JP2004132228A - 自動車用ハイブリッドポンプ制御装置 - Google Patents

自動車用ハイブリッドポンプ制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンの出力で直接駆動されるポンプにおけるエンジンの無駄な出力を低減し、安価で小型の電動機を用いて補機ポンプの制御性能の向上を図る自動車用ハイブリッドポンプ制御装置を得る。
【解決手段】エンジン2の回転数を検出するエンジン回転数検出センサ9により検出されたエンジン2の回転数を、エンジン回転数平均化処理手段によって平均化処理された結果から、電動機回転数演算手段による電動機15の回転数の演算を行い、その出力に基づき、ポンプ制御手段は、電動機15の回転を制御して、エンジン2の冷却水を供給する自動車用ハイブリッドポンプの回転数を制御するようにした。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用エンジンの補機ポンプの駆動制御を行う自動車用ハイブリッドポンプ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用エンジンには、エンジン本体の機能維持のための、エンジンオイルポンプ、ウォータポンプ(以下W/P)、また、快適性確保のための自動変速機用のオイルポンプ、パワーステアリングポンプ等の液体圧送ポンプが、補機として直接またはベルトを介して、エンジンの出力軸に対応して結合され、駆動されている。
ところで、エンジンにて直接駆動されるポンプにおいては、その性能がエンジン回転数に依存することになるため、補機が本来成すべき機能と、ポンプの吐出性能とにアンバランスが生じ、エンジン駆動力を無駄にロスしたり、十分な補機性能が発揮できないという欠点を有していた。
【0003】
このため、パワーステアリングに関しては、パワーステアリングポンプを電動機で必要な時のみ駆動するパワーステアリングシステムや、油圧を全く使用しない電動パワーステアリングが提案され、量産されている。
同様にW/Pに関しても、昨今の厳しい環境対策のために、燃料増量を行う暖機期間を短縮する試みとして、例えば、特許文献1にて開示されるような電動機により、W/Pを駆動して流量制御を行うポンプや、またはエンジンで駆動するシステムでは、特許文献2に開示されているように、流量調整弁を用い、エンジンが低温時においては循環する冷却水の精密な制御が提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−14043号公報(第3〜5頁、図1)
【特許文献2】
特開2002−161747号公報(第4〜5頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、過渡状態におけるエンジン回転数変化に対して、W/Pもベルト伝達比で一律に決まった回転数となる構成になっていため、不必要な冷却水量をエンジン本体へ圧送し、過度の冷却などによりエンジン性能を阻害するなどの課題があった。
また、エンジンのW/Pを電動化した場合、エンジン回転数に同期してモータ回転数を変化させて不必要な冷却水の搬送を行うのに加え、その回転変化に対応する高応答の電動機が必要になり、そのモータに具備して構成されるギアもその回転変化に充分に耐える頑丈な構造が必要となり、W/P装置が複雑でその価格も高くなるというデメリットがあった。
【0006】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、エンジンの冷却水量とその冷却水温度を最適な状態に制御することを安価に実現することができる自動車用ハイブリッドポンプ制御装置を得るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる自動車用ハイブリッドポンプ制御装置においては、いずれも自動車に搭載された液体圧送ポンプと遊星歯車機構と電動機とこの電動機の出力軸の回転に制限を加える回転制限手段とを有し、遊星歯車機構は、液体圧送ポンプの入力軸とこの液体圧送ポンプの入力軸に対応する電動機の出力軸及びエンジンの出力軸に結合され、液体圧送ポンプは、遊星歯車機構を介して、エンジンの出力または電動機の出力またはエンジンの出力及び電動機の出力が加減算された出力により駆動されるように構成された自動車用ハイブリッドポンプを制御するポンプ制御手段を備え、ポンプ制御手段は、エンジンの運転状態に応じて電動機の回転を制御するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による自動車用ハイブリッドポンプを用いた冷却水のシステムを示す図である。
