JP2004135478A - 昇降圧兼用dc−dcコンバータ - Google Patents

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Kazuhito Nakahara
中原 和仁
Koichi Ueki
植木 浩一
Fumito Takahashi
高橋 文人
Takayuki Usuda
薄田 隆行
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Abstract

【課題】半導体スイッチ3をオフ状態にし半導体スイッチ2を断続して高圧バッテリ1の電力を低圧バッテリ7に送る降圧機能と、スイッチ2をオフ状態にしスイッチ3を断続してバッテリ7の電力をバッテリ1に送る昇圧機能とを持ち、バッテリ1,7の逆接続をそれぞれ保護する半導体スイッチ20,8を備えたDC−DCコンバータにて、スイッチ2,20,8の駆動信号を絶縁するトランスを共通にし駆動回路を簡単にする。
【解決手段】電圧制御部611から半導体スイッチ2に与える駆動信号を絶縁するトランス30上にスイッチ20,8をオンさせる電圧を発生する巻線30−20,30−8を設け、降圧動作時にはリレー接点91,92間を閉じトランス30を付勢してスイッチ2を断続オン、スイッチ20,8をオンとし、昇圧動作時にはリレー接点91,92間を開きトランス30を付勢してスイッチ20,8をオンとし、別にスイッチ3を断続オンする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば電気自動車などに搭載される、降圧コンバータと昇圧コンバータの両機能を備えた昇降圧兼用DC−DCコンバータに関する。
なお、以下各図において同一の符号は同一もしくは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】
車載用の非絶縁の降圧型DC−DCコンバータの一例として、本出願人の先願に記載された図5の構成が知られている(特許文献1参照。)。
但し、この公報に記載された図5に相当する図では半導体スイッチ2,8,20のMOSFETと並列のダイオードが省略されているが、このダイオードはMOSFET内の寄生ダイオードであり、機能的には図5と同じである。
【0003】
この図5において、1は高電圧のバッテリ、7は低電圧のバッテリであり、このコンバータ回路は図外の発電機等によって充電される高電圧バッテリ1の電圧を降圧して低電圧のバッテリ7を充電する機能を持つ。なお、バッテリ1,7には図外の負荷が存在し得るものとする。
【0004】
2はバッテリ1と7の正極間を断続する半導体スイッチ、4は半導体スイッチ2のオン時にバッテリ1と7の正極間の電圧を負担するチョークコイル、3−1は半導体スイッチ2のオフ時にチョークコイル4の電流の転流路となるダイオード、5はチョークコイル4の出力電圧を平滑化するコンデンサである。
【0005】
6はこのコンバータを制御する制御回路、30は制御回路6の電圧制御部61から半導体スイッチ2を断続駆動するために出力されるオンオフ信号を絶縁する駆動トランスである。
【0006】
この電圧制御部61は、降圧指令端子65に降圧動作を行うべき旨の指令を受けると、このコンバータの出力電圧としての低電圧バッテリ7の正極端子7aの電圧を検出しつつ、この電圧を一定とするように駆動トランス30を介して半導体スイッチ2をオンオフ制御する。
【0007】
具体的には、電圧制御部61は、駆動トランス30をオンオフ付勢することによりトランス巻線30−2を介し半導体スイッチ2に所定周期でH/Lに変化する駆動パルスを与えて半導体スイッチ2をオンオフしつつ、前記周期に対する半導体スイッチ2のオン期間の割合(オン比率)を制御し、降圧出力としての端子7aの電圧を一定に維持する。
【0008】
制御回路6の高圧電圧検知部62は、この図では回路の一部が省略されているが、高電圧バッテリ1の正極端子1bの電圧が正常な所定の上下限電圧範囲内にあるか否かを検知する役割を持ち、正常と検知するとAND回路64にHの信号を出力する。
【0009】
