JP2004121307A - 音楽鑑賞用椅子 - Google Patents

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JP2004121307A JP2002286005A JP2002286005A JP2004121307A JP 2004121307 A JP2004121307 A JP 2004121307A JP 2002286005 A JP2002286005 A JP 2002286005A JP 2002286005 A JP2002286005 A JP 2002286005A JP 2004121307 A JP2004121307 A JP 2004121307A
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Hiroshi Namikawa
南川 洋志
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Abstract

【課題】音楽鑑賞用椅子において、オーディオ信号を聴取している間に一時的に離席しても、再度着座したときに離席していた時点で聴取していたオーディオ信号に続くオーディオ信号を自動的に聴取することができ、使用者が着座の姿勢を変化させたり寝返りを打っても再生が停止するのを防止することができるる音楽鑑賞用椅子を提供する。
【解決手段】椅子本体と、再生部と、スピーカと、椅子本体に使用者が着座したことを検出する着座検出部と、時計部と、再生部を制御する制御部と、着座検出部から着座検出信号が出力されなくなった場合、この時点において再生部が再生するオーディオ信号の再生時間又は再生位置を記憶する記憶部とを備え、制御部は、時計部が出力する時間情報に基づいて予め定めた時間内に着座検出部から着座検出信号が入力されない場合は再生を停止し、着座検出信号が入力されたとき記憶部が記憶した再生時点から再生をするよう制御する。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク、磁気ディスク等の記録媒体に記録されたオーディオ信号を再生する再生部と、当該再生部が再生したオーディオ信号を出力するスピーカを備える音楽鑑賞用椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の音楽鑑賞用椅子として、光ディスク、磁気ディスク等の記録媒体に記録されたオーディオ信号を再生する再生部を備え、再生部が再生したオーディオ信号を椅子本体に内蔵されたスピーカと振動ユニットに入力し、スピーカによってオーディオ信号を出力すると共に振動ユニットによって振動を発生するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図3は、従来の音楽鑑賞用椅子の構成を示す模式図である。
音楽鑑賞用椅子100は、スピーカ5、振動ユニット6、オーディオ信号増幅部7、振動信号増幅部8、椅子本体9、再生部15、操作部101及び制御部170を備える。椅子本体9は、座部2、背もたれ部3及び肘掛部4を備える。背もたれ部3は座部2の後方に固定される。肘掛部4は、座部2の左右側面に固定される。スピーカ5及び振動ユニット6は、背もたれ部3に固定される。
【0004】
スピーカ5は、使用者20が座部2に着座して背もたれ部3にもたれ掛かった状態で使用者20の耳と近接する位置となるように背もたれ部3に固定される。
【0005】
図4は、音楽鑑賞用椅子100の構成を示すブロック図である。
操作部101は、使用者の操作により、第1の指示信号を制御部170へ出力する。制御部170は、操作部101から第1の指示信号が入力されると、再生部15に対し、記録媒体、例えば、光ディスクに記録されたオーディオ信号を再生する制御を行う。再生部15は、制御部170の制御に基づき、光ディスクに記録されたオーディオ信号の再生を行い、再生したオーディオ信号をオーディオ信号増幅部7及び振動信号増幅部8へ入力する。
【0006】
