JP2004139269A - カード契約方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】顧客が無人受付機16から極度額の異なる2つのカードローン契約とクレジットカード契約を入力装置17から申込むと、カード発行制御装置11はカードローンA審査端末装置25a、カードローンB審査端末装置25b、クレジットカード審査端末装置26に審査に必要な情報を抽出して送信する。カードローンA、クレジットカードの審査結果を受信すると即時にカード20を無人受付機16のカード発行装置18aから発行する。その後、カードローンB審査端末装置25bから審査結果を受信すると、既に発行したカード20を回収することなしにカードローンA契約を解約してカードローンB契約に切替える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カード契約方法に係り、簡易な手続で複数のカード契約を申込むことができるとともに、同種の複数のカード契約に重複や空白が生ぜず、金融機関において管理が容易で、顧客も申込後に煩雑な手続なしに円滑に利用できるカード契約方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、本出願人は、以下のようなカード発行方法を提案している。即ち、銀行に代表される金融機関において、同一の顧客からカード発行に審査を要するカードローンに係るカードやクレジットカードなどの複数種類カード発行の申込があった場合、顧客からの一回の手続で申込が完了するカード発行方法である。各々のカードを発行するためにはローン保証機関やクレジット会社の審査が必要になるが、このカード発行方法では、申込時に顧客から入力された複数のカードの発行の審査のために必要な顧客属性情報等を一つのデータファイルに格納する。そして、審査にあたっては各々のカードの発行のための審査に必要な顧客属性情報のみをそのデータファイルから取り出してカード審査機関に供し、審査結果が肯定的である場合にカードを発行していた(特許文献1参照)。
【0003】
このカード発行方法では、例えば、顧客が同時に同一カテゴリーのカードローンに係るカードであって、極度額の異なるカードローンに係るカード発行の申込をする場合に、カード発行審査の審査機関や審査に要する時間が異なる場合がある。その場合は、まず最短で審査結果の得られる極度額の少ないカードローンの審査結果が肯定的であればそのカードを発行する。そして、より審査時間がかかる極度額が大きなカードローンに係るカードの審査結果が肯定的であった場合はその時点で先のカードローンに係るカードとは別のカードも発行されることになる。
【0004】
【特許文献1】
特願2001−253905
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、同様なカテゴリー、例えば極度額のみ異なるカードローンに係るカードでは、先行して発行したカードを、後に発行したカードと併存させると金融機関の顧客与信管理上の管理が複雑になるという問題があった。
【0006】
一方、後に発行するカードローンに係るカードを、顧客が金融機関に出向いて受領しなければならないとすると煩雑である。たとえ郵送などするとしてもカードを受領するまでに時間がかかるため、それまで顧客は極度額の大きなカードローンに係るカードを使用することができないという問題があった。
【0007】
さらに、後に発行されたカードの発行を、先に発行したカードの契約と重複しないように解約を条件とした場合は、先に発行したカードを回収する必要が生じる。この場合、顧客に来店、送付など所定の解約手続を強いるとともに、金融機関でも所定の解約処理を人の手を介してしなければならず顧客、金融機関とも手続が煩雑になるという問題があった。
【0008】
上記課題を解決するため、本発明のカード契約方法では、簡易な手続で複数のカード契約を申込むことができるとともに、同種の複数のカード契約に重複や空白が生ぜず、金融機関において管理が容易であるとともに、顧客も申込後に煩雑な手続なしに、円滑に利用できるカード契約方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るカード契約方法では、顧客端末を介して入力されたカード契約の申込データであって、カード利用条件とカード機能の少なくとも一方の異なる複数種のそれぞれのカード契約に必要とされる申込データを、当該顧客端末とのデータ通信を通じてサーバが受信する受付のステップと、前記申込データに係る顧客のカード契約を管理するための管理データをサーバが記憶する管理データ記憶のステップと、前記複数種のカード契約に係るそれぞれのカードの発行諾否に関する審査に必要な審査情報を、前記受信した申込データから抽出し、当該審査の機能を有するそれぞれの審査手段のためにサーバが出力する審査情報出力のステップと、前記審査手段からの審査結果データの入力に基づき前記カード発行の諾否をサーバが判定する判定のステップと、前記判定のステップの発行認諾の判定結果に基づき、当該カードを前記顧客端末において発行を行うためのカード発行処理の制御データを、サーバが前記顧客端末に送信するカード発行制御データ送信のステップと、前記申込データに係る複数種にわたるカードローン契約のうち前記顧客端末で先行して契約された第1のカードローン契約とは異なる第2のカードローン契約に関して認諾する審査結果の入力に基づき、前記管理データを参照して前記第1のカードローン契約を解除し、前記第2のカードローン契約を締結する手続をサーバが実行するカード契約切替手続のステップとを備えたことを要旨とする。
【0010】
この構成に係るカード契約方法では、受付のステップで複数の種類を含めた複数の契約に係るカードの発行を顧客端末で一括して申込むことができ、顧客にとって手続を簡易にすることができる。その上、同種の複数のカード契約の申込があってもカード契約切替のステップにより同種のカード契約に重複や空白が生ぜず、金融機関において管理が容易であるとともに、顧客も申込後に煩雑な手続なしに、円滑に利用できるという効果がある。
【0011】
請求項2に係るカード契約方法では、請求項1に記載のカード契約方法の構成に加え、前記申込データには、少なくともカード契約の申込に係るカード種別を識別可能なカード識別情報と、当該申込データを提示した顧客に関する顧客関連情報とが含まれていることを要旨とする。
【0012】
この構成に係るカード契約方法では、請求項1に記載のカード契約方法の効果に加え、申込データに、カード識別情報と、顧客関連情報が含まれているため、申込データのみで複数種類の契約に係る情報を徴集することができるという効果がある。
【0013】
請求項3に係るカード契約方法では、請求項1又は請求項2に記載のカード契約方法の構成に加え、前記管理データは、少なくとも前記申込データから抽出されたカード発行契約に関する情報を含んで生成され、前記審査情報に付加されることを特徴としたことを要旨とする。
【0014】
この構成に係るカード契約方法では、請求項1又は請求項2に記載のカード契約方法の効果に加え、審査情報に管理データが付加されるため、審査情報を参照すれば、このカード契約に係る顧客のカード発行契約を掌握することができるという効果がある。従って、同種のカード契約が存在しても、契約の重複や空白を調整することが容易にできる。
【0015】
請求項4に係るカード契約方法では、請求項1又は請求項2に記載のカード契約方法の構成に加え、前記管理データは、少なくとも前記申込データから抽出されたカード発行契約に関する情報を含んで生成され、サーバ内に前記審査情報と関連づけられて記憶された顧客ファイルであることを要旨とする。
【0016】
この構成に係るカード契約方法では、請求項1又は請求項2に記載のカード契約方法の効果に加え、サーバ内に審査情報と関連づけられて記憶された顧客ファイルを設けたため、この顧客ファイルを参照することでその顧客の複数のカード発行契約を掌握することができるという効果がある。従って、同種のカード契約が存在しても、契約の重複や空白を調整することが容易にできる。
【0017】
請求項5に係るカード契約方法では、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカード契約方法の構成に加え、前記審査情報出力のステップは、前記申込データから各カード契約毎の独自の審査に必要とされるそれぞれの所定情報が分類抽出されて出力され、当該各所定情報が各カードと対応する各審査手段の端末装置へサーバから各別に送信されることを要旨とする。
【0018】
この構成に係るカード契約方法では、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のカード契約方法の効果に加え、申込データから各カードローン契約毎の独自の審査に必要とされるそれぞれの所定情報が分類抽出される。そのため、1回のみ申込データを徴集するだけで、それぞれのカード契約の審査に必要十分な情報のみを与えることができるという効果がある。
【0019】
請求項6に係るカード契約方法では、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のカード契約方法の構成に加え、前記第1のカードローン契約と前記第2のカードローン契約は共通のカードを使用することを要旨とする。
