JP2501998B2 - 音場再生装置 - Google Patents
音場再生装置Info
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- JP2501998B2 JP2501998B2 JP4095012A JP9501292A JP2501998B2 JP 2501998 B2 JP2501998 B2 JP 2501998B2 JP 4095012 A JP4095012 A JP 4095012A JP 9501292 A JP9501292 A JP 9501292A JP 2501998 B2 JP2501998 B2 JP 2501998B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、背もたれ付き椅子、ベ
ット等の被験者支持体に、音響再生用の複数個のスピー
カが設けられた音場再生装置に関する。
ット等の被験者支持体に、音響再生用の複数個のスピー
カが設けられた音場再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる音場再生装置において、従来で
は、例えば椅子において、椅子の被験者を支持する面よ
りも後方又は被験者の頭部相当位置近傍に複数個のスピ
ーカが設けられ、それら複数個のスピーカによって音場
を再生していた。
は、例えば椅子において、椅子の被験者を支持する面よ
りも後方又は被験者の頭部相当位置近傍に複数個のスピ
ーカが設けられ、それら複数個のスピーカによって音場
を再生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、音源が被験者
の後方にあると、又は、音源が頭部近傍にあると、被験
者は脅迫観念に襲われてリラックスできないと言われて
いる。従来は、上記の如く、複数個のスピーカが作りだ
す音像位置が、被験者の後部或いは頭部相当位置にある
ため、リラックスできないという問題があった。又、例
えば被験者が、小鳥のさえずり、虫の音、小川のせせら
ぎ等の自然界の音を再現させてリラックス状態を得よう
とした場合、複数個のスピーカが作りだす音像が被験者
の前方或いは後方にあると、音は被験者の前方又は後方
より聞こえてくるように感じられる。このため、これら
のスピーカが作りだす音場は、被験者が実際に自然界に
いるときとは明らかに異なった音場であり、何処からと
もなく聞こえて来る自然界の音を再生するには不適当で
あった。本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであ
って、その目的は、被験者が効果的にリラックス状態を
得ることのできる音場再生装置を提供することにある。
の後方にあると、又は、音源が頭部近傍にあると、被験
者は脅迫観念に襲われてリラックスできないと言われて
いる。従来は、上記の如く、複数個のスピーカが作りだ
す音像位置が、被験者の後部或いは頭部相当位置にある
ため、リラックスできないという問題があった。又、例
えば被験者が、小鳥のさえずり、虫の音、小川のせせら
ぎ等の自然界の音を再現させてリラックス状態を得よう
とした場合、複数個のスピーカが作りだす音像が被験者
の前方或いは後方にあると、音は被験者の前方又は後方
より聞こえてくるように感じられる。このため、これら
のスピーカが作りだす音場は、被験者が実際に自然界に
いるときとは明らかに異なった音場であり、何処からと
もなく聞こえて来る自然界の音を再生するには不適当で
あった。本発明は、上記実情に鑑みて為されたものであ
って、その目的は、被験者が効果的にリラックス状態を
得ることのできる音場再生装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による音場再生装
置は、背もたれ付き椅子、ベット等の被験者支持体に、
音響再生用の複数個のスピーカが設けられたものであっ
て、第1特徴構成は、前記複数個のスピーカが、それら
が作りだす音像を前記被験者支持体の被験者を支持する
面よりも被験者側で、且つ、頭部相当位置よりも脚部側
に位置させるように設置されている点にある。第2特徴
構成は、前記複数個のスピーカが、それらが作りだす音
像を被験者の腹部相当位置に位置させるように設置され
ている点にある。
置は、背もたれ付き椅子、ベット等の被験者支持体に、
音響再生用の複数個のスピーカが設けられたものであっ
て、第1特徴構成は、前記複数個のスピーカが、それら
が作りだす音像を前記被験者支持体の被験者を支持する
面よりも被験者側で、且つ、頭部相当位置よりも脚部側
に位置させるように設置されている点にある。第2特徴
構成は、前記複数個のスピーカが、それらが作りだす音
像を被験者の腹部相当位置に位置させるように設置され
ている点にある。
【0005】
【作用】第1特徴構成によれば、被験者支持体の被験者
を支持する面よりも被験者側で、且つ、頭部相当位置よ
