JP2004145998A - 記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の記録形式が混在した磁気テープ(記録媒体)を良好に再生可能にするための記録再生装置を提供する。
【解決手段】ディジタルVTR・1は、複数の記録形式で磁気テープ26に画像データを記録する。また、ディジタルVTR・1は、磁気テープ26にSD記録(第1の記録形式)で記録された第1の画像データに続いて、第1の記録形式と異なるSDL記録(第2の記録形式)で第2の画像データを記録する場合に、第1の画像データに続いて第2の記録形式に関する情報である記録形式切替え情報を記録してから第2の画像データの記録を開始する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の記録形式で記録媒体に画像データを記録する機能と、複数の記録形式で記録媒体に記録された画像データを再生する機能とを具備する記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、膨大なデータ量の画像データ(音声データ等を含む)を符号化することによりデータ量を削減して比較的低い伝送レートで伝送したり、低い記録レートで記録媒体に記録したりし得るようにするための各種装置が開発されている。
例えば、画像データを磁気テープ等の記録媒体に記録するディジタルVTR(記録再生装置)においても124Mbps程度の入力画像データを5分の1の25Mbps程度に圧縮して磁気テープ上に記録し、再生するための規格が制定されている。
【0003】
このような規格に基づく記録再生装置においては、入力データをDCT(離散コサイン変換)処理した後に量子化し、この量子化データを可変長符号化することによってデータの圧縮を行っており、さらに量子化する際の量子化ステップを各種のパラメータに基づいて可変長符号化し、可変長符号化された後のデータ量が一定となるようにレート制御が行われる。
また、上記記録再生装置において記録媒体である磁気テープに画像データを記録/再生する記録形式として、標準記録/再生モード(以下、SD記録とする。)と長時間記録/再生モード(以下、SDL記録とする。)とがある。このSDL記録においては、SD記録に対して水平方向のサンプリング数が3/4に間引き、その後SD記録の圧縮率に対して更に1/1.5に高圧縮した符号化処理を施し、磁気テープに記録することで、同じ記録容量の磁気テープにおいてSD記録より長時間の記録/再生を実現している。
【0004】
上述した磁気テープへ画像データを記録し、再生する記録再生装置の動作について以下に図を用いて説明する。尚、その記録再生装置は、磁気テープへ画像データを記録する記録モードと、磁気テープに記録した画像データを再生する再生モードがある。また、記録再生装置は、記録モード時に画像データを磁気テープに記録するか否かを制御するため、例えば記録開始/停止ボタンを具備する。
【0005】
図9(a)に示すように、SD記録/SDL記録の異なる記録形式が混在した記録テープ(磁気テープ)を再生する場合、上記記録形式の遷移部分においては、記録テープ上に形成されるトラックの傾斜が異なるため、SD記録部分にSDL記録が重なってしまう。ここで、図9(b)は、つなぎ撮り(撮影(記録モード)時に記録開始/停止ボタンの押下を繰り返すことで異なるシーンを磁気テープに連続して記録する撮影手法)時の記録再生装置のメカ動作を示した図である。図9(b)に示すように、記録再生装置は、一旦、記録テープの巻き戻しをした後に再生する事により頭だしを行い、その後、記録形式の相違に関係なく次の記録(SDL記録)を開始する。
【0006】
次に、図10は、図9(b)に示した記録再生装置のつなぎ撮り時の処理を示すフロー図である。ステップS100にて、記録再生装置のつなぎ撮り処理が開始される。まず、ステップS101で図9(b)に示すように磁気テープを巻き戻して、再生することで頭出し処理を行う。次に、頭出し完了後、ステップS102にて、記録開始/停止ボタンが押下されたかどうかを判定する。ここで、「押下されていない」と判断した場合(ステップS102のNO)、記録開始/停止ボタンが押下されるまで判断(ステップS102)を繰り返す。ここで、「押下された」と判断した場合(ステップS102のYES)、ステップS103にて操作者に指定された次の記録形式を認識する。次に、ステップS104にて指定された次の記録形式で磁気テープへの記録を開始する。以上で記録再生装置によるつなぎ撮りを終了する(ステップS105)。