図1において、水路1は、1a〜1eに分かれている。エンジン2へは流入側冷却水路1aと流出側冷却水路1bが接続され、エンジン2を冷却して高温になった冷却水は、水路1bからラジエータ流入水路1dを介してラジエータ3へ循環し、電動ラジエータファン4または走行風により冷却され、この冷却された冷却水は、ラジエータ流出水路1eを介してエンジン2へ還流する構成としている。
また、水路1bと水路1dの間には、水路切り替えバルブ5が配置され、エンジン2暖機中は、ラジエータ3への循環を停止し、バイパス水路1cに切り替える。バイパス水路1cとラジエータ流出水路1eは、共にハイブリッドポンプ6の流入側に接続され、ハイブリッドポンプ6により、エンジン2へ冷却水を供給する。制御装置7は、水路1bに設けた水温センサー8の出力に応じて、水路切り替えバルブ5と電動ラジエータファン4及び本発明によるハイブリッドポンプ6の制御を行う。エンジン2は、クランク軸に具備されたエンジン回転数検出センサ9によって回転数が検出され、制御装置7に入力される。
また、エンジン回転数検出手段、エンジン回転数平均化処理手段、電動機回転数演算手段、ポンプ制御手段が、制御装置7の中のS/W(ソフトウエア)として具備され、エンジン起動とともに、このS/Wが起動し、後述のフローチャートに従い動作するように、予めプログラム化され、制御装置7内のROM内に組み込まれている。
【0009】
図2は、この発明の実施の形態1による自動車用ハイブリッドポンプを示す構成図である。
図2において、遊星歯車機構を構成するリングギヤ11にエンジン2の出力軸が結合され、プラネタリキャリア12にW/P(液体圧送ポンプ)13の入力軸が結合され、またサンギヤ14に電動機15の出力軸とサンギヤ14の回転を制限する回転制限手段モータドライバ(ブレーキ、回転制限手段)16が結合されている。図示していないが、本構成により、リングギヤ11の外周をプーリとしてエンジン2の出力軸と結合できるため、従来の構成におけるプーリを共用して、装置の小型化を図ることができる。
【0010】
図3は、この発明の実施の形態1による自動車用ハイブリッドポンプの動作を説明する速度線図であり、図2の構成における遊星歯車機構の各ギヤの速度を示すものである。
図3において、Rはリングギア、Cはプラネタリキャリア、Sはサンギアを示し、横軸が歯数、縦軸が各ギアの回転数を示している。直線(イ)は、エンジンの駆動力のみで、W/P13を駆動する状態で、W/P13の回転数は、a点で示される。直線(ロ)は、電動機15をエンジン2と逆回転し、W/P13の回転数がb点となるような制御を示し、直線(ハ)は、エンジン2の運転領域で、電動機15を正回転させ、W/P13の回転数が、c点である。直線(ニ)は、エンジン2が停止し、電動機15を正回転させてW/P13を駆動し、このときのW/P13の回転数が、d点である。直線(ホ)は、エンジン2の運転領域で、電動機15を正回転させ、W/P13の回転数をe点としたものである。
図4は、この発明の実施の形態1による自動車用ハイブリッドポンプ制御装置の動作を示すフローチャートである。
【0011】
次に、実施の形態1の動作について説明する。
車両運転者により操作されるアクセル開度の変化や、定常走行時における路面抵抗の変化などにより、エンジン回転数が変化した場合、エンジン回転数検出センサ9の出力を平均化処理し、この平均化処理の出力回転Nrmを、式(1)に基づき演算する電動機回転数演算手段へNr=Nrmとして入力し、電動機回転数演算手段の出力に基づき、電動機を駆動する。
Ns=((1+α)Nc)−Nr)/α   ・・・・・(1)
ここで、Nrはエンジン回転数、αは遊星機構のサンギヤ14とリングギヤ11との各々の歯数ZR、Zsの比、即ち減速比(速比)α=ZR/Zsである。Ncはプラネタリキャリア12に接続されたW/P13の回転数、Nsはサンギア14に接続された電動機15の回転数である。
クランク軸に具備されたエンジン回転数検出センサ9の出力Neを、例えば式(2)で示したエンジン回転数平均化処理手段へ入力し、エンジン回転数の平均値を算出する。
Nrm(j+1)=K×Nrm(j)+(1−K)×Ne(j)・・・(2)
ここで、jはエンジン回転数検出センサ9を所定時間間隔△T毎にサンプル処理した際の時刻T=j×△Tに対応する整数値、Kはディジタル1次フィルターの時定数である。
【0012】
