JP2004141506A - 昇降自在椅子 - Google Patents

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JP2004141506A
JP2004141506A JP2002312045A JP2002312045A JP2004141506A JP 2004141506 A JP2004141506 A JP 2004141506A JP 2002312045 A JP2002312045 A JP 2002312045A JP 2002312045 A JP2002312045 A JP 2002312045A JP 2004141506 A JP2004141506 A JP 2004141506A
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control rod
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lifting
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Seiji Kako
加古 聖二
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Abstract

【課題】コタツや座卓で使用可能な高さから通常使われる人のひざ程度の高さまでを座ったまま自由に調整することができ、好みの高さで使用できる椅子を提供し、さらに、これを持ち運びや収納を楽に行えるように軽量小型化した昇降自在椅子の作成を目的とする。
【解決手段】本発明は、移動軸用長螺子の回転により制御棒を移動させ、制御棒の位置によってパンタグラフ式昇降脚の角度を変化させることにより、自在に椅子の座面の高さを調節する。また、パンタグラフ式昇降脚の長さの比率を変化させ、昇降に伴う角度変化も可能にできる。
【選択図】図7

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、座席を任意の高さに調整できる椅子の昇降装置に関する。
本発明は、単に椅子のみにとどまらずパンタグラフ式の昇降機構を持つすべての昇降機に応用可能である。
【0002】
【従来の技術】
パンタグラフ式の昇降機構を持つ座席昇降装置としては、特許公開 平9−121971号、特許公開 2000−157573号 等が公開されており、軽量な昇降可能な座椅子としては、特許公開 平9−187339号 等が知られている。しかしながら、特許公開 平9−121971号は、構造的に複雑で、かつ圧縮空気を送り込むポンプが必要で持ち運びには不向きである。また、特許公開 2000−157573号は、立ち上がり補助が主目的で、高い位置での固定使用時には、モータに逆回転方向(降下方向)に常に負荷がかかり、これに対するロック方法は示されていない為、何らかのロック機構を持たせる必要がある。次に、特許公開 平9−187339号は、持ち運びできるよう軽い構造に考慮されているが、低い位置では座面が前に出た形となり持ち運び時の大きさが問題となり、自宅内程度での移動くらいが限度になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
座椅子は、コタツや座卓などを使用する際に大変便利に使用されている。しかしながらその座面が床面とほとんど変わらず、高齢者等には、たちあがる際に不便を感じる人は少なくない。一般的な椅子であれば、座面が高く、あまり立ち上がりに不便を感じない。そこで、本発明は、コタツや座卓で使用可能な高さから通常使われる人のひざ程度の高さまでを自由に座ったまま調整することができ、好みの高さで使用できる椅子を提供し、さらに、これを持ち運びや収納を楽に行えるように軽量小型化した昇降自在椅子の作成を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一対の昇降用脚、制御棒、移動軸となる長螺子に連結されたモータを含むギアボックス、レールを持つ天板、地板、昇降スイッチ、および最低、最高位置を決めるリミットスイッチを組み合わせた昇降装置を折りたたみ座椅子の下部に構成する。
【0005】
各図面の中の太枠内は、その部品または組み付け部品の多面図となっている。ただし、簡易的なイメージ表現したもので必ずしも実寸の比率で描かれたもので
はない。ここで、
【図1】は部品図であり
【図2】から
