JP2004120161A - 電池駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主部10は第1のリレースイッチSW1を介して電池Eに接続される。主部10はトランジスタQ1の動作を介して第2リレースイッチSW2の動作を制御するマイクロコンピュータ11を有する。スイッチPは加速度の変化を検出した場合にオンする。リレーコイルRY1及びリレースイッチSW1を有する第1リレーとリレースイッチSW2によって構成される自己保持回路は、スイッチPがオンすることを契機として、第1のリレースイッチSW1をオンさせ続ける。スイッチPがオフしていれば、第2のリレースイッチSW2がオフすることにより、自己保持回路の動作に拘わらず第1のリレースイッチSW1がオフし、主部10への電池Eからの電源の供給は停止する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は電池に基づく電源の供給及び停止を制御する技術に関する。例えば、空気調和機のリモートコントローラにおける電源の供給、停止の制御に適用することが可能である。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機のリモートコントローラに搭載される電池の寿命を長くするための技術として特許文献1に開示された技術がある。当該文献では、リモートコントローラの本体の角度を検出する角度検出手段を本体に設け、角度検出手段の検出結果に応じて、本体に設けられた表示装置のオン/オフを制御する。当該オン/オフの制御では、本体の角度が変化したことを検出した場合に表示装置を表示させ、本体の角度が一定時間経過しても変化しない場合は表示装置を消灯させる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−249388号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記文献に開示された技術では表示装置以外の部分、例えば制御部分に対する電源の供給、停止を必ずしも行うものではないと考えられる。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、当該電池からの電源の供給、停止を制御する技術を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明のうち請求項1にかかるものは、電池駆動装置(101A,101B,101C)であって、電池(E)と、第1のスイッチング素子(SW1;SW1;Q0)、第2のスイッチング素子(SW2;Q1;Q1)、加速度の変化を検出した場合にオンする第3のスイッチング素子(P)、前記第3のスイッチング素子がオンすることを契機として前記第1のスイッチング素子をオンさせ続ける自己保持回路(RY1,SW2;RY1;D)とを有する制御回路(20,30,40)と、前記第1のスイッチング素子を介して前記電池に接続され、前記第2のスイッチング素子の動作を制御する制御部(11)を有する主部(10)とを備える。そして、前記第3のスイッチング素子がオフしている場合には、前記第2のスイッチング素子の前記動作が、前記自己保持回路の動作に拘わらず前記第1のスイッチング素子を強制的にオフさせる。
【0007】
この発明のうち請求項2にかかるものは、請求項1記載の電池駆動装置(101A,101B,101C)であって、前記主部(10)に対する操作が所定時間行われない場合に、前記第2のスイッチング素子の前記動作が、前記第1のスイッチング素子を強制的にオフさせる。
【0008】
この発明のうち請求項3にかかるものは、請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電池駆動装置(101A)であって、自身に電流が流れることにより前記第1のスイッチング素子(SW1)をオンさせる制御素子(RY1)を更に備える。そして、前記第3のスイッチング素子(P)の両端の間で、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子(SW2)とが直列に接続され、前記電池(E)の両極の間で、前記制御素子と前記第3のスイッチング素子とが直列に接続される。
【0009】
この発明のうち請求項4にかかるものは、請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電池駆動装置(101B,101C)であって、自身に電流が流れることにより前記第1のスイッチング素子(SW1;Q0)をオンさせる制御素子(RY1;D)を更に備える。そして、前記電池(E)の両極の間で、前記制御素子と前記第3のスイッチング素子(P)とが直列に接続され、前記第3のスイッチング素子(P)と前記第1のスイッチング素子とが並列に接続され、前記制御素子と前記第2のスイッチング素子(Q1)とが並列に接続される。
【0010】
この発明のうち請求項5にかかるものは、請求項3又は請求項4記載の電池駆動装置(101A,101B)であって、前記制御素子(RY1)は前記第1のスイッチング素子(SW1)とともにリレーを構成するリレーコイルである。
【0011】
この発明のうち請求項6にかかるものは、請求項4記載の電池駆動装置(101C)であって、前記制御素子(D)は前記第1のスイッチング素子(Q0)とともにフォトカプラを構成するフォトダイオードである。
【0012】
この発明のうち請求項7にかかるものは、請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の電池駆動装置(101A,101B,101C)であって、前記主部(10)は、入力部(13)を更に有しする。そして、前記制御部(11)は、前記入力部に対して所定時間の間に操作がない場合に、前記第2のスイッチング素子を動作させて前記第1のスイッチング素子を強制的にオフさせる。
【0013】
この発明のうち請求項8にかかるものは、請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の電池駆動装置(101A,101B,101C)であって、前記制御回路(20,30,40)と前記主部(10)とは、同一筐体に収められる。
【0014】
この発明のうち請求項9にかかるものは、請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の電池駆動装置(101A,101B,101C)であって、空気調和機のリモートコントローラとして採用される。
【0015】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態.
