JP2004132192A - 内燃機関の潤滑構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】チェーンが巻き掛けられている複数のスプロケット部位にオイルを供給でき、しかもポンプの容量を大にすることなく他部位へのオイル供給量を確保できる、内燃機関の潤滑構造の提供。
【解決手段】クランクスプロケットと補機用スプロケットとカムスプロケットに巻き掛けられるチェーン50を、単一のオイル供給通路61に接続されたノズル70から流出されるオイルにて潤滑する、内燃機関の潤滑構造であって、ノズル70は、クランクスプロケット部位にオイルを流出する第1のノズル71と、補機用スプロケット部位にオイルを流出する第2のノズル72を含み、単一のオイル供給通路61およびノズル70の何れか少なくとも一方に絞り80を設けた、内燃機関の潤滑構造。
【選択図】 図3
【解決手段】クランクスプロケットと補機用スプロケットとカムスプロケットに巻き掛けられるチェーン50を、単一のオイル供給通路61に接続されたノズル70から流出されるオイルにて潤滑する、内燃機関の潤滑構造であって、ノズル70は、クランクスプロケット部位にオイルを流出する第1のノズル71と、補機用スプロケット部位にオイルを流出する第2のノズル72を含み、単一のオイル供給通路61およびノズル70の何れか少なくとも一方に絞り80を設けた、内燃機関の潤滑構造。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平8−165924号公報
【0003】
特開平8−165924号公報は、単一のオイルノズルに絞り部を設けたオイルジェット装置を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
内燃機関では、クランクシャフトの回転をチェーンで伝達してカムシャフトや補機を回転させる。チェーンは摩耗防止のためにオイルによる潤滑を必要とする。この潤滑には、上記公報に開示された単一のオイルノズルを適用することが考えられる。しかし、単一のオイルノズルのため、クランクスプロケット部位のみしか潤滑できない。
しかし、クランクスプロケット部位のみを潤滑しても、補機用スプロケット部位でのチェーンの摩耗もあるので、補機用スプロケット部位も潤滑したいという要求がある。
上記公報のオイルジェット装置にもう1本オイルノズルを追加して、補機用スプロケット部位にもオイルを流出させると、計2箇所に流出させることになるので、流出オイル量が多くなって、潤滑系の油圧が下がり、他部位、たとえば動弁系やピストン/シリンダを潤滑するためのオイル量が低減してしまう。他部位へのオイル供給量を従来通りに維持しようとすると、オイルポンプ容量を増大しなければならない。
本発明の目的は、チェーンが巻き掛けられている複数のスプロケット部位にオイルを供給でき、しかもポンプの容量を大にすることなく他部位へのオイル供給量を確保できる、内燃機関の潤滑構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
クランクスプロケットと補機用スプロケットとカムスプロケットに巻き掛けられるチェーンを、単一のオイル供給通路に接続されたノズルから流出されるオイルにて潤滑する、内燃機関の潤滑構造であって、
前記ノズルは、クランクスプロケット部位にオイルを流出する第1のノズルと、補機用スプロケット部位にオイルを流出する第2のノズルを含み、
前記単一のオイル供給通路および前記ノズルの何れか少なくとも一方に絞りを設けた、
内燃機関の潤滑構造。
【0006】
上記本発明の内燃機関の潤滑構造では、ノズルはクランクスプロケット部位にオイルを流出する第1のノズルと、補機用スプロケット部位にオイルを供給する第2のノズルを含むので、複数のスプロケット部位にオイルを供給できる。
また、絞りを設けたので、ノズルが2つでも2つのノズルから流出する合計の油量および油圧を従来の単一ノズルの場合とほぼ同じにできる。その結果、2つのノズルを設けたにもかかわらず、オイルポンプの負荷、容量を変えずに済み、他部位へのオイル供給量を従来通りに確保できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明実施例の内燃機関の潤滑構造を、図1〜図3を参照して、説明する。
本発明実施例の内燃機関の潤滑構造10は、図1、図3に示すように、クランクスプロケット20と補機用スプロケット30とカムスプロケット40に巻き掛けられるチェーン50を、単一のオイル供給通路61に接続されたノズル70から流出されるオイルにて潤滑する、潤滑構造である。
【0008】
補機用スプロケット30は、たとえば、ポンプスプロケット、バランスシャフト回転用スプロケットである。
