JP2004123660A - 皮膚外用剤 - Google Patents

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JP2004123660A
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Akinori Hanano
花野 彰紀
Hayashi Maeda
前田 速
Tetsuo Shoji
小路 哲生
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Abstract

【課題】様々な有効成分を含有する皮膚外用剤が既に知られているが、その保湿効果、肌荒れ改善効果は必ずしも十分ではなく、より効果の優れた有効成分およびその成分を含有する皮膚外用剤の開発が望まれている。したがって、本発明の課題は、保湿効果及び肌荒れ改善効果に優れた有効成分を含有することを特徴とする皮膚外用剤を提供することにある。
【解決手段】保湿性に優れ、肌荒れ改善・予防効果に優れた成分を得るべく鋭意研究を重ねた結果、ホテイアオイ属(Echhornia)に属する植物から選択される1種もしくは2種以上の植物の極性溶媒抽出物を配合した皮膚外用剤が、保湿性に優れ、肌荒れ改善・予防効果に優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。
【選択図】     なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保湿効果および/または肌荒れ改善の効果に優れた、特定の植物の極性溶媒抽出物、好ましくは水抽出物を含有する皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
皮膚外用剤は皮膚に対する効果を意図した製剤であり、保湿効果や、肌荒れ改善効果はその目的とする効果のひとつである。これらの効果を目的とした化粧料などの皮膚外用剤の有効成分としては、アミノ酸や多糖、多価アルコール(非特許文献1参照)、薬用植物などの抽出物(非特許文献2〜非特許文献5参照)などが従来から用いられている。特に、植物抽出物においては、現在も非常に活発な研究が成されている。例えば、保湿剤、肌荒れ改善剤に限っても、ラン科植物(特許文献1参照)、ラッカセイ(特許文献2参照)、サルナシ(特許文献3参照)、オオバコ(特許文献4参照)、ハマグルマ属植物(特許文献5参照)、サクラ属植物等(特許文献6参照)、アカテツ科植物(特許文献7参照)、レピディウム属植物(特許文献8参照)、アボカド等(特許文献9参照)、イヌカラマツ(特許文献10参照)、ウコギ科植物(特許文献11参照)、アスパラガス・ラセモサス等(特許文献12参照)、ホウセンカ(特許文献13参照)、ブナ(特許文献14参照)、ニシキギ属植物(特許文献15参照)、ココツヤシ(特許文献16参照)などの植物に関する技術が開示されている。しかしながら、このように保湿効果及び/または肌荒れ改善効果を有する有効成分について、数多くの検討が成されているものの、上記の有効成分を含有する皮膚外用剤は何れに於いても、その保湿効果、肌荒れ改善効果は必ずしも十分ではなく、より効果の優れた有効成分およびその成分を含有する皮膚外用剤の開発が望まれていた。
【0003】
なお、本発明に必須な構成成分であるホテイアオイ属(Echhornia)に属する植物に関する技術に関しては、ホテイアオイ(Eichhornia crassipes)からカロチンを得る技術が開示されて(特許文献17参照)おり、美容効果が期待されるとの示唆があるが、このホテイアオイカロチンを皮膚外用剤に配合することで生じる効果については記載及び示唆ともに無い。なお、本願発明は、ホテイアオイ属(Echhornia)植物の極性溶媒抽出物に関するものであり、親油性化合物であるカロチンを有効成分として利用する発明ではない。
【0004】
また、ホテイアオイ属(Echhornia)植物のうち、ホテイアオイ(生薬名:スイコロ/非特許文献6参照)は、生薬としての用途が知られており、すりつぶしてそのまま外用することは知られている。
【0005】
上記のように種々の先行技術が知られているにもかかわらず、本願発明にかかるホテイアオイ属(Echhornia)植物の極性溶媒抽出物を配合した皮膚外用剤に関する記載は無く、ホテイアオイ属(Echhornia)植物から選択される1種もしくは2種以上の植物の極性溶媒抽出物を配合することで、皮膚外用剤に優れた保湿性と肌荒れ改善効果を付与できることについては、本発明者らによってはじめて見出されたものである。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−205933号公報