操作部101は、使用者の操作により、第2の指示信号を制御部170へ出力する。制御部170は、操作部101から第2の指示信号が入力されると、再生部15に対し、再生しているオーディオ信号の再生を停止する制御を行う。再生部15は、制御部170の制御に基づき、光ディスクに記録されているオーディオ信号の再生を停止する。
【0007】
制御部170は、前述したオーディオ信号の再生を停止した状態の場合において、再度、操作部101から第2の指示信号が入力されると、再生部15に対し、再生の停止を解除し、再生を停止した時点でのオーディオ信号に続くオーディオ信号の再生をする制御を行う。再生部15は、制御部170の制御に基づき、再生を停止した時点でのオーディオ信号に続くオーディオ信号の再生を開始する。
【0008】
操作部101は、使用者の操作により、第3の指示信号又は第4の指示信号を制御部170へ出力する。制御部170は、操作部101から第3の指示信号が入力されると、オーディオ信号増幅部7及び振動信号増幅部8に入力されたオーディオ信号の増幅度を増大させる制御を行う。制御部170は、操作部101から第4の指示信号が入力されると、オーディオ信号増幅部7及び振動信号増幅部8に入力されたオーディオ信号の増幅度を減少させる制御を行う。
【0009】
オーディオ信号増幅部7は、制御部170の制御に基づき、再生部15から入力されたオーディオ信号の増幅度を増大または減少させ、スピーカ5へ入力する。スピーカ5は、オーディオ信号増幅部11から入力されたオーディオ信号を出力する。
【0010】
振動信号増幅部8は、再生部15が再生したオーディオ信号から、例えば、20〜50Hzの範囲の低周波数領域の信号を振動信号として抽出し、制御部170の制御に基づき、抽出した振動信号の増幅度を増大または減少させ、振動ユニット6へ入力する。
【0011】
振動ユニット6は、図示しない導電コイル、マグネット及び振動板を備える。振動信号が振動ユニット6に入力されると、導電コイルとマグネットが電磁力を発生する。振動板は、導電コイルとマグネットが発生した電磁力により振動する。このように、振動ユニット6は、振動信号増幅部8から入力された振動信号を振動に変換して出力する。
【0012】
以上のような構成を備えた従来の音楽鑑賞用椅子100を使用する使用者20は、座部2に着座し、背もたれ部3にもたれ掛かることによって、スピーカ5から出力されるオーディオ信号を耳で聴取し、振動ユニット6から発生される振動を体感することにより、臨場感のある音楽鑑賞をすることができる。
【0013】
【特許文献1】
特開2002−223890号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
音楽鑑賞用椅子100の使用者20は、スピーカ5からオーディオ信号が出力されている状態で、座部2から離席すると、スピーカ5から耳までの距離が遠くなるためオーディオ信号を聴取することができなくなり、また、振動ユニット6から発生される振動を体感できなくなり、音楽鑑賞をすることができなくなる。
【0015】
音楽鑑賞用椅子100の使用者20は、音楽鑑賞をしている途中で他の用事のため、例えば、飲み物を取りに行ったり、トイレに行ったりするために、座部2から離席して他の用事を済ませた後、再度座部2へ着座し、音楽鑑賞を継続することがある。使用者20は、座部2から一時的に離席するときに聴取途中のオーディオ信号の内容を全て聴取したい場合は、座部2から離席する前に操作部101を操作し、再生部15によるオーディオ信号の再生を停止する。そして、再度座部2に着座したときに、操作部101を操作し、オーディオ信号の再生停止を解除することにより座部2から離席した時点で再生していたオーディオ信号に続くオーディオ信号の聴取を継続する。
【0016】
