使用することができる。なお、バッテリユニット
40を充電する場合には、バッテリユニット40内のコ
ントローラ42と、充電装置60のコントローラ64と
の間でハンドシェイクを行うことで、バッテリユニット
40の充電切替スイッチ45の状態に関わらず、充電を
行うことができる。これによって、スイッチ45の設定
忘れ等による充電ミスを防止することができる。
【0050】D.第4実施形態 次に、上述した無線通信ユニット10を装着可能な様々
なタイプの携帯端末について第4〜7実施形態で説明す
るが、説明の便宜上、それぞれの実施形態において説明
する端末を携帯端末と称し、その実施形態において説明
される携帯端末以外の無線通信ユニット10に接続可能
な装置を外部情報機器と称することにする。
【0051】図8は、本発明の第4実施形態に係る携帯
端末の外観を示す斜視図である。同図に示すように、本
実施形態に係る携帯端末80は、上述した無線通信ユニ
ット10を装着した音声通話が可能な携帯端末であり、
無線通信ユニット10と、これを着脱自在に装着する端
末本体部80aとを備える。端末本体部80aは、音声
通話を行う時に使用されるものであり、使用者が音声通
話を行う時には、無線通信ユニット10を端末本体部8
0aに装着すればよい。
【0052】端末本体部80aは筐体81を有してお
り、筐体81の上部には無線通信ユニット10が挿入さ
れるスロット85が形成されている。ここで、無線通信
ユニット10がスロット85に装着された時に、図示の
ように無線通信ユニット10のアンテナ12のみが露出
するようにすれば、良好な送受信感度を維持するととも
に、携帯性を損なうこともない。また、筐体81の前面
部には、スピーカ89、ディスプレイ87、テンキー8
6およびマイクロホン88が設けられている。
【0053】ここで、図9は携帯端末80の構成を示す
ブロック図である。同図に示すように、端末本体部80
aに装着される無線通信ユニット10は、上述した第1
実施形態の構成に加えて音声データ用の外部インターフ
ェース13aを有しており、この外部インターフェース
13a(CNA)を介することにより、端末本体部80
aとの間で音声データの授受を行うことができるように
なっている。
【0054】端末本体部80aは、上述したスロット
(SLT)85、スピーカ(SP)89、ディスプレイ
(DSP)87、テンキー(TK)86およびマイクロ
ホン(MIC)88と、マイクロコントローラ(OM
C)82と、メモリ(OMEM)83と、この携帯端末
80の装置各部に電力を供給するバッテリ(BT)84
とを備えている。
【0055】マイクロコントローラ(通信制御手段)8
2は、無線通信ユニット10に搭載されたマイクロコン
トローラ22(図2参照)とともに端末本体部80aお
よび無線通信ユニット10による通信動作を制御するも
のである。また、マイクロコントローラ82は、AD/
DAコンバータを有しており、マイクロホン88から入
力される音声アナログ信号をデジタル信号に変換して、
無線通信ユニット10に送出する。また、無線通信ユニ
ット10によって受信された音声デジタル信号をアナロ
グ信号に変換してスピーカ89に送出する。なお、AD
/DAコンバータは、無線通信ユニット10のマイクロ
コントローラ22に設けるようにしてもよい。
【0056】また、マイクロコントローラ82は、上述
した通信制御に加えて、無線通信ユニット10の汎用メ
モリ機構10b(図2参照)に対してデータの書き込み
および読み取りを行うファイル管理部としての機能を有
している。具体的には、ユーザによるテンキー86等の
操作に応じて、汎用メモリ機構10bに記憶された電話
番号などのデータを読み出してディスプレイ87に表示
する処理や、テンキー86によって入力された電話番号
等のデータを汎用メモリ機構10bに書き込む処理など
を実行する。
【0057】メモリ83は、ユーザに解放された区画で
あり、ユーザはこのエリアにデータを自由に読み書きで
きる。例えば、汎用メモリ機構10bに記憶された電話
帳や電子メールのログファイル等を、この領域に書き込
むようにしてもよい。
【0058】第4実施形態に係る無線通信ユニット10
が装着された携帯端末80は、通常の携帯電話と同様に
操作して通話を行うことができる。端末本体部80a
は、携帯性に優れており、また音声通話を容易に行える
形態であり、ユーザは音声通話を容易に行える。また、
無線通信ユニット10を取り外して他の機器に接続すれ
ば、接続した機器で無線通信ユニット10に保管された
データの参照、加工等を行うことができる。これによ
り、電話帳などのデータを接続する外部機器毎に記憶さ
せておく必要がない。また、例えば、通常の携帯電話で
は、テンキーによる電話帳データ入力操作は煩雑である
が、無線通信ユニット10を取り外してパーソナルコン
ピュータ等の他の外部情報機器に接続し、このパーソナ
ルコンピュータから電話帳データを入力すれば、入力操
作が容易となる。このように無線通信ユニット10を差
し替えることを可能とすることにより、通常の携帯電話
と同様の音声通話の容易さを維持しながら、データ入力
操作をより簡易に行うことができる。
【0059】なお、無線通信ユニット10の汎用メモリ
機構10bに音声データを記憶させることももちろん可
能である。従って、携帯端末80による通話の録音や、
録音された音声データの通信相手の送出の他、留守番電
話機能なども構成可能である。
【0060】また、上述した汎用メモリ機構10bのプ
ログラムエリア32(図3参照)に、外部情報機器であ
る端末本体部80aに対応するプログラムやバッチ情報
が格納されている場合には、この情報が端末本体部80
aと無線通信ユニット10を接続した際に無線通信ユニ
ット10から端末本体部80a側に自動的にダウンロー
ドされるようになっている。これにより、マイクロコン
トローラ82の動作を切り替えることができ、動作に関
わるプログラムのパッチ当て(修正・変更)の処理や、
新しい動作プログラムの導入を容易に行うことができ
る。
【0061】また、スピーカ89に代えてイヤホン等の
他の音声出力手段を設けるようにしてもよい。また、音
声入力(マイクロホン)または音声出力(スピーカ)の
いずれか一方の機能を画像や文字の入出力にしたもの、
例えばマイクロホン88に代えてコマンドボタンやテン
キーを設け、これらを操作して画像や文字のデータを入
力して送出するようにしてもよい。このように汎用メモ
リ機構10bに格納されるファイルは、音声データファ
イルに限らず、画像や文字データなど他の各種汎用ファ
イルを格納することができる。
【0062】E.第5実施形態 図10は、本発明の第5実施形態に係る携帯端末の外観
を示す斜視図である。同図に示すように、本実施形態に
係る携帯端末100は、上述した無線通信ユニット10
を装着したバッテリユニット40を備えるキーボード入
力可能な携帯端末であり、無線通信ユニット10と、バ
