JP2004126096A - 情報カードとその利用システムの装置 - Google Patents

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JP2004126096A JP2002288393A JP2002288393A JP2004126096A JP 2004126096 A JP2004126096 A JP 2004126096A JP 2002288393 A JP2002288393 A JP 2002288393A JP 2002288393 A JP2002288393 A JP 2002288393A JP 2004126096 A JP2004126096 A JP 2004126096A
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Mitsufumi Misawa
三沢 充史
Kenji Kojima
小島 健嗣
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】画像情報と音声情報とを同時に鑑賞する動作を手軽に行える情報カードとその利用システムの装置を提供する。
【解決手段】カメラで撮影した画像を、非接触式ICカード30のシート状平面部30Aに現す手段と、カメラで画像を撮影した際の音声情報を、非接触式ICカード30に書き込み及び非接触式で読み取り可能に構成し、使用者が、カメラで撮影した画像とカメラで画像を撮影した際の音声情報とを、一度に鑑賞可能とする。また非接触式ICカード30は、非接触式で音声情報を出力させることができるので、その取り扱いを容易にできる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報カードとその利用システムの装置に係わり、特に、表面に写真等の画像を形成可能とすると共に音声情報を書き込み又は読み取り可能に構成した非接触式の情報カードと、この情報カードを用いて画像と音声とを同時に利用するシステムを構成するための、音声の記録機能を備えたカメラ装置等から得た音声情報を情報カードに書き込む機能を備えた画像形成装置及び情報カードから音声情報を読み取って音声を出力する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、オーディオ情報と静止画像の一体管理を可能としたオーディオ情報記録再生システムが提案されている。
【0003】
このオーディオ情報記録再生システムでは、電子カメラに音声情報の記録機能を持たせ、撮影した画像をプリントすると共に、メモリカードに記録した音声情報を光学的に読み取り可能なドットコードとしてプリントアウト用紙の裏面あるいは表面の空き領域に印刷記録する。そして、それぞれの写真をアルバム等に貼り付けた後でもこれを撮影した時等の音声情報を容易にペン型再生装置にて再生することができ、写真と音とを一体にしてその管理を容易にする(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、画像を表示したカードとしては、テレホンカードの一面に文字や画像を印刷したものと、その製造装置が提案されている(例えば、特許文献2、特許文献3参照。)。
【0005】
さらに情報を伝達可能なカードとしては、ICトレーディングカードを利用して情報を伝達するためのアダプタ装置が提案されている。
【0006】
このアダプタ装置は、携帯通信機器又は情報家電機器の外部コネクタに取り付ける。このアダプタ装置は、携帯通信機器又は情報家電機器から受け取った音声や音や文字や画像等のデータをプログラムソフトにより共通フォーマットデータに変換し、ICトレーディングカードに記録する。そして、このアダプタ装置を別の携帯通信機器又は情報家電機器の外部コネクタに取り付け、このICトレーディングカードに記録されている音声や音や文字や画像等のデータを再生できるようにするものである(例えば、特許文献4参照。)。
【0007】
非接触式ICカードとしては、コンピュータ装置で使用する非接触式ICカードログインシステム及びそのログイン方法が提案されている(例えば、特許文献5参照。)。
【0008】
さらに、非接触式ICカードに関しては、利用者毎に行動パターンが異なる大規模な施設において、情報案内プログラムを格納した非接触式ICカードを用い、各利用者に対する適切な情報の提供を行うための利用者検知機能を用いた情報案内方法及び利用者検知機能を有する情報案内システムが提案されている(例えば、特許文献6参照。)。
【0009】
音声記録を備えた写真フィルムスチルカメラシステムとしては、フィルムの磁気層に音声信号を記録し、これを磁気読み取り装置で読み取る手段、さらに、写真プリント被覆にディジタルブリスタマークの符号化形式で音声信号を記録する手段、写真プリント上にバーコードの符号化形式で音声信号を記録する手段が提案されている(例えば、特許文献7参照。)。
【0010】
【特許文献1】
特開平7−181606号公報
【特許文献2】
特開平11−28881号公報
【特許文献3】
特開平11−268464号公報
【特許文献4】
実用新案登録第3077613号公報
【特許文献5】
特開2000−250861公報
【特許文献6】
特開2000−29932公報
【特許文献7】
特開平5−224320号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来から音声情報を書き込み及び読み取り可能な記録媒体は種々存在する。このなかで、写真プリント自体に音声情報を書き込み及び読み取り可能とする構成を設け、撮像記録された画像情報と音声情報とを一体的に取り扱えるようにしたものには、写真プリントの余白又は裏面に磁気記録手段で音声情報を記録し、又は光学的に読み取り可能な記録手段で音声情報を記録したものがある。
【0012】
このような写真プリントに磁気記録手段又は光学的に読み取り可能な記録手段で音声情報を記録したものでは、音声を再生する際に、音声再生装置に音声情報を記録した写真プリントを通す操作や、ペン状の読み取り装置で音声情報を記録した部分をなぞるといった操作が必要となるので、写真プリントに一体的に記録した音声を再生するための操作が煩雑になるという問題がある。
