JP2004128403A - 厚膜コンデンサ - Google Patents

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Toshiaki Shimada
嶋田 聡明
Takeshi Izeki
井関 健
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】複数個の下部電極上の誘電体層およびオーバーコート層の印刷位置ずれを容易に抑制することができ、その結果、外部端子電極寸法のばらつきが小さく、かつ表面平滑性も優れている厚膜コンデンサを提供することを目的とする。
【解決手段】基板11と、この基板11上に形成された複数個の下部電極13と、この下部電極13の上に形成された誘電体層15と、この誘電体層15の上に形成された上部電極16とを備え、前記複数個の下部電極13に、誘電体層15を基板11の略中央部に位置させるための位置決め部(屈曲部13c)を設けることにより、下部電極13における誘電体層15を形成する部分13aとそれ以外の部分13bを目視で容易に識別できるように構成したものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種電子機器に利用される厚膜コンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の厚膜コンデンサは、図4、図5に示されるような構成を有していた。
【0003】
図4(a)〜(d)は従来の厚膜コンデンサの製造工程図、図5(a)〜(d)は同厚膜コンデンサの製造工程断面図を示したもので、これらの製造工程図および製造工程断面図に基づいて従来の厚膜コンデンサおよびその製造方法を説明する。
【0004】
まず、図4(a)、図5(a)に示すように、長方形状に構成された96%アルミナ等からなる基板1の上面の短手方向の両辺部に下部電極2を形成するとともに、基板1の上面の長手方向の両辺部に、それぞれ4個ずつ計8個の下部電極3,4をそれぞれが相互に隔離されるように形成する。
【0005】
次に、図4(b)、図5(b)に示すように、前記4個の下部電極3の一部を覆うように一連の連続した誘電体層5を形成する。
【0006】
次に、図4(c)、図5(c)に示すように、前記誘電体層5の上から前記下部電極2にかけて一連の連続した上部電極6を形成する。この上部電極6と、前記複数個の下部電極2,3,4および誘電体層5は、スクリーン印刷等の印刷法により層状に付着させた後、焼成することにより形成しているものである。
【0007】
最後に、図4(d)、図5(d)に示すように、前記誘電体層5および上部電極6を完全に覆い、かつ複数個の下部電極2,3,4の一部を覆うようにオーバーコート層7を形成することにより、従来の厚膜コンデンサを製造していた。
【0008】
上記のようにして製造された従来の厚膜コンデンサは、個々のコンデンサ容量を調整する場合、各コンデンサの上部電極5および下部電極2,3,4の面積を調整することにより対処していた。
【0009】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【0010】
【特許文献1】
特開平7−335489号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の厚膜コンデンサにおいては、特に小型の部品を製造する場合、下部電極3上の誘電体層5に印刷位置ずれが起きると、オーバーコート層7にもその影響が波及し、その結果、外部端子電極寸法のばらつきが大きくなって、電極寸法規格を満足できないものが発生するばかりか、商品の表面平滑性が劣化して自動実装機での吸着不良発生につながるという問題点を有していた。
【0012】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、複数個の下部電極上の誘電体層およびオーバーコート層の印刷位置ずれを容易に抑制することができ、その結果、外部端子電極寸法のばらつきが小さく、かつ表面平滑性も優れている厚膜コンデンサを提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
【0014】
本発明の請求項1に記載の発明は、基板と、この基板上に形成された複数個の下部電極と、この下部電極の上に形成された誘電体層と、この誘電体層の上に形成された上部電極とを備え、前記複数個の下部電極に、誘電体層を基板の略中央部に位置させるための位置決め部を設けたもので、この構成によれば、基板上に形成された複数個の下部電極に、誘電体層を基板の略中央部に位置させるための位置決め部を設けているため、前記下部電極における誘電体層を形成する部分とそれ以外の部分を、位置決め部の存在により目視で容易に識別することができ、これにより、下部電極に対する誘電体層の位置合わせが容易になるため、誘電体層の印刷位置ずれや、オーバーコート層の印刷位置ずれを容易に抑制することができ、その結果、外部端子電極寸法のばらつきが小さく、かつ平面平滑性も優れている厚膜コンデンサを提供できるという作用効果が得られるものである。
