JP2004137992A - ハイブリッド車両の制御装置およびその方法 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置およびその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スロットルバルブの急閉時におけるサージの発生の防止を、部品点数の増大を抑えて実現する。
【解決手段】過給機を有するエンジンと、車輪側からの駆動力による回生動作によって車輪に制動力を発生し得るMG1,MG2を備える。エンジンとMG1,MG2がそれぞれ分担する動力を演算して、その演算結果に基づいてエンジンとMG1,MG2を制御する。スロットルバルブを閉じ側へ制御する要求があるときには、スロットルバルブ186の閉じ速度を抑制するとともに、MG2による回生量を増大する。このために、そのスロットルバルブの閉じ速度を抑制したことで起こるエンジンブレーキの能力低下分を、MG2による回生量を大きくしたことによる車輪の制動力の増大によって補うことができる。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、過給機を有する内燃機関と、車輪側からの駆動力による回生動作によって車輪に制動力を発生し得る電動機と、を動力源として備えるハイブリッド車両の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、過給機を有する内燃機関と、電動機とを動力源として備えるハイブリッド車両が知られている。かかるハイブリッド車両では、内燃機関(以下、エンジンとも呼ぶ)の回転軸にモータを取り付け、要求出力に対してエンジンからの出力では足りない分を、モータからの出力でアシストするようにしている。また、エンジンには、ターボ過給機を取り付け、運転者がアクセルを踏み込んで、多大な出力を要求した場合に、このターボ過給機によってエンジンに吸入される空気の圧力を高め、エンジンからの出力を増大させるようにしている。
【0003】
また、過給機を有するエンジンでは、スロットルバルブの急閉時に一時的に上昇する過給圧を大気へバイパスさせる切替弁を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。その急上昇した過給圧によるサージの発生を防ぐためのものである。
【特許文献1】
特公昭63−5572号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような過給機を有するエンジンを搭載するハイブリッド車両に、上記切替弁を設けようとすると、元々、部品点数の多いハイブリッド車両に、より一層の部品点数の増大を強いることになった。
【0005】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、スロットルバルブの急閉時におけるサージの発生の防止を、部品点数の増大を抑えて実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
前述した課題の少なくとも一部を解決するための手段としては、以下に示す構成をとった。
【0007】
本発明のハイブリッド車両の制御装置は、
過給機を有する内燃機関と、車輪側からの駆動力による回生動作によって車輪に制動力を発生し得る電動機と、を動力源として備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
前記内燃機関および電動機がそれぞれ分担する動力を演算する分担動力演算手段と、
前記内燃機関が分担すべき動力に応じて、前記内燃機関の吸気通路に設けられたスロットルバルブの開度を制御する内燃機関制御手段と、
前記電動機が分担すべき動力に応じて、前記電動機を制御する電動機制御手段と
を備え、
前記内燃機関制御手段は、
前記スロットルバルブを閉じ側へ制御する要求があるときに、前記スロットルバルブの閉じ速度を抑制する閉じ速度抑制手段
を備え、
前記電動機制御手段は、
前記閉じ速度抑制手段による前記閉じ速度の抑制に対応して、前記電動機による回生量を増大する回生量増大手段
を備えることを要旨としている。
【0008】
このハイブリッド車両の制御装置では、内燃機関と電動機がそれぞれ分担する動力を演算して、その演算結果に基づいて該内燃機関と電動機とを制御しており、特に、スロットルバルブを閉じ側へ制御する要求があるときには、スロットルバルブの閉じ速度を抑制するとともに、前記電動機による回生量を増大する。このために、スロットルバルブの閉じ速度を抑制することで、過給圧の急上昇を抑えることができるとともに、そのスロットルバルブの閉じ速度を抑制したことで起こるエンジンブレーキの能力低下分を、電動機による回生量を大きくしたことによる車輪の制動力の増大によって補うことができる。
【0009】
