JP2004133229A - ビハインド絞りの撮影レンズ系及びビハインド絞りの撮影レンズ系を備えたカメラ - Google Patents

ビハインド絞りの撮影レンズ系及びビハインド絞りの撮影レンズ系を備えたカメラ Download PDF

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Abstract

【目的】電子スチルカメラに適したビハインド絞りの撮影光学系を得る。
【構成】物体側から順に、負のパワーを持つ前群と、正のパワーを持つ後群と、開口絞りとからなり、条件式(1)ないし(4)を満足するビハインド絞りの撮影レンズ系。
(1)0.7<L/f<1.0
(2)1.4<f/f<2.0
(3)0.1<|f/f|<0.5
(4)0.2<d/f<0.5
但し、
:開口絞りから無限遠光束に対する結像面までの空気換算距離、
:バックフォーカス(後群の最も像側のレンズ面から結像面までの空気換算距離)、
f:全系の焦点距離、
:前群の焦点距離、
d:前群の最も像側の面から後群の最も物体側の面までの距離。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、半画角が20°程度でFナンバーが2.8程度の、バックフォーカスの長い電子スチルカメラに最適なビハインド絞りの撮像レンズ系、及びビハインド絞りの撮影レンズ系を備えたカメラに関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
レンズ群の後方に絞りを配置したビハインド絞りの撮影レンズ系は、光学系の設計が比較的容易であり、一般には小型のカメラ用に用いられている。しかしながら、従来のビハインド絞りの撮影レンズ系は、銀塩フィルム用であり、長いバックフォーカスを必要とする電子スチルカメラ(CCDカメラ)にそのまま適用することはできない。
【0003】
レンズ群の後方に絞りを配置したビハインド絞りの撮影レンズ系は、機械設計が比較的容易であり、一般には小型カメラ用に用いられている。
これらの撮影レンズ系には、トリプレット、テッサー、あるいはガウスタイプがよく用いられているが、これらの光学系は、物体側に正のパワーを有するレンズ系を配置しているので焦点距離に比べてバックフォーカスが小さく、各種の光学素子を挿入することが困難である。また、従来よりビハインド絞りの撮影レンズ系が銀塩フィルム用にも用いられている。しかし、CCDなどの固体撮像素子を用いる電子スチルカメラにおいては、撮像素子がより小さく、従ってより焦点距離の短い撮影レンズ系が要求されるため、従来の撮影レンズ系を電子スチルカメラにそのまま適用することはできない。さらに、各種の光学素子の小型化には限界があり、焦点距離に比べて、よりバックフォーカスの長い撮影レンズ系が要求される。
【0004】
【特許文献】
特開平4‐304410号公報
特開昭57‐104108号公報
【0005】
【発明の目的】
本発明は、より高い光学性能を保持しながら、バックフォーカスが十分長く各種の光学素子の挿入が容易なビハインド絞りの撮影レンズ系を得ることを目的とする。
【0006】
【発明の概要】
本発明のビハインド絞りを有する撮影レンズ系は、その一態様では、物体側から順に、負のパワーを持つ前群と、正のパワーを持つ後群と、開口絞りとからなり、次の条件式(1)ないし(4)を満足することを特徴としている。
(1)0.7<L/f<1.0
(2)1.4<f/f<2.0
(3)0.1<|f/f|<0.5
(4)0.2<d/f<0.5
但し、
:開口絞りから無限遠光束に対する結像面までの空気換算距離、
:バックフォーカス(後群の最も像側のレンズ面から結像面までの空気換算距離)、
f:全系の焦点距離、
:前群の焦点距離、
d:前群の最も像側の面から後群の最も物体側の面までの距離、
である。
【0007】
前群と後群とは、一般的に空気間隔最大位置で分けることができる。前群は、例えば、2枚の正レンズと1枚の負レンズから構成することができる。より具体的には、該前群を、物体側から順に、物体側に凸の正の第1レンズと、物体側に凸の負メニスカスの第2レンズと、物体側に凸の正の第3レンズとから構成することができる。
【0008】