ッテリユニット40と、バッテリユニット40を装着す
る端末本体部100aとを備える。
【0063】端末本体部100aは、開閉式の筐体10
1を有している。筐体101は、蓋部101aと本体部
101bをヒンジ機構により連結した構造となってい
る。この筐体101の蓋部101aにはディスプレイ1
02が、本体部101bにキーボード103がそれぞれ
設けられている。また、筐体101のヒンジ機構の間に
は、携帯端末100を駆動するバッテリ106が配置さ
れている。また、本体部101bの側面には、バッテリ
ユニット40が挿入されるスロット107が形成されて
いる。
【0064】ここで、図11は携帯端末100の構成を
示すブロック図である。同図に示すように、端末本体部
100aに装着される無線通信ユニット10は、上述し
た第1実施形態の構成に加えて文字図形データ用の外部
インターフェース(CNB)13bを有しており、この
外部インターフェース13bを介することにより、端末
本体部100aとの間で文字図形データの授受を行うこ
とができるようになっている。
【0065】端末本体部100aは、上述したディスプ
レイ(DSP)102、キーボード(HB)103、バ
ッテリ(BT)106およびスロット(SLT)107
と、メール受信ボタン(BTN)104と、インジケー
タ105と、マイクロコントローラ(OMC)112
と、外部メモリ(OMEM)113と、コネクタ(CN
5)115とを備えている。
【0066】マイクロコントローラ(通信制御手段)1
12は、無線通信ユニット10のマイクロコントローラ
22(図2参照)とともに、キーボード103から入力
される情報および汎用メモリ機構10bに格納された情
報に基づいて、無線通信機構10aの通信動作を制御す
る。また、マイクロコントローラ112およびマイクロ
コントローラ22は、キーボード103から入力された
情報および汎用メモリ機構10bに格納された情報をデ
ィスプレイ102に表示させる表示出力機能を有してい
る。
【0067】また、マイクロコントローラ112および
マイクロコントローラ22は、上述した通信制御等に加
えて、無線通信ユニット10の汎用メモリ機構10bに
対してデータの書き込みおよび読み取りを行うファイル
管理部としての機能を有している。
【0068】メモリ113は、ユーザに解放された区画
であり、ユーザはこのエリアにデータを自由に読み書き
できる。例えば、汎用メモリ機構10bに記憶された電
話帳や電子メールのログファイル等を、この領域に書き
込むようにしてもよい。
【0069】スロット107は、PCカードタイプII、
III、IVの各タイプのPCカードを受け入れることがで
きる形状になされており、スロット107にPCカード
が挿入された際には、スロット107の底部に配置され
たコネクタ115とこのPCカードが接続されるように
なっている。
【0070】メール受信ボタン104は、筐体101の
ヒンジ部分に配置されており、ユーザがこのメール受信
ボタン104を押下することにより、携帯端末100の
電源投入、メール送受信、電源オフまでの動作が一括し
て実行されるようになっている。新着メールの有無や未
送信メールの有無などは、LED等から構成されるイン
ジケータ105の発光色や点滅状態によって確認するこ
とができるようになっている。ここで、インジケータ1
05の発光制御は、マイクロコントローラ112によっ
て行われる。
【0071】この携帯端末100は、キーボード103
やディスプレイ102を有しているので、文字通信、電
子メール閲覧、インターネット接続によるWWW(Worl
d Wide Web)閲覧、各種オンラインサービス網への接続
等が好ましい操作スタイルとして可能であるが、上述し
たようにメール受信ボタン104を押下することにより
メールが取り込めるワンボタンメール取り込み操作が特
に簡単である。従って、メール取り込み等の文字通信を
行う場合には、無線通信ユニット10を端末本体部10
0aに接続するようにすればよい。
【0072】このように無線通信ユニット10を文字通
信に好適な端末本体部100aと組み合わせることで、
電子メールの送受信やデータの加工・再生、各種オンラ
インサービスの利用等を好ましい操作スタイルとコンパ
クトさを持つ端末形態で行うことができる。しかも、無
線通信ユニット10の外部インターフェースを汎用のも
のとしているので、端末本体部100aだけではなく、
無線通信ユニット10に保管されたデータを他のPDA
やパソコンを含めた一般的な情報端末機器で参照・加工
等することができる。例えば、無線通信ユニット10を
上述した端末本体部80aに装着した状態で汎用メモリ
機構10bに音声データ等を保管した後、無線通信ユニ
ット10を端末本体部100aに接続し、携帯端末10
0において加工・再生処理などを行うといったことも可
能である。
【0073】なお、携帯端末100においては、バッテ
リユニット40を用いることで、端末本体部100aの
バッテリ106を消費することなく、無線通信ユニット
10を動作させることが可能であるが、バッテリ106
の容量が十分に大きい場合には、バッテリ106を用い
て無線通信ユニット10を動作させるようにしてもよい
し、バッテリユニット40のバッテリ43を充電するよ
うにしてもよい。また、バッテリ106の容量が十分で
ある場合などには、スロット107がコンパクトフラッ
シュタイプII形式の端末本体部を用いて無線通信ユニッ
ト10を直接装着するようにしてもよい。このようなス
ロットを設ける構成とした場合、上述した端末本体部1
00aよりも端末のサイズを小型化することが可能であ
る。
【0074】また、上述した汎用メモリ機構10bのプ
ログラムエリア32(図3参照)に、外部情報機器であ
る端末本体部100aに対応するプログラムやバッチ情
報が格納されている場合には、上述した第4実施形態と
同様にマイクロコントローラ112の動作を切り替える
ことができ、動作に関わるプログラムのパッチ当て(修
正・変更)の処理や、新しい動作プログラムの導入を容
易に行うことができる。
【0075】また、上述した第5実施形態では、メール
受信ボタン104を押下してメールの送受信を行うよう
にしていたが、プッシュ型のメール着信報知サービスを
用いれば、ユーザが携帯端末100から受信要求を行う
ことなく、電子メールを随時受信することができる。
【0076】F.第6実施形態 図12は、本発明の第6実施形態に係る携帯端末の外観
を示す斜視図である。同図に示すように、本実施形態に
係る携帯端末120は、上述した無線通信ユニット10
を装着したバッテリユニット40を備える携帯端末であ
り、無線通信ユニット10と、バッテリユニット40
と、バッテリユニット40を装着する端末本体部120
aとを備える。
【0077】端末本体部120aは、ほぼ直方体状の筐
体121を有している。筐体121の前面部には、タッ