【0013】
また、写真プリントに一体的に記録した音声を再生する操作を行っている際には、写真プリントが音声再生装置に通されていたり、写真プリント上をペン状の読み取り装置でなぞる動作中であるので、写真プリントの画像を十分に鑑賞するのに適さない状態となるので、使用者が写真プリントの画像を鑑賞しながら音声情報を聞くことにより、使用者が画像情報と音声情報とを同時に鑑賞するということが困難である。
【0014】
本発明は上記事実に鑑み、使用者が画像情報と音声情報とを同時に鑑賞するという動作を手軽に行えるようにした、情報カードとその利用システムの装置を新たに提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の情報カードは、作成した固有の画像を、非接触式ICカードのシート状平面部に現す画像表示手段と、固有の画像に対応する音声情報を、非接触式ICカードに書き込み及び非接触式で読み取り可能に構成した音声情報記録手段とを有することを特徴とする。
【0016】
上述のように構成することにより、一枚の非接触式ICカードに、作成した固有の画像と、固有の画像に対応する音声情報とを一まとめにして保存できるので、画像情報と対をなす音声情報との組みを、多数組み管理するのを容易にできる。さらに、使用者は、作成した固有の画像と固有の画像に対応する音声情報とを、一度に鑑賞可能とする。また、非接触式ICカードは、非接触式で音声情報を出力させることができるので、非接触式ICカードを音声再生装置に通したり、ペン状の読み取り装置で音声情報を記録した部分をなぞるといった煩雑な操作が不要であるからその取り扱いを容易にできる。
【0017】
本発明の請求項2に記載の画像形成処理を行う情報カードの利用システムの装置は、音声及び画像情報入力処理部から入力された画像情報に基づいて、非接触式ICカードのシート状平面部に画像を形成する画像形成部と、音声及び画像情報入力処理部から入力された画像情報に基づいて、非接触式ICカードの音声情報記録手段に音声情報を書き込む音声データ書き込み装置とを有することを特徴とする。
【0018】
上述のように構成することにより、一枚の非接触式ICカードのシート状平面部には作成した固有の画像を画像形成部によって形成すると共に、非接触式ICカードの音声情報記録手段には音声データ書き込み装置によって固有の画像に対応する音声情報を書き込むことができる。よって一枚の非接触式ICカードに、画像情報と対をなす音声情報との組みを一まとめにして記録する作業を一度に行えるので作業効率を向上できる。
【0019】
本発明の請求項3に記載の音声再生処理を行う情報カードの利用システムの装置は、作成した固有の画像がシート状平面部に現され、かつ作成した固有の画像に対応する音声情報が書き込まれた非接触式ICカードが検知エリア内に入ると、非接触式ICカードに記憶されている音声情報を非接触状態で読み出してスピーカから出力することを特徴とする。
【0020】
上述のように構成することにより、使用者は、鑑賞の対象となる一枚の非接触式ICカードを選び出して、この画像が形成された非接触式ICカードを、普通に写真をみるように手にとって、音声再生用の装置における所定の読み取り範囲内(検知エリア内)へ非接触式ICカードをかざすように接近させる。すると、音声再生用の装置から非接触式ICカードに記憶されている音声が聞こえてくる。よって、使用者は、非接触式ICカードを利用して普通に写真をみるように手にとって画像を鑑賞しながら、非接触式ICカードに記憶されている音声を同時に聞くことができ、使用者の視覚と聴覚とを同時に働かせてより充実した鑑賞を可能とする。また、非接触式ICカードは、非接触式で音声情報を出力させることができるので、音声再生用の装置における所定の読み取り範囲内(検知エリア内)へ非接触式ICカードを接近させるだけの容易な動作で音声の再生をできるから、音声情報を聞くための操作を容易にできる。
【0021】
請求項4の発明は、請求項1に記載の情報カードにおいて、画像表示手段が、非接触式ICカードの平面部に感熱材料を塗布して感熱プリンタで任意の画像を形成可能に構成されていることを特徴とする。
【0022】
上述のように構成することにより、請求項1に記載の情報カードにおける作用及び効果に加えて、このように構成した非接触式ICカードは、一般に利用されている感熱材料と同様に扱って、感熱プリンタで任意の画像を容易に形成可能となる。
【0023】
請求項5の発明は、請求項1に記載の情報カードにおいて、画像表示手段が、非接触式ICカードの平面部にサーモオートクローム方式の感受層を設けてサーモオートクローム方式のプリンタで任意の画像を形成可能に構成されていることを特徴とする。
【0024】
上述のように構成することにより、請求項1に記載の情報カードにおける作用及び効果に加えて、このように構成した非接触式ICカードは、一般に利用されているサーモオートクローム方式の感受層を設けた用紙と同様に扱って、サーモオートクローム方式のプリンタで任意の画像を容易に形成可能となる。
【0025】
請求項6の発明は、請求項1に記載の情報カードにおいて、画像表示手段が、非接触式ICカードの平面部にインクジェットプリント用の表皮を設けてインクジェットプリンタにより任意の画像を形成できるように構成されていることを特徴とする。
【0026】
上述のように構成することにより、請求項1に記載の情報カードにおける作用及び効果に加えて、このように構成した非接触式ICカードは、一般に利用されているインクジェットプリント用の表皮を設けた用紙と同様に扱って、インクジェットプリンタで任意の画像を容易に形成可能となる。
【0027】
本発明の請求項7に記載の音声再生処理を行う情報カードの利用システムの装置は、作成した固有の画像がシート状平面部に現され、かつ作成した固有の画像に対応する音声情報が書き込まれた非接触式ICカードが検知エリア内に入ると、非接触式ICカードに記憶されている音声情報を非接触状態で読み出してスピーカから出力する機能を有する携帯電話器として構成されたことを特徴とする。
【0028】
