JP2004131178A - 原反ロール用梱包箱及び原反ロール梱包製品 - Google Patents

原反ロール用梱包箱及び原反ロール梱包製品 Download PDF

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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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Abstract

【課題】シート材の繰り出し軸用の軸受け部を備えているにもかかわらず、原反ロールを簡単に梱包することができ、しかもコンパクトに構成することができる原反ロール用梱包箱及び原反ロール梱包製品。
【解決手段】この原反ロール用梱包箱は、シート材の原反ロール13を梱包するためのもので、底壁部と、底壁部の一方の相対向する2辺から起立する一対の第1側壁部3,4と、底壁部の他方の相対向する2辺から起立する一対の第2側壁部5と、一方の第1側壁部3の上辺に折り曲げ自在に連接された上壁部6とを有する略矩形箱状に構成し、各第2側壁部5に、シート材の繰り出し軸を支持するための一対の軸受け部9を開口形成したものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原反ロール用梱包箱及びその梱包箱により原反ロールが梱包された原反ロールの梱包製品、とりわけ、原反ロールの繰り出し軸の軸受け部を備えた梱包箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シート材の原反ロール用の梱包箱には、原反ロールの繰り出し軸を支持するための軸受け部を備えたものがある。(例えば特許文献1)
この梱包箱は、底壁部、この底壁部の一方の相対向する2辺から起立する一対の第1側壁部、底壁部の他方の相対向する2辺から起立する一対の第2側壁部、及び一方の第1側壁部の上辺に折り曲げ自在に連接された上壁部からなる略矩形箱状の箱本体と、この箱本体内の各第2側壁部側に嵌脱自在に嵌合される一対の紙管保持部材とを備えている。
【0003】
紙管保持部材は、箱本体内に丁度嵌合するような方形で、その中央に原反ロールの軸方向の丸穴状の軸受け部が形成され、この軸受け部により原反ロールからその軸方向の両側に突出する紙管(繰り出し軸)を回転自在に支持するようになっている。従って、この梱包箱は、原反ロールを箱本体内に収容したまま、上壁部を開放してシート材を繰り出すことができ、シート材の繰り出し装置を兼用できる利点がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−267846号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の梱包箱には次のような問題がある。即ち、原反ロールを梱包する際に、先ず紙管の両側の原反ロールからの突出部分を紙管保持部材の軸受け部に挿通し、その状態で原反ロールと紙管保持部材とを一緒に箱本体に収容しなければならず、原反ロールの梱包作業が非常に煩わしい。
【0006】
また原反ロールの両側に紙管保持部材を配置して、箱本体内に収容することから、この紙管保持部材分だけ箱本体を大きく構成する必要があり、製造、保管、運搬等の面でコストアップの原因となる。
【0007】
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、シート材の繰り出し軸用の軸受け部を備えているにもかかわらず、原反ロールを簡単に梱包することができ、しかもコンパクトに構成することができる原反ロール用梱包箱及び原反ロール梱包製品を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の原反ロール用梱包箱は、シート材7の原反ロール13を梱包するための原反ロール用梱包箱であって、底壁部2と、前記原反ロール13の軸心方向と略直交する方向に相対向する一対の第1側壁部3,4と、前記原反ロール13の軸心方向に相対向する一対の第2側壁部5と、一方の前記第1側壁部3の上辺に折り曲げ自在に連接された上壁部6とを有する略矩形箱状に構成し、前記各第2側壁部5に、前記シート材7の繰り出しに際して前記原反ロール13の繰り出し軸8を支持する軸受け部9を開口形成したものである。
【0009】
また本発明の原反ロール梱包製品は、化粧シート10の裏面側に糊層11及びこの糊層11の保護シート12を有するシート材7の原反ロール13を梱包箱1により梱包した原反ロール梱包製品であって、前記原反ロール13は、前記化粧シート10の表面が内側となるように前記シート材7が巻かれており、前記梱包箱1は、底壁部2と、前記原反ロール13の軸心方向と略直交する方向に相対向する一対の第1側壁部3,4と、前記原反ロール13の軸心方向に相対向する一対の第2側壁部5と、一方の前記第1側壁部3の上辺に折り曲げ自在に連接された上壁部6とを有する略矩形箱状に構成され、前記各第2側壁部5に、前記シート材7の繰り出しに際して前記原反ロール13の繰り出し軸8を支持する軸受け部9が開口形成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。なお、各実施形態において、同一名称部位には同一の符号を付して、その説明を極力省略する。
【0011】
図1〜図12は本発明の第1の実施形態を例示している。図1において、1は原反ロール用梱包箱(以下、単に梱包箱という)で、この梱包箱1は、図7、図8等にも示すように、底壁部2と、この底壁部2の一方の相対向する2辺から起立する(即ち原反ロール13の軸心方向と略直交する方向に相対向する)一対の第1側壁部3,4と、底壁部2の他方の相対向する2辺から起立する(即ち原反ロール13の軸心方向に相対向する)一対の第2側壁部5と、一方の第1側壁部3の上辺に折り曲げ自在に連接された上壁部6とにより略矩形箱状に構成され、各第2側壁部5に、シート材7の繰り出し軸8を支持するための一対の軸受け部9が形成されている。
【0012】
シート材7は、図2に示すように、例えば壁紙用等の化粧シート10と、この化粧シート10の裏面側の生糊等の糊層11と、この糊層11を保護するための保護シート12とを有し、化粧シート10の表面が外側となるように、シート材7が巻き芯14に巻き付けられて原反ロール13が構成されている。(以下、化粧シート10の表面が外側となる巻き方を「表巻き」という)
なお、梱包箱1は、原反ロール13の軸心方向に長い略直方体形状に構成されており、その略長方形状の底壁部2の短辺側の第2側壁部5に軸受け部9が形成されている。また梱包箱1は、1個の原反ロール13を丁度梱包できる程度の大きさに構成されている。
【0013】
繰り出し軸8は、例えば図3(a)に示すように、紙管等の略円筒形状の軸部材8aを軸心方向に2本備え、各軸部材8aが原反ロール13の巻き芯14の両側に、その両側から適当に突出するように挿入されるようになっている。なお、各軸部材8aは少なくとも各第2側壁部5間の間隔よりも短く、好ましくは、2本の軸部材8aを足した長さが原反ロール13の軸方向の長さよりも短くなっており、原反ロール13の軸心方向の中間部を除く両端側のみに挿入されて使用されるようになっている。
【0014】
また繰り出し軸8は、図3(b)に示すように、軸心方向に3本の軸部材8aを備えても良い。この例の各軸部材8aは、例えば套嵌状に連結され、原反ロール13の巻き芯14に挿入されたときに、その両側から適当に突出するようになっている。なお、繰り出し軸8は4本以上の軸部材8aを備えても良い。
【0015】
梱包箱1は、図4に示すように、1枚の段ボールシート15から組み立てられるようになっている。底壁部2は例えば略長方形状等の矩形状で、その相対向する長辺に折り曲げ部16を介して一対の第1側壁部3,4の下辺が折り曲げ自在に連接されている。各第1側壁部3,4は例えば底壁部2と略同一形状の略長方形状等の矩形状で、一方の第1側壁部3の上辺には折り曲げ部18を介して上壁部6が折り曲げ自在に連接され、また他方の第1側壁部4の上辺には折り曲げ部19を介してその上辺方向の帯状部17が折り曲げ自在に連接されている。上壁部6は、例えば底壁部2と略同一形状の略長方形状等の矩形状に構成されている。また帯状部17は、その長手方向に例えば第1側壁部4と略同一の長さを有する帯状に構成されている。
【0016】
各第2側壁部5は、その下辺が底壁部2の相対向する短辺に折り曲げ部20を介して折り曲げ自在に連接され且つ略正方形状等の矩形状に構成された外壁部21と、上辺がこの外壁部21の上辺側に折り曲げ部22,23を介して折り曲げ自在に連接され且つ外壁部21と略同一形状の矩形状に構成された内壁部24と、帯状部17が連接された側の第1側壁部4の相対向する側辺に折り曲げ部25を介して折り曲げ自在に連接された第1中間壁部26と、上壁部6が連接された側の第1側壁部3の相対向する側辺に折り曲げ部27を介して折り曲げ自在に連接された第2中間壁部28とを備えている。
