JP2004144146A - 運動案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リテーナが通過すると抵抗になる段差の数を可及的に少なくすることができ、リテーナのスムーズな循環、ひいては転動体のスムーズな循環が得られる運動案内装置を提供する。
【解決手段】ローラ転走面1b…が形成される軌道レール1には、移動ブロック2が軌道レール1に対して相対的に移動可能に組み付けられる。移動ブロック2には、軌道レール1のローラ転走部に対応する負荷ローラ転走部、負荷ローラ転走部と所定間隔を隔てて平行に設けられるローラ逃げ通路、及び負荷ローラ転走部の端とローラ逃げ通路の端とを接続してローラを循環させる一対の方向転換路とで構成されるローラ循環路が設けられる。ローラ循環路に配列される複数のローラ3…は、ローラリテーナ10によって一連に回転・摺動自在に保持される。ローラ循環路には、その長手方向の全長に渡って収容溝が設けられる。収容溝にはその長手方向の全長に渡って、ローラリテーナ10の連結帯10d,10dを案内する連結帯案内部が形成される案内レール部材9…が収容される。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、案内対象の直線又は曲線運動を案内する転がり型の運動案内装置に関し、特に移動部材と軌道部材との間を転がる複数の転動体を一連に回転・摺動自在に保持するリテーナを備える運動案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の運動案内装置では、案内対象に取り付けられる移動ブロックが多数のボール、ローラ等の転動体を介して軌道レールに組み付けられ、移動ブロックが軌道レールに対して相対的に直線又は曲線運動できるようになっている。軌道レールには、連動体が転がる転動体転走部が形成される。一方移動ブロックには、軌道レールの転動体転走部に対応する負荷転動体転走部と、負荷転動体転走部と所定間隔を隔てて平行に設けられる転動体逃げ通路と、負荷転動体転走部と転動体逃げ通路間を接続して転動体を循環させる一対のU字状の方向転換路とが設けられる。これら負荷転動体転走部、転動体逃げ通路及び一対の方向転換路で構成される転動体循環路は、全体形状がサーキット形状に形成される。
【0003】
軌道レールに対して移動ブロックが相対的に移動するのに伴って、転動体循環路に収容される転動体が循環する。すなわち転動体は、軌道レールの転動体転走部と移動ブロックの負荷転動体転走部との間を転がり運動した後、転動体逃げ通路をひとまわりして元の位置にかえる。
【0004】
本出願人は、転動体がスムーズに転動体循環路を循環するように、複数の転動体を一連に回転摺動自在に保持するリテーナを備える運動案内装置を提案した(例えば特許文献1の図3、5頁〜6頁参照)。このリテーナは、転動体間に介在される複数の間座部、及びこれら複数の間座部を連結する可撓の連結帯を有する。転動体循環路には、その長手方向の全長に渡って、リテーナの連結帯を案内する案内溝が形成される。転動体はリテーナによって整列され、リテーナの移動は転動体循環路に形成される案内溝によって案内される。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−54633号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一般にサーキット状の転動体循環路は複数の部品を組み合わせて構成され、転動体循環路を構成する複数の部品の接合位置では、不可避的に僅かな段差が生じる。この段差によってリテーナのスムーズな循環、ひいては転動体のスムーズな循環が妨げられるおそれがある。
【0007】