りも脚部側に音像を作ることができる。第2特徴構成に
よれば、被験者の腹部相当位置に音像を作ることができ
る。
を支持する面よりも被験者側で、且つ、頭部相当位置よ
りも脚部側に音像を作ることができる。第2特徴構成に
よれば、被験者の腹部相当位置に音像を作ることができ
る。
【0006】
【発明の効果】第1特徴構成によれば、被験者は、脅迫
観念に襲われることがなく、安心感と落ち着きを得るこ
とができ、よって、被験者のリラックス状態を促進する
ことができる。第2特徴構成によれば、被験者の体の重
心とも言うべき腹部相当位置を中心とした包み込まれる
ような音の小宇宙を作りだすことができ、この音の小宇
宙は大自然の音場状態に非常に近いものであり、これに
よって被験者のリラックス状態を一層効果的に促進する
ことができる。
観念に襲われることがなく、安心感と落ち着きを得るこ
とができ、よって、被験者のリラックス状態を促進する
ことができる。第2特徴構成によれば、被験者の体の重
心とも言うべき腹部相当位置を中心とした包み込まれる
ような音の小宇宙を作りだすことができ、この音の小宇
宙は大自然の音場状態に非常に近いものであり、これに
よって被験者のリラックス状態を一層効果的に促進する
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の音場再生装置を背もたれ付き
椅子に適用した実施例について、図面に基づいて説明す
る。図1、図2及び図3中、1は椅子、2は音響信号を
機械振動に変換する変換器、4は音響再生装置、5は足
台、6は脳波検出手段、7は前記脳波検出手段6の検出
結果を表示する表示装置、8は制御装置、100は操作
卓である。椅子1は、アームレスト部11、背当部1
2、枕部13、及び座部14からなっており、左右のア
ームレスト部11夫々は変換器2及び音響再生装置4を
備え、右のアームレスト部11の前方には表示装置7を
設け、右アームレスト部11の下方には制御装置8を備
え、更に、被験者の足を載せる位置に足台5が設けられ
ている。本発明の音場再生装置を適用した背もたれ付き
椅子は、前記椅子1に着座した被験者が、音響再生用の
スピーカ41を備えた音響再生装置4にて再生された音
楽を耳で聞くと共に、この音楽の音響信号に対応した信
号を機械振動に変換する変換器2の振動を手のひらで感
じることにより、被験者のリラックス状態を促進させる
ものであり、このときの脳波を脳波検出手段6によって
検出し、この検出結果を表示装置7に表示させるように
構成されている。以下、各装置毎に説明する。
椅子に適用した実施例について、図面に基づいて説明す
る。図1、図2及び図3中、1は椅子、2は音響信号を
機械振動に変換する変換器、4は音響再生装置、5は足
台、6は脳波検出手段、7は前記脳波検出手段6の検出
結果を表示する表示装置、8は制御装置、100は操作
卓である。椅子1は、アームレスト部11、背当部1
2、枕部13、及び座部14からなっており、左右のア
ームレスト部11夫々は変換器2及び音響再生装置4を
備え、右のアームレスト部11の前方には表示装置7を
設け、右アームレスト部11の下方には制御装置8を備
え、更に、被験者の足を載せる位置に足台5が設けられ
ている。本発明の音場再生装置を適用した背もたれ付き
椅子は、前記椅子1に着座した被験者が、音響再生用の
スピーカ41を備えた音響再生装置4にて再生された音
楽を耳で聞くと共に、この音楽の音響信号に対応した信
号を機械振動に変換する変換器2の振動を手のひらで感
じることにより、被験者のリラックス状態を促進させる
ものであり、このときの脳波を脳波検出手段6によって
検出し、この検出結果を表示装置7に表示させるように
構成されている。以下、各装置毎に説明する。
【0008】図2、図3において、本発明の音場再生装
置を適用した背もたれ付き椅子の動作を説明する。制御
装置8は、背当部12の傾斜角度を制御する傾斜角度制
御手段、外部音響再生機の動作を制御する外部音響再生
機制御手段、音響再生装置4の音量を制御する音量制御
手段、手のひらに与える変換器2の振動量を制御する手
振動制御手段、足の裏に与える足台5の振動量を制御す
る足振動制御手段、及び、表示装置7の各周波数帯の表
示レベルを制御する表示レベル制御手段として機能す
る。そして、制御装置8は、操作卓100の指令に基づ
いて上記の制御を行うように構成されている。
置を適用した背もたれ付き椅子の動作を説明する。制御
装置8は、背当部12の傾斜角度を制御する傾斜角度制
御手段、外部音響再生機の動作を制御する外部音響再生
機制御手段、音響再生装置4の音量を制御する音量制御
手段、手のひらに与える変換器2の振動量を制御する手
振動制御手段、足の裏に与える足台5の振動量を制御す
る足振動制御手段、及び、表示装置7の各周波数帯の表
示レベルを制御する表示レベル制御手段として機能す
る。そして、制御装置8は、操作卓100の指令に基づ