【0017】
第2側壁部5は、底壁部2の相対向する短辺から外壁部21が起立し、この外壁部21の内側に内壁部24がその下辺が底壁部2に当接又は近接するように起立し、この外壁部21と内壁部24との間に第1中間壁部26及び第2中間壁部28が挟まれるようになっている。なお、外壁部21の上辺側の折り曲げ部22と内壁部24の上辺側の折り曲げ部23との間には、外壁部21と内壁部24との間に第1中間壁部26及び第2中間壁部28を収容し得る程度の間隔を形成するための帯部29が設けられている。
【0018】
内壁部24には、その下辺の略中央に下方に突出する係合突起30が形成されており、図7にも示すように、この係合突起30が底壁部2の各第2側壁部5側に開口状に形成された係合穴部31に係合することにより、内壁部24等の起立姿勢を保持できるようになっている。
【0019】
第1中間壁部26と第2中間壁部28とはその幅が異なっており、図8にも示すように、第1中間壁部26が第2側壁部5の幅方向の略中央の軸受け部9を越す程度の幅であるのに対し、第2中間壁部28がこの第1中間壁部26に近接又は当接される程度の幅であり、組み立て状態のときに第1中間壁部26と第2中間壁部28とが重なり合わないようになっている。なお、第2中間壁部28は、その上先端側の角が円弧状に面取りされている。
【0020】
軸受け部9は、外壁部21、内壁部24及び第1中間壁部26に夫々開口形成された上側に開放する略U字孔状の切り欠き部32,33,34により構成されており、それら各切り欠き部32,33,34が、組み立て状態のときに略重なるようになっている。なお、外壁部21及び内壁部24の切り欠き部32,33は、帯部29を跨いで連続する長穴状に形成されている。軸受け部9は、図11等に示すように、第2中間壁部5の上下方向の中心よりも上側に偏った状態で原反ロール13を支持するように構成されている。
【0021】
第1中間壁部26の切り欠き部34は原反ロール13の梱包時には形成されておらず、塞ぎ部35により塞がれている。即ち、第1中間壁部26には、外壁部21及び内壁部24の切り欠き部32,33に沿って間欠的に切断された切り取り部(ミシン目)35aが形成され、その内側が塞ぎ部35となっており、この塞ぎ部35を第1中間壁部26から切り取ったときに、切り欠き部34が形成されて軸受け部9が開口されるようになっている。従って、塞ぎ部35は、原反ロール13の梱包時に軸受け部9の開口を塞ぎ、また軸受け部9を使用する際に切り取り部35aに沿って取り外されるようになっている。
【0022】
なお、切り取り部35aは、切り欠き部32,33に沿って第1中間壁部26に厚さ方向の切り込みを入れたハーフカットにより構成しても良い。また、外壁部21及び又は内壁部24の切り欠き部32,33を塞ぎ部35により塞ぎ、その塞ぎ部35を切り取り部に沿って切り離せるように構成しても良い。
【0023】
上壁部6の第1側壁部3との対向辺には、その中央に折り曲げ部36を介して挿入部37が折り曲げ自在に連接されている。この挿入部37は例えば略矩形状で、帯状部17の折り曲げ部19近傍に形成された挿入スリット38に挿入されるようになっている。挿入スリット38は、第1側壁部4の上辺から帯状部17側に形成された略コ字状の切れ目39により形成されており、図1にも示すように、帯状部17の折り曲げ部19を内側に折り曲げたときに、挿入部37を挿入可能に開口するようになっている。
【0024】
帯状部17の外面(又は内面)には、図1にも示すように、両面テープ(固定手段)40がその長手方向の略全体に亘って貼着されている。この両面テープ40は、原反ロール13からシート材7を繰り出す際に、その保護シート12の先端部を剥離可能に貼着して固定するためのものである。なお、両面テープ40は、原反ロール13に対応するように設けていれば十分であり、例えば帯状部17の長手方向に複数に分割して設けても良い。また固定手段は、両面テープ40に限られるものでなく、例えば保護シート12の先端部を挟持して固定可能な切り込み等を帯状部17又は第1側壁部4の上部側に形成しても良い。
【0025】
次に、上記構成の梱包箱1の組み立て及び原反ロール13の梱包について、図5及び図6を参照して説明する。先ず、図5(a)に示すように、底壁部2と各第1側壁部3,4との間の各折り曲げ部16を折り曲げて、各第1側壁部3,4を底壁部2に対して略直角に立ち上げ、次いで、第1中間壁部26及び第2中間壁部28が各第1側壁部3,4に対して内側に略直角をなすように、各第1側壁部3,4と第1中間壁部26及び第2中間壁部28との間の各折り曲げ部25,27を折り曲げる。
【0026】
そして、図5(b)に示すように、底壁部2と外壁部21との間の折り曲げ部20を折り曲げて、外壁部21を底壁部2に対して略直角に立ち上げ、次いで、内壁部24が外壁部21、第1中間壁部26及び第2中間壁部28の内側で起立状となるように、外壁部21と帯部29との間及び帯部29と内壁部24との間の各折り曲げ部22,23を折り曲げる。このとき、内壁部24の下辺が底壁部2に略当接し、その係合突起30が底壁部2の係合穴部31に係合するので、内壁部24の起立状態が保持される。
【0027】
次に、図6(a)に示すように、原反ロール13を上側から収容する。このとき、図3(a)に示すように繰り出し軸8を2本の軸部材8aにより構成した場合には、原反ロール13の巻き芯14の中に各軸部材8aを収容した状態で梱包すれば良いし、図3(b)に示すように繰り出し軸8を3本の軸部材8aを構成した場合には、その一部又は全部を梱包箱1の隅等、適宜箇所に配置して梱包すれば良い。なお、原反ロール13の梱包に際して、原反ロール13を合成樹脂製シート等により密閉状に包装しておけば、糊層11の乾燥を防止することができる。
【0028】
そして、図6(b)に示すように、帯状部17が略水平となるように、第1側壁部4と帯状部17との間の折り曲げ部19を内側に折り曲げ、次いで、第1側壁部3と上壁部6との間の折り曲げ部18を折り曲げて、上壁部6により梱包箱1の上側に蓋をする。このとき、上壁部6と挿入部37との間の折り曲げ部36を折り曲げて、挿入部37を帯状部17の挿入スリット38に挿入する。最後に、上壁部6が開放しないように、上壁部6と第1側壁部4等とを粘着テープ61等により止めて、梱包箱1の組み立て及び原反ロール13の梱包作業が完了する。
【0029】
図7及び図8は、梱包箱1により原反ロール13を梱包した状態を示している。このように、軸受け部9を各第2側壁部5に開口形成しているので、第2側壁部5と原反ロール13との間に軸受け用の部材等を配置する必要がなく、各第2側壁部5間の間隔を小さくすることができ、梱包箱1をコンパクトに構成することができる。また軸受け部9を梱包箱1に一体に設けているので、別々に設けた場合に比べて原反ロール13の梱包作業を簡単にすることができる。
【0030】
繰り出し軸8を複数の軸部材8aにより構成し、その各軸部材8aの長さを各第2側壁部5間の長さよりも小さくしているので、原反ロール13と共に梱包箱1内に容易に梱包することができる。
【0031】
更に、軸受け部9の開口を塞ぐ塞ぎ部35を設けているので、原反ロール13が外側から見えることもなく、また原反ロール13のシート材7の損傷の惧れも少なくできる。
【0032】
次に、この梱包箱1を使用して、原反ロール13からシート材7を繰り出す際の説明をする。先ず、梱包箱1から原反ロール13を取り出し、その巻き芯14に繰り出し軸8をセットする。なお、図3(a)に示すように繰り出し軸8を2本の軸部材8aにより構成し、巻き芯14の中に挿入した状態で梱包していた場合には、各軸部材8aを巻き芯14の両側から適当な量だけ引き出せば良い。また図3(b)に示すように繰り出し軸8を3本の軸部材8aにより構成した場合には、各軸部材8aを連結してから、巻き芯14の両側からの突出量が略同等となるように巻き芯14に挿通すれば良い。
【0033】
なお、本実施形態では原反ロール13を表巻きにしているので、シート材7が原反ロール13の上側から壁面41側に繰り出されるように原反ロール13をセットすれば、化粧シート7の表面が手前となるようにシート材7を繰り出すことができる。
【0034】
