JP2004117777A - 現像剤収納容器及びプロセスカートリッジ及び現像カートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

現像剤収納容器及びプロセスカートリッジ及び現像カートリッジ及び電子写真画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トナーシール部材自動巻取り時の動作確認及びトナー飛散防止。
【解決手段】トナーシール巻取り部材23又は巻取り部材駆動ギア(不図示)とトナー収納容器16又はトナー収納容器16を保持する側板(不図示)との間にラチェット爪23c、リブ16gを設けた。矢印N方向にトナーシール部材21を巻取るとき、爪23c、リブ16gの係脱で音がし巻取り動作が確認できる。また、トナーシール部材21の後端部はトナー収納容器16に固着したまま、巻取り部材23の逆転動作に入るが、トナー巻取り部材23は回転できないのでトナーシール部材21は弛まずトナーが飛散しない。
【選択図】   図20

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真画像形成装置などに使用可能な現像剤収納容器、プロセスカートリッジ並びに電子写真画像形成装置に関するものである。
【0002】
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザビームプリンタ、LEDWプリンタ等)ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】
また、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするものをいう。
【0004】
なお、本発明は現像手段を有する現像カートリッジに適用されるものである。ここで現像手段とは感光体に形成された静電潜像を現像するための現像部材と現像部材へ供給する現像剤をいゝ、現像カートリッジとは現像手段をカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能なものをいう。
【0005】
【従来の技術】
従来複写機、プリンタ等の電子写真装置のような電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という)で現像剤を収納する現像剤収納容器が設けられる。この現像剤収納容器は、現像剤を現像器へ排出するための開口部が設けられているが、現像剤収納容器には現像剤を入れた状態で現像剤収納容器を運搬するとき現像剤が漏れないように開口部はシール部材で覆われている。そして、シール部材は、現像剤収納容器が画像形成装置本体に設置されるときに使用者が開封していた。現像剤収納容器は、更に現像部材を支持する現像容器と一体化された現像カートリッジであってもよい。
【0006】
また画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジが、像担持体である感光体と、現像剤収納容器及び現像容器を備える現像装置と、を備えていてもよい。この場合、プロセスカートリッジが新品の状態で現像剤収納容器から現像容器へ現像剤を通す開口部へ前記シール部材を設け、プロセスカートリッジを画像形成装置へ装着するときシール部材を開封する。このとき、シール部材は使用者が手で現像剤収納容器から引き抜くためシール部材に付着した現像剤により現像剤が飛散する場合や、使用者に付着するときがあった。この問題を解決するためにシール部材を現像剤収納容器又はプロセスカートリッジもしくは現像カートリッジ内でシール巻取り部材に画像形成装置本体より駆動力を伝達しシール部材を外部に出さず内部で巻き取る構成がある。
【0007】
【特許技術文献】
特開2000−235301号公報
特開2000−214726号公報。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来考えられていたシール部材を巻き取る構成において、シール部材の巻取り動作は現像剤収納容器が画像形成装置内にあるため外部から巻取り動作が確認しづらく、使用者に開封動作中かどうかがわかりづらかった。また特開2000−235301号公報にあるような開口部を開封した後、開封動作を停止する構成においてはシール部材を最後まで引ききらず途中で停止した後、巻取り部材への駆動伝達が解除され攪拌部材に本体からの駆動が伝達される。このとき巻取り部材への駆動力を伝達する部材は切り離され巻取り部材への駆動力が無くなるため、巻取り部材に巻かれたシール部材が広がり、その際にシール部材に付着したトナーが飛散する恐れがある。
【0009】
本発明は巻取ったトナーシール部材が巻終り後に巻取り部材から緩んで広がりトナーシール部材に付着したトナーが飛散しないシール巻取り部材を有する現像剤収納容器、現像カートリッジ、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、現像剤を収納する現像剤収納容器に、トナーを排出する開口部と、この開口部をシールするシール部材と、このシール部材を開封するための巻取り部材と、巻取り部材に駆動を伝達する伝達部材と、前記現像剤収納容器内の巻取り部材を収納する収納部と、を有し、前記収納部と前記巻取り部材間にはシール部材を巻き取る方向にのみ前記巻取り部材を回転せしめるラチェット機構を設けることで、ラチェット機構の動作音によって前記シール部材の開封動作を確認することが可能となる。
【0011】
またラチェット機構により前記巻取り部材が前記シール部材を巻き取る方向と逆方向の回転を防止することが可能となり、前記巻取り部材に巻きとられた前記シール部材が緩み、その反動で前記シール部材に付着したトナーが飛散することを防止できる。
【0012】
本出願に係る第1の発明は電子写真画像形成装置本体に着脱可能で電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤収納容器において、トナーを排出する開口部と、この開口部をシールするシール部材であって、後端部が現像剤収納容器に固定された状態で開口部の開封が終了するシール部材と、このシール部材を開封するための巻取り部材であって電子写真画像形成装置本体から駆動を伝達されてシール部材を巻取って開封後に電子写真画像形成装置本体からの駆動の伝達が切り離される巻取り部材と、前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向には巻取り部材を回転可能とすると共にシール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する逆回転防止手段と、を有することを特徴とする現像剤収納容器である。
【0013】
本出願に係る第2の発明は前記逆回転防止手段は前記巻取り部材と当接する可動の爪と、前記巻取り部材に設けられ前記爪と当接し、前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、を有することを特徴とする第1の発明に記載の現像剤収納容器である。
【0014】
本出願に係る第3の発明は前記逆回転防止手段は前記巻取り部材に設けられた可動の爪と、前記爪と当接し前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、を有することを特徴とする第1の発明に記載の現像剤収納容器である。
【0015】
本出願に係る第4の発明は前記爪と前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部とがラチェット機構を構成することを特徴とする第2または第3の発明に記載の現像剤収納容器である。
【0016】
本出願に係る第5の発明は前記逆回転防止手段は巻取り部材の回転時に動作を確認できる音を生ずることを特徴とする第1の発明に記載の現像剤収納容器である。
【0017】
本出願に係る第6の発明は電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を形成するための現像部材と、前記現像部材へ供給する現像剤を収納し現像剤を現像部材へ向かって排出する開口部を有する現像剤収納容器と、現像剤収納容器の開口部をシールするシール部材であって後端部が現像剤容器に固定された状態で開口部の開口が終了するシール部材と、このシール部材を開封するための巻取り部材であって電子写真画像形成装置本体から駆動を伝達されてシール部材を巻取って後に電子写真画像形成装置本体からの駆動の伝達が切り離される巻取り部材と、前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向には巻取り部材を回転可能とすると共にシール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する逆回転防止手段と、を有することを特徴とするプロセスカートリッジである。本出願に係る第7の発明は前記逆回転防止手段は前記巻取り部材と当接する可動の爪と、前記巻取り部材に設けられ前記当接爪と当接し、前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、を有することを特徴とする第6の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0018】
