JP2004125043A - コンベヤの駆動部ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能で、かつモータの交換及び組立、分解が容易なコンベヤの駆動部ユニットを提供する。
【解決手段】コンベヤの駆動部ユニット11において、駆動スプロケット14は内周に内歯14aが形成されて内歯車を構成し、減速機は遊星歯車機構からなり、遊星歯車機構はモータ軸13aの軸心の延長線上に配置される太陽歯車16と太陽歯車16に噛み合う3個の遊星歯車17と遊星歯車17を回転自在に支持する一対のキャリヤ18,18と遊星歯車17に噛み合う内歯車(駆動スプロケット)14とから構成され、太陽歯車16は中空軸31を介してモータ軸13aに着脱可能に連結されると共に3個の遊星歯車17に対してモータ軸13aの軸心方向に着脱可能に組み込まれ、モータ13は一方のキャリヤ18に着脱可能に取り付けられ、ブラケット12は一対のキャリヤ18,18に着脱可能に取り付けられる。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラケットとモータと減速機と駆動回転輪体とを備えるコンベヤの駆動部ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ブラケットとモータと減速機と駆動回転輪体としての駆動スプロケットとを備えるコンベヤの駆動部ユニットは図8に示すようなものがある。図8に示す従来のコンベヤの駆動部ユニット1は、ブラケット2とモータ3と減速機4と駆動回転輪体としての駆動スプロケット5とを備えており、モータ3は減速機4と軸継手6とを介してブラケット2の片方の側面に取り付けられている。
【0003】
また、従来、チェーンコンベヤの駆動装置として、一対のブラケットに支持される固定軸と、一対の駆動スプロケットが外周に固定され固定軸に対して回転自在な回転筒とを備え、回転筒内にモータと遊星歯車減速機構とを内蔵させたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−173216号公報 (第2頁2欄−第3頁3欄、図1、図3、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図8に示す従来のコンベヤの駆動部ユニット1は次のような問題点がある。すなわち、駆動部ユニット1はモータ3と減速機4と軸継手6がブラケット2の片方の側面から横へ突出しているので、横方向の寸法が大きくなる。したがって、駆動部ユニット1をコンベヤの駆動装置としてコンベヤに取り付けると、コンベヤの設置面積が横へ大きくなり、そのためコンベヤを組み込む装置も大きくなってしまう。また、駆動部ユニット1の突出分だけ、コンベヤが奥まった位置になるので、搬送物の調整やメンテナンスが行いにくい。
【0006】
また、上記特許文献1(特開2002−173216号公報)に開示されたものは、例えば、モータの容量を変更したい等の理由でモータのみを交換したい場合、モータは遊星歯車減速機構と一体となって回転筒内に内蔵されているので、モータの交換が容易でなく、この点で改良の余地がある。
【0007】
そこで、本発明は、前記問題点を解決し、小型化が可能で、かつモータの交換及び組立、分解が容易なコンベヤの駆動部ユニットを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、前記問題点を解決するために、ブラケットとモータと減速機と駆動回転輪体とを備えるコンベヤの駆動部ユニットにおいて、前記駆動回転輪体は内周に内歯が形成されて内歯車を構成し、前記減速機は遊星歯車機構からなり、該遊星歯車機構はモータ軸の軸心の延長線上に配置される太陽歯車と該太陽歯車に噛み合う遊星歯車と該遊星歯車を回転自在に支持するキャリヤと前記遊星歯車に噛み合う前記内歯車とから構成され、前記太陽歯車は中空軸を介して前記モータ軸に着脱可能に連結されると共に前記遊星歯車に対して前記モータ軸の軸心方向に着脱可能に組み込まれ、前記モータは前記キャリヤに着脱可能に取り付けられ、前記ブラケットは前記キャリヤに着脱可能に取り付けられるものである。
【0009】