本発明の撮影レンズ系は、次の条件式(5)を満足することが好ましい。
(5)1.0<L/f<2.0
但し、
:前群の最も物体側の面から後群の最も像側の面までの光軸上の距離、
である。
【0009】
また、次の条件式(6)及び(7)を満足することが好ましい。
(6)0.2<f/fL1<0.52
(7)1.65<NL1
但し、
L1:第1レンズの焦点距離、
L1:第1レンズの屈折率、
である。
【0010】
本発明のビハインド絞りを有する撮影レンズ系は、別の態様によると、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正の第1レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスの第2レンズと、物体側に凸面を向けた正の第3レンズとから構成される前群と、両凹の負の第4レンズと、像側に凸面を向けた正の第5レンズと、両凸の正の第6レンズから構成される後群と、開口絞りとからなり、次の条件式(1)ないし(5)を満足することを特徴としている。
(1)0.7<L/f<1.0
(2)1.4<f/f<2.0
(3)0.1<|f/f|<0.5
(4)0.2<d/f<0.5
(5)1.0<L/f<2.0
但し、
:開口絞りから無限遠光束に対する結像面までの空気換算距離、
:バックフォーカス(後群の最も像側のレンズ面から結像面までの空気換算距離)、
f:全系の焦点距離、
:前群の焦点距離、
d:前群の最も像側の面から後群の最も物体側の面までの距離、
:前群の最も物体側の面から後群の最も像側の面までの光軸上の距離、
である。
【0011】
以上の撮影レンズ系は、カメラボディに対して着脱可能とすることができる。このとき、開口絞りは、カメラボディ側に設けることが可能である。開口絞りと固体撮像素子の撮像面との間には、分岐光学素子を配置することができ、撮像面の前方にはフィルタ類を配置することができる。
【0012】
【発明の実施形態】
図21(A)、(B)は、本発明によるビハインド絞りの撮影レンズ系100を備えた電子スチルカメラ50の例を示している。この電子スチルカメラ50は、交換レンズ鏡筒51がカメラボディ52に対して着脱可能な一眼レフタイプである。カメラボディ52内には、撮像面にCCD53が配置され、CCD53の前方にフィルタ類54と、光路分岐素子(ハーフミラーまたはクイックリターンミラー)55が配置されている。光路分岐素子55からの分岐光路にはファインダ光学系56が設けられている。
【0013】
撮影レンズ系100は、物体側から順に、負の屈折力を持つ前群10と、正の屈折力を持つ後群20と、開口絞り(可変絞り)30とからなっており、開口絞り30は、図21(A)の例では、レンズ鏡筒51内に位置し、同(B)の例では、カメラボディ52内に位置している。このように、本発明のビハインド絞りの撮影レンズ系は、開口絞り30がレンズ鏡筒51側に位置する態様と、カメラボディ52側に位置する態様とが可能である。開口絞り30がカメラボディ52内に位置する態様では、開口絞りを複数の交換レンズ鏡筒51に共通に用いることができる。なお、本発明は、光路分岐素子55を持たない非一眼レフカメラにも勿論適用できる。
【0014】
条件式(1)は、絞りから結像面までの距離とバックフォーカスに関する条件式である。この条件式(1)の上限は本実施形態の撮影レンズ系がビハインド絞りであることを示している。また、この条件式(1)の下限を超えると、結像面と開口絞りとの距離が小さくなって、開口絞りの後方に光学素子を挿入するためのスペースを確保することが困難になる。さらに、開口絞りとレンズとの距離が大きくなり、レンズの口径が非常に大きくなってしまうため、小型化が困難となる。
【0015】
条件式(2)は、焦点距離とバックフォーカスに関する条件式である。、条件式(2)の上限を超えると、光学系の全長が長くなるとともに、後群のレンズ径が大きくなり、コンパクト化を達成できなくなる。また、条件式(2)の下限を超えると、開口絞りの後方に光学素子を挿入するための十分なスペースが確保できなくなる。また、周辺光束の主光線の、像面への入射角が大きくなってしまうので、固体撮像素子に対して結像させる場合には好ましくない。
【0016】