【0007】
また、図9(a)に示したようなSD記録/SDL記録の異なる記録形式が混在した記録テープとなる別の場合について説明する。例えば、記録再生装置が記録処理中に記録形式をSD記録からSDL記録にダイナミックに切替える処理を行うことが考えられる。
図11は、記録再生装置が記録処理中に記録形式をSD記録からSDL記録にダイナミックに切替える処理を示すフロー図である。ステップS200にて、記録再生装置の記録開始/停止ボタンが押下されて記録処理が開始される。これにより、ステップS201にて記録再生装置は、磁気テープにSD記録の記録形式で映像データを記録する記録処理を行う。
【0008】
次に、記録再生装置は、ステップS202にて記録開始/停止ボタンが押下されたかどうかを判定し「押下された」と判断した場合(ステップS202のYES)、ステップS205に進み記録処理を停止する。以上により、ステップS206にて記録処理が終了する。また、ステップS202にて記録開始/停止ボタンが押下されていないと判断した場合(ステップS202のNO)には、記録再生装置は、記録開始/停止ボタンが押下されるまで以下に示す処理を行う。
【0009】
まず、ステップS203にて記録再生装置は、記録形式の変更指示の有無を確認する。ここで、記録形式の変更指示がある場合(ステップS203のYES)には、記録再生装置は、図9(a)に示したように記録処理の際の記録形式を次の記録形式(SDL記録)に変更する。次に、記録再生装置は、ステップS201に戻り、変更後の記録形式(SDL記録)で記録処理を行う。また、記録形式の変更指示が無い場合(ステップS203のNO)には、記録再生装置はステップS201にもどり記録処理を継続する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の記録再生装置の場合、記録モード時には図9(a)に示すようにSD記録で記録したトラックのデータがSDL記録で記録したトラックデータでオーバーライト(上書き)される問題がある。また、再生モード時には、磁気テープに記録している記録形式の検出に時間がかかり、遅延時間が発生することで、例えばSDL記録された領域をSD記録として誤って再生する等の不具合が発生する事でブロックエラーが多発して、遅延時間分の間に著しく再生画像の画質を劣化させていた。
【0011】
この発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、複数の記録形式が混在した磁気テープ(記録媒体)を良好に再生可能にするための記録再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、本発明による記録再生装置は、複数の記録形式で記録媒体に画像データを記録する記録手段と、記録媒体に第1の記録形式で記録された第1の画像データに続いて、第1の記録形式と異なる第2の記録形式で第2の画像データを記録する場合に、第1の画像データに続いて第2の記録形式に関する情報である記録形式切替え情報を記録してから第2の画像データの記録を開始するよう記録手段を制御する記録制御手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
これにより、本発明の記録再生装置においては、入力された画像信号を演算して可変長符号化し、所定の単位で固定長符号化した画像データ(ディジタル信号)を異なる記録形式である標準記録/再生モード、または長時間記録/再生モードを混合して記録媒体に記録する画像記録装置でつなぎ撮りをする場合において、つなぎ撮り部分に記録形式切替え情報を挿入して記録することができる。これにより、再生時につなぎ撮り部分において、再生中の記録形式と異なる次の記録形式に関する情報である記録形式切替え情報を読み取ることができる。すなわち、異なる記録形式で次に記録されている画像データを再生する処理の切り替わりを予測して適切な処理を行うことができる。以上により複数の記録形式が混在した磁気テープ(記録媒体)を良好に再生可能にすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の記録再生装置の一実施形態であるディジタルVTR(記録再生装置)について説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるディジタルVTRの概略構成を示すブロック図である。特に、図1には、ディジタルVTR・1における、画像データを磁気テープ(記録媒体)26に記録するための記録形式である記録用画像データへ変換する機能や、磁気テープ26より読み出された記録用画像データを再生するため画像データへ変換する機能を有する画像データ処理回路3とその周辺部分の概略構成を示している。
