JP2004143999A - 分子ポンプ、及び分子ポンプ用中継部材 - Google Patents

分子ポンプ、及び分子ポンプ用中継部材 Download PDF

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Abstract

【課題】ロータ部の破壊などによって分子ポンプに発生するトルクを効果的に低減すること。
【解決手段】分子ポンプ1の内部では、ロータ部24が軸線回りに高速回転し、ロータ部24と分子ポンプ1内に構成されたステータ部との作用により、真空容器205からガスを吸引し、外部に排出する。分子ポンプ1の外周には、円筒状の回転部材101が軸線回りに回転できるように配設されている。回転部材101の回転方向はロータ部24の回転方向に制限されている。このうよに構成された分子ポンプ1が運転中にロータ部24が破損するなどして、分子ポンプ1全体にロータ部24の回転方向の大きなトルクが発生すると、このトルクが回転部材101に伝達し、回転部材101が回転する。このように、分子ポンプ1全体に発生したトルクの一部が回転部材101の回転に消費されるため、分子ポンプ1と真空容器205の接合部に与える負担を低減することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は分子ポンプに関し、例えば、半導体製造装置に使用するターボ分子ポンプなどに関する。
【0002】
【従来の技術】
ターボ分子ポンプやねじ溝式ポンプなどの分子ポンプは、例えば、半導体製造装置の排気や、電子顕微鏡などの高真空を要する真空装置に多用されている。
これら分子ポンプの吸気口には、フランジが設けられており、真空容器の排気口にボルトなどで固定できるようになっている。このフランジと真空容器の排気口の間にはOリングやガスケットなどが挟んであり、分子ポンプと排気口との間の気密性が保たれるようになっている。
【0003】
分子ポンプの内部には、回転自在に軸支され、モータ部により高速回転が可能なロータ部と、分子ポンプのケーシングに固定されたステータ部が設けられている。
分子ポンプは、ロータ部が高速回転することにより、ロータ部とステータ部が排気作用を発揮する。そして、この排気作用により、分子ポンプの吸気口より気体が吸引され、排気口から排気される。
通常、分子ポンプは、分子流領域(真空度が高く分子同士が衝突する頻度が小さい領域)にて気体を排気する。分子流領域で排気能力を発揮するためには、ロータ部は、例えば毎分3万回転程度の高速回転を行う必要がある。
【0004】
ところで、分子ポンプの運転中に何らかのトラブルが発生し、ロータ部がステータ部やその他の分子ポンプ内の固定した部材に接触したり衝突することがある。特に、ロータ部が運転中に破壊した場合、ロータ部が回転する運動エネルギー(以下回転エネルギー)がステータ部や固定部材に伝達し、分子ポンプ全体をロータ部の回転方向に回転させる大きなトルクが瞬時に発生する。このときの回転エネルギーはフランジを介して、ポンプ固定部(ボルト)や真空容器に伝達されるため、これらポンプ固定部や真空容器に負担を与えることがあった。
そこで、従来はこの負担を緩和するために、例えば、ポンプ内部に緩衝材を設置したり、ケーシングを二重化して、ポンプ固定部や真空容器に伝達されるエネルギーを分散・吸収し、ロータ部の破壊などにより発生するトルクの低減を図っている。
また、フランジに緩衝機構を設けたものとして次のものがある。
【0005】
【特許文献1】特開平10−274189
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これらの方法では内部構造の複雑になり、分子ポンプの製造コストが高くなってしまうという問題点があった。
また、既存のポンプに外観や性能を変更することなくトルク低減機能を容易に付加することは困難であった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、ロータ部の破壊などによって分子ポンプに発生するトルクを効果的に低減する機構を備えた分子ポンプ、及び分子ポンプ用中継部材を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、請求項1に記載した発明では、吸気口及び排気口が形成された筐体と、前記筐体内に形成されたステータと、前記ステータに対して同心に配設されたシャフトと、前記シャフトを前記ステータに対して回転自在に軸支する軸受と、前記シャフトに取り付けられ、前記シャフトと一体になって回転するロータと、前記シャフトを駆動して回転させるモータと、前記筐体に配設され、前記筐体に前記ロータの回転方向のトルクが作用した場合に、前記筐体から前記トルクの伝達を受けて回転する回転部材と、を具備したことを特徴とする分子ポンプを提供する。