図1は本発明の第1の実施の形態にかかるリモートコントローラ101Aの構成を例示する回路図である。ここでは空気調和機の操作に用いる場合を例にとって説明する。
【0016】
リモートコントローラ101Aは電池Eと、主部10と、制御回路20とを備えており、これらは例えば同一筐体に収められ、形態可能となっている。主部10は電池Eを電源の供給源とするものの、主部10に対する電源の供給、停止は制御回路20によって制御される。主部10は、マイクロコンピュータ11、表示部12、入力部13、送受信部14を有している。表示部12は、空気調和機の操作の内容や、空気調和機の状態を表示する。入力部13に対しては、操作者が空気調和機に対する操作を行う。送受信部14は、空気調和機に対する操作についての情報の送信及び空気調和機の状態についての情報の受信を行う。そしてマイクロコンピュータ11は、表示部12、入力部13、送受信部14の動作を制御する。マイクロコンピュータ11は制御回路20を介して電池Eに接続されており、表示部12、入力部13、送受信部14の動作のための電源はマイクロコンピュータ11を介してこれらに供給される。よってリモートコントローラ101Aは全体として、電池Eによって駆動される電池駆動装置であると把握できる。
【0017】
制御回路20は、スイッチP、第1リレー及び第2リレー並びにNPN型のトランジスタQ1を有している。スイッチPは、加速度を検出したか否か、より正確には検出された加速度の絶対値がある閾値を超えるか否かに応じて、それぞれオン/オフする。
【0018】
第1リレーはリレーコイルRY1及びリレースイッチSW1を、第2リレーはリレーコイルRY2及びリレースイッチSW2を、それぞれ有している。リレーコイルRY1に電流が流れるか否かに応じてリレースイッチSW1はそれぞれオン/オフし、リレーコイルRY2に電流が流れるか否かに応じてリレースイッチSW2はそれぞれオフ/オンする。
【0019】
電池Eの両端の間ではスイッチP及びリレーコイルRY1が直列に接続される。またスイッチPの両端A,Bの間ではリレースイッチSW1,SW2が相互に直列に接続される。電池Eの正極にはスイッチPの一端AとリレースイッチSW1の一端とが共通に接続され、スイッチPの他端BはリレーコイルRY1を介して電池Eの負極に接続される。
【0020】
トランジスタQ1のコレクタはリレースイッチSW1,SW2同士の接続点に接続される。リレーコイルRY2は、トランジスタQ1のエミッタと、電池Eの負極との間に接続される。トランジスタQ1のコレクタ及びベース、並びに電池Eの負極がマイクロコンピュータ11に接続される。従って、マイクロコンピュータ11にはリレースイッチSW1を介して電池Eに接続されており、リレースイッチSW1がオンすることによって、マイクロコンピュータ11には電源が供給される。
【0021】
マイクロコンピュータ11はトランジスタQ1のベースに所定の電圧を印加してこれをオンすることができ、後述するように、スイッチPが導通していない限り、トランジスタQ1のオンによってリレースイッチSW1をオフすることができる。
【0022】
図2はリモートコントローラ101Aを空気調和器用のリモートコントローラ101として使用する一態様を例示する模式図である。リモートコントローラ101から室内機102に対しては、例えば図1に示した送受信部104から送信される赤外線や電波、あるいは超音波等の送信媒体によって、操作についての情報が送信される。室内機102はこれを受信し、自身及び/又は室外機103の動作の制御を行う。
【0023】
図3はスイッチPの構造の一例を示す回路図である。スイッチPは加速度センサ21とスイッチ22とを有しており、それぞれの一端は共通してスイッチPの一端Aに接続され、これを介して電池Eの正極に接続されている。加速度センサ21の他端は電池Eの負極に接続されており、加速度センサ21は電池Eから電源の供給を受けて加速度を検出する。そして加速度センサ21が検出した加速度の絶対値がある閾値を超えるか否かに応じて、スイッチ22はそれぞれオン/オフする。スイッチ22の他端はスイッチPの他端Bを介してリレーコイルRY1に接続されている。つまり電池Eの両極の間で、リレーコイルRY1とスイッチ22とが直列に接続される。
