JP2004136500A - サーマルプリンタ - Google Patents

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Masafumi Chiba
千葉 雅史
Yasuhiro Harayama
原山 康弘
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Abstract

【課題】イメージバッファとシフトレジスタ間の通信回数を低減して印刷処理時間を短縮することが可能であるだけでなく、省電力モード中であっても異常を定期的に検出することの可能なサーマルプリンタを提供する。
【解決手段】1ドットライン分のデータは所定数のオンデータを含む論理ブロックと残余ブロックに分割され、論理ブロック及び残余ブロックの順に通電して印刷を実行することによりサーマルヘッドに流れる電流を所定値に制限しつつサーマルヘッドへのデータ送信回数が低減される。さらに、外部タイマにより定期的にマイクロコンピュータの省電力モードを解除してサーマルプリンタの異常が検出されホストコンピュータに通報される。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はサーマルプリンタに係り、特に印刷処理時間を短縮することの可能なサーマルプリンタ及び動作状態を確実に検出することの可能なサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年サーマルプリンタの小型化・軽量化が進み、車載型あるいは可搬型端末の印刷装置として広く使用されている。
【0003】
車載型あるいは可搬型端末にあっては電源として二次電池、特にリチウムイオン電池が適用される。
【0004】
ところがリチウムイオン電池は内部インピーダンスが大きいため、インピーダンスの小さいサーマルヘッドに通電した場合にはリチウムイオン電池の内部インピーダンスにより電圧降下が大きくなり、サーマルヘッドに十分な電力を供給できない場合がある。
【0005】
このような事態を回避するために、従来から通電する発熱体の個数を予め定められた所定数以下に制限する可変分割印刷方法が適用されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0006】
図1は従来の可変分割印刷方法の説明図であって、サーマルヘッドは64ドットを印刷可能な印刷ブロックを3ブロック具備し、1ドットラインが64×3=192ドットで構成され、一回の通電で印刷可能なドット数が32である場合を示す。
【0007】
そして第1回目のデータ転送処理で、イメージバッファ(IMGBUF)に記憶された1ドットライン分の印刷データのうち、左端から32個の通電ドットをシフトレジスタに転送する。
【0008】
即ち左端から第1及び第2番目のバイトの“FF”の通電ドットはそれぞれ8ドットであり、第3のバイト“55”及び第4番目のバイト“AA”の通電ドットはそれぞれ4ドットであり、第5番目の“F0”の通電ドットは4ドットである。従って第1〜第5バイトまでの通電ドットの合計は28ドットとなり、最大の通電ドット数である32ビットに対して4ドットの余裕がある。
【0009】
そこで、イメージバッファの第1〜第5バイトのほかに第6バイトのうちの4ビットをイメージバッファからシフトレジスタに転送し、シフトレジスタの残りは全て零に設定してサーマルヘッドの第一ブロック、第二ブロック、第三ブロックを同時に通電する。
【0010】
第2回目のデータ転送処理で、第1回目の通電で印刷済みのデータを零にリセットするとともに、第6バイトの残りの4ビットと第7〜第15バイトまでをシフトレジスタに転送し、第一ブロック、第二ブロック、第三ブロックの順に第2回目の通電を行う。
【0011】
第3回目のデータ転送処理で、第2回目の通電で印刷済みのデータを零にリセットするとともに、第17〜第22バイトまでをシフトレジスタに転送し、第一ブロック、第二ブロック、第三ブロックの順に第3回目の通電を行う。
【0012】
さらに第4回目のデータ転送処理で、第3回目の通電で印刷済みのデータを零にリセットするとともに、第23〜第24バイトまでをシフトレジスタに転送し、第一ブロック、第二ブロック、第三ブロックを同時に第4回目の通電を行う。
【0013】
【特許文献1】
特開2001−63124(〔0008〕、図3)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
即ち、従来の可変分割印刷方法にあっては、一回の通電で印刷するドット数を制限することによりサーマルヘッドに確実に電力を供給することが可能となる。
【0015】
