JP2502004B2 - バイオフィ―ドバックシステム - Google Patents

バイオフィ―ドバックシステム

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JP2502004B2
JP2502004B2 JP4107216A JP10721692A JP2502004B2 JP 2502004 B2 JP2502004 B2 JP 2502004B2 JP 4107216 A JP4107216 A JP 4107216A JP 10721692 A JP10721692 A JP 10721692A JP 2502004 B2 JP2502004 B2 JP 2502004B2
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被験者の脳波を検出す
る脳波検出手段と、その検出した脳波を複数個の帯域成
分に分けてその強度レベルを検出し、その検出結果より
被験者のリラックス状態を判別するリラックス状態判別
手段と、その判別結果を被験者に報知する報知手段を備
えたバイオフィードバックシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】脳波には、大きく分けてβ波(14〜3
0Hz)、FASTα波(10〜14Hz)、SLOW
α波(8〜10Hz)、θ波(4〜8Hz)、δ波
(0.5〜4Hz)の5種類があり、β波は、勉強中、
仕事中など起きて活発に働いているときなどの緊張度が
高い状態に現れる脳波で、FASTα波は、記憶力、問
題解決能力が高まる等の精神集中的リラックス状態時に
現れる脳波で、SLOWα波は、浅い眠り、くつろいで
いるとき等の精神的にリラックスしているときに現れる
脳波であり、θ波は、瞑想時など深いリラックス状態に
現れる非常に安定した脳波で、そして、δ波は、深い睡
眠時に現れる脳波である。一般にバイオフィードバック
システムとは、通常は知覚できず、随意的に制御できな
い生体内情報(上記各帯域成分の信号)を表示装置等に
よって被験者に提示し、各帯域成分の知覚と制御を学習
させるものである。かかるバイオフィードバックシステ
ムにおいて、従来では、被験者の脳波中のα波の強度レ
ベルが予め設定された設定値以上になるとリラックス状
態であると判断し、この判断に基づいて現在リラックス
状態にあることを鈴虫の音等を発して、被験者に知らせ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、被験者の個人
差によって脳波の各帯域における強度レベルが異なり、
又、被験者のその日の体調によっても脳波の各帯域にお
ける強度レベルが異なることが知られている。従来は、
上記のごとく、被験者の脳波中のα波の強度レベルが予
め設定された設定値以上になるとリラックス状態である
と判断しているが、この方法だと、被験者の個人差ある
いは被験者のその日の体調によって、リラックス状態の
判別基準が異なるという問題があった。本発明は上記の
実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、被験
者のリラックス状態を的確に判断することのできるバイ
オフィードバックシステムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるバイオフィ
ードバックシステムは、被験者の脳波を検出する脳波検
出手段と、その検出した脳波を複数個の帯域成分に分け
てその強度レベルを検出し、その検出結果より被験者の
リラックス状態を判別するリラックス状態判別手段と、
その判別結果を被験者に報知する報知手段を備えたもの
であって、第1特徴構成は、前記リラックス状態判別手
段が、前記複数個の帯域成分のうちのβ波の強度レベル
に対して特定の他の帯域成分の強度レベルが高くなった
状態をリラックス状態として判別するように構成されて
いる点にある。第2特徴構成は、前記リラックス状態判
別手段が、変更指令によって、前記特定の帯域を変更自
在に構成されている点にある。第3特徴構成は、前記報
知手段が、被験者に認識させる認識音を出力するように
構成されている点にある。
【0005】
【作用】第1特徴構成によれば、被験者の脳波の複数個
