JP2004145420A - 帳票編集方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、帳票内に挿入されるデータに関する情報を示すピクチャ文字列は、ダイアログ等を介して入力されていたため、直感的に操作することができず操作性が悪かった。
【解決手段】本発明では、表示されているピクチャ文字列から繰り返し文字と該繰り返し文字の幅とを取得し、前記表示された帳票上でのポインティングデバイスのドラッグ位置を示す位置座標と前記繰り返し文字の幅とに基づいて繰り返し数を計算し、前記繰り返し文字と前記計算した繰り返し数とに基づいて前記ピクチャ文字列を編集するようにした。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帳票を編集する際に、より利便性の高い手法を提供するためのものである。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータシステム上で帳票を設計することのできる帳票作成編集ソフトウェアにおいて、編集を行なう対象としては、罫線などで構成され帳票の複数のページで固定的に使用される「フォーム」部分と、ページごとに異なるデータ値が挿入される「フィールド」部分に大きく分けられる。
【0003】
例えば請求書において、フォーム部分とは金額などが記入される記入枠であり、フィールド部分とは入力される金額や内訳などの内容を示す文字情報が主体であるといえる。
【0004】
さて、帳票を設計する際、このフィールド部分は“10000円”などという具体的な値を表示しながら編集を行なうのではなく、どのような種類の文字列が該当のフィールドに挿入されるかを抽象的に示す、フィールドの「ピクチャ」文字列を表示しながら編集を行なう場合がある。
【0005】
例えば、金額のような数値を挿入するためのフィールドであれば、固定長の数値を表す“9999999”や可変長の数値を表す“ZZZZZZZ9”のようなピクチャ文字列を用い、一般的な半角・全角の任意文字を挿入するためのフィールドであれば“XXXXXXXXXX”, “KKKKKKKK”のようなピクチャ文字列を使用するものとする。つまり、ピクチャ文字によって、フィールド部分に挿入されるデータの種類、帳票上での位置・サイズが示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来、帳票の作成時に、フィールドおよびピクチャ文字列を設定したり編集したりする場合、一般にダイアログボックスやツールバーと呼ばれるソフトウェア上の特定の入力領域を介して、上記に示したピクチャ文字列を直接キーボードなどを用いて入力することで帳票の設定・編集を行い、また、それを補助する手段として、繰り返し数を間接的に入力するためのボタンなどの簡便な手段が設けられている場合もある。
【0007】
しかしながら、一般の文字図形に比して、フィールドのピクチャ文字列は、WYSIWYG表示された帳票に直接書き込むのではなく、ダイアログやツールバーといった別の表示入力領域を介してキーボード入力していたので、ユーザにとっては作成している帳票のイメージを直感的に把握するのに時間がかかってしまい、便が悪かった。つまり、ピクチャ文字列はフィールド領域内に適切な配置で、かつ適切な繰り返し数で表示されることによって、作成される帳票のイメージをユーザに示すためのものであり、より直感的な操作が求められているのにもかかわらず、ダイアログなどから繰り返し数を設定し、文字の配置状態をフィールド編集領域において確認し、また繰り返し数を設定しなおす、という操作は、あまりにも直感的でないためである。
【0008】
本発明は、帳票上におけるフィールド領域を設定した後、そのフィールド領域内に適当な長さの文字の繰り返しで構成されたピクチャ文字列を、直感的かつ簡便な操作で設定できるようにするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の帳票編集方法は、帳票内に挿入されるデータに関する情報を示すピクチャ文字列を含む帳票を表示して編集するための帳票編集方法であって、前記表示されているピクチャ文字列から繰り返し文字と該繰り返し文字の幅とを取得する繰り返し文字取得ステップと、前記表示された帳票上でのポインティングデバイスのドラッグ位置を示す位置座標と前記繰り返し文字の幅とに基づいて、繰り返し数を計算する計算ステップと、前記繰り返し文字と前記計算ステップで計算した繰り返し数とに基づいて前記ピクチャ文字列を編集する編集ステップとを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