本出願に係る第8の発明は前記逆回転防止手段は前記巻取り部材に設けられた可動の爪と、前記爪と当接し前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、を有することを特徴とする第6の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0019】
本出願に係る第9の発明は前記爪と前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部とがラチェット機構を構成することを特徴とする第7または第8の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0020】
本出願に係る第10の発明は前記逆回転防止手段は巻取り部材の回転時に動作を確認できる音を生ずることを特徴とする第6の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0021】
本出願に係る第11の発明は電子写真画像形成装置本体に着脱可能で電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤収納容器において、トナーを排出する開口部と、この開口部をシールするシール部材であって、後端部が現像剤収納容器に固定された状態で開封が終了するシール部材と、このシール部材を開封するための巻取り部材と、電子写真画像形成装置本体から駆動を伝達されて巻取り部材に駆動を伝達しシール部材の開封後に電子写真画像形成装置本体からの駆動の伝達が切り離される伝達部材と、前記伝達部材と現像剤収納容器間に設けられて前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向には巻取り部材を回転可能とすると共にシール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する逆回転防止手段と、を有することを特徴とする現像剤収納容器である。
【0022】
本出願に係る第12の発明は前記逆回転防止手段は前記伝達部材と当接する可動の爪と、前記伝達部材に設けられ前記爪と当接し、前記巻取り部材が前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、を有することを特徴とする第11の発明に記載の現像剤収納容器である。
【0023】
本出願に係る第13の発明は前記逆回転防止手段は前記伝達部材に設けられた可動の爪と、前記爪と当接し前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、を有することを特徴とする第11の発明に記載の現像剤収納容器である。
【0024】
本出願に係る第14の発明は前記爪と前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部とがラチェット機構を構成することを特徴とする第12または第13の発明に記載の現像剤収納容器である。
【0025】
本出願に係る第15の発明は前記逆回転防止手段は巻取り部材の回転時に動作を確認できる音を生ずることを特徴とする第11の発明に記載の現像剤収納容器である。
【0026】
本出願に係る第16の発明は前記爪と当接部は伝達部材の側面と伝達部材の側面に対向する部材とに配設されることを特徴とする第12または第13の発明に記載の現像剤収納容器である。
【0027】
本出願に係る第17の発明は電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像部材と、現像部材へ供給する現像剤を収納し現像剤を現像部材へ向かって排出する開口部を有する現像剤収納容器と、現像剤収納容器の開口部をシールするシール部材であって、後端部が現像剤容器に固定された状態で開封が終了するシール部材と、このシール部材を開封するための巻取り部材と、電子写真画像形成装置本体から駆動を伝達されて巻取り部材に駆動を伝達しシール部材の開封後に電子写真画像形成装置本体からの駆動の伝達が切り離される伝達部材と、前記伝達部材と伝達部材に対向する部材間に設けられて前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向には巻取り部材を回転可能とすると共にシール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する逆回転防止手段と、を有することを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0028】
本出願に係る第18の発明は前記逆回転防止手段は前記伝達部材と当接する可動の爪と、前記伝達部材に設けられ前記爪と当接し、前記巻取り部材が前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、を有することを特徴とする第17の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0029】
本出願に係る第19の発明は前記逆回転防止手段は前記伝達部材に設けられた可動の爪と、前記爪と当接し前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、を有することを特徴とする第17の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0030】
本出願に係る第20の発明は前記爪と前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部とがラチェット機構を構成することを特徴とする第18または第19の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0031】
本出願に係る第21の発明は前記逆回転防止手段は巻取り部材の回転時に動作を確認できる音を生ずることを特徴とする第17の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0032】
本出願に係る第22の発明は前記爪と当接部は伝達部材の側面と伝達部材の側面に対向する部材とに配設されていることを特徴とする第18または第19の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0033】
本出願に係る第23の発明は電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジにおいて、電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を形成するための現像部材と、前記現像部材へ供給する現像剤を収納し現像剤を現像部材へ向かって排出する開口部を有する現像剤収納容器と、現像剤収納容器の開口部をシールするシール部材であって後端部が現像剤容器に固定された状態で開口部の開口が終了するシール部材と、このシール部材を開封するための巻取り部材であって電子写真画像形成装置本体から駆動を伝達されてシール部材を巻取って後に電子写真画像形成装置本体からの駆動の伝達が切り離される巻取り部材と、前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向には巻取り部材を回転可能とすると共にシール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する逆回転防止手段と、を有することを特徴とする現像カートリッジである。
【0034】
本出願に係る第24の発明は前記逆回転防止手段は前記巻取り部材と当接する可動の爪と、前記巻取り部材に設けられ前記爪と当接し、前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、を有することを特徴とする第23の発明に記載の現像カートリッジである。
【0035】
本出願に係る第25の発明は前記逆回転防止手段は前記巻取り部材に設けられた可動の爪と、前記爪と当接し前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、を有することを特徴とする第23の発明に記載の現像カートリッジである。
【0036】
本出願に係る第26の発明は前記爪と前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部とがラチェット機構を構成することを特徴とする第24または第25の発明に記載の現像カートリッジである。
【0037】
本出願に係る第27の発明は前記逆回転防止手段は巻取り部材の回転時に動作を確認できる音を生ずることを特徴とする第23の発明に記載の現像カートリッジである。
【0038】
