JP2001320660A

JP2001320660A - 撮像装置、記録再生装置、表示装置、撮像記録再生装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Info

Publication number: JP2001320660A
Application number: JP2000140377A
Authority: JP
Inventors: Toshinori Yamamoto; 俊則山本
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 2000-05-12
Filing date: 2000-05-12
Publication date: 2001-11-16

Abstract

(57)【要約】【課題】カメラで撮像した複数チャンネルの画像信号
の全てを複数のＳＤＶＴＲや複数のモニタで記録、表示
できるようにする。【解決手段】カメラユニット１０１から出力されるＳ
ＤＶＴＲ規格による画像信号は、奇数ラインが第１のチ
ャンネル、偶数ラインが第２のチャンネルとして、ＩＥ
ＥＥ１３９４バス３００を介してＳＤＶＴＲユニット４
００と５００に送られ、各チャンネルの信号が取込まれ
てそれぞれ記録再生される。第１、第２チャンネルの再
生信号は、モニタユニット８００と９００により各チャ
ンネルがそれぞれ表示される。また、モニタユニット８
００、９００は、カメラユニット１０１からの第１、第
２のチャンネルの画像信号もそれぞれ表示することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ信号をデジ
タル化し、データ圧縮して記録、あるいは表示するＳＤ
ＶＴＲ等に用いて好適な撮像装置、記録再生装置、表示
装置、撮像記録再生装置及びそれらに用いられるコンピ
ュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の画像を記録し再生する装置とし
て、画面の画素をデジタル化し、所定の画素数毎にまと
めてブロック化した後、離散コサイン変換等の直交変換
と量子化を行い、エントロピー符号化を行う高効率符号
化方式を用いた家庭用デジタルＶＴＲが知られている。

【０００３】図２は、家庭用デジタルＶＴＲに撮像素子
を用いた従来のカメラー体型ＶＴＲの構成を示すブロッ
ク図である。図２において、１はレンズ群、２はＣＣＤ
撮像素子、３はＣＣＤ撮像素子２からの信号をテレビジ
ョン信号に変換するカメラ信号処理回路、４は画面を複
数のブロックに分割し、ブロックの並べ替え（シャフリ
ング）を行う画像メモリ、５はＤＣＴ演算と空間周波数
成分に応じて重み付けを行うＤＣＴ演算重み付け回路、
６は動きの多い映像か少ない映像かを検出する動き検出
回路である。

【０００４】７はＤＣＴ演算重み付け回路５で直交変換
されて得られたＤＣＴ係数を低域から順に並べ替えを行
う並べ替え回路、８は所定のブロック数のデータを量子
化し可変長符号化した後、符号量が一定になるような量
子化ステップ幅を求める符号量推定回路、９は符号量推
定回路８の結果を受けて量子化を行う適応量子化回路、
１０は２次元ハフマン符号を使って可変長符号化を行う
可変長符号化回路である。

【０００５】１１は圧縮されたデータを記録順序に従う
ように並べ直したり、再生時には再生データを一旦蓄え
る圧縮データメモリ、１２は記録時には誤り訂正符号の
付加を行い、再生時には誤り訂正を行うＥＣＣ回路、１
３はデータの記録再生を行う記録再生回路、１４は磁気
テープに記録再生を行う磁気ヘッドを備えた回転ドラ
ム、１５は記録媒体である磁気テープである。１６は磁
気テープ１５から再生された圧縮画像データを復調する
画像復調回路、１７は記録画像のモニタ画像、あるいは
再生画像を出力する画像出力端子である。

【０００６】１８は音声圧縮画像デーデジタル信号とし
て入出力するためのデジタルインターフェース回路、１
９はデジタル入出力回路、２０はマイク、２１はマイク
２０からの音声信号を増幅するマイクアンプ、２２は音
声信号をデジタルで記録に適したデータに変換したり、
元のアナログ信号に復調したりする音声信号処理回路、
２２はモニタ音声、あるいは再生音声を出力する音声出
力端子である。

【０００７】２４は全体のシステムをコントロールする
システムコントローラ、２５は操作キー、２６は回転ド
ラム１４やテープ送りのキャプスタンモータの駆動をを
行うモータ駆動回路、２７は各ブロックの電源を供給す
る電源回路である。

【０００８】次に、以上のように構成された従来のカメ
ラー体型デジタルＶＴＲの動作を説明する。記録時に
は、まず被写体の画像はレンズ群１によりＣＣＤ撮像素
子２上に結像され電気信号に変換される。ＣＣＤ撮像素
子２からの電気信号はカメラ信号処理回路３でγ補正、
色のマトリクス処理等が行われ、テレビジョン信号が作
られる。カメラ信号処理回路３からの信号は画像メモリ
４に一旦蓄えられ、圧縮効率が良くなるように画面を複
数のブロックに分割し、分割されたブロックの並べ替え
（シャフリング）を行う。