【図7】は組み立ての概要図
【図8】は傾斜発生時の説明用である。
【0006】
1の平板に2のレールを
【図2】のように配置、固定しA(天板および地板)を2枚作る。(天板と地板はまったく同じ物でよい。)
【0007】
3の脚を2本組み合わせ
【図3】のようにビスおよびナットで組み付けて、B(昇降脚)を2組作る。B昇降脚は中央にビスが貫通しただけで両側を止めているために、2本の脚は互いの角度を自由に変えることができる。このとき脚と脚の間にワッシャを入れることにより、脚同士がこすれ合わなくなるので摩擦を減らすことができる。
【0008】
4の移動軸用長螺子に連結されたギアボックスの長螺子部に5の制御棒を
【図4】のように取り付けC(制御機構)を作る。5の制御棒には、左右にビス止め用の螺子がきってあり、中央に移動軸用長螺子に合わせた螺子がきられている。C制御機構は制御棒が回転せずに移動軸用長螺子が回転したとき、制御棒が螺子の進行方向に合わせて移動する。また、移動軸用長螺子の回転が起こらない限り制御棒の移動も起こらないので、高さ調整の際のロック機構をも兼ね備えることになる。(制御棒や移動軸用長螺子には、重力により常に降下方向(外側)への力がかかっているが螺子の回転方向とはまったく違う方向への力であり螺子の回転力にはなり得ない。)
【0009】
Aの天板の内側にBの昇降脚およびCの制御機構を移動側の脚が外側になるようにする。移動側の組み付けは6のスペーサ小をレールと脚の間に入れ、昇降脚のビスの頭がレールにあたらないようにするとともに、レールと脚および制御棒
のがたつきをなくし
【図5】のようにビスにより組み付ける。固定側の組み付けは7のスペーサ大をレールと脚の間に入れ,がたつきをなくしビスおよびナットで組み付ける。
【0010】
左右の脚の組み付けが終了後、最低位置および最高位置においても移動軸用長螺子が制御棒を理想的に動かせる位置にギアボックスを固定する。ここで2本のレールの溝と移動軸は必ず平行になるように配置する。(ここの平行が崩れると制御棒が移動できなくなる。)ギアボックスが固定されたら、モータを回転させ最低位置と最高位置の決定をするため、8のリミットスイッチをそれぞれ取り付けD(昇降駆動装置)を作る。D昇降駆動装置はギアボックスが天板に固定されるので昇降軸用長螺子の位置が固定された状態となる。制御棒は、左右の昇降脚によって移動用長螺子の回転方向に対しては固定される為、移動用長螺子の上を長螺子の回転に合わせて移動する。また、制御棒は昇降脚の止め穴にビスが貫通しているだけの状態にあり、昇降脚との角度が変化可能で常に移動軸用長螺子との角度を一定に保つことができる。脚と天板の関係も、脚を貫通するビスによる組み付けであるため角度の変化が自在で、この角度は制御棒と移動軸用螺子の位置関係で決定する。天板の制御棒側の組み付けは、レールの溝に沿ってビスが移動可能で、その位置制御棒の位置により決定する。以上のように移動軸用長螺子の回転によって昇降脚を自在に制御できる。つまりモータの回転の正逆回転および停止ををコントロールすれば、移動範囲内の任意の位置に高さを調整できることになる。さらに、リミットスイッチは最低位置、最高位置に制御棒が到達したときに押し込まれ、それぞれの回転方向に対する電源を切断するものにすれば、過剰なモータの回転もなくなる。
【0011】
Dの昇降駆動装置にAの地板を6および7のスペーサを入れてビスおよびナットで組み付けE(昇降装置)が
【図6】のようにできる。
【0012】
Eの昇降装置の天板の上に昇降スイッチを配置した折りたたみ座椅子を固定すれば
【図7】のように完成する。駆動部分とスイッチ類の位置移動がない状態に組み付けることにより、電気配線が固定でき昇降に対する配線ストレスもなくすことができる。
【0013】
この方法では、昇降装置の最低位置の座面の高さはレール2本分と座椅子の座面の高さ程度で、10cm以下に押さえることも可能で、装置そのものの大きさ(座面の広さ)を座布団より一回り大きい程度の60cm位とした場合脚の長さも60cm程度になる。ここから安全を考え、座面の半分までを移動可能にした場合50cm程度の上昇が可能である。これにより、最高位置の高さが50cmを超えることが可能で、通常の人のひざの高さより高くなる。ひざの位置より高い椅子に座ったり立ったりする事は、比較的に楽にできる作業であり、立ち上がりや座るときの補助となる。当然のことながら使用者が自分の体に合わせた位置でモータを止めれば、わざわざ高すぎる位置まで上昇させる必要もない。
