JP2001066972A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001066972A
JP2001066972A JP24498399A JP24498399A JP2001066972A JP 2001066972 A JP2001066972 A JP 2001066972A JP 24498399 A JP24498399 A JP 24498399A JP 24498399 A JP24498399 A JP 24498399A JP 2001066972 A JP2001066972 A JP 2001066972A
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opening
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process cartridge
forming apparatus
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Ichiro Yasumaru
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各プロセスカートリッジの着脱が容易に行
え、且つ各プロセスカートリッジが簡単に精度良く保持
できるようにすること。 【解決手段】 感光体ドラム12等を備えるプロセスカー
トリッジ10や、前記各感光体ドラム12に形成された像が
順次重ねて転写される中間転写体ユニット30を着脱自在
に保持する前後の第一の側板60及び第二の側板70を有す
る画像形成装置において、例えば、各フ゜ロセスカートリッシ゛10及び
中間転写体ユニット30の一方の部位を第二の側板70によ
って保持すると共に、第一の側板60の一部に中間転写体
ユニット30を着脱するための開口部65を設け、該開口部
65側である中間転写体ユニット30の他方の部位を第一の
側板60と第二の側板70の取り付け基準となる軸90と係合
する第三の側板80によって保持し、第三の側板80の一部
にフ゜ロセスカートリッシ゛10を着脱するための開口部82を設け、該開
口部82側である各フ゜ロセスカートリッシ゛10の他方の部位を第三の側
板80上に各フ゜ロセスカートリッシ゛10に対応して独立して開閉可能に
設けた開閉蓋100によって保持するように構成したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ、
カラー複写機等の多色印字可能な画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー複写機、カラープリンタ等
の多色印字可能な画像形成装置において、感光体ドラム
等を有する複数のプロセスカートリッジの位置は、装置
本体の筐体を成す前後の側板によって決められている。
【0003】これら側板のうち、後側の側板にはプロセ
スカートリッジを駆動するための駆動部が設けられてい
て、前側の側板の一部にはプロセスカートリッジを交換
するための開口部が設けられている。このようにプロセ
スカートリッジを交換するために設けられた前側の側板
の開口部によって、プロセスカートリッジを挿入したと
きの該プロセスカートリッジの一方の部位の保持部を失
うことになる。しかしながら、例えば図8に示すよう
に、前述の如きプロセスカートリッジを保持する方法が
提案されている。
【0004】図8に示すように、従来、複数のプロセス
カートリッジを有する画像形成装置では、各プロセスカ
ートリッジを装置本体に装着するときに、画像形成モジ
ュールというユニットを画像形成装置本体から引き出し
て、この画像形成モジュールの中にプロセスカートリッ
ジを組み込んで画像形成装置本体に装着できるようにし
ている。
【0005】図8において、200は画像形成モジュー
ル、210は画像形成装置本体(の前側板)を示し、画像
形成モジュール200は画像形成部前面フレーム201、画像
形成部後面フレーム202等によってモジュール構成にな
っている。この画像形成モジュール200の枠内にプロセ
スカートリッジ220を取り付けた後、該画像形成モジュ
ール200を画像形成装置本体に向かって押し込むこと
で、図中230に示すようにプロセスカートリッジが画像
