JP2004124956A - 運動案内装置 - Google Patents

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望月 廣昭
Takeki Fujii
藤井 雄樹
Takuya Horie
堀江 拓也
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Abstract

【課題】ローラの摩擦を小さくでき、その結果移動部材が軌道部材をスライドする際の摺動抵抗を小さくでき、安定した動きが得られる運動案内装置を提供する。
【解決手段】運動案内装置は、ローラ転走面1b…を有する軌道レール1と、ローラ転走面1b…に対応する負荷ローラ転走面4d…を含むローラ循環路を有して、該軌道レール1に相対運動自在に組み付けられる移動ブロック2と、前記ローラ循環路内に回転軸を互いに平行にした状態で配列されて、軌道レール1に対する移動ブロック2の相対運動に併せて循環する金属製の複数のローラ3…と、ローラ3…を回転・摺動自在に保持するローラリテーナ10を備える。移動ブロック2には、負荷ローラ転走面4dを転がるローラ3…の軸線方向の端面3a,3aに接触できる、金属製ではなく樹脂製のみの突当て面16,16が形成される。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、案内対象の直線運動又は曲線運動を案内するための運動案内装置に関し、特に軌道部材と移動部材との間に転がり運動するローラを介在させた転がり型の運動案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
運動案内装置は、軌道レールと、多数の転動体を介して軌道レールに沿って移動自在に設けられた移動ブロックと、軌道レールと移動ブロックとの間に組み込まれる複数のローラを備える。図4はローラが組み込まれた従来の運動案内装置を示す。移動ブロック21が軌道レール22に対して移動すると、ローラ転走面21a,22a間の負荷域のローラ23…が転がり運動する。
【0003】
一般にボールは球体であるので回転軸が無限に存在し、あらゆる方向に臨機応変に移動することができる。しかし、ローラ23…は円筒形をしているので転がり運動する際の回転軸が1つしか存在しない。このため移動方向はたったの一方向に限られてしまう。滑りを伴わずに転がり運動するためには、ローラ23…の回転軸と進行方向との直角が保たれていなければならない。
【0004】
ローラ23…を使用した運動案内装置では、移動ブロック21のローラ転走面21aと軌道レール22のローラ転走面22aとの平行が狂っていたとき、または移動ブロック21に偏荷重が作用したときなど、ローラ23…の回転軸と進行方向との直角が保たれなくなることがある。このようにローラ23…が正規の回転軸に対して傾く現象がスキューと呼ばれる。
【0005】
従来の運動案内装置では、移動ブロック21のローラ転走面21aの近傍に段差24を形成し、この段差24の突当て面24aをローラの回転軸方向の端面に接触させ、これによりローラ23…のスキューを防止していた(例えば本出願人が提案した特許文献1参照)。段差24はこの図4に示されるように、ローラ23の軸線方向の片側にのみ形成されることもあるし、両側に形成されることもある。またこの他に、ローラの軸線方向の片側のみに段差を形成し、のこりの片側に鉄板を突き当ててローラとの隙間を調整することも行なわれていた。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−54633号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ローラがスキューを起こしたとき、ローラが傾いて突当て面を押す力は極めて大きくなる。このため従来突当て面には、強度の大きい金属製のもの(例えば移動ブロックのローラ転走面と同じ材質の金属)が使用され、金属と金属との接触によりローラのスキューを防止するのが常識であった。
【0008】
しかし金属と金属との接触では、摩擦係数が大きく、その結果移動ブロックが軌道レールをスライドする際の摺動抵抗が大きくなり、安定した動きが得にくいおそれがある。
【0009】
そこで本発明は、ローラのスキューを防止でき、また移動部材が軌道部材をスライドする際の摺動抵抗を小さくできる運動案内装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以下本発明について説明する。上記課題を解決するために本発明は、ローラ転走面を有する軌道部材と、前記ローラ転走面に対応する負荷ローラ転走面を含むローラ循環路を有して、該軌道部材に相対運動自在に組み付けられる移動部材と、前記ローラ循環路内に回転軸を互いに平行にした状態で配列されて、前記軌道部材に対する前記移動部材の相対運動に併せて循環する金属製の複数のローラと、前記複数のローラを回転・摺動自在に保持するローラリテーナとを備える運動案内装置において、前記移動部材には、負荷ローラ転走面を転がる前記ローラの軸線方向の端面に接触できる、金属製ではなく樹脂製のみの突当て面が形成されることを特徴とする運動案内装置により、上述した課題を解決する。
