JP2004129052A - 無線データ伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線フレーム長が長くなっても誤同期を起こさずに確実にフレーム同期を確立できると共に、ユーザ回線に無線区間の異常通知が行なえるようにする。
【解決手段】送信時、変動フレーム同期パターン付与部118は、無線区間のデータ伝送に用いる無線フレームに、フレーム毎に変化する変動フレーム同期パターンを付与し、固定フレーム同期パターン付与部117は、同無線フレームに、各フレームで固定の固定フレーム同期パターンを付与する。受信時、変動フレーム同期パターン検出部132、固定フレーム同期パターン検出部133は、受信した無線フレームの変動フレーム同期パターン及び固定フレーム同期パターンからフレーム同期を検出する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対向側装置と無線区間を挟んで1対1の無線通信を行なってユーザ回線上のデータを中継する無線データ伝送装置に係わり、特に、無線区間のデータ伝送に用いる無線フレーム長が長くなった場合のフレーム誤同期防止制御及び無線区間異常発生時の警報通知制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザ端末間でデータの伝送を行なう場合に、一方のユーザ端末が接続されるユーザ回線を収容した無線データ伝送装置と、他方のユーザ端末が接続されるユーザ回線を収容した別の無線データ伝送装置とを無線区間を挟んで対向配置させ、各無線データ伝送装置が互いに対向側装置と上記無線区間を挟んで1対1の無線通信〔ポイント ツウ ポイント(PTP)通信〕を行なうことによりユーザ回線上のデータを中継する通信システムが知られている。
【0003】
図6は、この種の従来の通信システムにおける無線区間のデータ中継に用いられる無線フレームのフォーマットを示す図である。
【0004】
この無線フレームの構成からも分かるように、従来の無線データ伝送装置では、ヘッダ部に決まった値のフレーム同期パターンを付与した無線フレームを生成し、これを変調して対向側装置に送信すると共に、対向側装置から送られてくる上記形態の無線フレームを受信復調し、その中のフレーム同期パターンに基づきフレーム同期を確立してデータを元の形に変換するようにしていた。
【0005】
係る従来の無線データ伝送装置では、常に決まった値のフレーム同期パターンを付与した無線フレームを用いてデータ中継を行なうため、無線フレーム長が長くなると、その中の例えばデータ等の一部分がフレーム同期パターンと一致してフレーム同期がなされたと判別され、誤同期に至ることが少なくなかった。
【0006】
また、従来の無線データ伝送装置では、無線区間の異常を検出する機能は備わっておらず、無線区間の異常発生時にユーザ回線に警報を通知することができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の無線データ伝送装置では、常に決まった値のフレーム同期パターンを付与した無線フレームを用いてデータ中継を行なっていたため、フレーム長が長くなると、誤同期を起こし易くなるという問題点があった。
【0008】
また、従来の無線データ伝送装置では、無線区間の異常を検出する機能を備えておらず、無線区間の異常発生時にユーザ回線に警報を通知することができないという問題点があった。
【0009】
本発明は上記問題点を除去し、無線フレーム長が長くなっても誤同期を起こさずに確実にフレーム同期を確立できると共に、無線区間の異常が発生したことをユーザ回線に通知して迅速な対応を促すことができる無線データ伝送装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、対向側装置と無線区間を挟んで1対1の無線通信を行なってユーザ回線上のデータを中継する無線データ伝送装置において、前記無線区間のデータ伝送に用いる無線フレームに、フレーム毎に変化する変動フレーム同期パターンと各フレームで固定の固定フレーム同期パターンを付与するフレーム同期パターン付与手段と、受信した無線フレームの前記変動フレーム同期パターン及び固定フレーム同期パターンからフレーム同期を検出するフレーム同期検出手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記変動フレーム同期パターンは、互いに論理を反転した値を持つ2つの同期パターンから成り、該2つの同期パターンが前記無線フレーム毎に交互に付与されることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記変動フレーム同期パターンは、予め設定した周期で変動する複数の同期パターンから成り、該複数の同期パターンが前記無線フレームに対して前記周期毎に繰り返し付与されることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれか記載の発明において、前記フレーム同期検出手段は、受信された無線フレーム中の変動フレーム同期パターンを、各引き込み位相毎に予め用意された変動フレーム同期パターンと比較することによりフレーム同期が確立したか否かを検出する変動フレーム同期パターン検出手段と、前記変動フレーム同期パターンの位置から固定フレーム同期パターンの位置を算出し、該位置のビット情報を各引き込み位相毎に用意された固定フレーム同期パターンと比較することによりフレーム同期が確立したか否かを検出すると共に、前記比較結果から引き込み位相を判別する固定フレーム同期パターン検出手段とから成ることを特徴とする。