オイル供給通路61は、図3に示すように、本体部60に設けられている。本体部60は、図示略のシリンダブロックに固定して取り付けられる。オイル供給通路61は、図示略のシリンダブロック内のオイル通路に連通している。
【0009】
ノズル70は、図1に示すように、クランクスプロケット20部位にオイルを流出する第1のノズル71と、補機用スプロケット30部位にオイルを流出する第2のノズル72とを、含む。ここで、クランクスプロケット20部位は、クランクスプロケット20に加えて、クランクスプロケット20とチェーン50の張り側との噛み合わせ部と、チェーン50のその噛み合わせ部直近部位を、含む。また、補機用スプロケット30部位は、補機用スプロケット30に加えて、補機用スプロケット30とチェーン50の張り側との噛み合わせ部と、チェーン50のその噛み合わせ部直近部位を、含む。
【0010】
第1のノズル71は、図2に示すように、本体部60に固定して取り付けられる。第1のノズル71は、直線状に延びていてもよく、長手方向中間部の少なくとも1箇所で曲げられていてもよい(図示例では、第1のノズル71が長手方向中間部の1箇所で曲げられている場合を示している)。第1のノズル71は、図3に示すように、オイル通路71aを有する。オイル通路71aは、オイル流れ方向の上流側端で、オイル供給通路61のオイル流れ方向の下流側端に、連通している。
第2のノズル72は、図2に示すように、本体部60に固定して取り付けられる。第2のノズル72は、直線状に延びていてもよく、長手方向中間部の少なくとも1箇所で曲げられていてもよい(図示例では、第2のノズル72が長手方向中間部の1箇所で曲げられている場合を示している)。第2のノズル72は、図3に示すように、オイル通路72aを有する。オイル通路72aは、オイル流れ方向の上流側端で、オイル供給通路61のオイル流れ方向の下流側端に、連通している。第2のノズル72のオイル通路72aの通路断面積は、第1のノズル71のオイル通路71aの通路断面積と、同じであってもよく異なっていてもよい。第2のノズル72のノズル長は、第1のノズル71のノズル長と、同じであってもよく異なっていてもよい。
【0011】
オイル供給通路61およびノズル70の何れか少なくとも一方には、オイル通路断面積を小にする、絞り80が設けられている(図示例では、絞り80がオイル供給通路61の一部のみに設けられている場合を示している)。ただし、絞り80は、オイル供給通路61にのみ設けることが望ましい。なぜなら、ノズル70に設ける場合、▲1▼たとえば内径1.5mmのノズル70を内径1.2mmまたは1.0mm等にしなければならず、成形が困難であり、また、▲2▼第1のノズル71と第2のノズル72の2つを絞らなければならず、手間がかかるからである。以下、本発明実施例では、絞り80がオイル供給通路61のみに設けられる場合を例にとって、説明する。
【0012】
絞り80は、オイル供給通路61のオイル流れ方向中間部から下流側端まで設けられている。ただし、絞り80が設けられる部位は、オイル供給通路61のオイル流れ方向中間部から下流側端までに限定されるものではなく、オイル供給通路61のオイル流れ方向の全体であってもよく、オイル供給通路61のオイル流れ方向の上流側端部のみであってもよい。すなわち、絞り80は、オイル供給通路61のオイル流れ方向の少なくとも一部に設けられていればよい。絞り80は、2つのオイル通路71a、72aへの分岐部よりも上流側のオイル供給通路61に設けられている。
絞り80が設けられている部分のオイル通路断面積は、オイル供給通路61の絞りが設けられていない部分のオイル通路断面積よりも小であり、2つのオイル通路71a、72aの通路断面積の和よりも小である。
オイル供給通路61の、絞り80が設けられていない部分と、絞り80が設けられている部分とは、段状に(断面積が急激に変化して)連なっていてもよいが、圧力損失を小にするために滑らかに連なっていることが望ましい。
【0013】
つぎに、本発明実施例の作用を説明する。
ノズル70は、クランクスプロケット20部位にオイルを流出する第1のノズル71と、補機用スプロケット30部位にオイルを供給する第2のノズル72を含むので、複数のスプロケット部位にオイルを供給できる。
また、絞り80を設けたので、ノズル70が2つでも2つのノズル71、72から流出する合計の油量および油圧を従来の単一ノズルの場合と同じまたはほぼ同じにできる。その結果、2つのノズル71、72を設けたにもかかわらず、図示略のオイルポンプの負荷、容量を変えずに済み、他部位(たとえば、図示略の動弁系や図示略のピストン/シリンダ)へのオイル供給量を従来通りに確保できる。
【0014】
【発明の効果】
請求項1記載の内燃機関の潤滑構造によれば、ノズルはクランクスプロケット部位にオイルを流出する第1のノズルと、補機用スプロケット部位にオイルを供給する第2のノズルを含むので、複数のスプロケット部位にオイルを供給できる。