しかしながら、イメージバッファとシフトレジスタ間の通信回数が多くなるため、必然的に印刷処理時間が長くなるという課題が存在していた。
【0016】
さらに、サーマルプリンタは携帯端末において電池を電源とする場合が多いので、待機状態においては省電力モードへ移行するものが多い。
【0017】
しかし、省電力モード中にある場合には、サーマルプリンタは自身中で発生した異常(例えば印刷紙切れ)を検出できないため、ホストコンピュータから印刷データが送信されて省電力モードが解除されて印刷を開始した直後に異常を検出することとなる。
【0018】
本発明は上記課題に鑑み、イメージバッファとシフトレジスタ間の通信回数を低減して印刷処理時間を短縮することが可能であるだけでなく、省電力モード中であっても異常を定期的に検出することの可能なサーマルプリンタを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
第一の発明に係るサーマルプリンタは、複数の発熱体を有する物理ブロックを複数具備するサーマルヘッドと、サーマルヘッドの発熱体に対する通電/非通電データを格納するデータ格納手段と、データ格納手段に格納された通電/非通電データを物理ブロック毎に予め定められた数の通電データを含む論理ブロックと残余のデータを含む残余ブロックに分割する分割手段と、物理ブロックごとに論理ブロック又は残余ブロックを受信した後に物理ブロックごとにサーマルヘッドへ通電する制御を論理ブロックのすべて及び残余ブロックに対して繰り返す制御手段を具備する。
【0020】
本発明にあっては、物理ブロック長のデータを論理ブロックと残余ブロックに分割し、まず論理ブロックが印刷され、その後に残余ブロックが印刷される。
【0021】
第二の発明に係るサーマルプリンタは、分割手段が、データ格納手段に格納された通電/非通電データを相互に隣接する複数の物理ブロックに予め定められた数の通電データを含む論理ブロックと残余のデータを含む残余ブロックに分割するものであり、
制御手段が、論理ブロック又は残余ブロックを受信した後に少なくとも一つの物理ブロックごとにサーマルヘッドへ通電する制御を論理ブロックのすべて及び残余ブロックに対して繰り返すものである。
【0022】
本発明にあっては、1ドットラインデータは予め定められたオンデータを含む論理ブロックと残余ブロックに分割され、まず論理ブロックが印刷され、その後に残余ブロックが印刷される。
【0023】
第三の発明に係るサーマルプリンタは、サーマルプリンタに発生する異常を検出してホストコンピュータに異常発生を通報するサーマルプリンタ制御手段と、サーマルプリンタ制御手段の異常検出及びホストコンピュータへの通報後にサーマルプリンタ制御手段を省電力モードに移行させる省電力移行手段と、省電力移行手段から省電力モード移行指令が出力されたときに起動され起動後予め定められた時間経過後にサーマルプリンタ制御手段の省電力モードを解除する省電力モード解除手段を具備する。
【0024】
本発明にあっては、サーマルプリンタ制御手段が省電力モード中であっても定期的に省電力モードが解除され、サーマルプリンタに発生する異常を検出してホストコンピュータに通報される。
【0025】
【発明の実施の形態】
図2は本発明に係るサーマルプリンタの構成図であって、サーマルヘッド21は64個の発熱体からなるブロックを3ブロック具備する。
【0026】
シフトレジスタ22に格納された印刷データはラッチ信号によりいったんラッチレジスタ23にラッチされ、さらに3つのブロックに対応して設置された3つのANDゲート241、242及び243を介してサーマルヘッド21に転送される。
【0027】
上記の素子はマイクロコンピュータ25によって制御されるが、マイクロコンピュータ25はバス250を中心にCPU251、サーマルプリンタ制御プログラムがインストールされたROM252、RAMであるイメージバッファ(IMGBUF)253、同じくRAMである印刷転送制御バッファ(IMGCOM)254、3つのブロックに印刷指令を出力する印刷指令インターフェイス255、ラッチレジスタ23にラッチ指令を出力し、シフトレジスタ22に印刷データをシリアル伝送する伝送インターフェイス256を具備する。
【0028】
サーマルヘッド21は、Kブロックに分割されており、各ブロックは8個の発熱体(8ビット)からなるバイトをMバイト具備する。即ち、サーマルヘッド21は8・M・K個の発熱体を具備する。そして、サーマルプリンタの電源は一度にLバイトの発熱体に通電可能であるものとする。
【0029】
以下の実施形態の説明においては、K=3、M=8、L=4の場合について説明する。即ち、サーマルヘッド21は全部で192個の発熱体を有し、64個(8ビット×8バイト)の発熱体を有するブロックに3分割されており、一度に通電可能な発熱体数WRKSUMはL×8=32である。