【0014】
請求項5記載の発明は、上記請求項4記載の発明において、前記変動フレーム同期パターン検出手段及び固定フレーム同期パターン検出手段は、それぞれ、各引き込み位相に対応して設けられ、該当する引き込み位相に基づくフレーム同期パターンの検出を互いに並列処理する複数のフレーム同期パターン検出回路と、前記各フレーム同期パターン回路の出力に基づきフレーム同期の確立を検出する同期確立検出回路とから構成されることを特徴とする。
【0015】
請求項6記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記無線区間のデータ伝送に用いる無線フレームに、データ誤りを検出、訂正するための誤り訂正符号を付与する誤り訂正符号付与手段と、受信した無線フレーム中の誤り訂正符号に基づき該無線フレームにより受信されたデータの誤り検出、訂正処理を行なう誤り検出/訂正手段と、前記フレーム同期が確立できない場合及び前記誤り訂正が行なえない場合、無線により中継される前記回線に警報信号を送出する警報出力制御手段と、前記警報出力制御手段からの指示に基づき、対向側装置に送信する無線フレームに、前記フレーム同期が確立できないこと及び前記誤り訂正が行なえないことを報知する警報報知信号を付与する警報報知信号付与手段とを具備することを特徴とする。
【0016】
請求項7記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記無線区間のデータ伝送に用いる無線フレームに、データ誤りを検出、訂正するための誤り訂正符号を付与する誤り訂正符号付与手段と、受信した無線フレーム中の誤り訂正符号に基づき該無線フレームにより受信されたデータの誤り検出、訂正処理を行なう誤り検出/訂正手段と、前記誤り訂正が行なえない場合、無線により中継される前記回線に対して無効フレームを送出するか若しくはデータ出力を停止する出力制御手段と、前記誤り検出/訂正手段の誤り検出結果に基づき受信データの誤り率を算出する誤り率監視手段と、算出された誤り率が予め設定した誤り率を超えた場合、無線により中継される前記回線に警報信号を送出する警報出力制御手段と、前記警報出力制御手段からの指示に基づき、対向側装置に送信する無線フレームに、誤り率が設定値を超えたことを報知する警報報知信号を付与する警報報知信号付与手段とを具備することを特徴とする。
【0017】
請求項8記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記無線区間のデータ伝送に用いる無線フレームに、無線チャネルを識別する無線チャネル識別子を付与する無線チャネル識別子付与手段と、受信した無線フレーム中の無線チャネル識別子に基づき無線チャネル異常を検出する無線チャネル異常検出手段と、無線チャネル異常が検出された場合、無線により中継される前記回線に該無線チャネル異常を示す警報信号を送出する警報信号送出手段と、前記回線がデータ回線の場合、該データ回線を介してデータ中継を受けるユーザ端末へのデータ送信を停止するデータ送信停止手段とを具備することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明に係わる無線通信システムの全体構成を示す図である。
【0020】
このシステムは、無線区間を挟んで対向配置される無線データ伝送装置10A及び10Bと、通信網20を介して無線データ伝送装置10Aに接続されるユーザ端末30Aと、通信網21を介して無線データ伝送装置10Bに接続されるユーザ端末30Bとから成る。
【0021】
無線データ伝送装置10Aは通信網20内のユーザ回線40−1を収容し、無線データ伝送装置10Bは通信網21内のユーザ回線40−2を収容している。
【0022】
このシステムにおいて、ユーザ端末30Aとユーザ端末30B間でデータを伝送する場合、ユーザ端末30Aからユーザ回線40−1を介して送られてくるデータを無線データ伝送装置10Aが無線信号により無線データ伝送装置10Bに中継し、更に無線データ伝送装置10Bがユーザ回線40−2を介してユーザ端末30Bに伝送する一方、ユーザ端末30Bからユーザ回線40−2を介して送られてくるデータを無線データ伝送装置10Bが無線信号により無線データ伝送装置10Aに中継し、更に無線データ伝送装置10Aがユーザ回線40−1を介してユーザ端末30Aに伝送する。
【0023】
このように、本このシステムでは、ユーザ回線40(40−1,40−2)を収容した無線データ伝送装置10Aと10Bを無線区間を挟んで対向配置させ、各無線データ伝送装置10A,10Bが互いに対向側装置と無線区間を挟んでPTP通信を行なうことによりユーザ回線40上のデータを中継している。
【0024】
無線データ伝送装置10Aと10B間での無線区間のデータ中継は、例えば、図2に示すフォーマットから成る無線フレーム50を用いて行なわれる。
【0025】
図2に示すように、この無線フレーム50は、ヘッダ部51とデータ部52とから成る。
【0026】
ヘッダ部51には、変動フレーム同期パターンフィールド511と、固定フレーム同期パターンフィールド512が設けられる。
【0027】
変動フレーム同期パターンフィールド511は、フレーム毎に変化するフレーム同期パターン(6ビット)を付与する部分であり、固定フレーム同期パターンフィールド512は、フレーム毎に常に固定の値を持つ固定フレーム同期パターン(2ビット)を付与する部分である。
【0028】
データ部52(1984ビット)には、誤り訂正符号フィールド521、警報報知信号フィールド522、無線チャネル識別子フィールド523、データフィールド534が設けられる。
