JP2001171816A - ローラ式コンベア - Google Patents

ローラ式コンベア

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JP2001171816A
JP2001171816A JP36002599A JP36002599A JP2001171816A JP 2001171816 A JP2001171816 A JP 2001171816A JP 36002599 A JP36002599 A JP 36002599A JP 36002599 A JP36002599 A JP 36002599A JP 2001171816 A JP2001171816 A JP 2001171816A
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roller
conveyor
gear
rollers
gears
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JP36002599A
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Katsuyoshi Tachibana
勝義 橘
Yoshio Kikukawa
美生 菊川
Ryukichi Moriyama
隆吉 森山
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Original Assignee
Hirata Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G13/00Roller-ways
    • B65G13/02Roller-ways having driven rollers
    • B65G13/04Roller-ways having driven rollers all rollers driven
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G13/00Roller-ways
    • B65G13/02Roller-ways having driven rollers
    • B65G13/06Roller driving means

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ローラ式コンベアにおいて、動力伝達機構部
分の構造の簡単化とコンパクト化、仕様変更の容易化、
カーブコンベアや昇降コンベアの製作の容易化、製作コ
ストの低減等を図る。 【解決手段】 搬送路の少なくとも両側にそれぞれ配置
された複数のローラ6、6・・・の少なくとも片側に配
置された各々は、その回転軸に一体もしくは相対回転可
能にに第1の歯車9を有し、隣接する第1の歯車9、9
同志が連動連結されて、同時的に回転可能にされ、モー
タの回転動力が直接もしくは間接にいずれかに入力され
るようにされている。隣接する第1の歯車9、9同志
は、それらの間に介在する1個もしくは複数個の第2の
歯車7により連動連結されている。モータ18は、搬送路
の搬送方向の中間部に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、工業製品の生
産ラインを有する工場や土木、建設、その他の分野にお
いて、物流機器として用いられるローラ式コンベアの改
良に関する。
【0002】
【従来技術、発明が解決しようとする課題】従来、ロー
ラ式コンベアとしては、チェーン駆動式のものが多く使
用されている。このチェーン駆動式のローラ式コンベア
は、各ローラの回転軸に固定されたスプロケットに掛け
回したチェーンを1台のモータにより駆動して、これに
より、各ローラを回転させ、ローラ上に載置された搬送
物を搬送するようになっている。この場合に、搬送物が
コンベア上でアキュムレート(集積)できるように、ロ
ーラがその回転軸に対して滑り回転することができるフ
リーフロー方式のコンベアとされることもある。
【0003】しかしながら、このような従来のチェーン
駆動式のローラ式コンベアにおいては、長期使用によっ
てチェーンの伸びが発生するため、調整が必要になる。
また、チェーン走行に伴う騒音の問題もある。さらに、
この方式のコンベアは、一般に水平面内の直線搬送とし
て使用するのが主な使い方であって、非水平面内に搬送
面を有するコンベア(昇降コンベア)をこの方式により
製作しようとすると、かなり複雑な構造とならざるを得
ない。また、その構造上、カーブコンベアの実現は不可
能である。
【0004】最近、チェーン駆動式のローラ式コンベア
に代わるものとして、シャフト駆動式のローラ式コンベ
アが使われてきている。このローラ式コンベア01におい
ては、図19に図示されるように、搬送方向にモータ01
8 の駆動を受けて回転するシャフト040 が配置され、こ
のシャフト040 の各ローラ06に対応する位置には、ウオ
ームギヤ041 が固定されている。そして、このシャフト
040 の回転が、ウオームギヤ041 を介してそれに垂直な
ローラ軸042 の回りの回転に変換されて、ローラ06の回
転として伝えられるようになっている。
【0005】このシャフト駆動式のものは、確かにチェ
ーンの伸び調整等が不要であり、チェーン駆動式のもの
と比べると、騒音も低い。しかしながら、ウオームギヤ
041等を使用する回転方向を変換する機構部分の構造が
やや複雑である上に、コンベア本体の幅に占める駆動部
分の幅の割合が多くなり、搬送面を十分に取りたい場合