本実施形態は、図1に示すように各種処理ブロックが画像データ処理回路3の内/外のCPU(中央演算装置)によって制御されつつ各々が所望のタイミングでメモリにアクセスし、それらのアクセス要求をメモリ制御部が制御することで上記処理ブロックの動作を保証するように構成されている。
【0015】
また、本実施形態におけるディジタルVTR・1は磁気テープ26へ画像データを記録する記録形式として、上述した標準記録/再生モード(以下、SD記録とする。)と長時間記録/再生モード(以下、SDL記録とする。)のどちらかを用いる。すなわち、ディジタルVTR・1は、SD記録とSDL記録に対応する画像データ及びオーディオデータのリアルタイム処理(記録・再生処理)を行うことができる。SD記録はSDL記録に比べて再生画像の画質は良いが、単位時間あたりに磁気テープ26へ記録するデータ量が大きい。
【0016】
また、本実施形態においては図1に示す各処理回路を並列配置して、各処理回路に時分割的に画像データ及びオーディオデータを供給して処理させることによって1フレーム当たりのデータ量が上記SD記録に対応する記録形式の画像データに対して倍のデータ量であるようなHD(High Definition)に対応する記録形式の画像データ及びオーディオデータをリアルタイムに処理することが出来るように構成されてもよく、その他のJPEGやMPEG等の記録形式をリアルタイムに処理することができる構成でもよい。
【0017】
図1において、データI/Oブロック22は、ビデオカメラ等からの入力データ、EVF(Electric View Finder)への出力データ、ライン入出力データ等の画像データ処理回路3への画像データの入出力を制御する。サーボ系CPU23は、各ブロックやメカ制御を行う。例えば、サーボ系CPU23は、CPUバスCBS1を介して磁気テープ26のテープ走行や、不図示の記録ヘッドを備えるドラムの回転や位置などを制御する。電磁変換処理ブロック25は、記録モードでは、後述する符号化データ入出力ブロック10からの記録すべきデータを磁気テープ26に磁気記録し、再生モードでは、磁気テープ26の記録信号を再生し符号化データ入出力ブロック10に供給する。
【0018】
また、画像データ処理回路3は、以下の各処理部より構成されている。画像データ入出力ブロック6は、上記のように入力される画像データに対してY/C分離等の処理を行う。また、オーディオ処理ブロック7は、オーディオ処理を行う。符号化/復号化ブロック8は、画像データに対して離散コサイン変換を用いた可変長符号化/復号化を行う。誤り訂正ブロック9は、誤り訂正を行う。符号化データ入出力ブロック10は、記録時に上記符号化データを磁気テープ26に記録するための記録形式に変換または、再生時にデフォーマット処理(磁気テープより読み取ったデータを符号化データに)をする。これら各ブロックはアドレス変換回路5及びメモリインターフェース4を介して外付けのメモリ2とデータの授受を行う。
【0019】
また、上述した処理回路の動作は、画像データ処理回路3内部の電気系の処理を制御するシステムコントロールCPU11からCPUバスCBS2を介して供給される所定のコマンドにより制御される。更に、上述した処理回路の動作は、外部のサーボ系CPU23からCPUバスCBS1及びインターフェース21、及びCPUバスCBS2を介して供給される所定のコマンドによっても制御される。以上の制御により、並列配置された各ブロックを時分割処理させることができる。
【0020】
本実施例における上記メモリ2は、クロックの立ち上がりに同期してデータのバースト転送を行い得るSDRAM(SyncronousDRAM)が用いられており、図1に示すようなジッターの無い外部の周波数発信器27から上記画像データ処理回路3内の周波数逓倍器29に例えば27.5MHzのクロックを供給し、周波数逓倍器29おいて、逓倍されて発生した67.5MHzがリファレンスクロック(MCLK)として供給される。ここでリファレンスクロック67.5MHzは、周波数発信器31で作られるHSync(水平同期信号)にロックした13.5MHzの整数倍(5倍)に設定されている。
