JP2003158712A - データ編集方法及び装置 - Google Patents
データ編集方法及び装置Info
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
- G11B27/02—Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
- G11B27/031—Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
- G11B27/032—Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals on tapes
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
- G11B27/02—Editing, e.g. varying the order of information signals recorded on, or reproduced from, record carriers
- G11B27/031—Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/43—Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
- H04N21/4302—Content synchronisation processes, e.g. decoder synchronisation
- H04N21/4305—Synchronising client clock from received content stream, e.g. locking decoder clock with encoder clock, extraction of the PCR packets
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 時間基準情報やタイムスタンプ情報といった
クロック情報を含み、パケット化されたデータ列の多種
多様な編集が行われてもその都度、クロック情報の不連
続性を管理できるようにしたデータ編集方法及び装置を
提供する。 【解決手段】 2つのデータ列を接続編集する際に、ク
ロック検出器31は、編集後のデータ列の接続点より前
に位置する前データの最後のアクセスユニットに対応す
る時間基準情報と、前記接続点より後に位置する後デー
タの最初のアクセスユニットに対応する時間基準情報と
を検出する。クロックオフセット計算器32は前記前デ
ータの最後のアクセスユニットに対応する時間基準情報
と、前記後データの最初のアクセスユニットに対応する
時間基準情報との差に関するクロックオフセット情報を
計算し、ライブラリ情報読み書き器40は、編集後の前
記データ列に前記クロックオフセット情報を付加する。
クロック情報を含み、パケット化されたデータ列の多種
多様な編集が行われてもその都度、クロック情報の不連
続性を管理できるようにしたデータ編集方法及び装置を
提供する。 【解決手段】 2つのデータ列を接続編集する際に、ク
ロック検出器31は、編集後のデータ列の接続点より前
に位置する前データの最後のアクセスユニットに対応す
る時間基準情報と、前記接続点より後に位置する後デー
タの最初のアクセスユニットに対応する時間基準情報と
を検出する。クロックオフセット計算器32は前記前デ
ータの最後のアクセスユニットに対応する時間基準情報
と、前記後データの最初のアクセスユニットに対応する
時間基準情報との差に関するクロックオフセット情報を
計算し、ライブラリ情報読み書き器40は、編集後の前
記データ列に前記クロックオフセット情報を付加する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばMPEGト
ランスポートストリームのように、時間基準情報として
のPCR(Program Crock Reference)や復号や表示に
関するタイムスタンプ情報といったクロック情報を含
み、パケット化されたデータ列のデータ編集方法及び装
置に関する。
ランスポートストリームのように、時間基準情報として
のPCR(Program Crock Reference)や復号や表示に
関するタイムスタンプ情報といったクロック情報を含
み、パケット化されたデータ列のデータ編集方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−261958号公報には、
伝送用にパケット化された符号化映像データの編集装置
が示されている。この装置は、入力されたトランスポー
トストリーム内の各符号化映像データストリームを、そ
れぞれ元のエレメンタリストリームに分解して記憶手段
に記憶し、その複数のエレメンタリーストリームのうち
連結対象のストリームの発生符号量を解析し、その解析
結果に基づいて連結対象のストリームを連結すると共に
連結点に所望量のデータを挿入することにより結合映像
データストリームを生成し、当該結合映像データストリ
ームの発生符号量に基づいて決められた出力タイミング
に基づいて当該結合映像データストリームを出力する。
これにより、伝送用にパケット化された映像データであ
っても、容易にデータ接続処理を行うことができるよう
にしている。
伝送用にパケット化された符号化映像データの編集装置
が示されている。この装置は、入力されたトランスポー
トストリーム内の各符号化映像データストリームを、そ
れぞれ元のエレメンタリストリームに分解して記憶手段
に記憶し、その複数のエレメンタリーストリームのうち
連結対象のストリームの発生符号量を解析し、その解析
結果に基づいて連結対象のストリームを連結すると共に
連結点に所望量のデータを挿入することにより結合映像
データストリームを生成し、当該結合映像データストリ
ームの発生符号量に基づいて決められた出力タイミング
に基づいて当該結合映像データストリームを出力する。
これにより、伝送用にパケット化された映像データであ
っても、容易にデータ接続処理を行うことができるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の装置で
は、トランスポートストリーム接続点で、PCRの不連
続が自動判定され、その不連続部におけるPCRの差が
計算され、不連続状態が補正される。この装置を使用す
る限り、トランスポートストリーム内の要素データのバ
ッファ推移が矛盾無く制御されていれば、クロック情報
などが不連続であっても、シームレスに画像を再生(復
号化)することが可能である。
は、トランスポートストリーム接続点で、PCRの不連
続が自動判定され、その不連続部におけるPCRの差が
計算され、不連続状態が補正される。この装置を使用す
る限り、トランスポートストリーム内の要素データのバ
ッファ推移が矛盾無く制御されていれば、クロック情報
などが不連続であっても、シームレスに画像を再生(復
号化)することが可能である。
【0004】しかしながら、MPEGシステム規格にお
いては、トランスポートストリームの不連続は規格違反
であり、上記公報に示されたような技術をサポートして
いない再生装置では、シームレスな再生が保障されな
い。また編集は多種多様に行われる可能性があり、その
度に不連続の情報が管理できるように、必要な情報が編
集情報に含められるように編集を行う装置は、従来無か
った。
いては、トランスポートストリームの不連続は規格違反
であり、上記公報に示されたような技術をサポートして
いない再生装置では、シームレスな再生が保障されな
い。また編集は多種多様に行われる可能性があり、その
度に不連続の情報が管理できるように、必要な情報が編
集情報に含められるように編集を行う装置は、従来無か
った。
【0005】本発明はこの点に着目してなされたもので
あり、時間基準情報やタイムスタンプ情報といったクロ
ック情報を含み、パケット化されたデータ列の編集を適
切に行い、多種多様な編集が行われてもその都度、クロ
ック情報の不連続性を管理できるようにしたデータ編集
方法及び装置を提供することを目的とする。
あり、時間基準情報やタイムスタンプ情報といったクロ
ック情報を含み、パケット化されたデータ列の編集を適
切に行い、多種多様な編集が行われてもその都度、クロ
ック情報の不連続性を管理できるようにしたデータ編集
方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は、少なくとも時間基準情報を含
むクロック情報が含まれる、パケット化されたデータ列
を編集するデータ編集方法において、2つの前記データ
列を接続編集する際に、編集後のデータ列の接続点より
前に位置する前データの最後のアクセスユニットに対応
する時間基準情報と、前記接続点より後に位置する後デ
ータの最初のアクセスユニットに対応する時間基準情報
とを検出し、前記前データの最後のアクセスユニットに
対応する時間基準情報と、前記後データの最初のアクセ
スユニットに対応する時間基準情報との差に関するクロ
ックオフセット情報を計算し、編集後の前記データ列に
前記クロックオフセット情報を付加することを特徴とす
る。
請求項1に記載の発明は、少なくとも時間基準情報を含
むクロック情報が含まれる、パケット化されたデータ列
を編集するデータ編集方法において、2つの前記データ
列を接続編集する際に、編集後のデータ列の接続点より
前に位置する前データの最後のアクセスユニットに対応
する時間基準情報と、前記接続点より後に位置する後デ
ータの最初のアクセスユニットに対応する時間基準情報
とを検出し、前記前データの最後のアクセスユニットに
対応する時間基準情報と、前記後データの最初のアクセ
スユニットに対応する時間基準情報との差に関するクロ
ックオフセット情報を計算し、編集後の前記データ列に
前記クロックオフセット情報を付加することを特徴とす
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデータ編集方法により編集されたデータ列を復号化す
るデータ復号化方法であって、前記編集時の接続点で、
前記データ列に含まれるクロック情報を、前記クロック
オフセット情報を用いて再構成することを特徴とする。
のデータ編集方法により編集されたデータ列を復号化す
るデータ復号化方法であって、前記編集時の接続点で、
前記データ列に含まれるクロック情報を、前記クロック
オフセット情報を用いて再構成することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、少なくとも時間
基準情報を含むクロック情報が含まれる、パケット化さ
れたデータ列を編集するデータ編集装置において、2つ
の前記データ列を接続編集する際に、編集後のデータ列
の接続点より前に位置する前データの最後のアクセスユ
ニットに対応する時間基準情報と、前記接続点より後に
位置する後データの最初のアクセスユニットに対応する
時間基準情報とを検出するクロック検出手段と、前記前
データの最後のアクセスユニットに対応する時間基準情
報と、前記後データの最初のアクセスユニットに対応す
る時間基準情報との差に関するクロックオフセット情報
を計算するクロックオフセット計算手段と、編集後の前
記データ列に前記クロックオフセット情報を付加する付
加手段とを備えることを特徴とする。
基準情報を含むクロック情報が含まれる、パケット化さ
れたデータ列を編集するデータ編集装置において、2つ
の前記データ列を接続編集する際に、編集後のデータ列
の接続点より前に位置する前データの最後のアクセスユ
ニットに対応する時間基準情報と、前記接続点より後に
位置する後データの最初のアクセスユニットに対応する
時間基準情報とを検出するクロック検出手段と、前記前
データの最後のアクセスユニットに対応する時間基準情
報と、前記後データの最初のアクセスユニットに対応す
る時間基準情報との差に関するクロックオフセット情報
を計算するクロックオフセット計算手段と、編集後の前
記データ列に前記クロックオフセット情報を付加する付
加手段とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項4に記載
のデータ編集装置により編集されたデータ列を復号化す
るデータ復号化装置であって、前記編集時の接続点で、
前記データ列に含まれるクロック情報を、前記クロック
オフセット情報を用いて再構成するクロックオフセット
再構成手段を有することを特徴とする。
のデータ編集装置により編集されたデータ列を復号化す
るデータ復号化装置であって、前記編集時の接続点で、
前記データ列に含まれるクロック情報を、前記クロック
オフセット情報を用いて再構成するクロックオフセット
再構成手段を有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。先ず本実施形態で使用されているM
PEGビデオ(ビデオ符号化方式)及びMPEGシステ
ム(オーディオビデオ多重化方式)について、図16〜
図21を参照して説明する。
参照して説明する。先ず本実施形態で使用されているM
PEGビデオ(ビデオ符号化方式)及びMPEGシステ
ム(オーディオビデオ多重化方式)について、図16〜
図21を参照して説明する。
【0011】MPEGは1988年、ISO/IEC
JTC1/SC2(国際標準化機構/国際電気標準化会
合同技術委員会1/専門部会2、現在のSC29)に設
立された動画像符号化標準を検討する組織の名称(Movi
ng Pictures Expert Group)の略称である。MPEG1
ビデオ(MPEGフェーズ1)は1.5Mbps程度の
蓄積メディアを対象とした標準で、静止画符号化を目的
としたJPEGと、ISDNのテレビ会議やテレビ電話
の低転送レート用の動画像圧縮を目的としたH.261
(CCITT SGXV、現在のITU−T SG15で
標準化)の基本的な技術を受け継ぎ、蓄積メディア用に
新しい技術を導入したものである。これらは1993年
8月、ISO/IEC 11172として成立してい
る。
JTC1/SC2(国際標準化機構/国際電気標準化会
合同技術委員会1/専門部会2、現在のSC29)に設
立された動画像符号化標準を検討する組織の名称(Movi
ng Pictures Expert Group)の略称である。MPEG1
ビデオ(MPEGフェーズ1)は1.5Mbps程度の
蓄積メディアを対象とした標準で、静止画符号化を目的
としたJPEGと、ISDNのテレビ会議やテレビ電話
の低転送レート用の動画像圧縮を目的としたH.261
(CCITT SGXV、現在のITU−T SG15で
標準化)の基本的な技術を受け継ぎ、蓄積メディア用に
新しい技術を導入したものである。これらは1993年
8月、ISO/IEC 11172として成立してい
る。
【0012】MPEG2(MPEGフェーズ2)ビデオ
は通信や放送などの多様なアプリケーションに対応でき
るように汎用標準を目的として、1994年11月IS
O/IEC 13818−2、H.262として成立し
ている。MPEG2システムは同時期に13818−
1、H.222.0として成立している。
は通信や放送などの多様なアプリケーションに対応でき
るように汎用標準を目的として、1994年11月IS
O/IEC 13818−2、H.262として成立し
ている。MPEG2システムは同時期に13818−
1、H.222.0として成立している。
【0013】MPEG2ビデオは幾つかの技術を組み合
わせて作成されている。MPEG2ビデオ規格に準拠し
た符号化を行う一般的な符号化装置は、例えば図16に
示すように構成される。この装置は、加算器61、DC
T(離散コサイン変換)器62、量子化器63、VLC
(可変長符号化)器64、バッファ65、符号量制御器
66、逆量子化器67、逆DCT器68、加算器69、
画像メモリ70、及び動き補償器71とを備えている。
わせて作成されている。MPEG2ビデオ規格に準拠し
た符号化を行う一般的な符号化装置は、例えば図16に
示すように構成される。この装置は、加算器61、DC
T(離散コサイン変換)器62、量子化器63、VLC
(可変長符号化)器64、バッファ65、符号量制御器
66、逆量子化器67、逆DCT器68、加算器69、
画像メモリ70、及び動き補償器71とを備えている。
【0014】入力画像は、動き補償予測器71で復号化
した画像との差分を取ることで時間冗長部分が削減され