【０００９】画像メモリ４から読み出されたデータは、
ＤＣＴ演算重み付け回路５でＤＣＴブロックごとにＤＣ
Ｔ演算を施され、空間周波数の低い成分が高い成分より
歪が少なくなるように重み付けを行う。ＤＣＴ演算重み
付け回路５は、映像の動きが大きい時にはフィールド内
で処理し、動きが小さい時にはフレーム内で処理する。
この処理の判定を行うのが動き検出回路６である。並べ
替え回路７はＤＣＴ演算重み付け回路５で直行変換され
て得られたＤＣＴ係数を低域から順に並べ替えを行う。

【００１０】並べ替えられたデータは適応量子化回路９
で量子化される。量子化のステップ幅は符号量推定回路
８で決められる。適応量子化回路９で量子化されたデー
タは、可変長符号化回路１０で可変長符号に変換され、
圧縮データメモリ１１に蓄えられる。

【００１１】一方、音声は音声信号処理回路２２で記録
に適したデータに変換され、圧縮データメモリ１１に蓄
えられる。ここで画像圧縮データ及び音声データにＥＣ
Ｃ回路１２で誤り訂正符号の付加を行い、データは記録
順序に従って記録再生処理回路１３を通って回転ドラム
１４の磁気ヘッドにより磁気テープ１５に記録される。

【００１２】次に再生時には、磁気テープ１５に記録さ
れたデータは回転ドラム１４の磁気ヘッドで電気信号に
変換され、記録再生処理回路１３でデジタルデータにな
り、圧縮データメモリ１１に蓄えられる。圧縮データメ
モリ１１のデータは、ＥＣＣ回路１２で誤り訂正され、
画像復調回路１６で再生圧縮画像データを復調し、画像
メモリ４で元の画像フレームになるようにブロックの並
べ替えを行い、画像出力端子１７から再生画像が出力さ
れる。

【００１３】一方、音声データもＥＣＣ回路１２で誤り
訂正され、音声信号処理回路２２で元の音声信号が復調
され、音声出力端子２３から再生音声が出力される。

【００１４】また、圧縮データメモリ１１のデジタルイ
ンターフェース回路１８で画像データ、音声データをパ
ケット化してデジタル出力する。パケット化されたデー
タはデジタル入出力端子１９から出力され、外部の機器
に入力される。外部の機器としては、例えば他のＶＴ
Ｒ、ＴＶモニタ、コンピュータ等がある。

【００１５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、プログレッシブ画像等の（標準テレビジョン
形式上では）複数チャンネルの画像入力容量を持つ装置
からの入力画像を、インターリーブ、間引き等の手段を
使用せずに、全画像の記録再生やモニタ出力をすること
ができなかった。

【００１６】本発明は、上記の問題を解決するために成
されたもので、複数チャンネルの画像信号を全て記録で
きるようにすることを目的としている。

【００１７】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による撮像装置においては、被写体を撮像
する撮像手段と、上記撮像手段から出力される画像信号
を複数のチャンネルに分離し、それぞれ所定形式の画像
信号に変換する画像処理手段と、上記変換された各チャ
ンネルの画像信号をそのチャンネル情報と共に通信媒体
に送出する通信手段とを設けている。

【００１８】また、本発明による記録再生装置において
は、通信媒体から入力される画像信号から所定チャンネ
ルの画像信号を取込む通信手段と、上記取り込まれたチ
ャンネルの画像信号を記録媒体に記録再生する記録再生
手段とを設けている。

【００１９】また、本発明による表示装置においては、
通信媒体から入力される画像信号から所定チャンネルの
画像信号を取込む通信手段と、上記取り込まれたチャン
ネルの画像信号を表示する表示手段とを設けている。

【００２０】また、本発明による撮像記録再生装置にお
いては、被写体を撮像し所定形式の複数チャンネルの画
像信号を出力する撮像装置と、上記撮像装置からの複数
チャンネルの画像信号のうちそれぞれ所定チャンネルの
画像信号を取込んで記録媒体に記録再生する複数の記録
再生装置と、上記撮像装置からの複数チャンネルの画像
信号又は上記各記録再生装置で再生された複数チャンネ
ルの画像信号のうちそれぞれ所定チャンネルの画像信号
を取込んで表示する複数の表示手段と、上記撮像装置と
各記録再生装置と各表示手段とを互いに接続する通信媒
体とを設けている。