【0021】
上記メモリ2の所定のメモリ領域には、符号化される前の画像データ(Y,Cr,Cb)が画素単位で書き込まれる。この画像データ(NTSC(National Television System Comittee)方式のSD記録モードの場合、1フレーム当たり水平720画素×垂直480画素)は、符号化時には水平方向5ブロック×垂直方向10ブロックの50個のスーパーマクロブロック(以下、SMBと記す)に配分され、各SMBは輝度データ4DCTブロックと色差データ各1DCTブロックとから成るマクロブロック(以下、MBと記す)を27ブロック集めて構成される。なお、各DCTブロックは8×8画素から構成される。
【0022】
また、上述のような画素数から成る1フレームの画像データはNTSC方式の場合符号化処理された後に電磁変換処理ブロック25を経て磁気テープ26上の10トラック(PALのSD記録モード場合12本)に渡って記録されるが、符号化前の画像データは上述のような水平方向に整列された5SMB分のデータが1本のトラックにそれぞれ対応する。
【0023】
一方、メモリ2の他のメモリ領域には、符号化された後の画像データ及び誤り訂正符号等が格納されている。また、それらのデータは、上述の10本(PALのSD記録モードの場合12本)のトラックに分配されて磁気テープ26に記録される。ここで各トラックに対応する領域には149のシンクブロック(以下、SBと記す)が記録されている。
【0024】
同様に、オーディオデータ及び誤り訂正符号等も、上記画像データ領域とは独立した10本(PALの場合12本)のトラックに分配されて磁気テープ26に記録され、各トラックに対応する領域には14SBが記録される。
また、画像データ/オーディオデータの各SBは、SBの先頭を示す同期データ(以下、SYと記す)、信号の各アドレス及び属性等を示すIDデータ(以下、IDと記す)、有効(画像/オーディオ)データ、及びパリティからそれぞれ構成される。
【0025】
NTSC方式のSDL記録モードの場合は、1フレーム当たり水平540画素×垂直480画素の画像データに対して、水平方向5ブロック×垂直方向5ブロックの25個のSMBに配分され、各SMBは輝度データ6DCTブロックと色差データ各1DCTブロックとから成るMBを27ブロック集めて構成されている。上述のように符号化された1フレームの画像データは磁気テープ26上の5本(PALのSDL記録モード場合6本)のトラックに分配されて記録される。
【0026】
また、上述のようなメモリ2に対する各処理ブロックのアクセスはアドレス変換回路5により調停制御及び、アドレス制御される。
即ち、アドレス変換回路5は、システムコントロールCPU19やサーボ系CPU23(以下、内外部CPUとする)からCPUバスCBS2を介して再生モードか記録モードかといった各種動作モードの種類等を指定するコマンドが伝送されるか、又は、直接各ブロックのアドレスの所定ビットによって上記モードが伝送されて、これらの情報に応じてデータ転送の優先順位に関するスケジューリングを行うと共に、上記各ブロックからのアクセス要求(以下、Reqと記す)に応じて各処理ブロックとメモリ17との間のデータ転送の調停制御を行う。
【0027】
また、上記コマンドは、不図示のディジタルVTR・1本体が具備する各スイッチ等によって設定される動作モードを上記内外部CPUが検出する事によって決定されるものであり、例えば符号化モード、復号化モード、或いは、VTRにおける特殊再生モード等の各種動作モードに対応する。
なお、上記コマンドによって指定される動作モードとしては上述のものに限られず、例えば画像合成、アフレコ、インサート等の編集、ダビング等の各種動作を含む。
【0028】
上記アドレス変換回路5は、上記各処理ブロックにおける処理形態及び上記メモリ2のアドレス空間に応じた最適なデータ単位でアドレッシングし得るように各処理ブロック毎に後述する所定のアドレスを生成する。
また、このアドレス変換回路5におけるアドレス生成動作は、上記内外部CPUから伝送される画像タイプに応じたパラメータに基づいて可変設定されるようになっており、例えば処理すべき画像がSD記録かSDL記録か、或いは、NTSCかPALかといった画像タイプ(サイズ)に応じて異なるアドレスを発生する。
【0029】
一方、上記各処理回路の各部はそれぞれ必要なクロックが供給されており、そのクロックに同期して動作する。
