JP3096143B2 - リストアラー回路 - Google Patents

リストアラー回路

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JP3096143B2
JP3096143B2 JP04090283A JP9028392A JP3096143B2 JP 3096143 B2 JP3096143 B2 JP 3096143B2 JP 04090283 A JP04090283 A JP 04090283A JP 9028392 A JP9028392 A JP 9028392A JP 3096143 B2 JP3096143 B2 JP 3096143B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば多中継用の多重無
線装置などの通信装置に適用されるリストアラー回路に
関するものである。通信を順次に中継する多中継通信シ
ステムでは、途中の中継区間で通信回線に障害が生じた
場合でも、障害区間の後段の中継区間を生かした状態に
しておいて、障害復旧時には同期引込み等に時間をかけ
ずに速やかに全回線の復旧を行えることが必要とされ、
この目的にリストアラー回路が使用される。
【0002】
【従来の技術】図6には多中継通信システムの例が示さ
れる。図示のように、A局とE局が端局であり、このA
局とE局間に3つの中継局B、C、Dが配置されてい
て、A局・E局間の通信を中継している。いまB局とC
局間の中継区間(ホップと称する)に障害が生じて回線
断となったものとする。この時、C局以降の局は次ホッ
プ以降へ障害時用の擬似的な信号(意味のない信号)を
送出することにより、後位ホップを生かしておき、それ
によりC局以降の局の通信装置が少なくとも受信信号に
対して同期がとれている状態にしておく。このようにす
るとA局・E局間での通信はもちろん行えないが、障害
が復旧した時には、C局以降の局は同期引込みに時間を
かけることなく速やかかに通信を再開することができる
ので、回線の復旧が迅速になる。また障害時において障
害ホップ以外のホップでサービスチャネルを介してメン
テナンス用の電話をかけることも可能である。このよう
な方法は一般にリストアラーと称されている。
【0003】図7にはこのリストアラーを行うためのリ
ストアラー回路を組み込んだ中間中継用の多重無線装置
の従来例が示される。この従来例では伝送信号にFEC
(Forward Error Correction)により誤り訂正のための
符号化を行っている。図7において、1は前局からの信
号を受信する受信機、20は受信信号を復調し誤り訂正
する復調部、30は復調部20からの信号を送信信号と
して変調する変調部、4は変調部で変調された送信信号
を後局へ送信する送信機である。
【0004】復調部20は受信信号を復調するデモデュ
レータ21、復調した受信信号をFECにより誤り訂正
するFECデコーダ23を含み構成されている。この復
調部20では、デモデュレータ21で復調した受信信号
をFECデコーダ23でFEC復号して中継区間で生じ
た誤りを訂正しており、その訂正後の受信信号は変調部
30、送信機4を通して後局に中継されるものである。
【0005】変調部30は誤り訂正後の信号を再びFE
C符号化するFECエンコーダ31、中継区間に障害が
生じたリストアラー時に後位の中継区間に送信するため
の所定パターンの擬似信号を記憶するメモリ34、正常
時にFECエンコーダ31からの出力信号を、リストア
ラー時にメモリ34からの擬似信号を選択するセレクタ
35、セレクタ35で選択した信号を変調するモデュレ
ータ36を含み構成される。なお、メモリ34に記憶さ
れている擬似信号はFEC符号化されたフォーマットの
データである。
【0006】この変調部30では、セレクタ35は正常
時にはFECエンコーダ31からの中継用の前局からの
信号を選択しており、その信号をモデュレータ36で変
調し送信機4を介して後局に中継送信する。一方、リス
トアラー時にはセレクタ35はメモリ34からの擬似信
号を選択するよう切り替わり、これを変調して後局に中
継送信している。リストアラー時か否かの判定はFEC
デコーダ23で受信信号の同期がとれるか否かで行って
いる。すなわち受信信号の同期がとれている間は前局と
の回線が正常と判定できるが、同期外れを起こした時に
は前局からの回線に障害が発生しているものとしてリス
トアラーと判定するものである。
【0007】このようなFECを用いた通信システムで
は、更にバースト誤りを訂正する目的でインタリーブ機
能を組み入れることがある。このインタリーブ機能につ
いて説明する。FECなどの誤り訂正はフレーム内に数
ビット(1ないし2ビット程度で誤り訂正方式により決
まる数)の誤りがある場合にはその誤りを訂正すること
ができるが、1フレーム内の誤りビットの数がその決ま
った値以上である場合には訂正できない誤りとして残っ
てしまう。特に、例えばレーダ干渉等を受けて連続した
