JP2004115255A - シート検知装置及び該装置を備えたシート搬送装置、シート処理装置 - Google Patents

シート検知装置及び該装置を備えたシート搬送装置、シート処理装置 Download PDF

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Takeshi Yoshida
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Abstract

【課題】組み立てやすくする。
【解決手段】シート検知装置60は、回転軸51に設けられてシートを検知する検知レバー53を有するセンサアクチュエータ50と、検知レバーの両側で上方から回転軸を受け入れて挿脱可能に支持する1対の受け部と、回転軸の直径より狭い間隔で対向して受け部から回転軸が抜け出るのを防止する1対の突部62を有するパッチン部10とを備え、パッチン部は、回転軸を受け部に挿脱するとき1対の突部の接近離間を許容する弾性を有している。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、シート搬送路を移動するシートを検知するシート検知装置と、このシート検知装置を備えてシートの検知装置のシート検知信号に基づいてシートを搬送するシート搬送装置と、シート検知装置を備えてシートの検知装置のシート検知信号に基づいてシートを処理するシート処理装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シートを処理するシート処理装置は、シートを搬送するシート搬送装置を有している。そして、シート処理装置、シート搬送装置等は、シートを検知するシート検知装置を備えていることが多い。
【0003】
シート処理装置には、シートに形成してある画像を読み取る画像読取装置、シートに画像を形成する画像形成装置、あるいはシートに形成してある画像を読み取ってその画像を複写する画像読取装置と画像形成装置との複合機等がある。
【0004】
画像読取装置には、例えば、ファクシミリ、スキャナ及びこれらの複合機等がある。画像形成装置には、例えば、ファクシミリ、複写機、プリンタ等がある。ファクシミリは、シート(例えば、原稿)の画像を読み取ってその画像を送信し、かつ他のファクシミリから送信されてきた画像をシートに形成するようになっている。このため、ファクシミリは、いわゆる、画像読取装置と画像形成装置との複合機である。また、シートに形成してある画像を読み取ってその画像を複写する複写機も複合機である。
【0005】
第1の従来例のシート検知装置として、図示していないが、発光素子と受光素子とを有するセンサを備えて、発光素子の光を受光素子が一定時間内に受光すればシート有りと判断し、一定時間内に受光しなければシート無しと判断するようになっているものがある。
【0006】
第2の従来例のシート検知装置として、図9に示すようなシート検知装置がある(例えば、特許文献1参照)。図9はシート検知装置の分解図である。このシート検知装置201は、センサブラケット202に形成した支持孔203にセンサアクチュエータ204の軸205を支持させて、通過するシートによってセンサアクチュエータ204が矢印A方向に回転することによって、シートを検知するようになっている。
【0007】
【特許文献1】
USP5493417号公報(図9)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、第1の従来例のシート検知装置は、発光素子と受光素子を有するセンサが一般に高価であるため、コスト高になっていた。
【0009】
また、第2の従来例のシート検知装置201は、センサアクチュエータ204をセンサブラッケット202に組み込む場合、軸205に形成した二方取りの平行面206を、センサブラッケット202の支持孔203の開口部207から挿入して、軸205を支持孔203に支持させて、組み立てていた。このため、第2の従来例のシート検知装置201は、組み立て性が悪かった。
【0010】
本発明は、組み立てやすくしたシート検知装置を提供することを目的としている。
【0011】
本発明は、シート検知装置を備えてシートを送るシート搬送装置を提供することを目的としている。
【0012】
本発明は、シート検知装置を備えてシートの処理をするシート処理装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のシート検知装置は、回転軸に設けられてシートを検知する検知レバーを有する検知部材と、前記検知レバーの両側で上方から前記回転軸を受け入れて挿脱可能に支持する1対の受け部材と、前記回転軸の直径より狭い間隔で対向して前記受け部材から前記回転軸が抜け出るのを防止する1対の突部を有する抜け止め部材とを備え、前記抜け止め部材は、前記回転軸を前記受け部材に挿脱するとき前記1対の突部の接近離間を許容する弾性を有している。