そして、図9に仮想線で示すように、外壁部21と内壁部24との間から第2中間壁部28を抜脱すると共に、上壁部6と上壁部6が連接された側の第1側壁部3とを開放し、第1中間壁部26の塞ぎ部35を切り取り部35aに沿って取り外した後、図10に示すように梱包箱1の両側の軸受け部9に繰り出し軸8の各軸部材8aを上側から嵌合して、原反ロール13を横軸心廻りに回転自在に装着する。このように、原反ロール13をその少なくとも大半が梱包箱1に入った状態にセットして、シート材7を繰り出していく。因みに、原反ロール13の軸心が壁面41及び床面42と略平行となるように、梱包箱1及び原反ロール13をセットする。
【0035】
なお、繰り出し軸8を2本の軸部材8aにより構成した場合、各軸受け部材8aは、図3(a)及び図10に示すように,一端側が原反ロール13の各端部側に挿入されて原反ロール13を支持すると共に、原反ロール13及び第2側壁部5の外側に突出する他端側が軸受け部9に支持されるようになっている。またシート材7の繰り出しに際して、原反ロール13が横軸心廻りに回転するときには、原反ロール13の巻き芯14と軸部材8aとの間が滑っても良いし、軸受け部9と軸部材8aとの間が滑っても良い。
【0036】
なお、第2側壁部5の外壁部21、内壁部24及び第1中間壁部26の各切り欠き部32,33,34により軸受け部9を構成しているので、軸受け部9を構成する第2側壁部5が3枚重ねとなり、その強度を確保できる。
【0037】
図11はシート材7を原反ロール13から壁面41側に直接繰り出して貼り付ける場合の一例を示す説明図である。このとき、帯状部17が連接された側の第1側壁部4を壁面41側に向け、その第1側壁部4を壁面41に略平行に近接させて配置し、上壁部6と上壁部6が連接された側の第1側壁部3とを壁面41と反対側の床面42上に開放しておく。なお、この開放した上壁部6及び第1側壁部3に脚立43等の立ち台を乗せることにより、梱包箱1を壁面41に対して適当な位置に固定することができる。
【0038】
シート材7を繰り出す際には、先ずシート材7の先端部の保護シート12側を帯状部17の両面テープ40に貼着固定する。そして保護シート12を両面テープ40に固定したまま、先端側から化粧シート10と保護シート12とを剥離し、化粧シート10を壁面41に沿って上側に繰り出していく。なお、両面テープ40に替えて、帯状部17に粘着剤等の接着剤を塗布し、その接着剤を介して保護シート12を剥離可能に貼着しても良い。
【0039】
すると、その繰り出しに伴って上側半分程度の保護シート12が化粧シート10から剥がれていくので、化粧シート10の上端部を壁面41の貼着領域の上端部にその糊層11により仮止めし、次いで、下側の保護シート12も化粧シート10から剥がして、化粧シート10の全体を壁面41に貼着する。なお、シート材7を裁断する際には、帯状部17の端縁に沿ってカッター等の裁断具で裁断することにより、まっすぐに裁断することができる。
【0040】
なお、原反ロール13からシート材7を繰り出すに際して、上壁部3が連接された第1側壁部3を壁面41側に向けて梱包箱1を配置し、上壁部6及び第1側壁部3を壁面41側に開放しておいても良い。このように使用する場合には、第1側壁部3又はその近傍の内面に両面テープ40を設けて保護シート12の先端を固定するようにすればよい。
【0041】
また天井等、シート材7を直接繰り出して貼着できない所に化粧シート10を貼着する場合には、例えば図12に示すように、床面42上に開放された上壁部6及び第1側壁部3の上にシート材7を繰り出し、この上でシート材7を裁断して、裁断後のシート材7を貼着箇所まで運搬しても良い。また繰り出されたシート材7を上壁部6及び第1側壁部3の上に仮置きすることもできる。
【0042】
図13〜図20は本発明の第2の実施形態を例示している。この実施形態の第1中間壁部26は、図13に示すように、帯状部17が連接された側の第1側壁部4の各短辺の略全体に折り曲げ部25を介して折り曲げ自在に連接され且つ外壁部21及び内壁部24と略同一形状又は若干小さい略正方形状等の略矩形状に構成された第1壁部44と、この第1壁部44の第1側壁部4との対辺に折り曲げ部45を介して折り曲げ自在に連接され且つ第1壁部44と略同一形状の略矩形状に構成された第2壁部46とを備え、組み立て状態のときに2枚重ねにされるようになっている。
【0043】
第2中間壁部28は、上壁部6が連接された側の第1側壁部3の各短辺の略全体に折り曲げ部27を介して折り曲げ自在に連接されている。また第2中間壁部28は、底壁部2、第1側壁部3及び外壁部21の接点部分又はその近傍を中心とする略四半円形状に構成されている。
【0044】
なお、この実施形態では、図17にも示すように、組み立て状態のときに、第1壁部44,第2壁部46及び第2中間壁部28が重なって外壁部21と内壁部24との間に挟まれるため、外壁部21と内壁部24との間の帯部29の幅が第1の実施形態に比べて大きくなっている。
【0045】
軸受け部9は、外壁部21、内壁部24、第1壁部44及び第2壁部46に夫々開口形成された上側に開放する略U字孔状の切り欠き部32,33,34a,34bにより構成されており、それら各切り欠き部32,33,34a,34bが、組み立て状態のときに略重なるようになっている。
【0046】
塞ぎ部35は略矩形状で、上壁部6の短辺側にその中央よりも第1側壁部3側に偏って折り曲げ部62を介して折り曲げ自在に連接されており、上壁部6が閉状態のときに、軸受け部9の開口を第2側壁部5の内側から塞ぐようになっている。また塞ぎ部35は、その先端側の両角が円弧状に面取りされている。なお、塞ぎ部35は、軸受け部9の開口を塞ぐことができれば十分であり、上壁部6の短辺の略中央、又はその全長に亘って設けても良いし、その形状も例えば軸受け部9に対応する略U字状等に形成しても良い。
【0047】
また上壁部6の短辺側の塞ぎ部35が連接されていない部分には、折り曲げ部62よりも外側に突出され且つ上壁部6が閉状態のときに第2側壁部5の帯部29に上側から当接される当接部60が形成されている。
【0048】
上壁部6の第1側壁部3と反対側の長辺には、その長辺方向の両側に折り曲げ部49を介して一対の第1挿入部48が折り曲げ自在に連接され、この各第1挿入部48が帯状部17に形成された各第1挿入スリット50に挿入されるようになっている。第1挿入スリット50は、第1側壁部4の上辺から帯状部17側に形成された略コ字状の切れ目47により形成されており、図16(a)にも示すように、帯状部17の折り曲げ部19を内側に折り曲げたときに、第1挿入部48を挿入可能に開口するようになっている。
【0049】
各第1挿入部48には、折り曲げ部49から第1挿入部48側への略コ字状の切れ目51が入れられ、図16(a)にも示すように、折り曲げ部49を折り曲げたときに第2挿入スリット52が形成されるようになっている。この第2挿入スリット52に対応して、帯状部17及び第1側壁部4には第2挿入部53が形成されており、この第2挿入部53を第2挿入スリット52に挿入して、上壁部6の開放を防止できるようになっている。
【0050】
第2挿入部53は、第1側壁部4の上部側から帯状部17に亘る略倒立U字状の切れ目54により形成されており、その基部側及び折り曲げ部19に対応する位置に各折り曲げ部55,56が夫々形成され、折り曲げ部56よりも先端側が第2挿入スリット52に挿入されるようになっている。なお、第2挿入スリット52を形成する切れ目51から上壁部6側には、第2挿入部53の挿脱操作のための操作部57が略半円切り欠き状に形成されている。
【0051】
次に、上記構成の梱包箱1の組み立て及び原反ロール13の梱包について、図14〜図16を参照して説明する。先ず、図14(a)に示すように、底壁部2と各第1側壁部3,4との間の折り曲げ部16を折り曲げて、各第1側壁部3,4を底壁部2に対して略直角に立ち上げ、次いで、第1中間壁部26の第1壁部44と第2壁部46との間の折り曲げ部45を折り曲げてその両者を重ね合わせ、それらが第1側壁部4に対して内側に略直角をなすように、第1側壁部4と第1壁部44との間の折り曲げ部25を折り曲げる。その後、図14(b)に示すように、第2中間壁部28が第1中間壁部26の外側に重なるように、第1側壁部3と第2中間壁部28との間の折り曲げ部27を折り曲げる。
【0052】
そして、図15(a)に示すように、底壁部2と外壁部21との間の折り曲げ部20を折り曲げて、外壁部21を底壁部2に対して略直角に立ち上げ、次いで、図15(b)に示すように、内壁部24が外壁部21、第1壁部44、第2壁部46及び第2中間壁部28の内側で起立状となるように、外壁部21と帯部29との間及び帯部29と内壁部24との間の折り曲げ部22,23を折り曲げる。
【0053】
