JP2004129786A - エアバッグ及びこれを備えたエアマッサージ装置 - Google Patents

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岩田 宣之
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Abstract

【課題】空気を給排気してマッサージを行った際に、所定範囲に充分な刺激を与えると共に、その範囲の中で刺激の強さを部分的に変化させることができるエアバッグを提供する。
【解決手段】空気の給排気により膨張収縮が可能な中空体形状に形成されると共に、人体に当接する人体当接部21を有するエアバッグ本体20を備えたエアバッグであって、人体当接部21には、エアバッグ本体20と異なる材質を備えた施療部材30をインサートブロー成形によって部分的に設けた。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、中空体形状に成形されると共に空気の給排気により膨張、収縮するエアバッグ及び、このエアバッグを備えたエアマッサージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のエアバッグとして、図6に示すようなものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このエアバッグ1はエアバッグ本体2を備えている。このエアバッグ本体2は、シート状に形成した一対の樹脂シートの周縁部をブロー成形によって袋状に合わせて中空体形状に形成され、一方の樹脂シートが人体当接部Aとなっている。また、このエアバッグ本体2は、図示しないエア給排気口から空気が給排気された際に膨張、収縮可能となる材質、例えばポリエチレン系樹脂等の比較的柔軟性を有したものによって形成されている。そして、人体当接部Aの表面は、滑らかな湾曲面に形成されている。
【0004】
このエアバッグ1は、エアバッグ本体2の人体当接部Aを人体に当接させた状態でエア給排気口(図示せず)から空気を給排気して膨張、収縮させることにより、人体に刺激を与えてマッサージを行っていた。
【0005】
また、他のエアバッグとして、図7に示すようなものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
このエアバッグ3はエアバッグ本体4を備えている。エアバッグ本体4は、シート状に形成した一対の樹脂シートの周縁部を溶着して中空体形状に形成され、一方の樹脂シートが人体当接部Aとなっている。また、このエアバッグ本体4は、エア給排気口6から空気が給排気された際に膨張、収縮可能となる比較的柔軟性を有した材質によって形成されている。そして、このエアバッグ本体4の人体当接部Aの表面には、図6(b)に示すように蛇腹(ベローズ)部5が形成されている。
【0007】
このエアバッグ3は、エアバッグ本体4の人体当接部Aを人体に当接させた状態でエア給排気口6から空気を給排気して膨張、収縮させることにより、人体に刺激を与えてマッサージを行っていた。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−065787号公報(段落20、22、図4)
【特許文献2】
特開2002−191658号公報(段落24、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のエアバッグ1に空気を給排気してマッサージを行った場合では、人体当接部Aのほぼ全面が人体に当接していた。そのため、人体に与える刺激が広範囲でほぼ均一の強さになり、部分的に刺激の強さを変化させることができなかった。
【0010】
一方、他の例のエアバッグ3に空気を給排気してマッサージを行った場合では、人体当接部Aに設けられた蛇腹部5によって、人体当接部Aの全面が人体に当接しにくくなり、人体に充分な刺激を与えることができる範囲が狭くなっていた。また、この蛇腹部5は、収縮、膨張しやすいように比較的柔軟な材質によって形成されたエアバッグ本体4と同じ材質であるので、人体に与える刺激の強さが比較的少なくなるという問題も生じていた。
【0011】
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、空気を給排気してマッサージを行った際に、所定範囲に充分な刺激を与えると共に、その範囲の中で刺激の強さを部分的に変化させることができるエアバッグと、このエアバッグを備えたエアマッサージ装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明のエアバッグは、空気の給排気により膨張収縮が可能な中空体形状に形成されると共に、人体に当接する人体当接部を有するエアバッグ本体を備え、人体当接部には、エアバッグ本体と異なる材質を備えた施療部材をインサートブロー成形によって部分的に設けたことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係るエアバッグ及びこのエアバッグを備えたマッサージ装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1において、10はエアマッサージ装置であり、座部11と、座部11の両側部に設けられて座部11を支持している一対の支持脚12、12と、この支持脚12、12の上部に一体に形成されたアームレスト部13、13と、座部11の後縁部に起倒調節可能に設けられた背凭れ部14と、座部11の前に設けられたオットマン15と、座部11の下に設けられた給排気装置100等とを有している。