る。予測の方向は、過去、未来、両方からの3モード存
在する。またこれらは16画素×16画素のマクロブロ
ックごとに切り替えて使用できる。予測方向は入力画像
に与えられたピクチャタイプによって決定される。過去
からの予測モードと、予測をしないでそのマクロブロッ
クを独立で符号化するモードの2モード存在するのがP
ピクチャである。また未来からの予測モード、過去から
の予測モード、両方からの予測モード、及び独立で符号
化するモードの4モード存在するのがBピクチャであ
る。そして全てのマクロブロックを独立で符号化するの
がIピクチャである。
した画像との差分を取ることで時間冗長部分が削減され
る。予測の方向は、過去、未来、両方からの3モード存
在する。またこれらは16画素×16画素のマクロブロ
ックごとに切り替えて使用できる。予測方向は入力画像
に与えられたピクチャタイプによって決定される。過去
からの予測モードと、予測をしないでそのマクロブロッ
クを独立で符号化するモードの2モード存在するのがP
ピクチャである。また未来からの予測モード、過去から
の予測モード、両方からの予測モード、及び独立で符号
化するモードの4モード存在するのがBピクチャであ
る。そして全てのマクロブロックを独立で符号化するの
がIピクチャである。
【0015】動き補償は、動き領域をマクロブロックご
とにパターンマッチングを行ってハーフペル精度で動き
ベクトルを検出し、動き分だけシフトしてから予測す
る。動きベクトルは水平方向と垂直方向が存在し、何処
からの予測かを示すMC(Motion Compensation)モー
ドとともにマクロブロックの付加情報として伝送され
る。Iピクチャから次のIピクチャの前のピクチャまで
をGOP(Group Of Picture)といい、蓄積メディアな
どで使用される場合には、一般に約15ピクチャ程度で
GOPが構成される。
とにパターンマッチングを行ってハーフペル精度で動き
ベクトルを検出し、動き分だけシフトしてから予測す
る。動きベクトルは水平方向と垂直方向が存在し、何処
からの予測かを示すMC(Motion Compensation)モー
ドとともにマクロブロックの付加情報として伝送され
る。Iピクチャから次のIピクチャの前のピクチャまで
をGOP(Group Of Picture)といい、蓄積メディアな
どで使用される場合には、一般に約15ピクチャ程度で
GOPが構成される。
【0016】加算器61から出力される差分画像はDC
T器62において直交変換が行われる。DCT(Discre
te Cosine Transform)とは余弦関数を積分核とした積
分変換を有限空間への離散変換する直交変換である。M
PEGではマクロブロックを4分割した8×8のDCT
ブロックに対して、2次元DCTを行う。一般にビデオ
信号は低域成分が多く高域成分が少ないため、DCTを
行うと係数が低域に集中する。
T器62において直交変換が行われる。DCT(Discre
te Cosine Transform)とは余弦関数を積分核とした積
分変換を有限空間への離散変換する直交変換である。M
PEGではマクロブロックを4分割した8×8のDCT
ブロックに対して、2次元DCTを行う。一般にビデオ
信号は低域成分が多く高域成分が少ないため、DCTを
行うと係数が低域に集中する。
【0017】DCTされた画像データ(DCT係数)は
量子化器63で量子化が行われる。量子化は量子化マト
リックスという8×8の2次元周波数を視覚特性で重み
付けした値と、その全体をスカラ倍する量子化スケール
という値で乗算した値を量子化値として、DCT係数を
その量子化値で除算する。デコーダで逆量子化するとき
は量子化値を乗算することにより、元のDCT係数に近
似している値を得ることになる。
量子化器63で量子化が行われる。量子化は量子化マト
リックスという8×8の2次元周波数を視覚特性で重み
付けした値と、その全体をスカラ倍する量子化スケール
という値で乗算した値を量子化値として、DCT係数を
その量子化値で除算する。デコーダで逆量子化するとき
は量子化値を乗算することにより、元のDCT係数に近
似している値を得ることになる。
【0018】量子化されたデータはVLC器64で可変
長符号化される。量子化された値のうち直流(DC)成
分については、予測符号化のひとつであるDPCM(Di
fferential Pulse Code Modulation)が使用される。ま
た交流(AC)成分については、低域から高域にジグザ
グスキャンを行い、ゼロのラン長および有効係数値を1
つの事象とし、出現確率の高いものから符号長の短い符
号を割り当てていくハフマン符号化が行われる。
長符号化される。量子化された値のうち直流(DC)成
分については、予測符号化のひとつであるDPCM(Di
fferential Pulse Code Modulation)が使用される。ま
た交流(AC)成分については、低域から高域にジグザ
グスキャンを行い、ゼロのラン長および有効係数値を1
つの事象とし、出現確率の高いものから符号長の短い符
号を割り当てていくハフマン符号化が行われる。
【0019】可変長符号化されたデータは一時バッファ
65に蓄えられ、所定の転送レートで符号化データとし
て出力される。また、その出力されるデータのマクロブ
ロック毎の発生符号量は、符号量制御器66に送信さ
れ、目標符号量に対する発生符号量の誤差符号量を量子
化器にフィードバックして量子化スケールを調整するこ
とで符号量制御される。量子化された画像データは逆量
子化器67にて逆量子化、逆DCT器68にて逆DCT
(逆離散コサイン変換)される。逆DCT器68から出
力される画像データは、加算器69に入力され、動き補
償予測器器71から出力される差分画像データと加算さ
れる。そして一時、画像メモリ70に蓄えられたのち、
動き補償予測器71入力され、差分画像を計算するため
のリファレンスの復号化画像として使用される。
65に蓄えられ、所定の転送レートで符号化データとし
て出力される。また、その出力されるデータのマクロブ
ロック毎の発生符号量は、符号量制御器66に送信さ
れ、目標符号量に対する発生符号量の誤差符号量を量子
化器にフィードバックして量子化スケールを調整するこ
とで符号量制御される。量子化された画像データは逆量
子化器67にて逆量子化、逆DCT器68にて逆DCT
(逆離散コサイン変換)される。逆DCT器68から出
力される画像データは、加算器69に入力され、動き補
償予測器器71から出力される差分画像データと加算さ
れる。そして一時、画像メモリ70に蓄えられたのち、
動き補償予測器71入力され、差分画像を計算するため
のリファレンスの復号化画像として使用される。
【0020】図17は、符号化データの復号化を行う一
般的な復号化装置の構成を示すブロック図である。この
装置は、バッファ81、VLD(可変長復号化)器8
2、逆量子化器83、逆DCT器84、加算器85、画
像メモリ86、及び動き補償予測器87とを備えてい
る。
般的な復号化装置の構成を示すブロック図である。この
装置は、バッファ81、VLD(可変長復号化)器8
2、逆量子化器83、逆DCT器84、加算器85、画
像メモリ86、及び動き補償予測器87とを備えてい
る。
【0021】符号化されたストリームはバッファ81に
よりバッファリングされ、バッファ81からのデータは
VLD器82に入力される。VLD器82では可変長復
号化が行われ、直流(DC)成分および交流(AC)成
分が出力させる。交流(AC)成分データは低域から高
域にジグザクスキャンの順で8×8のマトリックスに配
置する。このデータは逆量子化器83に入力され、量子
化マトリックスにて逆量子化される。逆量子化されたデ
ータは、逆DCT器84に入力され、逆DCTされ、画
像データ(復号化データ)として出力される。また、復
号化データは一時、画像メモリ86に蓄えられたのち、
動き補償予測器87において、差分画像を計算するため
のリファレンスの復号化画像として使用される。
よりバッファリングされ、バッファ81からのデータは
VLD器82に入力される。VLD器82では可変長復
号化が行われ、直流(DC)成分および交流(AC)成
分が出力させる。交流(AC)成分データは低域から高
域にジグザクスキャンの順で8×8のマトリックスに配
置する。このデータは逆量子化器83に入力され、量子
化マトリックスにて逆量子化される。逆量子化されたデ
ータは、逆DCT器84に入力され、逆DCTされ、画
像データ(復号化データ)として出力される。また、復
号化データは一時、画像メモリ86に蓄えられたのち、
動き補償予測器87において、差分画像を計算するため
のリファレンスの復号化画像として使用される。
【0022】MPEGシステムはMPEGビデオ及びオ
ーディオなどで符号化されビットストリームを、1個の
ビットストリームに多重化し、同期を確保しながら再生
する方式を規定したものである。システムで規定されて
いる内容は大きく分けて次の5点である。
ーディオなどで符号化されビットストリームを、1個の
ビットストリームに多重化し、同期を確保しながら再生
する方式を規定したものである。システムで規定されて
いる内容は大きく分けて次の5点である。
【0023】1)複数の符号化されたビットストリーム
の同期再生 2)複数の符号化されたビットストリームの単一ビット
ストリームヘの多重化 3)再生開始時のバッファの初期化 4)連続的なバッファの管理 5)復号や再生などの時刻の確定 MPEGシステムで多重化を行うには情報をパケット化
する必要がある。パケットによる多重化とは、例えばビ
デオと、オーディオとを多重化する場合、各々をパケッ
トと呼ばれる適当な長さのストリームに分割し、ヘッダ
などの付加情報を付けて、適宜、ビデオとオーディオの
パケットを切り替えて時分割伝送する方式である。ヘッ
ダにはビデオやオーディオなどを識別するための情報
や、同期のための時間情報が格納されている。パケット
長は伝送媒体やアプリケーションに依存し、ATM(As
ynchronous Transfer Mode)のように53バイトから、
光ディスクのように4Kバイトと長いものまで存在して
いる。MPEGでは、パケット長は可変で任意に指定で
きるようになっている。
の同期再生 2)複数の符号化されたビットストリームの単一ビット
ストリームヘの多重化 3)再生開始時のバッファの初期化 4)連続的なバッファの管理 5)復号や再生などの時刻の確定 MPEGシステムで多重化を行うには情報をパケット化
する必要がある。パケットによる多重化とは、例えばビ
デオと、オーディオとを多重化する場合、各々をパケッ
トと呼ばれる適当な長さのストリームに分割し、ヘッダ
などの付加情報を付けて、適宜、ビデオとオーディオの
パケットを切り替えて時分割伝送する方式である。ヘッ
ダにはビデオやオーディオなどを識別するための情報
や、同期のための時間情報が格納されている。パケット
長は伝送媒体やアプリケーションに依存し、ATM(As
ynchronous Transfer Mode)のように53バイトから、
光ディスクのように4Kバイトと長いものまで存在して
いる。MPEGでは、パケット長は可変で任意に指定で
きるようになっている。
【0024】データはパケット化され、さらにパック化
される。1パックは数パケットで構成されている。各パ
ックの先頭部分にはpack_start_codeやSCR(System
Clock Referance)、パケットの先頭部分にはstream_id
やタイムスタンプが記述されている。タイムスタンプに
はオーディオ、ビデオなどの同期をとる時間情報が記述
されており、DTS(Decoding Time Stamp)、PTS
(Presentation Time Stamp)の2種類が存在する。P
CR(Program Clock Reference)は27MHzの時間
精度で記述されており、デコーダの基準クロックは、P
CRにロックされる。
される。1パックは数パケットで構成されている。各パ
ックの先頭部分にはpack_start_codeやSCR(System
Clock Referance)、パケットの先頭部分にはstream_id
やタイムスタンプが記述されている。タイムスタンプに
はオーディオ、ビデオなどの同期をとる時間情報が記述
されており、DTS(Decoding Time Stamp)、PTS
(Presentation Time Stamp)の2種類が存在する。P
CR(Program Clock Reference)は27MHzの時間
精度で記述されており、デコーダの基準クロックは、P
CRにロックされる。
【0025】DTSはそのパケットデータ内の最初のア
クセスユニット(ビデオなら1ピクチャ、オーディオな
ら例えば1152サンプル)のデコード開始時刻を示
し、PTSは表示(再生)開始時刻を示している。
クセスユニット(ビデオなら1ピクチャ、オーディオな
ら例えば1152サンプル)のデコード開始時刻を示
し、PTSは表示(再生)開始時刻を示している。
【0026】図18はパケットストリームから、ビデオ
データ及びオーディデータをデコードする装置の一般的
な構成を示すブロック図である。この装置は、システム
データをデコードするシステムデコーダ91と、オーデ
ィオデータをデコードするオーディオデコーダ92と、
ビデオデータデコードするビデオデコーダ93と、PC
Rに同期した27MHzの基準クロックを生成するクロ
ック制御部94と、基準クロックと、DTS及びPTS
との比較を行う比較部95と、オーディオデータ用メモ
リ96と、ビデオデータ用メモリ97とを備えている。
データ及びオーディデータをデコードする装置の一般的
な構成を示すブロック図である。この装置は、システム
データをデコードするシステムデコーダ91と、オーデ
ィオデータをデコードするオーディオデコーダ92と、
ビデオデータデコードするビデオデコーダ93と、PC
Rに同期した27MHzの基準クロックを生成するクロ
ック制御部94と、基準クロックと、DTS及びPTS
との比較を行う比較部95と、オーディオデータ用メモ
リ96と、ビデオデータ用メモリ97とを備えている。
【0027】比較部95は、PCRでロックした共通の
基準クロックを常に監視し、DTSやPTSの時刻と一
致したときに、デコードや表示を行うように、メモリ9
6,97を制御するしくみになっている。多重化された
データが各デコーダでバッファリングされ、同期した表
示を行うための仮想的なデコーダをSTD(System Tar
get Decoder)と呼び、このSTDがオーバフローやア
ンダフローを起こさないように多重化されていなければ
ならない。
基準クロックを常に監視し、DTSやPTSの時刻と一
致したときに、デコードや表示を行うように、メモリ9
6,97を制御するしくみになっている。多重化された
データが各デコーダでバッファリングされ、同期した表
示を行うための仮想的なデコーダをSTD(System Tar
get Decoder)と呼び、このSTDがオーバフローやア
ンダフローを起こさないように多重化されていなければ
ならない。
【0028】また、MPEGシステムには、大きく分け
てTS(Transport Stream)とPS(Program Stream)
が存在する。これらはPES(Packetized Elementary
Stream)、およびその他の必要な情報を含むパケットか
ら構成されている。PESは両ストリーム間の変換を可
能とするための中間ストリームとして規定されていて、
MPEGで符号化されたビデオデータ、オーディオデー
タの他、プライベートストリームなどをパケット化した
ものである。
てTS(Transport Stream)とPS(Program Stream)
が存在する。これらはPES(Packetized Elementary
Stream)、およびその他の必要な情報を含むパケットか
ら構成されている。PESは両ストリーム間の変換を可
能とするための中間ストリームとして規定されていて、
MPEGで符号化されたビデオデータ、オーディオデー
タの他、プライベートストリームなどをパケット化した
ものである。
【0029】PSは共通の基準時間を有するプログラム
のビデオ及びオーディオの多重化をすることが可能であ
る。パケットレイヤはPESとよばれ、この構造は図1
9に示すように、後述するTSと共用して用いられ、こ
れらの相互互換性を可能とする。PSのSTDモデルで
は、ストリームはPESパケット内のstream_idによっ
てスイッチされる。