制御回路6の低圧電圧検知部63も、同様に回路の一部が省略されているが、この低圧電圧検知部63は平滑コンデンサ5の端子5aの電圧が正常な所定の上下限電圧範囲内にあるか否かを検知することで、低電圧バッテリ7の正極端子7aの電圧が正常か否かを検知する役割を持ち、正常と検知するとAND回路64にHの信号を出力する。
【0010】
こうして高電圧バッテリ1の電圧と低電圧バッテリ7の電圧が共に正常でAND回路64からH信号が出力される場合にのみ、電圧制御部61はオンオフ信号を出力するなどの電圧制御動作を行う。
【0011】
この低圧電圧検知部63は、また半導体スイッチ2が過電圧等によって破損し短絡状態になるとコンデンサ5が過電圧になるので、この過電圧を検出し電圧制御部61の電圧制御動作(従ってオンオフ信号の出力)を停止させる役割も兼ねている。
【0012】
20は高電圧バッテリ1が逆極性に接続された場合に、また8は低電圧バッテリ7が逆極性に接続された場合にそれぞれ本DC−DCコンバータを保護するための半導体スイッチで、駆動トランス30は半導体スイッチ8及び20用の駆動信号も作っている。
【0013】
即ち、バッテリ1および7が共に正常に接続され且つ共に正常な電圧であれば、上述のように電圧制御部61が半導体スイッチ2に対するオンオフ信号を出力するので、このとき半導体スイッチ2をオンする際に駆動トランス30の巻線30−8,30−20に発生する電圧により、それぞれダイオード40,41を介して半導体スイッチ8,20内のMOSFETのゲート・ソース間に接続されたコンデンサ42,43が充電される。
【0014】
従って、半導体スイッチ2がオンオフ駆動されている間はコンデンサ42,43は充電状態を維持し、半導体スイッチ8,20内のMOSFETはオン状態を維持して降圧型DC−DCコンバータ回路が形成される。
【0015】
しかし、バッテリ1または7が逆接続されると、上述した高圧電圧検知部62または低圧電圧検知部63の異常検知によってAND回路64のH出力は発生せず、電圧制御部61がオンオフ信号を出力しないため、半導体スイッチ8,20内のMOSFETはオフのままとなり、バッテリの短絡が防止される。
【0016】
また、このコンバータの動作中に前記の過電圧等の異常が検出された場合にも、AND回路64のH出力が消失するため、電圧制御部61がオンオフ信号の出力を停止し、コンデンサ42,43がそれぞれ放電抵抗44,45を介して速やかに放電する。こうして半導体スイッチ8,20内のMOSFETがオフし過大電流等による回路の損傷が防止される。
【0017】
但し、放電抵抗44,45に基づくコンデンサ42,43の放電時定数は半導体スイッチ2の断続周期におけるオフ時間より充分大きく、且つ上記異常の検出時点から回路損傷に至るまでの時間よりは充分短く選ばれているものとする。
【0018】
また、コンデンサ42,43については、半導体スイッチ8,20内のMOSFETのゲート・ソース間に内在する寄生容量によっては外付のコンデンサが省略できる場合もある。
【0019】
なお、上述した高圧電圧検知部62,低圧電圧検知部63,AND回路64と、電圧制御部61,駆動トランス30,保護用半導体スイッチ8,20との関係動作は、以下に述べる図6,図4,図1〜図3の電圧制御部61A,61B,611,612についても同様であり、説明を省略する。
【0020】
ところで、車載用のDC−DCコンバータにおいては上述した高電圧バッテリ1の電力を低電圧バッテリ7に供給する降圧コンバータの機能だけでなく、低電圧バッテリ7の電力を高電圧バッテリ1に供給する昇圧コンバータの機能も必要になる場合がある。
【0021】
この場合、例えば図6のように図5の半導体スイッチ2とダイオード3−1をそれぞれダイオード2−1と半導体スイッチ3に置き換え、半導体スイッチ3を制御回路6の電圧制御部61Aからの信号でオンオフ制御する構成の昇圧コンバータを別に設けて機能を実現する方法がある。
【0022】
図6の回路では半導体スイッチ3のオン時にチョークコイル4を低電圧バッテリ7によって付勢し、半導体スイッチ3のオフ時にチョークコイル4の発生電圧と低電圧バッテリ7との和電圧によってダイオード2─1を介し高電圧バッテリ1を充電する。
【0023】
この場合も、制御回路6の電圧制御部61Aは、昇圧指令端子66に昇圧動作を行うべき旨の指令を受けると、高電圧バッテリ1および低電圧バッテリ7が共に正常に接続され且つ共に正常な電圧であれば、高電圧バッテリ1の正極端子1bの電圧を検出しつつ半導体スイッチ3を所定周期でオンオフ駆動して半導体スイッチ3のオン比率を制御し、昇圧出力としての端子1bの電圧を一定に維持する。
