JP2004122136A - ダイカストマシンの射出装置および射出制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化、省スペース化され、単一のピストンを備えた射出シリンダと単一のアキュムレータとを有するダイカストマシンの射出装置を提供する。
【解決手段】射出プランジャ5に連結された射出用ピストン3を内蔵する射出シリンダ2と、シリンダ82と、シリンダ82に移動可能に内蔵されたピストン83とを有し、ピストン83の一方側にガス室GCHが形成され、ピストン83の他方側に互いに分離された第1および第2の作動油室CH1,CH2が形成され、ガス室GCHへの圧縮ガスの供給により、第1および第2の作動油室CH1,CH2から圧縮ガスGの圧力に応じた液圧の作動液を射出シリンダ2に供給するアキュムレータ80と、作動油室CH1,CH2から射出シリンダ2へ供給される作動液のうち、第2の作動油室CH2から供給される作動液の外部への解放によって射出プランジャ5の射出圧力を上昇させる増圧回路50とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】射出プランジャ5に連結された射出用ピストン3を内蔵する射出シリンダ2と、シリンダ82と、シリンダ82に移動可能に内蔵されたピストン83とを有し、ピストン83の一方側にガス室GCHが形成され、ピストン83の他方側に互いに分離された第1および第2の作動油室CH1,CH2が形成され、ガス室GCHへの圧縮ガスの供給により、第1および第2の作動油室CH1,CH2から圧縮ガスGの圧力に応じた液圧の作動液を射出シリンダ2に供給するアキュムレータ80と、作動油室CH1,CH2から射出シリンダ2へ供給される作動液のうち、第2の作動油室CH2から供給される作動液の外部への解放によって射出プランジャ5の射出圧力を上昇させる増圧回路50とを有する。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイカストマシンの射出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイカストマシンでは、射出プランジャにより金型のキャビティに溶湯を射出することにより鋳造を行う。鋳造品の品質は、溶湯の射出速度や射出圧力に大きな影響を受ける。このため、ダイカストマシンの射出工程は、たとえば、低速の射出速度で射出を開始し、高速の射出速度に切り換えて射出を行う射出工程と、キャビティに金属溶湯が充填されたところで射出圧力を増加させる増圧工程とからなる。
射出工程および増圧工程を行う射出装置は、たとえば、射出プランジャを駆動する射出シリンダ装置と、この射出シリンダ装置に油圧を供給するアキュムレータと、アキュムレータから射出シリンダ装置に供給される油圧を制御する油圧回路等を備えている。
上記の射出装置として、小型化、省スペース等の観点から、単一のピストンを備えた射出シリンダ装置と、単一のアキュムレータとを有する射出装置が提案されている(たとえば、特許文献1および特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−90201号公報
【特許文献2】
特開2001−25857号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の特許文献1および2に開示されたアキュムレータは、大径部と小径部を備えた凸形のピストンと、このピストンを摺動可能に内蔵する凸形のシリンダとを有している。このアキュムレータでは、増圧するときには、凸形のピストンの小径部を凸形のシリンダの小径部に嵌合させる必要がある。このため、射出工程から増圧工程へ切り換えるときには、アキュムレータのピストンの位置が適切な位置(凸形のピストンの小径部を凸形のシリンダの小径部が嵌合する位置)に到達している必要がある。すなわち、射出工程から増圧工程へ切り換えるためには、アキュムレータのピストンの位置を常に管理しておく必要があり、油圧回路が複雑になる等の不利益が存在する。
【0005】
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであって、その目的は、小型化、省スペース化され、単一のピストンを備えた射出シリンダと単一のアキュムレータとを有するダイカストマシンの射出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のダイカストマシンの射出装置は、射出プランジャを前進させて金型に形成されたキャビティに溶湯を射出、充填するダイカストマシンの射出装置であって、前記射出プランジャに連結された射出用ピストンを内蔵する射出シリンダと、シリンダと、前記シリンダに移動可能に内蔵されたピストンとを有し、前記シリンダと前記ピストンとの一方側にガス室が形成され、前記ピストンの他方側に互いに分離された第1および第2の作動液室が形成され、前記ガス室への圧縮ガスの供給により、前記第1および第2の作動液室から前記圧縮ガスの圧力に応じた液圧の作動液を前記射出シリンダに供給するアキュムレータと、前記第1および第2の作動液室から前記射出シリンダへ供給される作動液のうち、前記第2の作動液室から供給される作動液の外部への解放によって前記射出プランジャの射出圧力を上昇させる増圧回路とを有する。