誤り(バースト状の誤り)が発生するような場合、誤り
訂正が不可能になる。
【0008】そこで、例えば図8に示されるようなフレ
ーム構成法をしてバースト誤りの発生を防ぐ。すなわ
ち、A、B、Cの3つのフレーム(これは従来のFEC
フォーマットのフレーム)のビット1〜nを並べ換えて
ビットの連続性を変化させ、そのインタリーブした信号
を無線区間に送出する。このようにすると、例えばレー
ダ干渉等により送信信号中のA1、B1、C1の3ビッ
トに連続誤りが発生した時にも、デインタリーブにより
元の3つのフレームA、B、Cに戻すと、各フレーム
A、B、Cでの誤りはそれぞれ1ビットずつとなるの
で、誤り訂正により訂正可能となる。この例では3つの
フレームを並べ換えているので深さ3のインタリーブと
称されており、インタリーブ方式では深さを増していく
ほど連続誤りに強くなる。
【0009】図9にはFEC機能に加えて上述のインタ
リーブ機能も組み込んだ通信装置の従来例が示される。
図示のように、前述した図7の回路に、FECエンコー
ダ31とFECデコーダ23間に受信信号をデインタリ
ーブするデインタリーバ22を、またセレクタ35とモ
デュレータ36間に送信信号をインタリーブするインタ
リーバ32を追加したものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信装置では、
擬似信号のフレームパターンの数を多くするとその擬似
信号を記憶するメモリの容量が非常に大きくなってしま
い、メモリの大型化を招き、装置をLSI化する際の妨
げともなる。よってメモリ容量の制限から、一般にはメ
モリには1ないし数フレーム分の擬似信号データしか入
れることができない。
【0011】ところが、このように擬似信号のフレーム
パターン数が少ないと、インタリーブ機能を備えた通信
装置の場合、リストアラー時にメモリからの擬似信号を
選択してインタリーバ32でインタリーブをかけると、
送信信号のフレームを構成するビットのランダム性が失
われ、送信波の周波数成分が均一でなくなってしまう。
【0012】例えば擬似信号パターンがフレームAの一
種類のみである場合、深さm(例えばm=10〜100
程度)でインタリーブされた信号にはmビット単位の連
続パターンが生じる。つまりA1ビットがm個連続し、
次にA2ビットがm個連続し、・・・Anビットがm個
連続するといった規則性の強いパターンになってしま
い、変調周波数の周波数成分は均一でなくなり、直流成
分が生じて不都合である。たとえ、メモリに数フレーム
分のパターンを持っていたとしても、フレーム数だけの
繰返し信号になり、変調波の周波数成分は均一でなくな
る。
【0013】この問題を解消するには擬似信号のパター
ン数を例えば100個などのように増大させればよいの
であるが、これは前述したようにメモリ容量の制約から
行えない。このため従来はインタリーブ機能を持った中
継通信システムではリストアラーを行うことが容易では
なかった。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、インタリーブ機能
を持った通信装置においてもリストアラーを容易に行え
るようにすることにあり、それにより障害区間復旧時の
通信再開を迅速に行えるようにするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1および図2は本発明
に係る原理説明図である。本発明に係るリストアラー回
路は、図1に示されるように、一つの形態として、受信
側に前局からの受信信号をデインタリーブするデインタ
リーバ61とその出力信号を誤り訂正復号する誤り訂正
用デコーダ62を、また送信側に後局への送信信号を誤
り訂正符号化する誤り訂正用エンコーダ63とその出力
信号をインターリーブするインタリーバ64とを備えた
中継用通信装置のリストアラー回路であって、前局から
の受信信号に基づいてリストアラー時の発生を検出する
リストアラー検出部65と、リストアラー時用の送信信
号としての擬似信号を発生する擬似信号発生部66と、
正常時にインタリーバ61でインタリーブされた送信信
号を選択し、リストアラー検出部65によりリストアラ
ー時が検出された時に擬似信号発生部66からのインタ
リーブされていない擬似信号を選択して後局への送信信
号とする第1のセレクタ67とを備えたものである。
【0016】このリストアラー検出部65は、デインタ
リーバ61および/または誤り訂正用デコーダ62にお
ける同期外れの検出によりリストアラー時を検出する回
路で構成することができる。
【0017】また本発明に係るリストアラー回路は、図
2に示されるように、他の形態として、上述のリストア
ラー回路において、正常時にデインタリーバ61でデイ
ンタリーブされた受信信号を選択し、リストアラー時に
デインタリーバ61に入力される前のデインタリーブさ
れていない受信信号を選択して受信信号とする第2のセ
レクタ68を更に備えたものである。
【0018】このリストアラー回路においては、デイン
