JP2011046646A - 抗酸化剤及び皮膚外用剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】天然由来成分の中には、その効果が充分ではなく、より優れた成分の開発が求められており、その中での抗酸化効果を有する優れた皮膚外用剤の提供。
【解決手段】メギ科サンカヨウ属植物の葉および/または茎の乾燥粉砕物から、50質量%エタノール水溶液もしくは精製水を抽出溶媒として、室温もしくは120℃にて抽出して得られる成分が抗酸化効果に優れていることが見出されたため、それらの抗酸化剤もしくは皮膚外用剤としての化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、メギ科(Berberidaceae)サンカヨウ属(Diphylleia)植物から得られる成分を含有することを特徴とする、抗酸化剤及び皮膚外用剤に関する。
加齢に伴う皮膚の弾性低下及びシワといった老化症状の原因として、細胞機能低下、コラーゲン等の細胞外マトリックス成分の減少や変性、及び細胞の酸化障害等が挙げられる。このような老化症状を防止・改善するために、従来、様々な有効成分の検索及び配合検討がなされてきた。特に天然由来成分は、様々な薬理作用や美容効果を有することが知られ、これまでにも数多くの植物や菌類などの抽出物の皮膚外用剤への応用が検討されてきた。
例えば、皮膚の老化防止、改善作用を有する皮膚外用剤を得るために、真皮線維芽細胞の賦活あるいは増殖促進作用を有する成分としてポンカンのエッセンス(特許文献1参照)等、抗酸化剤としてはサルオガセ科サルオガセ属植物の抽出物(特許文献2参照)、ヘリクリサム属植物の抽出物(特許文献3参照)、ゲンチアナファレリの抽出物(特許文献4参照)等が開示されている。
特開2001−131045号公報 特開平10−182413号公報 特開2007−16077号公報 特開2007−210962号公報
このように、これまで様々な天然由来成分が応用されてきた。しかしながら、天然由来成分の中には、その効果が充分ではなく、より優れた成分の開発が求められていた。それ故、本発明は抗酸化効果を有する優れた皮膚外用剤を提供することにある。
メギ科サンカヨウ属から得られる成分が抗酸化効果に優れていることを見出し、抗酸化剤、皮膚外用剤を提供するに至った。
本発明によれば、メギ科サンカヨウ属から得られる成分を配合することにより、優れた効果を有する抗酸化剤、皮膚外用剤を提供することができる。
本発明で用いる、メギ科サンカヨウ属植物は、特に限定されないが、サンカヨウ(Diphylleia grayi)が好ましい。
本発明で用いるサンカヨウは、メギ科サンカヨウ属の双子葉植物で、深山の渓流沿いや木陰に生育し、大きな葉と白色の美しい花が印象的な多年草であり、サハリン、北海道、本州(広島県以北の主として日本海側)に分布する。
本発明でメギ科サンカヨウ属植物を使用する際は、その使用部位には特に制限はなく、葉、茎、花、実、根等の各部位および全草を用いることができるが、好ましくは葉及び/又は茎を用いるのがよい。
抽出の際は、メギ科サンカヨウ属植物を生のまま用いてもよいが、抽出効率を考えると、細切、乾燥、粉砕等の処理を行った後に抽出を行うことが好ましい。
抽出は、任意の抽出溶媒に所定時間浸漬して行うことができる。抽出溶媒は、必要に応じて加熱してもよい。抽出効率を上げるため、撹拌したり、抽出溶媒中でホモジナイズしたりしてもよい。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は、抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、1時間〜14日間程度とするのが適切である。
抽出溶媒としては、水の他、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール;1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール;エチルエーテル、プロピルエーテル等のエーテル類;酢酸ブチル、酢酸エチル等のエステル類;アセトン、エチルメチルケトン等のケトン類などの溶媒を用いることができ、好ましくは、水、エタノールがよい。これらは単独で用いられるほか、任意の2種以上を組み合わせて用いてもよい。生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。さらに、水や二酸化炭素、エチレン、プロピレン、エタノール、メタノール、アンモニアなどの1種または2種以上の超臨界液体や亜臨界液体を用いてもよい。