したがって、エンジンブレーキ能力が低下して車両の空走感を感じることもない。また、従来の技術で説明したような過給圧を大気へバイパスさせる切替弁を設けることなしに、スロットルバルブの急閉時におけるサージの発生を防ぐことができる。すなわち、そうしたことを、部品点数の増大を抑えて実現することができる。
【0010】
上記構成のハイブリッド車両の制御装置において、前記回生量増大手段は、前記閉じ速度抑制手段による前記閉じ速度についての抑制量に基づいて、前記電動機による回生量を定める構成とすることができる。
【0011】
この構成によれば、スロットルバルブの閉じ速度についての抑制量に応じて、車両の制動力の増大を図ることができることから、スロットルバルブの閉じ速度を抑制したことで起こるエンジンブレーキの能力低下分に対応した制動力の増大を図ることができる。
【0012】
本発明のハイブリッド車両の制御方法は、
過給機を有する内燃機関と、車輪側からの駆動力による回生動作によって車輪に制動力を発生し得る電動機と、を動力源として備えるハイブリッド車両の制御方法であって、
(a)前記内燃機関および電動機がそれぞれ分担する動力を演算するステップと、
(b)前記内燃機関が分担すべき動力に応じて、前記内燃機関の吸気通路に設けられたスロットルバルブの開度を制御するステップと、
(c)前記電動機が分担すべき動力に応じて、前記電動機を制御するステップと
を備え、
前記ステップ(b)は、
(b−1)前記スロットルバルブを閉じ側へ制御する要求があるときに、前記スロットルバルブの閉じ速度を抑制するステップ
を備え、
前記ステップ(c)は、
(c−1)前記ステップ(b−1)による前記閉じ速度の抑制に対応して、前記電動機による回生量を大きくすることにより、前記車両の制動力を増大するステップ
を備えることを要旨としている。
【0013】
上記構成のハイブリッド車両の制御方法は、上記発明のハイブリッド車両の制御装置と同様な作用・効果を有しており、スロットルバルブの急閉時におけるサージの発生の防止を、部品点数の増大を抑えて実現することができる。
【0014】
【発明の他の態様】
この発明は、以下のような他の態様も含んでいる。その第1の態様は、過給機を有する内燃機関の制御装置であって、前記スロットルバルブを閉じ側へ制御する要求があるときに、前記スロットルバルブの閉じ速度を抑制する閉じ速度抑制手段を備えた態様である。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.ハイブリッド車両の構成:
B.ハイブリッド車両の動作の概要:
C.制御処理:
D.作用・効果:
E.他の実施形態:
【0016】
A.ハイブリッド車両の構成:
図1は、本実施例のハイブリッド車両100の概略構成を示す説明図である。図示するように、このハイブリッド車両100は、エンジン110と、モータ・ジェネレータ(MG1)120と、モータ・ジェネレータ(MG2)130とを有し、エンジン110と2つのモータ・ジェネレータMG1,MG2とはプラネタリギア140で互いに結合されている。詳細には後述するが、エンジン110およびMG2は、主に車両を駆動するための駆動力を出力し、MG1は主にエンジン110によって駆動されて主として発電機として機能する。プラネタリギア140は、MG2からの出力を、チェーンベルト174と車軸170とを介して駆動輪172に伝達する役割や、エンジン110からの出力を、MG1と駆動輪172とに振り分ける動力分割機構としての役割、更には、MG2やエンジン110の回転速度を減速あるいは増速して駆動輪172に伝達する変速機としての役割を有している。プラネタリギア140の機能については後述する。
【0017】
エンジン110は、シリンダ(図示せず)内で空気と燃料との混合気を燃焼させることによって動力を発生させる。シリンダには吸気通路190が接続されており、吸気通路190の上流にはエアクリーナ196が設けられている。空気は、エアクリーナ196で異物が取り除かれた後、吸気通路190を介して燃焼室内に供給される。吸気通路190には、燃焼室内に流入する空気量を調整するためのスロットルバルブ186が設けられており、スロットルバルブ186は電動アクチュエータ188によって駆動されている。すなわち、スロットルバルブ186は、いわゆる電子スロットルを構成する。また、吸気通路190には、ターボ過給機200のコンプレッサ204が設けられている。
【0018】
シリンダには燃料を噴射するための燃料噴射弁192が設けられている。シリンダ内で混合気が燃焼したときに発生する高温、高圧の排ガスは、排気通路180から排出される。排気通路180には、ターボ過給機200のタービン202が設けられている。なお、燃料噴射は、ポート噴射方式によるものでも勿論よい。
【0019】