には、スペース効率の面でマイナスとなっている。さら
に、この方式では、シャフト040 が直線構造であるた
め、直線から外れることに無理があり、カーブコンベア
を作ることができないばかりか、非水平面内に搬送面を
もったコンベアも、同様に作ることができない。
【0006】本願の発明は、従来のローラ式コンベアが
有する前記のような問題点を解決して、動力伝達機構部
分の構造の簡単化とコンパクト化、仕様変更の容易化、
カーブコンベアや昇降コンベアの製作の容易化、メンテ
ナンスの容易化、コストの低減等を可能にするローラ式
コンベアを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および効果】本願の発明
は、前記のような課題を解決したローラ式コンベアに係
り、その請求項1に記載された発明は、搬送路に載置さ
れた搬送物を前記搬送路に沿って、前記搬送路の少なく
とも両側にそれぞれ配置された複数のローラの回転によ
って搬送するようにされてなるローラ式コンベアにおい
て、前記搬送路の少なくとも片側に配置された複数の前
記ローラの各々は、その回転軸に一体もしくは相対回転
可能に第1の歯車を有し、複数の前記ローラは、隣接す
る前記第1の歯車同志が連動連結されて、同時的に回転
可能にされ、複数の前記第1の歯車のうちのいずれか
に、モータの回転動力が直接もしくは間接に入力される
ようにされたことを特徴とするローラ式コンベアであ
る。
【0008】請求項1に記載された発明は、前記のよう
に構成されており、搬送路に載置された搬送物を該搬送
路に沿って、該搬送路の少なくとも両側にそれぞれ配置
された複数のローラの回転によって搬送するようにされ
てなるローラ式コンベアにおいて、搬送路の少なくとも
片側に配置された複数のローラの各々は、その回転軸に
一体もしくは相対回転可能に第1の歯車を有し、複数の
ローラは、隣接する第1の歯車同志が連動連結されて、
同時的に回転可能にされ、複数の第1の歯車のうちのい
ずれかに、モータの回転動力が直接もしくは間接に入力
されるようにされる。
【0009】この結果、モータ回転軸および第1の歯車
の軸は、全て同一搬送面内で搬送方向に垂直な同一方向
を向くように配置することができるので、回転伝達機構
部分の構造が簡単化、コンパクト化されて、製作コスト
を低減することができる。また、高価なウオームギアを
使用する必要がなく(ギアの個数は同じ)、この面から
も製作コストの低減が可能になる。加えて、ウオームギ
ア方式に比べると、歯車の軸の向きが全て同じであるの
で、回転動力の伝達効率が高い。
【0010】また、全ての第1の歯車が連動連結され、
そのうちのいずれか(1つもしくは複数)の第1の歯車
にモータを直接もしくは間接に連結することにより、全
てのローラに搬送動作を行なわせることができ、モータ
を連結する第1の歯車はどの歯車でもよく、任意であ
り、パワーアップするために、複数のモータを同じ態様
で任意の複数の第1の歯車に連結することができる。し
たがって、モータ連結個所やモータ連結個数に制限がな
く、フレキシブルにローラ式コンベアの仕様変更ができ
る。
【0011】さらに、モータ駆動部は、必ずしもコンベ
アの上流端や下流端に設けられる必要がなく、搬送部の
中途に含ませることができるので、モータ駆動部やテー
ル部を搬送部と異なるスペースを要するものとして別途
設ける必要がなくなり、省スペース化を図ることができ
る。
【0012】さらにまた、長期にわたるコンベアの使用
によるチェーンのテンション調整などの調節が不要であ
り、メンテナンスが容易になる。
【0013】また、請求項2記載のように請求項1記載
の発明を構成することにより、隣接する第1の歯車同志
は、それらの間に介在する1個もしくは複数個の第2の
歯車により連動連結される。
【0014】この結果、第2の歯車の径を変えたり、そ
の個数を増減したりして、ローラ間ピッチを自由に変更
することができ、さらにフレキシブルにローラ式コンベ
アの仕様変更が可能になる。しかも、モータ回転軸、第
1の歯車の軸および第2の歯車の軸は、全て同一搬送面
内で搬送方向に垂直な同一方向を向くようにすることが
できるので、回転伝達機構部分の構造が簡単化、コンパ
クト化されて、製作コストを低減することができる。
【0015】さらに、請求項3記載のように請求項2記
載の発明を構成することにより、第1の歯車と第2の歯
車との少なくとも一方は、搬送路の内側と外側とにおい
て異なる径にされて、搬送路がカーブさせられる。
【0016】この結果、カーブコンベアをきわめて容易
に製作することができる。しかも、搬送路の内側と外側
とにおいて異なる径にされた第1の歯車と第2の歯車と
の少なくとも一方の当該径を種々に変更することによっ
て、カーブの曲率が種々に変更されたカーブコンベアを
きわめて容易に製作することができる。
【0017】また、請求項4記載のように請求項1また
は請求項2記載の発明を構成することにより、複数のロ
ーラの各々の回転軸の高さ方向位置が、搬送路の搬送方
向に沿って同一水平面位置から徐々にずらされて、該搬
送路の搬送面が、該搬送路の搬送方向に対して上昇もし
くは下降するようにされる。
【0018】この結果、昇降コンベアをきわめて容易に
製作することができる。しかも、上昇の度合いや下降の
度合いを種々に代えたり、上昇と下降を種々に組み合わ
せたりすることにより、搬送面の形状を自由に設定する
ことができる。
【0019】また、請求項5記載のように請求項1ない
し請求項4のいずれか記載の発明を構成することによ
り、モータは、搬送路の搬送方向の中間部に配置され
る。この結果、モータ付近の歯車に蓄積される回転負荷