【特許文献2】
特開2002−145757号公報
【特許文献3】
特開2002−145754号公報
【特許文献4】
特開2002−145731号公報
【特許文献5】
特開2002−20262号公報
【特許文献6】
特開2002−20225号公報
【特許文献7】
特開2001−122732号公報
【特許文献8】
特開2001−39854号公報
【特許文献9】
特開2001−39823号公報
【特許文献10】
特開2000−226323号公報
【特許文献11】
特開平11−158053号公報
【特許文献12】
特開平11−92332号公報
【特許文献13】
特開平10−287527号公報
【特許文献14】
特開平9−227397号公報
【特許文献15】
特開平7−126146号公報
【特許文献16】
特開平6−72838号公報
【特許文献17】
特開平2−117655号公報
【非特許文献1】
光井武雄編、「新化粧品学」、第2版、南山堂、2001年1月18日、p.152−156、およびp.187−188
【非特許文献2】
一丸貿易製造開発部、「薬用植物の応用とその効果について」、フレグランスジャーナル、フレグランスジャーナル社、1979年、臨時増刊1号、p.43−48
【非特許文献3】
田口昌之、「ヨーロッパにおける生薬の化粧品への利用と安全性」、フレグランスジャーナル、フレグランスジャーナル社、1979年、臨時増刊1号、p.66−74
【非特許文献4】
大津吉朗、「植物性抽出成分の化粧品への利用と課題」、フレグランスジャーナル、フレグランスジャーナル社、1979年、臨時増刊1号、p.84−87
【非特許文献5】
「各社植物成分リスト」、フレグランスジャーナル、フレグランスジャーナル社、1986年、臨時増刊6号、p.324−349
【非特許文献6】
上海科学技術出版社、小学館編、「中薬大辞典(第2巻)」、小学館、1985年12月10日、p.1340
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、保湿効果及び肌荒れ改善効果に優れた皮膚外用剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために、保湿性に優れ、肌荒れ改善・予防効果に優れた成分を得るべく鋭意研究を重ねた結果、ホテイアオイ属(Echhornia)植物の極性溶媒抽出物を配合した皮膚外用剤が、保湿性に優れ、肌荒れ改善・予防効果に優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、ホテイアオイ属植物から選択される1種もしくは2種以上の植物の極性溶媒抽出物を含有することを特徴とする皮膚外用剤を提供することを目的とする。以下、本発明にかかる極性溶媒による抽出物を「ホテイアオイ属植物抽出物」と略記する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0011】
本発明にかかるホテイアオイ属(Echhornia)は、浮遊性の水草であり、ホテイアオイ(Echhornia crassipes)、エイクホルニア・ナタンス(. natans)、エイクホルニア・アズレア(. azurea)、エイクホルニア・ディウェルシフォリア(. diversifolia)等の7種が、亜熱帯を中心に分布し、中でもホテイアオイは日本にも帰化・自生する。
【0012】
上記植物のうち、本願発明ではホテイアオイ属植物の何れのものを用いても良いが、原料の入手の観点から、日本国内にて自生するホテイアオイを用いることがこのましい。
【0013】
本発明にかかる抽出物を得る際は、花穂、種子、葉、茎、根の植物体の何れの部分を用いても良く、さらにはそれぞれの全草を用いて抽出しても良く、さらにはそれぞれの植物の全草および各部位から複数を選択、混合して抽出しても良い。また、その抽出方法は常法であればよく、各部位を生のまま、或いは乾燥・粉砕後に抽出することができる。
【0014】