【0014】
本発明のシート検知装置における、前記抜け止め部材は、前記受け部材に支持された前記回転軸の径方向の両側に位置して前記径方向に少なくとも一方が弾性変形可能な1対の弾性片を有し、前記弾性片に前記突部を突設してある。
【0015】
本発明のシート検知装置における、前記抜け止め部材は、前記検知レバーの両側に1対配設されている。
【0016】
本発明のシート検知装置における、前記回転軸の両端部に対向して前記回転軸のスラスト方向への移動を阻止する1対の移動阻止部材を備えている。
【0017】
本発明のシート検知装置における、前記回転軸は端部に該回転軸より小径の突起を有し、前記移動阻止部材は前記突起を受け入れる受け入れ部を有している。
【0018】
本発明のシート検知装置における、前記突起の先端は、半球形状に形成されている。
【0019】
本発明のシート検知装置における、前記1対の移動阻止部材は、互いに対向する対向面に、先端に行くにしたがって互いに離間する傾斜面を各々有している。
【0020】
本発明のシート検知装置における、前記受け部材、前記抜け止め部材と前記移動阻止部材を一体で形成している装置フレームはシートを案内するシート搬送路の案内壁を構成し、前記検知レバーは前記案内壁を貫通して前記シート搬送路内に突出している。
【0021】
上記目的を達成するため、本発明のシート搬送装置は、上記いずれか1つのシート検知装置と、前記シート検知装置のシート検知情報に基づいてシートを搬送するシート搬送手段と、を備えている。
【0022】
上記目的を達成するため、本発明のシート処理装置は、上記いずれか1つのシート検知装置と、前記シート検知装置のシート検知情報に基づいてシートを処理するシート処理手段と、を備えている。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態のシート検知装置と、このシート検知装置を備えてシートを送るシート搬送装置と、シート処理装置を装置本体に備えてシートの処理をするシート処理装置である例えばファクシミリとを図1、図2に基づいて説明する。
【0024】
なお、シート処理装置には、シートに形成してある画像を読み取る画像読取装置、シートに画像を形成する画像形成装置、あるいはシートに形成してある画像を読み取ってその画像を複写する画像読取装置と画像形成装置との複合機等がある。
【0025】
画像読取装置には、例えば、ファクシミリ、スキャナ及びこれらの複合機等がある。画像形成装置には、例えば、ファクシミリ、複写機、プリンタ等がある。ファクシミリは、シート(例えば、原稿)の画像を読み取ってその画像を送信し、かつ他のファクシミリから送信されてきた画像をシートに形成するようになっている。このため、ファクシミリは、いわゆる、画像読取装置と画像形成装置との複合機である。また、シートに形成してある画像を読み取ってその画像を複写する複写機も複合機である。
【0026】
本発明のシート処理装置は、ファクシミリを例にして説明する。このため、本発明の実施形態のシート検知装置は、ファクシミリのシート搬送装置に組み込まれているものとする。
【0027】
なお、本発明の実施形態のシート検知装置は、ファクシミリのみに組み込まれるものではなく、複写機、スキャナ、プリンタ、およびこれらの複合機等にも組み込まれるようになっている。
【0028】
図1は、本発明の実施形態のシート検知装置を備えたシート処理装置である例えばファクシミリのシート搬送方向に沿った断面図である。図2は、図1のファクシミリにおける画像読取部のシート搬送方向に沿った断面図である。
【0029】
ファクシミリ100は、ファクシミリの装置本体101の上部に、画像読取部102を備えている。
【0030】
装置本体101は、シートに画像を形成する画像形成部103と、画像形成部103の下部に位置して画像形成部103へ被記録紙であるシートを供給するカセット給紙部104とを備えている。
【0031】
したがって、図1に示すファクシミリは、シートに形成してある画像を画像読取部102で読み取って、その画像情報を他のファクシミリに送受信部126で送信するようになっている。また、ファクシミリは、他のファクシミリから送られてきた、画像情報を送受信部126で受信して、画像形成部103でシートに画像を形成するようになっている。さらに、ファクシミリ100は、画像読取部102で画像を読み取った画像情報に基づいて、画像形成部103でシートに画像を複写するようになっている。この場合、ファクシミリ100は、複写機として機能することになる。
【0032】