請求項1記載の発明によれば、コンベヤの駆動部ユニットは次のように作動する。モータが回転すると、中空軸を介して太陽歯車が回転する。太陽歯車に噛み合っている遊星歯車は太陽歯車の回転によって回転駆動される。この際、遊星歯車はキャリヤに回転自在に支持されており、さらにキャリヤはブラケットに固定されているので、遊星歯車は太陽歯車の回転によって自転するが公転はしない。さらに、遊星歯車は内歯車(駆動回転輪体)に噛み合っているので、遊星歯車の自転が内歯車(駆動回転輪体)を回転させる。すなわち、遊星歯車は太陽歯車と内歯車(駆動回転輪体)の両方に噛み合っており、太陽歯車の回転を内歯車(駆動回転輪体)に伝動する中間歯車である。したがって、モータの回転は太陽歯車と遊星歯車を経て内歯車(駆動回転輪体)に減速されて出力される。
【0010】
そして、請求項1記載の発明によれば、駆動回転輪体が遊星歯車機構の内歯車を兼用しているので、モータ軸の方向の寸法が非常に小さくなり、コンベヤの駆動部ユニットの小型化が可能になる。また、モータと遊星歯車機構の連結が従来使用していた軸継手を介さずに直接行なえるので、コンベヤの駆動部ユニットの信頼性が向上する。また、従来使用していた軸継手を使用しないので、それだけ部品点数を削減でき、コンベヤの駆動部ユニットのコストダウンにつながる。また、太陽歯車は中空軸を介してモータ軸に着脱可能に連結されると共に遊星歯車に対してモータ軸の軸心方向に着脱可能に組み込まれ、モータはキャリヤに着脱可能に取り付けられ、ブラケットはキャリヤに着脱可能に取り付けられるので、コンベヤの駆動部ユニットへのモータの取り付け取り外しが可能であり、したがって、モータの交換が容易に行なえ、また、コンベヤの駆動部ユニットの組立、分解が容易に行なえる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について以下に説明する。図1は本発明の実施の形態に係るコンベヤの駆動部ユニットの斜視図である。図2は図1に示すコンベヤの駆動部ユニットの側面図である。図3は図1に示すコンベヤの駆動部ユニットの断面図である。図4は図3においてブラケット及びモータを取り外した状態を示すコンベヤの駆動部ユニットの要部断面図である。
【0012】
図1に示すコンベヤの駆動部ユニット11は、図1〜3に示すように、ブラケット12とモータ13と減速機としての遊星歯車機構と駆動回転輪体としての駆動スプロケット14とを備えている。
【0013】
図1〜3に示すように、ブラケット12は中心線を含む平面で分割された二つ割りの一対の分割体12a,12aから構成されている。各分割体12aは一対の対向する側壁部12b,12bを有する平面視二股形状をしている。モータを取り付ける側の側壁部12b,12bには、各分割体12aを組み合わせたときモータの一部が貫通する貫通孔12cを構成する半円状の切欠き孔が形成されている。また、後述するように一対の分割体12a,12aを組み合わせて締め付けるために六角穴付きボルト15bを使用するが、図2に示すように、一対の分割体12a,12aにはそれぞれ六角穴付きボルト15b用の挿入穴12dとねじ穴12eが形成されている。
【0014】
図1〜3に示すように、モータ13は、ブラケット12の各分割体12aで形成される貫通孔12cを通して後述する遊星歯車機構を構成するキャリヤ18の一方に六角穴付きボルト15aで着脱可能に取り付けられている。そして、モータ軸13aは後述する遊星歯車機構を構成する太陽歯車16に後述する中空軸31を介して着脱可能に連結されている。
【0015】
図3,4に示すように、駆動回転輪体としての駆動スプロケット14は内周に内歯14aが形成されている。そして、駆動スプロケット14は内周に内歯14aが形成されることにより、後述する減速機としての遊星歯車機構を構成する内歯車を構成している。
【0016】
図3,4に示すように、減速機としての遊星歯車機構は、モータ軸13aの軸心の延長線上に配置される太陽歯車16と太陽歯車16に噛み合う遊星歯車17と遊星歯車17を回転自在に支持するキャリヤ18と遊星歯車17に噛み合う内歯車(駆動スプロケット)14とから構成されている。
【0017】
