JP2004141307A - パチンコ機 - Google Patents

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JP2004141307A
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Yoshimi Fujita
藤田 芳身
Hiroyuki Nakada
中田 博幸
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

【課題】内枠の外枠に対する施錠を良好に確保することができるパチンコ機を提供する。
【解決手段】外枠及び内枠3からなる機枠本体の上側、下側部分に上側、下側ロック部20a,20bがそれぞれ設けられるパチンコ機1Aにおいて、上側、下側ロック部20a,20bをそれぞれ覆うように上側、下側ガード部材30a,30bを設けた。上側、下側ロック部20a,20bがロックされた状態で、仮にパチンコ機1Aの上方に設けられる点検窓から手、針金又は棒などを挿入して上側鍵16a又は下側鍵16bを回動させようとしても、手、針金又は棒などは上側、下側ガード部材30a,30bに遮られる。このため、上側鍵16a又は下側鍵16bは回動されないので、上側、下側ロック部20a,20bのロックは維持され、不正操作の発生を防止できる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機に係り、特に内枠の不適正な解錠を抑制するパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機の一例として、図3及び図4に示すものがある(特許文献1参照)。図3及び図4において、パチンコ機1は、外枠2と、この外枠2に対して左右方向に開閉するように回動可能に支持される内枠3と、からなる機枠本体4を有している。外枠2は、上タンク5を装着する上板部6と、上板部6に対向して設けられる底板部7と、上板部6及び底板部7を連結する左側、右側(遊技者から見て左側、右側)板部8,9と、から大略構成されている。内枠3は略矩形の窓部10を有し、この窓部10に図示しない遊技盤を装着するようにしている。内枠3における窓部10より左側(遊技者から見て左側。図3では右側)の部分(以下、内枠左側部分という。)11と、外枠2の左側板部8とは図示しないヒンジ機構で連結されている。内枠3はこのヒンジ機構を介して、上述したように外枠2に対して左右方向に開閉するようになっている。なお、内枠3における窓部10より右側(遊技者から見て右側。図3では左側)の部分を以下、内枠右側部分12という。
【0003】
機枠本体4には、内枠3が外枠2に対して閉じられた際、この閉状態が維持されるように、ロック機構13が設けられている。ロック機構13は、外枠2の右側板部9における上側、下側部分にそれぞれ、左側板部8に向けて突出して設けられた上側、下側鍵受け部14a,14bと、内枠右側部分12に上側、下側鍵用支持軸15a,15bを介してそれぞれ回動可能に支持された上側、下側鍵16a,16bと、上側、下側連動用軸18a,18bを介して上側、下側鍵16a,16bを連動可能に連結する連動用板材19とから、大略構成されている。
【0004】
上側鍵16a及び上側鍵受け部14aと、下側鍵16b及び下側鍵受け部14bとがそれぞれロック部を構成し、前記内枠3を閉状態で施錠するようにしている。以下、上側鍵16a及び上側鍵受け部14aからなるロック部を上側ロック部20aといい、下側鍵16b及び下側鍵受け部14bからなるロック部を下側ロック部20bという。ロック部を上下2つ設ける(すなわち、上側、下側ロック部20a,20bを設ける)ことにより、密閉性を高めるようにしている。
上側鍵16aは、途中に前記上側鍵用支持軸15aが挿入される長手状の鍵本体部21aと、鍵本体部21aの一端側から屈曲して延設された係止部22aと、からなり、鍵本体部21aの他端部側に前記上側連動用軸18aを挿入するようにしている。
また、下側鍵16bは、上側鍵16aと同様に、鍵本体部21b及び係止部22bからなり、鍵本体部21bの他端部側に下連動用軸18bを挿入するようにしている。
【0005】
また、機枠本体4の前面側には、図示しないキー操作部が設けられている。このキー操作部にキーを挿入して回動することにより、連動用板材19が上下動する。そして、連動用板材19が上下動することにより上側、下側鍵16a,16bが共に回動し、上側、下側鍵受け部14a,14bに対する係合、離脱が連動して行われるようになっている。
【0006】
すなわち、内枠3が閉じられた状態で上側、下側鍵16a,16bが上側、下側鍵受け部14a,14bに対面し、この対面した状態で、鍵本体部21a,21bが、後述する水平方向に対して傾斜した状態から図4に示すように水平とされることにより係止部22a,22bが上側、下側鍵受け部14a,14bに係合し、上側、下側ロック部20a,20bは施錠された状態になる。