【0015】
一方のアームレスト部13の上には操作部17が設けられており、この操作部17には各種の動作を設定する図示しない操作スイッチが設けられている。
【0016】
そして、座部11には臀部や大腿部等をマッサージする一対のエアバッグA1、A2が配設され、カバー11Kによって覆われている。また、背凭れ部14には腰等をマッサージするエアバッグA3及び背中等をマッサージするエアバッグA4が配設され、カバー14Kによって覆われている。また、オットマン15にはふくらはぎ等をマッサージする複数のエアバッグA5、A6が配設され、カバー15Kによって覆われている。
【0017】
そして、背凭れ部14に配設されたエアバッグA3は、図2及び図3に示すように、中空体形状に形成されたエアバッグ本体20を備えている。
【0018】
このエアバッグ本体20は、ゴムやその他の合成樹脂、例えばポリエチレン系樹脂等をブロー成形によって中空体形状に形成したブロー成形品である。エアバッグ本体20は、ゴム等の比較的柔軟性を有する材質によって形成されているので、空気の給排気により膨張、収縮が可能になっている。そして、このエアバッグ本体20は、マッサージ装置10に着座した使用者にカバー14Kを介して当接する人体当接部21を有している(図2において上側面)。
【0019】
また、このエアバッグ本体20の側部には、給排気装置100に接続された図示しないホースに連通する給排気口22が設けられている。
【0020】
そして、人体当接部21には、複数の施療部材30が部分的に設けられている。
【0021】
施療部材30は、図4に示すように、ドーム状に突出した突出部31と、突出部31の下端部から円盤状に張り出したフランジ部32とを有している。そして、突出部31の上端部には、後述するインサートブロー成形を行う際に、ブロー型のキャビティ面に施療部材30を装着するための凹部31aが形成されている。
【0022】
そして、この施療部材30はエアバッグ本体20とは異なる材質を備えている。ここでは、この施療部材30は金属製であり、エアバッグ本体20よりも硬度が高くなっている。
【0023】
なお「異なる材質」とは、エアバッグ本体20と異なる原材料(例えば、金属や他の種類の合成樹脂等)で形成され且つ硬度、弾力性、柔軟性等の性質が異なる場合だけでなく、エアバッグ本体20と同じ原材料で形成されていても硬度、弾力性、柔軟性等の性質が異なる場合であってもよい。
【0024】
そして、施療部材30は、図3(b)に示すように、人体当接部21の外側面21aから外側に向かって突出部31が突出すると共に、フランジ部32が人体当接部21に埋設されて固定されている。
【0025】
そして、このエアバッグA3は、インサートブロー成形によって形成される。このインサートブロー成形では、まずエアバッグ本体20となる樹脂を溶融し、パリソンと呼ばれる円筒状高分子溶融体を成形する。
【0026】
次に、このパリソンをブロー型で挟み、ブロー型内に挟み込まれたパリソン内に圧縮空気を吹き込む。ここで、ブロー型のキャビティ面には、あらかじめ別工程で成形しておいた施療部材30を装着しておく。施療部材30を装着するには、キャビティ面の所定の位置に形成された突起に、施療部材30に形成された凹部31aを嵌着させておく。
【0027】
そして、吹き込まれた空気によって膨張したパリソンは、ブロー型のキャビティ面に接触して成形品であるエアバッグ本体20の形状となる。また、同時に施療部材30がエアバッグ本体20に一体に設けられる。
【0028】
最後にブロー型を冷却し、エアバッグ本体20を固化させた後にブロー型から取り出す。
【0029】
次に、このエアマッサージ装置10の作用について説明する。
【0030】
このエアマッサージ装置10を使用するには、まず座部11に着座し、操作部17に設けられた操作スイッチを入れて給排気装置100を駆動させる。そして、所望のエアバッグに空気を給排気させ、そのエアバッグを膨張、収縮させることによりマッサージを行っていく。
【0031】
腰等をマッサージするために背凭れ部14に配設されたエアバッグA3によってマッサージする場合には、給排気装置100から排気された空気を、この給排気装置100に接続された図示しないホースを介して、エアバッグ本体20に設けられた給排気口22からエアバッグ本体20内に流入させる。この流入された空気によってエアバッグ本体20は膨張し始める。
【0032】
このエアバッグ本体20の膨張により人体当接部21が上方に突出し、この人体当接部21が使用者に当接して加圧刺激を与える。そのため、人体当接部21によって所定範囲に加圧刺激を与えることができる
また、このとき、人体当接部21に部分的に設けられた施療部材30も使用者に当接することとなる。ここで、施療部材30は、エアバッグ本体20よりも硬度が高いので、人体当接部21よりも強い加圧刺激を与えることができる。
【0033】