請求項2に記載の発明では、前記回転部材が、前記ロータの回転方向と逆の方向に回転するのを防止する逆転防止手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の分子ポンプを提供する。
請求項3に記載の発明では、前記回転部材が、前記筐体の前記吸気口側に設けてある円筒部材であることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の分子ポンプを提供する。
請求項4に記載の発明では、前記回転部材が、前記筐体の前記排気口側に設けてある円筒部材であることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の分子ポンプを提供する。
請求項5に記載の発明では、前記回転部材は、前記筐体の前記排気口側の底面に設けてある円板部材、又はリング状部材であることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の分子ポンプを提供する。
請求項6に記載の発明では、管状部材と、ロータを備えた分子ポンプに取り付けられる、前記管状部材の一端に設けられた第1のフランジと、排気対象の排気口に取り付けられる、前記管状部材の他端に設けられた第2のフランジと、前記管状部材の周囲に配設され、前記分子ポンプからの前記ロータの回転方向のトルクを受けて回転する回転部材と、を具備したことを特徴とする分子ポンプ用中継部材を提供する。
請求項6に記載の発明で、前記回転部材に、前記ロータの回転方向と逆の方向に回転するのを防止する逆転防止手段を具備するように構成することも可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1〜図5を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
図1は、本実施の形態に係る分子ポンプ1の概要を説明するための図である。
分子ポンプ1は、円筒形状を有するケーシング16、ケーシング16内に回転自在に軸支されたロータ部24、ケーシング16の基底をなす円盤状のベース27、ケーシング16の周囲に配設され、ロータ部24の回転方向に回転自在な回転部材101(ホイール)などから構成されている。
分子ポンプ1の吸気口にはフランジ61が形成されており、ボルト65によって真空容器205の底部に設けられた排気口に固定されている。
【0010】
ロータ部24は、図示しないモータ部によって、矢線A方向にみて時計方向(図1中の回転方向を示す矢線方向)に高速回転する。ロータ部24の回転により、真空容器205内のガスが分子ポンプ1の吸気口に吸入され、図示しないが、分子ポンプ1の排気口から排出される。
回転部材101には、逆転防止機構が設けてあり、ロータ部24と同じ方向、即ち矢線A方向にみて時計方向に回転することはできるが、逆方向には回転できないようになっている。
【0011】
このように構成された分子ポンプ1で、ロータ部24が高速回転中に破壊するなどして、ステータ部などの分子ポンプ1に固定された部材に接触・衝突すると、ロータ部24の回転エネルギーにより、分子ポンプ1全体がロータ部24の回転方向に回転するトルクが発生する。このとき、回転部材101に設けられた逆転防止機構を介して、このトルクが回転部材101に伝達する。
ここで、回転部材101は、ロータ部24の回転方向には回転することができるので、伝達されたトルクにより、回転部材101はロータ部24の回転方向(図1中の回転方向を示す矢線方向)に分子ポンプ1と同期して回転する。
【0012】
分子ポンプ1は、真空容器205との固定部分の抵抗によって急速に減速するが、回転部材101は慣性によって回転を続ける。そして、回転部材101は摩擦抵抗により徐々に減速して停止する。
このように、回転部材101を設けたことにより、ロータ部24の回転エネルギーの少なくとも一部は回転部材101を回転させる回転エネルギーとして消費される。