次に、本発明において使用する上記ホテイアオイ属植物抽出物を調製する方法について述べる。抽出溶媒としては、極性を有すると認められている溶媒であれば特に限定は無いが、水もしくは水と任意の濃度で混ざり合う性質を有する極性溶媒を用いることが好ましい。具体的には、エタノール、メタノール、イソプロパノール、イソブタノールなどの低級アルコール類、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、常温で液状のポリエチレングリコール(ジエチレングリコールなど)、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ヘキシレングリコール等の多価アルコール類等の分子内に水酸基を有する極性溶媒から1種もしくは2種以上を選択して抽出溶媒として用いることが好ましいが、その中でも水を溶媒とすることが最も好ましい。
【0015】
また、リン酸緩衝生理食塩水や尿素水溶液を用いることができる。これらの極性溶媒および混合溶媒については、その溶媒を留去せずに抽出物として用いても構わない。
【0016】
抽出時の圧力、温度、時間などの条件は、任意の条件であり、適宜調整して抽出を行なうことができる。
【0017】
このようにして得られたホテイアオイ属植物抽出物は、抽出物をそのまま用いることもできるが、その効果を失わない範囲で、脱臭、脱色、濃縮などの精製操作を加えたり、さらにはカラムクロマトグラフィーなどを用いて分画物として用いてもよい。これらの抽出物や、その精製物、分画物は、これらから溶媒を除去することによって乾固物とすることもでき、さらに、アルコールなどの溶媒に可溶化した形態、或いは乳剤の形態で用いることができる。
【0018】
本発明においては、ホテイアオイ属植物抽出物を有効成分として皮膚外用剤に配合することにより、優れた保湿効果および/または肌荒れ改善効果を発揮することができる。
【0019】
本発明に係るホテイアオイ属植物抽出物の皮膚外用剤への配合量としては、乾燥物として一般的に0.0001重量%〜10.0重量%であり、好ましくは、0.001重量%〜5.0重量%、さらに好ましくは、0.001重量%〜1.0重量%である。
【0020】
本発明に係るホテイアオイ属植物抽出物を配合し得る皮膚外用剤としては、クリーム、乳液、化粧水、ジェル状化粧料、石鹸、洗顔フォーム、ボディーシャンプー、ヘアシャンプー、パック剤、ファンデーション、口紅、リップクリーム、ヘアトリートメント、整髪剤などがあげられる。
【0021】
その際、本発明の効果を損なわない範囲に於いて、皮膚外用剤に一般的に用いられる原料、すなわち油性成分、界面活性剤、本発明以外の保湿剤、顔料、紫外線吸収剤、抗酸化剤、香料、防菌・防黴剤、キレート剤や、他の有効成分である皮膚細胞賦活剤、抗炎症剤、美白剤などを用いて、皮膚外用剤を提供することができる。
【0022】
【実施例】
以下に、ホテイアオイ属植物抽出物の製造例、皮膚外用剤としての実施例、試験例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の技術範囲はこれによって何ら限定されるものではない。
【0023】
はじめに、本発明で用いたホテイアオイ属植物抽出物の抽出方法を例示する。また、表1に、本発明で用いるホテイアオイ属植物の具体例と、抽出物の製造例を、その使用部位および抽出方法とともに示す。なお、抽出方法3は比較例に用いる抽出物を調製する方法である。
【0024】
<抽出方法1>
乾燥・粉砕したホテイアオイ属植物を、10重量倍量の精製水に60℃にて3時間浸漬する。これをろ過し、ホテイアオイ属植物抽出物を得る。
【0025】
<抽出方法2>
乾燥・粉砕したホテイアオイ属植物を、10重量倍量の50重量%エタノール水溶液にて7日間浸漬する。これをろ過し、ホテイアオイ属植物抽出物を得る。
【0026】
<抽出方法3>
乾燥・粉砕したホテイアオイ属植物を、10重倍量の50重量%1,3−ブチレングリコール水溶液にて40度で3日間浸漬する。これをろ過し、ホテイアオイ属植物抽出物を得る。
【0027】
なお、製造例1及び製造例2で得られた抽出物の溶媒を減圧下留去し、得られた抽出物に、抽出に用いた溶媒と同量の50重量%1,3−ブチレングリコール水溶液を加えたものをそれぞれ、製造例10(製造例1より)および製造例11(製造例2より)とした。
【0028】
【表1】
Figure 2004123660
【0029】
表1に基づいて得られた製造例1から製造例9および上記のホテイアオイ属植物の抽出物を用いて本発明にかかる皮膚外用剤の有効性について実施した試験内容とその結果および実施例としての皮膚外用剤の処方を以下示す。
【0030】
[試験1:ホテイアオイ属植物抽出物を配合した皮膚外用剤の保湿効果]