【0020】
この構成に係るカード契約方法では、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のカード契約方法の効果に加え、第1のカードローン契約と第2のカードローン契約は共通のカードを使用するため、複数のカードローン契約であってもカード発行者は1回の発行ですみ、顧客も1回の手続で利用をすることができるという効果がある。
【0021】
請求項7に係るカード契約方法では、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のカード契約方法の構成に加え、前記第2のカードローン契約の締結の手続は、サーバにおいて前記第1のカードローン契約の解除の手続と一連の手順で処理されることを要旨とする。
【0022】
この構成に係るカード契約方法では、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のカード契約方法の効果に加え、第2のカードローン契約の締結の手続は、サーバにおいて第1のカードローン契約の解除の手続と一連の手順で処理するため、第1のカードローン契約と第2のカードローン契約とが重複したり、或いは空白期間ができるのを防止することができるという効果がある。
【0023】
請求項8に係るカード契約方法では、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のカード契約方法の構成に加え、前記サーバが、前記第1のカードローン契約の解除に伴う口座残高を、前記第2のカードローン契約の口座に繰り越すことで清算処理を行う清算のステップを備えたことを要旨とする。
【0024】
この構成に係るカード契約方法では、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のカード契約方法の効果に加え、清算のステップにおいて、サーバが、第1のカードローン契約の解除に伴う口座残高を、第2のカードローン契約の口座に繰り越すことで清算処理を行うため、2つのカードローン契約が重複したり、或いは空白期間ができるのを防止することができるという効果がある。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るカード契約方法を銀行のカードローン機能とクレジット会社のクレジットカード機能を有するカードの発行方法に具体化した一実施形態を図1〜図12に従って説明する。
ここで、本発明における「カード」とは、銀行の店舗等に備え付けられた顧客端末における当該銀行との金融取引において契約者本人の識別用に使用するものをいう。従来から周知のキャッシュカードやクレジットカードのようなプラスチック製のカードに磁気ストライプとエンボス加工の文字を備えたものはもちろん、ICカードや預金通帳を兼ねたものなども含み、形状・材質・機能を限定するものではない。「カードローン」とは、銀行と顧客とが契約するもので、ローンの借入れ、返済などの取引をカードを使用して行ないうるものをいう。このカードローンには、所定の貸付け極度額が設定され、極度額枠内で自由に借入れができる無担保の融資であり、特定の信用保証会社が信用保証を行うとともに、保証の可否はこの信用保証会社の審査機関がカードローン審査端末装置25により審査を行う。従って信用保証会社の保証が認諾されないとカードローン契約は成立しない。本実施形態では、極度額が50万円のカードローンAと極度額が200万円のカードローンBの2つのカードローン契約を例に説明する。この2つのカードローンは、異なる信用保証会社が信用保証を行うものとし、カードローン契約の認諾も異なる審査機関が行う。また、極度額が50万円のカードローンAは、原則として無人受付機16(図1参照)に顧客が来店すれば、即決でカードローン契約を行うことができ、再来店は原則必要が無いものとする。一方、極度額が200万円のカードローンBは審査に時間がかかるものとし、単独のカードの場合では、カードローンの申込と同時にはカードは発行できず、審査後に銀行からの連絡により再来店をしたり、若しくは発行されたカードを郵送することで顧客が受領できるものとする。
【0026】
本願において「クレジットカード」とは、クレジット会社が銀行を通じて顧客に対して売掛金の決済を行うものをいう。なお、独自に融資するカードローンの機能を有するものがある。但し、特に断りがない限り本発明でいう「カードローン」には、このクレジットカードに付帯するカードローンは含まないものとする。クレジットカードも契約申込から一定時間の審査が必要なものもあるが、ここでは即時に発行できるものとする。原則、「カードローン契約」と「クレジットカード契約」は、並存可能である。また、カードローンに係るカードとクレジットカードの共用は可能である。また、「カード契約」といった場合は、カードローンに係るカードとクレジットカード両者のカードに係る契約を含む。また、便宜上カードローンAの利用に際し用いるカードを「カードA」、カードローンBの利用に際し用いるカードを「カードB」と表現し、或いは「カード発行」と表現する。しかしながら、カードA、カードBは必ずしも独立したカードをいうものではなく、「カード発行」も必ずしもそれぞれの独立したカードを発行するものではなく、1枚のカードに対して、これらのカードローン若しくはクレジットカードの利用の機能を付与することをいう。
【0027】
図1に示すように、本実施形態に係るカード契約方法の運用装置として、当該システム全体の稼動を制御するサーバとしてのカード発行制御装置(以下「サーバ11」という。)を備えている。サーバ11は、例えば銀行本店内のカード発行管理センター等に設置される周知のコンピュータであり、CPU(中央演算処理装置)12を備えている。そして、このCPU12は、本装置のオペレーションプログラム等を格納したROM(リードオンリーメモリ)13と、本装置における各種演算内容及びアプリケーションソフト等を書き込み及び読み取り可能なRAM(ランダムアクセスメモリ)14とバスにより接続されている。また、例えばHDD(ハードディスクドライブ)からなる補助記憶装置(図示略)を備え、データファイル28を記憶保持している。
【0028】
また、CPU12は、顧客端末用のインターフェース15を備え、インターフェース15には電話回線等の通信回線を介して顧客端末としての無人受付機16が接続されている。無人受付機16は、例えば銀行の各支店や商業施設等に設けた専用ブース内に設置されるものであり、顧客によりデータ入力がなされる入力装置17と、CPU12からの制御信号を受けてデータ出力制御がなされる出力装置18とを備えている。入力装置17は、顧客が受入口に(図示略)セットした申込書19等の内容を読取入力するためのイメージスキャナ(図示略)と、顧客が申込手続に際して各種提示情報(カード識別情報、顧客関連情報等)をタッチ入力操作するためのタッチパネル(図示略)とから構成されている。また、出力装置18は、顧客に各種手続案内を文字等にて表示するための前記タッチパネル(図示略)と、カード発行契約の契約書を出力するプリンタ(図示略)、及びカード20のカード発行装置18aとから構成されている。
【0029】
また、CPU12には、カード発行装置用のインターフェース21が接続されており、同インターフェース21には電話回線等の通信回線を介してカード23のカード発行装置22が接続されている。カード発行装置22は、無人受付機16ではカード発行できない、カードローンBに係るカードのみを発行するような場合に使用し、例えば銀行本店内のカード発行管理センタ等に設置されるものである。
【0030】
また、CPU12には、審査用のインターフェース24が接続されており、同インターフェース24には電話回線等の通信回線を介してカードローンA審査端末装置25aとカードローンB審査端末装置25b(以下まとめてカードローン審査端末装置25という。)、クレジットカード審査端末装置26がパラレルに接続されている。カードローン審査端末装置25は、カードローンに係るカードの発行諾否に関して審査機能を有する審査手段の端末装置として構成される。また、クレジットカード審査端末装置26は、クレジットカードの発行諾否に関して審査機能を有する審査手段として構成されている。さらに、審査端末装置用インターフェース24には当該銀行における各種口座の開設等を管理する銀行ホストコンピュータ27が接続されている。
【0031】
また、CPU12には、前述のように無人受付機16から送信されたカード契約の申込に係るデータ処理過程に必要なデータファイル28が接続されている。このデータファイル28には、申込カード識別ファイル29、申込カード判定ファイル30、カードローンA審査結果データファイル31、クレジットカード審査結果データファイル32、カードローンB審査結果データファイル33が格納されている。また、即時カード発行表示判定ファイル34、後日案内表示判定ファイル35、カードローンBカード発行判定ファイル36が格納されている。
【0032】
図2に示す申込カード識別ファイル29は、無人受付機16からの申込データがどのカードの申込に該当するかを判定する際に利用するものである。ここには、「カードローンA」、「カードローンB」、「クレジットカード」の各カード名37とこれに対応する「a」、「b」、「c」のカード識別ファイルの識別記号38が記憶されている。