本出願に係る第28の発明は電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジにおいて、電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像部材と、現像部材へ供給する現像剤を収納し現像剤を現像部材へ向かって排出する開口部を有する現像剤収納容器と、現像剤収納容器の開口部をシールするシール部材であって、後端部が現像剤容器に固定された状態で開封が終了するシール部材と、このシール部材を開封するための巻取り部材と、電子写真画像形成装置本体から駆動を伝達されて巻取り部材に駆動を伝達しシール部材の開封後に電子写真画像形成装置本体からの駆動の伝達が切り離される伝達部材と、前記伝達部材と伝達部材に対向する部材間に設けられて前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向には巻取り部材を回転可能とすると共にシール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する逆回転防止手段と、を有することを特徴とする現像カートリッジである。
【0039】
本出願に係る第29の発明は前記伝達部材と当接する可動の爪と、前記伝達部材に設けられ前記爪と当接し、前記巻取り部材が前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、を有することを特徴とする第28の発明に記載の現像カートリッジである。
【0040】
本出願に係る第30の発明は前記逆回転防止手段は前記伝達部材に設けられた可動の爪と、前記爪と当接し前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、を有することを特徴とする第28の発明に記載の現像カートリッジである。
【0041】
本出願に係る第31の発明は前記爪と前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部とがラチェット機構を構成することを特徴とする第29または第30の発明に記載の現像カートリッジである。
【0042】
本出願に係る第32の発明は前記逆回転防止手段は巻取り部材の回転時に動作を確認できる音を生ずることを特徴とする第28の発明に記載の現像カートリッジである。
【0043】
本出願に係る第33の発明は前記爪と当接部は伝達部材の側面と伝達部材の側面に対向する部材とに配設されていることを特徴とする第29又は第30の発明に記載の現像カートリッジである。
【0044】
本出願に係る第34の発明は記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、第1から第5、第11から第16の発明の何れか1つの現像剤容器、または第6から第10、第17から第22の発明の何れか1つのプロセスカートリッジ、もしくは第23から第33の発明の何れか1つの現像カートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、巻取り部材又は巻取り部材に駆動を伝達する伝達部材に係脱可能な駆動部材と、記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0045】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態が適用されるプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置を図1から図2に基づいて説明する。
【0046】
(プロセスカートリッジおよび画像形成装置本体の説明)
図1に本発明に係るプロセスカートリッジの主断面図、図2に本発明に係る画像形成装置の主断面図を図示する。このプロセスカートリッジは、像担持体と像担持体に作用するプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば像担持体の表面を帯電させる帯電手段、像担持体にトナー像を形成する現像装置、像担持体表面に残留したトナーを除去するためのクリーニング手段がある。プロセスカートリッジは像担持体と、プロセス手段のうち少なくとも一つと、を備えればよい。
【0047】
本実施の形態のプロセスカートリッジ15は、図1に示すように像担持体である電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラムという)11の周囲に帯電手段である帯電ローラ12及びクリーニング手段としてのクリーニングブレード14を収納したクリーニング枠体13、そして感光体ドラム11を保護するドラム保護シャッター9、現像装置として、現像スリーブ18、現像ブレード19を収納した現像容器枠体17、そして現像剤であるトナーを収納した現像剤収納容器としてのトナー収納枠体16、トナー収納枠体16内のトナーを攪拌する回転部材としての攪拌部材20、とを一体的にカートリッジ15とし、トナー収納枠体16の上部に設けられた把手10を持つことによりプロセス手段に無理な力をかけること無く、電子写真画像形成装置本体(以下、画像形成装置本体という)37に対して着脱自在な構成としている。
【0048】
このプロセスカートリッジ15は、図2に示すような画像形成装置に装着されて画像形成に用いられる。画像形成は、装置下部に装着されたシートカセット6から搬送ローラ7によって記録媒体としてのシートSを感光体ドラム11の転写位置へ搬送し、シートSへ行われる。
【0049】
感光体ドラム11は、帯電ローラ12によって帯電された後、露光装置8によって画像情報に応じて選択的な露光が行われ、静電潜像が形成される。露光装置8による露光は、レジストローラ3によるシート搬送と同期して行われる。
【0050】
一方、トナー収納枠体16に収納したトナーは攪拌部材20によってトナー収納枠体16の開口部31を通じて現像枠体17側に送られ、このトナーを現像ブレード19により現像ローラ18表面に薄層担持し、現像ローラ18に現像バイアスを印加することによって、潜像に応じて現像ローラ18から感光体ドラム11へトナーを供給する。この感光体ドラム11上に形成されたトナー像を転写位置で転写ローラ5へのバイアス電圧印加によって搬送されるシートSに転写し、そのシートSを定着装置4へ搬送して画像定着し、排紙ローラ1によって装置上部の排出部2に排出する。
【0051】
(トナーシールの開封および攪拌駆動の説明)
図3、図4を用いてトナー収納枠体とトナーシール部材(シール部材ともいう)について説明する。
【0052】
図3に示すようにトナー収納容器16の開口部31はトナーシール部材21で覆われており、トナーシール部材21はトナー収納容器16の開口部31を覆うように開口部31の周囲を溶着部50のように熱溶着されている。
【0053】
本実施例に用いているトナーシール部材21は表層から
ポリエステル12μm(強度維持層、図4の21i)
アルミ箔7μm(レーザー遮断層、図4の21j)
ポリエステル50μm(引き裂きガイド層、図4の21k)
シーラント層50μm(容器接着層、図4の21l(エル))
の層構成になっている。
【0054】
開封時の引き裂き部21eは、シーラント層側から炭酸ガスレーザーを照射して、引き裂きガイド層であるポリエステル層及びシーラント層の一部を溶融することにより空隙部が形成されるレーザーカット加工処理を施している。(図4はシール部材の断面図であり、レーザー加工による空隙部21hを示している。)アルミ箔層21jはレーザーを遮断するため、最表面のポリエステル層21iは損傷を受けず、十分なシール性を確保することができる。開封時には、レーザー加工処理によって形成された空隙部21hに応力が集中するため、引き裂き部21eに沿って確実に引き裂き、開封することができる。
【0055】
またトナーシール部材21の引き裂き部21eの幅21cは、トナー収納容器16の開口部31の外側にあって開口部31の幅31aよりも大きくトナーシール部材21が引き裂かれた後も、開口部31を通過するトナーの移動を妨げ無い幅となっている。またトナーシール部材21の先端部21aの幅21dは引き裂き部21eの幅21cよりも小さくなっている。これは後述のトナーシール部材と巻取り部材の固定方法の説明で詳しく説明する。
【0056】
また絶縁性のポリエステル層21iのシート上には、トナーシール部材21の開封とプロセスカートリッジ15の装着を検知する検知部22が設けられている。本実施例では、検知部22はトナーシール部材21の上に粘着剤付きアルミニウム箔の導電部で形成されている。検知部22は、開封方向を横切って2つの導電部22a,22bがトナーシール部材21を横切っている。即ち、トナーシール部材21の開封方向の上流側に開口部31がすべて開封されたことを検知する開封検知導電部22a、下流側に画像形成装置本体37にプロセスカートリッジ15が正しい位置に装着されたことを検知する装着検知導電部22bを設けてある。
【0057】
次に図5〜図9を用いてトナーシール部材の開封装置とその動作について説明する。
【0058】
まず図5において新品のプロセスカートリッジ15を画像形成装置本体37に装着すると装置本体内の開封検知部35、装着検知部36と検知部22が接点部34bと34c、34aと34cを介して電気的に接続される。
【0059】
トナーシール部材21が巻き取られる前は、開封検知導電部22a、装着検知導電部22bは導通状態である(図3参照)。これを図5に示すように画像形成装置本体の開封検知部35、装着検知部36が検知する。すると画像形成装置に設けられた駆動源としてのモータ26が矢印Aの方向に駆動を始める。
【0060】