そこで本発明は、リテーナが通過すると抵抗になる段差の数を可及的に少なくすることができ、リテーナのスムーズな循環、ひいては転動体のスムーズな循環が得られる運動案内装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、転動体転走部が形成される軌道部材と、前記軌道部材の転動体転走部に対応する負荷転動体転走部、前記負荷転動体転走部と所定間隔を隔てて平行に設けられる転動体逃げ通路、及び前記負荷転動体転走部の端と前記転動体逃げ通路の端とを接続して転動体を循環させる一対の方向転換路とで構成される転動体循環路を有し、前記軌道部材に対して相対的に移動可能に組み付けられる移動部材と、前記転動体循環路に循環可能に配列され、前記移動部材の前記軌道部材に対する相対的な運動に伴って、前記軌道部材の前記転動体転走部と前記移動部材の前記負荷転動体転走部との間を転がり運動する複数の転動体と、前記転動体間に介在される複数の間座部、及びこれら複数の間座部を連結する可撓の連結帯を有し、前記複数の転動体を回転自在に保持するリテーナと、を備え、前記転動体循環路には、その長手方向の全長に渡って収容溝が設けられ、前記収容溝には、前記リテーナの連結帯を案内する連結帯案内部が形成される案内レール部材が、前記収容溝の長手方向の全長に渡って収容されることを特徴とする。
【0009】
また本発明の好ましい一態様は、前記案内レール部材は、前記移動部材が移動する方向に2分割される一対の分割ピースを有し、前記一対の分割ピースそれぞれは、前記方向転換路における収容溝に収容されるコーナ部と、コーナ部の両端から伸び、前記負荷転動体転走部における収容溝及び前記転動体逃げ通路における収容溝に収容される一対の細長部とを有することを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、案内レール部材を2分割される一対の分割ピースで構成するので、サーキット状の転動体循環路に案内レール部材を組み込むことができる。また一対の分割ピースの接合位置は、リテーナの連結帯が最も撓む方向転換路以外の転動体循環路及び転動体逃げ通路に配置されるので、リテーナをスムーズに循環させることができる。
【0011】
さらに本発明の好ましい一態様は、前記一対の分割ピースの接合位置は、前記負荷転動体転走部、前記転動体逃げ通路及び前記一対の方向転換路で構成される前記転動体循環路の分割位置とは異なる位置に配置されることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、一対の分割ピースの接合位置が転動体循環路の分割位置とは異なる位置に配置されるので、一対の分割ピースの接合位置での段差をより小さくすることができ、リテーナのスムーズな循環、ひいては転動体のスムーズな循環が得られる。
【0013】
さらに本発明の好ましい一態様は、前記一対の分割ピースそれぞれは、前記収容溝から取り外した状態では、前記細長部の基部から先端に向かって前記一対の細長部の間隔が除々に狭く、あるいは広くなるように形成され、前記収容溝に収容した状態では、前記一対の分割ピースそれぞれが撓んでいることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、一対の分割ピースの先端部同士を正確に合致させることができ、一対の分割ピースの接合位置での段差を可及的に小さくすることができる。
【0015】
さらに本発明の好ましい一態様は、前記収容溝は、長手方向と直交する面内での断面形状が矩形形状に形成され、前記案内レール部材は、前記収容溝の底面に向かい合う底部と、前記収容溝の壁面に向かい合う壁部とを有することを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、案内レール部材がリテーナの連結帯を案内することができる。
【0017】
さらに本発明の好ましい一態様は、前記案内レール部材は、前記細長部が延びる方向と直交する面以外の面内で分割されていることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、一対の分割ピースの接合面がリテーナの進行方向に対して直交することなく、斜めを向くようになるので、リテーナがスムーズに循環する。
【0019】