なお、以下、画像が形成されるシートを被記録紙と言い、符号をPとする。また、画像が形成されたシートを原稿と言い、符号をDとする。
【0033】
(ファクシミリ装置本体)
図1において、カセット給紙部104のピックアップローラ128は、カセット127内の被記録紙Pに下降し接触して、被記録紙をカセット127から送り出し、分離ローラ129と逆転ローラ130とのニップに送り込む。ニップに被記録紙を送り込んだピックアップローラ128は、次の被記録紙を送り出すため、上昇して待機する。分離ローラ129と逆転ローラ130は、ピックアップローラ128から受け取った被記録紙を搬送ローラ対131に搬送する。このとき、カセット127から被記録紙が重なって送り出されるようなことがあると、逆転ローラ130が逆転して、重なった被記録紙の下側の被記録紙をカセット127に逆送して、分離ローラ129が被記録紙を1枚だけ搬送する。
【0034】
画像形成部103の搬送ローラ対131は、被記録紙Pをレジストローラ対132に送る。レジストローラ対132は、被記録紙が斜行している場合、真っ直ぐに矯正して感光体ドラム133と転写ローラ134との間に送り込む。
【0035】
一方、感光体ドラム133は、帯電ローラ135によって帯電されて、送受信部126で受信された画像情報に基づいてレーザ変調部136によって露光され、潜像が形成される。現像器137は、潜像をトナー現像して、トナー画像にする。
【0036】
転写ローラ134は、感光体ドラム133上のトナー画像を被記録紙に転写して、その被記録紙を定着器138に送り込む。定着器138は、被記録紙を加熱加圧して被記録紙にトナー画像を定着する。搬送ローラ対139と、排出ローラ対140は、被記録紙を搬送して、排出トレイ141に排出して積載する。
【0037】
(画像読取部)
画像読取部の構成を説明する。
【0038】
図2において、画像読取部102の原稿台111には、原稿Dがセットされるようになっている。後述するシート検知装置60の検知レバー53は、原稿台111にセットされた原稿Dを検知するようになっている。ピックアップローラ113は、原稿台111にセットされた原稿に対して不図示のアクチェータによって接離するようになっている。また、ピックアップローラ113は、原稿に接触し、かつ回転することによって原稿を原稿台111から画像読取部102内に送り込むようになっている。分離ローラ114と逆転ローラ115は、送り込まれた原稿を協働して1枚ずつに分離して搬送するようになっている。原稿フィードセンサ116は、分離された原稿の先端および後端を検知するようになっている。
【0039】
シート搬送手段である例えば分離ローラ114、逆転ローラ115は、シート搬送装置150を構成している。なお、後述する上流搬送ローラ117、下流搬送ローラ119もシート搬送手段でありシート搬送装置である。
【0040】
上流搬送ローラ117は、分離された原稿をU字状の搬送路であるUターンパス118へ搬送するようになっている。下流搬送ローラ119は、Uターン後の原稿をCISで構成したシート処理手段である例えば原稿読取部121へ搬送するようになっている。原稿エッジセンサ120は、原稿読取部121の原稿の読取開始、終了のタイミングを計るため、原稿の先端および後端を検知するようになっている。排紙ローラ124は、読み取りの終了した原稿を排紙トレイ125に排出するようになっている。
【0041】
画像読取部の動作を説明する。
【0042】
ユーザが原稿台111に原稿をセットして読取開始を指示すると、不図示の駆動モータにより、ピックアップローラ113、分離ローラ114、逆転ローラ115、上流搬送ローラ117、下流搬送ローラ119、及び排紙ローラ124が回転する。
【0043】
ピックアップローラ113は、原稿に当接して原稿を画像読取部102の内部へ送り込む。分離ローラ114と逆転ローラ115は、原稿を受け取って搬送する。このとき、原稿が重なっていると、逆転ローラ115が逆転して、重なっている下側のシートを原稿台111に逆送して、分離ローラ114が正転して、重なっている上側のシートを1枚だけ上流搬送ローラ117へ搬送する。このとき、分離ローラ114の原稿搬送速度は、分離ローラ114と逆転ローラ115とが原稿を分離するとき、原稿に傷を付けないようにするため、及び、逆転ローラ115により原稿が搬送抵抗を受けるため、画像読取部全体の設定した原稿搬送速度よりも遅く設定してある。
【0044】
原稿フィードセンサ116が原稿の先端を検知すると、ピックアップローラ113による原稿搬送が解除される。分離ローラ114と逆転ローラ115とによって分離された原稿は、設定した原稿搬送速度よりも速い周速で回転する上流搬送ローラ117によってUターンパス118へ搬送される。上流搬送ローラ117の周速は、あらかじめ分離ローラ114と逆転ローラ115とでの遅れを相殺する速度に設定してある。このため、上流搬送ローラ117は、分離ローラ114と逆転ローラ115とでの遅れを取り戻して、略設定した原稿搬送速度で原稿を下流搬送ローラ119へ搬送する。