【0011】
この発明によれば、ローラのスキューを防止するための突当て面とローラの端面との接触が、樹脂のみと金属との接触になるため摩擦係数が小さくなる。このため、移動部材が軌道部材をスライドする際の摺動抵抗が小さくなり、安定した動きが得られる。またローラがローラリテーナによって連結されていると、スキューを生じ難くなる。このため、突当て面を樹脂製にしてもローラのスキューを防止できる。
【0012】
本発明の好ましい一態様は、前記ローラリテーナは、前記ローラ間に介在され、隣り合う前記ローラの外周面に形状を合わせた凹面を両側に有する複数の間座部と、前記ローラの回転軸方向の端面から外側に張り出し、前記間座部各々を連結する連結部とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明の好ましい一態様は、前記突当て面が、前記軌道部材から前記移動部材を取り外した際に、前記ローラリテーナの前記連結部に係合して前記負荷ローラ転走面からの前記ローラの脱落を防止する保持部に形成されることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、ローラ保持部に、軌道部材から前記移動部材を取り外した際にローラが脱落するのを防止する機能と、ローラのスキューを防止する機能とを持たせることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態における直線運動案内装置を示す。この直線運動案内装置は、直線状に細長く延びる軌道部材としての軌道レール1と、この軌道レール1に対して相対的にスライド可能に組み付けられる移動部材としての移動ブロック2とを備えている。軌道レール1と移動ブロック2との間には、転がり運動可能な多数の転動体としての金属製のローラ3…が介在される。
【0016】
軌道レール1は、断面略四角形状に形成される。軌道レール1の左右側面には、長手方向に沿って壁面1b,1bおよび底面1cを有する溝1aが形成される。溝1aの両壁面1b,1bは90度の角度で交差する。上側の壁面1bおよび下側の壁面1bそれぞれが、ローラ3…が転走する転動体転走部としてのローラ転走面とされる。軌道レール1の左右側面には、上下に2条ずつ、合計4条のローラ転走面1b…が形成され、これらローラ転走面1b…は互いに平行に伸びている。
【0017】
移動ブロック2は、軌道レール1の上面に対向する中央部2aと、中央部2aの左右両側から下方に延びて軌道レール1の左右側面に対向する側壁部2b,2bとを備える。この移動ブロック2は、鋼製のブロック本体4と、ブロック本体4に組み込まれる樹脂循環路成形体と、樹脂循環路成形体が組み込まれたブロック本体の移動方向の両端面に装着される一対の側蓋5,5とを備える。ブロック本体4の側壁部4b,4bには、軌道レール1の側面に設けた溝1aに形状を合わせた突出部4c,4cが形成される。この突出部4c,4cには、ローラ転走面1b,1bに対向する負荷転動体転走部としての2条の負荷ローラ転走面4d,4dが形成される。負荷ローラ転走面4d,4dは、ブロック本体4の左右側壁部4b,4bの上下に2条ずつ合計4条設けられ、これら負荷ローラ転走面4d…は互いに平行に伸びる。
【0018】
移動ブロック2の側壁部2b,2bには、上下2条の負荷ローラ転走面4d,4dと所定間隔を隔てて平行に設けられる上下2条のローラ逃げ通路7,7と、負荷ローラ転走面4d,4dとローラ逃げ通路7,7の両端を接続してローラ3…を循環させるU字状の方向転換路が設けられる。これらの負荷ローラ転走面4d、方向転換路、およびローラ逃げ通路7によってローラ循環路が構成される。ローラ逃げ通路7…は、移動ブロック2の左右の側壁部2b,2bの上下に2条ずつ合計4条設けられる。方向転換路は、上側の負荷ローラ転走面4dと下側のローラ逃げ通路7間、および下側の負荷ローラ転走面4dと上側のローラ逃げ通路間7を立体交差するように接続している。ローラ循環路は、左右の側壁部2b,2bそれぞれに2つずつ合計4つ形成される。各ローラ循環路は一平面内に形成され、ローラ3…は各ローラ循環路内を2次元的に循環する。また、一方のローラ循環路が位置する平面と他方のローラ循環路が位置する平面とは直交し、一方のローラ循環路は他方のローラ循環路の内周側に配置される。