図1は、本発明の一実施形態である帳票の作成および編集を行なうためのシステムのハードウェア構成を表すブロック図である。このシステムは、後述するフローチャートに対応する処理のコンピュータプログラムを実行するためのCPU10(中央処理装置)と、コンピュータプログラムを格納したり実行する際のワークエリアとして使用されたりする記憶装置であるROM11やRAM12やFDドライブ13やHDドライブ15などと、キーボード16およびマウス18などのポインティングデバイス(座標入力装置)と、表示を行なうためのディスプレイ17(CRTや液晶ディスプレイなどの表示装置)と、印刷をおこなうためのプリンタ19と、それらを結ぶシステムバス20などによって構成されるコンピュータシステムである。
【0011】
本制御装置は、記憶装置に記憶された基本I/OプログラムやOSおよび帳票編集プログラムをCPUが実行することにより動作する。本実施形態では、基本I/OプログラムはROM11に書き込まれており、OSはHD15に書き込まれているものとする。そして本制御装置の電源がONされたときに、基本I/Oプログラム中のIPL(イニシャル・プログラム・ローディング)機能によりHD15からOSがRAM12に読み込まれ、OSの動作が開始される。その後、本実施形態の場合は、帳票処理プログラムおよび関連データは外部記憶媒体であるFD14中に記憶されており、OSおよび基本I/Oプログラムの制御下でFDドライブ13を通じて本コンピュータシステムのRAM12にロードされて実行可能となる。図2はFD14中に記憶されているプログラムの構成図を示し、図3はRAMにロードされ実行可能となった状態のメモリマップを示す。なお、本実施形態ではFD14から制御プログラム及び関連データをロードして実行させる例を示したが、あらかじめ本プログラムをHD15に格納(インストール)しておき、本プログラムを動作させる段にHD15からRAM12にロードするようにしてもよいし、また本制御プログラムを記録する媒体は、FD以外にCD−ROM、ICメモリカードなどであってもよい。また、不図示の通信インターフェースやネットワークを介して外部装置から本プログラムを受信して実行するものであってもよい。
【0012】
本実施形態の詳細な処理手順について、図4のフローチャートを参照しながら述べる。本実施形態では、帳票を画面上にプレビュー表示しながらフォームおよびフィールドを含む帳票の作成編集をおこなうことのできる帳票作成編集ソフトウェアを前提とする。
【0013】
ユーザは、フィールド領域を示すフィールド図形を編集画面上に作成・編集できる。フィールド図形の属性には、フィールドの帳票上で占める領域の位置やサイズがあり、またそのフィールド内に設定されるピクチャ文字列の内容およびフォントの種類やサイズなども含まれる。
【0014】
ここでは、ピクチャ文字列の内容が“XXXXXXXX”であるフィールド図形が作成されているものとして、そのフィールド図形に対してマウスなどのポインティングデバイスを利用して編集を行なう前提で説明を行なう。また、ポインティングデバイスはここではマウスを使用するものと前提して説明するが、タッチパネルなどを利用したその他のポインティングデバイスであっても構わない。
【0015】
まず、帳票編集領域上にあるフィールド図形をマウスを使って選択状態にする。次に矩形などで表示されるフィールド図形の領域内でマウスをダブルクリックするなどの操作を行なって、該フィールド内のピクチャ文字列を編集状態にする。この段階で、フィールドのピクチャに関する情報は全て編集用の一時メモリ上に展開され、ソフトウェアから自由に変更可能となっている。以後の操作では、この一時メモリ上の編集用のデータを操作するものとする。
【0016】
このピクチャの編集状態で、フィールド領域内の任意の位置から、マウスボタンを押下しドラッグを開始する。もしここでフィールド領域外の位置においてマウスボタンを押下すると、該フィールド図形内のピクチャ編集は終了する。
【0017】
ドラッグ操作を開始してから終了するまで、以下のようなフローで、領域内のピクチャ文字の表示が変化する。
【0018】
本帳票編集プログラムは、ステップ400において、ドラッグしているマウスが移動するたびに、オペレーションシステム(OS)から送られてくるマウスアクションを示すメッセージを監視し、それに対応する処理を実行するように設計されている。本実施形態では、マウスのドラッグについてのメッセージがOSから送られてきたとき、後述のような処理を行なう。
