JP2004122421A - 走査光学装置の取り付け構造及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】感光体ドラム等の像担持体と走査光学装置との位置調整を簡潔かつ正確に行うことが可能な走査光学装置の取り付け構造及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】光学ユニット20M,20C,20Kが回動自在に取り付けられる光学ステー80と、光学ステー80に設けられた穴に沿って移動し、光学ユニットと係合する傾き調整板87と、傾き調整板87に設けられた第1の初期位置穴と、光学ステー80に設けられた第2の初期位置穴とを備え、第1の初期位置穴と第2の初期位置穴とが重なった際に、光学ステー80上の光学ユニットの初期位置が決定される。
【選択図】 図2
【解決手段】光学ユニット20M,20C,20Kが回動自在に取り付けられる光学ステー80と、光学ステー80に設けられた穴に沿って移動し、光学ユニットと係合する傾き調整板87と、傾き調整板87に設けられた第1の初期位置穴と、光学ステー80に設けられた第2の初期位置穴とを備え、第1の初期位置穴と第2の初期位置穴とが重なった際に、光学ステー80上の光学ユニットの初期位置が決定される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走査光学装置の取り付け構造及びこのような走査光学装置の取り付け構造により走査光学装置が取り付けられた画像形成装置に関し、特に好適には、画像形光源から照射された光で感光体上に潜像を形成し、各異なるトナーにより現像し、それを被転写材に転写し定着して画像を形成するカラープリンターとしての画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各色ごとに現像器と感光体を持つカラー画像形成装置では、感光体ドラム軸が装置本体の基準に対して正確に位置決めされて保持され、各色ごとの光学ユニットから照射される画像の走査線をそれぞれの感光体ドラム軸に対して平行にそろえることで各色間の色ズレのない画像を形成させている。
【0003】
ここで感光体ドラム軸と画像の走査線の位置関係を「傾き」と呼び、傾きがない状態が感光体ドラム軸と画像の走査線が平行である状態を示している。
【0004】
光学ユニットの組立時の誤差などにより部品精度に頼って光学ユニットを光学ユニット取り付け面(以下、光学ステー)に設置しただけでは光学ユニットと感光体ドラム軸には傾きが生じており十分に平行となっていない。
【0005】
そのために図8に示すような構成で光学ユニットと感光体ドラム軸の位置を調整している。図8は、従来の画像形成装置において、感光体ドラム軸の位置決めを行う際の概略図である。
【0006】
まず各光学ユニット20M,20c,20k(以下これらを、単に光学ユニット20ともいう)は図示しない中心軸を光学ステー800に設けられた回転中心穴83に嵌合させることで、光学ステー800上に回転可能に設置される。
【0007】
また光学ステー800には、画像の走査線と直交する方向に長手方向を形成した位置決め長穴86が設けられている。
【0008】
そしてこの位置決め長穴86と嵌合するように構成された摺動軸711を有した摺動軸板710を、調整部材(以下、傾き調整板700)の摺動軸設置穴704に設置して、摺動軸板710と傾き調整板700を一体とすることで、傾き調整板700は画像の走査線と直交する方向に摺動可能となる。
【0009】
また、傾き調整板700には画像の走査線と同一方向に開口して、光学ユニット20に設けられた軸(以下、調整軸21)と嵌合するように構成された、第1の溝部701が設けられている。
【0010】
これによって、傾き調整板700を動作させることで光学ユニット20を動作させ、感光体ドラムの軸と画像の走査線の傾きが小さくなるように調整している。これによって、色ズレのない美しい画像を形成できるとしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、傾き調整板に対して、光学ユニットを設計上の正規の位置へ設置する位置決めが構成されていない。
【0012】
その結果、感光体ドラム軸と画像の走査線の傾きを調整するために傾き調整板を動作させる量が各色ごとで一定ではなく、必要以上に大きい場合があり、調整に多大な時間を要する。
【0013】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、その目的は、感光体ドラム等の像担持体と走査光学装置との位置調整を簡潔かつ正確に行うことが可能な走査光学装置の取り付け構造及び画像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、シート材上に形成される画像に対応した潜像を像担持体上に形成するために該像担持体を露光する走査光学装置が回動自在に取り付けられる取り付け手段と、前記取り付け手段に設けられた穴に沿って移動し、前記走査光学装置と係合する係合部を備える調整手段と、前記調整手段に設けられた第1の初期位置穴と、前記取り付け手段に設けられた第2の初期位置穴とを備え、前記第1の初期位置穴と前記第2の初期位置穴とが重なった際に、前記取り付け手段上の前記走査光学装置の初期位置が決定されることを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記係合部が、前記走査光学装置に設けられた軸と嵌合する穴により形成されることを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記係合部に設けられた穴が、前記走査光学装置の走査線による平面と略平行な方向に向かって設けられていることを特徴とする。
【0017】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記係合部が、前記走査光学装置に設けられた穴に嵌合する軸により形成されることを特徴とする。
【0018】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記走査光学装置に設けられた穴が、前記走査光学装置の走査線による平面と略平行な方向に向かって設けられていることを特徴とする。
【0019】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記調整手段が、前記取り付け手段に接し、前記係合部を備える調整部と、前記調整部に形成された穴と、前記取り付け手段に設けられた穴とに嵌合する軸を備えた摺動軸部とからなることを特徴とする。
【0020】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記取り付け手段に設けられた穴が、前記走査光学装置の走査線による平面と略直行する方向に向かって設けられていることを特徴とする。
【0021】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記調整手段が、前記取り付け手段に固定手段によって固定されるための固定穴を備えることを特徴とする。
【0022】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記調整手段が、該調整手段の位置を位置調整装置によって調整するための位置調整部を備えることを特徴とする。
【0023】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記位置調整部が、前記調整装置に設けられた軸に嵌合する穴により形成されることを特徴とする。
【0024】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記調整手段の位置を調整する調整装置に設けられた軸に嵌合する穴が、前記調整手段の第1の初期位置穴と同じ穴であることを特徴とする。
【0025】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記位置調整部が、前記調整装置に設けられた穴に嵌合する軸により形成されることを特徴とする。
【0026】
さらに、本発明に係る画像形成装置は、上記に記載された走査光学装置の取り付け構造により、装置本体の取り付け手段に取り付けられた、少なくとも1以上の走査光学装置と、該走査光学装置により露光される像担持体、該像担持体を帯電するための帯電手段、前記像担持体上に形成された潜像を現像するための現像手段、及び、前記像担持体をクリーニングするためのクリーニング手段のうちの少なくともいずれか1つを備える、装置本体に着脱自在な少なくとも1以上のプロセスカートリッジとを備えることを特徴とする。
【0027】
よって、本発明では、調整手段を画像の走査線に直交する方向に動作させて走査光学装置を回転動作させることが可能となる。
【0028】
さらに、調整手段には第1の初期位置穴が形成され、取り付け手段には第2の初期位置穴が設けられており、位置決めのための軸を第1の初期位置穴と第2の初期位置穴の両方に同時に嵌合させることで、調整手段が設計上における正規の位置に設置されるように構成されている。
【0029】
上記の構成によれば、調整手段を動作させて走査光学装置を回転動作させ、位置決め軸を第1の初期位置穴と第2の初期位置穴との両方に同時に嵌合させることで、調整手段の位置が設計上の正規の位置に決定される。
【0030】
これによって走査光学装置の位置が設計上における走査線と感光体ドラム等の像担持体の軸が平行になる位置に簡単に決定され、微調整にかかる手間が大幅に削減される。