【0029】
誤り訂正符号フィールド521は、上述の無線区間を伝送するデータの誤り検出並びに誤り訂正を行うための誤り訂正符号を付与する部分であり、警報報知信号フィールド522は、無線区間に異常が発生したことを示す警報を対向側装置に報知するための警報報知信号を付与する部分である。
【0030】
無線チャネル識別子フィールド523は、無線フレーム50を送信する無線チャネルを示す無線チャネル識別子を付与する部分である。
【0031】
データフィールド524は、無線区間を伝送するデータ等を挿入する部分である。
【0032】
次に、本発明のシステムにおける無線データ伝送装置10A,10Bの構成について説明する。
【0033】
図3は、本発明のシステムにおける無線データ伝送装置10Aの機能構成を示すブロック図である。なお、無線データ伝送装置10Bも無線データ伝送装置10Aと同様の構成を有する。
【0034】
無線データ伝送装置10Aにおける送信側の構成としては、ユーザ回線インタフェース(I/F)部111、無線チャネル識別子付与部112、警報報知信号付与部113、誤り訂正信号付与部114、スクランブラ/インタリーブ部115、シリアル/パラレル変換部116、固定フレーム同期パターン付与部117、変動フレーム同期パターン付与部118、変調部119が備わる。
【0035】
また、受信側の構成としては、復調部131、変動フレーム同期パターン検出部132、固定フレーム同期パターン検出部133、データ変換部134、パラレル/シリアル変換部135、デスクランブラ/デインタリーブ部136、誤り検出/訂正部137、エラー率モニタ部138、無線チャネル識別子検出部139、無線チャネルエラー検出部140、警報報知信号検出部141、警報出力制御部142が備わる。
【0036】
この他、無線データ伝送装置10Aには、入力端子102、103、104と出力端子101が備わる。
【0037】
次に、この無線データ伝送装置10Aの動作について説明する。
【0038】
入力端子102には、ユーザ回線40−1からのデータ(ユーザ端末30Aからの伝送データ)が入力され、出力端子101へは、ユーザ回線40−1へのデータ(ユーザ端末30Aへの伝送データ)が出力される。
【0039】
入力端子103には、当該無線データ伝送装置10Aが無線送信に用いる無線チャネルを示す送信無線チャネル識別子が入力され、入力端子104には、当該無線データ伝送装置10Aが無線受信に用いる無線チャネル〔対向側装置(ここでは、無線データ伝送装置10B)の送信無線チャネル〕を示す受信無線チャネル識別子が入力される。
【0040】
ユーザ回線I/F部111は、ユーザ回線40−1からのデータを入力しかつユーザ回線40−1へのデータを出力するインタフェース手段である。
【0041】
ユーザ回線I/F111部は、ユーザ回線40−1がイーサネット(登録商標)等のデータ回線の場合にはパケットの抽出を行ない、I431、T1、E1等のSTM回線の場合には、全データまたはSTM回線のフラグパターンを除くペイロードデータを抽出し、該抽出したデータを無線チャネル識別子付与部112へ出力する。
【0042】
無線チャネル識別子付与部112は、入力端子103から保守端末等によって設定される送信無線チャネル識別子をユーザ回線40−1から受信したデータに付与し、警報報知信号付与部113に出力する。
【0043】
ここで付与する送信無線チャネル識別子は、対向側装置単位に同一番号を割り当てる。これにより、対向側装置が停波し、それ以外の装置からの無線を受信していることを判別することができる。
【0044】
警報報知信号付与部113は、後述する受信側での処理中に検出される異常状態(無線区間同期外れ、無線チャネル受信異常)を対向側装置に通知するために、警報出力制御部142からの出力指示に従い無線フレーム50(図2参照)中に警報報知信号を付与する。
【0045】
これにより、対向側装置に当該対向側装置の受信異常を通知することができ、ユーザに警報を出力することができる。
【0046】
警報報知信号付与部113は、警報出力制御部142から上記出力指示がない限り、無線チャネル識別子付与部112からの受信データをそのまま誤り訂正符号付与部114に出力する。
【0047】
誤り訂正信号付与部114は、送信無線チャネル識別子が付与されたユーザ回線40−1からのデータに対して誤り訂正符号を付与する。
【0048】
スクランブラ/インタリーブ部115は、誤り訂正符号が付与されたユーザ回線40−1からのデータをインタリーブ処理並びにスクランブル処理してシリアル/パラレル変換部116に出力する。
【0049】
シリアル/パラレル変換部116は、スクランブラ/インタリーブ部115からのインタリーブ/スクランブル処理データをシリアル信号からパラレル信号に変換し、IチャネルのデータとQチャネルのデータに分離する。
【0050】
固定フレーム同期パターン付与部117と変動フレーム同期パターン付与部118は、シリアル/パラレル変換部116から入力される上記IチャネルデータとQチャネルデータに対してそれぞれフレーム同期パターンを付与する。
【0051】
具体的には、それまでの処理で誤り訂正符号、警報報知信号、無線チャネル識別子、Iチャネルデータ及びQチャネルデータがデータ部52のそれぞれ該当するフィールドに挿入された無線フレーム50内のヘッダ部51を対象に、変動フレーム同期パターン付与部118は、当該ヘッダ部51の変動フレーム同期パターンフィールド511にフレーム毎に異なるフレーム同期パターンを付与し、固定フレーム同期パターン付与部117は、当該ヘッダ部51の固定フレーム同期パターンフィールド512に固定フレーム同期パターンを付与する。