チパネル機能を有するディスプレイ122と、複数の操
作ボタン123,124,125とが設けられている。
また、筐体121の上部には、バッテリユニット40を
挿入可能なスロット135が形成されている。図示のよ
うにスロット135は、バッテリユニット40が挿入さ
れた時に、バッテリユニット40に装着された無線通信
ユニット10のアンテナ12の部分のみが露出するよう
な形状になされている。これにより、良好な送受信感度
を維持できるとともに、携帯性を損なうことがない。
【0078】筐体121におけるスロット135の両端
側には、それぞれメール受信ボタン126およびインジ
ケータLED127と、ペン挿入孔129とが設けられ
ている。ペン挿入孔129は、ポインティングデバイス
としてのペン128を挿入するものである。
【0079】ここで、図13は携帯端末120の構成を
示すブロック図である。同図に示すように、端末本体部
120aに装着される無線通信ユニット10は、上述し
た第1実施形態の構成に加えて文字図形データ用の外部
インターフェース13bを有しており、この外部インタ
ーフェース13bを介することにより、端末本体部12
0aとの間で文字図形データの授受を行うことができる
ようになっている。
【0080】端末本体部120aは、上述したディスプ
レイ(TPDSP)122、操作ボタン(BTNS)1
23,124,125、押しボタン(BTN)126お
よびインジケータLED127と、マイクロコントロー
ラ(OMC)132と、外部メモリ(OMEM)133
と、バッテリ(BT)134とを備えている。
【0081】マイクロコントローラ(通信制御手段)1
32は、無線通信ユニット10のマイクロコントローラ
22(図2参照)とともに、ディスプレイ122および
操作ボタン123,124,125等から入力される情
報および汎用メモリ機構10bに格納された情報に基づ
いて、無線通信機構10aの通信動作を制御する。ま
た、マイクロコントローラ132およびマイクロコント
ローラ22は、キーボード103から入力された情報お
よび汎用メモリ機構10bに格納された情報をディスプ
レイ102に表示させる表示出力機能を有している。
【0082】また、マイクロコントローラ132および
マイクロコントローラ22は、上述した通信制御等に加
えて、無線通信ユニット10の汎用メモリ機構10bに
対してデータの書き込みおよび読み取りを行うファイル
管理部としての機能を有している。
【0083】メモリ133は、ユーザに解放された区画
であり、ユーザはこのエリアにデータを自由に読み書き
できる。例えば、汎用メモリ機構10bに記憶された電
話帳や電子メールのログファイル等を、この領域に書き
込むようにしてもよい。
【0084】スロット135は、PCカードタイプII、
III、IVの各タイプのPCカードを受け入れることがで
きる形状になされており、PCカードを接続可能なコネ
クタとして機能するようになっている。
【0085】メール受信ボタン126はメール取り込み
を指示するボタンであり、ユーザがこのメール受信ボタ
ン126を押下することにより、携帯端末120の電源
投入、メール送受信、電源オフまでの動作が一括して実
行されるようになっている。新着メールの有無や未送信
メールの有無などは、LED等からなるインジケータ1
27の発光色や点滅状態によって確認することができる
ようになっている。ここで、インジケータ127の発光
制御は、マイクロコントローラ132によって行われる
ようになっている。
【0086】この携帯端末120は、ポインティングデ
バイスであるペン128、タッチパネル機能を有するデ
ィスプレイ122および操作ボタン123,124,1
25を有しているので、上述した第5実施形態と同様に
文字通信、電子メール閲覧、インターネット接続による
WWW(World Wide Web)閲覧、各種オンラインサービ
ス網への接続等が好ましい操作スタイルとして可能であ
るが、上述したようにメール受信ボタン126を押下す
ることによりメールが取り込めるワンボタンメール取り
込み操作が特に簡単である。従って、メール取り込み等
の文字通信を行う場合には、無線通信ユニット10を端
末本体部120aに接続するようにすればよい。
【0087】このように無線通信ユニット10を文字通
信に好適な端末本体部120aと組み合わせることで、
電子メールの送受信やデータの加工・再生、各種オンラ
インサービスの利用等を好ましい操作スタイルとコンパ
クトさを持つ端末形態で行うことができる。しかも、無
線通信ユニット10の外部インターフェースを汎用のも
のにすることで、端末本体部100aだけではなく、無
線通信ユニット10に保管されたデータを他のPDAや
パソコンを含めた一般的な情報端末機器で参照・加工等
することができる。例えば、無線通信ユニット10を上
述した端末本体部80aに装着した状態で汎用メモリ機
構10bに音声データ等を保管した後、無線通信ユニッ
ト10を端末本体部100aに接続し、携帯端末120
において加工・再生処理などを行うといったことも可能
である。
【0088】なお、携帯端末120においては、バッテ
リユニット40を用いることで、端末本体部120aの
バッテリ134を消費することなく、無線通信ユニット
10を動作させることが可能であるが、バッテリ134
の容量が十分に大きい場合には、バッテリ134を用い
て無線通信ユニット10を動作させるようにしてもよい
し、バッテリユニット40のバッテリ43を充電するよ
うにしてもよい。また、バッテリ134の容量が十分で
ある場合などには、スロット135がコンパクトフラッ
シュタイプII形式の端末本体部を用いて無線通信ユニッ
ト10を直接装着するようにしてもよい。このようなス
ロットを設ける構成とした場合、上述した端末本体部1
20aよりも端末のサイズを小型化することが可能であ
る。
【0089】また、上述した汎用メモリ機構10bのプ
ログラムエリア32(図3参照)に、外部情報機器であ
る端末本体部120aに対応するプログラムやバッチ情
報が格納されている場合には、上述した第4および5実
施形態と同様にマイクロコントローラ132の動作を切
り替えることができ、動作に関わるプログラムのパッチ
当て(修正・変更)の処理や、新しい動作プログラムの
導入を容易に行うことができる。
【0090】G.第7実施形態 図14は、本発明の第7実施形態に係る携帯端末の外観
を示す斜視図である。同図に示すように、本実施形態に
係る携帯端末140は、上述した無線通信ユニット10
を着脱自在に装着する携帯端末であり、無線通信ユニッ
ト10と、端末本体部140aとを備える。
【0091】端末本体部140aは、筐体141を有し
ており、この筐体141の上面部には、ディスプレイ1
42と複数の操作ボタン143とが設けられている。ま
た、筐体141の側面部には、スロット155aが形成
されており、このスロット155aに無線通信ユニット