【0045】
下流搬送ローラ119は、略設定した原稿搬送速度の周速で回転して、原稿を原稿読取部121へ搬送する。原稿エッジセンサ120が原稿の先端を検知すると、原稿エッジセンサ120から所定量搬送したところで原稿読取部121が原稿の読み取りを開始する。このときも原稿は、略設定した原稿搬送速度で搬送されている。
【0046】
排紙ローラ124の周速は、設定した原稿搬送速度よりも僅かに速く設定してある。また、排紙ローラ124の搬送力は、下流搬送ローラ119よりも弱く設定してある。排紙ローラ124での原稿搬送が開始されると、下流搬送ローラ119と排紙ローラ124との僅かな周速差で原稿にテンションがかかり、原稿読取部121での読取にもっとも適した位置を原稿が搬送される。また、下流搬送ローラ119と排紙ローラ124での周速差が僅かであり、かつ、排紙ローラ124の搬送力は下流搬送ローラ119よりも弱く設定してあるので、原稿は略設定した原稿搬送速度で搬送される。原稿エッジセンサ120が原稿の後端を検知すると、原稿エッジセンサ120から所定量搬送したところで原稿読取部121は原稿の読み取りを終了する。
【0047】
その後、原稿台111に原稿が複数枚セットされたときのピックアップローラ113によるピックアップ動作は、原稿台111に原稿が複数枚セットされてシート検知装置60の検知レバー53が原稿を検知し、かつ原稿フィードセンサ116が原稿を検知していないときにおいて、ピックアップローラ113が原稿から離れた待機位置から不図示のアクチュエータによって、原稿に当接して回転することによって、行われる。このピックアップ動作は、原稿フィードセンサ116が原稿の後端を検知すると、繰り返される。
【0048】
以上の一連の読み取り動作は、シート検知装置60の検知レバー53が原稿を検知しなくなると終了する。
【0049】
(シート検知装置)
本発明の実施形態のシート検知装置を図3乃至図8に基づいて説明する。
【0050】
シート検知装置60は、回転軸51に設けられてシートである例えば原稿を検知する検知レバー53を有する検知部材である例えばセンサアクチュエータ50と、検知レバー53の両側で上方から回転軸51を受け入れて挿脱可能に支持する1対の受け部材である例えば受け部20と、回転軸51の直径より狭い間隔で対向して受け部20から回転軸51が抜け出るのを防止する1対の突部62を有する抜け止め部材である例えばパッチン部10と、回転軸51の両端部に対向して回転軸51のスラスト方向への移動を阻止する1対の移動阻止部材である例えば抜け止めリブ30等を備えている。なお、抜け止めリブ30は必ずしも必要としない。その理由は、回転軸51がスラスト方向に移動したとき、受け部20の配置によっては、受け部20によって検知レバー53を受け止めて回転軸51の移動を阻止することができるからである。また、回転軸51のスラスト方向への移動は、検知レバーが貫通しているフレーム1の抜き孔3によって規制するようにしてもよい。
【0051】
パッチン部10は1対配設してあるが、片側だけであってもよい。しかし、パッチン部10は1対あった方が、受け部20から回転軸51が抜けるのを確実に阻止することができる。
【0052】
図3、図7に示す、センサアクチュエータ50は、回転軸51、検知レバー53、センサ遮蔽部54、突き当て部4、ボス52等で形成されている。検知レバー53、センサ遮蔽部54、及び突き当て部4は、回転軸51の中間部分に設けてある。突起である例えばボス52は、回転軸51の両端部に回転軸51より小径にして突設してある。ボス52の先端は半球形状に形成してある。センサ遮断部54は、検知レバー53の状態(位置)により原稿の有無をセンサ5が検知できるように回転軸51に設けてあり、回転軸51を中心に回動するようになっている。
【0053】
センサアクチュエータ50は、検知レバー53に原稿が当接したとき、回転軸51を中心に回転するようになっている。すなわち、回転軸51、検知レバー53、センサ遮蔽部54、突き当て部4、及びボス52が一体に回動するようになっている。図3に示すように、フレーム1には、突き当て部4を受け止めてセンサアクチュエータ50の待機位置(角度)を決める被突き当て部55を突設してある。
【0054】
フレーム1には、支持部2と抜け止めリブ30を一体で形成してある。支持部2は、撓み可能(弾性変形可能)なパッチン部10と受け部20とで構成されている。装置フレームである例えばフレーム1に形成した抜き孔3は、検知レバー53が貫通する孔である。フレーム1は、図2に示す画像読取部102のシート案内路である例えば原稿案内路61の案内壁1aの一部を形成している。