のビデオ及びオーディオの多重化をすることが可能であ
る。パケットレイヤはPESとよばれ、この構造は図1
9に示すように、後述するTSと共用して用いられ、こ
れらの相互互換性を可能とする。PSのSTDモデルで
は、ストリームはPESパケット内のstream_idによっ
てスイッチされる。
【0030】TSもPSと同じように共通の基準時間を
有するプログラムのビデオ及びオーディオの多重化をす
ることが可能であるが、TSはさらに異なる基準時間を
有する通信や放送などのマルチプログラムの多重化を可
能としている。TSはATMセル長や誤り訂正符号化す
る場合を考慮し、188バイトの固定長パケットで構成
されており、エラーが存在する系でも使用できるように
考慮されている。TSパケット自体の構造はそれほど複
雑ではないが、マルチプログラムのストリームであるた
め、その運用は複雑である。
有するプログラムのビデオ及びオーディオの多重化をす
ることが可能であるが、TSはさらに異なる基準時間を
有する通信や放送などのマルチプログラムの多重化を可
能としている。TSはATMセル長や誤り訂正符号化す
る場合を考慮し、188バイトの固定長パケットで構成
されており、エラーが存在する系でも使用できるように
考慮されている。TSパケット自体の構造はそれほど複
雑ではないが、マルチプログラムのストリームであるた
め、その運用は複雑である。
【0031】PSと比べて特徴的なのはTSパケットが
上位構造であるにも関わらず、PESパケットより(通
常は)短く、PESパケットを分割してTSパケットに
乗せて伝送する点である。TSのSTDモデルでは、ス
トリームはTSパケット内のPID(パケットID)に
よってスイッチされる。
上位構造であるにも関わらず、PESパケットより(通
常は)短く、PESパケットを分割してTSパケットに
乗せて伝送する点である。TSのSTDモデルでは、ス
トリームはTSパケット内のPID(パケットID)に
よってスイッチされる。
【0032】TSパケットの構造を図20に示す。始め
の8ビットがSYNC(同期)バイトで、そのあとにエ
ラー指示、ユニット先頭指示、破棄する場合の優先指示
のビットが1ビットづつ記述される。そのあとにPID
といってこのパケットのペイロードの種類を示すID
(識別子)が記述される。そのあとにスクランブル情報
2ビット、ペイロードにアダプテーションフィールドを
伝送するかどうかを示す情報2ビット、パケットの連続
性を示す情報4ビットがそれぞれ記述され、最後に要素
符号化データもしくはアダプテーション情報のあとに要
素データを記述する。また無効データを伝送することも
できるようになっている。
の8ビットがSYNC(同期)バイトで、そのあとにエ
ラー指示、ユニット先頭指示、破棄する場合の優先指示
のビットが1ビットづつ記述される。そのあとにPID
といってこのパケットのペイロードの種類を示すID
(識別子)が記述される。そのあとにスクランブル情報
2ビット、ペイロードにアダプテーションフィールドを
伝送するかどうかを示す情報2ビット、パケットの連続
性を示す情報4ビットがそれぞれ記述され、最後に要素
符号化データもしくはアダプテーション情報のあとに要
素データを記述する。また無効データを伝送することも
できるようになっている。
【0033】MPEGシステムのTSには、その多重化
されている番組の情報に関するパケットがどのPIDで
あるのかを指示する仕組みがある。それを図21を参照
して説明する。まずTSパケット群の中からPID=0
のものを探す。それはPAT(Program Association Ta
ble)と呼ばれる情報パケットで、そのパケットの中に
はプログラムナンバPRに対応する情報PIDがリンク
された形で記述されている。次に目的のプログラムナン
バPRに対応するPIDのパケットを読みに行くとPM
T(Program Map Table)と呼ばれる情報パケットがあ
り、そのパケットの中にはそのプログラムナンバPRに
対応する番組のビデオパケットのPIDと、オーディオ
パケットのPIDの情報が記述されている。PATとP
MTのことをPSI(Program Specific Information)
と呼び、目的の番組のチャンネルにアクセス(エント
リ)することが可能な情報体系になっている。
されている番組の情報に関するパケットがどのPIDで
あるのかを指示する仕組みがある。それを図21を参照
して説明する。まずTSパケット群の中からPID=0
のものを探す。それはPAT(Program Association Ta
ble)と呼ばれる情報パケットで、そのパケットの中に
はプログラムナンバPRに対応する情報PIDがリンク
された形で記述されている。次に目的のプログラムナン
バPRに対応するPIDのパケットを読みに行くとPM
T(Program Map Table)と呼ばれる情報パケットがあ
り、そのパケットの中にはそのプログラムナンバPRに
対応する番組のビデオパケットのPIDと、オーディオ
パケットのPIDの情報が記述されている。PATとP
MTのことをPSI(Program Specific Information)
と呼び、目的の番組のチャンネルにアクセス(エント
リ)することが可能な情報体系になっている。
【0034】次に本発明を適用したディジタル情報記録
再生装置を図1を参照して説明する。この装置は、アン
テナ46から受信信号が入力されるセットトップボック
ス45と、アナログ入力画像信号をMPEGに準拠した
ディジタル信号に変換するMPEGエンコーダ41と、
MPEGエンコーダ41から出力されるディジタル信号
をパケット化するパケット化器42と、パケット化され
たディジタル情報にタイムスタンプを付加するタイムス
タンプ記録器43と、データバス30を介して入力され
るディジタル信号からクロック情報を検出するクロック
検出器31と、クロック情報の、編集接続点におけるオ
フセット量を計算するクロックオフセット計算器32
と、クロック検出器31により検出されたクロック情報
の、編集接続点におけるオフセット処理を行うクロック
オフセット再構成器33と、オフセット処理された時間
基準信号(PCR)に位相ロックした27MHzクロッ
ク信号を生成するPLL回路34と、磁気テープ駆動系
及びスキャンドラム駆動系の制御を行うテープドラム回
転サーボ器22と、記録時の制御を行う記録制御器44
と、ユーザによる操作が入力されるユーザインターフェ
ース39と、記録時にプログラムのタイトル、記録開始
日時などのライブラリ情報を所定の構造にフォーマット
するライブラリ情報管理器38と、ライブラリ情報の読
み書きを行うライブラリ情報読み書き器40と、第1の
記録媒体としてのハードディスク1と、ハードディスク
1へのディジタル情報DCNTの書き込み及び書き込ん
だ情報の読み出しを行うディスク信号読み書き器11
と、第2の記録媒体としての磁気テープ2にディジタル
情報DCNTの書き込み及び書き込んだ情報の読み出し
を行うテープ信号読み書き器21と、パケット化された
データを元に戻す逆パケット化器35と、再生時に、デ
ィスク信号読み書き器11及びテープ信号読み書き器2
1の制御を行う再生制御器36と、再生されたディジタ
ル信号をアナログ画像信号及びアナログ音声信号に変換
し、モニタ50に出力するMPEGデコーダ37と、デ
ィスク信号読み書き器11、テープ信号読み書き器2
1、クロック検出器30、ライブラリ情報読み書き器4
0、及び記録制御器44を接続し、データの伝送を行う
データバス30とを備えている。
再生装置を図1を参照して説明する。この装置は、アン
テナ46から受信信号が入力されるセットトップボック
ス45と、アナログ入力画像信号をMPEGに準拠した
ディジタル信号に変換するMPEGエンコーダ41と、
MPEGエンコーダ41から出力されるディジタル信号
をパケット化するパケット化器42と、パケット化され
たディジタル情報にタイムスタンプを付加するタイムス
タンプ記録器43と、データバス30を介して入力され
るディジタル信号からクロック情報を検出するクロック
検出器31と、クロック情報の、編集接続点におけるオ
フセット量を計算するクロックオフセット計算器32
と、クロック検出器31により検出されたクロック情報
の、編集接続点におけるオフセット処理を行うクロック
オフセット再構成器33と、オフセット処理された時間
基準信号(PCR)に位相ロックした27MHzクロッ
ク信号を生成するPLL回路34と、磁気テープ駆動系
及びスキャンドラム駆動系の制御を行うテープドラム回
転サーボ器22と、記録時の制御を行う記録制御器44
と、ユーザによる操作が入力されるユーザインターフェ
ース39と、記録時にプログラムのタイトル、記録開始
日時などのライブラリ情報を所定の構造にフォーマット
するライブラリ情報管理器38と、ライブラリ情報の読
み書きを行うライブラリ情報読み書き器40と、第1の
記録媒体としてのハードディスク1と、ハードディスク
1へのディジタル情報DCNTの書き込み及び書き込ん
だ情報の読み出しを行うディスク信号読み書き器11
と、第2の記録媒体としての磁気テープ2にディジタル
情報DCNTの書き込み及び書き込んだ情報の読み出し
を行うテープ信号読み書き器21と、パケット化された
データを元に戻す逆パケット化器35と、再生時に、デ
ィスク信号読み書き器11及びテープ信号読み書き器2
1の制御を行う再生制御器36と、再生されたディジタ
ル信号をアナログ画像信号及びアナログ音声信号に変換
し、モニタ50に出力するMPEGデコーダ37と、デ
ィスク信号読み書き器11、テープ信号読み書き器2
1、クロック検出器30、ライブラリ情報読み書き器4
0、及び記録制御器44を接続し、データの伝送を行う
データバス30とを備えている。
【0035】図1に示す装置の、磁気テープ2に情報を
記録し、該記録した情報を再生する処理を行うユニット
は、D−VHS規格に準拠して構成されている。したが
って、磁気テープ2への情報の記録再生は、磁気ヘッド
が搭載されたスキャンドラムを回転駆動し、磁気ヘッド
を磁気テープ2上の傾斜トラックをトレースさせること
により行われる。
記録し、該記録した情報を再生する処理を行うユニット
は、D−VHS規格に準拠して構成されている。したが
って、磁気テープ2への情報の記録再生は、磁気ヘッド
が搭載されたスキャンドラムを回転駆動し、磁気ヘッド
を磁気テープ2上の傾斜トラックをトレースさせること
により行われる。
【0036】次に図1に示す装置の、記録時の動作を説
明をする。 (1)放送からのアナログ入力画像信号をハードディス
ク1ヘ記録する場合 ユーザは、ユーザインタフェース39により、放送から
のアナログ入力画像を記録するという指示を記録開始ボ
タン(図示せず)を押すことで行う。記録開始ボタンが
押されたら、図示せぬCPU(Central Processing Uni
t)は制御信号を記録制御器44に伝送する。一方、ユ
ーザインターフェース39から、記録するコンテンツプ
ログラムのタイトルなどの情報が入力され、その情報は
ライブラリ情報管理器38に伝送される。ライブラリ情
報管理器38では、プログラムのタイトルなどの情報
と、記録開始日時の情報などが、後述する表1、2及び
3の構造にフォーマットされ、該フォーマット処理後の
情報が、ライブラリ情報読み書き器40に伝送される。
ライブラリ情報読み書き器40は、これらの情報を後述
する図3、図4及び図5の構造でハードディスク1に記
録する。一方、入力データは、記録制御部44からの記
録開始信号を受けてMPEGエンコーダ41で符号化さ
れ、パケット化器42へ伝送される。パケット化器42
では、図6に示すようにMPEGの符号化データがトラ
ンスポートストリームパケットにパケット化される。パ
ケット化されたデータは、タイムスタンプ記録器43に
おいてタイムスタンプが付加されて新たなパケットとし
て構成され、そのパケットを複数集めてユニット化され
(TSユニットが生成され)、その先頭パケットの頭に
TSユニットヘッダ領域が確保され、そこにランダムア
クセスが可能なことを示すフラグなどが設定され、TS
ユニットを連続してTSストリームとして記録制御器4
4へ伝送される。伝送されたデータはデータバス30を
介してディスク信号読み書き器11へ伝送されて、ある
程度の符号量をバッファリングした後に、ハードディス
ク1ヘ記録される。
明をする。 (1)放送からのアナログ入力画像信号をハードディス
ク1ヘ記録する場合 ユーザは、ユーザインタフェース39により、放送から
のアナログ入力画像を記録するという指示を記録開始ボ
タン(図示せず)を押すことで行う。記録開始ボタンが
押されたら、図示せぬCPU(Central Processing Uni
t)は制御信号を記録制御器44に伝送する。一方、ユ
ーザインターフェース39から、記録するコンテンツプ
ログラムのタイトルなどの情報が入力され、その情報は
ライブラリ情報管理器38に伝送される。ライブラリ情
報管理器38では、プログラムのタイトルなどの情報
と、記録開始日時の情報などが、後述する表1、2及び
3の構造にフォーマットされ、該フォーマット処理後の
情報が、ライブラリ情報読み書き器40に伝送される。
ライブラリ情報読み書き器40は、これらの情報を後述
する図3、図4及び図5の構造でハードディスク1に記
録する。一方、入力データは、記録制御部44からの記
録開始信号を受けてMPEGエンコーダ41で符号化さ
れ、パケット化器42へ伝送される。パケット化器42
では、図6に示すようにMPEGの符号化データがトラ
ンスポートストリームパケットにパケット化される。パ
ケット化されたデータは、タイムスタンプ記録器43に
おいてタイムスタンプが付加されて新たなパケットとし
て構成され、そのパケットを複数集めてユニット化され
(TSユニットが生成され)、その先頭パケットの頭に
TSユニットヘッダ領域が確保され、そこにランダムア
クセスが可能なことを示すフラグなどが設定され、TS
ユニットを連続してTSストリームとして記録制御器4
4へ伝送される。伝送されたデータはデータバス30を
介してディスク信号読み書き器11へ伝送されて、ある
程度の符号量をバッファリングした後に、ハードディス
ク1ヘ記録される。
【0037】(2)放送からのデジタル入力ストリーム
をハードディスク1ヘ記録する場合 ユーザはユーザインタフェース39に放送からのデジタ
ル入力ストリームを記録するという指示を記録開始ボタ
ンを押すことで行う。記録開始ボタンが押されたら、図
示せぬCPUは制御信号を記録制御器44に伝送する。
一方、ユーザインターフェース39から、記録するコン
テンツプログラムのタイトルなどの情報が入力される
と、その情報はライブラリ情報管理器38に伝送され
る。ライブラリ管理器38では、プログラムのタイトル
などの情報と、記録開始日時の情報などを、後述する表
1、2、及び3の構造にフォーマットした後にライブラ
リ情報読み書き器に伝送される。ライブラリ情報管理器
38では、プログラムのタイトルなどの情報と、記録開
始日時の情報などがライブラリ情報として、後述する表
1,2,及び3の構造にフォーマットされ、該フォーマ
ットされたライブラリ情報は、ライブラリ情報読み書き
器40に伝送される。ライブラリ情報読み書き器40
は、ライブラリ情報を図3,4及び5に示す構造でハー
ドディスク1上に記録する。一方、セットトップボック
ス45から供給されるデジタル入力ストリームTSIN
はパケット化器42に入力される。以後は上述した
(1)の場合と同様の処理が行われ、処理後のデータが
ハードディスク1に記録される。
をハードディスク1ヘ記録する場合 ユーザはユーザインタフェース39に放送からのデジタ
ル入力ストリームを記録するという指示を記録開始ボタ
ンを押すことで行う。記録開始ボタンが押されたら、図
示せぬCPUは制御信号を記録制御器44に伝送する。
一方、ユーザインターフェース39から、記録するコン
テンツプログラムのタイトルなどの情報が入力される
と、その情報はライブラリ情報管理器38に伝送され
る。ライブラリ管理器38では、プログラムのタイトル
などの情報と、記録開始日時の情報などを、後述する表
1、2、及び3の構造にフォーマットした後にライブラ
リ情報読み書き器に伝送される。ライブラリ情報管理器
38では、プログラムのタイトルなどの情報と、記録開
始日時の情報などがライブラリ情報として、後述する表
1,2,及び3の構造にフォーマットされ、該フォーマ
ットされたライブラリ情報は、ライブラリ情報読み書き