【0031】
なお、本発明に言う係合とは、部材と部材とが係わり合い、一方の部材が移動すると、他方の部材も条件によっては移動するという関係をいう。この条件とは、例えば、一方の部材の移動量が所定の移動量以上であるという条件を考えることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0033】
また、以下の図面において、前述の従来技術の説明で用いた図面に記載された部品、及び既述の図面に記載された部品と同様の部品には同じ番号を付す。
【0034】
(画像形成装置の一実施形態)
以下、本発明に係る画像形成装置の一実施形態について説明する。以下に説明する本発明に係る画像形成装置の一実施形態の説明は、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造の一実施形態を備えた画像形成装置である。
【0035】
したがって、以下に説明する本発明に係る画像形成装置の一実施形態の説明により、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造の一実施形態の説明を兼ねる。
【0036】
図1から図7は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示したものである。まず、図1を参照して、本発明に係る画像形成装置の一実施形態の全体構成について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態の全体構成の断面図である。
【0037】
図1に示されるように、本実施形態の画像形成装置はカラー画像形成装置である。このカラー画像形成装置は4色分のプロセスカートリッジ10y,10m,10c,10k(以下、これらを単にプロセスカートリッジ10ともいう)を対応する各現像形成ステーションに着脱可能であって、レーザ光を照射可能な光学ユニット20y,20m,20c,20k、中間転写体ユニット30、被転写材搬送ユニット40、および定着ユニット50などを備えている。
【0038】
各プロセスカートリッジ10y,10m,10c,10kは同一構造とされ、それぞれ電子写真感光体である感光体ドラム12、帯電手段13、現像装置14及びクリーニング装置15が一体的に構成されている。
【0039】
中間転写体ユニット30は、無端ベルト体である転写ベルト31、転写ベルト31を回転可能に支持する3つのローラ32,33,34、各感光体ドラム12に形成されたトナー像を転写ベルト31に転写する一次転写ローラ35、及び転写ベルト31上に転写されたトナー像を更に被転写材Pに転写する二次転写ローラ36を備えている。
【0040】
被転写材搬送ユニット40は、各給紙カセット41あるいは給紙トレイ42から被転写材Pを二次転写領域に搬送するピックアップローラ43、給紙ローラ44、搬送ローラ45、およびレジストローラ46などを備えている。
【0041】
定着ユニット50は、定着ローラ51および加圧ローラ52を備え、被転写材P上のトナー像に熱と圧を加えることで定着を行う。
【0042】
上記構成において、まず1色目例えばブラックのプロセスカートリッジ10kにおいて、感光体ドラム12が帯電手段13によって一様に帯電された後光学ユニット20kから照射されたレーザ光22によって潜像が形成され、この潜像が現像装置14によって現像されてトナー像が形成される。
【0043】
感光体ドラム12上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ35の作用によって転写ベルト31上に一次転写される。一次転写が終了した感光体ドラム12はクリーニング装置15によってクリーニングされ、次の画像形成に供される。
【0044】
同様の画像形成工程がy,m,c用の各プロセスカートリッジ10y,10m,10cにおいても行われて各色のトナー像が形成され、先に形成されたトナー像に順番に重ね転写される。
【0045】
一方、被転写材Pが給紙カセット41または給紙トレイ42から被転写材搬送ユニット40によって二次転写領域に搬送され、二次転写ローラ36の作用によって転写ベルト31上に形成されたトナー像が被転写材Pに転写される。
【0046】
トナー像を転写された被転写材Pは定着ユニット50に搬送され、定着ローラ51と加圧ローラ52のニップ部にてトナー像が定着され、排紙ローラ55によって排紙トレイ56上に排紙される。
【0047】
次に図2を参照して、光学ユニット20とプロセスカートリッジ10の配置構成について説明する。図2は、図1に示される画像形成装置において、光学ユニットとプロセスカートリッジの配置構成を説明するための画像形成装置の斜視図である。
【0048】
図2において、20M,20C,20Kは光学ユニット(以下、単に光学ユニット20ともいう。)、80は光学ステー、60は前側板、65は後側板、90は駆動ユニット、500は開閉蓋ユニットを示す。
【0049】
Yの光学ユニット(不図示)、光学ユニット20M、光学ユニット20C、光学ユニット20Kを被転写材の搬送方向に並べて設置するための光学ステー80は、前側板60と後側板65によって保持される。
【0050】
前側板60にはプロセスカートリッジ10を挿入するための全てのステーションに対応する一つの開口部61が設けられている。
【0051】
後側板65には前側板60の開口部61に相対する位置に駆動ユニット90が設置されている。前側板60の開口部61近傍には、開口部61から挿入されたプロセスカートリッジ10を保持することが可能な構成となっている開閉蓋ユニット500が開閉可能に設けられている。
【0052】
次に図2で説明した各構成要素の詳細な取り付け構成等について説明する。初めに、光学ステー80は光学ユニット20を被転写材の搬送方向に並べて設置するための開口部82Y、開口部82M、開口部82C、開口部82Kが設けられており、ステー差込部84を前側板60と後側板65のステー差込穴64に挿入することで被転写材搬送方向と装置の高さ方向の位置が決定され、前側板60と後側板65に固定される。
【0053】
次に、光学ユニット20は光学ステー80上に設けられた回転中心穴83に光学ユニット20に設けられた図示しない回転中心軸を挿入して、光学ステー80に回転中心軸を中心として回転可能に設置される。
【0054】
そして第1の調整軸21に係合させた傾き調整板87を光学ユニットの走査線と直行する方向に動作させることで、光学ユニット20を回転中心穴83を中心に回転動作させて感光体ドラム軸12aと画像の走査線の位置を決定した後、傾き調整板87と光学ユニット20を光学ステー80に固定する。
【0055】
ここで本発明の特徴的構成である、光学ユニット20の位置を調整して感光体ドラム軸12aと画像の走査線の位置を決定する構成について図3を用いて詳細に説明する。図3は、図1に示される画像形成装置において、光学ユニットの初期位置を決定する構成を説明するための光学ステーの斜視図である。
【0056】
図3において、21は第1の調整軸、83は回転中心穴、87は傾き調整板、701は第1の溝部、702は第2の溝部、703は第1の初期位置穴、711は摺動軸、85は第2の初期位置穴、86は位置決め長穴、720は位置決め軸を示す。
【0057】
初めに光学ユニット20は光学ステー80上に設けられた回転中心穴83に光学ユニット20に設けられた図示しない回転中心軸を挿入して、光学ステー80に回転中心軸を中心として回転可能に設置される。
【0058】
光学ステー80には画像の走査線と直交する方向に長手方向を形成した位置決め長穴86が形成されている。
【0059】
次に傾き調整板87には、摺動軸設置穴704によって傾き調整板87に対して正確な位置に摺動軸板710が固定されている。摺動軸板710には二つの摺動軸711が光学ステー80上の位置決め長穴86に嵌合して摺動するように構成されている。
【0060】
これによって摺動軸板710と組み合わされた傾き調整板87は、光学ステー80上に設けられた位置決め長穴86に沿って摺動することが可能となる。
【0061】
また傾き調整板87には、光学ユニット20に設けられた第1の調整軸21と嵌合するように構成された位置決め長穴86と直交する方向に開口を持つ第1の溝部701と、位置決め長穴86と同一位相に長手方向を持ち、傾き調整板87を光学ステー80に固定するための固定手段の逃げ長穴705が設けられている。
【0062】
同様に、摺動軸板710には、位置決め長穴86と同一位相に長手方向を持ち、摺動軸板710と組み合わされた傾き調整板87を光学ステー80に固定するための固定手段の逃げ長穴712が設けられている。
【0063】
これらによって傾き調整板87を位置決め長穴86に沿って動作させることで、第1の溝部701が第1の調整軸21に作用し、光学ユニット20が図示しない回転中心軸を中心として回転し、感光体ドラム軸12a(図2参照)と画像の走査線の位置を調整する事が可能となる。
【0064】
ここで、傾き調整板87には第1の初期位置穴703が光学ステー80には第2の初期位置穴85が設けられている。
【0065】
これらは位置決め軸720を、第1の初期位置穴703と第2の初期位置穴85の両方に同時に嵌合させることで傾き調整板87の位置が決定されるように構成されている。
【0066】
これによって、位置決め軸720を第1の初期位置穴703と第2の初期位置穴85の両方に同時に嵌合させることで光学ユニット20が設計上における画像の走査線と感光体ドラム軸12a(図2参照)が平行になる位置に簡単に設置される。
【0067】
また、傾き調整板87は傾き調整板87の摺動方向に対して第1の溝部701とは正反対側に開口を持つ第2の溝部702を有する。