【0055】
支持部2は抜き孔3の両側に設けてある。センサアクチュエータ50のスラスト方向の位置を決める抜け止めリブ30は抜き孔3に対して支持部2の外側に設けてある。
【0056】
図6に示す受け部20には、回転軸51の直径寸法と略同じ寸法の幅にガイド溝22を形成してある。ガイド溝22の入り口には、センサアクチュエータ50の回転軸51を組み込みやすくするため、回転軸51の案内面となる面取り部21を形成してある。ガイド溝22の底には、回転軸51の径と略同径の半円形状の下ガイド23を形成してある。下ガイド23は、回転軸51を受け止める部分である。
【0057】
パッチン部10は、突部62を突設されて回転軸51の径方向(矢印方向)に弾性変形可能な弾性片63を1対有している。なお、1対の弾性片63は、少なくとも一方が弾性変形するようになっていればよい。1対の弾性片63の先端には、センサアクチュエータ50の回転軸51を組み込みやすくするため、回転軸51の案内面となる面取り部11を形成してある。
【0058】
1対の突部62は、前述したように、回転軸51の直径より狭い間隔で対向して受け部20から回転軸51が抜け出るのを防止するようになっている。1対の突部62の下面62a,62aと受け部20の下ガイド23は、回転軸51と同径の嵌合円を形成して、センサアクチュエータ50の回転軸51の位置を決めている。
【0059】
1対の抜け止めリブ30は、図4に示すように、互いに対向する対向面に、先端に行くにしたがって互いに離間する傾斜面である面取り部31を各々有している。1対の抜け止めリブ30は、少なくとも一方が弾性変形するようになっていればよい。面取り部31は、センサアクチュエータ50の回転軸51およびボス52を組み込みやすくするため形成してある。抜け止めリブ30には、ボス52の径より大きく回転軸51の径より小さい受け入れ部である例えば抜き部32(図6参照)を形成してある。抜き部32は、支持部2にセンサアクチュエータ50を組み込んだ後、センサアクチュエータ50に負荷がかかった状態でもボス52が引っ掛かるため、回転軸51が支持部2から外れるのを防止して正規の位置に保持する役目をしている。
【0060】
センサアクチュエータ50を支持部2に組み込む動作を説明する。
【0061】
センサアクチュエータ50を支持部2に上方から押し込む。このとき、センサアクチュエータ50の回転軸51は、受け部20の面取り部21、パッチン部10の面取り部11に案内されて受け部20の下ガイド23に挿入されるとともに、パッチン部10の突部62を一旦押しのけて、1対の弾性片63の間に挿入される。また、回転軸51の両端は、1対の抜け止めリブ30の面取り部31に案内されて、1対の抜け止めリブ30が互いに離間する方向に弾性変形した後、ボス52が抜き部32に進入する。
【0062】
この結果、回転軸51は、受け部20の下ガイド23に支持される。また、回転軸51は、突部62と、抜き部32によって上方への移動が阻止される。さらに、回転軸51は、1対の抜け止めリブ30,30によって、スラスト方向への移動を阻止される。これによって、回転軸51が位置ずれすることなく回転して、センサアクチュエータ50の検知動作の精度を高めることができる。
【0063】
なお、センサアクチェータ50は、回転したとき、センサ遮断部54がセンサ5をON/OFF動作させるようになっている。
【0064】
図3に基づいて、シート検知装置60のシート検知動作を説明する。
【0065】
フレーム1は、前述したように、図2に示す原稿案内路61の上ガイドである案内壁1aの一部を構成している。原稿Dは、矢印方向に搬送される。案内壁1aと、案内壁1aに対向するシート搬送下ガイド7とによって、原稿案内路61を形成されている。
【0066】
図3(a)に示すように、センサ5の発光・受光部6がセンサ遮断部54により遮断されて、センサ5がOFF状態になると、シート検知装置60は原稿無しを検知している状態になる。
【0067】
図3(b)に示すように、図1、図2に示すピックアップローラ113により原稿Dが搬送されて、検知レバー53が回動され、同時にセンサ遮断部54も回動し、発光・受光部6がオープンになって、センサ5がON状態になると、シート検知装置60は原稿有りを検知している状態になる。
【0068】
なお、本実施形態のシート検知装置は、センサ5がOFF状態になると原稿無し、センサ5がON状態になると原稿有りを検知するようにセンサアクチュエータ50を構成したが、センサ5がOFF状態になると原稿有りを検知し、センサ5がON状態になると原稿無しを検知するようにセンサアクチュエータ50を構成してもよい。
【0069】