次に、実施の形態1の動作を、図4に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ101において、エンジン回転数検出センサ9の出力を、エンジン回転数検出手段により、制御装置7内に具備したA/D変換器を介してディジタルデータとして取り込み、制御装置7内のRAMにエンジン回転数Neとして記憶する。ステップ102において、エンジン回転数平均化処理手段により、式(2)のNrm(j+1)=K×Nrm(j)+(1−K)×Ne(j)を用いて、エンジン回転数平均化値Nrmを演算処理し、平均化処理の出力Nrmを、ステップ103において、Nr=Nrmとし、ステップ104で、電動機回転数演算手段により、式(1)のNs=((1+α)Nc)−Nr)/αを用いて、電動機回転数演算を行い、ステップ105において、電動機回転数演算の出力Nsに基づき、ポンプ制御手段により、電動機を駆動する。
この処理ルーチンは、制御装置7の中のS/Wとして具備され、エンジン起動とともにS/Wが起動し、j=1、Nrm(j+1)、Nrm(j)、Ne(j)等の初期値をゼロにリセットした後に動作するように、予めプログラム化され、制御装置7内のROM内に組み込まれている。
【0013】
実施の形態1によれば、遊星歯車機構によりエンジンの出力軸及び電動機の出力軸を液体圧送ポンプの入力軸に結合させ、エンジン及び電動機のいずれか一方または両方の出力により、液体圧送ポンプを駆動するようにして、エンジン運転状態に応じて電動機を制御することにより、エンジンの冷却水量を最適な状態にすることを安価に実現することができる。
【0014】
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2による自動車用ハイブリッドポンプ制御装置の動作を示すフローチャートである。
図6は、この発明の実施の形態2による自動車用ハイブリッドポンプ制御装置の動作を示す別のフローチャートである。
実施の形態2の構成は、実施の形態1の構成と同じであり、制御装置7内のROMに記憶されたS/Wの構成とその動作が異なっている。実施の形態2は、エンジンの停止を検出するエンジン停止検出手段を有している。
【0015】
この実施の形態2の動作を、図5、図6のフローチャートを用いて説明する。
図5のステップ201で、エンジン起動(クランキング)モードにおいて、エンジン回転数検出センサ9の出力を制御装置7内に具備したA/D変換器を介してディジタルデータとして取り込み、制御装置7内のRAMにエンジン回転数Neとして記憶する。ステップ202において、式(2)のNrm(j+1)=K×Nrm(j)+(1−K)×Ne(j)により、エンジン回転数平均化値Nrmを演算処理し、ステップ203において、エンジン停止検出手段により、平均化処理の出力の今回と前回のエンジン回転数Nrm(j+1)とNrm(j)との差△Nrm=Nrm(j+1)―Nrm(j)が所定値Nrmfireより大きいかどうかを判定する。ステップ203において、Yesと判定された場合は、エンジンは、その燃焼を完爆継続し発火運転状態になったとして、ステップ204において、ポンプ制御手段は、回転制限手段モータドライバ16によるサンギヤ14即ち電動機15の回転制限を解除する駆動信号を出力する。
【0016】
一方、ステップ203において、Noと判定された場合は、本処理サブルーチンを終了する。また、ステップ205において、水温センサ8とエンジン平均回転数Nrmと、説明を略した吸気管内圧力やスロットル開度、アクセル開度などにより検出されたエンジン負荷検出値に基づいて予め定められた冷却水量フィードフォワード制御量と、エンジン本体へ流入する冷却水温を検出し、この検出値と目標冷却水温との差に基づき冷却水量のフィードバック制御演算を行うフィードバック制御演算量との和に応じて、冷却水量をW/P回転数により制御するようにハイブリッドポンプ内の電動機への駆動信号を出力する。
【0017】
一方、エンジンキーオフモードにおいては、図6に示したフローチャートにおいて、図5のステップ201〜202と同様の処理をステップ301〜302で実施し、ステップ303において、エンジン停止検出手段により、平均化処理の出力の今回と前回のエンジン回転数Nrm(j+1)とNrm(j)との差△Nrm=Nrm(j+1)―Nrm(j)が、所定値Nrmstopより小さいかどうかを判定する。Yesと判定された場合は、エンジンは、その燃焼を停止し発火停止状態になったとして、ステップ304において、ハイブリッドポンプ内電動機の回転数をゼロに制御する駆動信号を出力する。ステップ305で、電動機の回転数が所定値以下でほぼゼロとなったと判定された後に、ステップ306へ進み、ポンプ制御手段は、回転制限手段モータドライバ16によりサンギヤ14即ち電動機15を回転制限する駆動信号を出力する。一方、ステップ303において、Noと判定された場合は、本処理サブルーチンを終了する。