タリーバ61における同期外れの検出によりリストアラ
ー時を検出するリストアラー検出部によって第2のセレ
クタ68が切り替えられるよう構成できる。
【0019】また本発明に係るリストアラー回路は、ま
た他の形態として、送信側に送信信号を誤り訂正符号化
する誤り訂正用エンコーダとその出力信号をインターリ
ーブするインタリーバとを備えた端局用通信装置のリス
トアラー回路であって、送信データの断および/または
送信データの速度変換異状のアラームに基づいてリスト
アラー時の発生を検出するリストアラー検出部と、リス
トアラー時用の送信信号としての擬似信号を発生する擬
似信号発生部と、正常時にインタリーバでインタリーブ
された送信信号を選択し、リストアラー検出部によりリ
ストアラー時が検出された時に擬似信号発生部からのイ
ンタリーブされていない擬似信号を選択して後局への送
信信号とするセレクタとを備えたものである。
【0020】
【作用】請求項1に対応する図1の形態のリストアラー
回路においては、回線障害が生じていない正常時には、
セレクタ67はインタリーバ64側の出力信号を選択
し、それを送信信号として後局に送信している。一方、
リストアラー検出部65でリストアラー時が検出される
と、セレクタ67は擬似信号発生部66からの擬似信号
を選択して、それを後局に送信する。このため、擬似信
号はインタリーバ64を通らないので、インタリーブが
かからず、よって送信信号の変調波はスペクトラムが均
一的なものになる。また受信側では少なくともモデュレ
ータは受信信号に対して同期がとれるので、リストアラ
ーの目的は達成できる。
【0021】請求項3に対応する図2の形態のリストア
ラー回路においては、上述の機能に加えて、正常時には
第2のセレクタ68はデインタリーバ61側の出力信号
を選択し、リストアラー時にはこのデインタリーバ61
を通る前の受信信号を選択してそれを受信信号としてい
る。このため、後局の受信側では、リストアラー時にお
いて、インタリーブがかかっていない誤り訂正符号化さ
れた信号を受信できるので、リストアラー時にデモデュ
レータの他にさらに誤り訂正用デコーダも正常動作させ
て受信信号に同期がとれるようにすることができる。
【0022】また請求項5の形態のリストアラー回路に
おいては、前局がないため前局からの受信信号の異状に
基づいてリストアラー時を判断できないので、送信デー
タの速度変換異状あるいは送信データ断によりそれをリ
ストアラー時と見なし、第1のセレクタ67を切り替え
るようにしている。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、以下の各図を通じて同じ機能を持った回路
には同じ参照番号を付するものとする。
【0024】図3には本発明の一実施例としてのリスト
アラー回路が組み込まれた中間中継局用の多重無線装置
が示される。この多重無線装置はFEC機能とインタリ
ーブ機能を装備している。図3において、1は前局から
の信号を受信する受信機、2は受信信号を復調しデイン
タリーブ・FEC復号(誤り訂正)する復調部、3は復
調部2から出力される信号を再びFEC符号化・インタ
リーブして変調する変調部、4は変調部で変調された送
信信号を後局に向けて送信する送信機である。
【0025】復調部2は、受信信号を復調するデモデュ
レータ21、復調した受信信号をデインタリーブするデ
インタリーバ22、デインタリーバ22でデインタリー
ブした受信信号をFEC復号により誤り訂正するFEC
デコーダ23、デインタリーバ22での同期信号および
FECデコーダ23での同期信号が入力されてそれらに
基づき同期外れ時にリストアラー発生と判定してセレク
タ切替え信号を出力するORゲート24を含み構成され
ている。
【0026】この復調部2では、デモデュレータ21で
復調した受信信号をデインタリーバ22でデインタリー
ブした後にFECデコーダ23でFEC復号して中継区
間で生じたビット誤りを訂正するもので、その訂正後の
受信信号は送信信号として変調部3、送信機4を通して
後局に中継される。
【0027】変調部3は、誤り訂正後の信号を再びFE
C符号化するFECエンコーダ31、FEC符号化され
た送信信号をインタリーブするインタリーバ32、何れ
かの中継区間に障害が生じたリストアラー時に後位の中
継区間に送信するための所定パターンの擬似信号を記憶
するメモリ34、メモリ34のアドレスを発生するカウ
ンタ33、正常時にFECエンコーダ31からの出力信
号を、リストアラー時にメモリ34からの擬似信号を選
択するセレクタ35、セレクタ35で選択した信号を変
調するモデュレータ36を含み構成される。ここでメモ
リ34にはFEC符号化されたフォーマットのデータが
xフレーム分書き込まれている。またカウンタ33はフ
レーム長をnとするとn×xのカウントを繰り返すもの
である。
【0028】この変調部3では、セレクタ35は正常時
にはインタリーバ32からの中継用の前局からの信号を
選択しており、その信号をモデュレータ36で変調しメ