10が挿入可能になされている。ここで、スロット15
5aは、無線通信ユニット10がスロット155aに挿
入された時に、無線通信ユニット10のアンテナ12の
部分のみが露出するような形状になされており、これに
より良好な送受信感度を維持できるとともに、携帯性を
損なうことがない。筐体141におけるスロット155
aが設けられた面と反対側には、PCカード形式のコネ
クタ161が設けられている。
【0092】筐体141におけるスロット155aの両
端側には、それぞれメール受信ボタン156およびイン
ジケータ157と、充電モード切替スイッチ158およ
び充電インジケータ159とが設けられている。
【0093】ここで、図15は携帯端末140の構成を
示すブロック図である。同図に示すように、端末本体部
140aは、上述したディスプレイ(DSP)142、
操作ボタン(BTNS)143、スロット(SLT)1
55a、メール受信ボタン(BTN)156、インジケ
ータ157、充電モード切替スイッチ(SW)158、
充電インジケータ(IND)159およびコネクタ(C
N3)161と、バッテリ制御部(BMU)151と、
マイクロコントローラ(OMC)152と、バッテリ
(BT)154と、メモリ(OMEM)153とコネク
タ(CN2)155とを備えている。
【0094】マイクロコントローラ152は、無線通信
ユニット10のマイクロコントローラ22(図2参照)
とともに、ディスプレイ142および操作ボタン143
等から入力される情報および汎用メモリ機構10bに格
納された情報に基づいて、無線通信機構10aの通信動
作を制御する。また、マイクロコントローラ152およ
びマイクロコントローラ22は、無線通信機構10aの
受信した電子メールの内容や、汎用メモリ機構10bに
格納された受信メールなどの情報をディスプレイ142
に表示させる表示出力機能を有している。
【0095】また、マイクロコントローラ152および
マイクロコントローラ22は、上述した通信制御等に加
えて、無線通信ユニット10の汎用メモリ機構10bに
対してデータの書き込みおよび読み取りを行うファイル
管理部としての機能を有している。
【0096】メモリ153は、ユーザに解放された区画
であり、ユーザはこのエリアにデータを自由に読み書き
できる。例えば、汎用メモリ機構10bに記憶された電
話帳や電子メールのログファイル等を、この領域に書き
込むようにしてもよい。
【0097】コネクタ155は、無線通信ユニット10
の外部コネクタ13が接続可能なコネクタであり、スロ
ット155aに無線通信ユニット10が挿入された時
に、外部コネクタ13とコネクタ155とが接続される
ようになっている。
【0098】メール受信ボタン156はメール取り込み
を指示するボタンであり、ユーザがこのメール受信ボタ
ン156を押下することにより、携帯端末140の電源
投入、メール送受信、電源オフまでの動作が一括して実
行されるようになっている。新着メールの有無や未送信
メールの有無などは、LED等からなるインジケータ1
57の発光色や点滅状態によって確認することができる
ようになっている。ここで、インジケータ157の発光
制御は、マイクロコントローラ152によって行われる
ようになっている。充電モード切替スイッチ158は、
充電モードを切り替えるスイッチであり、この充電モー
ド切替スイッチ158によって設定されたモードにした
がってバッテリ制御部151がバッテリ154への充電
動作を制御する。充電インジケータ159は、充電状態
を表示するLED等であり、バッテリ制御部151によ
って発光駆動される。
【0099】この携帯端末140によれば、上述したよ
うにメール受信ボタン126を押下することによりメー
ルが取り込めるワンボタンメール取り込み操作が簡単に
行える。電子メールを作成して送信することよりも、受
信したメールを閲覧等することを主な用途としているユ
ーザにとっては、電子メールの作成・加工等はあまり行
わないので、受信した電子メールを閲覧、保存、削除、
およびマーク付与等の操作を行えれば十分である。この
ようなユーザとっては、携帯端末140のようにキーボ
ード等を有するよりも携帯性に優れている方が好まし
い。本実施形態では、メール閲覧、保存、削除、および
マーク付与といったように入力可能なコマンドを少なく
することにより、端末の小型化が容易となり、携帯性を
向上させることが可能となる。従って、上述したような
ユーザや外出時に携帯する端末装置として好適である。
【0100】しかも、無線通信ユニット10の外部イン
ターフェースを汎用のものにすることで、端末本体部1
00aだけではなく、他のPDAやパソコンを含めた一
般的な情報端末機器との間でデータの授受を容易に行う
ことができる。従って、電子メールを作成・加工する場
合には、上述した端末本体部100aや端末本体部12
0aに無線通信ユニット10を接続するようにすればよ
い。
【0101】また、携帯端末140は、コネクタ161
を有しているので、他の情報機器やバッテリ154を充
電する充電装置(例えば、充電装置60(図4参照))
に接続することが可能である。他の情報機器に接続され
た場合には、端末本体部140aは、上述したバッテリ
ユニット40と同様にバッテリ付きのアダプタとして動
作することになる。
【0102】また、上述した汎用メモリ機構10bのプ
ログラムエリア32(図3参照)に、外部情報機器であ
る端末本体部140aに対応するプログラムやバッチ情
報が格納されている場合には、上述した第4〜6実施形
態と同様にマイクロコントローラ152の動作を切り替
えることができ、動作に関わるプログラムのパッチ当て
(修正・変更)の処理や、新しい動作プログラムの導入
を容易に行うことができる。
【0103】H.まとめ 上述した様々な実施形態において説明したように、本発
明に係る無線通信ユニット10は、汎用性の高い外部イ
ンターフェースと、汎用性の高いファイル形式でデータ
が保管される汎用メモリ機構10bとを有しているの
で、第4〜7実施形態(いわゆる音声通話用端末、キー
ボード型端末、パッド型端末、小型パッド型端末)で示
したような様々なタイプの携帯端末と接続することが可
能である。従って、ユーザは、用途に合わせて無線通信
ユニット10を接続する携帯端末を選択することができ
る。例えば、外出する時には、携帯性に優れた端末本体
部80aまたは端末本体部140aに無線通信ユニット
10を装着した携帯端末を使用し(音声通話を行う場合
は、端末本体部80a)、自宅や会社で電子メールの作
成・加工等の入力操作の多い作業を行う場合には、端末
本体部100a、端末本体部120aまたはノート型も
しくはデスクトップ型パーソナルコンピュータに無線通
信ユニット10を装着した端末を使用するようにすれば
よい。このように本発明によれば、ユーザは、1つの無
線通信用の識別番号を維持しながら、用途に合わせて最
適な端末形態を選択することができるようになる。ま