上述のように構成することにより、使用者は、鑑賞の対象となる一枚の非接触式ICカードを選び出して、この画像が形成された非接触式ICカードを、普通に写真をみるように手にとって、音声再生用の装置としての携帯電話器における所定の読み取り範囲内(検知エリア内)へ非接触式ICカードをかざすように接近させる。すると、音声再生用の装置を兼ねる携帯電話器から非接触式ICカードに記録されている音声が聞こえてくる。よって、使用者は、非接触式ICカードを利用して普通に写真をみるように手にとって画像を鑑賞しながら、非接触式ICカードに記憶されている音声を同時に聞くことができ、使用者の視覚と聴覚とを同時に働かせてより充実した鑑賞を可能とする。また、非接触式ICカードは、非接触式で音声情報を出力させることができるので、音声再生用の装置を兼ねる携帯電話器における所定の読み取り範囲内(検知エリア内)へ非接触式ICカードを接近させるだけの容易な動作で音声の再生をできるから、音声情報を聞くための操作を容易にできる。また、携帯電話器に新たに音声データ読み取る機能を付加し、携帯電話器における本来の機能用の音声データ処理部、音声再生部及びスピーカ等を兼用するようにした場合には、その構成を簡素化し廉価な製品を提供可能とできる。さらに、携帯電話器に音声再生用の装置の機能を持たせた場合には、専用の音声再生装置を持ち歩かなくても携帯電話器を携行していれば、いつでも非接触式ICカードから音声情報を聞けるので便利である。
【0029】
本発明の請求項8に記載の音声再生処理を行う情報カードの利用システムの装置は、作成した固有の画像がシート状平面部に現され、かつ作成した固有の画像に対応する音声情報が書き込まれた非接触式ICカードが検知エリア内に入ると、非接触式ICカードに記憶されている音声情報を非接触状態で読み出してスピーカから出力する機能を有するカメラ装置として構成されたことを特徴とする。
【0030】
上述のように構成することにより、使用者は、鑑賞の対象となる一枚の非接触式ICカードを選び出して、この画像が形成された非接触式ICカードを、普通に写真をみるように手にとって、音声再生用の装置としてのカメラ装置における所定の読み取り範囲内(検知エリア内)へ非接触式ICカードをかざすように接近させる。すると、音声再生用の装置を兼ねるカメラ装置から非接触式ICカードに記録されている音声が聞こえてくる。よって、使用者は、非接触式ICカードを利用して普通に写真をみるように手にとって画像を鑑賞しながら、非接触式ICカードに記憶されている音声を同時に聞くことができ、使用者の視覚と聴覚とを同時に働かせてより充実した鑑賞を可能とする。また、非接触式ICカードは、非接触式で音声情報を出力させることができるので、音声再生用の装置を兼ねるカメラ装置における所定の読み取り範囲内(検知エリア内)へ非接触式ICカードを接近させるだけの容易な動作で音声の再生をできるから、音声情報を聞くための操作を容易にできる。さらに、音声再生用の装置を兼ねるカメラ装置を携行していれば、いつでも非接触式ICカードから音声情報を聞けるので便利である。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の情報カードとその利用システムの装置に係る実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係わる、情報カードを用いて画像と音声とを同時に利用するシステムを構成するための、音声の記録機能を備えたカメラ装置は、音声情報と画像情報とを同時に取り扱えるようにするため、図1に示すように構成する。
【0032】
この図1に示すカメラ装置10は、いわゆるデジタルカメラとして構成する。このカメラ装置10は、図示しない光学ユニットにおけるオートフォーカス機構のレンズ駆動モータでズームレンズ12を移動制御し、レンズ12の光軸後方に配設されたCCD(Charge Coupled Device)ユニット(撮像素子ユニット)14上に被写体像を結像させるように構成する。このCCDユニット14は、被写体像の画像信号を画像信号処理部16へ送信する。
【0033】
この画像信号処理部16は、カメラ装置10全体の動作を司る図示しないCPU(中央演算処理装置)により動作制御されるもので、使用者がシャッタを切ったときにCCDユニット14から入力されたアナログ画像信号をデジタル画像データに変換するアナログ/デジタル変換機能(A/Dコンバータ)と、所定容量のラインバッファを内蔵すると共に生成したデジタル画像データに対して所定のデジタル信号処理を施し、さらに必要に応じて所定の圧縮形式でデジタル画像データに対して圧縮処理を施すと共に、圧縮処理されたデジタル画像データに対して伸張処理を施す圧縮・伸張機能とを有する。
【0034】
例えば、この画像信号処理部16では、CCDユニット14から出力された被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)の信号を、順次A/Dコンバータに入力して、各々12ビットのR、G、B信号(以下、「デジタル画像データ」という。)に変換する。このように生成されたデジタル画像データは、CPUによって、光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データに生成し、更にYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、このYC信号を、所定の圧縮形式(本実施の形態では、静止画像のデジタル画像データを圧縮する圧縮形式として、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式を適用する)で圧縮した後に音声及び画像情報出力部20へ送信する。
【0035】
このカメラ装置10は、音声情報を記録するため、カメラ装置10本体にマイクロホン18を配置し、使用者がシャッタを切った前後の所定時間中に、マイクロホン18で生成したアナログ音声信号を音声信号処理部22へ送信する。この音声信号処理部22では、必要に応じて、入力されたアナログ音声信号をデジタル音声データ(音声情報)に変換し、所定の圧縮形式(例えば、いわゆるMP3形式)で圧縮した後に、この音声データを音声及び画像情報出力部20へ送信する。
【0036】