形成装置本体に取り付けられる。例えば、複数のプロセ
スカートリッジを有するカラー画像形成装置では、この
ような画像形成モジュールが装置本体に4個取り付けら
れていて、ビス止め手段等によってカラー画像形成装置
本体に固定されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、プロセスカートリッジ220を交換するた
めには画像形成モジュール200を画像形成装置本体210か
ら引き出して交換する必要があるが、この画像形成モジ
ュール200は当然画像形成装置本体210から引き出したこ
とで片持ちの状態で保持され、且つプロセスカートリッ
ジ220を装着した時には、相当の負荷が画像形成モジュ
ール200にかかることになる。依って、画像形成モジュ
ール200はかなりの剛性が必要となり、合わせて画像形
成モジュール200を引き出す部分の剛性も必要となり、
画像形成モジュール200は大型化し、構成部品も多くな
り、コストアップの要因となっていた。
【0007】更に、上述のように画像形成モジュール20
0が大型化すると、隣り合うプロセスカートリッジ220の
軸間ピッチも当然大きく成らざるを得ないので、画像形
成装置本体210も大型化してしまうという問題があっ
た。
【0008】また、例えば、前記各感光体ドラム上に形
成されたトナー像を順次転写する一次転写ローラを備え
た中間転写体ユニットが、前記画像形成装置本体210に
着脱可能に取り付けられている場合がある。この中間転
写体ユニットはプロセスカートリッジ220の感光体ドラ
ムに当接しているので、該中間転写体ユニットを画像形
成モジュール200と同一方向に引き出そうとすると、両
者の当接部にかかる部分の構成が難しくなり、中間転写
体ユニットの取り外しが困難になるという問題があっ
た。
【0009】そこで、本発明の目的は、装置等を大型化
することなく簡単な構成で、各プロセスカートリッジの
着脱が容易に行え、且つ各プロセスカートリッジが簡単
に精度良く保持できるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、感光体と該感光体に作用す
るプロセス手段を有する複数のプロセスカートリッジ
や、前記各感光体に形成された像が順次重ねて転写され
る中間転写体を備える中間転写体ユニットを着脱自在に
保持する前後の第一の側板及び第二の側板を有する画像
形成装置において、前記各プロセスカートリッジ及び前
記中間転写体ユニットの一方の部位を前記いずれか一方
の側板によって保持すると共に、前記いずれか一方の側
板の一部に前記中間転写体ユニットを着脱するための開
口部を設け、該開口部側である前記中間転写体ユニット
の他方の部位を前記第一の側板と前記第二の側板の取り
付け基準となる軸と係合する第三の側板によって保持
し、前記第三の側板の一部に前記プロセスカートリッジ
を着脱するための開口部を設け、該開口部側である前記
各プロセスカートリッジの他方の部位を前記第三の側板
上に前記各プロセスカートリッジに対応して独立して開
閉可能に設けた開閉蓋によって保持するように構成した
ことを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、例えば、第一の側板又
は第二の側板の一部には中間転写体ユニットを着脱する
ための開口部が存在するが、上記第三の側板によって中
間転写体ユニットを正確に保持することが可能であり、
且つ第三の側板には各プロセスカートリッジを着脱する
ための開口部が存在するが、該第三の側板上に各プロセ
スカートリッジ毎に独立して設けられた開閉蓋によって
各プロセスカートリッジの着脱が簡単に行え、また前記
開閉蓋によって各プロセスカートリッジの正確な位置出
しも可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明を
適用した画像形成装置の一実施形態について具体的に説
明する。尚、以下の実施形態では、フルカラーの画像形
成が可能な電子写真方式の画像形成装置を例示してい
る。
【0013】〔第1実施形態〕図1〜図7を参照して、
第1実施形態に係る画像形成装置について詳しく説明す
る。先ず、図1を用いて、本実施形態に係るカラー画像
形成装置の概略構成について説明する。図1は第1実施
形態に係るフルカラー画像形成装置の概略構成を示す模
式断面図である。
