JP2004124333A - 紡績機の糸弛み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】紡績機の紡績装置で紡績された糸条に係合可能に配置され、糸Yを外周面23aに巻き付ける弛み取りローラ23と、弛み取りローラ23を回転駆動する駆動手段24と、弛み取りローラ23より下流側に配置され、弛み取りローラ23の回転中心線A上で糸Yをガイドする下流側ガイド26を備え、弛み取りローラ23の外周面23aの基端側Bへ糸Yを供給して巻き付けさせ、巻き付けた糸Yをローラ先端側Dから下流側ガイド26へ向かって解舒するものであり、弛み取りローラ23より上流側に、弛み取りローラ23の外周面23aの基端側Bへ接近させて上流側ガイド25を配置したこと。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紡績機において、糸を紡績する紡績装置から糸を巻き取る巻取装置までの間の糸の弛みを取るための糸弛み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気式紡績機等の高速紡績機にあっては、糸欠陥箇所を検出したとき、糸欠陥箇所をカッターで切断して除去した後に、紡績装置から次々に送られてくる糸の先端とパッケージに巻き上げられた糸の後端とを糸継ぎするようになっている。この糸継ぎは、両方の糸端を停止した状態で行われるため、紡績装置から次々に送られてくる糸をスラックチューブと呼ばれる吸引管で吸引して糸の弛みを取るようにしている。ところで、最近の紡績速度の高速化に伴い、糸の弛み量が増大し、これにより吸引管が長くなるため、吸引管方式で対応するには限界が生じている。そこで、送られてくる糸を一時的に弛み取りローラに巻き付けて弛み取りすることで糸の弛みを取る糸弛み取り装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特公平4−13272号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記糸弛み取り装置は、弛み取りローラにクラッチ機構または戻しピンを進退させる機構を内蔵するために構造が複雑であり、また、弛み取りローラに対する糸の巻き付け若しくは解舒が円滑にされないことがある。そこで、本発明は、これら問題を解決するために前記糸弛み取り装置を改良するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
弛み取りローラに対して糸を規則正しく巻き付かせるようにするために請求項1記載の本発明が採用した手段は、紡績機の紡績装置で紡績された糸条に係合可能に配置され、糸を外周面に巻き付ける弛み取りローラと、弛み取りローラを回転駆動する駆動手段と、弛み取りローラより下流側に配置され、弛み取りローラの回転中心線上で糸をガイドする下流側ガイドを備え、弛み取りローラの外周面の基端側へ糸を供給して巻き付けさせ、巻き付けた糸をローラ先端側から下流側ガイドへ向かって解舒する紡績機の糸弛み取り装置であって、弛み取りローラより上流側に、弛み取りローラの外周面の基端側へ接近させて上流側ガイドを配置したことを特徴とする紡績機の糸弛み取り装置である。
本発明にあっては、弛み取りローラへの糸の供給位置が安定するため、糸を弛み取りローラに規則正しく巻き付かせることができる。
【0006】
請求項2記載の本発明が採用した手段は、前記上流側ガイドの糸ガイド点を、弛み取りローラが右回転の場合にはローラ右半分側に位置させ、弛み取りローラが左回転の場合にはローラ左半分側に位置させた請求項1記載の紡績機の糸弛み取り装置である。
本発明にあっては、弛み取りローラに対する糸の進入方向と弛み取りローラの回転方向とが一致するため、弛み取りローラへの糸の供給位置が安定して、糸を弛み取りローラに規則正しく巻き付かせることができる。
【0007】
請求項3記載の本発明が採用した手段は、前記上流側ガイドの糸ガイド点を、前記弛み取りローラの基端側に形成してローラ先端側へ向かって行く程に縮径するテーパ部の大径部側に糸が導入されるように位置させた請求項1又は2記載の紡績機の糸弛み取り装置である。
本発明にあっては、弛み取りローラのテーパ部の大径部側へ糸を供給して巻き付かせるため、巻き付いた糸がテーパ部の小径部側へ移動していくことになり、糸を弛み取りローラに規則正しく巻き付かせることができる。
【0008】
弛み取りローラに対して糸を規則正しく巻き付かせると共に、巻き付いた糸を規則正しく解舒させるために請求項4記載の本発明が採用した手段は、紡績機の紡績装置で紡績された糸条に係合可能に配置され、糸を捕捉して外周面に巻き付ける弛み取りローラと、弛み取りローラを回転駆動する駆動手段と、弛み取りローラより下流側に配置され、弛み取りローラの回転中心線上で糸をガイドする下流側ガイドを備え、弛み取りローラの外周面の基端側へ糸を供給して巻き付けさせ、巻き付けた糸をローラ先端側から下流側ガイドへ向かって解舒する紡績機の糸弛み取り装置であって、弛み取りローラの外周面を、ローラ先端側へ向かって行く程に縮径する基端側のテーパ部と、ローラ先端側の鍔部と、これらの間の同径の円柱部とを有する形状としたことを特徴とする紡績機の糸弛み取り装置である。
本発明にあっては、弛み取りローラのテーパ部へ糸を供給して巻き付かせた糸がテーパ部の小径部へ移動して同径の円柱部へ至るため、糸を弛み取りローラの円柱部へ規則正しく巻き付かせることができると共に、解舒するときに、円柱部に巻き付いた糸の全体が一度に円柱部から抜け出るのをローラ先端側の鍔部が阻止するので、最初に巻き付いた糸から順番に引き出すことができる。