音声及び画像情報出力部20では、ある時に一度シャッタを切った際における静止画像のデジタル画像データと音声データ(音声情報)とを一対一に対応させるよう関連付けて、記録媒体(記録メディア)に書き込む動作を実行可能に構成する。すなわち、カメラ装置10が有するシャッタを切った際に関わるデジタル画像データのファイルと音声データとを関連付けて記憶する、いわゆるボイスメモ機能を利用して、静止画像のデジタル画像データと音声データとを関連付けて、記録媒体(記録メディア)に書き込む動作を実行可能に構成する。
【0037】
この音声及び画像情報出力部20は、例えば、スマート・メディア、ICカード(ICメモリ)、CD−R、CD−RW等の可搬型の記録メディア24を装着可能に構成し、この記録メディア24に各静止画像のデジタル画像データとこれに対応する各音声データとをそれぞれ関連付けて順次記録する。
【0038】
なお、音声及び画像情報出力部20で、各静止画像のデジタル画像データとこれに対応する各音声データとをそれぞれ関連付けて順次記録した記録メディア24は、別途図示しないパーソナルコンピュータ等で各静止画像のデジタル画像データとこれに対応する各音声データとを修正し若しくは書き換え又は新たに書き加える加工をしても良い。
【0039】
このようにして各静止画像のデジタル画像データとこれに対応する各音声データとがそれぞれ関連付けて順次記録された記録メディア(ICメモリ)24は、カメラ装置10から取り出されて、図2に示す、情報カードを用いて画像と音声とを同時に利用するシステムを構成するための画像形成装置26にセットされ、非接触式の情報カード30に音声情報と画像情報とを書き込むのに利用される。
【0040】
この非接触式の情報カード30は、薄肉平板状に形成し、その一部に、電磁誘導コイル31付きのICモジュール32を埋設して形成する。
【0041】
この電磁誘導コイル31付きのICモジュール32は、送受信及び信号の入出力といった外部とのデータ通信をするための制御を実行するCPU(中央演算処理装置)と、音声情報記録手段として利用可能なEEPROM又はRAM等の書き換え可能な記憶素子とを有する。
【0042】
さらに、この電磁誘導コイル31付きのICモジュール32は、CPU等が動作する上で必要な電力を電磁誘導コイル31で、無線により外部から得ると共に、記憶素子に音声情報を記録し、又は予め記録された音声情報を電磁誘導コイル31で、無線により外部へ出力するための機能を有する。
【0043】
これと共に、非接触式の情報カード30は、作成した固有の画像を現すための画像表示手段として、その平面部に画像を形成可能に構成した画像形成面部30Aを設ける。この画像形成面部30Aは、画像形成面部30Aの平面部に、サーマル記録手段(温度の高低又は熱量の大小を画像形成手段とするもの)により任意の画像を形成可能となるように、例えば感熱材料を塗布して構成する。
【0044】
または、画像表示手段としての画像形成面部30Aは、画像形成面部30Aの平面部に、任意の画像を形成するためのTA感受層を塗布して構成しても良い。
【0045】
さらに、画像表示手段としての画像形成面部30Aは、画像形成面部30Aの平面部に、インクジェット記録手段によって任意の画像を形成できるよう、インクジェットプリント用の表皮(例えば白色顔料をコートして構成したコート層)を設けても良い。
【0046】
なお、画像表示手段としての画像形成面部30Aは、画像形成面部30Aの平面部に電子写真記録手段(電子写真プロセス例えば、カールソン法)で画像を形成し、若しくはいわゆるデジタルペーパ(リライタブル記録、ペーパライクディスプレイの機能を有するもので、例えば液晶方式、電気泳動方式、粉体移動方式、ツイストボール方式等がある。)又は画像形成面部30Aの平面部に感光層を形成して露光後現像処理して写真プリントを形成する手段等の、画像形成面部30Aの平面部に任意の画像を形成するための種々の構成を採り得る。
【0047】
図2に示すように、情報カードを用いて画像と音声とを同時に利用するシステムを構成するための画像形成装置26は、その音声及び画像情報入力処理部28に記録メディア(ICメモリ)24を着脱可能にセットし、記録メディア24に記録された各静止画像のデジタル画像データとこれに対応する各音声データ(音声情報)とをそれぞれ読み出すように構成する。
【0048】
なお図示しないが、カメラ装置10の接続端子から画像形成装置26の接続端子へとケーブルで直接接続し、各静止画像のデジタル画像データとこれに対応する各音声データとをそれぞれ関連付けた状態で、音声及び画像情報入力処理部28へ直接送信するように構成しても良い。
【0049】
この図2に示す画像形成装置26では、音声及び画像情報入力処理部28で読み出した静止画像のデジタル画像データを画像情報処理部34へ送信する。
【0050】
また、画像形成装置26では、例えば、使用者が別途パーソナルコンピュータ(パソコン)で作成した静止画像(インターネットからダウンロードした動画像を利用して作成した静止画像又は種々の画像をもとに作成した合成静止画像等)を取り入れるようにしても良い。
【0051】
さらに、使用者が自ら書いた絵やイラスト等をスキャナで読み取って作成した静止画像のデジタル画像データを、音声及び画像情報入力処理部28から取り入れるようにしても良い。
【0052】
また、この場合に使用者は、カメラ装置10以外で作成した各静止画像の画像データに対応する各音声データ(音声情報)を、例えばマイクロホンを利用してパーソナルコンピュータに取り込み音声ファイルを作成する。そして、パーソナルコンピュータで作成された音声ファイルの音声データ(音声情報)は、画像形成装置26の音声及び画像情報入力処理部28から取り入れられ、利用される。
【0053】
画像形成装置26の画像情報処理部34では、送信されて来た静止画像のデジタル画像データに対して、必要に応じて所要のデジタル信号処理を施し、さらに圧縮処理されたデジタル画像データに対して伸張処理を施して画像形成部36へ送信する。
【0054】
この画像形成部36では、送信されて来た静止画像のデジタル画像データに基づいて非接触式の情報カード30の画像形成面部30A上に画像を現す処理を実行する。
【0055】