【0033】
図3に示す申込カード判定ファイル30は、カード名37(図2)の組合せである申込カード種別39と、これに対応するカード識別ファイルの識別記号38(図2)である「a」、「b」、「c」の組合せからなる判定内容区分41が記憶される。これらにより「V1」〜「V5」の識別記号40によりCPU12が申込カードを特定するテーブルデータとなっている。
【0034】
図4は、カードローンA審査結果データファイル31、クレジットカード審査結果データファイル32、カードローンB審査結果データファイル33の内容を説明する図である。
【0035】
カードローンA審査結果データファイル31は、申込カード判定ファイル30(図3)と、カードローンA審査端末装置25aから送信された審査結果データに基づき、審査結果が「可」であれば対応する「d」、「否」であれば「e」と設定された審査結果区分42と対応する判定記号43を記憶する。
【0036】
クレジットカード審査結果データファイル32は、申込カード判定ファイル30(図3)と、クレジットカード審査端末装置26から送信された審査結果データに基づき、審査結果が「可」であれば対応する「f」、「否」であれば「g」と設定された審査結果区分44と対応する判定記号45を記憶する。
【0037】
カードローンB審査結果データファイル33は、申込カード判定ファイル30(図3)と、カードローンB審査端末装置25bから送信された審査結果データに基づき、審査結果が「可」であれば対応する「h」、「否」であれば「i」と設定された審査結果区分46と対応する判定記号47を記憶する。
【0038】
図5に示す即時カード発行表示判定ファイル34は、「カードA発行」、「クレジットカード発行」、「カードA・クレジットカード一体型発行」、「即時発行不可」の4つに区分された発行カード区分48が記憶される。この発行カード区分48に対応して、判定記号43,45(「d」〜「g」)の組合せからなる判定内容区分50により「W1」〜「W4」までの識別記号49により申込カードが即時発行可能か否かを判定するテーブルデータである。なお、本願で「即時発行」とは、原則一回の来店で、再来店なしにカードを発行することをいい、原則再来店が必要な大きな極度額のカードローンとの比較における概念である。具体的には、カード発行の申込データをサーバ11が受信してからカード発行又はカード発行不能表示まで、比較的短時間、例えば1時間程度で処理が完了できることを指す。
【0039】
図6に示す後日案内表示判定ファイル35は、図3に示す「V1」〜「V5」の識別記号40と、図5に示す「W1」〜「W4」の識別記号49の組合せからなる判定内容区分52により「X1」〜「X5」までの識別記号51により後日の手続案内の表示の要否を判定するテーブルデータである。
【0040】
図7に示すカードローンBカード発行判定ファイル36には、カードローンB審査結果データファイル33(図4)の「h」、「i」の判定記号47が記憶されている。また、このカードローンBカード発行判定ファイル36には、後日案内表示判定ファイル35(図6)の「X1」〜「X5」の識別記号51の組合せからなる判定内容区分55により「Y」、「Z」の判定記号54も記憶されている。そして、これらにより審査結果区分53の「可」、「否」審査結果に応じてカードローンBに係るカードの発行可否を判断するテーブルデータである。
【0041】
次に、上記システム構成において実行されるカード契約方法に従いサーバ11のCPU12が行うカード発行契約手続の処理ルーチンについて図8〜図12に従い説明する。
【0042】
なお、以下においては、カードローン機能とクレジットカード機能という二種類の異なるカード機能を一体化した一枚のカードを多機能カードという。この多機能カードでは、カードローン機能については二種以上の条件の異なるカードローンの申込が同時に可能である。この多機能カードは、一方のカードローンに係るカード機能とクレジットカード機能を一体化したカードを先行発行する。その後、同発行カードを顧客の利用に供したまま、即ち金融機関が回収することなく、顧客が希望すればカードローンに係るカード機能を他方のカードローンに係るカード機能へ切替えることができる。本実施形態では、このようなカードの発行契約手続を例にして説明する。ここでは二種類のカードローンに係るカードをそれぞれカードA、カードBという。前者は原則1度の手続において、その時(即時)にカード発行審査結果が得られ、例えば、1時間以内にはカードが発行される。一方後者は、申込手続時にはカード発行審査結果が得られず、審査完了後あらためて銀行からカード発行審査結果を連絡してカードを発行する。また、無人受付機16は、例えば近接センサ等により人(顧客)を感知する。顧客を感知した場合、そのタッチパネル上に二種類のカードローンに係るカード、カードAとカードB、並びにクレジットカード及び多機能カードのそれぞれに対応する各申込ボタンをタッチボタン形式で識別表示した申込受付画面を表示する。
【0043】
図8に示すフローチャートにおいて、処理が開始されると(スタート)、CPU12はカード発行申込受付の手順を実行する(ステップ(以下ステップをSと略記する。)1)。即ち、顧客がカード発行契約の手続をするために無人受付機16(図1)の前に立つと、受付機16のタッチパネル上に発行を希望するカード種別の選択を促すための申込受付画面を表示させる。そして、申込受付画面上のいずれかの申込ボタンが顧客によりタッチ入力されると、その入力操作された申込ボタンと対応するカード識別情報がCPU12に送信される。具体的には、多機能カードの申込ボタンがタッチ入力操作されたことを示すカード識別情報の入力を受け、CPU12では同カード識別情報を図2に示す申込カード識別ファイル29の識別記号38(「a〜c」)と照合する。さらに、得られた識別記号の組合せからなる判定内容区分41を図3に示す申込カード判定ファイル30と照合することにより識別記号40(「V1〜V5」)に対応する申込カード種別39を特定する。申込カードの特定に利用したこの申込カード判定情報はRAM14に一時的に記憶される。申込カードが特定されたことによりCPU12では多機能カードであって、二種類のカードローンに係るカードの発行申込がなされたと判断する。
【0044】
次に、CPU12は、申込手続案内表示(S2)の手順を実行する。以後のカード発行契約の手続を進行させるために、CPU12は、顧客に対し、無人受付機16のタッチパネル上に入力操作する手続内容を説明するための案内画面を表示させる。無人受付機16は、顧客に対し、必要事項を記入済みの所定の申込書19を無人受付機16が備える受入口(図示略)へセットする旨の手続案内をイラストも交えた案内画面として表示する。なお、CPU12の制御に基づき無人受付機16が顧客に対して行う手続案内の態様としては、タッチパネル上への案内画面表示と共に、又は当該案内画面表示に代えて、例えば無人受付機16に設けたスピーカ(図示略)からの音声による案内メッセージで顧客に手続内容を知らせるようにしてもよい。
【0045】
そして、申込手続案内表示(S2)に沿って、CPU12は、申込書読取入力誘導(S3)の手順を実行する。顧客が必要事項を記入した記入済み申込書19の受入口へのセットが完了するとセンサ(図示略)により検出され、これを認識したCPU12は申込書読取入力を実行する。無人受付機16が入力装置17の一つとして備えるイメージスキャナにより申込書19の記入内容を読み取り、入力する。なお、申込書19には、申込者たる顧客の氏名、住所、生年月日、電話番号等の記入欄が設けられている(図示略)。そして、この申込書19の各記入欄から読み取り入力した情報(以下、「申込情報」という。)は、当該カード契約において申込カード判定情報と共に申込データを構成する顧客関連情報の一部情報としてRAM14に一時的に記憶される。申込書19は、自署した書類として無人受付機の内部に保管される。
【0046】
次に、CPU12は、免許証読取入力誘導(S4)の手順を実行する。顧客に対し申込書19の読み取りが終了した旨の案内画面表示をする。その受入口へ顧客自身の本人確認資料となる例えば免許証をセットするように促す手続案内を無人受付機16においてタッチパネル上の案内画面表示等により行わせる。なお、本人確認資料は免許証に限定されず銀行が指定する他の本人確認資料に替えることができる。そして、顧客が手続案内に従い受入口へ免許証をセットすると、センサ(図示略)により検知され、これを認識したCPU12は、イメージスキャナにより免許証の内容を読み取り入力する。なお、この免許証からの読み取り入力情報(以下「免許証情報」という。)も、顧客関連情報の一部情報として、申込書情報と共に、RAM14に一時的に記憶される。
【0047】