【0009】
捕捉する手段の構造を簡単にするために請求項5記載の本発明が採用した手段は、前記糸を捕捉する手段として、前記ローラ先端側の鍔部の円周の一部に切欠き部を設け、該切欠き部へ移動した糸を捕捉して、弛み取りローラの基端側に対する糸の供給を開始させるようにした請求項4記載の紡績機の糸弛み取り装置である。
本発明にあっては、走行中の糸を切欠き部へ移動させて切欠き部で捕捉することで、弛み取りローラの基端側に対する糸の供給を開始できる。
【0010】
捕捉する手段が解舒の障害とならないようにするために請求項6記載の本発明が採用した手段は、前記鍔部の外周部であって、前記切欠き部に隣接する部位に面取り部を設け、前記糸が巻き付け方向と逆方向へ移動しながら前記解舒を行うとき、該面取り部で糸を案内して前記切欠き部で糸を引っ掛けないようにした請求項5記載の紡績機の糸弛み取り装置である。
本発明にあっては、巻き付け方向と逆方向へ移動しながら解舒する糸を、切欠き部で引っ掛けることのないように面取り部で案内することができる。
【0011】
糸継ぎを確実にできるようにするために請求項7記載の本発明が採用した手段は、糸継装置を備えた紡績機の紡績装置で紡績された糸条に係合可能に配置され、糸を捕捉して外周面に巻き付ける弛み取りローラと、弛み取りローラを回転駆動する駆動手段と、弛み取りローラより下流側に配置され、弛み取りローラの回転中心線上で糸をガイドする下流側ガイドを備え、弛み取りローラの外周面の基端側へ糸を供給して巻き付けさせ、巻き付けた糸をローラ先端側から下流側ガイドへ向かって解舒する紡績機の糸弛み取り装置であって、捕捉して前記弛み取りローラへ糸を供給するタイミングを、糸継ぎを行うために前記糸継ぎ装置で糸を停止し始めるのと同時、またはこの停止開始直後としたことを特徴とする紡績機の糸弛み取り装置である。
本発明にあっては、糸継ぎ装置で糸を停止し始めるのと同時、またはこの停止開始直後に弛み取りローラへ糸を供給して巻き付けるので、糸継ぎ装置に導かれている糸は、弛み取りローラへ引っ張られても移動することなく糸継ぎができ、また、糸継ぎ中に紡績装置から送られてくる糸は、弛み取りローラへ巻き付けられて弛みを防止できる。
【0012】
捕捉と解舒のために糸を円滑に移動させるために請求項8記載の本発明が採用した手段は、紡績機の紡績装置で紡績された糸条に係合可能に配置され、糸を捕捉して外周面に巻き付ける弛み取りローラと、弛み取りローラを回転駆動する駆動手段と、弛み取りローラより下流側に配置され、弛み取りローラの回転中心線上で糸をガイドする下流側ガイドを備え、弛み取りローラの外周面の基端側へ糸を供給して巻き付けさせ、巻き付けた糸をローラ先端側から下流側ガイドへ向かって解舒する紡績機の糸弛み取り装置であって、前記下流側ガイドが、ガイド中の糸を前記弛み取りローラに捕捉させる前進位置と、糸のガイド点を前記弛み取りローラ先端より前方の前記回転中心線上に位置させる後退位置との間で進退することを特徴とする紡績機の糸弛み取り装置である。
本発明にあっては、下流側ガイドを前進位置と後退位置との間で進退させることにより、下流側ガイドでガイドしながら糸を、捕捉させる位置と捕捉させることなく解舒させる位置との間を移動させることができる。
【0013】
全体の構造を簡単にするために請求項9記載の本発明が採用した手段は、紡績装置で紡績された糸条に係合可能に配置され、糸を捕捉して外周面に巻き付ける弛み取りローラと、弛み取りローラを回転駆動する駆動手段と、弛み取りローラより下流側に配置され、弛み取りローラの回転中心線上で糸をガイドする下流側ガイドを備え、弛み取りローラの外周面の基端側へ糸を供給して巻き付けさせ、巻き付けた糸を捕捉状態でないときにローラ先端側から下流側ガイドへ向かって解舒する紡績機の糸弛み取り装置であって、前記弛み取りローラに、捕捉するための引掛け具を進退自在に設け、該引掛け具は、弛み取りローラが停止時又は等速回転時には、付勢手段で弛み取りローラ内に没入して糸を捕捉できない状態となり、弛み取りローラが加速回転中には、付勢手段に抗して弛み取りローラ内から捕捉位置まで突出する状態となることを特徴とする紡績機の糸弛み取り装置である。
本発明にあっては、弛み取りローラを起動させると、加速回転中に引掛け具が捕捉位置まで突出して、紡績装置から送られてくる糸を弛み取りローラに巻き付けて弛みを取ることができるため、弛み取りローラが等速回転へ至って引掛け具が捕捉できない位置へ没入するまでの間に糸継ぎを完了させることができる。また、弛み取りローラを回転させて引掛け具を出没させることで、下流側ガイドを所定位置に停止させまま、弛み取りローラに対する糸の捕捉と解舒とができる。
【0014】
解舒中また解舒後の糸の円滑な走行を確保するために請求項10記載の本発明が採用した手段は、前記下流側ガイドと前記巻取装置との間に、糸に張力を付加する糸張力調整装置を設けた請求項1乃至9のいずれか1項に記載の紡績機の糸弛み取り装置である。
本発明にあっては、弛み取りローラから解舒して巻取り装置へ向かって進む糸に適度の張力を付与することができる。
【0015】
切断された糸が弛み取りローラに残留しないようにするために請求項11記載の本発明が採用した手段は、糸欠陥検出時に糸を切断する糸切断装置と前記巻取装置との間に前記弛み取りローラを設けた請求項1乃至10のいずれか1項に記載の紡績機の糸弛み取り装置である。