【0068】
ここで例えば複数のギアによる減速系を有し、調整ツマミ731を回転させることで第2の調整軸732が微少動作可能なように構成された傾き調整治具730が光学ステー80に正確に位置決めされて設置される。
【0069】
そして傾き調整治具730の第2の調整軸732が第2の溝部702に嵌合して動作することで、傾き調整板87の位置を微調整でき光学ユニット20と感光体ドラム軸12aの位置をより正確に調整することが可能となる。
【0070】
次に、図1に示される画像形成装置の開閉蓋ユニットについて説明する。図4は、図1に示される画像形成装置において、開閉蓋ユニット500を示す分解図であり、100は開閉蓋を表し、101は開閉蓋100上の第1基準穴、102はCRG受け200の位置決め穴、103は開閉蓋ヒンジ軸受け120の位置決め穴である。
【0071】
また、110は作動プレート、120は開閉蓋ヒンジ軸受け、200はCRG受け、300はロックプレートである。
【0072】
この開閉蓋ユニット500は前側板60に設けたプロセスカートリッジ10を着脱するための開口部61の近傍に開閉可能に設けられ、開口部61から挿入されたプロセスカートリッジ10を保持する事が可能な構成となっている。
【0073】
次に、開閉蓋ユニット500を構成する開閉蓋100上に取り付けられた各部品の配置を図4に沿って説明する。まず、開閉蓋100の位置決め穴103を基準に開閉蓋ヒンジ軸受け120がビス止めされている。
【0074】
開閉蓋100の位置決め穴102は第1基準穴101を基準にして正確に位置出しされていて、この位置決め穴102に対してCRG受け200の取り付け軸(図示せず)を嵌合させて、該CRG受け200がビス止めされる。これによりCRG受け200は開閉蓋100上に第1基準穴101を基準にして正確に取り付けられる。
【0075】
一方、作動プレート110は開閉蓋100上をCRG受け200の軸受け部201の内側を動作するように配置されている。
【0076】
また、ロックプレート300は開閉蓋100上を左右に摺動するように取り付けられており、図示しないバネによって常に一定方向に付勢保持されている。
【0077】
ロックプレート300は爪係止部301が前側板60に取り付けられたロック爪302(図3参照)に係合することで、開閉蓋ユニット500は前側板60に取り付けられることになる。
【0078】
ここで、図5及び図6を用いて開閉蓋ユニット500の開閉動作を説明する。図5及び図6は、図4に示される開閉蓋の開閉動作を説明するための開閉蓋の動作概略図である。図5は、開閉蓋が開いた状態と閉じた状態の双方を便宜的に示した図であり、図6は、開閉蓋が開いた状態の図である。
【0079】
図5において、前側板60上にビス止めによって取り付けられた側板ヒンジ軸受け70と開閉蓋ユニット500の開閉蓋ヒンジ軸受け120(図4参照)がヒンジ軸121によって回転可能に取り付けられている。
【0080】
また、前側板60には開閉蓋受け71が取り付けられていて、開閉蓋ユニット500が開いたときのストッパとなっているので、開閉蓋ユニット500の開動作を行ったときには開閉蓋受け71に開閉蓋100の外装105の一部が突き当たって、開いたときの位置が決定される。
【0081】
また、図6に示すように、開閉蓋ユニット500(の外装105の一部)が開閉蓋受け71に突き当たっているときには、開閉蓋ユニット500は前側板60を基準にして90度以上開いているようになっていて、プロセスカートリッジ10の着脱が容易に出来るようになっている。
【0082】
さらに、開閉蓋ユニット500には外装105の一部より突出する操作レバー400,410が構成されている。
【0083】
図中、400はロックプレート300に連動し、ロックプレート300が本体に組み付いたときの解除する第1操作レバーであり、410は作動プレート110に連動し、作動プレート110を左右に動作させることが可能な第2操作レバーである。
【0084】
次に図2を用いて開閉蓋ユニット500が前側板60に取り付いたときの取り付け基準について説明する。
【0085】
まず、前側板60には各プロセスカートリッジ10を被転写材の搬送方向に並べて着脱する事が可能な開口部61が設けられている。
【0086】
これらのプロセスカートリッジ10を装置本体に挿入する際には挿入ガイドが必要であり、開口部61の上方にそれぞれのプロセスカートリッジ10に対応するように図示しないガイドレールが設けられていて、このガイドレールに沿ってプロセスカートリッジ10は装置本体に挿入される。
【0087】
装置本体に挿入されると、後側板65に配置された駆動ユニット90の各カップリング91に、各プロセスカートリッジ10の駆動連結部が連結される。これにより、プロセスカートリッジ10は駆動ユニット90より駆動力を受けることになる。
【0088】
なお、カップリング91を有する駆動ユニット90は後側板65に設けられた第3の基準軸(図2中の66の位置)を基準にして取り付けられており、且つカップリング91もこの第3の基準軸を基準に正確に設置されているので、これらカップリング91の位置は後側板65の第3の基準軸に正確に配置されていることになる。
【0089】
一方、開閉蓋ユニット500の前側板60への位置決めは以下のようになっている。前側板60上には第1基準軸62と第2基準軸63が配置されている。まず、第1基準軸62は前側板60の開口部61の給紙側にビス止めされている。
【0090】
同様に第2基準軸63は前側板60の開口部61の排紙側にビス止めされている。第1基準軸62に開閉蓋100の第1基準穴101が嵌合する。
【0091】
このとき開閉蓋ユニット500はそれぞれのヒンジ軸受け120(図4参照)の部分を支点にして被転写材の搬送方向にガタ分だけスライドする。これにより、開閉蓋ユニット500は第1基準軸62と第1基準穴101によって用紙の搬送方向に位置が決定される。
【0092】
また、先述したように、開閉蓋ユニット500の開閉動作によって該ユニットが閉じられると、前側板60に取り付けられたロック爪302にロックプレート300(の爪係止部301)が係合し、これにより開閉蓋ユニット500が前側板60の第1基準軸62を基準に取り付けられる。
【0093】
また、開閉蓋ユニット500の開閉動作を行うためには、第1操作レバー400(図5参照)を作動させることで、ロックプレート300が被転写材搬送方向に摺動させられるので、これによりロックが解除できる。
【0094】
以上の構成により、開閉蓋ユニット500は第1基準軸62に第1基準穴101が嵌合することによって前側板60に正確に取り付けられる。
【0095】
また、この第1基準軸62と後側板65の第3基準軸66は、図2に示すように、複数の光学ユニット20を有する光学ステー80の取り付け基準と同一線上(図中81)に配置しているので、それぞれの取り付け公差を最小にすることが可能な配置になっている。
【0096】
そして、駆動ユニット90のカップリング91に連結するプロセスカートリッジ10の非駆動側である感光体ドラム12の軸12aを開閉蓋ユニット500で保持すると、開閉蓋100のCRG受け200の軸受け部201によって正確に位置出しすることが可能となる。
【0097】
次に、感光体ドラム12の感光体ドラム軸12aの位置決めについて図7を用いて説明する。図7は、図1に示される画像形成装置において、感光ドラム軸の位置決め構成を説明するための概略図である。
【0098】
前述したように、開閉蓋100に正確に位置決めされたCRG受け200には軸受け部201が形成されていて、開閉蓋ユニット500の閉動作時に、基準軸等に嵌合させながら、且つ各プロセスカートリッジ10の感光体ドラム軸12aに軸受け部201を嵌合させながら開閉蓋ユニット500を閉じていくことで、プロセスカートリッジ10の横方向(被転写材搬送方向)の位置が第1基準軸62を基準にして決定される。
【0099】
一方、横方向(被転写材搬送方向)に対して縦方向(被転写材搬送方向と直交する方向)の位置決めは、開閉蓋ユニット500の閉動作後にロックプレート300とロック爪302が係合して開閉蓋ユニット500がロックされた後、作動プレート110を左右方向(被転写材の搬送方向)に作動させて位置を決定する。
【0100】
この作動プレート110には各感光体ドラム12の感光体ドラム軸12aに嵌合する嵌合穴111がプロセスカートリッジ10の数に対応するように設けられている。
【0101】
この嵌合穴111は、感光体ドラム軸12aより大きく感光体ドラム軸12aに嵌合しないように形成された部分と感光体ドラム軸12aに嵌合する部分で鍵穴のような形状で構成されている。
【0102】
従って、作動プレート110に形成された嵌合穴111は、通常、開閉蓋ユニット500の閉動作時には感光体ドラム軸12aには当接する事はない。
【0103】
また、作動プレート110には第1基準軸62に嵌合する第2基準穴112aが設けられている。
【0104】
この第2基準穴112aは、第1基準軸62より大きく第1基準軸62に嵌合しないように形成された部分と第1基準軸62に嵌合する部分で鍵穴のような形状で構成されている。
【0105】
さらに、第2基準穴112aとは反対側の排紙側に当接部112bが形成されている。この当接部112bは、作動プレート110を横方向に動作させると第2基準軸63に当接する用に構成されている。
【0106】
従って、通常、開閉蓋ユニット500の閉動作時には作動プレート110に形成された第2基準穴112aは、第1基準軸62には当接する事はなく、当接部112bは第2基準軸63に当接することはない。