次に、CPU12は、属性データ入力誘導(S5)の手順を実行する。無人受付機16のタッチパネル上に、多機能カードの発行申込に際して、申込書情報及び免許証情報以外に顧客からの提示が必要とされる他の顧客関連情報、即ち、性別等の顧客属性情報をタッチ入力させるための顧客属性入力用画面を表示させる。また、その画面上に区分表示された各属性入力欄へのタッチ入力を促す手続案内を、無人受付機16において音声メッセージ等により行わせる。そして、顧客が手続案内に従いタッチパネル上に画面表示された各属性入力欄への顧客属性情報のタッチ入力操作を行うと、CPU12は、S5の手順において、タッチ入力された顧客属性情報を無人受付機16から送信させる。すると、顧客属性情報は顧客関連情報の一部情報として申込書情報及び免許証情報と共に、RAM14に一時的に記憶される。なお、顧客属性情報として、本実施形態では、申込者たる顧客の性別、税込み年収、職業等の各種属性情報の提示入力を求めている。そして、この顧客属性情報と申込書情報及び免許証情報により顧客関連情報が構成され、この顧客関連情報と申込カード判定情報とによりカード契約に係る申込データが構成される。そして、この申込データを構成する各種情報によりカードローン契約に際して必要とされる提示情報とクレジットカードの発行契約に際して必要とされる提示情報とが全て網羅されるようになっている。なお、このS1〜S5の手順が本発明の受付のステップに対応している。
【0048】
S1〜S5における受付のステップが終了すると、次に、S6〜S11の審査のステップが開始される。まず、CPU12は、カードローンAの申込データはあるか否かを判断する(S6)。このステップでは、RAM14に一時記憶させた申込カード判定情報に基づきカードローンAの申込データ有無を確認し、審査の要否を判定する。そして、本実施形態では、申込受付に係るカード種別はカードローンに係るカードとクレジットカードを一体化した多機能カードである。また、カードローンに係るカードについてはカードローンAとカードローンBの二種類の申込がなされているカードである。これらのことから、CPU12は、まずカードローンAの審査の必要ありと判断する(S6;YES)。
【0049】
そして、この判断結果に基づき、カードローンAの審査を行う(S7)。CPU12は、RAM14に一時的に記憶させた顧客関連情報(申込書情報、免許証情報、顧客属性情報に含まれる全情報)の中からカードローンAの審査のために必要とされる提示情報を、データファイル28に記憶されている所定のリスト(図示略)に従い自動的に抽出し、一旦サーバ11のRAM14に記憶する。この顧客関連情報は、カードローンBやクレジットカードと共通の情報であり、所定のリストの項目に従って取捨選択されてカードローンAの審査に必要かつ十分なデータのみが自動的に抽出される。そして、抽出された各情報(カードローンAの審査用の所定情報)は、カードローンA審査端末装置25aに送信される。カードローンAの所定の審査機関は、カードローンA審査端末装置25aに蓄積されたデータベース等を使用して審査を行う。そして、カードローンA審査が終了すると、この審査結果データは、カードローンA審査端末装置25aからCPU12に送信され、サーバ11のRAM14に一時的に記憶される。尚、カードローンAの申込データが無い場合(S6;NO)は、カードローンA契約の審査(S7)の手順は行われない。なお、この審査用の所定情報抽出される手順が、本発明の審査情報出力のステップに対応している。
【0050】
次に、CPU12は、カードローンBの申込データがあるか否かを判断する(S8)。ここでは、S6の手順と同様に、RAM14に一時記憶させた申込カード判定情報に基づきカードローンBの申込データの有無を確認し審査要否を判定する。本実施形態では申込受付に係るカード種別はカードローンに係るカードとクレジットカードを一体化した多機能カードであって、カードローンに係るカードについてはカードAとカードBの二種類の申込がなされているカードである。そのため、カードBの発行をするためにカードローンBの審査が必要と判断される。
【0051】
そして、このカードローンBの申込データがあると判断された場合(S8;YES)は、判断結果に基づき、カードローンBの審査を行う(S9)。CPU12は、RAM14に一時的に記憶させた顧客関連情報(申込書情報、免許証情報、顧客属性情報に含まれる全情報)の中からカードローンBの審査のために必要とされる提示情報を、データファイル28に記憶されている所定のリスト(図示略)に従い抽出し、一旦サーバ11のRAM14に記憶する。この顧客関連情報は、カードローンAやクレジットカードと共通の情報であり、所定のリストの項目に従って取捨選択されてカードローンBの審査に必要かつ十分なデータのみが自動的に抽出される。そして、抽出された各情報(カードローンBの審査用の所定情報)は、カードローンB審査端末装置25bに送信する。カードローンBの所定の審査機関は、カードローンB審査端末装置25bに蓄積されたデータベース等を使用して審査を行う。そして、カードローンB審査が終了すると、この審査結果データは、カードローンB審査端末装置25bからCPU12に送信され、サーバ11のRAM14に一時的に記憶される。尚、カードローンBの申込データが無い場合(S8;NO)は、カードローンB契約の審査(S9)の手順は行われない。なお、この審査用の所定情報抽出される手順が、本発明の審査情報出力のステップに対応している。
【0052】
次に、CPU12は、クレジット申込データがあるか否かを判断する(S10)。ここでは、S6の手順と同様に、RAM14に一時記憶させた申込カード判定情報に基づきクレジットカードの申込データの有無を確認し審査要否を判定する。本実施形態では申込受付に係るカード種別はクレジットカードを含むカードローンに係るカードとクレジットカードを一体化した多機能カードである。そのため、クレジットカードの発行をするためにクレジットカードの審査が必要と判断される。
【0053】
そして、このクレジットカードの申込データがあると判断された場合(S10;YES)は、この判断結果に基づき、クレジットカードの審査を行う(S11)。CPU12は、RAM14に一時的に記憶させた顧客関連情報(申込書情報、免許証情報、顧客属性情報に含まれる全情報)の中からクレジットカードの審査のために必要とされる提示情報を、データファイル28に記憶されている所定のリスト(図示略)に従い抽出し、一旦サーバ11のRAM14に記憶する。この顧客関連情報は、カードローンAやカードローンBと共通の情報であり、所定のリストの項目に従って取捨選択されてクレジットカードの審査に必要かつ十分なデータのみが自動的に抽出される。そして、抽出された各情報(クレジットカードの審査用の所定情報)は、クレジットカード審査端末装置26に送信する。クレジットカードの所定の審査機関は、クレジットカード審査端末装置26に蓄積されたデータベース等を使用して審査を行う。そして、クレジットカード審査が終了すると、この審査結果データは、クレジットカード審査端末装置26からCPU12に送信され、サーバ11のRAM14に一時的に記憶される。尚、クレジットカードの申込データが無い場合(S10;NO)は、クレジットカード審査(S11)の手順は行われない。なお、この審査用の所定情報抽出される手順が、本発明の審査情報出力のステップに対応している。
【0054】
さて、前記S6〜S11からなる審査のステップが終了すると、次には、図9に示すS12以降の判定のステップが開始される。即ち、CPU12は、S12〜S14において、カードローン審査端末装置25及びクレジットカード審査端末装置26から送信された各審査結果データに基づきカード発行の諾否に関して判定を行う。
【0055】
具体的には、まず即時のカード発行可能か否かを判定する(S12)。即ち、RAM14に一時的に記憶させたカードローンA審査端末装置25a、クレジットカード審査端末装置26からの審査結果データをそれぞれのデータファイルと照合して判定する。より詳細には、カードローンAに係る審査結果データを図4に示すカードローンA審査結果データファイル31における審査結果区分42、判定記号43の設定内容と照合し、同時にクレジットカード審査結果データファイル32における審査結果区分44、判定記号45の設定内容と照合する。そして、この照合に基づき各カードの発行諾否に関する判定記号(カードAに関して「d」又は「e」、クレジットカードに関しては「f」又は「g」)をそれぞれ確認する。
【0056】
なお、カードBは、即時発行が不可能なカードであるためカードローンBに係る審査結果データの有無に拘わらず照合は行わない。従ってカードローンBのみの申込に係る識別情報をCPU12が受信した場合にはS12においてはいずれの判定記号も該当しない。
【0057】
そして、確認した各判定記号(「d」又は「e」、「f」又は「g」)による判定記号態様を図5に示す即時カード発行判定ファイル34における判定内容区分50及び識別記号49の各設定内容と照合する。そして、この照合に基づき前記判定記号態様が対応する即時カード発行諾否に関する識別記号49(W1〜W4)を確認し、当該確認した識別記号49(W1〜W4のうちいずれか一つ)をRAM14に一時的に記憶させる。
【0058】
さて、上記のようにして識別記号49(W1〜W4)の確認をした上で、CPU12は、当該確認した識別記号49の有無(該当なしではないか。)をまず確認し、次に「W4」ではないか否か、即ち即時カード発行は可能か否かの判定をS12において行う。ここで、カードローンAの審査結果及びクレジットカードの審査結果は共に「可」であれば、判定記号態様は(d f)となり、その識別記号49は「W3」となる。従って、即時カード発行可能である(S12;YES)と判断される。
【0059】