が減少するので、搬送動力の伝達効率が向上する。ま
た、歯車の耐久性が向上するので、その分、歯車を強度
の低い材料で製作することが可能になり、製作コストの
低減に資することができる。
【0020】さらに、請求項6記載のように請求項1な
いし請求項4のいずれか記載の発明を構成することによ
り、ローラ式コンベアが、搬送路の搬送方向に沿って複
数のコンベア部分に分割されて、隣接するコンベア部分
間において、隣接する第1の歯車同志の連動連結が解除
され、モータを有するコンベア部分のうちの少なくとも
1つは、その搬送方向が変更可能にされる。
【0021】この結果、複数のコンベア部分の各々は、
そのモータの有無に応じて、モータ駆動にしたり、手動
駆動にしたりすることができ、また、特定のコンベア部
分を停止させたり、モータ駆動の場合において、少なく
とも1つのコンベア部分の搬送方向を変更したりするこ
とができるので、1台のローラ式コンベアにおいて、多
様な搬送形態を選択することができ、一台で複数台分の
コンベアの役割を果たすようにすることができて、ロー
ラ式コンベアの機能が飛躍的に向上する。
【0022】また、請求項7記載のように請求項6記載
の発明を構成することにより、搬送方向が変更可能にさ
れたコンベア部分に、その搬送方向に直交する方向から
搬送物を該コンベア部分に搬送することができる別体の
コンベアが付設される。
【0023】この結果、搬送物の搬送方向を互いに逆向
きの2方向のうちのいずれかの方向に変更させることが
できるコンベア設備を容易に得ることができる。
【0024】また、その請求項8に記載された発明は、
搬送路に載置された搬送物を前記搬送路に沿って、前記
搬送路に配置された複数のローラの回転によって搬送す
るようにされてなるローラ式コンベアにおいて、複数の
前記ローラの各々は、少なくとも前記搬送路の片側にお
いて、その回転軸に一体もしくは相対回転可能に第1の
歯車を有し、複数の前記ローラは、隣接する前記第1の
歯車同志が連動連結されて、同時的に回転可能にされ、
複数の前記第1の歯車のうちのいずれかに、モータの回
転動力が直接もしくは間接に入力されるようにされたこ
とを特徴とするローラ式コンベアである。
【0025】請求項8に記載された発明は、前記のよう
に構成されているので、搬送路の幅に対してどのような
サイズの搬送物であっても、搬送が可能である。その
他、請求項1に記載された発明と同様の効果を奏するこ
とができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、先ず、図1ないし図9に図
示される本願の請求項1、2、5に記載された発明の一
実施形態(実施形態1)について説明する。図1は、本
実施形態1におけるローラ式コンベアの平面図、図2
は、同側面図、図3は、図1および図2のIII−II
I線矢視断面図、図4は、図2のIV−IV線矢視断面
図の部分図、図5は、ガイドピンの正面図、図6は、ロ
ーラの縦断面図、図7は、第2の歯車の縦断面図、図8
は、図1の部分拡大図、図9は、図8の矢印A方向から
見た内側面図であって、図3の右側面図、図10は、隣
接するローラ間の間隔を変更する手段を説明するための
図である。
【0027】図1および図2において、本実施形態1に
おけるローラ式コンベア1は、搬送物の搬送方向(図1
および図2において左方向)に見て左右の縦フレーム2
l 、2r が、それらの前端部および後端部において、前
後の横フレーム3f 、3b により一体に連結されて長方
形状に枠組みされ、この枠組体が、前後左右4本の支柱
4により支持されて、床5上に設置されている。横フレ
ーム3f 、3b は、左右の縦フレーム2l 、2r の各下
面に添えられて、これらを一体に連結している。
【0028】縦フレーム2l 、2r の断面は、図3に図
示されるように、概略日の字の頂部一辺が除去された形
状をなし、頂部一辺が除去されて上方が開放状に形成さ
れた空間Bには、多数のローラ6、6・・・が1列縦隊
に収容されている。そして、これらの多数のローラ6、
6・・・のうちの隣接する2つのローラ6、6間には、
これら2つのローラ6、6を連動連結して、一方のロー
ラ6から他方のローラ6に動力を伝達する歯車(第2の
歯車)7が介設されている。
【0029】ローラ6は、図6に図示されるように、ロ
ーラ部8と歯車部(第1の歯車)9とからなっている。
歯車部9の図6において略左半は、歯車本体部9a とさ
れて、歯車の歯が形成されている。また、その略右半
は、軸受部9b とされて、そこにローラ部8が軸受され
ている。ローラ部8と歯車部9との一体組立体からなる
ローラ6は、ガイドピン12(図5参照)により左右ベア
リング13、13を介して回転自在に軸受される。
【0030】ローラ6は、フリクションローラであっ
て、歯車部9の回転がその軸受部9bを介してローラ部
8に摩擦により伝達されるが、後述するように、ローラ
6上に載置されてローラ6の回転により搬送される搬送
物10がストッパ11の上昇により停止させられると、搬送
物10とローラ部8との摩擦により、ローラ部8の回転も
止まり、軸受部9b との間で滑りが発生する。軸受部9
b とローラ部8との間は、フリクションローラコンベア
で一般的に使用される材料により、容易にアキュムレー
トが可能である。
【0031】ガイドピン12は、その両端の周面の一部が
切り落とされて、そこに平坦な面部12a 、12a が形成さ
れており、これらの面部12a 、12a が、図3に図示され
るように、空間Bの左右対向壁にそれぞれ形成された平
坦で細長い支持面を有する支持部14、14上に載置される