本発明にあっては、糸欠陥検出時に糸切断装置により糸が切断された時、弛み取りローラに巻き付いている糸が巻取装置により巻き取られることとなるため、弛み取りローラに糸が残らない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る紡績機の糸弛み取り装置を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。なお、本明細書において「上流」とは、糸の進行方向(走行方向)に対して上流という意味である。
【0017】
(第1の実施の形態)
図1乃至図7は本発明に係る糸弛み取り装置の第1の実施の形態を示すものであり、図1は本発明に係る糸弛み取り装置10を備えた紡績機の第1の実施の形態の主要部を示す側面図である。図2は糸弛み取り装置10の近辺を拡大して示す側面図であって、弛み取りローラ23に糸Yを弛み取りさせていない状態を示すものである。図3は糸弛み取り装置10の近辺を拡大して示す側面図であって、弛み取りローラ23に糸Yを捕捉させる直前を示すものである。図4は糸弛み取り装置10の近辺を拡大して示す斜視図であって、弛み取りローラ23に糸Yを弛み取りさせている状態を示すものである。図5は糸弛み取り装置10の近辺を拡大して示す側面図であって、弛み取りローラ23から糸Yを解舒している状態を示すものである。図6は糸弛み取り装置10の近辺を拡大して示す斜視図であって、弛み取りローラ23から糸Yを解舒している状態を示すものである。図7は弛み取りローラ23の単体を示すものであって、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は(A)のc−c線で断面した断面図である。
【0018】
本実施の形態に係る紡績機1は、図1に示す如く、図面の紙面直交方向に紡績ユニットUを複数錘並設した紡績機本体2と、並設された紡績機本体2に沿って走行する糸継ぎのための作業台車3とを備えている。各紡績ユニットUは、糸道Eの上流側から下流側に沿って、ドラフト部4、紡績装置5、糸送り部6、糸吸込装置7、カッター8、糸欠陥検出器9、糸張力調整装置11及び巻取装置12を順に配置して構成されている。作業台車3は、糸継が必要な紡績ユニットUの所定位置へ移動して停止するようになっており、ノッターやスプライサー等の糸継ぎ装置17と、紡績装置5で形成された糸の端を吸引し該糸端を糸継ぎ装置17に導くための回動自在なサクションパイプ18と、巻取装置12に支持されたパッケージ16の巻き終わり糸端を吸引し該糸端を糸継ぎ装置17に導くために回動自在なサクションマウス19とを備えている。上記各紡績ユニットUには、糸弛み取り装置10が設けられている。糸弛み取り装置10は、上記通常の糸道Eから外れた位置に設けられているが、糸欠陥検出器9と糸張力調整装置11との間の糸条に係合可能になっている。
【0019】
各紡績ユニットUの前記ドラフト部4は、図1に示す如く、バックローラ4a、サードローラ4b、エプロン4cが張設されたセカンドローラ4d及びフロントローラ4eとからなる、一例として4線式のものが選択される。前記紡績装置5は、一例として、旋回気流を利用して紡績糸(以下、単に「糸」という。)Yを生成するものが選択される。前記糸送り部6は、ニップローラ6aとデリベリローラ6bとで糸Yを挟持して、下流側に送るようになっている。前記糸吸引装置7は、常時、吸引状態にあり、糸欠陥検出器9が糸Yのスラブ等の欠陥を検出した時に、カッター8で切断された紡績装置5側の糸Yを吸引口7aで吸引して除去するようになっている。
【0020】
各紡績ユニットUの前記糸弛み取り装置10は、糸継ぎ時の糸道である前記紡績機本体2の紡績装置5から前記作業台車3の糸継ぎ装置17へ至る糸道の途中に配置され、図2に示す如く、糸Yを外周面に巻き付ける弛み取りローラ23と、弛み取りローラ23を回転駆動する駆動手段24と、弛み取りローラ23より上流側に配置され、弛み取りローラ23の外周面23aの基端側Bへ接近させた上流側ガイド25と、弛み取りローラ23より下流側に配置され、弛み取りローラ23の回転中心線A上で糸Yをガイドする下流側ガイド26とを備えている。糸弛み取り装置10は、糸継ぎ時に、紡績ユニットUの紡績装置5から紡出されてくる糸Yを、図4に示すように、上流側ガイド25で弛み取りローラ23の外周面23aの基端側Bへ案内して巻き付けさせ、また、巻き付けた糸を、図5及び図6に示すように、ローラ先端側Dから下流側ガイド26へ向かって解舒するようになっている。駆動手段24は、電動モータからなり、その出力軸24aに弛み取りローラ23を取着してある。なお、駆動手段24は、図示は省略したが、糸送り部6を駆動するラインシャフトの回転動力を、伝動ベルト等を介して弛み取りローラ23に伝えて、常時回転させるようにしてもよい。
【0021】
前記上流側ガイド25は、図4に示す如く、弛み取りローラ23の外周面23aの基端側Bに、糸Yを案内するためのものである。上流側ガイド25により、弛み取りローラ23への糸Yの供給位置が安定するため、糸Yを弛み取りローラに規則正しく巻き付かせることができる。上流側ガイド25の糸を接触案内する糸ガイド点25aは、弛み取りローラ23の上方であって、弛み取りローラ23の回転方向Kが図4に示すようにローラ正面からみて右回転の場合にはローラ右半分側Rに位置させ、弛み取りローラ23が図示は省略したが左回転の場合にはローラ左半分側に位置させてある。糸弛み取り装置10は、糸ガイド点25aをこのように位置させることにより、弛み取りローラ23に対して糸Yが円滑に進入できるようになり、弛み取りローラ23への糸Yの供給位置が安定して、糸Yを弛み取りローラ23に規則正しく巻き付かせることができる。なお、弛み取りローラ23は、図2に示すように回転中心線Aをローラ先端側Dへ向かって下り傾斜して配置する場合と、図8に示すように回転中心線Aを水平状態に配置する場合とがある。