また本発明は、転動体転走部が形成される軌道部材と、前記軌道部材の転動体転走部に対応する負荷転動体転走部、前記負荷転動体転走部と所定間隔を隔てて平行に設けられる転動体逃げ通路、及び前記負荷転動体転走部の端と前記転動体逃げ通路の端とを接続して転動体を循環させる一対の方向転換路とで構成される転動体循環路を有し、前記軌道部材に対して相対的に移動可能に組み付けられる移動部材と、前記転動体循環路に循環可能に配列され、前記移動部材の前記軌道部材に対する相対的な運動に伴って前記軌道部材の前記転動体転走部と前記移動部材の前記負荷転動体転走部との間を転がり運動する複数の転動体と、前記転動体間に介在される複数の間座部、及びこれら複数の間座部を連結する可撓の連結帯を有し、前記複数の転動体を回転自在に保持するリテーナと、を備える運動案内装置の製造方法であって、前記移動部材に、前記負荷転動体転走部、前記転動体逃げ通路、及び前記一対の方向転換路の内周側を設ける工程と、前記リテーナの連結帯を案内する連結帯案内部が形成される案内レール部材を用意する工程と、前記負荷転動体転走部、前記転動体逃げ通路及び前記一対の方向転換路で構成される転動体循環路の長手方向の全長に渡って設けられる収容溝に、前記案内レール部材を前記収容溝の長手方向の全長に渡って収容する工程と、前記転動体循環路に、複数の前記転動体が保持される前記リテーナを挿入する工程と、前記移動部材に前記一対の方向転換路の外周側を設ける工程と、を備えることを特徴とする運動案内装置の製造方法により、上述した課題を解決する。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は、本発明の第1の実施形態における運動案内装置を示す。この運動案内装置は、直線状に細長く延びる軌道部材としての軌道レール1と、この軌道レール1に対して相対的にスライド可能に組み付けられる移動部材としての移動ブロック2とを備えている。軌道レール1と移動ブロック2との間には、転がり運動可能な多数の転動体としてのローラ3…が介在される。
【0021】
軌道レール1は断面略四角形状に形成される。軌道レール1の左右側面には、長手方向に沿って壁面1b,1b及び底面1cを有する溝1aが形成される。溝1aの両壁面1b,1bは90度の角度で交差する。上側の壁面1b及び下側の壁面1bそれぞれが、ローラ3…が転走する転動体転走部としてのローラ転走面とされる。軌道レール1の左右側面には、上下に2条ずつ、合計4条のローラ転走面1b…が形成され、これらローラ転走面1b…は互いに平行に伸びている。
【0022】
移動ブロック2は、軌道レール1の上面に対向する中央部2aと、中央部2aの左右両側から下方に延びて軌道レール1の左右側面に対向する側壁部2b,2b(図2参照)とを備える。この移動ブロック2は、鋼製のブロック本体4と、ブロック本体4に組み込まれる樹脂循環路成形体と、樹脂循環路成形体が組み込まれたブロック本体の移動方向の両端面に装着される一対の側蓋5−1,5−2とを備える。ブロック本体4の側壁部4b,4bには、軌道レール1の側面に設けた溝1aに形状を合わせた突出部4c,4cが形成される。この突出部4c,4cには、ローラ転走面1b,1bに対向する負荷転動体転走部としての2条の負荷ローラ転走面4d,4dが形成される。負荷ローラ転走面4d,4dは、ブロック本体4の左右側壁部4b,4bの上下に2条ずつ合計4条設けられ、これら負荷ローラ転走面4d…は互いに平行に伸びる。
【0023】
移動ブロック2の側壁部2b,2bには、上下2条の負荷ローラ転走面4d,4dと所定間隔を隔てて平行に設けられる上下2条の転動体逃げ通路としてのローラ逃げ通路7,7と、負荷ローラ転走面4d,4dの端とローラ逃げ通路7,7の端を接続してローラ3…を循環させるU字状の方向転換路が設けられる。方向転換路は、上側の負荷ローラ転走面4dと下側のローラ逃げ通路7間、及び下側の負荷ローラ転走面4dと上側のローラ逃げ通路間7を立体交差するように接続している。これら負荷ローラ転走面4d、一対の方向転換路、及びローラ逃げ通路7によってサーキット状の転動体循環路としてのローラ循環路が構成される。ローラ循環路は、左右の側壁部2b,2bそれぞれに2条ずつ合計4条設けられる。側壁部2bに設けられた2条のローラ循環路のうち、一方のローラ循環路が位置する平面と他方のローラ循環路が位置する平面とは直交し、一方のローラ循環路は他方のローラ循環路の内周側に配置される。これらのローラ循環路には、その長手方向の全長に渡って案内レール部材9…を収容するための収容溝が設けられる。
【0024】
複数のローラ3…はローラ循環路内に、その回転軸を互いに平行にした状態で配列される。ローラ3…はリテーナとしてのローラリテーナ10を介して一連につなげられており、ローラリテーナ10に回転・摺動自在に保持されつつローラ循環路を循環する。図3はローラリテーナに保持されたローラ3…を示す。ローラ3,3間には、隣り合うローラ3,3の外周面に形状を合わせた凹面を両側に有する複数の間座部10b…が介在される。複数の間座部10b…は、ローラ3…の回転軸方向の端面から外側に張り出す一対の連結帯10d,10dで連結される。