【0052】
以下に、固定フレーム同期パターン付与部117と変動フレーム同期パターン付与部118により付与するフレーム同期パターンの具体例を示す。
【0053】
表1は、2フレーム周期でフレーム同期パターンを変動させる場合の例を示している。
【0054】
Figure 2004129052
表1の例によれば、Iチャネルに関しては、1周期目に“101(変動パターン1)”を、2周期目には“010(変動パターン2)”を変動フレーム同期パターン付与部118により付与している。
【0055】
この時、固定フレーム同期パターン付与部117では、1周期目、2周期目ともに“1(固定パターン)”を付与する。
【0056】
また、Qチャネルに関しては、1周期目には“010(変動パターン1)”を、2周期目には“101(変動パターン2)”を変動フレーム同期パターン付与部118により付与している。
【0057】
この時、固定フレーム同期パターン付与部117は、1周期目、2周期目ともに“0(固定パターン)”を付与する。
【0058】
この表1からも分かるように、2フレーム周期でフレーム同期パターンを変動させる場合の変動フレーム同期パターンについては、互いに論理を反転した値を持つ2つのフレーム同期パターンを用意し、これら2つのフレーム同期パターンを無線フレーム毎に交互に付与する。
【0059】
次に、表2は、6フレーム周期でフレーム同期パターンを変動させる場合の例を示している。
【0060】
Figure 2004129052
表2の例によれば、Iチャネルに関しては、1周期目に“1001(変動パターン1)”を、2周期目に“1000(変動パターン2)”を、3周期目に“1011(変動パターン3)”を、4周期目に“1010(変動パターン4)”を、5周期目に“1101(変動パターン5)”を、6周期目に“1000(変動パターン6)”を変動フレーム同期パターン付与部118により付与している。
【0061】
その際、固定フレーム同期パターン付与部117は、いずれの周期においても常いに“1(固定パターン)”を付与する。
【0062】
また、Qチャネルに関しては、1周目に“1110(変動パターン1)”を、2周期目に“1001(変動パターン2)”を、3周期目に“0100(変動パターン3)”を、4周期目に“0110(変動パターン4)”を、5周期目に“1110(変動パターン5)”を、6周期目に“0011(変動パターン6)”を変動フレーム同期パターン付与部118により付与している。
【0063】
その際、固定フレーム同期パターン付与部117は、いずれの周期においても常いに“0(固定パターン)”を付与する。
【0064】
この表2からも分かるように、変動フレーム同期パターンとしては、2フレーム周期で変動させるもの(表1参照)に限らず、予め設定した周期で変動する複数のフレーム同期パターンを用意し、これら複数のフレーム同期パターンを無線フレーム50に対して上記各周期毎に繰り返し付与するようにしても良い。
【0065】
変調部119は、固定フレーム同期パターン付与部117、変動フレーム同期パターン付与部118でフレーム同期パターンを付与された無線フレーム50(図2参照)を取り込んでデジタル変調を行ない、アンテナ20から無線電波として出力する。
【0066】
一方、受信側では、対向側装置から無線送信される信号(無線フレーム50)をアンテナ20により受信して復調部131に送る。
【0067】
復調部131は、アンテナ20により受信された信号(無線フレーム50)をIチャネルとQチャネルのベースバンド信号に分離する。
【0068】
変動フレーム同期パターン検出部132は、下記の表3に示す引き込み位相に応じたフレーム同期パターンを準備しており、受信された無線フレーム50中の変動フレーム同期パターンを、各引き込み位相毎に予め用意された変動フレーム同期パターンと比較し、設定した回数連続して変動フレーム同期パターンを受信した時にフレーム同期が確立したとして認識する。
【0069】
その際に、同期が外れていると認識された場合(設定した回数連続して変動フレーム同期パターンを受信できなかった場合)は、警報出力制御部142に無線回線の異常を通知する(同期異常信号を送出する)。
【0070】
ここで、送信側の動作の説明で例示したフレーム同期パターン(表1、表2参照)のそれぞれについて、各引き込み位相に対する同期パターン例を説明する。
【0071】
なお、この場合の引き込み位相は、図4(a)〜(d)に示すような対応関係で捕らえることができる。
【0072】
表3は、2周期毎にフレーム同期パターンを変動させる場合に対応する各引き込み位相に対するフレーム同期パターンの例を示す図である。
【0073】
Figure 2004129052
なお、表3において、例えば、101/010という記述は、101と010を交互に出力することを意味するものとする。他の値について記述も同じ意味を持つ。
【0074】
変動フレーム同期パターン検出部132、固定フレーム同期パターン検出部133における同期パターンの検出方法として、表3に示すように、認識に用いる各位相引き込みの同期パターンを順次変える方法と、各同期パターン毎に同期回路を設け、並列に処理する方法とがある。
【0075】
後者の方法、つまり並列処理を行なう場合には、同期の確立時間を短縮できるという利点がある。
【0076】
図5は、例えば、変動フレーム同期パターン検出部132を上述した並列処理対応に構成した場合の機能ブロック図である。
【0077】