減速機としての遊星歯車機構について、図4に基づいて以下さらに詳細に説明する。太陽歯車16にはモータ13側に軸部16aが一体に形成されている。太陽歯車16の周りに3個の遊星歯車17が円周方向で等間隔に配置されている。そして、各遊星歯車17は左右一対のキャリヤ18,18に取り付けられているキャリヤピン19に2個の軸受20,20を介して回転自在に支持されている。2個の軸受20,20間にはスペーサ21が挿入されている。キャリヤピン19の右側の頭部19aは右側のキャリヤ18に圧入されており、キャリヤピン19の左側は左側のキャリヤ18にすきまばめされている。左右一対のキャリヤ18,18はいずれも円環状をしており、内歯車(駆動スプロケット)14の側部にそれぞれ配置されている。左側のキャリヤ18の外周面と内歯車(駆動スプロケット)14の内周面の間には軸受22とシール部材23が装着されており、内歯車(駆動スプロケット)14は左側のキャリヤ18に対して軸受22により回転自在に支持されている。軸受22の側面には止め輪24と軸受押え25が装着され、軸受押え25と一方の軸受20との間にはスペーサ26が挿入されている。左側のキャリヤ18にすきまばめされたキャリヤピン19の端面にはキャリヤ固定板27が装着され、キャリヤ固定板27と六角穴付きボルト28で、左側のキャリヤ18がキャリヤピン19に固定されている。また、右側のキャリヤ18の内周面と内歯車(駆動スプロケット)14の外周面の間にはシール部材29が装着され、右側のキャリヤ18の中心穴はキャップ30が装着されている。さらに、3個の遊星歯車17は内周に内歯14aが形成された内歯車(駆動スプロケット)14に噛み合っている。そして、図2,3に示すように、左右一対のキャリヤ18,18の外周面にブラケット12の一対の分割体12a,12aを六角穴付きボルト15bで挟み付けることにより、左右一対のキャリヤ18,18はブラケット12に着脱可能に取り付けられる。
【0018】
左側のキャリヤ18の中心孔内に中空軸31が挿入されている。中空軸31の右側端部には太陽歯車16の軸部16aが圧入固定されている。また、中空軸31の左側端部にはモータ軸13aが挿入され、止めねじ32で着脱可能に連結されるようになっている。すなわち、中空軸31はモータ軸13aと太陽歯車16の軸部16aとを連結する軸継手の役割を果たしている。また、中空軸31の外周面とキャリヤ固定板27の内側の間にはシール部材33が装着されている。また、太陽歯車16の軸部16aが中空軸31を介してモータ軸13aに連結されることにより、太陽歯車16はモータ13の図示しない軸受によって支持されることになる。
【0019】
次に、図1に示すコンベヤの駆動部ユニット11の組立及び分解について以下に説明する。
【0020】
コンベヤの駆動部ユニット11の組立は次の組立順序によって行なわれる。
(1)各遊星歯車17に軸受20,20及びスペーサ21を圧入する。
(2)各遊星歯車17をそれぞれキャリヤピン19に挿入する。
(3)右側のキャリヤ18にシール部材29を嵌め込む。
(4)遊星歯車17を挿入した各キャリヤピン19の頭部19aを右側のキャリヤ18を圧入し、その後スペーサ26を挿入する。
(5)内歯車(駆動スプロケット)14に軸受22と止め輪24とシール部材23を組み込む。
(6)軸受22と止め輪24とシール部材23とを組み込んだ内歯車(駆動スプロケット)14を左側のキャリヤ18に嵌め込む。
(7)遊星歯車17を挿入した各キャリヤピン19にスペーサ26に隣接して軸受押え25を嵌め込み、続いて、左側のキャリヤ18を嵌め込んだ内歯車(駆動スプロケット)14をその内歯14aが3個の遊星歯車17に噛み合うように組み込む。
(8)左側のキャリヤ18にすきまばめされたキャリヤピン19の端面にキャリヤ固定板27を装着し、キャリヤ固定板27と六角穴付きボルト28で左側のキャリヤ18をキャリヤピン19に固定する。
(9)予め、太陽歯車16はその軸部16aを中空軸31の右側端部に圧入して太陽歯車16と中空軸31を連結しておく。この太陽歯車16が連結された中空軸31をモータ軸13aに挿入し、両者を止めねじ32で着脱可能に固定して連結する。
(10)中空軸31を介してモータ軸13aに連結された太陽歯車16が、3個の遊星歯車17に噛み合うように組み込み、4個の六角穴付きボルト15aで左側のキャリヤ18に着脱可能に固定する。