そして消費された分だけ分子ポンプ1全体を回転させるエネルギーが低下し、分子ポンプ1と真空容器205の接合部などに与える負担を軽減することができる。
【0013】
(2)実施形態の詳細
以下、図2〜図4を用いて本実施の形態、及び変形例について詳細に説明する。
図2は、本実施の形態の分子ポンプ1の軸線方向の断面を示した図である。
本実施の形態では、分子ポンプの一例としてターボ分子ポンプ部とねじ溝式ポンプ部を備えた、いわゆる複合翼タイプの分子ポンプを例にとり説明する。
分子ポンプ1の外装体を形成するケーシング16は、円筒状の形状をしており、ケーシング16の底部に設けられた円盤状のベース27と共に分子ポンプ1の筐体を構成している。そして、ケーシング16の内部には、分子ポンプ1に排気機能を発揮させる構造物が収納されている。
これら排気機能を発揮する構造物は、大きく分けて回転自在に軸支されたロータ部24とケーシング16に対して固定されたステータ部から構成されている。
更に、分子ポンプ1は、吸気口6側がターボ分子ポンプ部により構成され、排気口(図示しないが、ベース27の底部付近に設けられている)側がねじ溝式ポンプ部から構成されている。
【0014】
ロータ部24は、吸気口6側(ターボ分子ポンプ部)に設けられたロータ翼21と、排気口側(ねじ溝式ポンプ部)に設けられた円筒部材29、及びシャフト11などから構成されている。ロータ翼21は、シャフト11の軸線に垂直な平面から所定の角度だけ傾斜してシャフト11から放射状に伸びたブレードから構成されており、ターボ分子ポンプ部では、これらロータ翼21が軸線方向に複数段形成されている。
円筒部材29は、外周面が円筒形状をした部材であり、ねじ溝式ポンプ部のロータ部24側を構成している。
【0015】
シャフト11は、ロータ部24の軸を構成する円柱部材である。
図示しないが、分子ポンプ1は、ロータ部24を回転自在に軸支する軸受部、ロータ部24を回転させるモータ部などを備えている。本実施の形態では、軸受部を、ロータ部24の変位をセンシングして、センシングした変位信号からコイルの発生する磁界を制御することにより、ロータ部24を磁気浮上させる磁気軸受とするが、転がり軸受など他の軸受を用いても良い。
【0016】
ケーシング16の内周側には、ステータ部が形成されている。このステータ部は、吸気口6側(ターボ分子ポンプ部)に設けられたステータ翼22と、排気口側(ねじ溝式ポンプ)に設けられたねじ溝スペーサ5などから構成されている。
ステータ翼22は、シャフト11の軸線に垂直な平面から所定の角度だけ傾斜してケーシング16の内周面からシャフト11に向かって伸びたブレードから構成されており、ターボ分子ポンプ部では、これらステータ翼22が軸線方向に、ロータ翼21と互い違いに複数段形成されている。各段のステータ翼22は、円筒形状をしたスペーサ23により互いに隔てられている。
【0017】
ねじ溝スペーサ5は、内周面にらせん溝が形成された円柱部材である。ねじ溝スペーサ5の内周面は、所定のクリアランス(間隙)を隔てて円筒部材29の外周面に対面するようになっている。ねじ溝スペーサ5に形成されたらせん溝の方向は、らせん溝内をロータ部24の回転方向にガスが輸送された場合、排気口に向かう方向である。らせん溝の深さは排気口に近づくにつれ浅くなるようになっており、らせん溝内を輸送されるガスは排気口に近づくにつれて圧縮されるようになっている。
これらステータ部はステンレスやアルミニウム合金などの金属を用いて構成されている。
【0018】
ベース27は、円盤形状を有した部材であって、分子ポンプ1の基底部分を構成すると共に、磁気軸受部を介してロータ部24を回転自在に保持している。
ベース27の外周には、軸線と同心にワンウェイベアリング102が2つ配設されてると共に、更にワンウェイベアリング102の外周には円筒形状を有する回転部材101が配設されている。そして、回転部材101の外周には、回転部材101に接しないように所定のクリアランスを設けて、円筒状の保護カバー103が取り付けられている。
ここで、ワンウェイベアリングとは、逆転防止機構を設けることにより、一方向にのみ回転するように構成したベアリングであり、一般に広く用いられている。