表2および表3に示した化粧水の処方を常法により調製し、ホテイアオイ属植物抽出物を配合した皮膚外用剤の保湿性を評価した。実施例1から実施例10および、製造例3の抽出物を配合した比較例1、ホテイアオイ属植物抽出物を精製水に代替して調製した比較例2を用いた。および製造例5については、その溶媒を減圧下留去したものを使用した。また、ホテイアオイ属植物抽出物を精製水に代替して調製したものを比較例1とした。
【0031】
【表2】
Figure 2004123660
【0032】
このようにして得られた実施例1〜3から選択された1サンプルと比較例1を1組として、20代から40代の女性専門パネル各組15名に盲試料として半顔ずつ塗布させた。保湿効果の評価は、各パネルが保湿効果が優れている方に2点、劣っていると感じた方に1点を付与し、その合計点を集計することにより評価した。その結果については、表3に示した。
【0033】
【表3】
Figure 2004123660
【0034】
この評価方法は、クレーマーの検定法と呼ばれ、2サンプルを評価するときに評価を15回行なった場合の各サンプルの評価点の合計点が26点対19点以上の格差が生じたときに、対象となる2サンプル間に評価した項目に於いて性質が有意に異なると判定する方法である。そこで表3の結果を見ると、ホテイアオイ属植物抽出物を含有する何れの実施例も、比較例1よりも明らかに保湿効果に優れていることが明らかとなった。また、実施例1と他の実施例2もしくは実施例3の結果を比較すると、水抽出物を使用した実施例1のほうが、保湿効果が強く感じられる傾向にあることが示唆された。このことから、ホテイアオイ属植物の極性溶媒による抽出物を配合してなる皮膚外用剤は、優れた保湿効果を有することが認められた。
【0035】
[試験2:ホテイアオイ属植物抽出物を配合した皮膚外用剤の肌荒れ改善効果]
各製造例のホテイアオイ属植物抽出物を配合した表4に示した乳液の処方を常法により調製し、得られた皮膚外用剤の肌荒れ改善効果を評価した。試験に用いたサンプルをそれぞれ実施例4から実施例6とし、比較例として、ホテイアオイ属植物抽出物を50重量%1,3−ブチレングリコール水溶液に代替して調製したものを比較例2とした。
【0036】
【表4】
Figure 2004123660
【0037】
このようにして得られた各サンプルを盲試料として、各10名の肌荒れパネラーに1ヶ月間連続で使用させた。肌荒れの改善効果は、試験の前後の肌荒れ状態を専門の判定員に評価させ、前後の状態を比較して、肌荒れが「改善」、「やや改善」、「変化無し」、「悪化」の4段階に分類した。その結果を表5に示した。
【0038】
【表5】
Figure 2004123660
【0039】
表5の結果より、実施例においては何れの場合に於いても、比較例2を使用した群よりも、肌荒れ状態が「改善」したパネルの数は多く、顕著な改善効果があることが判明した。特に、製造例10のホテイアオイ抽出物を配合した実施例4において顕著な肌荒れ改善効果を有することが明らかとなった。以上の検討より、ホテイアオイ属植物の極性溶媒の抽出物を配合した皮膚外用剤は肌荒れ改善効果に優れていることが明らかとなった。
【0040】
以下に、本発明にかかるその他の皮膚外用剤の実施例を示す。
【0041】
<実施例7> O/W乳化型クリーム
(1)スクワラン                  10.00(重量%)
(2)ミリスチン酸オクチルドデシル          5.00
(3)水素添加大豆リン脂質              0.20
(4)バチルアルコール                3.00
(5)硬化油                     2.00
(6)ステアリン酸                  1.50
(7)親油型モノステアリン酸グリセリン        1.50
(8)モノステアリン酸ポリグリセリル         1.50
(9)ベヘニルアルコール               0.80
(10)モノミリスチン酸ポリグリセリル        0.70
(11)サラシミツロウ                0.30
(12)混合脂肪酸トリグリセリド           0.10
(13)d−δ−トコフェロール            0.05
(14)精製水                    100とする残部
(15)キサンタンガム(1重量%水溶液)      20.00
(16)1,3−ブチレングリコール         15.00
(17)パラオキシ安息香酸メチル           0.10
(18)水酸化ナトリウム(10重量%水溶液)     2.00