本実施形態のシート検知装置60は、画像読取部102の原稿が挿入される入口に設けてあるが、図2に示す原稿フィードセンサ116、原稿エッジセンサ120の変わりに設けてもよい。また、シート検知装置60は、画像読取部102のみならず、画像形成部103やカセット給紙部104に設けてもよい。
【0070】
以上説明したように、本実施形態のシート検知装置60は、原稿が当接して回動する検知レバー53を有するセンサアクチュエータ50と、センサアクチュエータ50を回動自在に支持する支持部2と、抜け止めリブ30とをフレーム1に一体に備え、支持部2を検知レバー53の両側に配置した構成になっている。そして、支持部2は、撓み可能なパッチン部10と受け部20とで構成されて、センサアクチュエータ50の回転軸51を嵌合保持するようになっている。
【0071】
このような構成によって、本実施形態のシート検知装置60は、センサアクチュエータ50の回転軸51を支持部2にパッチン嵌合するだけで組み立てることができるので、組み立てやすくなって、組み立て性を向上させることができる。
【0072】
また、本実施形態のシート検知装置60は、パッチン部10の突部62を弾性片63に突設してあるので、センサアクチュエータ50をパッチン部10に組み込みやすく、かつ通常の使用状態では回転軸51が外れるようなことがないが、センサアクチュエータ50を交換するときには、容易に回転軸51を外すことができる。
【0073】
また、本実施形態のシート検知装置60は、センサアクチュエータ50の回転軸51の両端部にボス52を突設して、支持部2の外側(アクチュエータの外側)に抜け止めリブ30をフレーム1と一体にして設け、抜け止めリブ30のボス52を組み付ける部分にボス52の径より大きく回転軸51より小さい凹部または孔からなる抜き部32を設けたことによって、センサアクチュエータ50に負荷がかかった状態でも支持部2から外れることなく正規の検知性能を発揮することができる。
【0074】
また、ボス52の先端を半球形状にしてあるので、センサアクチュエータ50を抜け止めリブ30に組み込みやすくなっている。さらに、抜け止めリブ30に面取り部31を形成してあるので、センサアクチュエータ50を抜け止めリブ30により一層組み込みやすくなっている。
【0075】
また、シート検知装置60は、支持部2や抜け止めリブ30を設けてあるフレーム1を原稿案内路61と兼用してあるので、無駄な部品を作ることなくシート検知装置60と画像読取部102との構成を簡単にして、シート検知装置60と画像読取部102とのコストを下げることができる。
【0076】
【発明の効果】
本発明のシート検知装置は、検知部材を1対の受け部材と弾性を有する抜け止め部材とに装着して組み込むようになっているので、組み立てやすくなって、組み立て性を向上させることができる。
【0077】
本発明のシート検知装置は、抜け止め部材の突部を弾性変形可能な弾性片に突設してあるため、検知部材を抜け止め部材に組み込みやすく、かつ使用状態では検知部材の回転軸が外れるようなことがないが、検知部材を交換するときには、容易に回転軸を外すことができて、検知部材の着脱性を向上させることができる。
【0078】
本発明のシート検知装置は、回転軸の両端に移動阻止部材を対向させており、検知部材が回転軸のスラスト方向へ移動するのを阻止して、シートを確実に検知することができる。
【0079】
本発明のシート検知装置は、回転軸の端部に回転軸より小径の突起を有し、移動阻止片に突起を受け入れる受け入れ部を有しているため、検知部材に負荷がかかった状態でも受け部材や抜け止め部材から外れることなく正規の検知性能を発揮することができる。
【0080】
本発明のシート検知装置は、突部の先端を半球形状にしているため、移動阻止部材に対する検知部材の組み立て性を向上させることができる。
【0081】
本発明のシート検知装置は、移動阻止部材に傾斜面を設けているため、移動阻止部材に対する検知部材の組み立て性を向上させることができる。
【0082】
本発明のシート検知装置は、装置フレームを、シートを案内するシート搬送路の案内壁と兼用しており、シート検知装置の構成を簡単にしてコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート検知装置を備えたシート処理装置である例えばファクシミリのシート搬送方向に沿った断面図である。
【図2】図1のファクシミリにおける画像読取部のシート搬送方向に沿った断面図である。
【図3】本発明の実施形態におけるシート検知装置の正面図であり、軸を支持する部分を省略した図である。
(a) シート検知装置がシートを検知していない状態の図である。
(b) シート検知装置がシートを検知している状態の図である。
【図4】図3のシート検知装置をシート搬送方向から見た図である。