【0014】図1に示すように、本画像形成装置は、4
色分のプロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Kが
対応する各画像形成ステーションに着脱自在となってお
り、レーザー光を照射可能な光学ユニット20Y,20M,
20C,20K、中間転写体ユニット30、転写材搬送ユニッ
ト40、及び定着ユニット50等を備えている。
【0015】各プロセスカートリッジ10Y,10M,10
C,10Kは同一構造となっており、それぞれ電子写真感
光体である感光体ドラム12、これに作用するプロセス手
段として、感光体ドラム表面を一様に帯電する帯電手段
13、感光体ドラムに形成された潜像を現像する現像手段
14、感光体ドラムに残留した現像剤等を除去するクリー
ニング手段15が一体的に構成されている。
【0016】中間転写体ユニット30は、無端ベルト体で
ある転写ベルト31、該転写ベルト31を回転可能に支持す
る3つのローラ32,33,34、各感光体ドラム12に形成さ
れたトナー像を転写ベルト31に転写する一次転写ローラ
35、及び転写ベルト31上に転写されたトナー像を更に転
写材Pに転写する二次転写ローラ36を備えている。
【0017】転写材搬送ユニット40は、各給紙カセット
41或いは給紙トレイ42から転写材Pを二次転写領域に搬
送するピックアップローラ43、給紙ローラ44、搬送ロー
ラ45、及びレジストローラ46等を備えている。
【0018】定着ユニット50は、定着ローラ51及び加圧
ローラ52を備え、転写材P上のトナー像に熱と圧を加え
ることで定着を行う。
【0019】上記構成において、まず1色目、例えばブ
ラックのプロセスカートリッジ10Kにおいて、感光体ド
ラム12が帯電手段13によって一様に帯電された後、光学
ユニット20Kから照射されたレーザー光によって潜像が
形成され、この潜像が現像手段14によって現像されてト
ナー像が形成される。
【0020】感光体ドラム12上に形成されたトナー像
は、一次転写ローラ35の作用によって転写ベルト31上に
一次転写される。一次転写が終了した感光体ドラム12は
クリーニング手段15によってクリーニングされ、次の画
像形成に供される。
【0021】同様の画像形成工程がY,M,C用のプロ
セスカートリッジ10Y,10M,10Cにおいても行われて
各色のトナー像が形成され、先に形成されたトナー像に
順次重ねて転写される。
【0022】一方、転写材Pが給紙カセット41又は給紙
トレイ42から転写材搬送ユニット40によって二次転写領
域に搬送され、二次転写ローラ36の作用によって転写ベ
ルト31上に形成されたトナー像が前記転写材Pに転写さ
れる。トナー像を転写された転写材Pは定着ユニット50
に搬送され、該定着ユニット50の定着ローラ51と加圧ロ
ーラ52のニップ部にてトナー像が定着され、排紙ローラ
55によって排紙トレイ56上に排紙される。
【0023】次に、上記プロセスカートリッジ10Y,10
M,10C,10K及び中間転写体ユニット30の組み付けの
構成について図2〜図7を用いて説明する。尚、上述の
ように各プロセスカートリッジは同一の構造を備えてい
るので、次の説明においては各プロセスカートリッジを
プロセスカートリッジ10として説明する。
【0024】まず、図3〜図7を用いて本実施形態のそ
れぞれの部材の組み付けの構成を説明した後、図2を用
いてその内容について説明する。
【0025】図3において、10は感光体ドラム12を有す
るプロセスカートリッジ、20は感光体ドラム12に画像を
形成させる光学ユニット、30は中間転写体ユニット、60
は第一の側板、70は第二の側板である。
【0026】本実施形態においては、第一の側板60と第
二の側板70はそれぞれ基準高さを規制させるための基準
軸90がそれぞれ左右に2本組み込まれていて、この各基
準軸90に嵌合するように第一の側板60と第二の側板70に
は、嵌合穴61,62(第二の側板70側は図示せず)が設け
られていて、この嵌合穴61,62に各基準軸90を嵌合させ
ることで、第一の側板60と第二の側板70の高さを相対的
に一定に保っている。
【0027】次に、第一の側板60と第二の側板70の間に
は光学ユニット20(20Y,20M,20C,20K)が複数配
置されている。この光学ユニット20はそれぞれ等間隔に
なるように配置されていて、各光学ユニット20の下方に