【００２１】また、本発明による記憶媒体においては、
被写体を撮像する撮像処理と、上記撮像処理で得られた
画像信号を複数のチャンネルに分離し、それぞれ所定形
式の画像信号に変換する画像処理と、上記変換された各
チャンネルの画像信号をそのチャンネル情報と共に通信
媒体に送出する通信処理とを実行するためのプログラム
を記憶している。

【００２２】また、本発明による他の記憶媒体において
は、通信媒体から入力される画像信号から所定チャンネ
ルの画像信号を取込む通信処理と、上記取り込まれたチ
ャンネルの画像信号を記録媒体に記録再生する記録再生
処理とを実行するためのプログラムを記憶している。

【００２３】また、本発明による他の記憶媒体において
は、通信媒体から入力される画像信号から所定チャンネ
ルの画像信号を取込む通信処理と、上記取り込まれたチ
ャンネルの画像信号を表示する表示処理とを実行するた
めのプログラムを記憶している。

【００２４】また、本発明による他の記憶媒体において
は、被写体を撮像する撮像処理と、上記撮像処理により
得られる画像信号を複数のチャンネルに分離し、それぞ
れ所定形式の画像信号に変換する画像処理と、上記変換
された各チャンネルの画像信号をそのチャンネル情報と
共に通信媒体に送出する送出処理と、複数の記録再生装
置が上記通信媒体から入力される画像信号からそれぞれ
所定チャンネルの画像信号を取込む取込み処理と、上記
取り込まれた各チャンネルの画像信号をそれぞれ記録媒
体に記録再生する記録再生処理と、複数の表示装置が上
記通信媒体から入力される上記撮像装置又は上記各記録
再生装置からの複数チャンネルの画像信号からそれぞれ
所定チャンネルの画像信号を取込む取込み処理と、上記
取り込まれた各チャンネルの画像信号をそれぞれ表示す
る表示処理とを実行するためのプログラムを記憶してい
る。

【００２５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図１は本発明の実施の形態によるカメ
ラ一体型ＶＴＲとしての撮像記録再生装置の構成を示す
ブロック図である。図１において、１００は撮像装置と
してのカメラユニット、３００は通信媒体としてのＩＥ
ＥＥ１３９４バス、４００、５００は記録再生装置とし
てのＳＤＶＴＲユニット、８００、９００は表示装置と
してのモニタユニットを示す。

【００２６】本実施の形態の一つの特徴は、カメラユニ
ット１００とＳＤＶＴＲユニット４００、５００とモニ
タユニット８００、９００とを互いにＩＥＥＥ１３９４
バス３００を用いて接続する構成としたことであり、図
１では分かり易いように、各ユニットを破線で囲んで示
している。

【００２７】ここで、本実施の形態で用いられるＩＥＥ
Ｅ１３９４バスについて概略的に説明する。従来より、
デジタルデータ伝送の規格としてＩＥＥＥ１３９４シリ
アルバスを用いた規格が存在している。ＩＥＥＥ１３９
４規格では、ビデオデータやオーディオデータのような
時間軸をもったデータに適した、所定の通信サイクルで
通信を行うアイソクロナス通信モードを備えている。こ
の通信モードでは、各通信サイクルの始めにはサイクル
・スタート・パケットがあり、それに続いてアイソクロ
ナス通信のためのパケットを送信する期間が設定され
る。

【００２８】また、アイソクロナス通信においては、通
信パケットに各々チャンネル番号を付けることによって
１サイクル内で複数チャンネルのアイソクロナス通信を
行うことができる。例えばＩＥＥＥ１３９４を使用した
テレビ会議システムを考えると、複数のカメラが異なる
チャンネルを用いて同時に画像データを伝送することが
できる。

【００２９】次に、図１の各ユニット１００、４００、
５００、８００、９００の内部について説明する。ま
ず、カメラユニット１００について説明する。１０１は
カメラで、ＣＣＤやＡＤ変換器等で構成する。１０２は
カメラ信号処理回路で、画像データをＳＤＶＴＲで記録
しやすい形にデータ変換する。１０３は入力された画像
データ列を２チャンネルに分割するためのスイッチ、１
０４、１０５は画像メモリ、１０６はＳＤＶＴＲに伝送
するデータとして画像メモリ１０４又は１０５の出力を
選択するスイッチである。１０７は伝送するデータを圧
縮する画像圧縮回路、ｌ０８は圧縮画像データを蓄えて
おく圧縮データメモリ、１０９は圧縮画像データを伝送
路に適合する形式に変換するＩＥＥＥ１３９４インター
フェースである。

【００３０】１１０はカメラ信号処理回路１０２からの
入力画像が現在、奇数ライン画像か、偶数ライン画像か
をカウントするフレームカウンタ、１１１はスイッチ１
０３の切換えを制御する読出チャンネル制御回路、１１
２は読出チャンネル制御回路１１１の制御結果をＩＥＥ
Ｅ１３９４フォーマットの中に書込む読出しチャンネル
書込み回路、１１３は構成システム内でＩＥＥＥ１３９
４バス３００に接続されているＳＤＶＴＲの数をカウン
トするためのレコーダカウンタである。