【0019】
複数のローラはローラ循環路内にその回転軸を互いに平行にした状態で配列される。またローラ3…はローラリテーナを介して一連につなげられており、ローラリテーナ10に回転・摺動自在に保持されつつローラ循環路を循環する。図2はローラリテーナに保持されたローラを示す。ローラ3,3間には、隣り合うローラ3,3の外周面に形状を合わせた凹面を両側に有する複数の間座部10b…が介在される。間座部10b…各々は、ローラ3…の回転軸方向の端面から外側に張り出す一対の連結部10d,10dで連結される。
【0020】
図1に示すように、樹脂循環路成形体は、負荷ローラ転走面4d,4dの両側縁に沿って延びると共に軌道レール1から移動ブロック2を外した際に負荷ローラ転走面4d,4dからのローラ3…の脱落を防止する保持部材11,11、ローラ逃げ通路を構成する逃げ通路構成部材14…、および方向転換路を構成する方向転換路構成部材8…を備える。保持部材11,11、逃げ通路構成部材14…、および方向転換路構成部材8…それぞれは、ブロック本体4とは別体に且つ互いに別体に樹脂で成形され、ブロック本体4に組み込まれる。
【0021】
樹脂製の保持部材11は、薄肉かつ長尺の樹脂成形品からなる第1保持部材11a、第2保持部材11b、及び第3保持部材11cとを一体にして構成される。第1保持部材11aは下側のローラ3…の下方側に配置される。第2保持部材11bは下側のローラ3…と上側のローラ3…との間に配置される。第3保持部材11cは上側のローラ3…の上方側に配置される。この保持部材11,11は、一対の側蓋5,5又は方向転換路構成部材8…間に挟まれることによって、両端が支持された状態で移動ブロック2に取り付けられている。
【0022】
保持部材11は、軌道レール1から移動ブロック2を取り外した際に、ローラリテーナ10の連結部10dに係合して負荷ローラ転走面4d…からのローラ3…の脱落を防止する。詳しくは後述するが、これら第1保持部材11a、第2保持部材11b及び第3保持部材11cには、ローラ3…の軸線方向の端面に接触できる突当て面16,16が形成される(図3参照)。
【0023】
逃げ通路構成部材14…は、パイプを軸線方向と直交する方向に2分割した一対のパイプ半体14a,14bから構成される。これらのパイプ半体14a,14bそれぞれは、長手方向に沿ってローラ3…の形状に合わせた溝と、ローラリテーナ10の連結部10dを案内する案内溝とを備える。
【0024】
方向転換路構成部材8には、立体交差するU字状の方向転換路が形成される。また、この方向転換路にはローラリテーナ10の連結部10dを案内する案内溝が形成されている。
【0025】
側蓋5は、ブロック本体4と断面形状を合せ、中央部5aと側壁部5b,5bとを備えている。側壁部5b,5bには外周側のローラ循環路の外周案内部が形成される。また側壁部5b,5bには、方向転換路構成部材8,8が組み込まれる。側蓋5,5は、ブロック本体4の移動方向の両端に取り付けられる。側蓋5,5に形成されたボルト挿入孔にボルトを挿入し、ブロック本体4の端面に形成されたねじ孔にボルトをねじ込むことによって、側蓋5,5がブロック本体4に締め付け固定される。
【0026】
側蓋5,5の内側には、ブロック本体4の負荷ローラ転走面に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給プレート12,12が設けられる。
【0027】
側蓋5,5の外側(すなわち移動ブロックの移動方向の両端面)には、エンドプレート13,13が取り付けられる。エンドプレート13,13も、ブロック本体4と断面形状を合せ、中央部13aと側壁部13b,13bとを備えている。エンドプレート13,13は側蓋5,5にねじを螺合して取り付けられている。エンドプレート13,13の軌道レール1と対向する内側部の周縁にはシール部13cが設けられている。
【0028】
図3は、軌道レール1と移動ブロック2との間を転がる上側のローラ3の詳細断面図を示す。図中(A)は本実施形態の詳細図を示し、図中(B)は比較例を示す。保持部材11b,11cには、負荷ローラ転走面4dを転がるローラ3の軸線方向の端面3a,3aに接触できる突当て面16,16が、ローラ3の軸線方向の両側に設けられる。突当て面16,16の位置は、負荷ローラ転走面4dを転がるローラ3の回転軸3bの軌道よりも外側に、且つ負荷ローラ転走面4dから等しい距離に配置される。突当て面16,16間の距離L+ΔLは、軸方向隙間ΔLが生じるようにローラ3の回転軸方向の長さLよりも僅かに長く設定される。突当て面16,16がローラ3の端面3aに当接することにより、ローラ3が転がり運動する際に、ローラ3の回転軸3bが進行方向に対して直交する方向から傾くのが防止される。
【0029】