これらのクロックは、入力信号中から抽出される同期信号HSync、VSync及び内部基準クロック等に基づいて生成され、各処理ブロックは、供給されたクロックに応じた処理動作を行う。以下にクロックの具体例を示す。第一のクロック(本実施例では13.5MHz)は、上記画像データ入出力ブロック6に供給されて入力信号に同期するクロックである。第2のクロック(本実施例では48KHz)は、オーディオ処理ブロック7に供給されてオーディオデータの処理を行うためのクロックである。第3のクロック(本実施例では67.5MHz)は、符号化/復号化ブロック8と誤り訂正ブロック9及び、アドレス変換回路5、メモリI/F4、メモリ2に供給されるクロックである。第4のクロック(本実施例では41.85MHz)は、符号化データ入出力ブロック10に電磁変換処理ブロック25から供給されるドラムの回転に同期したクロックで、磁気テープ26への記録/再生を行うためのクロックである。
【0030】
図2は、図1の電磁変換処理ブロック25を介して磁気テープ26に記録されるNTSCの場合のトラック構成図である。ここで記録ヘッドはトラックに対して矢印方向に走査する。まず、40はプリアンブル/ポストアンブル、トラック情報等が記録されるITI領域である。41はエディットギャップ1、42はオーディオプリアンブル、43は14SBで構成されるオーディオデータ、44はオーディオポストアンブル、45はエディットギャップ2、46はビデオプリアンブル、47は149SBで構成されるビデオデータ、48はビデオポストアンブル、49はエディットギャップ3、50はサブコードプリアンブル、51は12SBで構成されるサブコード領域、52はサブコードポストアンブル、53はオーバーライトマージンである。
【0031】
図3(a)、図3(b)は、本実施形態において異なる記録形式(SD記録とSDL記録)が混載する時の記録方法を表した図である。
図3(a)は、磁気テープ26において既にSD記録された部分に続けて異なる記録形式であるSDL記録を実施した場合のトラックパターンを表した図である。図3(a)に示すように、ディジタルVTR・1は、記録形式の遷移部分31に10トラック分の記録形式切替え情報を記録し、その後にSDL記録により通常の記録を実施する。尚、本実施形態において記録形式の切替えが起こるのは、以下の場合である。
・ディジタルVTR・1にて、つなぎ撮りを行う際に、利用者が記録形式を変更するスイッチを操作した場合(ケース1)
・ディジタルVTR・1にて、記録処理中に記録形式を変更する場合(ケース2)
【0032】
また、図3(b)は、上記処理に於けるサーボ系CPU23のメカ制御を表した図である。ディジタルVTR・1に記録テープ(磁気テープ26を含む)を挿入すると、サーボ系CPU23の制御により、図3(b)に示すように、既にSD記録で記録されている磁気テープ26を一旦巻き戻し、従来の手法による再生及び頭出しを行い所定位置で停止する。この時、再生データから抽出された記録形式がシステムコントロールCPU11に伝達され現在の記録形式(SD記録)が識別される。次に記録形式切替え情報を所定数のトラックに渡り記録し、その後、SDL記録による通常の記録処理を行う。
【0033】
次に、上述したケース1(つなぎ撮り時)の場合について、ディジタルVTR・1が磁気テープ26に異なる記録形式でデータを記録する動作について説明する。図4は、図1に示したディジタルVTR・1におけるつなぎ撮り時の動作を示すフロー図である。
まず、ステップS10にて利用者のスイッチ操作等によりディジタルVTR・1におけるつなぎ撮り処理が開始される。次に、ステップS11で磁気テープ26を巻き戻して頭出し処理を行う。頭出し完了後、ステップS12で現在の記録形式(SD記録orSDL記録)を認識する。次に、ステップS13にて記録開始/停止ボタンが押下されたかどうかを判定し「押下された」と判断した場合(ステップS13のYES)、ステップS14に進み次の記録形式を認識する。また、ステップS13にて記録開始/停止ボタンが押下されていないと判断した場合(ステップS13のNO)には、ループ処理により記録開始/停止ボタンの押下を待機する待機状態となる。
【0034】