このため、画像形成部36は、非接触式の情報カード30の記録手段に対応して構成するもので、例えば画像形成面部30Aがサーマル記録手段に対応する構成である場合には、画像形成部36をサーマルプリンタ等で構成する。
【0056】
また、画像形成面部30Aが、TA(サーモオートクローム方式)感受層を塗布して構成したものである場合は、画像形成部36を、画像形成面部30Aにサーマルヘッドによって感熱し画像を形成した後に紫外線を照射して定着させるTA方式プリンタで構成する。なお、このTA方式の画像形成手段は、光定着形直接感熱記録方式による画像形成手段である。このTA(サーモオートクローム方式)感受層は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の3原色に発色する熱発色層を積層して設け、これらの熱発色層に含まれるマイクロカプセルに発色素材を内包させて構成する。このマイクロカプセルには、それ自体に濃度階調を持たせてある。そして、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の3原色に発色する熱発色層を積層したものを、サーマルヘッドによって感熱し画像を形成した後に紫外線を照射して定着させ写真プリントのような画像を形成するものである。
【0057】
非接触式の情報カード30の画像形成面部30Aがインクジェットプリント用の表皮を設けて構成されている場合には、インクジェットプリンタ等のインクジェット記録手段で構成する。
【0058】
さらに、画像形成面部30Aが電子写真記録手段で画像を形成するように構成されている場合には、画像形成部36を電子写真プロセス例えばカールソン法で画像を形成する装置として構成する。
【0059】
また、非接触式の情報カード30が、いわゆるデジタルペーパで構成されている場合には、画像形成部36をデジタルペーパに画像情報を供給する装置として構成する。
【0060】
これと共に、非接触式の情報カード30における画像形成面部30Aの平面に感光層が形成されている場合には、この感光層に対して露光後現像処理を施して写真プリントを形成する露光現像装置として構成する。
【0061】
この図2に示す画像形成装置26では、音声及び画像情報入力処理部28で読み出した各音声データを音声情報処理部38へ送信する。この音声情報処理部38では、送信されて来た音声データに対して、必要に応じて所要のデジタル信号処理を施し、さらに圧縮処理された音声データに対して伸張処理を施して音声データ書き込み装置40(ライタ)へ送信する。
【0062】
音声データ書き込み装置40では、送信されて来た音声データに基づいて非接触式の情報カード30のICモジュール32に音声データを書き込む処理を実行する。
【0063】
このため音声データ書き込み装置40は、電磁誘導によってICモジュール32の電源回路に電源を供給する手段と、ICモジュール32のCPU等をコントロールするための制御信号をICモジュール32との間で送受信する手段と、ICモジュール32の音声情報記録手段として利用される書き換え可能な記憶素子に記憶させる音声データをICモジュール32へ送信する手段とを設ける。
【0064】
そして、音声データ書き込み装置40は、電源を供給する手段を作動させて、電磁誘導コイル31を利用して電磁誘導によりICモジュール32の電源回路に電源を供給しながら、ICモジュール32のCPUとの間で制御のための信号を送受信して、ICモジュール32のCPUを動作させ、ICモジュール32に所要の音声データを記憶させる動作を実行する。
【0065】
また、この情報カードとその利用システムでは、画像形成装置26の音声情報処理部38で、音声データを、音声合成チップを利用して合成音声を出力させるための音声用コードに変換し、音声情報の情報量を少なくする手段を利用しても良い。
【0066】
この場合には、図6に示すように画像形成装置26を構成する。すなわち、この画像形成装置26では、その音声及び画像情報入力処理部28に記録メディア(ICメモリ)24をセットし、記録メディア24に記録された各静止画像のデジタル画像データとこれに対応する各音声データ(音声情報)とをそれぞれ読み出す。
【0067】
次に、この図6に示す画像形成装置26では、音声及び画像情報入力処理部28で読み出した各音声データを音声情報処理部38へ送信する。この音声情報処理部38では、送信されて来た音声データに対して、必要に応じて所要のデジタル信号処理を施し、さらに圧縮処理された音声データに対して伸張処理を施して音声識別部39へ送信する。
【0068】
この音声識別部39では、音声データを分析し、例えば、単音節認識手段又は単語認識手段による音声認識をして音声コード変換部41へ送信する。この音声コード変換部41では、音声認識された言葉(単音節又は単語)を対応する音声コードに変換すると共に、音声コード変換部41に設けたライタの機能によって変換した音声コードを非接触式の情報カード30のICモジュール32に書き込む処理を実行する。
【0069】
このように音声情報をコード化して利用する場合には、ICモジュール32が記憶することになる情報量を少なくできるので、実用的な非接触式の情報カード30を構成できる。
【0070】
なお、音声情報のコード化処理は、前述したカメラ装置10の音声信号処理部22で行うように構成しても良い。
【0071】
また、この図6に示す画像形成装置26では、前述した図2に示す画像形成装置26と同様にして、静止画像のデジタル画像データに基づいて非接触式の情報カード30の画像形成面部30A上に画像を現す処理を実行する。
【0072】
なお、図6に示す画像形成装置26における以上説明した以外の構成、作用、及び効果は前述した図2に示す画像形成装置26と同様であるので、その説明を省略する。
【0073】
このようにして画像形成装置26により、画像形成面部30Aに画像が現され、かつICモジュール32に音声情報が格納された非接触式の情報カード30は、画像形成装置26から取り出されて、使用者の利用に供される。
【0074】