はそれぞれプロセスカートリッジ10が配置されている。
本実施形態では、プロセスカートリッジ10は、ブラック
(以下、Kと略称)、イエロー(以下、Yと略称)、マ
ゼンタ(以下、Mと略称)、シアン(以下、Cと略称)
の各プロセスカートリッジが配設されている。光学ユニ
ット20は、光学部分21とこの光学部分21を保持する光学
保持板22によって構成されていて、ユニットで光学の光
路調整などを行った後、光学保持板22のフランジ面23が
第一の側板60と第二の側板70に形成された突き当て面6
3,71に突き当てて組み込まれる。
【0028】光学保持板22の左右には立ち曲げ部24が形
成され、この立ち曲げ部24にはバーリングが形成されて
いる。このバーリングに対し第一の側板60にはビス逃げ
穴64がぞれぞれ上下に2箇所ずつ形成され、第二の側板
にも同様にビス逃げ穴が形成されているので、ビス締め
を行うことで、第一の側板60と第二の側板70の間で光学
ユニット20が締結される。
【0029】一方、各プロセスカートリッジ10と中間転
写体ユニット30は、第一の側板60、第二の側板70、及び
光学ユニット20によって構成された部分(以下、コアモ
ジュールと呼ぶ)に対し着脱可能になっている。それぞ
れのユニットの駆動部は第二の側板70側に設けられてい
て、第一の側板60側は前述したようにこれらのユニット
を着脱可能にするための開口部65が形成されているの
で、第二の側板70よりも小さくなっている。この開口部
65の上方に取り付けられているのは、各プロセスカート
リッジをコアモジュールに装着するときのガイドレール
(図示せず)であり、プロセスカートリッジ取り付け時
はガイドレール上を滑らせて挿入していく。つまり、こ
のコアモジュールの第二の側板70側の駆動部に、各プロ
セスカートリッジ10と中間転写体ユニット30を組み込ん
だ状態では、それぞれのユニットは片持ちの状態で装着
されている。
【0030】これら各ユニットのもう一方の部位(非駆
動側)の固定は、図4に示す第三の側板80及び開閉蓋10
0を装着することで、ぞれぞれのユニットの固定を行
う。
【0031】図4は第三の側板80及び開閉蓋100を示す
図であり、同図において、第三の側板80は一枚の板で構
成されていて、左右の端部に第一の基準穴81が2箇所形
成されている。
【0032】この第一の基準穴81は、前述のコアモジュ
ールに取り付けるときの基準になる穴であり、基準軸90
に嵌合することで第三の側板80が前述のコアモジュール
に取り付けられる。これにより、第一の側板60との位置
ズレを最小限に抑えることができるので、この第一の基
準穴81を基準に第三の側板80と第一の側板60が一体に近
い状態で構成できる。この第一の基準穴81を基準にして
第三の側板80上には、各プロセスカートリッジ10をコア
モジュールに着脱するための開口部82が設けられてい
る。
【0033】更に、第一の基準穴81を基準に中間転写体
ユニット30の非駆動側の軸(図1に示すローラ32の軸)
を保持する第三の基準穴83が設けられている。この第三
の基準穴83には、軸受部84と中間転写体ユニット30を駆
動部側に片寄せする軸受バネ85によって構成された軸受
ユニット86が取り付けられる。
【0034】軸受部84の胴体の軸径84aは、第三の基準
穴83に嵌合するような径になっているので、軸受ユニッ
ト86を組み込むと、該軸受ユニット86は基準軸90に対し
て正確な位置に取り付けられる。
【0035】次に、第三の側板80に取り付けられる開閉
蓋100について説明する。100は開閉蓋であり、各プロセ
スカートリッジ10,10Y,10M,10C,10Kに対応する
ように4枚の開閉蓋100Y,100M,100C,100K(図4
参照)で構成されている。これら4枚の開閉蓋100を第
三の側板80に取り付ける手段として、まずヒンジ軸受11
0を第三の側板80に取り付ける。このヒンジ軸受110に
は、該ヒンジ軸受110を第三の側板80に取り付ける時の
位置決めとなる2本の基準軸111が構成されており、こ
の基準軸111を取り付け基準とし、開口部82の下側に設
けられた位置決め穴82aに嵌合させ、図示しないビスに
より第三の側板80にヒンジ軸受110をビス止めする。
【0036】このヒンジ軸受110には、開閉蓋100を取り
付ける時に使用する軸受部112が構成されていて、該軸