【0107】
開閉蓋ユニット500が閉じられた後、開閉蓋100の外装側より第2操作レバー410を横方向に操作すると、各感光体ドラム軸12aに各嵌合穴111の嵌合部が当接して感光体ドラム軸12aに嵌合し、これと同時に作動プレート110の第2基準穴112aが前側板の第1基準軸62と嵌合し当接部112bが第2基準軸63に当接することで感光体ドラム軸12aの位置を一定の方向に付勢する事になる。
【0108】
また、これらの嵌合穴111と第2基準穴112aと当接部112bは同一線上に感光体ドラム軸12aを付勢するように配置されているので、この作動プレート110は横方向に操作すると、プロセスカートリッジ10の縦方向の位置を決定する事が出来る。
【0109】
以上説明したように、プロセスカートリッジ10の感光体ドラム軸12aは駆動ユニット90のカップリング91を基準に取り付けられ、前側板60に対して位置決めされる開閉蓋ユニット500が有する、CRG受け200の軸受け部201と、作動プレート110の嵌合穴111によって位置決めされるので、カラー画像形成装置本体に正確に保持される。
【0110】
なお、感光体ドラム軸12aの保持に関しては、回転可能な感光体ドラム12の感光体ドラム軸12aをベアリング等の手段によってホルダ等の部品で保持していることを示しており、直接回転している感光体ドラム12の感光体ドラム軸12aを保持しているわけではない。
【0111】
また、前述した実施形態では、傾き調整板87に対して摺動軸711は摺動軸板710によって構成されたが、摺動軸711を傾き調整板710にかしめるなどして、一部品で構成してもかまわない。
【0112】
また、前述した実施形態では、光学ユニット20に設けられた第1の調整軸21に対して傾き調整板87に設けられた第1の溝部701が嵌合したが、光学ユニット20に溝部を設けて、傾き調整板に設けた調整軸が光学ユニット20に設けた溝部に嵌合する構成であってもかまわない。
【0113】
また、前述した実施形態では、傾き調整板87に設けられた第2の溝部702に傾き調整治具730に設けられた第2の調整軸732が嵌合する構成であったが、傾き調整板87に設けられた調整軸に傾き調整治具730に設けられた溝部が嵌合する構成であってもかまわない。
【0114】
また、前述した実施形態では、第2の溝部702と第1の初期位置穴703は別々に構成されたが、第2の溝部に第1の初期位置穴の機能を持たせてもよい。つまり、位置決め軸720を傾き調整板87上の第2の溝部と光学ステー80上の第2の初期位置穴85に同時に嵌合させることで傾き調整板87の位置が決定される構成でもよい。
【0115】
また、前述した実施形態では、複数のギアによる減速系を有した傾き調整治具730を示したが、これに限定されるものではなく、傾き調整板87を微少に動作可能な構成であればその手段を問わない。
【0116】
また、前述した実施形態では、画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジ10として、感光体ドラム12と、該感光体ドラム12に作用するプロセス手段としての帯電手段13、現像手段14、クリーニング手段15を一体に有するプロセスカートリッジ10を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば前記プロセス手段のうち、いずれか一つを一体に有するプロセスカートリッジ10であってもよい。
【0117】
更に前述した実施形態では、感光体ドラム12等からなるプロセスカートリッジ10が画像形成装置に対して着脱自在な構成を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば感光体ドラム12等の各構成部材がそれぞれ着脱自在なユニットとして構成された装置であってもよい。
【0118】
また、前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置であってもよく、該画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
【0119】
また前述した実施形態では、プロセスカートリッジ10は、Y,M,C,Kの4色で構成する例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば3色だけでもカラー画像を形成することは可能であり、この場合にはプロセスカートリッジ10を一組減らす構成にしてもよい。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願に係る発明によれば、走査光学装置と調整手段とが係合し、走査光学装置を取り付け手段上で動作させることで、走査光学装置を回転動作させ、画像の走査線と感光体ドラム等の像担持体の軸を平行に調整する構成において、位置決め軸を調整手段に設けられた第1の初期位置穴と取り付け手段に設けられた第2の初期位置穴との両方に同時に嵌合させることで、走査光学装置が設計上における画像の走査線と感光体ドラム等の像担持体の軸とが平行な位置にあるように、調整手段の位置が簡単に決定される。
【0121】
これによって、画像の走査線と感光体ドラム等の像担持体の軸との調整において、例えば、複数のギアによる減速系を有した傾き調整治具による微調整が不要になるか、あるいは調整の時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態の全体構成の断面図である。
【図2】図1に示される画像形成装置において、光学ユニットとプロセスカートリッジの配置構成を説明するための画像形成装置の斜視図である。
【図3】図1に示される画像形成装置において、光学ユニットの初期位置を決定する構成を説明するための光学ステーの斜視図である。
【図4】図1に示される画像形成装置において、開閉蓋ユニット500を示す分解図である。
【図5】図4に示される開閉蓋の開閉動作を説明するための開閉蓋の動作概略図である。
【図6】図4に示される開閉蓋の開閉動作を説明するための開閉蓋の動作概略図である。
【図7】図1に示される画像形成装置において、感光ドラム軸の位置決め構成を説明するための概略図である。
【図8】従来の画像形成装置において、感光体ドラム軸の位置決めを行う際の概略図である。
【符号の説明】
10,10y,10m,10c,10k プロセスカートリッジ
12 感光体ドラム(本発明の像担持体)
12a 感光体ドラム軸
13 帯電手段(本発明の帯電手段)
14 現像装置(本発明の現像手段)
15 クリーニング装置(本発明のクリーニング手段)
20,20M,20C,20K 光学ユニット(本発明の走査光学装置)
21 第1の調整軸
30 中間転写体ユニット
31 転写ベルト
32,33,34 ローラ
35 一次転写ローラ
36 二次転写ローラ
41 給紙カセット
42 給紙トレイ
56 排紙トレイ
60 前側板
61 開口部
62 第1基準軸
63 第2基準軸
65 後側板
70 側板ヒンジ軸受け
71 開閉蓋受け
80 光学ステー(本発明の取り付け手段)
82Y,82M,82C,82K 開口部
83 回転中心穴
85 第2の初期位置穴(本発明の第2の初期位置穴)
86 位置決め長穴
87 傾き調整板(本発明の調整手段、本発明の調整部)
90 駆動ユニット
100 開閉蓋
110 作動プレート
111 嵌合穴
112a 第2基準穴
112b 当接部
121 ヒンジ軸
200 CRG受け
400 第1操作レバー
410 第2操作レバー
500 開閉蓋ユニット
700 傾き調整板
701 第1の溝部(本発明の係合部)
702 第2の溝部(本発明の位置調整部)
703 第1の初期位置穴(本発明の第1の初期位置穴)
705 逃げ長穴(本発明の固定穴)
710 摺動軸板(本発明の摺動軸部)
711 摺動軸
712 逃げ長穴(本発明の固定穴)
720 位置決め軸
730 傾き調整治具
731 調整ツマミ
732 第2の調整軸
800 光学ステー
P 被転写材
【発明の属する技術分野】
本発明は、走査光学装置の取り付け構造及びこのような走査光学装置の取り付け構造により走査光学装置が取り付けられた画像形成装置に関し、特に好適には、画像形光源から照射された光で感光体上に潜像を形成し、各異なるトナーにより現像し、それを被転写材に転写し定着して画像を形成するカラープリンターとしての画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各色ごとに現像器と感光体を持つカラー画像形成装置では、感光体ドラム軸が装置本体の基準に対して正確に位置決めされて保持され、各色ごとの光学ユニットから照射される画像の走査線をそれぞれの感光体ドラム軸に対して平行にそろえることで各色間の色ズレのない画像を形成させている。
【0003】
ここで感光体ドラム軸と画像の走査線の位置関係を「傾き」と呼び、傾きがない状態が感光体ドラム軸と画像の走査線が平行である状態を示している。
【0004】
光学ユニットの組立時の誤差などにより部品精度に頼って光学ユニットを光学ユニット取り付け面(以下、光学ステー)に設置しただけでは光学ユニットと感光体ドラム軸には傾きが生じており十分に平行となっていない。
【0005】
そのために図8に示すような構成で光学ユニットと感光体ドラム軸の位置を調整している。図8は、従来の画像形成装置において、感光体ドラム軸の位置決めを行う際の概略図である。
【0006】
まず各光学ユニット20M,20c,20k(以下これらを、単に光学ユニット20ともいう)は図示しない中心軸を光学ステー800に設けられた回転中心穴83に嵌合させることで、光学ステー800上に回転可能に設置される。
