JP2004147123A - 環境感応式報知制御装置、環境感応式報知制御方法及び環境感応式報知制御プログラム - Google Patents
環境感応式報知制御装置、環境感応式報知制御方法及び環境感応式報知制御プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】外部温度センサ12が周囲の温度を検出しモニタリングし、外部温度設定記憶部14が所定の基準温度に対する周囲の温度の変化温度時に対応する動作手順を記憶する。着信報知制御部13が、外部温度センサ12より得られる外部温度の変化状況をチェックし、基準温度時から最大変化温度時への温度変化設定操作に合わせ、設定された値により演算し、着信報知鳴動時に適切な動作手順の制御信号を通知する。この通知された制御信号に基づく着信報知を着信報知鳴動部15が行う。本構成により、周囲の温度変化に合わせた着信動作を可能にし、温度変化によって音量、着信パターン及び明滅パターン等の着信報知の作動を可変とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器の設定条件や環境条件に応じて報知動作を制御する環境感応式報知制御装置、環境感応式報知制御方法及び環境感応式報知制御プログラムに関し、たとえば、周囲の温度、湿度等の環境条件に応じて報知動作を自動的に調整する環境感応式報知制御装置、環境感応式報知制御方法及び環境感応式報知制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機の呼出音の音量を調節する方法として、呼出音の音量を始めは小さく設定し、その後、次第に大きく設定する方法がある。該方法によれば、携帯電話機が静かな場所にある場合は、小さな音量で呼出音に反応することが可能となる。
従って、大音量の呼出音で周囲に迷惑をかける虞がない。
また、携帯電話機が騒がしい場所にある場合は、呼出音から一定時間を経過することにより大音量で呼出音が鳴るため、周囲の騒音によらず、着呼に反応することが可能となる。
【0003】
上記、呼出音の音量を始めは小さく設定し、その後、次第に大きく設定する方法を改良した従来技術として、マイクロホンを用いて周囲の騒音レベルを認識し、着信音量・音質・着信パターン等の報知音を変更する方法がある。該方法により、報知音量が小さすぎて報知音に気付くのが遅れる、または、報知音量が大きすぎて周囲に迷惑をかけることを防止するものがある(特許文献1参照)。
【0004】
また、本発明と類似する従来技術として、電気・電子楽器の音響装置の設定条件や環境条件に応じて周波数帯域に対応する音のレベルを修正するものがある。これにより、気温や湿度、演奏場所、出力先等の環境条件や演奏条件の影響を受けることなく、常に同じ音響を維持するものがある(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−075485号公報
【特許文献2】
特開平9−62272号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1には、次の2つの問題点がある。
第1の問題点は、携帯電話機の周囲の騒音レベルが、そのまま着信動作に反映されず、周囲の騒音量に応じた報知音量に設定されない場合がある。
その理由は、携帯電話機が、ユーザの手元に存在するか否かは分からず、また、衣服の内ポケット等に収納される場合があり得るためである。
第2の問題点は、いつまでも大音量で鳴り続ける場合がある。
その理由は、携帯電話機からユーザが離れ応答動作ができない場合があるためである。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、着信報知音の音量、着信パターン及び明滅パターン等の報知動作を、周囲の環境に応じて変化させる環境感応式報知制御装置、環境感応式報知制御方法及び環境感応式報知制御プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明は以下のような手段を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明は、周囲の温度を検出する外部温度センサと、周囲の温度変化に応じて報知動作する着信報知鳴動時の制御信号を記憶する着信報知動作記憶部と、外部温度センサにより検出した周囲の温度から得られる温度変化に応じた着信報知鳴動時の制御信号に設定する着信報知制御部と、着信報知制御部により設定された制御信号に基づく着信報知を行う着信報知鳴動部とを有して構成され、周囲の温度変化に合わせた着信動作を行うことを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の環境感応式報知制御装置において、温度変化に合わせた着信動作とは、着信報知音の音量、着信パターン及び明滅パターンを含む動作であることを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の環境感応式報知制御装置において、着信報知動作記憶部は、基準温度時と最大変化温度時との着信音量、着信パターン及び明滅パターンに対応する着信パターン制御信号、着信音量制御信号及び明滅パターン制御信号で構成される制御信号を設定するための記憶部であることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の環境感応式報知制御装置において、外部温度センサは、検出した周囲の温度を電気信号に変換してモニタリングするセンサであることを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の環境感応式報知制御装置において、着信報知制御部は、外部温度センサより得た電気信号をデジタル値に変換し、基準温度時から最大変化温度時への温度変化設定操作に合わせて変換した信号を用いて温度変化に応じた着信報知鳴動時の制御信号に設定することを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の環境感応式報知制御装置において、着信報知制御部は、外部温度センサから得られる外部温度の変化温度が所定の閾値を越えているか否かを判定し、該判定に応じた着信報知鳴動時の制御信号を前記着信報知鳴動部へ通知し、該通知された制御信号に基づく着信報知を行うことを特徴とする。
【0014】
請求項7記載の発明は、周囲の温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段により検出される温度変化を管理する温度管理手段と、温度管理手段により管理する温度変化に応じた報知動作を行う報知動作手段と、を有することを特徴とする。
【0015】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の環境感応式報知制御装置において、温度管理手段は、温度検出手段により検出される第1の周囲の温度を保存する保存手段を有し、温度検出手段により検出される第2の周囲の温度と、保存手段に保存した第1の周囲の温度と、の温度変化(温度差)を管理することを特徴とする。
【0016】
請求項9記載の発明は、請求項7または8記載の環境感応式報知制御装置において、報知動作手段は、温度変化(温度差)に応じた報知動作を決定するための所定の閾値を設定する設定手段と、温度管理手段により管理する温度変化(温度差)が、設定手段に設定された所定の閾値を越えているか否かを判定する判定手段と、を有し、判定手段の判定結果に応じた報知動作を行うことで、温度変化に応じた報知動作を行うことを特徴とする。
【0017】
請求項10記載の発明は、機器に具備する報知動作を、外部の環境に応じて制御する環境感応式報知制御方法であって、周囲の温度を検出する温度検出工程と、温度検出工程により検出される温度変化を管理する温度管理工程と、温度管理工程により管理する温度変化に応じた報知動作を行う報知動作工程と、を有することを特徴とする。
【0018】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の環境感応式報知制御方法において、温度管理工程は、温度検出工程により検出される第1の周囲の温度を保存する保存工程と、保存工程の後に第2の周囲の温度を検出する第2の温度検出工程と、を有し、第2の温度検出工程により検出する第2の周囲の温度と、保存工程により保存した第1の周囲の温度と、の温度変化(温度差)を管理することを特徴とする。
【0019】
請求項12記載の発明は、請求項10または11記載の環境感応式報知制御方法において、報知動作工程は、温度管理工程により管理する温度変化(温度差)が、予め設定された所定の閾値を越えているか否かを判定する判定工程を有し、判定工程の判定結果に応じた報知動作を行うことで、温度変化に応じた報知動作を行うことを特徴とする。
【0020】
請求項13記載の発明は、機器に具備する報知動作を、外部の環境に応じて制御する環境感応式報知制御プログラムであって、機器において、周囲の温度を検出する温度検出処理と、温度検出処理により検出される温度変化(温度差)を管理する温度管理処理と、温度管理処理により管理する温度変化(温度差)に応じた報知動作を行う報知動作処理と、を実行させることを特徴とする。
【0021】
請求項14記載の発明は、請求項13記載の環境感応式報知制御プログラムにおいて、温度管理処理は、温度検出処理により検出される第1の周囲の温度を保存する保存処理と、保存処理の後に第2の周囲の温度を検出する第2の温度検出処理と、を有し、機器において、第2の温度検出処理により検出する第2の周囲の温度と、保存処理により保存した第1の周囲の温度と、の温度変化(温度差)の管理を実行させることを特徴とする。
【0022】
請求項15記載の発明は、請求項13または14記載の環境感応式報知制御プログラムにおいて、報知動作処理は、温度管理処理により管理する温度変化(温度差)が、予め設定された所定の閾値を越えているか否かを判定する判定処理を有し、判定処理の判定結果に応じた報知動作を行うことで、温度変化に応じた報知動作を前記機器において実行させることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明にかかる環境感応式報知制御装置、環境感応式報知制御方法及び環境感応式報知制御プログラムの実施の形態を詳細に説明する。図1から図8を参照すると、本発明の環境感応式報知制御装置、環境感応式報知制御方法、環境感応式報知制御プログラムの実施の形態が示されている。図1から図3は、第1の実施の形態を示し、図4および図5は、第2の実施の形態を示す。また、図2及び図3は、第3の実施の形態を示し、図6は、第4の実施の形態を示し、図7及び図8は、第5の実施の形態を示す。
【0024】
(第1の実施の形態)
まず、図1から図3を参照しながら第1の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、第1の実施の形態における環境感応式報知制御装置の機能を説明するための概念図である。
以下、この環境感応式報知制御装置を携帯電話機に適用し、説明する。
携帯電話機は、該携帯電話機を利用する利用者10との関連において、着信報知動作記憶部11と、外部温度センサ12と、着信報知制御部13と、外部温度設定記憶部14と、着信報知鳴動部15と、の各機能部を有して構成される。
【0025】
着信報知動作記憶部11は、基準温度時と最大変化温度時との着信音量、着信パターン及び明滅パターンの各々に対応する着信音量制御信号、着信パターン制御信号及び明滅パターン制御信号で構成される着信制御信号を設定するための記憶部である。
外部温度センサ12は、周囲の温度を検出し、該検出した温度を電気信号に変換してモニタリングするセンサである。
【0026】
着信報知制御部13は、外部温度センサ12より得た電気信号をデジタル値に変換する。そして、該変換したデジタル値を基準温度時から最大変化温度時への温度変化設定操作に合わせて設定し、該設定値を外部温度設定記憶部14に送信し、格納する。
また、着信報知制御部13は、外部温度センサ12より得られる外部温度の変化温度を管理する。次に、着信報知制御部13は、該管理した変化温度と、外部温度設定記憶部14に格納された設定値を用いて演算し、着信報知鳴動時に適切な動作レベルの着信制御信号を着信報知動作記憶部11から設定する。
即ち、着信報知制御部13は、外部温度設定記憶部14に格納された基準温度時から最大変化温度時への温度変化設定操作に合わせて設定された設定値(閾値)を用いて、変化温度の値が、外部温度設定記憶部14に設定された設定値(閾値)を越えているか否かを判定し、着信報知鳴動時に適切な動作レベルの着信制御信号を着信報知動作記憶部11から設定する。そして、該設定した着信制御信号を着信報知鳴動部15へ通知する。
着信報知鳴動部15は、着信報知制御部13から通知された着信制御信号を用いて指示された制御信号に基づく報知動作を実行する。
【0027】
上記構成からなる環境感応式報知制御装置により、携帯電話機は、外部温度センサ12より得た電気信号を外部温度設定記憶部14に格納された設定値を用いて、温度変化に応じた報知動作の着信制御信号に設定し、該設定した着信制御信号に基づく報知動作を実行する。
これにより、周囲の温度変化に合わせた着信報知音の音量、着信パターン及び明滅パターン等に変更して報知動作を行うことが可能となる。
【0028】
次に、図2を参照しながら、環境感応式報知制御装置に適用される携帯電話機の構成例を説明する。
図2を参照すると、環境感応式報知制御装置は、サーモセンサ1と、レベル測定部2と、報知制御部3と、着信音量/パターン設定部4と、音量調整部5と、着信報知音を発生するスピーカ6と、を有して構成される。
【0029】
サーモセンサ1は、周囲の温度を検出して電気信号に変換する。そして、該変換した電気信号をレベル測定部2に送信する。
レベル測定部2は、サーモセンサ1から受信した電気信号を周囲の温度のレベルに応じたデジタル値に変換する。そして、該変換したデジタル値を報知制御部3に送信する。
報知制御部3は、レベル測定部2から受信した、デジタル値のレベルに応じた着信報知音の着信パターンと着信音量と明滅パターンとを設定する。そして、該設定した着信報知音の着信パターンと着信音量と明滅パターンとを着信音量/パターン設定部4に送信する。
着信音量/パターン設定部4は、報知制御部3で設定した着信パターンと着信音量と明滅パターンとに対応する着信パターン制御信号と着信音量制御信号と明滅パターン制御信号とを生成する。そして、該生成した着信パターン制御信号と着信音量制御信号とを音量調整部5に送信する。
音量調整部5は、着信音量/パターン設定部4から受信した、着信パターン制御信号と着信音量制御信号とを用いて、着信音量制御信号により制御されて設定された着信パターンの着信報知音信号のレベルを調整する。
スピーカ6は、音量調整部5によりレベル調整された着信報知音信号を基に着信報知音を発生する。
【0030】
上記構成からなる携帯電話機の具備する環境感応式報知制御装置により、報知制御部3は、データ設定部7に事前に設定された可変設定値を用いて、サーモセンサ1で検出した周囲温度変化に対応するデジタル値から、着信報知音の着信パターンと着信音量と明滅パターンとを設定し、該設定した着信パターンと着信音量とを基に、着信報知音の設定値を減少または増大させ、また、着信報知音の大きさに応じた着信パターンと、明滅パターンとを設定する。
なお、データ設定部7に設定される可変設定値は、季節、個人毎に、設定値を変更することができる。この変更は、ユーザの操作により変更することができる。
【0031】
(処理動作)
次に、図3を参照しながら上記構成からなる環境感応式報知制御装置の処理動作について説明する。
まず、サーモセンサ1は、この携帯電話機の周囲の温度を測定し(ステップS1)、該測定した温度の値を電気信号に変換する(ステップS2)。次に、該変換した電気信号をレベル測定部2に送る。レベル測定部2は、この電気信号を変換し、周囲の温度に対応するレベルのデジタル値を生成する(ステップS3)。次に、該生成したデジタル値を報知制御部3に送信する。
【0032】
報知制御部3は、デジタル値を受信すると、データ設定部7に保持された可変設定値を参照し、着信音量の増減量を制御する(ステップS4)。そして、報知制御部3は、レベル測定部2から受信したデジタル値のレベルに応じて、データ設定部7に保持された可変設定値から着信報知音の着信パターンと着信音量と明滅パターンとを設定する(ステップS5)。また、報知制御部3の設定した着信パターンと着信音量と明滅パターンとは、着信音量/パターン設定部4で、着信パターンと着信音量と明滅パターンとにそれぞれ対応する着信パターン制御信号と着信音量制御信号と明滅パターン制御信号とに設定される(ステップS6)。音量調整部5は、着信音量制御信号を用いて着信報知音信号のレベルを調整する(ステップS7)。音量調整部5によってレベル調整された着信報知音信号は、スピーカ6で拡声されて、この携帯電話機の操作者への着信報知音となる(ステップS8)。また、着信音量/パターン設定部4で設定された着信制御信号と明滅パターン制御信号とに応じた着信パターンと明滅パターンで報知動作を行う。
【0033】
このように、周囲の温度変化を測定し、該測定した変化温度に応じて、予め設定された着信報知音の着信パターンと着信音量と明滅パターンとに設定することで、第1の実施の形態は以下に示す効果が得られる。
第1の効果は、携帯電話機を身体から離した場合に着信動作を可変できることにある。その理由は、外部温度変化により着信動作を変更することができるためである。
これは、携帯電話機を所持している場合と、所持していない場合と、では携帯電話機本体の具備するサーモセンサ1が感知する温度が違うため、該感知する温度変化に応じて、着信パターン、着信音量、明滅パターン等を設定することで、着信動作を変更することができる。
従って、着信に気が付いた所持者が、携帯電話機に触れることで、呼出音の音量を小さくすることができるため、カバンやポケット等の中から携帯電話機を取り出す際に呼出音が大音量で響き渡るのを回避することが可能となり、携帯電話機の周囲の人に不快感を与えることなく効率的に着呼に対応することができる。
【0034】
第2の効果は、携帯電話に応答できない場合に、鳴動動作を極小にできることにある。その理由は、外部温度変化により着信動作を変更することができるためである。
これは、携帯電話機の具備するサーモセンサ1が感知する温度変化に応じて、着信パターン、着信音量、明滅パターン等を設定することで、例えば、携帯電話機を所持していない場合に、または、携帯電話機を所持している場合に、予め、鳴動動作を極小に設定する。これにより、携帯電話機を所持せず、電話に応答できない場合に、鳴動動作を極小にすることができる。また、携帯電話機を所持している場合でも、電話に応答できない場合に鳴動動作を極小にすることができる。
【0035】
第3の効果は、携帯電話機を所持せず携帯電話の着信が聞こえにくい場合に鳴動動作を極大にできることにある。その理由は、温度変化により着信動作を可変することができるためである。
これは、携帯電話機の具備するサーモセンサ1が感知する温度変化に応じて、着信パターン、着信音量、明滅パターン等を設定することで、例えば、携帯電話機を所持していない場合に、予め、鳴動動作を極大に設定する。これにより、携帯電話機を所持せず、電話の着信が聞こえない場合に、鳴動動作を極大にすることができる。
【0036】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について詳細に説明する。
第2の実施の形態は、サーモセンサと湿度センサとを用いて、報知動作を制御する環境感応式報知制御装置である。
まず、図4を参照しながら第2の実施の形態における環境感応式報知制御装置の構成について説明する。
【0037】
第2の実施の形態における環境感応式報知制御装置は、着信時に周囲の温度を検出して電気信号に変換するサーモセンサ1と、周囲の湿度を検出して電気信号に変換する湿度センサ8と、電気信号のレベルをデジタル値に変換するレベル測定部2と、デジタル値を受けると着信報知音の着信パターンと着信音量と明滅パターンとをデジタル値の大きさに応じて演算する報知制御部3と、該報知制御部3からの着信パターンと着信音量と明滅パターンとのそれぞれに対応する着信パターン制御信号と着信音量制御信号と明滅パターン制御信号とを生成する着信音量/パターン設定部4と、着信音量制御信号により制御されて設定された着信パターンの着信報知音信号のレベルを調整する音量調整部5と、音量調整部5によってレベル調整された着信報知音信号から着信報知音を生ずるスピーカ6と、を有して構成される。
【0038】
なお、報知制御部3は、事前に設定されたデータ設定部7の値を用いてデジタル値の変化に応じて着信報知音の設定値を減少または増大させ、また、着信報知音の大きさに応じた着信パターンと明滅パターンとを設定する。
【0039】
次に、図5を参照しながら第2の実施の形態におけるシステム全体の処理動作について詳細に説明する。
まず、サーモセンサ1はこの携帯電話機の周囲の温度を測定し、湿度センサ8は湿度を測定する(ステップS11)。次に、サーモセンサ1は、測定した温度の値を電気信号に変換し、該変換した電気信号をレベル測定部2に送信する。同様に、湿度センサ8は、測定した湿度の値を電気信号に変換し、該変換した電気信号をレベル測定部2に送信する(ステップS12)。
ここで、レベル測定部2は、サーモセンサ1と湿度センサ8とから受信した電気信号を、該受信した電気信号のレベルに応じたデジタル値に変換し(ステップS12)、該変換したデジタル値を報知制御部3に送る。
【0040】
報知制御部3は、レベル測定部2からデジタル値を受信すると演算を行い、デジタル値のレベルに応じた着信報知音の着信パターンと着信音量と明滅パターンとを設定する。その際、データ設定部7に保持された可変設定値を参照し、着信音量の増減量を制御する。次に、報知制御部3の設定した着信パターンと着信音量と明滅パターンとは、着信音量/パターン設定部4で、着信パターンと着信音量と明滅パターンとにそれぞれ対応する着信パターン制御信号と着信音量制御信号と明滅パターン制御信号とに設定される(ステップS16)。
【0041】
音量調整部5は、着信音量/パターン設定部4で設定した着信音量制御信号を用いて制御され、着信報知音信号のレベルを調整する(ステップS17)。次に、音量調整部5によりレベル調整された着信報知音信号は、スピーカ6で拡声されて、この携帯電話機の操作者への着信報知音となる(ステップS18)。また、着信音量/パターン設定部4で設定した着信パターン制御信号と明滅パターン制御信号とに応じた着信パターンと明滅パターンとで着信報知動作を行う。
【0042】
このように、携帯電話機の周囲の温度と湿度との値を測定し、該測定した値の変化の大きさに応じた着信音量と着信パターンと明滅パターンとの制御信号を設定する。そして、設定した制御信号を基に着信報知音のレベルを調整し、スピーカを用いて報知する。また、設定した制御信号を基に報知動作を行う。
【0043】
なお、データ設定部7に保持するデータにおいて、雨季・乾季、または、夏季・冬季により、身体離反条件を設定する際に、反比例予測等が必要な場合があるが、湿度測定機能を追加させることにより基準値決定を正確に行うことが可能となる。
【0044】
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、第1の実施の形態における温度変化を感知する部分(サーモセンサ)をイヤホンマイクに用いた例である。
携帯電話のイヤホンマイクは、運転中や作業中におけるハンズフリー通話に用いられる。このイヤホンマイクを用いることで、外部の音が遮断され、高音質の環境で、手ぶらで通話することが可能となる。このイヤホンマイクに対し、温度変化を感知する部分を設けることで、イヤホンマイクを装着している場合と、装着していない場合とで、着信報知音の音量、着信パターン及び、明滅パターン等を変化して動作できる構成を提供する。
以下、図2、図3を参照しながら第3の実施の形態について詳細に説明する。
【0045】
まず、第3の実施の形態にかかるイヤホンマイクの具備する環境感応式報知制御装置の構成について説明する。
イヤホンマイクは第1の実施の形態と同様に、サーモセンサ1と、レベル測定部2と、報知制御部3と、着信音量/パターン設定部4と、音量調整部5と、スピーカ6と、を有して構成される。
【0046】
サーモセンサ1は、周囲の温度を検出し、該検出した温度を電気信号に変換する。
例えば、イヤホンマイクを耳に装着した場合、または、イヤホンマイク耳に装着していない場合の温度を検出する。
【0047】
レベル測定部2は、サーモセンサ1で変換した電気信号をデジタル信号値に変換する。
報知制御部3は、レベル測定部2で変換したデジタル信号値の値に応じて着信報知音の着信パターンと着信音量と明滅パターンを設定する。
また、報知制御部3は、周囲の温度変化により得られるデジタル値により、着信報知音の設定値を減少または増大させる。また、着信報知音の音量に応じた着信パターンと明滅パターンとを設定する。
着信音量/パターン設定部4は、報知制御部3で設定した着信パターンと着信音量と明滅パターンとに対応する着信パターン制御信号と着信音量制御信号と明滅パターン制御信号とを生成する。
音量調整部5は、着信音量/パターン設定部4で生成した着信報知音信号のレベルを調整する。
スピーカ6は、音量調整部5によりレベル調整された着信報知音信号から着信報知音を発生する。
【0048】
次に、図3を参照しながら上記構成からなるイヤホンマイクを用いた着信報知の処理動作について説明する。
まず、サーモセンサ1は、イヤホンマイク周辺の温度を検出し(ステップS1)、該検出した温度を電気信号に変換する(ステップS2)。次に、サーモセンサ1は、該変換した電気信号をレベル測定部2に送信する。
ここで、レベル測定部2は、サーモセンサ1から受信した電気信号を周囲の温度に対応するデジタル値に変換する(ステップS3)。次に、レベル測定部2は、該変換したデジタル値を報知制御部3に送信する。
【0049】
報知制御部3は、レベル測定部2から受信したデジタル値のレベルに応じて、着信報知音の着信パターンと、着信音量と、明滅パターンと、を設定する(ステップS5)。
この時、報知制御部3は、データ設定部7に設定した可変設定値を参照して(ステップS4)、着信音量の増減を制御する。
即ち、報知制御部3は、レベル測定部2から受信したデジタル値が、データ設定部7に設定した閾値を越えているか否かを判定し、該判定により、着信報知音の音量を大きくするか、または、音量を小さくするかを決定する。
【0050】
次に、報知制御部3は、該設定した着信パターンと、着信音量と、明滅パターンと、を着信音量/パターン設定部4に送信する。着信音量/パターン設定部44は、報知制御部3から受信した着信パターンと、着信音量と、明滅パターンと、にそれぞれ対応する着信パターン制御信号と、着信音量制御信号と、明滅パターン制御信号と、に設定する(ステップS6)。次に、音量調整部5は、着信音量/パターン設定部4で設定した着信音量制御信号を用いて、着信報知音信号のレベルを調整する(ステップS7)。そして、音量調整部5は、レベル調整した着信報知音信号をスピーカ6に送信する。スピーカ6は、音量調整部5から受信した着信報知音信号を用いて拡声され、着信報知音として外部に出力する(ステップS8)。
【0051】
このように、イヤホンマイクに具備するサーモセンサ1で検出する温度を用いて変化温度の値を測定し、該測定した変化温度の値が、所定の閾値を越えているか否かを判定し、該判定した結果を基に、予め判定結果に応じて設定した着信音量、着信パターン、明滅パターンを用いて報知動作を行うことで、温度変化に応じた報知動作を可能とする。
【0052】
なお、イヤホンマイクと携帯電話機との両方に、温度変化を感知する部分(サーモセンサ1)を設けることも可能であり、イヤホンマイクを装着または携帯電話機を保持することで、温度変化を感知し、該温度変化に応じた報知動作を可能とする。
また、イヤホンマイクを装着せず、かつ、携帯電話機を保持しない場合には、着信報知音の音量を始めから大きくすることで、使用者が速く着信報知音を察知することが可能となる。
【0053】
なお、環境感応式報知制御装置の具備する構成は、イヤホンマイクと、携帯電話機とに具備し、図2示す構成を具備するように構成すれば特に限定しない。
例えば、イヤホンマイクに、図2に示す全ての構成部分(サーモセンサ1と、レベル測定部2と、報知制御部3と、着信音量/パターン設定部4と、音量調整部5と、着信報知音を発生するスピーカ6)を具備することでもよく、イヤホンマイクにサーモセンサ1と、音量調整部5と、着信報知音を発生するスピーカ6と、を具備し、携帯電話機にレベル測定部2と、報知制御部3と、着信音量/パターン設定部4と、データ設定部7と、を具備する構成でも可能である。
また、イヤホンマイクに、サーモセンサ1と湿度センサ8とを有し、第2の実施の形態と同様な構成を取ることも可能である。
【0054】
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について詳細に説明する。
第4の実施の形態は、イヤホンマイクに圧力を感知する圧力センサを設けた構成を取る。これは、第3の実施の形態において、イヤホンマイクにサーモセンサ1を具備することで温度変化を測定し、着信報知音を制御していたが、イヤホンマイクを耳に装着する際の圧力の変化を用いることで、着信報知音を制御する構成とした。
以下、図6を参照しながら第4の実施の形態について詳細に説明する。
イヤホンマイクは、感圧センサ9と、レベル測定部2と、報知制御部3と、着信音量/パターン設定部4と、音量調整部5と、スピーカ6と、データ設定部7と、を有して構成される。以下、格構成の処理動作について説明する。
【0055】
感圧センサ9は、イヤホンマイクを耳に装着した際の圧力を感知して電気信号に変換する。また、該変換した電気信号をレベル測定部に送信する。
レベル測定部2は、感圧センサ9から受信した電気信号のレベルをデジタル値に変換し、該変換したデジタル値を報知制御部3に送信する。
報知制御部3は、レベル測定部2から受信したデジタル値のレベルに応じて着信報知音の着信パターンと着信音量と明滅パターンとを設定し、該設定した着信パターンと着信音量と明滅パターンとを着信音量/パターン設定部4に送信する。
着信音量/パターン設定部4は、報知制御部3から受信した着信パターンと着信音量と明滅パターンとに対応する着信パターン制御信号と、着信音量制御信号と、明滅パターン制御信号とを生成し、該生成した着信パターン制御信号と、着信音量制御信号と、を音量調整部5に送信する。
音量調整部5は、着信音量/パターン設定部4から受信した着信パターン制御信号と、着信音量制御信号と、を基に、着信報知音信号のレベルを調整し、スピーカ6に送信する。
スピーカ6は、音量調整部5により調整された着信報知音信号を基に着信報知音を発生する。
【0056】
上記構成からなるイヤホンマイクの具備する環境感応式報知制御装置は、第3の実施の形態における処理動作と同様な工程を踏み、感圧センサ9で検出したデジタル値から測定する圧力変化の値が、データ設定部7に事前に設定された設定値(閾値)を越えているか否かを判定し、該判定結果に応じて着信報知音の設定値を減少または増大させ、また、着信報知音の大きさに応じた着信パターンと明滅パターンとを設定する。
これにより、環境感応式報知制御装置は、圧力変化を感知し、該感知した圧力変化が所定の閾値を越えている場合(イヤホンマイクを装着している場合)には、着信報知動作を自動的に変更することが可能となる。
例えば、イヤホンマイクを装着している場合には、自動的にバイブ機能に設定し、イヤホンマイクの着信時の音量を小さく設定することで、着信時に携帯電話機本体の場所を振動で知らせることが可能となる。
【0057】
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態は、環境感応式報知制御装置に温度を感知するサーモセンサと、音響の変化を感知する音響センサとを具備し、温度変化と音響変化とを用いて報知動作を制御する構成を取る。
以下、図7を参照しながら、第5の実施の形態における環境感応式報知制御装置の構成について詳細に説明する。
【0058】
環境感応式報知制御装置は、サーモセンサ20と、温度状態保持部21と、温度状態比較部22と、音響センサ23と、報知動作制御部24と、反響状態検出部25と、トーン発生制御部26と、スピーカ27と、を有して構成される。
【0059】
サーモセンサ20は、携帯電話機の周囲の温度を検出し、該検出した温度を電気信号に変換する。
温度状態保持部21は、サーモセンサ20が検出した携帯電話機の周囲の温度を保持する。
温度状態比較部22は、サーモセンサ20で検出した周囲の温度と、温度状態保持部21に保持する周囲の温度とを比較する。より詳細には、サーモセンサ20で検出した周囲の温度と、温度状態保持部21に保持する周囲の温度と、の温度差(温度変化)を検出し、該検出した温度差(温度変化)が、予め設定された所定の閾値を越えているか否かを判定する。なお、閾値は、ユーザからの設定操作により自由に設定することも可能である。また、予め機器内に設定された閾値を用いることも可能である。
【0060】
音響センサ23は、マイクロホン等を有して構成され、周囲の音響を検出する。
反響状態検出部25は、音響センサ23で検出した第1の音響と、第1の音響の反響音を音響センサ23で検出した第2の音響とを比較する。
報知動作制御部24は、着呼、アラーム等の報知動作制御を開始すると、温度状態比較部22と反響状態検出部25とを制御する。該制御により報知動作制御部24は、温度状態比較部22と反響状態検出部25とから出力する出力信号に基づいてトーン発生制御部26に報知音の発生を指示する。
また、報知動作制御部24は、温度状態比較部22と反響状態検出部25から出力する出力信号に基づいて、報知音のパターン、報知音量、明滅パターン等の報知動作を制御する。
トーン発生制御部26は、報知動作制御部24から指示により、スピーカ27から報知音を発生する。
【0061】
次に、図8を参照しながら上記構成からなる環境感応式報知制御装置の報知動作を説明する。
報知動作制御部24は、着呼、アラーム等により報知動作を開始すると、温度状態比較部22と反響状態検出部25との処理を開始させるように制御する。該制御により温度状態比較部22は、サーモセンサ20により検出した携帯電話機の周囲の温度と、温度状態保持部21に保持する携帯電話機の周囲の温度と、を比較する(ステップS30)。状態比較部22は、サーモセンサ20により検出した携帯電話機の周囲の温度と、温度状態保持部21に保持する携帯電話機の周囲の温度と、の温度差(温度変化)を検出し、該検出した温度差(温度変化)が、予め設定された所定の閾値を越えているか否かを判定する。報知動作制御部24は、温度状態比較部22による比較判定により、所定の閾値を越えていない場合は、大きい音響で報知音の発生を開始することとなる(ステップS31)。また、所定の閾値を越えている場合には、小さい音響で報知音の発生を開始することとなる(ステップS32)。
【0062】
報知音の発生が開始されると、報知動作制御部24からの開始制御により反響状態検出部25は、音響センサ23により報知音の音響を検出し、該音響センサ23で検出した第1の音響と、第1の反響音である第2の音響とを比較する(ステップS33)。
該比較により、音響センサ23により検出した信号に報知音の反響音が大音量で含まれている場合、または、低域成分の報知音が含まれている場合には、報知動作制御部24はトーン発生制御部26に対して報知音の低域成分を増加させるように制御する(ステップS34)。
これにより、周囲の人に不快感を与えない周波数成分(低音)の呼出し音を発生する。
【0063】
次に、報知動作制御部24は、報知時の携帯電話機の周囲温度を保持するための制御信号を温度状態保持部21に対して送信する。そして、スピーカ27から報知音を発生している際には、サーモセンサ20により検出する温度に変化があるか否かを温度状態比較部22に管理させる(ステップS35)。
【0064】
温度状態比較部22は、該管理により、サーモセンサ20により検出する温度から求める温度差(変化温度)が、所定の閾値を越えた場合には、トーン発生制御部26に対し報知音の総音量を減少させるように制御する(ステップS36)。
【0065】
このように、サーモセンサ20と音響センサ23とを用いて、
サーモセンサ20が検出する温度差(温度変化)が、所定の閾値を越えているか否かを判定し、該判定により、閾値を越えている場合には、報知音の音量を減少させ報知する。また、閾値を越えていない場合には、報知音の音量を増加させ報知する。
また、音響センサ23により検出した信号に報知音の反響音が大音量で含まれている場合、または、低域成分の報知音が含まれている場合には、報知音の低域成分を増加させて報知する。
これにより、報知音を発生した際に周囲の人に不快感を与えることなく報知音を報知することが可能となる。
【0066】
これは、例えば、携帯電話機をカバンやポケットの中に収納されている場合に、音響センサ23を用いることで、報知音の反響音を検出して、単に報知音を大きくするだけではなく、低域(低音)のみを大きくすることにより、携帯電話機の周囲の人に不快感を与えることなく、効率的な報知音を提供することが可能となる。
また、サーモセンサ20を用いることで、カバンやポケットから携帯電話機を所持する際に、人体の温度を感知する。これにより、外部との(温度差)温度変化を用いて報知音の音量を小さくすることで、携帯電話機の周囲の人に不快感を与えることなく、効率的な報知音を提供することが可能となる。
【0067】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例である。ただし、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
例えば、第1から第5の実施の形態における環境感応式報知制御装置に、予めプログラムを格納し、上記各実施の形態の処理動作を実行させることでも良く、プログラムを記録した記録媒体を用いて、環境感応式報知制御装置内にプログラムを格納することで、上記各実施の形態の処理動作を実行させることでもよい。また、報知動作としては、電話の着信の際に行う処理動作だけではなく、指定時刻になるアラーム音等、移動体通信端末装置を利用するユーザに対して、聴覚を介しての報知を促す動作であれば特に限定しない。
【0068】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明は以下のような効果を奏する。
周囲の温度を検出する外部温度センサと、周囲の温度変化に応じて報知動作する着信報知鳴動時の制御信号を記憶する着信報知動作記憶部と、前記外部温度センサにより検出した周囲の温度から得られる温度変化に応じた着信報知鳴動時の制御信号に設定する着信報知制御部と、前記着信報知制御部により設定された前記制御信号に基づく着信報知を行う着信報知鳴動部とを有し、前記周囲の温度変化に応じた報知動作を行うことを可能とした。
これにより、周囲の人に不快感を与えることなく、効率的に報知音に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における環境感応式報知制御装置の実施形態の機能を説明するための概念図である。
【図2】環境感応式報知制御装置に適用される携帯電話機の構成例を示すブロック図である。
【図3】実施例の動作例を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態に適用される携帯電話機の構成例を示すブロック図である。
【図5】第2の実施の形態における動作例を示すフローチャートである。
【図6】第4の実施の形態に適用されるマイクロホンの構成例を示すブロック図である。
【図7】第5の実施の形態に適応される構成例を示すブロック図である。
【図8】第5の実施の形態に適用される動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、20 サーモセンサ
2 レベル測定部
3 報知制御部
4 着信音量/パターン設定部
5 音量調整部
6、27 スピーカ
7 データ設定部
8 湿度センサ
9 感圧センサ
11 着信報知動作記憶部
12 外部温度センサ
13 着信報知制御部
14 外部温度設定記憶部
15 着信報知鳴動部
21 温度状態保持部
22 温度状態比較部
23 音響センサ
24 報知動作制御部
25 反響状態検出部
26 トーン発生制御部
Claims (15)
- 周囲の温度を検出する外部温度センサと、
周囲の温度変化に応じて報知動作する着信報知鳴動時の制御信号を記憶する着信報知動作記憶部と、
前記外部温度センサにより検出した周囲の温度から得られる温度変化に応じた着信報知鳴動時の制御信号に設定する着信報知制御部と、
前記着信報知制御部により設定された前記制御信号に基づく着信報知を行う着信報知鳴動部とを有して構成され、
前記周囲の温度変化に合わせた着信動作を行うことを特徴とする環境感応式報知制御装置。 - 前記温度変化に合わせた着信動作とは、
着信報知音の音量、着信パターン及び明滅パターンを含む動作であることを特徴とする請求項1記載の環境感応式報知制御装置。 - 前記着信報知動作記憶部は、
基準温度時と最大変化温度時との着信音量、着信パターン及び明滅パターンに対応する着信パターン制御信号、着信音量制御信号及び明滅パターン制御信号で構成される制御信号を設定するための記憶部であることを特徴とする請求項1または2記載の環境感応式報知制御装置。 - 前記外部温度センサは、
検出した周囲の温度を電気信号に変換してモニタリングするセンサであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の環境感応式報知制御装置。 - 前記着信報知制御部は、
前記外部温度センサより得た電気信号をデジタル値に変換し、基準温度時から最大変化温度時への温度変化設定操作に合わせて変換した信号を用いて前記温度変化に応じた着信報知鳴動時の制御信号に設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の環境感応式報知制御装置。 - 前記着信報知制御部は、
前記外部温度センサから得られる外部温度の変化温度が所定の閾値を越えているか否かを判定し、該判定に応じた着信報知鳴動時の制御信号を前記着信報知鳴動部へ通知し、該通知された制御信号に基づく着信報知を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の環境感応式報知制御装置。 - 周囲の温度を検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段により検出される温度変化を管理する温度管理手段と、
前記温度管理手段により管理する温度変化に応じた報知動作を行う報知動作手段と、
を有することを特徴とする環境感応式報知制御装置。 - 前記温度管理手段は、
前記温度検出手段により検出される第1の周囲の温度を保存する保存手段を有し、
前記温度検出手段により検出される第2の周囲の温度と、前記保存手段に保存した第1の周囲の温度と、の温度変化(温度差)を管理することを特徴とする請求項7記載の環境感応式報知制御装置。 - 前記報知動作手段は、
温度変化(温度差)に応じた報知動作を決定するための所定の閾値を設定する設定手段と、
前記温度管理手段により管理する温度変化(温度差)が、前記設定手段に設定された所定の閾値を越えているか否かを判定する判定手段と、
を有し、
前記判定手段の判定結果に応じた報知動作を行うことで、温度変化に応じた報知動作を行うことを特徴とする請求項7または8記載の環境感応式報知制御装置。 - 機器に具備する報知動作を、外部の環境に応じて制御する環境感応式報知制御方法であって、
周囲の温度を検出する温度検出工程と、
前記温度検出工程により検出される温度変化を管理する温度管理工程と、
前記温度管理工程により管理する温度変化に応じた報知動作を行う報知動作工程と、
を有することを特徴とする環境感応式報知制御方法。 - 前記温度管理工程は、
前記温度検出工程により検出される第1の周囲の温度を保存する保存工程と、
前記保存工程の後に第2の周囲の温度を検出する第2の温度検出工程と、
を有し、前記第2の温度検出工程により検出する第2の周囲の温度と、前記保存工程により保存した第1の周囲の温度と、の温度変化(温度差)を管理することを特徴とする請求項10記載の環境感応式報知制御方法。 - 前記報知動作工程は、
前記温度管理工程により管理する温度変化(温度差)が、予め設定された所定の閾値を越えているか否かを判定する判定工程を有し、
前記判定工程の判定結果に応じた報知動作を行うことで、温度変化に応じた報知動作を行うことを特徴とする請求項10または11記載の環境感応式報知制御方法。 - 機器に具備する報知動作を、外部の環境に応じて制御する環境感応式報知制御プログラムであって、
前記機器において、
周囲の温度を検出する温度検出処理と、
前記温度検出処理により検出される温度変化(温度差)を管理する温度管理処理と、
前記温度管理処理により管理する温度変化(温度差)に応じた報知動作を行う報知動作処理と、
を実行させることを特徴とする環境感応式報知制御プログラム。 - 前記温度管理処理は、
前記温度検出処理により検出される第1の周囲の温度を保存する保存処理と、
前記保存処理の後に第2の周囲の温度を検出する第2の温度検出処理と、
を有し、
前記機器において、
前記第2の温度検出処理により検出する第2の周囲の温度と、前記保存処理により保存した第1の周囲の温度と、の温度変化(温度差)の管理を実行させることを特徴とする請求項13記載の環境感応式報知制御プログラム。 - 前記報知動作処理は、
前記温度管理処理により管理する温度変化(温度差)が、予め設定された所定の閾値を越えているか否かを判定する判定処理を有し、
前記判定処理の判定結果に応じた報知動作を行うことで、温度変化に応じた報知動作を前記機器において実行させることを特徴とする請求項13または14記載の環境感応式報知制御プログラム。
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