【0024】
また、電圧制御部61Aは、半導体スイッチ3をオンオフ駆動する間は図5と同様にトランス30を付勢するため保護用半導体スイッチ20および8内のMOSFETはオン状態に維持され、昇圧型DC−DCコンバータ回路が形成される。
【0025】
このように降圧時と昇圧時でそれぞれ図5と図6の回路を別々に用いた場合、降圧と昇圧で類似の回路が必要になり、実装スペース、装置の重量、コスト等の面で無駄が多い。そこで.降圧コンバータと昇圧コンバータの大電流が流れる主回路部分を共用化した図4の構成が考えられる。
【0026】
図4の構成は、指令入力端子65に降圧指令が入力されると、電圧制御部61Bが半導体スイッチ3をオフ状態にし、駆動トランス31を付勢して半導体スイッチ2をオンオフ駆動すると同時に、駆動トランス31と30とを同期して付勢することで図5の構成と同等になる。
【0027】
また、指令入力端子66に昇圧指令が入力されると、電圧制御部61Bが半導体スイッチ2をオフ状態にし、半導体スイッチ3をオンオフ駆動すると同時に駆動トランス30もオンオフ付勢することで図6の構成と同等になるので、同一の構成で降圧機能と昇圧機能を実現できる。
【0028】
【特許文献1】
特開2002−136111号公報(第4頁、第1図)
【0029】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4のような構成では、半導体スイッチ2用と保護用の半導体スイッチ8及び20用の駆動トランスを含む駆動回路を別回路で構成しなければならず、コンバータ装置の大きさやコストに影響を与えるという問題がある。
【0030】
本発明の目的は、コンバータ動作を行う半導体スイッチをオンオフする信号を絶縁する駆動トランスと、保護用半導体スイッチ20,8をオンする信号を絶縁する駆動トランスとを同一として駆動回路を簡単化でき、且つ降圧,昇圧のいずれの動作も可能な昇降圧兼用DC−DCコンバータを提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために請求項1の昇降圧兼用DC−DCコンバータは、高圧直流電源(バッテリ1)から該電源と所定の一方の電極(本例では負極)の電位を同じくする低圧直流電源(バッテリ7)へ電力を供給する降圧機能と、該低圧直流電源から前記高圧直流電源へ電力を供給する昇圧機能とを持ち、
前記高圧直流電源と低圧直流電源との非共通電位側の電極(本例では正極)間に、オフ時には該高圧直流電源からの放電方向の電流のみを阻止する第1の半導体スイッチング手段(半導体スイッチ2)とチョークコイル(4)との直列接続を該チョークコイルが低圧直流電源側となるように備え、且つ
第1の半導体スイッチング手段と前記チョークコイルとの接続点と、前記直流電源の共通電位側の電極との間に、オフ時には前記低圧直流電源からの放電方向の電流のみを阻止する第2の半導体スイッチング手段(半導体スイッチ3)を備えてなり、
降圧動作時には第2の半導体スイッチング手段をオフ状態にして第1の半導体スイッチング手段を断続してオンし、昇圧動作時には第1の半導体スイッチング手段をオフ状態にして第2の半導体スイッチング手段を断続してオンするようにし、
さらに、前記接続点と高圧直流電源の非共通電位側の電極との間に第1の半導体スイッチング手段と直列に設けられてオフ時には少なくとも前記高圧直流電源への充電方向の電流を阻止する、該高圧直流電源の逆接続時の保護用としての第3の半導体スイッチング手段(半導体スイッチ20)、または前記接続点と低圧直流電源の非共通電位側の電極との間に前記チョークコイルと直列に設けられてオフ時には少なくとも前記低圧直流電源への充電方向の電流を阻止する、該低圧直流電源の逆接続時の保護用としての第4の半導体スイッチング手段(半導体スイッチ8)の少なくとも一方を備えたDC−DCコンバータにおいて、