モリ34を介して後局に中継送信する。一方、リストア
ラー時にはセレクタ35はメモリ34からの擬似信号を
選択するよう切り替わり、これを変調して後局に中継送
信している。リストアラー時か否かの判定はデインタリ
ーバ22またはFECデコーダ23で受信信号の同期が
とれるか否かで行っている。すなわち受信信号の同期が
とれている間は前局との回線が正常と判定できるが、同
期外れを起こした時には前局からの回線に障害が発生し
ているものとしてリストアラーと判定するものである。
【0029】このように、この実施例では、インタリー
バ32の後段側で、セレクタ35により送信信号として
インタリーバ32の出力信号とメモリ34からのリスト
アラー用の擬似信号の何れを選択するかを決めているの
で、リストアラー時には擬似信号はインタリーバ32を
通らず、従ってインタリーブされていない擬似信号(F
EC符号化はされている)が送信信号として送出される
ため、その変調波はランダムなスペクトラムとなる。
【0030】この場合、このインタリーブされていない
擬似信号が後局においてデインタリーブされると信号と
して無意味なものになり、そのため復調部2内のデイン
タリーバ22とFECデコーダ23はリストアラー時に
同期しないが、、少なくともデモデュレータ21は同期
が確立するため、リストアラーの目的は達成されてい
る。このように、リストアラー時には本来の通信は行え
ないがリストアラーは同期を確立することが第1の目的
であるので、特に問題とはならない。
【0031】図4には、リストアラー時にデモデュレー
タ21だけでなくFECデコーダ23の同期も確立する
ようにした本発明の他の実施例が示される。この実施例
が前述の図3の実施例と相違する点は、復調部2’にお
いてデインタリーバ22とFECデコーダ23の間に第
2のセレクタ25が配置されていて、このセレクタ25
は正常時にはデインタリーバ22の出力信号をFECデ
コーダ23に入力し、リストアラー時にはデモデュレー
タ21からの出力信号をデインタリーバ22を通すこと
なく直接にFECデコーダ23に入力するよう切替え動
作することである。このセレクタ25の切替えはデイン
タリーバ22の同期信号を利用しており、その同期外れ
時にリストアラー時は判断して切替えを行う。
【0032】なお、FECエンコーダ31とメモリ34
にはメンテナンス用電話などのサービスチャネルのため
のSCデータ(通常、1ビット以下)が入力されてお
り、正常時およびリストアラー時の何れの時にもサービ
スチャネルを確保できるようになっている。
【0033】したがってこの実施例では、復調部2’で
デインタリーバ22の同期がとれている時は正常時と判
断して、デインタリーバ22からのデインタリーブした
信号をFECデコーダ23に入力させ、一方、デインタ
リーバ22の同期がとれない時はリストアラー時と判断
してデインタリーバ22を通る前の受信信号をFECデ
コーダ23に入力させる。
【0034】すなわち、リストアラー時(非同期時)に
は、前局から受信した擬似信号はインタリーブされてい
ないためデインタリーバ22は正常に動作せず同期しな
いが、FECデコーダ23にはこのデインタリーバ22
を通らないでデモデュレータ21から直接に擬似信号が
入力され、かつこの擬似信号はFEC符号化されている
ので、FECデコーダ23は正常に動作して同期がとれ
ることになる。また、このFECデコーダからサービス
チャネルを取り出すことが可能になる。
【0035】図5には本発明のリストアラー回路を端局
用の多重無線装置に組み込んだ場合の実施例が示され
る。前述の各実施例ではリストアラー時の発生の有無を
前局から受信信号に基づいてデインタリーバ22やFE
Cデコーダ23で同期がとれるか否かにより行ってい
た。ところが端局では前局がないため、他の手段によっ
てリストアラー時の擬似信号を送出するか否かを判断し
なくてはならない。
【0036】この実施例では、端局装置に接続されてい
る回線終端装置などからの入力データをFEC符号化の
チェックビットを挿入ために速度変換する速度変換回路
51と、その入力データの断を検出する断検出回路52
を備えており、速度変換回路51での速度変換異状ある
いは断検出回路52でのデータ断検出時をそれぞれリス
トアラー時とみなし、その時に各回路51、52からそ
れぞれ出力されるアラームALMをORゲート53を通
すことで、変調部3のセレクタ35のリストアラー時の
切替え信号としている。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インタリーブ機能を持った通信システムにおいては、リ
ストアラー機能を働かせることが容易に行えるようにな
る。
【0038】これにより回線障害時にも後位局はリスト
アラーにより生かされて同期状態にすることができるの
で、障害復旧時には同期引込みに時間を要することなく
速やかに通信を再開することができる。
【0039】またリストアラー用の擬似信号としてもそ
