JP2004144000A - スタータリレー駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両水没時のリーク電流によるスタータ誤動作を確実に防止可能なスタータリレー駆動回路を提供すること。
【解決手段】水没センサ2の出力信号により車両水没時にオフする直列スイッチ3をスタータリレー1のコイル11と直列に接続し、水没センサ2により水没時にオンする並列スイッチ5をスタータリレー1のコイル11と並列に接続する。これにより、コイル11と直列接続される回路抵抗の増大を抑止しつつ、確実に水没時のスタータモータ誤起動を防止してバッテリ消耗を回避することができる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用のスタータリレー駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パワーウインドウ装置装備車両が水没した場合における乗員脱出を確保するために、車両水没を検出してパワーウインドウ装置を強制作動させ、窓を開く技術が提案されている。
【0003】
たとえば、下記特許文献1は、車両水没時にパワーウインドウ装置の制御部への浸水によりパワーウインドウが開不能となって乗員が内部に閉じ込められるのを防止するために、第一の水没センサが水没を検出した場合に窓昇降用モータへの通電を制御する上昇用リレーのコイルに通電し、第二の水没センサが水没を検出した場合に窓昇降用モータへの通電を制御する下降用リレーのコイルに通電し、更に乗員が窓開を決意して窓降下用の操作スイッチを操作した場合には窓上昇用のリレーのコイルへの通電を禁止することにより窓を降下させる技術を提案している。
【0004】
【特許文献1】特開平2000−34861号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1などの車両水没時乗員脱出技術にもかかわらず、水没のためにバッテリ電圧が大幅に低下した場合、パワーウインドウ装置の動作自体が不能となってしまえば、上記技術を実施することができなくなってしまう。同じく、車両には、パワーウインドウ装置のみならず、動作を確保するべき重要な電機装置や電子装置も存在するが、それらも水没によりバッテリ電圧が低下してしまうと、動作不能となってしまう。
【0006】
水没によるバッテリ電圧急低下に最も影響が大きい現象は、水没によりスタータリレーを駆動する回路(スタータリレー駆動回路ともいう)にリーク電流が流れ、スタータリレーのコイルにその接点をオンするに足る電流が流れ、スタータリレーの接点を通じてスタータモータに通電されてしまうスタータ誤作動現象である。
【0007】
スタータモータの起動電流が大きい(起動時電気抵抗が小さい)ために、車両水没によりスタータ誤作動現象が生じると、バッテリ電圧は極めて短期間に大きく低下してしまう。
【0008】
この現象を防止するには、水没リーク電流によりスタータリレーが作動するのを防止すればよい。たとえば、スタータリレーのコイルと直列にスイッチである直列スイッチを設け、水没センサが水没を検出したらこのスイッチをオフすることによりスタータリレーのコイルに水没リーク電流が流れるのを禁止する方法が考えられる。
【0009】
しかしながら、この場合においても、スタータリレーのコイルと直列スイッチとを接続する配線部分である中間配線部が水没によりコイル通電方向に電位変化すると、直列スイッチを経由せずに電流が流れ、スタータリレーがスタータ誤作動する可能性が生じる。このような電位変化は、たとえば直列スイッチの主電極間のリークにより生じたり、この中間配線部に属する露出端子が高電位の露出配線や金属ケースに近接していたりする場合に顕著となる。
【0010】
また、この直列スイッチが万が一故障して水没にも関わらずオフしない場合には、水没時の上記スタータ誤作動現象によりバッテリ電圧は急激に低下してしまう。
【0011】
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、水没時のリーク電流によりスタータが誤動作するのを良好に防止可能なスタータリレー駆動回路を提供することをその目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の第一発明のスタータリレー駆動回路は、スタータリレーの駆動に際してそのコイルに通電するスタータリレー駆動回路であって、