より詳細には、ワンウェイベアリング102は、内周側を構成する内周リング、外周側を構成する外周リングの2重のリングから構成されており、内周リングと外周リングの間には、内周リングに対して外周リングが一方向のみに回転するように逆転防止機構が設けられている。
【0019】
分子ポンプ1では、ワンウェイベアリング102の内周リングの内周面はベース27の外周面に固定してあり、外周リングの外周面は回転部材101の内周面に固定してある。このため、回転部材101は、ベース27に対し、所定の方向にのみ自由に回転することができる。本実施の形態では、回転部材101の回転方向をロータ部24の回転方向と同方向に設定する。即ち、ロータ部24が図2中の矢線A方向にみて時計方向に回転する場合、回転部材101も矢線A方向にみて時計方向に回転する。
以下、ロータ部24の回転方向を順方向、ロータ部24の回転方向の逆方向を逆方向と呼ぶことにする。
【0020】
回転部材101は、例えば、ステンレス、銅、アルミ、鉄などの金属材料によって構成することができる。
なお、回転部材101の材質はこれら金属に限定せず、セラミックスや合成樹脂など各種のものを用いることができる。回転部材101の目的は分子ポンプ1の回転エネルギーを消費することなので、角運動量保存則を考慮すると密度が大きく質量の大きい材料(重量物)が回転部材101の素材として比較的に好ましいことがわかる(回転部材101の質量が大きいほど、回転部材101の回転に費やされるエネルギーが大きくなる)。
【0021】
以上のように構成された分子ポンプ1は、以下のように動作する。
まず、磁気軸受部がシャフト11を磁気浮上させることにより、ロータ部24を非接触で空間中に軸支する。
次に、モータ部が作動し、ロータを順方向に回転させる。回転速度は例えば毎分3万回転程度である。
ロータ部24が回転すると、ロータ翼21とステータ翼22の作用により、吸気口6からガスが吸引され、下段に行くほど圧縮される。
ターボ分子ポンプ部で圧縮されたガスは、更にねじ溝式ポンプ部で圧縮され、排気口から排出される。
【0022】
このように、分子ポンプ1が運転している最中に、ロータ部24がステータ部に接触・衝突した場合、次のようにして、ロータ部24の回転エネルギーの少なくとも一部が回転部材101により消費される。
なお、ロータ部24がステータ部に接触・衝突する場合としては、例えば、ロータ部24が回転中に破壊して、ステータ部に衝突する場合や、分子ポンプ1内部に堆積した堆積物(半導体製造装置に分子ポンプ1を用いると半導体の製造に用いる反応ガスが分子ポンプ1内で固化し堆積する)がロータ部24に衝突する場合などがある。
【0023】
ロータ部24が高速回転している最中に、何らかの理由でこれがステータ部に接触、あるいは衝突すると、ロータ部24の運動エネルギーがステータ部に伝達し、分子ポンプ1全体を順方向に回転さるトルクが発生する。このトルクはワンウェイベアリング102の逆転防止機構を介して回転部材101にも伝達する。
そして、回転部材101は、ロータ部24の回転方向に回転自在であるので、ロータ部24の回転方向に回転する。
より詳細には、分子ポンプ1を順方向に回転させるトルクが発生すると、分子ポンプ1がたわみながら順方向に回転する。回転部材101は逆方向に回転することができないので、分子ポンプ1と共に順方向に回転する。分子ポンプ1の回転は、真空容器205に固定されているので速やかに減速するが、回転部材101は慣性により順方向の回転を続ける。
【0024】
これにより、分子ポンプ1を回転させるエネルギーの少なくとも一部が回転部材101を回転させるエネルギーとして消費されるため、分子ポンプ1を回転させるエネルギーが低下し、この結果、分子ポンプ1を取り付けている固定部や、真空容器205に与える負担(順方向にねじろうとする力)が低減される。よって、分子ポンプ1の安全性が高まる。
以上のようにワンウェイベアリング102の逆転防止機構は、分子ポンプ1に発生したトルクを回転部材101に伝達するトルク伝達手段としても作用している。
【0025】
図3は、本実施の形態の第1の変形例を説明するための図である。このうち、図3(b)は、分子ポンプ1bの軸線方向の断面を示した断面図であり、図3(a)は、図3(b)で分子ポンプ1bを矢線X方向にみた断面図である。先に説明した実施の形態と同じ構成要素には同じ符合を付して説明する。