(11)ブラケット12の各分割片12aを一対のキャリヤ18,18の外周面に配置し、4個の六角穴付きボルト15bを締め付けることによりブラケット12に一対のキャリヤ18,18を着脱可能に固定する。
【0021】
コンベヤの駆動部ユニット11の分解は次の順序によって行なわれる。
(1)締め付けていた4個の六角穴付きボルト15bをゆるめて取り外し、ブラケット12の各分割片12aを取り外す。
(2)締め付けていた4個の六角穴付きボルト15aをゆるめて取り外し、左側のキャリヤ18からモータ13を取り外す。このとき、モータ軸13aに中空軸31を介して連結された太陽歯車16は3個の遊星歯車17から引き抜かれてモータ13と一緒に取り出される。
(3)モータ軸13aと中空軸31を連結している止めねじ32をゆるめて取り外し、モータ軸13aと中空軸31を分離する。
(4)太陽歯車16の軸部16aと中空軸31との圧入は、適当な治具を使用して分解することができる。
(5)それ以降の分解は、上記組立順序(1)〜(8)の順序と逆の順序で各部品に分解できるので、詳細な説明は省略する。
【0022】
次に、モータ13を交換する場合について説明すると、モータ軸13aの軸径に対応する寸法の中空軸31を複数個用意しておく。太陽歯車16の軸部16aを、交換したいモータ13のモータ軸13aの軸径に対応する寸法の中空軸31の右側端部に圧入して太陽歯車16と中空軸31を連結する。この太陽歯車16が連結された中空軸31をモータ軸13aに挿入し、両者を止めねじ32で着脱可能に固定して連結する。そして、その後は上記組立順序(10),(11)にしたがって組み立てる。このようにしてモータ13の交換を容易に行なうことができる。
【0023】
次に、図1に示すコンベヤの駆動部ユニット11を適用したチェーンコンベヤユニットについて図5,6,7に基づいて説明する。図5は図1に示すコンベヤの駆動部ユニットを適用したコンベヤユニットの平面図である。図6は図1に示すコンベヤの駆動部ユニットを適用したコンベヤユニットの側面図である。図7は図6におけるA−A線断面図である。
【0024】
図1に示すコンベヤの駆動部ユニット11を適用したチェーンコンベヤユニットは、図5,6に示すように、駆動部ユニット11と従動部ユニット41とフレームユニット51とエンドレス巻掛け体としてのアタッチメント付搬送用チェーン61とを備えている。
【0025】
従動部ユニット41はブラケット42と従動スプロケット44と従動軸45とを備えている。従動スプロケット44は図示しない軸受を介して従動軸45により回転自在に支持されている。従動軸45は両端部がブラケット42に形成された長孔42a内に臨んでいる。そして、図示しないチェーン張力調整装置により従動軸45の両端部はブラケット42の長孔42a内を移動可能となっており、この図示しないチェーン張力調整装置の作動によりアタッチメント付搬送用チェーン61の張力が調整される。
【0026】
フレームユニット51は、メインフレーム52と2個のガイドレール53と2個のガイドレール押え54と2個のリターンレール55と4個のブラケット固定板56とを備えている。また、2個のリターンレール55の上面には摩擦抵抗の小さいテープ状の摺動材55aが接着されている。メインフレーム52は内部に空間を有する断面が四角形の中空体で形成されている。図7の断面図に示すように、メインフレーム52の上下両面及び左右両側面には、ナット等を挿入可能な断面T字状の長溝52aが形成されている。そして、メインフレーム52の上面にはガイドレール53が配置され、ガイドレール押え54により固定されている。なお、ガイドレール押え54は、図7においては、ガイドレール53を上方から押えて固定したものが図示されているが、後述するアタッチメント付搬送用チェーン61のピン61bの浮き上がりを防止する機能をも持たせるために、図示はしないが、図7においてピン61bの上方まで位置する幅広の形状のものにしてもよい。そして、ガイドレール押え54は断面T字状の長溝52aを利用してボルト、ナットによりメインフレーム52に取り付けられている。さらに、メインフレーム52の下面にはリターンレール55が断面T字状の長溝52aを利用してボルト、ナットにより取り付けられている。
【0027】