次に、図15(b)に示すように、原反ロール13を上側から収容し、図16(a)に示すように、帯状部17が略水平となるように、第1側壁部4と帯状部17との間の折り曲げ部19を内側に折り曲げ、次いで、第2挿入部53の各折り曲げ部55,56を折り曲げて、第2挿入部53を外側に退避させる。そして、第1挿入部48及び塞ぎ部35が上壁部6に対して内側に略直角をなすようにその各折り曲げ部49,62を折り曲げ、第1挿入部48が第1挿入スリット50に、塞ぎ部35が第2側壁部5の内側に夫々挿入されるように、上壁部6と第1側壁部3との間の折り曲げ部18を折り曲げて、上壁部6により梱包箱1の上側に蓋をする。最後に、図16(b)に示すように、第2挿入部53の先端側を第2挿入スリット52に挿入して、梱包箱1の組み立て及び原反ロール13の梱包作業が完了する。
【0054】
図17及び図18は、本実施形態の梱包箱1により原反ロール13を梱包した状態を示している。このように、上壁部6の短辺側に連接された塞ぎ部35が、第2側壁部5の内側から軸受け部9の開口を塞いでいるので、第1の実施形態と同様にシート材7の損傷等を防止できる。
【0055】
この実施形態の梱包箱1を使用して原反ロール13からシート材7を繰り出す際には、第1の実施形態と略同様にすれば良い。なお、この実施形態では、上壁部6の第2側壁部5側の相対向する2辺に、第2側壁部5の内側から軸受け部9の開口を塞ぐ塞ぎ部35を折り曲げ自在に連接しているので、上壁部6を開放するだけで軸受け部9が軸受け可能な状態になる。
【0056】
また第1中間壁部26を第1壁部44と第2壁部46との2枚重ねとし、図20に示すように、第2側壁部5の外壁部21、内壁部24、第1壁部44及び第2壁部46の各切り欠き部32,33,34a,34bにより軸受け部9を構成しているので、軸受け部9を構成する第2側壁部5が4枚重ねとなり、その強度を更に高めることができる。
【0057】
更に、第2中間壁部28を略四半円形状に構成しているので、図19に仮想線で示すように、外壁部21と内壁部24との間への第2中間壁部28の挿脱を簡単にでき、上壁部6及び上壁部6が連接された側の第1側壁部3を開放するとき、また使用後に余った原反ロール13を再度梱包する際にも便利である。
【0058】
なお、この実施形態では第1挿入部48と第1挿入スリット50、及び第2挿入部53と第2挿入スリット52とを設け、上壁部6の開放を防止することができるので、粘着テープ、梱包ロープ等を使用しなくても良いが、別段使用しても構わない。
【0059】
図21〜図23は本発明の第3の実施形態を例示している。この実施形態は、第2の実施形態において、第1中間壁部26の第2壁部46を省略したものである。従って、この実施形態では、図23にも示すように、外壁部21、内壁部24及び第1中間壁部26の第1壁部44の各切り欠き部32,33,34aにより軸受け部9が構成されている。このように、第1中間壁部26は2枚重ね以外にも、1枚としても良いし、また3枚重ね以上にしても良い。なお、この実施形態の梱包箱1の組み立て、シート材7を繰り出す際の手順等に関しては、前述の実施形態と略同様であるので省略する。
【0060】
図24〜図31は本発明の第4の実施形態を例示している。この実施形態では、図24、図25等に示すように、第1中間壁部26と第2中間壁部28とが重なり合うと共に、外壁部21、内壁部24、第1中間壁部26及び第2中間壁部28に夫々開口形成された上側に開放する略U字孔状の切り欠き部32,33,34,63により軸受け部9が構成されている。
【0061】
第1中間壁部26には、切り欠き部34の下側に対応して下辺側から例えば鋭角の山型等に切り欠かれた第1係合部58が形成されている。第1中間壁部26は、その第1係合部58よりも先端側の下辺が基部側の下辺よりも上側に位置されており、また下先端側の角が円弧状に面取りされている。
【0062】
第2中間壁部28には、切り欠き部63の底部から下側に例えば鋭角のスリット状等に切り欠かれた第2係合部59が形成され、この第2係合部59と第1中間壁部26の第1係合部58とが係合されるようになっている。第2中間壁部28は、その切り欠き部63よりも先端側の上辺が基部側の上辺よりも下側に位置されており、また下先端側の角が円弧状に面取りされている。
【0063】
なお、この実施形態では、内壁部24の下端部の係合突起30及びこの係合突起30が係合する係合穴部31が形成されていないが、内壁部24の側縁部と各第1側壁部3,4との摩擦等により内壁部24を起立状に保持可能である。なお、第1〜第3の実施形態において、本実施形態と同様に係合突起30及び係合穴部31を設けなくても良いし、本実施形態においてそれらを設けても良い。
【0064】
次に、上記構成の梱包箱1の組み立て及び原反ロール13の梱包について、図25及び図26を参照して説明する。先ず、図25(a)に示すように、底壁部2と各第1側壁部3,4との間の折り曲げ部16を折り曲げて、各第1側壁部3,4を底壁部2に対して略直角に立ち上げ、次いで、第1中間壁部26及び第2中間壁部28が各第1側壁部3,4に対して内側に略直角をなすように、各第1側壁部3,4と第1中間壁部26及び第2中間壁部28との間の各折り曲げ部25,27を折り曲げる。このとき、図29にも示すように、第1中間壁部26の第1係合部58を第2中間壁部28の第2係合部59に上側から係合させ、第1中間壁部26と第2中間壁部28とを交差させる。
【0065】
なお、第1中間壁部26の先端側の下辺をその基部側よりも上側に配置し、第2中間壁部28の先端側の上辺をその基部側よりも下側に配置しているので、それらを極力変形させずに交差させることができる。また第1中間壁部26及び第2中間壁部28の先端側が外側となるように交差させても良いし、内側となるように交差させても良い。
【0066】
そして、図25(b)に示すように、底壁部2と各外壁部21との間の折り曲げ部20を折り曲げて、各外壁部21を底壁部2に対して略直角に立ち上げ、次いで、各内壁部24が各外壁部21、第1中間壁部26及び第2中間壁部28の内側で起立状となるように、各外壁部21と帯部29との間及び帯部29と各内壁部24との間の折り曲げ部22,23を折り曲げる。
【0067】
次に、図26(a)に示すように、原反ロール13を上側から収容し、図26(b)に示すように、帯状部17が略水平となるように、一方の第1側壁部4の上辺側の折り曲げ部19を内側に折り曲げ、次いで、第2挿入部53の各折り曲げ部55,56を折り曲げて、第2挿入部53を外側に退避させる。そして、第1挿入部48及び塞ぎ部35が上壁部6に対して内側に略直角をなすようにその各折り曲げ部49,62を折り曲げ、第1挿入部48が第1挿入スリット50に、塞ぎ部35が第2側壁部5の内側に夫々挿入されるように、上壁部6と第1側壁部3との間の折り曲げ部18を折り曲げて、上壁部6により梱包箱1の上側に蓋をする。最後に、図26(c)に示すように、第2挿入部53の先端側を第2挿入スリット52に挿入して、梱包箱1の組み立て及び原反ロール13の梱包作業が完了する。
【0068】
図27及び図28は、本実施形態の梱包箱1により原反ロール13を梱包した状態を示している。この実施形態では、図28に示すように、第1中間壁部26の第1係合部58と第2中間壁部28の第2係合部59とを係合させているので、上壁部6を開放させても上壁部6が連接された側の第1側壁部3が開放されることがなく、箱形状に保持することができる。
【0069】
次に、この実施形態の梱包箱1を使用して、原反ロール13からシート材7を繰り出す際の説明をする。この実施形態の梱包箱1は、上壁部6を開放させるだけで、軸受け部9によりシート材7の繰り出し軸8を支持することができる。なお、図29に示すように、外壁部21、内壁部24、第1中間壁部26及び第2中間壁部28の各切り欠き部32,33,34,63により軸受け部9を構成しているので、軸受け部9の強度を高めることができる。
【0070】
図30はシート材7を原反ロール13から壁面41側に直接繰り出して貼り付ける際の一例を示す説明図である。なお、原反ロール13は、例えば表巻きになっている。このとき、帯状部17が連接された側の第1側壁部4を壁面41側に向け、その第1側壁部4を壁面41に略平行に近接させて配置し、上壁部6のみを開放しておく。以降は、前述の実施形態と略同様にしてシート材7を繰り出して、その化粧シート10を壁面41に貼着すれば良い。
【0071】
なお、第1中間壁部26の第1係合部58と第2中間壁部28の第2係合部59との係合を外した場合には、前述の実施形態と同様に、上壁部6と上壁部6が連接された側の第1側壁部3とを壁面41と反対側の床面42上に開放することも可能である。
【0072】
なお、天井等、シート材7を直接繰り出して貼着できない所に化粧シート10を貼着する場合には、例えば図31に示すように、床面42側にシート材7を繰り出し、適当な裁断用の台64の上でシート材7を裁断して、このシート材7を貼着箇所まで運搬しても良い。
【0073】