【0030】
図3はマイクロコンピュータ25で実行されるドットライン制御ルーチンのフローチャートであって、ホストコンピュータ(図示せず)から印刷データを受信したときに感熱紙の紙幅方向に一本のドットラインを印刷する機能を果たす。
【0031】
ステップ30で印刷転送制御バッファ254に転送するIMGCOM作成するIMGCOM作成ルーチンが実施されるが、詳細は後述する。
【0032】
次にステップ31及び32でラッチ要求フラグFPが“1”となるまで待機するが、これはシフトレジスタ22に格納されている前のデータがラッチレジスタ23に確実にラッチされた後にシフトレジスタ22に次のデータを転送するためである。
【0033】
ラッチ要求フラグFPが“1”となるとステップ32で肯定判定され、ステップ33に進みシフトレジスタ転送ルーチンが実行されるが、詳細は後述する。
【0034】
ステップ34で印刷データを構成する全ドットラインの転送が完了したかを判定する。
【0035】
ステップ34で否定判定されたとき、即ち全ドットラインの転送が完了していないときはステップ30に戻る。逆に、ステップ34で肯定判定されたとき、即ち全ドットラインの転送が完了したときはこのルーチンを終了する。
【0036】
図4はドットライン制御ルーチンのステップ30で実行されるIMGCOM作成ルーチンのフローチャートであって、ステップ40でパラメータ初期化処理を行った後、ステップ41でバイト番号iを次式により設定する。
【0037】
i ← M・(k−1)+1
ここで、kはブロック番号であり、初期値は“1”である。従って、本ルーチンが最初に実行されるとiは“1”に設定される。
【0038】
ステップ42において通電情報バッファSTBの(m、k)要素を“1”に設定する。ここで、mは通電順序であって初期値は“1”である。
【0039】
ステップ43において1ブロック通電情報設定ルーチンを実行し、ステップ44でブロック番号kをインクリメントする。
【0040】
ステップ45でブロック番号kが最大値K(本実施例においてはK=3)より大きいかを判定し、否定判定された場合はステップ41に戻る。
【0041】
逆にステップ45で肯定判定された場合は、全ブロックについて処理が完了したものとしてこのルーチンを終了する。
【0042】
図5はIMGCOM作成ルーチンのステップ40で実行されるパラメータ初期化処理のフローチャートであって、ステップ50で一度に通電可能な発熱体数WRKSUMを8・L(本実施例にあっては8×4=32)に設定し、ステップ51で通電情報バッファSTBのすべての要素をリセットしてこのルーチンを終了する。
【0043】
図6はIMGCOM作成ルーチンのステップ43で実行される1ブロック通電情報設定ルーチンのフローチャートであって、ステップ60でIMGBUFの第iバイト目の要素をワークレジスタWRKRGに転送する。
【0044】
そしてステップ61で一度に通電可能な発熱体数WRKSUMをWRKSUMからワークレジスタWRKRG中のオンビット数を減算した値で更新する。
【0045】
図7は1ドットラインの具体例説明図であって、上段はデータ転送処理一回目の内容を、下段はデータ転送処理二回目の内容を示す。
【0046】
即ち、データ転送処理一回目では、上段のIMGBUFの第一バイト目がワークレジスタWRKRGに転送されている場合を考えると、ワークレジスタWRKREGには“FF”が転送されているので、オンビット数は“8”となる。従って、WRKSUMは32−8=24に更新される。
【0047】
ステップ62でWRKSUMが零以下であるかが判定されるが、この場合は否定判定されてステップ63の全ビット処理を実行する。
【0048】
図8は1ブロック通電情報設定ルーチンのステップ63で実行される全ビット処理のフローチャートであって、ステップ80でIMGCOMの第iバイト目を“FF”に設定し、ステップ81でバイト番号iをインクリメントしてこのルーチンを終了する。
【0049】
図6の1ブロック通電情報設定ルーチンに戻って、ステップ64でバイト番号iがそのブロックの最終バイト(M・k)に到達したか、即ち1ブロックに含まれる全バイトについて処理が完了したかを判定する。
【0050】
ステップ64で否定判定された場合はステップ60に戻るが、第1バイトの処理が完了した段階では当然ステップ60に戻る。そして、第1ブロックの第5バイト目(即ちi=1〜5)まではステップ60〜64の処理が繰り返され、i=5についての処理が終了した状態ではWRKSUMは“4”となっている。
【0051】
第6バイトの処理においてはWRKRGには“FF”が転送されるので、オンビット数は“8”となる。従って、ステップ64の処理実行後には、WRKSUMは“−4”となり、IMGCOM(6)の全ビットに通電することはできないのでステップ62では肯定判定され、ステップ65に進み、残ビット処理が実行される。