そして図6に示すように画像形成装置本体内のモータ26が矢印Aの方向に回転するとモータ26のピニオン26aはアイドラギア42を介して本体第一カップリング43を回転する。ここで本体第一カップリング43は外周にアイドラギア42と噛み合うギア43bを有する。画像形成装置本体内の本体第一カップリング43は矢印Cの方向に回転しながら矢印Dの方向に移動し、プロセスカートリッジ内の感光体ドラム11の端部に設けられた第一カップリング44と非係合状態で回転する。ここで本体第一カップリング43の矢印C方向の移動は本体第一カップリング43の軸方向でねじれた略三角形断面の凹部43aにプロセスカートリッジ15の第一カップリング44に設けたねじれた略三角柱の凸部44aが回転力で互いに軸方向に排斥する力と、本体第一カップリング43の外周のギア部43bとアイドラギア42をはす歯としたことによる歯荷重に基づく推力により行われる。ここでの本体第一カップリング43の移動に関しては特開2000−214726に詳細に説明されている。
【0061】
またプロセスカートリッジ15内の第二カップリングギア24は、画像形成装置本体のモータ26のピニオン26aからアイドラギア33を介し駆動伝達される装置本体の外周にギアを有する本体第二カップリング25と係合し、駆動伝達される。また図5において第二カップリングギア24は、プロセスカートリッジ15に設けられた揺動ギア29に駆動を伝達する。ここで揺動ギア29は側板61に設けられた長穴61eとトナー収納容器の長穴(不図示)に両持ちで支持されこの長穴内で揺動可能である。そして揺動した揺動ギア29が第二カップリングギア24との間の歯荷重で揺動してアイドラギア30の平歯ギア30aとかみ合い、アイドラギア30に駆動を伝達する。そして、アイドラギア30と一体の傘歯車30bと噛み合う巻取り部材23と一体の傘歯車であるギア部23aが回転し、巻取り部材23が回転する。そしてトナーシール部材21が矢印Bの方向に巻き取られる。このとき揺動ギア29は、アイドラギア27と離間して非係合状態となっている。
【0062】
プロセスカートリッジ15に取り付けられるアイドラギア30は側板61とトナー収納容器16にまたがって回転可能に取り付けられている。また側板61はトナー収納容器16、現像枠体17、クリーニング枠体13を保持している。
【0063】
そして図7に示すように開口部31をすべて開口した後、開封検知導通部22aが切断されると開封検知部35の回路は絶縁状態となる。このとき、トナーシール部材21の末端部の更に後端部はトナー収納容器16に固定されたままである。そして、開封検知導電部22aが切断された絶縁状態を画像形成装置本体37の開封検知部35が検知すると、図8に示すように画像形成装置の巻取り部材23を駆動する本体第二カップリング25に駆動力を伝達していたモータ26が逆回転をする。そして図8に示すようにモータ26が矢印Fの方向に逆回転すると、画像形成装置本体内の本体第一カップリング43はピニオン26aからアイドラギア42を介して矢印Gの方向に回転させられながら矢印Hの方向に移動し、プロセスカートリッジ15内の感光体ドラム11の端部に設けられた第一カップリング44と係合状態で回転し感光体ドラム11に駆動を伝達する。
【0064】
また図9に示すようにプロセスカートリッジ内の第二カップリングギア24も逆回転し、第二カップリングギア24のギア部24eと揺動ギア29間の歯荷重で揺動ギア29が反時計方向に揺動してアイドラギア30のギア30bと離間して非係合状態となると共に、アイドラギア27の大ギア27aとかみ合い、アイドラギア27に駆動を伝達する。ここで、アイドラギア27はトナー収納枠体16に設けた一つの回転軸に対して回転自在に嵌合し大ギア27aと小ギア27bの二つのギアが一体成形されたものである。
【0065】
アイドラギア30と揺動ギア29が離間するとアイドラギア30からギア列で連なる巻取り軸23までは装置本体37の駆動部からは切り離される。そこで巻取り軸23に巻取られているトナーシール部材21は弾力で広がろうとする。このため、本発明の実施の形態では後述するように巻取り軸23又はアイドラギア30がトナーシール部材21の開封動作時の回転方向に対して逆向きの回転をしないように逆回転防止手段を設ける。そしてアイドラギア27の小ギア27bとかみ合っているアイドラギア28を介して図1に示すトナー収納容器内の攪拌部材20を回転する攪拌ギア32に駆動を伝達する構成となっている。ここで、アイドラギア28は大ギア28aと小ギア28b(図21参照、図21は実施の形態2を示すがギア列は実施の形態1も同様である。)を有し、大ギア28aがアイドラギア27の小ギア27bとかみ合い、小ギア28bが攪拌ギア32とかみ合っている。なお、攪拌ギア32は更にアイドラギアを介してもう一つ有するが図5、図7、図9ではこの攪拌ギア32に夫々噛合うアイドラギアは図略してある。これによって開封検知導電部22aが切断されると巻取り部材23への駆動は遮断され、巻取り部材23が停止するのでトナーシール部材21の開封動作も停止する。しかし装着検知用の装着検知導電部22bはそのままの状態で維持されており引き続き装着検知を装着検知部36で行なっている。このとき、トナーシール部材21の後端部がトナー収納容器16に固定された状態で開口部31の開封が終了する。
【0066】
(トナーシール部材と巻取り部材の固定方法の説明)
次に図10〜13を用いてトナーシール部材と巻取り部材の固定方法について述べる。
【0067】
図10、図11においてトナーシール部材21が折り返されている。折り返されたトナーシール部材21の一端部21aには係合孔21bが2ヶ所設けられている。巻取り部材23には、上端部には駆動を伝達されるギア部23a、中央部にはトナーシール部材21の一端部21aを挿入可能な巻取り部材23の軸方向の短手方向幅51aと短手方向幅51aに直交するスリット幅51bを持つスリット51が巻取り部材23の中央近傍に設けられている。またスリット51内の一方の内面には前記係合孔21bと係合する係合爪52がスリット51の長手方向の略中心を対称に2ヶ所設けられている。係合爪52はトナーシール部材21がスリット51に挿入しやすいようにトナーシール部材21の挿入口側に傾斜部52aと係合孔21bを挿入したときに引っかける突起部52cが設けられている。
【0068】
また、係合爪52は先端突起部52cの根本側に孔受け部52bが設けてある。この孔受け部側は巻取り軸23と一体につながっている。トナーシール部材21の巻取り方向で見て孔受け部52bは先端突起部52cよりも遅れた位置になっている。先端突起部52cは巻取り方向に従って先端が角を有する。また、孔受け部52bはトナーシール部材21の巻取り方向先頭側が半円形となっており、この円の半径はトナーシール部材21の係合孔21bの半径よりも小さい半径としてある。
【0069】
ここで図10に示すスリット51の短手方向幅51aを必要以上に大きくすると、巻取り部材23の強度が減少するためにできるだけ小さくする必要がある。そのためにトナーシール部材21の引き裂き部21eの幅21cよりも巻取り部材23への固定部である先端部21aの幅21dを小さくすることで巻取り部材23のスリット51の短手幅51aを減らすことが可能となり巻取り部材23の強度を減少させることを防止する。
【0070】
強度の面から考えられる必要な短手幅51aとしては、トナーシール部材21の引き裂き強度よりも固定部材である係合爪52とトナーシール部材21との係合強度が高い必要がある。
【0071】
本実施例では引き裂き強度約64N(6.5kgf)に対し係合強度を約98N(10kgf)以上となるようにしている。そのために、トナー収納容器16の開口部31の幅31a約33mmに対し、トナーシール部材21の引き裂き部幅21cを約35.5mm、トナーシール部材先端部幅21dを約23mm、係合孔21bを直径4.6mmとしている(図3参照)。
【0072】
次に巻取り部材の係合部について説明する。係合爪52はスリット幅51bの約2/3の高さであり、本実施例ではスリット51の幅51bは約3mmで、係合爪52の高さは約2mmである。またスリット51の前記係合爪52を設けた面の対向面に、前記係合爪52と互い違いに3ヶ所のトナーシール部材21の抜け防止リブ53が設けてある。図11に示すように抜け防止リブ53もトナーシール部材21がスリット51に挿入しやすいようにトナーシール部材21の挿入口側に傾斜部53aを設けてある。抜け防止リブ53はスリット幅51bの約2/3の高さであり、本実施例ではスリット51の幅51bは約3mmで、抜け防止リブ53の高さは約2mmである。抜け止め防止リブ53はトナーシール巻取り部材23の軸方向で見て係合爪52が間にあるように配設してある。
【0073】
そして図10、図11に示す矢印Lの方向にトナーシール部材21の一端部21aを巻取り部材23のスリット51に挿入すると、係合孔21bが係合爪52と係合する(図12参照)。
【0074】
このとき係合爪52の係合孔21bと接する孔受け部52bは約半円形状であり半円の半径は係合孔21bの半径よりも小さい径とする。これにより係合孔21bと係合爪52の挿入が容易になり、また巻取り部材23が回転しトナーシール部材21を巻き取ろうとした際に係合孔21bにかかる力を分散でき、係合孔21bが裂けてしまうことを防止できる。本実施例では係合孔21bの直径は約4.6mm、係合爪52の孔受け部52bの半径は約1.5mmである(図10参照)。