【0007】
また光学ステー800には、画像の走査線と直交する方向に長手方向を形成した位置決め長穴86が設けられている。
【0008】
そしてこの位置決め長穴86と嵌合するように構成された摺動軸711を有した摺動軸板710を、調整部材(以下、傾き調整板700)の摺動軸設置穴704に設置して、摺動軸板710と傾き調整板700を一体とすることで、傾き調整板700は画像の走査線と直交する方向に摺動可能となる。
【0009】
また、傾き調整板700には画像の走査線と同一方向に開口して、光学ユニット20に設けられた軸(以下、調整軸21)と嵌合するように構成された、第1の溝部701が設けられている。
【0010】
これによって、傾き調整板700を動作させることで光学ユニット20を動作させ、感光体ドラムの軸と画像の走査線の傾きが小さくなるように調整している。これによって、色ズレのない美しい画像を形成できるとしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、傾き調整板に対して、光学ユニットを設計上の正規の位置へ設置する位置決めが構成されていない。
【0012】
その結果、感光体ドラム軸と画像の走査線の傾きを調整するために傾き調整板を動作させる量が各色ごとで一定ではなく、必要以上に大きい場合があり、調整に多大な時間を要する。
【0013】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、その目的は、感光体ドラム等の像担持体と走査光学装置との位置調整を簡潔かつ正確に行うことが可能な走査光学装置の取り付け構造及び画像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、シート材上に形成される画像に対応した潜像を像担持体上に形成するために該像担持体を露光する走査光学装置が回動自在に取り付けられる取り付け手段と、前記取り付け手段に設けられた穴に沿って移動し、前記走査光学装置と係合する係合部を備える調整手段と、前記調整手段に設けられた第1の初期位置穴と、前記取り付け手段に設けられた第2の初期位置穴とを備え、前記第1の初期位置穴と前記第2の初期位置穴とが重なった際に、前記取り付け手段上の前記走査光学装置の初期位置が決定されることを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記係合部が、前記走査光学装置に設けられた軸と嵌合する穴により形成されることを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記係合部に設けられた穴が、前記走査光学装置の走査線による平面と略平行な方向に向かって設けられていることを特徴とする。
【0017】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記係合部が、前記走査光学装置に設けられた穴に嵌合する軸により形成されることを特徴とする。
【0018】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記走査光学装置に設けられた穴が、前記走査光学装置の走査線による平面と略平行な方向に向かって設けられていることを特徴とする。
【0019】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記調整手段が、前記取り付け手段に接し、前記係合部を備える調整部と、前記調整部に形成された穴と、前記取り付け手段に設けられた穴とに嵌合する軸を備えた摺動軸部とからなることを特徴とする。
【0020】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記取り付け手段に設けられた穴が、前記走査光学装置の走査線による平面と略直行する方向に向かって設けられていることを特徴とする。
【0021】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記調整手段が、前記取り付け手段に固定手段によって固定されるための固定穴を備えることを特徴とする。
【0022】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記調整手段が、該調整手段の位置を位置調整装置によって調整するための位置調整部を備えることを特徴とする。
【0023】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記位置調整部が、前記調整装置に設けられた軸に嵌合する穴により形成されることを特徴とする。
【0024】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記調整手段の位置を調整する調整装置に設けられた軸に嵌合する穴が、前記調整手段の第1の初期位置穴と同じ穴であることを特徴とする。
【0025】
また、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造は、前記位置調整部が、前記調整装置に設けられた穴に嵌合する軸により形成されることを特徴とする。
【0026】
さらに、本発明に係る画像形成装置は、上記に記載された走査光学装置の取り付け構造により、装置本体の取り付け手段に取り付けられた、少なくとも1以上の走査光学装置と、該走査光学装置により露光される像担持体、該像担持体を帯電するための帯電手段、前記像担持体上に形成された潜像を現像するための現像手段、及び、前記像担持体をクリーニングするためのクリーニング手段のうちの少なくともいずれか1つを備える、装置本体に着脱自在な少なくとも1以上のプロセスカートリッジとを備えることを特徴とする。
【0027】
よって、本発明では、調整手段を画像の走査線に直交する方向に動作させて走査光学装置を回転動作させることが可能となる。
【0028】
さらに、調整手段には第1の初期位置穴が形成され、取り付け手段には第2の初期位置穴が設けられており、位置決めのための軸を第1の初期位置穴と第2の初期位置穴の両方に同時に嵌合させることで、調整手段が設計上における正規の位置に設置されるように構成されている。
【0029】
上記の構成によれば、調整手段を動作させて走査光学装置を回転動作させ、位置決め軸を第1の初期位置穴と第2の初期位置穴との両方に同時に嵌合させることで、調整手段の位置が設計上の正規の位置に決定される。
【0030】
これによって走査光学装置の位置が設計上における走査線と感光体ドラム等の像担持体の軸が平行になる位置に簡単に決定され、微調整にかかる手間が大幅に削減される。
【0031】
なお、本発明に言う係合とは、部材と部材とが係わり合い、一方の部材が移動すると、他方の部材も条件によっては移動するという関係をいう。この条件とは、例えば、一方の部材の移動量が所定の移動量以上であるという条件を考えることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0033】
また、以下の図面において、前述の従来技術の説明で用いた図面に記載された部品、及び既述の図面に記載された部品と同様の部品には同じ番号を付す。
【0034】
(画像形成装置の一実施形態)
以下、本発明に係る画像形成装置の一実施形態について説明する。以下に説明する本発明に係る画像形成装置の一実施形態の説明は、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造の一実施形態を備えた画像形成装置である。
【0035】
したがって、以下に説明する本発明に係る画像形成装置の一実施形態の説明により、本発明に係る走査光学装置の取り付け構造の一実施形態の説明を兼ねる。
【0036】
図1から図7は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示したものである。まず、図1を参照して、本発明に係る画像形成装置の一実施形態の全体構成について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態の全体構成の断面図である。
【0037】
図1に示されるように、本実施形態の画像形成装置はカラー画像形成装置である。このカラー画像形成装置は4色分のプロセスカートリッジ10y,10m,10c,10k(以下、これらを単にプロセスカートリッジ10ともいう)を対応する各現像形成ステーションに着脱可能であって、レーザ光を照射可能な光学ユニット20y,20m,20c,20k、中間転写体ユニット30、被転写材搬送ユニット40、および定着ユニット50などを備えている。
【0038】
各プロセスカートリッジ10y,10m,10c,10kは同一構造とされ、それぞれ電子写真感光体である感光体ドラム12、帯電手段13、現像装置14及びクリーニング装置15が一体的に構成されている。
【0039】
中間転写体ユニット30は、無端ベルト体である転写ベルト31、転写ベルト31を回転可能に支持する3つのローラ32,33,34、各感光体ドラム12に形成されたトナー像を転写ベルト31に転写する一次転写ローラ35、及び転写ベルト31上に転写されたトナー像を更に被転写材Pに転写する二次転写ローラ36を備えている。
【0040】
被転写材搬送ユニット40は、各給紙カセット41あるいは給紙トレイ42から被転写材Pを二次転写領域に搬送するピックアップローラ43、給紙ローラ44、搬送ローラ45、およびレジストローラ46などを備えている。
【0041】
定着ユニット50は、定着ローラ51および加圧ローラ52を備え、被転写材P上のトナー像に熱と圧を加えることで定着を行う。