アタッチメント付搬送用チェーン61は、アタッチメント61aとピン61bとを有している。ピン61bはチェーンを構成する内外プレートを連結する要素であり、外プレートの外側面より両外側に突出している。
【0028】
図5,6に示すように、駆動部ユニット11と従動部ユニット41はフレームユニット51の両端部にそれぞれ取り付けられている。具体的には、ブラケット固定板56を駆動部ユニット11のブラケット12とメインフレーム52の一方端を連結するように配置し、断面T字状の長溝52aを利用してボルト、ナットにより取り付けられている。同様にブラケット固定板56を従動部ユニット41のブラケット42とメインフレーム52の他方端を連結するように配置し、断面T字状の長溝52aを利用してボルト、ナットにより取り付けられている。
【0029】
駆動スプロケット14と従動スプロケット44にアタッチメント付搬送用チェーン61が巻き掛けられている。そして、図5,6に示すように、アタッチメント付搬送用チェーン61の上部の搬送側では、アタッチメント付搬送用チェーン61のピン61bがガイドレール53上を摺動し、搬送物の荷重はアタッチメント付搬送用チェーン61のピン61bで受ける。また、アタッチメント付搬送用チェーン61の下部のリターン側では、リターンレール55に接着された摺動材55aがアタッチメント付搬送用チェーン61のピン61bを支持し、アタッチメント付搬送用チェーン61の弛みを防止する。
【0030】
次に、図1に示すコンベヤの駆動部ユニット11の作動について説明する。モータ13が回転すると、中間軸31を介して太陽歯車16が回転する。太陽歯車16に噛み合っている3個の遊星歯車17は太陽歯車16の回転によって回転駆動される。この際、3個の遊星歯車17はキャリヤピン19によって一対のキャリヤ18,18に回転自在に支持されており、さらに一対のキャリヤ18,18はブラケット12に固定されているので、各遊星歯車17は太陽歯車16の回転によってキャリヤピン19の周りを自転するが公転はしない。さらに、各遊星歯車17は内歯車(駆動スプロケット)14に噛み合っているので、各遊星歯車17の自転が内歯車(駆動スプロケット)14を回転させる。すなわち、各遊星歯車17は太陽歯車16と内歯車(駆動スプロケット)14の両方に噛み合っており、太陽歯車16の回転を内歯車(駆動スプロケット)14に伝動する中間歯車である。したがって、モータ13の回転は太陽歯車16と各遊星歯車17を経て内歯車(駆動スプロケット)14に減速されて出力される。
【0031】
さらに、内歯車(駆動スプロケット)14が回転すると、内歯車(駆動スプロケット)14と従動スプロケット44の間に巻き掛けられたアタッチメント付搬送用チェーン61が駆動されて走行する。そして、アタッチメント付搬送用チェーン61の走行によって図示しない搬送物が搬送される。
【0032】
図1に示すコンベヤの駆動部ユニット11によれば、次のような効果を有する。
(1)駆動スプロケット14が遊星歯車機構の内歯車を兼用しているので、モータ軸13aの方向の寸法が非常に小さくなり、コンベヤの駆動部ユニット11の小型化が可能になる。
(2)モータ13と遊星歯車機構の連結が従来使用していた軸継手を介さずに直接行なえるので、コンベヤの駆動部ユニット11の信頼性が向上する。
(3)従来使用していた軸継手を使用しないので、それだけ部品点数を削減でき、コンベヤの駆動部ユニット11のコストダウンにつながる。
(4)太陽歯車16は中空軸31を介してモータ軸13aに着脱可能に連結される共に遊星歯車17に対してモータ軸13aの軸心方向に着脱可能に組み込まれ、モータ13は一方のキャリヤ18に着脱可能に取り付けられ、ブラケット12は一対のキャリヤ18,18に着脱可能に取り付けられるので、コンベヤの駆動部ユニット11へのモータ13の取り付け取り外しが可能であり、したがって、モータ13の交換が容易に行なえ、また、コンベヤの駆動部ユニット11の組立、分解が容易に行なえる。
【0033】
なお、図1に示すコンベヤの駆動部ユニット11は、コンベヤユニットの搬送用チェーン61を直接に駆動するものであるが、請求項1記載のコンベヤの駆動部ユニットは駆動用チェーンにも適用できることはいうまでもない。
【0034】