次に、ステップS15にて現在の記録形式と次の記録形式が同じであるか否かを判定する。ここで記録形式が同じと判定した場合(ステップS15のYES)は、ステップS18にて現在の記録形式に続けて、同じ記録形式である次の記録形式により通常の記録を開始する。また、現在の記録形式と次の記録形式が異なると判定した場合(ステップS15のNO)は、現在の記録形式にて記録形式切替え情報の記録を開始する(ステップS16)。次に、ステップS17にて記録形式切替え情報の所定トラック数の記録が完了した事を確認する。記録の完了が確認できない場合(ステップS17のNO)は、記録を続行する。記録の完了が確認できた場合(ステップS17のYES)は、ステップS18に進み次の記録形式により通常の記録を開始する。以上によりステップS19にてつなぎ撮りを終了する。
【0035】
次に、上述したケース2(記録形式の変更)の場合について、ディジタルVTR・1が磁気テープ26に異なる記録形式でデータを記録する動作について説明する。図5は、図1に示したディジタルVTR・1における記録処理中に記録形式を変更する動作を示すフロー図である。
まず、利用者の記録開始/停止ボタンの押下により、ステップS20のディジタルVTR・1は、記録処理を開始する。これにより、ステップS21にてディジタルVTR・1は、磁気テープ26にSD記録の記録形式で映像データを記録する記録処理を行う。
【0036】
次に、ディジタルVTR・1は、ステップS22にて記録開始/停止ボタンが押下されたかどうかを判定し「押下された」と判断した場合(ステップS22のYES)、ステップS27に進み記録処理を停止する。以上により、ステップS28にて記録処理が終了する。また、ステップS22にて記録開始/停止ボタンが押下されていないと判断した場合(ステップS22のNO)には、ディジタルVTR・1は、記録開始/停止ボタンが押下されるまで以下に示す処理を行う。
【0037】
まず、ステップS23にてディジタルVTR・1は、記録形式の変更指示の有無を確認する。ここで、記録形式の変更指示がある場合(ステップS23のYES)には、ディジタルVTR・1は、図3(a)に示した記録形式切替え情報の記録を開始する。また、記録形式の変更指示が無い場合(ステップS23のNO)には、ディジタルVTR・1はステップS21にもどり記録処理を継続する。尚、記録形式の変更指示は、ディジタルVTR・1が内部処理で得てもよいし、利用者のスイッチ操作により得てもよい。この場合の内部処理とは、例えば磁気テープ26のテープ残量を管理して、そのテープ残量が所定量以下になった場合にSDL記録への変更指示を出力するなどである。
【0038】
次に、ステップS25にてディジタルVTR・1は、記録形式切替え情報の所定トラック数の記録が完了した事を確認する。記録の完了が確認できない場合(ステップS25のNO)には、ディジタルVTR・1は、記録を続行する。記録の完了が確認できた場合(ステップS25のYES)には、ステップS26に進み記録処理の際の記録形式を次の記録形式(本実施例ではSDL記録)に変更する。次に、ディジタルVTR・1は、ステップS21に戻り、変更後の記録形式(SDL記録)で記録処理を行う。
【0039】
以上に示したように、ディジタルVTR・1は、記録処理中に記録形式の変更指示を受けた場合には、記録処理中の記録形式(第1の記録形式)で記録形式切替え情報を記録した後に、変更指示に応じた記録形式(第2の記録形式)で記録処理を続けることができる。これにより、上記の画像データを再生時に、ディジタルVTR・1は、予め記録形式が変更されることを察知することができるので、異なる記録形式が混在した記録テープ(磁気テープ)を良好に再生することが可能である。
【0040】
図6は、図3に示した記録形式切替え情報を書き込むトラックのサブコード領域の構成を示す図である。
トラック毎に、12個のシンクブロック(0〜11のSync block number)を有し、1シンクブロックは12byte(0〜11のバイト・ポジション・ナンバが付与されている)で構成する。図6に示すように、バイト・ポジション・ナンバ0,1には、SBの先頭を示す同期データであるSY、バイト・ポジション・ナンバ2〜4には、信号の各アドレス及び属性等を示すID、バイト・ポジション・ナンバ5〜9には、有効サブコードデータ、バイト・ポジション・ナンバ10〜11には、パリティデータが割り当てられている。
【0041】
図7は、上記記録形式切替え情報に含まれる記録形式データのテーブルを示す図である。例えば、記録形式切替え情報記録用のトラック全てに渡るサブコード領域中において全てのシンクブロックのバイト・ポジション・ナンバ5に以下に示すコードが格納される。図7に示すように、0x00はSD記録、0x01はSDL記録、0x02はHD、0x03はHDL、0x04はMPEGであり、その他は本実施例では未定義である。