本発明で用いる抽出溶媒としては、特に限定されないが、エタノール水溶液が好ましい。
本発明で用いるメギ科サンカヨウ属植物の上記溶媒による抽出物は、そのままでも使用することができるが、一定期間そのまま静置して熟成させて用いてもよいし、濃縮、乾固した物を水や極性溶媒に再度溶解して使用することもできる。あるいは、これらの生理作用を損なわない範囲で、脱色、脱臭、脱塩等の精製処理や、カラムクロマトグラフィー等による分画処理を行った後に用いてもよい。植物および貝類の前記抽出物やその処理物および分画物は、各処理および分画後に凍結乾燥し、用時溶媒に溶解して用いることもできる。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて用いることもできる。
メギ科サンカヨウ属植物またはその抽出物は、優れた抗酸化効果を有し、抗酸化剤、皮膚外用剤として利用することができる。
メギ科サンカヨウ属植物またはその抽出物を有効成分とする抗酸化剤は、ラジカル消去作用、スーパーオキサイドアニオン消去作用を有し、優れた抗酸化効果を発揮する。
メギ科サンカヨウ属植物またはその抽出物を含有する皮膚外用剤は、優れた抗酸化効果などを発揮する。
これらの各剤は、メギ科サンカヨウ属植物またはその抽出物を有効成分として含む限り、その形態およびその他成分の配合の有無等については、何ら制限されない。形態については、液状、ペースト状、ゲル状、固体状または粉末状等の任意の形態を、その用途等に応じて選択でき、その形態とするために必要なビヒクル(賦形剤)、溶剤、またはその他の一般的な添加剤(酸化防止剤、着色剤または分散剤等)を任意に含むことができる。
ここで皮膚外用剤とは、化粧料、医薬部外品または外用医薬品等の皮膚または毛髪に外用される全ての外用組成物を意味している。
皮膚外用剤の剤型は任意であり、例えば、ローション等の可溶化系、カラミンローション等の分散系、またはクリームや乳液等の乳化系として提供することができる。さらに、噴射剤と共に充填するエアゾール形態、軟膏剤またはパップ剤等の種々の剤型で提供することもできる。
具体的には、乳液、クリーム、ローション、化粧水、パック、美容液、洗浄料またはメイクアップ化粧料等の各種化粧料;液剤、軟膏、粉末、顆粒、エアゾール剤、貼付剤またはパップ剤等の様々な形態の化粧料、医薬部外品または外用医薬品などが例示できる。
皮膚外用剤には、メギ科サンカヨウ属植物またはその抽出物の他に、その用途と必要に応じて、医薬品、医薬部外品、皮膚化粧料、毛髪用化粧料および洗浄料等に通常配合される任意の成分、例えば水、油性成分、保湿剤、粉体、色素、乳化剤、可溶化剤、ゲル化剤、洗浄剤、紫外線吸収剤、抗炎症剤、増粘剤、pH調整剤、キレート剤、薬剤(薬効成分)、香料、樹脂、防菌防かび剤、抗酸化剤、またはアルコール類等を適宜配合することができる。さらに、本発明の効果を損なわない範囲において、他の保湿剤、抗老化剤、抗酸化剤、痩身剤、美白剤、抗炎症剤、免疫賦活剤あるいはメギ科サンカヨウ属以外の植物またはその抽出物との併用も可能である。
メギ科サンカヨウ属植物またはその抽出物の皮膚外用剤への配合量は、種類や目的等によって調整することができるが、効果や安定性などの点から、全量に対して固形分換算で、好ましくは0.0001〜10.0質量%であり、より好ましくは0.001〜5.0質量%であり、さらに好ましくは0.01〜5.0質量%であり、一層好ましくは0.1〜5.0質量%である。
以下にメギ科サンカヨウ属植物抽出物の調製例、抗酸化効果を評価するための試験方法、皮膚外用剤としての処方例についてさらに詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらによってなんら限定されるものではない。
[抽出物1]
サンカヨウの葉および/または茎の乾燥粉砕物100gに、50質量%エタノール水溶液を2.0Kg加え、撹拌しながら室温にて2時間抽出した。抽出液をろ過して回収し、減圧濃縮後、凍結乾燥を行い、抽出物1を得た。
[抽出物2]
サンカヨウの葉および/または茎の乾燥粉砕物5gに精製水を100g加え、120℃で20分間抽出した。抽出液をろ過して回収し、凍結乾燥を行い、抽出物2を得た。
上記抽出物を用いて、各効果の評価を行った。なお各評価結果に記載した*および**は、t検定における有意確率P値に対し、有意確率5%未満(P<0.05)を*で、有意確率1%未満(P<0.01)を**でそれぞれ表したものである。
[実施例1]
<抗酸化効果(DPPHラジカル消去作用の評価)>