器40に伝送される。ライブラリ情報読み書き器40
は、ライブラリ情報を図3,4及び5に示す構造でハー
ドディスク1上に記録する。一方、セットトップボック
ス45から供給されるデジタル入力ストリームTSIN
はパケット化器42に入力される。以後は上述した
(1)の場合と同様の処理が行われ、処理後のデータが
ハードディスク1に記録される。
【0038】(3)ハードディスク1からデータを磁気
テープ2にコピーする場合 ユーザインターフェース39から所定のプログラムの詳
細な情報を見るという指示が入ると、図示せぬCPUは
ディスク信号読み書き器11により、そのコンテンツの
属性や説明を構造化して記録したライブラリ情報を読み
取る。そのライブラリ情報は図3に示すようにSIDE.if
oというファイルネームで、図4及び5に示すような構
造で記述されている。この構造の詳細はあとで説明す
る。このライブラリ情報には、プログラム単位の情報、
及びそのプログラムを所定の時間区間ごと区切った単位
(インデックス)ごとの情報が記録されている。それぞ
れには、少なくともそのデータに対応するコンテンツ説
明の情報が記述されている。
テープ2にコピーする場合 ユーザインターフェース39から所定のプログラムの詳
細な情報を見るという指示が入ると、図示せぬCPUは
ディスク信号読み書き器11により、そのコンテンツの
属性や説明を構造化して記録したライブラリ情報を読み
取る。そのライブラリ情報は図3に示すようにSIDE.if
oというファイルネームで、図4及び5に示すような構
造で記述されている。この構造の詳細はあとで説明す
る。このライブラリ情報には、プログラム単位の情報、
及びそのプログラムを所定の時間区間ごと区切った単位
(インデックス)ごとの情報が記録されている。それぞ
れには、少なくともそのデータに対応するコンテンツ説
明の情報が記述されている。
【0039】ライブラリ情報管理器38は、そのライブ
ラリ情報を解析して、あらかじめ決められた、ユーザに
分かり易いプログラム情報表示フォーマットに、ライブ
ラリ情報画面をはめ込み、レイアウトしてモニタ50ヘ
画像データを伝送する。ユーザは、モニタ50によって
プログラムの詳細情報を得たら、ユーザインタフェース
39にて、磁気テープ2ヘコピーしたいプログラムを決
定し、プログラムの番号をリモコンなどで入力してコピ
ー開始のボタンを押す。CPUはコピー開始のボタンが
押されたら、再生開始信号を制御信号として再生制御器
36へ伝送する。再生制御器36は、ディスク信号読み
書き器11へ、再生開始の信号を伝送する。コンテンツ
データ信号読み書き器11は、プログラムに対応するオ
ーディオやビデオの情報データをハードディスク1から
読み取り、データバス30を介してクロック検出器31
へ伝送する。
ラリ情報を解析して、あらかじめ決められた、ユーザに
分かり易いプログラム情報表示フォーマットに、ライブ
ラリ情報画面をはめ込み、レイアウトしてモニタ50ヘ
画像データを伝送する。ユーザは、モニタ50によって
プログラムの詳細情報を得たら、ユーザインタフェース
39にて、磁気テープ2ヘコピーしたいプログラムを決
定し、プログラムの番号をリモコンなどで入力してコピ
ー開始のボタンを押す。CPUはコピー開始のボタンが
押されたら、再生開始信号を制御信号として再生制御器
36へ伝送する。再生制御器36は、ディスク信号読み
書き器11へ、再生開始の信号を伝送する。コンテンツ
データ信号読み書き器11は、プログラムに対応するオ
ーディオやビデオの情報データをハードディスク1から
読み取り、データバス30を介してクロック検出器31
へ伝送する。
【0040】入力ストリームデータにはクロック情報
(DTS、PTS、PCR)が記録されており、データ
バス30を介してクロック検出器31によってクロック
情報が抽出され、クロックオフセット再構成器33へ入
力される。クロック情報に含まれるPCRは、27MH
zでの記録側で使用した基準クロック信号であリ、MP
EGシステム規格で13ビットで記述するように規定さ
れているものである。後述するような編集を伴わないと
きには、PCRは連続しているのでクロックオフセット
再構成器33には、ライブラリ情報管理器38から
「0」の信号が入力される。したがって、クロックオフ
セット再構成器33でとくにPCRの変更がなされず、
PLL回路34へ伝送される。クロックオフセット再構
成器33は、本実施形態では、入力されたクロックオフ
セット値をPCRから減算する処理を行うので「0」を
減算してもPCRは変化しない。
(DTS、PTS、PCR)が記録されており、データ
バス30を介してクロック検出器31によってクロック
情報が抽出され、クロックオフセット再構成器33へ入
力される。クロック情報に含まれるPCRは、27MH
zでの記録側で使用した基準クロック信号であリ、MP
EGシステム規格で13ビットで記述するように規定さ
れているものである。後述するような編集を伴わないと
きには、PCRは連続しているのでクロックオフセット
再構成器33には、ライブラリ情報管理器38から
「0」の信号が入力される。したがって、クロックオフ
セット再構成器33でとくにPCRの変更がなされず、
PLL回路34へ伝送される。クロックオフセット再構
成器33は、本実施形態では、入力されたクロックオフ
セット値をPCRから減算する処理を行うので「0」を
減算してもPCRは変化しない。
【0041】PLL回路34ではこのPCRからフェー
ズロックループで27MHzのクロックを作成し、この
27MHzのクロックは、テープドラム回転サーボ器2
2に供給され、ドラム回転サーボでドラムモータ(図示
せず)を駆動し、スキャンドラム(図示せず)を回転駆
動している。
ズロックループで27MHzのクロックを作成し、この
27MHzのクロックは、テープドラム回転サーボ器2
2に供給され、ドラム回転サーボでドラムモータ(図示
せず)を駆動し、スキャンドラム(図示せず)を回転駆
動している。
【0042】また、ユーザインターフェース39から、
記録制御器44へ記録開始命令が送られ、記録制御器4
4はデータをある程度バッファリングして出力する。記
録制御器44から出力されるデータは、データバス30
を介してテープ信号読み書き器21に入力され、ドラム
回転サーボをかけながら、データバス30上のデジタル
データストリームはテープ読み書き器21によって磁気
テープ2ヘ記録される。
記録制御器44へ記録開始命令が送られ、記録制御器4
4はデータをある程度バッファリングして出力する。記
録制御器44から出力されるデータは、データバス30
を介してテープ信号読み書き器21に入力され、ドラム
回転サーボをかけながら、データバス30上のデジタル
データストリームはテープ読み書き器21によって磁気
テープ2ヘ記録される。
【0043】次に再生時の動作の概略を説明をする。ハ
ードディスク1または磁気テープ2のどちらから再生す
る場合も同様である。ユーザインターフェース39から
所定のプログラムの詳細な情報を見るという指示が入る
と図示せぬCPUはディスク信号信号読み書き器11に
より、そのコンテンツの属性や説明を構造化して記録し
たライブラリ情報を読み取る。そのライブラリ情報は図
3に示すようにSIDE.ifoというファイルネームで、図
4及び5に示すような構造で記述されている。この構造
の詳細はあとで説明する。このライブラリ情報には、プ
ログラム単位の情報、そのプログラムを所定の時間区間
ごと区切った単位(インデックス)ごとの情報が記録さ
れている。それぞれには少なくともそのデータに対応す
るコンテンツ説明の情報が記述されている。
ードディスク1または磁気テープ2のどちらから再生す
る場合も同様である。ユーザインターフェース39から
所定のプログラムの詳細な情報を見るという指示が入る
と図示せぬCPUはディスク信号信号読み書き器11に
より、そのコンテンツの属性や説明を構造化して記録し
たライブラリ情報を読み取る。そのライブラリ情報は図
3に示すようにSIDE.ifoというファイルネームで、図
4及び5に示すような構造で記述されている。この構造
の詳細はあとで説明する。このライブラリ情報には、プ
ログラム単位の情報、そのプログラムを所定の時間区間
ごと区切った単位(インデックス)ごとの情報が記録さ
れている。それぞれには少なくともそのデータに対応す
るコンテンツ説明の情報が記述されている。
【0044】ライブラリ情報管理器38は、そのライブ
ラリ情報を解析して、あらかじめ決められたユーザに分
かり易いプログラム情報表示フォーマットに、ライブラ
リ情報画面をはめ込み、レイアウトしてモニタ50ヘ画
像データを伝送する。ユーザは、モニタ50によって、
プログラムの詳細情報を得たら、ユーザインタフェース
39にて、見たいプログラムを決定し、見たいプログラ
ムのナンバをリモコンなどで入力して再生開始のボタン
を押す。CPUは再生開始のボタンが押されたら、再生
開始信号を制御信号として再生制御器36へ伝送する。
ラリ情報を解析して、あらかじめ決められたユーザに分
かり易いプログラム情報表示フォーマットに、ライブラ
リ情報画面をはめ込み、レイアウトしてモニタ50ヘ画
像データを伝送する。ユーザは、モニタ50によって、
プログラムの詳細情報を得たら、ユーザインタフェース
39にて、見たいプログラムを決定し、見たいプログラ
ムのナンバをリモコンなどで入力して再生開始のボタン
を押す。CPUは再生開始のボタンが押されたら、再生
開始信号を制御信号として再生制御器36へ伝送する。
【0045】再生制御器36は、ハードディスク1から
の再生の場合にはディスク信号読み書き器11へ、また
磁気テープ2からの再生の場合には、テープ信号読み書
き器21へ、再生開始の信号を伝送する。それぞれの信
号読み書き器11,21は、プログラムに対応するオー
ディオやビデオの情報を記録媒体から読み取り、データ
バス30を介してクロック検出器31へ伝送する。後述
するような編集を伴わないときにはクロックは連続して
いるのでクロックオフセット再構成器33には「0」の
信号がライブラリ情報管理器38から入力され、とくに
PCRが変更されることなくPLL回路34へ伝送され
るとともに、再生の場合にはシステムクロックの27M
Hzで、データに記録されているクロック情報に基づい
て、データレートが同期される。同時に、プログラムに
対応するオーディオやビデオの情報は、クロック検出器
31及びクロックオフセット再構成器33を介して逆パ
ケット器35へ伝送される。
の再生の場合にはディスク信号読み書き器11へ、また
磁気テープ2からの再生の場合には、テープ信号読み書
き器21へ、再生開始の信号を伝送する。それぞれの信
号読み書き器11,21は、プログラムに対応するオー
ディオやビデオの情報を記録媒体から読み取り、データ
バス30を介してクロック検出器31へ伝送する。後述
するような編集を伴わないときにはクロックは連続して
いるのでクロックオフセット再構成器33には「0」の
信号がライブラリ情報管理器38から入力され、とくに
PCRが変更されることなくPLL回路34へ伝送され
るとともに、再生の場合にはシステムクロックの27M
Hzで、データに記録されているクロック情報に基づい
て、データレートが同期される。同時に、プログラムに
対応するオーディオやビデオの情報は、クロック検出器
31及びクロックオフセット再構成器33を介して逆パ
ケット器35へ伝送される。
【0046】逆パケット器35では、パケット化された
データからヘッダが取り除かれ、TSパケットごとに記
述されているタイムスタンプがMPEGデコーダヘ伝送
される。また、ヘッダとタイムスタンプを取り除いたT
Sパケットデータは、MPEGデコーダ前段のバッファ
に伝送される。MPEGデコーダ37では、TSパケッ
トデータをタイムスタンプで指示されたタイミングで受
信したこととしてバッファからTSパケットデータを抜
き取りながらMPEGデコードを行い、オーディオやビ
デオの情報としてモニタ50ヘ伝送される。ここでのモ
ニタ50は、ビデオの表示器としての機能と、オーディ
オのスピーカとしての機能を有する。
データからヘッダが取り除かれ、TSパケットごとに記
述されているタイムスタンプがMPEGデコーダヘ伝送
される。また、ヘッダとタイムスタンプを取り除いたT
Sパケットデータは、MPEGデコーダ前段のバッファ
に伝送される。MPEGデコーダ37では、TSパケッ
トデータをタイムスタンプで指示されたタイミングで受
信したこととしてバッファからTSパケットデータを抜
き取りながらMPEGデコードを行い、オーディオやビ
デオの情報としてモニタ50ヘ伝送される。ここでのモ
ニタ50は、ビデオの表示器としての機能と、オーディ
オのスピーカとしての機能を有する。
【0047】次にこれらの記録再生系の説明を背景に、
TSストリームを編集する場合のクロックオフセット情
報の取り扱いについて説明する。編集は、ハードディス
ク1に記録されたデータストリームを対象として実行さ
れ、編集後のデータはハードディスク1に格納される。
ただし、ハードディスク1に記録されているデータスト
リームを再生して、編集して再度記録するという処理で
はなく、例えば2つのデータストリームを編集接続点で
接続する場合であれば、そのように接続したデータスト
リームを再生可能とするために必要なデータを、追加的
にハードディスク1に記録する処理が行われる。追加的
に記録されるデータは、(1)編集接続点の前後のデー
タを再符号化した、短いコネクションオブジェクトと呼
ぶデータと、(2)そのデータに関する管理情報として
のSide.ifoデータである。編集後のデータは、典型的に
は、ハードディスク1から直接再生されたり、あるいは
磁気テープ2にコピーされたりする。さらに、後述する
図22の構成では、外部の伝送路に出力される。
TSストリームを編集する場合のクロックオフセット情
報の取り扱いについて説明する。編集は、ハードディス
ク1に記録されたデータストリームを対象として実行さ
れ、編集後のデータはハードディスク1に格納される。
ただし、ハードディスク1に記録されているデータスト
リームを再生して、編集して再度記録するという処理で
はなく、例えば2つのデータストリームを編集接続点で
接続する場合であれば、そのように接続したデータスト
リームを再生可能とするために必要なデータを、追加的
にハードディスク1に記録する処理が行われる。追加的
に記録されるデータは、(1)編集接続点の前後のデー
タを再符号化した、短いコネクションオブジェクトと呼
ぶデータと、(2)そのデータに関する管理情報として
のSide.ifoデータである。編集後のデータは、典型的に
は、ハードディスク1から直接再生されたり、あるいは
磁気テープ2にコピーされたりする。さらに、後述する
図22の構成では、外部の伝送路に出力される。
【0048】以下の説明では、プログラム情報をディジ
タル圧縮したデータストリームそのものを「プログラム
オブジェクト」と呼ぶ場合があり、上記コネクションオ
ブジェクトは、編集によってプログラムオブジェクト同
士を接続する場合に、VBV(Video Buffering Verifi
er)バッファの整合をとる目的で、接続点に挿入する、
1GOP(約0.5秒程度)分の再符号化したデータス
トリームである。
タル圧縮したデータストリームそのものを「プログラム
オブジェクト」と呼ぶ場合があり、上記コネクションオ
ブジェクトは、編集によってプログラムオブジェクト同
士を接続する場合に、VBV(Video Buffering Verifi
er)バッファの整合をとる目的で、接続点に挿入する、
1GOP(約0.5秒程度)分の再符号化したデータス
トリームである。
【0049】編集は上述した記録方法によってハードデ
ィスク1に記録された連続するファイル(プログラムオ
ブジェクト)を、図13に示すように基本となる第1の
MPEG画像データから他の画像データヘジャンプして
接続するような自由度を持っている。この編集は、ジャ
ンプする際に後述する繋ぎ用のオブジェクトファイル
(コネクションオブジェクト)を介してジャンプする。
したがって、第1のファイルから繋ぎ用のファイル、第
2のファイルというように3つのファイルを再生するこ
とになる。この3つのファイルはそれぞれ独自のPCR
に基づいて多重化ストリームが構成されている。編集操
作をする際には、図1のクロック検出器31が、ハード
ディスク1から読み出したコンテンツデータの、データ
列の接続点における前データの最後のアクセスユニット