ことにより、ローラ6が左方の縦フレーム2l に支持さ
れる。
【0032】ガイドピン12は、また、その両端部がロー
ラ6のカバー15の左右対向壁の両下縁部にそれぞれ形成
された凹部15a 、15a (図3、図9参照)により押さえ
られることにより、縦フレーム2l に対して固定され
る。このようにして、ローラ6が、ガイドピン12に回転
自在に支持された状態において、縦フレーム2l の支持
部14、14上の所定の位置に取り付けられる。
【0033】隣接する2つのローラ6、6間には、前記
のとおり、これら2つのローラ6、6を連動連結する第
2の歯車7が介設されている。この第2の歯車7も、図
7に図示されるように、ガイドピン12により左右ベアリ
ング16、16を介して回転自在に軸受されている。第2の
歯車7は、ローラ6の第1の歯車9と噛み合う。
【0034】第2の歯車7を軸受するガイドピン12は、
ローラ6の場合と同様の態様にして、支持部14、14上に
載置されて固定される。この場合、カバー15の左右対向
壁の両下縁部にそれぞれ形成されたもう1組の凹部15b
、15b が、ガイドピン12の両端部を押さえて固定して
いる。このようにして、第2の歯車7が、ガイドピン12
に回転自在に支持された状態において、隣接する2つの
ローラ6、6間に挟まれて、縦フレーム2l の支持部1
4、14上の所定の位置に取り付けられる。
【0035】カバー15は、下方が開放された四角い箱状
を呈し、その左右対向壁の両下縁部には、前記した凹部
15a 、15a 、凹部15b 、15b がそれぞれ形成されるとと
もに、その後壁面と上壁面には、ローラ6のローラ部8
の一部が顔を覗かせることができる窓部が形成されてお
り、上壁面に形成された窓部15c (図3、図8参照)か
ら顔を覗かせる部分は、搬送物10の載置部となってい
る。
【0036】カバー15の右壁には、図8および図9に図
示されるように、凹部15a と凹部15b とに挟まれた位置
に、左右中央方向に窪まされて形成された凹部15d が設
けられており、この凹部15d の下部には、カバー15を縦
フレーム2l に取り付けるためのステーボルトを挿通さ
せるための円孔を有するボス部15e が形成されている。
【0037】ステーボルトは、図示されてはいないが、
ボス部15e の円孔に挿通された後、空間Bの左右対向壁
のうちの右壁に形成された内部が拡大された溝17(図3
参照)に挿通された細長い板ナット(図示されず)に形
成されたねじ孔に螺着される。板ナットは、溝17の中に
あって、上方に抜け出し不能にされている。このように
して、カバー15が縦フレーム2l に固着される。このス
テーボルトの締結位置を種々に変えることにより、カバ
ー15の取付け位置を種々に変えることができる。凹部15
d は、このときのナットの脱着作業用のスペースとして
使用される。
【0038】なお、溝17は、空間Bの左右対向壁のうち
の右壁に形成されたガイドピン12の支持部14の平坦支持
面に穿設されて、細長く形成されている。したがって、
この溝17の開口部外面が、ガイドピン12の内方の平坦面
部12a の載置面(支持面)となっている。
【0039】ローラ6および第2の歯車7が右方の縦フ
レーム2r の支持部14、14上の所定の位置に取り付けら
れる態様も、以上に述べた、ローラ6および第2の歯車
7が左方の縦フレーム2l の支持部14、14上の所定の位
置に取り付けられる態様と同様であるので、詳細な説明
を省略する。但し、これらは、ローラ式コンベア1の中
心線に関して対称に取り付けられる。
【0040】以上のようにして、多数のローラ6、6・
・・と多数の第2の歯車7、7・・・とが連動関係に連
結されて、左右の縦フレーム2l 、2r の空間B、Bに
それぞれ1列縦隊に収容された状態において、左方の縦
フレーム2l の空間Bに収容された複数のローラ6、6
・・・と、右方の縦フレーム2r の空間Bに収容された
複数のローラ6、6・・・との間には、これらにまたが
るようにして搬送物10が載置されて、ローラ6の回転方
向にしたがって搬送される。
【0041】ローラ6の回転動力は、ローラ式コンベア
1の搬送方向の略中間付近に配置された第2の歯車7の
回転軸に、モータ18の減速機の出力軸が連結されること
により得られる。この第2の歯車7と噛み合う隣接する
ローラ6、6には、この第2の歯車7を介してモータ18
の動力が入力される。以下、順次第2の歯車7とローラ
6の第1の歯車9との噛合を介して、モータ18の動力が
ローラ式コンベア1の上流端および下流端に向けて伝達
されていくが、多数のローラ6、6・・・の回転作動
は、同時的に生起される。
【0042】図1に図示されるコンベア1の場合、モー
タ18は、右方の縦フレーム2r 側にのみ1台設けられ、
右方の縦フレーム2r 側の第2の歯車7から左方の縦フ
レーム2l 側の第2の歯車7への動力の伝達は、これら
左右の第2の歯車7、7間がシャフト19により連結され
ることにより行なわれるようになっているが、モータ18
を左方の縦フレーム2l 側にも設けて、シャフト19を廃
止するようにしてもよい。また、いずれの場合において
も、設けられるモータ18の台数は、1台に限らず、複数
台とすることができる。さらに、モータ18の減速機の出
力軸を、ローラ式コンベア1の長さ方向の略中間付近に
配置されたローラ6の第1の歯車9の回転軸に連結する
ことにより、このローラ6にモータ18の動力を直接入力
するようにしてもよい。
【0043】モータ18を設ける位置は、ローラ式コンベ
ア1の長さ方向(搬送方向)の両端部を除いた中間部と
するのが望ましい。このようにすると、モータ18付近に