いて上記の制御を行うように構成されている。
【0009】制御装置8に備えられた外部端子81に、
例えばCDプレーヤ等の外部音響再生機を接続し、この
外部端子81を介して、前記外部音響再生機制御手段
が、CDプレーヤの動作を制御するように構成されてい
る。
例えばCDプレーヤ等の外部音響再生機を接続し、この
外部端子81を介して、前記外部音響再生機制御手段
が、CDプレーヤの動作を制御するように構成されてい
る。
【0010】前記音量制御手段は、次の如く、音響再生
装置4の音量を制御するように構成されている。前記外
部音響再生機を作動させて得られる左右のチャンネルの
入力音響信号は、ボリューム82a,82bによって信
号量を調整され音響信号Aとなる。この音響信号Aは、
ハイパスフィルター83a,83bによって低域をカッ
トされ音響信号Bとなり、パワーアンプ87a,87b
によって増幅した前記音響信号Bを音響再生装置4に入
力して、音響再生装置4を駆動する。よって被験者は、
音響再生装置4によって再生される前記音響信号Bの音
を耳で聞くことができる。
装置4の音量を制御するように構成されている。前記外
部音響再生機を作動させて得られる左右のチャンネルの
入力音響信号は、ボリューム82a,82bによって信
号量を調整され音響信号Aとなる。この音響信号Aは、
ハイパスフィルター83a,83bによって低域をカッ
トされ音響信号Bとなり、パワーアンプ87a,87b
によって増幅した前記音響信号Bを音響再生装置4に入
力して、音響再生装置4を駆動する。よって被験者は、
音響再生装置4によって再生される前記音響信号Bの音
を耳で聞くことができる。
【0011】前記手振動制御手段は、次の如く、手のひ
らに与える変換器2の振動量を制御するように構成され
ている。前記音響信号Aは、ローパスフィルター84
a,84bによって高域をカットされ、手及び足に加え
る振動用の音響信号Cとなる。この音響信号Cの信号量
をボリューム85a,85bで調節し、パワーアンプ8
8a,88bで増幅して、左右のアームレスト部の変換
器2に加える。よって被験者は、変換器2によって振動
される前記音響信号Cの振動を手のひらで感じることが
できる。
らに与える変換器2の振動量を制御するように構成され
ている。前記音響信号Aは、ローパスフィルター84
a,84bによって高域をカットされ、手及び足に加え
る振動用の音響信号Cとなる。この音響信号Cの信号量
をボリューム85a,85bで調節し、パワーアンプ8
8a,88bで増幅して、左右のアームレスト部の変換
器2に加える。よって被験者は、変換器2によって振動
される前記音響信号Cの振動を手のひらで感じることが
できる。
【0012】前記足振動制御手段は、次の如く、足の裏
に与える足台5の振動量を制御するように構成されてい
る。足台5には、アームレスト部11の変換器2及び被
載せ体31と同様に、音響信号Cを機械振動に変換する
変換器とこの加振部に取り付けた被験者の足の裏を載せ
る被載せ体51とを左右の足夫々に備えており、前記音
響信号Cの信号量をボリューム86a,86bで調節
し、パワーアンプ89a,89bで増幅し、この調整さ
れた信号によって左右の変換器を駆動させ、左右の被載
せ体51を振動させるように構成されている。
に与える足台5の振動量を制御するように構成されてい
る。足台5には、アームレスト部11の変換器2及び被
載せ体31と同様に、音響信号Cを機械振動に変換する
変換器とこの加振部に取り付けた被験者の足の裏を載せ
る被載せ体51とを左右の足夫々に備えており、前記音
響信号Cの信号量をボリューム86a,86bで調節
し、パワーアンプ89a,89bで増幅し、この調整さ
れた信号によって左右の変換器を駆動させ、左右の被載
せ体51を振動させるように構成されている。
【0013】従って、被験者は、入力音響信号の中・高
域の音を耳で聞き、同時に、入力音響信号の中・低域の
振動を手のひら及び足の裏で感じることができる。尚、
前記音響信号Bは、椅子フレーム15に取り付けられた
音響再生装置4の音響再生時の振動が椅子フレーム15
を伝わってアームレスト部11、背当部12、枕部1
3、及び座部14等のクッションを振動することのない
ように、入力音響信号の低域の周波数をカットしたもの
であり、前記音響信号Cは、変換器2の実際に振動可能
な低域の周波数のみを入力音響信号より取り出したもの
である。
域の音を耳で聞き、同時に、入力音響信号の中・低域の
振動を手のひら及び足の裏で感じることができる。尚、
前記音響信号Bは、椅子フレーム15に取り付けられた
音響再生装置4の音響再生時の振動が椅子フレーム15
を伝わってアームレスト部11、背当部12、枕部1
3、及び座部14等のクッションを振動することのない
ように、入力音響信号の低域の周波数をカットしたもの
であり、前記音響信号Cは、変換器2の実際に振動可能