この非接触式の情報カード30は、画像を鑑賞することに利用可能である。さらに、使用者が非接触式の情報カード30の画像を鑑賞すると同時に音声情報を聞き取る場合には、情報カードを用いて画像と音声とを同時に利用するシステムを構成するための、非接触式の情報カード30から音声情報を読み取って音声を出力する装置である音声再生装置42を使用する。
【0075】
この音声再生装置42は、その装置本体の上部所定部所に、音声データ読み取り装置44を配置する。この音声データ読み取り装置44は、非接触式の情報カード30のICモジュール32から音声データを読み取る処理を実行する。
【0076】
このため音声データ読み取り装置44は、電磁誘導によってICモジュール32の電源回路に電源を供給する手段と、ICモジュール32のCPUをコントロールするための制御信号をICモジュール32との間で送受信する手段と、ICモジュール32に記録されている音声データを受信する手段とを設ける。
【0077】
そして、音声データ読み取り装置44は、非接触式の情報カード30が所定の通信範囲内(検知エリア内)に接近すると、電源を供給する手段を作動させて電磁誘導によりICモジュール32の電源回路に電源を供給しながら、ICモジュール32のCPUとの間で制御のための信号を送受信してICモジュール32のCPUを動作させ、ICモジュール32に記憶されている音声データを読み取って受信する動作を実行する。
【0078】
音声データ読み取り装置44は、ICモジュール32から受信した音声データを音声データ処理部46へ送信する。音声データ処理部46では、必要に応じて、受信した音声データが所定の圧縮形式で圧縮処理されている場合には、音声データに対して伸張処理を施し、デジタル音声データをアナログ音声信号に変換した後に、この音声信号を音声再生部48へ送信する。
【0079】
この音声再生部48は、受信した音声信号を増幅してスピーカ50へ出力し、スピーカ50を駆動して非接触式の情報カード30のICモジュール32に記録されていた音声を出力させる。
【0080】
次に、ICモジュール32に音声情報としての音声コードが格納された非接触式の情報カード30を利用可能な音声再生装置42について図7により説明する。
【0081】
この音声再生装置42は、その装置本体の上部所定部所に、音声コード読み取り部45を配置する。この音声コード読み取り部45は、非接触式の情報カード30のICモジュール32から音声コードを読み取る処理を実行可能に構成する。
【0082】
音声コード読み取り部45は、ICモジュール32から受信した音声コードを音声合成処理部47へ送信する。音声合成処理部47では、例えば、録音編集方式、素片編集方式、分析合成方式又は規則合成方式等の手段を用いて、受信した音声コードに対応する合成音の音声信号を作成した後に、この合成音の音声信号を音声再生部48へ送信する。
【0083】
この音声再生部48は、受信した合成音の音声信号を増幅してスピーカ50へ出力し、スピーカ50を駆動して非接触式の情報カード30のICモジュール32に記録されていた音声を出力させる。
【0084】
なお、図7に示す音声再生装置42における以上説明した以外の構成、作用、及び効果は前述した図3に示す音声再生装置42と同様であるので、その説明を省略する。
【0085】
次に、この情報カードを用いて画像と音声とを同時に利用するシステムにおける音声再生装置42の使用方法について、図4により説明する。
【0086】
使用者は、鑑賞の対象となる非接触式の情報カード30を選び出して、この非接触式の情報カード30を画像形成面部30Aが見えるようにして、すなわち普通に写真をみるように手にとって、音声再生装置42における音声データ読み取り装置44(音声コードが記録されている場合は、音声コード読み取り部45)が配置されている所定の読み取り範囲内(検知エリア内)へ非接触式の情報カード30をかざすように接近させる。すると、音声再生装置42から非接触式の情報カード30のICモジュール32に記憶されている音声が聞こえてくる。
【0087】
よって、使用者は、非接触式の情報カード30を普通に写真をみるように手にとって、その画像形成面部30Aにある画像を鑑賞しながら、ICモジュール32に記憶されている音声を同時に聞くことができ、使用者の視覚と聴覚とを同時に働かせてより充実した感慨にふけることができる。
【0088】
また、使用者は、例えば非接触式の情報カード30複数を束にしたものの中から、所望の非接触式の情報カード30を選んで音声再生装置42の上にかざすだけの簡単な操作だけで各非接触式の情報カード30のICモジュール32から音声の再生を自動的に行えるので、煩わしい操作が不要であり、手軽に非接触式の情報カード30を扱って、新鮮な驚きを味わうことができる。
【0089】
また、音声再生装置42は、それ自体で独立した装置として構成する他に、例えば図5に示すように携帯電話器52に装備させるよう構成することもできる。
【0090】
この携帯電話器52に音声再生装置42の機能を持たせる場合には、図示しないが携帯電話器52に新たに音声データ読み取り装置44(音声コードが記録されている場合は、音声コード読み取り部45と音声合成処理部47)を装着し、携帯電話器52における本来の機能用の音声データ処理部46(必要に応じて利用する)、音声再生部48及びスピーカ50を兼用して、構成を簡素化し廉価な製品を提供可能とすることができる。
【0091】
また、携帯電話器52に音声再生装置42の機能を持たせた場合には、音声再生装置42を持ち歩かなくても携帯電話器52を携行していれば、いつでも非接触式の情報カード30から音声情報を聞けるので便利である。
【0092】
さらに、音声再生装置42は、図示しないが、例えばカメラ装置に装備させるよう構成することもできる。
【0093】
このカメラ装置に音声再生装置42の機能を持たせる場合には、音声再生装置42を持ち歩かなくてもカメラ装置を携行していれば、いつでも非接触式の情報カード30から音声情報を聞けるので便利である。
【0094】
【発明の効果】
本発明の情報カードは、第1に、作成した固有の画像を、非接触式ICカードのシート状平面部に現す画像表示手段と、固有の画像に対応する音声情報を、非接触式ICカードに書き込み及び非接触式で読み取り可能に構成した音声情報記録手段とを設けて構成する。
【0095】