水没センサから出力される水没信号の入力によりオンして前記スタータリレーのコイルに流れる電流を迂回させる並列スイッチを備えることを特徴としている。
【0013】
すなわち、この発明のスタータリレー駆動回路は、水没時にスタータリレーのコイルへ流れようとする電流を迂回させるべく浸水検出時のみオンするスイッチである並列スイッチを具備するので、水没時にスタータリレーのコイルへ流れる電流をバイパスすることができ、非水没時におけるスイッチの合計オン抵抗を増加することなく、水没によるスタータリレーの誤オンを良好に防止することができる。
【0014】
好適な態様において、前記水没センサから出力される水没信号の入力によりオフする直列スイッチと、前記スタータリレーの前記コイルの一端と前記直列スイッチの一端とを接続する中間配線部とを備え、前記並列スイッチは、前記中間配線部に接続される主電極を有するとともに前記水没信号の入力時にオンし、前記水没信号の非入力時にオフして前記中間配線部の電位を前記コイルの通電電流を低減する方向へシフトさせる。好適な態様において、前記並列スイッチは前記コイルと並列接続されるが、スタータリレーのコイルと他の回路素子との直列回路に対してこの並列スイッチを並列接続することも可能である。
【0015】
すなわち、この発明のスタータリレー駆動回路は、スタータリレーのコイルと直列接続する直列スイッチに加えて、水没信号の入力によりオンしてスタータリレーのコイルへ流れる電流をバイパスする並列スイッチをもつので、非水没時におけるスイッチの合計オン抵抗を増加することなく、水没によるスタータリレーの誤オンを良好に防止することができる。
【0016】
更に詳しく説明すると、水没時に直列スイッチがオフするので水没時にたとえこの直列スイッチより外側(スタータリレーのコイルからみて)の配線部分が水没リークにより電位変化してもスタータリレーのコイルに電流が流れてスタータリレーが誤オンすることを防止することができる。また、水没時に並列スイッチがオンするのでたとえ直列スイッチとスタータリレーのコイルとを接続する中間配線部が水没リークにより電位変化してもスタータリレーのコイルに電流が流れてスタータリレーが誤オンすることを防止することができる。
【0017】
好適な態様において、前記直列スイッチは、非水没時かつエンジン始動時にオンされる。これにより、直列スイッチをエンジン始動信号により作動してスタータリレーのコイルに電流を流す始動スイッチを兼用することができ、回路構成を簡素化することができる。
【0018】
好適な態様において、前記並列スイッチは、MOSトランジスタからなる。この並列スイッチをMOSトランジスタを採用する場合、このMOSトランジスタは寄生ダイオードをもつので、スタータリレーをオフする時にそのコイルから放出される磁気エネルギーによるフライホイル電流をこのMOSトランジスタの寄生ダイオードを通じて放出することができ、従来必要であった、フライホイルダイオードやそれと並列接続されてフライホイル電流を一時的に吸収するフライホイルコンデンサを省略したり、小容量化することができる。すなわち、並列スイッチがフライホイル素子を兼ねることができる。
【0019】
好適な態様において、前記MOSトランジスタは前記コイルの通電電流の遮断時にオンする。これにより、コイルの通電電流遮断時のフライホイル電流をMOSトランジスタの寄生ダイオードだけでなくチャンネルを通じて流すことができるので、従来のフライホイルダイオードやフライホイルコンデンサを一層良好に代替することができる。
【0020】
【発明を実施するための態様】
以下、本発明のスタータリレー駆動回路の一例を用いるエンジン始動回路を図面を参照して説明する。図1はこのエンジン始動回路を示す回路図である。
【0021】