図5において、変動フレーム同期パターン検出部132は、各引き込み位相に基づき変動フレーム同期パターンの検出を行なう変動フレーム同期パターン検出回路1321,1322,1323,1324と、これら回路1321,1322,1323,1324の検出結果に基づきいずれの引き込み位相に対応する変動フレーム同期パターンでの同期が確立したかを検出する同期確立検出部1325とにより構成される。
【0078】
かかる構成を有する変動フレーム同期パターン検出部132において、変動フレーム同期パターン検出回路1321,1322,1323,1324は、自回路に割り当てられる引き込み位相に対する同期パターンを準備しており、該同期パターンに基づき自回路に割り当てられた位相で同期が確立したかどうかを検出する。
【0079】
同期確立検出部1325は、変動フレーム同期パターン検出回路1321,1322,1323,1324の出力に基づき、どの引き込み位相のデータで同期が確立しているかをモニタし、同期が確立している回路からのデータを選択して固定フレーム同期パターン検出部133に出力する。
【0080】
固定フレーム同期パターン検出部133は、変動フレーム同期パターン検出部132と同様、各位相毎の変動フレーム同期パターン検出回路と、1つの同期確立検出部とにより実現できる。
【0081】
固定フレーム同期パターン検出部133は、変動フレーム同期パターン検出部132から出力されたデータのフレームパターンの位置から固定フレームパターンが付与されている位置を算出し、その位置から固定フレームパターンのビットを抽出する。この場合、各引き込み位相により、受信したフレームパターンが異なるため、受信したデータから引き込み位相を判別することができる。
【0082】
また、この固定フレーム同期パターン検出部133においても、過去のフレーム同期パターンと異なった場合には、その旨を示す同期異常信号を警報出力制御部142に出力する。
【0083】
このように、固定フレーム同期パターン検出部133は、変動フレーム同期パターンの位置から固定フレーム同期パターンの位置を算出し、該位置のビット情報を各引き込み位相毎に用意された固定フレーム同期パターンと比較することによりフレーム同期が確立したか否かを検出する機能と、上記比較結果から引き込み位相を判別する機能を有する。
【0084】
ここで、固定フレーム同期パターン検出部133の上記処理機能上必要な、各引き込み位相に対する受信パターンの例を示す。
【0085】
表4は、送信側の固定フレーム同期パターンがIチャネル=1、Qチャネル=0の場合の各引き込み位相に対する固定フレーム同期パターンの受信パターンの例を示す図である。
【0086】
Figure 2004129052
上記の処理を経て固定フレーム同期パターン検出部133により検出されたデータは、次いでデータ変換部134に入力される。
【0087】
データ変換部134は、引き込み位相に応じて下記の表5に示すような関係のデータ変換処理を行ない、この変換後のデータをパラレル/シリアル変換部135に出力する。
【0088】
表5は、データ変換部134における引き込み位相に応じたデータ変換例を示す図である。
【0089】
Figure 2004129052
表5において、データ変換部134は、引き込み位相が0度の場合、Iチャネルに対してはIチャネルに受信したデータを出力し、Qチャネルに対してはQチャネルに受信したデータを出力する。
【0090】
また、引き込み位相が90度の場合、Iチャネルに対してはQチャネルに受信したデータを出力し、Qチャネルに対してはIチャネルに受信したデータの論理反転データを出力する。
【0091】
また、引き込み位相が180度の場合、Iチャネルに対してはIチャネルに受信したデータの論理反転データを出力し、Qチャネルに対してはQチャネルに受信したデータの論理反転データを出力する。
【0092】
また、引き込み位相が270度の場合、Iチャネルに対してはQチャネルに受信したデータの論理反転データを出力し、Qチャネルに対してはIチャネルに受信したデータの論理反転データを出力する。
【0093】
パラレル/シリアル変換部135は、データ変換部134のIチャネルから出力されたデータ(Iチャネルデータ)と、Qチャネルから出力されたデータ(Qチャネルデータ)をパラレルデータからシリアルデータに変換し、デスクランブラ/デインタリーブ部136に出力する。
【0094】
デスクランブラ/デインタリーブ部136は、パラレル/シリアル変換部135から出力されるシリアルデータに対して、当該受信データのデスクランブル処理、デインタリーブ処理を行ない、誤り検出/訂正部137に出力する。
【0095】
誤り検出/訂正部137は、送信側で付与された誤り訂正符号のチェックを行ない、誤りが検出された場合は誤り訂正を行なう。
【0096】
その処理中、エラー率モニタ部138は、誤り検出/訂正部137で検出されたエラービット数を取り込み、誤り率を検出する。そして、誤り率が予め設定された値を超えた場合は、警報出力制御部142に当該異常を通知する(エラー率異常信号を送出する。)。
【0097】
エラー率モニタ部138でエラー率異常信号を出力する時の条件としては、例えば、誤り率が10のマイナス3乗を超えた時に当該異常信号を送出し、異常の回復条件としては、誤り率が10のマイナス4乗以下になった時に当該回復を示す通知を行なうというように、ヒステリシス特性を持たせる方法がある。
【0098】
誤り検出/訂正部137で誤り訂正が行なわれたデータは、無線チャネル識別子抽出部139に出力される。
【0099】