【0042】
上記構成において、まず1色目例えばブラックのプロセスカートリッジ10kにおいて、感光体ドラム12が帯電手段13によって一様に帯電された後光学ユニット20kから照射されたレーザ光22によって潜像が形成され、この潜像が現像装置14によって現像されてトナー像が形成される。
【0043】
感光体ドラム12上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ35の作用によって転写ベルト31上に一次転写される。一次転写が終了した感光体ドラム12はクリーニング装置15によってクリーニングされ、次の画像形成に供される。
【0044】
同様の画像形成工程がy,m,c用の各プロセスカートリッジ10y,10m,10cにおいても行われて各色のトナー像が形成され、先に形成されたトナー像に順番に重ね転写される。
【0045】
一方、被転写材Pが給紙カセット41または給紙トレイ42から被転写材搬送ユニット40によって二次転写領域に搬送され、二次転写ローラ36の作用によって転写ベルト31上に形成されたトナー像が被転写材Pに転写される。
【0046】
トナー像を転写された被転写材Pは定着ユニット50に搬送され、定着ローラ51と加圧ローラ52のニップ部にてトナー像が定着され、排紙ローラ55によって排紙トレイ56上に排紙される。
【0047】
次に図2を参照して、光学ユニット20とプロセスカートリッジ10の配置構成について説明する。図2は、図1に示される画像形成装置において、光学ユニットとプロセスカートリッジの配置構成を説明するための画像形成装置の斜視図である。
【0048】
図2において、20M,20C,20Kは光学ユニット(以下、単に光学ユニット20ともいう。)、80は光学ステー、60は前側板、65は後側板、90は駆動ユニット、500は開閉蓋ユニットを示す。
【0049】
Yの光学ユニット(不図示)、光学ユニット20M、光学ユニット20C、光学ユニット20Kを被転写材の搬送方向に並べて設置するための光学ステー80は、前側板60と後側板65によって保持される。
【0050】
前側板60にはプロセスカートリッジ10を挿入するための全てのステーションに対応する一つの開口部61が設けられている。
【0051】
後側板65には前側板60の開口部61に相対する位置に駆動ユニット90が設置されている。前側板60の開口部61近傍には、開口部61から挿入されたプロセスカートリッジ10を保持することが可能な構成となっている開閉蓋ユニット500が開閉可能に設けられている。
【0052】
次に図2で説明した各構成要素の詳細な取り付け構成等について説明する。初めに、光学ステー80は光学ユニット20を被転写材の搬送方向に並べて設置するための開口部82Y、開口部82M、開口部82C、開口部82Kが設けられており、ステー差込部84を前側板60と後側板65のステー差込穴64に挿入することで被転写材搬送方向と装置の高さ方向の位置が決定され、前側板60と後側板65に固定される。
【0053】
次に、光学ユニット20は光学ステー80上に設けられた回転中心穴83に光学ユニット20に設けられた図示しない回転中心軸を挿入して、光学ステー80に回転中心軸を中心として回転可能に設置される。
【0054】
そして第1の調整軸21に係合させた傾き調整板87を光学ユニットの走査線と直行する方向に動作させることで、光学ユニット20を回転中心穴83を中心に回転動作させて感光体ドラム軸12aと画像の走査線の位置を決定した後、傾き調整板87と光学ユニット20を光学ステー80に固定する。
【0055】
ここで本発明の特徴的構成である、光学ユニット20の位置を調整して感光体ドラム軸12aと画像の走査線の位置を決定する構成について図3を用いて詳細に説明する。図3は、図1に示される画像形成装置において、光学ユニットの初期位置を決定する構成を説明するための光学ステーの斜視図である。
【0056】
図3において、21は第1の調整軸、83は回転中心穴、87は傾き調整板、701は第1の溝部、702は第2の溝部、703は第1の初期位置穴、711は摺動軸、85は第2の初期位置穴、86は位置決め長穴、720は位置決め軸を示す。
【0057】
初めに光学ユニット20は光学ステー80上に設けられた回転中心穴83に光学ユニット20に設けられた図示しない回転中心軸を挿入して、光学ステー80に回転中心軸を中心として回転可能に設置される。
【0058】
光学ステー80には画像の走査線と直交する方向に長手方向を形成した位置決め長穴86が形成されている。
【0059】
次に傾き調整板87には、摺動軸設置穴704によって傾き調整板87に対して正確な位置に摺動軸板710が固定されている。摺動軸板710には二つの摺動軸711が光学ステー80上の位置決め長穴86に嵌合して摺動するように構成されている。
【0060】
これによって摺動軸板710と組み合わされた傾き調整板87は、光学ステー80上に設けられた位置決め長穴86に沿って摺動することが可能となる。
【0061】
また傾き調整板87には、光学ユニット20に設けられた第1の調整軸21と嵌合するように構成された位置決め長穴86と直交する方向に開口を持つ第1の溝部701と、位置決め長穴86と同一位相に長手方向を持ち、傾き調整板87を光学ステー80に固定するための固定手段の逃げ長穴705が設けられている。
【0062】
同様に、摺動軸板710には、位置決め長穴86と同一位相に長手方向を持ち、摺動軸板710と組み合わされた傾き調整板87を光学ステー80に固定するための固定手段の逃げ長穴712が設けられている。
【0063】
これらによって傾き調整板87を位置決め長穴86に沿って動作させることで、第1の溝部701が第1の調整軸21に作用し、光学ユニット20が図示しない回転中心軸を中心として回転し、感光体ドラム軸12a(図2参照)と画像の走査線の位置を調整する事が可能となる。
【0064】
ここで、傾き調整板87には第1の初期位置穴703が光学ステー80には第2の初期位置穴85が設けられている。
【0065】
これらは位置決め軸720を、第1の初期位置穴703と第2の初期位置穴85の両方に同時に嵌合させることで傾き調整板87の位置が決定されるように構成されている。
【0066】
これによって、位置決め軸720を第1の初期位置穴703と第2の初期位置穴85の両方に同時に嵌合させることで光学ユニット20が設計上における画像の走査線と感光体ドラム軸12a(図2参照)が平行になる位置に簡単に設置される。
【0067】
また、傾き調整板87は傾き調整板87の摺動方向に対して第1の溝部701とは正反対側に開口を持つ第2の溝部702を有する。
【0068】
ここで例えば複数のギアによる減速系を有し、調整ツマミ731を回転させることで第2の調整軸732が微少動作可能なように構成された傾き調整治具730が光学ステー80に正確に位置決めされて設置される。
【0069】
そして傾き調整治具730の第2の調整軸732が第2の溝部702に嵌合して動作することで、傾き調整板87の位置を微調整でき光学ユニット20と感光体ドラム軸12aの位置をより正確に調整することが可能となる。
【0070】
次に、図1に示される画像形成装置の開閉蓋ユニットについて説明する。図4は、図1に示される画像形成装置において、開閉蓋ユニット500を示す分解図であり、100は開閉蓋を表し、101は開閉蓋100上の第1基準穴、102はCRG受け200の位置決め穴、103は開閉蓋ヒンジ軸受け120の位置決め穴である。
【0071】
また、110は作動プレート、120は開閉蓋ヒンジ軸受け、200はCRG受け、300はロックプレートである。
【0072】
この開閉蓋ユニット500は前側板60に設けたプロセスカートリッジ10を着脱するための開口部61の近傍に開閉可能に設けられ、開口部61から挿入されたプロセスカートリッジ10を保持する事が可能な構成となっている。
【0073】
次に、開閉蓋ユニット500を構成する開閉蓋100上に取り付けられた各部品の配置を図4に沿って説明する。まず、開閉蓋100の位置決め穴103を基準に開閉蓋ヒンジ軸受け120がビス止めされている。
【0074】
開閉蓋100の位置決め穴102は第1基準穴101を基準にして正確に位置出しされていて、この位置決め穴102に対してCRG受け200の取り付け軸(図示せず)を嵌合させて、該CRG受け200がビス止めされる。これによりCRG受け200は開閉蓋100上に第1基準穴101を基準にして正確に取り付けられる。
【0075】
一方、作動プレート110は開閉蓋100上をCRG受け200の軸受け部201の内側を動作するように配置されている。
【0076】
また、ロックプレート300は開閉蓋100上を左右に摺動するように取り付けられており、図示しないバネによって常に一定方向に付勢保持されている。
【0077】
ロックプレート300は爪係止部301が前側板60に取り付けられたロック爪302(図3参照)に係合することで、開閉蓋ユニット500は前側板60に取り付けられることになる。
【0078】
ここで、図5及び図6を用いて開閉蓋ユニット500の開閉動作を説明する。図5及び図6は、図4に示される開閉蓋の開閉動作を説明するための開閉蓋の動作概略図である。図5は、開閉蓋が開いた状態と閉じた状態の双方を便宜的に示した図であり、図6は、開閉蓋が開いた状態の図である。
【0079】
図5において、前側板60上にビス止めによって取り付けられた側板ヒンジ軸受け70と開閉蓋ユニット500の開閉蓋ヒンジ軸受け120(図4参照)がヒンジ軸121によって回転可能に取り付けられている。
【0080】