第1の変形例では、回転部材101bがケーシング16bの周囲に設けられている。また、先に説明した実施の形態では、逆転防止機構をワンウェイベアリング102を用いて構成したが、本変形例は、回転部材101bの両端面に形成したガイド溝105とケーシング16b側に配設したガイドピン106により構成する。
【0026】
図3(b)において、ケーシング16bの上端と下端の外周にはそれぞれフランジ状に張り出した張り出し部107、108が形成されている。
張り出し部107、108には、それぞれ2カ所、軸線に対して対称な位置にガイドピン106を装着するための貫通孔が形成されている。
また、ガイドピン106を装着するための貫通孔の周方向の位置は、張り出し部107、108で揃えられている。
ガイドピン105は、これらの貫通孔に装着されており、先端部が張り出し部107、108が向かい合う方向に所定の量だけ露出している。
【0027】
回転部材101bは、ステンレスなどの金属材料で構成された円筒部材であり、その上端面と下端面にはそれぞれ、図3(a)に示したようなガイド溝105が形成されている。
ガイド溝105は、軸線と同心に形成された円弧であって、軸線に対して対称に2つ形成されている。
これらガイド溝105にガイドピン106の露出している部分が挿入され、ガイド溝105の順方向の端部(反対側の端部を他端部と呼ぶことにする)に当接している。
更に、張り出し部107、108の外周には円筒状の保護カバー103bが取り付けてある。
【0028】
以上のように構成した分子ポンプ1bを運転しているときに、ロータ部24がステータ部などに接触・衝突した場合、回転部材101bは次のように作用する。
分子ポンプ1bが通常運転する場合は、回転部材101bは、所定の位置(端部がガイドピン106に当接する位置)に固定したまま保持されている。
ロータ部24がステータ部などに接触・衝突すると、ロータ部24が有している回転エネルギーにより、分子ポンプ1b全体を順方向に回転させるトルクが生じる。
このときロータ部24が有していた回転エネルギーの少なくとも一部はガイドピン106と回転部材101bの当接部を介して回転部材101bに伝達する。
【0029】
その結果、回転部材101bは、ガイド溝105がガイドピン106に沿うように、順方向に回転する。そして、回転部材101bは、ガイドピン106がガイド溝105の他端に当ることにより静止する。
このように、接触・衝突前のロータ部24が有していた回転エネルギーの少なくとも一部は回転部材101bの回転エネルギーとして消費されるため、分子ポンプ1b全体を順方向に回転させようとする回転エネルギーが小さくなり、分子ポンプ1bが真空容器205との接合部などに与える負担を軽減することができる。
【0030】
なお、本変形例では、回転部材101bを適切に動作させるために、平常時はガイドピン106をガイド溝105の端部に常に当接するように保持する必要がある。本変形例では、この保持を行うための保持機構は図示していないが、この保持機構は、例えば、ガイドピン106がガイド溝105の端部に当接した状態で回転部材101bの位置を仮止めねじでねじ止めしたり、ガイド溝105の他端部からガイドピン106にかけてバネを圧縮して挿入しておき、ガイドピン106がガイド溝105の端部に押圧することにより構成することができる。
【0031】
図4は、本実施の形態の第2の変形例を説明するための図である。このうち、図4(a)は、分子ポンプ1cの軸線方向の断面図であり、図4(b)は、分子ポンプ1cの底部を排気口側から見た図である。先に説明した実施の形態と同じ構成要素には同じ符合を付して説明する。
本変形例では、分子ポンプ1cの底部に回転部材101cが設けてあり、分子ポンプ1cに順方向のトルクが生じた場合、回転部材101cがこれを受けて回転するようになっている。
回転部材101cは、リング形状を有した平板部材であり、分子ポンプ1cの軸線に対して対称に2つのガイド溝110が形成されている。
ガイド溝110は、軸線上に中心を有する円弧であって、軸線方向に貫通している。
【0032】
分子ポンプ1cの底部には、この回転部材101cが、ガイドピン111、バネ112、ワッシャー113によりロータ部24と同心に取り付けられている。
ガイドピン111は、先端に周囲に張り出した張り出し部を有しており、他端は回転部材101cのガイド溝110を貫通してベース27cの底面に固着されている。ガイドピン111は、ガイド溝110と同様に、分子ポンプ1cの軸線に対して対称の位置に2つ配置されている。