【００３１】次に、ＳＤＶＴＲユニット４００について
説明する。４０１はＩＥＥＥ１３９４インターフェース
で、ＩＥＥＥ１３９４規格で伝送されてくるデータの解
読、書き込み、読み出し等を行う。４０２は圧縮データ
メモリ、４０３は記録再生処理回路で、画像データをＳ
ＤＶＴＲ規格に従ったフォーマットに変換する。４０４
は磁気テープと回転ドラムで構成される磁気テープ記録
部である。４０５はＩＥＥＥ１３９４バスからＳＤＶＴ
Ｒに書込むチャンネルを制御する書込チャンネル制御回
路、４０６はＩＥＥＥ１３９４バス３００ヘ読出すチャ
ンネルを制御する読出チャンネル制御回路である。

【００３２】ＳＤＶＴＲ５００も、上記ＳＤＶＴＲ４０
０と同じ構成であり、上記４０１は５０１に、４０２は
５０２に、４０３は５０３に、４０４は５０４に、４０
５は５０５に、４０６は５０６にそれぞれ対応してい
る。

【００３３】次に、モニタユニット８００について説明
する。８０５はＩＥＥＥ１３９４インターフェースで、
ＩＥＥＥ１３９４規格で伝送されて来るデータの解読、
書き込み、読み出し等を行う。８０６はＩＥＥＥ１３９
４バス３００からＳＤＶＴＲに書込むチャンネルを制御
する書込チャンネル制御回路、８０４は圧縮データメモ
リ、８０７は圧縮データメモリ８０４から読出すデータ
のアドレスを制御するアドレスコントローラ、８０３は
画像伸長処理回路で、ＳＤＶＴＲ規格に従ったフォーマ
ットから画像データを取り出す。８０２は表示信号処理
回路で、画像データをモニタに合った形式に出力変換す
る。８０１はモニタである。

【００３４】モニタユニット９００もモニタユニット８
００と同じ構成であり、上記８０１は９０１に、８０２
は９０２に、８０３は９０３に、８０４は９０４に、８
０５は９０５に、８０６は９０６に、８０７は９０７に
それぞれ対応している。

【００３５】次に上記構成による動作について説明す
る。まず、カメラユニット１００の動作から説明する。
カメラ１０１から取り込まれた画像はデジタル変換さ
れ、カメラ信号処理回路１０２でＳＤＶＴＲ規格の４：
１：１のデータに変換される。このビデオデータはスイ
ッチ１０３を通って画像メモリ１０４、１０５に記録さ
れる。スイッチ１０３の切換えは、カメラ信号処理回路
１０２からの出力データが奇数ラインのデータであるか
偶数ラインのデータかに応じて切換える。

【００３６】即ち、フレームカウンタ１１０がカメラ信
号処理回路１０２の通過データを監視し、奇数ラインデ
ータであるか、偶数ラインデータであるかを判別する。
奇数ライン、偶数ラインは２ラインに一回毎に発生する
ため、この回路としては１ビットの出力をもつラインカ
ウンタでよい。

【００３７】読出チャンネル制御回路１１１はフレーム
カウンタ１１０の出力を受け、奇数ラインのデータであ
れば、スイッチ１０３、１０６を画像メモリ１０４の側
に、偶数ラインのデータであれば、画像メモリ１０５の
側に制御する。つまり、カメラ１０１が扱えるデータが
プログレッシブデータであれば、画像メモリ１０４、１
０５には、それぞれインターレースされた奇数ラインと
偶数ラインの画像が蓄積される。各画像メモリから出力
されたデータは、スイッチ１０６を通って画像圧縮回路
１０７に入力され、ＳＤＶＴＲ規格に沿った圧縮処理が
行われ、圧縮データメモリ１０８に記録される。

【００３８】続いて、圧縮データメモリ１０８のデータ
は、ＩＥＥＥ１３９４インターフェース回路１０９に入
力される。ここで重要なことは、上記入力されたデータ
に奇数ラインと偶数ラインとを区別するデータを同時に
付加するということである。これは、読出チャンネル制
御回路１１１がスイッチ１０３、１０６をどちらに制御
しているかというチャンネル情報である。

【００３９】即ち、奇数ラインを扱っているタイミング
であれば、♯１チャンネルとう情報を、偶数ラインを扱
っているタイミングであれば、♯０チャンネルという情
報をそれぞれ読出チャンネル制御回路１１１から読出チ
ャンネル書込回路１１２へ送り、読出チャンネル書込回
路１１２がＩＥＥＥ１３９４規格のデータ列に指定され
たチャンネル情報を書込む。ＩＥＥＥ１３９４インター
フェース１０９は、圧縮データメモリ１０８上のデータ
をパケット化し、指定されたチャンネルでＩＥＥＥ１３
９４バス３００上にデータを伝送する。