【0025】
図1に示すように樹脂循環路成形体は、負荷ローラ転走面4d,4dの両側縁に沿って延びると共に軌道レール1から移動ブロック2を外した際に負荷ローラ転走面4d,4dからのローラ3…の脱落を防止する保持部材11,12,13、ローラ逃げ通路を構成する逃げ通路構成部材14,14、及び方向転換路の内周案内部を構成する内周案内部構成部材15a,15bを備える。保持部材11,12,13、逃げ通路構成部材14,14、及び内周案内部構成部材15a,15bそれぞれは、ブロック本体4とは別体に且つ互いに別体に樹脂で成形され、ブロック本体4に組み込まれる。
【0026】
保持部材11,12,13は、図1及び図2に示すように、下側のローラ3…の下方側を保持する第1保持部材11,11と、下側のローラ3…の上方側及び上側のローラ3…の下方側を保持する第2保持部材12,12と、上側のローラ3…の上方側を保持する第3保持部材13,13とから構成される。
【0027】
第1保持部材11は薄肉かつ長尺の樹脂成形品からなる。第1保持部材11をブロック本体4に組み込むことによって、負荷ローラ転走部における案内レール部材9…を収容するための収容溝11a(図2参照)が形成される。この第1保持部材11は、一対の側蓋5,5間に挟まれることによって、両端が支持された状態で移動ブロック2に取り付けられている。
【0028】
第2保持部材12も薄肉かつ長尺の樹脂成形品からなる。第2の保持部材12には、負荷ローラ転走部における案内レール部材9…を収容するための収容溝12a,12a(図2参照)が形成される。この第2保持部材12は、一対の内周案内部構成部材15a,15a間に挟まれることによって、両端が支持された状態で移動ブロック2に取り付けられている。
【0029】
第3保持部材13も薄肉かつ長尺の樹脂成形品からなる。第3の保持部材13をブロック本体4に組み込むことによって、負荷ローラ転走部における案内レール部材9…を収容するための収容溝13a(図2参照)が形成される。この第3保持部材13は、第1保持部材11と同様に、一対の側蓋5,5間に挟まれることによって、両端が支持された状態で移動ブロック2に取り付けられている。
【0030】
逃げ通路構成部材14,14は、図1に示すように、パイプを軸線方向に沿って2分割した一対のパイプ半体14a,14bから構成される。図4に示すように、これらのパイプ半体14a,14bそれぞれには、長手方向に沿ってローラ3…の形状に合わせた溝14cと、転動体逃げ通路における案内レール部材9…を収容するための収容溝14dが形成される。パイプ半体14a,14bの長さはブロック本体4の長さより若干長い。パイプ半体14a,14bを組み合わせた逃げ通路構成部材14,14は、両端が支持された状態で内周案内部構成部材15a,15aを介して移動ブロック2に固定される。
【0031】
図1に示すように、この実施形態では方向転換路が、内側の内周案内部構成部材15a及び外側の内周案内部構成部材15bを組み合わせて構成され、全体形状が立体交差したU字状に形成される。内周案内部構成部材15aには、内周側のローラ循環路の方向転換路の内周案内部が形成され、内周案内部構成部材15bには、内周側のローラ循環路の方向転換路の外周案内部、及び外周側のローラ循環路の方向転換路の内周案内部が形成される。これら内周案内部構成部材15a及び内周案内部構成部材15bにも、方向転換路における案内レール部材9…を収容するための収容溝が形成される。
【0032】
側蓋5は、ブロック本体4と断面形状を合せ、水平部5aと袖部5b,5bとを備えている。袖部5b,5bには外周側のローラ循環路の外周案内部が形成される。また袖部5b,5bには、組み合わせた内周案内部構成部材15a,15bが嵌め込まれる。側蓋5,5の内側には、ブロック本体4の負荷ローラ転走面に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給プレート(図示せず)が設けられてもよく、側蓋5,5の外側には化粧プレート38,38が取り付けられてもよい。
【0033】