の帯域成分のうちのβ波の強度レベルに対して特定の他
の帯域成分の強度レベルが高くなった状態をリラックス
状態として判別する。第2特徴構成によれば、変更指令
によって、前記特定の帯域が変更設定される。第3特徴
構成によれば、リラックス状態の判別に基づき、被験者
に認識させる認識音が出力される。
【0006】
【発明の効果】第1特徴構成によれば、被験者が誰であ
っても、あるいは被験者のその日の状態がいかなる状態
であっても、被験者の脳波の複数個の帯域成分のうちの
β波の強度レベルに対して特定の他の帯域成分の強度レ
ベルが高くなった状態をリラックス状態として判別する
ので、被験者のリラックス状態を的確に判別することが
できる。第2特徴構成によれば、被験者の希望する帯域
の強度レベルとβ波の強度レベルとを比較してリラック
ス状態を判別することができ、よって、被験者の希望す
るリラックス状態の判別を行うことができる。第3特徴
構成によれば、リラックス状態の判別に基づき、被験者
に認識させる認識音が出力されるため、被験者は、目を
閉じた状態でリラックス状態を迎え、且つ、目を閉じた
状態でリラックス状態になったことを知ることができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明のバイオフィードバックシステ
ムを適用した背もたれ付き椅子の実施例について、図面
に基づいて説明する。図1、図2及び図3中、1は椅
子、2は音響信号を機械振動に変換する変換器、4は音
響再生装置、5は足台、6は脳波検出手段、7は前記脳
波検出手段6の検出結果を表示する表示装置、8は制御
装置、100は操作卓である。椅子1は、アームレスト
部11、背当部12、枕部13、及び座部14からなっ
ており、左右のアームレスト部11夫々は変換器2及び
音響再生装置4を備え、右のアームレスト部11の前方
には表示装置7を設け、右アームレスト部11の下方に
は制御装置8を備え、更に、被験者の足を載せる位置に
足台5が設けられている。本発明のバイオフィードバッ
クシステムを適用した背もたれ付き椅子は、被験者との
接触部である被載せ体31,51を音響信号を機械信号
に変換する変換器2,52で振動させ、この振動を被験
者の手のひら及び足の裏で感じることができるように構
成されており、前記椅子1に着座した被験者が、音響再
生装置4にて再生された音楽を耳で聞くと共に、この音
楽の音響信号に対応した振動を手のひら及び足の裏で感
じ、更に、このときの脳波を脳波検出手段6によって検
出し、この検出結果を表示装置7に表示させるように構
成されている。以下、各装置毎に説明する。
【0008】図2において、本発明のバイオフィードバ
ックシステムを適用した背もたれ付き椅子の動作を説明
する。制御装置8は、背当部12の傾斜角度を制御する
傾斜角度制御手段、外部音響再生機の作動を制御する外
部音響再生機制御手段、音響再生装置4の音量を制御す
る音量制御手段H、手のひらに与える変換器2の振動量
を制御する手振動制御手段I、足の裏に与える変換器5
2の振動量を制御する足振動制御手段J、表示装置7の
各帯域の表示レベルを制御する表示レベル制御手段K、
被験者のリラックス状態を判別するリラックス状態判別
手段U、及びリラックス状態判別手段Uの判別結果を被
験者に報知する報知手段Zとして機能する。そして、制
御装置8は、操作卓100の指令に基づいて上記の制御
を行うように構成されている。脳波検出手段6で検出し
た脳波信号は、制御装置8に入力される。制御装置8に
おいて、この入力された脳波を表示レベル制御手段Kで
各帯域毎に処理し、その結果を表示装置7に表示させ、
更に、表示レベル制御手段Kで各帯域毎に分解された脳
波信号をリラックス状態判別手段Uにて判別し、この判
別結果に基づいて前記報知手段Zを制御し、これによっ
て、リラックス状態判別手段Uの判別結果を被験者に報
知するように構成されている。
【0009】制御装置8に備えられた外部端子81に、
例えばCDプレーヤ等の外部音響再生機を接続し、この
外部端子81を介して、前記外部音響再生機制御手段
が、CDプレーヤの作動を制御するように構成されてい
る。
【0010】前記音量制御手段Hは、次の如く、音響再
生装置4の音量を制御するように構成されている。前記
外部音響再生機を作動させて得られる左右のチャンネル