受部112の内側には軸穴112aが開けられていて、同様の
目的で構成されている開閉蓋100のヒンジ軸穴101を軸受
部112に配設したのち、ヒンジ軸120を軸穴112aに挿入
すると、該軸穴112aとヒンジ軸穴101を回転中心に、ヒ
ンジ軸受110に開閉蓋100が回動可能に結合される。
【0037】一方、開閉蓋100には開閉爪102が形成され
ている。この開閉爪102は第三の側板80に取り付けられ
る開閉ツマミ130の爪係止部132(図6参照)に係合す
る。この開閉ツマミ130はツマミ操作部131が第三の側板
80のツマミ穴89aの部分に取り付けられていて、開閉蓋
100がヒンジ軸120を回転基準に回転し、開閉爪102が第
三の側板80に設けられたもう一方のツマミ穴89bの部分
に飛び込むと、開閉ツマミ130の爪係止部132に係止し、
開閉蓋100は第三の側板80上に取り付けられることにな
る。即ち、開閉蓋100が閉められた状態になる。
【0038】次に、図5及び図6を用いて、開閉蓋100
の動作を詳しく説明する。
【0039】図5及び図6は開閉蓋100が開閉ツマミ130
によって第三の側板80に取り付けられている状態を表し
ている。図5中、第三の側板80にはヒンジ軸受110が基
準軸111を基準に取り付けられており、軸受部112の部分
に係合するように配置された開閉蓋100のヒンジ軸穴101
と軸穴112aの貫通穴にヒンジ軸120を挿入する。このヒ
ンジ軸120によって、開閉蓋100とヒンジ軸受110はヒン
ジ軸120を回転中心に回転可能な状態で結合される。
【0040】このように回転可能に第三の側板80に取り
付けられた開閉蓋100は、第三の側板80に対して2つの
静止位置100a,100bを有している。まず第一の位置10
0aについて説明する。開閉蓋100の第一の位置100a
は、図5に示すように、開閉蓋100が開かれていると、
プロセスカートリッジ10を画像形成装置本体に着脱可能
な状態になっている。開閉蓋100には、突き当て面103が
形成されていて、ヒンジ軸受110のストッパ部113に当接
する位置にて開閉蓋100が所定の位置に保持されること
となる。この位置100aにおいて、ヒンジ軸120を基準に
して回転角は90度以上(位置100bから90度以上)開く
ように構成されている。これは開閉蓋100の内側の面か
ら最も突出している開閉爪102が、プロセスカートリッ
ジ10を挿入するときに当接することのないようにするた
めである。
【0041】次に第二の位置100bについて説明する。
開閉蓋100の第二の位置100bは、図5に示すように、開
閉蓋100がヒンジ軸120を回転中心にして回転し、第三の
側板80に対して略平行な位置に係止された閉じられた位
置である。この開閉蓋100を閉じた時の係止方法は先述
したように開閉ツマミ130によって係止されており、こ
の開閉ツマミ130による係止手段を図6を用いて説明す
る。
【0042】図6は開閉蓋100を開閉ツマミ130によって
係止している状態を示しており、図5を矢印A方向から
見た図である。図6中、(a)は開閉蓋100の開閉爪102
が開閉ツマミ130によって係止される前の状態を表し、
(b)は開閉ツマミ130によって開閉蓋100が係止されて
いる状態を表している。
【0043】まず、図6(a)において、開閉爪102が
挿入される前は、開閉ツマミ130の爪係止部132は第三の
側板80上に構成されている爪ストッパ89cに当接し、図
示しない引張バネによって図中矢印の方向に引かれてい
るので、常に開閉ツマミ130は図6(a)に示す如き位
置で待機している。第三の側板80には開閉爪102が挿入
される時のツマミ穴89b(図4参照)が開けられている
ので、このツマミ穴89bに開閉爪102が入ってくると、
該開閉爪102の先端部分が爪係止部132を押し込むことに
なり、爪係止部132の根本の部分から爪係止部132の先端
は撓んでいき、爪ストッパ89cから爪係止部132が外れ
ると、引張バネの付勢力によって開閉ツマミ130は図中
矢印の方向に動くことになる。この動作によって開閉ツ
マミ130のロック部133が開閉爪102をロックし、開閉蓋1
00は第三の側板80に係止されることになる。
【0044】更に開閉蓋100を開く場合には、図6
(b)中の破線状態で表されているツマミ操作部131を
作動させる。このツマミ操作部131は、第三の側板80の