また、前側板60には開閉蓋受け71が取り付けられていて、開閉蓋ユニット500が開いたときのストッパとなっているので、開閉蓋ユニット500の開動作を行ったときには開閉蓋受け71に開閉蓋100の外装105の一部が突き当たって、開いたときの位置が決定される。
【0081】
また、図6に示すように、開閉蓋ユニット500(の外装105の一部)が開閉蓋受け71に突き当たっているときには、開閉蓋ユニット500は前側板60を基準にして90度以上開いているようになっていて、プロセスカートリッジ10の着脱が容易に出来るようになっている。
【0082】
さらに、開閉蓋ユニット500には外装105の一部より突出する操作レバー400,410が構成されている。
【0083】
図中、400はロックプレート300に連動し、ロックプレート300が本体に組み付いたときの解除する第1操作レバーであり、410は作動プレート110に連動し、作動プレート110を左右に動作させることが可能な第2操作レバーである。
【0084】
次に図2を用いて開閉蓋ユニット500が前側板60に取り付いたときの取り付け基準について説明する。
【0085】
まず、前側板60には各プロセスカートリッジ10を被転写材の搬送方向に並べて着脱する事が可能な開口部61が設けられている。
【0086】
これらのプロセスカートリッジ10を装置本体に挿入する際には挿入ガイドが必要であり、開口部61の上方にそれぞれのプロセスカートリッジ10に対応するように図示しないガイドレールが設けられていて、このガイドレールに沿ってプロセスカートリッジ10は装置本体に挿入される。
【0087】
装置本体に挿入されると、後側板65に配置された駆動ユニット90の各カップリング91に、各プロセスカートリッジ10の駆動連結部が連結される。これにより、プロセスカートリッジ10は駆動ユニット90より駆動力を受けることになる。
【0088】
なお、カップリング91を有する駆動ユニット90は後側板65に設けられた第3の基準軸(図2中の66の位置)を基準にして取り付けられており、且つカップリング91もこの第3の基準軸を基準に正確に設置されているので、これらカップリング91の位置は後側板65の第3の基準軸に正確に配置されていることになる。
【0089】
一方、開閉蓋ユニット500の前側板60への位置決めは以下のようになっている。前側板60上には第1基準軸62と第2基準軸63が配置されている。まず、第1基準軸62は前側板60の開口部61の給紙側にビス止めされている。
【0090】
同様に第2基準軸63は前側板60の開口部61の排紙側にビス止めされている。第1基準軸62に開閉蓋100の第1基準穴101が嵌合する。
【0091】
このとき開閉蓋ユニット500はそれぞれのヒンジ軸受け120(図4参照)の部分を支点にして被転写材の搬送方向にガタ分だけスライドする。これにより、開閉蓋ユニット500は第1基準軸62と第1基準穴101によって用紙の搬送方向に位置が決定される。
【0092】
また、先述したように、開閉蓋ユニット500の開閉動作によって該ユニットが閉じられると、前側板60に取り付けられたロック爪302にロックプレート300(の爪係止部301)が係合し、これにより開閉蓋ユニット500が前側板60の第1基準軸62を基準に取り付けられる。
【0093】
また、開閉蓋ユニット500の開閉動作を行うためには、第1操作レバー400(図5参照)を作動させることで、ロックプレート300が被転写材搬送方向に摺動させられるので、これによりロックが解除できる。
【0094】
以上の構成により、開閉蓋ユニット500は第1基準軸62に第1基準穴101が嵌合することによって前側板60に正確に取り付けられる。
【0095】
また、この第1基準軸62と後側板65の第3基準軸66は、図2に示すように、複数の光学ユニット20を有する光学ステー80の取り付け基準と同一線上(図中81)に配置しているので、それぞれの取り付け公差を最小にすることが可能な配置になっている。
【0096】
そして、駆動ユニット90のカップリング91に連結するプロセスカートリッジ10の非駆動側である感光体ドラム12の軸12aを開閉蓋ユニット500で保持すると、開閉蓋100のCRG受け200の軸受け部201によって正確に位置出しすることが可能となる。
【0097】
次に、感光体ドラム12の感光体ドラム軸12aの位置決めについて図7を用いて説明する。図7は、図1に示される画像形成装置において、感光ドラム軸の位置決め構成を説明するための概略図である。
【0098】
前述したように、開閉蓋100に正確に位置決めされたCRG受け200には軸受け部201が形成されていて、開閉蓋ユニット500の閉動作時に、基準軸等に嵌合させながら、且つ各プロセスカートリッジ10の感光体ドラム軸12aに軸受け部201を嵌合させながら開閉蓋ユニット500を閉じていくことで、プロセスカートリッジ10の横方向(被転写材搬送方向)の位置が第1基準軸62を基準にして決定される。
【0099】
一方、横方向(被転写材搬送方向)に対して縦方向(被転写材搬送方向と直交する方向)の位置決めは、開閉蓋ユニット500の閉動作後にロックプレート300とロック爪302が係合して開閉蓋ユニット500がロックされた後、作動プレート110を左右方向(被転写材の搬送方向)に作動させて位置を決定する。
【0100】
この作動プレート110には各感光体ドラム12の感光体ドラム軸12aに嵌合する嵌合穴111がプロセスカートリッジ10の数に対応するように設けられている。
【0101】
この嵌合穴111は、感光体ドラム軸12aより大きく感光体ドラム軸12aに嵌合しないように形成された部分と感光体ドラム軸12aに嵌合する部分で鍵穴のような形状で構成されている。
【0102】
従って、作動プレート110に形成された嵌合穴111は、通常、開閉蓋ユニット500の閉動作時には感光体ドラム軸12aには当接する事はない。
【0103】
また、作動プレート110には第1基準軸62に嵌合する第2基準穴112aが設けられている。
【0104】
この第2基準穴112aは、第1基準軸62より大きく第1基準軸62に嵌合しないように形成された部分と第1基準軸62に嵌合する部分で鍵穴のような形状で構成されている。
【0105】
さらに、第2基準穴112aとは反対側の排紙側に当接部112bが形成されている。この当接部112bは、作動プレート110を横方向に動作させると第2基準軸63に当接する用に構成されている。
【0106】
従って、通常、開閉蓋ユニット500の閉動作時には作動プレート110に形成された第2基準穴112aは、第1基準軸62には当接する事はなく、当接部112bは第2基準軸63に当接することはない。
【0107】
開閉蓋ユニット500が閉じられた後、開閉蓋100の外装側より第2操作レバー410を横方向に操作すると、各感光体ドラム軸12aに各嵌合穴111の嵌合部が当接して感光体ドラム軸12aに嵌合し、これと同時に作動プレート110の第2基準穴112aが前側板の第1基準軸62と嵌合し当接部112bが第2基準軸63に当接することで感光体ドラム軸12aの位置を一定の方向に付勢する事になる。
【0108】
また、これらの嵌合穴111と第2基準穴112aと当接部112bは同一線上に感光体ドラム軸12aを付勢するように配置されているので、この作動プレート110は横方向に操作すると、プロセスカートリッジ10の縦方向の位置を決定する事が出来る。
【0109】
以上説明したように、プロセスカートリッジ10の感光体ドラム軸12aは駆動ユニット90のカップリング91を基準に取り付けられ、前側板60に対して位置決めされる開閉蓋ユニット500が有する、CRG受け200の軸受け部201と、作動プレート110の嵌合穴111によって位置決めされるので、カラー画像形成装置本体に正確に保持される。
【0110】
なお、感光体ドラム軸12aの保持に関しては、回転可能な感光体ドラム12の感光体ドラム軸12aをベアリング等の手段によってホルダ等の部品で保持していることを示しており、直接回転している感光体ドラム12の感光体ドラム軸12aを保持しているわけではない。
【0111】
また、前述した実施形態では、傾き調整板87に対して摺動軸711は摺動軸板710によって構成されたが、摺動軸711を傾き調整板710にかしめるなどして、一部品で構成してもかまわない。
【0112】
また、前述した実施形態では、光学ユニット20に設けられた第1の調整軸21に対して傾き調整板87に設けられた第1の溝部701が嵌合したが、光学ユニット20に溝部を設けて、傾き調整板に設けた調整軸が光学ユニット20に設けた溝部に嵌合する構成であってもかまわない。
【0113】
また、前述した実施形態では、傾き調整板87に設けられた第2の溝部702に傾き調整治具730に設けられた第2の調整軸732が嵌合する構成であったが、傾き調整板87に設けられた調整軸に傾き調整治具730に設けられた溝部が嵌合する構成であってもかまわない。
【0114】
また、前述した実施形態では、第2の溝部702と第1の初期位置穴703は別々に構成されたが、第2の溝部に第1の初期位置穴の機能を持たせてもよい。つまり、位置決め軸720を傾き調整板87上の第2の溝部と光学ステー80上の第2の初期位置穴85に同時に嵌合させることで傾き調整板87の位置が決定される構成でもよい。
【0115】
また、前述した実施形態では、複数のギアによる減速系を有した傾き調整治具730を示したが、これに限定されるものではなく、傾き調整板87を微少に動作可能な構成であればその手段を問わない。
【0116】