【００４０】ＩＥＥＥ１３９４バス上で、動画像データ
を伝送する場合は、トラフィックを軽減させなければ、
バス上に接続している全ての機器の完全な動作は保証で
きない。そこで、ＩＥＥＥ１３９４バス上のトラフィッ
クをより軽減させるために、バス上に接続されているＳ
ＤＶＴＲの数が少なければ、カメラユニット１００から
出力される不必要なパケットの数を減らすことが望まし
い。

【００４１】これを実現させるために、カメラユニット
１００は、レコーダカウンタ１１３を備え、ＩＥＥＥ１
３９４バス３００の通信プロトコル内でデータ転送に先
駆けて、バスリセット時に各ＳＤＶＴＲからコマンド伝
達されるＳＤＶＴＲの数情報から判断し、ＳＤＶＴＲの
数が一台のみであれば、ＩＥＥＥ１３９４インターフェ
ース１０９から出力されるデータを例えば奇数ラインの
みの♯１チャンネルに固定する。こうすることによっ
て、不必要なデータパケットをＩＥＥＥ１３９４バス上
へ転送することを防ぎ、バス上のトラフィックを軽減さ
せる。

【００４２】次に、ＳＤＶＴＲユニット４００の動作に
ついて説明する。ＩＥＥＥ１３９４バス３００から入力
されるデータパケットがカメラデータの場合は、ＩＥＥ
Ｅ１３９４インターフェース４０１がデータを取込む。
書込チャンネル制御回路４０５には、予めカメラユニッ
ト１００が出力するどのチャンネルのデータを取り込む
かを設定しておき、ＩＥＥＥ１３９４インターフェース
４０１が取込むカメラデータのチャンネルを♯１チャン
ネル又は♯０チャンネルを択一的に選択させる。

【００４３】ここではＳＤＶＴＲユニット４００は♯１
チャンネルを取込む設定であると仮定して説明する。つ
まり、ＩＥＥＥ１３９４インターフェース４０１は、デ
ータパケットがカメラデータであり、かつ、カメラデー
タのチャンネルが♯１チャンネルである場合のみデータ
を取込む。この取込まれた圧縮画像データは一旦圧縮デ
ータメモリ４０２に書込まれる。記録再生処理回路４０
３では、圧縮データメモリ４０２のデータに対してＤＡ
変換等、磁気記録のための前処理が行われ、磁気テープ
信号記録再生部４０４で磁気テープに記録される。

【００４４】次に再生時には、磁気テープ記録再生部４
０４から出力されたデータは、記録再生処理回路４０３
で、再生データのデジタル化等の処理が行われ、圧縮デ
ータメモリ４０２に書込まれる。圧縮データメモリ４０
２からＩＥＥＥ１３９４インターフェース４０１に入力
されたデータにはチャンネル情報♯１を付加し、指定さ
れたチャンネルでパケット化し、ＩＥＥＥ１３９４バス
３００ヘ出力する。尚、このＳＤＶＴＲからの出力画像
を、指定したモニタで鑑賞するように変更したい場合
は、読出しチャンネルを♯０に変更してもよい。

【００４５】ＳＤＶＴＲユニット５００についても、基
本的にはＳＤＶＴＲユニット４００と動作は同じであ
る。違いは書込みチャンネル制御回路５０５、読出しチ
ャンネル制御回路５０６でどのチャンネルを指定するか
ということだけである。

【００４６】本実施の形態では、ＳＤＶＴＲユニット５
００を♯０チャンネル用のＳＤＶＴＲとしているため、
カメラの♯０チャンネルのデータパケットがＩＥＥＥ１
３９４バス３００から伝送された場合のみ、ＩＥＥＥ１
３９４インターフェース５０１はデータを取込み、出力
時に♯０チャンネルの情報としてパケット化したデータ
をＩＥＥＥ１３９４バス上に伝送する。

【００４７】次に、モニタユニット８００、９００の動
作について説明する。まず、モニタユニット８００は、
ＩＥＥＥ１３９４バス３００から入力されるデータパケ
ットがＳＤＶＴＲデータの場合は、ＩＥＥＥ１３９４イ
ンターフェース８０５がデータを取込む。書込チャンネ
ル制御回路８０６には、予めＳＤＶＴＲユニット４００
又は５００が出力するどのチャンネルのデータを取込む
かを設定しておき、ＩＥＥＥ１３９４インターフェース
８０５が取込むＳＤＶＴＲデータのチャンネルを♯１チ
ャンネル又は♯０チャンネルを択一的に選択させる。