これにより一枚の非接触式ICカードに、作成した固有の画像と、固有の画像に対応する音声情報とを一まとめにして保存できるので、画像情報と対をなす音声情報との組みを、多数組み管理するのを容易にできる。さらに、使用者は、作成した固有の画像と固有の画像に対応する音声情報とを、一度に鑑賞可能とする。また、非接触式ICカードは、非接触式で音声情報を出力させることができるので、非接触式ICカードを音声再生装置に通したり、ペン状の読み取り装置で音声情報を記録した部分をなぞるといった煩雑な操作が不要であるからその取り扱いを容易にできるという効果がある。
【0096】
第2に、本発明の画像形成処理を行う情報カードの利用システムの装置は、音声及び画像情報入力処理部から入力された画像情報に基づいて、非接触式ICカードのシート状平面部に画像を形成する画像形成部と、音声及び画像情報入力処理部から入力された画像情報に基づいて、非接触式ICカードの音声情報記録手段に音声情報を書き込む音声データ書き込み装置とを設けて構成する。
【0097】
これにより、一枚の非接触式ICカードのシート状平面部には作成した固有の画像を画像形成部によって形成すると共に、非接触式ICカードの音声情報記録手段には音声データ書き込み装置によって固有の画像に対応する音声情報を書き込むことができる。よって一枚の非接触式ICカードに、画像情報と対をなす音声情報との組みを一まとめにして記録する作業を一度に行えるので作業効率を向上できるという効果がある。
【0098】
第3に、本発明の音声再生処理を行う情報カードの利用システムの装置は、作成した固有の画像がシート状平面部に現され、かつ作成した固有の画像に対応する音声情報が書き込まれた非接触式ICカードが検知エリア内に入ると、非接触式ICカードに記憶されている音声情報を非接触状態で読み出してスピーカから出力するよう構成する。
【0099】
これにより、使用者は、鑑賞の対象となる一枚の非接触式ICカードを選び出して、この画像が形成された非接触式ICカードを、普通に写真をみるように手にとって、音声再生用の装置における所定の読み取り範囲内(検知エリア内)へ非接触式ICカードをかざすように接近させる。すると、音声再生用の装置から非接触式ICカードに記憶されている音声が聞こえてくる。よって、使用者は、非接触式ICカードを利用して普通に写真をみるように手にとって画像を鑑賞しながら、非接触式ICカードに記憶されている音声を同時に聞くことができ、使用者の視覚と聴覚とを同時に働かせてより充実した鑑賞を可能とする。また、非接触式ICカードは、非接触式で音声情報を出力させることができるので、音声再生用の装置における所定の読み取り範囲内(検知エリア内)へ非接触式ICカードを接近させるだけの容易な動作で音声の再生をできるから、音声情報を聞くための操作を容易にできるという効果がある。
【0100】
第4に、作成した固有の画像を非接触式ICカードのシート状平面部に現す画像表示手段は、非接触式ICカードの平面部に感熱材料を塗布して感熱プリンタで任意の画像を形成可能に構成する。
【0101】
このように構成した非接触式ICカードは、一般に利用されている感熱材料と同様に扱って、感熱プリンタで任意の画像を容易に形成可能となるという効果がある。
【0102】
第5に、作成した固有の画像を非接触式ICカードのシート状平面部に現す画像表示手段は、非接触式ICカードの平面部にサーモオートクローム方式の感受層を設けてサーモオートクローム方式のプリンタで任意の画像を形成可能に構成する。
【0103】
このように構成した非接触式ICカードは、一般に利用されているサーモオートクローム方式の感受層を設けた用紙と同様に扱って、サーモオートクローム方式のプリンタで任意の画像を容易に形成可能となるという効果がある。
【0104】
第6に、作成した固有の画像を非接触式ICカードのシート状平面部に現す画像表示手段は、非接触式ICカードの平面部にインクジェットプリント用の表皮を設けてインクジェットプリンタにより任意の画像を形成できるように構成する。
【0105】
このように構成した非接触式ICカードは、一般に利用されているインクジェットプリント用の表皮を設けた用紙と同様に扱って、インクジェットプリンタで任意の画像を容易に形成可能となるという効果がある。
【0106】
第7に、本発明の音声再生処理を行う情報カードの利用システムの装置は、作成した固有の画像がシート状平面部に現され、かつ作成した固有の画像に対応する音声情報が書き込まれた非接触式ICカードが検知エリア内に入ると、非接触式ICカードに記憶されている音声情報を非接触状態で読み出してスピーカから出力する機能を有する携帯電話器として構成する。
【0107】
これにより、使用者は、鑑賞の対象となる一枚の非接触式ICカードを選び出して、この画像が形成された非接触式ICカードを、普通に写真をみるように手にとって、音声再生用の装置としての携帯電話器における所定の読み取り範囲内(検知エリア内)へ非接触式ICカードをかざすように接近させる。すると、音声再生用の装置を兼ねる携帯電話器から非接触式ICカードに記録されている音声が聞こえてくる。よって、使用者は、非接触式ICカードを利用して普通に写真をみるように手にとって画像を鑑賞しながら、非接触式ICカードに記憶されている音声を同時に聞くことができ、使用者の視覚と聴覚とを同時に働かせてより充実した鑑賞を可能とする。また、非接触式ICカードは、非接触式で音声情報を出力させることができるので、音声再生用の装置を兼ねる携帯電話器における所定の読み取り範囲内(検知エリア内)へ非接触式ICカードを接近させるだけの容易な動作で音声の再生をできるから、音声情報を聞くための操作を容易にできるという効果がある。また、携帯電話器に新たに音声データ読み取る機能を付加し、携帯電話器における本来の機能用の音声データ処理部、音声再生部及びスピーカ等を兼用するようにした場合には、その構成を簡素化し廉価な製品を提供可能とできる。さらに、携帯電話器に音声再生用の装置の機能を持たせた場合には、専用の音声再生装置を持ち歩かなくても携帯電話器を携行していれば、いつでも非接触式ICカードから音声情報を聞けるので便利であるという効果がある。
【0108】