【0024】
図4はリモートコントローラ101Aの動作の一例を示すフローチャートである。後述するように当該フローチャートを構成するステップは循環して処理が進むが、便宜的にステップS1から説明を行う。ステップS1では加速度が検出されたか否かが判断される。これは加速度センサ21において、その絶対値がある閾値を超える加速度が検出されたか否かを判断することに対応する。ステップS1の判断結果が否定的であればステップS2へと処理が進む。スイッチ22はオフしており、よってスイッチPはオフしている。そのため、リレーコイルRY1には電流が流れず、リレースイッチSW1もオフしている。従って主部10には電池Eからの電源Eが供給されない。図中ではこのことを、簡単に「電源Eを供給しない」と記載している。その後、処理はステップS1へと戻る。
【0025】
以上のように、加速度が検出されない限り、ステップS1とステップS2が繰り返される。よってリモートコントローラ101Aが所定の位置に置かれている限り、通常は主部10には電池Eからの電源が供給されない。即ち、表示部12のみならず、入力部13や送受信部14、更にはマイクロコンピュータ11にも電池Eから電源が供給されない。従って、待機状態でのリモートコントローラ101Aの消費電力は、スイッチPに必要な、より詳細には加速度センサ21に必要な電力のみとすることができ、当該消費電力を顕著に低減することができる。
【0026】
さて、ステップS1の判断結果が肯定的であればステップS3へと処理が進む。スイッチ22がオンすることにより、スイッチPの両端が導通する。スイッチPの両端が導通することにより、リレーコイルRY1に電流が流れ、その動作によってリレースイッチSW1がオンする(ステップS4)。これにより主部10に電池Eから電源が供給されて(図中ではこのことを、簡単に「電源Eが供給されて」と記載)、主部10が動作する(ステップS5)。
【0027】
リレースイッチSW1,SW2はスイッチPの両端A,Bの間で直列に接続されているので、一旦リレースイッチSW1がオンすれば、リレースイッチSW2がオフしない限りリレーコイルRY1に電流が流れ続け、リレースイッチSW1のオン状態を保持する。即ちリレーコイルRY1及びリレースイッチSW1を有する第1リレーは、リレースイッチSW2と共に、オン状態についての自己保持回路を構成している。そのため、スイッチPがオンすることを契機として、その後にスイッチPがオンしているかオフしているかに関わらず、即ち加速度の検出の有無に依らず、リレースイッチSW1はオンし、主部10に対して電池Eから電源が供給され続ける。
【0028】
次にステップS6に進み、マイクロコンピュータ11が、入力部13に対する操作が有るか否かを判断する。もしも操作が有れば、ステップS6に戻り、操作が無くなるまでステップS6が繰り返し実行される。ステップS6において入力部13に操作が無いと判断された場合、ステップS7において所定時間が経過したか否かが判断される。もしも所定時間が経過していなければステップS6に戻り、経過していればステップS8に進む。
【0029】
上述のステップS6,S7の処理により、入力部13に対して所定時間の間に全く操作がない場合のみステップS8に処理が進み、それ以外の場合にはステップS6に処理が戻る。なお、ステップS6の判断は、マイクロコンピュータ11が入力部13に対して行う制御の一部として容易に実現でき、またステップS7の判断も、図示しないがマイクロコンピュータ11が通常備えている計時機能を用いることにより実現できるので、その詳細の説明は省略する。
【0030】
ステップS8ではマイクロコンピュータ11がトランジスタQ1をオンする。トランジスタQ1のコレクタとエミッタの間には電源EとリレーコイルRY2とが直列に接続されている。よってマイクロコンピュータ11が、トランジスタQ1のベースに所定の電圧を印加すれば、トランジスタQ1をオンすることができる。このような電圧の印加もマイクロコンピュータ11が通常行うことができる機能であるため、詳細な説明は省略する。
【0031】