本実施形態では、突当て面16,16は金属製ではなく樹脂製のみである。そして、ローラ3のスキューを防止するための突当て面16とローラ3の端面3aとの接触が、樹脂と金属との接触になる。このため、ローラ3が転がり運動する際の摩擦係数が小さくなり、移動ブロック2が軌道レールをスライドする際の摺動抵抗が小さくなり、安定した動きが得られる。
【0030】
またローラリテーナ10がローラ3を所定の姿勢に整列させるので、ローラ3にスキューが発生するのを防止できる。たとえスキューが発生しても、一対の連結部10d,10dの弾性復元力により、ローラ3のスキューが修正され、ローラ3が再び所定の自転軸を保つ。樹脂製の突当て面16,16とローラリテーナ10の併用によってローラ3のスキューをより防止できる。
【0031】
図3中(B)は負荷ローラ転走面4dに段差17を一体に形成し、金属製の突当て面17aをローラ3の端面3aに接触させてスキューを防止する例を示す。また金属製の突当て面17aでスキューを防止する場合には、高い精度で突当て面17aを研削したり、段差17の根元に逃げ溝18を加工したりする必要がある。本実施形態のように突当て面16を樹脂製にすることで、研磨工程等も必要なくなり、安価に運動案内装置を製造することができる。
【0032】
またローラ3を挟んだ一対の突当て面16,16のローラ転走面からの距離が異なると、ローラ3がスキューを起こしたときに、片方の突当て面16にローラ3が片あたりするおそれがあるが、等しい距離に配置することで、片あたりするのを防止することができる。
【0033】
なお本実施形態は、特にローラ径が小さくなり、ローラの端面に突き当てられる突当て面が確保できない場合に特に有効である。また上記実施形態では、直線運動を案内する運動案内装置について説明しているが、もちろん直線運動に限られることはなく、曲線運動を案内する運動案内装置であってもよい。さらに保持部材、逃げ通路構成部材、および方向転換路構成部材それぞれは、ブロック本体をインサートしたインサート成形により、ブロック本体と一体に成形されてもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ローラのスキューを防止するための突当て面とローラの端面との接触が、樹脂のみと金属との接触になるため摩擦係数が小さくなる。このため、移動部材が軌道部材をスライドする際の摺動抵抗が小さくなり、安定した動きが得られる。またローラがローラリテーナによって連結されていると、スキューを生じ難くなる。このため、突当て面を樹脂製にしてもローラのスキューを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の直線運動案内装置を示す分解斜視図。
【図2】ローラリテーナに保持されたローラを示す斜視図。
【図3】軌道レールと移動ブロックとの間を転がるローラの詳細断面図(図中(A)は本実施形態を示し、図中(B)は比較例を示す)。
【図4】従来の運動案内装置を示す正面図。
【符号の説明】
1…軌道レール(軌道部材)
1b…ローラ転走面(転動体転走部)
2…移動ブロック(移動部材)
3…ローラ(転動体)
4d…負荷ローラ転走面(負荷転動体転走部)
3b…回転軸
3a…端面
10…ローラリテーナ
10d…連結部
10b…間座部
11…保持部材
16…突当て面

Claims (3)

  1. ローラ転走面を有する軌道部材と、前記ローラ転走面に対応する負荷ローラ転走面を含むローラ循環路を有して、該軌道部材に相対運動自在に組み付けられる移動部材と、前記ローラ循環路内に回転軸を互いに平行にした状態で配列されて、前記軌道部材に対する前記移動部材の相対運動に併せて循環する金属製の複数のローラと、前記複数のローラを回転・摺動自在に保持するローラリテーナとを備える運動案内装置において、
    前記移動部材には、前記負荷ローラ転走面を転がる前記ローラの軸線方向の端面に接触できる、金属製ではなく樹脂製のみの突当て面が設けられることを特徴とする運動案内装置。
  2. 前記ローラリテーナは、前記ローラ間に介在され、隣り合う前記ローラの外周面に形状を合わせた凹面を両側に有する複数の間座部と、前記ローラの回転軸方向の端面から外側に張り出し、前記間座部各々を連結する連結部とを有することを特徴とする請求項1に記載の運動案内装置。
  3. 前記突当て面は、前記軌道部材から前記移動部材を取り外した際に、前記ローラリテーナの前記連結部に係合して前記負荷ローラ転走面からの前記ローラの脱落を防止する保持部に形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の運動案内装置。
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