本発明のビハインド絞りの撮影レンズ系は、像高(y)とバックフォーカスをパラメータにすると、
2.5<f/y<5.0
を満足することが好ましい。
この条件式の意味は条件式(2)と同様であり、上限を超えると、光学系の全長が長くなるとともに、後群のレンズ径が大きくなり、コンパクト化を達成できなくなる。また、下限を超えると、開口絞りの後方に光学素子を挿入するための十分なスペースが確保できなくなる。
【0017】
条件式(3)は、レンズ系全体のパワーに対する前群のパワーの比に関する条件である。条件式(3)の上限を超えると、前群のパワーが大きくなりすぎ、球面収差と非点格差を良好に補正できない。条件式(3)の下限を超えると、十分なバックフォーカスを確保することが困難になる。
【0018】
条件式(4)は、前群と後群との距離に関する条件である。(4)式の上限を超えると、レンズ全長が長くなるとともに、後群のレンズ系が大きくなり、コンパクト化が達成できない。条件式(4)の下限を超えると、メリジオナル面が負に大きく広がるとともに、十分なバックフォーカスを確保することが困難になる。
【0019】
条件式(5)は、レンズの全長に関する条件式である。条件式(5)の上限を超えると、レンズの全長が長くなるとともに、特に前群のレンズ径が大きくなり、コンパクト化が達成できなくなる。条件式(5)の下限を超えると、各レンズのパワーが大きくなり、諸収差を良好に補正できなくなる。
【0020】
条件式(6)及び(7)は、前群を、物体側から順に、物体側に凸の正の第1レンズと、物体側に凸の負メニスカスの第2レンズと、物体側に凸の正の第3レンズとから構成した場合における、第1レンズの焦点距離と屈折率に関する条件である。
条件式(6)の上限を超えると、歪曲収差が過剰補正になり、下限を超えると、歪曲収差が良好に補正できなくなるとともに、コマ収差・非点格差が大きくなる。
【0021】
条件式(7)式の下限を超えると、ペッツバール和が大きくなるとともに、コマ収差を良好に補正できなくなる。
【0022】
次に具体的な実施例を示す。諸収差図及び表中、球面収差で表される色収差図及び倍率色収差図中のd線、g線、c線はそれぞれの波長に対する収差であり、Sはサジタル、Mはメリディオナル、FNOはFナンバー、fは全系の焦点距離、Wは半画角(゜)、fはバックフォーカス(後群の最も像側の面から結像面までの空気換算距離)、rは曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、N はd線の屈折率、νはアッベ数を示す。
【0023】
[実施例1]
図1は本発明の撮影レンズ系の実施例1のレンズ構成を示し、図2はその諸収差を示している。前群10は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正の第1レンズ11と、物体側に凸面を向けた負メニスカスの第2レンズ12と、物体側に凸面を向けた正の第3レンズ13とから構成されており、後群20は、両凹の負の第4レンズ21と、像側に凸面を向けた正の第5レンズ22と、両凸の正の第6レンズ23から構成されている。撮像面の前には平行平面板(フィルタ類)54が位置している。表1はその数値データであり、平行平面板54を含んでいる。絞り30は後群20(第12面)の後方(像側)1.00mmの位置にある。
【0024】
【表1】
Figure 2004133229
【0025】
[実施例2]
図3は本発明の撮影レンズ系の実施例2のレンズ構成を示し、図4はその諸収差を示している。表2はその数値データである。絞り30は後群20(第12面)の後方(像側)1.00mmの位置にある。基本的なレンズ構成は実施例1と同様である。
【0026】
【表2】
Figure 2004133229
【0027】
[実施例3]
図5は本発明の撮影レンズ系の実施例3のレンズ構成を示し、図6はその諸収差を示している。表3はその数値データである。絞り30は後群20(第12面)の後方(像側)1.00mmの位置にある。基本的なレンズ構成は実施例1と同様である。
【0028】
【表3】
Figure 2004133229
【0029】
[実施例4]