ターボ過給機200は、上記タービン202とコンプレッサ204とから構成される。タービン202及びコンプレッサ204はそれぞれ羽根車からなり、互いに、シャフトを介して結合されている。タービン202は、排気通路180から排出される高温,高圧の排ガスを取り入れ、その排ガスによって高速で回転する。タービン202が回転すると、シャフトを介して反対側に付いているコンプレッサ204も回転する。この回転により、コンプレッサ204は、エアクリーナ196を介して吸入された空気を吸い込んで、圧縮し、エンジン110に強制的に送り込む。このとき、圧縮された空気の圧力は大気圧の1.5倍前後になる。この結果、エンジン110のシリンダ内に吸入される混合気の量が増えるため、エンジン110の出力を上昇させることができる。
【0020】
エンジン110には、エンジン制御用の電子制御ユニット(以下、エンジンECU)112が搭載されている。エンジンECU112は、CPUや、RAM、ROM、A/D変換器、D/A変換器、タイマなどがバスを介して相互にデータをやり取り可能に接続された周知のマイクロコンピュータである。クランクシャフト114の先端にはクランク角度センサ118が設けられており、エンジンECU112は、クランク角度センサ118の出力に基づいて、クランクシャフト114の回転位置(クランク角度)に関する情報を取得する。そして、エンジンECU112は、後述するハイブリッドECU160の制御の下で、電動アクチュエータ188や燃料噴射弁192などをクランクシャフト114の回転に同期させながら適切なタイミングで駆動することによって、エンジン110の動作状態を制御する。
【0021】
プラネタリギア140は、中心部に設けられたサンギア142と、サンギア142の外側に同心円状に設けられたリングギア148と、サンギア142とリングギア148との間に配置されてサンギア142の外周を自転しながら公転する複数のプラネタリピニオンギア144と、エンジンのクランクシャフト114の端部に結合されて各プラネタリピニオンギア144の回転軸を軸支するプラネタリキャリア146とから構成されている。サンギア142は、サンギア軸141を介してMG1のロータ123に結合され、リングギア148は、リングギア軸147を介してMG2のロータ133に結合されている。プラネタリキャリア146は、エンジンのクランクシャフト114に結合されている。
【0022】
このような構成のプラネタリギア140は、サンギア軸141、リングギア軸147、クランクシャフト114の3軸が動力の入出力軸とされ、3軸の中のいずれか2軸へ入出力される動力が決定されると、残余の1軸に入出力される動力が決定される。リングギア148にはチェーンベルト174が接続されており、動力はチェーンベルト174および車軸170を介して駆動輪172に伝達されて、ハイブリッド車両100を駆動する。
【0023】
MG1は、交流同期電動機であり、外周面に複数の永久磁石122を有するロータ123と、回転磁界を形成する三相コイル124が巻回されたステータ125などから構成されている。ステータ125はケース138に固定されており、ロータ123は、前述したように、プラネタリギア140のサンギア軸141に結合されている。また、サンギア軸141には、ロータ123の回転角度を検出するレゾルバ126が設けられている。MG1は、インバータ152を介してモータECU156に接続されている。モータECU156はインバータ152を制御することによって、バッテリ150から三相コイル124に適切な周波数で適切な電流値の交流電流を供給し、これによってMG1の動作を制御している。
【0024】
MG2も、MG1と同様の交流同期電動機であり、外周面に複数の永久磁石132を有するロータ133と、回転磁界を形成する三相コイル134が巻回されたステータ135などから構成されている。MG2のロータ133はプラネタリギア140のリングギア軸147に結合され、ステータ135はケース138に固定されている。また、リングギア軸147にはロータ133の回転角度を検出するレゾルバ136が設けられている。MG2は、インバータ154を介してモータECU156に接続され、モータECU156は、インバータ154を制御することによってMG2の動作を制御している。
【0025】
ハイブリッド車両100には、エンジンECU112およびモータECU156に加えて、車両全体の制御を司るハイブリッドECU160が搭載されている。これらECUは、前述したエンジンECU112と同様の構成を有するマイクロコンピュータである。ハイブリッドECU160は、アクセルポジションセンサ162、ブレーキスイッチ164、車速センサ166、あるいはバッテリ150などの種々の情報を検出して車両全体としての運転条件を決定し、これに基づいてエンジンECU112およびモータECU156が、それぞれエンジン110およびMG1,MG2の動作を制御している。
【0026】
B.ハイブリッド車両の動作の概要:
以上のような構成を有するハイブリッド車両100の動作原理、特にプラネタリギア140の機能について説明する。プラネタリギア140は、サンギア軸141,リングギア軸147,クランクシャフト114の3軸の中のいずれか2軸へ入出力される動力(すなわち、回転速度およびトルク)が決定されると、残余の1軸に入出力される動力(回転速度およびトルク)が決定される構造となっている。これら3軸間に入出力される回転速度およびトルクの関係は、共線図を用いて容易に求めることができる。
【0027】
図2は、プラネタリギア140の3軸に接続された各ギアの回転速度および回転方向の関係を示す共線図である。ここで、縦軸は各ギア(サンギア142,リングギア148,プラネタリキャリア146)の回転速度、すなわち、エンジン110,MG2,MG1の回転速度を表している。一方、横軸は各ギアのギア比を表している。リングギア148の歯数に対するサンギア142の歯数をρとすると、プラネタリキャリア146に対応する縦軸は、サンギア142とリングギア148との間を1:ρに内分する座標位置にくる。
【0028】
今、プラネタリキャリア146すなわちエンジン110の回転速度をNe とし、リングギア148すなわちMG2の回転速度をNr とする。図2に示した共線図上で、プラネタリキャリアを表す座標軸Cに回転速度Ne をプロットし、リングギアを表す座標軸Rに回転速度Nr をプロットして、両プロット点を直線で結ぶ。このような直線を考えると、サンギア142すなわちMG1の回転速度Ns は、得られた直線とサンギアを表す座標軸Sとの交点の座標として求めることができる。このような直線は動作共線と呼ばれる。このように、プラネタリキャリア146,リングギア148,サンギア142の中のいずれか2つの回転速度が決定されれば、共線図上に2つの座標点をプロットして両プロット点を結ぶ動作共線を考えることにより、他の1つの回転速度を求めることができる。
【0029】
次に、プラネタリギア140の3軸間に入出力されるトルクの関係について説明する。共線図上でトルクの関係を求めるには、動作共線をあたかも剛体のように扱って、トルクを剛体に作用する力のように扱う。例えば、エンジン110がトルクTe を発生し、駆動輪172からトルクTr を出力する場合を考える。駆動輪172から出力するトルクは、動作共線上では座標軸R上にかかる反力トルクTr として表れる。
【0030】
今、座標軸Cの位置で動作共線に下からトルクTe を作用させる。そして、図2に示すように、このトルクTe が、座標軸S上と座標軸R上とに分配されて作用していると考える。ここで、座標軸S上にかかるトルクをトルクTesとすると、トルクTesは、
Tes=Te・ρ/(1+ρ)
となり、また座標軸R上にかかるトルクをトルクTerとすると、トルクTerは、
Ter=Te/(1+ρ)
として表される。
【0031】
今、駆動輪172からトルクTr を出力しようとする場合、エンジン110からはトルクTerが分配されるから、不足分のトルクTr −TerをMG2から出力してやればよい。これを、動作共線上でトルクの釣り合いを考えることにより、次のように求めることもできる。先ず、駆動輪172からトルクTr を出力する場合、動作共線上では、座標軸Rの位置に反力トルクTr がかかる。そこで、座標軸R上で、エンジン110から分配されたトルクTerと、反力トルクTr と、MG2の出力トルクとを釣り合わせるために、MG2が出力すべきトルクTm2は、Tm2=Tr −Terと求めることができる。
【0032】
また、座標軸S上での釣り合いを考えれば、MG1が出力すべきトルクTm1を求めることができる。すなわち、座標軸Sには、エンジン110から分配されるトルクTesしかかかっていないから、MG1からは、これと同じ値のトルクを逆方向に出力してやればよい。
【0033】
ここで、図2の共線図の座標軸Sに示されているように、MG1の回転方向とトルクTm1の向きとは逆方向となっている。これは、MG1が発電機として動作していることを表している。また、座標軸Rに示されているように、MG2の回転方向とトルクTm2の向きとは同じ向きとなっている。これは、MG2が電動機として動作していることを表している。すなわち、MG1で発電しつつ、MG2で電力を消費している状態となっている。
【0034】
このように、駆動輪172から出力されてハイブリッド車両100の車軸170に伝えられるトルク、あるいは車軸170の回転速度は、エンジン110、MG1、MG2の回転速度および出力トルクの組合せによって決定される。一般に、エンジンには、もっともエネルギ効率が良くなる運転条件が存在するから、エンジン110ができるだけ効率の良い運転条件で運転されるように、MG1およびMG2の回転速度、出力トルクを制御してやることができる。こうすれば、エンジンのエネルギ効率を大きく向上させることができ、延いてはハイブリッド車両全体としてのエネルギ効率を大きく向上させることが可能となる。
【0035】