【0075】
また抜け防止リブ53を係合爪52の間と係合爪52の両外側に設けることで、トナーシール部材21の係合孔21bが係合爪52から外れる前に抜け防止リブ53にトナーシール部材21が当接し、係合爪52からトナーシール部材21が抜けることを防止する。また巻取り部材23の下側にはトナー収納容器に係合する下端部23bが設けられている(図13参照)。巻取り部材23のトナー収納容器への係合方法は後述する。
【0076】
(駆動伝達方法及びカップリング部材の説明)
ここで図14〜図16を用いてカップリング形状について説明する。
【0077】
図14において第一カップリング44は、略三角形の凸形状44aを有しており、詳しくは軸方向にねじれた三角柱である。また本体第一カップリング43は、この凸形状と係合する軸方向にねじれた略三角柱の凹部形状43aを有している。ここで、凸形状44aと凹部形状43aのねじれ方向は同方向である。これにより第一カップリング44と本体第一カップリング43が係合し回転されると、凸部44aの稜線44a1と凹部43aの内面43a1とが等しく当接するために互いに軸芯が合致し駆動力が伝達される。また、これにより、既にのべたように本体カップリング43の軸方向移動を行う駆動力の一つとなっている。
【0078】
図15、図16において、画像形成装置の本体第二カップリング25は、円柱が二面幅の凸部を有しており、本体第二カップリング25に組み合わされるプロセスカートリッジ15内の第二カップリングギア24には円筒形状の凹部24fに三角形の三角リブ24a,24aが設けられている。このリブ24aは図の正面より見るように三角形でその一つの頂点が第二カップリングギア24の中心を向いており、該中心を対称の中心としており、二つの三角形の夫々の辺は平行である。
【0079】
図15に示すように本体第二カップリング25がトナーシール部材21を開封する矢印Eの方向に回転すると第二カップリングギア24の三角リブ24aの当接部24cと本体第二カップリング25の当接部25aが当接し駆動を伝達する。
【0080】
第二カップリングギア24の凹部24fはトナーシール部材21を開封する方向に回転駆動されるときは、本体第二カップリング25との径方向の隙間40が逆方向に回転駆動される時に本体第二カップリング25との間にできる隙間41と比較して小となるように円筒形部24gの径を変化させた形状となっている。本実施例では第二カップリングギア24と本体第二カップリング25との半径方向の隙間40は約0.5mmとなっている。
【0081】
またトナーシール部材21の開封駆動が終了すると図16に示すように本体第二カップリング25が矢印Eとは逆の方向である矢印Iの方向に逆回転し第二カップリングギア24の三角リブ24の当接部24bと本体第二カップリング25の当接部25bが当接し第二カップリングギア24を駆動し、攪拌部材20に駆動力を伝達する構成となっている。このとき本体第二カップリング25と第二カップリングギア24は、回転軸に対して半径方向の隙間41を有する構成となっている。このため本体第二カップリング25と第二カップリングギア24の回転中心が一致しなくても両者間で回転が伝達される。
【0082】
本実施例では、隙間41は略2mmである。
【0083】
この構成をとることによりトナーシール部材21を開封時には感光体ドラム11を回転駆動せず、本体第二カップリング25と第二カップリングギア24との間で回転中心が決められる。そしてトナーシール部材21を開封終了後すなわち画像形成されるときには感光体ドラム11に設けられた第一カップリング44と本体第一カップリング43との間で軸芯の合致が行なわれ、攪拌部材20に駆動力を伝達する第二カップリングギア24と本体第二カップリング25は、駆動を伝達するのみで調芯作用は行われず、第一カップリング44と本体第一カップリング43との間の軸芯の合致を妨げない構成となっている。
【0084】
(巻取り部材とトナーシール収納部構成の説明)
次に図19、図20を用いて巻取り部材23とこれを収納するトナー収納容器16に設けられたトナーシール収納部16aについて説明する。ここでトナーシール収納部16aはトナー収納容器16の一部を構成するものである。
【0085】
トナーシール収納部16aは図3に示すようにトナー収納容器16の開口部31の長手方向でトナー収納部の外側にトナー収納容器16と一体に設けてある。トナーシール収納部16aは開口部31と同じ側に開口16hを有する。
【0086】
トナーシール収納部16aには巻取り部材23の下端部23bを回転自在に嵌合する係合穴16bと上端部のギア部23aの根本を受けるU溝部16cが設けられている。トナーシール部材21を係合した巻取り部材23は、まずギア部23aの根元である巻取り軸部23dの上端部をU溝部16cに挿入する。次に巻取り軸23を下降して係合穴16bに巻取り部材23の下端部23bを挿入する。そしてU溝部16cから巻取り部材23が抜け落ちることを防止する押さえ部材60がトナーシール収納部16aの開口16hを覆うようにしてトナーシール収納部16aを構成する筐体に溶着される。押さえ部材60にはU溝部16cに挿入された巻取り部材23を押さえるリブ60aが設けられており、巻取り部材23はリブ60aとU溝部16c間で回転可能に支持される。押え部材60は図20に示すようにトナーシール収納部16aの開口16hの周縁に溶着されるがトナーシール部材21が通過できる隙間gを生ずるように隙間gにより一部の欠けた回り縁となった溶着座部16iを有する。
【0087】
また巻取り部材23の巻取り軸部23dの下端部の円周方向には弾性を有する爪部(可動の爪)23cが1個所に設けられおり、トナーシール収納部16aの下側には前記爪部23cと係合するリブ付円筒部16dを設けている。この爪部23cはリブ付き円筒部16dの円周内周より片持梁状に突出している。爪部23cは巻取り軸部23dと一体成形であって、可動であり、巻取り軸23dの半径方向中心側へ変形可能であり、リブ付き円筒部16dのリブ16g間に復元する弾力を有する。リブ付円筒部16dは巻取り部材23の爪部23cとは一方の回転方向には互いに逆爪となるようにして周方向を等配して設けられている。なお、巻取り部材23の下端部23bは爪部23cの位置より更に縮径して下方へ円筒形の下端部23bがのび、円筒部分がトナーシール収納部16aの係合穴16bに回転自在に嵌合している。ここで、爪部23cとリブ付円筒部16dとで巻取り部材23の逆回転防止手段を構成している。
【0088】
図20に示すように爪部23cとリブ付円筒部16dはラチェット機構となっており、爪部23cは巻取り部材23がトナーシール部材21を巻取り方向に回転する際には変形してリブ付円筒部16dの複数のリブ16gをのり越えリブ16g間の谷に向って復元することをくり返しながら回転する。従って、トナーシール部材21を巻取り部材23が巻取り中は爪部23cとリブ16g間の打撃音が生ずる。トナーシール収納部16aのリブ部16gは巻取り部材23がトナーシール部材21を巻き取る矢印Nの方向に回転する際には、前記爪部23cを撓ませる方向に傾斜した傾斜面16eを有し、また巻取り部材23が逆回転する方向には前記爪部23cが掛かる係合面16fを設けた構成となっている。リブ16gはリブ付円筒部16dの周方向を等配して設けてある。なお、リブ部16gを無数に設けた状態の円形部として爪部23cに逆回転防止効果を持たせるようにしてもよい。この場合でもトナーシール部材21の巻取り動作時に爪部23cは相手円形部と摺擦して音を発生する。要するに巻取り部材23に設けられた爪部23cと、爪部23cに当接し巻取り部材23のトナーシール部材21を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部を備えておればよく、何れもトナーシール部材21の巻取り動作音を生ずる。この当接部としては上述のように円周方向に並んだリブ部16g又はリブ16gを無数とした円筒穴である。
【0089】
実施の形態1では巻取り部材23に爪部23c、トナーシール収納部16aに溝部であるリブ付円筒部16dの構成であったが、巻取り部材23に、トナーシール収納部16aに爪部を設けてもよい。この場合は、巻取り部材23と当接する爪部23cと、巻取り部材23に設けられ爪部23cと当接し、巻取り部材23のトナーシール部材21を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部としては、巻取り部材23の円筒形外周の周方向にリブを多数配置し、このリブをリブ部16gと同様にほぼ半径方向の面と、この面に傾斜する三角リブとするか、又は爪部23cを当接する角度を適当としてトナーシール部材21を巻取る方向と逆方向に巻取り軸を回転しないようにすればよい。
【0090】
以上、要するに本発明の実施の形態は、トナーシール部材を開封するための巻取り部材であって電子写真画像形成装置本体から駆動を伝達されてトナーシール部材を巻取って開封後に電子写真画像形成装置本体からの駆動の伝達が切り離される巻取り部材と、前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向には巻取り部材を回転可能とすると共にトナーシール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する逆回転防止手段と、を有する。