【0007】
好適には、前記射出用ピストンの前進によって前記射出シリンダから排出される作動液の流量の調整により、射出速度を制御する射出制御回路をさらに有する。
【0008】
本発明のダイカストマシンの射出制御方法は、射出プランジャを前進させて金型に形成されたキャビティに溶湯を射出、充填するダイカストマシンの射出制御方法であって、前記射出プランジャに連結された射出用ピストンを内蔵する射出シリンダの駆動に、シリンダと、前記シリンダに移動可能に内蔵されたピストンとを有し、前記ピストンの一方側に圧縮ガスが供給されるガス室が形成され、前記ピストンの他方側に互いに分離された第1および第2の作動液室が形成されるアキュムレータを用い、前記アキュムレータの前記第1および第2の作動液室から前記圧縮ガスの圧力に応じた液圧の作動液を前記射出シリンダへ供給することにより、前記キャビティへの溶湯の射出を行い、前記第1および第2の作動液室から前記射出シリンダへ供給される作動液のうち、前記第2の作動液室から供給される作動液の外部への解放によって前記射出プランジャの射出圧力を上昇させる。
【0009】
本発明では、アキュムレータの第1および第2の作動液室から射出シリンダに作動液が供給されると、射出用ピストンが前進し、射出プランジャによって溶湯がキャビティに射出される。増圧回路によって第2の作動液室から射出シリンダに供給される作動液を外部に放出すると、第2の作動液室の作動液は解放され、これにより、第1の作動液室の作動液の液圧が上昇する。この結果、射出シリンダに供給される作動液の液圧が上昇し、射出プランジャの射出圧力が上昇する。
すなわち、本発明では、互いに分離された第1および第2の作動液室から作動液を射出シリンダに供給して溶湯の射出を行い、第2の作動液室から射出シリンダに供給される作動液を増圧回路によって解放させることにより、射出圧力を上昇させる。このため、アキュムレータの動作状態にかかわらず、増圧回路側で任意に射出圧力の増圧切換を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
第1の実施形態
図1は、本発明のダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。
射出装置1は、射出プランジャ5と、スリーブ8と、射出シリンダ2と、アキュムレータ80と、射出制御回路20と、増圧回路50とを有する。
【0011】
図1において、ダイカストマシンの金型101,102は内部にキャビティ103を有し、このキャビティ103に連通するようにスリーブ8が接続されている。
射出プランジャ5は、スリーブ8に嵌合するプランジャチップ6と、このプランジャチップ6に連結されたプランジャロッド7とを有する。
この射出プランジャ5は、スリーブ8に供給された溶湯MLをキャビティ103に射出、充填する。
【0012】
射出シリンダ2は、射出用ピストン3を内蔵している。この射出用ピストン3は、ピストンロッド4を介してプランジャロッド7に連結されている。
射出シリンダ2には、射出用ピストン3(射出プランジャ5)の位置を検出するための位置検出器PSが設けられている。
【0013】
図2はアキュムレータ80の構造を示す図であって、(a)は断面図、(b)は(a)におけるA−A線方向の断面図、(c)は(a)における矢印Bの方向から見た底面図である。
アキュムレータ80は、ガスアキュムレータ90と、このガスアキュムレータ90と接続管92によって接続されたピストンアキュムレータ81とを有する。
【0014】
ガスアキュムレータ90は、たとえば、窒素ガス等のガスGが圧縮充填される。ガスGの圧力は、ガスアキュムレータ90内に収容される作動油300の量の調整によって調整される。
【0015】
ピストンアキュムレータ81は、シリンダ82と、このシリンダ82の内部に移動可能に内蔵されたピストン83とを有する。
【0016】
図2(b)から分かるように、シリンダ82は円筒状の部材からなる。
ピストン83は有底の筒状部材からなり、外周がシリンダ82の内周に嵌合している。
シリンダ82の上側には、上側閉塞部材87が設けられており、シリンダ82の上端はこの上側閉塞部材87によって閉塞されている。この上側閉塞部材87の中心部には、接続管92が接続されるガスGの流路87aが形成されている。
【0017】
シリンダ82の下側には、円柱状の嵌合部材84がシリンダ82の中心部に配置されている。この嵌合部材84は、下側閉塞部材85を介して保持部材86によりシリンダ82の下端に保持されている。