また、エンジンは一般に、回転速度があまりに小さくなったり、あるいは発生トルクが小さくなって、動力の出力値があまりに小さな値となるとエネルギ効率が低下する傾向にある。従って、車軸に出力すべき動力値があまりに小さな値の場合には、エンジン110の運転を停止し、バッテリ150に蓄えた電力でMG2を駆動して、いわゆる電気自動車として走行すればよい。
【0036】
車両が減速する場合には、車軸170がチェーンベルト174を介してリングギア148を回転させるので、この回転を利用してMG2で発電し、電力をバッテリ150に蓄える。このようないわゆる回生動作を行えば、減速時の車両の運動エネルギを電気エネルギとして回収することができる。車両の発進時や低速走行時などには、こうして蓄えた電力を利用することで、車両全体としての燃料消費効率を向上させることができる。
【0037】
このように、車両の運転状態に応じてエンジン110やMG1、MG2を適切に動作させる制御は、ハイブリッドECU160が行う。以下、ハイブリッドECU160が行っている運転制御について簡単に説明する。
【0038】
C.制御処理:
図3は、運転制御ルーチンの流れを示すフローチャートである。この運転制御ルーチンは、所定時間(例えば、8msec)毎に繰り返し実行される。運転制御ルーチンを開始すると、ハイブリッドECU160は、先ず初めに車軸170から出力すべき駆動エネルギPdを決定する処理を行う(ステップS100)。駆動力Pdは、アクセルポジションセンサ162と車軸の回転速度とに基づいて決定することができる。すなわち、アクセルペダルは、車両の運転者が出力トルクが足らないと感じたときに踏み込まれるものであるから、アクセルペダルの踏み込み量(アクセルポジションセンサ162の出力)は運転者の欲しているトルクに対応している。トルクに回転速度を乗算すれば単位時間あたりの駆動エネルギが得られる。従って、車軸170から出力すべき駆動エネルギPdは、アクセルポジションセンサ162の出力と車軸の回転速度とが決まると、適切な値を決めてやることができる。本実施例では、アクセルポジションセンサ162と車軸の回転速度とに対する適切な駆動エネルギPdの値を実験的に予め求めておき、マップの形式でハイブリッドECU160に予め記憶されている。
【0039】
次に、充放電電力Pbおよび補機駆動エネルギPhを算出する(ステップS110)。充放電電力Pbとは、バッテリ150の充放電に要する単位時間あたりのエネルギであり、バッテリ150を充電する必要がある場合には正の値、放電する必要がある場合には負の値を採る。補機駆動エネルギPhとは、エアコンなどの補機を駆動するために必要となる単位時間あたりのエネルギである。補機駆動エネルギPhは、駆動している補機を検出し、これらの駆動に要するエネルギを加算することで算出する。こうして、駆動エネルギPd,充放電電力Pb,補機駆動エネルギPhを算出したら、これらを加算して要求動力Peを算出する(ステップS120)。ここで要求動力Peとは、エンジン110、MG1、MG2をひとまとまりのハイブリッド機関と見たときに、ハイブリッド機関が出力すべき動力である。
【0040】
次に、ハイブリッドECU160は、こうして算出された要求動力Peに基づいてエンジン110の運転条件を設定する(ステップS130)。エンジンの運転条件は、エンジンの目標回転速度Neと目標トルクTeとの組み合わせによって設定される。ハイブリッドECU160に内蔵されたROMには、要求動力Pe に対して、エンジンの燃料消費効率ができるだけ高くなるような運転条件が予め記憶されており、このROMを参照することによって、エンジンの回転速度、発生トルクを設定する。
【0041】
エンジン110の運転条件を設定すると、ハイブリッドECU160は、続いてMG1およびMG2のそれぞれについて、発生トルクおよび回転速度の指令値を設定する(ステップS140)。ステップS100で駆動エネルギPd を算出する際に、車軸の回転速度は既に検出されているので、この値に基づいてリングギア軸147の回転速度Nrを算出することができる。また、駆動エネルギPd と回転速度Nrから、リングギア軸147にかかるトルクTr も求めることができる。従って、ステップS130においてエンジン110の回転速度Neと発生トルクTeとが定まれば、図2に示した動作共線に基づいて、MG1,MG2の出力トルクを決定することができる。ステップS140では、このようにして、MG1およびMG2について出力トルクの指令値を算出する。
【0042】
以上のようにしてエンジン110の運転条件と、MG1,MG2についての発生トルクおよび回転速度の指令値を決定したら、ハイブリッドECU160は、続いて、その決定した値を必要に応じて補正する閉弁時補正の処理を行なう(ステップS150)。このステップS150の処理の詳細は後述する。その後、ステップS150までで決定したエンジン110の運転条件と、MG1,MG2についての発生トルクに従って、エンジン110およびMG1,MG2を制御する(ステップS160)。モータ・ジェネレータの制御としては、同期モータを制御するための周知の方法を適用することができる。本実施例では、いわゆる比例積分制御による制御を行なう。つまり、各モータの現在のトルクを検出し、目標トルクとの偏差およびその目標トルクによって決まる目標回転数に基づいて、各相に印加する電圧指令値を設定する。印加される電圧値は上記偏差の比例項、積分項、累積項によって設定される。それぞれの項にかかる比例係数は実験などにより適切な値が設定される。こうして設定された電圧は、インバータ152,154に入力され、いわゆるPWM制御によりMG1、MG2に印加される。