【0018】
実施の形態2によれば、エンジン起動モード及びエンジンキーオフモードにおいても、電動機の制御を行い、エンジンの冷却水量とその冷却水温度を最適な状態にすることができる。
【0019】
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3による自動車用ハイブリッドポンプ制御装置の動作を示すフローチャートである。
実施の形態3の構成は、実施の形態1、2と同じであるが、制御装置7内のROMに記憶されたS/Wの構成とその動作が、実施の形態1、2と異なる。実施の形態3は、電動機と共に電動ラジエータファンの制御をも行い、冷却水温を最適にするものである。
【0020】
実施の形態3の動作を、図7のフローチャートを用いて説明する。
図6のステップ301〜303と同様の処理をステップ401〜403で実施する。そして、ステップ404において、回転制限手段モータドライバ16によるサンギヤ14即ち電動機15の回転制限を行わず、電動機15の駆動信号出力を維持する。ステップ405へ進み、電動ラジエータファン4を所定の回転数に駆動制御する制御信号を出力する。
ステップ406で、エンジン冷却水温が、予め定められた温度以下になったどうかを判定する。Yesと判定された場合、ステップ407へ進み、電動機15の駆動信号出力を停止し、回転制限手段モータドライバ16によりサンギヤ14即ち電動機15を回転制限すると共に、電動ラジエータファン4を駆動制御する制御信号を停止し、本処理ルーチンを終了する。
【0021】
一方、ステップ406でNoと判定された場合、ステップ408で、エンジン停止後所定期間経過カウンタをi=i+1としてインクリメントし、ステップ409で、エンジン停止後所定期間経過カウンタiが所定値Icoolを超えたかどうか、即ちi>Icoolを判定する。ステップ409でYesと判定された場合は、ステップ407へ進み、電動機15の駆動信号出力を停止し、回転制限手段モータドライバ16によりサンギヤ14即ち電動機15を回転制限すると共に、電動ラジエータファン4を駆動制御する制御信号を停止し、本処理ルーチンを終了する。
【0022】
また、本フローチャートに基づく実施の形態3では、ステップ406で、エンジン冷却水温が、予め定められた温度以下になったどうかを判定したが、エンジン冷却水温の変化即ちその時間微分値に基づき判定するようにしてもよい。
【0023】
このように、本発明のハイブリッドポンプ6により、エンジン2が停止していても、W/P13を駆動できるため、ホットソーク状態で水温が上昇すれば、図3の直線(ニ)のようにW/P13を駆動すると共に電動ラジエータファン4を駆動し、エンジン2に畜熱された熱を速やかにエンジンルーム外に排出し、上記不都合の解消を図ることができる。
このため、車輌走行を停止し、エンジン2を長時間停止すると、冷却水の循環が停止するため、エンジン2の畜熱作用により、エンジンルーム内が異常に高温になること(これはいわゆるホットソークであり、エンジン停止後、10分から20分の間に最大になり、エンジンルーム内は120℃に達することがある。)を抑制でき、このホットソークにより、エンジンルーム内の部品の劣化対策としての高価な材料を使用せざるを得ない事態が発生せず、自動車用部品を安価にすると共に、エンジンルーム内に残留する燃料(ガソリン)が配管内で気化してベーパーが発生し、エンジン再始動性の悪化、また蒸散ガソリンの増加が発生することを抑制できる。
【0024】
実施の形態3によれば、エンジン冷却水温に応じて、電動機15と共に電動ラジエータファン4を制御するようにして、冷却水温を最適に保持することができる。
【0025】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように、いずれも自動車に搭載された液体圧送ポンプと遊星歯車機構と電動機とこの電動機の出力軸の回転に制限を加える回転制限手段とを有し、遊星歯車機構は、液体圧送ポンプの入力軸とこの液体圧送ポンプの入力軸に対応する電動機の出力軸及びエンジンの出力軸に結合され、液体圧送ポンプは、遊星歯車機構を介して、エンジンの出力または電動機の出力またはエンジンの出力及び電動機の出力が加減算された出力により駆動されるように構成された自動車用ハイブリッドポンプを制御するポンプ制御手段を備え、ポンプ制御手段は、エンジンの運転状態に応じて電動機の回転を制御するので、エンジンの冷却水量を最適な状態にすることを安価に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による自動車用ハイブリッドポンプを用いた冷却水のシステムを示す構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1による自動車用ハイブリッドポンプを示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1による自動車用ハイブリッドポンプの動作を説明する速度線図である。