図5は一つのローラ循環路に収容される一対の案内レール部材9,9の詳細図を示す。案内レール部材9,9は、サーキット状のローラ循環路の収容溝11a,12a,13a,14dに合わせて全体がサーキット状に形成され、収容溝11a,12a,13a,14dの長手方向の全長に渡って収容されている。案内レール部材9それぞれは、移動ブロック2が移動する方向に2分割されていて、一対の分割ピース9a,9bから構成される。分割ピース9a,9bそれぞれは、方向転換路における収容溝に収容されるコーナ部25と、コーナ部25の両端から伸び、負荷ローラ転走部における収容溝11a,12a,13aに収容される細長部26と、ローラ逃げ通路における収容溝14dに収容される細長部27とを有する。分割ピース9a,9bが収容溝に収容されると、分割ピースの9aの端面28aと分割ピース9bの端面28bとが接合される。
【0034】
端面28aと端面28bとの接合位置は、ローラ循環路の分割位置(すなわちこの実施形態では、例えば内周案内部構成部材15aと逃げ通路構成部材14との接合位置、内周案内部構成部材15aと保持部材11,12,13との接合位置)とは異なる位置に配置され、逃げ通路構成部材14及び保持部材11,12,13の長手方向の中間部分に配置される。分割ピース9a,9bの接合位置がローラ循環路の分割位置に配置されると、分割ピース9a,9bの接合位置に段差が生じやすくなる。この実施形態のように、分割ピース9a,9bの接合位置をローラ循環路の分割位置とは異なる位置に配置することで、分割ピース9a,9bの接合位置で生じる段差を小さくすることができる。
【0035】
なお分割ピース9a,9bが移動ブロック2から外れるのを防止するために、分割ピース9a,9bに移動ブロック2に係合するフック29を設けてもよい。
【0036】
図6は、保持部材11,12,13、逃げ通路構成部材14、及び案内レール部材9…を組み込んだ状態の内周案内部構成部材15aを示す。収容溝11a,12a,13a,14dは、長手方向と直交する面内での断面形状が矩形形状に形成される。案内レール部材9は、収容溝11a,12a,13a,14dの底面に向かい合う底部31と、収容溝11a,12a,13a,14dの壁面に向かい合う壁部32,32とを有し、断面がコ字形状に形成される。底部31及び壁部32,32で形成される溝がローラリテーナ10の連結帯10d,10dを案内する連結帯案内部33として機能する。連結部案内部33は、ローラリテーナ10が循環する際の連結帯10d,10dの振れを防止すると共に、移動ブロック2を軌道レール1から外した際にローラリテーナ10が脱落しないようにローラリテーナ10の連結帯10d,10dを保持している。ここでローラ3…はローラリテーナ10によって保持されているので、ローラ3…も移動ブロック2から脱落するのが防止されている。また保持部材11,12,13がローラ3…の軸線方向の端面と接触することにより、ローラ3…が所定の自転軸に対して傾く現象、所謂スキューが発生するのが防止されている。
【0037】
本実施形態では、サーキット状のローラ循環路が複数の部品、すなわち保持部材11〜13、逃げ通路構成部材14等を組み合わせて構成されている。複数の部品11〜14等の接合位置では不可避的に僅かな段差が生じる。この段差によってリテーナのスムーズな循環、ひいては転動体のスムーズな循環が妨げられるおそれがある。本実施形態によれば、ローラリテーナ10の連結帯10d,10dを案内する連結帯案内部33,33が形成される案内レール部材9が、収容溝11a,12a,13a,14dの長手方向の全長に渡って収容されるので、ローラリテーナ10が通過すると抵抗になる段差の数を少なくすることができ、ローラリテーナ10のスムーズな循環、ひいてはローラのスムーズな循環が得られる。
【0038】
また一対の分割ピース9a,9bの接合位置は、ローラリテーナ10の連結帯10d,10dが最も撓む方向転換路以外のローラ循環路に配置されるので、ローラリテーナ10をスムーズに循環させることができる。さらに一対の分割ピース9a,9bの接合位置は、負荷ローラ転走部、ローラ逃げ通路及び一対の方向転換路で構成されるローラ循環路の分割位置とは異なる位置に配置されるので、分割ピース9a,9bの接合位置で生じる段差を小さくすることができ、ローラリテーナ10をよりスムーズに循環させることができる。
【0039】