また、図1に示すコンベヤの駆動部ユニット11は、駆動回転輪体として駆動スプロケット14を使用しているが、請求項1記載のコンベヤの駆動部ユニットをベルトコンベヤの駆動部ユニットとして適用する場合には、駆動回転輪体として駆動プーリを使用することはいうまでもない。
【0035】
また、図1に示すコンベヤの駆動部ユニット11は、コンベヤユニットに適用した例であるが、請求項1記載のコンベヤの駆動部ユニットは通常のコンベヤにも適用できるものである。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を有する。
(1)駆動回転輪体が遊星歯車機構の内歯車を兼用しているので、モータ軸の方向の寸法が非常に小さくなり、コンベヤの駆動部ユニットの小型化が可能になる。
(2)モータと遊星歯車機構の連結が従来使用していた軸継手を介さずに直接行なえるので、コンベヤの駆動部ユニットの信頼性が向上する。
(3)従来使用していた軸継手を使用しないので、それだけ部品点数を削減でき、コンベヤの駆動部ユニットのコストダウンにつながる。
(4)太陽歯車は中空軸を介してモータ軸に着脱可能に連結される共に遊星歯車に対してモータ軸の軸心方向に着脱可能に組み込まれ、モータはキャリヤに着脱可能に取り付けられ、ブラケットはキャリヤに着脱可能に取り付けられるので、コンベヤの駆動部ユニットへのモータの取り付け取り外しが可能であり、したがって、モータの交換が容易に行なえ、また、コンベヤの駆動部ユニットの組立、分解が容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンベヤの駆動部ユニットの斜視図である。
【図2】図1に示すコンベヤの駆動部ユニットの側面図である。
【図3】図1に示すコンベヤの駆動部ユニットの断面図である。
【図4】図3においてブラケット及びモータを取り外した状態を示すコンベヤの駆動部ユニットの要部断面図である。
【図5】図1に示すコンベヤの駆動部ユニットを適用したコンベヤユニットの平面図である。
【図6】図1に示すコンベヤの駆動部ユニットを適用したコンベヤユニットの側面図である。
【図7】図6におけるA−A線断面図である。
【図8】従来のコンベヤの駆動部ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
11 駆動部ユニット
12 ブラケット
12a 分割体
12b 側壁部
12c 貫通孔
12d 挿入穴
12e ねじ穴
13 モータ
13a モータ軸
14 駆動スプロケット(内歯車)
14a 内歯
15a,15b 六角穴付きボルト
16 太陽歯車
16a 軸部
17 遊星歯車
18 キャリヤ
19 キャリヤピン
19a 頭部
20 軸受
21 スペーサ
22 軸受
23 シール部材
24 止め輪
25 軸受押え
26 スペーサ
27 キャリヤ固定板
28 六角穴付きボルト
29 シール部材
30 キャップ
31 中空軸
32 止めねじ
33 シール部材
41 従動部ユニット
42 ブラケット
42a 長孔
44 従動スプロケット
45 従動軸
51 フレームユニット
52 メインフレーム
52a 断面T字状の長溝
53 ガイドレール
54 ガイドレール押え
55 リターンレール
55a 摺動材
56 ブラケット固定板
61 アタッチメント付搬送用チェーン(エンドレス巻掛け体)
61a アタッチメント
61b ピン

Claims (1)

  1. ブラケットとモータと減速機と駆動回転輪体とを備えるコンベヤの駆動部ユニットにおいて、
    前記駆動回転輪体は内周に内歯が形成されて内歯車を構成し、前記減速機は遊星歯車機構からなり、該遊星歯車機構はモータ軸の軸心の延長線上に配置される太陽歯車と該太陽歯車に噛み合う遊星歯車と該遊星歯車を回転自在に支持するキャリヤと前記遊星歯車に噛み合う前記内歯車とから構成され、前記太陽歯車は中空軸を介して前記モータ軸に着脱可能に連結されると共に前記遊星歯車に対して前記モータ軸の軸心方向に着脱可能に組み込まれ、前記モータは前記キャリヤに着脱可能に取り付けられ、前記ブラケットは前記キャリヤに着脱可能に取り付けられることを特徴とするコンベヤの駆動部ユニット。
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