【0015】
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、複数個の下部電極における誘電体層を形成する部分とそれ以外の部分との間に屈曲部を設けて差別化し、この屈曲部を位置決め部としたもので、この構成によれば、位置決め部が簡単な手段により得られるため、コスト的にも安価に得られるという作用効果が得られるものである。
【0016】
本発明の請求項3に記載の発明は、特に、複数個の下部電極における誘電体層を形成する部分とそれ以外の部分との間に切り欠き部を設けて差別化し、この切り欠き部を位置決め部としたもので、この構成によれば、位置決め部が簡単な手段により得られるため、コスト的にも安価に得られるという作用効果が得られるものである。
【0017】
本発明の請求項4に記載の発明は、特に、複数個の下部電極における誘電体層を形成する部分とそれ以外の部分の下部電極形状をそれぞれ異ならせて差別化し、それらの境界部を位置決め部としたもので、この構成によれば、位置決め部が簡単な手段により得られるため、コスト的にも安価に得られるという作用効果が得られるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態における厚膜コンデンサについて、図面を参照しながら説明する。
【0019】
図1(a)〜(d)は本発明の一実施の形態における厚膜コンデンサの製造工程図、図2(a)〜(d)は同厚膜コンデンサの製造工程断面図を示したもので、これらの製造工程図および製造工程断面図に基づいて本発明の一実施の形態における厚膜コンデンサおよびその製造方法を説明する。
【0020】
まず、図1(a)、図2(a)に示すように、長方形状に構成された96%アルミナ等からなる基板11の上面の短手方向の両辺部に下部電極12を形成するとともに、基板1の上面の長手方向の両辺部に、それぞれ4個ずつ計8個の下部電極13,14をそれぞれが相互に隔離されるように形成する。この場合、前記下部電極12,13,14は、96%アルミナ等からなる基板11の上にAg,Pbおよびこれらの合金粉からなる厚膜導電ペーストをスクリーン印刷し、その後850℃〜900℃で焼成することにより形成する。また、下部電極13のパターンは、その後形成する誘電体層15の位置合わせが容易に、かつ確実に行えるように、下部電極13における誘電体層15を形成する部分13aとそれ以外の部分13bとの間に屈曲部13cを形成して差別化している。そして、屈曲部13cは誘電体層15を基板11の略中央部に位置させるための位置決め部となるもので、この位置決め部を目安に誘電体層15の位置合わせを行うようにしている。
【0021】
次に、図1(b)、図2(b)に示すように、前記4個の下部電極13の一部を覆うように4個の下部電極13における誘電体層15を形成する部分13aに、チタン酸バリウム系の強誘電材料粉、リラクサ系の強誘電材料粉からなる厚膜誘電体ペーストをスクリーン印刷し、その後850℃〜900℃で焼成することにより一連の連続した誘電体層15を形成する。
【0022】
次に、図1(c)、図2(c)に示すように、前記誘電体層15の上から前記下部電極12の上にかけて、Ag,Pbおよびこれらの合金からなる厚膜導電ペーストをスクリーン印刷し、その後850℃〜900℃で焼成することにより一連の連続した上部電極16を形成する。
【0023】
最後に、図1(d)、図2(d)に示すように、前記誘電体層15、上部電極16を完全に覆うとともに、複数個の下部電極12,13,14の一部を覆うようにフェノール樹脂等の樹脂材料からなる厚膜樹脂ペーストをスクリーン印刷し、その後150℃〜230℃で硬化させてオーバーコート層17を形成することにより、本発明の一実施の形態における厚膜コンデンサを製造する。
【0024】
上記本発明の一実施の形態における厚膜コンデンサにおいては、基板11上に形成された複数個の下部電極13に、誘電体層15を基板11の略中央部に位置させるための位置決め部、すなわち屈曲部13cを設けているため、前記下部電極13における誘電体層15を形成する部分13aとそれ以外の部分13bを、位置決め部、すなわち屈曲部13cの存在により目視で容易に識別することができ、これにより、下部電極13に対する誘電体層15の位置合わせが容易になるため、誘電体層15の印刷位置ずれや、オーバーコート層17の印刷位置ずれを容易に抑制することができ、その結果、外部端子電極寸法のばらつきが小さく、かつ表面平滑性も優れているものが得られるという効果を有するものである。