即時カードが発行可能である場合(S12;YES)は、カードローンAのカード発行が可能か否かが判断される(S13)。ここではCPU12が、確認した識別記号49が「W2」ではないか否かを判断することによりカードローンAのカードの発行は可能か否かの判定を行う。ここで、本実施形態では確認した識別記号49が「W3」であれば、カードローンAのカード発行が可能と判断される(S13;YES)。
【0060】
カードローンAのカード発行が可能である場合(S13;YES)は、クレジットカード発行可能か否かが判断される(S14)。ここでは、前述のようにCPU12は、識別記号49が「W1」以外か否かを判断することにより、クレジットカードの発行は可能か否かの判定を行う。ここで、確認した識別記号49が「W3」であれば、クレジットカード発行可能(S14;YES)と判断される。
【0061】
そして、クレジットカード発行可能(S14;YES)と判断された場合、CPU12は、カードローン・クレジットカード一体型カード発行可能表示(S15)を行う。ここでは、カードローンAに係るカード及びクレジットカードの両機能が一体化されたカードローン・クレジットカード(即ち、申込受付に係る多機能カード)の発行が可能と判定されている。そこで、S14で肯定的判定結果を導くことになった識別記号49「W3」が対応する解答パターンである「カードローンAに係るカード・クレジットカード一体型発行」という表示(図5参照)を無人受付機16のタッチパネル上に表示させる。なお、このS13,S14と後述するS22,S27の手順が本発明の判定のステップに対応する。
【0062】
なお、S12〜S14での判定結果が否定的な場合は、それぞれ次のような処理が実行される。
S12で即時カードが発行可能ではないと判断された場合(S12;NO)、つまり、カードローンAに係るカード及びクレジットカードのいずれも発行不可と判定した場合は、後日の手続案内が必要か否かが判断される(図10;S25)。ここでCPU12は、S1(図8)の手順で得られた識別記号40「V1〜V5」とS12(図9)の手順で得られた識別記号49「W1〜W5」による判定記号態様を後日案内表示判定ファイル35(図6)の判定内容区分52及び識別記号51の各設定内容と照合する。そして、後日案内表示判定ファイルの設定内容に一致する判定記号態様が得られた場合のみ、即ちカードローンBに係るカードの申込情報がある場合にのみ、後日の手続案内が必要と判断する(S25;YES)。そして、得られた「X1〜X5」までの識別記号51をRAM14に一時的に記憶し、無人受付機16のタッチパネル上にカードローンBに係るカードについての後日の手続案内表示を行う(S26)。
【0063】
なお、後日案内表示判定ファイルの設定内容に一致する判定記号態様が得られなかった場合には発行可能なカードはないものと判定され、後日の手続案内が必要ないと判断する(S25;NO)。そして、CPU12は無人受付機16のタッチパネル上にカード発行不能表示をして(図11;S24)、本ルーチンの制御処理を終了する(終了)。
【0064】
カードローンBに関する審査情報は、所定の審査機関のカードローンB審査端末装置25bに送信され(図8;S9)、CPU12による処理と平行して行われている。そして、審査機関での審査が完了すると、カードローンB審査端末装置25bからカードローンBの審査の審査結果データが、CPU12へ送信されRAM14に一時的に記憶される。CPU12は、後日の手続案内表示(図10;S26)の手順を実行した後、図示を省略した待ち受け状態でカードローンBの審査結果データの受信を待ち受けている。そしてCPU12が審査結果データを受信するとすぐ、審査結果データに基づきカードローンBに係るカードの発行の諾否に関しての判定を行う(図10;S27)。具体的には、RAM14に一時的に記憶させたカードローンB審査端末装置25bからの審査結果データをカードローンB審査結果データファイル33(図4)における審査結果区分46の設定内容と照合する。そして、この照合に基づき各カードの発行諾否に関する判定記号47(「h」又は「i」)を確認する。そしてこの判定記号47の「h」が得られた場合のみカードローンBのカード発行可能と判断する(S27;YES)。
【0065】
カードローンBのカード発行可能と判断された場合(S27;YES)、カードローンBのカード発行(S28)を行う。CPU12は、申込受付がなされ且つカードローンBのカードのみ発行可とされた場合には、申込データの各種情報等を銀行ホストコンピュータ27へ送信する。そして、銀行ホストコンピュータ27において口座管理等の所定処理が終了すると、当該処理終了報知データが銀行ホストコンピュータ27からCPU12に送信される。CPU12は該カード発行処理情報を作成して、該カード発行処理情報を銀行本店内のカード発行管理センタ等に設置されるカード発行装置22の制御部へ送信する。すると、この発行処理情報に基づきカード発行装置22からカードローンBのカード23が発行される。
【0066】
なお、前記判定記号47で「i」が得られた場合には発行可能なカードはなく、カードローンBのカード発行が可能ではないものと判断され(S27;NO)、本ルーチンの制御処理を終了する(終了)。
【0067】
次に、即時カード発行は可能だが(図9;S12;YES)、カードローンAのカード発行は可能でない場合(S13;NO)、CPU12は、カードAの発行は不可であるものの、クレジットカードの発行は可能と判定し、クレジットカード発行表示(S29)を実行する。ここでは、クレジットカードを即時発行する旨の表示を無人受付機16のタッチパネル上に画面表示する。具体的には、このような判定結果を導くことになった識別記号49(W2)が対応する回答パターンである「クレジットカード発行」という表示(図5参照)を無人受付機16のタッチパネル上に表示させる。
【0068】
また、即時カード発行は可能であり(図9;S12;YES)、カードローンAに係るカード発行も可能である場合(S13;YES)に、クレジットカードは発行可能ではない場合(S14;NO)、CPU12は、カードA発行表示(S30)を実行する。この場合、クレジットカードの発行は不可であるものの、カードローンAに係るカードの発行は可能である。そこで、このような判定結果を導く識別記号49(W1)が対応する回答パターンである「カードA発行」という表示(図5参照)を無人受付機16のタッチパネル上に表示させる。
【0069】
S12〜S15(図9)及びS25(図10)→S24(図11)、S29(図9)、S30(図9)からなる判定のステップが、S15、S29、S30でのカード発行を知らせる表示を実行後、CPU12は、後日の手続案内必要か否かを判断する(S16)。
【0070】
CPU12は、S16の手順において、S1で得られた識別記号40「V1〜V5」(図3)とS12で得られた識別記号49「W1〜W5」(図5)による判定記号態様を後日案内表示判定ファイル35(図6)の判定内容区分52及び識別記号51の各設定内容と照合する。そして、後日案内表示判定ファイル35の設定内容に一致する判定記号態様が得られた場合のみ、即ちカードBの申込情報がある場合にのみ、後日の手続案内が必要と判断する(S16;YES)。そして、CPU12は無人受付機16のタッチパネル上にカードBに関する後日の手続案内を表示させる(S31)。なお、後日の手続案内が必要ではない判断された場合は(S16;NO)、後日の手続案内の表示(S31)は実行されない。
【0071】
そして、後日の手続案内が必要ではない場合(S16;NO)、若しくは後日の手続案内が必要(S16;YES)であって後日の手続案内表示(S31)が実行された場合、カード発行のための暗証番号入力誘導(S17)の手順が実行される。ここでは発行可能とされたカード(本実施形態ではカードローンAに係るカード・カードローンBに係るカード・クレジットカードの一体型カードたる多機能カード)について顧客が使用することになる暗証番号の入力を促す暗証番号入力用画面を無人受付機16のタッチパネル上に表示させる。そして、顧客により所定の暗証番号がタッチ入力されると、CPU12は、当該暗証番号情報をRAM14に一時的に記憶させる。
【0072】
暗証番号入力誘導の手順(S17)が終了すると、契約書出力(S18)の手順が実行される。ここではCPU12は、当該カード発行契約の契約書を作成するための契約書情報を無人受付機16に送信し、無人受付機16が出力装置18の一つとして備えるプリンタから出力させる。この契約書には顧客の署名欄が設けられており、無人受付機16からは、その署名欄に署名した後、当該署名入り契約書を無人受付機16の受入口へセットするように促す手続案内が音声メッセージ等により行われる。
【0073】
そして、契約書出力(S18)の手順が終了すると、CPU12は、契約書読取入力誘導(S19)の手順を実行する。ここでは、上記の案内に従い顧客が契約書に署名し、その署名入り契約書を受入口へセットすると、センサ(図示略)により検出され、これを認識したCPU12は、無人受付機16が入力装置として備えるイメージスキャナにより当該署名入り契約書の内容を読み取り入力する。そして、この署名入り契約書から読み取り入力した情報(以下、「契約書情報」という。)は、申込データの各種情報及び暗証番号情報と共にRAM14に一時的に記憶される。契約書は、自署した書類として無人受付機の内部に保管される。