ある第2の歯車7やローラ6の第1の歯車9に蓄積され
る回転負荷が減少して、搬送動力の伝達効率が向上す
る。
【0044】ローラ式コンベア1の長さ方向の適所に
は、図1および図2に図示されるように、搬送物10の搬
送面に対して出没可能なストッパ11が、左右の縦フレー
ム2l、2r 間に架設されたプレート24に固定されて設
けられている。
【0045】このストッパ11が搬送面を越えて突出させ
られると、搬送物10の移動は停止させられ、搬送物10と
ローラ6のローラ部8との摩擦により、ローラ部8の回
転も停止させられるが、前記のとおり、ローラ6はフリ
クションローラとして構成されているので、ローラ6の
歯車部9の回転は続行している。そして、ストッパ11が
引っ込められると、ローラ6は通常どおりに作動して、
搬送物10の移動が再開される。この搬送物10の停止期間
中に、搬送物10に対する所定に作業を実行することがで
きる。図3において、20は搬送物10を識別するセンサー
である。
【0046】多数のローラ6、6・・・のうちの隣接す
る2つのローラ6、6間の間隔(ローラ6のピッチ)を
変更したい場合には、図10に図示されるように、変更
前のローラ6と第2の歯車7との連動連結構造(図10
(a))に対して、隣接する2つのローラ6、6間に介
設される第2の歯車7の数を増加させたり(図10
(b))、第2の歯車7の径を変更したり(図10
(c))、さらに、図示されてはいないが、ローラ6の
第1の歯車9の径を変更したりして対処することができ
る。これにより、搬送物10の大きさに合ったローラ式コ
ンベア1にフレキシブルに仕様変更が可能である。
【0047】本実施形態1は、前記のように構成されて
いるので、次のような効果を奏することができる。搬送
路に載置された搬送物10を該搬送路に沿って、該搬送路
の両側にそれぞれ配置された複数のローラ6、6・・・
の回転によって搬送するようにされてなるローラ式コン
ベア1において、複数のローラ6、6・・・の各々は、
その回転軸に一体に第1の歯車9を有し、複数のローラ
6、6・・・は、隣接する第1の歯車9、9同志が連動
連結されて、同時的に回転可能にされ、複数の第1の歯
車9、9・・・のうちのいずれかに、モータ18の回転動
力が直接もしくは間接に入力されるようにされている。
【0048】この結果、モータ18の回転軸および第1の
歯車9の軸は、全て同一搬送面内で搬送方向に垂直な同
一方向を向くように配置することができるので、回転伝
達機構部分の構造が簡単化、コンパクト化されて、製作
コストを低減することができる。また、従来のシャフト
駆動式のローラ式コンベアのように、高価なウオームギ
アを使用する必要がなく(ギアの個数は同じ)、この面
からも製作コストの低減を図ることができる。加えて、
ウオームギア方式に比べると、歯車の軸の向きが全て同
じであるので、回転動力の伝達効率が高い。
【0049】また、全ての第1の歯車9が連動連結さ
れ、そのうちのいずれか(1つもしくは複数)の第1の
歯車9にモータ18を直接もしくは間接に連動連結するこ
とにより、全てのローラ6に搬送動作を行なわせること
ができ、モータ18を連結する第1の歯車9はどの歯車で
もよく、任意であり、パワーアップするために、複数の
モータ18を同じ態様で任意の複数の第1の歯車9にそれ
ぞれ連結することができる。したがって、モータ連結個
所やモータ連結個数に制限がなく、フレキシブルにロー
ラ式コンベア1の仕様変更ができる。
【0050】さらに、モータ駆動部は、必ずしもコンベ
ア1の上流端や下流端に設けられる必要がなく、搬送部
の中途に含ませることができるので、モータ駆動部やテ
ール部を搬送部と異なるスペースを要するものとして別
途設ける必要がなくなり、省スペース化を図ることがで
きる。さらにまた、従来のように、長期にわたるコンベ
ア1の使用によるチェーンのテンション調整などの調節
が不要であり、メンテナンスが容易になる。
【0051】また、隣接する第1の歯車9、9同志は、
それらの間に介在する1個もしくは複数個の第2の歯車
7により連動連結されるので、第2の歯車7の径を変え
たり、その個数を増減したり、第1の歯車9自体の径を
変えたりして、ローラ間ピッチを自由に変更することが
でき、さらにフレキシブルにローラ式コンベア1の仕様
変更ができる。しかも、モータ回転軸、第1の歯車9の
軸および第2の歯車7の軸は、全て同一搬送面内で搬送
方向に垂直な同一方向を向くようにすることができるの
で、回転伝達機構部分の構造が簡単化、コンパクト化さ
れて、製作コストを低減することができる。
【0052】また、モータ18は、搬送路の中間部に配置
されているので、モータ18付近の第1の歯車9や第2の
歯車7に蓄積される回転負荷が減少されて、搬送動力の
伝達効率が向上する。また、歯車9、7の耐久性が向上
するので、その分、歯車9、7を強度の低い材料で製作
することが可能になり、製作コストの低減に資すること
ができる。
【0053】さらに、複数のローラ6、6・・・の各々
は、搬送物10の強制停止に対してその回転軸の回転を停
止させることなくアキュムレート可能なフリーフロー方
式のローラにされているので、大重量の搬送物10であっ
ても、コンベア1の急発進時にモータ18に過大な負荷が
加わることがなく、モータ18は、多数の第1の歯車9、
第2の歯車7の蓄積された回転負荷にも十分に耐えるこ
とができる。これにより、大容量のモータが不要にな
り、製作コストおよび運転コストを低減することができ
る。
【0054】次に、図11に図示される本願の請求項
1、2、5に記載された発明の他の実施形態(実施形態
2)について説明する。本実施形態2におけるローラ式