1はエンジン始動用のスタータリレー、2は水没時に水没信号を出力する水没センサ、3は水没信号の入力によりオフする直列スイッチ、4はスタータリレー1のコイル11の一端と直列スイッチ3の一端とを接続する配線(中間配線部の一部)、5はスタータリレー1のコイル11と並列接続される並列スイッチ、6は入力する水没信号に基づいて直列スイッチ3及び並列スイッチ5を駆動制御するスタータリレー駆動回路、7はエンジン始動制御を行う電子制御装置(ECU)、8はニュートラルスタートスイッチ、9は水没制御装置、10はスタータモータである。スタータリレー駆動回路6は、ハイブリッドICであって、直列スイッチ3及び並列スイッチ5を含み、水没制御装置9は、水没センサ2、スタータリレー駆動回路6、外付けのフライホイルコンデンサ100及び外付けの抵抗器101を含んでいる。スタータリレー駆動回路6をモノリシックIC構成としたり、水没センサ2とスタータリレー駆動回路6とを一体化したり、スタータリレー駆動回路6とスタータリレー1とを一体化したりすることは当然、この実施例の変形範囲である。
【0022】
このエンジン始動回路を更に詳細に説明する。
【0023】
スタータリレー1の常開接点12が閉じるとバッテリ電圧が複巻DCモータからなるスタータモータ10に印加されて、スタータモータ10が起動される。
【0024】
スタータリレー1のコイル11の高位端子には、ECU7のドライブトランジスタ70を通じてバッテリ電圧が印加される。コイル11の高位端子は水没制御装置9の電源ターミナル91に接続され、コイル11の低位端子は配線(中間配線部の一部をなす)4を通じて水没制御装置9の出力ターミナル92(中間配線部の一部をなす)に接続され、水没制御装置9の接地ターミナル93は、ニュートラルスタートスイッチ8を通じて接地されている。このニュートラルスイッチをECU7とコイル11との間に配置し、接地ターミナル93を直接接地する構成を採用してもよい。水没制御装置9の電源ターミナル91はスタータリレー駆動回路6の電源ターミナル61に、水没制御装置9の出力ターミナル92はスタータリレー駆動回路6の出力ターミナル62に、水没制御装置9の接地ターミナル93は抵抗器101を通じてスタータリレー駆動回路6の接地ターミナル63に接続されている。フライホイルコンデンサ100はスタータリレー1のコイル11と並列接続されている。
【0025】
良く知られているように、スタータリレー1のコイル11に所定レベル以上の電流が通電されると、常開接点12が閉じてスタータモータ10に大きな(数百A)の起動電流が流れ、スタータモータ10が起動される。
【0026】
水没センサ(水没検出センサともいう)2は、互いに所定間隔離れて配置され図示しない開放ケースに収容された3つの電極板21〜23を有し、出力電極板22は、電源電極板21及び接地電極板23の間に介設されている。電源電極板21は及び電源ターミナル91に、出力電極板22はスタータリレー駆動回路6の入力ターミナル64に、接地電極板23は接地ターミナル93に接続されている。なお、この実施例では、3電極型水没センサを採用したが、2電極型の水没センサあるいは浸水検出機能をもつ他の水没センサを採用しても良いことは当然である。
【0027】
水没センサ2の出力電極板22は抵抗r1を通じてP−MOSトランジスタTR1のゲート電極に接続され、このゲート電極は抵抗r2を通じて電源ターミナル61に接続されている。したがって、電源ターミナル91に電圧が印加されても、水没センサ2が浸水状態でなければMOSトランジスタTR1はオフし、水没センサ2が浸水状態となれば水没センサ2の出力電極板22の電位低下によりP−MOSトランジスタTR1はターンオンする。
【0028】
電源ターミナル91に電圧が印加されている状態において浸水状態となってP−MOSトランジスタTR1がオンすると、並列スイッチ駆動用前置増幅回路を構成するトランジスタTR2、直列スイッチ駆動用前置増幅回路を構成するトランジスタTR3がそれぞれターンオンする。トランジスタTR2がターンオンしてそのコレクタ電位が接地電位に降下すると、この電位降下は、チャージポンプCP内部で反転、レベルシフトされてN−MOSトランジスタからなる並列スイッチ5のゲート電極に伝達され、並列スイッチ5をオンさせる。同じく、トランジスタTR3がターンオンしてそのコレクタ電位が接地電位に降下すると、この電位降下は、N−MOSトランジスタからなる直列スイッチ3のゲート電極に伝達され、直列スイッチ3をオフさせる。
【0029】