に対応するクロック情報及び後データの最初のアクセス
ユニットに対応するクロック情報を検出し、クロックオ
フセット計算器32が、双方のクロック情報の差に関す
るクロックオフセット情報PCR_offsetを計算し、ライブ
ラリ情報とともに、このクロックオフセット情報PCR_of
fsetを記録する。上述したSide.ifoデータは、ライブラ
リ情報とクロックオフセット情報PCR_offsetを含む。こ
こでアクセスユニットとは、データを読み出す際の単位
であり、ビデオデータなら1ピクチャ、オーディオデー
タなら例えば1152サンプルに対応するデータ単位で
ある。
ィスク1に記録された連続するファイル(プログラムオ
ブジェクト)を、図13に示すように基本となる第1の
MPEG画像データから他の画像データヘジャンプして
接続するような自由度を持っている。この編集は、ジャ
ンプする際に後述する繋ぎ用のオブジェクトファイル
(コネクションオブジェクト)を介してジャンプする。
したがって、第1のファイルから繋ぎ用のファイル、第
2のファイルというように3つのファイルを再生するこ
とになる。この3つのファイルはそれぞれ独自のPCR
に基づいて多重化ストリームが構成されている。編集操
作をする際には、図1のクロック検出器31が、ハード
ディスク1から読み出したコンテンツデータの、データ
列の接続点における前データの最後のアクセスユニット
に対応するクロック情報及び後データの最初のアクセス
ユニットに対応するクロック情報を検出し、クロックオ
フセット計算器32が、双方のクロック情報の差に関す
るクロックオフセット情報PCR_offsetを計算し、ライブ
ラリ情報とともに、このクロックオフセット情報PCR_of
fsetを記録する。上述したSide.ifoデータは、ライブラ
リ情報とクロックオフセット情報PCR_offsetを含む。こ
こでアクセスユニットとは、データを読み出す際の単位
であり、ビデオデータなら1ピクチャ、オーディオデー
タなら例えば1152サンプルに対応するデータ単位で
ある。
【0050】このように編集記録された情報を再生する
場合には、プログラムに対応するオーディオやビデオの
情報をハードディスク1から読み取り、データバス30
を介してクロック検出器31へ伝送する。ディスク信号
読み書き器11は、繋ぎのために、ファイルをジャンプ
するごとに、ジャンプ信号をライブラリ情報管理器38
へ伝送する。ライブラリ情報管理器38は、ジャンプす
るオブジェクトのクロックオフセット情報PCR_offset
を、クロックオフセット再構成器33へ伝送する。クロ
ックオフセット再構成器33は、入力されたクロックオ
フセット情報PCR_offsetを、クロック検出器31で検出
したPCRから減算し、該減算処理後のPCRをPLL
回路34へ伝送すると同時に、再生の場合にはシステム
クロックの27MHzで、データに記録されているクロ
ック信号に基づいて、データレートを同期させる。
場合には、プログラムに対応するオーディオやビデオの
情報をハードディスク1から読み取り、データバス30
を介してクロック検出器31へ伝送する。ディスク信号
読み書き器11は、繋ぎのために、ファイルをジャンプ
するごとに、ジャンプ信号をライブラリ情報管理器38
へ伝送する。ライブラリ情報管理器38は、ジャンプす
るオブジェクトのクロックオフセット情報PCR_offset
を、クロックオフセット再構成器33へ伝送する。クロ
ックオフセット再構成器33は、入力されたクロックオ
フセット情報PCR_offsetを、クロック検出器31で検出
したPCRから減算し、該減算処理後のPCRをPLL
回路34へ伝送すると同時に、再生の場合にはシステム
クロックの27MHzで、データに記録されているクロ
ック信号に基づいて、データレートを同期させる。
【0051】次に図2を参照してクロックオフセット再
構成器33の構成例を説明する。クロックオフセット再
構成器33は、入力PTS・DTSメモリ111と、入
力PCRメモリ113と、減算器112,114と、P
CRオフセット加算器115と、トータルPCRオフセ
ットメモリ116と、PCR・DTS・PTS変更器1
17とを備えている。
構成器33の構成例を説明する。クロックオフセット再
構成器33は、入力PTS・DTSメモリ111と、入
力PCRメモリ113と、減算器112,114と、P
CRオフセット加算器115と、トータルPCRオフセ
ットメモリ116と、PCR・DTS・PTS変更器1
17とを備えている。
【0052】クロック検出器31から出力される情報
は、詳細にはTSストリーム及び検出されたクロック情
報(PCR、PTS、DTS)の2つであり、クロック
オフセット再構成器33内でPCRは一時、入力PCR
メモリ113に格納される。一方ライブラリ情報管理器
38から入力されるクロックオフセット情報PCR_offset
は、PCRオフセット加算器115において、トータル
PCRオフセットメモリ116に保持されている値と加
算され、加算された結果が、トータルPCRオフセット
メモリ116に再び保持される。トータルPCRオフセ
ットメモリ116に格納されているオフセット値の初期
値は「0」とする。これにより、複数の編集接続点が存
在する場合でも、全てのクロックオフセット情報PCR_of
fsetが加算されて反映される。一方、トータルPCRオ
フセットメモリ116に保持されている値は、減算器1
14により、前記入力PCRメモリ113に保持されて
いる値から減算される。そして再構成されたPCRは、
PLL回路34へ出力される。また、PCR・DTS・
PTS変更器117において、クロック検出器31から
出力されたTSストリームのPCRは、減算器114で
減算されて再構成されたPCRに変更される。一方、P
CRと同じように、入力されたPTS及びDTSも一時
入力PTS・DTSメモリ111に保持され、減算器1
12においてトータルPCRオフセットメモリ116に
保持されている値によって減算される。そして、PCR
・DTS・PTS変更器117において、クロック検出
器31から出力されたTSストリームのPTS及びDT
Sが、減算器112で減算されて再構成されたPTS及
びDTSに変更される。
は、詳細にはTSストリーム及び検出されたクロック情
報(PCR、PTS、DTS)の2つであり、クロック
オフセット再構成器33内でPCRは一時、入力PCR
メモリ113に格納される。一方ライブラリ情報管理器
38から入力されるクロックオフセット情報PCR_offset
は、PCRオフセット加算器115において、トータル
PCRオフセットメモリ116に保持されている値と加
算され、加算された結果が、トータルPCRオフセット
メモリ116に再び保持される。トータルPCRオフセ
ットメモリ116に格納されているオフセット値の初期
値は「0」とする。これにより、複数の編集接続点が存
在する場合でも、全てのクロックオフセット情報PCR_of
fsetが加算されて反映される。一方、トータルPCRオ
フセットメモリ116に保持されている値は、減算器1
14により、前記入力PCRメモリ113に保持されて
いる値から減算される。そして再構成されたPCRは、
PLL回路34へ出力される。また、PCR・DTS・
PTS変更器117において、クロック検出器31から
出力されたTSストリームのPCRは、減算器114で
減算されて再構成されたPCRに変更される。一方、P
CRと同じように、入力されたPTS及びDTSも一時
入力PTS・DTSメモリ111に保持され、減算器1
12においてトータルPCRオフセットメモリ116に
保持されている値によって減算される。そして、PCR
・DTS・PTS変更器117において、クロック検出
器31から出力されたTSストリームのPTS及びDT
Sが、減算器112で減算されて再構成されたPTS及
びDTSに変更される。
【0053】次に、ハードディスク1に記録する情報の
フォーマットについて図3、図4及び図5、表1、表2
及び表3を用いて説明する。このフォーマットで記録す
る情報はオーディオやビデオのサイド情報(ライブラリ
情報、クロックオフセット情報など)である。情報デー
タは図3に示すように、ROOTの下にLIBという名
前のフォルダを作成し、その下に複数のプログラムに関
するSIDEO.ifoというファイルネームでサイド情報を記
録する。SIDE.ifoのフォーマットは図4に示すよう
に、階層構造をもっている。一番上位にTOTAL_MANAGER_
IFOが定義され、そのなかにはGENERAL_IFOとCNTNT_IFO
がある。GENERAL_IFOには、この情報群全体に関するパ
ラメータが記述される。詳細は表1に示したようなシン
タックス構造になっている。
フォーマットについて図3、図4及び図5、表1、表2
及び表3を用いて説明する。このフォーマットで記録す
る情報はオーディオやビデオのサイド情報(ライブラリ
情報、クロックオフセット情報など)である。情報デー
タは図3に示すように、ROOTの下にLIBという名
前のフォルダを作成し、その下に複数のプログラムに関
するSIDEO.ifoというファイルネームでサイド情報を記
録する。SIDE.ifoのフォーマットは図4に示すよう
に、階層構造をもっている。一番上位にTOTAL_MANAGER_
IFOが定義され、そのなかにはGENERAL_IFOとCNTNT_IFO
がある。GENERAL_IFOには、この情報群全体に関するパ
ラメータが記述される。詳細は表1に示したようなシン
タックス構造になっている。
【0054】
【表1】
【0055】表1において、system_idはこの情報構造
を識別するための32ビットの情報、TMG_IFO_lengthは
TOTAL_MANAGER_IFOのサイズをバイト数で示す情報、ver
sionは、この仕様のバージョン番号を示す情報、num_of
_PR_IFOは後述するPR_IFOの数、num_of_PL_IFOは後述す
るPL_IFOの数、start_address_of_PR_IFOはPR_IFOの先
頭アドレスを示す情報、start_address_of_PL_IFOはPL_
IFOの先頭アドレスを示す情報である。
を識別するための32ビットの情報、TMG_IFO_lengthは
TOTAL_MANAGER_IFOのサイズをバイト数で示す情報、ver
sionは、この仕様のバージョン番号を示す情報、num_of
_PR_IFOは後述するPR_IFOの数、num_of_PL_IFOは後述す
るPL_IFOの数、start_address_of_PR_IFOはPR_IFOの先
頭アドレスを示す情報、start_address_of_PL_IFOはPL_
IFOの先頭アドレスを示す情報である。
【0056】次にCNTNT_IFOは中身は複数のプログラム
ごとの情報としてPR_IFO_0からPL_IFO_nまでが記述され
ている。詳細は表2のようになっている。
ごとの情報としてPR_IFO_0からPL_IFO_nまでが記述され
ている。詳細は表2のようになっている。
【0057】
【表2】
【0058】表2において、Size of PROG_IFOはPR_IFO
ファイルのサイズを示す情報、PR numberは自分自身の
プログラム番号、Playback Timeはそのプログラムの再
生時間、Num of INDEXはそのプログラム中をさらにいく
つかのシーンに分けたもの(INDEX)の数、Rec Dateは
そのプログラムを記録した日付、Rec Timeは時刻、Char
acter Setは後に続くプログラムに簡単な説明をつける
ときのテキストインフォメーションの文字セットコード
を示す情報、PR text information_sizeはそのテキスト
インフォメーションのバイト数、PR_text_information
はテキストインフォメーションである。Content typeは
プログラムのジャンル情報、Component typeはビデオ、
オーディオなどのデータタイプを示す情報、V_ATRはビ
デオの画素サイズやビットレート、圧縮パラメータ関連
の情報、A_ATRはオーディオに関するビットレート、チ
ャンネル数などの情報である。
ファイルのサイズを示す情報、PR numberは自分自身の
プログラム番号、Playback Timeはそのプログラムの再
生時間、Num of INDEXはそのプログラム中をさらにいく
つかのシーンに分けたもの(INDEX)の数、Rec Dateは
そのプログラムを記録した日付、Rec Timeは時刻、Char
acter Setは後に続くプログラムに簡単な説明をつける
ときのテキストインフォメーションの文字セットコード
を示す情報、PR text information_sizeはそのテキスト
インフォメーションのバイト数、PR_text_information
はテキストインフォメーションである。Content typeは
プログラムのジャンル情報、Component typeはビデオ、
オーディオなどのデータタイプを示す情報、V_ATRはビ
デオの画素サイズやビットレート、圧縮パラメータ関連
の情報、A_ATRはオーディオに関するビットレート、チ
ャンネル数などの情報である。
【0059】また、編集した場合にはPLAYL_IFOという
プレイリスト情報を記述する。これは連続するデータフ
ァイルをどのように接続していくかが記述される。詳細
は表3のようになっている。
プレイリスト情報を記述する。これは連続するデータフ
ァイルをどのように接続していくかが記述される。詳細
は表3のようになっている。
【0060】
【表3】
【0061】表3において、Size of PLAYL_IFOはPL_IF
Oファイルのサイズを示す情報、PLnumberはプレイリス
ト番号、num_of_OBJECTはプログラムオブジェクトまた
はコネクションオブジェクトの数を示す情報、PR_or_CO
_flagはプログラムオブジェクトかコネクションオブジ
ェクトかを示す情報、PR_number or COB_numberはプロ
グラム番号またはコネクションオブジェクト番号を示す
情報、PCR_offsetは前述したクロックオフセット情報、
Start Addressは開始アドレス、End Addressは終了アド
レス、Making_Dateはコンテンツの記録日、Making Time
は記録時刻、Character Setは後に続くプレイリストイ
ンフォメーションの文字セットコードを示す情報、PL t
ext information_sizeはそのプレイリストインフォメー
ションのバイト数、PL_text_informationはプレイリス
トインフォメーションである。
Oファイルのサイズを示す情報、PLnumberはプレイリス
ト番号、num_of_OBJECTはプログラムオブジェクトまた
はコネクションオブジェクトの数を示す情報、PR_or_CO
_flagはプログラムオブジェクトかコネクションオブジ
ェクトかを示す情報、PR_number or COB_numberはプロ
グラム番号またはコネクションオブジェクト番号を示す
情報、PCR_offsetは前述したクロックオフセット情報、
Start Addressは開始アドレス、End Addressは終了アド
レス、Making_Dateはコンテンツの記録日、Making Time
は記録時刻、Character Setは後に続くプレイリストイ
ンフォメーションの文字セットコードを示す情報、PL t
ext information_sizeはそのプレイリストインフォメー
ションのバイト数、PL_text_informationはプレイリス
トインフォメーションである。
【0062】表3に示したとおり、再生する順番で、プ
ログラム番号PR_numberもしくは後述するコネクション
オブジェクト番号COB_numberが記述されると共に、クロ
ックオフセット情報PCR_offsetが記述される。すなわち
このPCR_offsetが、前記データ列の接続点における前デ
ータの最後のアクセスユニットに対応するクロック情報
及び後データの最初のアクセスユニットに対応するクロ
ック情報を検出し、クロックオフセット計算器32にお
いて求める双方のクロック情報の差に関するクロックオ
フセット情報である。
ログラム番号PR_numberもしくは後述するコネクション
オブジェクト番号COB_numberが記述されると共に、クロ
ックオフセット情報PCR_offsetが記述される。すなわち
このPCR_offsetが、前記データ列の接続点における前デ