【0043】
ハイブリッドECU160は、以上に説明した運転制御ルーチンを定期的に実行することによって、運転者の操作に応じてハイブリッド車両を適切に運転することが可能となっている。
【0044】
図4は、ステップS150で実行される閉弁時補正ルーチンの詳細を示す説明図である。図示するように、この閉弁時補正ルーチンが実行開始されると、ハイブリッドECU160は、まず、ステップS130で設定されたエンジン110の運転条件から、スロットルバルブ186の目標とする開度(以下、目標スロットル開度と呼ぶ)θを設定する処理を行なう(ステップS151)。エンジン110の運転条件は、前述したように、エンジンの目標回転速度Neと目標トルクTeとの組み合わせによって設定されるものであることから、双方の値Ne,Teに基づいて目標スロットル開度θを定める。目標スロットル開度θは、エンジン110を目標回転速度Neおよび目標トルクTeで運転するときのスロットルバルブ186の開度であり、実験などにより求めて予めROMにマップとして記憶した、目標回転速度Neおよび目標トルクTeに応じたスロットルバルブ186の開度の関係から求める。
【0045】
次いで、ハイブリッドECU160は、運転制御ルーチンを前回実行したときに求めた目標スロットル開度θ0と、今回ステップS151で求めた目標スロットル開度θとの差Δθを、次式(1)に従って求める(ステップS152)。
【0046】
Δθ=θ−θ0 …(1)
【0047】
スロットルバルブ186を閉じ側に制御した場合には、このΔθは、負の値となる。その後、その差Δθが、−K(Kは定数で、0より大きい数である)より小さいか否かを判定する(ステップS153)。ここで、否定判定されたときには、「リターン」に抜けて、この閉弁時補正ルーチンを一旦終了する。
【0048】
一方、ステップS153で、肯定判定、すなわち、Δθが、−Kより小さいと判定された場合には、ハイブリッドECU160は、目標スロットル開度θを、次式(2)に従って補正する処理を行なう(ステップS154)。
【0049】
θ=θ0−K …(2)
【0050】
すなわち、ステップS153およびS154では、目標スロットル開度θが、前回の値θ0から比べて定数Kより大きく下回った場合に、目標スロットル開度θの値を、θ0−Kの値に抑制する(律速する)処理がなされる。ステップS154の実行後、ハイブリッドECU160は、次式(3)に従って開度抑制量Sを求める(ステップS155)。
【0051】
S=Δθ+K …(3)
【0052】
開度抑制量Sは、ステップS151で求めたときの目標スロットル開度θから、ステップS154によって、どれだけの大きさ(変化量)の補正がなされたかを示すものであり、上記(3)式でもって求められる。
【0053】
前述してきた、目標スロットル開度についての前回値θ0、ステップS154による補正前の値θ、補正後の値θ、定数K、開度抑制量Sの関係を図示したのが、図5である。図示するように、開度抑制量Sは、ステップS154による補正後の値θから、補正前の値θを減算した値である。
【0054】
図4に戻って、ステップS155の実行後、ハイブリッドECU160は、ステップS155で求められた開度抑制量Sと車速Vに基づいて、MG2についての発生トルクの補正量ΔTm2を算出する処理を行なう(ステップS156)。このハイブリッドECU160に内蔵されたROMには、開度抑制量Sと車速Vと補正量ΔTm2との関係が規定された3次元のマップが予め記憶されている。各車速Vに対してスロットル開度を開度抑制量Sだけ閉じ側に制御したときに、どれだけの大きさのエンジンブレーキが掛かり、その大きさと同じだけの回生制動力をMG2で発生させるには、どれだけの発生トルクの補正が必要かを実験などにより求めて作成したのが上記マップである。ステップS156では、ステップS155で求められた開度抑制量Sと、別ルーチンで車速センサ166から取り込んだ車速Vとを上記マップに照らし合わせることで、上記補正量ΔTm2の算出を行なう。
【0055】
その後、ハイブリッドECU160は、ステップS140で算出したMG2についての発生トルクの指令値Tm2を次式(4)に従って、補正する処理を行なう(ステップS157)。
【0056】
Tm2=Tm2−ΔTm2 …(4)
【0057】