【0019】
ここでは、例として、単一行からなる図5のようなフィールドを考察する。このフィールドのピクチャ文字列は、一般的に任意の半角文字データを受け入れることを表す“X”の繰り返しで構成されている。このフィールドの占める領域をフィールド領域(図5の501)と呼ぶ。またフィールド領域とは別の概念として、ピクチャ文字列をちょうど包含するようなピクチャ矩形(図5の502)を考える。ただし、これらの矩形は仮想的なものであり、必ずしも画面上に表示されるべきものではない。この例では、フィールド領域は、文字Xのピクチャ矩形をやや余裕を持って包含している。なお、ここでのピクチャ文字の開始基準位置はフィールドの矩形の左上端である。したがって、この例ではピクチャ矩形とフィールド領域はその左上端が一致するものとする。
【0020】
ステップ400において、フィールド領域内におけるドラッグ開始のメッセージを取得した場合、まず、ステップ401において、フィールドのフォントの設定などを参照することによって、ピクチャ文字1文字分の横幅を求めて、それをメモリ上に記録しておく。
【0021】
次にステップ402において、初期状態のピクチャ文字列を参照することにより、繰り返される文字が何であるか(図5の例では“X”)をピクチャ文字列から取得して記録しておく。
【0022】
ステップ403において、該ドラッグが初期状態のピクチャ矩形の内部から開始されたか否かを判定し、ステップ403の判定結果がYESだった場合は、初期時ピクチャ矩形内を示すフラグをTRUEにし、ステップ403の結果がNOだった場合は、初期時ピクチャ矩形内フラグをFALSEにする。
【0023】
次にステップ400に戻って、OSからドラッグ中のメッセージを取得した場合、ステップ411において、初期時ピクチャ矩形内フラグがTRUEかどうか判断し、TRUEと判断した場合、ステップ412において、ドラッグしているマウスのカーソル位置がピクチャ矩形領域外に出たかどうかを判定し、ピクチャ矩形領域内の場合は編集処理を行わずにステップ400に戻る。
【0024】
一方、ステップ412において、ドラッグしているカーソル位置が、ピクチャ矩形領域外に出たと判断した場合、ステップ413において初期時ピクチャ矩形内フラグをFALSEにしてステップ421に進む。
【0025】
初期時ピクチャ矩形内かどうかを判定する理由は、最初のマウスの押下や意図しないクリックなどで、不用意にいきなりピクチャが切詰められて変更されてしまうことを防ぐためである。
【0026】
初期時ピクチャ矩形内フラグがFALSEの場合、ドラッグ中のマウスのカーソル位置が移動するたびにOSから送られてくるドラッグ中のメッセージを取得すると、ステップ421において現在のマウスのカーソル位置を取得する。
【0027】
そして、ステップ422において、マウスカーソルの横方向の位置(x座標)が、フィールド領域の左端よりも左にあるかどうかを判定し、判定がYESの場合には、S423においてピクチャ繰り返し数を1とする。このように、最低の繰り返し数を1とすることで、ピクチャ文字がまったく消えてしまうことのないようにする。一般にピクチャ文字列が空であるようなフィールド図形は存在しないほうが好ましいためである。
【0028】
一方、ステップ424において、ドラッグ中のマウスカーソル位置のx座標がフィールド領域の右端よりも右にあるか判定し、右にあると判定した場合、ステップ425において、ピクチャ文字の繰り返しをフィールド領域に収まる最大の文字数にするために、ドラッグ中のマウスカーソル位置のx座標はフィールド領域の右端と一致しているとみなしてステップ426の処理を行う。
【0029】
ステップ426において、マウスカーソル位置のx座標と、フィールド領域の左端のx座標(原点)を比較し、その差を求める。
【0030】
ステップ427において、ステップ426で求めた差をステップ401で取得したピクチャ1文字分の幅で割り、割った値を最も近い整数に切り下げる。
【0031】
ステップ428において、ステップ427で計算した数が0であるか判断し、0であると判断した場合は、ピクチャ文字がまったく消えてしまうことのないように、ステップ429において繰り返し文字数を1とする。
【0032】
そして、求められた繰り返し回数を、ステップ429において、先の編集用の一時メモリに保存し、ステップ402で求めておいたピクチャ文字(ここでは“X”)をステップ401で求めておいた文字幅で、フィールドの左上端を基準に繰り返し描画する。そのときの表示状態の例は図6のようになり、マウスドラッグに連動してダイナミックに描画されることになるので、ユーザはピクチャ文字列の編集状態を容易に把握できる。なお本実施形態では、単一行からなる図5のようなフィールドを考慮しているので、ドラッグしている間は、マウスカーソルの横方向の位置のみを考慮すればよい。