コンベア1は、ローラ6の構造とその支持構造が、実施
形態1のそれと異なっている。
【0055】すなわち、実施形態1においては、ローラ
6は、ローラ部8と歯車部(第1の歯車)9とからな
り、これらの一体組立体としてのローラ6が、ガイドピ
ン12により左右ベアリング13、13を介して回転自在に軸
受され、このガイドピン12が、左右の縦フレーム2l 、
2r の各空間Bの左右対向壁にそれぞれ形成された支持
部14、14上に載置、固定されることにより、ローラ6が
左右の縦フレーム2l 、2r にそれぞれ支持されたが、
本実施形態2においては、ローラ6は、ローラ部8と歯
車部(第1の歯車)9とからなり、これらの一体組立体
としてのローラ6が、歯車部9の外周側からガイド筒21
により左右ベアリング13、13を介して回転自在に軸受さ
れ、このガイド筒21が、左右の縦フレーム2l 、2r の
各空間Bの左右対向壁のうちのコンベア1の内方寄り壁
に形成された軸受孔22、22にそれぞれ嵌着、固定される
ことにより、ローラ6が左右の縦フレーム2l 、2r に
それぞれ支持されている。
【0056】この結果、ローラ6のローラ部8は、左右
の縦フレーム2l 、2r よりもコンベア1の中央寄りに
突出させられ、空間Bには、ローラ6の第1の歯車9お
よび隣接する2つの第1の歯車9、9間に介設される第
2の歯車7のみが1列縦隊に連動関係に連結されて収容
されている。そして、実施形態1において使用されたカ
バー15は、不要にされている。本実施形態2は、以上の
点において実施形態1と異なっているが、その他の点に
おいては、基本的に異なるところはないので、詳細な説
明を省略する。
【0057】本実施形態2は、前記のように構成されて
いるので、図11に図示されるように、左右上部に側方
に指向した突出部を有し、中央部がコンベア1の中央下
方に垂下する断面形状の搬送物10を搬送するのに好適な
ローラ式コンベア1を容易に得ることができる。なお、
この場合に、前記突出部は、搬送方向に短い突起状のも
のであってもよく、また、搬送方向に細長い帯状のもの
であってもよい。
【0058】次に、図12に図示される本願の請求項
1、2、5に記載された発明のさらに他の実施形態(実
施形態3)について説明する。本実施形態3におけるロ
ーラ式コンベア1は、搬送路のいずれかの側(図12の
図示例の場合、左側)において、第1の歯車9と第2の
歯車7との連動連結機構が省略されている点において実
施形態1と異なっている。
【0059】そして、搬送路の両側にそれぞれ配置され
た複数のローラ6、6・・・は、搬送路の両側間におい
て、対応するローラ6、6間がシャフト23によって連結
されている。第1の歯車9と第2の歯車7との連動連結
機構が省略された側の複数のローラ6、6・・・(ロー
ラ部8、8・・・)には、これらのシャフト23、23・・
・を介して回転動力が伝達される。
【0060】本実施形態3は、前記のように構成されて
いるので、第1の歯車9と第2の歯車7との連動連結機
構が半減されて、回転伝達機構部分の構造がさらに簡単
化、コンパクト化されて、製作コストをさらに低減する
ことができる。その他、実施形態1と同様の効果を得る
ことができる。
【0061】なお、本実施形態3は、図13に図示され
るように変形実施(実施形態4)することができる。本
実施形態4においては、実施形態3における各シャフト
23にも複数(例えば、2〜3個)のローラ部8、8・・
・が固着されている。したがって、搬送路の幅に対して
搬送可能な搬送物10のサイズを種々に変更することがで
き、後述する実施形態9と略同様の効果を奏することが
できる。その他、実施形態3と同様の効果を奏すること
ができる。
【0062】次に、図14および図15に図示される本
願の請求項3に記載された発明の一実施形態(実施形態
5)について説明する。本実施形態5におけるローラ式
コンベア1は、搬送路がカーブさせられている点におい
て実施形態1と異なっている。
【0063】そのために、本実施形態5においては、第
1の歯車9と第2の歯車7との少なくともいずれか一方
は、搬送路の内側と外側とにおいて異なる径にされてい
る。図14に図示される例の場合、いずれの歯車9、7
も、搬送路の内側と外側とにおいて異なる径にされてお
り、しかも、大小に異ならせる方向が反対方向にされて
いる。図15に図示される例の場合、いずれの歯車9、
7も、搬送路の内側と外側とにおいてわずかに異なる径
にされているが、大小に異ならせる方向は、同じ方向に
されている。なお、ローラ部8も、カーブの中心方向に
縮径させられてもよい。
【0064】本実施形態5は、前記のように構成されて
いるので、カーブコンベアをきわめて容易に製作するこ
とができる。しかも、搬送路の内側と外側とにおいて異
なる径にされる第1の歯車9や第2の歯車7の当該径を
種々に変更することによって、カーブの曲率が種々に変
更されたカーブコンベアをきわめて容易に製作すること
ができる。その他、実施形態1と同様の効果を奏するこ
とができる。
【0065】次に、図16に図示される本願の請求項4
に記載された発明の一実施形態(実施形態6)について
説明する。本実施形態6におけるローラ式コンベア1
は、搬送路の搬送面が搬送路の搬送方向に対して上昇も
しくは下降するようにされた昇降コンベアとして構成さ
れている点において実施形態1と異なっている。
【0066】そのために、本実施形態6においては、複
数のローラ6、6・・・の各々の回転軸の高さ方向位置
が、搬送路の搬送方向に沿って同一水平面位置から上方
もしくは下方に徐々にずらされている。これに伴い、隣
接する2つのローラ6、6間に介設される第2の歯車7