ガイドピン111の張り出し部の分子ポンプ1c側には、コイル状のバネ112の一端が当接しており、他端はワッシャー113の端面と当接している。そしてワッシャー113の他端面は回転部材101cの底面に当接している。
【0033】
バネ112は、圧縮してガイドピン111の張り出し部とワッシャー113の間に配設されており、バネ112の伸張力により、回転部材101cはベース27cの底面に押圧されている。この押圧力による回転部材101c・ベース27c底面間の摩擦力により、回転部材101cが軸線回りに自由に回転しないように回転部材101cの動きを制限している。即ち、バネ112は、回転部材101cを所定の位置に保持する保持機構を構成している。
また、回転部材101cのガイドピン111に対する軸線回りの位置は、ガイドピン111がガイド溝110の順方向の端部に当接するように設定されている。
【0034】
以上のように構成された分子ポンプ1cにおいて、回転部材101cは次のように動作する。
まず、分子ポンプ1cが通常運転する場合は、回転部材101cは、バネ112の押圧力により所定の位置に固定したまま保持される。
分子ポンプ1cの運転中に、ロータ部24がステータ部などに接触・衝突すると、ロータ部24が有している回転エネルギーにより、分子ポンプ1cを順方向に回転させるトルクが生じる。
このときロータ部24cの有していた角運動量の少なくとも一部はガイドピン111と回転部材101cの当接部を介して回転部材101cに伝達する。
【0035】
その結果、回転部材101cをロータ部24の回転方向に回転させる回転力が発生する。この場合、ロータ部24の有していた回転エネルギーが大きいために、回転部材101cを回転させる回転力が回転部材101cとベース27cの底面との間の摩擦力より大きくなり、回転部材101cは、ガイド溝110がガイドピン111に沿うように回転する。
そして、回転部材101cは、ガイドピン111がガイド溝110の他端部に当るか、又は、回転部材101cとベース27cの底面との間の摩擦力により静止する。
【0036】
このように、接触・衝突前のロータ部24が有していた回転エネルギーの少なくとも一部は回転部材101cの回転エネルギーとして消費されるため、分子ポンプ1c全体をロータ部24の回転方向に回転させようとする回転エネルギーが小さくなり、分子ポンプ1cが真空容器205との接合部などに与える負担を軽減することができる。
本変形例は、回転部材101cを分子ポンプ1cの底面に配設するため、分子ポンプ1cのラジアル方向の大きさを従来の分子ポンプと同じに保つことができる。また、構造も簡単であるので容易に製造することができる。
【0037】
図5は、本実施の形態の第3の変形例を説明するための図である。このうち、図5(b)は、分子ポンプ1dと中継部材130の軸線方向の断面を示した断面図であり、図5(a)は、図5(b)で中継部材130を矢線Y方向にみた断面図である。先に説明した実施の形態と同じ構成要素には同じ符合を付して説明する。
図5(b)において、分子ポンプ1dは一般に使用されている通常の分子ポンプであって、回転部材101dなどのロータ部24の接触・衝突に対する対策は施していない。分子ポンプ1dは、中継部材130を介して真空容器205に接続しており、中継部材130に、分子ポンプ1dで発生したロータ部24の回転方向の衝撃を緩衝する緩衝機構が設けられている。
以下に、中継部材130について説明する。
【0038】
中継部材130は、管状部材129の両端にそれぞれフランジ127、128が形成されている。
フランジ127は、真空容器205の排気口に接続されており、フランジ128は分子ポンプ1dの吸気口6に形成されたフランジに接続されている。真空容器205内のガスは管状部材129の内部を通って吸気口6に吸引される。
管状部材129の周囲には、リング形状を有する部材であるストッパー120、回転部材101d、保護カバー125が、この順に内周側から配設されている。
【0039】
ストッパー120は、管状部材129に固着してあり、そのため、中継部材120に固定されている。ストッパー120はL型形状の断面を有しており、L型形状の一辺が管状部材129の周囲に張り出すように設置されている。この張り出した一辺とフランジ128の間の空間が成すリング状の空間に回転部材101dが収納されている。