このように、音楽鑑賞用椅子100による音楽鑑賞中に、座部2からの離席及び座部2への着座の動作を頻繁に繰り返す場合は、その都度、再生部15によるオーディオ信号の再生停止及び再生停止解除を指示するために操作部101を操作しなければならない。また、座部2から離席する際、再生停止を指示する操作部101の操作を忘れてしまうと、座部2から離席している間の時間だけ再生部15によるオーディオ信号の再生が継続するため、再度座部2へ着座したときには、離席していた時間が経過した時点からのオーディオ信号を聴取することになり、光ディスクに記録されている全てのオーディオ信号を聴取することができなくなってしまう。また、光ディスクに記録されているオーディオ信号を全て聴取するためには、離席して再度座部2に着座したときに、離席した時点で再生していたオーディオ信号の再生位置を検索する操作を操作部101により行わなければならなかった。
【0017】
従来の光ディスク再生装置として、光ディスクを再生している途中に使用者の操作によって光ディスク再生装置の電源をオフさせたとき、その時点の光ディスクの再生位置を記憶し、再度使用者が電源をオンすると、記憶しておいた光ディスクの再生位置から再生を再開するものがある。この光ディスク再生装置によれば、例えば、音楽鑑賞用椅子の座部2に、使用者20が着座した状態から離席したか否かを検出する検出手段を備え、使用者20が離席したと検出した場合に、オーディオ信号の再生を停止すると共に、オーディオ信号の再生位置を記憶しておき、再度使用者が着座した場合に、その記憶しておいた位置からオーディオ信号の再生を開始する構成とすれば、使用者20は、離席する毎に操作部101の操作をせずとも、座部2から離席した時点で再生していたオーディオ信号に続くオーディオ信号の聴取をすることができる。
【0018】
音楽鑑賞用椅子100の座部2に着座している使用者20は、継続して着座している間に着座の姿勢を変化させたり、寝返りを打つことがある。このため、前述したような構成とすると、使用者20が着座の姿勢を変化させたり、寝返りを打ったために使用者20の体が座部2から一瞬離れることによって、使用者20が離席したと検出してしまい、使用者20がオーディオ信号を聴取している途中にも拘わらずオーディオ信号の再生が停止してしまう。
【0019】
また、使用者20は、操作部101を操作してオーディオ信号の再生を停止し、座部2から一時的に離席した後、再度座部2に着座して離席した時点で再生していたオーディオ信号に続くオーディオ信号の聴取を継続するために操作部101を操作してオーディオ信号の再生停止の解除をすると、聴取途中のオーディオ信号が離席前に聴取していた音量で再生される。このため、例えば、使用者20がクラッシックの音楽を大音量で聴取している状態から再生の停止を行なって一時的に離席した後、再度座部2に着座して離席した時点で再生していた音楽の聴取を継続するために再生停止の解除をすると、聴取途中のクラッシックの音楽が突然、大音量で再生され、驚いてしまうことがあった。
【0020】
本発明は、光ディスク等の記録媒体に記録されているオーディオ信号を再生する再生部と当該再生部により再生したオーディオ信号を出力するスピーカを備える音楽鑑賞用椅子において、オーディオ信号を聴取している間に一時的に離席しても、再度着座したときに離席していた時点で聴取していたオーディオ信号に続くオーディオ信号を自動的に聴取することができ、使用者が着座の姿勢を変化させたり寝返りを打ってもオーディオ信号の再生が停止するのを防止することができる音楽鑑賞用椅子を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1記載の発明は、音楽鑑賞用椅子において、椅子本体と、記録媒体に記録されたオーディオ信号を再生する再生部と、前記再生部により再生されたオーディオ信号を出力し前記椅子本体に固定されたスピーカと、前記椅子本体に使用者が着座したことを検出し着座検出信号を出力する着座検出部と、時間情報を出力する時計部と、前記着座検出部から出力された着座検出信号を入力し前記再生部を制御する制御部と、前記着座検出部から着座検出信号が出力されなくなった場合、この時点において前記再生部が再生したオーディオ信号の再生時間または再生位置を記憶する記憶部とを備え、前記制御部は、前記時計部が出力する時間情報に基づいて予め定めた時間内に前記着座検出部から着座検出信号が入力されない場合はオーディオ信号の再生を停止し、前記着座検出部から着座検出信号が入力されたとき前記記憶部が記憶した再生時時間または再生位置からオーディオ信号の再生をするよう制御することを特徴とする。