の回転軸の高さ方向位置も、搬送路の搬送方向に沿って
同一水平面位置から上方もしくは下方に徐々にずらされ
ている。
【0067】本実施形態6は、前記のように構成されて
いるので、布(袋)などの搬送物の搬送に特に好適な昇
降コンベアをきわめて容易に製作することができる。し
かも、上昇の度合いや下降の度合いを種々に代えたり、
上昇と下降を種々に組み合わせたりすることにより、搬
送面の形状を自由に設定することができる。その他、実
施形態1と同様の効果を奏することができる。
【0068】次に、図17および図18に図示される本
願の請求項6に記載された発明の一実施形態(実施形態
7)について説明する。本実施形態7におけるローラ式
コンベア1は、搬送路の搬送方向に沿って複数のコンベ
ア部分1a 、1b ・・・に分割されて、隣接するコンベ
ア部分1a 、1b 間、1b 、1c 間等において、隣接す
る第1の歯車同志9、9の連動連結が解除されている
(図17のC、D部、図18のC〜F部参照)。そし
て、モータ18を有するコンベア部分1b ・・・のうちの
少なくとも1つは、その搬送方向が変更可能にされてい
る。本実施形態7は、以上の点において実施形態1と異
なっているが、その他の点においては、基本的に異なる
ところはないので、詳細な説明を省略する。
【0069】本実施形態7は、前記のように構成されて
いるので、複数のコンベア部分1a、1b ・・・の各々
は、そのモータ18の有無に応じて、モータ駆動にした
り、手動駆動にしたり(図17のコンベア部分1a 参
照)することができ、また、特定のコンベア部分を停止
させたり、モータ駆動の場合において、少なくとも1つ
のコンベア部分の搬送方向を変更したり(図18のコン
ベア部分1b 参照)することができるので、1台のロー
ラ式コンベア1において、多様な搬送形態を選択するこ
とができ、一台で複数台分のコンベアの役割を果たすよ
うにすることができて、ローラ式コンベア1の機能が飛
躍的に向上する。その他、実施形態1と同様の効果を奏
することができる。
【0070】次に、図18に図示される本願の請求項7
に記載された発明の一実施形態(実施形態8)について
説明する。本実施形態8におけるローラ式コンベア1
は、実施形態7におけるローラ式コンベア1と比較し
て、搬送方向が変更可能にされたコンベア部分1b に、
その搬送方向に直交する方向から搬送物10を該コンベア
部分1b に搬送することができる別体のコンベア30が付
設された点が異なっている。
【0071】本実施形態8は、前記のように構成されて
いるので、搬送物10の搬送方向を互いに逆向きの2方向
のうちのいずれかの方向に変更させることができるコン
ベア設備を容易に得ることができる。その他、実施形態
7と同様の効果を奏することができる。
【0072】次に、図19に図示される本願の請求項8
に記載された発明の一実施形態(実施形態9)について
説明する。本実施形態9におけるローラ式コンベア1
は、実施形態1におけるローラ式コンベア1と比較し
て、複数のローラ6、6・・・のローラ部8が、搬送路
の幅と略同じ長さを有して搬送路に配置されている点、
および搬送路のいずれかの側(図19の図示例の場合、
左側)において、第1の歯車9と第2の歯車7との連動
連結機構が省略されている点において異なっている。
【0073】本実施形態9は、前記のように構成されて
いるので、実施形態1において、搬送路の両側にそれぞ
れ配置された複数のローラ6、6・・・は、本実施形態
9の搬送路の幅と略同じ長さを有するローラ6、6・・
・に吸収、合体されている。
【0074】本実施形態9は、前記のように構成されて
いるので、搬送路の幅に対してどのようなサイズの搬送
物10であっても、搬送が可能なローラ式コンベア1を容
易に得ることができる。その他、実施形態1と同様の効
果を奏することができる。
【0075】本実施形態9では、搬送路の左側におい
て、第1の歯車9と第2の歯車7との連動連結機構が省
略されたが、これに限定されず、搬送路の左側において
も、第1の歯車9と第2の歯車7との連動連結機構が具
備されるようにしてもよい。この場合には、搬送路の左
側にも、この連動連結機構を駆動するモータ18を設ける
のが望ましい。このようにすることにより、片側のモー
タ18の負荷負担を軽減して、搬送力の向上を図ることが
できる。
【0076】以上の実施形態1〜9においては、複数の
ローラ6、6・・・の各々は、搬送物の強制停止に対し
て、その回転軸の回転を停止させることなくアキュムレ
ート可能なフリーフロー方式のローラとされたが、これ
に限定されず、アキュムレート不能なノン・フリーフロ
ー方式のローラとされてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1、2、5に記載された発明の一
実施形態(実施形態1)におけるローラ式コンベアの平
面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】図1および図2のIII−III線矢視断面図
である。
【図4】図2のIV−IV線矢視断面図の部分図であ
る。
【図5】ガイドピンの正面図である。
【図6】ローラの縦断面図である。
【図7】第2の歯車の縦断面図である。
【図8】図1の部分拡大図である。
【図9】図8の矢印A方向から見た内側面図であって、
図3の右側面図である。
【図10】隣接するローラ間の間隔を変更する手段を説
明するための図である。
【図11】本願の請求項1、2、5に記載された発明の
他の実施形態(実施形態2)におけるローラ式コンベア
の横断面図である。