また、絞りを設けたので、ノズルが2つでも2つのノズルから流出する合計の油量および油圧を従来の単一ノズルの場合とほぼ同じにできる。その結果、2つのノズルを設けたにもかかわらず、オイルポンプの負荷、容量を変えずに済み、他部位へのオイル供給量を従来通りに確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の内燃機関の潤滑構造が適用される一般構造を示した構成図である。
【図2】本発明実施例の内燃機関の潤滑構造の、本体部とノズルの拡大正面図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【符号の説明】
10 内燃機関の潤滑構造
20 クランクスプロケット
30 補機用スプロケット
40 カムスプロケット
50 チェーン
60 本体部
61 単一のオイル供給通路
70 ノズル
71 第1のノズル
71a 第1のノズルのオイル通路
72 第2のノズル
72a 第2のノズルのオイル通路
80 絞り
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平8−165924号公報
【0003】
特開平8−165924号公報は、単一のオイルノズルに絞り部を設けたオイルジェット装置を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
内燃機関では、クランクシャフトの回転をチェーンで伝達してカムシャフトや補機を回転させる。チェーンは摩耗防止のためにオイルによる潤滑を必要とする。この潤滑には、上記公報に開示された単一のオイルノズルを適用することが考えられる。しかし、単一のオイルノズルのため、クランクスプロケット部位のみしか潤滑できない。
しかし、クランクスプロケット部位のみを潤滑しても、補機用スプロケット部位でのチェーンの摩耗もあるので、補機用スプロケット部位も潤滑したいという要求がある。
上記公報のオイルジェット装置にもう1本オイルノズルを追加して、補機用スプロケット部位にもオイルを流出させると、計2箇所に流出させることになるので、流出オイル量が多くなって、潤滑系の油圧が下がり、他部位、たとえば動弁系やピストン/シリンダを潤滑するためのオイル量が低減してしまう。他部位へのオイル供給量を従来通りに維持しようとすると、オイルポンプ容量を増大しなければならない。
本発明の目的は、チェーンが巻き掛けられている複数のスプロケット部位にオイルを供給でき、しかもポンプの容量を大にすることなく他部位へのオイル供給量を確保できる、内燃機関の潤滑構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
クランクスプロケットと補機用スプロケットとカムスプロケットに巻き掛けられるチェーンを、単一のオイル供給通路に接続されたノズルから流出されるオイルにて潤滑する、内燃機関の潤滑構造であって、
前記ノズルは、クランクスプロケット部位にオイルを流出する第1のノズルと、補機用スプロケット部位にオイルを流出する第2のノズルを含み、
前記単一のオイル供給通路および前記ノズルの何れか少なくとも一方に絞りを設けた、
内燃機関の潤滑構造。
【0006】
上記本発明の内燃機関の潤滑構造では、ノズルはクランクスプロケット部位にオイルを流出する第1のノズルと、補機用スプロケット部位にオイルを供給する第2のノズルを含むので、複数のスプロケット部位にオイルを供給できる。
また、絞りを設けたので、ノズルが2つでも2つのノズルから流出する合計の油量および油圧を従来の単一ノズルの場合とほぼ同じにできる。その結果、2つのノズルを設けたにもかかわらず、オイルポンプの負荷、容量を変えずに済み、他部位へのオイル供給量を従来通りに確保できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明実施例の内燃機関の潤滑構造を、図1〜図3を参照して、説明する。
本発明実施例の内燃機関の潤滑構造10は、図1、図3に示すように、クランクスプロケット20と補機用スプロケット30とカムスプロケット40に巻き掛けられるチェーン50を、単一のオイル供給通路61に接続されたノズル70から流出されるオイルにて潤滑する、潤滑構造である。
【0008】
補機用スプロケット30は、たとえば、ポンプスプロケット、バランスシャフト回転用スプロケットである。
オイル供給通路61は、図3に示すように、本体部60に設けられている。本体部60は、図示略のシリンダブロックに固定して取り付けられる。オイル供給通路61は、図示略のシリンダブロック内のオイル通路に連通している。
【0009】