さてトランジスタQ1がオンすることにより、リレーコイルRY2には電流が流れる。トランジスタQ1がオフしている場合にも、リレーコイルRY2にはわずかな電流が流れていてもよい。但し、リレースイッチSW2はオン状態にあるトランジスタQ1が流すエミッタ電流によってオンするものの、オフ状態にあるトランジスタQ1が流すエミッタ電流によってはオフする。
【0032】
リレーコイルRY2に電流が流れ、その動作によってリレースイッチSW2がオフする(ステップS9)。これによって自己保持回路の経路が切断されることになる。
【0033】
その後、処理はステップS1に戻り、加速度の検出の有無が判断される。もしも加速度が検出されているのであれば、スイッチPの両端A,Bが導通しているので(ステップS3)、主部10への電源Eの供給が維持される。但しステップS5の動作(主部10への電源の供給)を実効あらしめるためには、ステップS8でオンしたトランジスタQ1は、いつまでもオンし続けることは望ましくなく、所定期間が経過した後にはオフすることが望ましい。加速度を検出した後に、直ちにスイッチSW1がオフされることを避けるためである。
【0034】
一方、加速度が検出されていないのであれば、スイッチP、リレースイッチSW2のいずれもがオフしていることになり、リレーコイルRY1には電流が流れない。よってリレースイッチSW1がオフし、その結果、主部10に対する電源Eの供給が停止される(ステップS2)。
【0035】
以上のように、一旦は加速度が検出されても、所定時間の間、入力部13に操作がなく、かつ加速度がもはや検出されていなければ、主部10には電池Eからの電源が供給されない。よって操作のためにリモートコントローラ101Aを動かす以外に、例えば地震や外部からの不測の衝撃を受けて加速度が検出されても、消費電力の不要な増大を抑制することができる。
【0036】
第2の実施の形態.
図5は本発明の第2の実施の形態にかかるリモートコントローラ101Bの構成を例示する回路図である。リモートコントローラ101Bも空気調和機用のリモートコントローラ101として用いることができる。
【0037】
リモートコントローラ101Bは電池Eと、主部10と、制御回路30とを備えている。主部10は電池Eを電源の供給源とするものの、主部10に対する電源の供給、停止は制御回路30によって制御される。主部10としては、第1の実施の形態で説明した構成を採用することができる。
【0038】
制御回路30においてスイッチP、第1のリレー、トランジスタQ1が備えられる。電池Eの両端の間ではスイッチP及び第1のリレーの有するリレーコイルRY1が直列に接続される。またスイッチPと第1のリレーの有するリレースイッチSW1が並列に接続される。トランジスタQ1においてオン/オフが制御される一対の電流電極はリレーコイルRY1と並列に接続される。より具体的にはトランジスタQ1のコレクタはスイッチPの端BとリレーコイルRY1の一端とに共通して、トランジスタQ1のエミッタはリレーコイルRY1の他端と電池Eの負極とに共通して、それぞれ接続される。トランジスタQ1のコレクタ及びベース、並びに電池Eの負極が主部10に接続される。従って、主部10にはリレースイッチSW1を介して電池Eに接続されており、リレースイッチSW1がオンすることによって、主部10には電源が供給される。
【0039】
主部10はトランジスタQ1のベースに所定の電圧を印加してこれをオンすることができ、後述するように、スイッチPが導通していない限り、トランジスタQ1のオンによってリレースイッチSW1をオフすることができる。
【0040】
第2の実施の形態の動作は、図4に示されたフローチャートのうち、ステップS9を「リレーコイルRY1の両端がトランジスタQ1によって導通して、リレーコイルRY1に電流が流れにくくなり、リレースイッチSW1がオフする」と読み替えて把握することができる。
【0041】
このようにして第2のリレーを用いずに、従って簡単な構成で第1の実施の形態の効果を得ることができる。
【0042】
トランジスタQ1がオンしている場合にも、リレーコイルRY1にはわずかな電流が流れていてもよい。但しリレースイッチSW1は、トランジスタQ1がオン状態にある場合にリレーコイルRY1に流れる電流によってはオンしない。
【0043】
第3の実施の形態.