図32〜図36は本発明の第5の実施形態を例示している。この実施形態では、図32に示すように、第1側壁部4と帯状部17との間に各折り曲げ部65,66を介して第2上壁部67が折り曲げ自在に介在されている。
【0074】
第2上壁部67は、図35にも示すように、組み立て状態のときに上壁部6の下側に重ねられるもので、上壁部6と略同一形状の長方形状等の矩形状に構成されている。また第2上壁部67は、図36に示すように、シート材7の繰り出し(少なくとも裁断)に際して略水平状に壁面41に当接又は近接され、壁面41に対する梱包箱1の位置決めに使用されるようになっている。
【0075】
即ち、第2上壁部67は、シート材7の裁断時にカッター等の裁断具を案内する案内部材(後述)72から床面42までの距離bに応じて、案内部材72から前記壁面41までの距離aを所定距離に保持するための保持壁部を構成しており、その先端部を壁面41に当接させることにより、案内部材72から壁面41までの距離aと、案内部材72から床面42までの距離bとが、例えば略同一に保持されるようになっている。なお、保持壁部は、上壁部6により構成することも可能である。
【0076】
また壁面41の下端部に幅木がある場合を想定して、図32に仮想線で示すように、第2上壁部67に幅木の幅に応じて1又は複数の切断指示線69を印刷等により付し、使用者等がこの切断指示線69に沿って第2上壁部67を切断することにより、幅木の上端部から壁面41の案内部材72に対応する高さまでの距離b’と、壁面41から案内部材72までの距離aとが例えば略同一になるようにしても良い。
【0077】
なお、この実施形態では、挿入スリット38を形成する切れ目39は、第2上壁部67の第1側壁部4側に形成されている。また両面テープ40も第2上壁部67の外面(又は内面)の第1側壁部4側に設けられている。
【0078】
またこの実施形態では、上壁部6が連接された第1側壁部3と底壁部2とを、及びその第1側壁部3と上壁部6とを切り離すことができるように、それらの連接部分が間欠的に切断された切り取り部(ミシン目)16a,18aが形成されている。第1側壁部3と底壁部2及び上壁部6との間は切り取り部16a,18aにより折り曲げ自在に構成されている。なお、切り取り部16a,18aは、厚さ方向の切り込みが入れられたハーフカットにより構成しても良い。
【0079】
第1側壁部3及び第2中間壁部28は、底壁部2と上壁部6との間の略中央に折り曲げ指示線70が例えば印刷等により長手方向に付されており、使用者等により底壁部2及び上壁部6から切り離され、折り曲げ指示線70に沿って二つ折りされるようになっている。また第1側壁部3と各第2中間壁部28との間には、各折り曲げ部27に沿って長穴状の取り付け穴71が開口形成されている。なお、折り曲げ指示線70は、例えば凹部、間欠的な切断部(ミシン目)等によって折り曲げやすいように設けても良い。
【0080】
第1側壁部3及び第2中間壁部28は、図36に示すように、底壁部2及び上壁部6から切り離され、折り曲げ指示線70に沿って略V字状に折り曲げられた状態で、各取り付け穴71が各第2側壁部5に上側から嵌合するように、一対の第2側壁部5に跨って取り付けられ、シート材7の裁断時に、シート材7をまっすぐに裁断するためにカッター等の裁断具を案内するための(及び/又は原反ロール13側のシート材7が損傷しないようにカッター等を案内するための)案内部材72を構成するようになっている。他の構成は第1の実施形態と略同様である。なお、第2〜第4の実施形態と略同様に構成しても良い。
【0081】
次に、上記構成の梱包箱1の組み立て及び原反ロール13の梱包について、図33及び図34を参照して説明する。先ず、図33(a)に示すように、底壁部2と各第1側壁部3,4との間の各折り曲げ部16を折り曲げて、各第1側壁部3,4を底壁部2に対して略直角に立ち上げ、次いで、第1中間壁部26及び第2中間壁部28が各第1側壁部3,4に対して内側に略直角をなすように、各第1側壁部3,4と第1中間壁部26及び第2中間壁部28との間の各折り曲げ部25,27を折り曲げる。
【0082】
そして、図33(b)に示すように、底壁部2と外壁部21との間の折り曲げ部20を折り曲げて、外壁部21を底壁部2に対して略直角に立ち上げ、次いで、内壁部24が外壁部21、第1中間壁部26及び第2中間壁部28の内側で起立状となるように、外壁部21と帯部29との間及び帯部29と内壁部24との間の各折り曲げ部22,23を折り曲げる。
【0083】
そして、原反ロール13を上側から収容した後、図34(b)に示すように、帯状部17と第2上壁部67との間の折り曲げ部66、第2上壁部67と第1側壁部4との間の折り曲げ部65を内側に折り曲げて、原反ロール13の上側に第2上壁部67を被せる。次いで、第1側壁部3と上壁部6との間の折り曲げ部18を折り曲げて、上壁部6により梱包箱1の上側に蓋をする。このとき、上壁部6と挿入部37との間の折り曲げ部36を折り曲げて、挿入部37を帯状部17の挿入スリット38に挿入する。最後に、上壁部6が開放しないように、上壁部6と第1側壁部4等とを粘着テープ61等により止めて、梱包箱1の組み立て及び原反ロール13の梱包作業が完了する。
【0084】
次に、この実施形態の梱包箱1を使用して、原反ロール13からシート材7を繰り出す際の説明をする。軸受け部9への繰り出し軸8のセットに際しては、第1の実施形態と略同様にすれば良いが、図35に仮想線で示すように上壁部6と上壁部6が連接された側の第1側壁部3とを開放し、第1中間壁部26の塞ぎ部35を切り取り部35aに沿って取り外すと共に、第2上壁部67及び帯状部17も第1側壁部3の外側に開放しておく。
【0085】
図36はシート材7を原反ロール13から壁面41側に直接繰り出して貼り付ける場合の一例を示す説明図である。なお、原反ロール13は表巻きである。このとき、第2上壁部67が連接された側の第1側壁部4を壁面41側に向けておく。また第1側壁部3と底壁部2及び第上壁部6とをその間の各切り取り部16a,18aに沿って切り離し、第1側壁部3及び第2中間壁部28を折り曲げ指示線70に沿って縦方向に折り曲げ、原反ロール13よりも壁面側41で両側の取り付け穴71に各第2側壁部5を嵌め込んで案内部材72をセットする。なお、上壁部6は、壁面41の近傍で床面42上に敷いて床面42を糊等による汚れから保護するための養生シート73として使用することも可能である。
【0086】
次に、一旦第2上壁部67を内側に折り込み、その両面テープ40にシート材7の先端の保護シート12側を貼着固定し、その先端側の化粧シート10を保護シート12から剥離する。なお、化粧シート10の上端部を壁面41の上端部に仮止めできる程度に剥離すれば十分である。そして保護シート12を両面テープ40から剥がし、再度第2上壁部67を外側に折り曲げてから、先端側だけ保護シート12が剥離した状態でシート材7を壁面41に沿って引き上げていき、その先端側を壁面41の貼着部位の上端部に仮止めする。なお、第1の実施形態のように保護シート12を両面テープ40に貼着固定したまま、シート材7を引き上げても良い。
【0087】
次に、シート材7を案内部材72の案内により裁断する。シート材7の裁断に際しては、図36に示すように、第2上壁部67を略水平にして、その先端側が壁面41に当接するように梱包箱1を配置すると共に、シート材7がなるべく壁面41及び第2上壁部67に沿うようにし、案内部材72に沿ってカッター等の裁断具によりシート材7をまっすぐに裁断する。なお、第2上壁部67は、少なくともシート材7の裁断の際に、その先端部を壁面41に当接させればよいが、シート材7を壁面41に沿って繰り出すときから当接させておいても構わない。
【0088】
シート材7を裁断すれば、先端側の予め剥離しておいた部分以外の保護シート12も全て化粧シート10から剥離し、化粧シート10の全体を壁面41に貼着する。
【0089】
この実施形態では、壁面41側に繰り出された前記シート材7の裁断に際してカッター等を案内する案内部材72を備え、壁面41の案内部材72に対応する高さからシート材7の貼着箇所の下端までの距離b、b’に応じて、案内部材72から壁面41までの距離aを所定距離に保持するための第2上壁部67を、前記第1側壁部4の上辺側に折り曲げ自在に連接しているので、壁面41の下端近傍でシート材7を裁断しなくても、壁面41の貼着箇所の下端部に対応する長さにシート材7を裁断することができる。
【0090】
また案内手段72を第2側壁部5の上部側に設けるようにしているので、楽な姿勢で且つ梱包箱1等が邪魔になることもなくシート材7の裁断を手元側で行なうことができる。また案内部材72により原反ロール13側のシート材7のカッター等の裁断具による損傷を防止することができる。
【0091】