制御手段(制御回路6の電圧制御部611,612など)によって付勢され、第1または第2の半導体スイッチング手段の少なくとも一方を断続してオンする第1の信号と、第3または第4の半導体スイッチング手段の前記した少なくとも一方を継続してオンする信号の元となる第2の信号とを、少なくともこの第1,第2の信号別に設けられた巻線(30−2と、30−20または(および)30−8)に同時に形成する駆動トランス(30)と、
前記駆動トランスからの第1の信号によって駆動される第1または第2の半導体スイッチング手段の前記の少なくとも一方を、前記降圧または昇圧動作のためにオフ状態とすべき際には、オフ状態とする半導体スイッチング手段への前記第1の信号の供給を遮断する手段(リレー9など)と備えたものとする。
【0032】
また請求項2の昇降圧兼用DC−DCコンバータでは、請求項1に記載の昇降圧兼用 DC−DCコンバータにおいて、
前記第1の信号の供給遮断の対象となる前記第1または第2の半導体スイッチング手段の前記の少なくとも一方は、ダイオードとMOSFETとの並列接続からなり、この供給遮断の際、該MOSFETのゲート・ソース間が(リレー9などによって)短絡されるようにする。
【0033】
また請求項3の昇降圧兼用DC−DCコンバータでは、請求項1または2に記載の昇降圧兼用DC−DCコンバータにおいて、
第3または第4の半導体スイッチング手段の前記した少なくとも一方はMOSFETを持ち、前記した継続してオンする信号は該信号の元となる前記第2の信号を形成する前記巻線上において該第2の信号を(ダイオード41とコンデンサ43、または(および)ダイオード40とコンデンサ42を介し)変換して生成されて該MOSFETのゲート・ソース間に与えられ、(コンデンサ43と放電抵抗45、または(および)コンデンサ42と放電抵抗44によって定まる)所定の時定数をもって持続する直流電圧であるようにする。
【0034】
また請求項4の昇降圧兼用DC−DCコンバータでは、請求項1ないし3のいずれかに記載の昇降圧兼用DC−DCコンバータにおいて、
第1または第2の半導体スイッチング手段の少なくとも一方を断続してオンする前記第1の信号が、この第1の信号を形成する前記駆動トランス上の同一巻線を切り換えることによって、該巻線から降圧および昇圧動作時にそれぞれ第1および第2の半導体スイッチング手段に与えられるようにする。
【0035】
本発明の作用は、降圧または(および)昇圧のコンバータ動作を行う半導体スイッチに与えるオンオフ信号を絶縁する駆動トランスと、保護用半導体スイッチ20,8をオンさせる信号を絶縁する駆動トランスとを同一とし、この同一の駆動トランスを降圧,昇圧のいずれの動作時にも付勢する代わりに、降圧または昇圧のコンバータ動作を行う半導体スイッチにこの駆動トランスから供給されるオンオフ信号を、対象の半導体スイッチをオフ状態とすべき降圧または昇圧動作時に切り離せるようにして、半導体スイッチの駆動回路を簡単に構成するものである。
【0036】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例としての構成を示す回路図である。図1において図4と異なる主な点は、半導体スイッチ2を駆動する電圧を発生する巻線30−2を半導体スイッチ20と8を駆動するトランス30の鉄心上に設け、且つ制御回路6の電圧制御部611により操作される破線で囲んだリレー9を追加して半導体スイッチ2を構成するMOSFETのゲートを巻線30−2から切り離せるようにした点である。
【0037】
図1の回路では、高電圧バッテリ1および低電圧バッテリ7が共に正常に接続され且つ共に正常な電圧であることを条件として、電圧制御部611は、その指令端子65に降圧指令が入力されると、半導体スイッチ2内のMOSFETのゲートに接続されたリレー9の接点の端子91を、同リレー9の接点の端子92に接続して巻線30−2の電圧が上記MOSFETのゲート・ソース間に加わるようにして、図5の電圧制御部61と同様に降圧コンバータとしての電圧制御動作を行う。
【0038】
他方、指令端子66に昇圧指令が入力されると電圧制御部611は、リレー9の接点の端子91と92間を開放して図6の電圧制御部61Aと同様に昇圧コンバータとしての電圧制御動作を行う。
【0039】
このように構成すると、昇圧動作時には駆動トランス30の巻線30−2の電圧の有無に関わらず半導体スイッチ2はオフ状態にすることができるので、電圧制御部611によって降圧動作時と同様に駆動トランス30をオンオフ付勢することにより、保護用半導体スイッチ8,20をオンさせる信号を作ることができる。