無線チャネル識別子検出部139は、誤り検出/訂正部137からのデータの中から、送信側で付与された無線チャネル識別子を抽出し、無線チャネルエラー検出部140に出力する。
【0100】
無線チャネルエラー検出部140には、予め入力端子104から受信側の期待値として設定された無線チャネル識別子(対向側装置の送信無線チャネル識別子)が入力されており、該設定されている無線チャネル識別子と、無線チャネル識別子検出部139から渡される無線チャネル識別子を比較して両者が異なった値の時には、その旨を警報出力制御部142に通知する(無線チャネルエラー信号を送信する。)。
【0101】
無線チャネル識別子検出部139を経由した受信データは、次いで、警報報知信号検出部141に送られる。
【0102】
警報報知信号検出部141は、無線チャネル識別子検出部139から送られてくるデータ中に含まれる、対向側装置から送られてきた警報報知信号を抽出し、警報報知信号がある場合はその警報報知信号を警報出力制御部142に出力する。
【0103】
警報出力制御部142は、上記受信動作中に、変動フレーム同期パターン検出部132、固定フレーム同期パターン検出部133から無線フレーム同期外れの通知(同期異常信号)を受けた時、エラー率モニタ部138から誤り率異常の通知(エラー率異常信号)を受けた時、無線チャネルエラー検出部140から期待した以外の無線チャネル受信の通知(無線チャネル異常信号)を受けた時、及び警報報知信号検出部141から、対向側装置から送られて来た警報報知信号を通知された時に、ユーザ回線I/F部111に対して警報信号送出指示と該警報信号送出に必要なデータとを送出する。
【0104】
ユーザ回線I/F部111は、警報出力制御部142から受取った上記指示に基づき、該指示と共に受取ったデータから、当該無線データ伝送装置10Aに収容しているユーザ回線40−1のデータを抽出し、ユーザ回線40−1のインタフェースに合わせて警報信号を出力する。
【0105】
ここで、ユーザ回線40−1がイーサネット(登録商標)等のデータ回線の場合は、上記いずれの異常通知に対してもデータの出力を停止する処理を行なう。
【0106】
警報出力制御部142がユーザ回線40−1に出力する警報信号の具体的な例としては以下のものが挙げられる。
【0107】
例えば、無線フレーム同期外れ、誤り率異常、無線チャネル受信異常の場合の警報信号としては、ユーザ回線がSTM回線である場合、AIS信号を出力する。また、フレームパターン以外をALL′1′で出力する。
【0108】
ユーザ回線40−1がデータ回線の場合、ジャム信号を出力する。また、フラグパターンのみを出力する。
【0109】
また、対向側装置から無線回線異常の警報報知信号を受信した場合にユーザ回線40−1に出力する警報信号としては、例えば、ユーザ回線がSTM回線の場合、RAI(Remote Alarm Indication)警報信号を出力する。
【0110】
更に、警報出力制御部142は、上述した無線フレーム同期外れ、無線チャネル受信異常の場合、その旨を警報報知信号付与部113に指示する。
【0111】
警報報知信号付与部113は、上記指示に従い、対向側装置に送信する無線フレーム50(図2参照)中の警報報知信号フィールド522に当該異常内容に対応した警報報知を行なうための信号(警報報知信号)を付与する。
【0112】
この時、対向側装置(無線データ伝送装置10B)では、無線データ伝送装置10Aの受信動作の説明で既に述べた通りの受信動作を行い、該受信動作中、警報報知信号検出部113が無線フレーム50中の警報報知信号フィールド522から警報報知信号を抽出し、警報出力制御部142に渡す。
【0113】
これにより、警報出力制御部142は、例えば、ユーザ回線がSTM回線である時に、RAI等の警報の出力をユーザ回線I/F部111に指示する等、ユーザ回線40−2に対する警報信号出力制御を行なう。
【0114】
ユーザ回線I/F部111は、警報出力制御部142から受取ったデータから、当該無線データ伝送装置10Bに収容しているユーザ回線40−2のデータを抽出し、ユーザ回線40−2のインタフェースに合わせて出力する。
【0115】
このように、本発明の無線データ伝送装置では、無線区間のデータ伝送に用いる無線フレーム50(図2参照)に、フレーム毎に変化する変動フレーム同期パターンと各フレームで固定の固定フレーム同期パターンを付与する一方、受信した無線フレーム50の変動フレーム同期パターン及び固定フレーム同期パターンからフレーム同期を検出するようにしている。
【0116】
このため、フレーム同期パターンがフレーム毎に変化することにより、短いフレーム同期パターンであっても、誤同期することなく(長い無線フレーム長のデータ配列に一致する確率が減る)フレーム同期を確立でき、データ通信の信頼性を高めることができる。
【0117】
また、本発明の無線データ伝送装置では、変動フレーム同期パターンとして、互いに論理を反転した値を持つ2つの同期パターンを無線フレーム毎に交互に付与するようにしているため、フレーム同期パターンを変化させる周期を短くでき、回路構成が簡略で済む。
【0118】
また、本発明の無線データ伝送装置では、変動フレーム同期パターンとして、予め設定した周期で変動する複数の同期パターンを無線フレーム50に対して上記周期毎に繰り返し付与するようにしたため、周期の長いほど、誤同期する確率を減らすことができ、しかもフレーム同期を検出する回路を簡単な構成で実現できる。
【0119】