【0074】
契約書読取入力誘導(S19)の手順が終了すると、次に、CPU12は、ローマ字氏名入力確認(S20)の手順を実行する。CPU12は、無人受付機16のタッチパネル上に顧客のローマ字氏名入力用画面を表示させ、音声メッセージ等により当該画面に対し顧客の氏名をローマ字でタッチ入力するように促す手続案内を行う。そして、表示されたローマ字氏名が正しければ「確認ボタン」(図示略)を操作し、訂正する場合には顧客により正しいローマ字氏名がタッチ入力されると、CPU12は、当該ローマ字氏名情報を契約書情報と申込データの各種情報及び暗証番号情報と共にRAM14に記憶される。そして、RAM14に記憶された前記ローマ字氏名情報と契約書情報と申込データの各種情報及び暗証番号情報の中から顧客の口座管理等に必要な情報を抽出して銀行ホストコンピュータ27へ送信する。そして、銀行ホストコンピュータ27において口座管理等の所定処理が終了すると、当該処理終了データが銀行ホストコンピュータ27からCPU12に送信される。
【0075】
ローマ字氏名入力確認(S20)の手順が終了し、銀行ホストコンピュータ27から前記処理終了データを受信すると、CPU12は、カード発行の手順(S21)を実行する。ここでは、CPU12は、申込受付がなされ且つカード発行可と判定されたカード、即ち、本実施形態ではカードローン・クレジットカード(多機能カード)の発行処理情報を作成して無人受付機16の制御部へ制御データを送信する。すると、この発行処理情報に基づき無人受付機16が出力装置18の一つとして備えるカードの発行装置18aから顧客に対しカードローン・クレジットカードが一体化された多機能カードであるカード20が発行される。CPU12が実行するカード発行の手順(S21)が本発明のカード発行制御データ送信のステップに相当する。
【0076】
なお、カードローンAのカード発行を不可とされ(図9;S13;NO)、クレジットカードのみ発行表示された場合(S29)、若しくは、クレジットカードの発行を不可とされ(S14;NO)、カードAのみの発行表示がなされた場合(S30)がある。この場合には、カードローンAとクレジットカードの機能を備えた一体型多機能カードの発行処理(S21)がなされることはない。即ち、かかる場合には、カード発行の手順(S21)においては、クレジットカードのみ又はカードローンAに係るカードのみが発行される。
【0077】
カードローンB審査(図8;S9)から開始されたカードローンBの審査は、カード発行(図9;S21)の後も所定の審査機関において審査されている。CPU12では、後日の手続案内表示(図9;S31)後は、カードローンB審査端末装置25bから送信される審査結果を待ち受けている(図示略)。カードローンBの審査の審査結果データは審査の終了次第、CPU12へ送信されRAM14に一時的に記憶される。CPU12は審査結果データを受信するとすぐ、カードローンBのカード発行が可能か否かの判断をする(図11;S22)。具体的には、まず審査結果データに基づきカードローンB審査結果データファイル33(図4)の判定区分と照合する。そして照合して得られた判定記号47(「h」又は「i」)と後日案内表示判定ファイル35(図6)における識別記号51(X1〜X5)による判定記号態様を、カードローンBカード発行判定ファイル36(図7)の判定区分と照合する。そしてこの照合によりカードローンに係るカード発行諾否を判定する判定記号54(「Y」又は「Z」)が得られる。カードB発行を可とする識別記号「Y」が得られた場合は、カードローンBのカード発行可能と判断される(S22;YES)。一方、同カード発行を不可とする識別記号「Z」が得られた場合は、カードローンBのカード発行不可として(S22;NO)、本ルーチンの制御処理をここで終了する(終了)。
【0078】
カードローンBのカード発行可能と判断された場合は(S22;YES)、カードローン契約切替処理(S23)が実行される。ここで、銀行ホストコンピュータ27は、本実施形態でいうサーバ11(カード発行制御装置)とともに、本発明の「サーバ」を構成するものである。本発明の「サーバ」は単一のコンピュータから構成されるものであってもよいが、本実施形態のように複数のコンピュータに機能を分散させたものであってもよい。なお、本実施形態では、説明の便宜上「サーバ11」、「銀行ホストコンピュータ27」と呼んでいるが、いずれも本発明で言う「サーバ」に相当する。
【0079】
ここで図12は、図11に示すカードローン契約切替処理(S23)の手順を詳細に示すフローチャートである。カードローン契約切替処理(S23)では、まず、カードローン契約切替指示電文の送信(S231)の手順を実行する。この手順は、CPU12がカードローン契約切替指示電文(以下指示電文)を本発明のサーバの一部を構成する銀行ホストコンピュータ27へ送信する。この指示電文には、少なくとも第1のカードローン契約であるカードローンAの口座番号、カード契約者の氏名、審査で肯定的な結果の得られた第2のカードローン契約であるカードローンBの情報が含まれている。これらの情報は、管理データを構成する顧客データベース(顧客ファイル)としてRAM14の所定エリアに記憶されている。この管理データは、受付ステップS1〜S5でサーバ11のRAM14の所定のエリアに記憶されている申込データから抽出される。これらの情報をRAM14の所定エリアに記憶する手順が本発明の管理データ記憶のステップに対応している。
【0080】
次に、切替対象カードの特定(S232)の手順を実行する。この手順では、銀行ホストコンピュータ27は、指示電文を受信する。受信した指示電文に含まれる情報の内、少なくとも第1のカードローンであるカードローンAの口座番号、そのカード契約者氏名を保有する銀行ホストコンピュータ27の顧客データベースと照合して切替対象となる第1のカードローンに係るカード、ここではカードAを特定する。
【0081】
続いて、第1のカードの解約処理(S233)の手順を実行する。この手順は、銀行のホストコンピュータ27が、切替対象カードが特定されるとすぐ、その特定されたカードを同日付で解約したときに必要な完済元利金額を判定する。そして、同完済元利金額データは銀行ホストコンピュータ27が備えるRAM(図示略)に記憶される。そして、顧客から同完済元利金の受領をここでは留保し、先行して切替対象カードAを解約処理し、第1のカードの解約情報を顧客データベースに登録する。
【0082】
第1のカードの解約処理(S233)が終了すると、連続して第2のカードの契約登録(S234)の手順を実行する。銀行ホストコンピュータ27は、カードローン契約切替指示電文の送信(S231)により、既にカードローンBの情報を受け取っているため、この情報より顧客管理番号、口座番号、暗証番号等を第1のカードローンと同一とした第2のカードローンであるカードローンBの契約登録を実施する。第1のカードの解約処理(S233)から、第2のカードローンの契約登録(S234)までは一連の処理として瞬時におこなうため、顧客の所有するカードの利用にはほとんど影響がない。
【0083】
第2のカードの契約登録(S234)が終了すると、完済元利金額の清算(S235)の手順を実行する。カードローンBの契約登録がされるとすぐ、銀行ホストコンピュータのRAMに記憶させた第1のカードローンにかかる完済元利金額相当の金額をカードローンBのローンの実行により、第1のカードローンの解約で留保した完済元利金の返済に充当する(S235)。以上で図11のカードローン契約切替処理(S23)を終了し、本ルーチンの制御処理をここで終了する(終了)。なお、このカードローン契約切替処理(S23)の手順が、本発明のカード契約切替手続のステップに対応し、完済元利金額の清算(S235)の手順が清算のステップに対応している。
【0084】
従って、本実施形態のカード契約方法によれば、次のような効果がある。
・(1)本実施形態のカード契約方法によれば、カード契約の申込手続に際し、カードローンA、カードローンB、クレジットカードという複数種のカード契約の申込が同時に可能である。そして、申込まれたカード契約のうち肯定的な審査結果が得られ即時に契約が可能なカードローンA、クレジットカードについてのみ、選択的に先行して発行するカードにカードローン機能、クレジット機能を付与することができる。
【0085】
・(2)また、残った未審査のカードローンBのカード契約については肯定的な審査結果が得られたときに、先行して契約したカードローンAの契約から切替えることができる。この切替え手続は自動的に行うことができる。具体的には、カードローンBについて肯定的な審査結果を得たときに、まず、カードローンAの解約処理がなされる。引続き一連の手続として間断なくカードローンBの契約処理がなされる、このとき先行して発行したカードはそのまま顧客の利用に供した状態で引続き使用する。新たなカードローンBの契約では先行して発行したカード契約で使用していた口座番号、暗証番号を引き継いで使用する。従って、銀行では、2つのカード契約を、単一の口座番号、単一の暗証番号で管理することができる。この場合2つのカード契約は重複することなく、且つ中断することなく切替手続ができる。
【0086】