た、無線通信ユニット10自体は、無線通信機構10a
および汎用メモリ機構10b等からなる簡易な構成であ
るため、小型化が容易であり、これに伴って、無線通信
ユニット10が接続される携帯端末の小型化も容易であ
る。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
単一の無線通信ユニットを複数台の外部ユニットに順次
差し替えて使用することができる。また、無線通信ユニ
ット内の記憶手段に日常的に使用するメールファイル、
仕事等に必要なファイル群、住所録やスケジュール等の
ファイルを格納しておき、これらのファイルを複数の外
部ユニット間での共用することができる。また、単一の
通信用識別番号を保ったまま操作目的に応じて複数の外
部ユニットを差し替えて使用することができ、複数の機
器間でメールログや電話帳等のデータを汎用ファイルと
して相互参照することができる。また、無線通信ユニッ
ト内において、無線通信ユニットの無線通信手段からマ
イクロコントローラを介して記憶手段へのアクセスを行
うことができる。従って、記憶手段に記憶された住所録
を参照して無線通信手段により発呼を行ったり、無線通
信手段によってメールを受信して記憶手段に格納すると
いった処理を、外部ユニットを介することなく実行する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る無線通信ユニッ
トの外観を示す斜視図である。
【図2】 前記無線通信ユニットの構成を示すブロック
図である。
【図3】 前記無線通信ユニットの汎用メモリ機構のフ
ァイル構造を説明するための図である。
【図4】 本発明の第2実施形態に係るバッテリユニッ
トと、このバッテリユニットに装着される前記無線通信
ユニットとを示す斜視図である。
【図5】 前記バッテリユニットと前記無線通信ユニッ
トの構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の第3実施形態に係る充電装置と、こ
の充電装置に装着される前記バッテリユニットと、前記
無線通信ユニットとを示す斜視図である。
【図7】 前記充電装置と、前記バッテリユニットと、
前記無線通信ユニットとの構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 本発明の第4実施形態に係る携帯端末の外観
を示す斜視図である。
【図9】 前記携帯端末の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】 本発明の第5実施形態に係る携帯端末の外
観を示す斜視図である。
【図11】 前記第5実施形態に係る携帯端末の構成を
示すブロック図である。
【図12】 本発明の第6実施形態に係る携帯端末の外
観を示す斜視図である。
【図13】 前記第6実施形態に係る携帯端末の構成を
示すブロック図である。
【図14】 本発明の第7実施形態に係る携帯端末の外
観を示す斜視図である。
【図15】 前記第7実施形態に係る携帯端末の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
10……無線通信ユニット 10a……無線通信機構(無線通信手段) 10b……汎用メモリ機構(記憶手段) 11、41、81、101、121、141……筐体 12……アンテナ 14……モード選択スイッチ(切替手段) 21……無線送受信部 22……マイクロコントローラ 23……メモリ 24……ID格納機構(識別番号格納手段) 31……システムエリア 32……プログラムエリア 33……ユーザエリア 40……バッテリユニット 42、151……バッテリ制御部 43……バッテリ 44、62、85、107、135、155a……スロ
ット 45……充電選択用スイッチ 60……充電装置 63……PCカードコントローラ 64……充電コントローラ 66……切替スイッチ 67……ACアダプタ 68……USBコネクタ 69……シリアルコネクタ 71……SCSIコネクタ 80、100、120、140……携帯端末 80a、100a、120a、140a……端末本体部 82、112、132、152……マイクロコントロー
ラ(ファイル管理手段) 83、113、133、153……メモリ 84、134……バッテリ 87、102、122、142……ディスプレイ(表示
手段) 89……スピーカ 103……キーボード 104、126、156……メール受信ボタン 105、127、157……インジケータ 123、124、125……操作ボタン 143……操作ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 M (72)発明者 杉村 利明 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 中野 博隆 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信用の識別番号を有し、外部と無
    線通信を行う無線通信手段と、 記憶手段と、 前記無線通信手段および前記記憶手段を制御するマイク
    ロコントローラとを具備し、 前記マイクロコントローラは、 外部ユニットに接続されているとき、前記外部ユニット
    が前記無線通信手段により外部と無線通信を行うための
    制御を行う手段と、 前記外部ユニットに接続されているとき、前記外部ユニ
    ットが前記記憶手段を所定のオペレーティングシステム
    のファイルシステムとして使用するための制御を行う手
    段と、 前記無線通信手段が、前記外部ユニットからの指示もし
    くは前記マイクロコントローラからの指示により前記記
    憶手段を使用して通信を行うための制御を行う手段とを
    具備することを特徴とする無線通信ユニット。
  2. 【請求項2】 前記無線通信手段、前記記憶手段および
    前記マイクロコントローラを搭載する筐体部を具備し、 前記筐体部は、外部ユニットに対して着脱自在であり、
    外部ユニットに装着されることにより当該外部ユニット
    が前記マイクロコントローラに接続されるように構成さ
    れてなることを特徴とする請求項1に記載の無線通信ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 前記マイクロコントローラは、 前記記憶手段に記憶されたアドレス情報を使用して発呼
    動作を行うための制御を行う手段を具備することを特徴
    とする請求項1に記載の無線通信ユニット。
  4. 【請求項4】 前記マイクロコントローラは、 前記外部ユニットに接続されているとき、前記無線通信
    手段が前記外部ユニットからの指示により前記記憶手段
    に記憶されたアドレス情報を使用して発呼動作を行うた
    めの制御を行う手段とを具備することを特徴とする請求