の入力音響信号は、信号量変換器82a,82bによっ
て信号量を調整され音響信号Aとなる。この音響信号A
は、ハイパスフィルター83a,83bによって低域を
カットされ音響信号Bとなり、パワーアンプ87a,8
7bによって増幅した前記音響信号Bを音響再生装置4
に入力して、音響再生装置4を駆動する。よって被験者
は、音響再生装置4によって再生される前記音響信号B
の音を耳で聞くことができる。
【0011】前記手振動制御手段Iは、次の如く、手の
ひらに与える変換器2の振動量を制御するように構成さ
れている。前記音響信号Aは、ローパスフィルター84
a,84bによって高域をカットされ、手及び足に加え
る振動用の音響信号Cとなる。この音響信号Cの信号量
を信号量変換器85a,85bで調整し、パワーアンプ
88a,88bで増幅して、左右のアームレスト部の変
換器2に加える。よって被験者は、変換器2によって振
動される前記音響信号Cの振動を手のひらで感じること
ができる。
【0012】前記足振動制御手段Jは、次の如く、足の
裏に与える変換器52の振動量を制御するように構成さ
れている。足台5には、アームレスト部11の変換器2
及び被載せ体31と同様に、音響信号Cを機械振動に変
換する変換器52とこの加振部に取り付けた被験者の足
の裏を載せる被載せ体51とを左右の足夫々に備えてお
り、前記音響信号Cの信号量を信号量変換器86a,8
6bで調整し、パワーアンプ89a,89bで増幅し、
この信号によって左右の変換器52を駆動させ、左右の
被載せ体51を振動させるように構成されている。
【0013】従って、被験者は、入力音響信号の中・高
域の音を耳で聞き、同時に、入力音響信号の中・低域の
振動を手のひら及び足の裏で感じることができる。尚、
前記音響信号Bは、椅子フレーム15に取り付けられた
音響再生装置4の音響再生時の振動が椅子フレーム15
を伝わってアームレスト部11、背当部12、枕部1
3、及び座部14等のクッションを振動することのない
ように、入力音響信号の低域の周波数をカットしたもの
であり、前記音響信号Cは、変換器2及び52の実際に
振動可能な低域の周波数のみを入力音響信号より取り出
したものである。
【0014】次に図3、図4において、脳波検出手段6
により被験者の脳波を検出し、この検出結果を表示レベ
ル制御手段Kにて処理して表示装置7にバーグラフ表示
する一連の動作について説明する。脳波検出手段6は、
ヘッドバンド61と耳電極62からなり、夫々に電極を
備えている。そして、この脳波検出手段6は、ヘッドバ
ンド61の電極が接触する前頭部表皮と耳電極62の電
極が接触する耳表皮との間の微弱皮膚電位変化を、脳波
信号として検出するように構成されている。尚、前記耳
電極62は、バネ等の原理を利用して耳たぶに装着でき
るように設けられている。
【0015】制御装置8において、前記脳波検出手段6
により検出された脳波信号は、入力端子90より入力さ
れ、増幅器91、50/60ノッチフィルター92、3
0Hzローパスフィルター93、発光回路94a、フォ
トカプラ94b、受光回路94c、ゲイン変換器95、
A/D変換器96を経て、マイコン97に入力される。
そして、マイコン97は、この入力された信号をβ波
(14〜30Hz)、FASTα波(10〜14H
z)、SLOWα波(8〜10Hz)、及びθ波(4〜
8Hz)の各帯域成分に分割し整流してその電位レベル
を検出する。よって、この電位レベルが各帯域の強度レ
ベルを表す。更に、マイコン97は、各帯域成分の電位
レベルをドライブ回路98を介して表示装置7に表示す
るように構成されている。尚、マイコン97は、上記入
力された信号の強度に伴って表示装置7の各帯域の表示
レベル感度を自動的に補正するように、ゲイン変換器9
5を制御している。従って、マイコン97は、表示レベ
ル制御手段Kとして機能する。
【0016】又、マイコン97において、異常波形検出
器は、各帯域成分の電位が例えば瞬きや体動で乱れたと
き、乱れが比較的短時間のときは各帯域成分の電位を乱
れる前の電位にホールドし、1〜2秒続くときは各帯域
成分の乱れる前の電位をリセットするように構成されて
いる。従って、被験者は、表示装置7の表示を直視する
ことによって、現在の脳波状態を知ることができ、よっ
て、この脳波状態より現在の被験者のリラックス状態を