【0022】
更に、前記上流側ガイド25は、図5及び図6に示すように、その糸ガイド点25aを、弛み取りローラ23の基端側Bに形成してローラ先端側Dへ向かって行く程に縮径するテーパ部23b(図7(B)参照)の大径部側に糸Yが導入されるように位置させてある。糸弛み取り装置10は、糸ガイド点25aをこのように位置させることにより、テーパ部23bの大径部側へ糸を供給して巻き付かせるため、巻き付いた糸がテーパ部23bの小径部側へ移動していくことになり、糸Yを弛み取りローラ23に規則正しく巻き付かせることができる。
【0023】
前記下流側ガイド26は、図3及び図4に示すように、糸ガイド点26aでガイド中の糸Yを弛み取りローラ23に捕捉させる前進位置Fと、図5及び図6に示すように、糸ガイド点26aが弛み取りローラ23の先端より前方の回転中心線A上に位置する後退位置Gとの間で進退するようになっている。下流側ガイド26は、回動自在に枢支28するか、スライダー等(図示略)で回転中心線Aに沿って摺動自在に案内して、進退するようにしてある。糸弛み取り装置10は、下流側ガイド26を前進位置Fと後退位置Gとの間で進退させることにより、下流側ガイド26の糸ガイド点26aで走行中の糸Yをガイドしながら、捕捉させる位置と解舒させる位置との間を安定よく移動させることができる。
【0024】
前記弛み取りローラ23は、図7に示す如く、その外周面23aを、ローラ先端側Dへ向かって行く程に縮径する基端側Bのテーパ部23bと、ローラ先端側Dの鍔部23dと、これらの間の同径の円柱部23cとを有する形状に形成されている。弛み取りローラ23は、テーパ部23bの大径部23b−1へ糸Yを供給して巻き付かせた糸Yがテーパ部23bの小径部23b−1へ移動して同径の円柱部23cへ至るため、糸Yを円柱部23cへ規則正しく巻き付かせることができる(図4参照)と共に、解舒するときに、円柱部23cに巻き付いた糸Yの全体が一度に円柱部23cから抜け出るのをローラ先端側Dの鍔部23dが阻止するので、最初に巻き付いた糸Yから順番に引き出すことができる(図5及び図6参照)。
【0025】
更に、前記弛み取りローラ23は、図7に示す如く、糸を捕捉する手段となる切欠き部27を、ローラ先端側Dの鍔部23dの円周の一部に設け、鍔部23dへ移動した糸を切欠き部27で捕捉して(図3参照)、弛み取りローラ23の基端側に対する糸Yの供給を開始させるようになっている。切欠き部27は、ローラ先端側Dから基端側Bへ向かって凹設した略V字状からなり、回転中心線Aと平行な捕捉部27aと、切欠き部27内へ糸Yを導入し易いように回転方向Kへ傾斜した逃がし部27bとから形成されている。前記弛み取りローラ23は、下流側ガイド26を後退位置Gから前進位置Fまで移動させて、走行中の糸Yを切欠き部27内へ移動させて切欠き部27の捕捉部27aで捕捉することで、弛み取りローラ23の基端側に対する糸の供給を開始できる。
【0026】
また、前記弛み取りローラ23は、捕捉する手段となる切欠き部27が解舒の障害とならないようにするために、鍔部23dの外周部であって切欠き部27に隣接する部位に面取り部23e,23fを設け、糸Yが巻き付け方向と逆方向へ移動しながら前記解舒を行うとき、面取り部23e,23fで糸Yを案内して切欠き部27で引っ掛けないようになっている(図7参照)。弛み取りローラ23は、解舒する糸Yを面取り部23e,23fで案内して、切欠き部27で引っ掛けることのないようにして円滑に糸Yを解舒させることができる。
【0027】
前記糸弛み取り装置10において下流側ガイド26を後退位置G(図5参照)から前進位置F(図3参照)まで移動させて、走行中の糸Yを弛み取りローラ23に捕捉させるタイミングは、糸継ぎを行うために紡出側の糸Y1を前記糸継ぎ装置17(図1参照)で停止させる(クランプする)と同時、またはこの停止(クランプ)した直後としてある。このタイミングよりも早すぎると、ガイド26の移動及び弛み取りローラ23への糸巻き付けにより、糸継ぎ装置17に導かれている糸が引っ張られて糸継ぎミスを生じる。また、タイミングが遅すぎると、糸が弛み過ぎてガイド26や弛み取りローラ23への糸捕捉ミスが生じる。したがつて、このタイミングにすることで、弛み取りローラ23より下流側で糸継ぎ装置17へ導かれている糸Y1は、巻き付け中の弛み取りローラ23(図4参照)へ引っ張られても移動することなく糸継ぎができ、また、糸継ぎ中に紡績装置5から送られてくる糸Y1は、弛み取りローラ23へ巻き付けられて弛みを防止できる。
【0028】
図1に示すように、前記糸弛み取り装置10より下流側に設けられた糸張力調整装置11は、詳細図は省略したが、固定ガイドローラから離れる方向に付勢した可動ガイドローラで張力を付与する等の公知のものが選択される。前記巻取装置12は、フリクションローラ13及びクレードルアーム14を備え、クレードルアーム14で把持したボビン15をフリクションローラ11に接触させながらボビン15に糸を巻き付けてパッケージ16を形成するように構成されている。