【図4】この発明の実施の形態1による自動車用ハイブリッドポンプ制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態2による自動車用ハイブリッドポンプ制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態2による自動車用ハイブリッドポンプ制御装置の動作を示す別のフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態3による自動車用ハイブリッドポンプ制御装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 水路、2 エンジン、3 ラジエータ、4 電動ラジエータファン、
5 水路切り替えバルブ、6 ハイブリッドポンプ、7 制御装置、
8 水温センサ、9 エンジン回転数検出センサ、11 リングギヤ、
12 プラネタリキャリア、13 ウォータポンプ(W/P)、
14 サンギヤ、15 電動機、16 回転制限手段モータドライバ(ブレーキ)。

Claims (6)

  1. いずれも自動車に搭載された液体圧送ポンプと遊星歯車機構と電動機とこの電動機の出力軸の回転に制限を加える回転制限手段とを有し、上記遊星歯車機構は、上記液体圧送ポンプの入力軸とこの液体圧送ポンプの入力軸に対応する上記電動機の出力軸及びエンジンの出力軸に結合され、上記液体圧送ポンプは、上記遊星歯車機構を介して、上記エンジンの出力または上記電動機の出力または上記エンジンの出力及び電動機の出力が加減算された出力により駆動されるように構成された自動車用ハイブリッドポンプを制御するポンプ制御手段を備え、上記ポンプ制御手段は、上記エンジンの運転状態に応じて上記電動機の回転を制御することを特徴とする自動車用ハイブリッドポンプ制御装置。
  2. エンジン回転数検出手段とエンジン回転数平均化処理手段と電動機回転数演算手段とを備え、上記エンジン回転数検出手段により検出されたエンジンの回転数を上記エンジン回転数平均化処理手段によって平均化処理された結果から上記電動機回転数演算手段による電動機の回転数の演算を行い、その出力に基づき、上記ポンプ制御手段は、上記電動機の回転を制御することを特徴とする請求項1記載の自動車用ハイブリッドポンプ制御装置。
  3. エンジン停止検出手段を備え、上記エンジン停止検出手段によってエンジンが発火運転状態と判定され、且つ上記回転制限手段により上記電動機の回転制限が行われているときは、上記ポンプ制御手段は、上記回転制限手段による上記電動機の回転制限を解除することを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動車用ハイブリッドポンプ制御装置。
  4. エンジン停止検出手段を備え、上記エンジン停止検出手段によってエンジンが発火停止状態と判定されたときは、上記ポンプ制御手段は、上記電動機の回転を停止するよう制御し、上記電動機の回転数がゼロ近傍の所定値以下になったとき、上記回転制限手段により上記電動機の回転制限を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自動車用ハイブリッドポンプ制御装置。
  5. エンジン停止検出手段を備え、上記エンジン停止検出手段によってエンジンが発火停止状態と判定されたときは、上記エンジンの停止後所定期間経過した後またはエンジン冷却水温が予め定められた温度以下になった後に、上記ポンプ制御手段は、上記電動機の回転を停止するよう制御して、回転制限手段により上記電動機の回転制限を行うと共に、エンジン冷却水を冷却するよう配置された電動ラジエータファンは、その回転を停止するよう制御されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自動車用ハイブリッドポンプ制御装置。
  6. 上記エンジン冷却水温が予め定められた温度以下になったかどうかは、上記エンジン冷却水温の時間変化に基づいて判定されることを特徴とする請求項5記載の自動車用ハイブリッドポンプ制御装置。
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