(19)香料                     0.15
(20)ホテイアオイ属植物抽出物(製造例1)     0.50
(21)ホテイアオイ属植物抽出物(製造例6)     1.50
(22)エタノール                  2.00
製法:(1)〜(13)の油相成分及び(14)〜(17)の水相成分をそれぞれ80℃に加熱し、混合均一化した後、水相に油相を添加する。(18)を加えてホモミキサーにて乳化する。撹拌しながら冷却し、40℃で予め混合、溶解した(19)〜(22)を順次添加し、撹拌、均一化する。
【0042】
<実施例8> ジェル状化粧水
(1)精製水                 100とする残部(重量%)
(2)エタノール                   8.00
(3)パラオキシ安息香酸メチル            0.05
(4)ホテイアオイ属植物抽出物(製造例5)      0.30
(5)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液)  20.00
(6)キサンタンガム(1重量%水溶液)        5.00
(7)1,3−ブチレングリコール           3.00
(8)濃グリセリン                  6.00
(9)L−アルギニン(10重量%水溶液)       4.00
製法:(1)に予め混合しておいた成分(2)〜(4)を加え、(5)〜(9)の成分を順次添加して、混合、溶解、均一化する。
【0043】
<実施例9> W/O乳化型クリーム
(1)スクワラン                  15.00(重量%)
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン       15.00
(3)架橋型メチルポリシロキサン           1.00
(4)ジメチコンコポリオール             3.00
(5)クオタニウム−18ヘクトライト         1.00
(6)1,3−ブチレングリコール           3.00
(7)パラオキシ安息香酸メチル            0.20
(8)精製水                     100とする残部
(9)ホテイアオイ属植物抽出物(製造例3)      1.00
(10)ホテイアオイ属植物抽出物(製造例18)    1.00
(11)香料                     0.10
製法:(1)〜(5)を混合した油相に、(8)を加熱し(7)を溶解後、冷却したものに(6)、(9)、(10)を加えた水相を攪拌しながら徐々に添加しホモミキサーにて乳化する。乳化後、(11)を添加し混合する。
【0044】
<実施例10> クレンジングジェル
Figure 2004123660
製法:(3)、(7)を(12)に添加し均質とした後、(1)及び(2)に(4)〜(6)を溶解させて加え、70℃に加熱して均一に溶解させる。次いで冷却して40℃にて(9)、(10)を順次添加し、最後に(8)を加えて中和する。
【0045】
<実施例11> ヘアトリートメント
Figure 2004123660
製法:(1)〜(7)の油相成分を混合、加熱して80℃とする。一方、(8)〜(10)の水相成分を混合、加熱して85℃とし、これに前記油相を添加して乳化し、冷却後40℃にて(11)、(12)を順次添加する。
【0046】
<実施例12> ヘアフォーム
Figure 2004123660
製法:(1)〜(11)を混合し、75℃まで加熱溶解した後、ホモミキサーにて均質に混合する。その後冷却を行い、40℃で(12)を添加し、混合する。充填は、缶に原液を充填し、バルブ装着後ガスを充填する。
【0047】
<実施例13> 洗顔料
(1)ステアリン酸                 10.00(重量%)
(2)パルミチン酸                 10.00
(3)ミリスチン酸                 12.00
(4)ラウリン酸                   4.00
(5)オレイルアルコール               1.50
(6)ラノリンアルコール               1.00
(7)水酸化カリウム                 6.00
(8)精製水                     100とする残部
(9)濃グリセリン                 20.00
(10)ホテイアオイ属植物抽出物(製造例2)     0.60