【0029】
図1に示すように、糸継ぎのために前記作業台車3に備えられているサクションパイプ18は、枢支部20を中心に回動自在に設けられ、糸継ぎ作業の際に、先端に位置する吸引口18aを図中二点鎖線で示すように上方へ回動させて紡績装置5の糸排出口付近まで前進させ、紡出されてくる糸Yを吸引し、吸引状態のまま吸引口18aを図中実線で示すように下方へ回動させて紡績側の糸Yを糸継ぎ装置17へ導く紡績側吸引部材として機能する。サクションマウス19は、枢支部21を中心に回動自在に設けられ、糸継ぎ作業の際に、先端に位置する吸引口19aを図中二点鎖線で示すように下方へ回動させて、フリクションローラ13から離反して回転を停止しているパッケージ16の糸端を吸引して糸出しを行うとともに、吸引状態のまま吸引口19aを図中実線で示すように上方へ回動させてパッケージ側の糸Y2を糸継ぎ装置17へ導く巻取り側吸引部材として機能する。糸継ぎ装置17、サクションパイプ18及びサクションマウス19を紡績ユニットUの並設方向に沿って走行する作業台車3に設けることで、各紡績ユニットU毎に設ける必要がなく、構造が簡単である。
【0030】
前述の如く構成した紡績機1は、紡績時には、図1に示す繊維束Sをドラフト部4でドラフトした後、紡績装置5に入れて、紡績装置5内で発生している旋回気流により加撚して糸Yに生成する。その後、糸送り部6を構成するニップローラ6aとデリベリローラ6bとで糸Yを挟持して、下流側に送る。次いで、図2に示すように糸Yを糸吸引装置7の吸引口7aの前方を通過させると共に糸欠陥検出器9を挿通させ、糸弛み取り装置10の弛み取りローラ23に接触させることなく巻取装置12へ送り出し、フリクションローラ13に接触し回転しているパッケージ16に巻き上げる(図示略)。
【0031】
前記糸欠陥検出器9が、糸Yのスラブ等の欠陥を検出した場合には、カッター8で糸Yを切断する。切断されたパッケージ16側の糸Yは、パッケージ16に巻き取られる。また、ドラフト部4は、バックローラ4aとサードローラ4bの回転を停止させて、サードローラ4bと、回転を続行しているセカンドローラ4dとの間で繊維束Sを切断する。この切断と前記カッター8による切断とにより分離された紡績装置5側の糸Y及び繊維束Sは、回転を続行しているセカンドローラ4dとフロントローラ4eとにより送られながら糸吸引装置7に吸引されて除去される。
【0032】
続けて、ドラフト部4の停止していたバックローラ4aとサードローラ4bを作動させて、繊維束Sを、回転を続行しているセカンドローラ4dとフロントローラ4eとによりドラフトすると共に、紡績装置5に送り込み、紡績を再開し糸Yを生成する。生成されて連続的に紡出される糸Y1の糸端は、図1に二点鎖線で示されているように、紡績機本体2の糸排出口付近に、その吸引口13aを移動させているサクションパイプ18に吸引捕捉され、その後、同図に実線で示されているように、サクションパイプ18を下方に回動させることにより、糸Y1は、糸送り部6にニップローラ6aの側方から導入されると共に、糸継ぎ装置17に導かれる。このとき、糸吸引装置7の吸引口7aは閉鎖されている。このサクションパイプ18の回動と並行して、サクションマウス19は、先端に位置する吸引口19aを同図に二点鎖線で示されているように下方へ回動させて、フリクションローラ13から離反して回転を停止しているパッケージ16の糸端を吸引して糸出しを行うと共に、吸引状態のまま吸引口19aを同図に実線で示されているように上方へ回動させて、パッケージ側の糸Y2を糸継ぎ装置17付近へ配置させる。
【0033】
糸継ぎ装置17付近に配置された紡績装置5側の糸端Y1とパッケージ16側の糸端Y2とは、糸寄せ部材(図示略)の糸寄せレバーの回動により、糸継ぎ装置17の糸継ぎ部に導入され、糸継ぎされる。糸弛み取り装置10は、この糸寄せ後に糸を停止させる動作(糸をクランプする動作)開始と同時又は微小時間後(例えば、5msec)に、下流側ガイド26を後退位置Gから前進位置Fまで移動させて、走行中の糸Y1を弛み取りローラ23に捕捉して巻き付かせ、糸継ぎ動作(ノッタヘッドの回転等)中に紡績装置5と糸継ぎ装置17との間で生じる糸Y1の弛みを、弛み取りローラ23に貯留する。もし、この下流側ガイド26の移動が糸を停止させる動作開始よりも早いと、糸継ぎ動作のときに下流側ガイド26の移動及び弛み取りローラ23への巻付けによって糸Yが弛み取りローラ23側に引っ張られ、糸継ぎの失敗となる。逆にあまり遅いと、紡績装置5から次々に紡出されてくる糸Yに弛みが生じ、弛み取りローラ23に対する糸Yの捕捉を失敗する。
【0034】
糸継ぎ動作が終了した直後は、紡績機1は、糸弛み取り装置10の下流側ガイド26を前進位置F(図4参照)から後退位置G(図6参照)まで移動させると共に、フリクションローラ13にパッケージ16を接触させて巻き取りを再開させ、糸継ぎされた糸Yを弛み取りローラ23から解舒される糸Y(図6参照)と共に、回転を再開したパッケージ16に巻き取る。弛み取りローラ23から解舒される糸Y1は、糸張力調整装置11で適度の張力が付与され、パッケージ16へ円滑に巻き取られる。解舒される糸Yをフリクションローラ13で引っ張って、弛み取りローラ23から解舒する糸速度(すなわち、パッケージ16に巻き取る糸速度)を紡績装置5から紡出した糸Yを弛み取りローラ23に巻き付ける糸速度よりも速くすることにより、弛み取りローラ23に貯留している糸の全てを解舒し、図2に示すように、弛み取りローラ23から糸Yを自然に離反させることができる。