ータの最後のアクセスユニットに対応するクロック情報
及び後データの最初のアクセスユニットに対応するクロ
ック情報を検出し、クロックオフセット計算器32にお
いて求める双方のクロック情報の差に関するクロックオ
フセット情報である。
【0063】またこの下の階層に、プログラムの一部を
インデックスとして登録できる構造INDEX_IFOがある。
この構造のフォーマットは図5に示すようになってい
る。INDEX_IFOのシンタックスは表4に示すようになっ
ている。
インデックスとして登録できる構造INDEX_IFOがある。
この構造のフォーマットは図5に示すようになってい
る。INDEX_IFOのシンタックスは表4に示すようになっ
ている。
【0064】
【表4】
【0065】表4において、INDEX_numberはインデック
ス番号、Playback_timeは再生時間、Start Addressは開
始アドレス、End Addressは終了アドレスである。
ス番号、Playback_timeは再生時間、Start Addressは開
始アドレス、End Addressは終了アドレスである。
【0066】また同じ階層にTA_MAPというファイルをア
クセスするときのアクセスポイントの情報、並びに後述
するストリーム編集時のバッファ連続性の整合をとるた
めに一部のデータを再符号化するときに必要なVBV
(Video Buffering Verifier)値リスト情報がここに記
述される。詳細は表5のようになっている。
クセスするときのアクセスポイントの情報、並びに後述
するストリーム編集時のバッファ連続性の整合をとるた
めに一部のデータを再符号化するときに必要なVBV
(Video Buffering Verifier)値リスト情報がここに記
述される。詳細は表5のようになっている。
【0067】
【表5】
【0068】表5において、INTRA_sizeは最初の参照画
像のサイズ、Playback_TimeはGOPの再生時間、Start
Address of GOPはGOPの開始アドレス、End_VBV_del
ayは前記VBV値リスト情報(VBVディレイ)であ
る。
像のサイズ、Playback_TimeはGOPの再生時間、Start
Address of GOPはGOPの開始アドレス、End_VBV_del
ayは前記VBV値リスト情報(VBVディレイ)であ
る。
【0069】次に磁気テープ2上に記録する情報のフォ
ーマットについて、図7、図8及び図9を用いて説明す
る。
ーマットについて、図7、図8及び図9を用いて説明す
る。
【0070】図1に示す装置では、磁気テープ2への情
報の記録及び記録した情報の再生は、前述したようにD
−VHS規格に準拠して行われる。D−VHSの情報記
録再生装置は、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置であり、スキャンドラムに180度対向して設けられ
た互いにアジマス角度の異なる2組のダブルアジマスヘ
ッドにより、回転体の外周側面に約180度の角度範囲
にわたって斜めに巻回されて一定速度で走行される磁気
テープ2に情報が記録再生される。上記の各組のダブル
アジマスヘッドはそれぞれ第1のアジマス角度の第1の
回転ヘッドと、第2のアジマス角度の第2の回転ヘッド
とが近接して配置されたペアヘッドであり、1回の走査
により互いにアジマス角度の異なる2本のトラックを並
列に同時に記録形成する。各トラックは、データブロッ
クに相当するシンクブロックと呼ばれる一定量のデータ
エリアを回転ヘッドの走査に従って複数個配置すること
により構成される。上記のディジタル信号は30rps
で回転するペアヘッドを有する従来のディジタルVTR
と同様に、毎秒フレーム数が異なる標準テレビジョン方
式であるNTSC方式とPAL方式のうち、NTSC方
式の場合、24トラックで6フレームの割合で記録し、
他方、PAL方式の場合は24トラックで5フレームの
割合で記録される。すなわち、NTSC方式のディジタ
ル信号もPAL方式のディジタル信号も共に24トラッ
ク周期で同一のデータ量で記録するように1フレーム当
りの符号量が制御される。これに加えて、誤り訂正符号
(ECCインターリーブ)はNTSC方式及びPAL方
式いずれのディジタル信号記録時も共に6トラックにて
完結するように生成される。
報の記録及び記録した情報の再生は、前述したようにD
−VHS規格に準拠して行われる。D−VHSの情報記
録再生装置は、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置であり、スキャンドラムに180度対向して設けられ
た互いにアジマス角度の異なる2組のダブルアジマスヘ
ッドにより、回転体の外周側面に約180度の角度範囲
にわたって斜めに巻回されて一定速度で走行される磁気
テープ2に情報が記録再生される。上記の各組のダブル
アジマスヘッドはそれぞれ第1のアジマス角度の第1の
回転ヘッドと、第2のアジマス角度の第2の回転ヘッド
とが近接して配置されたペアヘッドであり、1回の走査
により互いにアジマス角度の異なる2本のトラックを並
列に同時に記録形成する。各トラックは、データブロッ
クに相当するシンクブロックと呼ばれる一定量のデータ
エリアを回転ヘッドの走査に従って複数個配置すること
により構成される。上記のディジタル信号は30rps
で回転するペアヘッドを有する従来のディジタルVTR
と同様に、毎秒フレーム数が異なる標準テレビジョン方
式であるNTSC方式とPAL方式のうち、NTSC方
式の場合、24トラックで6フレームの割合で記録し、
他方、PAL方式の場合は24トラックで5フレームの
割合で記録される。すなわち、NTSC方式のディジタ
ル信号もPAL方式のディジタル信号も共に24トラッ
ク周期で同一のデータ量で記録するように1フレーム当
りの符号量が制御される。これに加えて、誤り訂正符号
(ECCインターリーブ)はNTSC方式及びPAL方
式いずれのディジタル信号記録時も共に6トラックにて
完結するように生成される。
【0071】トラックフォーマットは、1本のトラック
上にシンクブロックと呼ばれるデータブロックが複数個
時系列的に合成されて、図7に示すトラックフォーマッ
トで形成される。
上にシンクブロックと呼ばれるデータブロックが複数個
時系列的に合成されて、図7に示すトラックフォーマッ
トで形成される。
【0072】図7に示すトラックフォーマットは、マー
ジン領域、プリアンブル領域、サブコード領域、ポスト
アンブル領域、IBG領域、プリアンブル領域、データ
領域、誤り訂正符号(ECC)領域、ポストアンブル領
域及びマージン領域からなる。ここで、主要データエリ
アを構成しているデータ領域及びECC符号領域のうち
データ領域は、ディジタルデータが306シンクブロッ
ク記録される領域である。また、ECC符号領域は、誤
り訂正のための外符号(C3符号)が記録される領域
で、30シンクブロックからなる。ここで、本実施形態
ではECC符号が6トラックで完結するように記録され
るので、ECC符号は180シンクブロックでデータシ
ャッフリングが行われ、そのうちの30(=180シン
クブロック/6トラック)シンクブロックずつが各トラ
ックの上記のECC符号領域に配置されて記録される。
ジン領域、プリアンブル領域、サブコード領域、ポスト
アンブル領域、IBG領域、プリアンブル領域、データ
領域、誤り訂正符号(ECC)領域、ポストアンブル領
域及びマージン領域からなる。ここで、主要データエリ
アを構成しているデータ領域及びECC符号領域のうち
データ領域は、ディジタルデータが306シンクブロッ
ク記録される領域である。また、ECC符号領域は、誤
り訂正のための外符号(C3符号)が記録される領域
で、30シンクブロックからなる。ここで、本実施形態
ではECC符号が6トラックで完結するように記録され
るので、ECC符号は180シンクブロックでデータシ
ャッフリングが行われ、そのうちの30(=180シン
クブロック/6トラック)シンクブロックずつが各トラ
ックの上記のECC符号領域に配置されて記録される。
【0073】また、マージン領域は2シンクブロック、
プリアンブル領域、ポストアンブル領域、IGB5及び
プリアンブル領域は、それぞれ3シンクブロック、サブ
コード領域は4シンクブロック、ポストアンブル領域及
びマージン領域はそれぞれ2シンクブロックで構成され
1本のトラックは356シンクブロックのディジタル信
号が記録されている。
プリアンブル領域、ポストアンブル領域、IGB5及び
プリアンブル領域は、それぞれ3シンクブロック、サブ
コード領域は4シンクブロック、ポストアンブル領域及
びマージン領域はそれぞれ2シンクブロックで構成され
1本のトラックは356シンクブロックのディジタル信
号が記録されている。
【0074】次に、上記のシンクブロックの構成につい
て説明する。シンクブロックの構成を図8に示す。デー
タ領域とECC符号領域のデータブロックであるシンク
ブロックは、そのシンクブロックの再生のための2バイ
トの同期信号(Sync)領域と、3バイトのアドレス
情報(ID)の領域と、映像情報、音声情報等の様々な
情報を格納する99バイトのデータ格納領域と、このシ
ンクブロックの情報の誤り訂正のための8バイトのEC
C符号領域とが時系列的に合成された、全部で112バ
イトの構成である。
て説明する。シンクブロックの構成を図8に示す。デー
タ領域とECC符号領域のデータブロックであるシンク
ブロックは、そのシンクブロックの再生のための2バイ
トの同期信号(Sync)領域と、3バイトのアドレス
情報(ID)の領域と、映像情報、音声情報等の様々な
情報を格納する99バイトのデータ格納領域と、このシ
ンクブロックの情報の誤り訂正のための8バイトのEC
C符号領域とが時系列的に合成された、全部で112バ
イトの構成である。
【0075】D−VHSのタイムスタンプは、D−VH
SのMPEG2フォーマットに従って1パケット188
バイトで格納される。図9に示す2シンクブロック部に
はハッチングを付した領域にMPEG2トランスポート
ストリームが1パケット格納されるとともにシンク(S
ync)、ID、メインヘッダ、補助データ、パケット
ヘッダ、インナーパリティ等が格納され、この中のパケ
ットヘッダの部分に4バイトのD−VHSのタイムスタ
ンプが設定される。
SのMPEG2フォーマットに従って1パケット188
バイトで格納される。図9に示す2シンクブロック部に
はハッチングを付した領域にMPEG2トランスポート
ストリームが1パケット格納されるとともにシンク(S
ync)、ID、メインヘッダ、補助データ、パケット
ヘッダ、インナーパリティ等が格納され、この中のパケ
ットヘッダの部分に4バイトのD−VHSのタイムスタ
ンプが設定される。
【0076】次に記録されたトランスポートストリーム
の自由な場所からの編集を実現するためのシステムの概
念を説明する。トランスポートストリームには可変長符
号化されているMPEG画像データ、固定長符号化され
ているMPEG1レイヤー2オーディオもしくはAC3
などがある。ここでは要素データが可変長符号化データ
である代表例としてMPEGビデオを例にとって、編集
接続点においてMPEGで規定されるSTD(System T
arget Decorder)バッファ(ビデオではVBVバッフ
ァ)の整合性を考慮した接続方法の一例を説明する。
の自由な場所からの編集を実現するためのシステムの概
念を説明する。トランスポートストリームには可変長符
号化されているMPEG画像データ、固定長符号化され
ているMPEG1レイヤー2オーディオもしくはAC3
などがある。ここでは要素データが可変長符号化データ
である代表例としてMPEGビデオを例にとって、編集
接続点においてMPEGで規定されるSTD(System T
arget Decorder)バッファ(ビデオではVBVバッフ
ァ)の整合性を考慮した接続方法の一例を説明する。
【0077】VBVバッファとは、図10に示すように
デコーダ側でのバッファの入力と、符号化データが所定
の表示タイミングでデコードされて一瞬にしてバッファ
から引き抜かれることを想定した仮想バッファモデルで
あり、実際のバッファとは詳細には違うものの、MPE
Gではこの仮想バッファモデルをシミュレートしなが
ら、符号化を行うことが義務づけられている。図10に
示すVBVディレイは、この仮想バッファのデータ蓄積
量を所定のデータ転送レートで換算した時間で示したも
のである。
デコーダ側でのバッファの入力と、符号化データが所定
の表示タイミングでデコードされて一瞬にしてバッファ
から引き抜かれることを想定した仮想バッファモデルで
あり、実際のバッファとは詳細には違うものの、MPE
Gではこの仮想バッファモデルをシミュレートしなが
ら、符号化を行うことが義務づけられている。図10に
示すVBVディレイは、この仮想バッファのデータ蓄積
量を所定のデータ転送レートで換算した時間で示したも
のである。
【0078】図11に示すように第1のMPEG画像デ
ータと第2のMPEG画像データが存在する場合、その
データの途中から第2のMPEG画像データをつなげて
再生することを考えると、第1のMPEG画像データの
bの位置まで再生を行い、そのあと第2のMPEG画像
データヘ接続してデータを再生することになるが、MP
EG画像データは単純につなぐとVBVバッファの接続
に矛盾が生じ、オーバフローやアンダフローが起きる。
そこで本実施形態では、第1のMPEG画像データ及び
第2のMPEG画像データをハードディスク1に記録す
るときに、VBVバッファの情報を所定単位でサイド情
報として記述しておくようにする。その所定単位は後述
するように3フレーム程度のものでも、1GOP程度で
もよい。仮にその所定単位を図11のa−b間の情報量
とする。前記VBVバッファの情報リストには、aの位
置でのVBVバッファの情報と、bの位置でのVBVバ
ッファの情報とが記述されている。また、第2のMPE
G画像データの先頭のdの位置のVBVバッファの情報
も存在する。そこで第1のMPEG画像データのa−b
区間のデータを、バッファ推移がaから始まってdに続
くように再符号化を行う。それによって作成されたデー
タを「区間Aの再符号化MPEG画像データ」を呼ぶと
すると、先に再生しようとした、第1のMPEG画像デ
ータのbの位置まで再生を行い、そのあと第2のMPE
G画像データヘ接続してデータを再生する、という動作
は、第1のMPEG画像データのaの位置まで再生を行
い、そのあと前記区間Aの再符号化MPEG画像データ
を再生し、その後、第2のMPEG画像データヘ接続し
てデータを再生する、という動作にすることで、同じコ
ンテンツ内容で且つ、VBVバッファの破綻を起こさな
いシームレスな接続再生をすることができる。
ータと第2のMPEG画像データが存在する場合、その
データの途中から第2のMPEG画像データをつなげて
再生することを考えると、第1のMPEG画像データの
bの位置まで再生を行い、そのあと第2のMPEG画像
データヘ接続してデータを再生することになるが、MP
EG画像データは単純につなぐとVBVバッファの接続
に矛盾が生じ、オーバフローやアンダフローが起きる。
そこで本実施形態では、第1のMPEG画像データ及び
第2のMPEG画像データをハードディスク1に記録す
るときに、VBVバッファの情報を所定単位でサイド情
報として記述しておくようにする。その所定単位は後述
するように3フレーム程度のものでも、1GOP程度で
もよい。仮にその所定単位を図11のa−b間の情報量
とする。前記VBVバッファの情報リストには、aの位
置でのVBVバッファの情報と、bの位置でのVBVバ
ッファの情報とが記述されている。また、第2のMPE
G画像データの先頭のdの位置のVBVバッファの情報
も存在する。そこで第1のMPEG画像データのa−b
区間のデータを、バッファ推移がaから始まってdに続
くように再符号化を行う。それによって作成されたデー
タを「区間Aの再符号化MPEG画像データ」を呼ぶと
すると、先に再生しようとした、第1のMPEG画像デ
ータのbの位置まで再生を行い、そのあと第2のMPE
G画像データヘ接続してデータを再生する、という動作
は、第1のMPEG画像データのaの位置まで再生を行
い、そのあと前記区間Aの再符号化MPEG画像データ
を再生し、その後、第2のMPEG画像データヘ接続し
てデータを再生する、という動作にすることで、同じコ