な低域の周波数のみを入力音響信号より取り出したもの
である。
【0014】図3において、脳波を検出する脳波検出手
段6及びこの検出結果を表示する表示装置7の動作を説
明する。脳波検出手段6は、ヘッドバンド61と耳電極
62からなり、夫々に電極を備えている。そして、この
脳波検出手段6は、ヘッドバンド61の電極が接触する
前頭部表皮と耳電極62の電極が接触する耳表皮との間
の微弱皮膚電位変化を、脳波信号として検出するように
構成されている。尚、前記耳電極62は、バネ等の原理
を利用して耳たぶに装着できるように設けられている。
前記脳波検出手段6により検出された脳波信号は、制御
装置8の表示レベル制御手段において、オペアンプ91
とボリューム92によって適当なレベルに増幅され、各
周波数帯のバンドパスフィルター93〜97により、β
波(14〜30Hz)、FASTα波(10〜14H
z)、SLOWα波(8〜10Hz)、θ波(4〜8H
z)、δ波(0.5〜4Hz)に分割され抽出される。
これらの抽出された脳波信号の各周波数成分を整流し、
その整流波形の電位を、現在時もしくは一定時間の平均
値として、表示装置7に各周波数成分帯毎にレベル表示
するよう構成されている。従って、被験者は、表示装置
7の表示を直視することによって、現在の脳波状態を知
ることができ、よって、この脳波状態より現在の被験者
のリラックス状態を判断することができる。
段6及びこの検出結果を表示する表示装置7の動作を説
明する。脳波検出手段6は、ヘッドバンド61と耳電極
62からなり、夫々に電極を備えている。そして、この
脳波検出手段6は、ヘッドバンド61の電極が接触する
前頭部表皮と耳電極62の電極が接触する耳表皮との間
の微弱皮膚電位変化を、脳波信号として検出するように
構成されている。尚、前記耳電極62は、バネ等の原理
を利用して耳たぶに装着できるように設けられている。
前記脳波検出手段6により検出された脳波信号は、制御
装置8の表示レベル制御手段において、オペアンプ91
とボリューム92によって適当なレベルに増幅され、各
周波数帯のバンドパスフィルター93〜97により、β
波(14〜30Hz)、FASTα波(10〜14H
z)、SLOWα波(8〜10Hz)、θ波(4〜8H
z)、δ波(0.5〜4Hz)に分割され抽出される。
これらの抽出された脳波信号の各周波数成分を整流し、
その整流波形の電位を、現在時もしくは一定時間の平均
値として、表示装置7に各周波数成分帯毎にレベル表示
するよう構成されている。従って、被験者は、表示装置
7の表示を直視することによって、現在の脳波状態を知
ることができ、よって、この脳波状態より現在の被験者
のリラックス状態を判断することができる。
【0015】次に、図4において、変換器2の構造及び
この変換器2を椅子フレーム15に取り付けた取り付け
構造について説明する。変換器2は、マグネット20、
ポールピース21、ヨークプレート22、ボイスコイル
23、ダンパ24、フレーム25、ケース26、取り付
け部材27、振動板28により構成されている。このう
ちボイスコイル23とフレーム25と振動板28は、取
り付け部材27によって一体に取り付けられており、よ
って、ボイスコイル23に電気信号を流してやるとボイ
スコイル23が駆動され、この駆動に伴って振動板28
は振動する。振動板28には、弾性体34のずれを防止
する突起28aが設けられ、椅子フレーム15には、前
記弾性体34がずれないように弾性体34を保持する溝
15aが設けられている。そして、変換器2の振動板2
8は、取り付け具30により弾性体34を介して椅子フ
レーム15に取り付けられており、振動板28の振動は
椅子フレーム15に伝わらないように構成されている。
尚、変換器2が椅子フレーム15から外れないように、
取り付け具30には遊びを設けてナット30aが取り付
けられている。又、振動を吸収する弾性体34はウレタ
ン等の振動を吸収する材質で構成されている。
この変換器2を椅子フレーム15に取り付けた取り付け
構造について説明する。変換器2は、マグネット20、
ポールピース21、ヨークプレート22、ボイスコイル
23、ダンパ24、フレーム25、ケース26、取り付
け部材27、振動板28により構成されている。このう
ちボイスコイル23とフレーム25と振動板28は、取
り付け部材27によって一体に取り付けられており、よ
って、ボイスコイル23に電気信号を流してやるとボイ
スコイル23が駆動され、この駆動に伴って振動板28
は振動する。振動板28には、弾性体34のずれを防止
する突起28aが設けられ、椅子フレーム15には、前
記弾性体34がずれないように弾性体34を保持する溝
15aが設けられている。そして、変換器2の振動板2
8は、取り付け具30により弾性体34を介して椅子フ
レーム15に取り付けられており、振動板28の振動は
椅子フレーム15に伝わらないように構成されている。
尚、変換器2が椅子フレーム15から外れないように、