【0022】
本願の請求項2記載の発明は、音楽鑑賞用椅子において、椅子本体と、記録媒体に記録されたオーディオ信号を再生する再生部と、前記再生部が再生するオーディオ信号を増幅するオーディオ信号増幅部と、前記オーディオ信号増幅部により増幅されたオーディオ信号を出力し前記椅子本体に固定されたスピーカと、前記椅子本体に使用者が着座したことを検出し着座検出信号を出力する着座検出部と、時間情報を出力する時計部と、前記着座検出部から出力された着座検出信号を入力し前記再生部及び前記オーディオ信号増幅部を制御する制御部と、前記着座検出部から着座検出信号が出力されなくなった場合、この時点において前記再生部が再生したオーディオ信号の再生時間又は再生位置と前記増幅部が増幅するオーディオ信号の増幅度を記憶する記憶部とを備え、前記制御部は、前記時計部が出力する時間情報に基づいて予め定めた第1の時間内に前記着座検出部から着座検出信号が入力されない場合はオーディオ信号の再生を停止し、前記着座検出部から着座検出信号が入力されたとき前記記憶部に記憶した再生時間又は再生位置から予め定めた第2の時間以前の再生時点で前記記憶部に記憶した増幅度より低い増幅度でオーディオ信号を再生するよう前記再生部及び前記オーディオ信号増幅部を制御し、前記オーディオ信号増幅部が増幅するオーディオ信号の増幅度が当該第2の時間以前の再生時点から前記記憶部に記憶した前記再生時点に到るまで前記低い増幅度から前記記憶部に記憶した増幅度まで所定時間毎に増大するよう前記オーディオ信号増幅部を制御することを特徴とする。
【0023】
本願の請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の音楽鑑賞用椅子において、前記着座検出部は、前記椅子本体の上面に設けられた移動部を備え当該移動部が押圧され上方から下方へ移動することにより着座検出信号を出力することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、従来技術で示した構成と同一の構成については同符号を用いて説明する。
【0025】
図1は、本発明の音楽鑑賞用椅子の一実施例の構成を示す模式図である。
音楽鑑賞用椅子1は、スピーカ5、振動ユニット6、オーディオ信号増幅部7、振動信号増幅部8、椅子本体9、操作部10、再生部15、制御部17、着座検出部30、時計部40及び記憶部50を備える。椅子本体9は、座部2、背もたれ部3及び肘掛部4を備える。背もたれ部3は座部2の後方に固定される。肘掛部4は、座部2の左右側面に固定される。スピーカ5及び振動ユニット6は、背もたれ部3に固定される。
【0026】
スピーカ5は、使用者20が座部2に着座し、背もたれ部3へもたれ掛かった状態で使用者20の耳と近接する位置となるように背もたれ部3に固定される。着座検出部30は、座部2の上面に固定される。
【0027】
図2は、本実施例の音楽鑑賞用椅子1の構成を示すブロック図である。
着座検出部30は、図示しない薄い平板から成る板部を備え、当該板部の下方には図示しない入力スイッチ部を備える。板部は、使用者20が座部2に着座することで下方に押圧され、下方に移動する。また、板部は、座部2から使用者20が離席することで押圧が解除され、押圧前の位置へ移動する。入力スイッチ部は、板部が下方に押圧されたことを検知し、座部2に使用者20が着座していることを示す着座検出信号を制御部17に入力する。
【0028】
時計部40は、水晶発振回路を備え、当該水晶発振回路から予め定めた一定間隔のパルス信号を出力する。
【0029】
操作部10は、使用者20の操作により、第1の指示信号を制御部17へ出力する。制御部17は、着座検出部30から着座検出信号が入力されている状態で操作部10から第1の指示信号が入力されると、再生部15に対し、記録媒体、例えば、光ディスクに記録されたオーディオ信号を再生する制御を行う。再生部15は、制御部17の制御に基づき、光ディスクに記録されたオーディオ信号の再生を行い、再生したオーディオ信号をオーディオ信号増幅部7及び振動信号増幅部8へ入力する。