図6は本実施の形態にかかるリモートコントローラ101Cの構成を例示する回路図である。リモートコントローラ101Cも空気調和機用のリモートコントローラ101として用いることができる。
【0044】
リモートコントローラ101Cはリモートコントローラ101Bの制御回路30を制御回路101Cと置換した構成を備えている。制御回路40は、制御回路30における第1のリレーの代わりに、フォトカプラPHC1を用いている。即ち、リレーコイルRY1の代わりに、スイッチPの端Bに接続されたアノードと、電池Eの負極に接続されたカソードとを有するフォトダイオードDが採用されている。またリレースイッチSW1の代わりに、スイッチPの端Aに接続されたコレクタと、トランジスタQ1のコレクタに接続されたエミッタとを有するフォトトランジスタQ0が採用されている。そしてフォトダイオードDとフォトトランジスタQ0とはフォトカプラPHC1を構成している。
【0045】
フォトダイオードDに電流が流れれば、これが発光してフォトトランジスタQ0が導通するので、図5に示された構造と同様に動作するものの、リレーという機械的動作を行う素子を排除できている。よって簡単な構成で第1の実施の形態の効果を得ることができる。
【0046】
第1乃至第3の実施の形態において、電池Eの極性やフォトトランジスタQ0、トランジスタQ1、フォトダイオードDの極性は適宜に変更することができるのは言うまでもない。
【0047】
またリモートコントローラ101A,101B,101Cは空気調和機の操作に用いることに限定はされないが、空気調和機の操作用として採用することは好適である。空気調和機の動作を必要としない季節の間、空気調和機用のリモートコントローラは使用されずに放置されることが多い。例えば数ヶ月にもわたって放置されることがある。このような場合、電池の寿命を伸ばすことができる他、電池の過放電による電池からの液漏れを回避でき、ひいてはリモートコントローラの故障を回避できる。
【0048】
【発明の効果】
この発明のうち請求項1、請求項8にかかる電池駆動装置によれば、加速度の変化が検出されると第3のスイッチング素子(P)が一旦オンし、これによって第1のスイッチング素子(SW1;SW1;Q0)がオンし続ける。しかし第2のスイッチング素子(SW2;Q1;Q1)の動作によって、第1のスイッチング素子をオフさせることができる。従って、待機状態での電池駆動装置(101A,101B,101C)の消費電力を、第3のスイッチング素子に必要な電力のみとすることができ、当該消費電力を顕著に低減することができる。
【0049】
この発明のうち請求項2にかかる電池駆動装置によれば、操作のため以外に電池駆動装置(101A,101B,101C)が動いて加速度が検出されても、消費電力の不要な増大を抑制することができる。
【0050】
この発明のうち請求項3にかかる電池駆動装置によれば、第3のスイッチング素子(P)がオンすることにより、制御素子(RY1)に電流が流れ、その動作によって第1のスイッチング素子(SW1)がオンする。よって一旦第1のスイッチング素子がオンすれば、第2のスイッチング素子がオフしない限り制御素子に電流が流れ続け、第1のスイッチング素子のオン状態を保持する。よって、第3のスイッチング素子がオンすることを契機として、その後に第3のスイッチング素子がオンしているかオフしているかに関わらず、即ち加速度の検出の有無に依らず、第1のスイッチング素子はオンし、主部(10)に対して電池(E)から電源が供給され続ける。一方、第3のスイッチング素子がオフしていれば、第2のスイッチング素子がオフすることによって制御素子に電流が流れなくなり、第1のスイッチング素子がオフして、主部への電源の供給は停止する。
【0051】
この発明のうち請求項4乃至請求項6にかかる電池駆動装置によれば、第3のスイッチング素子(P)がオンすることにより、制御素子(RY1;D)に電流が流れ、その動作によって第1のスイッチング素子(SW1)がオンする。よって一旦第1のスイッチング素子がオンすれば、第2のスイッチング素子がオンしない限り制御素子に電流が流れ続け、第1のスイッチング素子のオン状態を保持する。よって、第3のスイッチング素子がオンすることを契機として、その後に第3のスイッチング素子がオンしているかオフしているかに関わらず、即ち加速度の検出の有無に依らず、第1のスイッチング素子はオンし、主部(10)に対して電池(E)から電源が供給され続ける。一方、第3のスイッチング素子がオフしていれば、第2のスイッチング素子がオンすることによって制御素子に電流が流れなくなり、第1のスイッチング素子がオフして主部への電源の供給は停止する。
【0052】
この発明のうち請求項7にかかる電池駆動装置によれば、操作のために電池駆動装置を動かす以外に加速度が検出されても、消費電力の不要な増大を抑制することができる。
【0053】