【００４８】ここではモニタユニット８００が♯１チャ
ンネルを取込む設定であると仮定して説明する。つま
り、ＩＥＥＥ１３９４インターフェース８０５はデータ
パケットがＳＤＶＴＲデータであり、かつＳＤＶＴＲデ
ータのチャンネルが♯１チャンネルである場合のみデー
タを取り込む。この取込まれた圧縮画像データは一旦圧
縮データメモリ８０４に書込まれ、画像伸長回路８０３
で圧縮符号が伸長された後、表示信号処理回路８０２で
出力するモニタの形式に合わせた形にデータ並べ替え等
の処理が行われてモニタ８０１に出力される。つまり、
本実施の形態の場合は、プログレッシフ画像からインタ
ーリーブされた奇数ラインの画像のみをモニタに出力さ
せる。

【００４９】上記の説明では、モニタユニット８００が
ＳＤＶＴＲの出力データのみを入力してモニタする場合
について説明したが、カメラのＥＥ出力をモニタしたい
場合は、モニタユニット８００は、ＩＥＥＥ１３９４バ
ス３００から入力されるデータパケットがカメラデータ
の場合に、ＩＥＥＥ１３９４インターフェース８０５が
データを取込むことになる。つまり、このモニタユニッ
ト８００のＩＥＥＥ１３９４インターフェース８０５の
設定を変更すれば可能になる。

【００５０】モニタユニット９００についても、モニタ
ユニット８００と動作は基本的に同じである。違いは書
込みチャンネル制御回路９０６で、どのチャンネルを指
定するかということだけである。本実施の形態では、モ
ニタユニット９００を♯０チャンネル用のモニタとして
いるため、♯０チャンネルのデータパケットがＩＥＥＥ
１３９４バス３００から伝送された場合のみ、ＩＥＥＥ
１３９４インターフェース９０５はデータを取込み、モ
ニタ９０１に出力する。

【００５１】また、カメラのＥＥ出力をモニタしたい場
合には、上記で説明したように、ＩＥＥＥ１３９４イン
ターフェース９０５の設定を変更すれば可能になる。

【００５２】尚、本実施の形態のように、画像を２台の
ＳＤＶＴＲで記録再生し、再生画像をモニタする場合
は、しばしば、２台のＳＤＶＴＲからの入力を同期させ
ることが必要になる。同期させる方法としては、圧縮デ
ータメモリ８０４、９０４からデータを読み出す際に、
アドレスコントローラ８０７、９０７が２台のＳＤＶＴ
Ｒからの入力データの時間管理を行う。ＳＤＶＴＲ規格
では、サブコードエリアにタイムコード、チャプター開
始位置等の情報が書込まれているため、アドレスコント
ローラ８０７、９０７がこれを監視し、同期させて出力
させる。

【００５３】次に本発明の他の実施の形態としての記憶
媒体について説明する。本発明は、ハードウェア構成に
より実現することもできるが、ＣＰＵとメモリからなる
コンピュータシステムによる構成で実現することもでき
る。コンピュータシステムに構成する場合、上記メモリ
は本発明による記憶媒体を構成する。即ち、前述した実
施の形態で説明した動作を実行するためのソフトウェア
のプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムや装
置で用い、そのシステムや装置のＣＰＵが上記記憶媒体
に格納されたプログラムコードを読み出し、実行するこ
とにより、本発明の目的を達成することができる。

【００５４】また、この記憶媒体としては、ＲＯＭ、Ｒ
ＡＭ等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気媒体等を用いてよく、これらをＣＤ−ＲＯＭ、フロ
ッピィディスク、磁気媒体、磁気カード、不揮発性メモ
リカード等に構成して用いてよい。

【００５５】従って、この記憶媒体を図１に示したシス
テムや装置以外の他のシステムや装置で用い、そのシス
テムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し、実行することによって
も、上記実施の形態と同等の機能を実現できると共に、
同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成する
ことができる。

【００５６】また、コンピュータ上で稼働しているＯＳ
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体
から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに
挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された
拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボ
ードや拡張機能ユニットに備わるＣＰＵ等が処理の一部
又は全部を行う場合にも、上記実施の形態と同等の機能
を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、本
発明の目的を達成することができる。

【００５７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の撮像装置
によれば、複数チャンネルの画像信号の全てを複数の記
録再生装置や複数の表示装置にチャンネル毎に分離して
に送ることができる。

【００５８】また、本発明による記録再生装置及び表示
装置によれば、撮像装置からの複数チャンネルの画像信
号の全てを複数の記録再生装置及び表示装置により、確
実に分離して記録及び表示することができる。また、複
数の記録再生装置からの再生出力は、複数の表示装置に
より表示することができる。