判断することができる。
【0017】次に、図4にて、リラックス状態判別手段
Uについて説明する。一般に、被験者の脳波を各帯域毎
に分析することによって、被験者のリラックス状態を判
断することができると考えられているが、本発明のリラ
クゼイシヨンシステムでは、リラックス状態判別手段U
が、各帯域成分の電位レベルのうち操作卓100により
設定された特定帯域の電位レベルとβ波の電位レベルと
を比較し、この特定帯域の電位レベルがβ波の電位レベ
ルより高くなった状態をリラックス状態と判別し、この
判別結果に基づいて、報知手段Zにより被験者に認識音
を出力するように構成されている。すなわち、リラック
ス状態判別手段Uは、マイコン97において、バンドパ
スフィルターを経て整流された各帯域成分の電位レベル
のうちの特定帯域の電位レベルとβ波の強度レベルとを
比較して被験者のリラックス状態を判別し、この判別結
果に基づいて報知手段Zを制御するように構成されてい
る。従って、マイコン97は、被験者のリラックス状態
を判別するリラックス状態判別手段Uとして機能するよ
うに構成されている。尚、操作卓100の変更指令にて
β波以外の帯域を一つ設定し、この一つの帯域を上記特
定帯域とするように構成されている。つまり、操作卓1
00の変更指令にて特定帯域としてSLOWα波が設定
されると、リラックス状態判別手段Uは、SLOWα波
の電位レベルがβ波の電位レベルより高くなると、報知
手段Zにより被験者に認識させる認識音を出力させるよ
うに構成されている。又、上記報知手段Zは、図2の如
く、認識音発生装置を備えており、リラックス状態判別
手段Uの判別結果に基づいて、この認識音発生装置にて
電子音信号を発生させ、この電子音信号を音響信号Bに
加えて音響再生装置4より電子音を発生させるように構
成されている。よって、被験者は、上記電子音を聞い
て、現在のリラックス状態を知ることができる。
【0018】次に、図5において、変換器2の構造及び
この変換器2を椅子フレーム15に取り付けた取り付け
構造について説明する。変換器2は、マグネット20、
ポールピース21、ヨークプレート22、ボイスコイル
23、ダンパ24、フレーム25、ケース26、取り付
け部材27、振動板28により構成されている。このう
ちボイスコイル23とフレーム25と振動板28は、取
り付け部材27によって一体に取り付けられており、よ
って、ボイスコイル23に電気信号を流してやるとボイ
スコイル23が駆動され、この駆動に伴って振動板28
は振動する。振動板28には、弾性体34のずれを防止
する突起28aが設けられ、椅子フレーム15には、前
記弾性体34がずれないように弾性体34を保持する溝
15aが設けられている。そして、変換器2の振動板2
8は、取り付け具30により弾性体34を介して椅子フ
レーム15に取り付けられており、振動板28の振動は
椅子フレーム15に伝わらないように構成されている。
尚、変換器2が椅子フレーム15から外れないように、
取り付け具30には遊びを設けてナット30aが取り付
けられている。又、振動を吸収する弾性体34はウレタ
ン等の振動を吸収する材質で構成されている。
【0019】次に、図5及び図6において、被載せ体3
1の取り付け構造について説明する。支持体32には、
球体32aと円盤状の突起32dとを備えている。被載
せ体31は、アームレスト部11の表面から露出する状
態で前記球体32aにて支持されており、この球体32
aを軸に、被載せ体31の向きを回転変更できるように
構成されている。更に、被載せ体31の表面は、被験者
の手のひらを支持し易いように球面形をしている。前記
支持体32と前記突起32dとの間には、バネ33が挿
入されており、被載せ体31上に載置物が無いとき被載
せ体31の姿勢を水平に保持するように構成されてい
る。尚、このバネ33は、被載せ体31の姿勢を水平に
保持するためのものであり、その他の弾性体にて構成し
ても良い。振動板28には、支持体32が振動板28上
を椅子前後方向にスライド移動するためのスライド溝2
8bを備えており、支持体32には、振動板28のスラ
イド溝28bに係合する突起32bを備えている。よっ
て、支持体32が、振動板28上を椅子前後方向にスラ
イド移動するように構成されているため、これに伴って