れをインタリーブしないため数フレームで足りるので擬
似信号用メモリの容量を削減することができ、回路規模
が小さくて作りやすくなり、LSI化も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明に係る原理説明図である。
【図3】本発明の一実施例としてのリストアラー回路を
組み込んだ中間中継局用の多重無線装置を示す図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例としてのリストアラー回路
を組み込んだ中間中継局用の多重無線装置を示す図であ
る。
【図5】本発明のまた他の実施例としてのリストアラー
回路を組み込んだ端局用の多重無線装置を示す図であ
る。
【図6】多中継通信システムにおけるリストアラーの概
念を説明するための図である。
【図7】FEC機能を持つ多重無線装置の従来のリスト
アラー回路を示す図である。
【図8】インタリーブによるフレーム構成法を説明する
図である。
【図9】FEC機能とインタリーブ機能を持つ多重無線
装置の従来のリストアラー回路を示す図である。
【符号の説明】
1 受信機 2、2’、20、20’ 復調部 3、3’、30、30’ 変調部 4 受信機 21 デモデュレータ 22 デインタリーバ 23 FECデコーダ 24、53 ORゲート 25、35 セレクタ 31 FECデコーダ 32 インタリーバ 33 カウンタ 34 メモリ 36 モデュレータ 51 速度変換回路 52 断検出回路
フロントページの続き (72)発明者 相河 聡 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−20139(JP,A) 特開 平1−317040(JP,A) 特開 平1−218235(JP,A) 特開 昭62−31229(JP,A) 特開 平6−132945(JP,A) 特開 平3−274933(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 - 3/26 H04L 7/00 - 7/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信側に前局からの受信信号をデインタ
    リーブするデインタリーバ(61)とその出力信号を誤
    り訂正復号する誤り訂正用デコーダ(62)を、また送
    信側に後局への送信信号を誤り訂正符号化する誤り訂正
    用エンコーダ(63)とその出力信号をインターリーブ
    するインタリーバ(64)を備えた中継用通信装置のリ
    ストアラー回路であって、 前局からの受信信号に基づいてリストアラー時の発生を
    検出するリストアラー検出部(65)と、 リストアラー時用の送信信号としての擬似信号を発生す
    る擬似信号発生部(66)と、 正常時に該インタリーバでインタリーブされた送信信号
    を選択し、該リストアラー検出部によりリストアラー時
    が検出された時に該擬似信号発生部からのインタリーブ
    されていない擬似信号を選択して後局への送信信号とす
    る第1のセレクタ(67)とを備えたリストアラー回
    路。
  2. 【請求項2】 該リストアラー検出部は、該デインタリ
    ーバおよび/または該誤り訂正用デコーダにおける同期
    外れの検出によりリストアラー時を検出する回路である
    請求項1記載のリストアラー回路。
  3. 【請求項3】 正常時に該デインタリーバでデインタリ
    ーブされた受信信号を選択し、リストアラー時に該デイ
    ンタリーバに入力される前のデインタリーブされていな
    い受信信号を選択して受信信号とする第2のセレクタ
    (68)を更に備えた請求項1または2記載のリストア
    ラー回路。
  4. 【請求項4】 該デインタリーバにおける同期外れの検
    出により該リストアラー時を検出するリストアラー検出
    部によって該第2のセレクタが切り替えられるよう構成
    された請求項3記載のリストアラー回路。
  5. 【請求項5】 送信側に該送信信号をインターリーブす
    るインタリーバとその出力信号を誤り訂正符号化する誤
    り訂正用エンコーダを備えた端局用通信装置のリストア
    ラー回路であって、 送信データの断および/または送信データの速度変換異
    状のアラームに基づいてリストアラー時の発生を検出す
    るリストアラー検出部と、 リストアラー時用の送信信号としての擬似信号を発生す
    る擬似信号発生部と、 正常時に該インタリーバでインタリーブされた送信信号
    を選択し、該リストアラー検出部によりリストアラー時
    が検出された時に該擬似信号発生部からのインタリーブ
    されていない擬似信号を選択して後局への送信信号とす
    るセレクタとを備えたリストアラー回路。
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