電源ターミナル91に電圧が印加されている状態において浸水状態ではなくP−MOSトランジスタTR1がオフする状態では、トランジスタTR2、TR3がそれぞれターンオフ状態となる。トランジスタTR2がターンオフしてそのコレクタ電位が上昇すると、この電位上昇は、チャージポンプ回路CPにより反転、レベルシフトされてN−MOSトランジスタからなる並列スイッチ5のゲート電極に伝達され、並列スイッチ5はオフ状態となる。また、トランジスタTR3がターンオフしてそのコレクタ電位が上昇すると、この電位上昇は、N−MOSトランジスタからなる直列スイッチ3のゲート電極に伝達され、直列スイッチ3をオンさせる。
【0030】
上記した反転、レベルシフト動作やトランジスタTR2のコレクタへの給電動作を行うチャージポンプ回路CPの内部構成については説明を省略するが、ハイサイド配置のMOSトランジスタである並列スイッチ5のゲート駆動のためのこの種のチャージポンプ回路自体はもはや周知事項である。
【0031】
(動作)
非浸水状態において、イグニッション信号がECU7に入力されると、上述したように、並列スイッチ5はオフのままであり、直列スイッチ3がオンするので、スタータリレー1のコイル11に通電されて、常開接点12が閉じ、スタータモータ10が起動される。すなわち、水没制御装置9の電源ターミナル91は、スタータモータ起動時に直列スイッチ3をオンさせる機能をもつスタータ起動信号入力接点を兼ねている。
【0032】
非浸水状態において、イグニッション信号がオフ状態となると、ECU7のドライバトランジスタ70はオフし、ECU7からスタータモータ10及び水没制御装置9への給電が停止され、並列スイッチ5はオフのままであり、直列スイッチ3がオフする。すると、スタータリレー1のコイル11に蓄積されていた磁気エネルギーによりフライホイル電流が生じ、このフライホイル電流は、フライホイルダイオード102及びフライホイルコンデンサ100を通じて環流する。この時、MOSトランジスタである並列スイッチ5の寄生ダイオードもこの環流電流を通過させる。したがって、並列スイッチ5を構成するMOSトランジスタを十分大きくすれば、フライホイルダイオード102やフライホイルコンデンサ100を小容量化したり、省略したりすることができる。
【0033】
浸水状態によりたとえばECU7の誤動作などが生じた場合、水没制御装置9の電源ターミナル91には高電圧が印加される。しかし、この時、水没センサ2の水没検出により直列スイッチ3のオンが禁止されているため、スタータリレー1のコイル11に通電が生じることはない。また、たとえ浸水による迷走電流やリーク電流により直列スイッチ3が誤オンしたとしても、並列スイッチ5がスタータリレー1のコイル11と並列に接続されているために、大部分の電流は並列スイッチ5を迂回することになり、スタータリレー1のコイル11を流れる電流は極めて小さくなり、常開接点12が閉じることはなく、浸水時のスタータモータ10の誤起動によるバッテリ消耗を確実に防止することが可能となる。並列スイッチ5及び直列スイッチ3の動作モードを図2に示す。
【0034】
(変形態様)
水没制御装置9の電源ターミナル91への印加電圧が低下してから所定時間だけ並列スイッチ5をオン状態に保持することができる。
【0035】
このような回路構成は、並列スイッチ5をなすMOSトランジスタのゲート電極と電源ターミナル91との間に抵抗を接続し、このゲート電極と接地ターミナル93(又は電源ターミナル91)との間にコンデンサを接続することにより実現することができる。
【0036】
このようにすれば、イグニッション信号がオフレベルとなってドライバトランジスタ70がオフし、電源ターミナル91の電位が降下しても、並列スイッチ5をなすMOSトランジスタのゲート電位を電源ターミナル91の電位よりも所定時間だけ高く保持して並列スイッチ5をこの所定時間オンすることができる。
【0037】
その結果、スタータリレー1のコイル11がドライバトランジスタ70がオフした直後の所定期間に放出するフライホイル電流を、並列スイッチ5をなすMOSトランジスタのチャンネル領域を通じて環流させることができ、その分だけ、フライホイルコンデンサ100やフライホイルダイオード102の容量削減や省略を実現することができ、回路構成を簡素化することができる。
【0038】
(変形態様)
図1に示す回路図では、直列スイッチ3はスタータリレー1よりも低電位側(ローサイド)に配置したが、逆に高電位側(ハイサイド)に配置してもよい。