なお、案内部材72から壁面41までの距離aは、壁面41の案内部材72に対応する高さからシート材7の貼着箇所の下端までの距離b、b’に対応する所定距離、即ち、シート材7を壁面41の貼着箇所の下端部に合わせて裁断できるような距離であれば良い。従って、シート材7の撓み等を考慮して、a>b又はb>aとなるように第2上壁部67を構成しても良い。
【0092】
底壁部2と上壁部6とから切り離された第1側壁部3及び第2中間壁部28により案内部材72を構成するようにしているので、案内部材72を梱包箱1と別に設ける必要がなく、コスト、ゴミ等が増えることもない。
【0093】
図37〜図40は本発明の第6の実施形態を例示している。この実施形態は、化粧シート10の表面が内側となるようにシート材7が巻かれた原反ロール13を本発明の梱包箱1により梱包した原反ロール梱包製品を例示している。
【0094】
即ちシート材7は、図38に示すように、壁紙用等の化粧シート10と、この化粧シート10の裏面側の生糊等の糊層11と、この糊層11を保護するための保護シート12とを有し、このシート材7が化粧シート10の表面が内側となるように巻き芯14に巻き付けられて、原反ロール13が構成されている。(以下、化粧シート10の表面が内側となる巻き方を「裏巻き」という)
梱包箱1としては、図37に示すように、第1の実施形態に例示したものと略同様のものを例示しているが、その他の実施形態に例示したもの等、本発明の範囲に含まれる梱包箱1を適宜使用可能である。
【0095】
本実施形態では、固定手段を構成する両面テープ40が、上壁部6が連接された第1側壁部3側の内面に貼着されている。両面テープ40は、例えば第1側壁部3の幅方向の略中央に対応してその長手方向に、第1側壁部3及び第2中間壁部28の略全長にわたって連続的に設けられているが、第1側壁部3の上壁部側6又は底壁部2側に設けても良いし、上壁部6が連接された第1側壁部3側(第1側壁部3の近傍)であれば、上壁部6又は底壁部2に設けても良い。また、両面テープ40を連続的に設ける以外にも、第1側壁部3及び第2中間壁部28の略全長にわたって間欠的に設けても良いし、その両端部及び/又は中央部にのみに設けても良い。なお、両面テープ40は、原反ロール13からシート材7を繰り出す際に、保護シート12を貼着して保持できれば、その貼着箇所、幅等を適宜変更することが可能である。
【0096】
更に固定手段は、シート材7の繰り出しに際して保護シート12の先端を固定するものであれば良く、両面テープ40に限定されるものではない。例えば、第2中間壁部28、上壁部6等に切り込みを入れておき、その切り込みに保護シート12を挟んで固定するようにしても良い。
【0097】
なお、梱包箱1の組み立て及び原反ロール13の梱包については、他の実施形態と同様に行なうことができるので説明を省略する。
【0098】
図39は、本実施形態の原反ロール梱包製品を用いて化粧シート10を壁面41に貼着する際の説明図である。本実施形態では、上壁部6が連接された側の第1側壁部3が壁面41側となるように梱包箱1を配置し、その第1側壁部3を壁面41側の床面42に開放した状態で作業を行なう。なお、上壁部6は、壁面41に沿って折り曲げているが、第1側壁部3の上側又は下側に重ねても良いし、第1側壁部3との間で切り取っても良い。
【0099】
この実施形態では、原反ロール13が裏巻きになっているので、シート材7を壁面41に沿って上側に繰り出したときにその糊層11が壁面41側となるように原反ロール13をセットすれば、シート材7が原反ロール13の下側から壁面41側に繰り出される。これに対し原反ロール13が表巻きの場合には、図11に示したように、シート材7を壁面41に沿って上側に繰り出したときにその糊層11が壁面41側となるように原反ロール13をセットすれば、シート材7が原反ロール13の上側から繰り出される。
【0100】
また、シート材7の繰り出しに際しては、上壁部6が連接された第1側壁部3側の内面に貼着された両面テープ40に、保護シート12の先端を貼着しておく。すると、シート材7の繰り出しに伴って上側半分程度の保護シート12が剥離されるので、化粧シート10の上部側を糊層11を介して簡単に壁面に貼着することができる。なお、両面テープ40に替えて、第1側壁部3側の内面に粘着剤等の接着剤を塗布し、その接着剤を介して保護シート12を剥離可能に貼着しても良い。
【0101】
そして、上部側を貼着した状態で、壁面41の貼着箇所の下端部に合わせてシート材7を裁断する。このとき、原反ロール13が裏巻きになっており、壁面41側の第1側壁部3を壁面41側に開放しているので、裁断位置よりも原反ロール13側のシート材7が邪魔になることがなく、壁面41の貼着箇所の下端部に合わせてシート材7を簡単に裁断することができる。
【0102】
即ち、図40に示すように、シート材7が原反ロール13の下側から壁面41側に繰り出されており、壁面41の貼着箇所の下端部までシート材7を沿わせるだけで、裁断位置よりも原反ロール13側のシート材7が自然に床面42に沿うので、原反ロール13側のシート材7により裁断具の移動が妨害されることがなく、シート材7を簡単に裁断することができる。
【0103】
これに対し、原反ロール13が表巻きの場合には、シート材7が原反ロール13の上側から壁面41側に繰り出されており、壁面41の貼着箇所の下端部までシート材を沿わせただけでは、裁断位置よりも原反ロール13側のシート材が床面42側に沿わないため、原反ロール13側のシート材7を床面42側に押さえて裁断しなければならず、化粧シート7の裁断が煩雑となる。
【0104】
特に、原反ロール13が表巻きの場合には、原反ロール13を壁面41に近づけるほどシート材7の裁断が煩雑になるが、原反ロール13が裏巻きの場合には、原反ロール13の壁面41からの距離に関係なく原反ロール13側のシート材7が自然に床面42に沿うので、例えば壁面41の近くに原反ロール13を配置してもよく、楽な姿勢で正確且つ安全にシート材7の裁断を行なうことができる。
【0105】
なお、上壁部6及び上壁部6が連接された第1側壁部3を壁面41側に開放しているので、その上でシート材7の裁断を行なえば、床面42等を傷つけることもないし、床面42が糊により汚れることもない。
【0106】
シート材7を裁断すれば、下部側の保護シート12を剥離し、化粧シート10の残りの部分を糊層11を介して壁面41に貼着する。このとき、糊層11の糊として生糊を使用しているので、化粧シート12を壁面41に一旦貼着した後に化粧シート12を剥がして張り直すことができ、簡単に位置調整を行なうことができる。
【0107】
本実施形態の原反ロール梱包製品では、原反ロール13は、化粧シート10の表面が内側となるようにシート材7が巻かれており、梱包箱1は、底壁部2と、原反ロール13の軸心方向と略直交する方向に相対向する一対の第1側壁部3,4と、原反ロール13の軸心方向に相対向する一対の第2側壁部5と、一方の第1側壁部3の上辺に折り曲げ自在に連接された上壁部6とを有する略矩形箱状に構成され、各第2側壁部5に、シート材7の繰り出しに際して原反ロール13の繰り出し軸8を支持する軸受け部9を開口形成しているので、梱包箱1を用いてシート材7を壁面41側に繰り出し、そのシート材7の化粧シート12を壁面41に貼着できるうえに、壁面41側の第1側壁部3を開放しておけば、壁面41の貼着箇所の下端部に合わせてシート材7を裁断する際に、その裁断箇所よりも原反ロール13側のシート材7が邪魔になることがなく、簡単に裁断することができる。特に、表巻きの場合に比べて原反ロール13を壁面41側に近づけることができ、楽な姿勢で安全且つ正確にシート材7を裁断することができる。
【0108】
上壁部6が連接された側の第1側壁部3の下辺を、底壁部2に折り曲げ部16を介して折り曲げ自在に連接し、その第1側壁部3及び上壁部6を折り曲げ部16廻りに開放した状態で、軸受け部9により繰り出し軸8を支持できるように構成しているので、壁面41側の第1側壁部3を簡単に開放することができる。また、その第1側壁部3及び上壁部6を床面42及び壁面41に開放して、その上で裁断を行なえば、壁面41及び床面42を裁断具より傷つけることもないし、壁面41及び床面42への糊の付着も防止できる。
【0109】
上壁部6が連接された第1側壁部3側の内面に、シート材7の繰り出しに際して保護シート12の先端側を固定するための固定手段を設けているので、繰り出しに伴って保護シート12が剥離し、化粧シート10の上部側を糊層11を介して簡単に壁面41に貼着することができる。
【0110】