嵌合部材84は、常にピストン83の内周83aに嵌合している。嵌合部材84は、中心部に作動油のための流路84aが形成されている。
【0018】
下側閉塞部材85は、環状の部材からなり、嵌合部材84を保持するとともに、シリンダ82と嵌合部材84との間を閉塞している。この下側閉塞部材85には、作動油のための流路85aが形成されている。
【0019】
上記構成のピストンアキュムレータ81では、ピストン83と上側閉塞部材87との間にガス室GCHが形成される。このガス室GCHには、上側閉塞部材87に形成された流路87aを通じて、圧縮されたガスGが供給される。
一方、ピストン83の内周83aと嵌合部材84の上端面との間には、作動油室CH1が形成され、ピストン83の下端面83bとシリンダ82の内周と嵌合部材84の外周と下側閉塞部材85との間には、作動油室CH2が形成される。これら作動油室CH1と作動油室CH2とは、互いに分離されている。作動油室CH1および作動油室CH2には、作動油が充填される。
【0020】
図3に示すように、ガス室GCHへの圧縮されたガスGの供給によりピストン83が駆動されると、作動油室CH1の作動油は排出口OP1から排出され、作動油室CH2の作動油は排出口OP2から排出される。
なお、図1に示すように、排出口OP1は、管路pl1によって射出シリンダ2に接続されており、排出口OP2は管路pl2によって射出シリンダ2に接続されている。
【0021】
図1において、アキュムレータ80の作動油室CH1は、管路pl1によって射出シリンダ2に接続されている。また、作動油室CH2は、ロジックバルブ51を介して管路pl2によって射出シリンダ2に接続されている。
【0022】
増圧回路50は、ロジックバルブ51と、ソレノイドバルブ52と、ロジックバルブ55と、可変絞り56と、ソレノイドバルブ57とを有する。
【0023】
ロジックバルブ51は、ソレノイドバルブ52のオン/オフにより管路pl2を開閉する。ソレノイドバルブ52には、油圧源HSとタンクTKが接続されている。
【0024】
ロジックバルブ55は、可変絞り56を介してソレノイドバルブ57に接続されている。このロジックバルブ55は、ソレノイドバルブ57のオン/オフにより、ロジックバルブ51の上流で管路pl2から分岐した管路pl3を開閉する。また、ロジックバルブ55は、可変絞り56の絞り量に応じて、弁開度が調整される。
ソレノイドバルブ57は、油圧源HSとタンクTKに接続されている。
【0025】
射出制御回路20は、ロジックバルブ21と、サーボバルブ22とを有する。
ロジックバルブ21は、射出シリンダ2の出力側(ピストンロッド4側)に接続された作動油の管路pl5を開閉する。このロジックバルブ21は、サーボバルブ22の流量調整に応じて、管路pl5からタンクTKに排出される作動油の量を調整し、射出用ピストン3の速度を制御する。すなわち、射出制御回路20は、射出シリンダ2からタンクTKに排出される作動油の流量を調整することにより、射出速度を制御する。
【0026】
図1において、管路pl1およびpl2の双方に接続された管路pl4は、ロジックバルブ31に接続されている。
このロジックバルブ31には、ソレノイドバルブ32,33が接続されている。ソレノイドバルブ32,33には、それぞれ油圧源HSおよびタンクTKが接続されている。
【0027】
図1において、射出シリンダ2の出力側(ピストンロッド4側)に接続された作動油の管路pl6には、チェックバルブCVを介して、可変絞り71が接続されている。この可変絞り71には、ソレノイドバルブ72が接続されている。ソレノイドバルブ72には、タンクTKおよび油圧源HSが接続されている。
【0028】
可変絞り71には、チェックバルブCVを介して、管路pl1,pl2が接続されている。
また、ガスアキュムレータ90には、チャックバルブCVを介してソレノイドバルブ150が接続されている。ソレノイドバルブ150には、油圧源HSとタンクTKが接続されている。ソレノイドバルブ150のオン/オフにより、ガスアキュムレータ90内の圧力が調整される。
【0029】
次に、上記構成の射出装置1の動作の一例について説明する。
射出工程
射出開始前において、ロジックバルブ51は開いており、アキュムレータ80の作動油室CH1および作動油室CH2の作動油が管路pl1,pl2を通じて射出シリンダ2に流入可能な状態となっているものとする。
この状態で、サーボバルブ22が作動することにより、ロジックバルブ21が開くと、射出シリンダ2内の作動油がロジックバルブ21に接続されたタンクTKに流出する。この作動油の流出量がロジックバルブ21により制御されることにより、射出プランジャ5の速度制御が行われる。
射出工程では、ガス室GCHに供給された圧縮ガスGの圧力は、作動油室CH1,CH2の双方の作動油に作用する。
【0030】
増圧工程
射出プランジャ5が所定の位置に前進し、キャビティ103に溶湯が充填されたところで、射出圧力の増圧が行われる。