【0014】
また、座面に昇降に伴い角度変化をつけたい場合は、
【図8】のように脚のビス穴の位置を変更して前方と後方の長さに差をつければ、2本の脚の先端をそれぞれa、b、c、d、交点をe とした場合、△aed と △ceb は常に合同で 辺ae:辺eb=∠ebc:∠ead となる。また、辺ad と辺cb のそれぞれの延長線上の交点をf としたとき ∠afc=∠ebc−∠ead となる。このため最低位置のとき角度差は最も小さく、最高位置のときに角度差は最大となる。これを利用し上昇に応じた角度の変化がつけられる。さらに、天板上部もしくは、地板下部に角度補正用のスペーサを挿入すれば、最低位置では前上がり最高位置では前下がりにするなどと、様々な形に対応も可能になる。
【0015】
部品選択にもよるが、構成事態が大変単純で軽量なため全体重量が3kg以内に押さえられ、折りたたみ収納や持ち運びにも便利である。ここでは特に規定していないが、モータ用の電源を乾電池やニッカドバッテリのような比較的軽量小型で持ち運びに適したものを採用すれば、自宅内に限らず集会場や屋外などに持ち運び使用することもできる。(縦横60cm高さ15cm程度であれば大き目のバッグがあれば十分収納可能である。)
【0016】
ほかにも地板の下に10cm程度の脚をつけ、背もたれなどに昇降スイッチを移動させれば、低い位置で幼児を座らせた後、椅子を上昇させて楽に幼児を食卓の高さに合わせて座らせることができ、幼児用の食卓椅子として応用が可能である。この場合は落下防止用の肘掛や大きさ等にも工夫(成長に合わせ肘掛位置を変更できたり、背もたれ位置が変更できる等)が必要になる。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、座面の高さを使用者が座ったまま自在に調節し自由に使える椅子として有効で、立ちあがり時の補助ともなり軽量で持ち運びにも大変便利な手段であり、使用部品も少なく安価に加工可能な手段として大変有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】部品図
1 平板  2枚
2 レール  4本
3 脚  4本
4 モータ内蔵ギアボックスつき長螺子  1組
5 制御棒 1本
6 スペーサ(小)  4個
7 スペーサ(大)  4個
8 リミットスイッチ  2個
ほかに、電源ボックス、配線、昇降スイッチ、ビス、ナット、ワッシャ、折りたたみ座椅子の構成部品を使用する。
【図2】天板(地板)組み付け図
【図3】昇降脚組み付け図
【図4】制御機構組み付け図
【図5】昇降駆動装置組み付け図
【図6】昇降装置組み付け図
【図7】昇降自在椅子組み付け図
【図8】傾斜発生の説明図

Claims (2)

  1. 移動軸用長螺子を回転させ、これに連動する制御棒の位置変化によりパンタグラフ式昇降脚の角度を変化させて高さを自在に調節する昇降自在椅子、または昇降装置。
  2. パンタグラフ式昇降脚の比率を変化させたものを使用し、移動軸用長螺子を回転させ、これに連動する制御棒の位置変化によりパンタグラフ式昇降脚の角度を変化させて高さと角度を調整する昇降自在椅子、または昇降装置。
JP2002312045A 2002-10-28 2002-10-28 昇降自在椅子 Pending JP2004141506A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20110576A1 (it) * 2011-04-08 2012-10-09 Bruno Fattorini & Partners Srl Struttura di divano, poltrona o simile ad elevata versatilita' di impiego.
CN105769033A (zh) * 2016-04-08 2016-07-20 高峰 一种坐便器升降辅助装置

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ITMI20110576A1 (it) * 2011-04-08 2012-10-09 Bruno Fattorini & Partners Srl Struttura di divano, poltrona o simile ad elevata versatilita' di impiego.
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