また、本発明の無線データ伝送装置では、変動フレーム同期パターン検出部132と共に備わる固定フレーム同期パターン検出部133が、変動フレーム同期パターン検出部132で検出された変動フレーム同期パターンの位置から固定フレーム同期パターンの位置を算出し、該位置のビット情報を各引き込み位相毎に用意された固定フレーム同期パターンと比較することにより引き込み位相を判別する機能を有するため、送信側から固定フレーム同期パターンを伝送することで、受信復調時に引き込み位相を知ることができる。
【0120】
また、本発明の無線データ伝送装置では、例えば、変動フレーム同期パターン検出部132は、各引き込み位相に対応して設けられ、該当する引き込み位相に基づくフレーム同期パターンの検出を互いに並列に処理する複数のフレーム同期パターン検出回路(図5参照)を備えた構成であるため、フレーム同期を短時間で確立できるようになる。
【0121】
また、本発明の無線データ伝送装置では、フレーム同期が確立できない場合及び誤り訂正が行なえない場合、無線により中継される回線40(40−1,40−2)に警報信号を送出すると共に、無線フレームにその旨を報知する警報報知信号を付与して対向側装置に送信するため、フレーム同期が取れない、受信データのエラーが多く誤り訂正ができないなどの無線区間の異常時にも、当該装置が収容している回線、及び対向側装置にその異常を通知することができる。
【0122】
また、本発明の無線データ伝送装置では、誤り検出/訂正部137で誤り訂正が行なえない場合、無線により中継される回線40に対して無効フレームを送出するか若しくはデータ出力を停止する一方、誤り検出/訂正部137の誤り検出結果に基づき受信データの誤り率を算出し、該誤り率が設定値を超えた場合、無線により中継される回線40に警報信号を送出すると共に、無線フレーム50にその旨を報知する警報報知信号を付与して対向側装置に送信するため、受信データの誤り率が多くなり、受信データの信頼性が低下した時に、当該装置が収容している回線40、及び対向側装置にその異常を通知することができ、併せて、上記回線40に対して誤りのあるデータを出力することを回避できる。
【0123】
また、本発明の無線データ伝送装置では、伝送する無線フレームに、無線チャネルを識別する無線チャネル識別子を付与すると共に、受信した無線フレーム中の無線チャネル識別子に基づき無線チャネル異常を検出し、無線により中継される回線40にその旨を示す警報信号を送出すると共に、該回線40がデータ回線の場合、当該データ回線を介してデータ中継を受けるユーザ端末へのデータ送信を停止するようにしたため、対向側装置が無線通信断状態になり、他の装置からの無線を受信した時に、当該他の装置からの受信データを再生しないようにすることができる。
【0124】
この他、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
【0125】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、無線区間のデータ伝送に用いる無線フレームに、フレーム毎に変化する変動フレーム同期パターンと各フレームで固定の固定フレーム同期パターンを付与する一方、受信した無線フレームの変動フレーム同期パターン及び固定フレーム同期パターンからフレーム同期を検出するようにしたため、フレーム同期パターンがフレーム毎に変化することにより、無線フレーム長が長い場合も、短いフレーム同期パターンを用いてフレーム同期を確立でき、データ通信の信頼性を高めることができる。
【0126】
また、本発明によれば、受信した無線フレームに付与される上記フレーム同期パターン以外の情報から、フレーム同期が確立できない、誤り訂正が行なえない、設定された無線チャネル以外からの受信があるといった無線区間の異常を認識し、無線により中継される回線にその旨の警報信号を送出したり、対向側装置に通知したり、あるいは回線へのデータ送出を停止するようにしたため、無線区間に異常が発生した場合にその旨をユーザに通知して該異常への対応を促したり、誤って受信したデータのユーザ端末への送出を規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる無線通信システムの全体構成を示す図。
【図2】本発明の無線データ伝送装置で用いる無線フレームのフォーマットを示す図。
【図3】本発明の無線データ伝送装置の機能構成を示すブロック図。
【図4】フレーム同期パターン検出に用いる引き込み位相の対応関係を示す図。
【図5】並列処理に対応した変動フレーム同期パターン検出部の機能ブロック図。
【図6】従来の無線フレームのフォーマットを示す図。
【符号の説明】
10A,10B 無線データ伝送装置
101 出力端子
102,103,104 入力端子
111 ユーザ回線インタフェース(I/F)部
112 無線チャネル識別子付与部
113 警報報知信号付与部
114 誤り訂正信号付与部
115 スクランブラ/インタリーブ部
116 シリアル/パラレル変換部
117 固定フレーム同期パターン付与部
118 変動フレーム同期パターン付与部
119 変調部
120 アンテナ
131 復調部
132 変動フレーム同期パターン検出部
1321,1322,1323,1324 変動フレーム同期パターン検出回路
1325 同期確立検出部
133 固定フレーム同期パターン検出部
134 データ変換部
135 パラレル/シリアル変換部
136 デスクランブラ/デインタリーブ部
137 誤り検出/訂正部
138 エラー率モニタ部
139 無線チャネル識別子検出部
140 無線チャネルエラー検出部
141 警報報知信号検出部
142 警報出力制御部
20,21 通信網
30A,30B ユーザ端末
40,40−1,40−2 ユーザ回線
50 無線フレーム
51 ヘッダ部