射出圧力の増圧は、ソレノイドバルブ52をオンさせてロジックバルブ51を閉じるとともに、ソレノイドバルブ57をオンさせてロジックバルブ55を開く。
これにより、作動油室CH2の作動油は、管路pl2を通じてロジックバルブ55に接続されたタンクTKに放出され、射出プランジャ5の射出圧力が上昇する。
【0031】
作動油室CH2の作動油がタンクTKに放出されると、ガス室GCHに供給された圧縮ガスGの圧力は、作動油室CH1の作動油のみに作用する。このため、作動油室CH1の作動油の圧力が上昇し、射出プランジャ5の射出圧力が上昇する。
【0032】
このように、本実施形態では、アキュムレータ80におけるピストン83がいずれの位置にあったとしても、ロジックバルブ51を閉じるとともに、ロジックバルブ55を開いて作動油室CH2の作動油をタンクTKに解放することにより、射出圧力を上昇させることができる。
【0033】
また、可変絞り56を調整することにより、射出圧力の調整が可能となる。すなわち、可変絞り56を調整することにより、作動油室CH2の作動液のタンクTKへの解放流量を調整することができ、射出圧力(の変化の割り合い)を制御することができる。
【0034】
非常停止時
たとえば、射出工程あるいは増圧工程中に、非常停止信号が発生した場合には、通常は励磁しているソレノイドバルブ32が非励磁となる。ソレノイドバルブ32が非励磁となると、ロジックバルブ31が開き、作動油室CH1,作動油室CH2内にある作動油が強制的にタンクTKに放出される。ピストン83が下降限界まで移動し、ピストンアキュムレータ81の作動油室CH1および作動油室CH2内に圧力を残さないことにより、安全を確保する。
【0035】
射出準備
射出を行う前には、まず、ソレノイドバルブ32を励磁し、ロジックバルブ31を閉じる。射出シリンダ2に設けた位置検出器PSによって射出用ピストン3が射出後退限位置にあるかどうかを確認する。射出用ピストン3が射出後退限位置にない場合には、ソレノイドバルブ72を励磁することにより、射出用ピストン3を射出後退限位置に移動させる。
次いで、ソレノイドバルブ33を励磁し、かつ、ソレノイドバルブ32を非励磁にし、管路pl1,pl2を通じて作動油室CH1,CH2に作動油を供給し、ピストン83を上昇させる。
【0036】
管路pl1の圧力p1が油圧源HSの圧力と一致し、かつ、ガスアキュムレータ90内の圧力p2が一定時間の間変動しない場合には、ピストン83が上昇限位置に達したと判断する。
ピストン83が上昇限位置に達したと判断したところで、ソレノイドバルブ32を励磁し、ソレノイドバルブ33を非励磁にし、ロジックバルブ31を閉じる。
これにより、射出動作の開始準備が完了する。
【0037】
本実施形態に係るダイカストマシンの射出装置1によれば、アキュムレータ80を互いに分離された作動油室CH1,CH2をもつものとし、作動油室CH2の作動油をタンクTKに解放することにより、増圧を行うことができる。このため、射出装置1は部品点数が削減され、かつ非常にコンパクトとなり、低コスト化される。
【0038】
また、射出シリンダ2のヘッド側の作動油の流量を調整することにより、射出速度を制御する構成としたので、射出を開始したときに射出プランジャの急激な前進が発生しにくい。また、アキュムレータ80は、ピストン83の上側に作動油ではなくガスGが作用し、油圧サージが発生しないので、射出時に製品にバリが発生しにくい。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、小型化、省スペース化され、単一のピストンを備えた射出シリンダと単一のアキュムレータとを有するダイカストマシンの射出装置が提供される。
また、本発明によれば、アキュムレータの状態にかかわらず、射出工程から増圧工程への切り換えを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。
【図2】アキュムレータの構成を示す断面図である。
【図3】アキュムレータの動作を示す断面図である。
【符号の説明】
1…射出装置
2…射出シリンダ
3…射出用ピストン
4…ピストンロッド
5…射出プランジャ
6…プランジャチップ
7…プランジャロッド
8…スリーブ
20…射出制御回路
50…増圧回路
80…アキュムレータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイカストマシンの射出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイカストマシンでは、射出プランジャにより金型のキャビティに溶湯を射出することにより鋳造を行う。鋳造品の品質は、溶湯の射出速度や射出圧力に大きな影響を受ける。このため、ダイカストマシンの射出工程は、たとえば、低速の射出速度で射出を開始し、高速の射出速度に切り換えて射出を行う射出工程と、キャビティに金属溶湯が充填されたところで射出圧力を増加させる増圧工程とからなる。