【0039】
(変形態様)
図1の回路では、並列スイッチ5及び直列スイッチ3としてN−MOSトランジスタを採用したが、並列スイッチ5をP−MOSトランジスタとしてもよく、両スイッチ3、5をCMOSインバータとしてもよい。このようにすれば回路構成を簡素化することができる。
【0040】
(変形態様)
図1の回路では、並列スイッチ5及び直列スイッチ3としてN−MOSトランジスタを採用したが、浸水時にオフする直列スイッチを省略することもできる。この場合においても、浸水時に並列スイッチ5がオンすれば、スタータリレー1のコイル11に誤って電流が流れようとしても、この電流の一部又は大部分を並列スイッチに迂回させることができるので、上記と同様の効果を奏することができる。なお、この場合、並列スイッチのオン抵抗は、コイル11の抵抗より小さくすることが好ましい。
【0041】
(変形態様)
並列スイッチの代わりに、ターミナル62又は92、又は、ターミナル92に接続されるコイルのリード端子などに隣接して導電部材を近接配置し、この導電部材に所定電位を与えるようにしてもよい。ただし、この所定電位は、ターミナル92に接続されない側のコイルのリード端子の電位に等しいことが好ましい。たとえば、図1に示す実施例(コイル11が直列スイッチ3よりもハイサイド側に配置される回路例)ではバッテリ電圧又はECU7の出力電圧をこの導電部材に印加する。
【0042】
このようにすれば、ターミナル62又は92、又は、ターミナル92に接続されるコイル11のリード端子などが浸水しても、これらターミナル62又は92、又は、ターミナル92に接続されるコイル11のリード端子にはコイル通電を邪魔する方向に電流リークが生じることになるので、浸水によるスタータリレー1の誤オンを抑止することができる。
【0043】
以上、上記説明したこの発明の趣旨を逸脱しない範囲にて、当業者の既知の技術知識の範囲で上記実施態様を変更することは当然この発明の範囲に属するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタータリレー駆動回路を採用したエンジン始動回路を示す回路図である。
【図2】図1に示す並列スイッチ及び直列スイッチの動作状態を示す動作モード図である。
【符号の説明】
1 スタータリレー
2 水没センサ
3 直列スイッチ
4 配線(中間配線部)
5 並列スイッチ
6 スタータリレー駆動回路
7 電子制御装置(ECU)
8 ニュートラルスタートスイッチ
9 水没制御装置
10 スタータモータ
11 コイル
100 フライホイルコンデンサ
102 フライホイルダイオード

Claims (5)

  1. スタータリレーの駆動に際してそのコイルに通電するスタータリレー駆動回路であって、
    水没を検出する水没センサから出力される水没信号の入力によりオンして前記スタータリレーのコイルに流れる電流を迂回させる並列スイッチを備えることを特徴とするスタータリレー駆動回路。
  2. 請求項1記載のスタータリレー駆動回路において、
    前記水没センサから出力される水没信号の入力によりオフする直列スイッチと、
    前記スタータリレーの前記コイルの一端と前記直列スイッチの一端とを接続する中間配線部と、
    を備え、
    前記並列スイッチは、
    前記中間配線部に接続される主電極を有するとともに前記水没信号の入力時にオンし、前記水没信号の非入力時にオフして前記中間配線部の電位を前記コイルの通電電流を低減する方向へシフトさせることを特徴とするスタータリレー駆動回路。
  3. 請求項2記載のスタータリレー駆動回路において、
    前記直列スイッチは、
    非水没時かつエンジン始動時にオンされることを特徴とするスタータリレー駆動回路。
  4. 請求項2記載のスタータリレー駆動回路において、
    前記並列スイッチは、MOSトランジスタからなることを特徴とする前記コイルと並列接続されることを特徴とするスタータリレー駆動回路。
  5. 請求項4記載のスタータリレー駆動回路において、
    前記MOSトランジスタは、前記コイルの通電電流の遮断時にオンすることを特徴とするスタータリレー駆動回路。
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