したがって、人体当接部21に部分的に設けられた施療部材30によって、人体当接部21で刺激を受ける範囲の中で、施療部材30が当接する部分だけ刺激の強さが強くなるように変化させることができる。
【0034】
そのため、使用者は、人体当接部21が当接する所定範囲で充分な刺激を受けることができると共に、その刺激を受けている範囲の中でも部分的に強さが変化した刺激を受けることができ、高いマッサージ効果を得ることができる。
【0035】
特に、突出部31が人体当接部21の外側面21aよりも突出しているので、この突出部31が充分にツボを刺激し、ツボの近傍を集中的に押すことができる。
【0036】
以上、この発明に係る実施の形態の一つを図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等もこの発明に含まれる。
【0037】
例えば、図5に示すエアバッグBのように、エアバッグ本体40の人体当接部41に部分的に設けた施療部材50は、エアバッグ本体40から突出していなくともよい。
【0038】
この場合、施療部材50は円盤形状を呈しており、人体当接部41の外側面41aとほぼ面一にされている。なお、施療部材50は人体当接部41の外側面41aよりも凹んでいてもよい。
【0039】
そして、このエアバッグBによってマッサージを行った場合でも、人体当接部41によって所定範囲に充分な刺激を与えると共に、この刺激が与えられた範囲の中で施療部材50が当接した部分だけ、刺激の強さを変化させることができる。
【0040】
さらに、施療部材50がエアバッグ本体40から突出していないので、エアバッグBを使用しないときに、この施療部材50が邪魔になることがない。そして、エアマッサージ装置10の座り心地を損ねることを防止できる。
【0041】
また、上述の施療部材30は、エアバッグ本体20よりも硬度が高くなっているが、施療部材はエアバッグ本体と異なる材質を備えていればよい。そのため、例えば、エアバッグ本体よりも施療部材が柔らかくなるように形成されていてもよい。
【0042】
この場合では、エアバッグ本体の人体当接部によって刺激を受ける範囲の中で、施療部材が当接する部分だけ刺激の強さが弱くなるように変化させることができる。
【0043】
また、この施療部材は、磁気を有していてもよい。この場合では、施療部材によって所定範囲内で刺激の強さを変化させると共に、磁力による血行促進効果等を得ることができる。
【0044】
さらに、この発明のエアバッグは、エアマッサージ装置10のどの部位に設けられてもよく、上述のように背凭れ部14に限定されるものではない。また、この発明のエアバッグを備えたエアマッサージ装置10は上述のような椅子型に限らず、使用者が横になることができるベッド型や、椅子等に着脱自在に取り付けることができるマット型等であってもよい。
【0045】
【発明の効果】
この発明によれば、空気を給排気してマッサージを行った際に、所定範囲に充分な刺激を与えると共に、その範囲の中で刺激の強さを部分的に変化させることができるエアバッグと、このエアバッグを備えたエアマッサージ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るエアマッサージ装置の全体を示す斜視図である。
【図2】この発明に係るエアバッグの全体を示す斜視図である。
【図3】(a)この発明に係るエアバッグの一部を破断した破断斜視図である。
(b)図3(a)における要部を拡大した断面図である。
【図4】施療部材を示す斜視図である。
【図5】この発明に係るエアバッグの他の例を示す一部破断斜視図である。
【図6】従来のエアバッグを示す断面図である。
【図7】(a)従来のエアバッグの他の例を示す斜視図である。
(b)図7(a)に示すエアバッグの断面図である。
【符号の説明】
20     エアバッグ本体
21     人体当接部
30     施療部材

Claims (4)

  1. 空気の給排気により膨張収縮が可能な中空体形状に形成されると共に、人体に当接する人体当接部を有するエアバッグ本体を備えたエアバッグであって、
    前記人体当接部には、前記エアバッグ本体と異なる材質を備えた施療部材をインサートブロー成形によって部分的に設けたことを特徴とするエアバッグ。
  2. 請求項1に記載のエアバッグにおいて、前記施療部材は前記エアバッグ本体よりも硬度が高いことを特徴とするエアバッグ。
  3. 請求項1又は2に記載のエアバッグにおいて、前記施療部材は磁気を有していることを特徴とするエアバッグ。
  4. 請求項1ないし請求項3に記載のエアバッグのうちいずれか一つを備えたことを特徴とするエアマッサージ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006212258A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Toshiba Tec Corp マッサージ器

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP4515932B2 (ja) * 2005-02-04 2010-08-04 株式会社フジ医療器 マッサージ器

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