次に、この直線運動案内装置の組立方法について説明する。この直線運動案内装置の組立ては図7ないし図13に示す工程を辿って行われる。
【0040】
まず、図7に示すように、ブロック本体4の一端側且つ左右両側に、方向転換路の内周側を構成する内周側の内周案内部構成部材15a−1L,15a−1Rを取り付ける(工程(1))。なお、説明の理解を促すため、これまでに各部材に附している参照符号について、ブロック本体4の一端側に配されるものには−1を、他端側に配されるものには−2を付加し、更に例えば図において、ブロック本体4の左側に位置するものにLを、右側に位置するものにRを付加している。
【0041】
続いて図8に示すように、ブロック本体4の他端側、すなわち上記内周案内部構成部材15a−1L,15a−1Rの装着側とは反対側から該ブロック本体の4つの長孔4aに対し、それぞれ逃げ通路構成部材14を挿入する(工程(2))。これら逃げ通路構成部材14は、パイプ半体14a,14bを結合してなる。そして図8に示すように、左右一対の第2の保持部材12を装着する(工程(3))。
【0042】
次いで図9に示すように、ブロック本体4の他端側に他方の内側の左右内周案内部構成部材15a−2L,15a−2Rを装着する(工程(4))。かくして、各内周案内部構成部材15a−1L,15a−1R,15a−2L,15a−2R,逃げ通路構成部材14及び各第2の保持部材12がブロック本体に対して一体化され、特に指等で押えなくともブロック本体4から外れない状態となる。
【0043】
この状態で図10に示すように、第1の保持部材11及び第3の保持部材13をブロック本体4に対して装着する(工程(5)及び(6))。
【0044】
次に図11に示すように、内周側のローラ循環路の収容溝に分割ピース9a…,9b…を収容する(工程(7))。次いでブロック本体4の一端側且つ左右両側に外側の内周案内部構成部材15b−1L,15b−1Rを装着し(工程(8))、更に外周側のローラ循環路の収容溝に分割ピース9a…を収容する(工程(9))。そして、方向転換路の外周側を構成する一端側の側蓋5−1をボルト等にてブロック本体4に取り付ける(工程(10))。
【0045】
その後、図12に示すように、ローラリテーナ10によって整列・保持された各ローラ3…(2列)をブロック本体4の他端側、つまり上記の側蓋5−1装着側とは反対側から内周側のローラ循環路内に挿入する(工程(11))。
【0046】
そして、図13に示すように、ブロック本体4の他端側に外側の内周案内部構成部材15b−2L,15b−2Rを取り付け(工程(12))、外周側のローラ循環路の収容溝に分割ピース9b…を収容する(工程(13))。そして、ローラリテーナ10によって整列・保持された各ローラ3…(2列)をブロック本体4の他端側、つまり上記の側蓋5−1装着側とは反対側から外周側のローラ循環路内に挿入し(工程(14))、方向転換路の外周側を構成する側蓋5−2を取り付ける(工程(15))。
【0047】
図14は案内レール部材9の他の例を示す。図中(A)は案内レール部材9を収容溝から取り外した状態を示し、図中(B)は案内レール部材9を収容溝に収容した状態を示す。収容溝から取り外した状態では、案内レール部材9の分割ピース9a,9bそれぞれは、ばね性を有するように、細長部26,27の基部から先端に向かって除々に一対の細長部26,27の間隔が狭くなるように形成されている。そして案内レール部材9を収容溝に収容した状態では、一対の分割ピース9a,9bそれぞれが一対の細長部26,27の間隔が広くなるように撓んでいる。分割ピース9a,9bにばね性を持たせると、分割ピース9a,9bの先端部同士を正確に合致させることができ、分割ピース9a,9bの接合位置での段差を小さくすることができる。なおこの例では、分割ピース9a,9bそれぞれは、細長部26,27の基部から先端に向かって除々に細長部26,27の間隔が狭くなるように形成されているが、勿論除々に細長部26,27の間隔が広くなるように形成されてもよい。
【0048】