また、上記施錠された状態で連動用板材19が上方向に変位されると鍵本体部21a,21bは、下側鍵用支持軸15a,15bを中心にして図4時計方向に回動し水平方向に対して傾斜した状態となって係止部22a,22bが上側、下側鍵受け部14a,14bから離れ、上側、下側ロック部20a,20bは錠が外された(以下、錠が外されることを、便宜上、解錠という。)状態になる。そして、この解錠状態で、内枠3を手前(図3紙面向こう側)に引くと内枠3は回動して、外枠2に対して図3に示すように開いた状態になる。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−128507号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したパチンコ機1は例えば図5に示すようにホールの島25に設置して用いられる。この場合、島25の上部に設けられるパチンコ球補給用の樋26が詰まったり、樋26に異物が混入したようなトラブルに対処し得るように、島25の上部には開閉自在の幕板27を備えた点検窓28を設けているのが一般的である。そして、前記トラブル発生時に、ホールの店員は幕板27を開けて、樋26中のパチンコ球を押して上タンク5への補給を適正に行わせたり、異物を取り除いたりしてトラブルを解消するようにしている。
【0009】
しかしながら、上述したパチンコ機1では、点検窓28から手、針金又は棒などを挿入して、上側鍵16aが図4時計方向に回動されて上側ロック部20aが解錠されると、上側鍵16aの図4時計方向の回動に伴う連動用板材19の上方向の変位により、下側鍵16bが上側鍵16aに連動して図4時計方向に回動され、下側ロック部20bも解錠される。このため、ロック機構13のロックが解除されてしまい不正操作をされる虞がある。
【0010】
なお、このような問題点に対処するために、上側鍵16aと下側鍵16bとが独立して回動するように構成することが考えられる。しかし、この場合には、針金や棒などをさらに下方に延ばして、下側鍵16bを上側鍵16aと共に解錠することにより、上述したのと同様にロック機構13(上側ロック部20a及び下側ロック部20b)のロックが解除されてしまい不正操作をされる虞がある。このため、上記問題点を適切には改善し得ないというのが実情である。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、内枠の外枠に対する施錠を良好に確保することができるパチンコ機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、外枠と、該外枠に対して左右方向に開閉するように回動可能に支持される内枠と、からなる機枠本体を有し、該機枠本体の上側、下側部分にそれぞれ、前記内枠を閉状態で施錠するロック部を備えたパチンコ機において、前記両ロック部をそれぞれ覆うようにガード部材を設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態に係るパチンコ機1Aを図1及び図2に基づき、図3ないし図5を参照して説明する。なお、図3ないし図5に示す部材と同等の部材は同一の符号で示し、その説明は適宜省略する。
図1及び図2において、外枠2の右側板部9に設けた上側鍵受け部14a及び下側鍵受け部14bをそれぞれ個別に覆うように略直方体箱状の樹脂製のガード部材が設けられている。以下、上側鍵受け部14aに対応するガード部材を上側ガード部材30a、下側鍵受け部14bに対応するガード部材を下側ガード部材30bという。
なお、上側ロック部20a及び下側ロック部20bは、同等に構成されており、図2では便宜上、上側ロック部20aを示す符号に並べてかっこを設け、かっこ内に下側ロック部20bを示す符号を付している。また、上側ロック部20a及び下側ロック部20bにそれぞれ対応して同等に構成される部材(上側、下側鍵16a,16b、上側、下側鍵用支持軸15a,15b等)についても、上側ロック部20a及び下側ロック部20bの場合と同様に表示している。
【0014】
上側ガード部材30aは、後述するように相互に連接されて全体として略直方体箱状をなす矩形の第1〜第4面部31a〜34aから構成されている。第1面部31aは、外枠2の右側板部9における上側鍵受け部14aの上側部分に垂設されている。第2面部32aは、第1面部31aに屈曲して連接され右側板部9と平行に配置される。第3面部33aは、第1、第2面部31a,31bに屈曲して連接され、かつ右側板部9における上側鍵受け部14aより裏面側(図2紙面手前側)部分に垂設される。第4面部34aは、右側板部9における上側鍵受け部14aの下側部分に第1面部31aと平行に垂設され、第2面部32a及び第3面部33aに屈曲して連接されている。上側ガード部材30aの第3面部33aと対向する部分(図2紙面向こう側の部分)は開口されており、上側鍵16aの移動(挿入及び回動)を行えるようにしている。
下側ガード部材30bも、上側ガード部材30aと同様に、第1〜第4面部31b〜34bを備えている。
【0015】
このように構成されたパチンコ機1Aでは、内枠3が閉じられた状態で上側、下側鍵16a,16bが上側、下側鍵受け部14a,14bに対面し、このように上側、下側鍵受け部14a,14bに対面した状態で各鍵本体部21a,21bが図1及び図2に示すように水平とされることにより係止部22a,22bが上側、下側鍵受け部14a,14bに係合する。そして、上述した係止部22a,22bの上側、下側鍵受け部14a,14bへの係合により、上側、下側ロック部20a,20bは施錠(ロック)された状態になる。
【0016】