【0035】
(第2の実施の形態)
図8は本発明に係る糸弛み取り装置を備えた紡績機の第2の実施の形態の主要部を示す側面図であり、実線イは弛み取りローラ23に糸を弛み取りさせている状態を示し、二点鎖線ロは弛み取りローラ23から糸を解舒している状態を示し、一点鎖線ハは弛み取りローラ23に糸を弛み取りさせることなく走行している状態を示すものである。
【0036】
本実施の形態が前記第1の実施の形態と大きく異なる点は、弛み取りローラ23を回転中心線Aが水平となるように配置し、弛み取りローラ23の下流側に、糸吸引装置7、カッター8及び糸欠陥検出器9を配置したことである。この相違点以外の構成は、前記第1の実施の形態と実質的に同一である。
【0037】
(第3の実施の形態)
図9乃至図12は本発明に係る糸弛み取り装置の第3の実施の形態を示すものでって、図9は紡績機の糸弛み取り装置の近辺を拡大して示す側面図であって、弛み取りローラ43のローラ本体51に糸を捕捉させる直前を示すものである。図10は、電動モータ付き弛み取りローラ43を示す平面図であって、引掛け具52を後退させた状態を示すものである。図11は図10のb−b線で断面した正面図である。図12は電動モータ付き弛み取りローラ43を示すものであって、引掛け具52を突出させた状態を示すものであり、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【0038】
本実施の形態に係る紡績機31が前記第1の実施の形態(図1乃至図7参照)に係る紡績機1と相違する点は、各紡績ユニットUに備える糸弛み取り装置40の弛み取りローラ43と下流側ガイド46である。この相違点以外の構成は、前記第1の実施の形態と実質的に同一であり、図1乃至図7に示す符号と同一の符号は同一の構成部材等を示す。
【0039】
弛み取りローラ43は、駆動手段24で回転駆動するローラ本体51に、捕捉するための引掛け具52を進退自在に設けてある。引掛け具52は、弛み取りローラ43のローラ本体51が停止時又は等速回転時には、ローラ本体51内に先端52aがバネ等の付勢手段53の反発弾性力で没入して捕捉できない状態(図10参照)となり、弛み取りローラ43が加速回転中には、付勢手段53の反発弾性力に抗してローラ本体51内から先端52aが捕捉位置Mまで突出する状態(図12参照)となる。
【0040】
前記弛み取りローラ43は、図11及び図10に示す如く、駆動手段24を取着するブラケット等の固定部54にボールベアリング等の軸受部材55を介して回転自在に軸支したローラ本体51と、ローラ本体51の挿通孔51aに摺動自在に挿通した棒状の引掛け具52と、駆動手段24の出力軸24aに固着したボス部56と、ボス部56に揺動自在に枢支57すると共に引掛け具52の折曲げた後端52bを係止した揺動部材58と、ローラ本体51にビス等で取着60,60して揺動部材58の揺動を規制する規制部材59と、規制部材59と揺動部材58との間に配置した蔓巻きバネ等からなる付勢手段53とを備えている。付勢手段53は、引掛け具52をローラ本体51内に引き戻す方向に常時作用している。引掛け具52は、ローラ本体51の回転の接線方向に沿って摺動するようにしてある。
【0041】
前記弛み取りローラ43は、引掛け具52に生じる遠心力(引掛け具52を突出させる方向に作用する力),ローラ本体51に生じる慣性力(引掛け具52を突出させる方向に作用する力)及び付勢手段53の弾性力(引掛け具52を引き戻す方向に作用する力)の関係で、加速中のある時点で引掛け具52がローラ本体51内から捕捉位置M(図12参照)まで突出し、等速回転に近づいた時点で引掛け具52がローラ本体51内の後退位置N(図10参照)まで後退するようになる。
【0042】
前記下流側ガイド46は、図9に示す如く、弛み取りローラ43の回転中心線A上の所定位置に、糸Yをガイドする糸ガイド点46aを位置させてある。この糸ガイド点46aと上流側ガイド25の糸ガイド点25aとの間で張架状態の糸Yは、弛み取りローラ43の引掛け具52が後退位置N(図10参照)まで後退してローラ本体51内に没入しているときには、弛み取りローラ43と接触することなく下流側へ送りだされ、また、弛み取りローラ43の引掛け具52が捕捉位置M(図12参照)まで突出しているときには、引掛け具52の先端52aで捕捉されてローラ本体51の外周面51aに巻き付いて貯留される。
【0043】
前記糸弛み取り装置40は、糸継ぎのために糸継ぎ装置17(図1参照)へ至る糸Yを停止させる(クランプさせる)のと同時、またはその停止(クランプ)の直後に弛み取りローラ43を起動させると、加速回転中に引掛け具52が捕捉位置Mまで突出して、紡績装置5から送られてくる糸Yを弛み取りローラ43のローラ本体51に巻き付けて弛みを取ることができる。また、弛み取りローラ43を回転させて引掛け具52の先端52aを出没させることで、下流側ガイド46の糸ガイド点46aを所定位置に停止させまま、弛み取りローラ43に対する糸の捕捉と解舒とができる。
【0044】
糸継ぎが完了すると、ローラ本体51の外周面に巻き付いて貯留している糸が、巻取装置12(図1参照)で引っ張られて、ローラ先端側Dから下流側ガイド46へ向かって解舒する。
【0045】