【0052】
図9は1ブロック通電情報設定ルーチンのステップ65で実行される残ビット処理のフローチャートであって、ステップ90でIGCOM(i)(今の場合はi=6)は通電可能なビット数(今の場合は“4”)に設定される。
【0053】
次にステップ91でバイト番号iをインクリメントして、ステップ92でIGCOM(i)は印刷未了を示す零に設定される。
【0054】
ステップ93でバイト番号iがそのブロックの最終バイト(M・k)に到達したかを判定し、否定判定されたとき、即ち最終バイトに到達していないときはステップ91に戻る。ステップ93で肯定されたとき、即ち当該ブロックについて処理が完了したときはこのルーチンを終了する。
【0055】
図6の1ブロック通電情報設定ルーチンに戻って、ステップ66で通電順序mをインクリメントし、ステップ67でWRKSUMを初期値8・L(今の場合は32)に設定してこのルーチンを終了する。
【0056】
図4のIMGCOM作成ルーチンに戻って、ブロック番号kがインクリメントされて(今の場合は“2”となる)、ステップ45で否定判定されてブロック2及び3を処理するために、ステップ41に戻る。
【0057】
そして、ステップ41においてiが“9”に、ステップ42においてSTB(2,2)が“1”に設定され、ステップ43に進む。
【0058】
図7の場合は、第2ブロックのオンビットは24であるため、ステップ43の1ブロック通電情報設定ルーチンでは、すべてのバイトにおいて全ビット処置が実行されて、対応するIMGCOMはすべて“FF”に設定され、WRKSUMは“8”の状態でステップ44に戻る。
【0059】
ステップ44ではブロック番号がインクリメントされて(今の場合は“3”となる)、ステップ45で否定判定されて再びステップ41に戻り、第3ブロックについての処理を実行する。
【0060】
ステップ41においてiが“17”に、ステップ42においてSTM(2,3)が“1”に設定され、ステップ43に進む。
【0061】
図7の場合は、第3ブロックの第1バイト、即ち第17バイト目には“FF”が設定されているため、ステップ43の1ブロック通電情報設定ルーチンでは、第17バイト目について全ビット処理がなされ、残りのバイト(即ち第18〜24バイト)については残ビット処理がなされる。
【0062】
そしてステップ44でブロック番号kがインクリメントされ(今の場合“4”となる)、ステップ45で肯定判定されて、図3のステップ31に戻る。
【0063】
後述するシフトレジスタ転送ルーチンが終了した状態であるときは、フラグFPは“1”に設定されているので、ステップ32で肯定判定されて、ステップ33でシフトレジスタ転送ルーチンが実行される。
【0064】
図10はシフトレジスタ転送ルーチンのフローチャートであって、ステップ100でバイト番号iを初期値“1”に設定する。
【0065】
ステップ101でIMGCOM(i)が“FF”であるかを判定するが、図7の例ではIGCOM(1)=FFであるので、肯定判定されてステップ102に進む。
【0066】
ステップ102ではIMGBUF(i)の内容をシフトレジスタ22(図2)に転送するが、図7の例ではIMGBUF(1)=FFであるので、“FF”がシフトレジスタ22に転送される。
【0067】
次にステップ103で転送済みのIMGBUF(i)をリセットしてステップ107に進む。
【0068】
図7の例では第1〜5バイトのIMGBUF(i)が“FF”であるので、第1〜5バイトに対してはステップ102及び103の処理が実行される。
【0069】
i=6のときに第6バイトの処理が実行されるが、IMGCOM(6)=0Fであるのでステップ101で否定判定され、IMGCOM(i)の内容がシフトレジスタ22に転送される。
【0070】
ステップ105でIMGBUF(i)を現在のIMGBUF(i)と現在のIMGCOM(i)の否定値の論理積で更新する。図7の例では現在のIMGBUF(6)は“FF”、現在のIMGCOM(6)は“0F”であるので、IMGBUF(6)は“F0”に更新される。
【0071】
その後、ステップ106でIMGCOM(i)を“FF”に設定してステップ107に進む。
【0072】
ステップ107でバイト番号iをインクリメントし、ステップ108でバイト番号が1ドットラインに含まれるバイト数L×K(8×3=24)以上となったかを判定し、否定判定されたときはステップ101に戻り上述の処理を繰り返す。
【0073】
ステップ108で肯定判定されたときはステップ109でラッチ要求フラグFPを“1”に設定してこのルーチンを終了して、図3のドットライン印刷ルーチンのステップ34に戻る。