    項1に記載の無線通信ユニット。
  5. 【請求項5】 前記マイクロコントローラは、前記無線
    通信手段の受信情報を前記記憶手段に格納するための制
    御を行う手段を具備することを特徴とする請求項1に記
    載の無線通信ユニット。
  6. 【請求項6】 前記マイクロコントローラは、前記無線
    通信手段が前記記憶手段に記憶された情報を送信するた
    めの制御を行う手段を具備することを特徴とする請求項
    1に記載の無線通信ユニット。
  7. 【請求項7】 前記マイクロコントローラにおける前記
    外部ユニットとのインタフェースは、PCカードスタン
    ダード形式もしくはコンパクトフラッシュ形式であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニット。
  8. 【請求項8】 前記外部ユニットに接続されていると
    き、、前記マイクロコントローラおよび前記無線通信手
    段は、PCカードスタンダード形式もしくはコンパクト
    フラッシュ形式の外部インターフェースを有する標準モ
    デムとして動作することを特徴とする請求項1に記載の
    無線通信ユニット。
  9. 【請求項9】 前記外部ユニットに接続されていると
    き、、前記マイクロコントローラおよび前記記憶手段
    は、PCカードスタンダード形式もしくはコンパクトフ
    ラッシュ形式の外部インターフェースを有するATAフ
    ラッシュディスクとして動作することを特徴とする請求
    項1に記載の無線通信ユニット。
  10. 【請求項10】 前記外部ユニットに接続されていると
    き、、前記マイクロコントローラ、前記無線通信手段お
    よび前記記憶手段は、標準モデムおよびATAフラッシ
    ュディスクとしての機能を有するマルチファンクション
    形式のPCカードもしくはコンパクトフラッシュカード
    として動作することを特徴とする請求項1に記載の無線
    通信ユニット。
  11. 【請求項11】 前記マイクロコントローラは、標準モ
    デムとして機能する前記無線通信手段からのコマンドに
    したがってATAフラッシュディスクとして機能する前
    記記憶手段に対してデータの読み書きを行う読み書き手
    段をさらに具備することを特徴とする請求項9に記載の
    無線通信ユニット。
  12. 【請求項12】 前記無線通信手段からの前記コマンド
    は、標準ATモデムの拡張形式であることを特徴とする
    請求項10に記載の無線通信ユニット。
  13. 【請求項13】 前記無線通信手段および前記記憶手段
    は、複数の動作モードで動作することが可能であり、 前記無線通信手段および前記記憶手段の動作モードを切
    り替える切替手段をさらに具備することを特徴とする請
    求項1に記載の無線通信ユニット。
  14. 【請求項14】 前記識別番号を記憶した識別番号記憶
    手段をさらに具備し、 前記識別番号記憶手段を取り替え可能にしたことを特徴
    とする請求項1に記載の無線通信ユニット。
  15. 【請求項15】 前記識別番号記憶手段は、前記識別番
    号を記憶したメモリカードであることを特徴とする請求
    項14に記載の無線通信ユニット。
  16. 【請求項16】 前記マイクロコントローラは、前記外
    部ユニットとの間で音響データの授受を行う音響データ
    インターフェースを有していることを特徴とする請求項
    1に記載の無線通信ユニット。
  17. 【請求項17】 前記マイクロコントローラは、前記外
    部ユニットとの間で文字または図形に関するデータの授
    受を行う文字図形データインターフェースを有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニット。
  18. 【請求項18】 前記無線通信手段および前記記憶手段
    に電力を供給するバッテリをさらに具備することを特徴
    とする請求項1に記載の無線通信ユニット。
  19. 【請求項19】 前記記憶手段は、少なくとも1種類以
    上の外部ユニットに対応するプログラムを記憶してお
    り、 前記マイクロコントローラは、外部ユニットが接続され
    た場合に、この外部ユニットに対応する前記プログラム
    を前記記憶手段から読み出して当該外部ユニットに供給
    することを特徴とする請求項1に記載の無線通信ユニッ
    ト。
  20. 【請求項20】 接続された外部ユニットを識別する外
    部ユニット識別手段をさらに具備し、 外部ユニットが接続された場合に、前記外部ユニット識
    別手段が接続された外部ユニットを識別し、前記マイク
    ロコントローラは、この識別された外部ユニットに対応
    する前記プログラムを前記外部ユニットに供給すること
    を特徴とする請求項19に記載の無線通信ユニット。
  21. 【請求項21】 請求項1ないし20のいずれかに記載
    された無線通信ユニットに電力を供給するバッテリユニ
    ットであって、 前記無線通信ユニットに電力を供給する蓄電池と、 前記蓄電池を搭載し、前記無線通信装置を装着可能な電
    源筐体部と、 前記電源筐体部が前記無線通信装置に装着された時に、
    前記無線通信ユニットと外部装置との間でデータを伝送
    するデータ伝送手段とを具備することを特徴とするバッ
    テリユニット。
  22. 【請求項22】 前記データ伝送手段は、前記外部装置
    との間でデータの授受を行うPCカード形式のインター
    フェースを有しており、 前記外部装置および前記無線通信ユニットが装着された
    場合に、前記無線通信ユニットをマルチファンクション
    PCカードもしくは所定の動作モードのPCカードとし
    て動作させるようにしたことを特徴とする請求項21に
    記載のバッテリユニット。
  23. 【請求項23】 請求項21または22に記載のバッテ
    リユニットに電力を供給する充電装置であって、 前記バッテリユニットの前記蓄電池を充電する充電手段
    と、 前記バッテリユニットの前記データ伝送手段と外部装置
    との間でデータを伝送する第2の伝送手段とを具備する
    ことを特徴とする充電装置。
  24. 【請求項24】 請求項22に記載のバッテリユニット
    に電力を供給する充電装置であって、 前記バッテリユニットの前記蓄電池を充電する充電手段
    と、 前記バッテリユニットの前記データ伝送手段と外部装置
    との間でデータを伝送する第2の伝送手段とを具備して
    おり、 前記第2の転送手段は、PCカードスロットを有してい
    ることを特徴とする充電装置。