【0025】
また、前記位置決め部は、下部電極13における誘電体層15を形成する部分13aとそれ以外の部分13bとの間に屈曲部13cを設けることにより構成しているため、簡単な手段により得ることができ、コスト的にも安価に得られるものである。
【0026】
なお、上記本発明の一実施の形態における厚膜コンデンサにおいては、誘電体層15を基板11の略中央部に位置させるための位置決め部を設ける手段として、複数個の下部電極13における誘電体層15を形成する部分13aとそれ以外の部分13bとの間の屈曲部13cを設けて差別化し、この屈曲部13cを位置決め部としていたが、これ以外に、図3(a)に示すように、複数個の下部電極13における誘電体層15を形成する部分13aとそれ以外の部分13bとの間に切り欠き部13dを設けて差別化し、この切り欠き部13dを位置決め部としたり、あるいは図3(b)に示すように、複数個の下部電極13における誘電体層15を形成する部分13aとそれ以外の部分13bの下部電極形状をそれぞれ異ならせて差別化し、それらの境界部13eを位置決め部とするようにしても、上記本発明の一実施の形態における厚膜コンデンサと同様の効果が得られるものである。
【0027】
また、上記本発明の一実施の形態における厚膜コンデンサにおいては、極性を有する厚膜チップCネットワークに適用したものについて説明したが、厚膜3端子コンデンサアレイや厚膜チップRCネットワークなどの複合部品に適用した場合でも、上記本発明の一実施の形態における厚膜コンデンサと同様の効果が得られるものである。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明の厚膜コンデンサは、基板と、この基板上に形成された複数個の下部電極と、この下部電極の上に形成された誘電体層と、この誘電体層の上に形成された上部電極とを備え、前記複数個の下部電極に、誘電体層を基板の略中央部に位置させるための位置決め部を設けているため、前記下部電極における誘電体層を形成する部分とそれ以外の部分を、位置決め部の存在により目視で容易に識別することができ、これにより、下部電極に対する誘電体層の位置合わせが容易になるため、誘電体層の印刷位置ずれや、オーバーコート層の印刷位置ずれを容易に抑制することができ、その結果、外部端子電極寸法のばらつきが小さく、かつ表面平滑性も優れている厚膜コンデンサを提供できるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)本発明の一実施の形態における厚膜コンデンサの製造工程図
【図2】(a)〜(d)同製造工程断面図
【図3】(a)(b)本発明の他の実施の形態における厚膜コンデンサの下部電極の形状を示す上面図
【図4】(a)〜(d)従来の厚膜コンデンサの製造工程図
【図5】(a)〜(d)同製造工程断面図
【符号の説明】
11 基板
12,13,14 下部電極
13a 下部電極における誘電体層を形成する部分
13b それ以外の部分
13c 屈曲部(位置決め部)
13d 切り欠き部(位置決め部)
13e 境界部(位置決め部)
15 誘電体層
16 上部電極
17 オーバーコート層

Claims (4)

  1. 基板と、この基板上に形成された複数個の下部電極と、この下部電極の上に形成された誘電体層と、この誘電体層の上に形成された上部電極とを備え、前記複数個の下部電極に、誘電体層を基板の略中央部に位置させるための位置決め部を設けた厚膜コンデンサ。
  2. 複数個の下部電極における誘電体層を形成する部分とそれ以外の部分との間に屈曲部を設けて差別化し、この屈曲部を位置決め部とした請求項1記載の厚膜コンデンサ。
  3. 複数個の下部電極における誘電体層を形成する部分とそれ以外の部分との間に切り欠き部を設けて差別化し、この切り欠き部を位置決め部とした請求項1記載の厚膜コンデンサ。
  4. 複数個の下部電極における誘電体層を形成する部分とそれ以外の部分の下部電極形状をそれぞれ異ならせて差別化し、それらの境界部を位置決め部とした請求項1記載の厚膜コンデンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100699590B1 (ko) 2005-04-21 2007-03-23 삼성전기주식회사 상하 및 좌우 외부전극 형성 방법 및 그 방법에 의해제조된 전자부품

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