一方、上記施錠された状態で、ホールの店員が図示しないキー操作部にキーを挿入して回動することにより、連動用板材19が上方向に移動する。このように連動用板材19が上方向に移動することにより、上側、下側鍵16a,16bが上側、下側鍵用支持軸15a,15bを中心にして回動し、係止部22a,22bが上側、下側鍵受け部14a,14bから離脱する。そして、この状態で内枠3を手前(図3紙面向こう側)に引くと内枠3は図示しないヒンジ機構を中心にして回動して、外枠2に対して開いた状態になる。
【0017】
また、上述したように上側、下側ロック部20a,20bがロックされた状態で、仮に不心得者がロック機構13のロック解除を謀り、点検窓28(図4参照)から手、針金又は棒などを挿入し上側鍵16a又は下側鍵16bを回動させようとしても、手、針金又は棒などは上側、下側ガード部材30a,30bに遮られる。このため、上述したように挿入される手、針金又は棒などによって上側鍵16a及び下側鍵16bは回動されることがないので、ロック機構13(上側、下側ロック部20a,20b)のロックは維持されて、不正操作の発生を防止することができる。すなわち、本パチンコ機1Aによれば、上側、下側ガード部材30a,30bが上側、下側ロック部20a,20bを覆うので、内枠3の外枠2に対する施錠を良好に確保することができ、ひいては不正操作の発生を防止できる。
【0018】
上記実施の形態では、ガード部材(上側ガード部材30a及び下側ガード部材30b)が樹脂製である場合を例にしたが、金属製など他の素材で構成してもよい。
また、上記実施の形態では、ガード部材(上側ガード部材30a及び下側ガード部材30b)を外枠2に設けた場合を例にしたが、これに代えてガード部材(上側ガード部材30a及び下側ガード部材30b)を内枠3に設けるようにしてもよい。
【0019】
上記実施の形態では、上側鍵16aと下側鍵16bとが、連動用板材19を介して連動する場合を例にしたが、これに代えて、上側鍵16a及び下側鍵16bが非連動となる(独立して回動する)ように構成されたパチンコ機に対して上側、下側ロック部20a,20bを覆うように上側、下側ガード部材30a,30bを設けてもよい。この場合も、上側、下側ガード部材30a,30bが上側、下側ロック部20a,20bを覆うので、上記実施の形態と同様に内枠3の外枠2に対する施錠を良好に確保することができ、ひいては不正操作の発生を防止できる。
なお、ロック機構13は、上側、下側ロック部20a,20bが共に解錠されなければ、ロックが解除されないので、上述したように上側鍵16a及び下側鍵16bが非連動である(独立して回動する)パチンコ機に対しては、上側、下側ロック部20a,20bのうちいずれか一方にガード部材を設けるようにしてもよい。
【0020】
上記実施の形態では、ガード部材(上側ガード部材30a及び下側ガード部材30b)が略直方体箱状である場合を例にしたが、これに代えて上側鍵16a(下側鍵16b)の移動(挿入及び回動)を行える空間を確保して、略球状などの他の形状に構成してもよい。
また、上記実施の形態では、ガード部材を上下2つ設け、その2つのガード部材(上側ガード部材30a及び下側ガード部材30b)を、同等形状としたが、これに限らず異なる形状としてもよい。
【0021】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、機枠本体の上側、下側部分にそれぞれ、内枠を閉状態で施錠するロック部を備え、前記両ロック部をそれぞれ覆うようにガード部材を設けたので、パチンコ機上の空間部から針金又は棒などを挿入して、ロック部を操作しようとしても、針金又は棒などはガード部材に遮られて、ロック部に当接することができない。このため、不正操作の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るパチンコ機を模式的に示す断面図である。
【図2】図1のロック部を模式的に示す斜視図である。
【図3】従来のパチンコ機の一例を模式的に示す斜視図である。
【図4】図3のパチンコ機を模式的に示す断面図である。
【図5】図3のパチンコ機の問題点を説明するための模式的な断面図である。
【符号の説明】
1A パチンコ機
2  外枠
3  内枠
4  機枠本体
20a,20b 上側、下側ロック部
30a,30b 上側、下側ガード部材

Claims (1)

  1. 外枠と、該外枠に対して左右方向に開閉するように回動可能に支持される内枠と、からなる機枠本体を有し、該機枠本体の上側、下側部分にそれぞれ、前記内枠を閉状態で施錠するロック部を備えたパチンコ機において、前記両ロック部をそれぞれ覆うようにガード部材を設けたことを特徴とするパチンコ機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013138881A (ja) * 2013-03-11 2013-07-18 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015062814A (ja) * 2015-01-14 2015-04-09 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017051876A (ja) * 2016-12-26 2017-03-16 株式会社三洋物産 遊技機

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