ノズル70は、図1に示すように、クランクスプロケット20部位にオイルを流出する第1のノズル71と、補機用スプロケット30部位にオイルを流出する第2のノズル72とを、含む。ここで、クランクスプロケット20部位は、クランクスプロケット20に加えて、クランクスプロケット20とチェーン50の張り側との噛み合わせ部と、チェーン50のその噛み合わせ部直近部位を、含む。また、補機用スプロケット30部位は、補機用スプロケット30に加えて、補機用スプロケット30とチェーン50の張り側との噛み合わせ部と、チェーン50のその噛み合わせ部直近部位を、含む。
【0010】
第1のノズル71は、図2に示すように、本体部60に固定して取り付けられる。第1のノズル71は、直線状に延びていてもよく、長手方向中間部の少なくとも1箇所で曲げられていてもよい(図示例では、第1のノズル71が長手方向中間部の1箇所で曲げられている場合を示している)。第1のノズル71は、図3に示すように、オイル通路71aを有する。オイル通路71aは、オイル流れ方向の上流側端で、オイル供給通路61のオイル流れ方向の下流側端に、連通している。
第2のノズル72は、図2に示すように、本体部60に固定して取り付けられる。第2のノズル72は、直線状に延びていてもよく、長手方向中間部の少なくとも1箇所で曲げられていてもよい(図示例では、第2のノズル72が長手方向中間部の1箇所で曲げられている場合を示している)。第2のノズル72は、図3に示すように、オイル通路72aを有する。オイル通路72aは、オイル流れ方向の上流側端で、オイル供給通路61のオイル流れ方向の下流側端に、連通している。第2のノズル72のオイル通路72aの通路断面積は、第1のノズル71のオイル通路71aの通路断面積と、同じであってもよく異なっていてもよい。第2のノズル72のノズル長は、第1のノズル71のノズル長と、同じであってもよく異なっていてもよい。
【0011】
オイル供給通路61およびノズル70の何れか少なくとも一方には、オイル通路断面積を小にする、絞り80が設けられている(図示例では、絞り80がオイル供給通路61の一部のみに設けられている場合を示している)。ただし、絞り80は、オイル供給通路61にのみ設けることが望ましい。なぜなら、ノズル70に設ける場合、▲1▼たとえば内径1.5mmのノズル70を内径1.2mmまたは1.0mm等にしなければならず、成形が困難であり、また、▲2▼第1のノズル71と第2のノズル72の2つを絞らなければならず、手間がかかるからである。以下、本発明実施例では、絞り80がオイル供給通路61のみに設けられる場合を例にとって、説明する。
【0012】
絞り80は、オイル供給通路61のオイル流れ方向中間部から下流側端まで設けられている。ただし、絞り80が設けられる部位は、オイル供給通路61のオイル流れ方向中間部から下流側端までに限定されるものではなく、オイル供給通路61のオイル流れ方向の全体であってもよく、オイル供給通路61のオイル流れ方向の上流側端部のみであってもよい。すなわち、絞り80は、オイル供給通路61のオイル流れ方向の少なくとも一部に設けられていればよい。絞り80は、2つのオイル通路71a、72aへの分岐部よりも上流側のオイル供給通路61に設けられている。
絞り80が設けられている部分のオイル通路断面積は、オイル供給通路61の絞りが設けられていない部分のオイル通路断面積よりも小であり、2つのオイル通路71a、72aの通路断面積の和よりも小である。
オイル供給通路61の、絞り80が設けられていない部分と、絞り80が設けられている部分とは、段状に(断面積が急激に変化して)連なっていてもよいが、圧力損失を小にするために滑らかに連なっていることが望ましい。
【0013】
つぎに、本発明実施例の作用を説明する。
ノズル70は、クランクスプロケット20部位にオイルを流出する第1のノズル71と、補機用スプロケット30部位にオイルを供給する第2のノズル72を含むので、複数のスプロケット部位にオイルを供給できる。
また、絞り80を設けたので、ノズル70が2つでも2つのノズル71、72から流出する合計の油量および油圧を従来の単一ノズルの場合と同じまたはほぼ同じにできる。その結果、2つのノズル71、72を設けたにもかかわらず、図示略のオイルポンプの負荷、容量を変えずに済み、他部位(たとえば、図示略の動弁系や図示略のピストン/シリンダ)へのオイル供給量を従来通りに確保できる。
【0014】
【発明の効果】
請求項1記載の内燃機関の潤滑構造によれば、ノズルはクランクスプロケット部位にオイルを流出する第1のノズルと、補機用スプロケット部位にオイルを供給する第2のノズルを含むので、複数のスプロケット部位にオイルを供給できる。
また、絞りを設けたので、ノズルが2つでも2つのノズルから流出する合計の油量および油圧を従来の単一ノズルの場合とほぼ同じにできる。その結果、2つのノズルを設けたにもかかわらず、オイルポンプの負荷、容量を変えずに済み、他部位へのオイル供給量を従来通りに確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の内燃機関の潤滑構造が適用される一般構造を示した構成図である。