ステップS157の実行後、「リターン」に抜けて、この閉弁時補正ルーチンは一旦終了する。閉弁時補正ルーチンが終了すると、図3のステップS150を抜けてステップS160に処理が進められる。このステップS160では、閉弁時補正ルーチンによって適宜補正された目標スロットル開度θとMG2の指令値Tm2とが利用される。
【0058】
上記構成の運転制御ルーチンにおいて、ステップS100〜S120が、特許請求の範囲でいう分担能力演算手段に対応し、ステップS130,S151,S160が、内燃機関制御手段に対応し、ステップS140,S160が、電動機制御手段に対応する。また、ステップS151〜S154が、閉じ速度抑制手段に対応する。この運転制御ルーチンは、所定時間毎に実行されるものであることから、前回実行時と今回実行時に求めた目標スロットル開度θの差Δθは、「スロットルバルブの閉じ速度」に相当する。ステップS153でΔθが−Kより小さいかを判別することで、「スロットルバルブを閉じ側へ制御する要求があるとき」であることもわかる。ステップS155〜S157が、回生量増大手段に対応する。
【0059】
D.作用・効果:
以上詳述したように、この実施例によれば、エンジン110とMG1,MG2がそれぞれ分担する動力を演算して、その演算結果に基づいてエンジン110とMG1,MG2を制御しており、特に、スロットルバルブ186を閉じ側へ制御する要求があるときには、スロットルバルブ186の閉じ速度を抑制するとともに、MG2による回生量を増大する。このために、スロットルバルブ186の閉じ速度を抑制することで、ターボ過給機200における過給圧の急上昇を抑えることができるとともに、そのスロットルバルブ186の閉じ速度を抑制したことで起こるエンジンブレーキの能力低下分を、MG2による回生量を大きくしたことによる駆動輪172の制動力の増大によって補うことができる。
【0060】
したがって、エンジンブレーキ能力が低下して車両の空走感を感じることもない。また、従来の技術で説明したような過給圧を大気へバイパスさせる切替弁を設けることなしに、スロットルバルブ186の急閉時におけるサージの発生を防ぐことができる。すなわち、スロットルバルブ186の急閉時におけるサージの発生の防止を、部品点数の増大を抑えて実現することができる。
【0061】
特にこの実施例では、スロットルバルブ186の開度抑制量Sに基づいて、MG2についての発生トルクの補正量ΔTm2を算出していることから、その開度抑制量Sに応じた制動力の増大を図ることができる。したがって、スロットルバルブ186の閉じ速度を抑制したことで起こるエンジンブレーキの能力低下分に対応した制動力の増大を図ることができる。
【0062】
E.他の実施形態:
本発明は、上述した実施例やその変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0063】
(1)上述した実施例では、スロットルバルブの閉じ速度が、所定値Kより大きくならないようにして、スロットルバルブの閉じ速度の抑制を図っているが、これに換えて、ステップS151で演算された目標スロットル開度θが前回に比べて閉じ側の値である場合に、その目標スロットル開度θに対して補正係数K(0<K<1)を乗算するようにしてもよい。この補正係数は、スロットルバルブの閉じ速度が大きいほど、小さな値とするほうが好ましい。すなわち、スロットルバルブを閉じ側へ制御する要求があるときにはいつも、前記スロットルバルブの閉じ速度を低下側に制御する構成とすることも可能である。このように、他の種々の方法によって、スロットルバルブを閉じ側へ制御する要求があるときに、閉じ速度の抑制を図ることが可能である。
【0064】
(2)上述した実施例では、ハイブリッド車両は、プラネタリギアを用いたいわゆる機械分配式のハイブリッド車両であるものとしたが、これに換えて、電気分配式のハイブリッド車両や、シリーズ式のハイブリッド車両など、電動機による回生動作によって車輪に制動力を与えうる方式の種々のハイブリッド車両に適用することができる。
【0065】
(3)上述した実施例では、ハイブリッドECU160、エンジンECU112、モータECU156といった3つのECUにより制御を分担していたが、一つのECUによって全ての制御を行なう構成とすることもできる。また、各ECUの役割は、適宜変更することもできる。
【0066】
なお、本発明の要旨を逸脱した範囲における実施形態として、次の構成も可能である。その構成は、上述した実施例では、ハイブリッド車両としていたが、動力源をエンジンだけとして、エンジンの目標スロットル開度が、上述した実施例のステップS153と同様に、前回の値から比べて所定値Kより大きく下回った場合に、ステップS154と同様に、目標スロットル開度の値を、前回の値から所定値を引いた値に律速する態様とするものである。この構成によれば、スロットルバルブの閉じ速度を抑制することで、過給機における過給圧の急上昇を抑えることができる。このために、従来の技術で説明したような過給圧を大気へバイパスさせる切替弁を設けることなしに、スロットルバルブの急閉時におけるサージの発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のハイブリッド車両100の概略構成を示す説明図。