【0030】
操作部10は、使用者の操作により、第2の指示信号又は第3の指示信号を制御部17へ出力する。制御部17は、操作部10から第2の指示信号が入力されると、オーディオ信号増幅部7及び振動信号増幅部8に入力されたオーディオ信号の増幅度を増大させる制御を行う。制御部17は、操作部10から第3の指示信号が入力されると、オーディオ信号増幅部7及び振動信号増幅部8に入力されたオーディオ信号の増幅度を減少させる制御を行う。
【0031】
オーディオ信号増幅部7は、制御部17の制御に基づき、再生部15から入力されたオーディオ信号の増幅度を増大または減少させ、スピーカ5へ入力する。スピーカ5は、オーディオ信号増幅部11から入力されたオーディオ信号を出力する。
【0032】
振動信号増幅部8は、再生部15が再生したオーディオ信号から、例えば、20〜50Hzの範囲の低周波数領域の信号を振動信号として抽出し、制御部17の制御に基づき、抽出した振動信号の増幅度を増大または減少させ、振動ユニット6へ入力する。
【0033】
振動ユニット6は、図示しない導電コイル、マグネット及び振動板を備える。振動信号が振動ユニット6に入力されると、導電コイルとマグネットが電磁力を発生する。振動板は、導電コイルとマグネットが発生した電磁力により振動する。このように、振動ユニット6は、振動信号増幅部8から入力された振動信号を振動に変換して出力する。
【0034】
記憶部50は、メモリーから成り、第1の記憶領域501と第2の記憶領域502を備える。制御部17は、着座検出部30の入力スイッチ部から着座検出信号の入力がなくなると、再生部15が再生しているオーディオ信号の再生時点を第1の記憶領域501に記憶するよう制御する。また、制御部17は、着座検出部30の入力スイッチ部から着座検出信号の入力がなくなると、オーディオ信号増幅部7及び振動信号増幅部8が増幅するオーディオ信号の増幅度を第2の記憶領域502に記憶するよう制御する。
【0035】
記憶部50は、着座検出部30の入力スイッチ部から着座検出信号の入力がなくなった時点で再生部15が再生するオーディオ信号のアドレス又はサブコード中の時間情報を再生時点データとして第1の記憶領域501に記憶し、オーディオ信号増幅部7及び振動信号増幅部8が増幅するオーディオ信号の増幅度を第2の記憶領域502に記憶する。
【0036】
制御部17は、時計部40から出力されるパルス信号に基づいて、着座検出部30の入力スイッチ部から着座検出信号が入力されなくなってから予め定めた時間、例えば、10秒間着座検出信号が入力されない場合、再生部15に対し、再生しているオーディオ信号の再生を停止する制御を行う。再生部15は、制御部17の制御に基づき、光ディスクに記録されているオーディオ信号の再生を停止する。
【0037】
制御部17は、前述したオーディオ信号の再生を停止する制御をしている際、着座検出部30の入力スイッチ部から着座検出信号が入力されると、再生部15に対し、第1の記憶領域501に記憶されている再生時点から予め定めた時間以前、例えば、5秒以前の再生時点からオーディオ信号の再生を開始する制御を行う。
【0038】
制御部17は、オーディオ信号増幅部7及び振動信号増幅部8に対し、第2の記憶領域502に記憶されている増幅度より予め定めた値だけ低い増幅度、例えば、20dB減少した増幅度から第1の記憶領域501に記憶した再生時点となる5秒間に第2の記憶領域502に記憶した増幅度と同じ増幅度となるよう、すなわち、第2の記憶領域502に記憶されている増幅度から20dB増幅度を減少した状態から1秒毎に4dB増幅度を増大してオーディオ信号を増幅する制御を行う。
【0039】
再生部15は、制御部17の制御に基づき、第1の記憶領域501に記憶された再生時点から5秒以前の時点からオーディオ信号の再生を開始する。オーディオ信号増幅部7及び振動信号増幅部8は、制御部17の制御に基づき、第2の記憶領域502に記憶された増幅度より20dB低い増幅度でオーディオ信号を増幅し、1秒毎に4dB増幅度を増大してオーディオ信号を増幅する。