【0091】
(巻取り駆動と攪拌駆動のフローチャート説明)
トナーシール巻取り駆動と攪拌駆動のフローチャート図を図17に、簡易回路図を図18に示す。
【0092】
本例のプロセスカートリッジ15を(S1)で画像形成装置に装着後、(S2)で装着検知部用の導電部22bが導通しているかを装着検知部36で確認し、導通がない場合は(S9)でプロセスカートリッジ無しと本体表示する。(S2)で導通がある場合は、次に(S3)で開封検知用の導電部22aが導通しているかどうかを開封検知部35で検知し、(S3)で導通がない場合は(S8)で再び装着検知部36の導通を確認し、導通がない場合は(S9)で上述同様本体表示し、(S8)で導通がある場合はトナーシール開封済み(S6)と判断する。
【0093】
(S3)で開封検知導電部22aが導通している場合は(S4)でトナーシール部材21の巻取りを開始し、開封が進み(S5)で開封検知導電部22aが切断され開封を検知した時点でトナーシール部材21の開封終了(S6)と判断し、(S7)で新品のプロセスカートリッジ15の装着が完了する。その後、画像形成装置本体内のモータ26を逆回転しトナー攪拌部材20の回転を開始する。ここで図18に示すように開封検知部35、装着検知部36は、直流電流検知器と電流モニターを備え、直流電源により電圧を印加してモニターで導電部22a,22bを流れる電流の有無を測定することによってトナーシール部材21が開封されているか否か及び、プロセスカートリッジ15が画像形成装置本体の正しい位置に装着されているがどうかをCPU38で判断を検知する。
【0094】
なお図3に示したようにトナー収納容器16に対するトナーシール部材21の熱溶着部50の末端側50aを開封検知導電部22aと装着検知導電部22bの間に配置することで、末端側50aの溶着部を引き剥がす前にトナーシール部材21の開封動作が終了することが可能となり、トナーシール部材21の開封過程として熱溶着部の50末端側50aを引き剥がす必要がなくなるため開封終了後の開封強度の低下を図れる。ここで、開封強度とはトナーシール部材21を開封するために引張る引張力のことである。
【0095】
(実施の形態2)
実施の形態2は実施の形態1の巻取り部材23とトナーシール収納部16aの間のラチェット機構を、巻取り部材23に駆動を伝達する伝達部材であるアイドラギア30の端面と、アイドラギア30を回転可能に取り付けるトナー収納容器16を支持する側板61に設けるものである。
【0096】
ここではその構成部の説明のみとし、その他の説明は実施の形態1と同様であるので実施の形態1の説明を援用する。
【0097】
まず図5において新品のプロセスカートリッジ15を画像形成装置本体に装着すると装置本体内の開封検知部35、装着検知部36と導電部22が接点部34aと34c、34bと34cを介して電気的に接続される。
【0098】
トナーシール部材21が巻き取られる前は、開封検知導電部22a、装着検知導電部22bは導通状態である。これを画像形成装置本体の開封検知部35、装着検知部36が検知する。すると画像形成装置本体に設けられた駆動源としてのモータ26が矢印Aの方向に駆動を始める。
【0099】
そして図6に示すように画像形成装置本体内のモータ26が矢印Aの方向に回転すると画像形成装置本体内の本体第一カップリング43はアイドラギア42を介して矢印Cの方向に回転しながら矢印Dの方向に移動し、プロセスカートリッジ15内の感光体ドラム11の端部に設けられた第一カップリング44と非係合状態で回転する。またプロセスカートリッジ15内の第二カップリングギア24のカップリング部24dは、画像形成装置本体のモータ26からアイドラギア33を介し駆動伝達される装置本体の本体第二カップリング25と係合し、駆動伝達される。また図5において第二カップリングギア24は、プロセスカートリッジ15に設けられた揺動ギア29へ駆動伝達する。そして揺動した揺動ギア29がアイドラギア30に駆動を伝達し、アイドラギア30と噛み合う巻取り部材23のギア部23aが回転し、そしてトナーシール部材21が矢印Bの方向に巻き取られる。このとき揺動ギア29は、アイドラギア27とは離間して非係合状態となっている。
【0100】
次に図21、図22を用いて説明する。前記のプロセスカートリッジ15内のアイドラギア30はアイドラギア30の側面に対向する面を有する部材である側板61とトナー収納容器16にまたがって回転可能に取り付けられている。ここで、側板61,62は図6に示すようにトナー収納容器16、クリーニング枠体13の夫々の長手方向端面にねじ止め、又は樹脂接合による結合によって固定されている。なお、現像枠体17はクリーニング枠体13と一方の側板62に支持されている(詳細な説明は省略)。
【0101】
側板61は容器状であり、クリーニング枠体13、トナー収納容器16との間に空間ができる。この空間内において次にのべるギア類が配設されている。
【0102】
ここでアイドラギア30はその穴30eが側板61に設けられた軸61aに回転可能に嵌合して取り付けられている。
【0103】
アイドラギア30の側板側の側面30dには変形可能な爪部(可動の爪)30aが一体に設けられている。この爪部30aは側面30d上の円周上でこの円周に対して側面30dから斜めに突出している。即ち、爪部30aは弾力を有しこの弾力に抗して可動であり、また復元する。そして側板61には前記爪部30aと当接するリブ61bが複数設けられている。前記爪部30aとリブ61bはラチェット機構の構成となっている。前記巻取り部材23がトナーシール部材21を巻き取る方向に駆動伝達する矢印Tの方向に回転する際には爪部30aがリブ61dの斜面61cに当り側面30dに近づく撓みと復元をくり返しながらアイドラギア30は回転する。このため、トナーシール部材21の開封時にラチェット機構から音が出るので開封動作が行われていることが確認できる。また、ラチェット機構を用いないで回転方向によって摩擦力に差を招じさせる一方向回転クラッチのような構成においても一般に摩擦音が生じるので開封動作の確認ができる。そして巻取り部材23がトナーシール部材21を巻き取る方向と逆方向の回転をするときには、前記爪部30aは前記リブ61bの逆止面61dに掛かり、逆方向の回転を防止する構成となっている。リブ61bはアイドラギア30が矢印Tの方向に回転(トナーシール部材21を巻き取る方向に回転伝達)する際に、爪部30aがリブ61bを乗り越えやすいように斜面61cを有し、アイドラギア30が逆方向に回転する際に爪部30aが掛かる逆止面61dを有しているものである。
【0104】
上述した実施の形態2では側板61にリブ61bを設けアイドラギア30に爪部30aを設けたが、側板61に爪部を設け、アイドラギア30の側面に円周方向リブを配列してもよい。
【0105】
また、トナーシール部材21の開封後の巻取り部材23の逆回転防止手段を設ける場所はアイドラギア30からトナーシール巻取り部材23間の何れか1つのギアであってもよい。また、ギアの歯をラチェットホイルの代わりに用いてもよい。
【0106】
実施の形態ではギア列を介して巻取り軸の駆動力を装置本体側から受けるようにしたがプロセスカートリッジ(現像剤収納容器、現像カートリッジについても同じ)には巻取り軸のみを備え、巻取り軸に備えるギア、又は軸継手を装置本体側から駆動し、トナーシール部材を巻取り軸が巻取った後に装置本体からの駆動部材が切り離される場合も本発明は適用される。また、トナーシール自動開封装置を有する現像剤収納容器(トナー収納容器)を画像形成装置に装着して画像形成装置の現像器へトナーを供給する場合も本発明に含まれる。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように本出願に係る発明によると、電子写真画像形成装置およびプロセスカートリッジにおいて、トナーシール部材を巻取り開封するときに逆回転防止手段が音を出すので動作確認が容易になり、またトナーシール部材巻取り後のトナー飛散を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図2】画像形成装置の縦断面図である。
【図3】未開封状態のトナーシール部材を熱溶着したトナー収納枠体の開口部を示す正面図である。
【図4】トナーシール部材の層構成を示す縦断面図である。
【図5】未開封状態のトナーシール部材と巻取装置を示すトナー収納枠体の斜視図である。
【図6】装置本体駆動部の概略構成とプロセスカートリッジの斜視図である。
【図7】開封状態のトナーシール部材と巻取り装置を示すトナー収納枠体の斜視図である。
【図8】装置本体駆動部の概略構成とプロセスカートリッジの斜視図である。
【図9】開封後の巻取り装置への伝達部材への逆回転状態を示すトナー収納枠体の斜視図である。
【図10】トナ−シール部材の先端部を拡大した斜視図と巻取り部材の一部を断面とした斜視図である。
【図11】トナ−シール部材の先端部と巻取り部材の斜視図である。
【図12】トナーシール部材の先端が巻取り部材に装着された状態を示す斜視図である。
【図13】トナーシール部材の先端部と巻取り部材の係合部を示す正面図である。
【図14】プロセスカートリッジの第一カップリングと本体第一カップリングの結合部を示す斜視図である。