  25. 【請求項25】 前記無線通信ユニットを装着した前記
    バッテリユニットが接続された場合に、前記無線通信ユ
    ニットを標準モデムもしくはATAフラッシュディスク
    として動作させる読み書き手段をさらに具備することを
    特徴とする請求項24に記載の充電装置。
  26. 【請求項26】 請求項1ないし20のいずれかに記載
    の無線通信ユニットを着脱自在に装着した携帯端末であ
    って、 前記無線通信ユニットと、 前記無線通信ユニットの前記記憶手段に記憶された情報
    に基づいて、前記無線通信手段による通信動作を制御す
    る通信制御手段と、 前記無線通信ユニットの前記記憶手段に記憶された情報
    を出力する出力手段とを具備することを特徴とする携帯
    端末。
  27. 【請求項27】 請求項1ないし20のいずれかに記載
    の無線通信ユニットを着脱自在に装着した携帯端末であ
    って、 前記無線通信ユニットと、 音声入力手段および音声出力手段を有する音声通話手段
    と、 前記無線通信ユニットの前記記憶手段に記憶された情報
    に基づいて、前記無線通信手段による通信動作を制御す
    る通信制御手段と、 前記音声通話手段および通信制御手段の動作に応じて前
    記無線通信ユニットの前記記憶手段に対してファイルの
    書き込み、および読み出しを行うファイル管理手段と、 前記記憶手段に記憶された情報を出力する出力手段とを
    具備することを特徴とする携帯端末。
  28. 【請求項28】 請求項1ないし20のいずれかに記載
    の無線通信ユニットを着脱自在に装着した携帯端末であ
    って、 前記無線通信ユニットと、 キーボードを有する図形文字入力手段と、 情報を表示する表示手段と、 前記図形文字入力手段から入力される情報および前記無
    線通信ユニットの前記記憶手段に記憶された情報に基づ
    いて、前記無線通信手段による通信動作を制御する通信
    制御手段と、 前記図形文字入力手段から入力される情報および前記無
    線通信ユニットの前記記憶手段に記憶された情報を前記
    表示手段に表示出力させる出力手段とを具備することを
    特徴とする携帯端末。
  29. 【請求項29】 請求項1ないし20のいずれかに記載
    の無線通信ユニットを着脱自在に装着した携帯端末であ
    って、 前記無線通信ユニットと、 ポインティングデバイスおよび表示手段を有する入出力
    手段と、 前記入出力手段から入力される情報および前記無線通信
    ユニットの前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、
    前記無線通信手段による通信動作を制御する通信制御手
    段と、 前記入出力手段から入力される情報および前記無線通信
    ユニットの前記記憶手段に記憶された情報を前記表示手
    段に表示出力させる出力手段とを具備することを特徴と
    する携帯端末。
JP2000178965A 1999-06-14 2000-06-14 無線通信ユニット、バッテリユニット、充電装置および携帯端末 Expired - Fee Related JP4176290B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000178965A JP4176290B2 (ja) 1999-06-14 2000-06-14 無線通信ユニット、バッテリユニット、充電装置および携帯端末

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16748899 1999-06-14
JP11-167488 1999-06-14
JP2000178965A JP4176290B2 (ja) 1999-06-14 2000-06-14 無線通信ユニット、バッテリユニット、充電装置および携帯端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001069260A true JP2001069260A (ja) 2001-03-16
JP4176290B2 JP4176290B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=26491511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000178965A Expired - Fee Related JP4176290B2 (ja) 1999-06-14 2000-06-14 無線通信ユニット、バッテリユニット、充電装置および携帯端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4176290B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030056633A (ko) * 2001-12-28 2003-07-04 주식회사 디네트시스템즈 Cf 타입 cdma 모듈
JP2004147144A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Sharp Corp 電池内蔵カードアダプタおよび電池内蔵カードアダプタシステム
JP2006209170A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Canon Inc 中継装置及びその制御方法並びに印刷システム
JP2006245956A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Sanden Corp 通信機器用の接続装置
US7164866B2 (en) 2003-08-11 2007-01-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device that writes log data to storage medium
US7324806B2 (en) 2003-09-17 2008-01-29 Nec Corporation System and method for storing and managing personal information
JP2008524945A (ja) * 2004-12-21 2008-07-10 ラルフ マイヤー データ送信モジュール及びそのモジュールを保持するための周辺装置
KR100933267B1 (ko) * 2001-08-22 2009-12-22 시에라 와이어리스 인코포레이티드 모듈 방식의 데이터 장치
US7650470B2 (en) 2001-06-28 2010-01-19 Trek 2000 International, Ltd. Method and devices for data transfer