取り付け具30には遊びを設けてナット30aが取り付
けられている。又、振動を吸収する弾性体34はウレタ
ン等の振動を吸収する材質で構成されている。
【0016】次に、図4及び図5において、被載せ体3
1の取り付け構造、向き変更機構、及び椅子前後方向へ
の移動機構について説明する。支持体32には、球体3
2aと円盤状の突起32dとを備えている。被載せ体3
1は、アームレスト部11の表面から露出する状態で前
記球体32aにて支持されており、この球体32aを軸
に、被載せ体31の向きを回転変更できるように構成さ
れている。更に、被載せ体31の表面は、被験者の手の
ひらを支持し易いように球面形をしている。前記支持体
32と前記突起32dとの間には、バネ33が挿入され
ており、被載せ体31上に載置物が無いとき被載せ体3
1の姿勢を水平に保持するように構成されている。尚、
このバネ33は、被載せ体31の姿勢を水平に保持する
ためのものであり、その他の弾性体にて構成しても良
い。振動板28には、支持体32が振動板28上を椅子
前後方向にスライド移動するためのスライド溝28dを
備えており、支持体32には、振動板28のスライド溝
28bに係合する突起32bを備えている。よって、支
持体32が、振動板28上を椅子前後方向にスライド移
動するように構成されているため、これに伴って被載せ
体31が椅子前後方向にスライド移動する。従って、被
載せ体31は、支持体32を介して変換器2の振動板2
8に取り付けられており、よって、振動板28の振動は
支持体32を介して被載せ体31に伝えられるように構
成されている。
1の取り付け構造、向き変更機構、及び椅子前後方向へ
の移動機構について説明する。支持体32には、球体3
2aと円盤状の突起32dとを備えている。被載せ体3
1は、アームレスト部11の表面から露出する状態で前
記球体32aにて支持されており、この球体32aを軸
に、被載せ体31の向きを回転変更できるように構成さ
れている。更に、被載せ体31の表面は、被験者の手の
ひらを支持し易いように球面形をしている。前記支持体
32と前記突起32dとの間には、バネ33が挿入され
ており、被載せ体31上に載置物が無いとき被載せ体3
1の姿勢を水平に保持するように構成されている。尚、
このバネ33は、被載せ体31の姿勢を水平に保持する
ためのものであり、その他の弾性体にて構成しても良
い。振動板28には、支持体32が振動板28上を椅子
前後方向にスライド移動するためのスライド溝28dを
備えており、支持体32には、振動板28のスライド溝
28bに係合する突起32bを備えている。よって、支
持体32が、振動板28上を椅子前後方向にスライド移
動するように構成されているため、これに伴って被載せ
体31が椅子前後方向にスライド移動する。従って、被
載せ体31は、支持体32を介して変換器2の振動板2
8に取り付けられており、よって、振動板28の振動は
支持体32を介して被載せ体31に伝えられるように構
成されている。
【0017】次に、左右の音響再生装置4にて作りださ
れる音場について説明する。一般に、2個の音響再生用
のスピーカにて作りだされる音像の位置は、それらのス
ピーカの中央部近傍に位置するが、音響再生用のスピー
カ41を備えた左右の音響再生装置4によって作りだす
音像が、被験者の腹部相当位置に位置させるように、前
記左右の音響再生装置4は左右のアームレスト部11に
設けられている。前記左右の音響再生装置4は、図6の
如く、音響再生用のスピーカ41とスピーカボックス4
2と弾性体43より構成されている。前面にスピーカ4
1を取り付けた左右のスピーカボックス42は、後部を
開放状態で椅子フレーム15に弾性体43を介して取り
付けられており、スピーカ41の振動が椅子フレーム1
5に伝わらないように配慮されている。そして、左右の
スピーカ41の前面は、被験者の頭部相当位置方向に向
くように取り付けてあり、被験者はこの左右のスピーカ
41により再生される音を耳で聞くことができるように
構成されている。従って、前記左右の音響再生装置4に
より、被験者の体の重心とも言うべき腹部相当位置を中
心とした包み込まれるような音を作りだすことができ、
この音を聞いて被験者は、安心感と落ち着きを得ること
ができるのであり、よって、被験者は一層効果的にリラ
ックス状態を得ることができる。
れる音場について説明する。一般に、2個の音響再生用
のスピーカにて作りだされる音像の位置は、それらのス
ピーカの中央部近傍に位置するが、音響再生用のスピー
カ41を備えた左右の音響再生装置4によって作りだす
音像が、被験者の腹部相当位置に位置させるように、前
記左右の音響再生装置4は左右のアームレスト部11に
設けられている。前記左右の音響再生装置4は、図6の
如く、音響再生用のスピーカ41とスピーカボックス4
2と弾性体43より構成されている。前面にスピーカ4
1を取り付けた左右のスピーカボックス42は、後部を