また、前述した実施形態では、画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジ10として、感光体ドラム12と、該感光体ドラム12に作用するプロセス手段としての帯電手段13、現像手段14、クリーニング手段15を一体に有するプロセスカートリッジ10を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば前記プロセス手段のうち、いずれか一つを一体に有するプロセスカートリッジ10であってもよい。
【0117】
更に前述した実施形態では、感光体ドラム12等からなるプロセスカートリッジ10が画像形成装置に対して着脱自在な構成を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば感光体ドラム12等の各構成部材がそれぞれ着脱自在なユニットとして構成された装置であってもよい。
【0118】
また、前述した実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置であってもよく、該画像形成装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
【0119】
また前述した実施形態では、プロセスカートリッジ10は、Y,M,C,Kの4色で構成する例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば3色だけでもカラー画像を形成することは可能であり、この場合にはプロセスカートリッジ10を一組減らす構成にしてもよい。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願に係る発明によれば、走査光学装置と調整手段とが係合し、走査光学装置を取り付け手段上で動作させることで、走査光学装置を回転動作させ、画像の走査線と感光体ドラム等の像担持体の軸を平行に調整する構成において、位置決め軸を調整手段に設けられた第1の初期位置穴と取り付け手段に設けられた第2の初期位置穴との両方に同時に嵌合させることで、走査光学装置が設計上における画像の走査線と感光体ドラム等の像担持体の軸とが平行な位置にあるように、調整手段の位置が簡単に決定される。
【0121】
これによって、画像の走査線と感光体ドラム等の像担持体の軸との調整において、例えば、複数のギアによる減速系を有した傾き調整治具による微調整が不要になるか、あるいは調整の時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態の全体構成の断面図である。
【図2】図1に示される画像形成装置において、光学ユニットとプロセスカートリッジの配置構成を説明するための画像形成装置の斜視図である。
【図3】図1に示される画像形成装置において、光学ユニットの初期位置を決定する構成を説明するための光学ステーの斜視図である。
【図4】図1に示される画像形成装置において、開閉蓋ユニット500を示す分解図である。
【図5】図4に示される開閉蓋の開閉動作を説明するための開閉蓋の動作概略図である。
【図6】図4に示される開閉蓋の開閉動作を説明するための開閉蓋の動作概略図である。
【図7】図1に示される画像形成装置において、感光ドラム軸の位置決め構成を説明するための概略図である。
【図8】従来の画像形成装置において、感光体ドラム軸の位置決めを行う際の概略図である。
【符号の説明】
10,10y,10m,10c,10k プロセスカートリッジ
12 感光体ドラム(本発明の像担持体)
12a 感光体ドラム軸
13 帯電手段(本発明の帯電手段)
14 現像装置(本発明の現像手段)
15 クリーニング装置(本発明のクリーニング手段)
20,20M,20C,20K 光学ユニット(本発明の走査光学装置)
21 第1の調整軸
30 中間転写体ユニット
31 転写ベルト
32,33,34 ローラ
35 一次転写ローラ
36 二次転写ローラ
41 給紙カセット
42 給紙トレイ
56 排紙トレイ
60 前側板
61 開口部
62 第1基準軸
63 第2基準軸
65 後側板
70 側板ヒンジ軸受け
71 開閉蓋受け
80 光学ステー(本発明の取り付け手段)
82Y,82M,82C,82K 開口部
83 回転中心穴
85 第2の初期位置穴(本発明の第2の初期位置穴)
86 位置決め長穴
87 傾き調整板(本発明の調整手段、本発明の調整部)
90 駆動ユニット
100 開閉蓋
110 作動プレート
111 嵌合穴
112a 第2基準穴
112b 当接部
121 ヒンジ軸
200 CRG受け
400 第1操作レバー
410 第2操作レバー
500 開閉蓋ユニット
700 傾き調整板
701 第1の溝部(本発明の係合部)
702 第2の溝部(本発明の位置調整部)
703 第1の初期位置穴(本発明の第1の初期位置穴)
705 逃げ長穴(本発明の固定穴)
710 摺動軸板(本発明の摺動軸部)
711 摺動軸
712 逃げ長穴(本発明の固定穴)
720 位置決め軸
730 傾き調整治具
731 調整ツマミ
732 第2の調整軸
800 光学ステー
P 被転写材
Claims (13)
- シート材上に形成される画像に対応した潜像を像担持体上に形成するために該像担持体を露光する走査光学装置が回動自在に取り付けられる取り付け手段と、
前記取り付け手段に設けられた穴に沿って移動し、前記走査光学装置と係合する係合部を備える調整手段と、
前記調整手段に設けられた第1の初期位置穴と、
前記取り付け手段に設けられた第2の初期位置穴とを備え、
前記第1の初期位置穴と前記第2の初期位置穴とが重なった際に、前記取り付け手段上の前記走査光学装置の初期位置が決定されることを特徴とする走査光学装置の取り付け構造。 - 前記係合部が、
前記走査光学装置に設けられた軸と嵌合する穴により形成されることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置の取り付け構造。 - 前記係合部に設けられた穴が、
前記走査光学装置の走査線による平面と略平行な方向に向かって設けられていることを特徴とする請求項2に記載の走査光学装置の取り付け構造。 - 前記係合部が、
前記走査光学装置に設けられた穴に嵌合する軸により形成されることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置の取り付け構造。 - 前記走査光学装置に設けられた穴が、
前記走査光学装置の走査線による平面と略平行な方向に向かって設けられていることを特徴とする請求項4に記載の走査光学装置の取り付け構造。 - 前記調整手段が、
前記取り付け手段に接し、前記係合部を備える調整部と、
前記調整部に形成された穴と、前記取り付け手段に設けられた穴とに嵌合する軸を備えた摺動軸部とからなることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の走査光学装置の取り付け構造。 - 前記取り付け手段に設けられた穴が、
前記走査光学装置の走査線による平面と略直行する方向に向かって設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の走査光学装置の取り付け構造。 - 前記調整手段が、
前記取り付け手段に固定手段によって固定されるための固定穴を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の走査光学装置の取り付け構造。 - 前記調整手段が、
該調整手段の位置を位置調整装置によって調整するための位置調整部を備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の走査光学装置の取り付け構造。 - 前記位置調整部が、
前記調整装置に設けられた軸に嵌合する穴により形成されることを特徴とする請求項9に記載の走査光学装置の取り付け構造。 - 前記調整手段の位置を調整する調整装置に設けられた軸に嵌合する穴が、
前記調整手段の第1の初期位置穴と同じ穴であることを特徴とする請求項10に記載の走査光学装置の取り付け構造。 - 前記位置調整部が、
前記調整装置に設けられた穴に嵌合する軸により形成されることを特徴とする請求項9に記載の走査光学装置の取り付け構造。 - 上記請求項1から12のいずれか1項に記載された走査光学装置の取り付け構造により、装置本体の取り付け手段に取り付けられた、少なくとも1以上の走査光学装置と、
該走査光学装置により露光される像担持体、
該像担持体を帯電するための帯電手段、
前記像担持体上に形成された潜像を現像するための現像手段、及び、
前記像担持体をクリーニングするためのクリーニング手段のうちの少なくともいずれか1つを備える、装置本体に着脱自在な少なくとも1以上のプロセスカートリッジとを備えることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007083579A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Funai Electric Co Ltd | レーザスキャニングユニット位置合わせ治具およびレーザプリンタ装置 |
-
2002
- 2002-09-30 JP JP2002286671A patent/JP2004122421A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007083579A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Funai Electric Co Ltd | レーザスキャニングユニット位置合わせ治具およびレーザプリンタ装置 |
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