【0042】
図8は、上記記録形式切替え情報に含まれる切替えタイミングに関する情報を示す図である。図8示すように、サブコード領域中における全てのシンクブロックのバイト・ポジション・ナンバ6に格納される。本実施例では、SD記録形式からSDL記録形式への切替えタイミングが30トラック後に設定されている場合を想定している。従って、現記録形式であるSD記録形式による記録形式切替え情報は#0〜#29までの30トラックに渡り記録される。ここで、上記バイト・ポジション・ナンバ6に格納される切替えタイミング値は、トラック#0には30トラック後を示す0x1E(16進数)、トラック#1には29トラック後を示す0x1Dを記録し、順次、トラック毎にデクリメントした値を記録する。
【0043】
上記の如く記録されたSD記録/SDL記録混載テープを再生する場合は、記録形式切替え情報を再生した時点に於いて、記録形式の切替えタイミングがトラック周期でわかると共に、次の記録形式(第2の記録形式)を検出し、そのタイミングに合せて、図1に示したシステムコントロールCPU19及びサーボ系CPU23により各ブロックが第2の記録形式に応じて制御されメカ制御及び、復号処理の切替え等の復号化処理を行う。これにより、本実施形態におけるディジタルVTR・1は、複数の記録形式が混在した磁気テープ(記録媒体)を良好に再生することができる。
【0044】
上記実施例は本発明の一例であって、NTSCモードのみならず、PALモード、さらにはHDモード、MPEGなどの種々の記録形式が混載記録された磁気テープにおいても同様の処理が可能であることは明らかである。
【0045】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0046】
[実施態様1] 複数の記録形式で記録媒体に画像データを記録する記録手段と、前記記録媒体に第1の記録形式で記録された第1の画像データに続いて、前記第1の記録形式と異なる第2の記録形式で第2の画像データを記録する場合に、前記第1の画像データに続いて前記第2の記録形式に関する情報である記録形式切替え情報を記録してから前記第2の画像データの記録を開始するよう前記記録手段を制御する記録制御手段とを具備することを特徴とする記録再生装置。
【0047】
[実施態様2] 前記記録制御手段は、前記第1の記録形式で前記記録形式切替え情報を前記記録媒体に記録するよう前記記録手段を制御することを特徴とする実施態様1に記載の記録再生装置。
【0048】
[実施態様3] 前記記録形式切替え情報は、前記第2の記録形式に関する情報として、前記第2の記録形式を特定する情報と、前記第2の記録形式への切替えタイミングに関する情報とを少なくとも含むことを特徴とする実施態様1または実施態様2に記載の記録再生装置。
【0049】
[実施態様4] 前記第2の記録形式への切替えタイミングに関する情報は、前記記録媒体に記録するトラック単位にデクリメントされる情報であることを特徴とする実施態様3に記載の記録再生装置。
【0050】
[実施態様5] 複数の記録形式で記録媒体に画像データを記録する記録手段と、前記記録媒体に第1の記録形式で記録された第1の画像データに続いて、第2の記録形式で第2の画像データを記録する場合に、前記第1の記録形式と前記第2の記録形式の同異を比較する比較手段と、前記比較手段が前記第1の記録形式と前記第2の記録形式が同じ記録形式と判断した場合には、前記第1の画像データに続けて前記第2の画像データを記録するよう制御し、前記比較手段が前記第1の記録形式と前記第2の記録形式が異なる記録形式と判断した場合には、前記第1の画像データに続けて前記第1の記録形式で前記第2の記録形式に関する情報である記録形式切替え情報を記録してから前記第2の画像データを記録するよう前記記録手段を制御する記録制御手段とを具備することを特徴とする記録再生装置。
【0051】
[実施態様6] 複数の記録形式で記録媒体に記録された画像データを読み出して再生する際に、異なる記録形式へ遷移する部分において前記記録形式切替え情報を参照して前記第2の記録形式に対応した再生を行う再生手段を更に具備することを特徴とする実施態様1から実施態様5のいずれか1項に記載の記録再生装置。
【0052】