【図2】プラネタリギア140の3軸に接続された各ギアの回転速度および回転方向の関係を示す共線図。
【図3】運転制御ルーチンの流れを示すフローチャート。
【図4】ステップS150で実行される閉弁時補正ルーチンの詳細を示す説明図。
【図5】目標スロットル開度についての前回値θ0、補正前の値θ、補正後の値θ、定数K、開度抑制量Sの関係を表わす説明図。
【符号の説明】
100…ハイブリッド車両
110…エンジン
112…エンジンECU
114…クランクシャフト
118…クランク角度センサ
122…永久磁石
123…ロータ
124…三相コイル
125…ステータ
126…レゾルバ
130…モータ・ジェネレータMG2
132…永久磁石
133…ロータ
134…三相コイル
135…ステータ
136…レゾルバ
138…ケース
140…プラネタリギア
141…サンギア軸
142…サンギア
144…プラネタリピニオンギア
146…プラネタリキャリア
147…リングギア軸
148…リングギア
150…バッテリ
152…インバータ
154…インバータ
156…モータECU
160…ハイブリッドECU
162…アクセルポジションセンサ
164…ブレーキスイッチ
166…車速センサ
170…車軸
172…駆動輪
174…チェーンベルト
180…排気通路
186…スロットルバルブ
188…電動アクチュエータ
190…吸気通路
192…燃料噴射弁
196…エアクリーナ
200…ターボ過給機
202…タービン
204…コンプレッサ

Claims (3)

  1. 過給機を有する内燃機関と、車輪側からの駆動力による回生動作によって車輪に制動力を発生し得る電動機と、を動力源として備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記内燃機関および電動機がそれぞれ分担する動力を演算する分担動力演算手段と、
    前記内燃機関が分担すべき動力に応じて、前記内燃機関の吸気通路に設けられたスロットルバルブの開度を制御する内燃機関制御手段と、
    前記電動機が分担すべき動力に応じて、前記電動機を制御する電動機制御手段と
    を備え、
    前記内燃機関制御手段は、
    前記スロットルバルブを閉じ側へ制御する要求があるときに、前記スロットルバルブの閉じ速度を抑制する閉じ速度抑制手段
    を備え、
    前記電動機制御手段は、
    前記閉じ速度抑制手段による前記閉じ速度の抑制に対応して、前記電動機による回生量を増大する回生量増大手段
    を備えるハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記回生量増大手段は、前記閉じ速度抑制手段による前記閉じ速度についての抑制量に基づいて、前記電動機による回生量を定める構成である請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 過給機を有する内燃機関と、車輪側からの駆動力による回生動作によって車輪に制動力を発生し得る電動機と、を動力源として備えるハイブリッド車両の制御方法であって、
    (a)前記内燃機関および電動機がそれぞれ分担する動力を演算するステップと、
    (b)前記内燃機関が分担すべき動力に応じて、前記内燃機関の吸気通路に設けられたスロットルバルブの開度を制御するステップと、
    (c)前記電動機が分担すべき動力に応じて、前記電動機を制御するステップと
    を備え、
    前記ステップ(b)は、
    (b−1)前記スロットルバルブを閉じ側へ制御する要求があるときに、前記スロットルバルブの閉じ速度を抑制するステップ
    を備え、
    前記ステップ(c)は、
    (c−1)前記ステップ(b−1)による前記閉じ速度の抑制に対応して、前記電動機による回生量を増大するステップ
    を備えるハイブリッド車両の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015182725A (ja) * 2014-03-26 2015-10-22 いすゞ自動車株式会社 ハイブリッド車両とハイブリッド車両の制御方法
JP2020185960A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両およびハイブリッド車両の制御方法
CN116255260A (zh) * 2023-03-16 2023-06-13 潍柴动力股份有限公司 发动机的防喘振控制方法、装置、存储介质和电子设备

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