抽出物1を、50質量%エタノールを用いて表1に示した濃度に調整して試料溶液とし、96ウェルマイクロプレートに100μLずつ添加した。そこへ、0.2mMの1,1−ジフェニル−2−ピクリルヒドラジカル(DPPH)エタノール溶液を100μLずつ添加し、良く混合後、室温、暗所にて24時間静置した。その後、DPPHラジカルに由来する516nmの吸光度を測定した。試料を添加しなかった場合のコントロールの吸光度を(A)、試料を添加した場合の吸光度を(B)としたとき、DPPHラジカルの消去率を式(1)に導入して求めた。測定結果を表1に示す。
式(1):ラジカル消去率={1−(B)/(A)}×100(%)
Figure 2011046646
表1の結果から明らかなように、サンカヨウ(葉、茎)50%エタノール抽出物(抽出物1)は優れた抗酸化効果が認められた。
[実施例2]
<抗酸化効果(スーパーオキサイドアニオン消去作用)>
0.25mM WST−1及び1mMのヒポキサンチンを含むHanks(+)溶液75μLに、抽出物1を表2に示す濃度となるようにHanks(+)溶液で希釈した試料25μLを添加し、キサンチンオキシダーゼ25μL(0.0075ユニット)を加え、37℃で15分間反応後、450nmの吸光度を測定した。試料が無添加のコントロールの吸光度を(A)、試料を添加したときの吸光度を(B)としたとき、式(2)の値をスーパーオキサイドアニオン消去率とした。評価結果を表2に示した。
式(2):消去率={1−(B)/(A)}×100(%)
Figure 2011046646
表2の結果から明らかなように、サンカヨウ(葉、茎)50%エタノール抽出物(抽出物1)は有意な抗酸化効果が認められた。
続いて、上記各調製方法で得られたメギ科サンカヨウ属植物抽出物を配合した皮膚外用剤の処方例を示す。
[実施例3]
乳液
(1)スクワラン 10.0(質量%)
(2)メチルフェニルポリシロキサン 4.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)モノステアリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20E.O.) 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 1.0
(7)グリセリン 4.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)カルボキシビニルポリマー 0.15
(10)精製水 100とする残部
(11)アルギニン(1質量%水溶液) 20.0
(12)抽出物2 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。冷却後40℃にて、(11)と(12)を順次加え、均一に混合する。
[実施例4]
化粧水
(1)エタノール 15.0(質量%)
(2)ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油 0.3
(3)香料 0.1
(4)精製水 100とする残部
(5)クエン酸 0.02
(6)クエン酸ナトリウム 0.1
(7)グリセリン 1.0
(8)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(9)抽出物1 1.0
製法:(1)に(2)及び(3)を溶解する。さらに(4)〜(8)を順次添加した後、十分に攪拌し、(9)を加え、均一に混合する。
[実施例5]
クリーム
(1)スクワラン 10.0(質量%)
(2)ステアリン酸 2.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)セタノール 3.6
(6)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(7)グリセリン 10.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)アルギニン(20質量%水溶液) 15.0
(10)精製水 100とする残部
(11)カルボキシビニルポリマー(1質量%水溶液) 15.0
(12)抽出物1 5.0
製法:(1)〜(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)〜(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。(11)を添加して攪拌後、冷却し40℃にて(12)を加え、均一に混合する。
[実施例6]
美容液
(1)精製水 100とする残部(質量%)
(2)グリセリン 10.0
(3)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(4)カルボキシビニルポリマー(1質量%水溶液) 17.5