ンテンツ内容で且つ、VBVバッファの破綻を起こさな
いシームレスな接続再生をすることができる。
【0079】また、図12に示すように第1のMPEG
画像データと第2のMPEG画像データが存在する場
合、そのデータの最後から第2のMPEG画像データを
つなげて再生することを考えると、第1のMPEG画像
データのfの位置まで再生を行い、そのあと第2のMP
EG画像データヘ接続してデータを再生することになる
が、同様に、MPEG画像データは単純につなぐとVB
Vバッファの接続に矛盾が生じ、オーバフローやアンダ
フローが起きる。そこで第1のMPEG画像データのe
−f区間のデータを、バッファ推移がeから始まってh
に続くように再符号化を行う。それによって作成された
データを同様に「区間Aの再符号化MPEG画像デー
タ」と呼ぶとすると、先に再生しようとした、第1のM
PEG画像データfの位置まで再生を行い、そのあと第
2のMPEG画像データへ接続してデータを再生する、
という動作は、第1のMPEG画像データのeの位置ま
で再生を行い、そのあと前記区間Aの再符号化MPEG
画像データを再生し、その後、第2のMPEG画像デー
タへ接続してデータを再生する、という動作にすること
で、同じコンテンツ内容で且つ、VBVバッファの破錠
を起こさないシームレスな接続再生をすることができ
る。
画像データと第2のMPEG画像データが存在する場
合、そのデータの最後から第2のMPEG画像データを
つなげて再生することを考えると、第1のMPEG画像
データのfの位置まで再生を行い、そのあと第2のMP
EG画像データヘ接続してデータを再生することになる
が、同様に、MPEG画像データは単純につなぐとVB
Vバッファの接続に矛盾が生じ、オーバフローやアンダ
フローが起きる。そこで第1のMPEG画像データのe
−f区間のデータを、バッファ推移がeから始まってh
に続くように再符号化を行う。それによって作成された
データを同様に「区間Aの再符号化MPEG画像デー
タ」と呼ぶとすると、先に再生しようとした、第1のM
PEG画像データfの位置まで再生を行い、そのあと第
2のMPEG画像データへ接続してデータを再生する、
という動作は、第1のMPEG画像データのeの位置ま
で再生を行い、そのあと前記区間Aの再符号化MPEG
画像データを再生し、その後、第2のMPEG画像デー
タへ接続してデータを再生する、という動作にすること
で、同じコンテンツ内容で且つ、VBVバッファの破錠
を起こさないシームレスな接続再生をすることができ
る。
【0080】これらの発展形態としては図13に示すよ
うに、第1のMPEG画像データに対して、第2のMP
EG画像データや、第3及び第4のMPEG画像データ
が、図のように途中分岐するようにも構成することが可
能で、もとのMPEG画像データを消すことなく、他の
MPEGデータに自由につなげることができるので、さ
まざまな分岐ストーリーを構成するプログラムを符号化
する際にも、冗長なMPEG画像データを記録すること
なく、メディアを効率よく使用することが可能となる。
うに、第1のMPEG画像データに対して、第2のMP
EG画像データや、第3及び第4のMPEG画像データ
が、図のように途中分岐するようにも構成することが可
能で、もとのMPEG画像データを消すことなく、他の
MPEGデータに自由につなげることができるので、さ
まざまな分岐ストーリーを構成するプログラムを符号化
する際にも、冗長なMPEG画像データを記録すること
なく、メディアを効率よく使用することが可能となる。
【0081】次にハードディスク1に記録するVBVバ
ッファ情報、並びにMPEG画像データに関する記録構
造について詳しく説明する。ハードディスク1には、M
PEGなどの圧縮符号化されたデータが記録されてい
る。このデータは一回の記録単位で符号化生成された連
続再生可能なデータの集まりとして、複数の連続データ
群が記録されている。これらの符号化データとは別に、
これらのデータのIピクチャとPピクチャの符号化終了
時点のVBVバッファ情報を、圧縮データのファイルの
はじめからの相対アドレスとともに記録することができ
る。本実施形態では1GOPを単位とする。そのデータ
構成は表5に示したようになっている。
ッファ情報、並びにMPEG画像データに関する記録構
造について詳しく説明する。ハードディスク1には、M
PEGなどの圧縮符号化されたデータが記録されてい
る。このデータは一回の記録単位で符号化生成された連
続再生可能なデータの集まりとして、複数の連続データ
群が記録されている。これらの符号化データとは別に、
これらのデータのIピクチャとPピクチャの符号化終了
時点のVBVバッファ情報を、圧縮データのファイルの
はじめからの相対アドレスとともに記録することができ
る。本実施形態では1GOPを単位とする。そのデータ
構成は表5に示したようになっている。
【0082】GOPごとのスタートアドレス(Start Ad
dress of GOP)はファイルの先頭からの相対アドレスで
ある。VBVバッファ情報は、MPEGで規定されてい
るデコーダの仮想バッファ占有値を示す。より具体的に
は、圧縮データの1ピクチャごとの発生符号量と、転送
レートの値から計算で導けるもので、図14に示すよう
に、圧縮されているビットストリーム情報のIピクチャ
とPピクチャの1フレーム前のピクチャ符号化終了時点
での、MPEGで規定されているVBVディレイ値を記
述する。この値はVBVバッファ占有値まで、そのとき
の転送レートでどれだけの時間がかかるかという時間に
換算した値である。若しくは図14の○の位置でのVB
Vバッファ占有値を記述しても良い。本実施形態では、
VBVバッファ情報は、VBVバッファ占有値に関する
情報であれば何であっても良い。
dress of GOP)はファイルの先頭からの相対アドレスで
ある。VBVバッファ情報は、MPEGで規定されてい
るデコーダの仮想バッファ占有値を示す。より具体的に
は、圧縮データの1ピクチャごとの発生符号量と、転送
レートの値から計算で導けるもので、図14に示すよう
に、圧縮されているビットストリーム情報のIピクチャ
とPピクチャの1フレーム前のピクチャ符号化終了時点
での、MPEGで規定されているVBVディレイ値を記
述する。この値はVBVバッファ占有値まで、そのとき
の転送レートでどれだけの時間がかかるかという時間に
換算した値である。若しくは図14の○の位置でのVB
Vバッファ占有値を記述しても良い。本実施形態では、
VBVバッファ情報は、VBVバッファ占有値に関する
情報であれば何であっても良い。
【0083】MPEGに準拠した情報圧縮(MPEG圧
縮)では、基本的にIピクチャ→Bピクチャ→Bピクチ
ャまたはPピクチャ→Bピクチャ→Bピクチャというよ
うに3フレーム単位でIかPのピクチャタイプを用いて
符号化する。MPEG圧縮はBピクチャは両方向から予
測されている可能性があるので、符号化ビットストリー
ム順番において、ビットストリームのIピクチャまたは
Pピクチャの1フレーム前のピクチャ符号化終了時点で
しか、データのつなぎ追加は簡単にはできない。そのた
めVBVの情報はビットストリームのIピクチャまたは
Pピクチャの1フレーム前のピクチャ符号化終了時点で
記述する形態をもつことに意味がある。
縮)では、基本的にIピクチャ→Bピクチャ→Bピクチ
ャまたはPピクチャ→Bピクチャ→Bピクチャというよ
うに3フレーム単位でIかPのピクチャタイプを用いて
符号化する。MPEG圧縮はBピクチャは両方向から予
測されている可能性があるので、符号化ビットストリー
ム順番において、ビットストリームのIピクチャまたは
Pピクチャの1フレーム前のピクチャ符号化終了時点で
しか、データのつなぎ追加は簡単にはできない。そのた
めVBVの情報はビットストリームのIピクチャまたは
Pピクチャの1フレーム前のピクチャ符号化終了時点で
記述する形態をもつことに意味がある。
【0084】次に画像符号化しながらVBVバッファ情
報を作成する構成例を図15を用いて説明をする。この
構成例は、図1のデータバス30に接続可能なモジュー
ルであって、VBVバッファ情報を作成し、画像データ
に付加して記録するVBVバッファ情報処理モジュール
の構成を示すブロック図である。VBVバッファ情報処
理モジュールは、データ読み取り部101と、VBVバ
ッファ情報検出器102と、符号化データサーチ器10
3と、パラメータ設定器104と、画像再符号化器10
5と、VBVバッファ情報作成器106と、データ書き
込み部107とからなる。
報を作成する構成例を図15を用いて説明をする。この
構成例は、図1のデータバス30に接続可能なモジュー
ルであって、VBVバッファ情報を作成し、画像データ
に付加して記録するVBVバッファ情報処理モジュール
の構成を示すブロック図である。VBVバッファ情報処
理モジュールは、データ読み取り部101と、VBVバ
ッファ情報検出器102と、符号化データサーチ器10
3と、パラメータ設定器104と、画像再符号化器10
5と、VBVバッファ情報作成器106と、データ書き
込み部107とからなる。
【0085】符号化データが全くない状態、すなわち、
初めて符号化する場合には、ハードディスク1からのデ
ータ読み取り部101では、データが存在していないの
で、データがないという情報をVBVバッファ情報検出
器102に送信する。VBVバッファ情報検出器102
でもデータが存在していないので、パラメータ設定器1
04にはあらかじめ設定した初期値、すなわちVBVデ
ィレイ値は、例えばMPEGで規定されるVBVディレ
イ値の最大値の80%の値とし、PTMタイムスタンプ
情報は「0」とする。これらの初期設定値を画像再符号
化器105に送信する。PTMスタンプ情報は、MPE
Gで規定されている、圧縮データに記述される27MH
zのクロック情報PCRをもとに作成する時刻情報であ
って、そのプログラムデータの開始点、終了点、あるい
はランダムアクセス点などを示すときに使用するもので
ある。
初めて符号化する場合には、ハードディスク1からのデ
ータ読み取り部101では、データが存在していないの
で、データがないという情報をVBVバッファ情報検出
器102に送信する。VBVバッファ情報検出器102
でもデータが存在していないので、パラメータ設定器1
04にはあらかじめ設定した初期値、すなわちVBVデ
ィレイ値は、例えばMPEGで規定されるVBVディレ
イ値の最大値の80%の値とし、PTMタイムスタンプ
情報は「0」とする。これらの初期設定値を画像再符号
化器105に送信する。PTMスタンプ情報は、MPE
Gで規定されている、圧縮データに記述される27MH
zのクロック情報PCRをもとに作成する時刻情報であ
って、そのプログラムデータの開始点、終了点、あるい
はランダムアクセス点などを示すときに使用するもので
ある。
【0086】画像再符号化器105では、符号化を初期
設定値から開始する。画像再符号化器105では符号化
をしながら、ビットストリームのIピクチャの1フレー
ム前のピクチャ符号化終了時点での発生符号量からアド
レスを計算した情報と、VBVディレイ値とに基づいて
表5に示すようにデータを作成していく。それとともに
符号化データをデータ書き込み部107へ送信する。デ
ータ書き込み部107は、ハードディスク1にデータを
書き込む。ここでは画像の要素データを主に説明した
が、これがトランスポートストリームの場合には、すで
にあったほかのオーディオなどのデータと多重化してか
らハードディスク1に書き込むことになる。
設定値から開始する。画像再符号化器105では符号化
をしながら、ビットストリームのIピクチャの1フレー
ム前のピクチャ符号化終了時点での発生符号量からアド
レスを計算した情報と、VBVディレイ値とに基づいて
表5に示すようにデータを作成していく。それとともに
符号化データをデータ書き込み部107へ送信する。デ
ータ書き込み部107は、ハードディスク1にデータを
書き込む。ここでは画像の要素データを主に説明した
が、これがトランスポートストリームの場合には、すで
にあったほかのオーディオなどのデータと多重化してか
らハードディスク1に書き込むことになる。
【0087】次にハードディスク1に記録されている2
つの符号化データに対して、所定の位置から分岐再生可
能な前記区間Aの部分の再符号化をする場合を、図11
及び図12を用いて説明する。ハードディスク1にはす
でに圧縮符号化ストリームが表5に示す情報とともに記
録されている。したがってデータ読み取り部101は、
VBVバッファ情報を読み取り、分岐する部分から区間
Aの分だけ前にある位置(図11におけるaの位置)の
VBVディレイ値、PTMタイムスタンプ情報、相対ア
ドレスを得る。一番最後からの分岐再生の場合には、図
12におけるhの位置、すなわち第2のMPEG画像デ
ータの一番初めのVBVバッファ情報の値を参照する。
途中からの分岐再生を行う場合には、図示せぬユーザイ
ンターフェースから、すでに記録されている画像データ
のどこのポイントから途中追加記録するかを指定しても
らう。例えば、その指定の仕方が、データの相対アドレ
スの位置情報の場合には、表5のStart address of GOP
の情報を用いる。また、もし、その指定の仕方が、デー
タの開始時刻からの時間や、追加記録されるポイントの
タイムスタンプ情報であれば、同様に表5のPlayback T
imeの情報を用いて、全体の再生時間長を加算してい
き、その途中分岐する位置(相対アドレス)とVBVデ
ィレイ値を得ることができる。
つの符号化データに対して、所定の位置から分岐再生可
能な前記区間Aの部分の再符号化をする場合を、図11
及び図12を用いて説明する。ハードディスク1にはす
でに圧縮符号化ストリームが表5に示す情報とともに記
録されている。したがってデータ読み取り部101は、
VBVバッファ情報を読み取り、分岐する部分から区間
Aの分だけ前にある位置(図11におけるaの位置)の
VBVディレイ値、PTMタイムスタンプ情報、相対ア
ドレスを得る。一番最後からの分岐再生の場合には、図
12におけるhの位置、すなわち第2のMPEG画像デ
ータの一番初めのVBVバッファ情報の値を参照する。
途中からの分岐再生を行う場合には、図示せぬユーザイ
ンターフェースから、すでに記録されている画像データ
のどこのポイントから途中追加記録するかを指定しても
らう。例えば、その指定の仕方が、データの相対アドレ
スの位置情報の場合には、表5のStart address of GOP
の情報を用いる。また、もし、その指定の仕方が、デー
タの開始時刻からの時間や、追加記録されるポイントの
タイムスタンプ情報であれば、同様に表5のPlayback T
imeの情報を用いて、全体の再生時間長を加算してい
き、その途中分岐する位置(相対アドレス)とVBVデ
ィレイ値を得ることができる。
【0088】これらの値はパラメータ設定器104に入
力され、画像再符号化器105においてその設定値から
符号化が開始される。一方、符号化データサーチ器10
3は、再符号化する区間Aの先頭位置を、すでに記録し
てあるビットストリームに対してサーチする。サーチは
データの相対アドレスを用いて行い、そのビットストリ
ームファイルの先頭の位置にポインタを設定する。
力され、画像再符号化器105においてその設定値から
符号化が開始される。一方、符号化データサーチ器10
3は、再符号化する区間Aの先頭位置を、すでに記録し
てあるビットストリームに対してサーチする。サーチは
データの相対アドレスを用いて行い、そのビットストリ
ームファイルの先頭の位置にポインタを設定する。
【0089】画像再符号化器105は、区間Aに対応す
る第1のMPEG画像データを復号化し、復号画像を用
いて再度、VBVバッファの値が図11のaからdにな
るように再符号化をする。再符号化は前記のように完全
に復号した画像を用いても良いが、特開平11−234
677号公報に開示されているような、ビットストリー
ム上での符号量コントロールの技術を用いても良い。
る第1のMPEG画像データを復号化し、復号画像を用
いて再度、VBVバッファの値が図11のaからdにな
るように再符号化をする。再符号化は前記のように完全
に復号した画像を用いても良いが、特開平11−234
677号公報に開示されているような、ビットストリー
ム上での符号量コントロールの技術を用いても良い。
【0090】再符号化された区間Aの画像データは、第
2のMPEG画像データの先頭に連結して記録する。も
しくは、再符号化された区間Aの画像データを、第1及