前記弛み取りローラ43のローラ本体51は、図12(B)に示す如く、その外周面51aを、ローラ先端側Dへ向かって行く程に縮径する基端側Bのテーパ部51bと、ローラ先端側Dの鍔部51dと、これらの間の中間テーパ部51cとを有する形状に形成されている。中間テーパ部51cは、ローラ先端側Dへ向かって行く程に縮径しており、その縮径する度合いが基端側Bのテーパ部51bより緩やかになっている。弛み取りローラ43のローラ本体51は、上流側ガイド25から基端側Bのテーパ部51bへ供給した糸Yが中間テーパ部51cへ導かれるため、糸Yを中間テーパ部51cへ規則正しく巻き付かせることができると共に、巻き付かせた糸を中間テーパ部51cの徐々に縮径するローラ先端側Dへ向かって移動させることができ、更に解舒するときに、中間テーパ部51cに巻き付いた糸Yの全体が一度に中間テーパ部51cから抜け出るのをローラ先端側Dの鍔部51dが阻止するので、最初に巻き付いた糸Yから順番に引き出すことができる。
【0046】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明に係る紡績機の糸弛み取り装置は、上流側ガイドで弛み取りローラへの糸の供給位置が安定するので、糸を弛み取りローラに規則正しく巻き付かせることができ、巻き付いた糸を規則正しく解舒させることができる。したがって、糸切れ等のトラブルが生じない。
【0047】
請求項2記載の本発明に係る紡績機の糸弛み取り装置は、弛み取りローラに対する糸の進入方向と弛み取りローラの回転方向とを一致させて、弛み取りローラへの糸の供給位置を安定させることで、糸を弛み取りローラに規則正しく巻き付かせることができる。
【0048】
請求項3記載の本発明に係る紡績機の糸弛み取り装置は、弛み取りローラのテーパ部の大径部側へ供給して巻き付かせた糸がテーパ部の小径部側へ移動していくことになり、糸を弛み取りローラに規則正しく巻き付かせることができる。
【0049】
請求項4記載の本発明に係る紡績機の糸弛み取り装置は、弛み取りローラに対して糸を規則正しく巻き付かせると共に、巻き付いた糸を規則正しく解舒させることができる。
【0050】
請求項5記載の本発明に係る紡績機の糸弛み取り装置は、走行中の糸を切欠き部へ移動させて捕捉することで、弛み取りローラの基端側に対する糸の供給を開始できるので、捕捉する手段の構造を簡単にできる。
【0051】
請求項6記載の本発明に係る紡績機の糸弛み取り装置は、捕捉する手段が解舒の障害とならないので、弛み取りローラから糸を円滑に解舒させることができる。
【0052】
請求項7記載の本発明に係る紡績機の糸弛み取り装置は、糸継ぎ中に紡績装置から送られてくる糸を弛み取りローラへ巻き付けて弛みを防止すると共に、糸継ぎ装置に導かれている糸を停止させた状態で糸継ぎができるため、糸継ぎが確実にできる。
【0053】
請求項8記載の本発明に係る紡績機の糸弛み取り装置は、下流側ガイドでガイドしながら糸を、捕捉させる位置と捕捉させることなく解舒させる位置との間を移動させることができるので、捕捉と解舒が円滑にできる。
【0054】
請求項9記載の本発明に係る紡績機の糸弛み取り装置は、引掛け具を出没自在に備えることで弛み取りローラに対する糸の捕捉と解舒とができるため、全体の構造を簡単にすることができる。
【0055】
請求項10記載の本発明に係る紡績機の糸弛み取り装置は、弛み取りローラから解舒して巻取り部へ向かって進む糸に適度の張力を付与することで、解舒中また解舒後の糸の円滑な走行を確保できる。
【0056】
請求項11記載の本発明に係る紡績機の糸弛み取り装置は、切断した糸が弛み取りローラに残留しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る糸弛み取り装置を備えた紡績機の第1の実施の形態の主要部を示す側面図である。
【図2】同実施の形態において糸弛み取り装置の近辺を拡大して示す側面図であって、弛み取りローラに糸を弛み取りさせていない状態を示すものである。
【図3】同実施の形態において糸弛み取り装置の近辺を拡大して示す側面図であって、弛み取りローラに糸を捕捉させる直前を示すものである。
【図4】同実施の形態において糸弛み取り装置の近辺を拡大して示す斜視図であって、弛み取りローラに糸を弛み取りさせている状態を示すものである。
【図5】同実施の形態において糸弛み取り装置の近辺を拡大して示す側面図であって、弛み取りローラから糸を解舒している状態を示すものである。
【図6】同実施の形態において糸弛み取り装置の近辺を拡大して示す斜視図であって、弛み取りローラから糸を解舒している状態を示すものである。
【図7】第1の実施の形態の弛み取りローラの単体を示すものであって、(A)は正面図、(B)は右側面図、(C)は(A)のc−c線で断面した断面図である。
【図8】本発明に係る糸弛み取り装置を備えた紡績機の第2の実施の形態の主要部を示す側面図である。
【図9】本発明に係る糸弛み取り装置を備えた紡績機の第3の実施の形態において糸弛み取り装置の近辺を拡大して示す側面図であって、弛み取りローラに糸を捕捉させる直前を示すものである。
【図10】第3の実施の形態の電動モータ付き弛み取りローラを示す平面図あって、引掛け具を後退させた状態を示すものである。
【図11】図10のb−b線で断面した正面図である。
【図12】第3の実施の形態の電動モータ付き弛み取りローラであって引掛け具を突出させた状態を示すものであり、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【符号の説明】