図15ないし図17は、分割ピース9a,9bの接合位置近傍の詳細図を示す。図中(A)は平面図を示し、図中(B)は側面図を示し、図中(C)は斜視図を示す。図15は細長部26,27が伸びる方向と直交する面内で分割した例を示す。図16及び図17は細長部が伸びる方向と直交する面以外の面で分割した例を示す。図16は平面図においてのみ斜めに分割した例を示し、図17は平面図及び側面図において斜めに分割した例を示す。この例の案内レール部材9によれば、一対の分割ピース9a,9bの接合面がローラリテーナ10の進行方向に対して直交することなく、斜めを向くようになるので、ローラリテーナ10がよりスムーズに循環する。
【0049】
なお、上記実施の形態においてローラ転走面1b,1b、負荷ローラ転走面4d,4dは、左右に2条ずつ合計4条形成されているが、その条数は直線転がり案内装置の種類によって種々に設定することができる。またローラ循環路を構成する保持部材、逃げ通路構成部材、内周案内部構成部材は、その分割位置を様々な箇所に設定することができ、その形状も様々に設定することができ、またブロック本体をインサートしたインサート成型により製造することもできる。さらに上記実施の形態では、逃げ通路をパイプ状の逃げ通路構成部材から構成したが、ブロック本体を穿孔した貫通孔によって構成してもよい。
【0050】
また、上記実施の形態では、直線運動を案内する直線運動案内装置について説明したが、本発明は曲線運動を案内する曲線運動案内装置に適用することもできる。さらに転動体としてはローラ3…のみならずボールの適用も可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、リテーナが通過すると抵抗になる段差の数を可及的に少なくすることができ、リテーナのスムーズな循環、ひいては転動体のスムーズな循環が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の運動案内装置を示す分解斜視図。
【図2】上記運動装置の側面図(一部長手方向と直交する方向の断面図を含む)。
【図3】ローラリテーナに一連に保持されたローラを示す斜視図。
【図4】逃げ通路構成部材を示す分解図。
【図5】ローラ循環路に収容される案内レール部材の詳細斜視図。
【図6】保持部材、逃げ通路構成部材、及び案内レール部材を組み込んだ状態の内周案内部構成部材を示す正面図。
【図7】運動案内装置の組立工程を示す図(ブロック本体に内側の内周案内部構成部材を取り付ける工程)。
【図8】運動案内装置の組立工程を示す図(ブロック本体に逃げ通路構成部材、第2の保持部材を取り付ける工程)。
【図9】運動案内装置の組立工程を示す図(ブロック本体に他方の左右の内側の内周案内部構成部材を取り付ける工程)。
【図10】運動案内装置の組立工程を示す図(ブロック本体に第1の保持部材及び第3の保持部材を取り付ける工程)。
【図11】運動案内装置の組立工程を示す図(ローラ循環路の収容溝に案内レール部材を収容等する工程)。
【図12】運動案内装置の組立工程を示す図(ブロック本体にローラリテーナによって保持されたローラを挿入する工程)。
【図13】直線運動案内装置の組立工程を示す図(ローラ循環路の収容溝に案内レール部材を収容等する工程)。
【図14】案内レール部材の他の例を示す概略図(図中(A)は案内レール部材を収容溝から取り外した状態を示し、図中(B)は案内レール部材を収容溝に収容した状態を示す)。
【図15】細長部が伸びる方向と直交する面内で分割した例の分割ピースの接合位置近傍の詳細図(図中(A)は平面図を示し、図中(B)は側面図を示し、図中(C)は斜視図を示す)。
【図16】平面図においてのみ斜めに分割されている例の、分割ピースの接合位置近傍の詳細図(図中(A)は平面図を示し、図中(B)は側面図を示し、図中(C)は斜視図を示す)。
【図17】平面図及び側面図において斜めに分割されている例の、細長部が伸びる方向と直交する面内で分割した例の分割ピースの接合位置近傍の詳細図(図中(A)は平面図を示し、図中(B)は側面図を示し、図中(C)は斜視図を示す)。
【符号の説明】
1…軌道レール(軌道部材)
1b…ローラ転走面(転動体転走部)
2…移動ブロック(移動部材)
3…ローラ(転動体)
4d…負荷ローラ転走面(負荷転動体転走部)
10…ローラリテーナ(リテーナ)
10b…間座部
10d…連結帯
11a,12a,13a,14d…収容溝
9…案内レール部材
9a,9b…分割ピース
25…コーナ部
26,27…細長部
31…底部
32…壁部
33…連結帯案内部

Claims (7)

  1. 転動体転走部が形成される軌道部材と、