ツマミ穴89aの部分から該第三の側板80の外側から操作
可能なように飛び出しているので、このツマミ操作部13
1を引張バネのバネ付勢方向と逆の方向に作動させる
と、開閉蓋100を閉じるときの動作と逆の動作で開閉ツ
マミ130が動き、該開閉蓋100は第三の側板80からヒンジ
軸中心で離れ、プロセスカートリッジ10の着脱が可能な
状態となる。
【0045】このように第三の側板80に形成された開閉
蓋100には、図7に示すようなプロセスカートリッジ10
を保持する保持溝が設けられている。
【0046】図7において、104はプロセスカートリッ
ジ10を保持する保持溝であり、11はプロセスカートリッ
ジ10の感光体ドラム12のドラム軸を表している。図7中
(a)は開閉蓋100を裏面(装置内側)より見た図であ
り、保持溝104はドラム軸11を保持するときに左右の下
側を保証することができるようにU形状に構成されてい
て、ヒンジ軸120を中心にして閉じられた時にドラム軸1
1をスムーズに保持するようになっている。
【0047】また、図7中(b)はドラム軸11を保持し
た時の状態を表しているが、ドラム軸11の左右の振れは
保持溝104の左右の壁104aで保証することが必要である
が、下側の受けとなるU溝部104bは必ずしもドラム軸1
1を支えなくても良い。
【0048】尚、図7では、保持溝104を開閉蓋100の裏
面105より突出させているが、この保持溝を凹で構成さ
れていても良い。
【0049】次に、図2を用いて、前記開閉蓋100が取
り付けられた第三の側板80を、コアモジュールを構成す
る第一の側板60に取り付けたときの状態を説明する。
【0050】第三の側板80をコアモジュールに取り付け
るときの基準は、コアモジュールの左右に取り付けられ
た基準軸90であり、この基準軸90に第三の側板80の第一
の基準穴81を基準に取り付けると、基準軸90と第一の基
準穴81は第一の側板60に対して正確に位置が決まるよう
な嵌合公差によって構成されているので、第一の側板60
と第三の側板80は一枚の側板で構成されているのと同じ
精度が得られる。
【0051】このように取り付けられた第三の側板80上
には、先述した開閉蓋100が各プロセスカートリッジ10
毎に独立して開閉可能に配置されていて、各開閉蓋100
の保持溝104によって各プロセスカートリッジ10のドラ
ム軸11をそれぞれ保持し、更に軸受ユニット86が中間転
写体ユニット30の駆動基準となる駆動軸(図1に示すロ
ーラ32の軸)を保持すると、第一の側板60に対して正確
に位置が決定される。
【0052】このように、それぞれの基準位置が第三の
側板80によって決定された後、第三の側板80の固定方法
は、第一の基準穴81の上方に設けられた穴87が、第一の
側板60に取り付けられてビス座66(図3参照)の位置に
合致していて、コインビス88にてビス止めすることで、
第一の側板60に締結される。尚、この固定手段はビスに
限らず、他の手段を用いても良い。
【0053】以上のように、第三の側板80及び第三の側
板80上に設けたプロセスカートリッジ毎に独立した開閉
蓋100によって、着脱可能に配置された各プロセスカー
トリッジ10や中間転写体ユニット30などのユニットの位
置を簡単に且つ正確に保持することが可能となる。
【0054】上述したように、本実施形態によれば、第
一の側板60の一部には中間転写体ユニット30を着脱する
ための開口部65が存在するが、前記第一の側板60と前記
第二の側板70の高さ基準となる基準軸90と係合する第三
の側板80によって中間転写体ユニット30を簡単に精度良
く保持することができる。更に第三の側板80には各プロ
セスカートリッジ10を着脱するための開口部82が存在す
るが、該第三の側板80上に各プロセスカートリッジ毎に
独立して設けられた開閉可能な開閉蓋100によって各プ
ロセスカートリッジ10の着脱が簡単に行え、且つ各プロ
セスカートリッジを簡単に精度良く保持することができ
る。
【0055】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジ
として、感光体ドラムと、該感光体ドラムに作用するプ
ロセス手段としての帯電手段,現像手段,クリーニング
手段を一体に有するプロセスカートリッジを例示した
が、これに限定されるものではなく、例えば前記プロセ