【0074】
ステップ34において1列のドットラインについて処理が完了したかを判定し、否定判定された場合はステップ30に戻り処理を繰り返す。
【0075】
図11は印刷ルーチンのフローチャートであって、ステップ110で通電順序sが“1”であるかを判定する。
【0076】
ステップ110で肯定判定されたときは、ステップ111でラッチ要求フラグFPが“1”であるかを判定する。
【0077】
ステップ111で肯定判定されたときはステップ112でヘッドデータをラッチし、ステップ113でフラグFPをリセットする。そしてステップ114で通電情報STBを参照用通電処理STB2に複写してステップ115に進む。
【0078】
なお、ステップ110で否定判定されたとき、即ち通電順序sが“1”dないときも直接ステップ115に進む。
【0079】
そしてステップ115ではSTBオンルーチンを実行してこのルーチンを終了する。また、ステップ11で否定判定されたとき、即ちラッチ要求フラグが“1”でないときは直接このルーチンを終了する。
【0080】
図12は印刷ルーチンのステップ115で実行されるSTBオンルーチンのフローチャートであって、ステップ120でブロック番号jを“1”に初期化する。
【0081】
ステップ121で参照用通電処理STB2(s,j)が“1”であるかを判定し、肯定判定されたとき、即ち第s回目の通電で第jブロックに通電するときはステップ122でjブロックをサーマルヘッド21(図2)に出力してステップ123に進む。
【0082】
逆にステップ121で否定判定されたときは、第s回目の通電で第jブロックに通電しないものとして直接ステップ123に進む。
【0083】
ステップ123ではブロック番号jをインクリメントしてステップ124でjが最大通電数Mに到達したかを判定し、否定判定されたときはステップ121に戻る。
【0084】
ステップ124で肯定判定されたときはステップ125で通電順序sをインクリメントし、ステップ126で通電順序sが最大値Kに到達したかを判定する。
【0085】
ステップ126で肯定判定されたときはステップ127で通電順序sを“1”に初期化してこのルーチンを終了する。逆にステップ126で否定判定されたときは直接このルーチンを終了する。
【0086】
本発明に係るサーマルプリンタ(図2)は、ホストコンピュータ(図示せず)から印刷データが転送されたときにマイクロコンピュータ25による制御が開始され、印刷が終了すると消費電力を抑制するために省電力モード(スリープモード)に移行する。
【0087】
省電力モードに移行すると、CPU251及びCPUにクロックパルスを出力する内部クロック257は動作を停止する。
【0088】
マイクロコンピュータ25は割り込みI/F258を有しており、ホストコンピュータが印刷データを出力する前にホストコンピュータは印刷要求信号を出力する。この印刷要求信号は割り込みI/F258からマイクロコンピュータ25に取り込まれ、マイクロコンピュータ25の省電力モードが解除される。
【0089】
マイクロコンピュータ25は故障検出I/F259も具備しており、印刷用紙切れ、バッテリ電圧低、サーマルヘッドアップダウン異常、復帰不能等の異常検出をおこなっている。なお、CPU251及び内部タイマ257が省電力モード停止中には当然異常検出は実行されない。
【0090】
本発明に係るサーマルプリンタは、さらに外部タイマ26を具備し、マイクロコンピュータ25と割り込みインターフェイス258を介して接続されている。
【0091】
外部タイマ26は、CPU251及び内部タイマ257が省電力モード停止中に予め定められた間隔で割り込みパルスを出力して、CPU251及び内部タイマ257の省電力モードを解除する。
【0092】
すると、CPUは予め定められた順序で故障検出I/F259を走査し、サーマルプリンタ内の異常の有無を検査する。そして、新たな異常が検出されたときにはその旨をホストコンピュータに伝送して再び省電力モードに移行する。
【0093】
図13はマイクロプロセッサ25で実行されるメインルーチン及び割り込みルーチンのフローチャートであり。
【0094】
メインルーチン(イ)のステップ130でサーマルプリンタの正常状態及び異常状態の処理(ホストコンピュータへの伝送)を行い、ステップ131では受信コマンド及びデータの解析を行う。ステップ132で印刷データが存在する場合は印刷データの転送を行い、ステップ133で省電力モードへの移行要求の有無を判断する。
【0095】
省電力モードへの移行設定がなされていない場合は直接このルーチンを終了する。通常は省電力モードへの移行設定がなされているためステップ133で肯定判定され、ステップ134で外部タイマ26を起動して省電力モードに移行する。
【0096】