【0033】
マウスのボタンが放されマウスドラッグが終了したら、ステップ431に進んで、最後のステップ429で記憶した繰り返し文字数を最終の値として、ピクチャ文字の設定編集処理を抜ける。なお、開始時ピクチャ矩形内フラグがTRUEのままであった場合はピクチャ文字の編集処理は行なわない。
【0034】
ドラッグ終了後、編集中であったフィールド図形は、該フィールド図形以外の部分をクリックしたりすることによって、フィールドの編集状態を終了し、編集用の一時メモリにて更新されたピクチャ文字の繰り返し数などの情報が、その元となったフィールド図形のデータに対して反映・確定されて、ピクチャ文字列の変更が終了する。
【0035】
[実施形態2]
実施形態1では、フィールド領域の内部でドラッグを開始することによって、ピクチャ文字列の変更を行なったが、これは図7に示すような方法ではじめてもよい。すなわち、ピクチャ矩形の右端にマウスカーソルを停止させると、図7のようなピクチャの繰り返しを変更できることを暗示する形状にカーソルが変化し、その後、マウスをドラッグするのに応じてダイナミックにピクチャ文字列が描画されて、ピクチャ文字列の変更を行なえるようにしてもよい。
【0036】
ピクチャ変更の開始がマウスカーソルの形状によって暗示されることで、視覚的にその変更操作を示すことが可能である。また、フィールドをダブルクリックするなどしてピクチャの編集状態に移行する必要がないため、操作自体もより簡便なものとなる。
【0037】
[実施形態3]
前述した実施形態では、横書き左詰めのフィールドを取り上げて説明したが、同様の考え方によって横書き右詰めのフィールドにも本発明は適用可能である。
【0038】
例えば、数値を一般的に表す“99999”というピクチャ文字列が設定されたフィールドは、一般に右詰めで帳票の金額記入欄などに利用されることが多い。金額などは、右を基点として記述されることが一般的であるためである。このような右詰めのピクチャについては、ピクチャ矩形の左端をピクチャ文字列変更点の開始点とする(図4の左右の判断を入れ替える)ことで、前述した実施形態と同様の考え方が可能である。
【0039】
なお、ピクチャ矩形の左右端のどちらをもピクチャ文字列の開始点とできる、という処理も考えられる。その場合、ピクチャをドラッグする方向によって、フィールドの基点から反対側にマウスがはみ出した分を、ピクチャの伸張分として扱うことによって、前実施例と同様に扱うこともできる。
【0040】
このようにすることで、右詰めのフィールドにもピクチャ設定編集を行なえる。
【0041】
[実施形態4]
前述した実施形態では、ピクチャ文字列がすべて同じピクチャ文字で構成されるようなフィールドを取り上げ説明したが、ピクチャ文字列が複数の文字によって構成されるフィールドにも本発明は適用可能である。
【0042】
例えば、可変長の数値を表す“ZZZZZ9”というピクチャを考慮すると、前述した例と違い、数値または空文字を示す“Z”と、数値1文字を表す“9”とが組み合わさって、ひとつのピクチャ文字列を構成している。
【0043】
この場合、可変長の文字列を表すため、繰り返し文字を“Z”として記憶して、前記のようなドラッグ操作を行なっている間の処理を行い、且つ、最も繰り返し数が少なくなった状態では“Z9”を最小のピクチャ文字とするように制御する。
【0044】
つまり、繰り返し文字を常にピクチャ文字列全体にするのではなく、本実施形態では、ピクチャ文字の組み合わせに応じて繰り返し文字として扱うピクチャ文字の判断を行なうようにする。例えば、前述したように“Z”と“9”で構成されるピクチャ文字列であれば、“Z”を繰り返し文字であると判断して、ピクチャ文字列の伸縮を行なう。
【0045】
このように、複数のピクチャで構成されているピクチャ文字列のフィールドにおいても、繰り返し文字を自動的に判断して、ピクチャ文字の編集を簡便に行なえる。
【0046】
[実施形態5]
前述した実施形態では、ピクチャ文字列が単一行であるようなフィールドを取り上げて説明したが、同様の考え方によってピクチャ文字列が複数行となるフィールドにも本発明は適用可能である。
【0047】
本実施形態では、ピクチャ文字列を編集中になってからマウスカーソルのドラッグ中に、前実施形態では用いなかった縦方向の変移(y軸方向)も考慮する。
【0048】