射出工程および増圧工程を行う射出装置は、たとえば、射出プランジャを駆動する射出シリンダ装置と、この射出シリンダ装置に油圧を供給するアキュムレータと、アキュムレータから射出シリンダ装置に供給される油圧を制御する油圧回路等を備えている。
上記の射出装置として、小型化、省スペース等の観点から、単一のピストンを備えた射出シリンダ装置と、単一のアキュムレータとを有する射出装置が提案されている(たとえば、特許文献1および特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−90201号公報
【特許文献2】
特開2001−25857号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の特許文献1および2に開示されたアキュムレータは、大径部と小径部を備えた凸形のピストンと、このピストンを摺動可能に内蔵する凸形のシリンダとを有している。このアキュムレータでは、増圧するときには、凸形のピストンの小径部を凸形のシリンダの小径部に嵌合させる必要がある。このため、射出工程から増圧工程へ切り換えるときには、アキュムレータのピストンの位置が適切な位置(凸形のピストンの小径部を凸形のシリンダの小径部が嵌合する位置)に到達している必要がある。すなわち、射出工程から増圧工程へ切り換えるためには、アキュムレータのピストンの位置を常に管理しておく必要があり、油圧回路が複雑になる等の不利益が存在する。
【0005】
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであって、その目的は、小型化、省スペース化され、単一のピストンを備えた射出シリンダと単一のアキュムレータとを有するダイカストマシンの射出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のダイカストマシンの射出装置は、射出プランジャを前進させて金型に形成されたキャビティに溶湯を射出、充填するダイカストマシンの射出装置であって、前記射出プランジャに連結された射出用ピストンを内蔵する射出シリンダと、シリンダと、前記シリンダに移動可能に内蔵されたピストンとを有し、前記シリンダと前記ピストンとの一方側にガス室が形成され、前記ピストンの他方側に互いに分離された第1および第2の作動液室が形成され、前記ガス室への圧縮ガスの供給により、前記第1および第2の作動液室から前記圧縮ガスの圧力に応じた液圧の作動液を前記射出シリンダに供給するアキュムレータと、前記第1および第2の作動液室から前記射出シリンダへ供給される作動液のうち、前記第2の作動液室から供給される作動液の外部への解放によって前記射出プランジャの射出圧力を上昇させる増圧回路とを有する。
【0007】
好適には、前記射出用ピストンの前進によって前記射出シリンダから排出される作動液の流量の調整により、射出速度を制御する射出制御回路をさらに有する。
【0008】
本発明のダイカストマシンの射出制御方法は、射出プランジャを前進させて金型に形成されたキャビティに溶湯を射出、充填するダイカストマシンの射出制御方法であって、前記射出プランジャに連結された射出用ピストンを内蔵する射出シリンダの駆動に、シリンダと、前記シリンダに移動可能に内蔵されたピストンとを有し、前記ピストンの一方側に圧縮ガスが供給されるガス室が形成され、前記ピストンの他方側に互いに分離された第1および第2の作動液室が形成されるアキュムレータを用い、前記アキュムレータの前記第1および第2の作動液室から前記圧縮ガスの圧力に応じた液圧の作動液を前記射出シリンダへ供給することにより、前記キャビティへの溶湯の射出を行い、前記第1および第2の作動液室から前記射出シリンダへ供給される作動液のうち、前記第2の作動液室から供給される作動液の外部への解放によって前記射出プランジャの射出圧力を上昇させる。
【0009】
本発明では、アキュムレータの第1および第2の作動液室から射出シリンダに作動液が供給されると、射出用ピストンが前進し、射出プランジャによって溶湯がキャビティに射出される。増圧回路によって第2の作動液室から射出シリンダに供給される作動液を外部に放出すると、第2の作動液室の作動液は解放され、これにより、第1の作動液室の作動液の液圧が上昇する。この結果、射出シリンダに供給される作動液の液圧が上昇し、射出プランジャの射出圧力が上昇する。
すなわち、本発明では、互いに分離された第1および第2の作動液室から作動液を射出シリンダに供給して溶湯の射出を行い、第2の作動液室から射出シリンダに供給される作動液を増圧回路によって解放させることにより、射出圧力を上昇させる。このため、アキュムレータの動作状態にかかわらず、増圧回路側で任意に射出圧力の増圧切換を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
第1の実施形態