【図5】センサを省略したシート検知装置の平面図である。
【図6】シート検知装置の各部の正面図である。
(a) 受け部の正面図である。
(b) パッチン部の正面図である。
(c) 抜け止めリブの正面図である。
【図7】センサアクチュエータの図である。
(a) センサアクチュエータの平面図である。
(b) センサアクチュエータの正面図である。
【図8】フレームの平面図であり、センサアクチュエータを支持する部分であるパッチン部、受け部、抜け止めリブの平面図である。
【図9】従来のシート検知装置の斜視図である。
【符号の説明】
P   被記録紙(シート)
D   原稿(シート)
1   フレーム(装置フレーム)
2   支持部
3   抜き孔
5   センサ
7   シート搬送下ガイド
10   パッチン部(抜け止め部材)
11   面取り部
20   受け部(受け部材)
21   面取り部
22   ガイド溝
23   下ガイド
30   抜け止めリブ(移動阻止部材)
31   面取り部(傾斜面)
32   抜き部(受け入れ部)
50   センサアクチュエータ(検知部材)
51   回転軸
52   ボス(突起)
53   検知レバー
60   シート検知装置
61   原稿案内路(シート案内路)
61a  案内壁
62   突部
62a  突部の下面
63   弾性片
100   ファクシミリ(シート処理装置)
114   分離ローラ(シート搬送手段)
115   逆転ローラ(シート搬送手段)
121   原稿読取部(シート処理手段)
150   シート搬送装置

Claims (10)

  1. 回転軸に設けられてシートを検知する検知レバーを有する検知部材と、
    前記検知レバーの両側で上方から前記回転軸を受け入れて挿脱可能に支持する1対の受け部材と、
    前記回転軸の直径より狭い間隔で対向して前記受け部材から前記回転軸が抜け出るのを防止する1対の突部を有する抜け止め部材とを備え、
    前記抜け止め部材は、前記回転軸を前記受け部材に挿脱するとき前記1対の突部の接近離間を許容する弾性を有していることを特徴とするシート検知装置。
  2. 前記抜け止め部材は、前記受け部材に支持された前記回転軸の径方向の両側に位置して前記径方向に少なくとも一方が弾性変形可能な1対の弾性片を有し、前記弾性片に前記突部を突設してあることを特徴とする請求項1に記載のシート検知装置。
  3. 前記抜け止め部材は、前記検知レバーの両側に1対配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート検知装置。
  4. 前記回転軸の両端部に対向して前記回転軸のスラスト方向への移動を阻止する1対の移動阻止部材を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート検知装置。
  5. 前記回転軸は端部に該回転軸より小径の突起を有し、前記移動阻止部材は前記突起を受け入れる受け入れ部を有していることを特徴とする請求項4に記載のシート検知装置。
  6. 前記突起の先端は、半球形状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のシート検知装置。
  7. 前記1対の移動阻止部材は、互いに対向する対向面に、先端に行くにしたがって互いに離間する傾斜面を各々有していることを特徴とする請求項5に記載のシート検知装置。
  8. 前記受け部材、前記抜け止め部材と前記移動阻止部材を一体で形成している装置フレームはシートを案内するシート搬送路の案内壁を構成し、前記検知レバーは前記案内壁を貫通して前記シート搬送路内に突出していることを特徴とする請求項1に記載のシート検知装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート検知装置と、
    前記シート検知装置のシート検知情報に基づいてシートを搬送するシート搬送手段と、
    を備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  10. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート検知装置と、
    前記シート検知装置のシート検知情報に基づいてシートを処理するシート処理手段と、
    を備えたことを特徴とするシート処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018097057A (ja) * 2016-12-09 2018-06-21 キヤノン株式会社 定着装置

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