y軸方向の座標を用いた処理は、前述したx軸方向の座標を用いてフィールド領域に対して行なった処理と同様の処理を行なえばよい。
【0049】
例えば、ピクチャが上寄せであったとすると、ドラッグ位置のy座標がフィールド領域の上端よりも下(正の位置)にある場合、その座標とフィールド領域の上端のy座標(原点)との差を求め、繰り返し文字の高さ(繰り返し行の高さ)で割り、繰り返し行数を求める。例えば、ドラッグ中に図8のような位置にマウスカーソルがあった場合、計算して求めた繰り返し行数の値は2.5程度になるので、1〜2行目に表示する繰り返し文字数と、実施形態1と同様にx座標位置に基づいて3行目に表示する繰り返し文字数とを計算することにより、繰り返し文字数を記憶してマウスドラッグ位置に連動してダイナミックに表示するよう制御する。
【0050】
ただし、もしドラッグ位置のy座標がフィールド領域の下端よりも下にある場合、ピクチャ文字の繰り返し行数をフィールド領域に収まる最大の文字数でとどめるため、ドラッグ位置はフィールド領域の下端と一致しているとみなすようにする。
【0051】
このように、複数行のピクチャ文字列のフィールドにもピクチャ設定を簡便に行なえる。
【0052】
[実施形態6]
前述した実施形態では、横書きのフィールドを取り上げて説明したが、縦横を入れ替えて処理を行うことによって縦書き文字にも本発明は適用可能であり、縦書きフィールドであってもピクチャ設定を簡便に行なえる。
【0053】
[実施形態7]
また、ピクチャ文字列が、中央寄せの場合であっても同様の処理は行なえる。すなわち、フィールド領域の中心を基準点とみなして、そこからのドラッグ中のマウスの変移を取り、その倍の距離を、繰り返しの長さまたは行の総高さとみなしてピクチャ文字列を生成する方法をとればよい。
【0054】
[実施形態8]
前述した実施形態では、ピクチャ文字列の全ての文字が同じフォントサイズである場合について述べたが、文字ごとに異なるフォントサイズの設定となっている場合も、以下のような対応を行なうことでピクチャ文字の編集設定が容易に行なえる。すなわち、繰り返しを変更した場合、初期状態での各文字のサイズを保持しておき、マウスカーソル位置に基づいて初期ピクチャ文字列総サイズで割ることで、図9のように初期状態での文字列が繰り返されるようにすればよい。
【0055】
あるいは、図10のように最後の文字が繰り返しの対象となるようにしてもよい。
【0056】
このように、フォントサイズの揃っていないピクチャでも繰り返しの編集を行なうことができる。
【0057】
[まとめ]
前述した実施形態1乃至8のいずれかに対応する本発明の実施態様を以下に列記する。
【0058】
[実施態様1]
帳票内に挿入されるデータに関する情報を示すピクチャ文字列を含む帳票を表示して編集するための帳票編集方法であって、前記表示されているピクチャ文字列から繰り返し文字と該繰り返し文字の幅とを取得する繰り返し文字取得ステップと、前記表示された帳票上でのポインティングデバイスのドラッグ位置を示す位置座標と前記繰り返し文字の幅とに基づいて、繰り返し数を計算する計算ステップと、前記繰り返し文字と前記計算ステップで計算した繰り返し数とに基づいて前記ピクチャ文字列を編集する編集ステップとを有することを特徴とする帳票編集方法。
【0059】
[実施態様2]
実施態様1に記載の帳票編集方法において、更に、前記ポインティングデバイスのドラッグ開始位置を取得するドラッグ開始位置取得ステップと、前記ポインティングデバイスの前記ドラッグ開始位置と前記ドラッグ位置とに基づいて前記計算ステップでの計算と前記編集ステップでの編集とを行なうか否か判断する判断ステップとを有することを特徴とする。
【0060】
[実施態様3]
実施態様1に記載の帳票編集方法において、前記計算ステップでは、前記ピクチャ文字列のフィールド範囲内に収まるように前記繰り返し数を計算することを特徴とする。
【0061】
[実施態様4]
実施態様1に記載の帳票編集方法において、前記計算ステップでは、前記繰り返し数は少なくとも1となるようにすることを特徴とする。
【0062】
[実施態様5]
実施態様1に記載の帳票編集方法において、更に、前記ポインティングデバイスのカーソルが、前記ポインティングデバイスのドラッグによって前記ピクチャ文字列の編集が可能となる位置にあるとき、該カーソルの表示形状を変化させることを特徴とする。
【0063】
[実施態様6]
実施態様1に記載の帳票編集方法において、前記繰り返し文字取得ステップで取得される繰り返し文字は、前記表示されているピクチャ文字列に含まれる少なくとも1つの文字であることを特徴とする。