図1は、本発明のダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。
射出装置1は、射出プランジャ5と、スリーブ8と、射出シリンダ2と、アキュムレータ80と、射出制御回路20と、増圧回路50とを有する。
【0011】
図1において、ダイカストマシンの金型101,102は内部にキャビティ103を有し、このキャビティ103に連通するようにスリーブ8が接続されている。
射出プランジャ5は、スリーブ8に嵌合するプランジャチップ6と、このプランジャチップ6に連結されたプランジャロッド7とを有する。
この射出プランジャ5は、スリーブ8に供給された溶湯MLをキャビティ103に射出、充填する。
【0012】
射出シリンダ2は、射出用ピストン3を内蔵している。この射出用ピストン3は、ピストンロッド4を介してプランジャロッド7に連結されている。
射出シリンダ2には、射出用ピストン3(射出プランジャ5)の位置を検出するための位置検出器PSが設けられている。
【0013】
図2はアキュムレータ80の構造を示す図であって、(a)は断面図、(b)は(a)におけるA−A線方向の断面図、(c)は(a)における矢印Bの方向から見た底面図である。
アキュムレータ80は、ガスアキュムレータ90と、このガスアキュムレータ90と接続管92によって接続されたピストンアキュムレータ81とを有する。
【0014】
ガスアキュムレータ90は、たとえば、窒素ガス等のガスGが圧縮充填される。ガスGの圧力は、ガスアキュムレータ90内に収容される作動油300の量の調整によって調整される。
【0015】
ピストンアキュムレータ81は、シリンダ82と、このシリンダ82の内部に移動可能に内蔵されたピストン83とを有する。
【0016】
図2(b)から分かるように、シリンダ82は円筒状の部材からなる。
ピストン83は有底の筒状部材からなり、外周がシリンダ82の内周に嵌合している。
シリンダ82の上側には、上側閉塞部材87が設けられており、シリンダ82の上端はこの上側閉塞部材87によって閉塞されている。この上側閉塞部材87の中心部には、接続管92が接続されるガスGの流路87aが形成されている。
【0017】
シリンダ82の下側には、円柱状の嵌合部材84がシリンダ82の中心部に配置されている。この嵌合部材84は、下側閉塞部材85を介して保持部材86によりシリンダ82の下端に保持されている。
嵌合部材84は、常にピストン83の内周83aに嵌合している。嵌合部材84は、中心部に作動油のための流路84aが形成されている。
【0018】
下側閉塞部材85は、環状の部材からなり、嵌合部材84を保持するとともに、シリンダ82と嵌合部材84との間を閉塞している。この下側閉塞部材85には、作動油のための流路85aが形成されている。
【0019】
上記構成のピストンアキュムレータ81では、ピストン83と上側閉塞部材87との間にガス室GCHが形成される。このガス室GCHには、上側閉塞部材87に形成された流路87aを通じて、圧縮されたガスGが供給される。
一方、ピストン83の内周83aと嵌合部材84の上端面との間には、作動油室CH1が形成され、ピストン83の下端面83bとシリンダ82の内周と嵌合部材84の外周と下側閉塞部材85との間には、作動油室CH2が形成される。これら作動油室CH1と作動油室CH2とは、互いに分離されている。作動油室CH1および作動油室CH2には、作動油が充填される。
【0020】
図3に示すように、ガス室GCHへの圧縮されたガスGの供給によりピストン83が駆動されると、作動油室CH1の作動油は排出口OP1から排出され、作動油室CH2の作動油は排出口OP2から排出される。
なお、図1に示すように、排出口OP1は、管路pl1によって射出シリンダ2に接続されており、排出口OP2は管路pl2によって射出シリンダ2に接続されている。
【0021】
図1において、アキュムレータ80の作動油室CH1は、管路pl1によって射出シリンダ2に接続されている。また、作動油室CH2は、ロジックバルブ51を介して管路pl2によって射出シリンダ2に接続されている。
【0022】
増圧回路50は、ロジックバルブ51と、ソレノイドバルブ52と、ロジックバルブ55と、可変絞り56と、ソレノイドバルブ57とを有する。
【0023】
ロジックバルブ51は、ソレノイドバルブ52のオン/オフにより管路pl2を開閉する。ソレノイドバルブ52には、油圧源HSとタンクTKが接続されている。
【0024】
ロジックバルブ55は、可変絞り56を介してソレノイドバルブ57に接続されている。このロジックバルブ55は、ソレノイドバルブ57のオン/オフにより、ロジックバルブ51の上流で管路pl2から分岐した管路pl3を開閉する。また、ロジックバルブ55は、可変絞り56の絞り量に応じて、弁開度が調整される。
ソレノイドバルブ57は、油圧源HSとタンクTKに接続されている。
【0025】
射出制御回路20は、ロジックバルブ21と、サーボバルブ22とを有する。