【0040】
図2は図1の回路の変形実施例である。図1と異なる点はリレー9としてC接点リレーを使用している点である。図2においては、制御回路6の電圧制御部611は、降圧制御時にはリレー9のC接点の端子91を同C接点の端子92に接続して駆動トランス30の巻線30−2の電圧を半導体スイッチ2のMOSFETのゲート・ソース間に加えるようにし、昇圧制御時には上記C接点の端子91を同C接点の端子93に接続して上記MOSFETのゲート・ソース間を短絡する。
【0041】
このように構成すると、昇圧制御時に半導体スイッチ2のゲート・ソース間電圧が0Vに固定されるため、半導体スイッチ3がオンしたときに半導体スイッチ2が、そのMOSFET自体が持つドレイン・ゲート間の容量により、そのゲート電圧がしきい値を超えることによって、誤ってオンしてしまう危険を回避することができる。
【0042】
また、図3は本発明のさらに別の実施例である。図3においては図2に対し、リレー9のC接点を2組にすると共に、駆動トランス30に巻線30−3を追加し、半導体スイッチ3を巻線30−3によってオンオフ駆動するようにしたものである。
【0043】
図3の回路では、制御回路6の電圧制御部612は、降圧制御時にはリレー9の別のC接点の端子94を同C接点の端子96に接続して半導体スイッチ3のMOSFETのゲート・ソース間を短絡し、昇圧制御時には上記C接点の端子94を同C接点の端子95に接続して駆動トランス30の巻線30−3の電圧を半導体スイッチ3のMOSFETのゲート・ソース間に加えるようにしている。
【0044】
このように構成すると、1つの駆動トランス30で保護用半導体スイッチ8,20のみならず、降圧用の半導体スイッチ2と昇圧用の半導体スイッチ3を駆動することができ、電圧制御部612の構成をより簡単化することができる。
【0045】
またさらに別の回路構成として、図3における駆動トランス30の巻線30−3を省略し、接点の切換により、昇圧動作時にも同一の巻線30−2を巻線30−3の代わりに半導体スイッチ3の駆動に用いる方法も考えられ、これも本発明に包含される。
【0046】
なお、図1〜図3において9は必ずしもリレーである必要はなく、手動スイッチでも、半導体スイッチでもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、降圧,昇圧の両機能を有し、高低圧バッテリの逆接続等に対する保護機能を持つDC−DCコンバータにおいて、降圧または(および)昇圧のコンバータ動作を行う半導体スイッチに与えるオンオフ信号を絶縁する駆動トランスと、保護用半導体スイッチ20,8をオンさせる信号を絶縁する駆動トランスとを同一とし、この同一の駆動トランスを降圧,昇圧のいずれの動作時にも付勢する代わりに、降圧または昇圧のコンバータ動作を行う半導体スイッチにこの駆動トランスから供給されるオンオフ信号を、対象の半導体スイッチをオフ状態とすべき降圧または昇圧動作時に切り離せるようにしたので、半導体スイッチの駆動回路を簡単に構成し、装置の小形、軽量、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての構成を示す回路図
【図2】図1の変形実施例としての構成を示す回路図
【図3】本発明のさらに別の実施例としての構成を示す回路図
【図4】図1〜3に対応する従来の回路図
【図5】従来の降圧型DC−DCコンバータの構成例を示す回路図
【図6】従来の昇圧型DC−DCコンバータの構成例を示す回路図
【符号の説明】
1            高圧バッテリ
1b,1d,7a,7b  バッテリ端子
2,3          半導体スイッチ(MOSFET)
4            チョークコイル
5            コンデンサ
5a           コンデンサ端子
6            制御回路
7            低圧バッテリ、
8            半導体スイッチ(MOSFET)
9            リレー
20           半導体スイッチ(MOSFET)
30           駆動トランス
30−2,30−3,30−8,30−20 トランス30の巻線