    前記軌道部材の転動体転走部に対応する負荷転動体転走部、前記負荷転動体転走部と所定間隔を隔てて平行に設けられる転動体逃げ通路、及び前記負荷転動体転走部の端と前記転動体逃げ通路の端とを接続して転動体を循環させる一対の方向転換路とで構成される転動体循環路を有し、前記軌道部材に対して相対的に移動可能に組み付けられる移動部材と、
    前記転動体循環路に循環可能に配列され、前記移動部材の前記軌道部材に対する相対的な運動に伴って、前記軌道部材の前記転動体転走部と前記移動部材の前記負荷転動体転走部との間を転がり運動する複数の転動体と、
    前記転動体間に介在される複数の間座部、及びこれら複数の間座部を連結する可撓の連結帯を有し、前記複数の転動体を回転自在に保持するリテーナと、を備え、
    前記転動体循環路には、その長手方向の全長に渡って収容溝が設けられ、
    前記収容溝には、前記リテーナの連結帯を案内する連結帯案内部が形成される案内レール部材が、前記収容溝の長手方向の全長に渡って収容されることを特徴とする運動案内装置。
  2. 前記案内レール部材は、前記移動部材が移動する方向に2分割される一対の分割ピースを有し、
    前記一対の分割ピースそれぞれは、前記方向転換路における収容溝に収容されるコーナ部と、コーナ部の両端から伸び、前記負荷転動体転走部における収容溝及び前記転動体逃げ通路における収容溝に収容される一対の細長部とを有することを特徴とする請求項1に記載の運動案内装置。
  3. 前記一対の分割ピースの接合位置は、前記負荷転動体転走部、前記転動体逃げ通路及び前記一対の方向転換路で構成される前記転動体循環路の分割位置とは異なる位置に配置されることを特徴とする請求項2に記載の運動案内装置。
  4. 前記一対の分割ピースそれぞれは、前記収容溝から取り外した状態では、前記細長部の基部から先端に向かって前記一対の細長部の間隔が除々に狭く、あるいは広くなるように形成され、
    前記収容溝に収容した状態では、前記一対の分割ピースそれぞれが撓んでいることを特徴とする請求項2又は3に記載の運動案内装置。
  5. 前記収容溝は、長手方向と直交する面内での断面形状が矩形形状に形成され、
    前記案内レール部材は、前記収容溝の底面に向かい合う底部と、前記収容溝の壁面に向かい合う壁部とを有することを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載の運動案内装置。
  6. 前記案内レール部材は、前記細長部が延びる方向と直交する面以外の面内で分割されていることを特徴とする請求項2ないし5いずれかに記載の運動案内装置。
  7. 転動体転走部が形成される軌道部材と、前記軌道部材の転動体転走部に対応する負荷転動体転走部、前記負荷転動体転走部と所定間隔を隔てて平行に設けられる転動体逃げ通路、及び前記負荷転動体転走部の端と前記転動体逃げ通路の端とを接続して転動体を循環させる一対の方向転換路とで構成される転動体循環路を有し、前記軌道部材に対して相対的に移動可能に組み付けられる移動部材と、前記転動体循環路に循環可能に配列され、前記移動部材の前記軌道部材に対する相対的な運動に伴って前記軌道部材の前記転動体転走部と前記移動部材の前記負荷転動体転走部との間を転がり運動する複数の転動体と、前記転動体間に介在される複数の間座部、及びこれら複数の間座部を連結する可撓の連結帯を有し、前記複数の転動体を回転自在に保持するリテーナと、を備える運動案内装置の製造方法であって、
    前記移動部材に、前記負荷転動体転走部、前記転動体逃げ通路、及び前記一対の方向転換路の内周側を設ける工程と、
    前記リテーナの連結帯を案内する連結帯案内部が形成される案内レール部材を用意する工程と、
    前記負荷転動体転走部、前記転動体逃げ通路及び前記一対の方向転換路で構成される転動体循環路の長手方向の全長に渡って設けられる収容溝に、前記案内レール部材を前記収容溝の長手方向の全長に渡って収容する工程と、
    前記転動体循環路に、複数の前記転動体が保持される前記リテーナを挿入する工程と、
    前記移動部材に前記一対の方向転換路の外周側を設ける工程と、を備えることを特徴とする運動案内装置の製造方法。
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