【0064】
[実施態様7]
実施態様1に記載の帳票編集方法において、前記繰り返し文字取得ステップで取得される繰り返し文字は、前記表示されているピクチャ文字列を構成するピクチャ文字の組み合わせに応じて判断されたピクチャ文字であることを特徴とする。
【0065】
[実施態様8]
実施態様1に記載の帳票編集方法において、前記繰り返し文字取得ステップでは、前記表示されているピクチャ文字列から繰り返し文字と該繰り返し文字の幅と該繰り返し文字の高さとを取得し、前記計算ステップでは、前記表示された帳票上でのポインティングデバイスのドラッグ位置を示す位置座標と前記繰り返し文字の幅と前記繰り返し文字の高さとに基づいて、繰り返し数を計算することを特徴とする。
【0066】
[実施態様9]
帳票内に挿入されるデータに関する情報を示すピクチャ文字列を含む帳票を表示して編集するためのコンピュータ実行可能な帳票編集プログラムであって、前記表示されているピクチャ文字列から繰り返し文字と該繰り返し文字の幅とを取得する繰り返し文字取得ステップと、前記表示された帳票上でのポインティングデバイスのドラッグ位置を示す位置座標と前記繰り返し文字の幅とに基づいて、繰り返し数を計算する計算ステップと、前記繰り返し文字と前記計算ステップで計算した繰り返し数とに基づいて前記ピクチャ文字列を編集する編集ステップとを実行するためのプログラムコードを含むことを特徴とする帳票編集プログラム。なお、前記帳票編集プログラムは、更に、実施態様2乃至8の各ステップに相当するステップをコンピュータに実行させるためのプログラムコードを含むようにしてもよい。また、前記帳票編集プログラムは、コンピュータ読み込み可能な記憶媒体に格納されるものであってもよい。
【0067】
[実施態様10]
帳票内に挿入されるデータに関する情報を示すピクチャ文字列を含む帳票を表示して編集するための帳票編集装置であって、前記表示されているピクチャ文字列から繰り返し文字と該繰り返し文字の幅とを取得する繰り返し文字取得手段と、前記表示された帳票上でのポインティングデバイスのドラッグ位置を示す位置座標と前記繰り返し文字の幅とに基づいて、繰り返し数を計算する計算手段と、前記繰り返し文字と前記計算手段で計算した繰り返し数とに基づいて前記ピクチャ文字列を編集する編集手段とを有することを特徴とする帳票編集装置。なお、前記帳票編集装置は、更に、実施態様2乃至8の各ステップに相当する処理を実行するための手段を備えるようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ピクチャ文字列の編集を簡便に行なうことが可能となる。
【0069】
また、マウスドラッグと連動してダイナミックに描画されるので、ユーザは編集状態を把握することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のハードウェア構成を示すブロック図
【図2】記憶媒体に記憶されているプログラム構成例
【図3】プログラム実行可能状態での記憶領域の構成例
【図4】本実施形態の処理手順を示すフローチャート
【図5】ピクチャ文字列とフィールド領域の例
【図6】ピクチャ文字列の編集時の例
【図7】実施形態2を説明するための編集時の表示例
【図8】実施形態5を説明するための編集時の表示例
【図9】実施形態8を説明するための編集時の表示例
【図10】実施形態8を説明するための編集時の表示例

Claims (1)

  1. 帳票内に挿入されるデータに関する情報を示すピクチャ文字列を含む帳票を表示して編集するための帳票編集方法であって、
    前記表示されているピクチャ文字列から繰り返し文字と該繰り返し文字の幅とを取得する繰り返し文字取得ステップと、
    前記表示された帳票上でのポインティングデバイスのドラッグ位置を示す位置座標と前記繰り返し文字の幅とに基づいて、繰り返し数を計算する計算ステップと、
    前記繰り返し文字と前記計算ステップで計算した繰り返し数とに基づいて前記ピクチャ文字列を編集する編集ステップと
    を有することを特徴とする帳票編集方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016162200A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 キヤノン株式会社 情報処理システム、情報処理装置、制御方法、及びコンピュータプログラム

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