第8に、本発明の音声再生処理を行う情報カードの利用システムの装置は、作成した固有の画像がシート状平面部に現され、かつ作成した固有の画像に対応する音声情報が書き込まれた非接触式ICカードが検知エリア内に入ると、非接触式ICカードに記憶されている音声情報を非接触状態で読み出してスピーカから出力する機能を有するカメラ装置として構成する。
【0109】
これにより、使用者は、鑑賞の対象となる一枚の非接触式ICカードを選び出して、この画像が形成された非接触式ICカードを、普通に写真をみるように手にとって、音声再生用の装置としてのカメラ装置における所定の読み取り範囲内(検知エリア内)へ非接触式ICカードをかざすように接近させる。すると、音声再生用の装置を兼ねるカメラ装置から非接触式ICカードに記録されている音声が聞こえてくる。よって、使用者は、非接触式ICカードを利用して普通に写真をみるように手にとって画像を鑑賞しながら、非接触式ICカードに記憶されている音声を同時に聞くことができ、使用者の視覚と聴覚とを同時に働かせてより充実した鑑賞を可能とするという効果がある。また、非接触式ICカードは、非接触式で音声情報を出力させることができるので、音声再生用の装置を兼ねるカメラ装置における所定の読み取り範囲内(検知エリア内)へ非接触式ICカードを接近させるだけの容易な動作で音声の再生をできるから、音声情報を聞くための操作を容易にできる。さらに、音声再生用の装置を兼ねるカメラ装置を携行していれば、いつでも非接触式ICカードから音声情報を聞けるので便利であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報カードとその利用システムの装置に関する実施の形態に係るカメラ装置部分を示す概略構成図である。
【図2】本発明の情報カードとその利用システムの装置に関する実施の形態に係る画像形成装置部分を示す概略構成図である。
【図3】本発明の情報カードとその利用システムの装置に関する実施の形態に係る音声再生装置を示す概略構成図である。
【図4】本発明の情報カードとその利用システムの装置に関する実施の形態に係る音声再生装置を利用して非接触式の情報カードの画像情報と音声情報とを同時に鑑賞する状態を示す概略斜視図である。
【図5】本発明の情報カードとその利用システムの装置に関する実施の形態に係る音声再生装置の構成を具備する携帯電話器を利用して非接触式の情報カードの画像情報と音声情報とを同時に鑑賞する状態を示す概略斜視図である。
【図6】本発明の情報カードとその利用システムの装置に関する実施の形態に係る、音声コードを利用する画像形成装置部分を示す概略構成図である。
【図7】本発明の情報カードとその利用システムの装置に関する実施の形態に係る音声コードを利用した非接触式の情報カードに対応する音声再生装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10 カメラ装置
18 マイクロホン
20 画像情報出力部
22 音声信号処理部
24 記録メディア
26 画像形成装置
28 画像情報入力処理部
30 非接触式の情報カード
30A    画像形成面部
32 ICモジュール
38 音声情報処理部
40 音声データ書き込み装置
42 音声再生装置
44 音声データ読み取り装置
46 音声データ処理部
48 音声再生部
50 スピーカ
52 携帯電話器

Claims (8)

  1. 作成した固有の画像を、非接触式ICカードのシート状平面部に現す画像表示手段と、
    前記固有の画像に対応する音声情報を、前記非接触式ICカードに書き込み及び非接触式で読み取り可能に構成した音声情報記録手段と、
    を有することを特徴とする情報カード。
  2. 音声及び画像情報入力処理部から入力された画像情報に基づいて、非接触式ICカードのシート状平面部に画像を形成する画像形成部と、
    前記音声及び画像情報入力処理部から入力された画像情報に基づいて、非接触式ICカードの音声情報記録手段に音声情報を書き込む音声データ書き込み装置と、
    を有することを特徴とする画像形成処理を行う情報カードの利用システムの装置。
  3. 作成した固有の画像がシート状平面部に現され、かつ前記作成した固有の画像に対応する音声情報が書き込まれた非接触式ICカードが検知エリア内に入ると、前記非接触式ICカードに記憶されている音声情報を非接触状態で読み出してスピーカから出力することを特徴とする音声再生処理を行う情報カードの利用システムの装置。
  4. 前記画像表示手段が、前記非接触式ICカードの平面部に感熱材料を塗布して感熱プリンタで任意の画像を形成可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の情報カード。
  5. 前記画像表示手段が、前記非接触式ICカードの平面部にサーモオートクローム方式の感受層を設けてサーモオートクローム方式のプリンタで任意の画像を形成可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の情報カード。
  6. 前記画像表示手段が、前記非接触式ICカードの平面部にインクジェットプリント用の表皮を設けてインクジェットプリンタにより任意の画像を形成できるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の情報カード。
  7. 作成した固有の画像がシート状平面部に現され、かつ前記作成した固有の画像に対応する音声情報が書き込まれた非接触式ICカードが検知エリア内に入ると、前記非接触式ICカードに記憶されている音声情報を非接触状態で読み出してスピーカから出力する機能を有する携帯電話器として構成されたことを特徴とする音声再生処理を行う情報カードの利用システムの装置。
  8. 作成した固有の画像がシート状平面部に現され、かつ前記作成した固有の画像に対応する音声情報が書き込まれた非接触式ICカードが検知エリア内に入ると、前記非接触式ICカードに記憶されている音声情報を非接触状態で読み出してスピーカから出力する機能を有するカメラ装置として構成されたことを特徴とする音声再生処理を行う情報カードの利用システムの装置。
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