(11)ホテイアオイ属植物抽出物(製造例7)     0.60
(12)香料                     0.10
製法:(1)〜(6)の油相及び(7)〜(9)の水相をそれぞれ混合し、75℃まで加熱溶解した後、油相に水相を加えてケン化する。冷却後40℃で(10)〜(12)を添加して混合する。
【0048】
<実施例14> ボディシャンプー
Figure 2004123660
製法:(1)および(2)の油相及び(3)〜(7)の水相をそれぞれ75℃まで加熱溶解した後、油相に水相を加える。これに、(8)を加え均一に撹拌後、冷却し45℃にて(9)〜(11)を添加して混合する。
【0049】
<実施例15> メイクアップベース
(1)ステアリン酸                  1.00(重量%)
(2)ベヘニルアルコール               0.50
(3)自己乳化型グリセリルモノステアリン酸エステル  1.50
(4)スクワラン                  10.00
(5)1,3−ブチレングリコール          10.00
(6)グリセリン                   3.00
(7)精製水                     100とする残部
(8)キサンタンガム(1重量%水溶液)       10.00
(9)水酸化カリウム(10重量%水溶液)       1.00
(10)香料                     0.10
(11)ホテイアオイ属植物抽出物(製造例1)     1.50
(12)二酸化チタン                 1.00
(13)ベンガラ                   0.01
(14)黄酸化鉄                   0.04
製法:(12)〜(14)を(5)で混練し、これを(6)〜(8)の水相に添加混合し、70℃に加熱する。一方、(1)〜(4)の油相成分を混合加熱して70℃とする。(9)を加えた水相に油相を攪拌しながら添加して乳化する。40℃まで冷却した後、(10)および(11)を添加する。
【0050】
<実施例16> ツーウェイファンデーション
(1)シリコーン処理タルク          100とする残部(重量%)
(2)シリコーン処理マイカ             20.00
(3)シリコーン処理二酸化チタン          10.00
(4)シリコーン処理微粒子二酸化チタン        2.00
(5)フッ素処理ベンガラ               0.45
(6)フッ素処理黄酸化鉄               2.20
(7)フッ素処理黒酸化鉄               0.22
(8)ステアリン酸亜鉛                1.00
(9)ナイロンパウダー                5.00
(10)スクワラン                  5.00
(11)固形パラフィン                0.50
(12)ジメチルポリシロキサン            4.00
(13)リンゴ酸ジイソステアリル           1.00
(14)パラメトキシケイ皮酸オクチル         2.00
(15)酢酸トコフェロール              0.05
(16)ホテイアオイ属植物抽出物(製造例1)     0.10
製法:(1)〜(9)の粉体相をハンマーミルで粉砕した後、ブレンダーで混合し均一化する。(10)〜(16)の油相を80℃で溶解し均一化した後、粉体相に添加して混練する。その後、ハンマーミルで粉砕し、篩過したバルクを金皿に圧縮成型する。
【0051】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明にかかる ホテイアオイ属植物の極性溶媒抽出物を皮膚外用剤に配合することで、優れた保湿性および/または肌荒れ改善効果を有する皮膚外用剤を提供することができる。

Claims (2)

  1. ホテイアオイ属(Echhornia)に属する植物から選択される1種もしくは2種以上の植物の極性溶媒抽出物を含有してなる皮膚外用剤。
  2. ホテイアオイ属(Echhornia)に属する植物から選択される1種もしくは2種以上の植物の水抽出物を含有してなる皮膚外用剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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