ロジックバルブ21は、射出シリンダ2の出力側(ピストンロッド4側)に接続された作動油の管路pl5を開閉する。このロジックバルブ21は、サーボバルブ22の流量調整に応じて、管路pl5からタンクTKに排出される作動油の量を調整し、射出用ピストン3の速度を制御する。すなわち、射出制御回路20は、射出シリンダ2からタンクTKに排出される作動油の流量を調整することにより、射出速度を制御する。
【0026】
図1において、管路pl1およびpl2の双方に接続された管路pl4は、ロジックバルブ31に接続されている。
このロジックバルブ31には、ソレノイドバルブ32,33が接続されている。ソレノイドバルブ32,33には、それぞれ油圧源HSおよびタンクTKが接続されている。
【0027】
図1において、射出シリンダ2の出力側(ピストンロッド4側)に接続された作動油の管路pl6には、チェックバルブCVを介して、可変絞り71が接続されている。この可変絞り71には、ソレノイドバルブ72が接続されている。ソレノイドバルブ72には、タンクTKおよび油圧源HSが接続されている。
【0028】
可変絞り71には、チェックバルブCVを介して、管路pl1,pl2が接続されている。
また、ガスアキュムレータ90には、チャックバルブCVを介してソレノイドバルブ150が接続されている。ソレノイドバルブ150には、油圧源HSとタンクTKが接続されている。ソレノイドバルブ150のオン/オフにより、ガスアキュムレータ90内の圧力が調整される。
【0029】
次に、上記構成の射出装置1の動作の一例について説明する。
射出工程
射出開始前において、ロジックバルブ51は開いており、アキュムレータ80の作動油室CH1および作動油室CH2の作動油が管路pl1,pl2を通じて射出シリンダ2に流入可能な状態となっているものとする。
この状態で、サーボバルブ22が作動することにより、ロジックバルブ21が開くと、射出シリンダ2内の作動油がロジックバルブ21に接続されたタンクTKに流出する。この作動油の流出量がロジックバルブ21により制御されることにより、射出プランジャ5の速度制御が行われる。
射出工程では、ガス室GCHに供給された圧縮ガスGの圧力は、作動油室CH1,CH2の双方の作動油に作用する。
【0030】
増圧工程
射出プランジャ5が所定の位置に前進し、キャビティ103に溶湯が充填されたところで、射出圧力の増圧が行われる。
射出圧力の増圧は、ソレノイドバルブ52をオンさせてロジックバルブ51を閉じるとともに、ソレノイドバルブ57をオンさせてロジックバルブ55を開く。
これにより、作動油室CH2の作動油は、管路pl2を通じてロジックバルブ55に接続されたタンクTKに放出され、射出プランジャ5の射出圧力が上昇する。
【0031】
作動油室CH2の作動油がタンクTKに放出されると、ガス室GCHに供給された圧縮ガスGの圧力は、作動油室CH1の作動油のみに作用する。このため、作動油室CH1の作動油の圧力が上昇し、射出プランジャ5の射出圧力が上昇する。
【0032】
このように、本実施形態では、アキュムレータ80におけるピストン83がいずれの位置にあったとしても、ロジックバルブ51を閉じるとともに、ロジックバルブ55を開いて作動油室CH2の作動油をタンクTKに解放することにより、射出圧力を上昇させることができる。
【0033】
また、可変絞り56を調整することにより、射出圧力の調整が可能となる。すなわち、可変絞り56を調整することにより、作動油室CH2の作動液のタンクTKへの解放流量を調整することができ、射出圧力(の変化の割り合い)を制御することができる。
【0034】
非常停止時
たとえば、射出工程あるいは増圧工程中に、非常停止信号が発生した場合には、通常は励磁しているソレノイドバルブ32が非励磁となる。ソレノイドバルブ32が非励磁となると、ロジックバルブ31が開き、作動油室CH1,作動油室CH2内にある作動油が強制的にタンクTKに放出される。ピストン83が下降限界まで移動し、ピストンアキュムレータ81の作動油室CH1および作動油室CH2内に圧力を残さないことにより、安全を確保する。
【0035】
射出準備
射出を行う前には、まず、ソレノイドバルブ32を励磁し、ロジックバルブ31を閉じる。射出シリンダ2に設けた位置検出器PSによって射出用ピストン3が射出後退限位置にあるかどうかを確認する。射出用ピストン3が射出後退限位置にない場合には、ソレノイドバルブ72を励磁することにより、射出用ピストン3を射出後退限位置に移動させる。
次いで、ソレノイドバルブ33を励磁し、かつ、ソレノイドバルブ32を非励磁にし、管路pl1,pl2を通じて作動油室CH1,CH2に作動油を供給し、ピストン83を上昇させる。
【0036】
管路pl1の圧力p1が油圧源HSの圧力と一致し、かつ、ガスアキュムレータ90内の圧力p2が一定時間の間変動しない場合には、ピストン83が上昇限位置に達したと判断する。