【図12】本願の請求項1、2、5に記載された発明の
さらに他の実施形態(実施形態3)におけるローラ式コ
ンベアの概略部分平面図である。
【図13】本願の請求項1、2、5に記載された発明の
さらに他の実施形態(実施形態4)におけるローラ式コ
ンベアの概略部分平面図である。
【図14】本願の請求項3に記載された発明の一実施形
態(実施形態5)におけるローラ式コンベアのローラと
第2の歯車との連動連結機構部分の概略平面図である。
【図15】同変形例を示す図である。
【図16】本願の請求項4に記載された発明の一実施形
態(実施形態6)におけるローラ式コンベアのローラと
第2の歯車との連動連結機構部分の概略側面図である。
【図17】本願の請求項6に記載された発明の一実施形
態(実施形態7)におけるローラ式コンベアの概略平面
図である。
【図18】同変形例を示す図であるとともに、本願の請
求項7に記載された発明の一実施形態(実施形態8)に
おけるローラ式コンベアの平面図である。
【図19】本願の請求項8に記載された発明の一実施形
態(実施形態9)におけるローラ式コンベアの概略平面
図である。
【図20】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1…ローラ式コンベア、2l 、2r …左右縦フレーム、
3f 、3b …前後横フレーム、4…支柱、5…床、6…
ローラ、7…歯車(第2の歯車)、8…ローラ部、9…
歯車部(第1の歯車)、9a …歯車本体部、9b …軸受
部、10…搬送物、11…ストッパ、12…ガイドピン、12a
…平坦面部、13…ベアリング、14…支持部、15…カバ
ー、15a 、15b …凹部、15c …窓部、15d …凹部、15e
…ボス部、16…ベアリング、17…溝、18…モータ、19…
シャフト、20…センサー、21…ガイド筒、22…軸受孔、
23…シャフト、24…プレート、30…コンベア。
フロントページの続き (72)発明者 森山 隆吉 東京都品川区戸越3丁目9番20号 平田機 工株式会社内 Fターム(参考) 3F033 BB01 BB05 BC03 BC07 GA06 GB08 GE05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路に載置された搬送物を前記搬送路
    に沿って、前記搬送路の少なくとも両側にそれぞれ配置
    された複数のローラの回転によって搬送するようにされ
    てなるローラ式コンベアにおいて、 前記搬送路の少なくとも片側に配置された複数の前記ロ
    ーラの各々は、その回転軸に一体もしくは相対回転可能
    に第1の歯車を有し、 複数の前記ローラは、隣接する前記第1の歯車同志が連
    動連結されて、同時的に回転可能にされ、 複数の前記第1の歯車のうちのいずれかに、モータの回
    転動力が直接もしくは間接に入力されるようにされたこ
    とを特徴とするローラ式コンベア。
  2. 【請求項2】 隣接する前記第1の歯車同志は、それら
    の間に介在する1個もしくは複数個の第2の歯車により
    連動連結されたことを特徴とする請求項1記載のローラ
    式コンベア。
  3. 【請求項3】 前記第1の歯車と前記第2の歯車との少
    なくともいずれか一方は、前記搬送路の内側と外側とに
    おいて異なる径にされて、前記搬送路がカーブさせられ
    たことを特徴とする請求項2記載のローラ式コンベア。
  4. 【請求項4】 複数の前記ローラの各々の回転軸の高さ
    方向位置が、前記搬送路の搬送方向に沿って同一水平面
    位置から徐々にずらされて、前記搬送路の搬送面が、前
    記搬送路の搬送方向に対して上昇もしくは下降するよう
    にされたことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のローラ式コンベア。
  5. 【請求項5】 前記モータは、前記搬送路の搬送方向の
    中間部に配置されたことを特徴とする請求項1ないし請
    求項4のいずれか記載のローラ式コンベア。
  6. 【請求項6】 前記ローラ式コンベアが、前記搬送路の
    搬送方向に沿って複数のコンベア部分に分割されて、隣
    接する前記コンベア部分間において、隣接する前記第1
    の歯車同志の連動連結が解除され、 前記モータを有する前記コンベア部分のうちの少なくと
    も1つは、その搬送方向が変更可能にされたことを特徴
    とする請求項1ないし請求項4のいずれか記載のローラ
    式コンベア。
  7. 【請求項7】 搬送方向が変更可能にされた前記コンベ
    ア部分に、その搬送方向に直交する方向から搬送物を前
    記コンベア部分に搬送することができる別体のコンベア
    が付設されたことを特徴とする請求項6記載のローラ式
    コンベア。
  8. 【請求項8】 搬送路に載置された搬送物を前記搬送路
    に沿って、前記搬送路に配置された複数のローラの回転
    によって搬送するようにされてなるローラ式コンベアに
    おいて、 複数の前記ローラの各々は、少なくとも前記搬送路の片
    側において、その回転軸に一体もしくは相対回転可能に
    第1の歯車を有し、 複数の前記ローラは、隣接する前記第1の歯車同志が連
    動連結されて、同時的に回転可能にされ、 複数の前記第1の歯車のうちのいずれかに、モータの回
    転動力が直接もしくは間接に入力されるようにされたこ
    とを特徴とするローラ式コンベア。
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