割り込みルーチンは印刷時に割り込み処理として実行されるルーチンであり、ステップ136でヘッド通電処理を、ステップ137で異常検出処理を実行する。
【0097】
そして、外部タイマ26は起動後予め定められた時間が経過すると、外部割り込み信号を出力してマイクロコンピュータ25の省電力モードを解除する。
【0098】
すると、マイクロコンピュータ25は図13のメインルーチン及び割り込みルーチンを実施する。従って、マイクロコンピュータ25が省電力モード中にサーマルプリンタに印刷紙切れ等の異常が発生した場合であっても、異常を確実に検出してホストコンピュータに伝送することが可能となる。
【0099】
【発明の効果】
第一の発明に係るサーマルプリンタによれば、物理ブロックが論理ブロックと残余ブロックに分割され、物理ブロックごとに通電が制御されるので、サーマルヘッドへの通電電流を所定値以内に維持できるとともに、サーマルヘッドへのデータ送信回数を低減することが可能となる。
【0100】
第二の発明に係るサーマルプリンタによれば、さらにサーマルヘッドへのデータ送信回数を低減することが可能となる。
【0101】
第三の発明に係るサーマルプリンタによれば、サーマルプリンタ制御用マイクロコンピュータが省電力モード中であっても、定期的に省電力モードが解除され、サーマルプリンタに発生した異常を検出してホストコンピュータに通報することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の可変分割印刷方法の説明図である。
【図2】本発明に係るサーマルプリンタの構成図である。
【図3】ドットライン印刷ルーチンのフローチャートである。
【図4】IMGCOM作成ルーチンのフローチャートである。
【図5】パラメータ初期化ルーチンのフローチャートである。
【図6】1ブロック通電情報設定ルーチンのフローチャートである。
【図7】1ドットラインの具体例の説明図である。
【図8】全ビット処理のフローチャートである。
【図9】残ビット処理のフローチャートである。
【図10】シフトレジスタ転送ルーチンのフローチャートである。
【図11】印刷ルーチンのフローチャートである。
【図12】STBオンルーチンのフローチャートである。
【図13】メインルーチン及び割り込みルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
21…サーマルヘッド
22…シフトレジスタ
23…ラッチレジスタ
241、242、243…ANDゲート
25…マイクロコンピュータ
250…バス
251…CPU
252…ROM
253…イメージバッファ
254…印刷転送制御バッファ
255…印刷指令インターフェイス
256…伝送インターフェイス
257…内部タイマ
258…割り込みインターフェイス
259…故障検出インターフェイス
26…外部タイマ

Claims (3)

  1. 複数の発熱体を有する物理ブロックを複数具備するサーマルヘッドと、
    前記サーマルヘッドの発熱体に対する通電/非通電データを格納するデータ格納手段と、
    前記データ格納手段に格納された通電/非通電データを、前記物理ブロック毎に予め定められた数の通電データを含む論理ブロックと残余のデータを含む残余ブロックに分割する分割手段と、
    前記物理ブロックごとに前記論理ブロック又は前記残余ブロックを受信した後に前記物理ブロックごとに前記サーマルヘッドへ通電する制御を前記論理ブロックのすべて及び前記残余ブロックに対して繰り返す制御手段を具備するサーマルプリンタ。
  2. 前記分割手段が、
    前記データ格納手段に格納された通電/非通電データを、相互に隣接する複数の前記物理ブロックに予め定められた数の通電データを含む論理ブロックと残余のデータを含む残余ブロックに分割するものであり、
    前記制御手段が、
    前記残余ブロックへ印刷データを設定した後に少なくとも一つの前記物理ブロックごとに前記サーマルヘッドへ通電する制御を前記論理ブロックのすべて及び前記残余ブロックに対して繰り返すものである請求項1に記載のサーマルプリンタ。
  3. 前記サーマルプリンタに発生する異常を検出してホストコンピュータに異常発生を通報するサーマルプリンタ制御手段と、
    前記サーマルプリンタ制御手段の異常検出及びホストコンピュータへの通報後に、前記サーマルプリンタ制御手段を省電力モードに移行させる省電力移行手段と、
    前記省電力移行手段から省電力モード移行指令が出力されたときに起動され、起動後予め定められた時間経過後に前記サーマルプリンタ制御手段の省電力モードを解除する省電力モード解除手段を具備するサーマルプリンタ。
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