そして、このリング状の空間において回転部材101dの周囲に所定のクリアランスが設定してあり、回転部材101はこのリング状の空間で回転することができるようになっている。
回転部材101dの周囲には、保護カバー125が設けられている。
【0040】
中継部材130には、回転部材101dがロータ部24の回転方向の回転を許容し、逆方向の回転を防止する逆転防止機構が軸線に対して対称の位置に2カ所施されている。
この逆転防止機構は、図5(a)に示したように、ストッパー120に形成された切り欠き部126、回転部材101dに形成されたピン収納孔122、コイル状のバネ123、ピン121から構成されている。
切り欠き部126は、ラジアル方向に切り込みを入れ、順方向に行くにつれて徐々に浅くなるようになっている。
【0041】
ピン収納孔122は、回転部材101dの内周面に形成されている。ピン収納孔122の底部は、回転部材101dを貫通していない。
そして、ピン収納孔122には、ピン121が挿入してあり、ピン121の端部とピン収納孔122の底部との間にコイル状のバネ123が圧縮して収納してある。
ピン121は、バネの123の弾性力により、回転部材101dの内側に押し出され、ストッパー120の切り欠き部126の切り込み部の位置に付勢されている。
【0042】
この逆転防止機構では、回転部材101dが逆方向に回転しようとすると、ピン121が切り欠き部126の切り込み部に引っかかり回転することができない。一方、回転部材101dが順方向に回転する場合は、切り欠き部126の切り込み深さが連続的に浅くなるため、回転部材101dが回転するにつれて、ピン121がピン収納孔122に押し込まれ、回転することができる。
【0043】
以上のように構成された中継部材130の動作について説明する。
分子ポンプ1dが通常運転を行う場合は、回転部材101dは静止したまま保持され、特に変化はない。
次に、分子ポンプ1dで、ロータ部24がステータ部に接触・衝突するなどして、分子ポンプ1d全体にロータ部24の回転方向に回転させるトルクの衝撃が生じた場合、このトルクはフランジ128を介して中継部材130に伝達する。
【0044】
これにより、中継部材130はロータ部24の回転方向に回転しようとする。
すると、このトルクが切り欠き部126の切り込み部からピン121に伝達し、更にピン121から回転部材101dに伝達する。
回転部材101dは、ロータ部24の回転方向に回転できるので、伝達してきたトルクにより、回転部材101dは順方向に回転する。
このように、本変形例では、ロータ部24の接触・衝突によって分子ポンプ1dに生じた回転エネルギーの一部を、回転部材101dの回転により消費することができるため、分子ポンプ1dが真空容器205に及ぼすトルクを低減することができる。
【0045】
本変形例の中継部材130は、分子ポンプ1dから独立した部材として構成されている。
そのため、現在製造されている分子ポンプ1dの設計を変更する必要がなく、低価格でロータ部24の破壊などによる緩衝機構を提供することができる。
更に、既に市場に出回っており、現在使用されている分子ポンプ1dに後付けで取り付けることができる。
【0046】
以上、実施の形態、及び各変形例について説明したが、何れもロータ部24が破壊などして分子ポンプ1などの全体を回転させるトルクが発生した場合に、これを回転部材101などの回転エネルギーとして消費することができるようになっている。
また、これら実施の形態、及び各変形例では、回転部材101〜101dの取り付け位置がそれぞれ異なるが、これら取り付け位置の相違によっても異なる効果が得られると考えられる。
例えば、回転部材101、101cは、真空容器205から離れた位置に設けられている。分子ポンプ1、1cにロータ部24の回転方向のトルクが生じた場合、固定部から離れた位置ほど分子ポンプ1、1cのロータ部24の回転方向のたわみが大きくなり、これによって効果的に回転部材101、101cを回転させることができると考えられる。
【0047】
一方、回転部材101b、101dは、真空容器205の近い位置に設けられているため、分子ポンプ1b、1dが真空容器205との接合部に与える負担を効果的に低減できると考えられる。
何れの位置に回転部材101などを設置するのが効果的であるかは、個々の分子ポンプ1などの構造や形状などにもよると考えられ、個々に最適な位置に回転部材101などを取り付ければよい。