・(3)従って、顧客においても、極度額を除けば、先のカードローンAの契約か後のカードローンBの契約かを意識することもなくカードローンを同一のカードで同一の口座番号で同一の暗証番号で利用することができるという効果がある。
【0087】
・(4)また、本実施形態においては、カードローンAに係るカードが発行されて後、カードローンBに係るカードの発行諾否について肯定的な判定をした場合に、カードローンAに係るカードを回収せずにカード契約をカードローンBとするカード契約切替手続はコンピュータにより自動的に瞬時に行われる。そのため、銀行では、従来カード解約時、切替時に必要とされた人手を介した煩雑な事務手続、処理を回避して迅速に解約、切替え処理をすることができる。
【0088】
・(5)特に、カードローンAに係るカードが発行されて後、カードローンBに係るカードの発行諾否について肯定的な判定をした場合に、先行発行されたカードローンAに係るカードを回収せずに、そのまま同一カードにおいて、同一口座番号を使用し、同一の暗証番号を使用してローンを利用することができる。そのため、銀行にとっては従来カード切替のたびに発生していたカード発行コストの削減を図る事ができる。また、顧客においても、切替え時の来店の必要がなくなるため負担が軽減できる。
【0089】
なお、前記実施形態は以下のような別例に変更してもよい。
○ 前記実施形態では、本発明のサーバが、カード発行制御装置(サーバ11)と銀行ホストコンピュータ27とから構成されている。しかしながら、本発明のサーバを単一のコンピュータで構成したり、3以上のコンピュータによりさらに処理を分散するようなシステムで構成したりしてもよい。また、これらの複数のコンピュータは、オンラインで接続されてもよいし、オフラインで構成されてもよい。オンラインの場合は、何らかの方法で接続されていればよい。また、オフラインの場合は、以下のような構成とすることもできる。例えば、前記実施形態のカードローン契約切替処理(図11;S23)において、カードローンB審査端末装置25bから送信された審査結果を一旦出力し、この結果に基づいてオペレータが直接銀行ホストコンピュータ27にカードローン契約切替指示電文を入力する(図12;S231)。また、例えばカードローンB審査端末装置25bからFAXで審査結果を送付し、これをオペレータにより識字して、銀行ホストコンピュータ27のキーボードにより入力するような態様も、複数のコンピュータにより本発明におけるサーバを構成する例である。
【0090】
○ 前記実施形態では、カードローンAの審査が否定的である場合でも、クレジットカードに関する審査が肯定的である場合には、クレジットカードのみを発行するようにしていた(S13;NO→S29→S16;NO→S17〜S21)。しかしながら、クレジットカードをカードローン契約の付帯的なサービスと考えた場合は以下のような方法としてもよい。例えば、クレジットカードのみの契約を希望した場合に、図8のS8において、否定的な判断となるが(S8;N0)、この場合は、S10には移行せず、図11のS24でカード発行不能表示を行い、処理を終了する。また、クレジットカード契約と併せてカードローンAの契約の申込をしたが、カードローン契約の審査が否定的であった場合は、図9のS13で否定的な判断をされるが、この場合も、クレジットカード発行表示(S29)をせず、図11のS24でカード発行不能表示を行い、処理を終了する。このように処理することで、付帯的なサービスであるクレジットカード契約のみが発生することを回避することもできる。
【0091】
○ 前記実施形態では、第1のカード契約と第2のカード契約の関係付を明らかにするため、管理データを構成する顧客データベースとしてRAM14の所定エリアに所定の情報が記憶されている。しかし、この管理情報は、審査情報に付加されて、審査情報を参照することで同時に締結若しくは審査されているカード契約を掌握できるようにしてもよい。このように構成することで、別途ファイルを作成、参照する必要がなくなる。また、この管理情報は、さらに審査情報に付加された情報と、サーバ11に作成された顧客ファイルと併用してもよい。この場合は、例えば、審査情報には、複合的なカード契約の申込か否かのフラグを付して、このフラグが立っている場合のみ顧客ファイルを参照して詳細な情報を得るようにする。このようにすることで、顧客ファイルの参照が必要なカード契約を選択することができ、すべてのカード契約について顧客ファイルでの参照を省略することができる。
【0092】
○ 前記実施形態では、S20におけるローマ字氏名入力確認が終了すると、自動的に次のS21でCPU12でカード発行処理情報を作成して無人受付機16の制御部へ送信していた。しかし、S20の終了後、カード発行管理センターのオペレータが前記サーバ11を操作することにより、前記CPU12からカード発行処理情報を無人受付機16の制御部へ送信させるようにしてもよい。
【0093】
○ 前記実施形態では、CPU12が、S3、S4、S5において、RAM14に顧客関連情報(申込書情報、免許証情報、顧客属性情報に含まれる全情報)を一時記憶させている。そして、この中から分類抽出したカードローン審査用の所定情報及びクレジットカード審査用の所定情報を、カードローン審査端末装置25とクレジットカード審査端末装置26とへ各別に送信していた。
【0094】
しかし、各審査用の所定情報を分類抽出することなくRAM14に一時記憶されている顧客関連情報をそのままへカードローンA審査端末装置25a、カードローンB審査端末装置25b、クレジットカード審査端末装置26それぞれに送信する。そして、それぞれのカードローンA審査端末装置25a、カードローンB審査端末装置25b、クレジットカード審査端末装置26で審査用に必要な所定情報をそれぞれ分類抽出して使用するようにしてもよい。
【0095】
○ 前記実施形態では、S22においてカードローンBの審査結果が肯定的な場合であっても、先行して発行されたカードがクレジットカード機能のみの際には、カードローンBに係るカードの発行を不可とするように図7のカードローンBカード発行判定ファイル36を構成した。即ち、カード発行否を示す識別記号「Z」に該当する判定記号態様の一つとして(X3h)を加えたが、これをカードローンに係るカード発行可とする構成としてもよい。即ち、発行するクレジットカードには発行時点では無効ではあるが予めカードローンBを利用するために必要な口座番号等の情報を書き込んで発行し、カードローンBの審査の結果、発行可となったときに、銀行ホストコンピュータ等で無効にしておいた前記情報を有効にして顧客の利用に供してもよい。
【0096】
○ 前記実施形態では、複数の審査手段が、カードローン審査のみを行う審査手段(カードローン審査端末装置25)とクレジットカード審査のみを行う審査手段(クレジットカード審査端末装置26)にて構成されていた。即ち、各審査手段は、各々独自に一つの機能付きカードの発行諾否に関する審査機能しか有していなかった。しかし、複数ある審査手段のうち少なくとも一つの審査手段において、当該審査手段が複数種のカードの発行諾否に関する審査機能を併有していてもよい。
【0097】
○ 前記実施形態では、無人受付機16からサーバ11が受信するカード発行契約の申込データをカード識別情報と顧客関連情報とにより構成していたが、これらの情報が含まれている限り、その他の提示情報を更に含んでいてもよい。また、顧客関連情報は、無人受付機16にて申込受付する複数種カードの各発行契約の申込に際してそれぞれ必要とされる提示情報を網羅するものであれば、前記実施形態において具体化した申込書情報、免許証情報、顧客属性情報に限らない。
【0098】
○ 前記実施形態では、S6,S8においてCPU12が申込データ中のカード識別情報に基づきカードローン審査等の各種審査の必要有りと判断した場合に自動的にそれぞれの審査端末装置25,26へ審査用の所定情報を送信する構成になっていた。しかし、CPU12により各種審査の必要有りとの判断がなされたことを受けて、オペレータがサーバ11を操作することにより、審査用の所定情報が各審査端末装置25,26へ送信されるようにしてもよい。また、各種審査の必要性の有無判断についても申込データ中のカード識別情報をオペレータが画面上へのデータ内容表示等により確認して判断するようにしてもよい。
【0099】
○ 前記実施形態では、審査手段が、審査用のデータベースを有して審査用の所定情報の受信に基づき自動的に審査処理を行う審査端末装置25,26により構成されていたが、審査手段は、このような審査端末装置25,26に限られない。即ち、前記CPU12からの審査用の所定情報を受信する端末を備えた信用情報調査機関等の審査機関(調査機関)により審査手段を構成し、審査手段(審査機関)の調査担当者が審査結果を前記端末からCPU12へ送信操作するものであってもよい。
【0100】
○ 前記実施形態では、発行契約手続の対象となるカードがカードローンに係るカード及びクレジットカードの二種類のカードであったが、対象となるカードの種別とその種類数は前記実施形態に限定されず、その他のカードを加えた複数種又は他種のカードと置換してもよい。また、その場合、審査手段も適宜に変更可能である。
【0101】
○ 前記実施形態では、銀行のカード発行管理センターにおいて運営管理するカード契約方法に具体化したが、例えばクレジットカード会社等の他の運営母体が管理するカード契約方法として具体化してもよい。