ピストン83が上昇限位置に達したと判断したところで、ソレノイドバルブ32を励磁し、ソレノイドバルブ33を非励磁にし、ロジックバルブ31を閉じる。
これにより、射出動作の開始準備が完了する。
【0037】
本実施形態に係るダイカストマシンの射出装置1によれば、アキュムレータ80を互いに分離された作動油室CH1,CH2をもつものとし、作動油室CH2の作動油をタンクTKに解放することにより、増圧を行うことができる。このため、射出装置1は部品点数が削減され、かつ非常にコンパクトとなり、低コスト化される。
【0038】
また、射出シリンダ2のヘッド側の作動油の流量を調整することにより、射出速度を制御する構成としたので、射出を開始したときに射出プランジャの急激な前進が発生しにくい。また、アキュムレータ80は、ピストン83の上側に作動油ではなくガスGが作用し、油圧サージが発生しないので、射出時に製品にバリが発生しにくい。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、小型化、省スペース化され、単一のピストンを備えた射出シリンダと単一のアキュムレータとを有するダイカストマシンの射出装置が提供される。
また、本発明によれば、アキュムレータの状態にかかわらず、射出工程から増圧工程への切り換えを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。
【図2】アキュムレータの構成を示す断面図である。
【図3】アキュムレータの動作を示す断面図である。
【符号の説明】
1…射出装置
2…射出シリンダ
3…射出用ピストン
4…ピストンロッド
5…射出プランジャ
6…プランジャチップ
7…プランジャロッド
8…スリーブ
20…射出制御回路
50…増圧回路
80…アキュムレータ
Claims (4)
- 射出プランジャを前進させて金型に形成されたキャビティに溶湯を射出、充填するダイカストマシンの射出装置であって、
前記射出プランジャに連結された射出用ピストンを内蔵する射出シリンダと、
シリンダと、前記シリンダに移動可能に内蔵されたピストンとを有し、前記ピストンの一方側にガス室が形成され、前記ピストンの他方側に互いに分離された第1および第2の作動液室が形成され、前記ガス室への圧縮ガスの供給により、前記第1および第2の作動液室から前記圧縮ガスの圧力に応じた液圧の作動液を前記射出シリンダに供給するアキュムレータと、
前記第1および第2の作動液室から前記射出シリンダへ供給される作動液のうち、前記第2の作動液室から供給される作動液の外部への解放によって前記射出プランジャの射出圧力を上昇させる増圧回路と
を有するダイカストマシンの射出装置。 - 前記射出用ピストンの前進によって前記射出シリンダから排出される作動液の流量の調整により、前記射出プランジャの射出速度を制御する射出制御回路をさらに有する
請求項1に記載のダイカストマシンの射出装置。 - 前記増圧回路は、前記第2の作動液室の作動液の外部への解放流量の調整により前記射出圧力を制御する圧力制御回路をさらに有する
請求項1または2に記載のダイカストマシンの射出装置。 - 射出プランジャを前進させて金型に形成されたキャビティに溶湯を射出、充填するダイカストマシンの射出制御方法であって、
前記射出プランジャに連結された射出用ピストンを内蔵する射出シリンダの駆動に、シリンダと、前記シリンダに移動可能に内蔵されたピストンとを有し、前記ピストンの一方側に圧縮ガスが供給されるガス室が形成され、前記ピストンの他方側に互いに分離された第1および第2の作動液室が形成されるアキュムレータを用い、
前記アキュムレータの前記第1および第2の作動液室から前記圧縮ガスの圧力に応じた液圧の作動液を前記射出シリンダへ供給することにより、前記キャビティへの溶湯の射出を行い、
前記第1および第2の作動液室から前記射出シリンダへ供給される作動液のうち、前記第2の作動液室から供給される作動液の外部への解放によって前記射出プランジャの射出圧力を上昇させる
ダイカストマシンの射出制御方法。
Priority Applications (1)
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JP2002286060A JP2004122136A (ja) | 2002-09-30 | 2002-09-30 | ダイカストマシンの射出装置および射出制御方法 |
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CN110918937A (zh) * | 2019-11-07 | 2020-03-27 | 宁波力劲科技有限公司 | 一种用于压铸机压射速度的液压控制系统及其控制方法 |
-
2002
- 2002-09-30 JP JP2002286060A patent/JP2004122136A/ja active Pending
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