また、例えば、分子ポンプ1の吸気口側と排気口側の2カ所に回転部材を設けるなど、複数の回転部材を組み合わせてもよい。
【0048】
以上説明したように本実施形態、及び各変形例により以下のような効果を得ることができる。
まず、回転部材が分子ポンプ1の内部ではなく、フランジ61、ケーシング16、ベース27などの外周に設置することができるため、分子ポンプ1の内部構造が複雑にならない。そのため、製造コストを低く押さえながらトルク低減機能を設置することができる。
更に、分子ポンプ1の構造、性能を大幅に変更することなく既存の分子ポンプ1にトルク低減機能を容易に付加することができる。
分子ポンプ1b〜1dに関しても同様である。
【0049】
以上、本発明の1実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、ロータ部の破壊などによって分子ポンプに発生するトルクを効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る分子ポンプの概要を説明するための図である。
【図2】本実施の形態の分子ポンプの軸線方向の断面を示した図である。
【図3】本実施の形態の第1の変形例を説明するための図である。
【図4】本実施の形態の第2の変形例を説明するための図である。
【図5】本実施の形態の第3の変形例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 分子ポンプ
5 ねじ溝スペーサ
6 吸気口
11 シャフト
16 ケーシング
21 ロータ翼
22 ステータ翼
23 スペーサ
24 ロータ部
27 ベース
29 円筒部材
61 フランジ
65 ボルト
101 回転部材
102 ワンウェイベアリング
103 保護カバー
105 ガイド溝
106 ガイドピン
107 張り出し部
108 張り出し部
110 ガイド溝
111 ガイドピン
112 バネ
113 ワッシャー
120 ストッパー
121 ピン
122 ピン収納孔
123 バネ
126 切り欠き部
125 保護カバー
127 フランジ
128 フランジ
130 中継部材
205 真空容器

Claims (6)

  1. 吸気口及び排気口が形成された筐体と、
    前記筐体内に形成されたステータと、
    前記ステータに対して同心に配設されたシャフトと、
    前記シャフトを前記ステータに対して回転自在に軸支する軸受と、
    前記シャフトに取り付けられ、前記シャフトと一体になって回転するロータと、
    前記シャフトを駆動して回転させるモータと、
    前記筐体に配設され、前記筐体に前記ロータの回転方向のトルクが作用した場合に、前記筐体から前記トルクの伝達を受けて回転する回転部材と、
    を具備したことを特徴とする分子ポンプ。
  2. 前記回転部材が、前記ロータの回転方向と逆の方向に回転するのを防止する逆転防止手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の分子ポンプ。
  3. 前記回転部材は、前記筐体の前記吸気口側に設けてある円筒部材であることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の分子ポンプ。
  4. 前記回転部材は、前記筐体の前記排気口側に設けてある円筒部材であることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の分子ポンプ。
  5. 前記回転部材は、前記筐体の前記排気口側の底面に設けてある円板部材、又はリング状部材であることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の分子ポンプ。
  6. 管状部材と、
    ロータを備えた分子ポンプに取り付けられる、前記管状部材の一端に設けられた第1のフランジと、
    排気対象の排気口に取り付けられる、前記管状部材の他端に設けられた第2のフランジと、
    前記管状部材の周囲に配設され、前記分子ポンプからの前記ロータの回転方向のトルクを受けて回転する回転部材と、
    を具備したことを特徴とする分子ポンプ用中継部材。
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