【００５９】ＳＤＶＴＲの場合は、複数フレームのデー
タを出力するカメラのデータを全て記録することができ
る。

【００６０】また、撮像装置は、ＩＥＥＥ１３９４バス
にデータを出力する際に、奇数ライン、偶数ラインの２
チャンネルにデータ分割し、それぞれのデータにチャン
ネル情報を記録することによって、複数のＳＤＶＴＲや
モニタに確実にデータ分離して出力することができる。

【００６１】また、撮像装置は、ＩＥＥＥ１３９４バス
に接続されているＳＤＶＴＲの数に応じてバスに出力す
るデータの量を制御することによって、バス上のデータ
トラフィック量を軽減させ、システムの信頼性を向上さ
せることができる。

【００６２】さらに、モニタを複数設ける場合は、ＳＤ
ＶＴＲ規格Ｉのサブコードエリアのタイトルタイムコー
ドパック、チャプター開始位置パック等の付属情報を用
いて複数のモニタの出力時間を制御することによって、
複数のＳＤＶＴＲをリアルタイムで複数のモニタに同期
して出力させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態による撮像記録再生装置を
示すブロック図である。

【図２】従来のカメラ一体型ＶＴＲのブロック図であ
る。

【符号の説明】

１００カメラユニット３００ＩＥＥＥ１３９４バス４００、５００ＳＤＶＴＲユニット８００、９００モニタユニット１０１カメラ１０２カメラ信号処理回路１０３、１０６スイッチ１０４、１０５画像メモリ１０７画像圧縮回路１０８圧縮データメモリ１０９ＩＥＥＥ１３９４インターフェース１１０フレームカウンタ１１１読出チャンネル制御回路１１２読出しチャンネル書込み回路１１３レコーダカウンタ４０１、５０１ＩＥＥＥ１３９４インターフェース４０２、５０２圧縮データメモリ４０３、５０３記録再生処理回路４０４、５０４磁気テープ記録部４０５、５０５書込チャンネル制御回路４０６、５０６読出チャンネル制御回路８０１、９０１モニタ８０２、９０２表示信号処理回路８０３、９０３画像伸長処理回路８０４、９０４圧縮データメモリ８０５、９０５ＩＥＥＥ１３９４インターフェース８０６、９０６書込チャンネル制御回路８０７、９０７アドレスコントローラ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｎ 5/92 ＨＦターム(参考） 5C018 FA02 FA03 FB03 FB09 5C022 AB65 AC69 AC79 5C053 FA22 GA11 GA19 GB15 GB18 GB22 GB26 GB32 KA03 LA01 LA14 5D044 AB05 AB07 BC01 BC04 CC03 CC04 DE14 DE39 DE45 EF03 EF05 FG10 FG18 FG21 GK07 GK12 HL02 HL11