【0040】
以上の構成により、音楽鑑賞用椅子1は、図1に示すように、使用者20が座部2に着座し、操作によって操作部10から第1の指示信号を出力することにより、再生部15により再生したオーディオ信号をスピーカ5から出力すると共に、オーディオ信号に同期した振動を振動ユニット6により発生する。
【0041】
音楽鑑賞用椅子1は、使用者20が座部2から離席したことを検出してから10秒経過した時点で再生部15によるオーディオ信号の再生を停止する。この状態から、再度、使用者20が座部2に着座したことを検出すると、音楽鑑賞用椅子1は、使用者20が座部2から離席した時のオーディオ信号の増幅度より20dB減少した増幅度で、離席した時のオーディオ信号の再生時点より5秒以前の時点から光ディスクに記録されているオーディオ信号の再生を開始する。この後、1秒毎に4dB増幅度が増大し、離席した再生時点となる5秒後には、オーディオ信号の増幅度が離席した時の増幅度となる。
【0042】
これにより、使用者20が音楽を大音量で聴取している状態から再生の停止を行なって一時的に離席した後、再度座部2に着座して離席した時点で再生していた音楽の聴取を継続するために再生停止の解除をした場合、聴取途中の時点から5秒前の時点から聴取途中の音量より20dB小さな音量で音楽が再生される。このため、使用者20は、再度座部2に着座した際に、離席する以前から聴取していた音楽をそれまで聴取していた音量より小さな音量でリラックスして聴取することができる。また、この状態から音楽の音量が次第に大きくなっていき、再生する音楽が離席した時点に到ったときは、離席したときと同じ音量で音楽を聴取することができる。
【0043】
本実施例の音楽鑑賞用椅子1は、離席を検出してから10秒間はオーディオ信号の再生を継続し、10秒以内に使用者20が再度座部2へ着座したことを検出するとオーディオ信号の再生をそのまま継続するので、使用者20が着座の姿勢を変化させたり、寝返りを打った際にオーディオ信号の再生が停止してしまうのを防止することができる。
【0044】
本実施例の音楽鑑賞用椅子1は、着座検出部30の板部が下方に押圧されることによって入力スイッチ部が着座検出信号を出力する構成としたが、例えば、光フォトインタラプタによって光を発光し、該発光した光が受光部に受光されたか否かに基づいて使用者20が座部2に着座しているか否かを検出し、検出した結果に応じて着座検出信号を出力する構成としても良い。
【0045】
本実施例の音楽鑑賞用椅子の着座検出部30は、座部2に使用者20が着座した場合に着座検出信号を出力する構成としたが、座部2に使用者20が着座していない場合には非着座信号を出力し、座部2に使用者20が着座した場合には非着座信号を出力しない構成としても良い。
【0046】
本実施例の音楽鑑賞用椅子は、再度座部2に着座した際に、離席する以前から聴取していた音楽をそれまで聴取していた音量より小さな音量で出力する構成としたが、離席した時点での再生音量で即座に再生させたい場合は、離席した時の再生時点のみを記憶部に記憶し、再度座部2に着座したとき、離席した時点から音楽の再生を離席したときの音量のままで開始する構成としても良い。このことにより、増幅部が増幅するオーディオ信号の増幅度の検出や増幅度を記憶する必要がなくなるので、音楽鑑賞用椅子の製造コストを低減させることができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、光ディスク等の記録媒体に記録されているオーディオ信号を再生する再生部と当該再生部により再生したオーディオ信号を出力するスピーカを備える音楽鑑賞用椅子において、オーディオ信号を聴取している間に一時的に離席しても、再度着座したときに離席していた時点で聴取していたオーディオ信号に続くオーディオ信号を自動的に聴取することができる。
また、再度着席した際、リラックスしてオーディオ信号を聴取することができる音楽鑑賞用椅子を提供することができる。
【0048】