[実施態様7] 前記再生手段は、前記記録形式切替え情報を基に、前記第2の記録形式に応じて信号処理およびメカ制御を切替えることを特徴とする実施態様6に記載の記録再生装置。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による記録再生装置は、複数の記録形式で記録媒体に画像データを記録する記録手段と、記録媒体に第1の記録形式で記録された第1の画像データに続いて、第1の記録形式と異なる第2の記録形式で第2の画像データを記録する場合に、第1の画像データに続いて第2の記録形式に関する情報である記録形式切替え情報を記録してから第2の画像データの記録を開始するよう記録手段を制御する記録制御手段とを具備するので、記録形式が遷移する部分に遷移後の記録形式(第2の記録形式)に関する情報である記録形式切替え情報を記録することができる。
【0054】
これにより、例えば、入力された画像信号を演算して可変長符号化し、所定の単位で固定長符号化した画像データ(ディジタル信号)を異なる記録形式である標準記録/再生モード、または長時間記録/再生モードを混合して記録媒体に記録する画像記録装置でつなぎ撮りをする場合において、つなぎ撮り部分に記録形式切替え情報を挿入して記録することができる。これにより、再生時につなぎ撮り部分において、再生中の記録形式と異なる次の記録形式に関する情報である記録形式切替え情報を読み取ることができる。すなわち、異なる記録形式で次に記録されている画像データを再生する処理の切り替わりを予測して適切な処理を行うことができる。以上により複数の記録形式が混在した記録テープ(記録媒体)を良好に再生可能にすることができる。また、複数の記録形式が混在した記録テープを再生する場合、記録形式が切替わる部分に於いて、例えばSDL記録された領域を誤ってSD記録として再生すること等の不具合が発生せず、極めて良好な再生画像を連続して得る事ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるディジタルVTRの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の電磁変換処理ブロック25を介して磁気テープ26に記録されるNTSCの場合のトラック構成図である。
【図3】本実施形態において異なる記録形式(SD記録とSDL記録)が混載する時の記録方法を表した図である。
【図4】図1に示したディジタルVTR・1におけるつなぎ撮り時の動作を示すフロー図である。
【図5】図1に示したディジタルVTR・1における記録処理中に記録形式を変更する動作を示すフロー図である。
【図6】図3に示した記録形式切替え情報を書き込むトラックのサブコード領域の構成を示す図である。
【図7】上記記録形式切替え情報に含まれる記録形式データのテーブルを示す図である。
【図8】上記記録形式切替え情報に含まれる切替えタイミングに関する情報を示す図である。
【図9】従来のつなぎ撮り時の記録状態および記録再生装置のメカ動作を示した図である。
【図10】図9(b)に示した記録再生装置のつなぎ撮り時の処理を示すフロー図である。
【図11】記録再生装置が記録処理中に記録形式をSD記録からSDL記録にダイナミックに切替える処理を示すフロー図である。
【符号の説明】
1  ディジタルVTR(記録再生装置)
2  メモリ
3  画像データ処理回路
4  メモリI/F(インターフェース)
5  アドレス変換回路
6  画像データ入出力ブロック
7  オーディオ処理ブロック
8  符号化/復号化ブロック
9  誤り訂正ブロック
10 符号化データ入出力ブロック
11 システムコントロールCPU
12 I/F(インターフェース)
22 データI/Oブロック
23 サーボ系CPU
25 電磁変換処理ブロック
26 磁気テープ(記録テープ)

Claims (1)

  1. 複数の記録形式で記録媒体に画像データを記録する記録手段と、
    前記記録媒体に第1の記録形式で記録された第1の画像データに続いて、前記第1の記録形式と異なる第2の記録形式で第2の画像データを記録する場合に、前記第1の画像データに続いて前記第2の記録形式に関する情報である記録形式切替え情報を記録してから前記第2の画像データの記録を開始するよう前記記録手段を制御する記録制御手段と
    を具備することを特徴とする記録再生装置。
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