なお、実施形態では上壁部6が連接された側の第1側壁部3の下辺を、折り曲げ部16を介して折り曲げ自在に底壁部2に連接すると共に、その第1側壁部3の第2側壁部5側に折り曲げ自在に連接された第2中間壁部28を、第2側壁部5の外壁部21と内壁部24との間に挿脱できるように構成しているが、例えば第1側壁部3,4が開閉できないように構成しても良く、この場合には、第1側壁部3,4の一方をカッター等で切り取り、その切り取った側を壁面41側に向けて配置してシート材7を繰り出すようにすれば良い。
【0111】
図41は本発明の第7の実施形態を例示している。この実施形態の梱包箱1は、軸受け部9が、第2側壁部5の幅方向の中心よりも、開放する第1側壁部3,4(例えば上壁部6が連接された第1側壁部3)側に偏って形成されている。軸受け部9は、上側に開放するU字孔状に形成されているが、丸穴状等に形成しても良い。また軸受け部9は、他の実施形態と同様に、繰り出し軸8を第2側壁部5の上下方向の中心よりも上側で支持するようになっている。
【0112】
梱包箱1の他の構成は、例えば各実施形態の何れかと略同様である。なお、上壁部が連接されていない第1側壁部4が開放するように構成する場合には、この第1側壁部4側に偏って軸受け部9を形成すればよい。
【0113】
また実施形態では、開放する第1側壁部3を壁面41側に向けて梱包箱1を配置しているが、開放しない第1側壁部4を壁面41側に向けて配置しても良く、原反ロール13の巻き方等に応じて適宜選択可能である。
【0114】
このように本実施形態では、第2側壁部5の幅方向の中心よりも、開放する第1側壁部3側に偏って軸受け部9を形成しているので、梱包箱1により梱包可能な最大限の大きさの原反ロール13を、繰り出し軸8を介して軸受け部9により支持した場合にも、開放されない第1側壁部4と原反ロール13との間に隙間が形成される。従って、開放されない第1側壁部4とシート材7とが擦れることがなく、それらの摩擦による不具合(例えば、シート材7の繰り出し抵抗の増大、化粧シート10の変性、変色、伸び等)が生じることがない。
【0115】
換言すれば、梱包箱1により梱包可能な最大限の大きさの原反ロール13を梱包した場合にも、その梱包箱1を用いてその原反ロール13からシート材7を繰り出す際に摩擦等による問題が生じることがない。従って、原反ロール13に対して大きさに余裕のある梱包箱1を使用する必要がなく、梱包箱1の材料等の無駄がなくなるし、梱包箱1内で原反ロール13が安定し、充填材等を使用する必要もない。
【0116】
なお、この実施形態は、原反ロール13が表巻き及び裏巻きの何れであっても適用することが可能であるが、摩擦による化粧シート10の変性等を防止できるなど、原反ロール13が表巻きの場合に特に有用である。
【0117】
また、第1側壁部3,4を開放できないように構成した場合に、第1側壁部3,4の何れか一方に偏って軸受け部9を形成しても良い。この場合、シート材7の繰り出しに際して、軸受け部9に近い側の第1側壁部3,4を切り取ってから、繰り出し軸8を介して軸受け部9により原反ロール13を支持してシート材13を繰り出せば良い。
【0118】
以上、本発明の各実施形態を詳述したが、本発明は各実施形態に限定されるものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、各実施形態では、梱包箱1を1枚の段ボールシート15からの組み立て式に構成しているが、組み立て式でなくても良いし、2枚以上のシートから組み立てるようにしても良い。また軸受け部9の使用に支障がなければ、組み立て後にピン、接着剤等により固定するようにしても良いし、段ボールシート13に代えて合成樹脂製等の板材を使用しても良い。
【0119】
実施形態では、シート材7として、裏面側に糊層11及びその保護シート12を備えた壁紙用の化粧シート10を例示しているが、本発明は、原反ロール13状に巻かれたシート材7の梱包箱1であれば適用可能である。
【0120】
実施形態では、各第2側壁部5に上側に開放する略U字孔状の軸受け部9を形成しているが、例えば各第2側壁部5の中心部等に丸穴状の軸受け部9を形成しても良い。また軸受け部9をL字状等に形成して、繰り出し軸8の上側等への移動を規制するようにしても良い。
【0121】
なお、繰り出し軸8の軸受け部9を備えた梱包箱1としては、図42及び図43に示すようなものも考えられる。この梱包箱1は、図42に示すように、底壁部2と、この底壁部2の一方の相対向する2辺から起立する一対の第1側壁部3,4と、底壁部2の他方の相対向する2辺から起立する一対の第2側壁部5と、一方の第1側壁部3の上辺に折り曲げ自在に連接された上壁部6とを有する略矩形箱状に構成され、第1側壁部3,4の第2側壁部5側の両側に、シート材7の繰り出し軸8を支持するための一対の軸受け部9が形成されている。
【0122】
軸受け部9は、相対向する両第1側壁部3,4を繰り出し軸8が回転自在に貫通できるように丸穴状に開口形成されている。なお、軸受け部9は、各第1側壁部3,4の少なくとも一方に設ければ十分であるし、上壁部6、底壁部2等に設けても良い。梱包箱1の他の構成は、本発明の各実施形態の何れかと略同様の組み立て式等に構成すれば良い。
【0123】
この梱包箱1の軸受け部9を使用してシート材7を繰り出す際には、図43に示すように、例えば第1側壁部3,4の略中央等で梱包箱1を切断し、この半割箱1aをその切断部が下側(又は上側)となるように起立状に配置して、その両側の軸受け部9に原反ロール13の両側から突出する繰り出し軸8を挿通すれば良く、原反ロール13を回転自在に支持することができる。
【0124】
【発明の効果】
本発明の原反ロール用梱包箱は、シート材7の原反ロール13を梱包するための原反ロール用梱包箱であって、底壁部2と、前記原反ロール13の軸心方向と略直交する方向に相対向する一対の第1側壁部3,4と、前記原反ロール13の軸心方向に相対向する一対の第2側壁部5と、一方の前記第1側壁部3の上辺に折り曲げ自在に連接された上壁部6とを有する略矩形箱状に構成し、前記各第2側壁部5に、前記シート材7の繰り出しに際して前記原反ロール13の繰り出し軸8を支持する軸受け部9を開口形成しているので、シート材7の繰り出し軸8用の軸受け部9を備えているにもかかわらず、原反ロール13を簡単に梱包することができ、しかもコンパクトに構成することができる。
【0125】
また本発明の原反ロール梱包製品は、化粧シート10の裏面側に糊層11及びこの糊層11の保護シート12を有するシート材7の原反ロール13を梱包箱1により梱包した原反ロール梱包製品であって、前記原反ロール13は、前記化粧シート10の表面が内側となるように前記シート材7が巻かれており、前記梱包箱1は、底壁部2と、前記原反ロール13の軸心方向と略直交する方向に相対向する一対の第1側壁部3,4と、前記原反ロール13の軸心方向に相対向する一対の第2側壁部5と、一方の前記第1側壁部3の上辺に折り曲げ自在に連接された上壁部6とを有する略矩形箱状に構成され、前記各第2側壁部3に、前記シート材7の繰り出しに際して前記原反ロール13の繰り出し軸8を支持する軸受け部9が開口形成されているので、シート材7の繰り出し軸8用の軸受け部9を備えているにもかかわらず、原反ロール13を簡単に梱包することができ、しかもコンパクトに構成することができる。更に、壁面41側の第1側壁部5を開放しておけば、壁面41の貼着箇所の下端部に合わせてシート材7を裁断する際に、その裁断箇所よりも原反ロール13側のシート材7が邪魔になることがなく、シート材7を簡単に裁断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す梱包箱の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す原反ロールの斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す原反ロール及び繰り出し軸の説明図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す段ボールシートの展開図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す梱包箱の組み立て過程の説明図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す梱包箱の組み立て過程の説明図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す梱包箱及び原反ロールの断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す梱包箱の断面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す梱包箱の断面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す梱包箱の断面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す梱包箱の使用状態の説明図である。