び第2のMPEG画像データと分離された別のファイル
で記録してもよい。また、MPEG画像データとVBV
バッファ占有値に関する情報(VBVバッファ情報)と
そのデータアドレス情報と、前記区間Aの画像データ
は、同一記録媒体に記録されていても、複数の記録媒体
に記録されていてもかまわない。複数の記録メディアに
記録されている場合には、それぞれの記録メディア同士
がリンクされて運用されるように、同一情報群であるこ
とを示すIDなどを記録しておくと良い。
2のMPEG画像データの先頭に連結して記録する。も
しくは、再符号化された区間Aの画像データを、第1及
び第2のMPEG画像データと分離された別のファイル
で記録してもよい。また、MPEG画像データとVBV
バッファ占有値に関する情報(VBVバッファ情報)と
そのデータアドレス情報と、前記区間Aの画像データ
は、同一記録媒体に記録されていても、複数の記録媒体
に記録されていてもかまわない。複数の記録メディアに
記録されている場合には、それぞれの記録メディア同士
がリンクされて運用されるように、同一情報群であるこ
とを示すIDなどを記録しておくと良い。
【0091】また、本実施形態では、MPEG画像デー
タに着目して画像データをつなぐ例において、本発明の
好適な実施形態を説明したが、画像データも音声データ
などと共に多重化されたMPEGのトランスポートスト
リームに適応しても良い。トランスポートストリームに
は可変長符号化されているMPEG画像データ、固定長
符号化されているMPEG1レイヤ2オーディオもしく
はAC3などの場合が多い。したがってその多重化され
たデータ中の要素データのひとつである可変長符号化さ
れたMPEGビデオデータについて、編集接続点におい
てMPEGで規定されるSTDバッファ(ビデオではV
BVバッファ)の整合性を考慮した上記接続方法を適応
すればよい。
タに着目して画像データをつなぐ例において、本発明の
好適な実施形態を説明したが、画像データも音声データ
などと共に多重化されたMPEGのトランスポートスト
リームに適応しても良い。トランスポートストリームに
は可変長符号化されているMPEG画像データ、固定長
符号化されているMPEG1レイヤ2オーディオもしく
はAC3などの場合が多い。したがってその多重化され
たデータ中の要素データのひとつである可変長符号化さ
れたMPEGビデオデータについて、編集接続点におい
てMPEGで規定されるSTDバッファ(ビデオではV
BVバッファ)の整合性を考慮した上記接続方法を適応
すればよい。
【0092】なお、上述した実施形態では、ハードディ
スク1と磁気テープ2を記録媒体として使用する装置を
例にとって説明したが、図22に示すように、磁気テー
プへの記録に代えて、例えばlEEE1394などのバスを介し
て編集データを外部へ伝送することも可能である。すな
わち、図22に示す装置は、伝送路へのデータ送出装置
として構成されており、図1のテープ信号読み書き器2
1及びテープドラム回転サーボ器22に代えて、伝送路
へコンテンツ情報DCNTを送出する伝送器51と、伝
送系のクロック制御を行う伝送系クロック制御器52と
を備えている。そして、伝送系クロック制御器52へP
LL回路34からのクロック信号が入力され、システム
として同期がとられるように構成されている。
スク1と磁気テープ2を記録媒体として使用する装置を
例にとって説明したが、図22に示すように、磁気テー
プへの記録に代えて、例えばlEEE1394などのバスを介し
て編集データを外部へ伝送することも可能である。すな
わち、図22に示す装置は、伝送路へのデータ送出装置
として構成されており、図1のテープ信号読み書き器2
1及びテープドラム回転サーボ器22に代えて、伝送路
へコンテンツ情報DCNTを送出する伝送器51と、伝
送系のクロック制御を行う伝送系クロック制御器52と
を備えている。そして、伝送系クロック制御器52へP
LL回路34からのクロック信号が入力され、システム
として同期がとられるように構成されている。
【0093】また、伝送は通信、放送などあらゆる伝送
媒体を経由してデータを送信することが可能である。ま
た、記録媒体は、媒体という定義はデータを記録できる
媒体という、狭義な媒体というものだけでなく、信号デ
ータを伝送するための電磁波、光などを含む。また、記
録媒体に記録されている情報は、記録されていない状態
での、電子ファイルなどのデータ自身を含むものとす
る。
媒体を経由してデータを送信することが可能である。ま
た、記録媒体は、媒体という定義はデータを記録できる
媒体という、狭義な媒体というものだけでなく、信号デ
ータを伝送するための電磁波、光などを含む。また、記
録媒体に記録されている情報は、記録されていない状態
での、電子ファイルなどのデータ自身を含むものとす
る。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1または3に
記載の発明によれば、2つのデータ列を接続編集する際
に、編集後のデータ列の接続点より前に位置する前デー
タの最後のアクセスユニットに対応する時間基準情報
と、前記接続点より後に位置する後データの最初のアク
セスユニットに対応する時間基準情報とが検出され、前
記前データの最後のアクセスユニットに対応する時間基
準情報と、前記後データの最初のアクセスユニットに対
応する時間基準情報との差に関するクロックオフセット
情報が計算され、編集後の前記データ列に前記クロック
オフセット情報が付加されるので、多種多様な編集が行
われてもその都度、クロック情報の不連続に関する情報
を管理可能なシステムを構築することができる。
記載の発明によれば、2つのデータ列を接続編集する際
に、編集後のデータ列の接続点より前に位置する前デー
タの最後のアクセスユニットに対応する時間基準情報
と、前記接続点より後に位置する後データの最初のアク
セスユニットに対応する時間基準情報とが検出され、前
記前データの最後のアクセスユニットに対応する時間基
準情報と、前記後データの最初のアクセスユニットに対
応する時間基準情報との差に関するクロックオフセット
情報が計算され、編集後の前記データ列に前記クロック
オフセット情報が付加されるので、多種多様な編集が行
われてもその都度、クロック情報の不連続に関する情報
を管理可能なシステムを構築することができる。
【0095】請求項2または4に記載の発明によれば、
接続編集時に付加されたクロックオフセット情報を用い
てクロック情報が再構成されるので、クロック情報の不
連続を補正し、シームレスな復号化信号を得ることでき
る。
接続編集時に付加されたクロックオフセット情報を用い
てクロック情報が再構成されるので、クロック情報の不
連続を補正し、シームレスな復号化信号を得ることでき
る。
【図1】本発明の一実施形態にかかる情報記録再生装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のクロックオフセット再構成器の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】ハードディスクにライブラリ情報を記録する場
合のファイル名を示す図である。
合のファイル名を示す図である。
【図4】図3に示すファイル内の構造を示す図である。
【図5】図3に示す構造の下位構造を示す図である。
【図6】ハードディスク上のTSデータフォーマットを
示す図である。
示す図である。
【図7】磁気テープ上のデータフォーマットを示す図で
ある。
ある。
【図8】図7に示すデータ領域のシンクブロックの構成
を示す図である。
を示す図である。
【図9】MPEGトランスポートストリームパケットを
シンクブロックに格納した構成を示す図である。
シンクブロックに格納した構成を示す図である。
【図10】符号化された画像データのデコーダにおける
仮想バッファの占有値の推移を示すタイムチャートであ
る。
仮想バッファの占有値の推移を示すタイムチャートであ
る。
【図11】2つの画像データを接続する編集処理を説明
するための図である。
するための図である。
【図12】2つの画像データを接続する編集処理を説明
するための図である。
するための図である。
【図13】2あるいは3以上の画像データを接続する編
集処理を説明するための図である。
集処理を説明するための図である。
【図14】VBVバッファ情報が記録されるタイミング
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図15】VBVバッファ情報を作成し、画像データに
付加して記録するVBVバッファ情報処理部の構成を示
すブロック図である。
付加して記録するVBVバッファ情報処理部の構成を示
すブロック図である。
【図16】一般的な画像データの符号化装置の構成を示
す図である。
す図である。
【図17】一般的な画像データの復号化装置の構成を示
す図である。
す図である。
【図18】多重化パケットストリームの復号化装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図19】トランスポートストリームの構成を示す図で
ある。
ある。
【図20】トランスポートパケットの構成を示す図であ
る。
る。
【図21】多重化された情報から必要な情報パケットを
抽出するための仕組みを説明するための図である。
抽出するための仕組みを説明するための図である。
【図22】図1に示す構成の変形例を示す図である。
31 クロック検出器(クロック検出手段)
32 クロックオフセット計算器(クロックオフセット
計算手段) 33 クロックオフセット再構成器 34 PLL回路 38 ライブラリ情報管理器(付加手段) 40 ライブラリ情報読み書き器(付加手段)
計算手段) 33 クロックオフセット再構成器 34 PLL回路 38 ライブラリ情報管理器(付加手段) 40 ライブラリ情報読み書き器(付加手段)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04N 7/08 H04N 7/13 Z
7/081 7/08 Z
7/24
(72)発明者 日暮 誠司
神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番
地 日本ビクター株式会社内
(72)発明者 猪羽 渉
神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番
地 日本ビクター株式会社内
(72)発明者 上田 健二朗
神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番
地 日本ビクター株式会社内
Fターム(参考) 5C053 FA14 FA22 FA23 GB06 GB23
GB26 GB29 GB32 GB38 JA22
KA05 KA18 KA22 KA24 LA07
5C059 KK39 MA00 MA05 MA14 MA23
MC15 MC33 ME02 NN15 NN21
PP06 PP07 PP08 RB02 RB09
RB10 RB16 RC02 RC03 RC04
SS02 SS12 TA48 TB07 TC18
TC38 TD11 UA02 UA05 UA33
UA34 UA38
5C063 AB03 AB07 AC01 AC05 AC10
CA12 CA23
5D044 AB05 AB07 BC01 CC01 CC04
CC09 DE02 DE03 DE12 DE15
DE25 DE39 DE49 EF05 GK08
HL11 HL14
5D110 AA04 AA13 AA27 AA29 DA17
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも時間基準情報を含むクロック
情報が含まれる、パケット化されたデータ列を編集する
データ編集方法において、 2つの前記データ列を接続編集する際に、編集後のデー
タ列の接続点より前に位置する前データの最後のアクセ
スユニットに対応する時間基準情報と、前記接続点より
後に位置する後データの最初のアクセスユニットに対応
する時間基準情報とを検出し、 前記前データの最後のアクセスユニットに対応する時間
基準情報と、前記後データの最初のアクセスユニットに
対応する時間基準情報との差に関するクロックオフセッ
ト情報を計算し、 編集後の前記データ列に前記クロックオフセット情報を
付加することを特徴とするデータ編集方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のデータ編集方法により
編集されたデータ列を復号化するデータ復号化方法であ
って、 前記編集時の接続点で、前記データ列に含まれるクロッ
ク情報を、前記クロックオフセット情報を用いて再構成
することを特徴とするデータ復号化方法。 - 【請求項3】 少なくとも時間基準情報を含むクロック
情報が含まれる、パケット化されたデータ列を編集する
データ編集装置において、 2つの前記データ列を接続編集する際に、編集後のデー
タ列の接続点より前に位置する前データの最後のアクセ
スユニットに対応する時間基準情報と、前記接続点より
後に位置する後データの最初のアクセスユニットに対応
する時間基準情報とを検出するクロック検出手段と、 前記前データの最後のアクセスユニットに対応する時間
基準情報と、前記後データの最初のアクセスユニットに
対応する時間基準情報との差に関するクロックオフセッ
ト情報を計算するクロックオフセット計算手段と、 編集後の前記データ列に前記クロックオフセット情報を
付加する付加手段とを備えることを特徴とするデータ編
集装置。 - 【請求項4】 請求項4に記載のデータ編集装置により
編集されたデータ列を復号化するデータ復号化装置であ
って、 前記編集時の接続点で、前記データ列に含まれるクロッ
ク情報を、前記クロックオフセット情報を用いて再構成
するクロックオフセット再構成手段を有することを特徴
とするデータ復号化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355503A JP2003158712A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | データ編集方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355503A JP2003158712A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | データ編集方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003158712A true JP2003158712A (ja) | 2003-05-30 |
Family
ID=19167194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001355503A Pending JP2003158712A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | データ編集方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003158712A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006121601A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Ikegami Tsushinki Co Ltd | トランスポートストリーム切換装置 |
-
2001
- 2001-11-21 JP JP2001355503A patent/JP2003158712A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006121601A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Ikegami Tsushinki Co Ltd | トランスポートストリーム切換装置 |
JP4689231B2 (ja) * | 2004-10-25 | 2011-05-25 | 池上通信機株式会社 | トランスポートストリーム切換装置 |
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