図7は本発明の撮影レンズ系の実施例4のレンズ構成を示し、図8はその諸収差を示している。表4はその数値データである。絞り30は後群20(第12面)の後方(像側)1.00mmの位置にある。基本的なレンズ構成は実施例1と同様である。
【0030】
【表4】
Figure 2004133229
【0031】
[実施例5]
図9は本発明の撮影レンズ系の実施例5のレンズ構成を示し、図10はその諸収差を示している。表5はその数値データである。絞り30は後群20(第12面)の後方(像側)1.00mmの位置にある。基本的なレンズ構成は実施例1と同様である。
【0032】
【表5】
Figure 2004133229
【0033】
[実施例6]
図11は本発明の撮影レンズ系の実施例6のレンズ構成を示し、図12はその諸収差を示している。表6はその数値データである。絞り30は後群20(第12面)の後方(像側)3.305mmの位置にある。基本的なレンズ構成は実施例1と同様である。
【0034】
【表6】
Figure 2004133229
【0035】
[実施例7]
図13は本発明の撮影レンズ系の実施例7のレンズ構成を示し、図14はその諸収差を示している。表7はその数値データである。絞り30は後群20(第12面)の後方(像側)1.00mmの位置にある。基本的なレンズ構成は実施例1と同様である。
【0036】
【表7】
Figure 2004133229
【0037】
[実施例8]
図15は本発明の撮影レンズ系の実施例8のレンズ構成を示し、図16はその諸収差を示している。表8はその数値データである。絞り30は後群20(第12面)の後方(像側)1.00mmの位置にある。基本的なレンズ構成は実施例1と同様である。
【0038】
【表8】
Figure 2004133229
【0039】
[実施例9]
図17は本発明の撮影レンズ系の実施例9のレンズ構成を示し、図18はその諸収差を示している。表9はその数値データである。絞り30は後群20(第12面)の後方(像側)1.00mmの位置にある。基本的なレンズ構成は実施例1と同様である。
【0040】
【表9】
Figure 2004133229
【0041】
[実施例10]
図19は本発明の撮影レンズ系の実施例10のレンズ構成を示し、図20はその諸収差を示している。表10はその数値データである。絞り30は後群20(第12面)の後方(像側)0.50mmの位置にある。基本的なレンズ構成は実施例1と同様である。
【0042】
【表10】
Figure 2004133229
【0043】
各実施例の各条件式に対する値を表11に示す。
【表11】
Figure 2004133229
各実施例は各条件式を満足しており、諸収差も比較的よく補正されている。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、より高い光学性能を保持しながら、バックフォーカスが十分長く各種の光学素子の挿入が容易なビハインド絞りの撮影レンズ系を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による撮影レンズ系の実施例1のレンズ構成図である。
【図2】図1のレンズ構成の諸収差図である。
【図3】本発明による撮影レンズ系の実施例2のレンズ構成図である。
【図4】図3のレンズ構成の諸収差図である。
【図5】本発明による撮影レンズ系の実施例3のレンズ構成図である。
【図6】図5のレンズ構成の諸収差図である。
【図7】本発明による撮影レンズ系の実施例4のレンズ構成図である。
【図8】図7のレンズ構成の諸収差図である。
【図9】本発明による撮影レンズ系の実施例5のレンズ構成図である。
【図10】図9のレンズ構成の諸収差図である。
【図11】本発明による撮影レンズ系の実施例6のレンズ構成図である。
【図12】図11のレンズ構成の諸収差図である。
【図13】本発明による撮影レンズ系の実施例7のレンズ構成図である。
【図14】図13のレンズ構成の諸収差図である。
【図15】本発明による撮影レンズ系の実施例8のレンズ構成図である。
【図16】図15のレンズ構成の諸収差図である。
【図17】本発明による撮影レンズ系の実施例9のレンズ構成図である。
【図18】図17のレンズ構成の諸収差図である。
【図19】本発明による撮影レンズ系の実施例10のレンズ構成図である。