【0102】
○ なお、実施形態では、カードローンやクレジットカードの審査を、銀行外の所定の審査機関に依頼しているが、カードローンA審査端末装置25aなどをサーバ11内や、銀行ホストコンピュータ27と一体になっているようなものでも実施できる。
【0103】
○ また、実施形態では、カードローンA審査端末装置25a、カードローンB審査端末装置25b、クレジットカード審査端末装置26、銀行ホストコンピュータ27と、サーバ11のCPU12とは、インターフェース24を介してデータ回線を接続され、審査データを初めとする各種データがデータ転送されている。しかしながら、各審査機関等とサーバ11との通信は、例えば、それぞれの端末でプリンタにより出力された印刷された紙媒体をファクシミリ送信したり、手渡しで渡してもよい。或いは、フレキシブルディスク、MD、CD−R/W、MO等の記録媒体で交換してもよい。これらデータの遣り取りは、方法は関係なく何らかの方法で情報を交換できれば差し支えない。
【0104】
次に上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1) サーバコンピュータに、顧客端末を介して入力されたカード契約の申込データであって、カード利用条件とカード機能の少なくとも一方の異なる複数種のそれぞれのカード契約に必要とされる申込データを、当該顧客端末とのデータ通信を通じて受信する受付のステップと、前記申込データに係る顧客のカード契約を管理するための管理データを記憶する管理データ記憶のステップと、前記複数種のカード契約に係るそれぞれのカードの発行諾否に関する審査に必要な審査情報を、前記受信した申込データから抽出し、当該審査の機能を有するそれぞれの審査手段のために出力する審査情報出力のステップと、前記審査手段からの審査結果データの入力に基づき前記カード発行の諾否を判定する判定のステップと、前記判定のステップの発行認諾の判定結果に基づき、当該カードを前記顧客端末において発行を行うためのカード発行処理の制御データを、前記顧客端末に送信するカード発行制御データ送信のステップと、前記申込データに係る複数種にわたるカードローン契約のうち前記顧客端末で先行して契約された第1のカードローン契約とは異なる第2のカードローン契約に関して認諾する審査結果の入力に基づき、前記管理データを参照して前記第1のカードローン契約を解除し、前記第2のカードローン契約を締結する手続を実行するカード契約切替手続のステップとを実行させることを特徴とするカード契約プログラム。
【0105】
(2)サーバコンピュータを備えたカード契約管理システムであって、前記サーバコンピュータを、顧客端末を介して入力されたカード契約の申込データであって、カード利用条件とカード機能の少なくとも一方の異なる複数種のそれぞれのカード契約に必要とされる申込データを、当該顧客端末とのデータ通信を通じて受信する受付手段と、前記申込データに係る顧客のカード契約を管理するための管理データを記憶する管理データ記憶手段と、前記複数種のカード契約に係るそれぞれのカードの発行諾否に関する審査に必要な審査情報を、前記受信した申込データから抽出し、当該審査の機能を有するそれぞれの審査手段のために出力する審査情報出力手段と、前記審査手段からの審査結果データの入力に基づき前記カード発行の諾否を判定する判定手段と、前記判定手段の発行認諾の判定結果に基づき、当該カードを前記顧客端末において発行を行うためのカード発行処理の制御データを、前記顧客端末に送信するカード発行制御データ送信手段と、前記申込データに係る複数種にわたるカードローン契約のうち前記顧客端末で先行して契約された第1のカードローン契約とは異なる第2のカードローン契約に関して認諾する審査結果の入力に基づき、前記管理データを参照して前記第1のカードローン契約を解除し、前記第2のカードローン契約を締結する手続を実行するカード契約切替手続手段として機能させることを特徴とするカード契約管理システム。
【0106】
【発明の効果】
本発明のカード契約方法によれば、簡易な手続で複数のカード契約を申込むことができるとともに、同種の複数のカード契約に重複や空白が生ぜず、金融機関において管理が容易であるとともに、顧客も申込後に煩雑な手続なしに、円滑に利用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】カード契約方法の運用装置の全体概要図。
【図2】申込カード識別ファイル29の内容説明図。
【図3】申込カード判定ファイル30の内容説明図。
【図4】カードローンA審査結果データファイル31、クレジットカード審査結果データファイル32、カードローンB審査結果データファイル33の内容説明図。
【図5】即時カード発行表示判定ファイル34の内容説明図。
【図6】後日案内表示判定ファイル35の内容説明図。
【図7】カードローンBに係るカード発行判定ファイル36の内容説明図。
【図8】カード発行契約手続の制御処理ルーチンフロー。
【図9】同じく、カード発行契約手続の制御処理ルーチンフロー。
【図10】同じく、カード発行契約手続の制御処理ルーチンフロー。
【図11】同じく、カード発行契約手続の制御処理ルーチンフロー。
【図12】図11に示すカードローン契約切替処理(S23)の手順を詳細に示すフローチャート。
【符号の説明】
11…サーバ(カード発行制御装置)、12…CPU、16…顧客端末としての無人受付機、18a…カード発行装置、20…カード、25a…審査手段としてのカードローンA審査端末装置、25b…審査手段としてのカードローンB審査端末装置、26…審査手段としてのクレジットカード審査端末装置。27…サーバの一部を構成する銀行ホストコンピュータ
Claims (8)
- 顧客端末を介して入力されたカード契約の申込データであって、カード利用条件とカード機能の少なくとも一方の異なる複数種のそれぞれのカード契約に必要とされる申込データを、当該顧客端末とのデータ通信を通じてサーバが受信する受付のステップと、
前記申込データに係る顧客のカード契約を管理するための管理データをサーバが記憶する管理データ記憶のステップと、
前記複数種のカード契約に係るそれぞれのカードの発行諾否に関する審査に必要な審査情報を、前記受信した申込データから抽出し、当該審査の機能を有するそれぞれの審査手段のためにサーバが出力する審査情報出力のステップと、
前記審査手段からの審査結果データの入力に基づき前記カード発行の諾否をサーバが判定する判定のステップと、
前記判定のステップの発行認諾の判定結果に基づき、当該カードを前記顧客端末において発行を行うためのカード発行処理の制御データを、サーバが前記顧客端末に送信するカード発行制御データ送信のステップと、
前記申込データに係る複数種にわたるカードローン契約のうち前記顧客端末で先行して契約された第1のカードローン契約とは異なる第2のカードローン契約に関して認諾する審査結果の入力に基づき、前記管理データを参照して前記第1のカードローン契約を解除し、前記第2のカードローン契約を締結する手続をサーバが実行するカード契約切替手続のステップと
を備えたカード契約方法。 - 前記申込データには、少なくともカード契約の申込に係るカード種別を識別可能なカード識別情報と、当該申込データを提示した顧客に関する顧客関連情報とが含まれていることを特徴とする請求項1に記載のカード契約方法。
- 前記管理データは、少なくとも前記申込データから抽出されたカード発行契約に関する情報を含んで生成され、前記審査情報に付加されることを特徴とした請求項1又は請求項2に記載のカード契約方法。
- 前記管理データは、少なくとも前記申込データから抽出されたカード発行契約に関する情報を含んで生成され、サーバ内に前記審査情報と関連づけられて記憶された顧客ファイルであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のカード契約方法。
- 前記審査情報出力のステップは、前記申込データから各カード契約毎の独自の審査に必要とされるそれぞれの所定情報が分類抽出されて出力され、当該各所定情報が各カードと対応する各審査手段の端末装置へサーバから各別に送信されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載のカード契約方法。
- 前記第1のカードローン契約と前記第2のカードローン契約は共通のカードを使用することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のカード契約方法。
- 前記第2のカードローン契約の締結の手続は、サーバにおいて前記第1のカードローン契約の解除の手続と一連の手順で処理されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のカード契約方法。
- 前記サーバが、前記第1のカードローン契約の解除に伴う口座残高を、前記第2のカードローン契約の口座に繰り越すことで清算処理を行う清算のステップを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のカード契約方法。
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