1…紡績機、2…紡績機本体、5…紡績装置、7…糸吸引装置、8…カッター、9…糸欠陥検出器、10…糸弛み取り装置、11…糸張力調整装置、17…糸継ぎ装置、23…弛み取りローラ、23a…外周面、23b…テーパー部、23c…円柱部、23d…鍔部、23e,23f…面取り部、24…駆動手段、25…上流側ガイド、26…下流側ガイド、26a…糸ガイド点、27…切欠き部、40…糸弛み取り装置、43…弛み取りローラ、46…下流側ガイド、51…ローラ本体、52…引掛け具、53…付勢手段、A…回転中心線、B…基端側、E…糸道、D…ローラ先端側
Claims (11)
- 紡績機の紡績装置で紡績された糸条に係合可能に配置され、糸を外周面に巻き付ける弛み取りローラと、弛み取りローラを回転駆動する駆動手段と、弛み取りローラより下流側に配置され、弛み取りローラの回転中心線上で糸をガイドする下流側ガイドを備え、弛み取りローラの外周面の基端側へ糸を供給して巻き付けさせ、巻き付けた糸をローラ先端側から下流側ガイドへ向かって解舒する紡績機の糸弛み取り装置であって、弛み取りローラより上流側に、弛み取りローラの外周面の基端側へ接近させて上流側ガイドを配置したことを特徴とする紡績機の糸弛み取り装置。
- 前記上流側ガイドの糸ガイド点を、弛み取りローラが右回転の場合にはローラ右半分側に位置させ、弛み取りローラが左回転の場合にはローラ左半分側に位置させた請求項1記載の紡績機の糸弛み取り装置。
- 前記上流側ガイドの糸ガイド点を、前記弛み取りローラの基端側に形成してローラ先端側へ向かって行く程に縮径するテーパ部の大径部側に糸が導入されるように位置させた請求項1又は2記載の紡績機の糸弛み取り装置。
- 紡績機の紡績装置で紡績された糸条に係合可能に配置され、糸を捕捉して外周面に巻き付ける弛み取りローラと、弛み取りローラを回転駆動する駆動手段と、弛み取りローラより下流側に配置され、弛み取りローラの回転中心線上で糸をガイドする下流側ガイドを備え、弛み取りローラの外周面の基端側へ糸を供給して巻き付けさせ、巻き付けた糸をローラ先端側から下流側ガイドへ向かって解舒する紡績機の糸弛み取り装置であって、弛み取りローラの外周面を、ローラ先端側へ向かって行く程に縮径する基端側のテーパ部と、ローラ先端側の鍔部と、これらの間の同径の円柱部とを有する形状としたことを特徴とする紡績機の糸弛み取り装置。
- 前記糸を捕捉する手段として、前記ローラ先端側の鍔部の円周の一部に切欠き部を設け、該切欠き部へ移動した糸を捕捉して、弛み取りローラの基端側に対する糸の供給を開始させるようにした請求項4記載の紡績機の糸弛み取り装置。
- 前記鍔部の外周部であって、前記切欠き部に隣接する部位に面取り部を設け、前記糸が巻き付け方向と逆方向へ移動しながら前記解舒を行うとき、該面取り部で糸を案内して前記切欠き部で糸を引っ掛けないようにした請求項5記載の紡績機の糸弛み取り装置。
- 糸継装置を備えた紡績機の紡績装置で紡績された糸条に係合可能に配置され、糸を捕捉して外周面に巻き付ける弛み取りローラと、弛み取りローラを回転駆動する駆動手段と、弛み取りローラより下流側に配置され、弛み取りローラの回転中心線上で糸をガイドする下流側ガイドを備え、弛み取りローラの外周面の基端側へ糸を供給して巻き付けさせ、巻き付けた糸をローラ先端側から下流側ガイドへ向かって解舒する紡績機の糸弛み取り装置であって、捕捉して前記弛み取りローラへ糸を供給するタイミングを、糸継ぎを行うために前記糸継ぎ装置で糸を停止し始めるのと同時、またはこの停止開始直後としたことを特徴とする紡績機の糸弛み取り装置。
- 紡績機の紡績装置で紡績された糸条に係合可能に配置され、糸を捕捉して外周面に巻き付ける弛み取りローラと、弛み取りローラを回転駆動する駆動手段と、弛み取りローラより下流側に配置され、弛み取りローラの回転中心線上で糸をガイドする下流側ガイドを備え、弛み取りローラの外周面の基端側へ糸を供給して巻き付けさせ、巻き付けた糸をローラ先端側から下流側ガイドへ向かって解舒する紡績機の糸弛み取り装置であって、前記下流側ガイドが、ガイド中の糸を前記弛み取りローラに捕捉させる前進位置と、糸のガイド点を前記弛み取りローラ先端より前方の前記回転中心線上に位置させる後退位置との間で進退することを特徴とする紡績機の糸弛み取り装置。
- 紡績装置で紡績された糸条に係合可能に配置され、糸を捕捉して外周面に巻き付ける弛み取りローラと、弛み取りローラを回転駆動する駆動手段と、弛み取りローラより下流側に配置され、弛み取りローラの回転中心線上で糸をガイドする下流側ガイドを備え、弛み取りローラの外周面の基端側へ糸を供給して巻き付けさせ、巻き付けた糸を捕捉状態でないときにローラ先端側から下流側ガイドへ向かって解舒する紡績機の糸弛み取り装置であって、前記弛み取りローラに、捕捉するための引掛け具を進退自在に設け、該引掛け具は、弛み取りローラが停止時又は等速回転時には、付勢手段で弛み取りローラ内に没入して糸を捕捉できない状態となり、弛み取りローラが加速回転中には、付勢手段に抗して弛み取りローラ内から捕捉位置まで突出する状態となることを特徴とする紡績機の糸弛み取り装置。
- 前記下流側ガイドと前記巻取装置との間に、糸に張力を付加する糸張力調整装置を設けた請求項1乃至9のいずれか1項に記載の紡績機の糸弛み取り装置。
- 糸欠陥検出時に糸を切断する糸切断装置と前記巻取装置との間に前記弛み取りローラを設けた請求項1乃至10のいずれか1項に記載の紡績機の糸弛み取り装置。
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