【図12】本発明の第1の実施形態を示す梱包箱の使用状態の説明図である。
【図13】本発明の第2の実施形態を示す段ボールシートの展開図である。
【図14】本発明の第2の実施形態を示す梱包箱の組み立て過程の説明図である。
【図15】本発明の第2の実施形態を示す梱包箱の組み立て過程の説明図である。
【図16】本発明の第2の実施形態を示す梱包箱の組み立て過程の説明図である。
【図17】本発明の第2の実施形態を示す梱包箱及び原反ロールの断面図である。
【図18】本発明の第2の実施形態を示す梱包箱の側面図である。
【図19】本発明の第2の実施形態を示す梱包箱の断面図である。
【図20】本発明の第2の実施形態を示す梱包箱の断面図である。
【図21】本発明の第3の実施形態を示す段ボールシートの展開図である。
【図22】本発明の第3の実施形態を示す梱包箱及び原反ロールの断面図である。
【図23】本発明の第3の実施形態を示す梱包箱の断面図である。
【図24】本発明の第4の実施形態を示す段ボールシートの展開図である。
【図25】本発明の第4の実施形態を示す梱包箱の組み立て過程の説明図である。
【図26】本発明の第4の実施形態を示す梱包箱の組み立て過程の説明図である。
【図27】本発明の第4の実施形態を示す梱包箱及び原反ロールの断面図である。
【図28】本発明の第4の実施形態を示す梱包箱の断面図である。
【図29】本発明の第4の実施形態を示す梱包箱の断面図である。
【図30】本発明の第4の実施形態を示す梱包箱の使用状態の説明図である。
【図31】本発明の第4の実施形態を示す梱包箱の使用状態の説明図である。
【図32】本発明の第5の実施形態を示す段ボールシートの展開図である。
【図33】本発明の第5の実施形態を示す梱包箱の組み立て過程の説明図である。
【図34】本発明の第5の実施形態を示す梱包箱の組み立て過程の説明図である。
【図35】本発明の第5の実施形態を示す梱包箱の断面図である。
【図36】本発明の第5の実施形態を示す梱包箱の使用状態の説明図である。
【図37】本発明の第6の実施形態を示す段ボールシートの展開図である
【図38】本発明の第6の実施形態を示す原反ロールの斜視図である。
【図39】本発明の第6の実施形態を示すシート材の繰り出しの際の説明図である。
【図40】本発明の第6の実施形態を示すシート材の裁断の際の説明図である。
【図41】本発明の第7の実施形態を示す梱包箱の使用状態の説明図である。
【図42】他の参考例を示す梱包箱の斜視図である。
【図43】他の参考例を示す梱包箱の使用状態の説明図である。
【符号の説明】
1 梱包箱
2 底壁部
3 第1側壁部
4 第1側壁部
5 第2側壁部
6 上壁部
7 シート材
8 繰り出し軸
8a 軸部材
9 軸受け部
10 化粧シート
11 糊層
12 保護シート
13 原反ロール
16 折り曲げ部
21 外壁部
24 内壁部
26 第1中間壁部
28 第2中間壁部
35 塞ぎ部
40 両面テープ
41 壁面
67 第2上壁部
72 案内部材

Claims (10)

  1. シート材(7)の原反ロール(13)を梱包するための原反ロール用梱包箱であって、底壁部(2)と、前記原反ロール(13)の軸心方向と略直交する方向に相対向する一対の第1側壁部(3)(4)と、前記原反ロール(13)の軸心方向に相対向する一対の第2側壁部(5)と、一方の前記第1側壁部(3)の上辺に折り曲げ自在に連接された上壁部(6)とを有する略矩形箱状に構成し、前記各第2側壁部(5)に、前記シート材(7)の繰り出しに際して前記原反ロール(13)の繰り出し軸(8)を支持する軸受け部(9)を開口形成したことを特徴とする原反ロール用梱包箱。
  2. 一対の第2側壁部(5)間の間隔を、軸心方向に複数の軸部材(8a)に分割された前記繰り出し軸(8)の該各軸部材(8a)の長さよりも大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の原反ロール用梱包箱。
  3. 前記各軸受け部(9)の開口を塞ぐための塞ぎ部(35)を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の原反ロール用梱包箱。
  4. 前記各第2側壁部(5)は、下辺が前記底壁部(2)に折り曲げ自在に連接された外壁部(21)と、上辺が該外壁部(21)の上辺側に折り曲げ自在に連接され且つ下辺が前記外壁部(21)の内側で前記底壁部(2)に略当接された内壁部(24)と、前記上壁部(6)が連接されていない側の前記第1側壁部(4)の側辺に折り曲げ自在に連接され且つ前記外壁部(21)と内壁部(24)との間に挟まれた第1中間壁部(26)と、前記上壁部(6)が連接された側の前記第1側壁部(3)の側辺に折り曲げ自在に連接され且つ前記外壁部(21)と内壁部(24)との間に挟まれた第2中間壁部(28)とを備え、少なくとも前記外壁部(21)、前記内壁部(24)及び前記第1中間壁部(26)に、上側に開放する略U字孔状の切り欠き部(32)(33)(34)を略重なるように形成し、該切り欠き部(32)(33)(34)により前記軸受け部(9)を構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の原反ロール用梱包箱。
  5. 前記上壁部(6)が連接された側の前記第1側壁部(3)の下辺を前記底壁部(2)に折り曲げ部(16)を介して折り曲げ自在に連接し、該上壁部(6)が連接された側の第1側壁部(3)及び前記上壁部(6)を前記折り曲げ部(16)廻りに開放した状態で、前記軸受け部(9)により前記繰り出し軸(8)を支持できるように構成したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の原反ロール用梱包箱。
  6. 前記上壁部(6)の前記第2側壁部(5)側の相対向する2辺に、前記第2側壁部(5)の内側から前記軸受け部(9)の開口を塞ぐ前記塞ぎ部(35)を折り曲げ自在に連接したことを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載の原反ロール用梱包箱。
  7. 前記シート材(7)の繰り出しに際してその裏面の糊保護シート(12)の先端部を固定するための固定手段(40)を設けたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の原反ロール用梱包箱。
  8. 壁面(41)側に繰り出された前記シート材(7)の裁断に際してカッター等の裁断具を案内する案内部材(72)を備え、前記壁面(41)の前記案内部材(72)に対応する高さから前記シート材(7)の貼着箇所の下端までの距離(b)に応じて前記案内部材(72)から前記壁面(41)までの距離(a)を所定距離に保持するための保持壁部(67)を、前記第1側壁部(4)の上辺側に折り曲げ自在に連接したことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の原反ロール用梱包箱。
  9. 化粧シート(10)の裏面側に糊層(11)及びこの糊層(11)の保護シート(12)を有するシート材(7)の原反ロール(13)を梱包箱(1)により梱包した原反ロール梱包製品であって、前記原反ロール(13)は、前記化粧シート(10)の表面が内側となるように前記シート材(7)が巻かれており、前記梱包箱(1)は、底壁部(2)と、前記原反ロール(13)の軸心方向と略直交する方向に相対向する一対の第1側壁部(3)(4)と、前記原反ロール(13)の軸心方向に相対向する一対の第2側壁部(5)と、一方の前記第1側壁部(3)の上辺に折り曲げ自在に連接された上壁部(6)とを有する略矩形箱状に構成され、前記各第2側壁部(5)に、前記シート材(7)の繰り出しに際して前記原反ロール(13)の繰り出し軸(8)を支持する軸受け部(9)が開口形成されていることを特徴とする原反ロール梱包製品。
  10. 前記上壁部(6)が連接された側の第1側壁部(3)の下辺を、前記底壁部(2)に折り曲げ部(16)を介して折り曲げ自在に連接し、該第1側壁部(3)及び前記上壁部(6)を前記折り曲げ部(16)廻りに開放した状態で、前記軸受け部(9)により前記繰り出し軸(8)を支持できるように構成すると共に、前記上壁部(6)が連接された前記第1側壁部(3)側の内面に、前記シート材(7)の繰り出しに際して前記保護シート(12)の先端側を固定するための固定手段(40)を設けたことを特徴とする請求項9に記載の原反ロール梱包製品。
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