【図20】図19のレンズ構成の諸収差図である。
【図21】(A)、(B)は、本発明による撮影レンズ系をCCDカメラに搭載した状態の模式図である。

Claims (10)

  1. 物体側から順に、負のパワーを持つ前群と、正のパワーを持つ後群と、開口絞りとからなり、次の条件式(1)ないし(4)を満足することを特徴とするビハインド絞りの撮影レンズ系。
    (1)0.7<L/f<1.0
    (2)1.4<f/f<2.0
    (3)0.1<|f/f|<0.5
    (4)0.2<d/f<0.5
    但し、
    :開口絞りから無限遠光束に対する結像面までの空気換算距離、
    :バックフォーカス(後群の最も像側のレンズ面から結像面までの空気換算距離)、
    f:全系の焦点距離、
    :前群の焦点距離、
    d:前群の最も像側の面から後群の最も物体側の面までの距離。
  2. 請求項1記載のビハインド絞りの撮影レンズ系において、前群と後群とは、空気間隔最大位置で分けられているビハインド絞りの撮影レンズ系。
  3. 請求項1または2記載のビハインド絞りの撮影レンズ系において、次の条件式(5)を満足するビハインド絞りの撮影レンズ系。
    (5)1.0<L/f<2.0
    但し、
    :前群の最も物体側の面から後群の最も像側の面までの光軸上の距離。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のビハインド絞りの撮影レンズ系において、前群が2枚の正レンズと1枚の負レンズからなっているビハインド絞りの撮影レンズ系。
  5. 請求項4記載のビハインド絞りの撮影レンズ系において、前群が、物体側から順に、物体側に凸の正の第1レンズと、物体側に凸の負メニスカスの第2レンズと、物体側に凸の正の第3レンズとからなっているビハインド絞りの撮影レンズ系。
  6. 請求項5記載のビハインド絞りの撮影レンズ系において、次の条件式(6)及び(7)を満足するビハインド絞りの撮影レンズ系。
    (6)0.2<f/fL1<0.52
    (7)1.65<NL1
    但し、
    L1:第1レンズの焦点距離、
    L1:第1レンズの屈折率。
  7. 物体側から順に、物体側に凸面を向けた正の第1レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスの第2レンズと、物体側に凸面を向けた正の第3レンズとから構成される前群と、両凹の負の第4レンズと、像側に凸面を向けた正の第5レンズと、両凸の正の第6レンズから構成される後群と、開口絞りとからなり、次の条件式(1)ないし(5)を満足することを特徴とするビハインド絞りの撮影レンズ系。
    (1)0.7<L/f<1.0
    (2)1.4<f/f<2.0
    (3)0.1<|f/f|<0.5
    (4)0.2<d/f<0.5
    (5)1.0<L/f<2.0
    但し、
    :開口絞りから無限遠光束に対する結像面までの空気換算距離、
    :バックフォーカス(後群の最も像側のレンズ面から結像面までの空気換算距離)、
    f:全系の焦点距離、
    :前群の焦点距離、
    d:前群の最も像側の面から後群の最も物体側の面までの距離、
    :前群の最も物体側の面から後群の最も像側の面までの光軸上の距離。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項記載のビハインド絞りの撮影レンズ系を備えたカメラであって、撮影レンズ系はカメラボディから着脱可能で、開口絞りは、カメラボディ側に設けられているビハインド絞りの撮影レンズ系を備えたカメラ。
  9. 請求項8記載のビハインド絞りの撮影レンズ系を備えたカメラにおいて、開口絞りと固体撮像素子の撮像面との間に、分岐光学素子が配置されているビハインド絞りの撮影レンズ系を備えたカメラ。
  10. 請求項9記載のビハインド絞りの撮影レンズ系を備えたカメラにおいて、撮像面の前方にフィルタ類が配置されているビハインド絞りの撮影レンズ系を備えたカメラ。
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