また、音楽鑑賞用椅子1に着座してオーディオ信号を聴取している途中で着座位置を変化させたり寝返りを打ったりした際にオーディオ信号の再生が停止してしまうことを防止することができる音楽鑑賞用椅子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音楽鑑賞用椅子の一実施例の構成を示す模式図。
【図2】本実施例の音楽鑑賞用椅子の構成を示すブロック図。
【図3】従来の音楽鑑賞用椅子の構成を示す模式図。
【図4】従来の音楽鑑賞用椅子の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 音楽鑑賞用椅子、2 座部、3 背もたれ部、4 肘掛部、5 スピーカ、6 振動ユニット、7 オーディオ信号増幅部、8 振動信号増幅部、
9 椅子本体、10 操作部、15 再生部、17 制御部、20 人、
30 着座検出部、40 時計部、50 記憶部、
501 第1の記憶領域、502 第2の記憶領域、
100 音楽鑑賞用椅子、101 操作部、170 制御部

Claims (3)

  1. 椅子本体と、記録媒体に記録されたオーディオ信号を再生する再生部と、前記再生部により再生されたオーディオ信号を出力し前記椅子本体に固定されたスピーカと、前記椅子本体に使用者が着座したことを検出し着座検出信号を出力する着座検出部と、時間情報を出力する時計部と、前記着座検出部から出力された着座検出信号を入力し前記再生部を制御する制御部と、前記着座検出部から着座検出信号が出力されなくなった場合、この時点において前記再生部が再生したオーディオ信号の再生時間または再生位置を記憶する記憶部とを備え、
    前記制御部は、前記時計部が出力する時間情報に基づいて予め定めた時間内に前記着座検出部から着座検出信号が入力されない場合はオーディオ信号の再生を停止し、前記着座検出部から着座検出信号が入力されたとき前記記憶部が記憶した再生時時間または再生位置からオーディオ信号の再生をするよう制御することを特徴とする音楽鑑賞用椅子。
  2. 椅子本体と、記録媒体に記録されたオーディオ信号を再生する再生部と、前記再生部が再生するオーディオ信号を増幅するオーディオ信号増幅部と、前記オーディオ信号増幅部により増幅されたオーディオ信号を出力し前記椅子本体に固定されたスピーカと、前記椅子本体に使用者が着座したことを検出し着座検出信号を出力する着座検出部と、時間情報を出力する時計部と、前記着座検出部から出力された着座検出信号を入力し前記再生部及び前記オーディオ信号増幅部を制御する制御部と、前記着座検出部から着座検出信号が出力されなくなった場合、この時点において前記再生部が再生したオーディオ信号の再生時間又は再生位置と前記増幅部が増幅するオーディオ信号の増幅度を記憶する記憶部とを備え、
    前記制御部は、前記時計部が出力する時間情報に基づいて予め定めた第1の時間内に前記着座検出部から着座検出信号が入力されない場合はオーディオ信号の再生を停止し、前記着座検出部から着座検出信号が入力されたとき前記記憶部に記憶した再生時間又は再生位置から予め定めた第2の時間以前の再生時点で前記記憶部に記憶した増幅度より低い増幅度でオーディオ信号を再生するよう前記再生部及び前記オーディオ信号増幅部を制御し、前記オーディオ信号増幅部が増幅するオーディオ信号の増幅度が当該第2の時間以前の再生時点から前記記憶部に記憶した前記再生時点に到るまで前記低い増幅度から前記記憶部に記憶した増幅度まで所定時間毎に増大するよう前記オーディオ信号増幅部を制御することを特徴とする音楽鑑賞用椅子。
  3. 請求項1または請求項2記載の音楽鑑賞用椅子において、
    前記着座検出部は、前記椅子本体の上面に設けられた移動部を備え当該移動部が押圧され上方から下方へ移動することにより着座検出信号を出力することを特徴とする音楽鑑賞用椅子。
JP2002286005A 2002-09-30 2002-09-30 音楽鑑賞用椅子 Withdrawn JP2004121307A (ja)

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