JP2010527542A (ja) * 2007-05-04 2010-08-12 アルカテル−ルーセント プッシュ・メールなどの料金請求サービスのための方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7650470B2 (en) 2001-06-28 2010-01-19 Trek 2000 International, Ltd. Method and devices for data transfer
KR100933267B1 (ko) * 2001-08-22 2009-12-22 시에라 와이어리스 인코포레이티드 모듈 방식의 데이터 장치
US7668231B2 (en) 2001-08-22 2010-02-23 Sierra Wireless, Inc. Modular data device
KR20030056633A (ko) * 2001-12-28 2003-07-04 주식회사 디네트시스템즈 Cf 타입 cdma 모듈
JP2004147144A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Sharp Corp 電池内蔵カードアダプタおよび電池内蔵カードアダプタシステム
US7164866B2 (en) 2003-08-11 2007-01-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming device that writes log data to storage medium
US7324806B2 (en) 2003-09-17 2008-01-29 Nec Corporation System and method for storing and managing personal information
JP2008524945A (ja) * 2004-12-21 2008-07-10 ラルフ マイヤー データ送信モジュール及びそのモジュールを保持するための周辺装置
JP2006209170A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Canon Inc 中継装置及びその制御方法並びに印刷システム
JP2006245956A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Sanden Corp 通信機器用の接続装置
JP4704073B2 (ja) * 2005-03-02 2011-06-15 サンデン株式会社 通信機器用の接続装置
JP2010527542A (ja) * 2007-05-04 2010-08-12 アルカテル−ルーセント プッシュ・メールなどの料金請求サービスのための方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4176290B2 (ja) 2008-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3594930B2 (ja) 車両におけるハンドフリー無線通信
US7593723B2 (en) Modular personal device system
US5701515A (en) Interface for switching plurality of pin contacts to transmit data line and plurality of pin contacts to receive data line to interface with serial controller
AU772944B2 (en) Personal communicator
JP3393789B2 (ja) 情報処理端末
US6240302B1 (en) Wireless phone with removable personal information manager
US7072688B2 (en) Enhanced companion digital organizer for a cellular phone device
US6658268B1 (en) Enhanced companion digital organizer for a cellular phone device
JP2004503121A (ja) 第1及び第2のユーザーインターフェースを有する携帯通信装置と、携帯無線電話用のキーパッドと表示部とを含むアクセサリ装置
EP0848878A1 (en) Personal communications terminal
WO2004102930A1 (ja) 情報処理装置、その情報処理方法及び情報処理プログラム
JP4176290B2 (ja) 無線通信ユニット、バッテリユニット、充電装置および携帯端末
KR100651479B1 (ko) 휴대용 단말기의 데이터 저장 및 독출 방법
WO1995034958A1 (en) A pc card cellular-based communication system
JP2002359694A (ja) 携帯電話機及びそれを用いたデータ記憶システム
JP3434751B2 (ja) 携帯電話システム
WO2004029810A1 (fr) Procede et dispositif de stockage a semiconducteurs de combine telephonique et de systeme informatique
JP3660550B2 (ja) 無線通信ユニット
JPH06301445A (ja) 携帯型コンピュータ
KR100876551B1 (ko) 기능 복합형 명함 인식기
KR20020022738A (ko) 정보단말기용 확장팩
KR20020035298A (ko) 유에스비 포트를 적용한 이동통신 단말기
KR20010100592A (ko) 전자명함
US20080293457A1 (en) Mobile phone
JP2000341428A (ja) 携帯電話機用充電器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060123

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060427

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060704

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080820

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees