JP2002238100A - 難聴者支援方法およびその装置 - Google Patents

難聴者支援方法およびその装置

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JP2002238100A
JP2002238100A JP2001032947A JP2001032947A JP2002238100A JP 2002238100 A JP2002238100 A JP 2002238100A JP 2001032947 A JP2001032947 A JP 2001032947A JP 2001032947 A JP2001032947 A JP 2001032947A JP 2002238100 A JP2002238100 A JP 2002238100A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望する音声情報を的確に伝達できる難聴者
支援装置を提供する。 【解決手段】 インターホン6の呼び出し音および通話
音および電話機7の着信音および通話音または火災報知
器8からの警報に基づく誘導磁界を磁気誘導アンプ3で
ループアンテナ2a,2b,2cから発生する。ループアンテ
ナ2a,2b,2cにより発生した誘導磁界から、補聴器で交
流電圧を誘起し音声信号に変換してイヤーホンから出力
する。イヤーホンから出力させた音声信号を難聴者が聞
く。インターホン6の呼び出し音および通話音、電話機
7の着信音および通話音または火災報知器8からの警報
を難聴者に的確に伝達できる。インターホン6、電話機
7および火災報知器8などの所望する音声情報を的確に
伝達できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を音声で出力
する音声出力手段からの音声情報を難聴者に支援して伝
達する難聴者支援方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、難聴者などの聴覚が優れていない
人は、周囲の音声をマイクで拾って拡声してイヤホーン
のスピーカから出力する補聴器を利用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
補聴器では、無作為に周囲の音声をマイクで拾ってしま
うため、所望する音声以外の音声、例えば騒音なども拡
声してスピーカから出力してしまい、所望する音声を的
確に補聴して理解することができない。
【0004】このため、生活する上で必要な音声、例え
ば電話機の着信音やインターホンの呼び出し音など、ま
たは火災報知器が発する警報などを的確に補聴または感
知することができず、生活に支障が生じてしまう。
【0005】また、難聴者が就寝する際には、通常、補
聴器の電源をオフにしてしまう。このため、就寝中に電
話機の着信音やインターホンの呼び出し音など、または
火災報知器からの警報などが発しられても、これら音声
を難聴者に補聴および感知させることができないという
問題を有している。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、所望する音声情報を難聴者に的確に伝達できる難
聴者支援方法およびその装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の難聴者支
援方法は、情報を音声で出力する音声出力手段からの信
号の受信で、この信号に基づく誘導磁界を発生させ、こ
の誘導磁界から交流電圧を誘起し、この交流電圧を音声
信号に変換して出力するものである。
【0008】そして、この構成では、情報を音声で出力
する音声出力手段からの信号の受信で、この信号に基づ
く誘導磁界を発生させる。次いで、この誘導磁界から交
流電圧を誘起し、この交流電圧を音声信号に変換して出
力する。この結果、この音声信号を難聴者が聞き取るこ
とにより、音声出力手段から出力される音声情報がこの
難聴者に的確に伝達可能となる。よって、所望する音声
情報を出力する音声出力手段に適応させることにより、
所望する音声出力手段から出力される音声情報が難聴者
に的確に伝達可能となる。
【0009】請求項2記載の難聴者支援方法は、請求項
1記載の難聴者支援方法において、音声出力手段からの
信号の受信で、この信号を所定の言語信号に変換し、こ
の言語信号に基づく誘導磁界を発生させるものである。
【0010】そして、この構成では、音声出力手段から
の信号の受信で、この信号を所定の言語信号に変換した
後、この言語信号に基づく誘導磁界を発生させる。次い
で、この誘導磁界から交流電圧を誘起し、この交流電圧
を音声信号に変換して出力する。この結果、この音声信
号を難聴者が聞き取ることにより、どの音声出力手段か
ら出力された音声情報であるかが難聴者に的確に伝達可
能となるとともに、音声出力手段から出力される音声情
報がより的確に把握可能となる。よって、所望する音声
出力手段に適応させることにより、所望する音声出力手
段からの音声情報が難聴者に的確に伝達および把握可能
となる。
【0011】請求項3記載の難聴者支援方法は、請求項
1または2記載の難聴者支援方法において、音声出力手
段は、通話音を出力するインターホン、および通話音を
出力する電話機の少なくともいずれか1つ以上であるも
のである。
【0012】そして、この構成では、通話音を出力する
インターホン、および通話音を出力する電話機の少なく
ともいずれか1つ以上からの信号の受信で、この信号に
基づく誘導磁界を発生させ、この誘導磁界から交流電圧
を誘起し、この交流電圧を音声信号に変換して出力す
る。このため、この音声信号を難聴者が聞き取ることに
より、インターホンおよび電話機の少なくともいずれか
1つ以上から出力される通話音が難聴者に的確に把握可
能となる。
【0013】請求項4記載の難聴者支援方法は、情報を
音声で出力する音声出力手段からの信号の受信で寝具を
振動させるものである。
【0014】そして、この構成では、情報を音声で出力
する音声出力手段からの音声信号の受信で寝具が振動す
るので、この寝具を用いて就寝すれば、就寝中に寝具の
振動を感知することにより、就寝中に音声出力手段から
の音声情報の出力が難聴者でも感知可能となる。
【0015】請求項5記載の難聴者支援方法は、請求項
1ないし4いずれか記載の難聴者支援方法において、音
声出力手段は、呼び出し音を出力するインターホン、着
信音を出力する電話機、および警報を発する火災報知器
の少なくともいずれか1つ以上であるものである。
【0016】そして、この構成では、呼び出し音を出力
するインターホン、着信音を出力する電話機、および警
報を発する火災報知器の少なくともいずれか1つ以上と
音声出力手段をすることにより、難聴者であっても、こ
れらインターホンの呼び出し音、電話機の着信音、およ
び火災報知器の少なくともいずれか1つ以上から出力さ
れる音声情報が的確に伝達可能となる。
【0017】請求項6記載の難聴者支援装置は、情報を
音声で出力する音声出力手段と、この音声出力手段から
の信号の受信で、この信号に基づく誘導磁界を発生させ
る磁気誘導手段とを具備しているものである。
【0018】そして、この構成では、情報を音声で出力
する音声出力手段からの信号の受信で、この信号に基づ
く誘導磁界を磁気誘導手段で発生させる。このため、例
えばこの誘導磁界から交流電圧を誘起してこの交流電圧
を音声信号に変換し、この音声信号を出力させて、この
音声信号を難聴者が聞き取ることにより、音声出力手段
から出力される音声情報がこの難聴者に的確に伝達可能
となる。よって、所望する音声情報を出力する音声出力
手段からの信号を磁気誘導手段に受信させることによ
り、所望する音声出力手段から出力される音声情報が難
聴者に的確に伝達可能となる。
【0019】請求項7記載の難聴者支援装置は、請求項
6記載の難聴者支援装置において、音声出力手段からの
信号の受信で、この信号を所定の言語信号に変換する音
声合成手段を具備し、磁気誘導手段は、前記音声合成手
段からの前記言語信号の受信で、この言語信号に基づく
誘導磁界を発生するものである。
【0020】そして、この構成では、音声出力手段から
の信号の受信で、この信号を所定の言語信号に音声合成
手段で変換した後、この言語信号に基づく誘導磁界を磁
気誘導手段で発生させる。このため、例えばこの磁気誘
導手段にて発生させた誘導磁界から交流電圧を誘起し、
この交流電圧を音声信号に変換して出力し、この音声信
号を難聴者が聞き取ることにより、どの音声出力手段か
ら出力された音声情報であるかが難聴者に的確に伝達可
能となるとともに、音声出力手段から出力される音声情
報がより的確に把握可能となる。よって、所望する音声
情報を出力する音声出力手段からの信号を音声合成手段
で受信することにより、所望する音声出力手段からの音
声情報が難聴者に的確に伝達および把握させることが可
能となる。
【0021】請求項8記載の難聴者支援装置は、請求項
6または7記載の難聴者支援装置において、音声出力手
段は、通話音を出力するインターホン、および通話音を
出力する電話機の少なくともいずれか1つ以上であるも
のである。
【0022】そして、この構成では、通話音を出力する
インターホン、および通話音を出力する電話機の少なく
ともいずれか1つ以上からの信号の受信で、この信号に
基づく誘導磁界を磁気誘導手段で発生させるので、例え
ばこの誘導磁界から交流電圧を誘起し、この交流電圧を
音声信号に変換して出力し、この音声信号を難聴者が聞
き取ることにより、インターホンおよび電話機の少なく
ともいずれか1つ以上から出力される通話音が難聴者に
的確に把握可能となる。
【0023】請求項9記載の難聴者支援装置は、情報を
音声で出力する音声出力手段と、この音声出力手段から
の信号の受信で振動する寝具とを具備しているものであ
る。
【0024】そして、この構成では、情報を音声で出力
する音声出力手段からの音声信号の受信で寝具が振動す
るので、この寝具を用いて就寝すれば、就寝中に寝具の
振動を感知することにより、就寝中に音声出力手段から
の音声情報の出力が難聴者でも感知可能となる。
【0025】請求項10記載の難聴者支援装置は、請求
項6ないし9いずれか記載の難聴者支援装置において、
音声出力手段は、呼び出し音を出力するインターホン、
着信音を出力する電話機、および警報を発する火災報知
器の少なくともいずれか1つ以上であるものである。
【0026】そして、この構成では、呼び出し音を出力
するインターホン、着信音を出力する電話機、および警
報を発する火災報知器の少なくともいずれか1つ以上と
音声出力手段をすることにより、これらインターホンの
呼び出し音、電話機の着信音、および火災報知器の警報
の少なくともいずれか1つ以上から出力される音声情報
が難聴者に的確に伝達可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の難聴者支援装置の
第1の実施の形態の構成を図1を参照して説明する。
【0028】図1において、1は難聴者支援装置で、こ
の難聴者支援装置1は、難聴者である補聴器利用者が居
住する図示しない住宅などに設置され、生活する上で必
要な音声情報をこの補聴器利用者に対して支援して伝達
する補聴器サポート装置である。
【0029】また、この難聴者支援装置1は、住宅の床
下などに埋設されたループアンテナ2a,2b,2cを備えて
いる。ここで、ループアンテナ2aは、後述する電話機7
に近接した位置に設置された電話機7用のアンテナプレ
ートである。また、これらループアンテナ2a,2b,2cそ
れぞれの各端部は、磁気誘導手段としての磁気誘導無線
装置である磁気誘導アンプ3の出力端子に接続されてい
る。この磁気誘導アンプ3は、ループアンテナ2a,2b,
2cから電磁波を放射させて誘導磁界を発生させる。
【0030】さらに、この磁気誘導アンプ3には、情報
を音声で出力する音声出力手段であるテレビジョン(Tel
evision:TV)4の音声出力端子が接続されている。こ
のテレビジョン4から出力された音声信号は、磁気誘導
アンプ3にて受信され、この音声信号に基づく誘導磁界
が磁気誘導アンプ3によりループアンテナ2a,2b,2cか
ら発生される。
【0031】また、磁気誘導アンプ3には、音声信号を
所望する状態、すなわち聞き取り易い低周波数帯域の音
声信号に合成する音声合成手段である音声合成ユニット
5が電気的に接続されている。この音声合成ユニット5
は、入力された音声信号を変換または合成して、予め定
めた音声信号などにする。
【0032】さらに、この音声合成ユニット5には、情
報を音声で出力する音声出力手段であるインターホン6
が電気的に接続されている。このインターホン6は、通
話音および呼び出し音が出力可能である。また、このイ
ンターホン6から出力される通話音および呼び出し音に
基づく発信信号である音声信号は、音声合成ユニット5
に受信されて合成された後、磁気誘導アンプ3にて受信
され、この音声信号に基づく誘導磁界が磁気誘導アンプ
3によりループアンテナ2a,2b,2cから発生される。
【0033】また、この音声合成ユニット5には、情報
を音声で出力する音声出力手段である電話機7が電気的
に接続されている。この電話機7は、通話音および着信
音が出力可能である。また、この電話機7から出力され
る通話音および着信音に基づく発信信号である音声信号
は、音声合成ユニット5に受信されて合成された後、磁
気誘導アンプ3にて受信され、この音声信号に基づく誘
導磁界が磁気誘導アンプ3によりループアンテナ2a,2
b,2cから発生される。
【0034】さらに、この音声合成ユニット5には、情
報を音声で出力する音声出力手段としての、例えば煙セ
ンサまたは熱センサなどである火災報知器8が、火報集
合盤9を介して電気的に接続されている。この火災報知
器8は、火災の感知により火報音である警報を発する。
また、この火災報知器8が感知することによりこの火災
報知器8から出力される警報に基づく発信信号である音
声信号は、音声合成ユニット5に受信されて合成され、
この音声信号に基づく誘導磁界が磁気誘導アンプ3によ
りループアンテナ2a,2b,2cから発生される。
【0035】そして、磁気誘導アンプ3には、インター
ホン6からの呼び出し音、電話機7からの着信音、およ
び火災報知器8からの警報のそれぞれに基づく音声信号
の受信で動作、すなわち振動する動作体としての振動体
である振動ユニット11が電気的に接続されている。この
振動ユニット11は、寝具であるベッド12の図示しないマ
ット内に配設されており、このベッド12に一体的に取り
付けられている。
【0036】さらに、ループアンテナ2a,2b,2cにより
発生された誘導磁界は、この誘導磁界内に位置した図示
しない補聴器内の誘導コイルにより交流電圧が誘起され
る。この補聴器は、誘導コイルにより誘起した交流電圧
を音声信号に変換して増幅させた後、この音声信号を補
聴器に接続されたイヤホーンから出力する。
【0037】次に、上記第1の実施の形態の難聴者支援
方法を説明する。
【0038】まず、補聴器利用者が補聴器を利用してい
る状態で、インターホン6の呼び出し音および通話音
と、電話機7からの着信音および通話音と、火災報知器
8からの警報とを補聴器利用者に補聴または感知させる
場合には、これらインターホン6、電話機7または火災
報知器8から出力される音声信号を音声合成ユニット5
で受信して合成する。
【0039】次いで、この音声合成ユニット5で合成し
た音声信号を磁気誘導アンプ3で受信して、この磁気誘
導アンプ3でこの音声信号に基づく誘導磁界をループア
ンテナ2a,2b,2cから発生させる。
【0040】この状態で、この誘導磁界内に補聴器が位
置することにより、この補聴器の誘導コイルが誘導磁界
から交流電圧を誘起する。
【0041】すると、この補聴器は、この交流電圧を音
声信号に変換して増幅させて、この音声信号をこの補聴
器に接続されたイヤホーンから出力する。
【0042】また、補聴器利用者が補聴器の電源をオフ
にした状態で、この補聴器利用者がベッド12で就寝して
いる際に、この補聴器利用者にインターホン6の呼び出
し音や、電話機7の着信音、火災報知器8の警報などを
感知させて情報を知らせる場合には、まず、これらイン
ターホン6、電話機7または火災報知器8から出力され
る音声信号を音声合成ユニット5で受信して合成する。
【0043】次いで、この音声合成ユニット5で合成し
た音声信号を磁気誘導アンプ3で受信して、この音声信
号をこの磁気誘導アンプ3から振動ユニット11へと送
る。
【0044】このとき、振動ユニット11が振動して、こ
の振動ユニット11を取り付けたベッド12で就寝する補聴
器利用者がこの振動を感知して目覚め、この後、補聴器
利用者が補聴器を耳に取り付けることにより、この補聴
器から、インターホン6の呼び出し音、電話機7の着信
音、または火災報知器8の警報のいずれかを判断する。
【0045】さらに、テレビジョン4の音声を補聴器で
拡声して補聴する場合には、このテレビジョン4から出
力される音声信号を磁気誘導アンプ3で受信し、この音
声信号に基づく誘導磁界をこの磁気誘導アンプ3でルー
プアンテナ2a,2b,2cから発生させる。
【0046】この状態で、この誘導磁界内に補聴器が位
置することにより、この補聴器の誘導コイルが誘導磁界
から交流電圧を誘起し、この交流電圧を音声信号に変換
して増幅させて、この音声信号をこの補聴器に接続され
たイヤホーンから出力する。
【0047】上述したように、上記第1の実施の形態に
よれば、呼び出し音および通話音を出力するインターホ
ン6、着信音および通話音を出力する電話機7、または
警報を発する火災報知器8からの高周波数帯域に属する
特に聞き取り難い音声信号の受信で、この音声信号を音
声合成ユニットで聞き取り易い低周波数帯域の音声信号
に合成した後、この音声信号に基づく誘導磁界を磁気誘
導アンプ3でループアンテナ2a,2b,2cから発生させ、
この誘導磁界内の位置した誘導コイルで交流電圧を誘起
し、この交流電圧を音声信号に変換して増幅させた後、
この音声信号を出力させる。
【0048】この結果、この誘導コイルにて誘起された
交流電圧を変換して増幅させた音声信号を補聴器利用者
が聞くことにより、インターホン6、電話機7および火
災報知器8から出力される高周波数帯域に属する特に聞
き取りにくい呼び出し音、着信音、通話音および警報な
どの音声情報を聞き取り易い低周波数帯域に属する音声
として聞くことができるので、補聴器利用者が的確に補
聴できる。
【0049】このため、所望する音声情報を出力するイ
ンターホン6からの呼び出し音および通話音や、電話機
7からの着信音および通話音、火災報知器8からの警報
などの生活する上で感知することが重要なこれら音声信
号を補聴器利用者に的確に伝達することができるので、
補聴器利用者を有効に支援できる。
【0050】さらに、補聴器の電源をオフにした状態
で、インターホン6からの呼び出し音や、電話機7から
の着信音、火災報知器8からの警報などが出力された場
合には、これらインターホン6、電話機7または火災報
知器8から出力される音声信号を音声合成ユニット5で
受信して合成し、この合成した音声信号を磁気誘導アン
プ3で受信して、この音声信号が振動ユニット11へと送
られ、この音声信号に基いて振動ユニット11が振動す
る。
【0051】このため、この振動ユニット11を取り付け
たベッド12で補聴器利用者が就寝することにより、この
振動ユニット11の振動によりこの補聴器利用者を目覚め
させて感知させることができる。また、この状態で、補
聴器の電源をオンし、この補聴器のスピーカから出力さ
れる音声を聞くことにより、インターホン6の呼び出し
音、電話機7の着信音、または火災報知器8の警報のい
ずれであるかを確認できる。
【0052】また、電話機7に近接した位置にループア
ンテナ2aを取り付けたので、このループアンテナ2aから
発生される誘導磁界内で、この電話機7で電話すること
ができる。よって、相手方の通話音を補聴器で確実に拡
声させながらこの電話機7で電話することができる。よ
って、補聴器利用者に対する使い勝手を向上できる。
【0053】次に、本発明の第2の実施の形態の構成を
図2ないし図10を参照して説明する。
【0054】これら図2ないし図10に示す難聴者支援
装置1は、基本的には図1に示す難聴者支援装置1と同
一であるが、テレビジョン4、インターホン6、電話機
7および火災報知器8から受信する音声信号の制御が異
なる。
【0055】まず、図2に示すように、テレビジョン4
には、ビデオ録画および再生が可能なビデオテープレコ
ーダ(Video Tape Recorder:VTR)21が電気的に接続さ
れている。また、このテレビジョン4には、外部音声切
換制御部22が電気的に接続されている。この外部音声切
換制御部22は、外部から音声信号を受信して制御し、こ
の音声信号をこの音声信号に基づく重畳するデジタル信
号に切り換える。
【0056】また、この外部音声切換制御部22には、ラ
ジオ(radio)23が電気的に接続されている。そして、外
部音声切換制御部22は、ラジオ23からの音声信号を受信
して制御し、この音声信号をこの音声信号に基づくデジ
タル信号に切り換える。
【0057】さらに、この外部音声切換制御部22には、
この外部音声切換制御部22から受信したデジタル信号を
組み合わせて合成して、このデジタル信号を1系統流に
ミキシング(mixing)24が電気的に接続されている。この
ミキシング24には、このミキシング24にて合成したデジ
タル信号に基づいて、ループアンテナ2a,2bから電磁波
を放射させて誘導磁界を形成させる磁気誘導アンプ3が
電気的に接続されている。
【0058】次いで、インターホン6には、インタフェ
イス機能を有するインタフェイス(interface:I/F)25
が電気的に接続されており、このインタフェイス25は、
外部音声切換制御部22に電気的に接続され、インターホ
ン6から訪問者通話音声分岐出力を受信し、この訪問者
通話音声分岐出力を、外部音声切換制御部22で制御可能
な音声信号に変換する。
【0059】また、このインタフェイス25には、インタ
ーホン受信機26が接続されている。このインターホン受
信機26は、図3に示すように構成されており、ハンドセ
ット30を持ち上げることにより図示しないフックスイッ
チが起動しインターホン6へ対応した音声が出力され
る。
【0060】ここで、訪問者からの通話音声は、インタ
ーホン6内に設けた図示しないマイクロホンからインタ
ーホン受信機26へと送出されるとともに、スムーズな対
応を支援するために磁気誘導アンプ3へと送られる。ま
た、このインターホン受信機26は、インタフェイス25か
ら出力されるインターホン6からの呼び出し音および通
話音に基づく音声信号を受信するとともに、このインタ
ーホン受信機26から入力される通話音に基づく音声信号
をインタフェイス25へと出力する。
【0061】さらに、インタフェイス25には、インタフ
ェイス機能を備えたPIO(Programmable Input-Output
chip)27が電気的に接続されている。このIPO27は、
インターホン6のCALLスイッチである呼び出しスイ
ッチ28をオンする、または押し下げることにより生じる
電気信号を受信したインタフェイス25からの電気信号を
受信する。
【0062】さらに、このPIO27には、割込優先順位
設定部29が電気的に接続されている。この割込優先順位
設定部29は、火災報知器8からの警報に基づく電気信号
を優先的に割り込ませる。
【0063】そして、この割込優先順位設定部29には、
コントローラとしての中央処理装置であるCPU(Centr
al Processing Unit)31が電気的に接続されている。こ
のCPU31は、外部音声切換制御部22に電気的に接続さ
れており、テレビジョン4、ラジオ23、インターホン
6、電話機7および火災報知器8から受信する電気信号
を予め定めたプログラムに基づいて選択して切り換え、
この切り換えた電気信号を外部音声切換制御部22へと出
力する。
【0064】また、このCPU31は、音声合成ユニット
5に電気的に接続されており、受信した音声アドレスと
スタートトリガーとを音声合成ユニット5へと出力す
る。
【0065】次いで、電話機7は、この電話機7の着信
音および通話音それぞれの音声信号のみを選択するピッ
クアップユニットであるピックアップ部32に電気的に接
続されている。このピックアップ部32は、図4に示すよ
うに構成されており、通話者の音声信号を自分の音声と
同等位にピックアップして大きくするキャンセル回路ユ
ニットである。
【0066】また、このピックアップ部32は、電話機7
の加入回線に双方向にアクセス可能な状態で電気的に接
続されている。さらに、このピックアップ部32は、外部
音声切換制御部22に電気的に接続されている。この外部
音声切換制御部22は、ピックアップ部32から出力された
電話機7の通話者の音声を検出して受信する。
【0067】さらに、このピックアップ部32には、電話
機7の着信音に基づく音声信号、例えば16Hz以上の
周波数を有する音声信号を、通話本来の機能を損なうこ
となく検出して受信する着信信号検出部33が電気的に接
続されている。この着信信号検出部33は、PIO27に電
気的に接続されている。
【0068】そして、火災報知器8は、PIO27に電気
的に接続されており、このPIO27は、火災報知器8の
図示しない熱センサや煙センサなどによる異常の感知に
より、この火災報知器8が出力する警報信号を受信す
る。
【0069】ここで、このPIO27には、テレビジョン
4およびビデオテープレコーダ21と、ラジオ23と、図示
しないコンピュータとのそれぞれの電源端子が電気的に
接続されている。このPIO27は、これらテレビジョン
4およびビデオテープレコーダ21と、ラジオ23と、コン
ピュータとのそれぞれの電源をオンオフが可能である。
【0070】そして、CPU31は、振動ユニット11に電
気的に接続されている。この振動ユニット11は、CPU
31から出力される振動起動信号により振動して、ベッド
12のマット部34を振動させ、このベッド12で就寝する補
聴器利用者を目覚めさせる。また、この振動ユニット11
は、図9に示すように、インターホン6、電話機7およ
び火災報知器8から出力された電気信号を受信する駆動
時間設定タイマ35を備えている。この駆動時間設定タイ
マ35は、振動モータ36に電気的に接続されており、受信
した電気信号に基づいてこの振動モータ36の振動時間を
設定する。
【0071】また、この振動モータ36には、この振動モ
ータ36を起動させる電源を図示しないコンセントなどか
ら確保する電源端子37が取り付けられている。さらに、
この電源端子37には、図示しない抵抗およびインダクタ
ンスなどにより構成されたrlp回路38が電気的に接続
されている。このrlp回路38の両端には、接点を保護
するバリスタ39の両端がそれぞれ電気的に接続されてい
る。また、駆動時間設定タイマ35とrlp回路38との間
には、図示しない抵抗およびインダクタンスなどにより
構成されたRL/P回路41が電気的に接続されている。
【0072】ここで、振動モータ36は、図9および図1
0に示すように、震動板42を介してベッド12のフレーム
43に着脱可能に取り付けられている。また、この震動モ
ータ36は、回転軸44の軸心が外周面に対して偏心した略
円盤状の垂体45を周方向に向けてロータリー回転させる
ことにより振動する。
【0073】さらに、ベッド12には、このベッド12のマ
ット部34を屈曲させるリクライニング機構46が取り付け
られている。このリクライニング機構46は、図8に示す
ように、ベッド12のフレーム43に取り付けたレバー47を
モータ48で進退させることにより、このベッド12のマッ
ト部34をリクライニングさせる。
【0074】さらに、このリクライニング機構46には、
このリクライニング機構46を操作するコントローラ49が
着脱可能に取り付けられている。
【0075】ここで、音声合成ユニット5は、図7に示
すように、インターホン6、電話機7および火災報知器
8から出力される電気信号を受信するRS/FFラッチ
(Reset-Set Flip-Flop Latch)51を備えている。このR
S/FFラッチ51は、受信したデジタル信号を記憶して
保持する。
【0076】また、このRS/FFラッチ51には、アド
レスカウンタ52が電気的に接続されている。このアドレ
スカウンタ52は、RS/FFラッチ51で受信したデジタ
ル信号の記憶保持により動作を開始する。また、このア
ドレスカウンタ52には、分周器53を介して基準クロック
54が電気的に接続されている。さらに、このアドレスカ
ウンタ52は、基準クロック54クおよび分周器53により、
一定の周期、例えば1/6000秒ごとに後述する第1
ないし第3のROM56,57,58に対して順次指示する。
【0077】そして、このアドレスカウンタ52には、R
OMセレクト55が電気的に接続されており、このROM
セレクト55は、RS/FFラッチ51に電気的に接続され
ている。そして、このROMセレクト55には、読取り専
用記憶装置としての第1のROM(Read-Only Memory)5
6、第2のROM57および第3のROM58が電気的に接
続されている。これら第1ないし第3のROM56,57,
58は、互いに電気的に接続されているとともに、第3の
ROM58はアドレスカウンタ52に電気的に接続されてい
る。
【0078】このため、これら第1ないし第3のROM
56,57,58は、これら第1ないし第3のROM56,57,
58に予め記憶された言語信号としての音声データがRO
Mセレクト55により選択され、アドレスカウンタ52の指
示により、この音声データに基づく、例えば8ビットの
デジタル信号を出力する。
【0079】さらに、これら第1ないし第3のROM5
6,57,58それぞれには、受信したデジタル信号をアナ
ログ信号に変換するデジタル−アナログ変換器としての
D/A変換器59が電気的に接続されている。このD/A変
換器59は、受信したデジタル信号を階段状波形のアナロ
グ信号に変換する。
【0080】また、このD/A変換器59には、受信した
アナログ信号のローパスを行なうローパスフィルタ(Low
Pass Filter:LPF)61が電気的に接続されている。こ
のローパスフィルタ61は、受信したアナログ信号を滑ら
かな波形に整形し、音質のよいアナログの音声信号にす
る。また、このローパスフィルタ61には、受信したアナ
ログ信号を増幅させる増幅器であるアンプ(amplifier)6
2が電気的に接続されている。
【0081】そして、このアンプ62には、テストアウト
プット(test/out)としてのテスト用出力端子63が電気的
に接続されており、このテスト用出力端子63には、試聴
用のスピーカ64が取り付けられている。また、このテス
ト出力端子63には、受信したアナログ信号をカップリン
グする変圧器65が電気的に接続されており、この変圧器
65には、磁気誘導アンプに接続可能な出力端子66が電気
的に接続されている。
【0082】ここで、図5および図6に示すように、難
聴者支援装置の前面には、テレビジョン、ラジオ、ビデ
オテープレコーダ、音声合成ユニットから受信した音声
信号をそれぞれ試聴するための試聴スイッチ68a,68b,
68c,68dと、予備用の試聴スイッチ68eが設けられてい
る。また、この試聴スイッチの一側である前面には、出
力される音量を調整するための音量調整つまみ69が設け
られている。さらに、試聴スイッチの他側である前面に
は、インターホンからの通話音と、電話機からの通話音
を試聴するための試聴スイッチ70a,70bがそれぞれ設け
られている。
【0083】そして、図2に示すように、CPU31とミ
キシング24との間には、補聴器71に内設されたマイク72
が拾う音声を拡声させて、この補聴器71の出力端子73に
接続したイヤーホン74から出力させるNモードと、磁気
誘導アンプ3によりループアンテナ2a,2bから発生させ
た誘導磁界から図示しない誘導コイルで交流電圧を誘起
して、この交流電圧を音声信号に変換して増幅させてイ
ヤーホン74から出力させるTモードとを備えた補聴器71
のモードを誘導磁界により自動的に切り換えさせるモー
ド切換信号部67が電気的に接続されている。
【0084】このモード切換信号部67は、ミキシング24
を介して磁気誘導アンプ3によりループアンテナ2a,2b
から発生させた誘導磁界内に補聴器71が位置することに
より、この補聴器71のモードをNモードからTモードへ
と自動的に変更させる。また、このモード切換信号部67
は、ミキシング24を介して磁気誘導アンプ3によりルー
プアンテナ2a,2bから発生させた誘導磁界外に補聴器71
が位置することにより、この補聴器71のモードをTモー
ドからNモードへと自動的に変更させる。
【0085】ここで、磁気誘導アンプ3によりループア
ンテナ2a,2bから発生させた誘導磁界内で、補聴器71の
Nモードを使用する場合には、この補聴器71に設けた図
示しないモード切換スイッチで、この補聴器71のモード
を強制的に、すなわち手動でTモードからNモードへと
変更させる。
【0086】次に、上記第2の実施の形態の難聴者支援
方法を説明する。
【0087】この図2ないし図10に示す難聴者支援装
置1の支援方法は、基本的には図1に示す難聴者支援装
置1の支援方法と同様である。
【0088】まず、テレビジョン4およびラジオ23から
出力される音声を補聴器71で拡声して聞く場合は、これ
らテレビジョン4およびラジオ23から出力される音声信
号が外部音声変換制御部22へと出力された後、この音声
信号を外部音声変換制御部22で制御してデジタル信号に
変換し、このデジタル信号がミキシング24へと出力され
る。この後、このデジタル信号をこのミキシング24で組
み合わせて合成した後、この合成したデジタル信号がミ
キシング24から磁界誘導アンプ3へと出力される。
【0089】そして、この誘導磁界アンプ3にてループ
アンテナ2a,2bから発生させる誘導磁界内に補聴器71を
位置させる。すると、この誘導磁界から補聴器71の誘導
コイルが交流電圧を誘起し、この交流電圧から補聴器71
のモードがNモードからTモードへと変更された後、こ
の交流電圧を音声信号に変換して、この音声信号を補聴
器71のイヤーホン74から出力される。
【0090】次に、インターホン6の呼び出し音を補聴
器71からの音声で感知する場合は、このインターホン6
の呼び出しスイッチ28を訪問者がオンする、または押し
下げることにより、このインターホン6から電気信号が
インターフェイス25へと出力される。この電気信号は、
インターフェイス25からPIO27へと出力された後、こ
のPIO27から割込優先順位設定部29へと出力されて優
先順位が決定される。そして、この割込優先順位設定部
29にて優先順位が決定された電気信号がこの割込優先順
位設定部29からCPU31へと出力される。
【0091】このとき、このCPU31は、受信した電気
信号を予め定めたプログラムに基づいて選択して切り換
え、この切り換えた電気信号を音声合成ユニット5へと
出力するとともに、この電気信号を受信したことに基づ
く電気信号をモード切換信号部67へと出力する。そし
て、この音声合成ユニット5は、受信した電気信号に基
づいて予め記録して用意しておいた、例えば「来客で
す。」などの言語信号に基づくデジタル信号を、ミキシ
ング24を介して磁気誘導アンプ3へと出力する。このと
き、モード切換信号部67から補聴器71のモードをNモー
ドからTモードへと変更させるデジタル信号を、ミキシ
ング24を介して磁気誘導アンプ3へと出力する。
【0092】この磁気誘導アンプ3でループアンテナ2
a,2bから発生させた誘導磁界内に補聴器71が位置する
ことにより、この誘導磁界から誘起した交流電圧により
この補聴器71のモードがNモードからTモードへと自動
的に切り換わり、この補聴器71のイヤーホンから、この
デジタル信号に基いた「来客です。」という言語信号が出
力される。
【0093】また、インターホン6からの通話音を補聴
器71から聞く場合は、このインターホン6から入力され
た音声信号がインターフェイス25へと出力された後、外
部音声切換制御部22へと出力される。このとき、この外
部音声切換制御部22がこの音声信号を、この音声信号に
基くデジタル信号に変換して、このデジタル信号が磁気
誘導アンプ3へと出力される。そして、この磁気誘導ア
ンプ3でループアンテナ2a,2bから発生させる誘導磁界
から誘起した交流電圧により補聴器71のモードがNモー
ドからTモードへと自動的に切り換わり、この補聴器71
のイヤーホン71から、インターホン6からの通話音であ
る音声信号が出力される。
【0094】さらに、電話機7の着信音を補聴器71から
の音声で感知する場合は、この電話機7が受信した着信
信号である電気信号がピックアップ部32へと出力され
る。この電気信号は、ピックアップ部32から着信信号検
出部33を介してPIO27へと出力された後、このPIO
27から割込優先順位設定部29へと出力されて優先順位が
決定される。そして、この割込優先順位設定部29にて優
先順位が決定された電気信号がこの割込優先順位設定部
29からCPU31へと出力される。
【0095】このとき、このCPU31は、受信した電気
信号を予め定めたプログラムに基づいて選択して切り換
え、この切り換えた電気信号を音声合成ユニット5へと
出力する。そして、この音声合成ユニット5は、受信し
た電気信号に基づいて予め記録して用意しておいた、例
えば「電話です。」などの言語信号に基づくデジタル信号
を磁気誘導アンプ3へと出力する。
【0096】そして、この磁気誘導アンプ3でループア
ンテナ2a,2bから発生させる誘導磁界から誘起した交流
電圧により、補聴器71のモードがNモードからTモード
へと切り換わり、この補聴器71のイヤーホンから電話機
7の着信を伝える「電話です。」という言語信号が出力さ
れる。このため、スムーズな会話が支援される。
【0097】また、電話機7からの通話音を補聴器71か
ら聞く場合は、この電話機7が受信した通話音に基づく
音声信号がピックアップ部32へと出力された後、この音
声信号が外部音声切換制御部22へと出力される。このと
き、この外部音声切換制御部22がこの音声信号を、この
音声信号に基くデジタル信号に変換して、このデジタル
信号を磁気誘導アンプ3へと出力する。そして、この磁
気誘導アンプ3でループアンテナ2a,2bから発生させる
誘導磁界から誘起した交流電圧により補聴器71のモード
がNモードからTモードへと自動的に切り換わり、この
補聴器71のイヤーホン74から、電話機7からの通話音で
ある音声信号が出力される。
【0098】さらに、火災報知器8が発する警報を補聴
器71から聞く場合は、この火災報知器8から出力された
警報信号である電気信号がPIO27へと出力された後、
このPIO27から割込優先順位設定部29へと出力されて
優先順位を決定される。そして、この割込優先順位設定
部29にて優先順位が決定された電気信号がこの割込優先
順位設定部29からCPU31へと出力される。このとき、
このCPU31は、受信した電気信号を予め定めたプログ
ラムに基づいて選択して切り換え、この切り換えた電気
信号を音声合成ユニット5へと出力する。
【0099】そして、この音声合成ユニットえは、受信
した電気信号に基づいて予め記録して定めておいた、例
えば「火災発生。」などの言語信号に基づくデジタル信号
を磁気誘導アンプ3へと出力する。そして、この磁気誘
導アンプ3がループアンテナ2a,2bから発生させる誘導
磁界から誘起した交流電圧により補聴器71のモードがN
モードからTモードへと自動的に切り換わり、この補聴
器71のイヤーホン74から、火災報知器8からの警報を伝
える「火災発生。」という言語信号が出力される。このた
め、補聴器71から良質な音声で確実に火災発生を認識で
きる。
【0100】また、磁気誘導アンプ3がループアンテナ
2a,2bから発生させる誘導磁界内に補聴器71が位置した
状態で、この補聴器71のNモードを利用したい場合に
は、この補聴器71のモード切換スイッチを操作して、こ
の補聴器71のモードを手動でTモードからNモードへと
切り換える。
【0101】ここで、補聴器71のモードを変更したい場
合には、この補聴器71のモード切換スイッチを操作し、
この補聴器71のモードを適宜変更および解除する。
【0102】さらに、補聴器利用者が就寝している場合
には、インターホン6からの呼び出し音、電話機7から
の着信音および火災報知器8からの警報に基づく電気信
号をCPU31が受信することにより、このCPU31がベ
ッド12の振動ユニット11へと電気信号である振動起動信
号を出力する。そして、このCPU31からの振動起動信
号の受信により、振動ユニット11の振動モータ36が起動
して、ベッド12のマット部34を振動させて補聴器利用者
を目覚めさせる。
【0103】上述したように、上記第2の実施の形態に
よれば、インターホン6からの呼び出し音および通話音
と、電話機7からの着信音および通話音と、火災報知器
8からの警報とが補聴器71のイヤーホン74から出力され
るので、図1に示す難聴者支援装置1と同様の効果を奏
することができる。
【0104】また、PIO27とCPU31との間に、火災
報知器8からの警報に基づく電気信号を優先的に割り込
ませる割込優先順位設定部29を電気的に接続したことに
より、インターホン6および電話機7での通話音を補聴
器71のイヤーホン74から聞いている最中、またはテレビ
ジョン4およびラジオ23の音声を補聴器71のイヤーホン
74から聞いている最中であっても、火災報知器8からの
警報信号を補聴器71から優先的に聞き取ることができ
る。
【0105】よって、火災が発生した際に、火災報知器
8からの警報が聞こえなかったなどにより生じる逃げ遅
れなどを防止できるので、補聴器利用者に対する支援が
より効果的にでき、補聴器利用者に対する使い勝手を向
上できる。
【0106】そして、インターホン6の呼び出しスイッ
チ28をオンする、または押し下げることにより生じる呼
び出し音を、補聴器71のイヤーホン74から「来客です。」
と変換して出力し、また、電話機7からの着信音を、補
聴器71のイヤーホン74から「電話です。」と変換して出力
し、さらに火災報知器8からの警報音を、補聴器71のイ
ヤホーン74から「火災発生。」と変換して出力する。この
ため、これらの呼び出し音、着信音および警報音を電子
音などの単調な音声で補聴器71のイヤーホン74から出力
する場合に比べ、これらの音声を補聴器利用者が聞いた
際における不快感を抑制できるから、補聴器利用者が心
地良く利用できる。
【0107】さらに、RS/FFラッチ51、アドレスカ
ウンタ52、分周器53、基準クロック54、ROMセレクト
55、第1ないし第3のROM56,57,58、D/A変換器5
9、ローパスフィルタ61および変圧器65などにより音声
合成ユニット5を構成したため、この音声合成ユニット
5から出力されるアナログ信号をより音質良くできる。
よって、補聴器71のイヤーホン74から出力される音声を
より音質良くできるので、補聴器利用者に対して使い易
くできる。
【0108】また、音声合成ユニット5にアンプ62、テ
スト用出力端子63およびスピーカ64を取り付けたことに
より、この音声ユニット5が出力するアナログ信号に基
づく音声信号を試聴できる。このため、この音声合成ユ
ニット5のスピーカ64から出力される音声を聞くことに
より、補聴器71のイヤーホン74から出力される音声を確
認できる。よって、音声合成ユニット5による電気信号
の変換の調整が容易にできるので、補聴器利用者の使い
勝手を向上できる。
【0109】さらに、磁界誘導アンプ3がループアンテ
ナ2a,2bから発生させる誘導磁界内に補聴器71が位置す
ることにより、この補聴器71のモードをNモードからT
モードへと自動的に変更させるモード切換信号部67を、
CPU31とミキシング24との間に電気的に接続したの
で、補聴器利用者による補聴器71のモードの変更作業が
不要になる。よって、補聴器利用者に対する使い勝手を
向上できる。
【0110】また、磁気誘導アンプ3がループアンテナ
2a,2bから発生させた誘導磁界内で、補聴器71のモード
切換スイッチによりこの補聴器71のモードをTモードか
らNモードへと変更することができるので、誘導磁界に
より自動的に補聴器71のモードがNモードからTモード
へと自動的に変更された場合であっても、補聴器71のN
モードを利用できる。よって、補聴器利用者による補聴
器71のモードの切換作業により適宜に補聴器71のモード
を切り換えることができるので、補聴器利用者に対する
使い勝手を向上できる。
【0111】なお、上記各実施の形態では、テレビジョ
ン4、ラジオ23、インターホン6、電話機7および火災
報知器8から出力される音声信号を、補聴器71のイヤー
ホン74から出力する構成について説明したが、これらテ
レビジョ4ン、ラジオ23、インターホン6、電話機7お
よび火災報知器8以外の音声信号を出力する機器などで
も、出力した音声信号を補聴器71のイヤホーン74から出
力できる。よって、情報を音声で出力する機器から出力
された音声信号の受信で、この音声信号に基づく誘導磁
界を発生させ、この誘導磁界から交流電圧を誘起し、こ
の交流電圧を音声信号に変換して出力できる構成であれ
ば、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することが
できる。
【0112】また、上記各実施の形態では、ベッド12の
マット部34のフレーム43を振動させることにより、就寝
中の補聴器利用者を目覚めさせ、この補聴器利用者にイ
ンターホン6による呼び出し情報、電話機7による着信
情報および火災報知器7からの警報情報を感知させる構
成について説明したが、ベッド12のマット部34のフレー
ム43以外、例えば敷き布団、掛け布団、枕などの寝具を
振動させても、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏
することができる。
【0113】さらに、上記各実施の形態では、ベッド12
のマット部34を振動させることにより、このベッド12で
就寝中の補聴器利用者にインターホン6による呼び出し
情報、電話機7による着信情報および火災報知器7から
の警報情報を感知させて伝達するが、ベッド12を振動さ
せる代わりに発光体としてのランプなどを発光させるこ
とにより、これらの情報を補聴器利用者に感知させて伝
達することもできる。
【0114】
【発明の効果】請求項1記載の難聴者支援方法によれ
ば、音声出力手段からの信号の受信で、この信号に基づ
く誘導磁界を発生させ、この誘導磁界から交流電圧を誘
起し、この交流電圧を音声信号に変換して出力するの
で、この音声信号を難聴者が聞けば、音声出力手段から
出力される音声情報が難聴者に的確に伝達できるから、
所望する音声情報を出力する音声出力手段に適応させる
ことにより、所望する音声情報を難聴者に的確に伝達で
きる。
【0115】請求項2記載の難聴者支援方法によれば、
請求項1記載の難聴者支援方法の効果に加え、音声出力
手段からの信号の受信で、この信号を所定の言語信号に
変換した後、この言語信号に基づく誘導磁界を発生させ
るので、この誘導磁界から誘起した交流電圧を変換して
出力された音声信号を難聴者が聞けば、どの音声出力手
段から出力された音声情報であるかを難聴者に的確に伝
達でき、音声出力手段から出力される音声情報をより的
確に把握できるから、所望する音声出力手段に適応させ
ることにより、所望する音声情報を難聴者に的確に伝達
および把握させることができる。
【0116】請求項3記載の難聴者支援方法によれば、
請求項1または2記載の難聴者支援方法の効果に加え、
インターホンおよび電話機の少なくともいずれか1つ以
上からの信号の受信で、この信号に基づく誘導磁界を発
生させるので、この誘導磁界から誘起した交流電圧を変
換して出力させた音声信号を難聴者が聞けば、インター
ホンおよび電話機の少なくともいずれか1つ以上の通話
音を難聴者に的確に把握させることができる。
【0117】請求項4記載の難聴者支援方法によれば、
音声出力手段からの音声信号の受信で振動する寝具で就
寝すれば、この寝具の振動の感知で音声出力手段からの
音声情報の出力を就寝中の難聴者でも感知できる。
【0118】請求項5記載の難聴者支援方法によれば、
請求項1ないし4いずれか記載の難聴者支援方法の効果
に加え、音声出力手段をインターホン、電話機および火
災報知器の少なくともいずれか1つ以上とすることによ
り、これらインターホンの呼び出し音、電話機の着信
音、および火災報知器の警報の少なくともいずれか1つ
以上から出力される音声情報を的確に難聴者に伝達でき
る。
【0119】請求項6記載の難聴者支援装置によれば、
音声出力手段からの信号の受信で、この信号に基づく誘
導磁界を磁気誘導手段で発生させるので、例えばこの誘
導磁界から誘起した交流電圧を変換して出力させた音声
信号を難聴者が聞くことにより、音声出力手段から出力
される音声情報が難聴者に的確に伝達できるから、所望
する音声情報を出力する音声出力手段からの信号を磁気
誘導手段に受信させれば、所望する音声情報を難聴者に
的確に伝達できる。
【0120】請求項7記載の難聴者支援装置によれば、
請求項6記載の難聴者支援装置の効果に加え、音声出力
手段から受信した信号を所定の言語信号に音声合成手段
で変換し、この言語信号に基づく誘導磁界を磁気誘導手
段で発生させるので、例えばこの誘導磁界から誘起した
交流電圧を変換して出力させた音声信号を難聴者が聞け
ば、どの音声出力手段から出力された音声情報であるか
を難聴者に的確に伝達でき、音声出力手段から出力され
る音声情報をより的確に把握させることができるから、
所望する音声情報を出力する音声出力手段からの信号を
音声合成手段で受信することにより、所望する音声情報
を難聴者に的確に伝達および把握させることができる。
【0121】請求項8記載の難聴者支援装置によれば、
請求項6または7記載の難聴者支援装置の効果に加え、
インターホンおよび電話機の少なくともいずれか1つ以
上から受信した信号に基づく誘導磁界を磁気誘導手段で
発生させるので、例えばこの誘導磁界から誘起した交流
電圧を変換して出力させた音声信号を難聴者が聞くこと
により、インターホンおよび電話機の少なくともいずれ
か1つ以上の通話音を難聴者に的確に把握させることが
できる。
【0122】請求項9記載の難聴者支援装置によれば、
音声出力手段からの音声信号の受信で振動する寝具で就
寝すれば、この寝具の振動の感知で音声出力手段からの
音声情報の出力を就寝中の難聴者でも感知できる。
【0123】請求項10記載の難聴者支援装置によれ
ば、請求項6ないし9いずれか記載の難聴者支援装置の
効果に加え、音声出力手段をインターホン、電話機およ
び火災報知器の少なくともいずれか1つ以上にすること
により、これらインターホンの呼び出し音、電話機の着
信音、および火災報知器の警報の少なくともいずれか1
つ以上の音声情報を難聴者に的確に伝達できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の難聴者支援装置の第1の実施の形態を
示す説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す説明図であ
る。
【図3】同上難聴者支援装置のインターホン受信機の一
部を示す回路図である。
【図4】同上難聴者支援装置のピックアップ部を示す回
路図である。
【図5】同上難聴者支援装置を示す背面図である。
【図6】同上難聴者支援装置を示す正面図である。
【図7】同上難聴者支援装置の音声合成ユニットの一部
を示すブロック図である。
【図8】同上難聴者支援支援装置のベッドのリクライニ
ング機構を示す説明図である。
【図9】同上難聴者支援装置の振動ユニットを示す説明
図である。
【図10】同上難聴者支援装置のベッドを示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 難聴者支援装置 3 磁気誘導手段としての磁気誘導アンプ 5 音声合成手段としての音声合成ユニット 6 音声出力手段としてのインターホン 7 音声出力手段としての電話機 8 音声出力手段としての火災報知器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/00 H04M 9/00 B 1/60 H04R 1/00 310G 9/00 25/00 Q H04R 1/00 310 A61G 7/06 25/00 G10L 3/02 A

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を音声で出力する音声出力手段から
    の信号の受信で、この信号に基づく誘導磁界を発生さ
    せ、 この誘導磁界から交流電圧を誘起し、 この交流電圧を音声信号に変換して出力することを特徴
    とする難聴者支援方法。
  2. 【請求項2】 音声出力手段からの信号の受信で、この
    信号を所定の言語信号に変換し、この言語信号に基づく
    誘導磁界を発生させることを特徴とする請求項1記載の
    難聴者支援方法。
  3. 【請求項3】 音声出力手段は、通話音を出力するイン
    ターホン、および通話音を出力する電話機の少なくとも
    いずれか1つ以上であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の難聴者支援方法。
  4. 【請求項4】 情報を音声で出力する音声出力手段から
    の信号の受信で寝具を振動させることを特徴とする難聴
    者支援方法。
  5. 【請求項5】 音声出力手段は、呼び出し音を出力する
    インターホン、着信音を出力する電話機、および警報を
    発する火災報知器の少なくともいずれか1つ以上である
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の難聴
    者支援方法。
  6. 【請求項6】 情報を音声で出力する音声出力手段と、 この音声出力手段からの信号の受信で、この信号に基づ
    く誘導磁界を発生させる磁気誘導手段とを具備している
    ことを特徴とした難聴者支援装置。
  7. 【請求項7】 音声出力手段からの信号の受信で、この
    信号を所定の言語信号に変換する音声合成手段を具備
    し、 磁気誘導手段は、前記音声合成手段からの前記言語信号
    の受信で、この言語信号に基づく誘導磁界を発生するこ
    とを特徴とした請求項6記載の難聴者支援装置。
  8. 【請求項8】 音声出力手段は、通話音を出力するイン
    ターホン、および通話音を出力する電話機の少なくとも
    いずれか1つ以上であることを特徴とした請求項6また
    は7記載の難聴者支援装置。
  9. 【請求項9】 情報を音声で出力する音声出力手段と、 この音声出力手段からの信号の受信で振動する寝具とを
    具備していることを特徴とした難聴者支援装置。
  10. 【請求項10】 音声出力手段は、呼び出し音を出力す
    るインターホン、着信音を出力する電話機、および警報
    を発する火災報知器の少なくともいずれか1つ以上であ
    ることを特徴とした請求項6ないし9いずれか記載の難
    聴者支援装置。
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