【図15】プロセスカートリッジの第二カップリングと本体第二カップリングの結合状態を示す正面図である。
【図16】プロセスカートリッジの第二カップリングと本体第二カップリングの結合状態を示す正面図である。
【図17】トナーシール巻取り制御のフローチャートである。
【図18】トナーシール巻取り制御を簡便に示した電気回路図である。
【図19】実施の形態1で巻き取り部材と巻き取り収納部の係合状態を示す斜視図である。
【図20】実施の形態1で巻き取り部材と巻き取り収納部のラチェット機構を示す縦断面図である。
【図21】実施の形態2でプロセスカートリッジ側の駆動力伝達用歯車列を示す側板裏面の斜視図である。
【図22】実施の形態2でプロセスカートリッジ歯車列のアイドラギアと側板のラチェット機構を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…排紙ローラ
2…排出部
3…レジストローラ
4…定着装置
5…転写ローラ
6…シートカセット
7…搬送ローラ
8…露光装置
9…ドラム保護シャッター
10…把手
11…感光体ドラム(電子写真感光体ドラム)
12…帯電ローラ
13…クリーニング枠体
14…クリーニングブレード
15…プロセスカートリッジ
16…トナー収納容器(現像剤収納容器) 16a…トナーシール収納部
16b…係合穴 16c…U溝部 16d…リブ付円筒部 16e…傾斜面
16f…係合面 16g…リブ部 16h…開口 16i…溶着座部
17…現像枠体
18…現像ローラ
19…現像ブレード
20…攪拌部材
21…トナーシール部材(シール部材) 21a…一端部 21b…係合孔
21c…引き裂き部幅 21d…先端部幅 21e…引き裂き部 21h…空隙部 21i…ポリエステル層 21j…アルミ薄層 21k…引き裂きガイド層
21l(エル)…容器接着層
22…導電部 22a…開封検知導電部 22b…装着検知導電部
23…巻取り部材 23a…ギア部 23b…下端部 23c…爪部 23d…巻取り軸部
24…第二カップリングギア 24a…三角リブ 24b…当接部 24c…当接部 24d…カップリング部 24e…ギア部 24f…凹部
25…本体第二カップリング 25a…当接部 25b…当接部 25c…ギア部
26モータ 26a…ギア
27…アイドラギア 27a…大ギア 27b…小ギア
28…アイドラギア 28a…第一ギア部 28b…第二ギア部
29…揺動ギア
30…アイドラギア 30a…爪部 30b…ギア 30c…傘歯車 30d…側面 30e…穴
31…開口部 31a…幅
32…攪拌ギア
33…アイドラギア
34a,34b,34c…接点部
35…開封検知部
36…装着検知部
37…装置本体(電子写真画像形成装置本体)
38…CPU
40…隙間
41…隙間
42…アイドラギア
43…本体第一カップリング 43a…凹形状 43a1…内面 43b…ギア部
44…第一カップリング 44a…凸形状 44a1…稜線
50…溶着部 50a…末端側
51…スリット 51a…短手方向幅 51b…スリット幅
52…係合爪 52a…傾斜部 52b…孔受け部 52c…突起部
53…抜け防止リブ 53a…傾斜部
60…押さえ部材 60a…リブ
61…側板 61a…軸 61b…リブ 61c…斜面 61d…逆止面61e…長穴
62…側板
g…隙間(トナーシールが通過する)
A,B,C,D,E,F,G,H,I,L,M,N…矢印
S…シート
S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7,S8,S9…ステップ

Claims (34)

  1. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能で電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤収納容器において、
    トナーを排出する開口部と、
    この開口部をシールするシール部材であって、後端部が現像剤収納容器に固定された状態で開口部の開封が終了するシール部材と、
    このシール部材を開封するための巻取り部材であって電子写真画像形成装置本体から駆動を伝達されてシール部材を巻取って開封後に電子写真画像形成装置本体からの駆動の伝達が切り離される巻取り部材と、
    前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向には巻取り部材を回転可能とすると共にシール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する逆回転防止手段と、
    を有することを特徴とする現像剤収納容器。
  2. 前記逆回転防止手段は前記巻取り部材と当接する可動の爪と、
    前記巻取り部材に設けられ前記爪と当接し、前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の現像剤収納容器。
  3. 前記逆回転防止手段は前記巻取り部材に設けられた可動の爪と、
    前記爪と当接し前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の現像剤収納容器。
  4. 前記爪と前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部とがラチェット機構を構成することを特徴とする請求項2または3に記載の現像剤収納容器。
  5. 前記逆回転防止手段は巻取り部材の回転時に動作を確認できる音を生ずることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収納容器。
  6. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    電子写真感光体ドラムと、
    前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を形成するための現像部材と、
    前記現像部材へ供給する現像剤を収納し現像剤を現像部材へ向かって排出する開口部を有する現像剤収納容器と、
    現像剤収納容器の開口部をシールするシール部材であって後端部が現像剤容器に固定された状態で開口部の開口が終了するシール部材と、
    このシール部材を開封するための巻取り部材であって電子写真画像形成装置本体から駆動を伝達されてシール部材を巻取って後に電子写真画像形成装置本体からの駆動の伝達が切り離される巻取り部材と、
    前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向には巻取り部材を回転可能とすると共にシール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する逆回転防止手段と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 前記逆回転防止手段は前記巻取り部材と当接する可動の爪と、
    前記巻取り部材に設けられ前記当接爪と当接し、前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載のプロセスカートリッジ。
  8. 前記逆回転防止手段は前記巻取り部材に設けられた可動の爪と、前記爪と当接し前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載のプロセスカートリッジ。
  9. 前記爪と前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部とがラチェット機構を構成することを特徴とする請求項7または8に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 前記逆回転防止手段は巻取り部材の回転時に動作を確認できる音を生ずることを特徴とする請求項6に記載のプロセスカートリッジ。
  11. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能で電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤収納容器において、
    トナーを排出する開口部と、
    この開口部をシールするシール部材であって、後端部が現像剤収納容器に固定された状態で開封が終了するシール部材と、
    このシール部材を開封するための巻取り部材と、
    電子写真画像形成装置本体から駆動を伝達されて巻取り部材に駆動を伝達しシール部材の開封後に電子写真画像形成装置本体からの駆動の伝達が切り離される伝達部材と、
    前記伝達部材と現像剤収納容器間に設けられて前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向には巻取り部材を回転可能とすると共にシール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する逆回転防止手段と、
    を有することを特徴とする現像剤収納容器。
  12. 前記逆回転防止手段は前記伝達部材と当接する可動の爪と、
    前記伝達部材に設けられ前記爪と当接し、前記巻取り部材が前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、