40,41        ダイオード
42,43        コンデンサ
44,45        放電抵抗
62           高圧電圧検知部
63           低圧電圧検知部
65           降圧指令端子
66           昇圧指令端子
91〜96        リレー9の接点端子
611,612      電圧制御部

Claims (4)

  1. 高圧直流電源から該電源と所定の一方の電極の電位を同じくする低圧直流電源へ電力を供給する降圧機能と、該低圧直流電源から前記高圧直流電源へ電力を供給する昇圧機能とを持ち、
    前記高圧直流電源と低圧直流電源との非共通電位側の電極間に、オフ時には該高圧直流電源からの放電方向の電流のみを阻止する第1の半導体スイッチング手段とチョークコイルとの直列接続を該チョークコイルが低圧直流電源側となるように備え、且つ
    第1の半導体スイッチング手段と前記チョークコイルとの接続点と、前記直流電源の共通電位側の電極との間に、オフ時には前記低圧直流電源からの放電方向の電流のみを阻止する第2の半導体スイッチング手段を備えてなり、
    降圧動作時には第2の半導体スイッチング手段をオフ状態にして第1の半導体スイッチング手段を断続してオンし、昇圧動作時には第1の半導体スイッチング手段をオフ状態にして第2の半導体スイッチング手段を断続してオンするようにし、
    さらに、前記接続点と高圧直流電源の非共通電位側の電極との間に第1の半導体スイッチング手段と直列に設けられてオフ時には少なくとも前記高圧直流電源への充電方向の電流を阻止する、該高圧直流電源の逆接続時の保護用としての第3の半導体スイッチング手段、または前記接続点と低圧直流電源の非共通電位側の電極との間に前記チョークコイルと直列に設けられてオフ時には少なくとも前記低圧直流電源への充電方向の電流を阻止する、該低圧直流電源の逆接続時の保護用としての第4の半導体スイッチング手段の少なくとも一方を備えたDC−DCコンバータにおいて、
    制御手段によって付勢され、第1または第2の半導体スイッチング手段の少なくとも一方を断続してオンする第1の信号と、第3または第4の半導体スイッチング手段の前記した少なくとも一方を継続してオンする信号の元となる第2の信号とを、少なくともこの第1,第2の信号別に設けられた巻線に同時に形成する駆動トランスと、
    前記駆動トランスからの第1の信号によって駆動される第1または第2の半導体スイッチング手段の前記の少なくとも一方を、前記降圧または昇圧動作のためにオフ状態とすべき際には、オフ状態とする半導体スイッチング手段への前記第1の信号の供給を遮断する手段と備えたことを特徴とする昇降圧兼用DC−DCコンバータ。
  2. 請求項1に記載の昇降圧兼用DC−DCコンバータにおいて、前記第1の信号の供給遮断の対象となる前記第1または第2の半導体スイッチング手段の前記の少なくとも一方は、ダイオードとMOSFETとの並列接続からなり、この供給遮断の際、該MOSFETのゲート・ソース間が短絡されることを特徴とする昇降圧兼用DC−DCコンバータ。
  3. 請求項1または2に記載の昇降圧兼用DC−DCコンバータにおいて、
    第3または第4の半導体スイッチング手段の前記した少なくとも一方はMOSFETを持ち、前記した継続してオンする信号は該信号の元となる前記第2の信号を形成する前記巻線上において該第2の信号を変換して生成されて該MOSFETのゲート・ソース間に与えられ、所定の時定数をもって持続する直流電圧であることを特徴とする昇降圧兼用DC−DCコンバータ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の昇降圧兼用DC−DCコンバータにおいて、
    第1または第2の半導体スイッチング手段の少なくとも一方を断続してオンする前記第1の信号が、この第1の信号を形成する前記駆動トランス上の同一巻線を切り換えることによって、該巻線から降圧および昇圧動作時にそれぞれ第1および第2の半導体スイッチング手段に与えられるようにしたことを特徴とする昇降圧兼用DC−DCコンバータ。
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