空気調和機の動作を必要としない季節の間、空気調和機用のリモートコントローラは使用されずに放置されることが多い。例えば数ヶ月にもわたって放置されることがある。この発明のうち請求項9にかかる電池駆動装置によれば、このような場合、電池の寿命を伸ばすことができる他、電池の過放電による電池からの液漏れを回避でき、ひいてはリモートコントローラの故障を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるリモートコントローラ101Aの構成を例示する回路図である。
【図2】リモートコントローラ101Aを使用する一態様を例示する模式図である。
【図3】スイッチPの構造の一例を示す回路図である。
【図4】リモートコントローラ101Aの動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかるリモートコントローラ101Bの構成を例示する回路図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態にかかるリモートコントローラ101Cの構成を例示する回路図である。
【符号の説明】
10 主部
11 マイクロコンピュータ
13 入力部
20,30,40 制御回路
101A,101B,101C リモートコントローラ
D フォトダイオード
E 電池
P スイッチ
PHC1 フォトカプラ
Q0 フォトトランジスタ
Q1 トランジスタ
RY1,RY2 リレーコイル
SW1,SW2 リレースイッチ
Claims (9)
- 電池(E)と、
第1のスイッチング素子(SW1;SW1;Q0)、第2のスイッチング素子(SW2;Q1;Q1)、加速度の変化を検出した場合にオンする第3のスイッチング素子(P)、前記第3のスイッチング素子がオンすることを契機として前記第1のスイッチング素子をオンさせ続ける自己保持回路(RY1,SW2;RY1;D)とを有する制御回路(20,30,40)と、
前記第1のスイッチング素子を介して前記電池に接続され、前記第2のスイッチング素子の動作を制御する制御部(11)を有する主部(10)と
を備え、
前記第3のスイッチング素子がオフしている場合には、前記第2のスイッチング素子の前記動作が、前記自己保持回路の動作に拘わらず前記第1のスイッチング素子を強制的にオフさせる、電池駆動装置(101A,101B,101C)。 - 前記主部(10)に対する操作が所定時間行われない場合に、前記第2のスイッチング素子の前記動作が、前記第1のスイッチング素子を強制的にオフさせる、請求項1記載の電池駆動装置(101A,101B,101C)。
- 自身に電流が流れることにより前記第1のスイッチング素子(SW1)をオンさせる制御素子(RY1)を更に備え、
前記第3のスイッチング素子(P)の両端の間で、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子(SW2)とが直列に接続され、
前記電池(E)の両極の間で、前記制御素子と前記第3のスイッチング素子とが直列に接続される、請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電池駆動装置(101A)。 - 自身に電流が流れることにより前記第1のスイッチング素子(SW1;Q0)をオンさせる制御素子(RY1;D)を更に備え、
前記電池(E)の両極の間で、前記制御素子と前記第3のスイッチング素子(P)とが直列に接続され、
前記第3のスイッチング素子(P)と前記第1のスイッチング素子とが並列に接続され、
前記制御素子と前記第2のスイッチング素子(Q1)とが並列に接続される、請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載の電池駆動装置(101B,101C)。 - 前記制御素子(RY1)は前記第1のスイッチング素子(SW1)とともにリレーを構成するリレーコイルである、請求項3又は請求項4記載の電池駆動装置(101A,101B)。
- 前記制御素子(D)は前記第1のスイッチング素子(Q0)とともにフォトカプラを構成するフォトダイオードである、請求項4記載の電池駆動装置(101C)。
- 前記主部(10)は、入力部(13)を更に有し、
前記制御部(11)は、前記入力部に対して所定時間の間に操作がない場合に、前記第2のスイッチング素子を動作させて前記第1のスイッチング素子を強制的にオフさせる、請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の電池駆動装置(101A,101B,101C)。 - 前記制御回路(20,30,40)と前記主部(10)とは、同一筐体に収められる、請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の電池駆動装置(101A,101B,101C)。
- 空気調和機のリモートコントローラとして採用される、請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載の電池駆動装置(101A,101B,101C)。
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