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被写体を撮像する撮像手段と、上記撮像手段から出力される画像信号を複数のチャンネ
ルに分離し、それぞれ所定形式の画像信号に変換する画
像処理手段と、上記変換された各チャンネルの画像信号をそのチャンネ
ル情報と共に通信媒体に送出する通信手段とを設けたこ
とを特徴とする撮像装置。
【請求項２】上記画像信号の奇数ラインの信号を第１
のチャンネルとし、偶数ラインの信号を第２のチャンネ
ルとしたことを特徴とする請求項１記載の撮像装置。
【請求項３】上記通信媒体に接続された記録再生装置
の数を検出し、検出された数に応じて上記送出する画像
信号のチャンネル数を制御する制御手段を設けたことを
特徴とする請求項１記載の撮像装置。
【請求項４】上記通信媒体がＩＥＥＥ１３９４バスで
あることを特徴とする請求項１記載の撮像装置。
【請求項５】上記画像処理手段は、ＳＤＶＴＲ規格の
画像信号を生成することを特徴とする請求項１記載の撮
像装置。
【請求項６】通信媒体から入力される画像信号から所
定チャンネルの画像信号を取込む通信手段と、上記取り込まれたチャンネルの画像信号を記録媒体に記
録再生する記録再生手段とを設けたことを特徴とする記
録再生装置。
【請求項７】上記画像信号の奇数ラインの信号を第１
のチャンネルとし、偶数ラインの信号を第２のチャンネ
ルとしたことを特徴とする請求項６記載の記録再生装
置。
【請求項８】上記通信手段が取込む画像信号のチャン
ネルを変更する変更手段を設けたことを特徴とする請求
項６記載の記録再生装置。
【請求項９】上記通信媒体がＩＥＥＥ１３９４バスで
あることを特徴とする請求項６記載の記録再生装置。
【請求項１０】上記画像信号がＳＤＶＴＲ規格の画像
信号であることを特徴とする請求項６記載の記録再生装
置。
【請求項１１】通信媒体から入力される画像信号から
所定チャンネルの画像信号を取込む通信手段と、上記取り込まれたチャンネルの画像信号を表示する表示
手段とを設けたことを特徴とする表示装置。
【請求項１２】上記画像信号の奇数ラインの信号を第
１のチャンネルとし、偶数ラインの信号を第２のチャン
ネルとしたことを特徴とする請求項１１記載の表示装
置。
【請求項１３】上記通信手段が取込む画像信号のチャ
ンネルを変更する変更手段を設けたことを特徴とする請
求項１１記載の表示装置。
【請求項１４】上記通信媒体がＩＥＥＥ１３９４バス
であることを特徴とする請求項１１記載の表示装置。
【請求項１５】上記画像信号がＳＤＶＴＲ規格の画像
信号であることを特徴とする請求項１１記載の表示装
置。
【請求項１６】上記入力される画像信号は、撮像装置
で撮像した画像信号又は記録再生装置で再生された画像
信号であることを特徴とする請求項１１記載の表示装
置。
【請求項１７】上記入力される画像信号の付属情報に
基づいて他の表示装置との同期をとって表示せさる同期
手段を設けたことを特徴とする請求項１１記載の表示装
置。
【請求項１８】被写体を撮像し所定形式の複数チャン
ネルの画像信号を出力する撮像装置と、上記撮像装置からの複数チャンネルの画像信号のうちそ
れぞれ所定チャンネルの画像信号を取込んで記録媒体に
記録再生する複数の記録再生装置と、上記撮像装置からの複数チャンネルの画像信号又は上記
各記録再生装置で再生された複数チャンネルの画像信号
のうちそれぞれ所定チャンネルの画像信号を取込んで表
示する複数の表示手段と、上記撮像装置と各記録再生装置と各表示手段とを互いに
接続する通信媒体とを設けたことを特徴とする撮像記録
再生装置。
【請求項１９】上記画像信号の奇数ラインの信号を第
１のチャンネルとし、偶数ラインの信号を第２のチャン
ネルとしたことを特徴とする請求項１８記載の撮像記録
再生装置。
【請求項２０】上記各記録再生装置及び各表示装置が
それぞれ取込む画像信号のチャンネルを変更する変更手
段を設けたことを特徴とする請求項１８記載の撮像記録
再生装置。
【請求項２１】上記通信媒体がＩＥＥＥ１３９４バス
であることを特徴とする請求項１８記載の撮像記録再生
装置。
【請求項２２】上記画像信号がＳＤＶＴＲ規格の画像
信号であることを特徴とする請求項１８記載の撮像記録
再生装置。
【請求項２３】上記各表示手段が、それぞれ入力され
る画像信号の付属情報に基づいて互いに表示の同期をと
る同期手段を設けたことを特徴とする請求項１８記載の
撮像記録再生装置。
【請求項２４】被写体を撮像する撮像処理と、上記撮像処理により得られる画像信号を複数のチャンネ
ルに分離し、それぞれ所定形式の画像信号に変換する画
像処理と、上記変換された各チャンネルの画像信号をそのチャンネ
ル情報と共に通信媒体に送出する通信処理とを実行する
ためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能
な記憶媒体。
【請求項２５】通信媒体から入力される画像信号から
所定チャンネルの画像信号を取込む通信処理と、上記取り込まれたチャンネルの画像信号を記録媒体に記
録再生する記録再生処理とを実行するためのプログラム
を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項２６】通信媒体から入力される画像信号から
所定チャンネルの画像信号を取込む通信処理と、上記取り込まれたチャンネルの画像信号を表示する表示
処理とを実行するためのプログラムを記憶したコンピュ
ータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項２７】被写体を撮像する撮像処理と、上記撮像処理により得られる画像信号を複数のチャンネ
ルに分離し、それぞれ所定形式の画像信号に変換する画
像処理と、上記変換された各チャンネルの画像信号をそのチャンネ
ル情報と共に通信媒体に送出する送出処理と、複数の記録再生装置が上記通信媒体から入力される画像
信号からそれぞれ所定チャンネルの画像信号を取込む取
込み処理と、上記取り込まれた各チャンネルの画像信号をそれぞれ記
録媒体に記録再生する記録再生処理と、複数の表示装置が上記通信媒体から入力される上記撮像
装置又は上記各記録再生装置からの複数チャンネルの画
像信号からそれぞれ所定チャンネルの画像信号を取込む
取込み処理と、上記取り込まれた各チャンネルの画像信号をそれぞれ表
示する表示処理とを実行するためのプログラムを記憶し
たコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。