511 変動フレーム同期パターンフィールド
512 固定フレーム同期パターンフィールド
52 データ部
521 誤り訂正符号フィールド
522 警報報知信号フィールド
523 無線チャネル識別子フィールド
524 データフィールド

Claims (8)

  1. 対向側装置と無線区間を挟んで1対1の無線通信を行なってユーザ回線上のデータを中継する無線データ伝送装置において、
    前記無線区間のデータ伝送に用いる無線フレームに、フレーム毎に変化する変動フレーム同期パターンと各フレームで固定の固定フレーム同期パターンを付与するフレーム同期パターン付与手段と、
    受信した無線フレームの前記変動フレーム同期パターン及び固定フレーム同期パターンからフレーム同期を検出するフレーム同期検出手段と
    を具備することを特徴とする無線データ伝送装置。
  2. 前記変動フレーム同期パターンは、互いに論理を反転した値を持つ2つの同期パターンから成り、該2つの同期パターンが前記無線フレーム毎に交互に付与されることを特徴とする請求項1記載の無線データ伝送装置。
  3. 前記変動フレーム同期パターンは、予め設定した周期で変動する複数の同期パターンから成り、該複数の同期パターンが前記無線フレームに対して前記周期毎に繰り返し付与されることを特徴とする請求項1記載の無線データ伝送装置。
  4. 前記フレーム同期検出手段は、
    受信された無線フレーム中の変動フレーム同期パターンを、各引き込み位相毎に予め用意された変動フレーム同期パターンと比較することによりフレーム同期が確立したか否かを検出する変動フレーム同期パターン検出手段と、
    前記変動フレーム同期パターンの位置から固定フレーム同期パターンの位置を算出し、該位置のビット情報を各引き込み位相毎に用意された固定フレーム同期パターンと比較することによりフレーム同期が確立したか否かを検出すると共に、前記比較結果から引き込み位相を判別する固定フレーム同期パターン検出手段と
    から成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の無線データ伝送装置。
  5. 前記変動フレーム同期パターン検出手段及び固定フレーム同期パターン検出手段は、それぞれ、
    各引き込み位相に対応して設けられ、該当する引き込み位相に基づくフレーム同期パターンの検出を互いに並列処理する複数のフレーム同期パターン検出回路と、
    前記各フレーム同期パターン回路の出力に基づきフレーム同期の確立を検出する同期確立検出回路と
    から構成されることを特徴とする請求項4記載の無線データ伝送装置。
  6. 前記無線区間のデータ伝送に用いる無線フレームに、データ誤りを検出、訂正するための誤り訂正符号を付与する誤り訂正符号付与手段と、
    受信した無線フレーム中の誤り訂正符号に基づき該無線フレームにより受信されたデータの誤り検出、訂正処理を行なう誤り検出/訂正手段と、
    前記フレーム同期が確立できない場合及び前記誤り訂正が行なえない場合、無線により中継される前記回線に警報信号を送出する警報出力制御手段と、
    前記警報出力制御手段からの指示に基づき、対向側装置に送信する無線フレームに、前記フレーム同期が確立できないこと及び前記誤り訂正が行なえないことを報知する警報報知信号を付与する警報報知信号付与手段と
    を具備することを特徴とする請求項1記載の無線データ伝送装置。
  7. 前記無線区間のデータ伝送に用いる無線フレームに、データ誤りを検出、訂正するための誤り訂正符号を付与する誤り訂正符号付与手段と、
    受信した無線フレーム中の誤り訂正符号に基づき該無線フレームにより受信されたデータの誤り検出、訂正処理を行なう誤り検出/訂正手段と、
    前記誤り訂正が行なえない場合、無線により中継される前記回線に対して無効フレームを送出するか若しくはデータ出力を停止する出力制御手段と、
    前記誤り検出/訂正手段の誤り検出結果に基づき受信データの誤り率を算出する誤り率監視手段と、
    算出された誤り率が予め設定した誤り率を超えた場合、無線により中継される前記回線に警報信号を送出する警報出力制御手段と、
    前記警報出力制御手段からの指示に基づき、対向側装置に送信する無線フレームに、誤り率が設定値を超えたことを報知する警報報知信号を付与する警報報知信号付与手段と
    を具備することを特徴とする請求項1記載の無線データ伝送装置。
  8. 前記無線区間のデータ伝送に用いる無線フレームに、無線チャネルを識別する無線チャネル識別子を付与する無線チャネル識別子付与手段と、
    受信した無線フレーム中の無線チャネル識別子に基づき無線チャネル異常を検出する無線チャネル異常検出手段と、
    無線チャネル異常が検出された場合、無線により中継される前記回線に該無線チャネル異常を示す警報信号を送出する警報信号送出手段と、
    前記回線がデータ回線の場合、該データ回線を介してデータ中継を受けるユーザ端末へのデータ送信を停止するデータ送信停止手段と
    を具備することを特徴とする請求項1記載の無線データ伝送装置。
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JP2015525507A (ja) * 2012-06-01 2015-09-03 ブラックベリー リミテッド マルチフォーマットオーディオシステムにおけるロック保証のための確率的方法に基づく汎用同期エンジン
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