【図2】本発明実施例の内燃機関の潤滑構造の、本体部とノズルの拡大正面図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【符号の説明】
10 内燃機関の潤滑構造
20 クランクスプロケット
30 補機用スプロケット
40 カムスプロケット
50 チェーン
60 本体部
61 単一のオイル供給通路
70 ノズル
71 第1のノズル
71a 第1のノズルのオイル通路
72 第2のノズル
72a 第2のノズルのオイル通路
80 絞り
Claims (1)
- クランクスプロケットと補機用スプロケットとカムスプロケットに巻き掛けられるチェーンを、単一のオイル供給通路に接続されたノズルから流出されるオイルにて潤滑する、内燃機関の潤滑構造であって、
前記ノズルは、クランクスプロケット部位にオイルを流出する第1のノズルと、補機用スプロケット部位にオイルを流出する第2のノズルを含み、
前記単一のオイル供給通路および前記ノズルの何れか少なくとも一方に絞りを設けた、
内燃機関の潤滑構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002294845A JP2004132192A (ja) | 2002-10-08 | 2002-10-08 | 内燃機関の潤滑構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002294845A JP2004132192A (ja) | 2002-10-08 | 2002-10-08 | 内燃機関の潤滑構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004132192A true JP2004132192A (ja) | 2004-04-30 |
Family
ID=32285270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002294845A Pending JP2004132192A (ja) | 2002-10-08 | 2002-10-08 | 内燃機関の潤滑構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004132192A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008175138A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Honda Motor Co Ltd | エンジン |
JP2009221985A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Toyota Motor Corp | 分岐部材および分岐部材を備えた内燃機関の潤滑構造 |
JP2013204508A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Aisin Seiki Co Ltd | 分岐部材 |
US10486085B2 (en) | 2017-01-31 | 2019-11-26 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Oil supply apparatus for vehicle |
-
2002
- 2002-10-08 JP JP2002294845A patent/JP2004132192A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008175138A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Honda Motor Co Ltd | エンジン |
JP2009221985A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Toyota Motor Corp | 分岐部材および分岐部材を備えた内燃機関の潤滑構造 |
JP2013204508A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Aisin Seiki Co Ltd | 分岐部材 |
US10486085B2 (en) | 2017-01-31 | 2019-11-26 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Oil supply apparatus for vehicle |
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