ス手段のうち、いずれか1つを一体に有するプロセスカ
ートリッジであっても良い。
【0056】更に前述した実施形態では、感光体ドラム
等からなるプロセスカートリッジが画像形成装置に対し
て着脱自在な構成を例示したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば感光体ドラム等の各構成部材がそれぞ
れ着脱自在な構成の装置であっても良い。
【0057】また前述した実施形態では、画像形成装置
としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば複写機、ファクシミリ装置等の
他の画像形成装置であっても良く、該画像形成装置に本
発明を適用することにより同様の効果を得ることができ
る。
【0058】また前述した実施形態では、プロセスカー
トリッジは、Y,M,C,Kの4色で構成する例を示し
たが、これに限定されるものではなく、例えば3色だけ
でもカラー画像を形成することは可能であり、その場合
はプロセスカートリッジを1組減らして構成しても良
い。
【0059】また前述した実施形態の中で、中間転写体
ユニット30は搬送ベルトでも良く、第一の側板60と第二
の側板70などで構成されるコアモジュールは給紙カセッ
トや搬送系のユニットを備えたタイプのもので、特にコ
アモジュールという状態でなくても良い。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各プロセスカートリッジ及び中間転写体ユニットの一方
の部位を第一の側板又は第二の側板によって保持すると
共に、前記いずれか一方の側板の一部に中間転写体ユニ
ットを着脱するための開口部を設け、該開口部側である
前記中間転写体ユニットの他方の部位を前記第一の側板
と前記第二の側板の取り付け基準となる軸と係合する第
三の側板によって保持し、前記第三の側板の一部にプロ
セスカートリッジを着脱するための開口部を設け、該開
口部側である前記各プロセスカートリッジの他方の部位
を前記第三の側板上に各プロセスカートリッジに対応し
て独立して開閉可能に設けた開閉蓋によって保持するよ
うに構成したので、装置等を大型化することなく簡単な
構成で、前記第三の側板によって中間転写体ユニットを
簡単に精度良く保持することができ、更に前記第三の側
板上に設けた開閉蓋によって各プロセスカートリッジの
着脱が簡単に行え、且つ各プロセスカートリッジを簡単
に精度良く保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成を
示す模式断面図
【図2】第一の側板と第二の側板によって構成されるコ
アモジュールに開閉蓋が取り付けられた第三の側板を取
り付けた状態を示す斜視図
【図3】第一の側板と第二の側板の関係を示す斜視図
【図4】第三の側板と開閉蓋の関係を示す斜視図
【図5】開閉蓋の開の状態と閉の状態を示す図
【図6】開閉蓋と開閉ツマミの関係を示す図
【図7】開閉蓋とプロセスカートリッジのドラム軸の関
係を示す図
【図8】従来技術の説明図
【符号の説明】
P …転写材 10,10Y,10M,10C,10K …プロセスカートリッジ 11 …ドラム軸 12 …感光体ドラム 13 …帯電手段 14 …現像手段 15 …クリーニング手段 20,20Y,20M,20C,20K …光学ユニット 21 …光学部分 22 …光学保持板 23 …フランジ面 24 …立ち曲げ部 30 …中間転写体ユニット 31 …転写ベルト 32,33,34 …ローラ 35 …一次転写ローラ 36 …二次転写ローラ 40 …転写材搬送ユニット 41 …給紙カセット 42 …給紙トレイ 43 …ピックアップローラ 44 …給紙ローラ 45 …搬送ローラ 46 …レジストローラ 50 …定着ユニット 51 …定着ローラ 52 …加圧ローラ 55 …排紙ローラ 56 …排紙トレイ 60 …第一の側板 61,62 …嵌合穴 63,71 …突き当て面 64 …ビス逃げ穴 65 …開口部 66 …ビス座 70 …第二の側板 80 …第三の側板 81 …第一の基準穴 82 …開口部 82a …位置決め穴 83 …第三の基準穴 84 …軸受部 84a …軸径 85 …軸受バネ 86 …軸受ユニット 87 …穴 88 …コインビス 89a,89b …ツマミ穴 89c …爪ストッパ 90 …基準軸 100,100Y,100M,100C,100K …開閉蓋 100a,100b …位置 101 …ヒンジ軸穴 102 …開閉爪 103 …突き当て面 104 …保持溝 104a …壁 104b …U溝部 105 …裏面 110 …ヒンジ軸受 111 …基準軸 112 …軸受部 112a …軸穴 113 …ストッパ部 120 …ヒンジ軸 130 …開閉ツマミ 131 …ツマミ操作部 132 …爪係止部
フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA07 AB02 AD01 AD02 AD03 BB02 BB23 BB42 2H032 AA05 AA15 BA01 BA02 BA03 BA09 BA23 2H071 BA04 BA13 BA14 BA23 BA29 DA06 DA08 DA09 DA13 DA15 EA18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体と該感光体に作用するプロセス手
    段を有する複数のプロセスカートリッジや、前記各感光
    体に形成された像が順次重ねて転写される中間転写体を
    備える中間転写体ユニットを着脱自在に保持する前後の
    第一の側板及び第二の側板を有する画像形成装置におい
    て、 前記各プロセスカートリッジ及び前記中間転写体ユニッ
    トの一方の部位を前記いずれか一方の側板によって保持
    すると共に、 前記いずれか一方の側板の一部に前記中間転写体ユニッ
    トを着脱するための開口部を設け、該開口部側である前
    記中間転写体ユニットの他方の部位を前記第一の側板と
    前記第二の側板の取り付け基準となる軸と係合する第三
    の側板によって保持し、 前記第三の側板の一部に前記プロセスカートリッジを着
    脱するための開口部を設け、該開口部側である前記各プ
    ロセスカートリッジの他方の部位を前記第三の側板上に
    前記各プロセスカートリッジに対応して独立して開閉可
    能に設けた開閉蓋によって保持するように構成したこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉蓋は、前記第三の側板上に形成
    されたヒンジ部に回転自在に保持され、前記プロセスカ
    ートリッジを保持する閉位置と、該閉位置から90度以
    上回転した開位置に保持されるように構成したことを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第三の側板は、前記開閉蓋を回転自
    在に保持すると共に、前記開閉蓋を開いた時と閉じた時
    にそれぞれ同じ位置に保持することが可能な機構を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第三の側板は、前記開閉蓋が開位置
    若しくは閉位置のどちら位置に保持された状態であって
    も前記第一の側板に対して着脱可能に構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第三の側板に設けた前記プロセスカ
    ートリッジを着脱するための開口部は、前記プロセスカ
    ートリッジの外径よりも大きな開口部であることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記開閉蓋を閉めることで該開閉蓋を第
    三の側板に対して係止し、外部からの操作によって前記
    係止状態を解除しうることが可能な係止手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記プロセスカートリッジは、前記感光
    体と、該感光体に作用するプロセス手段としての、前記
    感光体を一様に帯電する帯電手段、前記感光体に形成さ
    れた潜像を現像する現像手段、前記感光体に残留した現
    像剤等を除去するクリーニング手段のうちの、少なくと
    もいずれか1つを一体に有し、装置本体に対して着脱自
    在であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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