被載せ体31が椅子前後方向にスライド移動する。従っ
て、被載せ体31は、支持体32を介して変換器2の振
動板28に取り付けられており、よって、振動板28の
振動は支持体32を介して被載せ体31に伝えられるよ
うに構成されている。
【0020】次に、図7にて、音響再生装置4の取り付
け構造について説明する。音響再生装置4は、音響再生
用のスピーカ41とスピーカボックス42と弾性体43
より構成されている。前面にスピーカ41を取り付けた
スピーカボックス42は、後部を開放状態で椅子フレー
ム15に弾性体43を介して取り付けられており、スピ
ーカ41の振動が椅子フレーム15に伝わらないように
配慮されている。そして、左右のスピーカ41の前面
は、被験者の頭部相当位置方向に向くように取り付けて
あり、被験者はこの左右のスピーカ41により再生され
る音を耳で聞くことができるように構成されている。
【0021】〔別実施例〕上記実施例では、脳波を4つ
の帯域に分割しているが、この帯域数及び帯域幅は特に
限定されるものではなく、被験者の用途により変更して
も良い。上記実施例の表示レベル制御手段Kでは、各帯
域の成分に分割した信号を整流し、その電位を各帯域成
分の強度レベルとしているが、各帯域の成分に分割した
信号の振幅値、平滑値等を強度レベルとするように構成
しても良い。上記実施例のリラックス状態判別手段Uで
は、β波とその他の帯域のうちの一つの帯域とを比較し
てリラックス状態を判別しているが、β波とβ波以外の
複数個の帯域とを比較してリラックス状態を判別するよ
うにしても良い。例えば、β波の強度レベルに対して、
SLOWα波の強度レベルが高く成った状態を小リラッ
クス状態、θ波の強度レベルが高く成った状態を小リラ
ックス状態、SLOWα波とθ波の強度レベルが両方と
も高く成った状態を大リラックス状態と判別するように
し、小リラックス状態と大リラックス状態とで異なった
音の認識音を出力するようにしても良いし、又、β波の
強度レベルに対して、FASTα波の強度レベルが高く
成った状態をリラックス状態1、SLOWα波の強度レ
ベルが高く成った状態をリラックス状態2、θ波の強度
レベルが高く成った状態をリラックス状態3と判別する
ようにし、このリラックス状態1,2,3で異なった音
の認識音を出力するようにしても良い。上記実施例の報
知手段Zでは、リラックス状態判別手段Uの判別結果の
報知を被験者に認識させる認識音を出力して行っている
が、表示装置7にこの判別結果を表示させるようにして
も良い。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の背もたれ付き椅子斜視図
【図2】ブロック図
【図3】ブロック図
【図4】ブロック図
【図5】変換器取り付け説明図
【図6】変換器取り付け説明図
【図7】音響再生装置取り付け説明図
【符号の説明】
6 脳波検出手段 U リラックス状態判別手段 Z 報知手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者の脳波を検出する脳波検出手段
    (6)と、その検出した脳波を複数個の帯域成分に分け
    てその強度レベルを検出し、その検出結果より被験者の
    リラックス状態を判別するリラックス状態判別手段
    (U)と、その判別結果を被験者に報知する報知手段
    (Z)を備えたバイオフィードバックシステムであっ
    て、 前記リラックス状態判別手段(U)が、前記複数個の帯
    域成分のうちのβ波の強度レベルに対して特定の他の帯
    域成分の強度レベルが高くなった状態をリラックス状態
    として判別するように構成されているバイオフィードバ
    ックシステム。
  2. 【請求項2】 前記リラックス状態判別手段(U)が、
    変更指令によって、前記特定の帯域を変更自在に構成さ
    れている請求項1記載のバイオフィードバックシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記報知手段(Z)が、被験者に認識さ
    せる認識音を出力するように構成されている請求項1記
    載のバイオフィードバックシステム。
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