開放状態で椅子フレーム15に弾性体43を介して取り
付けられており、スピーカ41の振動が椅子フレーム1
5に伝わらないように配慮されている。そして、左右の
スピーカ41の前面は、被験者の頭部相当位置方向に向
くように取り付けてあり、被験者はこの左右のスピーカ
41により再生される音を耳で聞くことができるように
構成されている。従って、前記左右の音響再生装置4に
より、被験者の体の重心とも言うべき腹部相当位置を中
心とした包み込まれるような音を作りだすことができ、
この音を聞いて被験者は、安心感と落ち着きを得ること
ができるのであり、よって、被験者は一層効果的にリラ
ックス状態を得ることができる。
【0018】〔別実施例〕上記実施例の音場再生装置
は、2個の音響再生用のスピーカにて構成されている
が、2個以上でも良い。上記実施例では、被験者の腹部
相当位置に音像が位置するように音響再生用のスピーカ
を設けたが、被験者の脚部又は胸部等に音像が位置する
ように音響再生用の複数個のスピーカを設けても良い。
は、2個の音響再生用のスピーカにて構成されている
が、2個以上でも良い。上記実施例では、被験者の腹部
相当位置に音像が位置するように音響再生用のスピーカ
を設けたが、被験者の脚部又は胸部等に音像が位置する
ように音響再生用の複数個のスピーカを設けても良い。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】本発明の背もたれ付き椅子斜視図
【図2】ブロック図
【図3】ブロック図
【図4】変換器取り付け説明図
【図5】変換器取り付け説明図
【図6】音響再生装置取り付け説明図
1 被験者支持体 41 音響再生用のスピーカ
Claims (2)
- 【請求項1】 背もたれ付き椅子、ベット等の被験者支
持体(1)に、音響再生用の複数個のスピーカ(41)
が設けられた音場再生装置であって、 前記複数個のスピーカ(41)が、それらが作りだす音
像を前記被験者支持体(1)の被験者を支持する面より
も被験者側で、且つ、頭部相当位置よりも脚部側に位置
させるように設置されている音場再生装置。 - 【請求項2】 前記複数個のスピーカ(41)が、それ
らが作りだす音像を被験者の腹部相当位置に位置させる
ように設置されている請求項1記載の音場再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4095012A JP2501998B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 音場再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4095012A JP2501998B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 音場再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05285221A JPH05285221A (ja) | 1993-11-02 |
JP2501998B2 true JP2501998B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=14126060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4095012A Expired - Fee Related JP2501998B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | 音場再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501998B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010172392A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 寝具用音環境生成装置、睡眠環境システム |
-
1992
- 1992-04-15 JP JP4095012A patent/JP2501998B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010172392A (ja) * | 2009-01-27 | 2010-08-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 寝具用音環境生成装置、睡眠環境システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05285221A (ja) | 1993-11-02 |
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