    を有することを特徴とする請求項11に記載の現像剤収納容器。
  13. 前記逆回転防止手段は前記伝達部材に設けられた可動の爪と、
    前記爪と当接し前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、
    を有することを特徴とする請求項11に記載の現像剤収納容器。
  14. 前記爪と前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部とがラチェット機構を構成することを特徴とする請求項12または13に記載の現像剤収納容器。
  15. 前記逆回転防止手段は巻取り部材の回転時に動作を確認できる音を生ずることを特徴とする請求項11に記載の現像剤収納容器。
  16. 前記爪と当接部は伝達部材の側面と伝達部材の側面に対向する部材とに配設されることを特徴とする請求項12または13に記載の現像剤収納容器。
  17. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    電子写真感光体ドラムと、
    前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像部材と、
    現像部材へ供給する現像剤を収納し現像剤を現像部材へ向かって排出する開口部を有する現像剤収納容器と、
    現像剤収納容器の開口部をシールするシール部材であって、後端部が現像剤容器に固定された状態で開封が終了するシール部材と、
    このシール部材を開封するための巻取り部材と、
    電子写真画像形成装置本体から駆動を伝達されて巻取り部材に駆動を伝達しシール部材の開封後に電子写真画像形成装置本体からの駆動の伝達が切り離される伝達部材と、
    前記伝達部材と伝達部材に対向する部材間に設けられて前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向には巻取り部材を回転可能とすると共にシール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する逆回転防止手段と、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  18. 前記逆回転防止手段は前記伝達部材と当接する可動の爪と、
    前記伝達部材に設けられ前記爪と当接し、前記巻取り部材が前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、
    を有することを特徴とする請求項17に記載のプロセスカートリッジ。
  19. 前記逆回転防止手段は前記伝達部材に設けられた可動の爪と、
    前記爪と当接し前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、
    を有することを特徴とする請求項17に記載のプロセスカートリッジ。
  20. 前記爪と前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部とがラチェット機構を構成することを特徴とする請求項18または19に記載のプロセスカートリッジ。
  21. 前記逆回転防止手段は巻取り部材の回転時に動作を確認できる音を生ずることを特徴とする請求項17に記載のプロセスカートリッジ。
  22. 前記爪と当接部は伝達部材の側面と伝達部材の側面に対向する部材とに配設されていることを特徴とする請求項18または19に記載のプロセスカートリッジ。
  23. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジにおいて、
    電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を形成するための現像部材と、
    前記現像部材へ供給する現像剤を収納し現像剤を現像部材へ向かって排出する開口部を有する現像剤収納容器と、
    現像剤収納容器の開口部をシールするシール部材であって後端部が現像剤容器に固定された状態で開口部の開口が終了するシール部材と、
    このシール部材を開封するための巻取り部材であって電子写真画像形成装置本体から駆動を伝達されてシール部材を巻取って後に電子写真画像形成装置本体からの駆動の伝達が切り離される巻取り部材と、
    前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向には巻取り部材を回転可能とすると共にシール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する逆回転防止手段と、
    を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  24. 前記逆回転防止手段は前記巻取り部材と当接する可動の爪と、
    前記巻取り部材に設けられ前記爪と当接し、前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、
    を有することを特徴とする請求項23に記載の現像カートリッジ。
  25. 前記逆回転防止手段は前記巻取り部材に設けられた可動の爪と、前記爪と当接し前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、
    を有することを特徴とする請求項23に記載の現像カートリッジ。
  26. 前記爪と前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部とがラチェット機構を構成することを特徴とする請求項24または25に記載の現像カートリッジ。
  27. 前記逆回転防止手段は巻取り部材の回転時に動作を確認できる音を生ずることを特徴とする請求項23に記載の現像カートリッジ。
  28. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な現像カートリッジにおいて、
    電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像部材と、
    現像部材へ供給する現像剤を収納し現像剤を現像部材へ向かって排出する開口部を有する現像剤収納容器と、
    現像剤収納容器の開口部をシールするシール部材であって、後端部が現像剤容器に固定された状態で開封が終了するシール部材と、
    このシール部材を開封するための巻取り部材と、
    電子写真画像形成装置本体から駆動を伝達されて巻取り部材に駆動を伝達しシール部材の開封後に電子写真画像形成装置本体からの駆動の伝達が切り離される伝達部材と、
    前記伝達部材と伝達部材に対向する部材間に設けられて前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向には巻取り部材を回転可能とすると共にシール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する逆回転防止手段と、
    を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  29. 前記伝達部材と当接する可動の爪と、
    前記伝達部材に設けられ前記爪と当接し、前記巻取り部材が前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、
    を有することを特徴とする請求項28に記載の現像カートリッジ。
  30. 前記逆回転防止手段は前記伝達部材に設けられた可動の爪と、
    前記爪と当接し前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部と、
    を有することを特徴とする請求項28に記載の現像カートリッジ。
  31. 前記爪と前記巻取り部材の前記シール部材を巻取る方向と逆向きの回転を規制する当接部とがラチェット機構を構成することを特徴とする請求項29または30に記載の現像カートリッジ。
  32. 前記逆回転防止手段は巻取り部材の回転時に動作を確認できる音を生ずることを特徴とする請求項28に記載の現像カートリッジ。
  33. 前記爪と当接部は伝達部材の側面と伝達部材の側面に対向する部材とに配設されていることを特徴とする請求項29又は30に記載の現像カートリッジ。
  34. 記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    請求項1から5、11から16の何れか1つの現像剤容器、または請求項6から10、17から22の何れか1つのプロセスカートリッジ、もしくは請求項23から33の何れか1つの現像カートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、
    巻取り部材又は巻取り部材に駆動を伝達する伝達部材に係脱可能な駆動部材と、
    記録媒体を搬送するための搬送手段と、
    を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
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