(5)アルギン酸ナトリウム(1質量%水溶液) 15.0
(6)モノラウリン酸ポリグリセリル 1.0
(7)マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(8)N−ラウロイル−L−グルタミン酸
ジ(フィトステリル−2−オクチルドデシル) 2.0
(9)硬化パーム油 2.0
(10)スクワラン(オリーブ由来) 1.0
(11)ベヘニルアルコール 0.75
(12)ミツロウ 1.0
(13)ホホバ油 1.0
(14)1,3−ブチレングリコール 10.0
(15)L−アルギニン(10質量%水溶液) 2.0
(16)抽出物1 3.0
製法:(1)〜(6)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(14)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。次いで、上記水相成分に油相成分を添加して予備乳化を行った後、ホモミキサーにて均一に乳化する。冷却後50℃にて(15)を、40℃にて(16)を加え、均一に混合する。
[実施例7]
水性ジェル
(1)カルボキシビニルポリマー 0.5(質量%)
(2)精製水 100とする残部
(3)水酸化ナトリウム(10質量%水溶液) 0.5
(4)エタノール 10.0
(5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(6)香料 0.1
(7)抽出物1 0.5
(8)ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1.0
製法:(1)を(2)に加え、均一に攪拌した後、(3)を加える。均一に攪拌した後、(4)に予め溶解した(5)を加える。均一に攪拌した後、予め混合しておいた(6)〜(8)を加え、均一に攪拌混合する。
[実施例8]
クレンジング料
(1)スクワラン 81.0(質量%)
(2)イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 15.0
(3)精製水 100とする残部
(4)抽出物2 4.0
製法:(1)と(2)を均一に溶解する。これに、(3)と(4)を順次加え、均一に混合する。
[実施例9]
洗顔フォーム
(1)ステアリン酸 16.0(質量%)
(2)ミリスチン酸 16.0
(3)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(4)グリセリン 25.0
(5)水酸化ナトリウム 7.5
(6)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 1.0
(7)精製水 100とする残部
(8)抽出物1 0.1
製法:(1)〜(4)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(5)〜(7)の水相成分を80℃にて加熱溶解し、油相成分と均一に混合撹拌する。冷却後40℃にて(8)を加え、均一に混合する。
[実施例10]
メイクアップベースクリーム
(1)スクワラン 10.2(質量%)
(2)セタノール 2.0
(3)グリセリントリ−2−エチルヘキサン酸エステル 2.5
(4)親油型モノステアリン酸グリセリル 1.0
(5)プロピレングリコール 11.0
(6)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(7)精製水 100とする残部
(8)酸化チタン 1.0
(9)ベンガラ 0.1
(10)黄酸化鉄 0.4
(11)香料 0.1
(12)抽出物1 3.0
製法:(1)〜(4)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(5)〜(7)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(8)〜(10)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散させる。この水相成分に前記油相成分を加え、ホモミキサーにて乳化する。冷却後40℃にて(11)と(12)の成分を加え、均一に混合する。
[実施例11]
乳液状ファンデーション
(1)メチルポリシロキサン 2.0(質量%)
(2)スクワラン 5.0
(3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(4)セタノール 1.0
(5)ポリオキシエチレン(20E.O.)
ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 0.7
(7)1,3−ブチレングリコール 8.0
(8)キサンタンガム 0.1
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)精製水 100とする残部
(11)酸化チタン 9.0
(12)タルク 7.4
(13)ベンガラ 0.5
(14)黄酸化鉄 1.1
(15)黒酸化鉄 0.1
(16)香料 0.1
(17)抽出物1 0.5
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)〜(10)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解し、これに(11)〜(15)の顔料を加え、ホモミキサーにて均一に分散する。油相成分を加え、乳化を行う。冷却後40℃にて(16)と(17)の成分を順次加え、均一に混合する。
[実施例12]
油中水型エモリエントクリーム
(1)流動パラフィン 34.0(質量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)ワセリン 5.0
(4)ジグリセリンオレイン酸エステル 5.0
(5)塩化ナトリウム 1.3
(6)塩化カリウム 0.1
(7)プロピレングリコール 3.0
(8)1,3−ブチレングリコール 5.0
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)精製水 100とする残部
(11)香料 0.1
(12)抽出物1 3.0
製法:(5)と(6)を(11)の一部に溶解して50℃とし、50℃に加熱した(4)に撹拌しながら徐々に加える。これを混合した後、70℃にて加熱溶解した(1)〜(3)に均一に分散する。これに(7)〜(9)を(10)の残部に70℃にて加熱溶解したものを撹拌しながら加え、ホモミキサーにて乳化する。冷却後40℃にて(11)と(12)を加え、均一に混合する。
[実施例13]
パック
(1)精製水 100とする残部(質量%)
(2)ポリビニルアルコール 12.0
(3)エタノール 17.0
(4)グリセリン 9.0
(5)ポリエチレングリコール(平均分子量1000) 2.0
(6)抽出物1 1.0
(7)香料 0.1
製法:(2)と(3)を混合し、80℃に加温した後、80℃に加温した(1)に溶解する。均一に溶解した後、(4)と(5)を加え、攪拌しながら冷却する。40℃にて(6)と(7)を加え、均一に混合する。
[実施例14]
入浴剤
(1)香料 0.3(質量%)
(2)抽出物1 3.0
(3)炭酸水素ナトリウム 50.0
(4)硫酸ナトリウム 46.7
製法:(1)〜(4)を均一に混合する。
[実施例15]
ヘアーワックス
(1)ステアリン酸 3.0(質量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)セチルアルコール 3.0
(4)高重合メチルポリシロキサン 2.0
(5)メチルポリシロキサン 5.0
(6)ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)
メチルポリシロキサン共重合体 1.0
(7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(8)1,3−ブチレングリコール 7.5
(9)アルギニン 0.7
(10)精製水 100とする残部
(11)抽出物1 2.0
(12)香料 0.1
製法:(1)〜(6)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解後する。一方、(7)〜(10)の水相成分を75℃にて加熱溶解し、前記油相成分を加え、ホモミキサーにて乳化する。冷却後40℃にて(11)と(12)の成分を加え、均一に混合する。
[実施例16]
ヘアートニック
(1)エタノール 50.0(質量%)
(2)精製水 100とする残部
(3)抽出物1 3.0
(4)香料 0.1
製法:(1)〜(4)の成分を混合、均一化する。
実施例3〜実施例16に示した皮膚外用剤は、抗酸化効果を有する組成物であった。
本発明のメギ科サンカヨウ属から得られる成分は、皮膚化粧料、毛髪用化粧料または洗浄料等の皮膚外用剤、医薬品、医薬部外品に配合して用いるのに有用である。また、本発明に係る、メギ科サンカヨウ属抽出物は、天然由来成分であることから、安全性が高いことが考えられ、皮膚外用剤としての意義も大きい。したがって本発明は、新たな皮膚外用剤として有用である。

Claims (2)

  1. メギ科(Berberidaceae)サンカヨウ属(Diphylleia)植物から得られる成分を含有することを特徴とする、抗酸化剤。
  2. メギ科(Berberidaceae)サンカヨウ属(Diphylleia)植物から得られる成分を含有することを特徴とする、皮膚外用剤。
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